2013年5月号

アジアンアクセス
JCGIネットワーク
JCGI News
No.35/1
2013 年 5 月
リーダーシップリニューアル
米国ツアーに参加して
小平牧生師
JCGI ネットワーク理事
JCGI ネットワークに加
わらせていただき、多く
の先生方や教会の皆様
との出会いと交わりが
与えられていることを
感謝します。私の人生に
おいて JCGI の交わりの中でいただいたものは
数え切れないのですが、特に昨年米国で行われ
たリーダーシップリニューアル・リトリートツ
アーに妻とともに参加することができたこと
は、大きな恵みでした。
自分たちのこれまでの生涯と働きを振り返
りながら、主が私たちをどのような者として造
りあげてくださっているのだろうか、また生か
されているこの時代にどのように貢献するこ
とを期待してくださっているのだろうか、その
ようなことがらを主の前に思い巡らし、またと
もに語り合いつつ Forest Home の渓谷を歩きま
した。
私は、今から 18 年前に阪神大震災を経験し
ました。牧師として約 10 年の働きをふまえて、
JCGI の教会成長研修を受講していた 37 歳の時
のことでした。一瞬のうちにそれまで積み上げ
てきた働きが崩れ去り、取り組んできたプログ
ラムが中断してしまった中で、その後は怒涛の
ような復興の働きの中に自分の身を置きなが
ら、しかし自分の内側では、今起こっているこ
とは何だろうか、私は何をしており、これから
どうなるのだろうかと、ずっと考え続けていま
した。
今から考えると、それは私の人生に与えられた
大きな転換の始まりであったと思います。一
JCGI News
区切りがついた時にサバティカルの期間をい
ただいて、牧会の働きから離れて、あらためて
聖書を読みなおし、静まり思い巡らす時を持ち
ました。
その中で主が私に与えてくださったことが
らが、やがて教会の中で分かち合われ、私たち
の教会は、「
《失われた人をキリストの花嫁に》
導くために、
《キリストのからだである新しい
コミュニティ》を形成する」ことを使命と告白
し、ニューコミュニティとして歩み始めたので
す。
リトリートツアーに続いて、サバティカルの
期間を過ごした街と図書館を訪れました。そこ
での祈りの時間は、主と私との間の契約を新た
にさせていただく時でした。
さて、今回のリトリートにいたるプロセスの
中で私に与えられているみことばは、エペソ人
への手紙4:16の「備えられたあらゆる結び
目」とのことばです。からだ全体が成長して建
てられるために主は様々な結び目を備えてお
られますが、そのひとつの結び目として自分自
身の人生を見ることができました。すると、開
拓者であり父親である牧師の後継者として仕
えてきたこと、大きな災害を受けた地域で復興
のためにチームで取り組んできたこと、霊的な
痛みを負った教会の回復のために仕えてきた
こと、それら一つ一つのこれまでのできごとが
自分の中でみごとにつながりました。また、自
分がいま置かれている立場や与えられている
務めの意味が明確になりました。
キリストを愛する人を育てて送り出すた
めに、私たちはさらに深く主を愛する者として
成長したいと願っています。人々がコミュニテ
ィを必要とするように、私たち牧師も継続して
成長するためにはコミュニティの中に生きな
ければなりません。JCGI を通して互いの交わ
りを喜び、ともにコミュニティを形成し、主の
教会と宣教に貢献していきましょう。
(ニューコミュニティ牧師)
1
アジアンアクセス
JCGIネットワーク
教会増殖ネットワーク
沖縄ネットワークⅢのめぐみ
ソネンバーグジェフリー(アジアンアクセス宣教師)
2002年から、沖縄教会増殖ネットワークの
働きに仕えさせていただいて、心から嬉しく思
います。先日の3月に、沖縄教会増殖ネットワ
ークⅢが恵みのうちに終わりました。今回のネ
ットワークは、ニューライフチャペルの内村保
先生と奥様の尚子先生、また JCGI 川崎総主事
がバルナバ役として奉仕してくださいました。
私たち夫妻は、ネットワークのコーディネータ
ーとしてサポートしつつ、親教会や子教会の働
きの現場でも、ともにミニストリーに参加させ
て頂きました。
沖縄Ⅲネットワークには、下記の教会とその先
生方が参加し、ともに3年間を歩みました。
沖縄新生教会 比嘉幹房&常子先生
豊見城バプテスト教会 上里亘&敬子 先生
聖泉キリスト教会 安慶名正春&早苗先生
沖縄神愛キリスト教会 野地伴幸&智子先生
善隣バプテスト伝道所 砂川勝彦&まゆみ 先生
アガペーコミュニティーチャーチ
根間民雄&榮美子先生
今回のネットワークの特徴的なことは、牧師や
開拓者、他のリーダーたちが、夫婦単位で参加
し、互いに励まし合えたことでした。2年目に
は、川崎総主事ご夫妻をお迎えして、夫婦単位
で一泊のリトリートも行い、ある時間は、男女
別のセッションも持ちました。
ネットワークでの恵みの一つは、教会の枠を超
えてリーダーの間に、深い交わりが生まれたこ
とです。バルナバタイムのときに、牧師夫妻が
正直に牧会のことや個人的な葛藤を分かち合
うときが持てました。そして互いに励ましあい、
支えあい、またチャレンジし合う関係へと成長
していきました。このような関係から、互いに
弱さを分かち合うことで、互いの信頼関係が生
み出されていくことを、深く学ばされました。
ネットワーク集会でも、バルナバタイムでも、
主なテーマは、ローガン師が提唱してくださっ
ている、5つの質問でした。
これらの質問を絶えず思い出させられること
を通して、リーダーたちの実際の歩みと質問が
統合されていったと思います。
今回の沖縄Ⅲネットワークを通して、5つの新
しい群れが生み出されました。それらの群れは、
フルタイム牧師がいる、伝統的な開拓スタイル
から、信徒開拓者が仕事をしながら、自分たち
の家で子どもたちも含めた群れを始めるスタ
イルまで、様々な開拓教会が生み出されました。
JCGI News
今回のネットワークでのほとんどの開拓者は、
仕事を持ちつつ、子育てをしつつ開拓に取り組
む夫婦でした。そのため彼らがなるべく参加し
やすくするために、ネットワークミーティング
は、日曜日の午後に持ちました。
また、他の教会増殖ネットワークでバルナバ役
として奉仕してくださっている、益田良一先生、
西村内弘先生、千田次郎先生、伊藤一寿先生、
大友幸一先生、播主事などをお迎えして、お話
を聞く機会が与えられ祝福されました。他のネ
ットワークで起きていることや自らの経験を
分かち合っていただくことで、示唆が与えられ、
また励ましとなりました。
このネットワークで最も感動したことは、新し
い方たちが、イエス様に導かれたことです。一
つの開拓教会は7人の洗礼者が与えられ、台風
の中バスタブを用いて洗礼式を行いました。
ネットワークの取り組みの実として、開拓者た
ちが強められ、成長し、整えられていく姿を見
ることができたことは、大きな喜びでした。あ
る教会は、戦いがあり、願った通りに開拓が進
んでいないように見えますが、その中でも、神
様が働かれていることを見せられました。
これらの3年間のネットワークを通して、3年
が終わった後も、大きなインパクトがあること
を感じています。実際、ネットワークが終わっ
てから、現場でネットワークの時に学んだこと
を実感し、動き出すことを、過去のネットワー
クの後の実として見ています。
今回、沖縄教会増殖ネットワークⅢを通して、
神様が働いてくださったことを、心から感謝し
ています。これからも、続けて沖縄で成してく
ださることが楽しみです。ネットワークの最後
に持った感謝会では、神様が、新しく開拓者た
ちを立てて、新しい群れを起こし、新しい人々
に届いていることを、感謝を持ってお祝いする、
素晴らしいときでした。沖縄のために祈り支え
てくださった皆様に、心から感謝申し上げます。
(下写真 感謝会の様子)
2
アジアンアクセス
茨城ミラクルネットワーク
東関東増殖ネットワークからの、ネットワーク
の増殖として始められた、茨城ミラクルネット
ワークも、6月の感謝会で終了します。茨城県
の7つの教会がネットワークを組み、教会開拓
に取り組んだ3年間の取り組みを通して、茨城
の各地に新しい教会が生み出されて来る芽を
感じています。千田次郎師と大喜多正洋師がバ
ルナバ役として奉仕してくださいました。
南関東ネットワーク
神奈川県相模原市近郊の6つの教会がネット
ワークを組み、2年目の取り組みを通して、親
教会になる準備をして来ました。9月には一泊
でリトリートをしながら、牧師同士が交わりを
深めつつ、教会開拓の知恵を分かちあうことを
計画しております。バルナバ役として、みどり
野キリスト教会の西村内弘師と播主事が奉仕
をしています。
宮城宣教ネットワーク
サマリタンパースやクラッシュジャパンなど
の震災支援団体が撤退していく中、宮城宣教ネ
ットワークが担う役割が大きくなってきてい
ます。継続的に月に一度、各地区の世話人が集
って情報交換をし、被災地でどのように宣教を
していくか、どのように再生産をしていくか、
ディスカッションを重ねています。
4月には、第4回目の「被災者を励ます会」を
持ち、震災を通して信仰に導かれた方々の証し
を聞き、大きな励ましと感動に包まれました。
今後も宮城県にキリストのからだを築いてい
くことが祈りです。
JCGIネットワーク
地域別研修
【関東地区研修が継続中です】
現在、8名の先生が、昨年に引き続き、
関東地区研修に参加して下さっています。
4月3−6日まで、全国講師の大橋秀夫
師をお迎えし、リーダーシップとマネージ
メントの研修を受け、ケーススタディには、
シティービジョングローリーチャーチに
出向いて、増田哲之師からケーススタディ
とエリヤハウス、リーダーシップについて
の講義を受けました。
今後、8月までにそれぞれの教会の方策
論文をまとめ、9月に研修生の中で発表し、
11月のオール JCGI 全国研修会で決意表
明となります。主からのビジョンを受け取
り、論文を書き上げることができるように、
覚えてお祈りください。
【西日本東海地区研修が始まりました】
2013年4月から、8名の参加者が与え
られ、2年間の研修が始められました。な
かなか参加される先生が与えられなかっ
たのですが、実行委員の先生方のご協力も
あり、研修生が集められたことを感謝して
おります。
今回、参加くださる先生方は以下の通りで
す。
・大橋謙一師
クライストコミュニティ
・沖胡一郎師
芦屋福音教会
・獅々賀良治師 バプテスト魚住チャペル
・正田眞也師 福音自由教会祝園チャペル
・林茂槻師 リバイバル聖書教会川西教会
・三木健師 クライストコミュニティ北九州チャペル
・山本祐造師 ジーザスハウス
・渡部勝実師 高岡バプテスト教会
(被災者を励ます会での一コマ)
関西地区でネットワークがスタート(仮称)
2013年4月に関西地区教会増殖ネットワ
ークの説明会を行い、今年度中に、京都で新し
いネットワークがスタートすることが決まり
ました。また大阪でもネットワークを始める可
能性を模索しています。ネットワークに加わり
たい方は、JCGI 事務所までご連絡ください。
JCGI News
4月8−11日まで、全国講師の佐藤彰師
と、ケーススタディに酒匂一己師お迎えし
て、第一セッションが持たれました。今後、
第2セッションが7月8−11日、第3セ
ッションが9月9−12日に、四条畷のア
イアイランドを会場に、それぞれ持たれま
す。覚えてお祈りください。
3
アジアンアクセス
事務所移転について
このたび、
今年3月1日からJCGIネット
ワークの事務所を、埼玉県所沢市に移転いた
しました。移転したところは、アジアンアク
セスの事務所と同じところです。JCGIネ
ットワークの働きは、アジアンアクセスによ
って始められました。これからはアジアンア
クセス共々、日本の福音化のためにお仕えし
て行きたいと願っています。新住所は、
〒359-1104
埼玉県所沢市榎町6−16
電話 04-2925-4101 FAX 04-2924-7231
メールアドレスは変りません。
lifejcgi@macbase.or.jp
協力献金のお願い
救い主の御名を讃美いたします。
日頃のJCGIネットワークへのお祈りとご協
力に対して心から感謝申し上げます。
JCGIネットワークの働き(教会成長奨学
金制度)が始まってから数えて、今年で 35 年目
を迎えます。その間日本の多くの教会は、この働
きを通して多大な恩恵を受けてまいりました。
最初、この働きは人材の面、経済の面も殆ど
アジアンアクセス側の援助で成り立っていまし
た。しかし研修を通して祝福を受けた諸教会から、
恩恵を受けるだけでなく支えていく側に加わる
教会も出てまいりました。更にこの働きはアジア
への広がりを目標にしていることから、日本がそ
こにも参画できるようにという期待が寄せられ
ています。
そこで私たちは 2013 年の献金の目標額を 700
万円として、与える教会を目指していきたいと願
っています。皆様の一層のお祈りとご協力を心か
らお願いいたします。
JCGIネットワーク
理事長
有賀喜一
財務担当理事 池田 博
三谷康人
献金受付先:郵便振替口座;00100-8-160549
名義「日本教会成長研修所」
JCGIネットワーク
尊い献金を感謝します
JCGI の会計年度は、10 月∼9 月となっておりま
すが、2012 年 10 月から 2013 年 3 月までの支援
献金額は、2,851,085 円でした。2013 年目標額
の達成率は 40.7%でした。
2,851,085 円
=40.7%
7,000,000 円(2013 年目標額)
次の方々より尊い献金を頂きました。心から感謝
いたします。
【献金者名】
【敬称略・順不同】
本郷台キリスト教会、八尾福音教会、練馬グレース
チャペル、加古川バプテスト教会、南大阪聖書教会、
大田原キリスト教会、大和カルバリーチャペル、ニ
ューホープチャペル、グレースコミュニティ、南紀
キリスト教会、北見栄光教会、田園宮前チャペル、
恵泉キリスト教会みどり野チャペル、大阪栄光キリ
スト教会、元気キリスト教会、合同研修会席上献金、
沖縄ミッションチャーチ、希望が丘教会、名古屋リ
バイバルチャーチ、みどり野キリスト教会、ジーザ
スフェローシップ広島、高砂教会、京都グローリー
チャーチ、カリスチャペル、京都シオンの丘キリス
ト教会、炎リバイバル教会、御影福音教会、グレー
スコミュニティ篠田宅家の教会、こはるびより家の
教会、塩釜聖書バプテスト教会、花園キリスト教会、
東京カベナント教会、京都グレースバイブルチャー
チ、恵泉キリスト教会埼京のぞみチャペル、恵泉キ
リスト教会小美玉チャペル、市ヶ尾キリスト教会、
ライブチャーチ浜松、シティビジョン・グローリー
チャーチ、神戸キリスト栄光教会、沖縄リバイバル
チャーチ、東関東キリスト教会、クライストコミュ
ニティ、ミューコミュニティ、呉リバイバルセンタ
ー教会、京都中央チャペル、豊見城バプテスト教会、
御殿場純福音キリスト教会、白い家フェロシップ、
キリスト兄弟団西宮教会、町田カルバリ家の教会、
神戸新生教会、篠原教会、草加神召キリスト教会、
宮古聖ヤコブ教会、沖縄教会増殖ネットワーク 3,CG
センター、JCGI 東北支部、アジアンアクセス米国
理事、古林寿真子、村上好伸、名和英光、三谷康人、
有賀喜一、菅原亘、松本雅弘、中道義次、儀間盛夫、
森英樹、髙橋一樹、安達賢二郎、浅海幸弘、竹原淑
夫、川崎廣、
後記:皆様のお祈りとご支援によってこの働きが
進められていることを感謝します。JCGI の経済
的必要の満たしのためにお祈りください。(H.K)
2013 年 5 月 1 日発行
発行者:有賀喜一
アジアンアクセス JCGIネットワーク 事務所:
〒359-1104 埼玉県所沢市榎町 6-16
TEL 04-2925-4101
FAX 04-2924-7231
Email lifejcgi@macbase.or.jp
ホームページ http://www3.macbase.or.jp/~lifejcgi/
郵便振替 00100-8-160549 名義「日本教会成長研修所」
JCGI News
4