CASE STUDY 導 入 事 例 構築システム ▲ ▲ 業 種 生保・損保 代理店業務システム アフラック(アメリカンファミリー生命保険会社) 保険代理店向けのマルチプラットフォーム対応 「新保険料照会システム」にNexawebを採用 保険商品や利用形態別にあったプログラムリソースを一元管理し、WEB/スタンドアローンシ ステム(オン/オフライン)双方のユーザーインターフェイスの操作性を統一。 全国約1万8千店ある保険代理店フロント業務のシステム構築。 導入背景と課題 何故これは使えないのか。」とご指摘がある等、やは ◦マルチプラットフォームとWeb、スタンド アロンシステム双方で稼動 ◦ユーザーの操作時のストレスの解消を実現 アフラックは、1974年に日本で初めて「がん保 険」を発売して以来、医療保険など「生きるための 保険」を中心に付加価値の高い商品やサービスを提 供する生命保険会社として成長してきた。強力な販 企業プロフィール アフラック (アメリカンファミリー生命保険会社) ●本社所在地 東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル ●代表者 社長 外池 徹 ●総資産 5兆9,392億円(2009年3月末) ●従業員数 3,694名(2009年3月末) ●設立年 1974年 ●URL http://www.aflac.co.jp/ 企業理念 り対ユーザーで考えた時に機能面でストレスがあった と感じていました。システム開発サイドとしても、オ ン/オフライン稼動別にOSの種類やバージョン毎のシス テム改定内容を運用する必要があったため、初期の開 発期間だけでなく、新商品発売時に合わせたバージョ ンアップやメンテナンス性についても新たなソリュー ションが必要だと感じていました」(高橋氏) 導入システム概要 売チャネルとして全国に1万8千店を超える保険販売 代理店網を有しているほか、現在、個人保険・個人 年金保険合計の保有契約件数が1,800万件を超え、生 保業界最多の契約件数を引き受けている。 全国約1万8千店に及ぶ代理店向けの保険料照会シス テムの再構築にあたり、基幹システム向けWebプラッ トフォームの「Nexaweb」を利用することにより、 「新保険料照会システム」における試算データ入力時 の操作性やレスポンスの向上、保険商品や利用形態別 にあったプログラムリソースの一元管理と重複開発の 撤廃を同時に実現しました。 2005年4月、代理店向け保険料照会システムの再構 築にあたり、全国約1万8千店に及ぶ代理店のシステム 環境が多様化しているため、マルチプラットフォーム ◆新たな価値の創造 若さと独創性溢れる人間集団として、 パイオニア精神をもって常に社会のニ ーズを先取りし、新たな価値の創造に 努める。 とWEB/スタンドアローンシステム(以下、オン/オフ ◆お客様第一 お客様のニーズに合致した商品と最善 のサービスを常に最良の価格で提供す ることにより、お客様の信頼を高め、 社会からの厚い信認を獲得する。 タンドアローン型システムと通常のインターネット経 ◆人間尊重 社員やアソシエイツも含めたすべての 人々を尊重し、常に事業と個人双方の 継続的な成長を目指す。 ト、開発期間、品質維持の面で課題を抱えていまし ◆法令等の遵守(コンプライアンス) 企 業 活 動 お よび業務遂行にあたっ て は、日米両国の法令や行動倫理憲章等 の遵守をすべてに対して常に優先し、 企業としての社会的責任を果たす。 機能や操作性が異なるため、それぞれのシステムの提 ライン)双方の稼動を実現するソリューションについ て検討開始しました。以前は、代理店保有あるいはア フラック専用PCに個別にインストールして使用するス 由のWebシステムなどの複数の保険料照会システムを 同時に利用していたため、新商品発売時におけるシス テムのメンテナンスもそれぞれに必要となり、コス た。これらの保険料照会システムは、代理店の稼働環 境によってチャネル毎にユーザーインターフェイスの 供機能と操作方法を把握し、用途に応じてシステムを 使い分ける必要がありました。 「代理店からも「これはこういう風に使えるのに、 ◦開発期間は9ヶ月 ◦幅広いクライアントへの対応Javaならでは の高パフォーマンスにも期待 新保険料照会システムは、アフラックの営業活動を 支援する為に各種販売チャネルに対して、保険料見積 り機能をインターネット、イントラネット、および e-App(専用モバイル端末)に提供します。ユーザー は専業代理店、金融機関系代理店、アフラック社員等 に大別され、また、稼動環境という点では営業スタイ ルとインターネットへの接続状況に合わせ、オン/オ フラインに二分されます。新システムでは、インター ネット経由で全国の代理店などから情報センターにあ るサーバーへの接続があり、保険申し込みにあたる個 人向設計書出力機能を利用する個人顧客は15万人以上 になるものと予想されます。 代理店専用端末やインターネット経由など幅広い販 売チャネルに対してのシステムであるため、キーボー ドのみの大量データ入力や入力後の顧客情報参照を高 速レスポンスで実現されています。保険料見積り入力 画面、見積り結果画面、保険料算出機能は商品別に提 供しており、HTMLベースのページ単位の業務画面数と 比較しても保険料照会システムの総画面数は52と非常 にコンパクトになっています。保険料表(レート)出 力機能や法人向け設計書は旧保険料照会システムとも 接続しており、旧資産ともうまく連携しながら、スム ーズに新システムへ移行されました。 代理店(クライアント・オンライン) システム開発会社プロフィール 株式会社JSOL 東京本社: 〒104-0053 東京都中央区晴海2-5-24 晴海センタービル 大阪本社: 〒550-0001 大阪市西区土佐堀2-2-4 土佐堀ダイビル 代表者:代表取締役社長兼最高執行役員 小名木 正也 資本金:50億円 従業員数:1,300名(2009年1月現在) 設立年月日:2006年7月 URL http://www.jsol.co.jp/ Web アプリケーションとして インターネットで利用 アフラック サーバー(Web/AP/DBサーバー) 保険料計算 アプリケーション <画面処理> 保険料計算 アプリケーション <業務ロジック> フレームワーク フレームワーク Nexaweb/Client Nexaweb/Server ブラウザ ブラウザ 保険料 DB 代理店(クライアント・オフライン) スタンドアローン アプリケーションとして 利用 保険料計算 アプリケーション <画面処理> <業務ロジック> フレームワーク 保険料 DB Webシステム、スタンドアローン システムで同一のアプリケーションの 利用が可能 Nexaweb/Client ブラウザ 新保険料照会システム概要図 採用の理由 ◦既存システムの操作性を維持しつつ、 利便性の高いWebアプリケーション ◦サーバに依存せず、非同期通信を実現 システム開発を担当した株式会社日本総研ソ リューションズ(以下、日本総研ソリューション ズ)が、既存クライアントサーバーシステムの操作 性や入力補助などの機能性を維持し、より利便性の 高いWebユーザーインターフェイスを構築する為 に、様々な実装方法(スクラッチ開発やDHTML、 Flash、Java、スクリプトなど)やリッチクライア ント製品の調査を実施。最終的には、社内でJ2EE ベースの開発が標準化されていたため、クライアン トとサーバー側の両方をJavaで開発が可能で、クラ イアントはマルチプラットフォームに対応している という点がキーに。ブラウザベースの操作とレスポ ンスに違和感のないユーザーインターフェイスを提 供し、オン/オフライン双方で稼動可能な画面・ロ ジックプログラムを実現可能なソリューションとし て「Nexaweb」の採用が決定しました。 「入力項目も多く保険業務では、画面遷移も複雑 なため、HTMLベースのWebアプリケーションで再構 築することは現実的でないと判断しました。 Nexawebを採用したポイントは、独自技術を利用せ ずに、インターネット標準技術のJavaやXMLをベー スに、特定のブラウザやOS、サーバー製品に依存せ ずに、非同期通信を含めたリッチクライアント機能 を実装できるという点です」(日本総研ソリュー ションズ) 導入効果 ◦わかりやすい操作性とレスポンスを共 通のインターフェイス環境で実現 ◦開発の効率化と品質向上によるコスト と納期の削減 ■VBライクな操作性とハイレスポンスを実現 Webベースのシステムで、クライアントサーバー システムと遜色のない操作性とレスポンスを実現。 保険料試算における多種多様なデータ入力に耐えう るユーザーインターフェイスを実現(データ入力補 足や入力チェック、IME制御、キーボードのキー指 定など細かい入力機能有り)。 ■情報セキュリティの向上と運用管理をスムーズに 更新機会の頻繁且つ多種多様な保険商品のプログ ラムリソースを一元管理。各代理店PCのランタイム のインストールが不要な点も、情報セキュリティの 考慮する上でも大きなメリット。新商品発売時にお けるシステムの準備や変更作業もスムーズに。 ■非同期通信と差分更新による業務生産性の向上 年齢、性別、保険種類、保障額などの複雑なデー タの更新やアプリケーションの画面遷移も差分情報 のみを同期処理させるため、不要なサーバーへのア クセスとページ単位のリフレッシュを回避。入力業 務中のブラウザ画面の裏側で、非同期に通信を併用 し、変更された部分のみアップデートするために、 より操作性の高いユーザーインターフェイスを実 装。 ■画面と帳票の一体化 保険料算出に関わる画面やプログラムを統一する 一環として、個別の見積書出力プログラムの構築を 廃止し、Nexawebをベースに帳票アプリケーション を構築。入力中の画面と帳票確認用の画面を統一す ることにより、画面イメージそのままの帳票を印刷 イメージに出力。Nexawebの画面・帳票プログラム の一体化を実現。 高橋 信行氏 ■オン/オフライン双方で違和感のない 共通ユーザーインターフェイスの提供 オフィスユーザー向けのオンライン向けシステム と、営業外出先でノートPC上を稼動するオフライン /スタンドアローンシステムで稼動可能な共通の画 面・ロジックプログラムを構築。チャネル毎のユー ザーインターフェースの機能や操作性を統一し、そ れぞれのシステムの操作や機能を習得する負担が大 幅に軽減。 ■二重開発を撤廃し、開発の効率化と 品質の向上を実現 オン/オフライン別の二重開発を撤廃し、 Nexaweb Studioと日本総研ソリューションズの開発 フレームワークの組合せにより、劇的に開発効率を アップ。 「短期間でのリリースを実現できたのは、プロト タイプの開発によりユーザーインターフェイスの画 面デザインや操作性を事前に承認し終え、後戻り作 業を回避したことです。また日本総研ソリューショ ンズの開発フレームワークにより、Nexawebを中心 にクライアントとサーバーサイドJava開発で統一で きたことによります。オン/オフラインシステムの 双方で稼動可能なプログラムソースを一元開発し、 2重開発を防止することで圧倒的な開発生産性の向 上と納期の短縮化を実現しました」(高橋氏) 井ノ口 恵美氏 斎藤 大氏 三輪 真也氏 浜辺 隆太氏 永沼 幸雄氏 織裳 慎一郎氏 三浦 圭介氏 今後の展開 ◦システムの改革で営業戦略につなげる ◦Nexawebで業務を広げる リッチクライアントを実現 アフラックでは、代理店の保険販売を支援するシ ステムを営業戦略上の最重要なシステムのひとつと 位置づけています。今回、日本総研ソリューション ズはアフラックのシステムパートナーとして、保険 業務に関する知識とシステム開発経験およびIT面で の先進的なリッチクライアント技術「Nexaweb」の 導入により、アフラックの代理店向けシステムの ニーズを満たし、課題を解決するソリューションを 提供することができました。 日本ネクサウェブ株式会社 〒104 -0045 東京都中央区築地4丁目1-12 ビュロー銀座7F TEL:03 -3541- 5061 FAX:03 -3541- 6457 Mail:info@nexaweb.co.jp http://www.nexaweb.co.jp/ 株式会社日本総研ソリューションズ 金融事業本部 金融システム開発部 「Eclipseの開発環境をベースに提供されている 開発環境のNexaweb Studioを利用することにより、 より複雑な処理を組み込んだNexawebアプリケー ションのユーザーインターフェイス構築を効率的に 進める事が可能です。Nexaweb Studioに関しては、 単純な開発機能だけでなく、デバック機能の充実や 他のEclipse対応Plug-inとの連携性も開発サイドと しては高く評価しています」(日本総研ソリュー ションズ) ■お問い合わせ先 Copyright © 2005-2009 Nexaweb Technologies,Inc. アフラック システム開発部 システム設計室 ※記載されている会社名および製品名 は、各社の登録商標もしくは商標で す。 ※記載内容は取材日現在のものであり 、内容については、予告なく変更す る場合があります。
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