OECD観光統計グローバルフォーラムの日本・奈良開催決定について

2014年観光統計グローバルフォーラム、日本・奈良での開催決定
~欧州以外で初めて~
2013年4月 30 日
OECD日本政府代表部
4月 29 日(月)、OECD 及び Eurostat(EU 統計局)は、第 13 回観光統計グロー
バルフォーラムを 2014 年 11 月に日本・奈良で開催することを決定しました。
(注)
これに先立つ4月 10 日(水)に開催された OECD 観光委員会においては、吉川元
偉 OECD 日本政府代表部大使が誘致プレゼンテーションを行うとともに、荒井正吾
奈良県知事によるビデオメッセージを放映しました。
誘致プレゼンを行う吉川大使(中央)
荒井奈良県知事によるビデオメッセージ
1.観光統計グローバルフォーラムの概要
OECD では、観光は成長の牽引力との認識のもと、政策の基礎となる観光統計に
ついて、整合性の確保や分析手法の共有のために、EU 統計局と共催にて国際フォ
ーラムを開催しているところ。
1994 年の第一回フォーラム以降、すべて欧州において開催。
2.日本開催の意義
アジア・太平洋地域は観光分野における成長マーケット。本フォーラムを日本で
開催することにより、アジア・太平洋地域から多くの参加を得て、日本をはじめと
する OECD の観光統計に関する知見の共有を通じ、OECD とアジア・太平洋地域との
パートナーシップ強化に貢献する考え。
OECD では、観光が地域経済に与えるインパクトを踏まえ、地域の観光統計に対
して特に高い関心。日本では、観光地域経済に関する統計の充実に取り組んでおり、
これを主要トピックに取り上げる予定。
3.2014年は日本の OECD 加盟50周年
本フォーラムを、日本の OECD 加盟 50 周年を記念する行事の一つとして位置付け、
日本やアジア・太平洋地域において OECD への関心を高める考え。
4.開催地・奈良の魅力と意欲
奈良は 1300 年以上も前の日本の首都。特色ある歴史や文化、豊かな自然に恵ま
れ、世界遺産に登録。
UNWTO(国連世界観光機関)の地域事務所である UNWTO アジア太平洋センターが
設置。
荒井正吾奈良県知事は、日本政府において観光行政のトップを務めるなど、観光
に関する取組に熱心。また、1980 年から 1982 年にかけて OECD 日本政府代表部に
勤務し、OECD 観光委員会を担当。
(注)本フォーラムの開催にはチェコも立候補したため、調整の結果、2014 年5月にはプラハ
においても開催予定。
【参考1:過去の本フォーラム開催地】
1994 ウィーン
2004 ストックホルム
1995 ヴェネツィア
2006 カセレス
1996 シントラ
2008 パリ
1998 コペンハーゲン
2010 リスボン
2000 グラスゴー
2012 レイキャビク
2002 ブダペスト
【参考2:観光地域経済調査】
観光庁が、観光産業の実態や、観光が地域経済に及ぼす効果等を明らかにし、観光産業振興
施策等の基礎データを得ることを目的として、実施している調査。
この調査により、観光客が使ったお金によって、どれだけの取引が発生し、雇用を生んだか
ということを定量的に把握。地域における観光の重要性や潜在能力等を客観的なデータで把握
できるようになるので、地域のビジネスや観光振興に役立てることが可能。
担
当 :OECD日本政府代表部
金指 和彦
(かなざし かずひこ)
TEL : 01.53.76.61.41
FAX : 01.45.63.05.44
Email : kazuhiko.kanazashi@mofa.go.jp