人と色の不思議な関係

NEWS LETTER
2011 Summer
Vol. 8
No. 3
寄稿
人と色の不思議な関係
医療法人 春田クリニック 院長
春田博之
寄稿 人と色の不思議な関係
医療法人 春田クリニック 院長 春田博之
3
書籍紹介 色に聞けば、自分がわかる
4
UC Davis 小砂基金招聘講演
講師 南カリフォルニア大学薬理学部
教授 Roger
カリフォルニア大学デービス校栄養学部 教授 Robert
Clemens
M. Hackman
5
第9回日本機能性食品医用学会総会 開催案内
5
第19回統合医療機能性食品国際会議(ICNIM)開催案内
6
幹事会開催報告
6
学会・展示会参加報告
7
■ 2011年 第2回生物統合医療国際学会および統合医療セミナー
■ 第7回 Asia Pacific Conference on Clinical Nutrition
最近の論文・学会発表から
8
編集後記
8
第18回 統合医療機能性食品国際会議(2010年
表
月)
紙
の
写
真
解
説
AHCCに関する初の医学書
『AHCC
(
の )
基 礎 と 臨 床 』
担子菌培養
抽出物
B5版 本文271頁 上製本
定価:3,990円
(税込)
発行元
■監修:細川眞澄男
北海道大学名誉教授
北海道医療大学教授
■編集:山﨑 正利
帝京大学薬学部教授
上山 泰男
関西医科大学外科教授
※ご所属・お役職は初版発行時のものです。
株式会社ライフ・サイエンス
(医学専門出版社)
〒150‒0001 東京都渋谷区神宮前5‒53‒67 コスモス青山
TEL 03
(3407)8963
(代)
FAX 03
(3407)8938
2011 Summer
Vol.8 No.3
人と色の不思議な関係
春田博之
医療法人 春田クリニック 院長
数年前、クリニックであるおじい
は緑、のどの違和感のある人は瑠璃
す。私はそれを再確認したにすぎな
さんが「私は赤色をみると、心が静
色、大腸炎や下血あるいは膀胱炎、
いのかもしません。それから、私は
まるんです。
」
と言われました。それ
アトピーで強い皮膚の炎症を起こし
色の探究をどんどん押し進めました。
は、青や緑の寒色系は心を静める色
ている人は赤を選択する傾向がある
それで、今では患者さんが選んだ色
という常識を抱いてきた私にとって
といった具合です。そして、これを
をもとに漢方の処方をするまでに
衝撃的な出来事でした。そのおじい
もとに人体図に色分けをして塗って
なっています。例えば、イライラの
さんは長年、ひどい痔の出血に悩ん
みました。そうすると、頭は紫、首
患者さんで黄緑を選ぶ人には抑肝散、
でおられ治療をうけてもうまくゆか
は瑠璃色、胸は水色、肝臓のあたり
赤を選ぶ人には柴胡加竜骨牡蠣湯が
ないとのことでした。ひょっとした
は緑、上腹部は黄緑、お臍のあたり
合う、疲労回復に緑系の人には十全
ら、この出血と落ち着く色と関係あ
は黄色、臍下部はオレンジ、下半身
大補湯、赤系の人には補中益気湯が
るのでは?と考えた私は後日、カ
は赤となりました。これを塗りなが
合うといった具合です。これをもし、
ラーサンプルを購入し、来院される
ら私はある一つの感動を覚えていま
赤系の色を選ぶ人でイライラしてい
患者さんたちに、好きな色、そのと
した。みなさんはインドのアーユル
る人に抑肝散を投与しても確かに鎮
きいいなと思う色を、片っ端から聞
ヴェーダ医学のチャクラをご存じで
静化はするのですが、本人はその状
いてまわりました。そして、80名ほ
しょうか。チャクラとはいわばツボ
態をとても嫌がります。柴胡加竜骨
どアンケートを取り終えたところで、
のようなもので人体の各箇所に存在
牡蠣湯のほうが落ちついてしっくり
それぞれの患者さんの症状や、血液
すると言われ、それには虹色の
くるとおっしゃるのです。色を使っ
データと患者さんが選んだ色になん
∼
色が配色されております。そし
て 処 方 を す る よ う に な っ て か ら、
らかの関連性がないかを検証してみ
て、それはなんと私がクリニックで
とっても診療が楽になりましたし、
ました。
統計をとった結果から人体を塗り分
患者さんにも漢方が合うと言っても
すると、ある一定の関係があるこ
けた図にそっくりだったのです。
らえることが本当に増えてきました。
とがわかってきたのです。例えば、
色
伝統医学にはその他にも陰陽五行
それは患者さんの本能が選択した色
イライラで胃の症状のある方は黄緑、
説で肝心脾肺腎はそれぞれ青赤黄白
をもとに処方するわけですから、当
風邪の初期
(漢方でいう太陽病期)
の
黒と五臓に五色が対応するといわれ
然の結果とも言えるかもしれません。
人は黄色、軟便や口内炎のある人は
ているように、人体と色の関係につ
また、色にはその色のトーンとい
オレンジ、肝炎や胸脇苦満のある人
いては古来より認識されていたので
うのがあります。同じ赤でも明るい
■春田博之(はるた・ひろゆき)
:医療法人 春田クリニック 院長
1960年生まれO型。1989年近畿大学医学部卒業。神戸市立中央市民病院にて内科研修。1992年近畿大学医学部神経内科大学院入学、大阪大学医学部神経生
理学教室へ出向、シナプス可塑性の研究で医学博士号取得。1996年馬場記念病院神経内科医長。2001年春田クリニック院長。日本アロマセラピー学会、
関西地方会幹事。
AHCC News Letter Vol.8 No.3
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人と色の不思議な関係
赤、シックな赤、暗い赤があります
が、その違いはトーンによるものな
高い
のです。私は患者さんに、この色の
トーンも選択してもらっています。
(PCCSのトーンの図を用いていま
す。
)
このトーンは心の状態を実によ
く反映しており、治療効果を心身両
利です。例えば、深刻な訴えを延々
明度
面から端的に評価するのにとても便
と続ける患者さんでも、その人がソ
フトや、ライトなトーンの色を選択
していれば、本人は実はその訴えて
いる内容について、それほど深刻に
は受け止めていないことが多いので
す。逆に結構大変な状況にあるのに
平然としている方でも色のトーンを
低い
0s
選んでもらうとグレイッシュやダー
2s
5s
低い
クグレイッシュを選択されたりして、
8s
9s
彩度
PCCSのトーン
やはり本当は大変な心境におられる
のだなということが手に取るように
高い
資料提供・日本色研事業
(株)
わかるようになります。いわばこの
ければ一目瞭然です。是非、みなさ
させていただいております(下欄参
トーンの図はこころの地図とも言え
まにもご活用いただければと思って
照)。子供さんから大人までご家族
るのです。症状は治ったけれども心
います。
で楽しめるように平易に著したつも
は治っていないといったケースがよ
以上、色と人の不思議な関係につ
りです。ご興味を持っていただける
くあります。しかし、これは他者か
いて述べました。実は一般の方に向
方には是非、この機会にご購読いた
らはわかりにくいものです。ところ
けて
『色に聞けば、自分がわかる』と
だければ幸いです。
が、このトーンの図を使っていただ
いう本を現代書林さんから自費出版
書籍紹介
色に聞けば、自分がわかる 医学博士
◇ はじめに
◇ プロローグ 好きな色を選ぶとき
◇第
章 好きな色でバッチリわかる相性のいい人・よくない人
◇第
章 好きな色でバッチリわかるあなたのベストパートナー
◇第
章 好きな色でバッチリわかる成果のあがる勉強法と、天職選び
◇第
章 好きな色でバッチリわかる健康の秘訣
◇第
章 色と自然律療法 色はココロとカラダが発する声の代弁者
◇ おわりに
A
定価 本体1,200円+税
118頁 2010年 月刊行
株式会社 現代書林 刊
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AHCC News Letter Vol.8 No.3
春田 博之 著
UC Davis 小砂基金招聘講演
UC Davis 小砂基金招聘講演
2011年
月16日、Roger Clemens 博士を講師に迎え、
ナッツ、アーモンド、ピスタチオなどのナッツ類の心血
カリフォルニア大学デービス校(UCデービス)栄養生物
管系の健康に対する効果を健康食のなかで果たす、より
学研究科にて小砂基金招聘講演が行われた。演題は
中心的な役割について概説した。講演後、Clemens博士
“Peeking Under the Dietary Guidelines Tent”
(「連邦
は大学院生や教授陣と公衆衛生の政策提言に関して提示
栄養ガイドラインのテントの内側を垣間見る」
)で、UC
された研究成果について活発な議論を交わした。
デービスと株式会社アミノアップ化学の長年の協力関係
小砂基金は優秀な大学院生の育成と栄養学分野の研究
に基づく小砂基金からの出資によるもの。
推進を目的とするものであり、今回のClemens 博 士 に
Clemens 博士はこの講演の中で、米国農業省食品ガ
よる講演、大学院生との交流は、株式会社アミノアップ
イドライン委員会が取り上げている二つの話題に焦点を
化学代表取締役会長、小砂憲一氏の精神と意思をはっき
当てていた。食品中の塩分濃度とナッツ類の有用性に関
りと示すものであった。
する研究である。多くの公衆衛生の専門家が、一般市民
毎年、
に塩分摂取量を低減することを推奨している一方で、ア
ての特別講演が行われていたが、今年は
メリカ人の食生活においては食塩が主要なヨウ素源の一
出資による招聘講演として本講演が催された。例年行わ
つとなっている。食塩へのヨウ素添加が行われる以前は、
れている特別講演は10月31日に開催の予定。
月に“Kosuna Distinguished Lecture”
と称し
月に同基金の
ヨウ素欠乏症による甲状腺腫の再発がアメリカでは比較
Robert M. Hackman
的よく見られたとClemens博士は述べた。次に、ウォル
カリフォルニア大学デービス校栄養学部 教授
Clemens 博士による講演
講演後のディナーでは、講演会に参加した大学院生も参加し交流を深めた。
第9回 日本機能性食品医用学会総会
■ 日 時:平成23年 12月10日
(土)
・11日(日)
■ 会 場:大阪大学コンベンションセンター 〒565-0871 大阪府吹田市山田丘1-1 TEL 06-6879-7171
■ 主要プログラム
「生活習慣病とアディポサイエンス」
松澤 佑次 先生(財団法人住友病院 院長)
特別講演
阿部 啓子 先生(東京大学大学院農学生命科学研究科 特任教授)
特別講演
「多様な食品機能の統合的解析」
教育講演
「口腔から考える全身の抗加齢医学」
斎藤 一郎 先生(鶴見大学歯学部病理学講座 教授、附属病院 病院長)
教育講演
「エビデンスに基づく機能性食品の有効性と薬・食相互作用」
山田 静雄 先生(静岡県立大学大学院薬学研究科 薬物動態学講座 教授、静岡県立大学 副学長)
補完医療における
機能性食品の意義
シンポジウム 「ポリフェノールと新規機能性素材」
基調講演「ポリフェノールの生体利用性と機能性研究の展望」
寺尾 純二 先生(徳島大学大学院ヘルスバイオサイエンス研究部 教授)
(他、シンポジウム、ランチョンセミナーを開催予定)
会長:伊藤 壽記(大阪大学大学院 生体機能補完医学講座 教授)/実行委員長:前田 和久(大阪大学大学院 生体機能補完医学講座 准教授)
●第9回日本機能性食品医用学会総会 事務局
大阪大学大学院医学系研究科 生体機能補完医学講座 内
〒565-0871 吹田市山田丘2-2【メールBOX:G9】 TEL:06-6879-3498 FAX:06-6879-3499 E-mail:jsmuff2011@cam.med.osaka-u.ac.jp
日本機能性食品医用学会ホームページ:http://www.jsmuff.com
(共催:大阪大学大学院医学系研究科 生体機能補完医学講座)
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ICNIM2011/幹事会開催報告
第19回 統合医療機能性食品国際会議
(ICNIM)
基調講演:生体防御機構における食細胞の役割とその調節
Role of phagocytes and their regulation in host defense system
山
正利先生(帝京大学名誉教授)
Masatoshi Yamazaki
(Prof. Emeritus, Teikyo Univ.)
座長
細川真澄男 先生(北海道大学名誉教授)
Masuo Hosokawa
(Prof. Emeritus, Hokkaido Univ.)
山
正利 先生(帝京大学名誉教授)
Masatoshi Yamazaki
(Prof. Emeritus, Teikyo Univ.)
上山 泰男 先生(関西医科大学名誉教授)
Yasuo Kamiyama
(Prof. Emeritus, Kansai Medical Univ.)
水島 豊
先生(社会福祉法人 函館共愛会 共愛会病院)
Yutaka Mizushima
(Vice Director, Kyoaikai Hospital)
日時:2011年10月15日(土) 14:30∼ 開会・基調講演・研究報告会
19:00∼ 懇親会
10月16日(日) 9:00∼ 研究報告会
場所:ロイトン札幌 3F ロイトンホール
北海道札幌市中央区北
条西11丁目
TEL:011-271-2711
主催:AHCC研究会
後援:経済産業省 北海道経済産業局/株式会社アミノアップ化学
幹事会開催報告
去る
月
日に本年度の幹事会が開催された。本年も
経済産業省北海道経済産業局の後援をいただく。その他、
昨年から設置された表彰制度に基づき、研究奨励表彰を
本年も実施する運びとなり、最優秀研究報告賞には北海
道経済産業局長賞が贈られることとなった。
「AHCC等
研究奨励表彰規則」に基づき選考委員も選任され、選考
基準や選考手順が確認された。本表彰が会員の皆様の研
究の励みとなるよう祈念したい。また、昨年度より報告
会の名称を
「統合医療機能性食品国際会議」
と変え、演題
もHP上で募集をしている。本会の趣旨に合致した、よ
り質の高い研究報告を発表していただくために、応募さ
れた演題を審査する
「プログラム委員会」
の設置を決定し
6
幹事会の様子
委員が選任された。応募のあった演題は随時プログラム
画が事務局より説明され、承認された。幹事会で承認さ
委員会において審査される。
れた活動報告書、事業計画書は本紙に同封されて会員の
この他幹事会では例年通り会則の規定に従い、2010年
皆様に配布する。これをもって総会の開催に代えること
度の事業報告、2011年度の事業計画ならびに事業費用計
になっている。会員の皆様にはご理解を賜りたい。
AHCC News Letter Vol.8 No.3
学会・展示会参加報告
学会・展示会参加報告
■2011年 第2回生物統合医療国際学会および統合医療セミナー(ローマ、
イタリア)
II Congresso Internazionale di Medici na Biointegrata 2011(2nd International Congress of Biointegrative Medicine 2011)
その歴史と文化で人々を魅了するイタリアの首都ロー
マ(Rome, Italy) において、去る
アにおいてはInternational Biolife社が今年からAHCCの
月15日から17日に第
取り扱いを始めて、イタリアでのAHCCの認知度向上の
回生物統合医療国際学会
(II Congresso Internazionale
ために精力的に取り組んでいる。本学会会場に設置され
di Medici na Biointegrata)
が開催された。本学会は2009
たInternational Biolife社のブースには本間氏の講演を聞
年
いて多くの医師が訪れ、詳細な説明を受けた。
月に第
回が開催され、
年後の今回は400人ほど
月18日
の参加者を迎えて大盛況となった。イタリア語または英
にはモノポリ(Monopoli)で、19日にはトリノ(Torino)
語で行われた発表内容は多岐にわたり、イタリアにおけ
で、小規模の統合医療セミナーが開かれ、AHCCの臨床
る統合医療分野の今後の多大なる発展を予感させるもの
的機能性について本間氏が発表した。参加者は地域の医
となった。株式会社アミノアップ化学からは本間康平氏
師や医療関係者であり、地方においても臨床家が統合医
が参加し、補完代替医療食品としてのAHCCについて発
療に積極的に取り組んでいる様子が伺えた。モノポリで
表した。AHCCのがん治療における様々な機能性につい
の発表についてはローカルテレビでも放映され反響は大
て代表的な臨床試験を紹介し、またそのメカニズム研究
きいものとなった。
にも焦点を当てた発表は参加者の注目を集めた。イタリ
発表を行っている本間康平氏
(株式会社アミノアップ化学)
地元のテレビの取材も受ける注目度だった
■第7回 Asia Pacific Conference on Clinical Nutrition:APCCN(バンコク、タイ)
2011年
月
日∼
日、タイのバンコクで開催された
APCCNは環太平洋のみならず世界中の先端科学者が最
て講演を行い、Oligonolに関するデータも紹介された。
次回のAPCCNは2013年に日本で開催される予定。
新の研究成果を扱った会議で、株式会社アミノアップ化
学の研究も発表された。カリフォルニア大学のRobert
Hackman教授が「臨床栄養と統合医療におけるAHCC」
と題して、AHCCの肝機能、がん、インフルエンザ、腸
疾患および免疫調節における使用に関して講演を行った。
AHCCに関する講演については、株式会社アミノアップ
化学の研究員から最新データの提示もあり、既存化学療
法との併用で副作用軽減のために用いることの有用性が
示された。
本会議ではソウル国立大学のYoung-Joon Surh教授の
講演も注目された。このなかで「食事中のフィトケミカ
ル:着色料、香料を越えた可能性」と題して植物由来の
生理活性物質の免疫調節機能や炎症に対する作用につい
Robert Hackman博士(左)とYoung-Joon Surh博士(右)
。
APCCN2011会場にて。
AHCC News Letter Vol.8 No.3
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論文・学会発表
最近の論文・学会発表から
■最近の論文・学会で発表された本会に関連のある研究テーマをお知らせいたします。
論文発表
The Medical News(Thailand)
, 325:13-16
(2010)
「A study of the efficacy of Active Hexose Correlated Compound(AHCC)in
the treatment of chronic Hepatitis C patients at Phramongkutklao Hospital」
Sayam Thaiudom, Anuchit Chutaputthi,
.
(Phramongkutklao Hospital, Thailand)
Leukemia Research, 34
(1)
:69-76
(2010)
「GCP, a genistein-rich compound, inhibits proliferation and induces apoptosis
in lymphoma cell lines」
Jamie L. McCall, Philip C. Mack,
.
(University of California, Davis Cancer Center, USA)
Nutrition and Cancer, 62
(8)
, 1036-1043
(2010)
「Effects of a High Dose, Aglycone-Rich Soy Extract on Prostate-Specific
Antigen and Serum Isoflavone Concentrations in Men with Localized Prostate
Cancer」
Robert M. Hackman,
.
(University of California, Davis, USA)
CAP(小動物獣医師向け臨床総合誌)
,4月号
(2011)
「βグルカンよりもαグルカン(担子菌由来AHCC 配合リキッド)がマクロファー
ジを活性化させる∼担がん動物への展望∼」
Phytotherapy Research, DOI:10.1002/ptr.3430(2011)
「Supplementation with a Flavanol-rich Lychee Fruit Extract Influences the
Inflammatory Status of Young Athletes」
西澤幹雄、伊坂忠雄 ら
(立命館大学)
化学工学論文集, 37(2):162-166(2011)
「ポリフェノール水溶液による二酸化窒素の吸収」
小幡英二 ら
(室蘭工業大学大学院工学研究科)
Molecules, 16:2032-2052(2011)
「Antioxidant Therapy as a Potential Approach to Severe Influenza-Associated
Complications」
内手 昇、豊田裕夫
(東京薬科大学)
British Journal of Nutrition, 11:1-10(2011)
「Treatment with oligonol, a low-molecular polyphenol derived from lychee fruit,
attenuates diabetes-induced hepatic damage through regulation of oxidative
stress and lipid metabolism」
横澤隆子 ら
(富山大学)
西澤孝志 ら
(香川大学医学部)
学会発表
第81回 日本衛生学会学術総会(東京、日本)
2011年3月25日(金)∼28日
(月)
「運動およびOligonolの摂取は老化促進モデルマウスの認知機能を予防する」
櫻井拓也 ら
(杏林大学)
「肥満抑制効果を有するOligonolによる脂肪分解反応の調節機構の解明」
小笠原準悦 ら
(杏林大学)
日本農芸化学会2011年度大会(京都、日本)
2011年3月25日(金)∼28日
(月)
「STZ誘導糖尿病ラットにおけるOligonolとライチポリフェノールの抗糖尿病作
用」
長田恭一 ら
(明治大学)
Experimental Biology meeting 2011
(ワシントン、アメリカ)
2011年4月9日(土)∼13日
(水)
「AHCC Increases the Percent of Natural Killer Cells Post Influenza
Vaccination」
Elizabeth M. Gardner,
.
(Michigan State University, USA)
第2回 生物統合医療国際学会および総合医療セミナー
(ローマ、イタリア)
「AHCC Use in Integrative Medicine」
2011年4月15日(金)∼17日
(日)
本間康平
(株式会社アミノアップ化学)
第65回 日本栄養・食糧学会大会(東京、日本)
2011年5月13日(金)∼15日
(日)
「担子菌抽出物AHCC中のiNOS活性抑制成分の分離」
佐藤健司 ら
(京都府立大学)
「STZ誘発糖尿病ラットにおけるOligonolとライチポリフェノールの抗糖尿病作
用」
室井啓佑、長田恭一 ら
(明治大学)
「LDL被酸化能ならびに血管内皮機能に対するライチ由来ポリフェノール摂取の
影響」
近藤和雄 ら
(お茶の水女子大学)
日本生化学会 第58回 近畿支部例会(大阪、日本)
2011年5月21日
(土)
「アオジソに含まれる抗炎症成分の解析」
西澤幹雄 ら
第11回 日本抗加齢医学会総会(京都、日本)
(立命館大学)
2011年5月27日
(金)
∼29日
(日)
「天然食品素材等を配合したドリンクの男性機能向上の可能性」
森山浩義 ら
第18回肝細胞研究会(東京、日本)
(昭和薬科大学)
2011年6月24日
(金)
∼25日
(土)
「シソエキスが誘導型一酸化窒素合成酵素の遺伝子発現に与える影響」
西澤幹雄 ら
ICMI 2011(パリ、フランス)
(立命館大学)
2011年7月5日
(火)
∼9日
(土)
「Immunomax/Active Hexose Correlated Compound induces
production
of interleukin -12 and interferon -α & γ by PBMC-derived mononuclear cells
from subjects with recurring Herpes simplex type 1 and 2 infections.」
George Drannik,
.
(National Medical University)
日本外科代謝栄養学会 第48回学術集会
(愛知、日本)
「機能性食品AHCCによるiNOS誘導阻害 −
持つ食品のスクリーニング−」
● 編 集 後 記 ●
消費者庁では約7,000万円の予算が計上された「食品の機能性評価モデル
事業」の受託業者を公募した。食品中のいくつかの機能性成分について国内
外の学術論文、研究機関等からのデータ収集を行い、これをもとに機能性
を評価するほか、諸外国の機能性評価制度の調査を行う事業だ。 月10日
に入札があり、財団法人日本健康・栄養食品協会が落札した。
現行の法制度化では薬事法の壁があり、科学的根拠があっても食品では
その機能性を表示することができない。本事業では機能性表示のあり方の
検討も行い、評価結果に基づく機能性表示モデルの提言も予定されている
という。米国や中国、韓国をはじめ多くの諸外国では日本よりも食品の機
能性表示が広く認められているなか、本事業により、我が国においても健
康食品に機能性表示を認める制度づくりにつながるか、その成果が期待さ
れる。
(事務局運営委員 三浦 健人)
2011年7月7日
(木)
∼8日
(金)
肝細胞を用いた肝保護効果を
松井康輔、權 雅憲 ら
(関西医科大学)
AHCC研究会NEWS LETTER
2011 Summer Vol.8 No.3
2011年7月12日発行
発行:AHCC研究会事務局
〒004‒0839札幌市清田区真栄
363番地32
株式会社アミノアップ化学 内
TEL :011‒889‒2233
FAX:011‒889‒2375
E‒mail:ahcc-res@aminoup.co.jp
制作: 株式会社ライフ・サイエンス
[禁無断転載]