平成27年6月18日発行 NO.302 研修員・2年次教員研修がスタート 5月27日に研修員・2年次教員研修の開講式を実施しました。研修員は「学校でのやさしいESDの進 め方」というテーマで、横浜市立永田台小学校長の住田昌治先生の御講演を聴き、未来の社会を切り拓く子 どもの育成には先ず教師自身の変容が重要であることを学びました。今後は、 「目標・手立て・評価を明確に した授業づくり」をテーマに専門性の高い教科等の指導力向上を目指し、研修に取り組みます。1月26日 に実践報告会を開催し、その成果を発表します。 2年次教員は「“もっと”魅力ある教師を目指し、自分自身を振り返ってみませんか~顔で話そう・声で話 そう~」というテーマでプロフェッショナル・キャリア・カウンセラーの坪田まり子先生の御講演を聴きま した。人間の五感を意識して子どもたちや保護者と接することの大切さについて、ロールプレイ等に取り組 みながら学びました。今後は、学級経営について研修を進め、1月20日に南陵中学校の「授業づくり研修 会」にて研修のまとめを発表し合います。 本年度も教育センターでは先生方の研修の支援をしてまいります。 持続発展教育ESD研修会 魅力的な教師になるための接遇研修会 [研修会の感想] ≪研修員・小学校≫ ≪2年次教員・中学校≫ 「学校の雰囲気は教師の雰囲気」 「子どもが変わ 今年度から担任をもつことになり、緊張や悩み るには教師が変わる」という2つの言葉により、 から表情が硬くなってしまうことがありました。 今の私に解決の糸口を示していただきました。自 “怖い顔”は生徒や保護者に悪い印象を与え、信 分の固執していた考えを改め、周囲の環境を受け 入れていこうと思い直しました。 頼関係を失う原因になると気づきました。 研究員委嘱状交付式・「学び合いの授業づくり」研修会 5月20日に研究員の辞令交付式を実施しました。本年度は授業実践研究部、教育相談研究部、専門研 究員、総勢64名でスタートしました。 「言語活動を充実させ、主体的に学習に取組む児童生徒の育成」を 基本テーマに研究を進め、その成果を2月20日に発表します。第1回の全体研修「学び合いの授業づく り研修会」では「協同的学びによる授業の創造」という演題で、学習院大学教授、佐藤学先生に御講演を いただきました。 演題「協同的学びによる授業の創造」から ・ 「学びの共同体」は21世紀型の学校づくりを推進する。 ・学びの共同体づくりは聴き合う関係によって実現する。他者の声を聴 くことが学びの出発点であり、跳躍台でもある。 ・ 「知識の理解と習得」から「知識の活用による思考・探究の学び」への 転換が重要である。 【期日変更のお願い】「平成27年度所沢市立教育センター研修案内」 「ワークショップで学ぶ図画工作授業づくり研修会」の日程を変更し訂正いたします。 【誤】8月4日(火)9:00⇒【正】8月17日(月)9:00 研 修 会 の お 知 ら せ ☆は、 「学び創造プラン」に関連の深い研修会です。◎は、各学校1名以上の参加をお願いいたします。 囲み線の研修会は、校内研修としての参加も可能です。電話でご連絡ください。 し 研修会名 内 容 日 時 会 場 基礎・基本を学ぶ「道徳の時間」 授業づくり研修会 「アクティブラーニングとしての道徳の授業の 展開」 指導者 学習院大学 教授 長沼 豊 授業者 北野小学校 教諭 鈴木泉衣 6月24日(水) 13:35 北野小学校 ◎不登校予防研修会 「不登校児童生徒の理解と援助及びその予防 ~認知行動療法的アプローチから~」 指導者 早稲田大学 教授 嶋田洋徳 6月26日(金) 15:00 教育センター 授業公開と評価についての協議 指導者 国立教育政策研究所 教育課程調査官 授業者 清進小学校 教諭 7月9日(木) 13:55 ☆小学校外国語活動の授業・ 評価研修会 ICT活用研修会 ワークショップで学ぶ 図画工作授業づくり研修会 ☆ 楽しい国語の授業を創る 基礎・基本研修会 特別支援教育研修会 直山木綿子 田中まこと 渡邉啓子 インストラクターによるジャストスマイル、スカイ メニューを活用した授業の充実を目指した研修会 ① ジャストスマイルクラス ② スカイメニュークラス 図画工作科における基礎的な指導法についてワーク ショップを通して楽しく学ぶ 指導者 明峰小学校 教諭 原田諒子 三ケ島小学校 教諭 島田一恵 清進小学校 7月29日(水) 和田小学校 ① 9:30~12:00 ② 13:30~15:30 8月17日(月) 9:00 教育センター 「ことばを味わう ~交流を取り入れた伝統的な言語文化の学習~」 指導者 明治学院大学 教授 中村敦雄 8月18日(火) 10:00 教育センター 気になる行動を示す子どもに対する包括的な支援: ポジティブな行動支援の考え方 指導者 国立精神・精神医療研究センター 臨床心理士 原口英之 8月18日(火) 13:00~15:00 教育センター ☆ 算数・数学セミナー 「わかる喜びを味わう算数・数学の授業の創造」 指導者 埼玉大学 教授 二宮裕之 8月25日(火) 14:30 教育センター ☆ 言語活動から 主体的な学習を導く研修会 講演及び研究員中間発表 指導者 大妻女子大学 8月26日(水) 10:00 教育センター 准教授 樺山敏郎 教 育 相 談 室 より 子ども一人一人が認められる「居場所づくり」を 教育相談室長 長谷川陽子 はじめまして、今年度、教育相談室長になりました長谷川陽子です。よろしくお願いします。 所沢市の教育相談室は今年度創設50年を迎えます。全国的にもまだ相談室というものがなかったころ北小 学校の一室で、学校の教育活動を支援するための相談活動を始めました。その当時も今も相談に来所した児童生 徒が最終的に学校に戻り生き生き学校生活を送ることができるよう様々な支援を続けています。昨年、中学校時 代に教育相談室に通ったという20才の女の子が社会に出る前にとあいさつに来ました。しっかりとしたその姿 に教育相談室の存在意義を改めて実感しました。 さて、学級は、全ての子どもにとっても先生や周りの友達に認められる安心した「居場所」でなければなりま せん。この安心した「居場所」づくりのためには子ども一人一人が認められる活動を意図的に取り入れていく必 要があります。そしてこの活動は不登校児童生徒をつくらない予防策としてもとても大切なことなのです。 今年度、教育センターでは、不登校児童生徒の支援を強化しています。しかし、教育相談室に来所する不登校 児童生徒はすでに欠席が続いてしまっているケースがほとんどです。不登校対策は学校の組織的な取組が不可欠 なのです。登校しぶりを感じたら家庭との情報交換を密にしてください。それでも欠席が始まってしまったら、 【1日目】 【2日目】 【3日目】 (出典 電話で児童生徒の状況把握 電話をかけ、明確な理由がない場合は、保護者に確認をとり、家庭訪問を実施 組織で対応策を協議し、再度方針を決定(チームで支援等) 所沢市立教育センター 研究報告書 No.255 平成 21 年度 研究員研究紀要「不登校児童生徒への対応研究部」より) センターの教育相談室では、保護者や本人の相談内容をじっくり聞き、受けとめますが、最終的には一人一 人の子どもたちが生き生きと学校生活を送ることができるよう学校と連携を強化する等の支援をしていきます。 学校からの相談も受け付けております。ご連絡ください。 所沢市立教育センター 〒359-1118 所沢市けやき台 2-44-2 代表電話 04-2923-2396/電話相談 04-2924-3333/ FAX04-2923-2395 E-mail:edc@tokorozawa-stm.ed.jp/http://www.tokorozawa-stm.ed.jp
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