Informatica PowerExchange - 9.5.1

Informatica PowerExchange
(バージョン 9.5.1)
リファレンスマニュアル
Informatica PowerExchange リファレンスマニュアル
バージョン 9.5.1
12月2012
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Informatica、Informatica Platform、Informatica Data Services、PowerCenter、PowerCenterRT、PowerCenter Connect、PowerCenter
Data Analyzer、PowerExchange、PowerMart、Metadata Manager、Informatica Data Quality、Informatica Data Explorer、Informatica
B2B Data Transformation、Informatica B2B Data Exchange、Informatica On Demand、Informatica Identity Resolution、Informatica
Application Information Lifecycle Management、Informatica Complex Event Processing、Ultra Messaging、およびInformatica Master
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http://jotm.objectweb.org/bsd_license.html、http://www.w3.org/Consortium/Legal/2002/copyright-software-20021231、http://
www.slf4j.org/license.html、http://developer.apple.com/library/mac/#samplecode/HelpHook/Listings/HelpHook_java.html、http://
nanoxml.sourceforge.net/orig/copyright.html、http://www.json.org/license.html、http://forge.ow2.org/projects/javaservice/、
http://www.postgresql.org/about/licence.html、http://www.sqlite.org/copyright.html、http://www.tcl.tk/software/tcltk/
license.html、http://www.jaxen.org/faq.html, http://www.jdom.org/docs/faq.html、http://www.slf4j.org/license.html、http://
www.iodbc.org/dataspace/iodbc/wiki/iODBC/License、http://www.keplerproject.org/md5/license.html、http://www.toedter.com/en/
jcalendar/license.html、http://www.edankert.com/bounce/index.html、http://www.net-snmp.org/about/license.html、http://
www.openmdx.org/#FAQ、http://www.php.net/license/3_01.txt、http://srp.stanford.edu/license.txt、http://www.schneier.com/
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bsd-license.php)、MIT License(http://www.opensource.org/licenses/mit-license.php)、およびArtistic License(http://
www.opensource.org/licenses/artistic-license-1.0)に基づいて許諾されたソフトウェアが含まれています。
本製品には、ソフトウェアcopyright (c) 2003-2006 Joe WaInes, 2006-2007 XStream Committersが含まれています。コンテンツの無断複
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Indiana University Extreme! Labによって開発されたソフトウェアが含まれています。詳細については、http://www.extreme.indiana.edu/
を参照してください。
本製品には、Andrew Kachites McCallumによって開発されたソフトウェアが含まれています。"MALLET: A Machine Learning for Language
Toolkit." http://mallet.cs.umass.edu (2002).
本ソフトウェアは、米国の特許番号5,794,246、6,014,670、6,016,501、6,029,178、6,032,158、6,035,307、6,044,374、6,092,086、
6,208,990、6,339,775、6,640,226、6,789,096、6,820,077、6,823,373、6,850,947、6,895,471、7,117,215、7,162,643、7,243,110、
7,254,590、7,281,001、7,421,458、7,496,588、7,523,121、7,584,422、7,676,516、7,720,842、7,721,270、および7,774,791、および国際
的な特許、ならびにその他の出願中の特許によって保護されています。
免責: 本文書は、一切の保証を伴わない「現状渡し」で提供されるものとし、Informatica Corporationは他社の権利の非侵害、市場性およ
び特定の目的への適合性の黙示の保証などを含めて、一切の明示的および黙示的保証の責任を負いません。Informatica Corporationでは、
本ソフトウェアまたはドキュメントに誤りのないことを保証していません。本ソフトウェアまたはドキュメントに記載されている情報には、
技術的に不正確な記述や誤植が含まれる場合があります。本ソフトウェアまたはドキュメントの情報は、予告なしに変更されることがありま
す。
特記事項
このInformatica製品(以下「ソフトウェア」)には、Progress Software Corporation(以下「DataDirect」)の事業子会社である
DataDirect Technologiesからの特定のドライバ(以下「DataDirectドライバ」)が含まれています。DataDirectドライバには、次の用語お
よび条件が適用されます。
1.DataDirectドライバは、特定物として現存するままの状態で提供され、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保
責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任
の制限が禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものとします。
2.DataDirectまたは第三者は、予見の有無を問わず発生したODBCドライバの使用に関するいかなる直接的、間接的、偶発的、特別、ある
いは結果的損害に対して責任を負わないものとします。本制限事項は、すべての訴訟原因に適用されます。訴訟原因には、契約違反、保
証違反、過失、厳格責任、詐称、その他の不法行為を含みますが、これらに限るものではありません。
Part Number: PWX-REF-951-0001
目次
序文............................................. xii
Informaticaのリソース. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . xiii
Informaticaカスタマポータル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .xiii
Informaticaのマニュアル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . xiii
InformaticaのWebサイト. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . xiii
Informatica How-To Library. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . xiii
Informatica Knowledge Base. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . xiii
Informatica Multimedia Knowledge Base. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . xiv
Informaticaグローバルカスタマサポート. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . xiv
第 1 章 : PowerExchangeの概要...................... 1
PowerExchangeの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1
PowerExchangeのコンポーネント. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2
第 2 章 : DBMOVERコンフィギュレーションファイ
ル.................................................. 4
DBMOVERコンフィギュレーションファイルの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4
DBMOVER文のサマリテーブル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
すべてのDBMOVER文の要約 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5
データソース固有のDBMOVER文の要約. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24
オペレーティングシステム固有のDBMOVER文の要約. . . . . . . . . . . . . . . . 32
DBMOVER文の構文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 37
DBMOVER文の構文ルールとガイドライン. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
38
DBMOVER文の表記規則. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 38
DBMOVER文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 39
ABEND_SW文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
39
ADA_L3_ALLOW文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
40
ADABAS_DEFAULT_DBID文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
41
ADABAS_PREFIX文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 42
ADABASCODEPAGE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 43
ADAOPT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 43
ADAOPTM文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 44
ADAPREFETCH文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 44
ADASTATS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
45
ADAUSER文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 46
APPBUFSIZE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 46
目次
i
AS400EVENTMSGQ文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 47
AS400USRJRNCODE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 47
BS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 48
CAPI_CONN_NAME文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 49
CAPI_CONNECTION - AS4J文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 50
CAPI_CONNECTION - CAPX文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 55
CAPI_CONNECTION - LRAP文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 58
CAPI_CONNECTION - MSQL文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 60
CAPI_CONNECTION - ORAD文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 63
CAPI_CONNECTION - ORCL文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 66
CAPI_CONNECTION - UDB文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 73
CAPI_CONNECTION - UOWC文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 77
CAPI_SRC_DFLT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 82
CAPT_PATH文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 84
CAPT_XTRA文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 85
CMDNODE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 86
CODEPAGE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 86
COLON文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 88
COMPRESS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 88
CONSOLE_CODEPAGE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 88
CONSOLE_TRACE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 89
CONVCHAR文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 89
CPX_DIR文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 90
CREDENTIALS_CASE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 91
DATAMAP_SERVER文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 91
DATERANGE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 93
DB2_BIN_AS_CHAR文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 93
DB2_BIN_CODEPAGE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 94
DB2_ERRORFILE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 94
DB2CODEPAGE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 95
DB2DEF_ENCODING文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 98
DB2ID文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 98
DB2PLAN文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 99
DECPOINT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 100
DEFAULTCHAR文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
100
DEFAULTDATE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
100
DISABLE_PARTITIONS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
101
DISP文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 101
DM_RESOURCE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
102
DM_SUBTASK文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 103
ii
目次
DMXCACHE_DELETEECSA文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 104
DMXCACHE_MAX_MEMORY_MB文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 105
DMXCACHE_MULTIPLEJOBS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 105
DMX_DIR文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 107
DTLMSG_CODEPAGE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 107
ENABLE_AUTOCOMMIT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 108
ENCRYPT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 108
ENCRYPTLEVEL文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 109
ENQMAJORNAME文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 109
ENQSYSTEMS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 110
ERRROWNOTFOUND文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 111
EXT_CP_SUPPT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 111
GDGLOCATE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 112
GSBUFSIZE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 113
ICUALIAS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 114
ICUCNVPROPERTY文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 115
ICUCONVERTER文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 117
ICUDATADIR文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 118
IMSID文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 119
JOBCLASS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 120
LISTENER文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 121
LOADCTLFILE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 123
LOADJOBFILE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 123
LOG_CODEPAGE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 124
LOGPATH文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 125
LOGSID文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 125
LOWVALUES文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 126
LRECL文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 126
MAXTASKS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 126
MSGPREFIX文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 127
MSGPREFIX-HYPHEN文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 128
MSS_ERRORFILE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 128
MVSDB2AF文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 129
NEGSIGN文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 130
NETPORT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 130
NODE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 132
NOGETHOSTBYNAME文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 134
NRDB_WRITE_CHAR_NULL_FILL文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 135
NRDB_WRITE_NUM_NULL_FILL文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 135
NUMERICSIGN文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 135
目次
iii
ODBASUPP文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 136
ORA_ERRORFILE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 136
ORACLE_CAPTURE_TYPE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 137
ORACLE_UNHANDLED_NUMASCHAR文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
138
ORACLECODEPAGE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 139
ORACLEID文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 140
OUSP文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 143
PC_AUTH文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
143
PIPE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 144
POLLTIME文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 144
PRGIND文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 144
PRGINT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 145
PWXSOMAXCONN文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 145
RACF_CLASS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 146
RDBMSINSRTDFLT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 146
RECFM文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 147
REJECT_FILE_DELIMITER文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 147
RELEASE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
148
RMTRDBDIRE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 148
RMTSYSNAME文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 149
SECURITY文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 149
SERVICE_TIMEOUT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
153
SESSID文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 153
SHOW_THREAD_PERF文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 154
SPACE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 155
SSL文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
155
SSL_ALLOW_SELFSIGNED文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 156
SSL_CIPHER_LIST文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
157
SSL_CONTEXT_METHOD文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
158
SSL_REQ_CLNT_CERT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 158
SSL_REQ_SRVR_CERT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 159
STATS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 159
SUBMITTIMEOUT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 161
SUP_FUNC文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 161
SUP_REQUEST文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
162
SUP_SSNAME文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 162
SUP_SSTYPE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 162
SUPPRESS_DATA_LOGGING文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 163
SVCNODE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
163
SYB_ERRORFILE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 165
iv
目次
SYSOUT_TIMESTAMP文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 165
TAPEWAIT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 166
TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 166
TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE_SZ文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 166
TCPIP_SHOW_POOLING文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 167
TCPIPBUFSIZE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 167
TCPIPVER文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 168
TEMPHLQ文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 168
TEXT_EOF_FOR_BINARY文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 169
TIMEZONE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 169
TRACE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 170
TRACING文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 170
UNIT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 177
USE_TYPE1_FALLBACKS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 177
USESUP文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 178
VOLSER文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 179
VSAM文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 179
WAITDSN文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 180
WORKCLASS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 181
WRT_ERROR_HANDLING文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 181
PowerExchangeのメッセージログオプション. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 182
PowerExchangeメッセージログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 182
PowerExchange代替ログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 183
コンシューマ API(consumer API:CAPI)接続文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 186
複数のCAPI接続とオーバーライド. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 186
ソース固有のCAPI_CONNECTION文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 188
PowerExchangeアプリケーションサービスのDBMOVER文. . . . . . . . . . . . . . . . 189
pwxcmdプログラムから発行されたコマンドのDBMOVER文. . . . . . . . . . . . . . . 191
サンプルのDBMOVERコンフィギュレーションファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . 193
第 3 章 : Netportジョブ.......................... 194
Netportジョブの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 194
Netportジョブの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 195
Netportジョブの説明. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 195
Netportジョブ用のPowerExchange置換変数. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 196
Netportジョブとオフロード処理. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 199
NetportジョブとDB2バルクデータロード. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 199
世代別データセット用のNetportジョブの使用. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 200
GDG用のNetportジョブの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 201
目次
v
第 4 章 : PowerExchangeメッセージ取得先の優先. . . 202
PowerExchangeメッセージ取得先の優先の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 202
DTLMSGOファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 203
DTLMSGO文の構文規則. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 203
DTLMSGO文の構文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 203
DTLMSGO文の必須パラメータ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 203
DTLMSGO文のオプションパラメータ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
204
DTLMSGOファイルの例. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 205
第 5 章 : SMFを使用した統計ロギング.............. 206
SMFを使用した統計ロギングの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 206
z/OSでのSMFロギングの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 207
ファイルへのSMFロギングの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 207
ファイルに書き込まれた統計情報の表示. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 208
SMFレコード形式. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 209
サブタイプを含む標準SMFヘッダー. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 210
PowerExchangeヘッダー/記述子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 211
拡張セクションの記述子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 212
全般セクション. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 212
PowerExchange Listener用の拡張セクション. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 214
PowerExchangeクライアント用の拡張セクション. . . . . . . . . . . . . . . . . 216
データアクセス用の拡張セクション. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 216
関数/アクセス方式セクション(DB2). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
217
第 6 章 : PowerExchangeのセキュリティ........... 219
PowerExchangeのセキュリティの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 219
SECURITY文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 221
i5/OSでのセキュリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 225
i5/OSでのリソースアクセス要件. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 226
i5/OSでPowerExchange Listenerコマンドを実行するための許可. . . . . .
229
i5/OSでのpwxcmdプログラムに関するユーザー認証. . . . . . . . . . . . . . .
229
i5/OSでpwxcmdコマンドを実行するための許可. . . . . . . . . . . . . . . . . . 229
Linux、UNIX、およびWindowsでのセキュリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
231
WindowsでPowerExchange Listenerコマンドを実行するための許可. . . . . 232
Linux、UNIX、およびWindowsでpwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドを実
行するための許可. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
232
Linux、UNIX、およびWindowsでのpwxcmdまたはinfacmd pwxプログラム
に関するユーザー認証. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 233
z/OSでのセキュリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
vi
目次
234
z/OSでのリソースアクセス要件. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 236
z/OS上でのキャプチャ登録と抽出マップのセキュリティ. . . . . . . . . . . . 241
データマップのセキュリティ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 246
PowerExchange Listenerのコマンドのセキュリティ. . . . . . . . . . . . . . 247
Adabasセキュリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 248
Datacomセキュリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 249
DB2 for z/OSセキュリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 250
IMSセキュリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 251
z/OSでのpwxcmdプログラムに関するユーザー認証. . . . . . . . . . . . . . . . 252
z/OSでpwxcmdコマンドを実行する許可. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 252
PowerExchange選択的サインオン. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 253
PowerExchange選択的サインオンの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 254
PowerExchangeサインオンファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 254
PowerExchangeサインオンファイルの構文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 254
PowerExchangeサインオンファイルで使用される文. . . . . . . . . . . . . . . 255
PowerExchangeサインオンファイルの例. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 259
第 7 章 : Secure Sockets Layerのサポート........ 261
PowerExchangeネットワーク上のSSLのセキュリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . 261
PowerExchange SSLのアーキテクチャ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 262
FIPS 140-2への準拠. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 263
FIPS 140-2に準拠した暗号群. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 263
z/OSでのFIPS 140-2への準拠に関する考慮事項. . . . . . . . . . . . . . . . . 264
PWXUSSLユーティリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 265
PowerExchange SSLの設定手順. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 265
z/OS上でのSSLサーバーの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 266
AT-TLSポリシーファイルの更新. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 266
z/OS上での個人証明書の作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 270
z/OSのSSLサーバーでのPowerExchange Listener JCLの構成. . . . . . . . . 270
Linux、UNIX、およびWindows上のSSLクライアントおよびサーバーの設定. . . . 271
PowerExchange SSL環境でのOpenSSL. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 271
OpenSSLを使用したCA証明書の作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 272
OpenSSLを使用した個人証明書の作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 273
SSLサーバー上でのDBMOVERコンフィギュレーションファイルのカスタマ
イズ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 274
SSLクライアント上でのDBMOVERコンフィギュレーションファイルのカス
タマイズ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 275
接続の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 277
目次
vii
第 8 章 : PowerExchange暗号化.................... 278
PowerExchange暗号化のモード. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 278
PowerExchange暗号化標準. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 278
DES暗号化標準. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 278
Triple DES暗号化標準. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 278
RC2暗号. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 279
DBMOVERコンフィギュレーションファイルでの暗号化デフォルトの設定. . . . . 279
第 9 章 : PowerExchange非リレーショナルSQL...... 281
PowerExchange非リレーショナルSQLの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 281
PowerExchange非リレーショナルSQL構文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 281
基本比較のSQL構文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 282
LIKE比較. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 283
BETWEEN比較. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 284
NULL比較. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 285
SQL構文で許可されたキーワード. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 285
SQLキーワードと同じカラム名を持つデータへのアクセス. . . . . . . . . . . 285
ユーザー定義フィールドでのSQLの使用. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 285
IMS呼び出しに関する考慮事項. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 285
DTLDESCRIBEメタデータ構文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 286
DTLDESCRIBE TABLES修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 286
DTLDESCRIBE PROCEDURES修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 290
DTLDESCRIBE PROCEDURECOLUMNS修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 291
DTLDESCRIBE COLUMNS修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 293
DTLDESCRIBE RECORDS修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 296
DTLDESCRIBE PKEYS修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 299
DTLDESCRIBE FKEYS修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 301
DTLDESCRIBE SCHEMAS修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 304
DTLDESCRIBE修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 305
DB2 for i5/OSソース向けのDTLDESCRIBE修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . 305
DB2 for z/OSソース向けのDTLDESCRIBE修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . 305
DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsソース向けのDTLDESCRIBE修飾
子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 305
Informixソース向けのDTLDESCRIBE修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 306
NRDBソース向けのDTLDESCRIBE修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 306
NRDB2ソース向けのDTLDESCRIBE修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 306
Oracleソース向けのDTLDESCRIBE修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 306
Sybaseソース向けのDTLDESCRIBE修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 307
PowerExchange非リレーショナルSQLに対する制限. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 307
viii
目次
第 10 章 : PowerExchangeのグローバル化.......... 309
PowerExchangeのグローバル化の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 309
PowerExchangeでインストールされたデフォルトコードページ. . . . . . . . . . . 310
PowerExchangeでインストールされた汎用コードページ. . . . . . . . . . . . . . .
310
データソースによるデフォルトコードページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 312
DB2 for i5/OSコードページパラメータ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
313
DB2 for z/OSコードページパラメータ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
314
Oracleのコードページパラメータ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 315
ユーザー定義のコードページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 316
ユーザー定義ICU互換コードページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 317
PowerExchangeスタティックコードページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 320
ICUCHECKユーティリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 322
ICUCHECK構文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 323
レポート1。 単純コードページのPower Exchange制御テーブル. . . . . . .
323
レポート2。 ICUコードページのPowerExchange制御テーブル. . . . . . . . . 324
レポート3。 ICUで名前と文字サイズ情報の比較. . . . . . . . . . . . . . . . . 327
レポート4。 PowerExchangeでICUコードページ情報の比較. . . . . . . . . . 328
レポート5。 PowerExchangeコードページ名とエイリアス. . . . . . . . . . . 329
レポート6。 PMロケールコードページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
330
レポート7。 制御カウント. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 330
レポート8。 エラー. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 331
PowerExchangeと共に出荷されるコードページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 331
PowerExchangeスタティックコードページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 331
すべてのサポートされるUnicode文字を処理するコードページ. . . . . . . . 332
ASCIIエンコードに基づいたコードページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 333
EBCDICエンコードに基づいたICUコードページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . 336
特殊なICUコードページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 342
変換エラーおよび特殊な状況の処理. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 345
コードページ変換エラー. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 345
コードページ内の予期しないデータ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 346
タイプ1のフォールバックマッピングとマルチバイトデータ. . . . . . . . . . . . . 348
第 11 章 : PowerExchange ODBCドライバの使用..... 349
PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ. . . . . . . . . . . . . . . 349
全般的なPowerExchange ODBCドライバパラメータ. . . . . . . . . . . . . . . . 349
DB2 for z/OSのバルクパラメータ向けのPowerExchange ODBCドライバ. . . 363
Windows上でのODBCデータソースの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 365
PowerExchange ODBCドライバを使用したマルチバイトメタデータへのア
クセス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 367
目次
ix
UNIX上でのODBCデータソースの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 367
PowerExchangeデータソース仕様の例. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 368
ODBCを使用したマルチバイトメタデータへのアクセス. . . . . . . . . . . . . 369
SQLエスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 369
PowerCenterでのSQLエスケープシーケンスの使用. . . . . . . . . . . . . . . . 369
PowerCenterで使用できるSQLエスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . 370
{DTLADAPREFETCH=Y|N}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 370
{DTLADAPWD= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 371
{DTLAPP= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 371
{DTLCONFWRITE=N|Y|T}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 371
{DTLCONNOVR= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 371
{DTLDATAPWD= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 371
{DTLDB2DEGREE= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 371
{DTLDSN= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 372
{DTLEVENTTB= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 372
{DTLIMTYPE=BA|AI|TU}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 372
{DTLIMGOV=Y|N}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 373
{DTLINSMODE=LOAD|UPDATE}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . 373
{DTLJRNL= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 373
{DTLLIBRARYLIST= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 373
{DTLNOUPDATECDEP=Y|N}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . 373
{DTLORACOLL= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 374
{DTLORACONN= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 374
{DTLORAINST= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 374
{DTLORASCHEMA= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 374
{DTLOVRDBF= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 374
{DTLREJECTFILE= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 375
{DTLSESSID=}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 375
{DTLSTOPONERRORS =}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 375
{DTLSTRIPORDERBY=Y|N}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . 375
{DTLTIMEOUT= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 375
{DTLUDBDB= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 375
{DTLUPDELSEINS=Y}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 376
{DTLWORKERS= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 376
{DTLXTRASCHEMA= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 376
{DTLXTYPE=RS|SL}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 376
第 12 章 : PowerExchangeデータタイプ変換マトリッ
クス............................................. 377
PowerExchangeデータタイプ変換. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 377
x
目次
ODBCおよびPowerExchangeデータタイプの同値. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 378
付録 A : PowerExchangeデータソースウィザード. . . . 381
PowerExchangeデータソースウィザードの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 381
[PowerExchangeデータソース]タブ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 382
[全般]タブ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
385
[AS400プロパティ]タブ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
388
[CAPXプロパティ]タブ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 390
[CAPXRTプロパティ]タブ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 391
[DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .
394
付録 B : PowerExchange用語集..................... 398
索引............................................. 423
目次
xi
序文
このマニュアルでは、PowerExchange ®の構成および使用に関連する主題について参照情報
を記載します。このマニュアルは、全章をすべて読むことを意図していません。特定の主
題に関する情報の検索に使用してください。
マニュアルには、PowerExchangeシステムを完全に構成し、調整するために必要な情報が含
まれています。例えば、製品のセキュリティに関する情報を記載し、DBMOVERコンフィギュ
レーションファイルの各パラメータについて説明します。また、PowerExchangeを特定の環
境で使用する場合に必要な情報も網羅しています。例えば、非リレーショナルデータソー
スを使用する場合、そのデータにアクセスするためにPowerExchangeでサポートされている
SQLについて説明します。
本製品を完全に理解するためには、このマニュアルのほかに『 PowerExchangeインストール
ガイド』、『PowerExchangeバルクデータ移動ガイド 』、およびCDCガイドも使用する必要
があります。
このマニュアルは、以下のPowerExchange製品を対象にしています。
¨ PowerExchange for Adabas ®
¨ PowerExchange for CA Datacom ®
¨ PowerExchange for CA IDMS ™
¨ PowerExchange for DB2 ® for i5/OS®
¨ PowerExchange for DB2 for Linux ®、UNIX®、およびWindows®
¨ PowerExchange for DB2 for z/OS ®
¨ PowerExchange for IMS ™
¨ PowerExchange for Oracle ®
¨ PowerExchange for SQL Server ®
¨ PowerExchange for VSAM
xii
Informaticaのリソース
Informaticaカスタマポータル
Informaticaのユーザーとして、Informaticaカスタマポータルサイト
(http://mysupport.informatica.com)にアクセスできます。このサイトには、製品情
報、ユーザーグループ情報、ニュースレター、Informaticaカスタマサポート事例管理シス
テム(ATLAS)へのアクセス、Informatica How-To Library、Informatica Knowledge
Base、Informatica Product Documentation、Informaticaユーザーグループコミュニティ
へのアクセスが含まれています。
Informaticaのマニュアル
Informaticaのマニュアルチームは、正確で役に立つマニュアルの作成に努めています。こ
のマニュアルに関する質問、コメント、ご意見の電子メールの送付先は、Informaticaマニ
ュアルチーム(infa_documentation@informatica.com)です。 お客様のフィードバック
は、マニュアルの改良に利用させていただきます。コメントに返信をご希望のお客様は、
その旨をお知らせください。
マニュアルチームは、必要に応じてマニュアルを更新します。製品の最新のマニュアルを
入手するには、http://mysupport.informatica.comから製品マニュアルにアクセスしま
す。
InformaticaのWebサイト
Informatica社のWebサイトは、http://www.informatica.comからアクセスできます。この
サイトでは、Informatica社の概要と沿革、今後のイベント、営業拠点などの情報を提供し
ています。また、製品情報やパートナー情報もあります。サービス関連のページには、テ
クニカルサポート、トレーニングと教育、および実装に関するサービスの重要な情報を掲
載しています。
Informatica How-To Library
Informaticaのユーザーとして、Informatica How-To Library
(http://mysupport.informatica.com)にアクセスできます。How-To Libraryは、
Informaticaの製品および機能についての詳細を確認できるリソースのコレクションです。
一般的な問題に対するソリューションを提供したり、機能や動作を比較したり、特定の実
際のタスクを実行するための方法を示したりする記事やインタラクティブなデモンストレ
ーションが含まれています。
Informatica Knowledge Base
Informaticaのユーザーとして、Informatica Knowledge Base
(http://mysupport.informatica.com)にアクセスできます。このKnowledge Baseを利用
して、Informatica製品に関する既知の技術的問題の解決策を検索することができます。ま
た、FAQ(よくある質問)の答え、技術的ホワイトペーパー、技術的なヒントも得られま
はじめに
xiii
す。Knowledge Baseに関する質問、コメント、ご意見の電子メールの送付先は、
Informatica Knowledge Baseチーム(KB_Feedback@informatica.com)です。
Informatica Multimedia Knowledge Base
Informaticaのユーザとして、Informatica Multimedia Knowledge Base
(http://mysupport.informatica.com)にアクセスできます。Multimedia Knowledge
Baseは、一般的な概念の理解を助け、具体的な各タスクの実行をガイドする教育用のマル
チメディアファイルの集まりです。 Multimedia Knowledge Baseに関する質問、コメン
ト、ご意見の電子メールの送付先は、Informatica Knowledge Baseチーム
(KB_Feedback@informatica.com)です。
Informaticaグローバルカスタマサポート
電話、またはオンラインサポートからカスタマサポートセンターに連絡できます。 オンラ
インサポートのご利用には、ユーザ名とパスワードが必要です。
http://mysupport.informatica.comから、ユーザー名とパスワードが入手できます。
電話によるInformaticaグローバルカスタマサポートへの問い合わせ先は次のとおりです。
北米/南米
ヨーロッパ/中東/アフ
リカ
アジア/オーストラ
リア
フリーダイヤル
フリーダイヤル
フリーダイヤル
ブラジル: 0800 891
0202
フランス: 0805 804632
オーストラリア: 1
800 151 830
メキシコ: 001 888 209
8853
北米: +1 877 463 2435
ドイツ: 0800 5891281
イタリア: 800 915 985
オランダ: 0800 2300001
ポルトガル: 800 208 360
スペイン: 900 813 166
スイス: 0800 463 200
英国: 0800 023 4632
有料(標準料金)
ベルギー: +31 30 6022
797
フランス: +33 1 4138
9226
ドイツ:+49 1805 702 702
オランダ:+31 306 022
797
英国: +44 1628 511445
xiv
序文
ニュージーランド:
09 9 128 901
有料(標準料金)
インド:+91 80 4112
5738
第 1 章
PowerExchangeの概要
この章では、以下の項目について説明します。
¨ PowerExchangeの概要, 1 ページ
¨ PowerExchangeのコンポーネント, 2 ページ
PowerExchangeの概要
PowerExchangeは、データソースおよびデータターゲットを同期するために以下の機能を実
行できます。
¨ データターゲットのマテリアライズまたは完全なリフレッシュを行うためのバルクデー
タ移動
¨ データソースおよびデータターゲットの同期を保持するための変更データキャプチャ
PowerExchangeバルクデータ移動では、異なるシステム間で大量のデータを効果的に移動で
きます。 しかし、バルクデータ移動操作を頻繁に行うと、容量、時間、担当者リソースが
高くついてしまいます。
PowerExchange変更データキャプチャ(CDC)を使用すると、データソースに加えられた変
更のみをキャプチャできます。PowerExchange CDCでは、パフォーマンスやソースデータベ
ース、テーブル、ファイルの可用性に与える影響が最小限に抑えられます。PowerExchange
には、変更データキャプチャを行うための2つの方法があります。
¨ 同期変更データキャプチャ。変更を実行するトランザクションに統合することによっ
て、リアルタイムで行われます。
¨ 非同期変更データキャプチャ。ログベース変更データキャプチャとも呼ばれ、ソースデ
ータベースまたはソースリレーショナルデータベースのログから変更をキャプチャしま
す。
PowerExchangeはPowerCenterと共に動作し、バルクデータおよび変更データの各種データ
ターゲットへの移動を可能にします。
このマニュアルでは、使用環境に合わせたPowerExchangeのカスタマイズに関する参考情報
を記載しています。製品のインストール後、DBMOVERコンフィギュレーションファイルパラ
メータおよび製品のセキュリティオプションに関連するトピックを確認してください。ま
た、環境やデータのレプリケーションに関する特定の要件に関連するトピックも確認して
ください。
1
PowerExchangeのコンポーネント
PowerExchangeは、お使いのシステムに応じて以下のコンポーネントの一部または全部を使
用して、その機能を実行します。
PowerExchange Navigator
バルクデータの抽出や変更データのキャプチャ元であるデータソース用に、データマ
ップ、キャプチャ登録、抽出マップを定義および管理するためのグラフィカルなユー
ザーインタフェースです。PowerExchangeは、この定義を使用して処理するデータソー
スを判断します。キャプチャ登録および抽出マップは、変更データキャプチャ(CDC)
のみに関係します。
PowerExchange Listener
非リレーショナルファイルとDB2テーブルのデータマップ、およびすべてのデータソー
スのキャプチャ登録と抽出マップを管理します。PowerExchange Listenerは、これら
の定義を以下のファイルで管理します。
¨ データマップ(DATAMAPSファイル)
¨ キャプチャ登録(CCTファイル)
¨ 抽出マップ(DTLCAMAPファイルまたはCAMAPSファイル)
PowerExchange Listenerでは、バルクデータおよび変更データの抽出要求も処理され
ます。
データソースまたはデータターゲットがPowerExchangeを使用しているシステムからリ
モートにある場合、リモートデータソースまたはリモートデータターゲットでも
PowerExchange Listenerを実行してPowerExchangeと通信する必要があります。
PowerExchangeエージェント
z/OSシステムでは、CDC時にキャプチャ登録情報を以下のECCRに提供します。
¨ DB2
¨ IMS同期
¨ バッチVSAM
¨ CICS/VSAM
他のECCRは、CCTデータセットからキャプチャ登録情報を直接読み取ります。
PowerExchangeエージェントでは、すべてのECCRについて、キャプチャ登録情報が検
証されます。
また、各種PowerExchange CDCコンポーネントでグローバルキューおよびデータフロ
ーも管理されます。
PowerExchange ロッガー[PowerExchange ろっがー](Linux、UNIX、Windows用)
Linux、UNIX、またはWindowsマシン上で、必要に応じて、変更ストリームから
PowerExchangeロッガーログファイルへ変更データを書き込みます。 この場合、
PowerExchangeは、ソースデータベースやログファイルからではなく、PowerExchange
ロッガーログファイルから変更データを抽出します。 PowerExchangeロッガープロセ
スは、継続モードでもバッチモードでも実行できます。
2
第 1章: PowerExchangeの概要
PowerExchangeロッガー(MVS用)
z/OSシステム上で、接続されているPowerExchange環境変更キャプチャルーチン
(environmental change capture routine:ECCR)からキャプチャされた変更データ
を受け取り、それをログデータセットに格納します。 その時点で、変更データはリア
ルタイム抽出またはPowerExchange Condenseジョブで使用できるようになります。
PowerExchange環境変更キャプチャルーチン(ECCR)
z/OSシステム上で、データソースから変更データをキャプチャし、キャプチャされた
変更を記録用にPowerExchangeロッガーに渡します。 PowerExchangeには、データソ
ースのタイプごとにECCRが用意されています。ソースタイプに応じて、ECCRは、変更
が加えられた時点でそれを同期にキャプチャするか、データベースログから非同期に
キャプチャします。
PowerExchange Condense
i5/OSまたはz/OSシステム上で、必要に応じて、変更ストリーム内の要約バージョンの
変更データを含む圧縮ファイルを作成します。 このオプション機能を使用すると、
PowerExchangeで、ログファイルからではなく圧縮ファイルから変更データが抽出され
ます。複数のCondenseジョブを同時に実行できます。
PowerExchangeのコンポーネント
3
第 2 章
DBMOVERコンフィギュレーシ
ョンファイル
この章では、以下の項目について説明します。
¨ DBMOVERコンフィギュレーションファイルの概要, 4 ページ
¨ DBMOVER文のサマリテーブル, 5 ページ
¨ DBMOVER文の構文, 37 ページ
¨ DBMOVER文, 39 ページ
¨ PowerExchangeのメッセージログオプション, 182 ページ
¨ コンシューマ API(consumer API:CAPI)接続文, 186 ページ
¨ PowerExchangeアプリケーションサービスのDBMOVER文, 189 ページ
¨ pwxcmdプログラムから発行されたコマンドのDBMOVER文, 191 ページ
¨ サンプルのDBMOVERコンフィギュレーションファイル, 193 ページ
DBMOVERコンフィギュレーションファイルの
概要
PowerExchange DBMOVERコンフィギュレーションファイルには、PowerExchangeの操作およ
び通信を制御する文が含まれます。各PowerExchangeシステムでDBMOVERコンフィギュレー
ションファイルを定義します。
PowerExchangeには、サポートするオペレーティングシステムごとにサンプルのDBMOVERコ
ンフィギュレーションファイルが用意されています。 PowerExchangeソフトウェアのイン
ストールをテストするには、サンプルファイル内の情報で十分です。 サンプルファイルは
カスタマイズします。 例えば、追加のPowerExchangeノード、データソース、CDCオプショ
ン、またはローカリゼーションオプションを設定する必要がある場合があります。
4
DBMOVER文のサマリテーブル
PowerExchangeには、PowerExchangeの設定に使用するDBMOVER文が多数用意されていま
す。
一部のDBMOVER文は、特定のオペレーティングシステムまたはデータソースに適用されま
す。
以下の表に、すべてのDBMOVER文をデータソースおよびオペレーティングシステムごとにア
ルファベット順で一覧表示します。
すべてのDBMOVER文の要約
PowerExchangeには、PowerExchangeを設定するために使用するDBMOVER文が用意されてい
ます。
次の表は、すべてのDBMOVER文を簡潔に定義したものであり、それぞれの文の完全な説明へ
の相互参照を提供します。
文
説明
参照
ABEND_SW
PowerExchangeが異常終
了を処理するために追加
のエラールーチンをアク
ティブにするかどうかを
制御する。
「ABEND_SW文」
ジ39)
ADA_L3_ALLOW
PowerExchangeが、記述
子の値に基づく論理的順
序に従ってファイルから
レコードを読み取るため
にAdabas L3コマンドを
使用するかどうかを制御
する、Adabas最適化文。
「ADA_L3_ALLOW文」
(ページ40)
ADABAS_DEFAULT_DBID
[データベースID]プロ
パティでデータマップが
0を指定していて、バル
クデータ移動セッション
でオーバーライド値が指
定されない場合に、
PowerExchangeが使用す
るDBID値を指定する。
「ADABAS_DEFAULT_DBID
文」 (ページ41)
ADABAS_PREFIX
PowerExchangeがAdabas
ファイルにアクセスする
ためのユーザーIDを構築
するために使用するプレ
フィックスを指定する。
「ADABAS_PREFIX文」
(ページ42)
ADABASCODEPAGE
Adabasデータベース用に
使用する、シングルバイ
トおよびマルチバイトコ
ードページを指定する。
「ADABASCODEPAGE文」
(ページ43)
(ペー
DBMOVER文のサマリテーブル
5
6
文
説明
参照
ADAOPT
PowerExchangeが、記述
子の値に基づく論理的順
序に従ってファイルから
レコードを読み取るため
にAdabas L3コマンドを
使用するかどうかを制御
する、Adabas最適化文。
「ADAOPT文」
43)
ADAOPTM
廃止。 後方互換性を保
つために存在している。
「ADAOPTM文」
44)
ADAPREFETCH
PowerExchangeがレコー
ドを読み取るときに
Adabasのプリフェッチ機
能を使用するかどうかを
制御する。
「ADAPREFETCH文」
(ページ44)
ADASTATS
PowerExchangeがAdabas
の操作に関する統計情報
をPowerExchangeのメッ
セージログファイルに書
き込むかどうかを制御す
る。
「ADASTATS文」
ジ45)
(ペー
ADAUSER
PowerExchangeが
NetportジョブでAdabas
ファイルにアクセスする
ためのAdabasユーザーID
としてジョブ名を使用す
るかどうかを制御する。
「ADAUSER文」
46)
(ページ
APPBUFSIZE
データバッファの最大サ
イズをバイト単位で指定
する。
「APPBUFSIZE文」
ージ46)
AS400EVENTMSGQ
PowerExchangeによるメ
ッセージの書き込み先と
なる、i5/OSシステム上
のイベントメッセージキ
ューを指定する。
「AS400EVENTMSGQ文」
(ページ47)
AS400USRJRNCODE
DB2におけるi5/OSジャー
ナルの追加ライブラリお
よび削除ライブラリの操
作を特定する、2文字の
ジャーナル入力タイプコ
ードを指定します。この
文を使用して、同じソー
ステーブルのインスタン
スを含むライブラリを追
加または削除した後で
CDCライブラリ対象リス
トの更新に使用したデフ
「 AS400USRJRNCODE
文」 (ページ47)
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
(ページ
(ページ
(ペ
文
説明
参照
ォルトコードをオーバー
ライドします。
BS
z/OS上で、ブロックサイ
ズが指定されなかった場
合にPowerExchangeがタ
ーゲットデータセットを
動的に割り当てるときに
使用するブロックサイズ
を指定する。
「BS文」
(ページ48)
CAPI_CONN_NAME
すべてのデータソースタ
イプに対するデフォルト
のCAPI_CONNECTION文を
指定する。
「CAPI_CONN_NAME文」
(ページ49)
CAPI_CONNECTION - AS4J
DB2 for i5/OS CDCソー
スに使用するコンシュー
マAPI(Consumer API:
CAPI)パラメータを指定
する。
「CAPI_CONNECTION AS4J文」 (ページ50)
CAPI_CONNECTION - CAPX
PowerExchangeロッガー
(Linux、UNIX、
Windows用)ログファイ
ルから変更データを継続
抽出するために使用する
CAPIパラメータを指定す
る。
「CAPI_CONNECTION CAPX文」 (ページ55)
CAPI_CONNECTION - LRAP
PowerExchangeロッガー
(MVS用)のログ読み取
りAPI(Log Read API:
LRAPI)コンポーネント
に使用するCAPIパラメー
タを指定する。
「CAPI_CONNECTION LRAP文」 (ページ58)
CAPI_CONNECTION - MSQL
Microsoft SQL Server
CDCソースに使用する
CAPIパラメータを指定す
る。
「CAPI_CONNECTION MSQL文」 (ページ60)
CAPI_CONNECTION - ORAD
Oracle用PowerExchange
Expressソースに使用す
るCAPIパラメータを指定
する。
「CAPI_CONNECTION ORAD文」 (ページ63)
CAPI_CONNECTION - ORCL
PowerExchange Oracle
CDC with LogMinerソー
スに使用するCAPIパラメ
ータを指定する。
「CAPI_CONNECTION ORCL文」 (ページ66)
DBMOVER文のサマリテーブル
7
8
文
説明
参照
CAPI_CONNECTION - UDB
DB2 for Linux、UNIX、
およびWindows(LUW)
CDCソースに使用する
CAPIパラメータを指定す
る。
「CAPI_CONNECTION UDB文」 (ページ73)
CAPI_CONNECTION - UOWC
UOW Cleanserに使用する
CAPIパラメータを指定す
る。
「CAPI_CONNECTION UOWC文」 (ページ77)
CAPI_SRC_DFLT
特定のデータソースタイ
プに対するデフォルトの
CAPI_CONNECTION文を指
定する。
「CAPI_SRC_DFLT文」
(ページ82)
CAPT_PATH
Linux、UNIX、および
Windowsシステム上の、
CDCの制御ファイルが収
められているローカルデ
ィレクトリへのパスを指
定する。
「CAPT_PATH文」
ジ84)
(ペー
CAPT_XTRA
Linux、UNIX、および
Windowsシステム上の、
CDCの抽出マップが保存
されるローカルディレク
トリへのパスを指定す
る。
「CAPT_XTRA文」
ジ85)
(ペー
CMDNODE
pwxcmdコマンドのターゲ
ットとなる
PowerExchange
Listener、
PowerExchange
Condense、または
PowerExchange for
Linux、UNIX、および
Windowsロッガープロセ
スの接続情報を指定す
る。
「CMDNODE文」
86)
(ページ
CODEPAGE
SQL文の中のオペレーテ
ィングシステム情報、デ
ータ、およびリテラル値
に使用するコードページ
を指定する。
「CODEPAGE文」
ジ86)
(ペー
COLON
PowerExchangeで時刻フ
ィールドとタイムスタン
プフィールドの時刻値の
区切り文字として使用す
る文字を定義する。
「COLON文」
88)
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
(ページ
文
説明
参照
COMPRESS
ネットワークを通じて送
信するデータを圧縮する
ために、PowerExchange
が独自の圧縮ルーチンを
使用するかどうかを制御
する。
「COMPRESS文」
ジ88)
CONSOLE_CODEPAGE
PowerExchangeがメッセ
ージの本文をコンソール
に表示するために使用す
るコードページを指定す
る。
「CONSOLE_CODEPAGE
文」 (ページ88)
CONSOLE_TRACE
PowerExchangeがTRACE
文からのメッセージを
PowerExchangeメッセー
ジログファイルに書き込
むほかに、DTLOUTデータ
セット(z/OSの場合)ま
たはQPRINT出力(i5/OS
の場合)に書き込むかど
うかを制御する。
「CONSOLE_TRACE文」
(ページ89)
CONVCHAR
バルクデータ移動の読み
取り操作中に検出された
CHARカラムおよび
VARCHARカラムの変換エ
ラーをどのように処理す
るかを制御する。
「CONVCHAR文」
ジ89)
(ペー
CPX_DIR
PowerExchangeがi5/OS
上でDB2 for i5/OS CDC
ソース用の抽出マップの
読み取りと保存に使用す
るライブラリの名前を指
定する。
「CPX_DIR文」
90)
(ページ
CREDENTIALS_CASE
PowerExchangeでオペレ
ーティングシステムユー
ザーIDおよびパスワード
に使用する文字の大小文
字の区別を制御する。
「CREDENTIALS_CASE
文」 (ページ91)
DATAMAP_SERVER
データマップを格納する
ファイルへのアクセス要
求に対してサーバーとし
ての役割を果たす
PowerExchange
Listenerのノード名を指
定する。
「DATAMAP_SERVER文」
(ページ91)
DATERANGE
データマップでデータチ
ェックが有効になってい
「DATERANGE文」
ジ93)
(ペー
(ペー
DBMOVER文のサマリテーブル
9
文
説明
参照
る場合に、DATEフィール
ドおよびTIMESTAMPフィ
ールドのデータを検証す
るために使用する年の範
囲を指定する。
10
DB2_BIN_AS_CHAR
FOR BIT DATA句で定義す
るCHARカラムおよび
VARCHARカラム内のデー
タをPowerExchangeが文
字データと見なすかどう
かを制御する。
「DB2_BIN_AS_CHAR
文」 (ページ93)
DB2_BIN_CODEPAGE
DB2_BIN_AS_CHAR文でY
が指定された場合に、
FOR BIT DATA句で定義
するカラム内の文字デー
タを処理するために
PowerExchangeが使用す
る、シングルバイトおよ
びマルチバイトCCSID値
を定義する。
「DB2_BIN_CODEPAGE
文」 (ページ94)
DB2_ERRORFILE
PowerExchangeがDB2バ
ルクデータ移動操作に使
用する、ユーザーによっ
てカスタマイズされた
SQLエラーファイルの名
前を指定する。
「DB2_ERRORFILE文」
(ページ94)
DB2CODEPAGE
指定されたDB2サブシス
テムからのバルクデータ
を処理するために
PowerExchangeが使用す
る、シングルバイト、混
合、およびグラフィック
スCCSID値を定義する。
「DB2CODEPAGE文」
(ページ95)
DB2DEF_ENCODING
DB2データマップの作成
時に、エンコーディング
スキーマを指定されてい
ないDB2カラムに
PowerExchangeが割り当
てるデフォルトのエンコ
ーディングスキーマを定
義する。
「DB2DEF_ENCODING
文」 (ページ98)
DB2ID
PowerExchangeが指定さ
れたDB2サブシステムか
らバルクデータを処理す
るために使用する、DB2
プランおよび
PowerExchangeアクセス
「DB2ID文」
98)
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
(ページ
文
説明
参照
方式モジュールを定義す
る。
DB2PLAN
PowerExchangeがバルク
データ移動処理に使用す
る、DB2プランを定義す
る。
「DB2PLAN文」
99)
(ページ
DECPOINT
整数以外の数値を格納す
るフィールドで小数点と
して使用する文字を定義
する。
「DECPOINT文」
ジ100)
(ペー
DEFAULTCHAR
PowerExchangeが非リレ
ーショナルデータソース
内にある無効な文字デー
タと置き換えるために使
用する文字を定義する。
「DEFAULTCHAR文」
(ページ100)
DEFAULTDATE
PowerExchangeで日付フ
ィールド内の欠けている
コンポーネントと置き換
えるために使用する数値
日付文字列を定義する。
「DEFAULTDATE文」
(ページ100)
DISABLE_PARTITIONS
バルクデータ移動操作の
ためのソースデータのパ
ーティション化を無効に
するかどうかを制御す
る。
「DISABLE_PARTITIONS
文」 (ページ101)
DISP
z/OS上で、DISPが指定さ
れていない場合に
PowerExchangeがターゲ
ットデータセットを動的
に割り当てるときに使用
する、ステータス、通常
処理、および異常処理を
指定する。
「DISP文」
101)
DM_RESOURCE
DATAMAPSデータセットへ
のアクセスを制御する
PowerChange固有のリソ
ースプロファイルを作成
するために使用されるサ
フィックスを指定する。
「DM_RESOURCE文」
(ページ102)
DM_SUBTASK
データマップが保存され
ているファイルに
PowerExchange
Listenerがアクセスする
方法を制御する。
「DM_SUBTASK文」
ージ103)
(ページ
(ペ
DBMOVER文のサマリテーブル
11
12
文
説明
参照
DMXCACHE_DELETEECSA
データマップのキャッシ
ュを複数ジョブモードで
実行しており、使用カウ
ントがゼロ以外のファイ
ルがECSAメモリに存在し
ない場合に、
PowerExchangeがECSAメ
モリを解放するかどうか
を指定する。
「DMXCACHE_DELETEECSA
文」 (ページ104)
DMXCACHE_MAX_MEMORY_M
B
PowerExchangeのデータ
マップのキャッシュを有
効にして、データマップ
のキャッシュの最大サイ
ズをMB単位で設定する。
「DMXCACHE_MAX_MEMORY
_MB文」 (ページ105)
DMXCACHE_MULTIPLEJOBS
PowerExchangeのデータ
マップのキャッシュを複
数ジョブモードで実行す
るか単一ジョブモードで
実行するかを指定する。
「DMXCACHE_MULTIPLEJO
BS文」 (ページ105)
DMX_DIR
PowerExchangeでデータ
マップの読み取りと保存
に使用する場所を指定す
る。
「DMX_DIR文」
107)
DTLMSG_CODEPAGE
どのバージョンの
PowerExchangeメッセー
ジファイルを使用するか
を示すコードページIDを
指定する。
「DTLMSG_CODEPAGE
文」 (ページ107)
ENCRYPT
PowerExchangeでデータ
を移動するときに暗号化
を使用するかどうかを制
御する。 内部独自の暗
号化方式以外に、
PowerExchangeは、DES
およびRSAセキュリティ
RC2暗号化をサポートし
ます。
「ENCRYPT文」
108)
ENCRYPTLEVEL
DESまたはRSA Security
のRC2暗号化方式を選択
した場合に使用する暗号
化レベルを指定する。
暗号化レベルにより暗号
化キーの長さが決まりま
す。 ENCRYPT文でDESま
たはRC2を指定する場合
は、ENCRYPTLEVEL文を
含める必要があります。
「ENCRYPTLEVEL文」
(ページ109)
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
(ページ
(ページ
文
説明
参照
ENQMAJORNAME
PowerExchangeデータセ
ットおよびリソースをロ
ックするために
PowerExchangeが発行す
るENQマクロのメジャー
名を指定する。
「ENQMAJORNAME文」
(ページ109)
ENQSYSTEMS
PowerExchangeデータセ
ットおよびリソースをロ
ックするために
PowerExchangeが発行す
るENQマクロにSYSTEMと
SYSTEMSのどちらの範囲
を使用するかを制御す
る。
「ENQSYSTEMS文」
ージ110)
ERRROWNOTFOUND
存在しない行に対する
UPDATEまたはDELETE操
作について、
PowerExchangeがエラー
を生成するかどうかを指
定する。
「ERRROWNOTFOUND文」
(ページ111)
EXT_CP_SUPPT
シングルバイトのスタテ
ィックコードページ内の
文字変換を制御する。
「EXT_CP_SUPPT文」
(ページ111)
GDGLOCATE
動的割り当てに対して、
LOCATEを使用して世代別
データセット割り当て要
求に関する最新のカタロ
グ情報を取得するように
指示するかどうかを制御
する。
「GDGLOCATE文」
ジ112)
(ペー
GSBUFSIZE
デフォルトのバッファサ
イズが不十分なときに、
PowerExchangeがデータ
行を処理するための最大
内部バッファサイズを増
やすことができるように
する。
「GSBUFSIZE文」
ジ113)
(ペー
ICUALIAS
カスタムICUコードペー
ジを指し示すエイリアス
を追加または削除する。
「ICUALIAS文」
ジ114)
ICUCNVPROPERTY
ICUコードページについ
てカスタマイズしたプロ
パティを設定する。
「ICUCNVPROPERTY文」
(ページ115)
ICUCONVERTER
コードページコンバータ
をICUコードページに追
「ICUCONVERTER文」
(ページ117)
(ペ
(ペー
DBMOVER文のサマリテーブル
13
文
説明
参照
加する、またはICUコー
ドページから削除する。
14
ICUDATADIR
makeconvが生成するバイ
ナリCNVファイルのディ
レクトリの場所を定義す
る。
「ICUDATADIR文」
ージ118)
IMSID
PowerExchangeがIMSバ
ルクデータ移動操作と
IMSログベースCDCに使用
する、IMSサブシステム
情報を定義する。
「IMSID文」
119)
JOBCLASS
CA IDMS/DBメタデータお
よびDB2 LOADユーティリ
ティバッチジョブに使用
するジョブクラスを指定
する。
「JOBCLASS文」
ジ120)
(ペー
LISTENER
指定された
PowerExchange
Listenerプロセスが作業
要求をリスンするTCP/IP
ポートを定義する。
「LISTENER文」
ジ121)
(ペー
LOADCTLFILE
DB2 for z/OS LOADユー
ティリティのバッチジョ
ブ用の制御カードテンプ
レートメンバが含まれて
いるPDSデータセットを
指定する。
「LOADCTLFILE文」
(ページ123)
LOADJOBFILE
DB2 for z/OS LOADユー
ティリティおよびCA
IDMS/DBメタデータ検索
バッチジョブ用のJCLテ
ンプレートメンバが含ま
れているPDSデータセッ
トを指定する。
「LOADJOBFILE文」
(ページ123)
LOG_CODEPAGE
PowerExchangeがメッセ
ージをログファイルに書
き込むために使用するコ
ードページを指定する。
「LOG_CODEPAGE文」
(ページ124)
LOGPATH
Linux、UNIX、および
Windowsシステムで、
PowerExchangeがメッセ
ージログファイルを書き
込むディレクトリの場所
を定義する。
「LOGPATH文」
125)
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
(ペ
(ページ
(ページ
文
説明
参照
LOGSID
CA IDMS/DBログと
PowerExchangeログカタ
ログの場所を指定する。
「LOGSID文」
125)
LOWVALUES
PowerExchangeがVSAMま
たはシーケンシャルター
ゲットに書き込むときに
VSAMまたはシーケンシャ
ルデータソース内に16進
数の'0'の値を保持する
かどうかを指定する。
「LOWVALUES文」
ジ126)
LRECL
z/OS上で、LRECL情報が
指定されなかった場合に
PowerExchangeがターゲ
ットデータセットを動的
に割り当てるときに使用
する論理レコード長を指
定する。
「LRECL文」
126)
MAXTASKS
PowerExchange
Listenerで同時に実行で
きるタスクの最大数を定
義する。
「MAXTASKS文」
ジ126)
MSGPREFIX
PowerExchangeメッセー
ジのプレフィックスとし
て使用する文字列を定義
する。
「MSGPREFIX文」
ジ127)
MSGPREFIX-HYPHEN
メッセージプレフィック
スとメッセージ番号の間
にハイフン文字を含める
か含めないかを指定す
る。
「MSGPREFIX-HYPHEN
文」 (ページ128)
MSS_ERRORFILE
PowerExchangeが
Microsoft SQL Server
バルクデータ移動操作に
使用する、ユーザーによ
ってカスタマイズされた
SQLエラーファイルの名
前を指定する。
「MSS_ERRORFILE文」
(ページ128)
MVSDB2AF
DB2バルクデータ移動操
作にどのDB2 for z/OS
接続機能を使用するかを
指定する。
「MVSDB2AF文」
ジ129)
(ペー
NEGSIGN
負の数値を格納するフィ
ールドで負の記号として
使用する文字を定義す
る。
「NEGSIGN文」
130)
(ページ
(ページ
(ペー
(ページ
(ペー
(ペー
DBMOVER文のサマリテーブル
15
16
文
説明
参照
NETPORT
Netportジョブに関する
情報を定義して、その
Netportジョブを特定の
リスナポートに関連付け
る。
「NETPORT文」
130)
NODE
PowerExchangeが
PowerExchange
Listenerプロセスに連絡
するために使用するTCP/
IPホスト名およびポート
を定義する。
「NODE文」
132)
NOGETHOSTBYNAME
PowerExchangeがライセ
ンスを検証するためにロ
ーカルシステムのIPアド
レスを取得してそれを
PowerExchangeメッセー
ジに含めるかどうかを制
御する。
「NOGETHOSTBYNAME
文」 (ページ134)
NRDB_WRITE_CHAR_NULL_
FILL
PowerExchangeがフィー
ルド内のNULL値と置き換
えるために使用する文字
または16進値を定義す
る。
「NRDB_WRITE_CHAR_NUL
L_FILL文」 (ページ
135)
NRDB_WRITE_NUM_NULL_F
ILL
PowerExchangeが解凍さ
れた数値フィールド内の
NULL値と置き換えるため
に使用する数値または16
進値を定義する。
「NRDB_WRITE_NUM_NULL
_FILL文」 (ページ
135)
NUMERICSIGN
PowerExchangeが符号な
しフィールドを正の
X'C'として配信するか符
号なしのX'F'として配信
するかを制御する。
「NUMERICSIGN文」
(ページ135)
ODBASUPP
PowerExchangeがバルク
データ移動操作でIMSデ
ータベースにアクセスし
てデータセットをアンロ
ードするために、Open
Database Access (ODBA)
インタフェースを使用で
きるかどうかを制御す
る。
「ODBASUPP文」
ジ136)
ORA_ERRORFILE
PowerExchangeがOracle
バルクデータ移動操作に
使用する、ユーザーによ
ってカスタマイズされた
「ORA_ERRORFILE文」
(ページ136)
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
(ページ
(ページ
(ペー
文
説明
参照
SQLエラーファイルの名
前を指定する。
ORACLE_CAPTURE_TYPE
PowerExchangeインスト
ールで使用されている
PowerExchange Oracle
CDCソリューションを指
定する。PowerExchange
Express CDC for Oracle
またはPowerExchange
Oracle LogMiner CDCの
いずれかを指定する。
「ORACLE_CAPTURE_TYPE
文」 (ページ137)
ORACLE_UNHANDLED_NUMA
SCHAR
PowerExchangeがOracle
ソーステーブル内の次の
種類の数値カラムをデー
タの損失を防ぐ方法で処
理するかどうかを制御す
る。
- 精度が28より大きいか
長さが定義されていな
いNUMBERカラム
- 精度が有効数字15桁よ
り大きいFLOATカラム
「ORACLE_UNHANDLED_NU
MASCHAR文」 (ページ
138)
ORACLECODEPAGE
NLS_LANG環境変数で
UTF8でもAL32UTF8でも
ない文字セットが指定さ
れている場合に、Oracle
バルクデータの移動で使
用される特定のOracleデ
ータベースに対して使用
する、PowerExchangeお
よびPowerCenterコード
ページを指定する。
「ORACLECODEPAGE文」
(ページ139)
ORACLEID
LogMinerを使用する
PowerExchange Oracle
CDCおよび
PowerExchange Express
CDC for Oracleについ
て、Oracleソースデータ
ベースおよび接続情報を
指定する。
「ORACLEID文」
ジ140)
OUSP
ADABASを使用していると
きに、z/OS OpenEdition
セキュリティ環境をロー
ドする。 Informatica
グローバルカスタマサポ
ートから指示があった場
合にのみ使用する。
「OUSP文」
143)
(ペー
(ページ
DBMOVER文のサマリテーブル
17
18
文
説明
参照
PC_AUTH
PowerExchange
ListenerがCA IDMS/DB
にアクセスするために
MVSプログラム呼び出し
(PC)サービスルーチン
を使用するかどうかを制
御する。
「PC_AUTH文」
143)
PIPE
TXT出力ファイルでフィ
ールド間を区切るために
使用する文字を定義す
る。
「PIPE文」
144)
POLLTIME
未処理の接続に対してポ
ーリングを行うまでに
PowerExchange
Listenerが待機する時間
(ミリ秒単位)を定義す
る。
「POLLTIME文」
ジ144)
PRGIND
PowerExchangeが読み取
り進捗メッセージを
PowerExchangeメッセー
ジログファイルに書き込
むかどうかを制御する。
「PRGIND文」
144)
(ページ
PRGINT
要求された場合に、
PowerExchangeが読み取
り進捗メッセージを
PowerExchangeメッセー
ジログに書き込む間隔を
定義する。
「PRGINT文」
145)
(ページ
PWXSOMAXCONN
PowerExchange
Listenerが作業要求をリ
スンするために使用する
TCP/IPソケット接続の最
大数を指定する。
「PWXSOMAXCONN文」
(ページ145)
RACF_CLASS
PowerExchange固有のリ
ソースプロファイルをチ
ェックするときに
PowerExchangeが使用す
るRACFクラス名を指定す
る。
「RACF_CLASS文」
ージ146)
RDBMSINSRTDFLT
PowerExchangeが、WITH
DEFAULT句で定義するDB2
カラム用のDB2デフォル
ト値を使用するかどうか
を制御する。
「RDBMSINSRTDFLT文」
(ページ146)
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
(ページ
(ページ
(ペー
(ペ
文
説明
参照
RECFM
z/OS上で、RECFM情報が
指定されなかった場合に
PowerExchangeがターゲ
ットデータセットを動的
に割り当てるときに使用
するレコード形式を指定
する。
「RECFM文」
147)
REJECT_FILE_DELIMITER
PowerExchangeで拒否フ
ァイル内のデフォルトの
区切り文字として使用す
る文字を定義する。
「REJECT_FILE_DELIMIT
ER文」 (ページ147)
RELEASE
動的に割り当てるデータ
セットのために未使用の
スペースを解放するよう
要求するかどうかを制御
する。
「RELEASE文」
148)
RMTRDBDIRE
リモートジャーナル環境
内のCDCのソーステーブ
ルを含む、ローカルシス
テム上のDB2 for i5/OS
データベースの名前を定
義する。
「RMTRDBDIRE文」
ージ148)
(ペ
RMTSYSNAME
CDC、ローカルジャーナ
ル、およびジャーナルレ
シーバ用のDB2ソーステ
ーブルを含むi5/OSホス
トシステムの名前を定義
する。
「RMTSYSNAME文」
ージ149)
(ペ
SECURITY
PowerExchangeがユーザ
ー認証を実行してリソー
スおよびコマンドへのア
クセスを制御するかどう
かを制御する。
「SECURITY文」
ジ221)
SERVICE_TIMEOUT
PowerExchange
Listenerまたは
PowerExchangeロッガー
が、シャットダウンし、
エラーメッセージを発行
するまでに、関連付けら
れたListenerサービスま
たはロッガーサービスか
らハートビートデータを
受信するのを待つ時間を
秒単位で指定します。
「SERVICE_TIMEOUT
文」 (ページ153)
(ページ
(ページ
(ペー
DBMOVER文のサマリテーブル
19
20
文
説明
参照
SESSID[SESSID]
DB2要求のDB2相関IDとし
て使用される値を指定す
る。
「SESSID文」
153)
SHOW_THREAD_PERF
PowerExchangeがマルチ
スレッド処理に関する統
計メッセージを
PowerExchangeメッセー
ジログファイルに書き込
む前に処理するレコード
の数を指定する。
「SHOW_THREAD_PERF
文」 (ページ154)
SPACE
z/OS上で、SPACE情報が
指定されなかった場合に
PowerExchangeがターゲ
ットデータセットを動的
に割り当てるときに使用
する、単位とプライマリ
およびセカンダリスペー
スの値を指定する。
「SPACE文」
155)
SSL
Secure Sockets Layer
(SSL)接続用のSSL証明
書情報を指定する。
「SSL文」
155)
SSL_ALLOW_SELFSIGNED
SSLセキュリティに使用
する証明書のタイプを指
定する。 自己署名証明
書か、システムが信頼す
る商業的認証機関からの
証明書を使用できる。
「SSL_ALLOW_SELFSIGNE
D文」 (ページ156)
SSL_CIPHER_LIST
SSLハンドシェイク中に
クライアントがサーバー
に提供できる暗号を、指
定されたリストに制限す
る。
「SSL_CIPHER_LIST
文」 (ページ157)
SSL_CONTEXT_METHOD
PowerExchangeのSSL通
信に対してピアがサポー
トするSSLまたはTLSのバ
ージョンを選択する。
「SSL_CONTEXT_METHOD
文」 (ページ158)
SSL_REQ_CLNT_CERT
PowerExchangeサーバー
がSSL証明書を使って
PowerExchangeクライア
ントのIDを認証するかど
うかを制御する。
「SSL_REQ_CLNT_CERT
文」 (ページ158)
SSL_REQ_SRVR_CERT
PowerExchangeクライア
ントがSSL証明書を使っ
てPowerExchangeサーバ
「SSL_REQ_SRVR_CERT
文」 (ページ159)
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
(ページ
(ページ
(ページ
文
説明
参照
ーのIDを認証するかどう
かを制御する。
STATS
PowerExchange
Listener用のSMF統計レ
コードをSMFとファイル
のどちらに書き込むかを
制御する。
「STATS文」
159)
(ページ
SUBMITTIMEOUT
PowerExchange
Listenerが生成したバッ
チジョブからの開始を知
らせる通知を受信するま
で待機する時間(秒数)
を指定する。
「SUBMITTIMEOUT文」
(ページ161)
SUP_FUNC
IBM Workload Manager
に対して、
PowerExchange
Listener用のzIIPの
Enclaveの関数名を定義
する。
「SUP_FUNC文」
ジ161)
SUP_REQUEST
zIIPの機能の要求元の名
前を定義する。
「SUP_REQUEST文」
(ページ162)
SUP_SSNAME
zIIPの利用が有効になっ
ているときに、IBM
Workload Managerに対し
てPowerExchange
Listenerの開始タスクを
識別するサブシステム名
を定義する。
「SUP_SSNAME文」
ージ162)
(ペ
SUP_SSTYPE
zIIPのEnclaveのサブシ
ステムタイプとしてIBM
Workload Managerで使
用される名前を定義す
る。
「SUP_SSTYPE文」
ージ162)
(ペ
SUPPRESS_DATA_LOGGING
データマップで指定され
たデータチェックオプシ
ョンのチェックをパスし
なかった行の最初の40文
字を表示するメッセージ
がログに書き込まれるか
どうかを制御する。
「SUPPRESS_DATA_LOGGI
NG文」 (ページ163)
SVCNODE
PowerExchange
Listenerまたは
PowerExchangeロッガー
(Linux、UNIX、
Windows用)プロセスが
「SVCNODE文」
163)
(ペー
(ページ
DBMOVER文のサマリテーブル
21
文
説明
参照
コマンドをリスンする
TCP/IPポートを指定す
る。
22
SYB_ERRORFILE
PowerExchangeがSybase
バルクデータ移動操作に
使用する、ユーザーによ
ってカスタマイズされた
SQLエラーファイルの名
前を指定する。
「SYB_ERRORFILE文」
(ページ165)
SYSOUT_TIMESTAMP
出力ファイルとコンソー
ル出力にタイムスタンプ
情報を含めるかどうかを
制御する。
「SYSOUT_TIMESTAMP
文」 (ページ165)
TAPEWAIT
Netportジョブがテープ
ボリュームを待つかどう
かを制御する。
「TAPEWAIT文」
ジ166)
TCPIP_DIAGNOSTICS_TRA
CE
ネットワーク診断メッセ
ージPWX-33316、
PWX-33317、および
PWX-33318の発行を制御
します。
「TCPIP_DIAGNOSTICS_T
RACE文」 (ページ166)
TCPIP_DIAGNOSTICS_TRA
CE_SZ
ネットワークの送信およ
び受信操作に保持するト
レースレコードの数を制
御します。
「TCPIP_DIAGNOSTICS_T
RACE_SZ文」 (ページ
166)
TCPIPBUFSIZE
廃止。 後方互換性を保
つために存在している。
「TCPIPBUFSIZE文」
(ページ167)
TCPIPVER
PowerExchangeが標準の
IBM TCP/IP UNIXソケッ
トコードの代わりに使用
する代替TCP/IPソケット
コードを指定する。
「TCPIPVER文」
ジ168)
(ペー
TEMPHLQ
PowerExchangeがCA
IDMS/DBメタデータ用の
一時ファイルを作成する
ときにデフォルトで使用
する高レベル修飾子をオ
ーバーライドする。
「TEMPHLQ文」
168)
(ページ
TEXT_EOF_FOR_BINARY
PowerExchangeが
Linux、UNIX、または
Windows上でバイナリフ
ラットファイルの読み取
りを行うときに16進値1A
「TEXT_EOF_FOR_BINARY
文」 (ページ169)
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
(ペー
文
説明
参照
を無視するかどうかを制
御する。
TIMEZONE
バルクデータ移動セッシ
ョン用にAdabasの日付/
時刻値を読み書きするた
めにPowerExchangeが使
用する、ローカルタイム
ゾーンを指定する。
「TIMEZONE文」
ジ169)
(ペー
TRACE
診断のために
PowerExchangeコードパ
ス内のトレースをアクテ
ィブにする。
「TRACE文」
170)
TRACING
PowerExchangeの代替ロ
グをアクティブにし、代
替ログファイルの属性を
指定する。
「TRACING文」
170)
UNIT
z/OS上で、UNIT情報が指
定されなかった場合に
PowerExchangeがターゲ
ットデータセットを動的
に割り当てるときに使用
する汎用または非公式の
単位名を指定する。
「UNIT文」
177)
USE_TYPE1_FALLBACKS
すべてのコードページに
対して、タイプ1のフォ
ールバックマッピングを
有効にする。
「USE_TYPE1_FALLBACKS
文」 (ページ177)
USESUP
zIIPが有効になった
PowerExchange
Listener関数に対して、
PowerExchangeがzIIPを
使用するかどうかを制御
する。
「USESUP文」
178)
(ページ
VOLSER
z/OS上で、VOLSER情報が
指定されなかった場合に
PowerExchangeがターゲ
ットデータセットを動的
に割り当てるときに使用
するボリュームシリアル
番号を指定する。
「VOLSER文」
179)
(ページ
VSAM
PowerExchangeがVSAMデ
ータセットの処理中にデ
ータおよびインデックス
コントロールインターバ
「VSAM文」
179)
(ページ
(ページ
(ページ
(ページ
DBMOVER文のサマリテーブル
23
文
説明
参照
ルのために使用するバッ
ファの数を指定する。
WAITDSN
Netportジョブが使用中
のデータセットを待つか
どうかを制御する。
「WAITDSN文」
180)
(ページ
WORKCLASS
zIPPの利用が有効になっ
ているときに、Workload
Managerの分類のトラン
ザクション名を定義す
る。
「WORKCLASS文」
ジ181)
WRT_ERROR_HANDLING
ライタのパーティション
化を使用するバルクデー
タ移動セッションについ
て、PowerExchange
Listenerから返されたエ
ラーメッセージの処理に
代替方法を使用するかど
うかを指定する。
「WRT_ERROR_HANDLING
文」 (ページ181)
(ペー
データソース固有のDBMOVER文の要約
一部のDBMOVER文は、特定のデータソースタイプにのみ適用されます。
Adabas DBMOVER文
Adabasデータソース専用のDBMOVER文を含めることができます。
以下の表に、Adabasデータソース専用のDBMOVER文の簡潔な説明と、それぞれの文を詳細に
説明する相互参照を示します。
24
文
説明
参照
ADA_L3_ALLOW
PowerExchangeが、記述子の値に基
づく論理的シーケンスに従ってフ
ァイルからレコードを読み込むた
めにAdabas L3コマンドを使用する
かどうかを制御する、Adabas最適
化文。
「ADA_L3_ALLOW
文」 (ページ
40)
ADABAS_DEFAULT_DB
ID
[データベースID]プロパティで
データマップが0を指定していて、
バルクデータ移動セッションでオ
ーバーライド値が指定されない場
合に、PowerExchangeが使用する
DBID値を指定する。
「ADABAS_DEFAULT_
DBID文」 (ページ
41)
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
文
説明
参照
ADABAS_PREFIX
PowerExchangeがAdabasファイル
にアクセスするためのユーザーID
を構築するために使用する、プレ
フィックスを指定する。
「ADABAS_PREFIX
文」 (ページ
42)
ADABASCODEPAGE
Adabasデータベース用に使用す
る、シングルバイトおよびマルチ
バイトコードページを指定する。
「ADABASCODEPAGE
文」 (ページ
43)
ADAOPT
PowerExchangeが、記述子の値に基
づく論理的シーケンスに従ってフ
ァイルからレコードを読み込むた
めにAdabas L3コマンドを使用する
かどうかを制御する、Adabas最適
化文。
「ADAOPT文」
ージ43)
ADAOPTM
廃止。 後方互換性を保つために存
在している。
「ADAOPTM文」
(ページ44)
ADAPREFETCH
PowerExchangeがレコードを読み込
むときにAdabasのプリフェッチ機
能を使用するかどうかを制御す
る。
「ADAPREFETCH
文」 (ページ
44)
ADASTATS
PowerExchangeがAdabasの操作に
関する統計情報をPowerExchangeの
メッセージログファイルに書き込
むかどうかを制御する。
「ADASTATS文」
(ページ45)
ADAUSER
PowerExchangeがnetportジョブで
Adabasファイルにアクセスするた
めのAdabasユーザーIDとしてジョ
ブ名を使用するかどうかを制御す
る。
「ADAUSER文」
(ページ46)
OUSP
ADABASを使用しているときに、z/
OS OpenEditionセキュリティ環境
をロードする。 Informaticaグロ
ーバルカスタマサポートから指示
があった場合にのみ使用する。
「OUSP文」
ジ143)
TIMEZONE
PowerExchangeがバルクデータ移動
セッション用にAdabasの日付/時刻
値を読み書きするために使用す
る、ローカルタイムゾーンを指定
する。 この文は、Adabas 8.2.2デ
ータソースまたはTZオプションが
定義されている日付/時刻フィール
ドを含むターゲットに適用され
る。
「TIMEZONE文」
(ページ169)
(ペ
(ペー
DBMOVER文のサマリテーブル
25
CA IDMS/DB DBMOVER文
PowerExchangeは、CA IDMS/DBデータソース専用のDBMOVER文を提供します。
以下の表に、CA IDMS/DBデータソース専用のDBMOVER文の簡潔な定義と、それぞれの文を詳
細に説明する相互参照を示します。
文
説明
参照
LOADJOBFILE
DB2 for z/OS LOADユーティリティ
およびCA IDMS/DBメタデータ検索
バッチジョブ用のJCLテンプレート
メンバが含まれるPDSデータセット
を指定する。
「LOADJOBFILE
文」 (ページ
123)
LOGSID
CA IDMS/DBログとPowerExchange
ログカタログの場所を指定する。
「LOGSID文」
ージ125)
PC_AUTH
PowerExchange ListenerがCA
IDMS/DBにアクセスするためにMVS
プログラム呼び出し(PC)サービ
スルーチンを使用するかどうかを
制御する。
「PC_AUTH文」
(ページ143)
TEMPHLQ
PowerExchangeがCA IDMS/DBメタ
データ用の一時ファイルを作成す
るときにデフォルトで使用する高
レベル修飾子をオーバーライドす
る。
「TEMPHLQ文」
(ページ168)
(ペ
DB2 for i5/OS DBMOVER文
DB2 for i5/OSデータソース専用のDBMOVER文を含めることができます。
以下の表に、DB2 for i5/OSデータソース専用のDBMOVER文の簡潔な定義と、それぞれの文
を詳細に説明する相互参照を示します。
26
文
説明
参照
AS400USRJRNCODE
DB2におけるi5/OSジャーナルの追
加ライブラリおよび削除ライブラ
リの操作を特定する、2文字のジャ
ーナル入力タイプコードを指定し
ます。この文を使用して、同じソ
ーステーブルのインスタンスを含
むライブラリを追加または削除し
た後でCDCライブラリ対象リストの
更新に使用したデフォルトコード
をオーバーライドします。
「 AS400USRJRNCOD
E文」 (ページ
47)
CAPI_CONNECTION AS4J
DB2 for i5/OS CDCソースに必要な
コンシューマAPI(Consumer API:
CAPI)パラメータを指定する。
「CAPI_CONNECTION
- AS4J文」 (ペー
ジ50)
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
文
説明
参照
DB2_BIN_AS_CHAR
FOR BIT DATA句で定義するCHARカ
ラムおよびVARCHARカラム内のデー
タをPowerExchangeが文字データと
見なすかどうかを制御する。
「DB2_BIN_AS_CHAR
文」 (ページ
93)
DB2_BIN_CODEPAGE
DB2_BIN_AS_CHAR文でYが指定され
た場合に、FOR BIT DATA句で定義
するカラム内の文字データを処理
するためにPowerExchangeが使用す
る、シングルバイトおよびマルチ
バイトCCSID値を定義する。
「DB2_BIN_CODEPAG
E文」 (ページ
94)
DB2_ERRORFILE
PowerExchangeがDB2バルクデータ
移動操作に使用する、ユーザーに
よってカスタマイズされたSQLエラ
ーファイルの名前を指定する。
「DB2_ERRORFILE
文」 (ページ
94)
RMTRDBDIRE
リモートジャーナル環境内のCDCの
ソーステーブルを含む、ローカル
システム上のDB2 for i5/OSデータ
ベースの名前を定義する。
「RMTRDBDIRE文」
(ページ148)
RMTSYSNAME
CDC、ローカルジャーナル、および
ジャーナルレシーバ用のDB2ソース
テーブルを含むi5/OSホストシステ
ムの名前を定義する。
「RMTSYSNAME文」
(ページ149)
DB2 for Linux、UNIX、およびWindows DBMOVER文
DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsデータソースに固有のDBMOVER文を組み込むことが
できます。
以下の表で、DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsデータソースに固有のDBMOVER文につ
いて簡潔に説明し、これらの文の詳細な説明への相互参照も示します。
文
説明
参照
CAPI_CONNECTION UDB
DB2 for Linux、UNIX、Windows
CDCソースのCAPIパラメータを指定
する。
「CAPI_CONNECTION
- UDB文」 (ページ
73)
DB2_ERRORFILE
PowerExchangeがDB2バルクデータ
移動操作に使用する、ユーザーに
よってカスタマイズされたSQLエラ
ーファイルの名前を指定する。
「DB2_ERRORFILE
文」 (ページ
94)
DB2 for z/OS DBMOVER文
PowerExchangeは、DB2 for z/OSデータソース専用のDBMOVER文を提供します。
DBMOVER文のサマリテーブル
27
以下の表に、DB2 for z/OSデータソース専用のDBMOVER文の簡潔な定義と、それぞれの文を
詳細に説明する相互参照を示します。
文
説明
参照
DB2_ERRORFILE
PowerExchangeがDB2バルクデータ
移動操作に使用する、ユーザーに
よってカスタマイズされたSQLエラ
ーファイルの名前を指定する。
「DB2_ERRORFILE
文」 (ページ
94)
DB2CODEPAGE
指定されたDB2サブシステムからの
バルクデータを処理するために
PowerExchangeが使用する、シング
ルバイト、混合、およびグラフィ
ックスCCSID値を定義する。
「DB2CODEPAGE
文」 (ページ
95)
DB2DEF_ENCODING
DB2データマップの作成時に、エン
コーディングスキーマを指定され
ていないDB2カラムに
PowerExchangeが割り当てるデフォ
ルトのエンコーディングスキーマ
を定義する。
「DB2DEF_ENCODING
文」 (ページ
98)
DB2ID
PowerExchangeが指定されたDB2サ
ブシステムからバルクデータを処
理するために使用する、DB2プラン
およびPowerExchangeアクセス方式
モジュールを定義する。
「DB2ID文」
ージ98)
DB2PLAN
PowerExchangeがバルクデータ移動
処理に使用する、DB2プランを定義
する。
「DB2PLAN文」
(ページ99)
LOADCTLFILE
DB2 for z/OS LOADユーティリティ
のバッチジョブ用の制御カードテ
ンプレートメンバが含まれている
PDSデータセットを指定する。
「LOADCTLFILE
文」 (ページ
123)
LOADJOBFILE
DB2 for z/OS LOADユーティリティ
およびCA IDMS/DBメタデータ検索
バッチジョブ用のJCLテンプレート
メンバが含まれているPDSデータセ
ットを指定する。
「LOADJOBFILE
文」 (ページ
123)
MVSDB2AF
DB2バルクデータ移動操作にどの
DB2 for z/OS接続機能を使用する
かを指定する。
「MVSDB2AF文」
(ページ129)
SESSID[SESSID]
DB2要求のDB2相関IDとして使用さ
れる値を指定する。
「SESSID文」
ージ153)
IMS DBMOVER文
PowerExchangeは、IMSデータソース専用のDBMOVER文を提供します。
28
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
(ペ
(ペ
以下の表に、IMSデータソース専用のDBMOVER文の簡潔な定義と、それぞれの文を詳細に説
明する相互参照を示します。
文
説明
参照
IMSID
PowerExchangeがIMSバルクデータ
移動操作とIMSログベースCDCに使
用する、IMSサブシステム情報を定
義する。
「IMSID文」
ージ119)
ODBASUPP
PowerExchangeがバルクデータ移動
操作でIMSデータベースにアクセス
してデータセットをアンロードす
るために、Open Database Access
(ODBA)インタフェースを使用で
きるかどうかを制御する。
「ODBASUPP文」
(ページ136)
(ペ
Microsoft SQL Server DBMOVER文
PowerExchangeは、Microsoft SQL Serverデータソース専用のDBMOVER文を提供していま
す。
以下の表に、Microsoft SQL Serverデータソース専用のDBMOVER文の簡潔な定義と、それ
ぞれの文を詳細に説明する相互参照を示します。
文
説明
参照
CAPI_CONNECTION MSQL
Microsoft SQL Server CDCソース
のCAPIパラメータを指定する。
「CAPI_CONNECTION
- MSQL文」 (ペー
ジ60)
MSS_ERRORFILE
PowerExchangeがMicrosoft SQL
Serverバルクデータ移動操作に使
用する、ユーザーによってカスタ
マイズされたSQLエラーファイルの
名前を指定する。
「MSS_ERRORFILE
文」 (ページ
128)
非リレーショナルDBMOVER文
非リレーショナルデータソース専用のDBMOVER文を含めることができます。
以下の表に、非リレーショナルデータソース専用のDBMOVER文の簡潔な定義と、それぞれの
文を詳細に説明する相互参照を示します。
文
説明
参照
DEFAULTCHAR
PowerExchangeが非リレ
ーショナルデータソー
ス内にある無効な文字
データと置き換えるた
「DEFAULTCHAR文」
ージ100)
(ペ
DBMOVER文のサマリテーブル
29
文
説明
参照
めに使用する文字を定
義する。
NRDB_WRITE_CHAR_NULL_
FILL
PowerExchangeがフィー
ルド内のNULL値を置き
換えるために使用す
る、文字または16進値
を定義する。
「NRDB_WRITE_CHAR_NULL
_FILL文」 (ページ135)
NRDB_WRITE_NUM_NULL_F
ILL
PowerExchangeが解凍さ
れた数値フィールド内
のNULL値を置き換える
ために使用する、数値
または16進値を定義す
る。
「NRDB_WRITE_NUM_NULL_
FILL文」 (ページ135)
TEXT_EOF_FOR_BINARY
PowerExchangeが
Linux、UNIX、または
Windows上でバイナリフ
ラットファイルの読み
取りを行うときに16進
値1Aを無視するかどう
かを制御する。
「TEXT_EOF_FOR_BINARY
文」 (ページ169)
Oracle DBMOVER文
Oracleデータソース専用のDBMOVER文を含めることができます。
以下の表に、Oracleデータソース専用のDBMOVER文の簡潔な定義と、それぞれの文を詳細に
説明する相互参照を示します。
30
文
説明
参照
CAPI_CONNECTION ORAD
Oracle用PowerExchange
Expressソースに使用するCAPI
パラメータを指定する。
「CAPI_CONNECTION
- ORAD文」 (ページ
63)
CAPI_CONNECTION ORCL
PowerExchange Oracle CDC
with LogMinerソースのCAPIパ
ラメータを指定する。
「CAPI_CONNECTION
- ORCL文」 (ページ
66)
ORA_ERRORFILE
PowerExchangeがOracleバルク
データ移動操作に使用する、ユ
ーザーによってカスタマイズさ
れたSQLエラーファイルの名前
を指定する。
「ORA_ERRORFILE
文」 (ページ136)
ORACLE_CAPTURE_TYP
E
PowerExchangeインストールで
使用されているPowerExchange
Oracle CDCソリューションを指
定する。つまり、
「ORACLE_CAPTURE_T
YPE文」 (ページ
137)
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
文
説明
参照
PowerExchange Express CDC
for Oracleまたは
PowerExchange Oracle CDC
with LogMinerです。
ORACLE_UNHANDLED_N
UMASCHAR
PowerExchangeがOracleソース
テーブル内の次の種類の数値カ
ラムをデータの損失を防ぐ方法
で処理するかどうかを制御す
る。
- 精度が28より大きいか長さが
定義されていないNUMBERカラ
ム
- 精度が有効数字15桁より大き
いFLOATカラム
「ORACLE_UNHANDLED
_NUMASCHAR文」
(ページ138)
ORACLECODEPAGE
NLS_LANG環境変数でUTF8でも
AL32UTF8でもない文字セットが
指定されている場合に、Oracle
バルクデータの移動で使用され
る特定のOracleデータベースに
使用する、PowerExchangeおよ
びPowerCenterコードページを
指定する。
「ORACLECODEPAGE
文」 (ページ139)
ORACLEID
Oracle LogMinerを使用する
PowerExchange CDCについて、
Oracleソースデータベースおよ
び接続情報を指定する。
「ORACLEID文」
(ページ140)
Sybase DBMOVER文
Sybaseデータソース専用のDBMOVER文を含めることができます。
次の表は、Sybaseデータソース専用のDBMOVER文を簡潔に定義したものであり、それぞれの
文の完全な説明への相互参照を提供します。
文
説明
参照
SYB_ERRORFILE
PowerExchangeがSybaseバルクデ
ータ移動操作に使用する、ユーザ
ーによってカスタマイズされたSQL
エラーファイルの名前を指定す
る。
「SYB_ERRORFILE
文」 (ページ
165)
VSAM DBMOVER文
PowerExchangeは、VSAMデータソース専用のDBMOVER文を提供しています。
DBMOVER文のサマリテーブル
31
次の表は、VSAMデータソース専用のDBMOVER文を簡潔に定義したものであり、それぞれの文
の完全な説明への相互参照を提供します。
文
説明
参照
VSAM
PowerExchangeがVSAMデータセット
の処理中にデータおよびインデッ
クスコントロールインターバルの
ために使用するバッファの数を指
定する。
「VSAM文」
ジ179)
(ペー
オペレーティングシステム固有のDBMOVER文の要約
一部のDBMOVER文は、特定のオペレーティングシステムにのみ適用されます。
i5/OS DBMOVER文
PowerExchangeは、i5/OSオペレーティングシステム専用のDBMOVER文を提供します。
以下の表に、i5/OSオペレーティングシステム専用のDBMOVER文の簡潔な定義と、それぞれ
の文を詳細に説明する相互参照を示します。
32
文
説明
参照
AS400EVENTMSGQ
PowerExchangeによるメッセージの
書き込み先となる、i5/OSシステム
上のイベントメッセージキューを
指定する。
「AS400EVENTMSGQ
文」 (ページ
47)
AS400USRJRNCODE
DB2におけるi5/OSジャーナルの追
加ライブラリおよび削除ライブラ
リの操作を特定する、2文字のジャ
ーナル入力タイプコードを指定し
ます。この文を使用して、同じソ
ーステーブルのインスタンスを含
むライブラリを追加または削除し
た後でCDCライブラリ対象リストの
更新に使用したデフォルトコード
をオーバーライドします。
「 AS400USRJRNCOD
E文」 (ページ
47)
CONSOLE_TRACE
PowerExchangeがTRACE文からのメ
ッセージをPowerExchangeメッセー
ジログファイルに書き込むほか
に、MVSコンソール(z/OSの場合)
またはQPRINT出力(i5/OSの場合)
のどちらに書き込むかを制御す
る。
「CONSOLE_TRACE
文」 (ページ
89)
CPX_DIR
PowerExchangeがi5/OS上でDB2
for i5/OS CDCソース用の抽出マッ
「CPX_DIR文」
(ページ90)
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
文
説明
参照
プの読み取りと保存に使用するラ
イブラリの名前を指定する。
RMTRDBDIRE
リモートジャーナル環境内のCDCの
ソーステーブルを含む、ローカル
システム上のDB2 for i5/OSデータ
ベースの名前を定義する。
「RMTRDBDIRE文」
(ページ148)
Linux、UNIX、およびWindowsのDBMOVER文
PowerExchangeは、Linux、UNIX、およびWindowsオペレーティングシステム専用のDBMOVER
文を提供しています。
以下の表に、Linux、UNIX、およびWindowsオペレーティングシステム専用のDBMOVER文の
簡潔な定義と、それぞれの文を詳細に説明する相互参照を示します。
文
説明
参照
CAPT_PATH
Linux、UNIX、およびWindowsシス
テム上の、CDCの制御ファイルが収
められているローカルディレクト
リへのパスを指定する。
「CAPT_PATH文」
(ページ84)
CAPT_XTRA
Linux、UNIX、およびWindowsシス
テム上の、CDCの抽出マップが保存
されるローカルディレクトリへの
パスを指定する。
「CAPT_XTRA文」
(ページ85)
CMDNODE
Linux、UNIX、およびWindows。
pwxcmdコマンドの送信先の
PowerExchangeプロセスの接続情報
を指定する。
「CMDNODE文」
(ページ86)
CONSOLE_CODEPAGE
Linux、UNIX、およびWindows。
PowerExchangeがメッセージの本文
をコンソールに表示するために使
用するコードページを指定する。
「CONSOLE_CODEPAG
E文」 (ページ
88)
LOG_CODEPAGE
Windows。PowerExchangeがメッセ
ージをログファイルに書き込むた
めに使用するコードページを指定
する。
「LOG_CODEPAGE
文」 (ページ
124)
LOGPATH
Linux、UNIX、およびWindows。
Linux、UNIX、およびWindowsシス
テムで、PowerExchangeがメッセー
「LOGPATH文」
(ページ125)
DBMOVER文のサマリテーブル
33
文
説明
参照
ジログファイルを書き込むディレ
クトリの場所を定義する。
TEXT_EOF_FOR_BINA
RY
Linux、UNIX、およびWindows。
PowerExchangeがLinux、UNIX、ま
たはWindows上でバイナリフラット
ファイルの読み取りを行うときに
16進値1Aを無視するかどうかを制
御する。
「TEXT_EOF_FOR_BI
NARY文」 (ページ
169)
z/OS DBMOVER文
PowerExchangeは、z/OSオペレーティングシステム専用のDBMOVER文を提供しています。
次の表は、z/OSオペレーティングシステム専用のDBMOVER文を簡潔に定義したものであり、
それぞれの文の完全な説明への相互参照を提供します。
34
文
説明
参照
ABEND_SW
PowerExchangeが異常終了を処理す
るために追加のエラールーチンを
アクティブにするかどうかを制御
する。
「ABEND_SW文」
(ページ39)
BS
z/OS上で、ブロックサイズが指定
されなかった場合にPowerExchange
がターゲットデータセットを動的
に割り当てるときに使用するブロ
ックサイズを指定する。
「BS文」
48)
CAPI_CONNECTION LRAP
PowerExchangeロッガー(MVS用)
のログ読み取りAPI(Log Read
API:LRAPI)コンポーネントに必
要なCAPIパラメータを指定する。
「CAPI_CONNECTION
- LRAP文」 (ペー
ジ58)
CONSOLE_TRACE
PowerExchangeがTRACE文からのメ
ッセージをPowerExchangeメッセー
ジログファイルに書き込むほか
に、MVSコンソール(z/OSの場合)
またはQPRINT出力(i5/OSの場合)
に書き込むかどうかを制御する。
「CONSOLE_TRACE
文」 (ページ
89)
DATAMAP_SERVER
データマップを格納するファイル
へのアクセス要求に対してサーバ
ーとしての役割を果たす
PowerExchange Listenerのノード
名を指定する。
「DATAMAP_SERVER
文」 (ページ
91)
DISP
z/OS上で、DISPが指定されていな
い場合にPowerExchangeが新規のタ
ーゲットデータセットを動的に割
「DISP文」
ジ101)
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
(ページ
(ペー
文
説明
参照
り当てるときに使用する、ステー
タス、通常処理、および異常処理
を指定する。
DM_RESOURCE
DATAMAPSデータセットへのアクセ
スを制御するPowerChange固有のリ
ソースプロファイルを作成するた
めに使用されるサフィックスを指
定する。
「DM_RESOURCE
文」 (ページ
102)
DM_SUBTASK
データマップが保存されているフ
ァイルにPowerExchange Listener
がアクセスする方法を制御する。
「DM_SUBTASK文」
(ページ103)
DMXCACHE_DELETEEC
SA
データマップのキャッシュを複数
ジョブモードで実行しており、使
用カウントがゼロ以外のファイル
がECSAメモリに存在しない場合
に、PowerExchangeがECSAメモリを
解放するかどうかを指定する。
「DMXCACHE_DELETE
ECSA文」 (ページ
104)
DMXCACHE_MAX_MEMO
RY_MB
PowerExchangeのデータマップのキ
ャッシュを有効にして、データマ
ップのキャッシュの最大サイズを
MB単位で設定する。
「DMXCACHE_MAX_ME
MORY_MB文」 (ペ
ージ105)
DMXCACHE_MULTIPLE
JOBS
PowerExchangeのデータマップのキ
ャッシュを複数ジョブモードで実
行するか単一ジョブモードで実行
するかを指定する。
「DMXCACHE_MULTIP
LEJOBS文」 (ペー
ジ105)
ENQMAJORNAME
PowerExchangeデータセットおよび
リソースをロックするために
PowerExchangeが発行するENQマク
ロのメジャー名を指定する。
「ENQMAJORNAME
文」 (ページ
109)
ENQSYSTEMS
PowerExchangeデータセットおよび
リソースをロックするために
PowerExchangeが発行するENQマク
ロにSYSTEMとSYSTEMSのどちらの範
囲を使用するかを制御する。
「ENQSYSTEMS文」
(ページ110)
GDGLOCATE
動的割り当てに対して、LOCATEを
使用して世代別データセット割り
当て要求に関する最新のカタログ
情報を取得するように指示するか
どうかを制御する。
「GDGLOCATE文」
(ページ112)
JOBCLASS
CA IDMS/DBメタデータおよびDB2
LOADユーティリティバッチジョブ
に使用するジョブクラスを指定す
る。
「JOBCLASS文」
(ページ120)
DBMOVER文のサマリテーブル
35
36
文
説明
参照
LRECL
z/OS上で、LRECL情報が指定されな
かった場合にPowerExchangeがター
ゲットデータセットを動的に割り
当てるときに使用する論理レコー
ド長を指定する。
「LRECL文」
ージ126)
MVSDB2AF
DB2バルクデータ移動操作にどの
DB2 for z/OS接続機能を使用する
かを指定する。
「MVSDB2AF文」
(ページ129)
NETPORT
Netportジョブに関する情報を定義
して、そのNetportジョブを特定の
リスナポートに関連付ける。
「NETPORT文」
(ページ130)
PC_AUTH
PowerExchange ListenerがCA
IDMS/DBにアクセスするためにMVS
プログラム呼び出し(PC)サービ
スルーチンを使用するかどうかを
制御する。
「PC_AUTH文」
(ページ143)
RACF_CLASS
PowerExchange固有のリソースプロ
ファイルをチェックするときに
PowerExchangeが使用するRACFクラ
ス名を指定する。
「RACF_CLASS文」
(ページ146)
RECFM
z/OS上で、RECFM情報が指定されな
かった場合にPowerExchangeがター
ゲットデータセットを動的に割り
当てるときに使用するレコード形
式を指定する。
「RECFM文」
ージ147)
RELEASE
動的に割り当てるデータセットの
ために未使用のスペースを解放す
るよう要求するかどうかを制御す
る。
「RELEASE文」
(ページ148)
SPACE
z/OS上で、SPACE情報が指定されな
かった場合にPowerExchangeがター
ゲットデータセットを動的に割り
当てるときに使用する、単位とプ
ライマリおよびセカンダリスペー
スの値を指定する。
「SPACE文」
ージ155)
(ペ
STATS
PowerExchange Listener用のSMF
統計レコードをSMFとファイルのど
ちらに書き込むかを制御する。
「STATS文」
ージ159)
(ペ
SUBMITTIMEOUT
PowerExchange Listenerが生成し
たバッチジョブからの開始を知ら
せる通知を受信するまで待機する
時間(秒数)を指定する。
「SUBMITTIMEOUT
文」 (ページ
161)
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
(ペ
(ペ
文
説明
参照
SUP_FUNC
IBM Workload Managerに対して、
PowerExchange Listener用のzIIP
のEnclaveの関数名を定義する。
「SUP_FUNC文」
(ページ161)
SUP_REQUEST
zIIPの機能の要求元の名前を定義
する。
「SUP_REQUEST
文」 (ページ
162)
SUP_SSNAME
zIIPの利用が有効になっていると
きに、IBM Workload Managerに対
してPowerExchange Listenerの開
始タスクを識別するサブシステム
名を定義する。
「SUP_SSNAME文」
(ページ162)
SUP_SSTYPE
zIIPのEnclaveのサブシステムタイ
プとしてIBM Workload Managerで
使用される名前を定義する。
「SUP_SSTYPE文」
(ページ162)
TAPEWAIT
Netportジョブがテープボリューム
を待つかどうかを制御する。
「TAPEWAIT文」
(ページ166)
UNIT
z/OS上で、UNIT情報が指定されな
かった場合にPowerExchangeがター
ゲットデータセットを動的に割り
当てるときに使用する汎用または
非公式の単位名を指定する。
「UNIT文」
ジ177)
USESUP
zIIPが有効になった
PowerExchange Listener関数に対
して、PowerExchangeがzIIPを使用
するかどうかを制御する。
「USESUP文」
ージ178)
(ペ
VOLSER
z/OS上で、VOLSER情報が指定され
なかった場合にPowerExchangeがタ
ーゲットデータセットを動的に割
り当てるときに使用するボリュー
ムシリアル番号を指定する。
「VOLSER文」
ージ179)
(ペ
WAITDSN
Netportジョブが使用中のデータセ
ットを待つかどうかを制御する。
「WAITDSN文」
(ページ180)
WORKCLASS
zIIPの利用が有効になっていると
きに、Workload Managerの分類の
デフォルトトランザクション名を
定義する。
「WORKCLASS文」
(ページ181)
(ペー
DBMOVER文の構文
DBMOVER文およびパラメータを定義するときは、以下の構文ルールに従います。
DBMOVER文の構文
37
文の構文には、以下の情報が示されます。
¨ 必須および任意指定のパラメータとオプション
¨ パラメータのデフォルト値
¨ 文、パラメータ、およびオプションを定義する方法
このトピックでは、DBMOVER文の構文を説明するために特定の表記規則が使用されていま
す。
DBMOVER文の構文ルールとガイドライン
DBMOVERコンフィギュレーションファイルに文を含めるときには、以下の構文ルールとガイ
ドラインに従う必要があります。
DBMOVERコンフィギュレーションファイル内の文については、以下のルールとガイドライン
に従います。
¨ 各文は新しい行から始めます。
¨ 文に1つ以上のオプションがある場合は、それらをかっこで囲み、カンマ(,)またはス
ペースで区切ります。 以下に例を示します。
NODE=(node_name,TCPIP,host_name,2480)
¨ 1つの文が複数の行にまたがることはできますが、パラメータは各行に1つずつしか指定
できません。 以下に例を示します。
DB2CODEPAGE=(DSN9,
EBCDIC_CCSID=(037,037,037),
MIXED=Y)
¨ Windowsのパスのように値の中にスペースを含める必要がある場合は、完全なパラメー
タ値を二重引用符で囲みます。 以下に例を示します。
"aaa bbbb\cccc"
注:
直線型の引用符(")を使用します。 曲線型の引用符(“)は使用しません。
¨ コメント文は/*で始めます。 PowerExchangeはコメント文は解析しません。 以下に例
を示します。
/* this is a comment
コメント文は、2つのDBMOVER文の間に入れることはできますが、複数行にまたがる1つ
のDBMOVER文のパラメータ間に入れることはできません。
DBMOVER文の表記規則
DBMOVER文の構文の記述では、専用の表記規則が使用されます。
以下の表に、DBMOVER文の構文で使用される表記規則の説明と、その例を示します。
表記
説明
斜体
斜体は、名前または値と置き換える必要がある変数を示す。
以下に例を示します。
38
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
表記
説明
ADABAS_DEFAULT_DBID=dbid
{ }
中括弧は選択可能なエントリを囲む。 使用できるエントリは1つだけ
である。 オプションを入力するときに中括弧を入力してはならない。
以下に例を示します。
ABEND_SW={N|Y}
[ ]
角括弧は、文にとってオプションであるパラメータを囲む。 パラメー
タを入力するときに角括弧を入力してはならない。
以下に例を示します。
DB2ID=(db2_subsystem[,plan][,module_name])
|
縦棒は、相互に排他的な選択肢を示す。 角括弧と共に使用された場合
は、項目を1つ入力するか、いっさい入力しない。 中括弧と共に使用
された場合は、項目のうちの1つを入力する必要がある。
以下に例を示します。
CREDENTIALS_CASE={A|D|S}
_
下線は、選択肢をどれも指定しなかった場合に使用されるデフォルトを
示す。
以下に例を示します。
ABEND_SW={N|Y}
,
カンマは、文の中のパラメータ間を区切る。
以下に例を示します。
DB2ID=(db2_subsystem[,plan][,module_name])
...
省略記号は、構文内に表記されていない追加のパラメータを示す。
以下に例を示します。
TYPE=(AS4J, ... )
DBMOVER文
DBMOVERコンフィギュレーションファイルを設定するときに、文とパラメータを定義しま
す。
文は必須の場合もオプションの場合もあります。
ABEND_SW文
ABEND_SW文は、PowerExchangeが異常終了を処理するために追加のエラールーチンを有効に
するかどうかを制御します。
オペレーティングシステム: z/OS
必須: 不要
DBMOVER文
39
構文:
ABEND_SW={N|Y}
有効な値:
¨ N。PowerExchangeは、標準のz/OS言語環境(LE)エラー処理ルーチンを使用し、LEがす
べてのシグナルを処理できるようにします。
¨ Y。 PowerExchangeは、以下のCプログラムシグナルに対して取得したストレージおよび
エンキューをクリーンアップする、異常終了を処理する追加のエラールーチンを有効に
します。
- SIGABND
- SIGABRT
- SIGFPE
- SIGILL
- SIGSEGV
デフォルトはNです。
ADA_L3_ALLOW文
ADA_L3_ALLOW文は、PowerExchangeがAdabas L3コマンドを使用して、記述子の値による論
理的シーケンスでレコードをファイルから読み取るかどうかを制御するAdabas最適化文で
す。
オペレーティングシステム: UNIX、Windows、およびz/OS
データソース: Adabas
関連した文: ADAOPTおよびADASTATS
必須: 不要
構文:
ADA_L3_ALLOW={N|Y}
有効な値:
¨ N。PowerExchangeは、稼働しているAdabasバージョンが開始および終了範囲をサポート
しているかどうかを判断しようと試みます。 このAdabasバージョンが範囲をサポート
していると判断すると、PowerExchangeはL3コマンドを使用します。 それ以外の場合
は、L2コマンドを使用します。
¨ Y。 SQL SELECT文のWHERE句でAdabas記述子を指定すると、PowerExchangeはL3コマン
ドを使用して、Adabasファイルから論理的順序でレコードを読み取ります。 SQL文に
WHERE句が含まれていない場合は、PowerExchangeはL2コマンドを使用して、Adabasが
保存した物理的な順序でファイルからレコードを読み取ります。
使用中のAdabasバージョンがL3コマンドでの開始および終了記述子キー範囲をサポート
しているかどうかは確認しません。
40
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
PowerExchangeが稼働中のAdabasバージョンを正しく判別できず、以下のいずれかの
Adabasバージョンを実行している場合は、Yと指定します。
- z/OSの場合、Adabasバージョン7以降
- UNIXまたはWindowsの場合、Adabasバージョン5以降
デフォルトはNです。
使用上の注意:
¨ L3コマンドを使用するには、ADAOPT文にYと指定する必要もあります。
¨ ADAOPT文とは異なり、ADA_L3_ALLOW文では、PowerExchangeはAdabasバージョン7以降
が稼働しているかどうか確認しません。 ADA_L3_ALLOW文は、ユーザーがAdabasに変更
を加えた結果、インストールされているAdabasバージョンをPowerExchangeが確認でき
ない場合に使用します。
¨ PowerExchangeではデフォルトで、データマップの[最適化レベル]リストで[範囲の
み]が選択されています。 [最適化レベル]リストで[OFF]を選択した場合、
PowerExchangeは、ADA_L3_ALLOW文を無視し、そのデータマップのデータを処理すると
きにL3コマンドを使用しません。
¨ ADASTATS文でYと指定すると、PowerExchangeはPowerExchangeメッセージログファイル
にメッセージPWX-02196を書き込みます。 このメッセージは、L3コマンドと最適化のス
テータスを使用できるかどうかを示します。
ADABAS_DEFAULT_DBID文
ADABAS_DEFAULT_DBID文は、データマップで[データベースID]プロパティが0に指定さ
れ、バルクデータ移動セッションでオーバーライド値が指定されていない場合に、
PowerExchangeで使用されるDBID値を指定します。
オペレーティングシステム: UNIX、Windows、およびz/OS
データソース: Adabas
必須: 不要
構文:
ADABAS_DEFAULT_DBID={dbid|0}
値:
dbid変数には、0~65535の数値を入力します。 デフォルトは0です。
使用上の注意:
¨ DBID値には先頭のゼロを含められます。 例えば、デフォルトのDBIDとして100を指定す
る場合、以下のどの文でも定義できます。
- ADABAS_DEFAULT_DBID=100
- ADABAS_DEFAULT_DBID=0100
- ADABAS_DEFAULT_DBID=00100
DBMOVER文
41
¨ あるPowerExchange環境から別の環境に簡単にデータマップを移行するには、データマ
ップの[データベースID]プロパティに0を入力します。 続いて、各環境の
ADABAS_DEFAULT_DBID文を定義してDBID値を指定します。 あるいは、データマップで指
定されたDBID値を上書きするには、PowerCenterのバルクデータ移動セッションの[デ
ータベースIDの上書き]属性に値を設定するか、ODBCを使用している場合はODBCパラメ
ータに値を設定します。
ADABAS_PREFIX文
ADABAS_PREFIX文は、AdabasファイルにアクセスするユーザーIDの作成にPowerExchangeで
使用されるプレフィックスを指定します。
オペレーティングシステム: UNIX、Windows、およびz/OS
データソース: Adabas
関連した文: ADAUSER(Netportジョブ用)
必須: 不要
構文:
ADABAS_PREFIX={prefix|DTL0}
値: prefix変数には、1~4文字のアルファベットのプレフィックスを入力します。
PowerExchangeは、ユーザーIDを作成するために、サブタスクを表す4桁のタスク番号をこ
のプレフィックスに付加します。 デフォルト値はDTL0です。
使用上の注意:
¨ 別々のユーザーIDで同時に同じAdabasファイルにアクセスするには、一意のユーザーID
を指定します。 AdabasファイルにアクセスするためにPowerExchangeが作成する各ユー
ザーIDが一意でない場合、1つ以上のPowerExchange Listenerが、Adabasファイルにア
クセスできなくなる可能性があります。 この場合、読み取り操作が失敗し、Adabas応
答コード48サブコード8と、PowerExchangeメッセージPWX-00416が返されます。
¨ PowerExchangeは、実行中のサブタスクごとに、0011から連続的に増えるタスク番号を
使用します。 実行中の各サブタスクには別々のタスク番号が付けられているので、
PowerExchangeは、単一のPowerExchange Listenerアドレス空間内の実行中のサブタス
クごとに一意のAdabasユーザーIDを作成できます。 複数のPowerExchange Listenerが
同じAdabasファイルにアクセスするときに、一意のAdabasユーザーIDを作成するには、
ADABAS_PREFIX文を使用して、PowerExchange Listenerごとに異なるプレフィックスを
指定します。
例えば、2つのPowerExchange Listener内の最初のサブタスクが同じAdabasファイルに
アクセスした場合、このファイルにアクセスするためにPowerExchangeが作成するデフ
ォルトのAdabasユーザーIDはDTL00011になります。 ユーザーIDが一意でないので、
Adabasファイルに最初にアクセスしたPowerExchange Listenerは成功しますが、2番目
のPowerExchange Listenerは失敗します。 また、PowerCenterセッションも失敗しま
す。
¨ Netportジョブを使用してAdabasファイルにアクセスする場合、Netportジョブごとに一
意のユーザーIDを確保するように、ADAUSER文を定義します。
42
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
ADABASCODEPAGE文
ADABASCODEPAGE文は、Adabasデータベースに使用するシングルバイトおよび複数バイトの
コードページを指定します。
DBMOVERコンフィギュレーションファイルに、最大20個のADABASCODEPAGE文を入力しま
す。
オペレーティングシステム: UNIX、Windows、およびz/OS
データソース: Adabas
関連した文: CODEPAGE
必須: 不要
構文:
ADABASCODEPAGE=(dbid
[,single_cp]
[,multi_cp])
パラメータ:
dbid
必須。1つまたは複数のコードページが適用されるAdabasデータベース識別子
(DBID)。
Adabasのデフォルトデータベースを示す0を指定します。
single_cp
オプション。シングルバイトコードページの名前。
multi_cp
オプション。マルチバイトコードページの名前。 データベースにWIDECHARフィールド
が含まれる場合、マルチバイトコードページを入力します。
使用上の注意:
¨ 通常、デフォルトのコードページやCODEPAGE文で設定されたコードページ以外のコード
ページを必要とするWIDECHARフィールドを持つデータベースにこの文を指定します。
データマップを定義するときに、この文で指定するコードページを上書きできます。
データマップで、特定のソースファイルのコードページ、すべてのWIDECHARフィールド
のワイド文字コードページ、または各フィールドの特定のコードページを指定します。
フィールドレベルのコードページは、データマップコードページを上書きし、データマ
ップコードページは、この文またはCODEPAGE文で指定するすべてのコードページを上書
きします。
ADAOPT文
ADAOPT文は、PowerExchangeがAdabas L3コマンドを使用して、記述子の値による論理的シ
ーケンスでレコードをファイルから読み取るかどうかを制御するAdabas最適化文です。
オペレーティングシステム: UNIX、Windows、およびz/OS
データソース: Adabas
関連した文: ADA_L3_ALLOW、およびADASTATS
DBMOVER文
43
必須: 不要
構文:
ADAOPT={N|Y}
有効な値:
¨ N。 PowerExchangeは、最適化を無効にし、L2コマンドを使用してファイルからレコー
ドを読み取ります。
¨ Y。SQL SELECT文のWHERE句でAdabas記述子を指定すると、PowerExchangeはL3コマンド
を使用して、Adabasファイルから論理的順序でレコードを読み取ります。 SQL文に
WHERE句が含まれていない場合は、PowerExchangeはL2コマンドを使用して、Adabasに
よって保存された物理的な順序でファイルからレコードを読み取ります。
PowerExchangeは、使用中のAdabasバージョンがL3コマンドでの開始および終了記述子
キー範囲をサポートしているかどうかを確認します。 以下のAdabasバージョンではサ
ポートしています。
- z/OSの場合、Adabasバージョン7以降
- UNIXまたはWindowsの場合、Adabasバージョン5以降
Adabasにユーザー変更をインストールしている場合、インストールされているバージョ
ンのAdabasをPowerExchangeで正しく特定できない場合があります。 この場合、L3コマ
ンドを指定するために、ADA_L3_ALLOW文にYと指定する必要もあります。
デフォルトはYです。
使用上の注意:
¨ PowerExchangeではデフォルトで、データマップの[最適化レベル]リストで[範囲の
み]が選択されています。 [最適化レベル]リストで[OFF]を選択した場合、
PowerExchangeはこの文を無視し、そのデータマップのデータを処理するときにL3コマ
ンドを使用しません。
¨ ADASTATS文でYと指定すると、PowerExchangeはPowerExchangeメッセージログファイル
にメッセージPWX-02196を書き込みます。 このメッセージは、L3コマンドと最適化のス
テータスを入力できるかどうかを示します。
ADAOPTM文
ADAOPTM文は、推奨されていないが、後方互換性を保つためにのみ存在する文です。
ADAOPTM文は、以前はPowerExchangeがAdabas L3コマンドで記述子を使用する方法を制御
していました。 データマップの[最適化レベル]リストで選択したオプションが、この文
で指定した値を上書きするようになりました。
ADAPREFETCH文
ADAPREFETCH文は、レコードの読み取り時にパフォーマンスを高めるため、PowerExchange
がAdabasプレフェッチ機能を使用するかどうかを制御します。
オペレーティングシステム: UNIX、Windows、およびz/OS
データソース: Adabas
必須: 不要
44
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
構文:
ADAPREFETCH={N|Y}
有効な値:
¨ N。PowerExchangeは、レコードの読み取り時にAdabasプレフェッチ機能を使用しませ
ん。
¨ Y。 PowerExchangeは、レコードの読み取り時にAdabasプレフェッチ機能を使用して、
読み取りパフォーマンスを高めます。
デフォルトはNです。
注意: UNIXおよびWindowsの場合、AdabasはACBXインタフェースを使用したプリフェッチ
処理を許可しません。ACBXおよびADAPREFETCH=Yをこれらのシステムで使用している場合、
PowerExchangeは、32 KBより大きいレコードを読み取ることができないACB呼び出しに復帰
します。ACBXをUNIXまたはWindowsで使用する場合は、ADAPREFETCH=Y文を指定しないでく
ださい。
ADASTATS文
ADASTATS文は、PowerExchangeが、Adabas操作に関する統計情報をPowerExchangeメッセー
ジログファイルに書き込むかどうかを制御します。
オペレーティングシステム: UNIX、Windows、およびz/OS
データソース: Adabas
関連した文: ADA_L3_ALLOW、およびADAOPT
必須: 不要
構文:
ADASTATS={N|Y}
有効な値:
¨ N。PowerExchangeは、Adabas統計メッセージをPowerExchangeメッセージログファイル
に書き込みません。
¨ Y。 PowerExchangeは、Adabas統計メッセージをPowerExchangeメッセージログファイ
ルに書き込みます。
レコードの読み取り前に、PowerExchangeは、以下のAdabas情報を含むメッセージを書
き込みます。
- PowerExchangeがプレフェッチを使用するかどうか
- PowerExchangeがデータの読み取りにL2コマンドを使用するか、L3コマンドを使用す
るか
PowerExchangeがL3コマンドを使用する場合、PowerExchangeは、L3コマンドで使用さ
れるキーおよびキー値を含んだ追加メッセージを書き込みます。
- PowerExchangeが使用するフォーマットバッファ
レコードの読み取り後、PowerExchangeは、データの読み取りに使用したL2およびL3コ
マンド数を表示したメッセージを発行します。
デフォルトはNです。
DBMOVER文
45
ADAUSER文
ADAUSER文は、PowerExchangeが、NetportジョブのAdabasファイルにアクセスするための
AdabasユーザーIDとして、ジョブ名を使用するかどうかを制御します。
PowerExchange ListenerからAdabasファイルにアクセスする場合、PowerExchangeはこの
文を無視します。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: Adabas Netportジョブ
関連した文:
ADABAS_PREFIX(PowerExchange Listenerのアクセス用)
必須: No
構文:
ADAUSER={DEFAULT|JOBNAME}
有効な値:
¨ DEFAULT。PowerExchangeは、AdabasユーザーIDにDTL00011のデフォルト値を使用する
か、指定されている場合は、ADABAS_PREFIX値に0011を付加して使用します。
¨ JOBNAME。 PowerExchangeは、AdabasユーザーIDにNetportジョブのジョブ名を使用し
ます。
同じAdabasファイルにアクセスする複数のNetportジョブを実行する場合、JOBNAMEを指
定します。 それ以外の場合は、複数のジョブが同じユーザーID(デフォルトなど)で
実行すると、ジョブは失敗し、Adabas応答コード48サブコード8およびPowerExchangeメ
ッセージPWX-00416が表示される場合があります。
デフォルトはDEFAULTです。
APPBUFSIZE文
APPBUFSIZE文は、データの読み取りまたは書き込みに使用する最大バッファサイズをバイ
ト単位で指定します。
バッファサイズに達すると、PowerExchangeはデータを必要とするシステムにバッファデー
タをネットワークを介して送信し、別のバッファの使用を開始します。
オペレーティングシステム: すべて
必須: 不要
構文:
APPBUFSIZE={buffer_size|256000}
値: buffer_size 変数には、単一行の最大サイズよりも大きな値を入力します。 有効な値
は、34816~8388608です。デフォルトは256000です。
使用上の注意: リーダーまたはライタパーティションを使用するバルクデータ移動セッシ
ョンの場合、APPBUFSIZE値を増やすと、セッションのパフォーマンスを高められます。
46
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
AS400EVENTMSGQ文
AS400EVENTMSGQ文は、PowerExchangeがメッセージを書き込むi5/OSシステムのイベントメ
ッセージキューを指定します。
オペレーティングシステム: i5/OS
データソース: DB2 for i5/OS
関連した文: CAPI_CONNECTION - AS4J
必須: 不要
構文:
AS400EVENTMSGQ=library/queue_name
パラメータ:
以下のパラメータをスラッシュ(/)で区切ります。
library
メッセージキューを含むライブラリの名前。
queue_name
メッセージキュー名。
使用上の注意: AS4J CAPI_CONNECTION文にALWCLRPFM=Y、ALWLIBRFSH=Y、または
AS4JRNEXIT=Yが指定された場合、PowerExchangeは指定されたメッセージキューに以下の
ようにメッセージを書き込みます。
¨ ALWCLRPFM=Yと指定した場合、PowerExchangeはCLRPFMコマンドのジャーナルエントリ
を検出すると、DTL3002メッセージをキューに書き込みます。 PowerExchangeはCLRPFM
コマンドによって生じる変更を複製できません。
¨ ALWLIBRFSH=Yと指定した場合、[イベント識別子]の値を使用してSNDPWXJRNEコマンド
を発行すると、PowerExchangeは*ADDLIB(ライブラリ追加)イベントのときは
DTL3003Iメッセージ、*DLTLIB(ライブラリ削除)イベントのときはDTL3004Iメッセー
ジをキューに書き込みます。このコマンドは、ライブラリの追加または削除に伴うCDC
ライブラリ対象リストのリフレッシュ処理をトリガします。
¨ AS4JRNEXIT=Yとした場合、PowerExchangeは、変更データ抽出が処理するジャーナルレ
シーバごとに、DTL3001メッセージを書き込みます。 PowerExchangeは、チェーン内の
次のジャーナルレシーバの最初のジャーナルエントリを読み取るときに、メッセージを
書き込みます。 複数の変更データ抽出が同じジャーナルレシーバを正常に処理した場
合、メッセージキューにはそのジャーナルレシーバに関する複数のDTL3001メッセージ
が含まれます。
イベントメッセージキューの詳細については、『 PowerExchange CDCガイド(i5/OS用) 』
を参照します。
AS400USRJRNCODE文
AS400USRJRNCODEは、DB2 for i5/OSユーザージャーナルのSNDPWXJRNEライブラリ追加エン
トリおよびライブラリ削除エントリを特定する2文字のジャーナルエントリタイプコードを
定義します。この文を使用して、SNDPWXJRNEコマンドで使用されるデフォルトのジャーナ
ルエントリタイプコードを上書きします。
DBMOVER文
47
SNDPWXJRNEコマンドは、ライブラリの追加または削除に伴うCDCライブラリ対象リストのリ
フレッシュ要求を発行します。ライブラリには、同じソーステーブルのインスタンスが含
まれている必要があります。また、テーブルのインスタンスは、同じユーザージャーナル
にジャーナリングされている必要があります。
この文は、AS4J CAPI_CONNECTION文で定義されるすべてのDB2 for i5/OSインスタンスに
適用されます。
オペレーティングシステム: i5/OS
データソース: DB2 for i5/OS
関連した文: CAPI_CONNECTION - AS4J
必須: 不要
構文:
AS400USRJRNCODE=(ADDLIB=jrn_entry_type_code,DLTLIB=jrn_entry_type_code)
パラメータ: 以下のパラメータはカンマ(,)で区切ります。
ADDLIB=journal_entry_type_code
オプション。SNDPWXJRNEライブラリ追加(*ADDLIB)エントリに対してSNDPWXJRNEコ
マンドがジャーナルに書き込む、一意の2文字のジャーナルエントリタイプコードを入
力します(U1など)。これによってデフォルトコードのI1が上書きされます。
DLTLIB=journal_entry_type_code
オプション。SNDPWXJRNEライブラリ削除(*DLTLIB)エントリに対してSNDPWXJRNEコ
マンドがジャーナルに書き込む、一意の2文字のジャーナルエントリタイプコードを入
力します(U2など)。これによってデフォルトコードのI2が上書きされます。
使用上の注意: この文をPowerExchangeで使用するには、AS4J CAPI_CONNECTION文の
ALWLIBRSHパラメータをYに設定する必要があります。この設定により、同じDB2ソーステー
ブルのインスタンスが含まれる、および同じユーザージャーナルにジャーナリングされる
i5/OSライブラリを追加または削除した後に、リアルタイムCDCセッションをリスタートす
ることなく、SNDPWXJRNEコマンドを使用してCDCライブラリ対象リストをリフレッシュでき
るようになります。
デフォルトでは、SNDPWXJRNEコマンドは、エントリタイプコードとしてライブラリ追加要
求にはI1を使用し、ライブラリ削除要求にはI2を使用します。これらのジャーナルエント
リタイプコードが別のアプリケーションで使用されている場合は、このAS400USRJRNCODE文
を使用して一意のエントリタイプコードを指定する必要があります。
イベントメッセージキューの詳細については、『 PowerExchange CDCガイド(i5/OS用) 』
を参照します。
BS文
BS文は、ブロックサイズを指定していない場合、z/OSでターゲットデータセットを動的に
割り当てるときに、PowerExchangeが使用するブロックサイズを指定します。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: すべて
関連した文: DISP、LRECL、RECFM、RELEASE、SPACE、UNIT、およびVOLSER
48
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
必須: 不要
構文:
BS={block_size|128000}
block_size変数の場合、0~32760の数値を入力します。 デフォルトは128000です。
値:
CAPI_CONN_NAME文
CAPI_CONN_NAME文は、CAPI接続のオーバーライドを指定しない場合にPowerExchangeがす
べてのデータソースタイプに対してデフォルトで使用するデフォルトのCAPI_CONNECTION文
の名前を指定します。
オペレーティングシステム: すべて
関連した文: CAPI_CONNECTIONおよびCAPI_SRC_DFLT
必須: 不要
構文:
CAPI_CONN_NAME=capi_connection_name
値: capi_connection_name 変数には、CAPI_CONNECTIONオーバーライド値を指定しないと
きにPowerExchangeが使用するCAPI_CONNECTION文の名前を入力します。
使用上の注意:
¨ オプションで、CAPI_SRC_DFLT文を使用して、ソース固有のデフォルトの接続を指定で
きます。 ソース固有のデフォルトは、DBMOVERコンフィギュレーションファイルに多数
のCAPI_CONNECTION文が含まれる場合に役立ちます。
¨ PowerExchange操作には、デフォルトの接続定義の代わりに、常にCAPI_CONNECTION文
を指定することをお勧めします。 PowerExchange操作のタイプに基づいて、以下のオー
バーライドを定義できます。
- CDCセッションの場合、PWX CDCアプリケーション接続で[CAPI接続名オーバーライ
ド]属性を指定します。
- PowerExchange Condenseの場合、CAPTPARMコンフィギュレーションファイルで
CONN_OVR文を指定します。
- PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)の場合、pwxccl.cfgコンフィギ
ュレーションファイルでCONN_OVR文を指定します。
- DTLUAPPLユーティリティでリスタートトークンを生成する場合、DTLUAPPL制御文で
CONN_OVR文を指定します。
- PowerExchange NavigatorでCAPXRTデータベース行のテストを行う場合は、[詳細]
ダイアログボックスで[CAPI接続名]値を指定します。
- PowerExchange Navigatorでデータベース行のテストを行っている間にリスタートト
ークンを生成する場合は、CONNAMEパラメータを指定します。
- PowerExchange ODBC接続の場合、odbc.iniファイルまたはDTLCONNOVR SQLエスケープ
シーケンスオーバーライドでDTLCONN_OVRパラメータを指定します。
DBMOVER文
49
関連項目:
¨ 「コンシューマ API(consumer API:CAPI)接続文」
(ページ186)
CAPI_CONNECTION - AS4J文
AS4J CAPI_CONNECTION文は、変更ストリームに接続し、DB2 for i5/OS CDCソースのCDC処
理を制御するために、コンシューマAPI(consumer API:CAPI)が使用する名前付きパラメ
ータセットを指定します。
オペレーティングシステム: i5/OS
データソース: DB2 for i5/OS
関連した文: CAPI_CONNECTION - UOWC、AS400EVENTMSGQ、AS400USRJRNCODE
必須: DB2 for i5/OS CDCの場合、はい
構文:
CAPI_CONNECTION=([DLLTRACE=trace_id]
,NAME=capi_connection_name
[,TRACE=trace_name]
,TYPE=(AS4J
[,ALWCLRPFM={N|Y}]
[,ALWLIBRFSH={N|Y}]
[,ALWNONRENT={N|Y}]
[,ALWPARTIAL={N|Y}]
[,AS4JRNEXIT={N|Y}]
[,EOF={N|Y}]
,INST=instance_name
,JOURNAL=library/journal_name
[,LIBASUSER={N|Y|M}]
[,NOCCUOWSZ=uow_size]
[,POLWAIT={seconds|10}]
[,STOPIT=({CONT|TERM}
,number_exceptions|5)]
[,UOWRSTANY={Y|N}]
)
)
パラメータ:
DLLTRACE=trace_id
オプション。このCAPIに対して内部DLLトレースをアクティブにするTRACE文のユーザ
ー定義の名前。 このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示
の下でのみ指定します。
NAME=capi_connection_name
必須。このCAPI_CONNECTION文に対するユーザー定義の一意の名前。
最大長は英数字8文字です。
TRACE=trace_name
オプション。共通のCAPIトレースをアクティブにするTRACE文のユーザー定義名。 こ
のパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定しま
す。
50
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
TYPE=(AS4J, ... )
必須。CAPI_CONNECTION文のタイプ。 DB2 for i5/OSソースの場合、この値はAS4Jに
する必要があります。
ALWCLRPFM= {N|Y}
オプション。キャプチャ用に登録されているDB2テーブルに対して、i5/OSの物理
ファイルメンバのクリア(CLRPFM)コマンドを実行した結果生じた変更を
PowerExchangeが検出したときに、DB2 for i5/OSのCDC処理を停止するか、続行
するかを制御します。 PowerExchangeはCLRPFMコマンドによって生じる変更をキ
ャプチャできません。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ N。 PowerExchange CDC処理は、PowerExchangeがCLRPFMコマンドから変更を
検出すると停止します。
¨ Y。 PowerExchangeは、CLRPFMコマンドを無視し、CDC処理を継続します。 CDC
ターゲットのデータ整合性が影響を受ける可能性があります。 DBMOVERコンフ
ィギュレーションファイルでAS400EVENTMSGQ文も指定する場合、
PowerExchangeはCLRPFMコマンドのジャーナルエントリを検出したときに、指
定されたメッセージキューにDTL3002メッセージを発行します。
注目: このパラメータをYに設定した場合、CDCターゲットのデータ整合性が
影響を受ける可能性があります。 このパラメータは、Informaticaグローバ
ルカスタマサポートの指示の下でのみ指定します。
また、DBMOVERファイルのAS400EVENTMSGQパラメータでメッセージキューも指
定した場合、PowerExchangeは、CLRPFMコマンドのジャーナルエントリを検出
すると、DTL3002メッセージをキューに書き込みます。
デフォルトはNです。
ALWLIBRFSH={N|Y}
オプション。同じDB2ソーステーブルのインスタンスが含まれるi5/OSライブラリ
を追加または削除した後に、リアルタイムCDCセッションを停止してリスタートす
ることなくCDC対象リストをリフレッシュできるようにするかどうかを制御しま
す。このパラメータは以下の場合に有用です。1)複数のライブラリに同じDB2ソ
ーステーブル(またはファイル)のインスタンスが存在する場合。2)テーブルの
インスタンスが同じジャーナルにジャーナリングされている場合。3)テーブルの
インスタンスが含まれるライブラリを日常的に追加または削除する場合。次のオ
プションがあります。
¨ N。ライブラリの追加または削除に伴うCDC対象リストのリフレッシュ処理を無
効にします。ライブラリを追加した場合は、CDCセッションを停止してリスタ
ートするまで、該当のライブラリの変更データキャプチャは開始されません。
結果として、一部の変更が失われる可能性があります。また、ライブラリを削
除した場合は、CDCセッションが異常終了します。
DBMOVER文
51
¨ Y。SNDPWXJRNEコマンドを使用して、ライブラリの追加または削除に伴うCDC
対象リストをリフレッシュできるようにします。このコマンドは、
PowerExchangeのデフォルトジャーナルエントリタイプコード、または
AS400USRJRNCODE文で定義された一意のコードを使用して、ライブラリ追加要
求またはライブラリ削除要求のジャーナルエントリをジャーナルに送信しま
す。PowerCenterでは、リアルタイムセッションの[ライブラリ/ファイルオ
ーバーライド]セッションのプロパティのライブラリ名にアスタリスク(*)
のワイルドカードを指定する必要があります。
また、DBMOVERファイルのAS400EVENTMSGQパラメータでメッセージキューも指
定した場合、PowerExchangeは、*ADDLIB(ライブラリ追加)イベントのとき
はDTL3003Iメッセージ、*DLTLIB(ライブラリ削除)イベントのときは
DTL3004Iメッセージをキューに書き込みます。
デフォルトはNです。
ALWNONRENT={N|Y}
オプション。i5/OSがジャーナルレシーバでネクストレシーバ(NR)ジャーナル
エントリを提供しなかった場合、PowerExchangeで生成するかどうかを制御しま
す。PowerExchangeでは、現在のジャーナルレシーバが一杯になり、チェーンの
次のジャーナルレシーバに切り替える場合、NRエントリが必要になります。しか
し、i5/OSは、ジャーナルレシーバの切り替えが必要なときに高レベルのトランザ
クションアクティビティが発生していた場合など、一定の状況下ではNRエントリ
を提供しないことがあります。i5/OSがNRエントリを提供しなかった場合、
PowerExchangeでNRエントリの生成を有効にしていないと、PowerExchange CDC処
理は終了します。次のオプションがあります。
¨ N。NRエントリは生成されません。i5/OSがNRエントリを提供しなかった場
合、CDC処理は異常終了します。
¨ Y。i5/OSがNRエントリを提供しなかった場合でもCDC処理を続行できるよう
に、NRエントリが生成されます。生成されたNRエントリはPowerExchangeの内
部でのみ使用され、実際のジャーナルレシーバには書き込まれません。
デフォルトはNです。
ALWPARTIAL={N|Y}
オプション。PowerExchangeが不完全な状態のジャーナルレシーバを処理するか
どうかを制御します。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ N。 ジャーナルレシーバが不完全な状態にある場合、PowerExchangeは処理に
失敗します。
¨ Y。 PowerExchangeは、不完全な状態のジャーナルレシーバを処理します。
デフォルトはNです。
注目: このパラメータにYと指定した場合、必要な変更が利用できなくなるた
め、抽出されている変更データのデータ整合性が損なわれる可能性があります。
このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ
指定します。
52
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
AS4JRNEXIT={N|Y}
オプション。PowerExchangeがジャーナルレシーバの削除出口点
QIBM_QJO_DLT_JRNRCVにインストールされた出口プログラムを使用して、CDC用に
処理されているジャーナルレシーバの削除を防止するかどうかを制御します。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ N。 PowerExchangeは、処理しているジャーナルレシーバにロックをかけませ
ん。
¨ Y。 PowerExchangeは、処理しているジャーナルレシーバをi5/OSシステムか
ら削除できないように、すべてのジャーナルレシーバをロックします。
PowerExchangeはCONDLIBライブラリのPWXJRNLCKPというロックファイルに、
処理しているジャーナルレシーバを記録します。 PowerExchangeは、チェー
ンの次のジャーナルレシーバに切り替えるときに、以前のジャーナルレシーバ
のレコードをロックファイルから削除します。
また、DBMOVERファイルのAS400EVENTMSGQパラメータでメッセージキューも指
定した場合、PowerExchangeは、変更データ抽出が正常に処理したジャーナル
レシーバごとに、指定されたキューにDTL3001メッセージを書き込みます。
デフォルトはNです。
EOF={N|Y}
オプション。ログの終わり(EOL)に達したときにPowerExchangeが変更データ抽
出を停止するかどうかを制御します。
このパラメータはAS4J CAPI_CONNECTION文のすべてのユーザーに影響するので、
以下のいずれかの代替方法を使用して、EOLで変更データ抽出を停止することをお
勧めします。
¨ リアルタイム抽出モードを使用するCDCセッションの場合、PWX DB2i5OS CDC
リアルタイムアプリケーション接続の[アイドル時間]属性に0を指定しま
す。
¨ PowerExchange Condenseの場合、CAPTPARMコンフィギュレーションメンバの
COLL_END_LOG文に1を指定します。
¨ ODBC接続を使用するCDCセッションの場合、ODBCデータソースのWAITTIMEパラ
メータに0を指定します。
EOFパラメータを使用する場合、以下のいずれかのオプションを入力します。
¨ N。 PowerExchangeは、EOLに達しても変更データ抽出を停止しません。
¨ Y。 PowerExchangeは、EOLに達したときに変更データ抽出を停止します。
デフォルトはNです。
INST=instance_name
必須。ソースインスタンスのユーザー定義の名前。 この名前は、登録グループの
[コレクション識別子]プロパティで指定した名前に一致する必要があります。
PowerExchange Condenseを稼働している場合、この名前は、CAPTPARMメンバの
DBIDパラメータで指定された名前にも一致する必要があります。
DBMOVER文
53
JOURNAL=library/journal_name
必須。登録されたテーブルの変更データを含み、PowerExchangeによる変更デー
タの抽出元のジャーナルのライブラリ名とジャーナル名。
オプションで、以下のいずれかの方法を使用して、このジャーナル指定を上書き
できます。
¨ リアルタイム抽出CDCセッションの場合、PWX CDCアプリケーション接続でジ
ャーナル名を使用します。
¨ PowerExchange Condenseの場合、CAPTPARMコンフィギュレーションメンバで
JRNL文を使用します。
¨ CAPXRTデータベース行のテストの場合、PowerExchange Navigatorの[CAPXRT
詳細パラメータ]ダイアログボックスで、[AS400ジャーナル/ライブラリ]プ
ロパティを使用します。
¨ ODBC接続を使用するリアルタイム抽出CDCセッションの場合、ODBCデータソー
スにDTLJRNLパラメータを使用します。
LIBASUSER={N|Y|M}
オプション。PowerExchangeが各変更レコードのDTL__CAPXUSERカラムでの入力に
使用する値のタイプを制御します。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ N。 変更を行ったユーザーのユーザーIDを使用します。
¨ Y。 変更が行われたファイルのライブラリ名とファイル名を使用します。
注: ライブラリの追加または削除に伴うCDCライブラリ対象リストのリフレッ
シュのためにALWLIBRFSHをYに設定している場合は、LIBASUSER=Yと指定する
ことをお勧めします。この設定により、変更が抽出されるテーブルインスタン
スが含まれるライブラリを特定できるようになります。
¨ M。 変更が行われたファイルのライブラリ名、ファイル名、およびデータメン
バ名を使用します。
デフォルトはNです。
NOCCUOWSZ=uow_size
オプション。コミットメント制御なしに作成されたi5/OSジャーナルレシーバから
変更レコードを読み取るときにPowerExchangeで作成されるUOWのサイズ(レコー
ド数)。
uow_size変数には、1~50000の数値を入力します。
DB2 for i5/OSテーブルに変更を行うときにコミットメント制御を指定しない場
合、PowerExchangeは変更レコードごとにUOWを作成します。 このパラメータを
使用して、PowerExchangeで作成されるUOWのサイズを増やします。
PowerExchangeおよびPowerCenterでは、UOWが大きくなると処理効率が高まりま
す。 UOWが大きくなると、変更データのターゲットでのコミット操作も減少しま
す。
このパラメータはこのCAPI_CONNECTION文のすべてのユーザーに影響するので、
PWX DB2i5OS CDCリアルタイムアプリケーション接続で[コミットあたりの最小行
54
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
数]属性を使用して、CDCセッションのUOWサイズ値を指定することをお勧めしま
す。
PowerExchangeは、コミットメント制御で作成した変更レコードについては、こ
のパラメータを無視します。
POLWAIT={seconds|10}
オプション。ジャーナルレシーバの最後に達した後、そのジャーナルレシーバ内
の変更データをチェックするまでPowerExchangeが待機する秒数。
seconds変数には、0~10の数値を入力します。 デフォルトは10です。
STOPIT=({CONT|TERM},number_exceptions|5)
オプション。ジャーナルからの変更データの処理時に例外が発生した後、抽出セ
ッションを停止するかどうかを制御します。 例外は以下のいずれかになります。
¨ 操作前の画像の変更がない操作後の画像の変更
¨ データのないレコードを削除しようとする試行
最初の位置パラメータについては、以下のいずれかのオプションを入力します。
¨ CONT。 指定された数の例外が発生した後、抽出セッションは実行し続けま
す。
¨ TERM。 指定された数の例外が発生した後、抽出セッションは終了します。
デフォルトはCONTです。
2番目の位置パラメータ number_exceptionsには、PowerExchangeが文の最初の位
置パラメータで定義されたアクションを行うまでに発生する例外数を入力しま
す。 値0は、抽出が実行し続けるが、例外をまったく報告しないことを示しま
す。 有効な値は0~255です。デフォルトは5です。
UOWRSTANY={Y|N}
このパラメータは廃止されています。デフォルト値はYです。PowerExchange抽出
セッションのコールドスタート時、開始UOWのポイントが前のジャーナルレシーバ
にある不完全なUOWはスキップされます。セッションは、現在のジャーナルレシー
バの次のUOWから変更データの読み取りを開始します。
このパラメータを省略した場合のデフォルトの動作は、Yを指定した場合と同じに
なります。Nを入力した場合は無視されてYが使用されます。
CAPI_CONNECTION - CAPX文
CAPX CAPI_CONNECTION文は、コンシューマAPI(consumer API:CAPI)がPowerExchangeロ
ッガー(Linux、UNIX、Windows用)ログファイルから変更データを継続的に抽出するとき
に使用する名前付きパラメータセットを指定します。
オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows
必須: 継続抽出モードの場合、はい
構文:
CAPI_CONNECTION=([DLLTRACE=trace_id]
,NAME=capi_connection_name
DBMOVER文
55
[,TRACE=trace_name]
,TYPE=(CAPX
,DFLTINST=instance_name
[,FILEWAIT={seconds|1}]
[,RSTRADV=seconds]
[,RSTRANMODE={N|Y}]
)
)
パラメータ:
DLLTRACE=trace_id
オプション。このCAPIに対して内部DLLトレースをアクティブにするTRACE文のユーザ
ー定義の名前。 このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示
の下でのみ指定します。
NAME=capi_connection_name
必須。このCAPI_CONNECTION文に対するユーザー定義の一意の名前。
最大長は英数字8文字です。
TRACE=trace_name
オプション。共通のCAPIトレースをアクティブにするTRACE文のユーザー定義名。 こ
のパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定しま
す。
TYPE=(CAPX, ... )
必須。CAPI_CONNECTION文のタイプ。 継続抽出モードの場合、この値はCAPXにする必
要があります。
DFLTINST=instance_name
必須。登録グループに指定されているソースインスタンス識別子。この値は、
PowerExchangeロッガーコンフィギュレーションファイルで指定されているDBID
値と一致する必要があります。
この値を特定するには、PowerExchange Navigatorの登録グループプロパティを
参照します。ソースタイプに応じて、次のいずれかの値を入力します。
¨ Adabas、DB2 for i5/OS、DB2 for z/OS、Oracle、およびVSAMでは、登録グル
ープの[インスタンス]フィールドに表示される名前です。
¨ Microsoft SQL Serverの場合、この値はPowerExchangeロッガーのコンフィギ
ュレーションファイルでオプションのDISTSRVおよびDISTDBパラメータを指定
するかどうかによって異なります。
- DISTSRVとDISTDBパラメータを指定した場合は、すべての登録にコレクショ
ン識別子として使用するDBID名を入力します。この名前は、個々の登録に関
連付けられているインスタンス名をオーバーライドします。
- DISTSRVおよびDISTDBパラメータを指定しない場合、PowerExchange
Navigatorで生成され、登録グループのリソースインスペクタの[インスタ
ンス]フィールドに表示される値を入力します。生成した値はデータベース
名の最初の4文字で構成され、000から始まる生成番号が続きます。
¨ Datacomでは、[MUF名]フィールドのMulti-User Facility(MUF)の名前で
す。
56
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
¨ DB2 for Linux, UNIX and Windowsソースでは、[データベース]フィールド
のデータベース名です。
¨ IDMSログベースソースでは、[DB名]フィールドのデータベース名です。
¨ IMSソースでは、[RECON ID]フィールドのデータベースのRECON識別子です。
最大長は英数字8文字です。
FILEWAIT={seconds|1}
オプション。PowerExchangeが新しいPowerExchangeロッガーログファイルをチェ
ックするまで待機する秒数。
seconds変数には、1 - 86400の数値を入力します。 デフォルトは1です。
RSTRADV=seconds
データソースに関連する変更がUOWに含まれないときに、PowerExchangeが登録済
みデータソースのリスタートトークンおよびシーケンストークンを送信する前に
待機する時間インターバル(単位: 秒)。 待機インターバルを過ぎると、
PowerExchangeは次にコミットされた「空のUOW」を返します。これには更新され
たリスタート情報のみが含まれます。
以下のいずれかのイベントが発生すると、PowerExchangeは待機インターバルを0
にリセットします。
¨ PowerExchangeが関連する変更を含むUOWの処理を完了した。
¨ PowerExchangeが関連する変更を受信しないまま待機インターバルを過ぎたた
め、PowerExchangeが空のUOWを返した。
seconds変数には、0 - 86400の数値を入力します。 デフォルトは指定されてい
ません。
例えば、5と入力すると、PowerExchangeは最後のUOWの処理を完了した後、また
は前の待機インターバルを過ぎた後、5秒待機します。 その後、PowerExchange
は次にコミットされた空のUOW(更新された最近情報を含む)を返し、待機間隔を
0にリセットします。
RSTRADVを指定しないと、PowerExchangeが関連する変更を受信しないときに、
PowerExchangeは登録済みソースのリスタートトークンおよびシーケンストーク
ンを送信しません。 この場合、PowerExchangeがウォームスタートすると、CDC
に関連しない変更を含むすべての変更をリスタートポイントから読み取ります。
DB2 for i5/OSソースでは、i5/OSジャーナルレシーバからPowerExchangeが読み
取る変更レコードをコミットメント制御下で作成する場合に、このパラメータを
使用することをお勧めします。 コミットメント制御なしに変更レコードを作成す
る場合は、このパラメータを指定できません。
注目: 0の値を指定すると、UOWの処理ごとにPowerExchangeが空のUOWを返すの
で、パフォーマンスが低下する場合があります。
RSTRANMODE={N|Y}
以前にPowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)を使用していなかったCDC
セッションに対して、リアルタイム抽出モードから継続抽出モードに移行する場合、
このパラメータをYに設定します。この設定により、PowerExchangeは、CDCセッショ
ンが実行するときに、PowerExchangeロッガーで必要になる形式にリスタートトークン
DBMOVER文
57
情報を変換できます。 登録されたすべてのソーステーブルと、このCAPX
CAPI_CONNECTIONを使用するすべてのCDCセッションについて、PowerExchangeがリス
タートトークンの変換を完了するまで、Y設定を保持します。 その後、このパラメー
タをNに設定するか、削除します。 デフォルトはNです。
CAPI_CONNECTION - LRAP文
LRAP CAPI_CONNECTION文は、コンシューマAPI(consumer API: CAPI)がPowerExchange
ロッガー(MVS用)のログ読み取りAPI(Log Read API: LRAPI)コンポーネントに使用す
る名前付きパラメータセットを指定します。
LRAPIはPowerExchangeロッガーに接続して、PowerExchange Listenerアドレス空間など、
データを抽出しているアドレス空間に対して、変更データを読み取ります。
データソース: Adabas、CA Datacom/DB、CA IDMS/DB、DB2 for z/OS、IMS、およびVSAM
関連した文: CAPI_CONNECTION - UOWC
必須: z/OS CDCの場合、はい
構文:
CAPI_CONNECTION=([DLLTRACE=trace_id]
,NAME=capi_connection_name
[,TRACE=trace_name]
,TYPE=(LRAP
,AGENT=agent_id
[,EOF={N|Y}]
,LOG=logger_id
[,UIDFMT={ALL|CONN|CORR|CTYPE|PLAN|UID}]
)
)
パラメータ:
DLLTRACE=trace_id
オプション。このCAPIに対して内部DLLトレースをアクティブにするTRACE文のユーザ
ー定義の名前です。 このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの
指示の下でのみ指定します。
NAME=capi_connection_name
必須。このCAPI_CONNECTION文に対するユーザー定義の一意の名前です。
最大長は英数字8文字です。
TRACE=trace_name
オプション。共通のCAPIトレースをアクティブにするTRACE文のユーザー定義名です。
このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定し
ます。
TYPE=(LRAP, ... )
必須。CAPI_CONNECTION文のタイプ。 LRAPIの場合、値はLRAPにする必要がありま
す。
58
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
AGENT=agent_id
必須。PowerExchangeエージェントID。 この値は、EDMSDIRモジュールのAGENTID
パラメータの値と一致している必要があります。 PowerExchangeは、EDMPARMS DD
文からEDMSDIRモジュールを読み取ります。この文が指定されていない場合は、
STEPLIBまたはJOBLIB DD文から読み取ります。
最大長は英数字4文字です。
EOF={N|Y}
オプション。ログの終わり(EOL)に達した後でPowerExchangeが変更データ抽出
を停止するかどうかを制御します。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ N。 PowerExchangeは、EOLに達しても変更データ抽出を停止しません。
¨ Y。 PowerExchangeは、EOLに達したときに変更データ抽出を停止します。
デフォルトはNです。
このパラメータはLRAP CAPI_CONNECTION文のすべてのユーザーに影響するので、
以下のいずれかの代替方法を使用して、EOLで変更データ抽出を停止することをお
勧めします。
¨ リアルタイム抽出モードを使用するCDCセッションの場合、PWX DB2zOS CDCリ
アルタイムアプリケーション接続の[アイドル時間]属性に0を指定します。
¨ PowerExchange Condenseの場合、CAPTPARMコンフィギュレーションメンバの
COLL_END_LOG文に1を入力します。
¨ ODBC接続を使用するCDCセッションの場合、ODBCデータソースのWAITTIMEパラ
メータに0を入力します。
LOG=logger_id
必須。PowerExchangeロッガーID。 この値は、EDMSDIRモジュールのLOGGERパラ
メータで指定された値と一致している必要があります。
最大長は英数字4文字です。
UIDFMT={ALL|CONN|CORR|CTYPE|PLAN|UID}
オプション。DB2 for z/OSデータソースの場合、PowerExchangeがDTL__CAPXUSER
フィールドで返すデータを制御します。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ ALL。 他のすべてのオプションに関する情報を要求します。 PowerExchange
は、以下の形式で、コロン区切りのリストにこの情報を表示します。
UID:PLAN:CORR:CONN:CTYPE
¨ CONN。 変更が行われたときのDB2接続識別子。
¨ CORR。 変更が行われたときのDB2相関識別子。
¨ CTYPE。 変更が行われたときのDB2接続タイプ。
¨ PLAN。 変更が行われたときに使用されたDB2プラン名。
¨ UID。 変更を行ったユーザーID。
DBMOVER文
59
デフォルトはUIDです。
制限: 指定できるオプションは1つだけです。 複数のオプションが必要な場合
は、ALLを入力します。
CAPI_CONNECTION - MSQL文
MSQL CAPI_CONNECTION文は、変更ストリームに接続し、Microsoft SQL ServeソースのCDC
処理を制御するために、コンシューマAPI(consumer API:CAPI)が使用する名前付きパラ
メータセットを指定します。
オペレーティングシステム: Windows
データソース: Microsoft SQL Server
必須:
Microsoft SQL Server CDCの場合、はい
構文:
CAPI_CONNECTION=([DLLTRACE=trace_id]
,NAME=capi_connection_name
[,TRACE=trace_name]
,TYPE=(MSQL
,DISTDB=distribution_database
,DISTSRV=distribution_server
[,BATCHSIZE=number]
[,DWFLAGS={flag1flag2flag3|NNN}]
[,EOF={N|Y}]
[,MULTIPUB={N|Y}]
[,POLWAIT={seconds|1}]
[,RSTRADV=seconds]
)
)
パラメータ:
DLLTRACE=trace_id
オプション。このCAPIに対して内部DLLトレースをアクティブにするTRACE文のユーザ
ー定義の名前。 このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示
の下でのみ指定します。
NAME=capi_connection_name
必須。このCAPI_CONNECTION文に対するユーザー定義の一意の名前。
最大長は英数字8文字です。
TRACE=trace_name
オプション。共通のCAPIトレースをアクティブにするTRACE文のユーザー定義名。 こ
のパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定しま
す。
TYPE=(MSQL, ... )
必須。CAPI_CONNECTION文のタイプ。 Microsoft SQL Serverソースの場合、この値は
MSQLにする必要があります。
DISTDB=distribution_database_name
必須。ディストリビューションデータベースの名前。
60
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
DISTSRV=distribution_database_server
必須。ディストリビューションデータベースをホストするサーバーのネットワー
ク名。
重要: ディストリビューションデータベースが別のサーバーに置かれている場
合、この名前はSQL Serverインスタンスのネットワーク名と異なります。
BATCHSIZE=number
オプション。カーソルを閉じてまた開く前に、PowerExchangeが変更データをキ
ャプチャする行の数。 このパラメータにより、リソースを定期的に解放して、シ
ステムメモリでのキャプチャ処理の負荷を低減し、tempdbデータベースの一時テ
ーブルを削減することができます。 有効な値は0~2147483647です。デフォルト
は指定されていません。
このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ
指定します。PowerExchangeがデータの読み取りクエリを頻繁に発行するため、
CDCのパフォーマンスが低下することがあります。
DWFLAGS={flag1flag2flag3|NNN}
オプション。データの損失、切り詰め、またはスキーマ変更が行われたときに処
理を停止するか継続するかを制御する一連の3つの位置パラメータ。
この文は、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定しま
す。
以下の位置パラメータを入力します。
¨ flag1. PowerExchangeが、予期しない長さのデータをディストリビューショ
ンデータベースから取得した場合に、変更データ抽出を停止するかどうかを制
御します。 処理を継続するにはYを、処理を停止するにはNを入力します。
¨ flag2. PowerExchangeが、スキーマ変更を検出したときに、変更データ抽出
を停止するかどうかを制御します。 処理を継続するにはYを、処理を停止する
にはNを入力します。
¨ flag3. 要求された開始シーケンスがトランザクションログで見つからなかっ
たときに、PowerExchangeが変更データ抽出を停止するかどうかを制御しま
す。 処理を継続するにはYを、処理を停止するにはNを入力します。
デフォルトはNNNです。
EOF={N|Y}
オプション。ログの終わり(EOL)に達したときにPowerExchangeが変更データ抽
出を停止するかどうかを制御します。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ N。 PowerExchangeは、EOLに達しても変更データ抽出を停止しません。
¨ Y。 PowerExchangeは、EOLに達したときに変更データ抽出を停止します。
デフォルトはNです。
DBMOVER文
61
このパラメータはMSQL CAPI_CONNECTION文のすべてのユーザーに影響するので、
以下のいずれかの代替方法を使用して、EOLで変更データ抽出を停止することをお
勧めします。
¨ リアルタイム抽出モードを使用するCDCセッションの場合、PWX MSSQL CDCリ
アルタイムアプリケーション接続の[アイドル時間]属性に0を入力します。
¨ PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)の場合、pwxccl.cfgコン
フィギュレーションファイルのCOLL_END_LOG文に「1」と入力します。
¨ ODBC接続を使用するCDCセッションの場合、ODBCデータソースのWAITTIMEパラ
メータに0を入力します。
MULTIPUB={N|Y}
オプション。ディストリビューションデータベースから単一のパブリケーション
データベースまたは複数のパブリケーションデータベースどちらの記事の変更デ
ータをキャプチャするかを示します。 このオプションは、リアルタイム抽出モー
ドでのCDC処理、およびPowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)の継
続抽出モードでのCDC処理のパフォーマンスに影響を与えることがあります。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ N。このオプションは、単一のパブリケーションデータベースの記事の変更デ
ータをキャプチャする場合に指定します。 PowerExchangeでより効率的に変
更を抽出できるため、このシナリオではこのオプションを使用することをお勧
めします。 リソース使用量の削減にも役立ちます。
¨ Y。このオプションは、単一のCDCセッションまたは単一のPowerExchangeロッ
ガー(Linux、UNIX、Windows用)パスで複数のパブリケーションデータベー
スの記事の変更データを抽出する場合に使用します。 このシナリオでこのオ
プションを使用しないと、メッセージPWX-15757が表示されて抽出処理は失敗
します。
このオプションにより、変更レコードがディストリビューションデータベース
に書き込まれる速度が遅くなることがあります。 パフォーマンスを向上させ
るには、ディストリビューションデータベースに以下のインデックスを追加し
ます。
USE [distribution]
GO
/****** Object: Index [IX_MSrepl_transactions] Script Date: 03/31/2012 11:56:07
******/
CREATE NONCLUSTERED INDEX [IX_MSrepl_transactions] ON [dbo].[MSrepl_transactions]
(
[entry_time] ASC,
[publisher_database_id] ASC,
[xact_seqno] ASC,
[xact_id] ASC
)WITH (PAD_INDEX = OFF, STATISTICS_NORECOMPUTE = ON, SORT_IN_TEMPDB = OFF,
IGNORE_DUP_KEY = OFF, DROP_EXISTING = OFF, ONLINE = OFF, ALLOW_ROW_LOCKS = ON,
ALLOW_PAGE_LOCKS = ON) ON [PRIMARY]
GO
デフォルトはYです。
変更をキャプチャした後に、MULTIPUB設定を変更できます。 データの整合性を
維持するには、『PowerExchange CDCガイド(Linux、UNIX、Windows用)』 の
MULTIPUBパラメータ設定の変更手順に従います。 PowerExchangeロッガー
62
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
(Linux、UNIX、Windows用)を使用し、設定をYからNに変更している場合は、
PowerExchangeロッガーをコールドスタートする必要があります。
POLWAIT={seconds|1}
オプション。ログの終わり達した後、変更データをさらに探すためにソースデー
タベースをポーリングするまで、PowerExchangeが待機する最大秒数。
Microsoft SQL Serverソースの場合、ポーリング頻度はPowerExchangeロッガー
のNO_DATA_WAIT2パラメータにも依存します。PowerExchangeロッガーを使用しな
い場合、ポーリング頻度はPWX CDCアプリケーション接続のPWX待ち時間属性に依
存します。 NO_DATA_WAIT2またはPWX待ち時間値がPOLWAIT値よりも小さい場合、
小さい方の値が優先されます。 この場合、PowerExchangeはPOLWAITパラメータ
のみに基づいて予想されるよりも頻繁にソースをポーリングします。
seconds変数には、1 - 2147483647の数値を入力します。 デフォルトは1です。
RSTRADV=seconds
データソースに関連する変更がUOWに含まれないときに、PowerExchangeが登録済
みデータソースのリスタートトークンおよびシーケンストークンを送信する前に
待機する時間インターバル(単位: 秒)。 待機インターバルを過ぎると、
PowerExchangeは次にコミットされた「空のUOW」を返します。これには更新され
たリスタート情報のみが含まれます。
以下のいずれかのイベントが発生すると、PowerExchangeは待機インターバルを0
にリセットします。
¨ PowerExchangeが関連する変更を含むUOWの処理を完了した
¨ PowerExchangeが関連する変更を受信しないまま待機インターバルを過ぎたた
め、PowerExchangeが空のUOWを返した
seconds変数には、0 - 86400の数値を入力します。 デフォルトは指定されてい
ません。
例えば、5と入力すると、PowerExchangeは最後のUOWの処理を完了した後、また
は前の待機インターバルを過ぎた後、5秒待機します。 その後、PowerExchange
は次にコミットされた空のUOW(更新された最近情報を含む)を返し、待機間隔を
0にリセットします。
RSTRADVを指定しないと、PowerExchangeが関連する変更を受信しないときに、
PowerExchangeは登録済みソースのリスタートトークンおよびシーケンストーク
ンを送信しません。 この場合、PowerExchangeがウォームスタートすると、CDC
に関連しない変更を含むすべての変更をリスタートポイントから読み取ります。
警告: 値を0にすると、パフォーマンスが低下することがあります。
PowerExchangeは、登録済みソースに関連する変更を含むUOWのほか、登録済みソ
ースに関連する変更を含まない各UOWに対してそれぞれ空のUOWも返します。
CAPI_CONNECTION - ORAD文
ORAD CAPI_CONNECTION文は、変更ストリームに接続し、Oracleデータソースの
PowerExchange Express CDC for Oracle処理を制御するために、コンシューマAPI
(Consumer API: CAPI)が使用する名前付きパラメータセットを指定します。
DBMOVER文
63
オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows
データソース: Oracle
関連した文: ORACLEID、ORACLE_CAPTURE_TYPE
必須: PowerExchange Express CDC for Oracleの場合、はい
構文:
CAPI_CONNECTION=([DLLTRACE=trace_id]
,NAME=capi_connection_name
,TYPE=(ORAD
[,EPWD=database_encrypted_password]
,ORACOLL=collection_id
[,PARMFILE=express_cdc_configuration_file]
[,PASSWORD=database_password]
[,USERID=database_user_id]
)
)
パラメータ:
DLLTRACE=trace_id
オプション。このCAPIに対して内部DLLトレースをアクティブにするTRACE文のユーザ
ー定義の名前。
このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定し
ます。
NAME=capi_connection_name
必須。このCAPI_CONNECTION文に対するユーザー定義の一意の名前。
最大長は英数字8文字です。
TYPE=(ORAD, ... )
必須。CAPI_CONNECTION文のタイプ。 PowerExchange Express CDC for Oracleソース
の場合、この値はORADである必要があります。
EPWD=database_encrypted_password
オプション。PowerExchange Express CDC for OracleのOracleソースデータベー
スに接続するためにPowerExchangeが使用する暗号化されたパスワードです。
USERIDパラメータをこの文に指定する場合、EPWDパラメータまたはPASSWORDパラ
メータのどちらかを指定する必要があります。
この暗号化されたパスワードは、PowerExchange Express CDC for Oracleコンフ
ィギュレーションファイル内のDATABASE文のEPWDパラメータ値と、CDCセッショ
ン接続属性の[パスワード]値をオーバーライドします。 これらの他の暗号化さ
れたパスワードのいずれかを使用する場合は、EPWDパラメータをORAD
CAPI_CONNECTION文に含めないでください。
ORACOLL=collection_id
必須。Oracleインスタンスのコレクション識別子。 この値は、同じdbmover.cfg
ファイル内にあるORACLEID文の最初の位置パラメータ内のコレクションIDに一致
する必要があります。
64
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
この値は通常、Oracleインスタンスの登録グループに指定するコレクションIDに
も一致します。 別のコレクションIDを登録グループに指定すると、その登録コレ
クションIDによってこのORACOLL値はオーバーライドされます。
PARMFILE=path_and_filename
オプション。PowerExchange Express CDC for Oracleコンフィギュレーションフ
ァイルのパスとファイル名(現在の作業ディレクトリに相対的)。 このパラメー
タを使用すると、デフォルトのパスとファイル名をオーバーライドすることや、
PowerExchangeユーザーにデフォルトのパスとファイル名を通知することができ
ます。
このパラメータが指定されない場合、デフォルトでは pwx_home_directory
\pwxorad.cfgが使用されます。 デフォルトのパスは、PWX_HOME環境変数内のパ
スであり、この環境変数が定義されていない場合は、PowerExchangeのbinディレ
クトリへのパスです。 pwxorad.cfgファイルがデフォルトの場所に存在せず、
PARMFILEのオーバーライドが定義されていない場合は、エラーメッセージ
PWX-09951およびPWX-00268が発行され、変更キャプチャが失敗します。
PASSWORD=database_password
オプション。PowerExchange Express CDC for OracleのOracleソースデータベー
スに接続するためにPowerExchangeが使用するクリアテキストのパスワード。
USERIDパラメータをこの文に指定する場合、EPWDパラメータまたはPASSWORDパラ
メータのどちらかを指定する必要があります。
このクリアテキストのパスワードは、PowerExchange Express CDC for Oracleコ
ンフィギュレーションファイル内のDATABASE文のPASSWORDパラメータと、CDCセ
ッション接続属性の[パスワード]値をオーバーライドします。 これらの他のパ
スワードのいずれかを使用する場合は、PASSWORDパラメータをORAD
CAPI_CONNECTION文に指定しないでください。
USERID=database_user_id
オプション。PowerExchange Express CDC for OracleのOracleソースデータベー
スに接続するためにPowerExchangeが使用するユーザーID。 USERIDパラメータを
この文に指定する場合、EPWDパラメータまたはPASSWORDパラメータのどちらかを
指定する必要があります。
このユーザーIDは、PowerExchange Express CDC for Oracleコンフィギュレーシ
ョンファイル内のDATABASE文のUSERIDパラメータと、CDCセッション接続属性の
[ユーザー名]値をオーバーライドします。 これらの他のユーザーIDのいずれか
を使用する場合は、USERIDパラメータをORAD CAPI_CONNECTION文に含めないよう
にします。
使用上の注意:
¨ dbmover.cfgファイルに複数のORAD CAPI_CONNECTION文を指定して、複数のOracleイン
スタンスから変更データをキャプチャしたり、同じOracleインスタンスに異なるパラメ
ータ設定を使用したりすることができます。
¨ 変更データのキャプチャのためにOracleソースデータベースに接続する必要がある
PowerExchangeシステムでORAD CAPI_CONNECTIONおよびORACLEID文を定義します。 通常
は、PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)をこのシステムで実行しま
す。
DBMOVER文
65
¨ ORAD CAPI_CONNECTIONとORCL CAPI_CONNECTIONの両方の文を同じdbmover.cfgファイル
に定義することはできません。 PowerExchange Express CDC for Oracleを使用する場
合は、ORAD CAPI_CONNECTION文を定義します。 PowerExchange Oracle CDC with
LogMinerを使用する場合は、ORCL CAPI_CONNECTION文を定義します。 PowerExchange
Express CDC for OracleとPowerExchange Oracle CDC with LogMinerの両方のセッシ
ョンを同じOracleインスタンスに対して実行する必要がある場合は、別々の
dbmover.cfgファイル、PowerExchange Listener、およびPowerExchangeロッガーを使
用します。
¨ データベースユーザーIDとパスワードまたは暗号化されたパスワードは、複数の場所に
指定できます。 この場合の優先順位は次のとおりです。
1.
dbmoverコンフィギュレーションファイルのORAD CAPI_CONNECTION文に指定されて
いるUSERID値およびEPWDまたはPASSWORD値
2.
PowerExchange Express CDC for Oracleコンフィギュレーションファイル
(pwxorad.cfg)のDATABASE文に指定されているUSERID値およびEPWDまたは
PASSWORD値
3.
PowerCener CDCセッションのOracleアプリケーション接続属性に指定されている
[ユーザー名]および[パスワード]値
CAPI_CONNECTION - ORCL文
ORCL CAPI_CONNECTION文は、変更ストリームに接続し、OracleソースのPowerExchange
Oracle CDC with LogMiner処理を制御するために、コンシューマAPI(consumer API:
CAPI)が使用する名前付きパラメータセットを指定します。
オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows
データソース: Oracle
関連した文: CAPI_CONNECTION - UOWCおよびORACLEID
必須: PowerExchange Oracle CDC with LogMinerの場合、はい
構文:
CAPI_CONNECTION=([DLLTRACE=trace_id]
,NAME=capi_connection_name
[,TRACE=trace_name]
,TYPE=(ORCL
[,ARRAYSIZE=array_size|100]
[,BYPASSUF={N|Y}]
[,CATBEGIN=hh:mm|00:00]
[,CATEND=hh:mm|24:00]
[,CATINT=minutes|1400]
[,COMMITINT=minutes|5]
[,GENRLOCK={N|Y}]
[,IGNUFMSG={N|Y}]
[,LOGDEST=logdest_id]
[,LGTHREAD=instance_number]
[,ONLINECAT={N|Y}]
,ORACOLL=collection_id
[,ROWID={N|Y|ALLOW}]
[,SELRETRY=retry_number|1000]
[,SNGLINST={N|Y}]
)
)
パラメータ:
66
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
DLLTRACE=trace_id
オプション。このCAPIに対して内部DLLトレースをアクティブにするTRACE文のユーザ
ー定義の名前。
このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定し
ます。
NAME=capi_connection_name
必須。このCAPI_CONNECTION文に対するユーザー定義の一意の名前。
最大長は英数字8文字です。
TRACE=trace_name
オプション。共通のCAPIトレースをアクティブにするTRACE文のユーザー定義名。
このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定し
ます。
TYPE=(ORCL, ... )
必須。CAPI_CONNECTION文のタイプ。 PowerExchange Oracle CDC with LogMinerソー
スの場合、この値はORCLにする必要があります。
ARRAYSIZE={array_size|100}
オプション。PowerExchangeがOracle REDOログを読み取るために使用するプレフ
ェッチ配列の行数。
0 - 2147483647の数値を入力します。デフォルトは100です。
注: 値を100より小さくすると、Oracle CDC with LogMinerのパフォーマンスが
低下することがあります。 値を0にするとプレフェッチが無効になります。 0
は、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ入力します。
BYPASSUF={N|Y}
オプション。Oracle LogMinerがフォーマットされていないログレコードを返し
たときに、PowerExchangeが異常終了するか、警告メッセージを発行するかを制
御します。
グローバル一時テーブルが更新されたときや、ONLINECAT=Yと指定して読み取ら
れているログデータがカタログと矛盾しているときに、LogMinerはフォーマット
されていないログレコードを返します。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ N。 PowerExchangeは、Oracle LogMinerからフォーマットされていないログ
レコードを受信したときはいつでもエラーで終了します。
¨ Y。 PowerExchangeは、フォーマットされていないログデータが見つかったこ
とを示す警告メッセージをPowerExchangeメッセージログに書き込み、続いて
処理を継続します。 フォーマットされていないログデータの容量によって
は、PowerExchangeは多数の警告メッセージを書き込む場合があります。 こ
れらの警告メッセージを表示しないようにするには、IGNUFMSGパラメータにY
と指定します。
デフォルトはNです。
DBMOVER文
67
ヒント: OracleインスタンスにGlobal Temporaryテーブルが含まれている場合
は、Yと入力します。 それ以外の場合は、BYPASSUFパラメータを含められませ
ん。
CATBEGIN={hh:mm|00:00}
オプション。PowerExchangeがOracleに、OracleカタログのコピーをREDOログに
書き込むように要求する、24時間形式での1日の最初の時刻。
CATBEGINパラメータの値を指定した場合、CATENDパラメータの値も指定する必要
があります。
デフォルトは00:00です。
CATEND={hh:mm|24:00}
オプション。PowerExchangeがOracleに、OracleカタログのコピーをREDOログに
書き込むように要求する、24時間形式での1日の最後の時刻。
CATENDパラメータの値を指定した場合、CATBEGINパラメータの値も指定する必要
があります。
デフォルトは24:00です。
CATINT={minutes|1440}
オプション。OracleカタログをREDOログにコピーする要求間の時間間隔(分単
位)。
1 - 1440の数値を入力します。デフォルトは1440です。
この間隔が経過したが、時刻がCATBEGINおよびCATENDパラメータで期間外になっ
た場合、PowerExchangeは、Oracleカタログのコピーを作成するようにOracleに
要求しません。 代わりに、PowerExchangeは、CATBEGINパラメータで指定された
時間待機してから、カタログコピーを要求します。
COMMITINT={minutes|5}
オプション。Oracle LogMinerセッションで生成されるトランザクションをコミ
ットするためにPowerExchangeが発行する、SQL COMMIT操作間の時間間隔(分単
位)。
1 - 60の数値を入力します。デフォルトは5です。
PowerExchangeは、REDOログから変更データを読み取っているときに、ユーザー
テーブルのデータを更新しませんが、Oracle LogMinerインタフェースは、
PowerExchangeが開始するLogMinerセッションのトランザクションを自動的に生
成します。 Oracleは、LogMinerセッションが終了するまで、これらのトランザ
クションをオープン、つまり実行中のままにします。
変更データ抽出操作を効率的にリスタートできるようにするために、
PowerExchangeは、SQL COMMIT操作を時折発行して、これらの実行中のトランザ
クションを終了する必要があります。 それ以外の場合は、PowerExchangeが常
に、最も古い実行中のUOWの開始から変更データを読み取り始めるので、今後のす
べてのリアルタイム抽出操作のリスタートに影響がある可能性があります。
68
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
GENRLOCK={N|Y}
オプション。PowerExchangeが、現在のログの終わり(EOL)に一致するリスター
トポイントの要求に対して、安全なリスタートポイントを生成するかどうかを制
御します。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ N。 PowerExchangeは、ソーステーブルの実行中のトランザクションを無視し
て、現在のEOLに一致するリスタートポイントを生成します。
¨ Y。 PowerExchangeは、ソーステーブルの安全なリスタートポイントを生成し
ます。
デフォルトはNです。
ソーステーブルの安全なリスタートポイントは、このテーブルに対して実行中の
どのUOWもスキップしない変更ストリーム内のポイントです。 ソーステーブルの
安全なリスタートポイントを生成するために、PowerExchangeはテーブルの排他
的ロックを取得して、以降の変更を停止します。 PowerExchangeは続いて、
Oracleカタログを検索して、テーブルの最も古いアクティブなトランザクション
に一致する変更ストリーム内のポイントを探し、このポイントをリスタートポイ
ントとして使用します。 テーブルに対して実行中のUOWが存在しない場合、
PowerExchangeは現在のEOLを使用します。 PowerExchangeは、リスタートポイン
トの生成が完了した後、ソーステーブルのロックを解除します。 この後、変更を
再びテーブルに書き込めます。
PowerExchangeは、以下の状況で、現在のEOLに一致するリスタートトークンを生
成します。
¨ PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)をコールドスタートし、
pwxcclコンフィギュレーションファイルにSEQUENCE_TOKENパラメータおよび
RESTART_TOKENパラメータが指定されていない。 PowerExchangeは、
PowerExchangeロッガーの処理に使用するアクティブなキャプチャ登録に関連
するすべてのテーブルのロックを取得します。
¨ CDCセッションのリスタートトークンファイルが、特殊なオーバーライド文
RESTART1およびRESTART2でCURRENT_RESTARTオプションを指定している。
PowerExchangeは、特殊オーバーライド文が適用されるCDCセッションのテー
ブルに対してのみ、ロックを取得します。
¨ SELECT CURRENT_RESTART SQL文を使用するPowerExchange Navigatorでのデー
タベース行テスト。 PowerExchangeは、データベース行テストで使用される
抽出マップに関連付けられたキャプチャ登録によって表されたテーブルに対し
て、ロックを取得します。
¨ RSTTKN GENERATEオプションを使用するDTLUAPPLユーティリティ操作。
PowerExchangeは、ユーティリティ制御文で指定されたキャプチャ登録によっ
て表されたテーブルに対して、ロックを取得します。
IGNUFMSG={N|Y}
オプション。PowerExchangeがフォーマットされていないデータレコードの
PowerExchangeメッセージログファイルに、警告メッセージを書き込むかどうか
を制御します。
DBMOVER文
69
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ N。 PowerExchangeは警告メッセージを書き込みません。
¨ Y。 PowerExchangeは警告メッセージを書き込みます。
デフォルトはNです。
LOGDEST=logdest_id
オプション。PowerExchangeに使用させるアーカイブログの保存先の数値識別
子。 このアーカイブログの保存先は、PowerExchangeが使用しているOracleイン
スタンスに対してローカルである必要があります。
1 - 10の数値を入力します。
例えば、init.oraファイルのLOG_ARCHIVE_DEST_3パラメータによって設定された
保存先からアーカイブログを使用するには、LOGDEST=3と指定します。
SNGINSTパラメータは、PowerExchangeがアーカイブログの保存先を使用し、
LOGDESTおよびLGTHREADで指定したOracleインスタンスを使用する方法に影響し
ます。
ONLINECATパラメータにYと指定した場合、PowerExchangeは検証してからLOGDEST
パラメータとLGTHREADパラメータを無視します。
LGTHREAD=instance_number
オプション。Oracleインスタンスのインスタンス番号。 PowerExchangeは、この
インスタンス番号を使用して、処理するアーカイブREDOログを識別します。
1 - 2147483647の数値を入力します。
非RAC環境では、このパラメータを指定する場合、1に設定します。
SNGINSTパラメータは、PowerExchangeがアーカイブログの保存先を使用し、
LOGDESTおよびLGTHREADで指定したOracleインスタンスを使用する方法に影響し
ます。
ONLINECATパラメータにYと指定した場合、PowerExchangeは検証してからLOGDEST
パラメータとLGTHREADパラメータを無視します。
ONLINECAT={N|Y}
オプション。PowerExchangeが、OracleオンラインカタログまたはREDOログ内の
カタログのコピーを使用して、CDCのログデータをフォーマットするように
Oracle LogMinerに指示するかどうかを制御します。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ N。 Oracle LogMinerはアーカイブREDOログからのカタログのコピーを使用
し、PowerExchangeはスキーマ変更を追跡して、データの損失がないことを確
認します。
¨ Y。 Oracle LogMinerはオンラインカタログを使用し、PowerExchangeはスキ
ーマ変更を追跡できません。
デフォルトはNです。
70
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
ログデータのフォーマットにオンラインカタログを使用するように
PowerExchangeを設定した場合でも、PowerExchangeはカタログコピーを使用し
て、変更データ抽出操作のリスタートポイントを特定します。 したがって、定期
的にOracle REDOログにオンラインカタログをコピーする必要があります。
変更データ抽出操作は、通常、カタログコピーではなくオンラインカタログで
LogMinerセッションを作成するようにPowerExchangeを設定すると、さらに迅速
に初期化します。 ただし、LogMinerはオンラインカタログを使用した場合、DDL
変更を追跡せず、スキーマ変更を含むテーブルに対してログレコードをフォーマ
ットできません。
LogMinerがオンラインカタログを使用しており、LogMinerがログデータを読み取
っているときにスキーマ変更を行った場合、LogMinerは、以降の変更についてフ
ォーマットされていないログレコードをPowerExchangeに渡します。 BYPASSUFパ
ラメータにNと指定するか、デフォルト値のNを受け入れた場合、PowerExchange
は、Oracleが最初のフォーマットされていないレコードを渡した後で、抽出要求
に失敗します。 それ以外の場合は、PowerExchangeは、フォーマットされていな
いレコードをスキップして処理を継続します。この結果、変更データの損失が生
じます。 したがって、ONLINECATパラメータにNを指定するか、以下の要件があ
る場合は、デフォルトのままにします。
¨ BYPASSUFパラメータをYに指定しており、変更データ抽出操作の実行中にキャ
プチャ用に登録されたテーブルのスキーマを変更する必要がある。
¨ 以前のスキーマでPowerExchangeがキャプチャしたテーブルデータを含む
Oracle REDOログ内のポイントから抽出を開始する必要がある。
ORACOLL=collection_id
必須。Oracleコレクション識別子。これはORACLEID文で指定された値に一致して
いる必要があります。
ROWID={N|Y|ALLOW}
Oracle行の移動が有効にされていないテーブルのキャプチャされた変更レコード
に、Oracleの物理行ID値を含めるかどうかを制御します。PowerExchangeでは、
行ID値をPowerExchangeで生成されたDTL__CAPXROWIDカラムに書き込みます。例
えば、抽出セッションの実行時に一意の行IDが必要な処理を実行する必要がある
ソーステーブルの中に、キーのないテーブルがある場合、このパラメータを使用
します。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ N。行ID値をキャプチャしません。DTL__CAPXROWIDカラムにはNULL値が含まれ
ます。
¨ Y。行の移動が有効にされていないテーブルの行ID値をキャプチャし、変更レ
コードのDTL__CAPXROWIDカラムに値を書き込みます。テーブルで行の移動が
有効にされている場合、キャプチャ処理は異常終了します。
¨ ALLOW。行の移動が有効にされていないテーブルの行ID値をキャプチャし、変
更レコードのDTL__CAPXROWIDカラムに値を書き込みます。テーブルで行の移
動が有効にされている場合、NULL値をDTL__CAPXROWIDカラムに戻しキャプチ
ャ処理を継続します。行の移動が有効にされているテーブルの行ID値が必要な
い場合は、キャプチャ処理を続行することができます。
DBMOVER文
71
注: このパラメータは、LogMinerを使用するPowerExchange Oracle CDC with
LogMinerに関係があります。PowerExchange Express CDC for Oracleを使用する
場合、Express CDCコンフィギュレーションファイルのOPTIONS文に類似のROWID
パラメータを代わりに設定します。
デフォルトはNです。
SELRETRY={retry_number|1000}
オプション。PowerExchangeが、段階スケールの待ちループを実装する前に
Oracle LogMiner呼び出しに直ちにループバックする回数。
PowerExchangeは、指定された回数、LogMinerへの呼び出しを再試行した後、後
続の各試行間での待機間隔を実装します。 待機間隔は、1ミリ秒から始まり、1秒
まで徐々に増加します。 LogMinerがデータを返すと、PowerExchangeは待機間隔
を0にリセットし、LogMinerへの次の呼び出しのプロセスが再度開始します。
retry_number変数には、0 - 2147483647の数値を入力します。 デフォルトは1000
です。
ゼロ以外の値を指定した場合、PowerExchangeは、ノンブロッキングSQLを使用し
て、適時に抽出セッションをシャットダウンするように求めるユーザー要求を処
理できるようにします。
0を指定した場合、PowerExchangeはノンブロッキングSQLを使用しません。 この
設定によりCPU使用率が高まりますが、抽出セッションのシャットダウンが引き延
ばされる可能性があります。 休止しているOracleインスタンスで、
PowerExchangeは、Oracleがログデータを返すまで、シャットダウン要求を受け
入れません。 更新アクティビティが行われているOracleインスタンスでは、シ
ャットダウン動作に目立った変更はありません。
SNGLINST={N|Y}
オプション。PowerExchangeが、特定のOracleインスタンスおよびアーカイブロ
グの保存先からのアーカイブREDOログだけを使用するかどうかを制御します。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ N。 PowerExchangeは、指定されたOracleインスタンスを使用して、Oracleカ
タログのコピーを含んだアーカイブREDOログを検索します。 PowerExchange
がこれらのログをOracle LogMinerセッションに渡した後、LogMinerは、読み
取る他のアーカイブREDOログを特定します。
¨ Y。 PowerExchangeは、LOGDESTおよびLGTHREADパラメータで指定するアーカ
イブログの保存先およびOracleインスタンスだけを使用して、アーカイブ
REDOログを読み取ります。 LogMinerは、他のアーカイブREDOログを読み取り
ません。 指定された場所からのログをPowerExchangeが処理した後、変更デ
ータ抽出操作が終了します。
Yと指定した場合、使用するアーカイブログの保存先とOracleインスタンスを
識別するために、LOGDESTおよびLGTHREADパラメータも指定する必要がありま
す。 RAC環境では、RAC内の残りのOracleインスタンスすべてに対して別の変
更データ抽出処理を実行し、変更データをターゲットに適用できるように適切
に統合する方法を特定する必要があります。
デフォルトはNです。
72
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
CAPI_CONNECTION - UDB文
UDB CAPI_CONNECTION文は、変更ストリームに接続し、DB2 for Linux、UNIX、および
WindowsソースのCDC処理を制御するために、コンシューマAPI(consumer API:CAPI)が
使用する名前付きパラメータセットを指定します。
この文を、DB2キャプチャ登録が存在するシステム上のdbmover.cfgファイルに追加しま
す。 この場所は、登録グループを定義するときに指定する[場所]ノードに対応します。
通常、この場所は、ソースデータベースが存在する場所です。
オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows
データソース: DB2 for Linux、UNIX、およびWindows
関連した文: 該当なし
必須:
CDCの場合、はい
構文:
CAPI_CONNECTION=([DLLTRACE=trace_id]
,NAME=capi_connection_name
[,TRACE=trace_name]
,TYPE=(UDB
[,CCATALOG={capture_catalog|creator.DTLCCATALOG}]
[,DBCONN=database_name]
[,EPWD=encryted_password]
[,LARGEOPS=number_of_operations]
[,MEMCACHE={cache_size|1024}]
[,MONITORINT={minutes|5}]
[,PASSWORD=password]
[,RSTRADV=seconds]
[,SPACEPRI={primary_space|2147483647}]
[,UDBSCHEMA=schema]
[,UPDINT={seconds|600}]
[,UPDREC={records|1000}]
[,USERID=user_id]
)
)
パラメータ:
DLLTRACE=trace_id
オプション。このCAPIに対して内部DLLトレースをアクティブにするTRACE文のユーザ
ー定義の名前です。
このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定し
ます。
NAME=capi_connection_name
必須。このCAPI_CONNECTION文に対するユーザー定義の一意の名前です。
最大長は英数字8文字です。
TRACE=trace_name
オプション。共通のCAPIトレースをアクティブにするTRACE文のユーザー定義名です。
このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定し
ます。
DBMOVER文
73
TYPE=(UDB, ... )
必須。CAPI_CONNECTION文のタイプ。DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsソースの
場合、この値はUDBにする必要があります。
CCATALOG={capture_catalog|creator.DTLCCATALOG}
オプション。PowerExchangeキャプチャカタログテーブルの名前
(creator.table_nameの形式)。
デフォルトはcreator.DTLCCATALOGです。ここで、 creatorはデータベースへの接
続に使用されるユーザーIDです。
DBCONN=database_name
オプション。登録グループに指定されているデータベースの代わりに、データ抽
出のために接続するオーバーライドデータベースの名前。 オーバーライドデータ
ベースは、元のデータベースと同じテーブルおよびカラムを含む必要がありま
す。 登録タグ名と抽出マップ名には、元のデータベースが含まれます。
EPWD=encryted_password
オプション。データベースアクセスでUSERIDパラメータのユーザーIDとともに使
用される暗号化されたパスワード。
このパラメータを指定する場合、USERIDパラメータも指定する必要があります。
ただし、PASSWORDパラメータは指定しないでください。
ヒント: 暗号化されたパスワードは、PowerExchange Navigatorで作成できます。
LARGEOPS=number_of_operations
オプション。レポート目的で、PowerExchangeがトランザクションを大規模トラ
ンザクションとして特定するためのデフォルト値をオーバーライドします。 トラ
ンザクションが大規模トランザクションと見なされるために含むべきDML操作の数
(挿入、更新、削除)を、千単位で入力します。
PowerExchangeは、この条件を満たす大規模トランザクションに対してステータ
スメッセージを発行します。 PowerExchangeが多くのメッセージを発行しすぎる
場合、この値を引き上げて、メッセージの数を制限することができます。
有効な値は1~2147483です(1000~2,147,483,000の操作)。 デフォルト値は、
最も近い千の位に切り上げされたMEMCACHEパラメータ値の1/2です。 デフォルト
のMEMCACHE値、1024 KBに基づき、デフォルトのLARGEOPS値は1000(1,000,000の
操作)です。
注: コミットされたトランザクションがDB2データベースの複数のパーティション
にまたがる場合、PowerExchangeはすべてのパーティションのSQL操作数およびト
ランザクションサイズをレポートします。
MEMCACHE={cache_size|1024}
オプション。PowerExchangeが完全なUOWを再構築するために割り当てることがで
きる最大メモリキャッシュサイズ(単位: キロバイト)です。
0 - 2147483647の数値を入力します。デフォルトは、1024KBです。0を入力する
と、システム上の使用可能なメモリのみでメモリキャッシュサイズが制限されま
す。
74
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
抽出セッションごとに、PowerExchangeは、UOWの終わりレコードを処理するま
で、各UOWのすべての変更をメモリキャッシュに格納します。 PowerExchangeで
は、このパラメータで指定される限度まで段階的にメモリキャッシュを割り当て
ます。メモリキャッシュが小さすぎてUOWのすべての変更を保持できない場合、
PowerExchangeは、ディスク上のUOWスピルファイルというシーケンシャルファイ
ルに変更を渡します。
UOWスピルファイルにはそれぞれUOWが1つずつ格納されます。 1つのUOWのすべて
の変更を格納するために複数のUOWスピルファイルが必要なこともあります。 変
更ストリームに複数の大容量UOWがあり、メモリキャッシュが不足する場合、
PowerExchangeによって多数のUOWスピルファイルが作成されることがあります。
UOWスピルファイルを使用する必要がない方が、PowerExchangeでの変更ストリー
ムの処理効率が高くなります。 UOWスピルファイルが多数あると、抽出パフォー
マンスが低下するほか、ディスク領域の不足を招くこともあります。
重要: 変更ストリームに含まれるUOWが小さな場合は、デフォルト値でおそらく十
分です。 ただし、UOWスピルファイルを削除するにはデフォルト値が小さすぎる
ため、大きい値を指定することをお勧めします。
PowerExchangeがUOWスピルファイルを割り当てる場所は、以下のように、オペレ
ーティングシステムによって異なります。
¨ LinuxおよびUNIXの場合、PowerExchangeは、デフォルトで現在のディレクト
リを使用します。 別のディレクトリを使用するには、TMPDIR環境変数を指定
する必要があります。
PowerExchangeは、プレフィックス"dtlq"とオペレーティングシステムの
tempnam関数を使用してUOWスピルファイルに名前を付けます。
注: UOWスピルファイルは、PowerExchangeによって閉じられるときに削除さ
れる一時ファイルです。 これらのファイルは開いている間、ディレクトリに
は表示されません。
¨ Windowsの場合、PowerExchangeは、UOWスピルファイルにデフォルトで現在の
ディレクトリを使用します。 別のディレクトリを使用するには、TMP環境変数
を指定します。
PowerExchangeは、プレフィックス"dtlq"とWindows _tempnam関数を使用して
UOWスピルファイルに名前を付けます。
警告: PowerExchangeは抽出操作ごとにキャッシュサイズを割り当てます。 大き
いMEMCACHE値を使用し、多数の同時抽出セッションを実行すると、メモリ制約が
発生することがあります。
MONITORINT=minutes
オプション。PowerExchangeが長期処理中トランザクションおよび大規模トラン
ザクションのトランザクションアクティビティをチェックする時間間隔(分単
位)。 長期処理中トランザクションとは、2つの監視間隔でアクティブなままの
トランザクションで、大規模トランザクションとは、LARGEOPS条件を満たすトラ
ンザクションです。 この時間間隔が経過すると、PowerExchangeは大規模トラン
ザクションと長期処理中トランザクションを識別するメッセージを発行し、その
処理アクティビティをレポートします。 PowerExchangeは、変更ストリーム内の
DBMOVER文
75
現在の位置を識別するメッセージも発行します。 有効な値は0~720です。値を0
にすると監視が無効になります。 デフォルトは5です。
PASSWORD=password
オプション。データベースアクセスでUSERIDパラメータのユーザーIDとともに使
用されるクリアテキストパスワード。
このパラメータを指定する場合、USERIDパラメータも指定する必要があります。
ただし、EPWDパラメータは指定しないでください。
RSTRADV=seconds
データソースに関連する変更がUOWに含まれないときに、PowerExchangeが登録済
みデータソースのリスタートトークンおよびシーケンストークンを送信する前に
待機する時間間隔(秒単位)。 待機インターバルを過ぎると、PowerExchangeは
次にコミットされた「空のUOW」を返します。これには更新されたリスタート情報
のみが含まれます。
0 - 86400の数値を入力します。デフォルトは指定されていません。
以下のいずれかのイベントが発生すると、PowerExchangeは待機インターバルを0
にリセットします。
¨ PowerExchangeが関連する変更を含むUOWの処理を完了した。
¨ PowerExchangeが関連する変更を受信しないまま待機インターバルを過ぎたた
め、PowerExchangeが空のUOWを返した。
例えば、5と入力すると、PowerExchangeは最後のUOWの処理を完了した後、また
は前の待機インターバルを過ぎた後、5秒待機します。 その後、PowerExchange
は次にコミットされた空のUOW(更新された最近情報を含む)を返し、待機間隔を
0にリセットします。
RSTRADVを指定しないと、PowerExchangeが関連する変更を受信しないときに、
PowerExchangeは登録済みソースのリスタートトークンおよびシーケンストーク
ンを送信しません。 PowerExchangeがウォームスタートすると、CDCに関連しな
い変更を含むすべての変更をリスタートポイントから読み取ります。
注目: 値を0にすると、パフォーマンスが低下することがあります。
PowerExchangeは、登録済みソースに関連する変更を含むUOWのほか、登録済みソ
ースに関連する変更を含まない各UOWに対してそれぞれ空のUOWも返します。
SPACEPRI={primary_space|2147483647}
オプション。UOWスピルファイルを一時ファイルとして割り当てるために、
PowerExchangeが使用するディスク領域の容量(バイト単位)。
1 - 2147483647の数値を入力します。デフォルトは2147483647バイトです。
UDBSCHEMA=schema
オプション。キャプチャ登録のスキーマ名をオーバーライドするスキーマ名。
UPDINT={seconds|600}
オプション。パーティションのDB2ログレコードで仮想タイムスタンプ(VTS)を
検出した後、PowerExchangeキャプチャカタログテーブルに位置決定エントリを
76
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
書き込むまで、PowerExchangeが待機する必要のある最小の秒数。 位置決定エン
トリにはログシーケンス番号(LSN)およびVTSが含まれ、DB2ログ内の場所を示
します。
1 - 2147483647の数値を入力します。デフォルトは600秒です。
注: PowerExchangeが位置決定エントリをキャプチャカタログテーブルに書き込
むには、その前にUPDRECパラメータで指定されている最小レコード数も満たされ
ている必要があります。
UPDREC={records|1000}
オプション。位置決定エントリをPowerExchangeキャプチャカタログテーブルに
書き込む前に、PowerExchangeがパーティション用に読み取る必要のあるDB2ログ
レコードの最小数。 位置決定エントリは、LSNおよびVTSを含み、DB2ログ内の場
所を示します。
1 - 2147483647の数値を入力します。デフォルトは1000レコードです。
注: PowerExchangeが位置決定エントリをキャプチャカタログテーブルに書き込
むには、その前にUPDINTパラメータで指定されている最小待機期間も満たされて
いる必要があります。
USERID=user_id
オプション。SYSADMまたはDBADM権限を持つデータベースユーザーID。
このパラメータを指定する場合、PASSWORDパラメータまたはEPWDパラメータも指
定する必要もあります。
CAPI_CONNECTION - UOWC文
UOWC CAPI_CONNECTION文は、コンシューマAPI(consumer API:CAPI)がUOW Cleanserに
使用する名前付きパラメータセットを指定します。
一部のデータソースの変更ストリームでは、複数のUOWからの変更が混在します。 UOW
Cleanserは、変更ストリームから読み取られたさまざまな変更を完全なUOWにまとめ、終了
時刻に基づいて時系列順に並べます。
オペレーティングシステム: i5/OS、Linux、UNIX、Windows、およびz/OS
データソース: DB2 for i5/OS CDCソース、Oracle CDC with LogMinerソース、およびz/
OS CDCソース
関連した文: CAPI_CONNECTION - AS4J、CAPI_CONNECTION - LRAP、および
CAPI_CONNECTION - ORCL
必須: 指定されたソースのCDCの場合、はい
構文:
CAPI_CONNECTION=([DLLTRACE=trace_id]
,NAME=capi_connection_name
[,TRACE=trace_name]
,TYPE=(UOWC
,CAPINAME=source_capi_name
[,BLKSIZE=block_size]
[,DATACLASS=data_class]
[,LARGEOPS=number_of_operations]
DBMOVER文
77
[,MEMCACHE={cache_size|1024}]
[,MONITORINT={minutes|5}]
[,RSTRADV=seconds]
[,SPACEPRI={primary_space|50}]
[,SPACETYP={BLK|TRK|CYL}]
[,SPILLKEEP=number_of_spill_files]
[,STORCLASS=storage_class]
[,UNIT=unit]
)
)
パラメータ:
DLLTRACE=trace_id
オプション。このCAPIに対して内部DLLトレースをアクティブにするTRACE文のユーザ
ー定義の名前。
このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定し
ます。
NAME=capi_connection_name
必須。このCAPI_CONNECTION文に対するユーザー定義の一意の名前。
最大長は英数字8文字です。
TRACE=trace_name
オプション。共通のCAPIトレースをアクティブにするTRACE文のユーザー定義の名前。
このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定し
ます。
TYPE=(UOWC, ... )
必須。CAPI_CONNECTION文のタイプ。 UOW Cleanserの場合、この値はUOWCにする必要
があります。
CAPINAME=capi_name
必須。関連するソース固有のCAPI_CONNECTION文のNAMEパラメータの値。文のタ
イプは次のいずれかになります。
¨ AS4J CAPI_CONNECTION文(DB2 for i5/OSソースの場合)
¨ ORCL CAPI_CONNECTION文(Oracle CDC with LogMinerソースの場合)
¨ LRAP CAPI_CONNECTION文(z/OS上のデータソースの場合)
BLKSIZE=block_size
オプション。メモリキャッシュにUOWのすべての変更を保持できない場合にUOW
Cleanserで作成される、シーケンシャルUOWスピルファイルのブロックサイズ
(バイト単位)。
78
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
以下の表に、CDCソースタイプごとの有効な値を示します。
データソースタ
イプ
有効な値
デフォルト値
DB2 for i5/OS
8 - 32760の数値
32760
Oracle
8 - 65535の数値
32768
z/OSデータソー
ス
8 - 32760の数値
18452
DATACLASS=data_class
オプション。z/OSでは、シーケンシャルUOWスピルファイルの割り当て時にUOW
Cleanserが使用するSMSデータクラス。 このパラメータを指定しない場合、SMS
ACSルーチンはデータクラスを割り当てることができます。
LARGEOPS=number of operations
オプション。レポート目的で、PowerExchangeがトランザクションを大規模トラ
ンザクションとして特定するためのデフォルト値をオーバーライドします。 大き
なトランザクションと見なすトランザクションのDML操作(挿入、更新、および削
除)の数(単位は千)を入力します。
PowerExchangeは、この条件を満たす大規模トランザクションに対してステータ
スメッセージを発行します。 PowerExchangeが多くのメッセージを発行しすぎる
場合、この値を引き上げて、メッセージの数を制限することができます。
有効な値は1~2147483です(1000~2,147,483,000の操作)。 デフォルト値は、
MEMCACHEの値の半分(千単位で繰り上げ)です。MEMCACHEのデフォルト値は
1024KBなため、LARGEOPSのデフォルト値は1000(1,000,000操作)になります。
MEMCACHE={cache_size|1024}
オプション。PowerExchangeが完全なUOWを再構築するために割り当てる最大メモ
リキャッシュサイズ(単位: キロバイト)です。
0 - 2147483647の数値を入力します。デフォルトは、1024KBです。0を入力する
と、システム上の使用可能なメモリのみでメモリキャッシュサイズが制限されま
す。
抽出セッションごとに、PowerExchangeは、UOWの終わりレコードを処理するま
で、各UOWのすべての変更をメモリキャッシュに格納します。 PowerExchangeで
は、このパラメータで指定される限度まで段階的にメモリキャッシュを割り当て
ます。メモリキャッシュが小さすぎてUOWのすべての変更を保持できない場合、
PowerExchangeは、ディスク上のUOWスピルファイルというシーケンシャルファイ
ルに変更を渡します。
UOWスピルファイルにはそれぞれUOWが1つずつ格納されます。 1つのUOWのすべて
の変更を格納するために複数のUOWスピルファイルが必要なこともあります。 変
更ストリームに複数の大容量UOWがあり、メモリキャッシュが不足する場合、
PowerExchangeによって多数のUOWスピルファイルが作成されることがあります。
DBMOVER文
79
UOWスピルファイルを使用する必要がない方が、PowerExchangeでの変更ストリー
ムの処理効率が高くなります。 UOWスピルファイルの数が多いと、抽出のパフォ
ーマンスが低下し、ディスク領域が不足することがあります。
重要: 変更ストリームに含まれるUOWが小さな場合は、デフォルト値でおそらく十
分です。 ただし、多くの場合、デフォルト値では小さすぎるため、大きな値を指
定することをお勧めします。
PowerExchangeがUOWスピルファイルを割り当てる場所は、以下のように、オペレ
ーティングシステムによって異なります。
¨ i5/OSの場合、PowerExchangeはCRTPFコマンドを使用して、UOWスピルファイ
ルの物理ファイルを作成します。 UOWスピルファイルの名前は、C/C++
tmpnam()関数を使用して指定されます。
¨ LinuxおよびUNIXの場合、PowerExchangeは、デフォルトでUOWスピルファイル
に現在のディレクトリを使用します。 別のディレクトリを使用するには、
TMPDIR環境変数を指定します。 UOWスピルファイルの名前は、プレフィックス
「dtlq」とオペレーティングシステムのtempnam関数を使用して指定されま
す。
注: UOWスピルファイルは、PowerExchangeによって閉じられるときに削除さ
れる一時ファイルです。 これらのファイルは開いている間、ディレクトリに
は表示されません。
¨ Windowsの場合、PowerExchangeは、UOWスピルファイルにデフォルトで現在の
ディレクトリを使用します。 別のディレクトリを使用するには、TMP環境変数
を指定します。 UOWスピルファイルの名前は、プレフィックス「dtlq」と
Windowsの_tempnam関数を使用して指定されます。
¨ z/OSの場合、PowerExchangeは動的割り当てを使用して、UOWスピルファイル
に対して一時データセットを割り当てます。 通常、SMSは一時データセットの
場所を制御します。 一時データセットの制御にSMSを使用しない場合、UNITパ
ラメータがUOWスピルファイルの場所を制御します。 PowerExchangeがUOWス
ピルファイルに一時データセットを割り当てるので、z/OSは、これらのファイ
ルに、SYSyyddd.Thhmmss.RA000.jobnameで始まるシステム生成のデータセッ
ト名を割り当てます。
警告: PowerExchangeは抽出操作ごとにキャッシュサイズを割り当てます。 大き
いMEMCACHE値を使用し、多数の同時抽出セッションを実行すると、メモリ制約が
発生することがあります。
MONITORINT=minutes
オプション。PowerExchangeが長期処理中トランザクションおよび大規模トラン
ザクションのトランザクションアクティビティをチェックする時間間隔(分単
位)。 長期処理中トランザクションとは、2つの監視間隔でアクティブなままの
トランザクションで、大規模トランザクションとは、LARGEOPS条件を満たすトラ
ンザクションです。 この時間間隔が経過すると、PowerExchangeは大規模トラン
ザクションと長期処理中トランザクションを識別するメッセージを発行し、その
処理アクティビティをレポートします。 PowerExchangeは、変更ストリーム内の
現在の位置を識別するメッセージも発行します。 有効な値は0~720です。値を0
にすると監視が無効になります。デフォルトは5です。
80
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
RSTRADV=seconds
データソースに関連する変更がUOWに含まれないときに、PowerExchangeが登録済
みデータソースのリスタートトークンおよびシーケンストークンを送信する前に
待機する時間間隔(秒単位)。 待機インターバルを過ぎると、PowerExchangeは
次にコミットされた「空のUOW」を返します。これには更新されたリスタート情報
のみが含まれます。
0 - 86400の数値を入力します。デフォルトは指定されていません。
以下のいずれかのイベントが発生すると、PowerExchangeは待機インターバルを0
にリセットします。
¨ PowerExchangeが関連する変更を含むUOWの処理を完了した。
¨ PowerExchangeが関連する変更を受信しないまま待機インターバルを過ぎたた
め、PowerExchangeが空のUOWを返した。
例えば、5と入力すると、PowerExchangeは最後のUOWの処理を完了した後、また
は前の待機間隔を経過した後、5秒間待機します。 その後、PowerExchangeは次
にコミットされた空のUOW(更新された最近情報を含む)を返し、待機間隔を0に
リセットします。
RSTRADVを指定しないと、PowerExchangeが関連する変更を受信しないときに、
PowerExchangeは登録済みソースのリスタートトークンおよびシーケンストーク
ンを送信しません。 PowerExchangeがウォームスタートすると、CDCに関連しな
い変更を含むすべての変更をリスタートポイントから読み取ります。
DB2 for i5/OSソースでは、i5/OSジャーナルレシーバからPowerExchangeが読み
取る変更レコードをコミットメント制御下で作成する場合に、このパラメータを
使用することをお勧めします。 コミットメント制御なしに変更レコードを作成す
る場合は、このパラメータを指定できません。
注目: 値を0にすると、パフォーマンスが低下することがあります。
PowerExchangeは、登録済みソースに関連する変更を含むUOWのほか、登録済みソ
ースに関連する変更を含まない各UOWに対してそれぞれ空のUOWも返します。
SPACEPRI={primary_space|50}
オプション。z/OSでは、UOWスピルファイルの割り当てにUOW Cleanserが使用す
るプライマリ領域の容量。 領域単位のタイプはSPACETYPパラメータで指定しま
す。
1~16777215の数値を入力します。デフォルトは50ブロックです。
UOW Cleanserはセカンダリ領域を使用しません。 代わりに、スピルファイルが
一杯になると、UOW Cleanserは同じサイズの別のスピルファイルを割り当てま
す。
SMS ACSルーチンは、UOWスピルファイルサイズを上書きできます。
注: i5/OSでは、UOW Cleanserは、SIZE(*NOMAX)の物理ファイルとしてUOWスピル
ファイルを割り当てます。つまり、スピルファイルの最大サイズは、システムの
最大ファイルサイズによって決まります。 Linux、UNIX、およびWindowsでは、
PowerExchangeは、UOWスピルファイルをサイズが2 GBの一時ファイルとして割り
当てます。
DBMOVER文
81
SPACETYP={BLK|TRK|CYL}
オプション。z/OSで、UOWスピルファイルを割り当てるUOW Cleanserのプライマ
リ領域を表す単位のタイプ。
次のオプションがあります。
¨ BLK。 ブロック。
¨ CYL。シリンダです。
¨ TRK。 トラック。
デフォルトはBLKです。
SPILLKEEP=number_of_spill_files
オプション。UOW Cleanserで再割り当て用に保持するスピルファイルの数。スピ
ルファイルを新しいトランザクションに再割り当てできるように、割り当て解除
せずに保持しておくことができます。この機能により、ファイルの割り当て解除
や割り当ての過度なアクティビティを抑えることができます。
有効な値は0~999です。z/OSおよびi5/OSでは、デフォルトは3です。Linux、
UNIX、およびWindowsでは、デフォルトは0です。
STORCLASS=storage_class
オプション。z/OSで、UOW CleanserがUOWスピルファイルの割り当てに使用する
SMSストレージクラス名。
UNIT=unit
オプション。z/OSで、UOW CleanserがUOWスピルファイルの割り当てに使用する
汎用または特定の単位名。
CAPI_SRC_DFLT文
CAPI_SRC_DFLT文は、CAPI接続オーバーライドが指定されない場合に、特定のデータソース
タイプにPowerExchangeがデフォルトで使用するCAPI_CONNECTION文を指定します。
オペレーティングシステム: すべて
データソース: すべて
関連した文: CAPI_CONN_NAMEおよびCAPI_CONNECTION
必須: 不要
構文:
CAPI_SRC_DFLT=(source_type
,capi_connection_name)
パラメータ:
82
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
source_type
必須。以下のいずれかのオプションで示される、CDCソースタイプ。
オプション
ソースタイプ
ADA
Adabasソース
AS4
DB2 for i5/OSソース
CAPX
継続抽出モードでデータを抽出し、PowerExchangeロッガ
ー(Linux、UNIX、Windows用)またはPowerExchange
Condenseを使用しているソース
DB2
DB2 for z/OSソース
DCM
CA Datacomソース
IDL
CA IDMS/DBログベースCDCソース
IML
IMSログベースCDCソース
IMS
IMS同期CDCソース
MSS
Microsoft SQL Serverソース
ORA
Oracleソース
UDB
DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsソース
VSAMまたはVSM
VSAMソース
capi_connection_name
必須。指定されたソースタイプのデフォルトとして使用するCAPI_CONNECTION文の一
意の名前。 この名前は、CAPI_SRC_DFLT source_typeと互換性のあるTYPE値を持つ、
CAPI_CONNECTION文のNAME値に一致する必要があります。
以下の表に、CAPI_SRC_DFLTオプションごとに、互換性のあるCAPI_CONNECTIONタイプ
を示します。
CAPI_SRC_DFLTオプション
CAPI_CONNECTION文タイプ
AS4
UOWC
CAPX
CAPX
ADA、DB2、DCM、IDL、IDM、
IML、IMS、VSAM、VSM
UOWC
DBMOVER文
83
CAPI_SRC_DFLTオプション
CAPI_CONNECTION文タイプ
ORA
UOWC(PowerExchange Oracle CDC with
LogMinerの場合)
ORAD(PowerExchange Express CDC for
Oracleの場合)
MSS
MSQL
UDB
UDB
使用上の注意:
¨ ソースタイプに複数のCAPI_CONNECTION文を定義した場合、CAPI_SRC_DFLT文を定義し
て、そのソースタイプのデフォルトのCAPI_CONNECTIONを識別できます。
CAPI_SRC_DFLT文は、互換タイプのCAPI_CONNECTION文を指し示している必要がありま
す。
¨ オプションで、DBMOVERファイル内のすべてのCAPI_CONNECTION文から、全般的なデフォ
ルト文を指定するCAPI_CONN_NAME文を定義できます。
¨ デフォルトを指定する代わりに、またはデフォルトを指定した上に、以下のCAPI接続名
オーバーライドを使用して、CDCセッションまたはデータベース行テストの特定の
CAPI_CONNECTION文を指し示すことができます。
- CDCセッションの場合、PWX CDCアプリケーション接続で[CAPI接続名オーバーライ
ド]属性を使用します。
- PowerExchange Condenseの場合、CAPTPARMコンフィギュレーションファイルで
CONN_OVRパラメータを使用します。
- PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)の場合、pwxccl.cfgコンフィギ
ュレーションファイルでCONN_OVRパラメータを使用します。
- リスタートトークンを生成するDTLUAPPLユーティリティ操作の場合、DTLUAPPL制御文
でCONN_OVRパラメータを使用します。
- PowerExchange NavigatorでCAPXRTデータベース行のテストを行う場合は、[CAPXRT
詳細パラメータ]ダイアログボックスで[CAPI接続名]値を使用します。 リスタート
トークンを生成するためにSQL文を追加する場合、CONNAMEパラメータを含めて、オー
バーライドCAPI_CONNECTIONを指し示すことができます。
- PowerExchange ODBC接続の場合、odbc.iniファイルまたはSQLエスケープシーケンス
オーバライドDTLCONNOVRでDTLCONN_OVRパラメータを使用します。
関連項目:
¨ 「コンシューマ API(consumer API:CAPI)接続文」
(ページ186)
CAPT_PATH文
CAPT_PATH文は、CDCの制御ファイルを含んだLinux、UNIX、またはWindowsシステム上のデ
ィレクトリへのパスを指定します。
オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows
84
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
データソース: Microsoft SQL Server、Oracle、DB2 for Linux、UNIX、およびWindows、
さらにオフロード処理を使用する場合はi5/OSまたはz/OS上のその他のデータソース
関連した文: CAPT_XTRA
必須: Linux、UNIX、およびWindowsでのCDCソースの場合、はい
構文:
CAPT_PATH=path
値: path変数には、CDCの以下の制御ファイルを含んだローカルディレクトリへのパスを
入力します。
¨ キャプチャ登録を含むCCTファイル。
¨ ODBC接続を使用するPowerCenter抽出用のアプリケーション名を含んだCDEPファイル。
¨ PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)のログファイルについての情報を
含むCDCTファイル。
このディレクトリは、これらのファイル専用に作成したディレクトリにすることも、別の
ディレクトリにすることもできます。
これらのCDCオブジェクトをPowerExchangeコードから切り離すために、一意のディレクト
リ名を使用することをお勧めします。 このようにすれば、別のPowerExchangeバージョン
への移行が簡単になります。
デフォルトは、PowerExchangeのインストールディレクトリです。
使用上の注意:
¨ CCT、CDEP、およびCDCTファイルなどのPowerExchange C-ISAM制御ファイルは、ローカ
ルディスク上に保存する必要があります。 これらのファイルをSANまたはNASストレー
ジには置かないでください。
¨ 抽出マップを含むディレクトリへのパスを指定するには、CAPT_XTRA文を使用します。
CAPT_XTRA文
CAPT_XTRA文は、CDCの抽出マップを格納したLinux、UNIX、またはWindowsシステム上のロ
ーカルディレクトリへのパスを指定します。
オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows
データソース: Microsoft SQL Server、Oracle、DB2 for Linux、UNIX、およびWindows
関連した文: CAPT_PATH
必須: Linux、UNIX、およびWindowsでのCDCソースの場合、はい
構文:
CAPT_XTRA=path
値:
path変数には、抽出マップを格納したローカルディレクトリへのパスを入力します。
このディレクトリは、抽出マップ専用に作成したディレクトリにすることも、別のディレ
クトリにすることもできます。 デフォルトは、PowerExchangeのインストールディレクト
リです。
DBMOVER文
85
使用上の注意: CDC用のCCTおよびCDEP制御ファイルを含むディレクトリを指定するには、
CAPT_PATH文を使用します。
CMDNODE文
CMDNODE文は、pwxcmdコマンドのターゲットであるPowerExchangeプロセスの接続情報を指
定します。
pwxcmdコマンドの発行元のLinux、UNIX、またはWindowsシステム上にあるdbmover.cfgフ
ァイルに、CMDNODE文を含めます。
オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows
関連した文: SVCNODE
必須: 不要
構文:
CMDNODE=(service_name
,{CONDENSE|LISTENER}
,host_name
,connect_port
)
パラメータ:
service_name
必須。pwxcmdコマンドを送る送信先のPowerExchangeプロセスのコマンド処理サービ
スのユーザー定義名。 このPowerExchangeプロセスにpwxcmdコマンドを発行するとき
に、このサービス名を使用します。
{CONDENSE|LISTENER}
必須。PowerExchangeサービスタイプ。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ CONDENSE。 PowerExchange CondenseまたはPowerExchangeロッガー(Linux、
UNIX、Windows用)。
¨ LISTENER。 PowerExchange Listener。
デフォルト値は指定されていません。
host_name
必須。コマンドを送る送信先のターゲットシステムのホスト名またはIPアドレス。
connect_port
必須。PowerExchangeプロセスのコマンド処理サービスがpwxcmdコマンドをリスンす
るポート番号。 このポート番号は、対応するSVCNODE文のポート番号と一致する必要
があります。
CODEPAGE文
CODEPAGE文は、オペレーティングシステム情報、データ、およびSQL文でのリテラル値に
PowerExchangeで使用されるコードページを指定します。
86
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
オペレーティングシステム: すべて
関連した文: ADABASCODEPAGE、CONSOLE_CODEPAGE、DB2_BIN_CODEPAGE、DB2CODEPAGE、
DTLMSG_CODEPAGE、LOG_CODEPAGE、およびORACLECODEPAGE
必須: 不要
構文:
CODEPAGE=(ctrl_cp
,data_cp
,SQL_cp)
パラメータ:
ctrl_cp
必須。プログラム名やファイル名などの、オペレーティングシステムオブジェクトの
制御コードページ識別子。
data_cp
必須。データのコードページを上書きするコードページ識別子。 例えば、Windowsの
データをz/OSソースから抽出する場合、この値はこのデータについてz/OSコードペー
ジを上書きします。
SQL_cp
必須。SQL文で使用されるリテラル値のコードページ識別子。
使用上の注意:
¨ CODEPAGE文を定義しない場合、PowerExchangeは、以下のようにオペレーティングシス
テムのデフォルトのコードページを使用します。
オペレーティングシステム
デフォルトのコードページ
i5/OS
IBM-037
Linux、UNIX、およびWindows
ISO-8859
z/OS
IBM-037
¨ この文は、PowerExchange Navigatorに適用されません。通常、UTF-8コードページが
使用されます。
¨ z/OS Installation Assistantでは、[全般的なパラメータ]ページの[詳細パラメー
タ]をクリックすると、CODEPAGE_CONTROL、CODEPAGE_DATA、およびCODEPAGE_SQLパラ
メータを定義できます。
CODEPAGE_CONTROLパラメータは、CODEPAGE文の最初のパラメータ、すなわち ctrl_cpに
対応します。
CODEPAGE_DATAパラメータは、CODEPAGE文の2番目のパラメータ、すなわち data_cpに対
応します。
CODEPAGE_SQLパラメータは、CODEPAGE文の3番目のパラメータ、すなわち SQL_cpに対応
します。
DBMOVER文
87
関連項目:
¨ 「PowerExchangeのグローバル化」
(ページ309)
COLON文
COLON文は、時刻フィールドとタイムスタンプのフィールドの時間値の区切り文字として、
PowerExchangeで使用される文字を定義します。
オペレーティングシステム: すべて
必須: 不要
構文:
COLON={delimiter|:}
値:
delimiter変数には、任意の文字を入力します。 デフォルトはコロン(:)です。
例えば、デフォルト値を受け入れた場合、PowerExchangeは以下の形式で時刻フィールドを
書き込みます。
HH:MM:SS
COMPRESS文
COMPRESS文は、PowerExchangeが独自の圧縮ルーチンを使用して、ネットワークを介して転
送されるデータを圧縮するかどうかを制御します。
オペレーティングシステム: すべて
必須: 不要
構文:
COMPRESS={N|Y}
有効な値:
¨ N。 PowerExchange Listenerはデータを圧縮しません。
¨ Y。PowerExchange Listenerは、ネットワークに送信するソースシステム上のデータを
圧縮し、ターゲットシステム上のデータを解凍します。
デフォルトはYです。
CONSOLE_CODEPAGE文
CONSOLE_CODEPAGE文は、メッセージテキストをコンソールに表示するために
PowerExchangeで使用されるコードページを指定します。
オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows
関連した文: CODEPAGE
必須: No
構文:
CONSOLE_CODEPAGE=code_page
88
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
値: code_page変数には、コードページ識別子を入力します。 例えば、オペレーティング
システムのロケールが日本語文字を使用するコンソールコードページを指定するには、以
下の文を定義します。
CONSOLE_CODEPAGE=CP943
デフォルトは、制御コードページです。 LinuxおよびUNIXでは、コンソールエミュレータ
により、コードページUTF-16LEのデータであると見なされます。 Windowsでは、ユーザー
の国際化対応設定から派生したOSロケールがオペレーティングシステムで使用されます。
CONSOLE_TRACE文
CONSOLE_TRACE文は、PowerExchangeがTRACE文からのメッセージをPowerExchangeメッセー
ジログファイルに書き込むだけでなく、z/OSのDTLOUTデータセットまたはi5/OSのQPRINT出
力に書き込むかどうかを制御します。
オペレーティングシステム:
i5/OSおよびz/OS
必須: No
構文:
CONSOLE_TRACE={N|Y}
有効な値:
¨ N。PowerExchangeは、TRACE文からのメッセージをPowerExchangeメッセージログファ
イルに書き込みます。
¨ Y。 PowerExchangeは、TRACE文からのメッセージをPowerExchangeメッセージログファ
イルに書き込みます。 z/OSでは、PowerExchangeはこれらのメッセージをDTLOUT(リダ
イレクトstdout)データセットにも書き込みます。 i5/OSでは、PowerExchangeは、メ
ッセージをPowerExchange ListenerのQPRINT出力にも書き込みます。
デフォルトはNです。
CONVCHAR文
CONVCHAR文は、PowerExchangeが、バルクデータ移動読み取り操作中に検出したCHARカラ
ムおよびVARCHARカラムの変換エラーを処理する方法を制御します。
データソース: すべて
必須: No
構文:
CONVCHAR=(replacement_character
[,{replacement_option|NULL}]
[,maximum_length]
[,{ERROR|NOERROR}]
)
パラメータ:
replacement_character
必須。変換エラーが生じたCHARカラムおよびVARCHARカラムのデータを置き換えるため
に、PowerExchangeで使用される文字。
DBMOVER文
89
{replacement_option |NULL}
オプション。変換エラーの生じたNull可能なカラムのデータを置き換えるために、
PowerExchangeで使用されるものを制御します。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ NULL。デフォルトで、PowerExchangeは、Null可能なカラムのデータをNullに置き
換えます。
¨ REPLACE。 PowerExchangeは、Null可能なカラムのコンテンツを置換文字に置き換
えます。
デフォルトはNULLです。
maximum_length
オプション。変換エラーが生じたカラムのコンテンツを置き換えるために、
PowerExchangeで使用する置換文字の最大数。
{ERROR|NOERROR}
オプション。PowerExchangeが、変換エラーの生じたカラムを致命的なエラーとして扱
うかどうかを制御します。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ ERROR。デフォルトで、PowerExchangeは、カラムの変換エラーを致命的なエラー
として扱い、データ移動操作を終了します。
PowerExchangeは、PWX-000144エラーメッセージをPowerExchangeメッセージログ
に書き込みます。ここには、PowerExchangeで変換エラーが検出されたカラム名お
よび行番号が記されます。
¨ NOERROR。 PowerExchangeは、変換エラーの生じたカラム内のデータを置換文字に
置き換えて、継続します。
PowerExchangeは、PWX-00142メッセージを、PowerExchangeメッセージログに書き
込みます。ここには、検出された変換エラーの数が記されます。
デフォルトはERRORです。
CPX_DIR文
CPX_DIR文は、PowerExchangeがDB2 for i5/OS CDCソースの抽出マップを保存する、i5/OS
上のライブラリの名前を指定します。
オペレーティングシステム: i5/OS
データソース:
DB2 for i5/OS CDC
必須: No
構文:
CPX_DIR=library
値: library変数には、PowerExchangeがDB2 for i5/OS CDCソースの抽出マップを保存す
る、i5/OSライブラリの名前を入力します。 デフォルトはCPXLIBです。
90
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
使用上の注意: PowerExchangeインストール中にCRTPWXENVコマンドを実行すると、
PowerExchangeはこのライブラリを作成し、ライブラリの名前をDBMOVER構成メンバに含め
ます。 名前は、CRTPWXENVコマンドのCPXLIBパラメータに基づきます。
CREDENTIALS_CASE文
CREDENTIALS_CASE文は、オペレーティングシステムのユーザーIDおよびパスワードに
PowerExchangeで使用される文字の大文字/小文字の区別を制御します。
オペレーティングシステム: すべて
必須: No
構文:
CREDENTIALS_CASE={A|D|S]
有効な値:
¨ A。 z/OSまたはi5/OSでは、PowerExchangeは、以下のようにユーザーIDおよびパスワ
ードを処理し、オペレーティングシステムに渡して認証を行います。
1.
PowerExchangeはユーザーIDを大文字に変換します。
2.
PowerExchangeは、大文字と小文字が混在したパスワードを処理するようにオペレ
ーティングシステムが設定されているかどうかを確認します。
¨設定されていれば、PowerExchangeは、ユーザーIDを大文字で、パスワードを入
力時の大文字/小文字のままで、オペレーティングシステムに渡して認証を行い
ます。
¨設定されていない場合、PowerExchangeはパスワードを大文字に変換し、ユーザ
ーIDとパスワードをオペレーティングシステムに渡して認証を行います。
Linux、UNIX、またはWindowsでは、PowerExchangeは、入力時の大文字/小文字のまま
でユーザーIDとパスワードをオペレーティングシステムに渡して認証を行います。
¨ D。i5/OSまたはz/OSでは、PowerExchangeは、ユーザーIDおよびパスワードを大文字に
変換してから、オペレーティングシステムに渡して認証を行います。
Linux、UNIX、またはWindowsでは、PowerExchangeは、入力時の大文字/小文字のまま
でユーザーIDとパスワードをオペレーティングシステムに渡して認証を行います。
¨ S。 i5/OSまたはz/OSでは、PowerExchangeは、ユーザーIDを大文字に変換し、パスワ
ードは入力時の大文字/小文字のままにします。 続いて、ユーザーIDとパスワードをオ
ペレーティングシステムに渡して認証を行います。
Linux、UNIX、またはWindowsでは、PowerExchangeは、入力時の大文字/小文字のまま
でユーザーIDとパスワードをオペレーティングシステムに渡して認証を行います。
デフォルトはDです。
DATAMAP_SERVER文
DATAMAP_SERVER文は、データマップを格納するファイルへのアクセス要求に対してサーバ
ーとしての役割を果たすPowerExchange Listenerのノード名を指定します。
DBMOVER文
91
この文は、複数のPowerExchange Listenersが稼動しておりデータマップファイルでオー
プンおよびクローズ要求を頻繁に行う環境でオーバーヘッドを削減するために使用しま
す。
オペレーティングシステム: z/OS
関連した文: DM_SUBTASKおよびNODE
必須: No
構文:
DATAMAP_SERVER=node_name
値: node_name変数には、DATAMAPSデータセットにアクセスするPowerExchange Listener
を示すDBMOVERメンバのNODE文からのノード名を入力します。
一般に、データマップサーバーとして1つのPowerExchange Listenerを指定します。 指定
するには、データマップサーバーに接続するPowerExchange ListenerのDBMOVERメンバ内
で、DATAMAP_SERVER文を定義します。
使用上の注意:
¨ 同じDATAMAPSデータセットを共有する2つ以上のPowerExchange Listenerがある場合、
最初に開始したPowerExchange Listenerをデータマップサーバーとして使用するように
PowerExchangeを設定できます。 同じDATAMAPSデータセットを共有する3つ以上の
PowerExchange Listenerがある場合は、そのいずれかをデータマップサーバーとして指
定する必要があります。
PowerExchange Listenerをデータマップサーバーとして使用するには、PowerExchange
ListenerごとにDBMOVERメンバ内で以下の文を設定します。
- DATAMAP_SERVER文で、他のPowerExchange Listenerのノード名を指定します。
- DM_SUBTASK文にYと指定します。
最初に開始したPowerExchange Listenerがデータマップサーバーになり、他の
PowerExchange Listenerはそこからデータマップにアクセスします。 PowerExchange
は、PowerExchangeメッセージログファイルに以下のメッセージを書き込みます。
- PWX-02804メッセージ。書き込み先は、データマップサーバーとしての役割を果たす
PowerExchange ListenerのPowerExchangeメッセージログファイル。
- PWX-02800およびPWX-02805メッセージ。書き込み先は、データマップサーバーとして
の役割を果たしていないPowerExchange ListenerのPowerExchangeメッセージログフ
ァイル。 PWX-02805メッセージは、データマップサーバーであるPowerExchange
Listenerのノード名、IPアドレス、およびポート番号を示します。
¨ DM_SUBTASK=Yも指定し、PowerExchange ListenerがDATAMAPSデータセットに排他的ロ
ックを保持する場合、DATAMAP_SERVER= node_nameと入力して、IMS同期ECCRやNetport
ジョブなどの他のタスクが、データセットにアクセスできるようにします。 この設定
を行わないと、タスクは失敗します。
あるいは、データマップキャッシュを使用します。 パフォーマンスを高め、
PowerExchange Listenerデータマップサーバーが停止した場合に起こる可能性のあるア
クセス問題を防止するために、このアプローチをお勧めします。 データマップキャッ
シュを実装するには、DM_SUBTASK=RおよびDMXCACHE_MAX_MEMORY_MB=20と指定します。
このように設定すると、PowerExchange Listenerは読み取り専用モードでデータセット
を開き、他のタスクはデータセットにアクセスできます。
92
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
DATERANGE文
データチェックで定義されたデータマップの場合、DATERANGE文は、DATEおよびTIMESTAMP
フィールドのデータを検証するためにPowerExchangeで使用される年範囲を指定します。
オペレーティングシステム: すべて
必須: No
構文:
DATERANGE=({start_year|1800}
,{end_year|2200})
パラメータ:
{start_year|1800}
必須。データチェックで定義されたデータマップの場合に、DATEフィールドおよび
TIMESTAMPフィールドの日付範囲における開始年としてPowerExchangeで使用される
年。 デフォルトは1800です。
{end_year|2200}
必須。データチェックで定義されたデータマップの場合に、DATEフィールドおよび
TIMESTAMPフィールドの日付範囲における終了年としてPowerExchangeで使用される
年。 この値は、開始年に指定した値以上にする必要があります。 デフォルトは2200
です。
使用上の注意: PowerExchangeは、DATERANGE文で指定された範囲から外れたデータ値
を、無効な値として扱います。 PowerExchange Navigatorの[データチェック]タブで
は、日付フィールドで有効でないデータを検出したときに、PowerExchangeが実行するアク
ションを選択できます。 デフォルトで、PowerExchangeは、PWX-02152メッセージおよび
PWX-02153メッセージをPowerExchangeメッセージログに書き込み、データ抽出操作を停止
します。
DB2_BIN_AS_CHAR文
DB2_BIN_AS_CHAR文は、FOR BIT DATA句で定義されたCHARカラムおよびVARCHARカラム内の
データを、PowerExchangeが文字データと見なすかどうかを制御します。
間違ってCCSID 65535が割り当てられた文字データを上書きするには、DB2_BIN_CODEPAGE
文と一緒にこの文を使用します。
オペレーティングシステム: i5/OS
データソース: DB2 for i5/OS
関連した文: DB2_BIN_CODEPAGE
必須: No
構文:
DB2_BIN_AS_CHAR={N|Y}
DBMOVER文
93
有効な値:
¨ N。FOR BIT DATA句で定義されたCHARカラムおよびVARCHARカラム内のデータはバイナリ
データです。
PowerExchangeは、バイナリデータのコードページ変換を実行しません。
¨ Y。 FOR BIT DATA句で定義されたCHARカラムおよびVARCHARカラム内のデータは文字デ
ータです。
デフォルトはNです。
DB2_BIN_CODEPAGE文
DB2_BIN_CODEPAGE文は、DB2_BIN_AS_CHAR文にYと指定した場合に、FOR BIT DATA句で定義
されたカラム内の文字データを処理するためにPowerExchangeで使用されるシングルバイト
およびマルチバイトCCSID値を定義します。
間違ってCCSID 65535が割り当てられた文字データを上書きするには、DB2_BIN_AS_CHAR文
と一緒にこの文を使用します。
オペレーティングシステム: i5/OS
データソース: DB2 for i5/OS
関連した文: DB2_BIN_AS_CHAR
必須: No
構文:
DB2_BIN_CODEPAGE=(sbcs_ccsid
,dbcs_ccsid
)
パラメータ:
sbcs_ccsid
必須。シングルバイトデータのCCSI値。 有効な値は1~65534です。
dbcs_ccsid
必須。マルチバイトデータのCCSI値。 有効な値は1~65534です。
例:
以下の文は、日本語データのCCSID値を定義します。
DB2_BIN_CODEPAGE=(8482,1390)
DB2_ERRORFILE文
DB2_ERRORFILE文は、PowerExchangeがDB2バルクデータ移動操作に使用する、ユーザーが
カスタマイズしたSQLエラーファイルの名前を指定します。
オペレーティングシステム: すべて
データソース: DB2
必須: No
94
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
構文:
DB2_ERRORFILE=file_name
値: file_name変数には、PowerExchangeでリカバリ可能か致命的として扱うようにする
SQLエラーコードを含んだファイルまたはメンバの名前を入力します。
file_nameのコンテンツは、以下のように、DB2が稼働しているオペレーティングシステム
に応じて異なります。
¨ i5/OS。 ライブラリおよびファイル、オプションでメンバを指定します。
¨ z/OS。 シーケンシャルまたはPDSおよびメンバを指定します。
¨ Linux、UNIX、およびWindows。 パスおよびファイル名を指定します。
i5/OSまたはz/OSで、ファイルまたはメンバ名を含める場合、ファイルまたはメンバ名を二
重引用符(“)で囲みます。
使用上の注意: 以下の表に、PowerExchangeに用意されているサンプルのエラーアクショ
ンファイルを示します。
データソース
エラーファイルの例
DB2 for z/OS
RUNLIBでのDB2ERRメンバ
DB2 for i5/OS
datalib/CFGでのDB2ERRメンバ
DB2 for Linux、UNIX、およ
びWindows
PowerExchangeインストールディレクトリ内の
db2err.act
DB2CODEPAGE文
DB2CODEPAGE文は、指定されたDB2サブシステムからバルクデータを処理するために
PowerExchangeで使用される、シングルバイト、ミックス、およびグラフィックCCSID値を
定義します。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: DB2 for z/OS
必須: No
構文:
DB2CODEPAGE=(db2_subsystem
,EBCDIC_CCSID=({sbcs_ccsid|37}
,{graphic_ccsid|37}
,{mixed_ccsid|37})
[,ASCII_CCSID=(sbcs_ccsid
,graphic_ccsid
,mixed_ccsid)]
[,UNICODE_CCSID=({sbcs_ccsid|367}
,{graphic_ccsid|1200}
,{mixed_ccsid|1208})]
[,MIXED={N|Y}]
)
パラメータ:
DBMOVER文
95
db2_subsystem
必須。DB2サブシステム識別子。
EBCDIC_CCSID=({ sbcs_ccsid|37},{graphic_ccsid|37},{mixed_ccsid|37})
必須。EBCDICシングルバイト、グラフィック、およびミックスCCSID値。
有効な値は1~65534です。
すべてのサブパラメータのデフォルトは、CODEPAGE文の2つ目の(つまり、 data_cp)
パラメータです。このCODEPAGE文のデフォルトは37です。
注:
データが物理的にASCIIまたはUnicodeコードページで格納されていても、DB2は
EBCDICコードページでPowerExchangeにデータを配布します。 DB2 V8以降のリリース
では、DB2カタログテーブルはCCSID 1208のUTF-8で格納されます。 これは、
UNICODE_CCSID mixed_ccsidコードページ値からEBCDIC_CCSID mixed_ccsidコードペ
ージ値まで再マップされます。
シングルバイトのシステムでは、シングルバイトコードページを3回繰り返して
EBCDIC_CCSIDパラメータを定義します( EBCDIC_CCSID=(1047,1047,1047)など)。または、
次の例に示すように65534をMIXED=Nとともに使用します。
DB2CODEPAGE=(D91G,EBCDIC_CCSID=(1047,65534,65534),MIXED=N)
この例では、PowerExchangeはシングルバイトEBCDICコードページを前提としていま
す。
ASCII_CCSID=( sbcs_ccsid,graphic_ccsid,mixed_ccsid)
オプション。ASCIIシングルバイト、グラフィック、およびミックスCCSID値。
有効な値は1~65534です。
ASCIIデータが存在しない場合、このパラメータを省略します。
UNICODE_CCSID=({ sbcs_ccsid|367},{graphic_ccsid|1200},{mixed_ccsid|1208})
オプション。Unicodeシングルバイト、グラフィック、およびミックスCCSID値。
有効な値は1~65534です。
デフォルトは、それぞれ367、1200、および1208です。 通常、デフォルト値を変更す
る必要はありません。
注:
DB2 V8以降のリリースでは、DB2カタログテーブルはCCSID 1208のUTF-8で格納
されます。
MIXED={N|Y}
オプション。ASCIIおよびEBCDIC文字列にミックスおよびグラフィックデータを含めら
れるかどうかを制御します。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ N。ASCIIおよびEBCDIC文字列には、SBCS文字とDBCS文字を混在させられません。
¨ Y。 ASCIIおよびEBCDIC文字列には、SBCS文字とDBCS文字を混在させられます。
デフォルトはNです。
96
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
重要: DB2CODEPAGE文が存在しないDB2サブシステムにPowerExchange Listenerが接
続されている場合、PowerExchangeはPowerExchange Listenerのコードページを使用
します。
使用上の注意:
¨ DB2CODEPAGE文を定義する場合、サブシステムIDおよびEBCDIC_CCSIDパラメータを指定
する必要があります。
¨ DB2CODEPAGE文に定義する値は、アプリケーションプログラミングデフォルトパネル、
DSNTIPF上のDB2サブシステムに対して指定した値に一致する必要があります。 DB2内の
グラフィックまたはミックスCCSIDに特定の値を指定しなかった場合、DB2CODEPAGE文の
パラメータに65534を指定します。
次の表に、DSNTIPFパネルおよびDSNHDECPロードモジュールでのDB2設定オプションに対
応したDB2CODEPAGEパラメータを示します。
DB2CODEPAGEパラメ
ータ
DSNTIPFフィール
ド
DSNHDECPパラメータ
EBCDIC_CCSID
EBCDIC CCSID
SCCSID(シングルバイト)、
MCCSID(ミックス)、GCCSID
(グラフィック)
ASCII_CCSID
ASCII CCSID
ASCCSID(シングルバイト)、
AMCCSID(ミックス)、
AGCCSID(グラフィック)
UNICODE_CCSID
UNICODE CCSID
USCCSID(シングルバイト)、
UMCCSID(ミックス)、
UGCCSID(グラフィック)
MIXED
MIXED DATA
MIXED
CCSID値とその意味に関する詳細については、IBMの『 DB2 for z/OS Installation
Guide』(DB2バージョン用)を参照します。
¨ z/OS Installation Assistantで[DB2パラメータ]ページの[詳細パラメータ]をク
リックすると、DB2CODEPAGE文の関連パラメータに対応する以下のパラメータを定義で
きます。
¨DB2CODEPAGE_ASCII_DBCS_CCSID
¨DB2CODEPAGE_ASCII_MIXED_CCSID
¨DB2CODEPAGE_ASCII_SBCS_CCSID
¨DB2CODEPAGE_EBCDIC_DBCS_CCSID
¨DB2CODEPAGE_EBCDIC_MIXED_CCSID
¨DB2CODEPAGE_EBCDIC_SBCS_CCSID
¨DB2CODEPAGE_MIXED
¨DB2CODEPAGE_UNICODE_DBCS_CCSID
¨DB2CODEPAGE_UNICODE_MIXED_CCSID
DBMOVER文
97
¨DB2CODEPAGE_UNICODE_SBCS_CCSID
DB2DEF_ENCODING文
DB2DEF_ENCODING文は、DB2データマップを作成するときに、エンコードスキーマのないDB2
カラムにPowerExchangeが割り当てるデフォルトのエンコードスキーマを定義します。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: DB2 for z/OS
必須: No
構文:
DB2DEF_ENCODING={A|E|U}
有効な値:
¨ A。 ASCIIエンコード。
¨ E。EBCDICエンコード。
¨ U。 Unicodeエンコード。
デフォルトはEです。
使用上の注意: アプリケーションプログラミングデフォルトパネル、DSNTIPFのDEF
ENCODING SCHEMEフィールドで、DB2に対して定義したものと同じエンコードを指定しま
す。
DB2ID文
DB2ID文は、指定されたDB2サブシステムからのバルクデータの処理にPowerExchangeで使用
される、DB2プランおよびPowerExchangeアクセス方式モジュールを定義します。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: DB2 for z/OS
関連した文: DB2PLAN
必須: No
構文:
DB2ID=(db2_subsystem
[,plan]
[,{module_name|DTLAMDB2}]
)
パラメータ:
db2_subsystem
必須。DB2サブシステム識別子。
プラン
オプション。PowerExchangeバルクデータ移動操作用のDB2プラン名。 デフォルトは、
DB2PLAN文からの値です。
98
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
module_name
オプション。PowerExchange DB2のアクセス方式ロードモジュール名。 次のいずれか
のオプションを入力します。
¨ DEFAULT。 デフォルトのDB2アクセス方式ロードモジュール、DTLAMDB2。
¨ DTLAMDB2。互換モードで稼働しているDB2バージョン8サブシステムの場合、
PowerExchangeは一度に1行のデータを読み書きします。
¨ DTLAMV8F。 DB2バージョン8の新機能モードまたはこれ以降のサブシステムの場
合、PowerExchangeは、DB2複数行のFETCH文およびINSERT SQL文を使用して、一度
に複数行のデータを処理します。
デフォルトはDTLAMDB2です。
使用上の注意:
¨ DBMOVERメンバで最大25個のDB2ID文を指定します。
¨ システムで複数のDB2バージョンを使用する場合、PowerExchangeがアクセスするサブシ
ステムごとにDB2ID文を指定します。
¨ DB2サブシステム内のテーブルに対してDB2バルクデータオフロード処理を使用するに
は、そのDB2サブシステムに対してDB2ID文をコード化し、DTLAMV8Fアクセス方式モジュ
ールを指定する必要があります。
推奨値: DB2バージョン8新機能モードまたはこれ以降のサブシステムでのバルクデータ移
動のパフォーマンスを最適にするには、PowerExchange ListenerがアクセスするDB2サブ
システムごとにDB2ID文を定義し、DTLAMV8Fアクセス方式モジュールを指定します。
DB2PLAN文
DB2PLAN文は、PowerExchangeがバルクデータ移動処理に使用するDB2プランを定義しま
す。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: DB2 ror z/OS
関連した文: DB2ID
必須: No
構文:
DB2PLAN={plan|DTLPLvrm}
値:
plan変数には、PowerExchangeバルクデータ移動操作用のDB2プラン名を入力しま
す。 デフォルトはDTLPL vrmです。ここで、vrmは、PowerExchangeのバージョン、リリー
ス、および変更レベルを表す数値です。 例えばPowerExchange 8.6.1の場合、 vrm値は861
です。 PowerExchange 9.5.0の場合は、 vrmは950です。
使用上の注意:
¨ PowerExchangeは、DB2PLAN文からのプラン名を使用して、DB2ID文で定義されていない
DB2サブシステム、またはDB2ID文でプラン名が指定されていないDB2サブシステムにア
クセスします。 異なるDB2サブシステムでPowerExchangeの一意のプラン名を使用する
場合、DB2ID文でサブシステムとその一意のプラン名を定義します。
DBMOVER文
99
¨ インストールプロセス中、PowerExchangeは、z/OS Installation Assistantで指定し
たプラン名を使用して、DBMOVERメンバとXIDDB210バインドジョブをカスタマイズしま
す。
DECPOINT文
DECPOINT文は、整数以外の数値を含むフィールドで小数点文字としてPowerExchangeで使用
される文字を定義します。
データソース: すべて
必須: No
構文:
DECPOINT={”character”|.}
値: character変数には、単一の文字を二重引用符で囲んで入力します。 デフォルトはピ
リオド(.) 文字です。
例: デフォルトであるピリオド(.) 文字を使用する場合、PowerExchangeは以下の形式
で整数以外の数値を書き込みます。
129.95
DEFAULTCHAR文
DEFAULTCHAR文は、有効でない非リレーショナルデータソース内の文字を置き換えるために
PowerExchangeで使用される文字を定義します。
データソース: 非リレーショナル
必須: No
構文:
DEFAULTCHAR={“character”|*}
値: character変数には、単一の文字を二重引用符で囲んで入力します。 デフォルトは、
アスタリスク(*)文字です。
DEFAULTDATE文
DEFAULTDATE文は、日付フィールドの欠落したコンポーネントを置き換えるために
PowerExchangeで使用される数値日付文字列を定義します。
データソース: すべて
必須: No
構文:
DEFAULTDATE={yyyymmdd|19800101}
値: yyyymmdd変数には、1~8文字の数値文字列を入力します。 デフォルトは19800101で
す。
100
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
DISABLE_PARTITIONS文
DISABLE_PARTITIONS文は、PowerExchangeがバルクデータ移動操作でソースデータのパー
ティション化を無効にするかどうかを制御します。
オペレーティングシステム: すべて
データソース: オフロードしたDB2アンロード、シーケンシャル、およびVSAMデータセット
必須: No
構文:
DISABLE_PARTITIONS={N|Y}
有効な値:
¨ N。ソースデータのパーティション化を有効にします。 オフロードしたDB2アンロー
ド、VSAM、およびシーケンシャルデータソースでは、各パーティションに同じSQLオー
バーライドを指定するか、SQLオーバーライドを指定しない場合、PowerExchangeは一度
ソースデータを読み取り、パーティションにデータを配分します。
パーティション化を無効にしてソースデータを複数回読み取る具体的な理由がない限
り、DISABLE_PARTITIONS文にデフォルトのNを使用します。
¨ Y。 オフロードしたDB2アンロード、シーケンシャル、およびVSAMデータセットに対し
て、ソースデータのパーティション化を無効にします。9.0以前のPowerExchangeリリー
スではこれがデフォルトの動作になります。各パーティションに同じSQLオーバーライ
ドを指定するか、SQLオーバーライドを指定しない場合、PowerExchangeはソースデータ
を一度ではなく複数回読み取ります。 [ワーカースレッド]接続属性を0より大きな値
に設定した場合、PowerExchangeはセッションに複数のワーカースレッドを使用しま
す。
デフォルトはNです。
使用上の注意: 9.0以前のPowerExchangeリリースから9.0以降にアップグレードしたとき
に既存の動作を保持するには、DISABLE_PARTITIONS文を使用します。 この文は、特別な場
合に後方互換性を確保します。 詳細については、『 PowerExchangeインストールとアップ
グレードガイド』を参照してください。
DISP文
DISP文は、DISP情報を指定していない場合、z/OS上でターゲットデータセットを動的に割
り当てるときにPowerExchangeで使用される、ステータス、通常処理、および異常処理を指
定します。
DISP文のパラメータおよびオプションは、JCL DD文のDISPパラメータでのオプションと同
じです。
オペレーティングシステム: z/OS
関連した文: BS、LRECL、RECFM、RELEASE、SPACE、UNIT、およびVOLSER
必須: No
構文:
DISP=(status
[,normal_disp]
DBMOVER文
101
[,abnormal_disp]
)
パラメータ:
ステータス
必須。データセットステータス。 次のいずれかのオプションを入力します。
¨ M。MOD。
¨ N。 NEW。
¨ O。 OLD。
¨ S。SHR。
デフォルトはSです。
normal_disp
オプション。データセットの通常終了処理。 次のいずれかのオプションを入力しま
す。
¨ C。CATLG。
¨ D。 DELETE。
¨ K。KEEP。
¨ P。 PASS。
デフォルトはKです。
abnormal_disp
オプション。データセットの異常終了処理。 次のいずれかのオプションを入力しま
す。
¨ C。CATLG。
¨ D。 DELETE。
¨ K。KEEP。
¨ P。 PASS。
¨ U。 UNCATLG。
デフォルトはKです。
DM_RESOURCE文
DM_RESOURCE文は、DATAMAPSデータセットへのアクセスを制御する、PowerExchange固有の
リソースプロファイルを作成するときにPowerExchangeで使用されるサフィックスを指定し
ます。
オペレーティングシステム: z/OS
関連した文: DM_SUBTASK、RACF_CLASS、およびSECURITY
必須: No
構文:
DM_RESOURCE={resource_name|DATASET}
102
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
値: resource_name 変数には、PowerExchange固有のリソースプロファイルを作成するため
にPowerExchangeで DTL.DATAMAP.に付加されるサフィックスを入力します。 デフォルトは
DATASETです。
使用上の注意:
¨ デフォルトで、PowerExchangeは、FACILITYクラスのDTL.DATAMAP.DATASETリソースプ
ロファイルを確認します。 DM_RESOURCE文およびRACF_CLASS文で他の値を指定した場
合、プロファイル名とクラスは異なることがあります。
¨ DATAMAPSデータセットへのアクセス権限を与えるには、以下のタスクを実行します。
1.
DM_SUBTASK文にYと指定します。
2.
SECURITY文の最初のパラメータに2を指定します。
3.
セキュリティシステムでリソースプロファイルを作成します。
4.
z/OSで、データマップを読み書きするすべてのユーザーに、リソースプロファイル
へのアクセス権限を与えます。
関連項目:
¨ 「データマップのセキュリティ 」
(ページ246)
DM_SUBTASK文
DM_SUBTASK文は、PowerExchange Listenerが、データマップを格納したファイルにアクセ
スする方法を制御します。
この文は、複数のPowerExchange Listenersが稼動しておりデータマップファイルでオー
プンおよびクローズ要求を頻繁に行う環境でオーバーヘッドを削減するために使用しま
す。
オペレーティングシステム: z/OS
関連した文: DATAMAP_SERVER、DM_RESOURCE、DMXCACHE_DELETEECSA、
DMXCACHE_MAX_MEMORY_MB、DMXCACHE_MULTIPLEJOBS、RACF_CLASS、およびSECURITY
必須: No
構文:
DM_SUBTASK={N|R|Y}
有効な値:
¨ N。 PowerExchangeは、必要に応じて、PowerExchange ListenerサブタスクでDATAMAPS
データセットを開いたり閉じます。
¨ R。 データマップの読み取りパフォーマンスを高めるために、PowerExchange Listener
は、DATAMAPSデータセットを読み取りモードで開くサブタスクを開始します。 データ
マップの挿入および削除で処理またはパフォーマンスの変更は起こりません。
Rオプションは、Nオプションよりも高速ですが、Yオプションより低速です。
DBMOVER文
103
¨ Y。 単一のPowerExchangeサブタスクが、DATAMAPSデータセットを所有し開きます。 他
のサブタスクはすべて、データマップサブタスクを使用して、データマップにアクセス
します。 DATAMAPSデータセットは、PowerExchange Listenerがシャットダウンするま
で開いたままです。
リソースの使用率を減らし、PowerExchange Listenerのパフォーマンスを高めるには、
Yと入力します。 PowerExchangeは、要求ごとにデータセットを開けて閉じるのではな
く、PowerExchange Listenerアドレス空間が有効な間に一度DATAMAPSデータセットを
開きます。
Yと入力し、DATAMAP_SERVER文も定義した場合、PowerExchangeはPowerExchange
Listenerをデータマップサーバーに指定します。
デフォルトはNです。
使用上の注意:
¨ DM_SUBTASK=Yと指定し、さらにSECURITY文の最初のパラメータに2と指定した場合、
PowerExchangeは、このリソースプロファイルをチェックしてDATAMAPSデータセットへ
のアクセスを許可するかどうかを判断します。 この場合、セキュリティシステムでリ
ソースプロファイルをコード化して、z/OS上のデータマップを読み書きするすべてのユ
ーザーにアクセスを許可する必要があります。
デフォルトで、PowerExchangeは、FACILITYクラスのDTL.DATAMAP.DATASETリソースプ
ロファイルを確認します。 DM_RESOURCE文およびRACF_CLASS文で他の値を指定した場
合、プロファイル名とクラスは異なることがあります。
¨ DM_SUBTASK=Yと指定し、PowerExchange ListenerがDATAMAPSデータセットに排他的ロ
ックを保持する場合も、DATAMAP_SERVER= node_nameと入力して、IMS同期ECCRや
Netportジョブなどの他のタスクがデータセットにアクセスできるようにします。 この
設定を行わないと、タスクは失敗します。
あるいは、データマップキャッシュを使用します。 パフォーマンスを高め、
PowerExchange Listenerデータマップサーバーが停止した場合に起こる可能性のあるア
クセス問題を防止するために、このアプローチをお勧めします。 データマップキャッ
シュを実装するには、DM_SUBTASK=RおよびDMXCACHE_MAX_MEMORY_MB=20と指定します。
このように設定すると、PowerExchange Listenerは読み取り専用モードでデータセット
を開き、他のタスクはデータセットにアクセスできます。
関連項目:
¨ 「データマップのセキュリティ 」
(ページ246)
DMXCACHE_DELETEECSA文
DMXCACHE_DELETEECSA文は、データマップのキャッシュを複数ジョブモードで実行してお
り、使用カウントがゼロ以外のファイルがECSAメモリに存在しない場合に、PowerExchange
がECSAメモリを解放するかどうかを指定します。
オペレーティングシステム: z/OS
関連した文: DM_SUBTASK、DMXCACHE_MAX_MEMORY_MB、およびDMXCACHE_MULTIPLEJOBS
必須: No
104
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
構文:
DMXCACHE_DELETEECSA={N|Y}
有効な値:
¨ N。 PowerExchangeはECSAメモリを解放しません。共有メモリの割り当ては複雑なタス
クで、4096バイトのメモリは少量なので、デフォルト値のNを受け入れてECSAメモリを
永続的に保持することができます。
¨ Y。 PowerExchangeは、データマップのキャッシュを複数ジョブモードで実行してお
り、使用カウントがゼロ以外のファイルがECSAメモリに存在しない場合に、ECSAメモリ
を解放します。
データマップのキャッシュを複数ジョブモードで実行するには、
DMXCACHE_MULTIPLEJOBS文をYに設定します。
デフォルトはNです。
DMXCACHE_MAX_MEMORY_MB文
DMXCACHE_MAX_MEMORY_MB文は、PowerExchangeのデータマップのキャッシュを有効にし
て、データマップのキャッシュの最大サイズをMB単位で設定します。
オペレーティングシステム: z/OS
関連した文: DM_SUBTASK、DMXCACHE_DELETEECSA、およびDMXCACHE_MULTIPLEJOBS
必須: No
構文:
DMXCACHE_MAX_MEMORY_MB={cache_size|0}
有効な値: cache_size変数には、データマップのキャッシュの最大サイズをMB単位で入力
します。有効な値は、0~4095です。 データマップのキャッシュを有効にするには、0より
大きい値を入力する必要があります。 デフォルト値(0)を受け入れる場合、
PowerExchangeはデータマップのキャッシュを使用しません。
デフォルトは0です。
注: JCLのDTLLSTの手順で指定したREGIONのサイズがPowerExchange Listenerジョブを実
行できる十分な大きさであることを確認します。例えば、DMXCACHE_MAX_MEMORY_MB=20と
定義する場合は、REGIONのサイズを20 MB増やすことが必要になる可能性があります。
DMXCACHE_MULTIPLEJOBS文
DMXCACHE_MULTIPLEJOBS文は、PowerExchangeのデータマップのキャッシュを複数ジョブモ
ードで実行するか単一ジョブモードで実行するかを指定します。
オペレーティングシステム: z/OS
関連した文: DM_SUBTASK、DMXCACHE_DELETEECSA、およびDMXCACHE_MAX_MEMORY_MB
必須: No
構文:
DMXCACHE_MULTIPLEJOBS={N|Y}
DBMOVER文
105
有効な値:
¨ N。 PowerExchangeはデータマップのキャッシュを単一ジョブモードで実行します。
¨ Y。 PowerExchangeはデータマップのキャッシュを複数ジョブモードで実行します。
デフォルトはNです。
単一ジョブモード: PowerExchangeでは、以前に読み取ったデータマップのコピーが
ジョブレベルメモリに保持されます。その後のデータマップの読み取り時に、データマッ
プがジョブレベルメモリから取得されるため、データマップKSDSファイルをキューに入れ
て開き、ポイントして読み取ってから閉じる操作のオーバーヘッドがなくなります。
PowerExchangeでは、データマップに関する情報の保持にESCAメモリは使用されません。
データマップが変更または削除されると、キャッシュ内のそのデータマップのコピーが削
除されます。データマップが変更された場合、データマップは実際に使用されるまでキャ
ッシュに再度追加されません。
単一ジョブモードでは、PowerExchange Listenerジョブがデータマップファイルを更新す
る唯一のジョブであり、データマップのキャッシュは古くならないため、単一ジョブモー
ドは複数ジョブモードよりも効率的です。したがって、複数ジョブモードのようにキャッ
シュを完全に消去する必要はありません。
複数ジョブモード: 複数ジョブモードでは、以前に読み取ったデータマップのコピーが
ジョブレベルメモリに保持されます。また、PowerExchange Listenerの起動時に、
PowerExchangeでは、データマップKSDSファイルの名前とその最終更新のタイムスタンプを
保持するための4096バイトのECSAメモリが動的に割り当てられます。PowerExchangeは、こ
の情報を使用して、データマップのキャッシュが古いために消去する必要があるかどうか
を判断します。
その後のデータマップの読み取り時に、データマップがジョブレベルメモリから取得され
るため、データマップKSDSファイルをキューに入れて開き、ポイントして読み取ってから
閉じる操作のオーバーヘッドがなくなります。
データマップが変更または削除されると、次の処理が実行されます。
¨ ECSAメモリで、データマップKSDSファイルに対する最終更新のタイムスタンプが変更さ
れます。
¨ 別のタスクがデータマップにアクセスしようとしたときに、PowerExchangeは、ECSAメ
モリでのタイムスタンプとデータマップのキャッシュのタイムスタンプを比較して、キ
ャッシュが古いかどうかを判断します。キャッシュが古い場合は消去され、必要なデー
タマップがディスクから読み取られてキャッシュに追加されます。
PowerExchange Listenerを閉じたときに、次の条件に当てはまる場合は、ECSAメモリが解
放されます。
¨ DBMOVERコンフィギュレーションファイルでDMXCACHE_DELETEECSA文がYに設定されてい
る。
¨ 使用カウントがゼロ以外のファイルがECSAメモリに存在しない。
データマップのキャッシュを複数ジョブモードで実行する場合は、必要に応じて、PWXUDMX
ユーティリティを使用してECSAメモリを管理できます。ユーティリティの詳細について
は、『PowerExchange ユーティリティガイド 』を参照してください。
106
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
DMX_DIR文
DMX_DIR文は、PowerExchangeでデータマップの読み取りおよび格納に使用される場所を指
定します。
オペレーティングシステム: すべて
必須: No
構文:
DMX_DIR=location
値: location変数には、オペレーティングシステムに応じて、以下のいずれかの値を入力
します。
¨ i5/OS。 データマップのライブラリ名。 最大長は10文字です。
デフォルトはSTDATAMAPSです。
¨ Linux、UNIX、およびWindows。 データマップを含んだ完全修飾パス。 最大長は512文
字です。
LinuxおよびUNIXでは、デフォルトは/datamapsです。
Windowsでは、デフォルトは\datamapsです。
¨ z/OS。 DATAMAPSデータセットを示す、JCLからのDD文の名前。 最大長は8文字です。
デフォルトはDATAMAPです。
DTLMSG_CODEPAGE文
DTLMSG_CODEPAGE文は、どのバージョンのPowerExchangeメッセージファイルを使用するか
を示すコードページ識別子を指定します。
データソース: すべて
必須: No
構文:
DTLMSG_CODEPAGE={code_page|UTF-16LE}
値: code_page変数には、コードページ識別子を入力します。 デフォルトはUTF-16LEで
す。
例: UTF-16LEバージョンのメッセージファイルを使用するには、デフォルト値を受け入れ
るか、以下の文を定義します。
DTLMSG_CODEPAGE=UTF-16LE
PowerExchangeは、UTF-16LEバージョンのメッセージファイル、dtlmsg.txtを使用しま
す。
ローカライズされた日本語メッセージファイルを使用するには、以下の文を定義します。
DTLMSG_CODEPAGE=CP943
PowerExchangeは、マルチバイトバージョンのメッセージファイル、dtlmsg_SHIFTJIS.txtを使用します。
DBMOVER文
107
ENABLE_AUTOCOMMIT文
ENABLE_AUTOCOMMIT文は、PowerExchangeで、バルクデータ移動セッション中にデータバッ
ファが一杯になるたびに、データをターゲットにコミットするかどうかを制御します。
オペレーティングシステム: すべて
必須: 不要
構文:
ENABLE_AUTOCOMMIT={N|Y}
有効な値:
¨ N。PowerExchangeは、バルクデータ移動セッション中、コミット間隔ごとにのみターゲ
ットにデータをコミットします。
¨ Y。 PowerExchangeは、データバッファが一杯になったとき、またはセッションプロパ
ティで定義されたコミット間隔に達したときのどちらかが先に起きるたびに、ターゲッ
トにデータをコミットします。 セッションのデータバッファサイズを設定するには、
[設定オブジェクト]タブの[詳細]設定で、[デフォルトのバッファブロックサイ
ズ]セッションプロパティを定義します。
デフォルトはNです。
注意: 可能な場合はこの文を使用しません。 ENABLE_AUTOCOMMIT=Yと定義すると、
PowerCenterセッションの標準的なコミットおよびロールバックの動作が変更されます。
この文の代わりに、以下のいずれかの方法を使用して、バルクデータ移動セッション中の
メモリ不足エラーを回避します。
¨ [コミット間隔]セッションプロパティを減らす。
¨ 表示されたエラーメッセージに基づいて、データベースを調整する。
ENCRYPT文
ENCRYPT文は、データの移動時にPowerExchangeで暗号化を使用するかどうかを制御しま
す。 内部独自の暗号化方式以外に、PowerExchangeは、DESおよびRSAセキュリティRC2暗
号化をサポートします。
オペレーティングシステム: IBM System zでのLinuxを除くすべて
関連した文: ENCRYPTLEVELおよびSSL
必須: No
構文:
ENCRYPT={DES|N|RC2|Y}
有効な値:
¨ DES。 PowerExchangeでは、DES(Digital Encryption Standard)アルゴリズムを使用
してデータを暗号化します。 ENCRYPTLEVEL文をコード化して暗号化レベルを指定する
必要があります。
¨ N。 PowerExchangeはデータを暗号化しません。
108
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
¨ RC2。 PowerExchangeは、RSAセキュリティRC2アルゴリズムを使用してデータを暗号化
します。 ENCRYPTLEVEL文をコード化して暗号化レベルを指定する必要があります。
¨ Y。 PowerExchangeは、内部独自の暗号化方式を使用してデータを暗号化します。
デフォルトはNです。
使用上の注意: データを暗号化するには、いずれかのENCRYPT文オプションではなく
Secure Sockets Layer(SSL)認証を使用することをお勧めします。
関連項目:
¨ 「Secure Sockets Layerのサポート」
(ページ261)
ENCRYPTLEVEL文
ENCRYPTLEVEL文は、DESまたはRSAセキュリティRC2暗号化を選択した場合に使用する暗号化
レベルを指定します。 暗号化レベルにより暗号化キーの長さが決まります。
ENCRYPT文にDESまたはRC2を入力した場合、ENCRYPTLEVEL文を含める必要があります。
オペレーティングシステム: IBM System zでのLinuxを除くすべて
関連した文: ENCRYPT
必須: DESまたはRC2暗号化を使用する場合、はい
構文:
ENCRYPTLEVEL={1|2|3}
有効な値:
¨ 1. DESとRC2のどちらにも56ビット暗号化キーを使用します。
¨ 2. 以下のいずれかの暗号化キーを使用します。
- DESの場合、168ビットTriple DES暗号化キー。
- RC2の場合、64ビット暗号化キー。
¨ 3. 以下のいずれかの暗号化キーを使用します。
- DESの場合、168ビットTriple DES暗号化キー。
- RC2の場合、128ビット暗号化キー。
デフォルトは1です。
ENQMAJORNAME文
ENQMAJORNAME文は、PowerExchangeデータセットおよびリソースをロックするために
PowerExchangeが発行するENQマクロのメジャー名を指定します。
オペレーティングシステム: z/OS
関連した文: ENQSYSTEMS
必須: No
DBMOVER文
109
構文:
ENQMAJORNAME={major_name|DETAIL}
値: major_name変数には、PowerExchangeメッセージログ、キャプチャ登録、DB2バルク
ロード操作など、PowerExchangeのデータセットおよびリソースをロックするために、
PowerExchangeが発行するENQマクロのメジャー名を入力します。 デフォルトはDETAILで
す。
使用上の注意:
¨ デフォルトでは、PowerExchangeが発行するENQマクロのスコープはSYSTEMです。つまり
PowerExchangeは、単一のシステム内のデータセットをロックします。 PowerExchange
が発行するENQマクロのスコープをSYSTEMに変更するには、ENQSYSTEMS文に対してYと指
定します。
¨ データセットロックの場合、PowerExchangeは、データセット名をENQマクロでのマイナ
ー名として使用します。
¨ リソースロックの場合、PowerExchangeは、リソースに関連したマイナー名を使用しま
す。 以下の表に、PowerExchangeでリソースの保護に使用されるマイナー名を一覧表示
します。
ENQマイナー名
使用説明
DTLAMCPR
キャプチャ登録操作。
DTLCACDC
CDCT操作。
DTLDB2
DB2 LOADユーティリティ操作。
DTLILCAT
CA IDMS/DBログベースCDCのログカタログへの更新。
DTLLOG
標準的なPowerExchangeメッセージログ、DTLLOGへの更
新。
ENQSYSTEMS文
ENQSYSTEMS文は、PowerExchangeのデータセットおよびリソースをロックするために発行
するENQマクロのSYSTEMまたはSYSTEMSのスコープをPowerExchangeで使用するかどうかを
制御します。
オペレーティングシステム: z/OS
関連した文: ENQMAJORNAME
必須: No
構文:
ENQSYSTEMS={N|Y}
有効な値:
¨ N。PowerExchangeは、ENQマクロでSYSTEMのスコープを使用します。これにより、ENQ
が発行されるシステムが保護されます。
110
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
¨ Y。 PowerExchangeは、ENQマクロでSYSTEMSのスコープを使用します。 マルチシステ
ム保護にこれらのエンキューを与えるには、GRSや同様の製品を使用して、他のシステ
ムにそれらをプロパゲートする必要があります。
警告: ENQSYSTEMS文でYと指定し、すべて同じメジャー名を使用する他のz/OSシステム
にエンキューをプロパゲートする場合、PowerExchangeの一部のリソースに対する競合
が発生する可能性があります。
デフォルトはNです。
使用上の注意: デフォルトで、PowerExchangeは、DETAILのメジャー名を使用します。
メジャー名を変更するには、ENQMAJORNAME文を使用します。
ERRROWNOTFOUND文
ERRROWNOTFOUND文は、PowerExchangeが、存在しない行に対するUPDATE操作またはDELETE
操作に対して、エラーを生成するか生成しないかを指定します。
ターゲットシステム上のDBMOVERコンフィギュレーションファイルにERRROWNOTFOUND文を含
めます。
データソース: すべて
必須: No
構文:
ERRROWNOTFOUND={N|Y}
有効な値:
¨ N。PowerExchangeはエラーを生成しません。
¨ Y。 PowerExchangeは、エラーを生成し、エラーカウントを1つ増やし、エラーが発生し
たレコードを拒否ファイルに書き込みます。
デフォルトはNです。
使用上の注意: この文は、フォールトトレランスを持つ非同期書き込みモードでのみ有効
です。 このモードを使用するには、PWXPC接続属性で[書き込みモード]値を[フォール
トトレランスを持つ非同期]に設定します。
EXT_CP_SUPPT文
EXT_CP_SUPPT文は、シングルバイトのスタティックコードページ内の文字変換を制御しま
す。
PowerExchangeがシングルバイトのスタティックコードページ内でスペース文字の16進数値
より小さい値の文字を変換するかどうかを制御します。 スペース文字は、ASCIIコードペ
ージではX'20'で、EBCDICコードページではX'40'です。
オペレーティングシステム: すべて
必須: No
構文:
EXT_CP_SUPPT={N|Y}
DBMOVER文
111
有効な値:
¨ N。PowerExchangeは、スペース文字の値より小さい値の文字を変換しません。 例え
ば、PowerExchangeは、ソースのEBCDICコードページのX'25'文字を、ターゲットの
ASCIIコードページでもX'25'のままにします。 ASCIIコードページでは、その意味が
LINE FEEDからPERCENT SIGN (%)に変わります。
¨ Y。PowerExchangeは、スペース文字の値より小さい値の文字をそのUnicodeの意味に変
換します。 例えば、PowerExchangeは、ソースのEBCDICコードページIBM-037の
X'25'文字を、ターゲットのISO-8859コードページでX'0A'に変換します。 この文字の
Unicode名はLINE FEED (LF)です。
デフォルトはNです。
使用上の注意:
The EXT_CP_SUPPT文は、シングルバイトのコードページ内の小さな番号
に影響します。 これらのコードページには1~40の内部番号があり、名前は以下のとおり
です。
¨ HP-ROM8
¨ IBM-037
¨ IBM-273
¨ IBM-277
¨ IBM-278
¨ IBM-280
¨ IBM-284
¨ IBM-285
¨ IBM-297
¨ IBM-424
¨ IBM-500
¨ IBM-870
¨ IBM-1047
¨ ISO-8859
¨ MS-1250
¨ PC-856
¨ USRCP00
関連項目:
¨ 「PowerExchangeのグローバル化」
(ページ309)
GDGLOCATE文
GDGLOCATEは、PowerExchangeが、LOCATEを使用して、世代別データセットの割り当て要求
に関する最新のカタログ情報を取得するように、動的割り当てに指示するかどうかを制御
します。
オペレーティングシステム: z/OS
112
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
関連した文: NETPORT、TAPEWAIT、およびWAITDSN
必須: No
構文:
GDGLOCATE=Y
値: Yと入力します。PowerExchange Listenerは、最新のカタログ情報を使用して相対世
代を読み書きします。
PowerExchangeは、動的割り当て(SVC99)要求でS99FLAGS1にS99GDGNTビットを指定する
ことにより、GDGの世代テーブルをリフレッシュします。 この場合、動的割り当ては、
LOCATEを使用して、最新のカタログ情報に基づいて相対世代番号を特定します。
使用上の注意: デフォルトでは、PowerExchange Listenerは、最初に世代別データセッ
トを参照した後、世代テーブルをリフレッシュしません。PowerExchange Listenerが相対
世代番号を使用して世代別データセットにアクセスした後で行うGDGの相対世代のすべての
参照は、最初の参照中に存在した同じ絶対世代にアクセスします。
例えば、MY.GDGの相対世代0は、データセットMY.GDG.G0011V00に対応します。 初めて
PowerExchange Listenerから相対世代0を参照したときに、PowerExchangeは絶対世代
G0011V00を読み取ります。 続いて新しい世代を作成すると、オペレーティングシステムが
これにG0012V00の絶対世代番号を割り当てます。 その後、同じPowerExchange Listener
から相対世代0を要求すると、PowerExchangeは引き続き絶対世代G0011V00を読み取りま
す。 この例では、GDGLOCATEにYと指定した場合、G0011V00の代わりに相対世代0を要求し
たときに、PowerExchangeは絶対世代G0012V00を読み取ります。
関連項目:
¨ 「世代別データセット用のNetportジョブの使用」
(ページ200)
GSBUFSIZE文
GSBUFSIZE文は、デフォルトのバッファサイズが不十分なときに、PowerExchangeがデータ
行を処理するための最大内部バッファサイズを増やすことができるようにします。 この文
は、エラーメッセージPWX-00999が表示された場合に追加します。
オペレーティングシステム: すべて
必須: 不要
構文:
GSBUFSIZE={buffer_size|32768}
値: buffer_size 変数には、最大内部バッファサイズをバイト単位で入力します。 この値
は、データソース内の最長行のサイズの2倍以上である必要があります。 有効な値は、
16384~8388608です。デフォルトは32768です。
使用上の注意: 通常は、デフォルト値で十分です。 以下のエラーメッセージが表示され
た場合は、この文をデフォルトよりも大きな値を指定して追加します。
PWX-00999 Program logic error. Prog="DTLAMLGD". Line=290. P1="Group Source record too long".
P2=bytes.
このメッセージでは、P2の値がバッファサイズを超えた行の長さをレポートします。
GSBUFSIZE値がP2の値の2倍以上であることを確認してください。
DBMOVER文
113
ICUALIAS文
ICUALIAS文は、カスタムICUコードページを示すエイリアスを追加または削除します。
オペレーティングシステム: すべて
関連した文: ICUCNVPROPERTY、ICUCONVERTER、およびICUDATADIR
必須: No
構文:
ICUALIAS=(CPN
,command
[,alias]
)
パラメータ:
CPN
必須。エイリアスを追加する、またはエイリアスを削除するコードページスロット番
号。 有効な値は301~340です。
使用可能なコードページスロットを識別するには、ICUCHECKレポートを参照します。
command
必須。指定されたコードページスロット番号に適用されるコマンド。 次のいずれかの
オプションを入力します。
¨ ADD。 指定されたコードページスロット番号を示す指定されたエイリアスを追加し
ます。
例えば、CPN 302を示すCP930のエイリアスを追加するには、以下の文を含めます。
ICUALIAS=(302,ADD,CP930)
このコマンドにより、CCSID 930を含むDB2カラムはこのカスタムICUコードページ
を使用します。
¨ DELETE。 指定されたエイリアスを、指定されたコードページスロット番号から削
除します。
例えば、CP930エイリアスをCPN 206から削除するには、以下の文を含めます。
ICUALIAS=(206,DELETE,CP930)
¨ DELETEALL。 指定されたコードページスロット番号からすべてのエイリアスを削除
します。
DELETEALLコマンドは以下のパラメータだけを使用します。
ICUALIAS=(CPN,DELETEALL)
例えば、CPN 206から定義されたすべてのエイリアスを削除するには、以下の文を
含めます。
ICUALIAS=(206,DELETEALL)
alias
オプション。コードページの代替名。コードページの検索に使用できます。 DB2
CCSIDのエイリアスはcpで始まります。 最大長は30文字です。
114
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
ICUCNVPROPERTY文
ICUCNVPROPERTY文は、ICUコードページのカスタマイズしたプロパティを設定します。
注:
ICUCNVPROPERTYパラメータを使用する状況はあまりありません。
オペレーティングシステム: すべて
関連した文: ICUALIAS、ICUCONVERTER、ICUDATADIR、およびUSE_TYPE1_FALLBACKS
必須: No
構文:
ICUCNVPROPERTY=(CPN
,property
,value
)
パラメータ:
CPN
必須。プロパティを定義するコードページスロット番号。 有効な値は301~340です。
使用可能なコードページスロットを識別するには、ICUCHECKレポートを参照します。
property
必須。次のいずれかのオプションを入力します。
¨ ASCII。 0~9およびA~Zの文字が、例えばコードページUS_ASCIIの7ビットのASCII
値に一致することを示します。 以下に例を示します。
ICUCNVPROPERTY=(301,ASCII,ON)
¨ BUFFER_INCREMENT。 PowerExchangeは、コードページに変換するときに、バッフ
ァに追加バイトを割り当てます。 このプロパティに数値を入力します。
以下に例を示します。
ICUCNVPROPERTY=(301,BUFFER_INCREMENT,8)
¨ EBCDIC。 0~9およびA~Zの文字が、例えばコードページIBM-37の標準EBCDIC値に
一致することを示します。
以下に例を示します。
ICUCNVPROPERTY=(301,EBCDIC,ON)
¨ FIX_MIN_LENGTH。 ダブルバイトコードページに変換するときに、ICU処理は先頭
のバイナリゼロを切り捨てます。 PowerExchangeは、すべての文字を正しい最小長
で作成し、必要に応じて先頭のバイナリゼロを挿入します。
コードページの表示では、このプロパティを使用します。
以下に例を示します。
ICUCNVPROPERTY=(301,FIX_MIN_LENGTH,ON)
¨ IBM420_END_OF_WORD_SPACES。 語句を終了する特定のIBM420文字の後にスペース
を追加します。
以下に例を示します。
ICUCNVPROPERTY=(301,IBM420_END_OF_WORD_SPACES,ON)
¨ LOWERCASE_NONSTANDARD。 z/OSでは、4つの日本語コードページには、コードペー
ジIBM-37が使用する標準EBCDIC値に一致しないa~zの小文字が含まれます。
DBMOVER文
115
これらのコードページでは、PowerExchangeがSQLをz/OSコードページに変換する
前に、クライアントプログラムがSQLを大文字に変換します。 CP930はこのプロパ
ティを使用します。
以下に例を示します。
ICUCNVPROPERTY=(301,LOWERCASE_NONSTANDARD,ON)
¨ POWERCENTER_NAME。 コードページのPowerCenter名を定義します。 名前は、
Workflow Managerの定義リレーショナルソースページのリスト内のエントリに一致
する必要があります。
Windowsでは、ODBCでICUコードページを使用するには、コードページの
PowerCenter名を定義します。
以下に例を示します。
ICUCNVPROPERTY=(301,POWERCENTER_NAME,"IBM EBCDIC Japanese")
¨ REVERSE_EBCDIC_DIGITS。 F0、F1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9という連続
したバイトシーケンスを逆にします。
以下に例を示します。
ICUCNVPROPERTY=(301,REVERSE_EBCDIC_DIGITS,ON)
¨ SQL_PARSABLE。 不変のSQL文字がASCIIまたはEBCDICタイプの標準値に一致する必
要があることを示します。 このプロパティを使用して、SELECT、FROM、または
WHEREなどのリテラルを検索する前に、ODBCレイヤがSQLを変換する必要があるかど
うかを決定します。
以下に例を示します。
ICUCNVPROPERTY=(301,SQL_PARSABLE,ON)
¨ STATE_BYTES。 PowerExchangeは、コードページに変換するときに、バッファに追
加の2バイトを割り当てます。
以下に例を示します。
ICUCNVPROPERTY=(301,STATE_BYTES,ON)
¨ UNKNOWN_ENDIANNESS。 コードページの整数の格納順序はシステムに応じて異なる
ことを示します。
以下に例を示します。
ICUCNVPROPERTY=(301,UNKNOWN_ENDIANNESS,ON)
一部の状況で、システムは正しいコードページを決定できます。 例えば、Windows
でUTF-16からUTF-16LEに切り替えます。 ただし、通常、このようなコードページ
は回避します。
¨ UNSHAPE_ARABIC。 IBM420 “shaped”文字から派生したUnicode文字を、Windows
1256の文字に変換します。 0xFE70~0xFEF4のUnicode文字を0x62 xx文字に変換し
ます。 0xFEF5~0xFEFCのLAM ALEFリガチャ文字をUnicode 0x0644文字および他の
文字に変換します。
以下に例を示します。
ICUCNVPROPERTY=(301,UNSHAPE_ARABIC,ON)
¨ USE_TYPE1_FALLBACKS。指定されたコードページに対して、タイプ1のフォールバ
ックマッピングを有効にします。
116
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
以下に例を示します。
ICUCNVPROPERTY=(242,USE_TYPE1_FALLBACKS,ON)
デフォルトはOFFです。
すべてのコードページに対してタイプ1のフォールバックマッピングを有効にする
には、USE_TYPE1_FALLBACKS DBMOVER文を使用します。
注: 有効でないプロパティを指定した場合、エラーメッセージに有効なプロパティの
リストが表示されます。
value
必須。以下のようなプロパティの値。
¨ バイナリプロパティの場合、ONまたはOFFです。
新しいカスタマICUコードページの場合、デフォルトはOFFです。
¨ BUFFER_INCREMENTの場合、数値。
新しいカスタマICUコードページの場合、デフォルトは0です。
ICUCONVERTER文
ICUCONVERTER文は、ICUコードページに対して、コードページコンバータを追加したり、削
除します。
オペレーティングシステム: すべて
関連した文: ICUALIAS、ICUCNVPROPERTY、およびICUDATADIR
必須: No
構文:
ADDコマンドの場合:
ICUCONVERTER=(CPN
,ADD
,code_page_name
,min_bytes
,max_bytes
,space_hex
)
DELETEコマンドの場合:
ICUCONVERTER=(CPN
,{DELETE|DELETEALL})
パラメータ:
CPN
必須。コードページコンバータを追加または削除するコードページスロット番号。 有
効な値は301~340です。
使用可能なコードページスロットを識別するには、ICUCHECKレポートを参照します。
DBMOVER文
117
command
必須。指定されたコードページスロット番号に適用されるコマンド。 次のいずれかの
オプションを入力します。
¨ ADD。 指定されたコードページコンバータを、指定されたコードページスロット番
号に追加します。 例えば、user_showa_01コードページをCPN 301に追加するに
は、以下の文を含めます。
ICUCONVERTER=(301,ADD,user_showa_01,2,2,0000)
すべての文字は2バイトです。 16進数のスペース文字は\X00\X00です。
¨ DELETE。 指定されたコードページコンバータを指定されたコードページスロット
番号から削除します。 例えば、システムからコードページとそのすべてのエイリ
アスを削除するには、以下の文を含めます。
ICUCONVERTER=(301,DELETE)
DELETE文を含めた場合、代替カスタムICUコードページを追加するために、ADD文も
追加します。
¨ DELETEALL。 すべてのコードページコンバータを、指定されたコードページスロッ
ト番号から削除します。
DELETEALLコマンドは以下のパラメータを使用します。
ICUALIAS=(CPN,DELETEALL)
例えば、user_cp930コードページをCPN 302に追加するには、以下の文を含めま
す。
ICUCONVERTER=(302,ADD,user_cp930,1,2,40)
すべての文字が1バイトか2バイトを使用します。 16進数のスペース文字は\X40で
す。
code_page_name
ADDコマンドに必須です。 DELETEコマンドでは使用されません。 コードページコンバ
ータの名前。 この名前は、CNVファイル名のコンポーネントでもあります。
min_bytes
ADDコマンドに必須です。 DELETEコマンドでは使用されません。 各文字の最小バイト
数。
max_bytes
ADDコマンドに必須です。 DELETEコマンドでは使用されません。 各文字の最大バイト
数。
space_hex
ADDコマンドに必須です。 DELETEコマンドでは使用されません。 スペース文字を表す
16進数文字。 PowerExchangeは、初期化中に、UTF-16LEでこの文字を変換できること
を確認します。 PowerExchangeは、この文字を、データが短いCHARカラムに付加しま
す。
ICUDATADIR文
ICUDATADIR文は、makeconvが生成するバイナリCNVファイルのディレクトリの場所を定義し
ます。
118
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
オペレーティングシステム: すべて
関連した文: ICUALIAS、ICUCNVPROPERTY、およびICUCONVERTER
必須: ICUCONVERTER ADD文を含める場合、はい
構文:
ICUDATADIR=icudatadir
値: icudatadir変数には、makeconvが生成するバイナリCNVファイルのディレクトリの場
所を入力します。 z/OSを除くすべてのシステムでは、ディレクトリ名は大文字と小文字を
区別します。 例えば、Windowsでは、以下の文を定義することができます。
ICUDATADIR=c:\ucm\ShowaUcm
使用上の注意:
¨ ICUDATADIR文を指定する場合、PowerExchangeは、すべてのカスタムICUコードページ
を開き、スペース文字をUTF-16LEに変換することによってこのコードページを検証しま
す。 この検証は、以下のいずれかのイベントが発生した場合に失敗します。
- PowerExchangeがバイナリCNVファイルをロードできないことを示す、
U_FILE_ACCESS_ERRORエラーが発生した場合。
- PowerExchangeがスペース文字をUTF-16LEの文字に変換できない場合。
¨ PowerCenter Integration ServiceからPowerExchangeに接続できない場合は、
PowerExchangeでPowerCenterで使用されるのと同じICUデータディレクトリが使用され
る必要があり、CNVファイルをこのディレクトリにコピーする必要があります。
PowerCenter Integration Serviceは、PowerExchangeの接続とICUデータディレクトリ
をローカリゼーション用のリソースがある場所に設定する前に、初期化する必要があり
ます。
その結果、PowerExchangeはPowerCenterで使用されるのと同じICUデータディレクトリ
を使用する必要があります。
ICUデータディレクトリを定義するには、以下の手順を実行します。
1.
ICUDATADIR文がPowerCenterで使用されるのと同じICUデータディレクトリを参照
するように定義します。 このディレクトリは、 *.EN.resや*.JA.resのようなマスクが
設定されたICUリソースが含まれる server\binディレクトリです。
例えば、以下のようにICUDATADIR文を定義できます。
ICUDATADIR=C:\zeus\win32\install\server\bin
2.
ICUデータディレクトリにCNVファイルをコピーします。 整数の格納順序に応じ
て、CNVファイル名は lまたはbの文字が付加されたpmicudt32文字列で始まります。
例えば、ibm-937_P110-1999という名前のコンバータは、pmicudl32l_ibm-937_P110-1999.cnv
またはpmicudl32b_ibm-937_P110-1999.cnvファイルにあります。
IMSID文
IMSID文は、IMSバルクデータ移動操作とIMSログベースCDCにPowerExchangeで使用される
IMSサブシステム情報を定義します。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: IMS
DBMOVER文
119
必須: IMSバルクデータ移動操作およびIMSログベースCDCの場合、はい
構文:
IMSID=(ims_ssid
,dbdlib
[,RECON=(recon1
[,recon2]
[,recon3])]
)
パラメータ:
ims_ssid
必須。IMSサブシステムID(SSID)。 IMS ODBAデータマップを使用する場合、この値
はIMS SSIDに一致する必要があります。 PowerExchangeはこの値を使用して、指定さ
れたIMSサブシステムに接続します。
IMS ODBAデータマップを使用しない場合、PowerExchangeは、 ims_ssid値を使用し
て、PowerExchange Navigatorでの登録グループの値を一致させます。
dbdlib
IMSログベースまたは同期CDCに必須。 IMSデータマップで指定されたDBDモジュール用
のDBDLIBデータセット。 有効な値は、1~8文字の英数字文字列です。
RECON=(recon1,[recon2],[recon3])
オプション。IMSログベースCDC用のRECONデータセット。 RECONをコード化する場
合、少なくとも1つのデータセット名をコード化する必要があります。 DBMOVERメンバ
の別々の行で各データセット名をコード化できます。
使用上の注意:
¨ 最大10このIMSID文をDBMOVERメンバで指定できます。
¨ IMSデータマップを作成する場合、PowerExchangeはIMSID文を使用しません。 ただし、
IMSID文のIMSサブシステムID値に一致するIMS SSID値をデータマップに指定します。
IMSバルクデータ移動操作を実行すると、PowerExchangeは、IMSデータマップ内のIMS
SSID値に一致するIMSサブシステムIDを持つIMSID文を使用して、IMSデータベースの
DBDLIBデータセットを特定します。
¨ IMSログベースCDCの場合、PowerExchangeは、IMSソースの登録時に、IMSデータマップ
内のIMS SSID値に一致するIMSサブシステムIDを持つIMSID文を使用します。
JOBCLASS文
JOBCLASS文は、PowerExchangeがCA IDMS/DBメタデータとDB2 LOADユーティリティバッチ
ジョブに使用するジョブクラスを指定します。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: CA IDMS/DBおよびDB2 for z/OS
必須: No
構文:
JOBCLASS={class|A}
120
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
class変数には、CA IDMS/DBメタデータおよびDB2 LOADユーティリティバッチジョブ
値:
のJOBカードのCLASSパラメータに、PowerExchangeが使用するジョブクラスを入力しま
す。 有効な文字はアスタリスク(*)、A~Z、および0~9です。 デフォルトはAです。
LISTENER文
LISTENER文は、指定されたPowerExchange Listenerプロセスが作業要求をリスンするTCP/
IPポートを定義します。
DBMOVERコンフィギュレーションファイルには最大で10個のLISTENER文を定義できます。
z/OSのNetportジョブの場合、一意のポートでLISTENER文を定義し、そのポートを参照する
NETPORTを定義します。
オプションで、SSL認証と、TCP/IPバッファサイズおよび待機時間を制御する追加パラメー
タとを指定できます。
オペレーティングシステム: すべて
関連した文: Netportジョブの場合はNETPORT、SSL認証の場合はSSL
必須: No
構文:
LISTENER=({listener_node|node1}
,TCPIP
,{port|2480}
[,{send_bufsize|65536}]
[,{receive_bufsize|65536}]
[,{send_size|4096}]
[,{receive_size|4096}]
[,receive_timeout]
[,ip_address]
[,SSL]
)
パラメータ:
{listener_node |node1}
必須。PowerExchange ListenerプロセスがリスンするTCP/IPポートのノード名。
このノード名を使用して、以下のように、PowerExchange Listenerプロセスの開始時
にLISTENER文を選択します。
¨ Linux、UNIX、およびWindowsでは、dtllstコマンドでリスナノード名を指定しま
す。
¨ i5/OSでは、SBMJOBまたはSTRREXPRCコマンドのPARMオプションでリスナノード名
を指定します。
¨ z/OSでは、JCLのEXECカードのPARMフィールドでリスナノード名を指定します。
デフォルトはnode1です。
TCPIP
必須。通信プロトコル。 TCPIPが唯一の有効なオプションです。
DBMOVER文
121
{port|2480}
必須。作業要求をリスンするために使用されるTCP/IPポート。 有効な値は1~65535で
す。デフォルトは2480です。
{send_bufsize|65536}
オプション。TCP/IP送信バッファのデータ部分のサイズ(バイト単位)。 有効な値は
1024~1048576です。デフォルトは65536です。
{receive_bufsize |65536}
オプション。TCP/IP受信バッファのデータ部分のサイズ(バイト単位)。 有効な値は
1024~1048576です。デフォルトは65536です。
{send_size|4096}
オプション。PowerExchangeがTCP/IPに一度に送信するデータのブロックの最大サイ
ズ(バイト単位)。 データがこのサイズを超えた場合、PowerExchangeは、すべての
データが送信されるまで、複数のブロックにデータを分割します。 有効な値は512~
1048576です。デフォルトは4096です。
ヒント:
TCP/IP送信バッファサイズ以下である値を入力します。
{receive_size|4096}
オプション。PowerExchangeがTCP/IPから1つの操作で処理するデータのブロックの最
大サイズ(バイト単位)。 データがこのサイズを超えた場合、PowerExchangeは、す
べてのデータが受信されるまで、複数のブロックにデータを分割します。 有効な値は
512~1048576です。デフォルトは4096です。
ヒント:
TCP/IP受信バッファサイズ以上である値を入力します。
receive_timeout
オプション。長時間の待機が必要なときに、PowerExchangeが受信タイムアウト値とし
て使用する秒数。 PowerExchangeは、この要求に対してのみこの値を使用します。
有効な値は1~14400です。
ip_address
オプション。ソケットのバインド操作でPowerExchangeが使用するIPアドレス。
IPアドレスを指定しない場合、PowerExchangeがバインド操作でINADDR_ANYを使用し
ます。これにより、TCP/IPは、ホスト上のすべてのネットワークインタフェースにバ
インドします。 複数のネットワークインタフェースがあり、PowerExchange Listener
が特定のインタフェースをリスンするポートを制限する場合に、このパラメータを使
用します。
SSL
オプション。PowerExchangeが使用するSSL認証。
使用上の注意: PowerExchange Listenerサービスを作成する場合、次のようにLISTENER
文で定義するノード名を使用します。
¨ Informatica AdministratorからListenerサービスを作成する場合、開始パラメータプ
ロパティで指定するノード名値は、LISTENER文で定義するノード名に一致する必要があ
ります。
122
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
¨ infacmd pwx CreateListenerServiceコマンドからListenerサービスを作成する場合、
コマンドの-StartParametersオプションに指定するノード名値は、LISTENER文で定義す
るノード名に一致する必要があります。
Listenerサービスを作成するときに、Service Managerは、ノード上のPowerExchange
Listenerプロセスにそのサービスを関連付けます。 Listenerサービスの設定および作成の
詳細については、『Informatica管理者ガイド 』を参照します。
関連項目:
¨ 「NETPORT文」
(ページ130)
¨ 「Secure Sockets Layerのサポート」
(ページ261)
LOADCTLFILE文
LOADCTLFILE文は、DB2 for z/OS LOADユーティリティバッチジョブの制御カードテンプレ
ートメンバを含んだPDSデータセットを指定します。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: DB2 for z/OS
必須: No
構文:
LOADCTLFILE={pds_name|A}
値: pds_name変数には、DB2 for z/OS LOADユーティリティバッチジョブの制御カードテ
ンプレートメンバを含んだPDSデータセットを入力します。 PowerExchangeは、バルクロー
ドを実行するシステムでこのデータセットを読み取ります。 デフォルトはAです。
使用上の注意:
¨ PowerExchangeをインストールすると、z/OS Installation Assistantにより、DBMOVER
メンバのLOADCTLFILE文にRUNLIBデータセット名が含められます。
¨ RUNLIBには、次のDB2 LOAD制御カードテンプレートメンバが用意されています。
- DB2LDCTL。 パーティション化されていないテーブル用の制御カードテンプレートの
サンプル。
- DB2LDCTP。 パーティション化されているテーブル用の制御カードテンプレートのサ
ンプル。
LOADJOBFILE文
LOADJOBFILE文は、DB2 for z/OS LOADユーティリティおよびCA IDMS/DBメタデータ取得バ
ッチジョブのJCLテンプレートメンバを含んだPDSデータセットを指定します。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: CA IDMS/DBおよびDB2 for z/OS
関連した文: SUBMITTIMEOUT
必須: No
DBMOVER文
123
構文:
LOADJOBFILE={pds_name|A}
値: pds_name変数には、DB2 for z/OS LOADユーティリティおよびCA IDMS/DBメタデータ
取得バッチジョブのJCLテンプレートメンバを含んだPDSデータセットを入力します。 DB2
LOADユーティリティ操作の場合、PowerExchangeは、バルクロードを実行するシステムでこ
のデータセットを読み取ります。 デフォルトはAです。
使用上の注意:
¨ PowerExchangeをインストールすると、z/OS Installation Assistantにより、DBMOVER
メンバのLOADCTLFILE文にLOADJOBFILEデータセット名が含められます。
¨ RUNLIBには、次のJCLテンプレートメンバが用意されています。
- DB2LDJCL。 パーティション化されていないテーブル用のDB2 LOADユーティリティジ
ョブのJCLのサンプル。
- DB2LDJCP。 パーティション化されているテーブル用のDB2 LOADユーティリティジョブ
のJCLのサンプル。
- IDMSMJCL。 CA IDMS/DBメタデータ取得のJCLのサンプル。
- IDMSMJCX。 サブスキーマロードモジュール用の一時ロードライブラリを作成する、
CA IDMS/DBメタデータ取得のJCLのサンプル。
¨ デフォルトでは、PowerExchange Listenerは、生成されたジョブが開始するまで60秒間
待機します。 SUBMITTIMEOUT文を定義することによって、このタイムアウト期間を増や
すことができます。 バッチジョブがタイムアウト期間内に開始しない場合、
PowerExchangeはジョブをタイムアウトし、PowerExchange Listenerのタスクを停止
し、PWX-00426メッセージをPowerExchangeメッセージログに書き込みます。
LOG_CODEPAGE文
LOG_CODEPAGE文は、PowerExchangeがメッセージをログファイルに書き込むために使用す
るコードページを指定します。
Windowsでは、プログラムは、同じコードページを使用する場合、正しくログレコードを読
み取ります。 制御コードページとは異なるコードページを使用して、ログファイルにメッ
セージを書き込むことをPowerExchangeに指示するように、この文を定義します。
オペレーティングシステム: Windows
必須: No
構文:
LOG_CODEPAGE={code_page|UTF-16LE}
値:
code_page変数には、コードページ値を入力します。 デフォルトはUTF-16LEです。
例: 日本語コードページを使用して、ログファイルにメッセージを書き込むには、以下の
文を定義します。
LOG_CODEPAGE=CP943
124
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
LOGPATH文
LOGPATH文は、Linux、UNIX、またはWindowsシステム上のPowerExchangeメッセージログフ
ァイルの一意のパスおよびディレクトリを指定します。
メッセージログファイルの検索をさらに簡単にするために、現在の作業ディレクトリとは
別のディレクトリにメッセージログファイルを作成するように、この文を定義します。
オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows
必須: No
構文:
LOGPATH=directory
値: directory変数には、PowerExchangeがメッセージログファイルを書き込むディレク
トリへの完全パスを入力します。 デフォルトは現在の作業ディレクトリです。
使用上の注意: また、DETAIL_LOGPATH環境変数に値を指定する場合、この環境変数は
LOGPATH文を上書きします。
LOGSID文
LOGSID文は、CA IDMS/DBログおよびPowerExchangeログカタログの場所を指定します。
カタログが存在するシステム上のDBMOVERコンフィギュレーションファイルでこの文を定義
します。 詳細については、『 PowerExchange CDCガイド(z/OS用)』を参照します。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: CA IDMS/DB
必須: CA IDMS/DBソースの場合、はい
構文:
LOGSID=(registration_logsid
,listener_node
,log_catalog_name
,log_catalog_instance_name
)
パラメータ:
registration_logsid
必須。登録logsid。これは、登録グループを追加したときに、[登録グループの追
加]ダイアログボックスで指定したlogsid値に一致します。
listener_node
必須。PowerExchange Listenerのノード。これは、DBMOVERコンフィギュレーション
ファイルのLISTENER文で指定したノードに一致します。
log_catalog_name
必須。PowerExchangeログカタログデータセットの名前。
log_catalog_instance
必須。ログカタログインスタンス名。これは、DTLULOGCの入力を作成するDTLULCATユ
ーティリティでログエントリに指定された値に一致します。
DBMOVER文
125
LOWVALUES文
LOWVALUES文は、PowerExchangeがVSAMまたはシーケンシャルターゲットに書き込むときに
データソース内に16進数の'0'の値を保持するかどうかを指定します。
オペレーティングシステム: すべて
必須: 不要
構文:
LOWVALUES={N|Y}
有効な値:
¨ N。PowerExchangeで、文字列がターゲットに書き込まれるときに、16進数の'0'の値が
文字列の最後として解釈され、文字列の残りの長さがスペースでパディングされます。
¨ Y。 PowerExchangeで、文字列がターゲットに書き込まれるときに、16進数の'0'の値が
保持されます。
デフォルトはNです。
使用上の注意:
¨ ソースの16進数の'0'の値を変換せずにz/OSターゲットに書き込むには、LOWVALUES=Yを
設定します。
¨ ソースの16進数の'0'の値がPowerCenterセッションで保持されるようにするには、
PowerExchange ODBCインタフェースではなくPowerCenter(PWXPC)インタフェースに
PowerExchange Clientを使用します。
LRECL文
LRECL文は、LRECL情報を指定していない場合に、z/OS上でターゲットデータセットを動的
に割り当てるときにPowerExchangeが使用する論理レコード長を指定します。
オペレーティングシステム: z/OS
関連した文: BS、DISP、RECFM、RELEASE、SPACE、UNIT、およびVOLSER
必須: No
構文:
LRECL=record_length
値:
record_length 値には、4~32756の数値を入力します。 デフォルトは32752です。
使用上の注意: LRECL文とRECFM文の両方を省略した場合、PowerExchangeは、LRECL値に
32752を、RECFM値にVBを使用して、データセットを割り当てます。
MAXTASKS文
MAXTASKS文は、PowerExchange Listenerで同時に実行できるタスクの最大数を定義しま
す。
オペレーティングシステム: すべて
必須: No
126
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
構文:
MAXTASKS={maximum_tasks|5}
値:
maximum_tasks 変数に、1~255の数値を入力します。 デフォルトは5です。
使用上の注意:
¨ PowerExchange Listenerのタスクによるリソースの使用が使用可能なリソースを超える
と、Listenerは異常終了します。この場合は、MAXTASKS値を減らして、同時実行タスク
数を少なくすることができます。各タスクのリソース要件は異なりますが、この文は、
PowerExchange Listenerタスクが使用するリソースの量を制限し、このような異常終了
を避けるのに役立ちます。
¨ MAXTASKSパラメータは、オペレーティングシステムのパフォーマンスやチューニングの
パラメータとなることを目的としていません。複数の同時実行タスクのワークロードの
バランスをとるには、オペレーティングシステムのワークロード管理機能、例えばz/OS
のWorkload Management(WLM)を使用します。
¨ 複数のスレッドとPowerExchange Listenerサブタスクを発生させるPowerExchangeチュ
ーニング機能(パイプラインのパーティション化やマルチスレッド処理など)を使用す
るときに、PowerExchangeの処理速度が低下するかハングする場合、MAXTASKS値を増や
す必要がある場合があります。 また、PowerCenterワークフローを追加する場合も、こ
の値を増やす必要がある場合があります。同時実行タスク数がMAXTASKSの制限に達する
と、PowerExchange Listenerは追加タスクの要求を拒否し、メッセージPWX- 00609が
表示されます。
PWX-00650 10.3.0.111:3720 : Listener 10.33.40.42 -> 10.3.0.1 on port 1234 socket 51
PWX-00609 Listener has temporarily stopped accepting connections.
同時実行タスク数MAXTASKS制限を下回ると、PowerExchange Listenerは追加タスクの
要求を受け付け始めます。
¨ 接続プールを使用する場合、MAXTASKS値が、接続プールのサイズに対応できるだけ十分
に大きいことを確認します。
¨ PowerExchange Listenerがサポートできる同時タスクの最大数は、z/OSでの仮想スト
レージ制限などオペレーティングシステムのリソース制約のために、実質的には255未
満になる場合があります。
MSGPREFIX文
MSGPREFIX文は、PowerExchangeメッセージにプレフィックスを付けるために
PowerExchangeで使用される文字列を定義します。
オペレーティングシステム: すべて
関連した文: MSGPREFIX-HYPHEN
必須: No
構文:
MSGPREFIX={prefix|PWX}
値:
prefix変数には、1~8文字の英数字文字列を入力します。 デフォルトは、PWXです。
DBMOVER文
127
MSGPREFIX-HYPHEN文
MSGPREFIX-HYPHEN文は、PowerExchangeが、メッセージプレフィックスとメッセージ番号
の間のハイフン文字を含めるか除外するかを指定します。
オペレーティングシステム: すべて
関連した文: MSGPREFIX
必須: No
構文:
MSGPREFIX-HYPHEN={N|Y}
有効な値:
¨ N。 PowerExchangeは、メッセージプレフィックスとメッセージ番号の間のハイフン文
字を除外します。
¨ Y。PowerExchangeは、メッセージプレフィックスとメッセージ番号の間のハイフン文字
を含めます。
デフォルトはYです。
例:
¨ メッセージプレフィックスとメッセージ番号の間のハイフン文字を含めるには、デフォ
ルトを使用するか、以下の文を定義します。
MSGPREFIX-HYPHEN=Y
06111メッセージの場合、PowerExchangはPWX-06111を発行します。
¨ メッセージプレフィックスとメッセージ番号の間のハイフン文字を除外するには、以下
の文を定義します。
MSGPREFIX-HYPHEN=N
06111メッセージの場合、PowerExchangはPWX06111を発行します。
MSS_ERRORFILE文
MSS_ERRORFILE文は、PowerExchangeがMicrosoft SQL Serverバルクデータ移動操作に使用
する、ユーザーがカスタマイズしたSQLエラーファイルの名前を指定します。
オペレーティングシステム: Windows
データソース: Microsoft SQL Server
必須: No
構文:
MSS_ERRORFILE=file_name
値: file_name変数には、PowerExchangeで回復可能または致命的として扱うようにする
SQLエラーコードを収めたファイルの完全なパスおよびファイル名を入力します。
PowerExchangeでは、mssqlerr.actというサンプルのエラーアクションファイルが
PowerExchangeインストールディレクトリに用意されています。
128
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
MVSDB2AF文
MVSDB2AF文は、PowerExchangeでDB2バルクデータ移動操作に使用されるDB2 for z/OS接続
機能を指定します。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: DB2 for z/OS
必須: No
構文:
MVSDB2AF={CAF|RRSAF}
有効な値:
¨ CAF。PowerExchangeは、DB2呼び出し接続機能(CAF)を使用してDB2に接続します。
CAFを使用する場合、PowerExchangeとDB2は、DB2リソースの認証に、PowerExchange
ListenerまたはNetportジョブのユーザーIDを使用します。
¨ RRSAF。 PowerExchangeは、DB2 Resource Recovery Service接続機能(RRSAF)を使用
して、DB2に接続します。 DB2テーブルへのユーザーアクセスを制御するには、RRSAFを
指定します。
RRSAFを使用すれば、PowerExchangeはDB2にサインオンでき、バルクデータ移動操作を
要求したユーザーのユーザーIDをDB2リソースの認証に使用できます。
RRSAFを使用するには、z/OSシステムでRRSを設定し実行する必要があります。
デフォルトはCAFです。
使用上の注意: RRSAFを指定した場合、PowerExchangeはRRSAFにサインオンするとき
correlation-idおよびaccounting-tokenに次の値を使用します。
correlation-id
PowerExchangeは次のいずれかの値を使用します。
¨ 指定した場合、PowerExchangeはPowerCenter Workflow Managerまたは
Informatica Developerツールの相関ID接続プロパティに指定された値を使用しま
す。
¨ 相関ID接続プロパティのクライアントに値を指定しない場合、PowerExchangeは
PowerExchange Listenerマシン上にあるDBMOVERコンフィギュレーションファイル
のSESSID文で指定された値を使用します。
¨ クライアントの相関ID接続プロパティまたはPowerExchange Listenerマシン上の
DBMOVERコンフィギュレーションファイルに値を指定しない場合、PowerExchange
はDETAILのデフォルト値を使用します。
accounting-token
PowerExchangeは、次のように8バイトのジョブ名、8バイトのユーザーID、および6バ
イトのタスクIDを連結します。
jobname||user_id||task_id
DBMOVER文
129
関連項目:
¨ 「DB2 for z/OSセキュリティ」
(ページ250)
NEGSIGN文
NEGSIGN文は、負の数値を含むフィールドで負の記号文字としてPowerExchangeで使用する
文字を定義します。
データソース: すべて
必須: 不要
構文:
NEGSIGN={character|-}
値: character変数には、単一の文字を入力します。 デフォルトはダッシュ(-)文字で
す。
NETPORT文
NETPORT文は、Netportジョブに関する情報を定義し、Netportジョブを特定のリスナポート
に関連付けます。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: すべて
関連した文: ADAUSER、GDGLOCATE、LISTENER、SUBMITTIMEOUT、TAPEWAIT、およびWAITDSN
必須: 不要
構文:
NETPORT=(listener_node
,port
[,cpnode]
[,cpport]
,netport_member
[,substitution_1]
[,substitution_2]
[,substitution_3]
[,substitution_4]
[,substitution_5]
[,substitution_6]
[,substitution_7]
[,substitution_8]
)
パラメータ:
listener_node
必須。NETPORT文に関連付けられたLISTENER文からのリスナノード名。
この値は、稼働中のPowerExchange Listenerに対するEXEC JCL文のPARMパラメータの
ノード名にも一致する必要があります。 それ以外の場合、PowerExchange Listener
は、LISTENER文のリスナポートではリスンしません。
130
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
port
必須。NETPORT文に関連付けられたLISTENER文からのTCP/IPポート。 PowerExchange
Listenerは、関連付けられたLISTENER文のポートを使用して、Netportジョブ要求を
リスンします。
有効な値は1~65535です。
cpnode
オプション。Netportジョブが使用するDBMOVEメンバ内のリスナノード名。 Netport
JCLがDTLLST3プログラムを実行する場合、DTLCFG DD文で指定されたDBMOVERメンバ
は、このノード名を持つLISTENER文を含む必要があります。
デフォルトはlistener_node パラメータ値です。
cpport
オプション。Netportジョブが使用するDBMOVERメンバ内のTCP/IPポート。 Netport
JCLがDTLLST3プログラムを使用する場合、DTLCFG DD文で指定されたDBMOVERメンバ
は、このポートを持つLISTENER文を含む必要があります。
デフォルトはportパラメータ値です。
netport_member
必須。Netport JCLを含んだデータセット。 メンバではシーケンシャルデータセット
またはPDSのどちらかを使用できます。
注: PDSを使用する場合、メンバ名を括弧で囲んで指定し、値全体を引用符(“)で
囲む必要があります。
substitution_1
オプション。Netport JCL置換変数%1。 RUNLIBライブラリのIMSJCLメンバで、
PowerExchangeは、この変数を使用して、DLIBATCH PROCのRSBパラメータに入力しま
す。
substitution_2
オプション。Netport JCL置換変数%2。
substitution_3
オプション。Netport JCL置換変数%3。
substitution_4
オプション。Netport JCL置換変数%4。
substitution_5
オプション。Netport JCL置換変数%5。
substitution_6
オプション。Netport JCL置換変数%6。
substitution_7
オプション。Netport JCL置換変数%7。
DBMOVER文
131
substitution_8
オプション。Netport JCL置換変数%8。
使用上の注意:
¨ PowerExchangeは、Netport JCLをサブミットする前に、Netport JCLの値を、NETPORT
文の置換変数で定義された値に置き換えます。
¨ Netportジョブを使用して以下のプログラムを呼び出し、PowerExchangeおよび非
PowerExchange機能を実行します。
- IMSデータベースにアクセスするためのIMS DLIBATCH PROCまたはDFSRRC00プログラム
- データセットにアクセスするためのバッチPowerExchange Listenerプログラム、
DTLLST3
DTLLST3を使用すると、Netportジョブは、PowerExchange Listenerの他のユーザーに
影響を与えずにテープマウントやデータセットを待機できます。
- ユーザーIDの完全チェックを使用してCA IDMS/DBテーブルにアクセスするためのバッ
チPowerExchange Listenerプログラム、DTLLST3
¨ デフォルトでは、PowerExchange Listenerは、生成されたジョブが開始するまで60秒間
待機します。 このタイムアウト期間を増やすには、SUBMITTIMEOUT文を定義します。
バッチジョブがタイムアウト期間内に開始しない場合、PowerExchangeはジョブをタイ
ムアウトし、PowerExchange Listenerのタスクを停止し、PWX-00426メッセージを
PowerExchangeメッセージログに書き込みます。
例: 以下の例は、RUNLIBライブラリからのIMSJCLメンバを使用するLISTENER文とNETPORT
文のサンプルを示しています。
LISTENER=(node1,TCPIP,9999)
NETPORT=(node1,9999,,,"PWX.RUNLIB(IMSJCL)",mypsb,sub2,sub3,sub4)
このサンプルNETPORT文は、mypsbというPSBをIMSJCLメンバに渡します。 この文は、
IMSJCLメンバで置換変数として使用する3つの追加値も渡します。
関連項目:
¨ 「Netportジョブ」
(ページ194)
NODE文
NODE文は、PowerExchange Listenerプロセスに接続するためにPowerExchangeが使用する
TCP/IPホスト名およびポートを定義します。
DBMOVERコンフィギュレーションファイルに最大128個のNODE文を指定できます。 オプショ
ンで、SSL認証と、TCP/IPバッファサイズおよび待機時間を制御する追加パラメータとを指
定します。
PowerExchange ListenerサービスからPowerExchange Listenerプロセスに接続するように
Integration Serviceを設定するには、 service_nameパラメータを指定します。
オペレーティングシステム: すべて
関連した文: Netportジョブの場合はNETPORT、SSL認証の場合はSSL
必須: 不要
132
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
構文:
NODE=({node_name|node1}
,TCPIP
,host_name
,{port|2480}
[,{send_bufsize|65536}]
[,{receive_bufsize|65536}]
[,{send_size|4096}]
[,{receive_size|4096}]
[,receive_timeout]
[,{SSL|ZOSSSL}]
[,service_name]
)
パラメータ:
node_name|node1
必須。このNODE文に対するユーザー定義の一意の名前。 名前は、PowerExchange
Listenerプロセスの名前に一致する必要はありません。 文が指し示すPowerExchange
Listenerプロセスに接続するには、この名前を以下のインタフェースに入力します。
¨ PowerCenterセッションの接続[場所]属性
¨ [PowerExchange Navigator]ダイアログボックスの[場所]フィールド
デフォルトはnode1です。
TCPIP
必須。通信プロトコル。 TCPIPが唯一の有効なオプションです。
host_name
必須。portパラメータで指定されたポートでリスンするPowerExchange Listenerプロ
セスのTCP/IPホスト名またはIPアドレス。
{port|2480}
必須。host_nameで指定されたシステム上で稼働しているPowerExchange Listenerが
リスンするTCP/IPポート。 有効な値は1~65535です。デフォルトは2480です。
{send_bufsize|65536}
オプション。TCP/IP送信バッファのデータ部分のサイズ(バイト単位)。 有効な値は
1024~1048576です。デフォルトは65536です。
{receive_bufsize |65536}
オプション。TCP/IP受信バッファのデータ部分のサイズ(バイト単位)。 有効な値は
1024~1048576です。デフォルトは65536です。
{send_size|4096}
オプション。PowerExchangeがTCP/IPに一度に送信するデータのブロックの最大サイ
ズ(バイト単位)。 データがこのサイズを超えた場合、PowerExchangeは、すべての
データを送信するまで、複数のブロックにデータを分割します。 有効な値は512~
1048576です。デフォルトは4096です。
ヒント:
TCP/IP送信バッファサイズ以下である値を入力します。
DBMOVER文
133
{receive_size|4096}
オプション。PowerExchangeがTCP/IPから1つの操作で処理するデータのブロックの最
大サイズ(バイト単位)。 データがこのサイズを超えた場合、PowerExchangeは、す
べてのデータを受信するまで、複数のブロックにデータを分割します。 有効な値は
512~1048576です。デフォルトは4096です。
ヒント:
TCP/IP受信バッファサイズ以上である値を入力します。
receive_timeout
オプション。長時間の待機が必要なときに、PowerExchangeが受信タイムアウト値とし
て使用する秒数。 PowerExchangeは、この要求に対してのみこの値を使用します。
有効な値は1~14400です。
{SSL|ZOSSSL}
オプション。PowerExchangeが使用するSSL認証。
z/OS上のPowerExchange Listenerプロセスに接続する場合、ZOSSSLオプションを指定
します。 それ以外の場合は、SSLオプションを指定します。
service_name
オプション。PowerExchange ListenerサービスからPowerExchange Listenerプロセス
に接続するように、PowerCenter Integration ServiceまたはData Integration
Serviceを設定するには、 service_nameパラメータにListenerサービスの名前を指定
します。
このパラメータを含める場合は、PowerCenter Integration ServiceまたはData
Integration ServiceはNODE文の host_nameパラメータを無視し、service_name パラメ
ータおよびportパラメータを使用してPowerExchange Listenerプロセスを管理する
Listenerサービスに接続します。
NOGETHOSTBYNAME文
NOGETHOSTBYNAME文は、PowerExchangeが、ライセンスを確認してPowerExchangeメッセー
ジに含めるために、ローカルシステムのIPアドレスを取得するかどうかを制御します。
オペレーティングシステム: すべて
必須: 不要
構文:
NOGETHOSTBYNAME={N|Y}
有効な値:
¨ N。PowerExchangeは、PowerExchangeライセンスを確認するためにローカルシステムの
IPアドレスを取得します。 PowerExchangeはまた、メッセージPWX-00651など、
PowerExchangeメッセージログファイルに書き込まれたメッセージにIPアドレスを含め
ます。
¨ Y。 PowerExchangeは、ローカルシステムのIPアドレスを取得しません。 特別なライセ
ンスキーを使用する必要もあるため、このオプションは、Informaticaグローバルカス
タマサポートの指示に従って使用します。
デフォルトはNです。
134
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
使用上の注意: 状況によっては、IPアドレスの解決に長時間かかる場合があり、パフォー
マンスの低下を招きます。 このような状況は通常、ローカルシステムのTCP/IP HOSTSテー
ブルにエントリがないために起こります。 TCP/IP問題を解決するまで、PowerExchangeの
動作を一時的に変更するように、NOGETHOSTBYNAME文を定義します。
NRDB_WRITE_CHAR_NULL_FILL文
NRDB_WRITE_CHAR_NULL_FILL文は、フィールド内のNull文字を置き換えるために
PowerExchangeで使用される文字または16進数値を定義します。
データソース: 非リレーショナル
関連した文: NRDB_WRITE_NUM_NULL_FILL
必須: No
構文:
NRDB_WRITE_CHAR_NULL_FILL={character| }
値: character変数には、任意の文字または16進数値を入力します。 デフォルトはスペー
ス( )文字です。
使用上の注意: データマップで、Null可能なフィールドとしてフィールドを定義します。
16進数形式を使用することによって、低い値を指定します。
NRDB_WRITE_NUM_NULL_FILL文
NRDB_WRITE_NUM_NULL_FILL文は、アンパックされた数値フィールドでNull値を置き換える
ためにPowerExchangeで使用される数値または16進数値を定義します。
データソース: 非リレーショナル
関連した文: NRDB_WRITE_CHAR_NULL_FILL
必須: 不要
構文:
NRDB_WRITE_NUM_NULL_FILL={value|0}
値:
value変数には、数値または16進数値を入力します。 デフォルトは0です。
使用上の注意:
データマップで、アンパックされた数値フィールドをNull可能なフィー
ルドとして定義します。 16進数形式を使用することによって、低い値を指定します。
NUMERICSIGN文
NUMERICSIGN文は、PowerExchangeが、正のX’C’または符号なしX’F’として符号なしフ
ィールドを渡すかどうかを制御します。
クライアントシステム上のDBMOVERコンフィギュレーションファイルにNUMERICSIGN文を含
めます。
オペレーティングシステム: すべて
必須: 不要
DBMOVER文
135
構文:
NUMERICSIGN={C|F}
有効な値:
¨ C。PowerExchangeは、正のX'C'として符号なしフィールドを渡します。
¨ F。 EBCDICデータの場合、PowerExchangeは符号なしフィールドを符号なしX'F'として
渡します。
デフォルトはCです。
ODBASUPP文
ODBASUPP文は、PowerExchangeがOpen Database Access(ODBA)インタフェースを使用し
てIMSデータベースにアクセスし、バルクデータ移動操作用にデータセットをアンロードで
きるかどうかを制御します。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: IMS
必須: No
構文:
ODBASUPP={NO|YES}
有効な値:
¨ NO。PowerExchangeは、PowerExchange Listenerアドレス空間でODBA環境を初期化しま
せん。 IMSデータベースへのアクセスには、DL/1またはBMPバッチジョブを使用する必
要があります。
¨ YES。 PowerExchangeは、PowerExchange Listenerアドレス空間でODBA環境を初期化し
ます。これにより、バッチジョブを使用しなくても、PowerExchange ListenerのIMSデ
ータベースへのアクセスが可能になります。
デフォルトは、NOです。
使用上の注意:
IMSデータベースへのアクセスにODBAを使用する手順
¨ PowerExchange Listener JCLのSTEPLIB DD連結か、LNKLST連結のどちらかにIMS RESLIB
データセットを含めます。
PCB名を指定します。
ORA_ERRORFILE文
ORA_ERRORFILE文は、PowerExchangeがOracleバルクデータ移動操作に使用する、ユーザー
がカスタマイズしたSQLエラーファイルの名前を指定します。
オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows
データソース: Oracle
必須: No
136
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
構文:
ORA_ERRORFILE=file_name
値: file_name変数には、PowerExchangeでリカバリ可能か致命的として扱うようにする
SQLエラーコードを含んだパスおよびファイル名を入力します。 PowerExchangeでは、
ora8err.actというサンプルのエラーアクションファイルがPowerExchangeインストールデ
ィレクトリに用意されています。
ORACLE_CAPTURE_TYPE文
ORACLE_CAPTURE_TYPE文は、PowerExchangeのインストールに使用されるOracle CDCソリュ
ーションを指定します。つまり、PowerExchange Express CDC for Oracleまたは
PowerExchange Oracle CDC with LogMinerです。
ORACLE_CAPTURE_TYPE値は、変更キャプチャのためのOracleシステムへの接続を開始する
システムで定義されている、Oracle CAPI_CONNECTION文のタイプと一致している必要があ
ります。
動作の一貫性を保つために、CAPI_CONNECTION文が定義されているシステムも含めて、
Oracle CDC処理に関連する全システムでORACLE_CAPTURE_TYPE文を定義します。
オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows
データソース: Oracle
必須: 不要
構文:
ORACLE_CAPTURE_TYPE={D|L}
有効な値:
¨ D。PowerExchangeでは、Express CDC for OracleとORAD CAPI_CONNECTION文を使用しま
す。
¨ L。PowerExchangeでは、Oracle CDC with LogMinerとORCL CAPI_CONNECTION文を使用
します。
デフォルト値はありません。
使用上の注意:
¨ PowerExchange Express CDC for Oracleは文字を取るすべてのカラムを可変長カラム
として処理するのに対し、PowerExchange Oracle CDC with LogMinerでは文字を取る
カラムを固定長または可変長のカラムとして処理します。 この動作の違いは、
PowerExchangeのカラムレベルの処理と、PowerCenterにインポートされるCDC抽出マッ
プのビューに影響を与えます。 したがって、Oracle変更キャプチャ処理に関連する全
システムは、使用されているOracle CDCのタイプを認識する必要があります。 ORADま
たはORCL CAPI_CONNECTION文が定義されているPowerExchangeシステムでは、
CAPI_CONNECTIONタイプはCDCタイプを暗黙的に定義し、ORACLE_CAPTURE_TYPE文はオプ
ションです。 ただし、別のPowerExchange Listenerを実行している場合やオフロード
処理を使用している場合など、CDC処理に他のシステムが関連している場合は、各シス
テムのdbmover.cfgファイルにORACLE_CAPTURE_TYPE文を定義して、CDCタイプを明示的
に定義する必要があります。
DBMOVER文
137
¨ dbmover.cfgファイルには、1つのタイプのOracle CAPI_CONNECTIONのみを使用できま
す。 ORACLE_CAPTURE_TYPE値は、このCAPI_CONNECTIONタイプと一致している必要があ
ります。 一致していない場合、PowerExchangeはエラーメッセージを発行し、異常終了
します。 以下の設定は一貫しています。
- ORAD CAPI_CONNECTION文を使用する場合は、ORACLE_CAPTURE_TYPEをDに設定します。
- ORCL CAPI_CONNECTION文を使用する場合は、ORACLE_CAPTURE_TYPEをLに設定します。
ORACLE_UNHANDLED_NUMASCHAR文
ORACLE_UNHANDLED_NUMASCHAR文は、PowerExchangeによる一部の数値のOracleソースカラ
ムの処理方法を制御します。
「Y」を入力すると、以下のOracle数値データタイプが変換されます。
¨ 精度が28より高い、または長さが未定義のNUMBERカラムは、倍精度浮動小数点数値では
なく、可変長文字列として処理されます。
¨ 精度の有効桁数が15より多いFLOATカラムは、可変長文字列として処理されます。
PowerExchangeでは、キャプチャ登録の作成時に、ORACLE_UNHANDLED_NUMASCHAR設定を使
用します。
この文は、PowerExchange Express CDC for OracleおよびPowerExchange Oracle CDC
with LogMinerのソースに適用されます。 この文を使用すると、PowerExchangeによる数
値データのデフォルトの処理をオーバーライドして、特定の状況におけるデータの損失を
防ぐことができます。 デフォルトの処理をオーバーライドするには、キャプチャ登録を作
成する前に、この文を指定する必要があります。
オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows
データソース: Oracle
必須: 不要
構文:
ORACLE_UNHANDLED_NUMASCHAR={Y|N}
有効な値:
¨ N。PowerExchangeでは、Oracle NUMBERデータのデフォルトの処理を使用します。 精度
が28より高い、または長さが未定義のNUMBERカラム、あるいは精度が15より高いFLOAT
カラムがある場合は、変更データが失われることがあります。
¨ Y。PowerExchangeでは、NUMBERおよびFLOATデータを、データが失われないように処理
します。
デフォルトはNです。
使用上の注意:
¨ NUMBERまたはFLOATカラムが含まれているOracleソーステーブルのキャプチャ登録を作
成する前に、このパラメータに「Y」の値を入力します。 登録の作成後にこのパラメー
タを入力すると、登録のステータスを[履歴]に設定した後で、登録の再作成が必要に
なります。 そうしないと、変更データが失われる場合があります。
138
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
¨ Oracleでは、データタイプがNUMBERのカラムの精度とスケールを、そのカラムに書き込
まれる数値データで決めることができます。 Oracleでは、38までの精度と+/-127の指
数をサポートしています。 変更データのキャプチャ元であるNUMBERカラムの精度とス
ケールを明示的に定義しないと、PowerExchangeおよびPowerCenterによる変更データの
以下のデフォルト処理により、精度および変更データが失われる場合があります。
- PowerExchangeでは、長さが未定義の、または100バイトより長いNUMBERカラム内のデ
ータを、倍精度浮動小数点数値として処理します。
- PowerCenterでは、小数の場合28までの精度をサポートしています。
このタイプのデータで変更データが損失するのを防ぐには、この文に「Y」を入力して
から、キャプチャ登録を作成します。 これにより、PowerExchange登録処理で、精度が
28より高い数値を可変長文字列として処理できるようになります。
Oracleターゲットにデータを書き込み中で、精度を可変長文字列として維持するには、
ターゲット定義を編集してカラムのデータタイプを変更します。 PowerCenterのマッピ
ング内で、可変長文字列を数値に変換することができます。これを暗黙的に行うには数
値ポートに接続し、明示的に行うには式を使用します。 暗黙的な変換で精度が失われ
ないようにするには、マッピングを編集して、データを文字列としてソースからターゲ
ットに渡すことが必要な場合があります。
¨ PowerExchangeでは、BINARY_DOUBLEおよびBINARY_FLOAT数値データタイプを、内部
DOUBLEまたはFLOATデータタイプとして処理することでサポートしています。 しかし、
PowerCenterでは、BINARY_DOUBLEおよびBINARY_FLOATデータタイプをOracle
NUMBER(15)データタイプに変換するため、算術演算のオーバーフローとデータの損失が
発生する場合があります。
¨ データタイプがOracle数値のカラムでは、PowerExchangeは無限の値を0として処理しま
す。
ORACLECODEPAGE文
NLS_LANG環境変数でUTF8またはAL32UTF8以外の文字セットが指定されている場合、
ORACLECODEPAGE文を定義する必要があります。 この文は、バルクデータ移動操作中に特定
のOracleデータベースに対してPowerExchangeおよびPowerCenterが使用するコードページ
を特定します。
この文で指定する1つまたは複数のコードページは、NLS_LANG環境変数で識別される文字セ
ットに一致している必要があります。 NLS_LANG環境変数は、Oracleクライアントライブラ
リがPowerExchangeにデータを渡す方法を特定します。
オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows
データソース: Oracle
関連した文: CODEPAGE
必須: NLS_LANGでUTF8またはAL32UTF8以外の文字セットが指定されている場合
構文:
ORACLECODEPAGE=(tnsname_host
,pwx_codepage
,pc_codepage
)
パラメータ:
DBMOVER文
139
tnsname_host
必須。Oracleデータベース向けのOracle tnsnames.oraコンフィギュレーションファ
イルのエントリ。 エントリは、PowerExchangeがデータベースへの接続に使用するデ
ータベースアドレスを定義します。
pwx_codepage
必須。PowerExchangeがコードページの識別に使用するコードページ番号またはエイリ
アス名。 有効なPowerExchangeコードページ値とエイリアス値を特定するには、
ICUCHECKユーティリティを使用して、レポート5、「PowerExchangeコードページ名と
エイリアス」を生成します。
注: PowerExchangeは、コードページへのエイリアスとして複数の共通のOracle文字
セット名をサポートします。
pc_codepage
オプション。PowerCenterバルクデータ移動セッションに代わって、PowerExchangeが
Oracleに渡すSQL文の処理を制御する名前。 PowerExchangeは、一般に適しているデ
フォルトを指定します。
このパラメータは、デフォルトが機能しない特別の環境を除いて、指定しません。 例
えば、pwx_codepage パラメータにユーザー定義のICUコードページを指定する場合
は、このパラメータを指定する必要があります。
使用上の注意:
¨ 別々のデータベースごとに最大20個のORACLECODEPAGE文をdbmover.cfgコンフィギュレ
ーションファイルに指定できます。
¨ PowerExchangeが同じNLS_LANG環境変数を使用して複数のOracleデータベースにアクセ
スする場合は、各データベースごとに別個のORACLECODEPAGE文を指定する必要はありま
せん。 代わりに、単一のORACLECODEPAGE文を指定して、 tnsname_hostパラメータを空
白のままにします。 これで、指定されたコードページは、tnsnames.oraファイルにエ
ントリのある、すべてのデータベースに適用されます。 以下の例に、 tnsname_host パ
ラメータなしの文を示します。
ORACLECODEPAGE=(,MS1252)
¨ 正しくないPowerCenterコードページ値を入力した場合、ODLNumResultColsルーチンは
通常、Oracle戻りコード911をレポートします。
例: NLS_LANG環境変数は、Korean_Korea.KO16MSWIN949を指定し、以下のORACLECODEPAGE
文を定義します。
ORACLECODEPAGE=(KO102DTL,MS949)
関連項目:
¨ 「ICUCHECKユーティリティ」
(ページ322)
ORACLEID文
ORACLEID文は、CDCのOracleソースインスタンス、データベース、および接続情報を指定し
ます。
オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows
140
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
Oracle CDCソース
データソース:
関連した文:
CAPI_CONNECTION - ORCL およびCAPI_CONNECTION - ORAD
必須: PowerExchange Oracle CDC with LogMinerおよびPowerExchange Express CDC for
Oracleの場合、はい
構文:
ORACLEID=(collection_id
,oracle_db
[,source_connect_string]
[,capture_connect_string]
[,fifth_positional_parameter]
[,USEDBNAME]
)
パラメータ:
collection_id
必須。このORACLEID文に対するユーザー定義の識別子。 この値は、ORCL
CAPI_CONNECTION文のORACOLLパラメータ値、ソーステーブルについて定義された登録
グループのコレクションID、およびPowerExchangeロッガーのpwxcclコンフィギュレ
ーションファイルのDBID値に一致する必要があります。
最大長は8文字です。
oracle_db
必須。変更データキャプチャ対象として登録したソーステーブルを含むOracleデータ
ベースの名前。
source_connect_string
オプション。ソーステーブルを含んだOracleデータベースへの接続に使用される、TNS
で定義されたOracle接続文字列。 この接続文字列は、ソースデータベースを持つシス
テム上のOracle Client tnsnames.oraファイルで定義する必要があります。
PowerExchange Oracle CDC with LogMinerおよびExpress CDC for Oracleの場合、ソ
ース接続文字列はOracleソースデータベースへのPowerExchange Navigatorアクセス
にのみ使用されます。 PowerExchange Navigator要求に対してPowerExchange
Listenerがデータを取得してくるマシン上のdbmoverコンフィギュレーションファイ
ルにこのパラメータを入力します。 ソーステーブルの抽出マップに対してデータベー
ス行テストを実行する予定の場合は、 capture_connect_stringパラメータも指定しま
す。
注: ソース接続文字列は、変更データの転送に使用されません。
この値がNullの場合、ORACLE_SID環境変数の値がデフォルトで使用されます。
ORACLE_SID環境変数が定義されていない場合、デフォルトのOracleデータベースが定
義されていれば、これが使用されます。
capture_connect_string
オプション。PowerExchange Oracle CDC with LogMinerまたはExpress CDC with
LogMinerのソーステーブルを含んだOracleデータソースへの接続にPowerExchangeロ
ッガーで使用される、TNSで定義されたOracle接続文字列。 この接続文字列は、
Oracleソースデータベースへの接続に使用されるOracle Client tnsnames.oraファイ
ルで指定する必要があります。
DBMOVER文
141
この値がNullの場合、ORACLE_SID環境変数の値がデフォルトで使用され、
PowerExchangeロッガーは接続にOracle SQL*Netを使用しません。 ORACLE_SID環境変
数が定義されていない場合、デフォルトのOracleデータベースが定義されていれば、
これが使用されます。
PowerExchange Oracle CDC with LogMinerまたはExpress CDC for LogMinerの場合、
複数のOracleデータベースがあり、デフォルトのデータベース以外のデータベースか
ら変更をキャプチャする場合、 source_connect_stringパラメータと
capture_connect_string パラメータの両方を指定する必要があります。
ヒント: 可能な場合は、PowerExchangeロッガーがOracleソースデータベースと同じ
マシン上で稼働している場合でも、PowerExchangeロッガーのパフォーマンスを高める
ためにSQL*Netの使用を避けます。 可能な場合は必ず、以下の環境変数を設定して、
capture_connect_string パラメータとSQL*Netを使用せずに該当するOracleデータベ
ースへの接続を有効にします。
¨ ORACLE_HOME
¨ ORACLE_SID
¨ PATH
¨ LinuxまたはUNIXでは、以下のいずれかを設定します。
- LD_LIBRARY_PATH
- LIBPATH
- SHLIB_PATH
fifth_positional_parameter
使用しません。例えば、USEDBNAME位置パラメータを指定する場合は、カンマをプレー
スホルダとして追加します。
ORACLEID=(collection_id,oracle_db,src_connect_string,capture_connect_string,,USEDBNAME)
USEDBNAME
オプション。以下のすべての条件に該当する場合のみ、このパラメータを指定しま
す。
¨ 以前のリリースからPowerExchange 9.1.0以降にアップグレードする場合。
¨ Oracle 11g以降を使用する場合。
¨ V$DATABASEビューで以下のSQLクエリを実行して、クエリでNAMEおよび
DB_UNIQUE_DATABASEフィールドに異なる値が返される場合(ORAABC1とoraabc1な
ど大文字/小文字のみが異なる場合も含む)。
select name, db_unique_name from v$database;
この場合、USEDBNAMEパラメータにより、NAME値とDB_UNIQUE_DATABASE値の違いによ
って発生する可能性のあるリスタートエラーを防ぐことができます。
ヒント: また、2番目の位置パラメータ、oracle_dbでDB_UNIQUE_NAME値を指定するこ
ともできます。
142
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
使用上の注意:
¨ PowerExchangeは、変更データをキャプチャし抽出するOracleデータベースごとに
ORACLEID文を要求します。1つのdbmoverコンフィギュレーションファイルに最大20個の
ORACLEID文を定義できます。
¨ PowerExchangeロッガーが稼働しているシステムで、または、PowerExchangeロッガー
なしにOracle CDCを実行する予定の場合は、PowerExchange抽出を実行しているシステ
ムでdbmoverコンフィギュレーションファイルにORACLEID文を定義します。
OUSP文
OUSP文は、ADABASを使用しているときに、z/OS OpenEditionセキュリティ環境をロードし
ます。
この文は、Informaticaグローバルカスタマサポートからの指示にしたがって使用します。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: Adabas
関連した文: SECURITY
必須: No
構文:
OUSP={N|Y}
有効な値:
¨ N。デフォルト値。
¨ Y。 Adabasソースでは、SECURITY=(2,Y) の場合、Informaticaグローバルカスタマの
指示の下でOUSPをYに設定します。
デフォルトはNです。
PC_AUTH文
PC_AUTH文は、PowerExchange ListenerがそのMVSプログラム呼び出し(PC)サービスルー
チンを使用して、CA IDMS/DBにアクセスする許可を得るかどうかを制御します。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: CA IDMS/DB
必須: No
構文:
PC_AUTH={N|Y}
有効な値:
¨ N。PowerExchange Listenerは、APF許可された状態で実行し、CA IDMS/DBロードライ
ブラリのAPF許可済みコピーをPowerExchange ListenerのSTEPLIB DD文に含める必要が
あります。
DBMOVER文
143
¨ Y。 PowerExchange ListenerはAPF許可された状態で実行し、PowerExchange Listener
はPowerExchangeに用意されたプログラム呼び出し(PC)サービスルーチンを使用し
て、CA IDMS/DBへのアクセスに必要な許可を得ます。
注: CA IDMS/DBロードライブラリをSTEPLIB DD文ではなくDTLLOAD DD文に定義する必
要があります。 Netportジョブを使用してCA IDMS/DBデータにアクセスする場合は、CA
IDMS/DBロードライブラリをNetport JCLのDTLLOAD DD文に定義します。
CA IDMS/DBロードライブラリのAPF許可済みPowerExchangeコピーをどれも保持しない
場合は、Yと指定します。
デフォルトはNです。
PIPE文
PIPE文は、TXT出力ファイルのフィールドを分割するためにPowerExchangeで使用される文
字を定義します。
データソース: すべて
必須: No
構文:
PIPE={”character”||}
値: character変数には、単一の文字を二重引用符で囲んで入力します。 デフォルトはパ
イプ(|)文字です。
POLLTIME文
POLLTIME文は、未処理の接続をポーリングするまでにPowerExchange Listenerが待機する
時間をミリ秒単位で定義します。
オペレーティングシステム: すべて
必須: No
構文:
POLLTIME={wait_time|2000}
値: wait_time変数には、未処理の接続をポーリングするまでにPowerExchange Listener
が待機する時間をミリ秒単位で入力します。 1000の値は1秒になります。 有効な値は250
~15000です。デフォルトは2000(つまり2秒)です。
PRGIND文
PRGIND文は、PowerExchangeが、読み取り進捗メッセージをPowerExchangeメッセージログ
ファイルに書き込むかどうかを制御します。
データソース: すべて
関連した文: PRGINT
必須: 不要
144
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
構文:
PRGIND={N|Y}
有効な値:
¨ N。 PowerExchangeは、読み取り進捗メッセージをPowerExchangeメッセージログファ
イルに書き込みません。
¨ Y。 PRGINT文で指定されたレコード数を読み取った後、PowerExchangeは、PWX-04587
メッセージをPowerExchangeメッセージログファイルに書き込みます。 これらのメッセ
ージは、CDCセッションで読み取られるレコード数を示します。
デフォルトはNです。
PRGINT文
PRGINT文は、PowerExchangeが読み取り進捗メッセージをPowerExchangeメッセージログフ
ァイルに書き込むまでに読み取るレコード数を定義します。
データソース: すべて
関連した文: PRGIND
必須: 不要
構文:
PRGINT={number_rows|250}
値: PowerExchangeがPWX-04587メッセージをPowerExchangeメッセージログファイルに書
き込む前に読み取る必要があるレコードの数を入力します。PowerExchangeがこれらのメッ
セージを書き込むには、PRGIND文にYと入力する必要もあります。
有効な値は0~2147483647です。デフォルトは250です。
PWXSOMAXCONN文
PWXOSMAXCONN文は、PowerExchange Listenerが作業のリスンに使用するTCP/IPソケット接
続の最大数を指定します。
オペレーティングシステム: すべて
必須: 不要
構文:
PWXSOMAXCONN=num_connections
値: num_connections 変数には、PowerExchange Listenerが作業のリスンに使用するTCP/
IPソケット接続の最大数を入力します。 デフォルトはオペレーティングシステムの
SOMAXCONN値です。 z/OSではデフォルトは10です。
使用上の注意: PowerExchangeでは、PWXSOMAXCONNとSOMAXCONNの2つの値のうち、小さい
方が使用されます。 TCPIPキューの深さを増やし、それによってPowerExchangeのタスクで
使用可能なソケットの数を増やすには、TCPIP SOMAXCONN値とPWXSOMAXCONN値の両方を増
やす必要があります。
DBMOVER文
145
RACF_CLASS文
RACF_CLASS文は、PowerExchange固有のリソースプロファイルをチェックするときに
PowerExchangeで使用されるRACFクラス名を指定します。
オペレーティングシステム: z/OS
関連した文: DM_RESOURCEおよびSECURITY
必須: 不要
構文:
RACF_CLASS={class_name|FACILITY}
値: class_name変数には、RACFクラス名を入力します。 PowerExchangeは、キャプチャ登
録、データマップ、および特定のデータソースタイプへの書き込みアクセスなど、
PowerExchangeリソースへのアクセスを制御するPowerExchange固有のリソースプロファイ
ルをチェックするときにこのクラス名を使用します。
デフォルトは、すべてのPowerExchange固有のリソースプロファイルでFACILITYクラスで
す。 FACILITYクラス以外のクラスを指定する場合は、RACFまたは使用しているセキュリテ
ィ製品で、最大長が128バイトのリソース名のクラスを定義します。
関連項目:
¨ 「z/OSでのセキュリティ」
(ページ234)
RDBMSINSRTDFLT文
RDBMSINSRTDFLT文は、PowerExchangeがRDBMSのWITH DEFAULTクラスで定義するカラムにデ
フォルト値を使用するかどうかを制御します。
オペレーティングシステム: すべて
データソース: DB2、Microsoft SQL Server、およびOracleのターゲット
必須: 不要
構文:
RDBMSINSRTDFLT={N|Y}
有効な値:
¨ N。PowerExchangeは、WITH DEFAULTクラスで定義するカラムにデータを書き込むとき
に、PowerExchangeデフォルトを使用します。
¨ Y。 PowerExchangeは、WITH DEFAULTクラスで定義するカラムにデータを書き込むとき
に、RDBMSデフォルトを使用します。
RDBMSがデフォルトを与えられるようにする句を使用してカラムを定義する必要があり
ます。 このようにしないと、SQLエラーが発生します。
デフォルトはNです。
146
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
RECFM文
RECFM文は、RECFM情報を指定しない場合、z/OSでターゲットデータセットを動的に割り当
てるときにPowerExchangeが使用するレコード形式を指定します。
オペレーティングシステム: z/OS
関連した文: BS、DISP、LRECL、RELEASE、SPACE、UNIT、およびVOLSER
必須: 不要
構文:
RECFM={F|FB|FBA|FU|V|VB|VBA|VU}
有効な値:
¨ F。固定長レコード。
¨ FB。 ブロック化された固定長レコード。
¨ FBA。 ANSI制御文字を含むブロック化された固定長レコード。
¨ FU。 未定義長レコード。
¨ V。 可変長レコード。
¨ VB。 ブロック化された可変長レコード。
¨ VBA。 ANSI制御文字を含むブロック化された可変長レコード。
¨ VU。 未定義長レコード。
デフォルトはFです。
使用上の注意:
¨ RECFM値にFUとVUのどちらかを指定した場合、PowerExchangeは、動的割り当て要求で
RECFM=Uを使用します。
¨ LRECL文とRECFM文の両方を省略した場合、PowerExchangeは、データセットを割り当て
るときに、LRECL値に32752を、RECFM値にVBを使用します。
REJECT_FILE_DELIMITER文
REJECT_FILE_DELIMITER文は、拒否ファイルのデフォルトの区切り文字として
PowerExchangeで使用される文字を定義します。
この文は、データにカンマが含まれる場合に役立ちます。 拒否ファイルの詳細について
は、『PowerExchangeバルクデータ移動ガイド 』を参照します。
オペレーティングシステム: すべて
必須: No
構文:
REJECT_FILE_DELIMITER={character|,}
値: character変数には、単一の文字を入力します。 デフォルトはカンマ(,)文字で
す。
DBMOVER文
147
使用上の注意: 区切り文字にセミコロン(;)文字を使用する必要がある場合は、以下の
ように、二重引用符で囲みます。
REJECT_FILE_DELIMITER=”;”
RELEASE文
RELEASE文は、PowerExchangeが動的に割り当てるデータセットの未使用領域を解放するよ
うに要求するか要求しないかを制御します。
オペレーティングシステム: z/OS
関連した文: BS、DISP、LRECL、RECFM、SPACE、UNIT、およびVOLSER
必須: No
構文:
RELEASE=Y
値: Yと入力します。新しいデータセットの場合、PowerExchangeは、データセットを閉じ
るときに、未使用の割り当て領域を解放するように要求します。
この文を定義しない場合、PowerExchangeは、動的に割り当てるデータセットに対して未使
用領域を解放するように要求しません。
RMTRDBDIRE文
RMTRDBDIRE文は、リモートジャーナル環境でのCDCのソーステーブルを含んだローカルシス
テム上のDB2 for i5/OSデータベースの名前を定義します。
CRTPWXENVインストールコマンドのRMTRDBDIREオプションパラメータで指定された値を上書
きします。 CDCにリモートジャーナルレシーバを使用する予定の場合は、この文を含めま
す。
オペレーティングシステム: i5/OS
データソース:
DB2 for i5/OS CDC
関連した文: RMTSYSNAME
必須: No
構文:
RMTRDBDIRE=database_name
値: database_name 変数には、リモートジャーナル環境でのCDC用のDB2ソーステーブルを
含んだローカルシステム上のDB2データベースの名前を入力します。 リレーショナルデー
タベースディレクトリエントリの操作(WRKRDBDIRE)関数を使用して、この値をi5/OSに定
義します。 最大長は18文字です。
使用上の注意: インストール中にCRTPWXENVコマンドを実行すると、RMTRDBDIRE文の値
は、CRTPWXENVコマンドのRMTRDBDIREオプションパラメータで指定した値か、*LOCALのデ
フォルト値に設定されます。
148
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
RMTSYSNAME文
RMTSYSNAME文は、CDC、ローカルジャーナル、およびジャーナルレシーバ用のDB2ソーステ
ーブルを含んだi5/OSホストシステムの名前を定義します。
ローカルシステムとも呼ばれます。 CRTPWXENVインストールコマンドのRMTSYSNAMEオプシ
ョンパラメータで指定された値を上書きします。 CDCにリモートジャーナルレシーバを使
用する予定の場合は、この文を含めます。
オペレーティングシステム: i5/OS
データソース:
DB2 for i5/OS CDC
関連した文: RMTRDBDIRE
必須: 不要
構文:
RMTSYSNAME=host_name
値: host_name変数には、CDC、ローカルジャーナル、およびジャーナルレシーバ用のDB2
ソーステーブルを含んだi5/OSホストシステムの名前を入力します。 TCP/IPホストテーブ
ルエントリの操作関数を使用して、この値をi5/OSに定義します。 関数にアクセスするに
は、CFGTCP(Configure TCP/IP)コマンドを発行します。 メニューから、TCP/IPホスト
テーブルエントリの操作関数のオプションを選択します。
最大長は68文字です。
使用上の注意: インストール中にCRTPWXENVコマンドを実行すると、RMTSYSNAME文の値
は、CRTPWXENVコマンドのRMTSYSNAMEオプションパラメータで指定した値か、*NONEのデフ
ォルト値に設定されます。
SECURITY文
SECURITY文は、PowerExchangeユーザーの認証およびリソースやコマンドへのアクセスを制
御します。
DBMOVERコンフィギュレーションファイルでSECURITY文を使用して、以下のタイプのセキュ
リティを設定します。
¨ PowerExchangeにアクセスするためのユーザー認証
¨ z/OSおよびi5/OS上での、PowerExchangeジョブおよびタスクによる、ファイルやデータ
セットへのアクセス
¨ Informaticaドメイン内のPowerExchangeアプリケーションサービスにinfacmd pwxコマ
ンドを発行するためのユーザー認証
¨ PowerExchangeプロセスにpwxcmdコマンドを発行するためのユーザー認証
¨ PowerExchange NavigatorからPowerExchange Listener LISTTASKおよびSTOPTASKコマ
ンドを発行するためのユーザー認証
オペレーティングシステム: すべて
関連する文:
DM_RESOURCE、MVSDB2AF、RACF_CLASS
必須: 不要
DBMOVER文
149
構文:
SECURITY=({0|1|2}
,{N|Y}
)
パラメータ:
{0|1|2}
最初の位置パラメータには、以下の有効な値があります。
PowerExchangeがオペレーティングシステムの有効なユーザーIDとパスワードをユー
ザーに要求するかどうかを制御します。 また、PowerExchangeがユーザー入力資格情
報をチェックして、ファイルおよびデータベースリソースへのアクセスおよび特定の
PowerExchangeコマンドの発行を制御するかどうかも制御します。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ 0。PowerExchangeは、オペレーティングシステムの有効なユーザーIDとパスワード
を指定することをユーザーに要求せず、ユーザーが入力した資格情報を無視しま
す。
z/OSおよびi5/OSでは、PowerExchangeはPowerExchange Listenerまたは
PowerExchange Condenseタスクを実行するユーザーIDを使用してファイルリソー
スへのアクセスを制御します。 PowerExchangeはこのユーザーIDをデータベースシ
ステムに渡します。
Linux、UNIX、およびWindowsでは、PowerExchangeはPowerExchange Listenerタス
クを実行するユーザーIDを使用してファイルリソースへのアクセスを制御します。
RDBMSセキュリティはデータベースリソースへのPowerExchangeアクセスを、ユー
ザーがPWX接続時に、またはPowerExchangeロッガーCAPTURE_NODE_UIDパラメータ
で指定したユーザーIDに基づいて制御します。
すべてのオペレーティングシステムで、PowerExchangeはコマンドを発行するユー
ザー認証をチェックしません。 すべてのユーザーがコマンドを発行できます。
¨ 1。z/OSおよびi5/OSでは、PowerExchangeはユーザーにオペレーティングシステム
の有効なユーザーIDとパスワードを指定することを要求し、PowerExchangeタスク
の開始時にこれらの資格情報をチェックします。 ただし、その後は、
PowerExchangeはファイルリソースへのアクセスを、オプション0と同じ方法で制御
します。 ファイルアクセスについては、PowerExchangeはPowerExchange Listener
またはPowerExchange Condenseタスクを実行するユーザーIDを使用し、このユーザ
ーIDをデータベースシステムに渡します。
Linux、UNIX、およびWindowsでは、PowerExchangeはファイルまたはデータベース
リソースへのアクセスに、オペレーティングシステムの有効なユーザーIDとパスワ
ードを指定することをユーザーに要求せず、これらの資格情報をチェックしませ
ん。 オプション0では、PowerExchangeはPowerExchange Listenerタスクを実行す
るユーザーIDを使用してファイルリソースへのアクセスを制御します。 RDBMSセキ
ュリティはデータベースリソースへのPowerExchangeアクセスを、ユーザーがPWX接
続時に、またはPowerExchangeロッガーCAPTURE_NODE_UIDパラメータで指定したユ
ーザーIDに基づいて制御します。
すべてのオペレーティングシステムで、PowerExchangeはコマンドを発行するユー
ザー認証をチェックしません。 すべてのユーザーがコマンドを発行できます。
150
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
¨ 2。最も厳密なレベルのセキュリティを提供します。
- z/OSでは、オプション2を使用することをお勧めします。 PowerExchangeは、MVS
ユーザーID/パスワードおよびRACFやACF2などz/OSのセキュリティ製品のアクセ
ス制御機能に基づいてアクセスを制御します。
変更ストリームから変更データを読み取るには、ECCRはz/OSの有効なユーザーID
とパスワードを使用する必要があります。 PowerExchange Listenerは、ECCRタ
スクまたはジョブの開始時にこれらの資格情報をチェックします。 データベー
スにアクセスしてデータを読み取るために、PowerExchangeはデータベース固有
のセキュリティチェックのためにz/OSのユーザーIDとパスワードをデータベース
システムに渡します。 z/OSのセキュリティ製品とMVSシステム許可機能(SAF)を
組み合わせて、PowerExchangeはCAPX.REG.*リソースプロファイルと照合してz/
OSのユーザーIDおよびパスワードをチェックし、キャプチャ登録へのアクセスを
制御します。
変更データを抽出するには、z/OSの有効なユーザーIDとパスワードを指定する
PWXPC接続でPowerCenter CDCセッションを実行します。 抽出マップにアクセス
するセッションでは、これらのユーザークレデンシャルはPowerExchange
Listener JCLのDTLCAMAP DD文で定義されたPowerExchangeデータセットへのREAD
アクセスを持っている必要があります。
注: 呼び出し接続機能(CAF)を使ったDB2 for z/OSへの接続は、セキュリティ
の設定に関係なく、PowerExchange ListenerのユーザーIDを使って実行されま
す。 DB2は、接続タイプがRecoverable Resource Manager Service接続機能
(RRSAF)である場合、またはオフロード処理が有効な場合にのみ、接続時に指
定されたユーザーIDを使用します。
また、PowerExchangeはリソースプロファイルを使用して、以下のタイプのコマ
ンドを実行できるユーザーを制御します。
- Linux、UNIX、Windowsシステムから発行されるPowerExchange Listenerまたは
PowerExchange Condenseプロセス用のpwxcmdコマンド
- PowerExchange NavigatorまたはDTLUTSKユーティリティから発行される
PowerExchange Listener LISTTASKおよびSTOPTASKコマンド
- i5/OSでは、PowerExchangeはユーザーにオペレーティングシステムの有効なユー
ザーIDとパスワードを指定することを要求し、PowerExchangeタスクの開始時に
これらの資格情報をチェックします。 PowerExchange Listenerサブタスクプロ
セスは、指定されたユーザーIDとパスワードで実行されます。 PowerExchangeは
このユーザーIDとパスワードを使用して、PowerExchangeファイルへのアクセス
を制御します。 また、PowerExchangeはこのユーザーIDとパスワードをデータア
クセスのためにデータベースシステムに渡します。 PowerExchangeはセキュリ
ティオブジェクトを使用して、以下のタイプのコマンドを実行できるユーザーを
制御します。
- Linux、UNIX、Windowsシステムから発行されるPowerExchange Listenerまたは
PowerExchange Condenseプロセス用のpwxcmdコマンド
- SNDLSTCMDインタフェース、PowerExchange Navigator、またはDTLUTSKユーテ
ィリティから発行されるPowerExchange Listener LISTTASKおよびSTOPTASKコ
マンド
DBMOVER文
151
- Linux、UNIX、およびWindowsでは、PowerExchangeはPowerExchangeファイルまた
はデータベースへのアクセスに、オペレーティングシステムのユーザーIDとパス
ワードを指定することをユーザーに要求しません。 PowerExchangeは、
PowerExchange Listenerを実行するユーザーIDおよびパスワード、または
PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)が使用するユーザーIDおよ
びパスワードを使用して、PowerExchangeファイルへのアクセスを制御します。
RDBMSセキュリティは、データベースへのアクセスを制御します。
ただし、以下のタイプのコマンドを実行するには、オペレーティングシステムの
有効なユーザーIDとパスワードを指定する必要があります。
- Informaticaドメイン内のPowerExchangeアプリケーションサービスへのinfacmd
pwxコマンド
- PowerExchangeプロセスへのpwxcmdコマンド
PowerExchangeはサインオンファイルのUSERおよびAUTHGROUP COMMANDS文と照合
してこれらのユーザークレデンシャルをチェックし、ユーザーがinfacmd pwxま
たはpwxcmdコマンドを発行する権限を付与されているかどうかを判断します。
この場合、SECURITY文の2番目の位置パラメータは無視されます。
デフォルトは0です。
2番目の位置パラメータには、以下の有効な値があります。
{N|Y}
PowerExchange Listenerへの接続をユーザーに許可するための、PowerExchangeの選
択的サインオンファイルの使用を制御します。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ N。PowerExchangeは選択的サインオンファイルを使用しません。
¨ Y。PowerExchangeは選択的サインオンファイルでALLOWおよびIPサブパラメータを
指定してUSER文を使用し、PowerExchange Listenerに接続できるユーザーを制限
します。
注: Yを指定して、SECURITY文の最初のパラメータを1に設定した場合、
PowerExchangeはサインオンファイルのUSER文でTASKCNTRLパラメータを使用し
て、PowerExchange Navigatorから発行されたPowerExchange Listener LISTTASK
およびSTOPTASKコマンドへのアクセスを制御します。
デフォルトはNです。
使用上の注意:
¨ z/OS Installation Assistantの[汎用パラメータ]ページで[詳細パラメータ]をク
リックすると、SECURITY_LEVELおよびSECURITY_PWXパラメータを定義できます。
SECURITY_LEVELパラメータは、SECURITY文の最初のパラメータに対応します。
SECURITY_PWXパラメータは、SECURITY文の2番目のパラメータに対応します。
¨ z/OSで、SECURITY文の先頭のパラメータを1または2に設定した場合は、PowerExchange
ListenerおよびNetportジョブについて、STEPLIBをAPF許可する必要があります。 そ
うしないと、PowerExchangeがユーザー認証またはリソースアクセスの制御を実行でき
ず、このパラメータが0に設定されたかのように動作します。
¨ z/OSデータソースのカラムレベルの処理をPowerCenter Integration Serviceが実行さ
れているLinux、UNIX、Windowsシステムにオフロードする場合、PowerCenter CDCセッ
152
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
ションは接続時に指定した[マップの場所のユーザー]および[マップの場所のパスワ
ード]の値を使用して、すべてのリソースへのアクセスを制御します。 接続はオフロ
ード処理が有効になっているPWX NRDB CDCアプリケーション接続またはPWX DB2zOS CDC
アプリケーション接続であることが必要です。
¨ z/OSデータソースから取得したデータをリモートのPowerExchangeロッガー(Linux、
UNIX、Windows用)ログファイルに記録する場合、z/OS上のDBMOVERコンフィギュレーシ
ョンメンバでSECURITYオプションを2に設定します。 PowerExchangeロッガー(Linux、
UNIX、Windows用)のコンフィギュレーションファイル(PWXCCL)のユーザーIDとパス
ワードが、z/OSセキュリティチェックに合格できるz/OSの有効なユーザーIDとパスワー
ドであることを確認します。 z/OSでPowerExchangeロッガー(MVS用)ログファイルか
らキャプチャされたデータを読み取るには、これらのユーザークレデンシャルが
FACILITYクラスのCAPX.REG.*リソースプロファイルへのREADアクセスを持っている必要
があります。これは、z/OSのセキュリティ製品によって管理されます。 また、CDCセッ
ションでログファイルからデータを抽出するには、PWXPC接続時に[マップの場所のユ
ーザー]および[マップの場所のパスワード]接続属性でz/OSのユーザーIDとパスワー
ドを指定する必要があります。 これらのユーザークレデンシャルは、CAPX.CND.*リソ
ースプロファイルへのREADアクセスを持っている必要があります。
SERVICE_TIMEOUT文
SERVICE_TIMEOUT文は、PowerExchange ListenerまたはPowerExchangeロッガーが、シャッ
トダウンし、エラーメッセージを発行するまでに、関連付けられたListenerサービスまた
はロッガーサービスからハートビートデータを受信するのを待つ時間を秒単位で指定しま
す。
オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows
必須: 不要
構文:
SERVICE_TIMEOUT=(ISYNC,heartbeat_interval)
パラメータ:
ISYNC
必須。ハートビート間隔が適用されるサービス。 ISYNCが唯一の有効なオプションで
す。
heartbeat_interval
PowerExchange ListenerまたはPowerExchangeロッガーが、シャットダウンし、エラ
ーメッセージを発行するまでに、関連付けられたListenerサービスまたはロッガーサ
ービスからハートビートデータを受信するのを待つ秒数。
1~60の数値を入力します。デフォルトは5です。
SESSID文
SESSID文は、DB2要求のDB2相関IDとして使用されるデフォルト値を指定します。
オペレーティングシステム: z/OS
DBMOVER文
153
必須: 不要
構文:
SESSID=correlation_id
値: correlation_id に、最大8文字の文字列を入力します。
使用上の注意:
¨ DB2要求のDB2相関IDのデフォルト値を指定するには、PowerExchange Listenerマシン上
でDBMOVERコンフィギュレーションファイルにSESSID文を含めます。 特定のDB2 for z/
OS接続に対してこの値をオーバーライドするには、PowerCenter Workflow Managerまた
はInformatica Developerツールで相関ID接続プロパティを指定します。
¨ クライアントの相関ID接続プロパティまたはPowerExchange ListenerマシンのDBMOVER
コンフィギュレーションファイルのSESSID文にも値が指定されていない場合、
PowerExchangeはDETAILのデフォルト値を使用します。
¨ SESSID文は、PowerExchangeがRRSAFを使用してDB2に接続する場合にのみ適用されま
す。 RRSAF接続を使用する場合は、MVSDB2AF文をDBMOVERコンフィギュレーションファ
イルに含めます。
SHOW_THREAD_PERF文
SHOW_THREAD_PERF文は、マルチスレッド処理またはパーティション化処理を使用するセッ
ションの統計メッセージを、PowerExchangeメッセージログファイルまたはPowerCenterセ
ッションログに書き込むまでに、PowerExchangeが処理するレコード数を指定します。
オペレーティングシステム: すべて
データソース: すべてのCDCソース。 バルクデータ移動セッションの場合は、以下のソー
スになります。DB2 for z/OSテーブル、シーケンシャルおよびフラットファイル、および
VSAMデータセット。
データターゲット: ライタパーティションを使用するバルクデータ移動セッションの場
合、以下のターゲットになります。VSAMデータセットおよびシーケンシャルファイル。
必須: 不要
構文:
SHOW_THREAD_PERF=number_of_records
値: number_of_records 変数には、セッションパフォーマンスの評価に使用できる統計情
報のメッセージを書き込むまでに、PowerExchangeが統計レポート間隔で処理する必要のあ
るレコード数を入力します。 有効な値は10000~50000000です。
マルチスレッド処理を使用するセッションの場合、PowerExchangeは、PWX-31254~
PWX-31259のメッセージをPowerExchangeメッセージログファイルに書き込みます。 リー
ダーまたはライタパーティション化を使用するバルクデータ移動セッションの場合、PWXPC
は、PWX-31261およびPWX-31262のメッセージをPowerCenterセッションログおよび
PowerExchangeメッセージログに書き込みます。
使用上の注意: PWXPCで統計メッセージをPowerCenterセッションログに書き込むようにす
るには、PWX CDCアプリケーション接続またはPWX Batchアプリケーション接続で、[PWXロ
グエントリの取得]属性を選択します。 この属性はデフォルトで選択されます。
154
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
SPACE文
SPACE文は、JCLでSPACEパラメータが指定されなかったときにz/OS上でPowerExchangeがタ
ーゲットデータセットを動的に割り当てるために使用する、プライマリスペースとセカン
ダリスペースを指定します。
オペレーティングシステム: z/OS
関連した文: BS、DISP、LRECL、RECFM、RELEASE、UNIT、およびOLSER
必須: 不要
構文:
SPACE=({unit_type|T}
,{primary_space|0}
,{secondary_space|0}
)
パラメータ:
space_unit
必須。スペース情報が指定されなかった場合にz/OS上でPowerExchangeがターゲット
データセットを動的に割り当てるときに使用するスペースの種類。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ C。 シリンダ。
¨ T。トラック。
デフォルトはTです。
{primary_space |0}
必須。space_unitパラメータで定義されるユニットのプライマリスペースの量。
有効な値は、1~16777215トラックまたは相当するシリンダ数です。 デフォルトは0で
す。65535トラックよりも大きな値を入力するときは、ターゲットシステムのスペース
管理チームと連携して、そのような大きな割り当てがサポートされていることを確認
してください。
{secondary_space |0}
必須。space_unitパラメータで定義されるユニットのセカンダリスペースの量。
有効な値は、1~16777215トラックまたは相当するシリンダ数です。 デフォルトは0で
す。65535トラックよりも大きな値を入力するときは、ターゲットシステムのスペース
管理チームと連携して、そのような大きな割り当てがサポートされていることを確認
してください。
SSL文
SSL文は、Secure Sockets Layer(SSL)接続用のSSL証明書情報を指定します。
SSLの詳細は、 第 7 章, 「Secure Sockets Layerのサポート」
れています。
(ページ261)に記載さ
オペレーティングシステム: すべて
DBMOVER文
155
関連する文: SSL_ALLOW_SELFSIGNED、SSL_CIPER_LIST、SSL_CONTEXT_METHOD、
SSL_REQ_CLNT_CERT、およびSSL_REQ_SRVR_CERT
必須: 不要
構文:
SSL=(PASS=client
,KEY=key
,{CALIST=calist|CAPATH=directory}
)
パラメータ: 以下のキーワードと値を入力します。
PASS=client
必須。SSL接続を確立するために使用されるパスフレーズ。
KEY=key
必須。SSL接続を確立するために使用されるSSLキー。
CALIST=calist
CAPATHオプションを指定しない場合は必須。 SSL接続を確立するための認証機関リス
ト(CALIST)。
CAPATH=directory
CALISTオプションを指定しない場合は必須。
LinuxまたはUNIXでは、OpenSSLインストールの信頼されたCAディレクトリを入力しま
す。
Windowsでは、OpenSSLのcertsディレクトリを入力します。
SSL_ALLOW_SELFSIGNED文
SSL_ALLOW_SELFSIGNED文は、SSLセキュリティに使用する証明書のタイプを指定します。
自己署名証明書か、システムが信頼する商業的認証機関からの証明書を使用できます。
オペレーティングシステム: すべて
関連する文: SSL、SSL_REQ_CLNT_CERT、SSL_REQ_SRVR_CERT
必須: 不要
構文:
SSL_ALLOW_SELFSIGNED={N|Y}
有効な値:
¨ N。システムが信頼する商業的認証機関からの証明書を使用します。
¨ Y。自己署名証明書を使用します。 自己署名証明書は、信頼できる認証機関へのチェー
ンを辿っても確認できません。
デフォルトはNです。
156
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
SSL_CIPHER_LIST文
SS_CIPHER_LIST文は、SSLハンドシェイク中にLinux、UNIX、またはWindowsクライアント
がサーバーに提供できる暗号群を、指定されたリストに制限します。
オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows
関連する文: SSL、SSL_ALLOW_SELFSIGNED、SSL_CONTEXT_METHOD、SSL_REQ_CLNT_CERT、お
よびSSL_REQ_SRVR_CERT
必須: 不要
構文:
SSL_CIPHER_LIST=cipher_list
値: cipher_list 変数に対して、1つ以上のOpenSSL暗号群名をカンマで区切って指定しま
す。
以下の表は、OpenSSLの暗号群名および対応するAT-TLS暗号群名と16進数値のリストの一部
です。
OpenSSLの暗号群名
AT-TLSの暗号群名
16進数値
DHE-RSA-AES256-SHA
TLS_DHE_RSA_WITH_AES_256_CBC
_SHA
39
DHE-DSS-AES256-SHA
TLS_DHE_DSS_WITH_AES_256_CBC
_SHA
38
AES256-SHA
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
35
EDH-RSA-DES-CBC3SHA
TLS_DHE_RSA_WITH_3DES_EDE_CB
C_SHA
16
EDH-DSS-DES-CBC3SHA
TLS_DHE_DSS_WITH_3DES_EDE_CB
C_SHA
13
DES-CBC3-SHA
TLS_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SH
A
0A
DHE-RSA-AES128-SHA
TLS_DHE_RSA_WITH_AES_128_CBC
_SHA
33
DHE-DSS-AES128-SHA
TLS_DHE_DSS_WITH_AES_128_CBC
_SHA
32
AES128-SHA
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
2F
Linux、UNIX、またはWindows上のOpenSSL暗号ライブラリで使用可能な暗号群の完全なリ
ストについては、PWXUSSLユーティリティのREPORT_CIPHERSコマンドを実行してください。
DBMOVER文
157
使用上の注意: 以下のいずれかの理由で、クライアントマシン上のDBMOVERファイルに
SSL_CIPHER_LIST文を含める場合があります。
¨ Linux、UNIX、またはWindowsのPowerExchangeサーバーでクライアントマシンの弱い暗
号が使用されないようにするため。
¨ z/OSサーバーマシンでTTLSCipherParms構成文を変更せずに、Linux、UNIX、または
Windowsクライアントマシンの優先される暗号を強制的に使用させるため。
¨ 接続に時間がかかるので、z/OS上でDiffie-Hellman暗号が使用されないようにするた
め。
¨ パフォーマンスの高速化のために、弱い暗号、またはz/OS上でハードウェア支援が使用
される暗号を強制的に使用させるため。
SSL_CONTEXT_METHOD文
The SSL_CONTEXT_METHOD文は、PowerExchangeのSSL通信に対してピアがサポートするSSL
またはTLSのバージョンを選択します。
オペレーティングシステム: すべて
関連する文: SSL、SSL_ALLOW_SELFSIGNED、SSL_CIPHER_LIST、SSL_REQ_CLNT_CERT、およ
びSSL_REQ_SRVR_CERT
必須: 不要
構文:
SSL_CONTEXT_METHOD=context_method
有効な値:
¨ SSLV2. ピアはSSLバージョン2をサポートします。
¨ SSLV23. ピアはSSLバージョン2または3をサポートします。
¨ SSLV3. ピアはSSLバージョン3をサポートします。
¨ TLSV1. ピアはTLSバージョン1をサポートします。
デフォルトはTLSV1です。
使用上の注意:
¨ クライアントとサーバーには互換性のある値を選択します。
¨ デフォルトのTLSV1では、最も安全で最新の形式のハンドシェイキングが選択されま
す。 他の値は例外的な場合に提供されます。
SSL_REQ_CLNT_CERT文
SSL_REQ_CLNT_CERT文は、PowerExchangeサーバーがPowerExchangeクライアントのIDを認
証するためにSSL証明書を使用するかどうかを制御します。
SSLのセキュリティの詳細は、「PowerExchangeネットワーク上のSSLのセキュリティ」
(ページ261)に記載されています。
オペレーティングシステム: すべて
関連する文: SSL、SSL_ALLOW_SELFSIGNED、SSL_REQ_SRVR_CERT
158
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
必須: 不要
構文:
SSL_REQ_CLNT_CERT={N|Y}
有効な値:
¨ N。PowerExchangeサーバーは、PowerExchangeクライアントのIDを認証しません。
¨ Y。PowerExchangeサーバーは、SSL証明書を使ってPowerExchangeクライアントのIDを
認証します。
デフォルトはYです。
SSL_REQ_SRVR_CERT文
SSL_REQ_SRVR_CERT文は、PowerExchangeクライアントがSSL証明書を使ってPowerExchange
サーバーのIDを認証するかどうかを制御します。
SSLのセキュリティの詳細は、「PowerExchangeネットワーク上のSSLのセキュリティ」
(ページ261)に記載されています。
オペレーティングシステム: すべて
関連する文: SSL、SSL_ALLOW_SELFSIGNED、SSL_REQ_CLNT_CERT
必須: 不要
構文:
SSL_REQ_SRVR_CERT={N|Y}
有効な値:
¨ N。PowerExchangeクライアントは、PowerExchangeサーバーのIDを認証しません。
¨ Y。PowerExchangeクライアントは、SSL証明書を使ってPowerExchangeサーバーのIDを
認証します。
デフォルトはNです。
STATS文
STATS文は、PowerExchange Listener用のSMF統計レコードをSMFとファイルのどちらに書
き込むかを制御します。
PowerExchangeのSMFレコードの書き込み先としてファイルを使用するのは、テストのため
か、特定のSMF統計情報をすばやく取得する必要がある場合です。 それ以外の場合、統計
情報を長期にわたって収集するためには、PowerExchange SMFレコードをSMFに書き込みま
す。
オペレーティングシステム: z/OS
必須: 不要
構文:
STATS=({SMF,record_num[,{interval|0}]
|
FILE,dataset_name[,{interval|0}] |
DBMOVER文
159
NONE}
)
パラメータ:
SMF,record_num[,{interval|0}]
PowerExchangeはSMFレコードをSMFデータセットに書き込みます。
次のパラメータを入力します。
record_num
必須。SMFレコード番号。
有効な値は128~255です。
{interval|0}
オプション。PowerExchangeがインターバルSMFレコードを書き込む間隔(単位は
分)。
間隔処理を無効にするには、0を指定します。 この場合、PowerExchangeはタス
クの最後かPowerExchange Listenerがシャットダウンするときに、SMFレコード
を書き込みます。
有効な値は、0と5~120です。 デフォルトは0です。
FILE,dataset_name [,{interval|0}]
PowerExchangeはSMFレコードをファイルに書き込みます。
次のパラメータを入力します。
dataset_name
必須。SMFレコードの書き込み先となるシーケンシャルデータセット名。
{interval|0}
オプション。PowerExchangeがインターバルSMFレコードを書き込む間隔(単位は
分)。
間隔処理を無効にするには、0を指定します。 PowerExchangeは、PowerExchange
ListenerがシャットダウンしたときにSMFレコードを書き込みます。
有効な値は、0と5~120です。 デフォルトは0です。
NONE
PowerExchangeはSMFレコードを書き込みません。
デフォルトはNONEです。
使用上の注意:
¨ PowerExchangeでSMFへの書き込みを可能にするには、PowerExchange Listenerの
STEPLIBにあるすべてのライブラリをAPF許可する必要があります。
¨ Windows版のPowerExchangeにはpwxstat.file.dmpという名前のデータマップが付属し
ています。このデータマップをPowerExchange Navigatorと共に使用して、ファイルに
書き込まれるSMFレコードを書式化することができます。 詳細は、『 PowerExchangeリ
ファレンスマニュアル』に記載されています。
160
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
関連項目:
¨ 「Secure Sockets Layerのサポート」
¨ 「STATS文」
(ページ261)
(ページ159)
SUBMITTIMEOUT文
SUBMITTIMEOUT文は、PowerExchange Listenerが生成したバッチジョブから開始を知らせ
る通知を受信するまで待機する時間(秒数)を指定します。
オペレーティングシステム: z/OS
関連する文: LOADJOBFILEおよびNETPORT
必須: 不要
構文:
SUBMITTIMEOUT={timeout_seconds|60}
値: timeout_seconds 変数には、1から86400までの数値を入力します。 デフォルトは60で
す。
使用上の注意:
¨ デフォルトでは、PowerExchange Listenerは生成したジョブが開始するまで60秒間待ち
ます。 この時間を超過すると、そのジョブはタイムアウトとなり、PowerExchange
Listenerでのタスクは停止され、PWX-00426メッセージがPowerExchangeメッセージロ
グに書き込まれます。
¨ この文は、PowerExchange Listenerが生成したすべてのバッチジョブに適用されます。
それには以下のジョブも含まれます。
- Netportジョブ
- DB2 LOADユーティリティジョブ
- CA IDMS/DBメタデータジョブ
- DTLREXEユーティリティのPROG=SUBMITオプションを使ってサブミットされたジョブ
SUP_FUNC文
SUP_FUNC文は、zIIP上で作業がディスパッチされるEnclave SRBの関数名を定義します。
この文は、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ使用します。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: すべて
必須: 不要
構文:
SUP_FUNC=function_name
値:
最大8文字の名前を入力します。
デフォルトはPWXFUNCです。
DBMOVER文
161
SUP_REQUEST文
SUP_REQUEST文は、zIIPの機能の要求元の名前を定義します。
この文は、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ使用します。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: すべて
必須: 不要
構文:
SUP_REQUEST=requestor_name
値:
最大4文字の名前を入力します。
デフォルトはPWXRです。
SUP_SSNAME文
SUP_SSNAME文は、zIIPに対するオフロード作業のために、IBM Workload Managerに対して
PowerExchange Listenerの開始タスクを識別するサブシステム名を定義します。 システ
ムに複数のListenerが含まれる場合は、Listenerごとに異なる名前を定義できます。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: すべて
必須: 不要
構文:
SUP_SSNAME=subsystem_name
値:
最大8文字の名前を入力します。
デフォルトはPWXLSTNRです。
SUP_SSTYPE文
SUP_SSTYPE文は、zIIP上で作業がディスパッチされるEnclave SRBのサブシステムタイプ
としてIBM Workload Managerで使用される名前を定義します。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: すべて
必須: 不要
構文:
SUP_SSTYPE=subsystem_type
値:
最大4文字の名前を入力します。
デフォルトは、PWXです。
162
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
SUPPRESS_DATA_LOGGING文
SUPPRESS_DATA_LOGGING文は、データマップで指定されたデータチェックオプションのチェ
ックをパスしなかった行の最初の40文字を表示するメッセージが、PowerExchangeによって
ログに書き込まれるかどうかを制御します。
オペレーティングシステム: すべて
必須: 不要
構文:
SUPPRESS_DATA_LOGGING=Y
値: Yを入力します。すると、データマップで指定されたデータチェックオプションのチ
ェックをパスしなかった行について、PWX-03006メッセージがPowerExchangeメッセージロ
グファイルに書き込まれるようになります。 このメッセージは、データチェックをパスし
なかった行の最初の40文字を表示するメッセージPWX-02152が抑止されたことを示します。
使用上の注意: デフォルトでは、データマップで指定されたデータチェックオプションの
チェックをパスしなかった行については、PWX-02152メッセージがPowerExchangeメッセー
ジログファイルに書き込まれます。 このメッセージは、データチェックをパスしなかった
行の最初の40文字を表示します。
この方法でデータがログに記録されることを抑止するには、[データマップのプロパテ
ィ]ダイアログボックスの[データチェック]タブで[データログの非表示]オプション
を選択します。
SVCNODE文
SVCNODE文は、PowerExchange ListenerまたはPowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、
Windows用)プロセスがコマンドをリスンするTCP/IPポートを指定します。
PowerExchangeプロセスに対するコマンドは、pwxcmdまたはinfacmd pwxプログラムを通じ
て発行できます。 また、PowerExchangeアプリケーションサービスもPowerExchangeプロ
セスに対してコマンドを発行できます。
オペレーティングシステム: すべて
関連する文: CMDNODE、LISTENER、NODE
必須: 不要
構文:
SVCNODE=(service_name
,listen_port
)
パラメータ:
DBMOVER文
163
service_name
必須。PowerExchangeサービス名。 次の表で、 service_name 変数に入力する値を、
コマンドのターゲットに基づいて説明しています。
コマンドのターゲ
ット
アプリケ
ーション
サービス
によって
管理され
る
service_name 変数に入力する値
PowerExchange
Condenseプロセス
いいえ
CAPTPARMコンフィギュレーションメン
バまたはファイルのCONDENSENAME文で
指定されたサービス名。
PowerExchange
Listenerプロセス
いいえ
DBMOVERコンフィギュレーションファイ
ルのLISTENER文で指定されたノード
名。
PowerExchange
Listenerサービス
はい
DBMOVERコンフィギュレーションファイ
ルのLISTENER文で指定されたノード
名。
この名前は、以下のいずれかの値と一
致しなければならない。
- Informatica Administratorを通じて
アプリケーションサービスを作成し
た場合は、開始パラメータプロパテ
ィで指定されたノード名値。
- infacmd pwx CreateListenerService
コマンドを使ってアプリケーション
サービスを作成した場合は、そのコ
マンドの-StartParametersオプショ
ンで指定したノード名値。
PowerExchangeロ
ッガー(Linux、
UNIX、Windows用)
プロセス
いいえ
pwxccl.cfgファイルのCONDENSENAME文
で指定されたサービス名。
PowerExchangeロ
ッガーサービス
はい
pwxccl.cfgファイルのCONDENSENAME文
で指定されたサービス名。
listen_port
必須。PowerExchangeプロセス用のコマンドハンドラがコマンドをリスンするポートの
一意のポート番号。
PowerExchangeアプリケーションサービスの場合、SVCNODE文で指定するポート番号は
以下のいずれかの値と一致しなければなりません。
¨ Informatica Administratorを通じてアプリケーションサービスを作成した場合
は、SVCNODEポート番号プロパティで指定された値。
164
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
¨ infacmd pwx CreateListenerServiceコマンドまたはCreateLoggerServiceコマン
ドを使ってアプリケーションサービスを作成した場合は、そのコマンドの-SvcPort
オプションで指定した値。
SYB_ERRORFILE文
SYB_ERRORFILE文は、PowerExchangeがSybaseバルクデータ移動操作に使用する、ユーザー
によってカスタマイズされたSQLエラーファイルの名前を指定します。
フォールトトレランスの詳細は、『 PowerExchangeバルクデータ移動ガイド』に記載されて
います。
オペレーティングシステム: Windows
データソース: Sybase
必須: 不要
構文:
SYB_ERRORFILE=file_name
値: file_name変数には、PowerExchangeで回復可能または致命的として扱うようにする
SQLエラーコードを収めたファイルの完全なパスおよびファイル名を入力します。
SYSOUT_TIMESTAMP文
SYSOUT_TIMESTAMP文は、出力ファイルとコンソール出力にタイムスタンプ情報を含めるか
どうかを制御します。
デフォルトでは、PowerExchangeメッセージログファイルに書き込まれるすべてのメッセー
ジにタイムスタンプ情報が含められます。 この文は、PowerExchangeメッセージログファ
イルに書き込まれるメッセージには影響しません。
オペレーティングシステム: すべて
必須: 不要
構文:
SYSOUT_TIMESTAMP={N|Y}
有効な値:
¨ N。SYSOUTファイル(z/OSの場合)、QPRINTファイル(i5/OSの場合)、およびコンソー
ル(Linux、UNIX、Windowsの場合)にPowerExchangeが書き込むメッセージの最初に、
タイムスタンプ情報が含まれなくなります。
¨ Y。SYSOUTファイル(z/OSの場合)、QPRINTファイル(i5/OSの場合)、およびコンソー
ル(Linux、UNIX、Windowsの場合)にPowerExchangeが書き込むメッセージの最初に、
タイムスタンプ情報が含められます。
タイムスタンプ情報の形式は次のとおりです。
ddmmyy hhmmss
デフォルトはNです。
DBMOVER文
165
TAPEWAIT文
TAPEWAIT文は、Netportジョブがテープボリュームを待つかどうかを制御します。
オペレーティングシステム: z/OS
関連する文: GDGLOCATE、NETPORT、WAITDSN
必須: 不要
構文:
TAPEWAIT=Y
値: Yを入力します。PowerExchangeは動的割り当て(SVC99)要求を受けると、S99FLAG2
インジケータのS99WTVOLビットを指定することによって、テープボリュームを待ちます。
使用上の注意:
¨ デフォルトでは、PowerExchangeはボリュームを待ちません。
¨ この文を使用するには、Netport JCLのSTEPLIBの中のライブラリをAPF許可する必要が
あります。
¨ PowerExchangeは、PowerExchange Listenerを初期化するときにはこの文を無視しま
す。
TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE文
TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE文は、ネットワーク診断メッセージPWX-33316、PWX-33317、お
よびPWX-33318の発行を制御します。 これらのメッセージは、エラーの状況や接続の終了
の前に発生したネットワークの送信および受信の操作についての情報を提供します。
オペレーティングシステム: すべて
関連する文: TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE_SZ
必須: 不要
構文:
TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE={A|E|N}
有効な値:
¨ A. PowerExchangeは、接続が終了するといつもネットワーク診断メッセージを発行しま
す。
¨ E. PowerExchangeは、ネットワーク関連のエラーが発生した場合に、ネットワーク診断
メッセージを発行します。
¨ N. PowerExchangeは、ネットワーク診断メッセージを発行しません。
デフォルトはEです。
TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE_SZ文
TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE_SZ文は、ネットワークの送信と受信の操作に保持するトレース
レコードの数を制御します。PowerExchangeはこれらのレコードの情報をメッセージ
PWX-33316およびPWX-33317でレポートします。これらのメッセージは、エラーの状況や接
166
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
続の終了の前に発生したネットワークの送信および受信の操作についての情報を提供しま
す。
オペレーティングシステム: すべて
関連する文: TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE
必須: 不要
構文:
TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE_SZ={size|20}
値:
5~99999の値を入力します。デフォルトは20です。
TCPIP_SHOW_POOLING文
TCPIP_SHOW_POOLING文は、接続プールに関する診断情報をPowerExchangeログファイルに
書き込むかどうかを指定します。
クライアント側のDBMOVERファイルでこのオプションを有効にすると、PowerExchangeがメ
ッセージPWX-33805を発行します。
オペレーティングシステム: すべて
必須: 不要
構文:
TCPIP_SHOW_POOLING={N|Y}
有効な値:
¨ N。PowerExchangeはメッセージPWX-33805を発行しません。
¨ Y。PowerExchangeはメッセージPWX-33805を発行します。
デフォルトはNです。
使用上の注意:
PWX-33805メッセージでは、以下の情報が提供されます。
¨ サイズ。 接続プールのサイズ。
¨ ヒット数。 PowerExchange接続プール内で、再利用できる接続が見つかった回数。
¨ 部分ヒット数。 PowerExchange接続プール内で、修正して再利用できる接続が見つかっ
た回数。
¨ ミス数。 PowerExchange接続プール内で、再利用できる接続が見つからなかった回数。
¨ 期限切れ。 最大アイドル時間を超過したためPowerExchange接続プールから破棄された
接続の数。
¨ プール満杯により破棄。 接続プールがいっぱいになったためPowerExchange接続プール
から破棄された接続の数。
¨ エラーにより破棄。 エラー状態のためPowerExchange接続プールから破棄された接続の
数。
TCPIPBUFSIZE文
TCPIPBUFSIZE文は、推奨されていないが、後方互換性を保つためにのみ存在する文です。
DBMOVER文
167
TCPIPVER文
TCPIPVER文は、PowerExchangeが標準のIBM TCP/IP UNIXソケットコードの代わりに使用す
る代替TCP/IPソケットコードを指定します。
デフォルトでは、PowerExchangeはIBM TCP/IP UNIXソケットを使用します。 この文は、
CA TCPAccessを使用する場合に定義します。
オペレーティングシステム: z/OS
必須: 不要
構文:
TCPIPVER={2|3}
有効な値:
¨ 2。PowerExchangeは、z/OS上でIBM TCP/IP UNIXソケットコードの代わりにCA
TCPAccessソケットコードを使用します。
¨ 3。PowerExchangeはネイティブMVSソケットコードを使用します。 この値は、
Informaticaグローバルカスタマサポートからの指示に従って指定します。
TEMPHLQ文
TEMPHLQ文は、PowerExchangeがCA IDMS/DBメタデータ用の一時ファイルを作成するときに
デフォルトで使用する高レベル修飾子をオーバーライドします。
PowerExchange ListenerのユーザーIDを使用してデータセットが作成されないようにする
場合は、この文を定義します。 PowerExchangeは、SECURITY文の先頭のパラメータに2が
指定された場合にはTEMPHLQ文を無視します。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: CA IDMS/DB
関連する文: SECURITY
必須: 不要
構文:
TEMPHLQ=hlq
値: hlq変数には、PowerExchangeがCA IDMS/DBメタデータ用に作成する一時データセッ
ト用の高レベル修飾子(HLQ)を入力します。 有効な値は、1~17文字の文字列です。 デ
フォルトでは、PowerExchange ListenerのユーザーIDが、メタデータ一時データセット用
のHLQとして使用されます。
TEMPHLQ文を使用するには、SECURITY文の先頭のパラメータに0または1を指定する必要があ
ります。
例:
以下のSECURITY文とTEMPHLQ文を定義した場合:
SECURITY=(0,N)
TEMPHLQ=B.C
168
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
IDMSコピーブックインポートプロセスの最中にCA IDMS/DBメタデータを保持するために、
次のデータセットが作成されます。
B.C.METADATA.DTL000001
TEXT_EOF_FOR_BINARY文
TEXT_EOF_FOR_BINARY文は、PowerExchangeがLinux、UNIX、またはWindows上でバイナリフ
ラットファイルの読み取りを行うときに16進値1Aを無視するかどうかを制御します。
オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows
データソース: バイナリフラットファイル
必須: 不要
構文:
TEXT_EOF_FOR_BINARY={N|Y}
有効な値:
¨ N。PowerExchangeは、Linux、UNIX、またはWindows上でバイナリフラットファイルの
読み取りを行うときに、16進値1Aを無視します。
¨ Y。PowerExchangeは、Linux、UNIX、またはWindows上でバイナリフラットファイルの
読み取りを行うときに、16進値1Aをファイル終端(EOF)マーカーとして処理します。
デフォルトはNです。
TIMEZONE文
TIMEZONE文は、PowerExchangeがバルクデータ移動セッションのためにユーザーのローカル
時刻の中のAdabas日付/時刻値を読み書きすることを可能にします。 TIMEZONE文は、
PowerExchangeで使用するローカルタイムゾーンを指定します。
この文は、フィールド定義でAdabas TZオプションが指定されている日付/時刻フィールド
を含むAdabas 8.2.2データソースまたはターゲットにのみ適用されます。
同じAdabasソースまたはターゲットを処理する複数のCDCおよびバルクデータ移動セッショ
ン間で一貫した日付/時刻値を保つ必要がある場合は、この文を指定しません。
オペレーティングシステム: z/OS
データソースまたはターゲット: Adabas
必須: 不要
構文:
TIMEZONE=area/location
値: area/location文字列には、tzデータベースからのローカルタイムゾーン値を入力しま
す。 この値では大文字と小文字が区別されます。
DBMOVER文
169
使用上の注意:
¨ PowerExchangeがユーザーのローカル時刻の日付/時刻値を読み書きするためには、
AdabasソースライブラリのTZINFOメンバでそのユーザーのローカルタイムゾーンが定義
されている必要があります。
¨ TIMEZONE文を使用しなかった場合、PowerExchangeはAdabas日付/時刻値をUTC
(Coordinated Universal Time: 協定世界時)で読み書きします。 UTCは、TZオプシ
ョンフィールドが指定された場合にAdabasが日付/時刻値の保存に使用する時間です。
¨ CDCセッションの場合、TIMEZONE文は無視され、PowerExchangeはAdabas日付/時刻値を
常にUTCで読み書きします。
¨ 重要:PowerExchangeは、CDCセッションについてはUTC日付/時刻を値を現地時間に変換
することはできません。 同じAdabasソースまたはターゲットに対して、ローカルタイ
ムゾーンを指定してCDCセッションとバルクデータ移動セッションを実行した場合、そ
れらのセッションの日付/時刻値が一貫しなくなる可能性があります。
TRACE文
TRACE文は、診断のためにPowerExchangeコードパス内でのトレースをアクティブにしま
す。
オペレーティングシステム: すべて
必須: 不要
TRACE文はパフォーマンスに重大な影響を及ぼすことがあります。 この文は、Informatica
グローバルカスタマサポートからの指示に従って使用します。
TRACING文
TRACING文は、PowerExchangeの代替ログを有効にし、代替ログファイルの属性を指定しま
す。 PowerExchangeでは、メッセージを格納するために、デフォルトのPowerExchangeメ
ッセージログファイルではなく、代替ログファイルが使用されます。
オペレーティングシステム: すべて
関連する文: LOGPATH
必須: 不要
構文:
TRACING=(PFX=prefix
[,APPEND={N|Y}]
[,BUFFERS={number_of_buffers|100}]
[,FILENUM={number_of_files|5}]
[,FLUSH={flush_interval|99}]
[,RECLEN={record_length|80}]
[,SIZE={log_size|100}]
[,VIEW={N|Y}]
)
パラメータ:
PFX=prefix
必須。代替ログファイル名のプレフィックスを指定します。
170
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
PowerExchangeは、以下のシステム別のルールに従って代替ログファイル名を作成しま
す。
i5/OS
PowerExchangeは、PFX値を使用して、PowerExchangeデータライブラリ内のログ
ファイルのメンバ名を作成します。 PowerExchange Listener、PowerExchange
Condense、または他のPowerExchangeジョブのうちどれがログファイルを作成す
るかによって、ログファイル名は異なります。
¨ PowerExchange Listenerは、次のファイル命名規則を使用します。
datalib/Plistener_port(prefixnnn)
¨ PowerExchange Condenseとその他のPowerExchangeジョブは、次のファイル命
名規則を使用します。
datalib/JOBjob_number(prefixnnn)
これらの命名規則には、以下の変数が含まれます。
¨ datalibは、PowerExchangeのインストール時に指定されたPowerExchangeデー
タライブラリ名です。
¨ job_numberは、PowerExchange Condenseまたは他のPowerExchangeジョブの下
で実行されるトレースサブタスクDTLTRTSKのi5/OSジョブ番号です。
¨ listener_portは、PowerExchange Listenerのポート番号です。
¨ nnnは、001から999までの通し番号です。
例えば、リスナポート番号が2480、PFXの値がPWXLOG、FILENUMの値が3の
PowerExchange Listenerは、以下のログファイルを作成します。
datalib/P02480(PWXLOG001)
datalib/P02480(PWXLOG002)
datalib/P02480(PWXLOG003)
PFXの値の最大長は7文字です。
Linux、UNIX、およびWindows
PowerExchangeは、PFXの値を、ログファイルを収めるサブディレクトリの名前と
して使用します。 PowerExchangeは、dbmover.cfgファイル内のLOGPATH文を使用
して、このログサブディレクトリを収めるディレクトリを決定します。
PowerExchange Listener、PowerExchange Condense、または他のPowerExchange
タスクのうちどれがログファイルを作成するかによって、ログファイル名は異な
ります。
¨ PowerExchange Listenerは、次のファイル命名規則を使用します。
LinuxおよびUNIX:
logpath/prefix/DTLLST1.plistener_port.nnnn.log
Windows Listenerサービス:
logpath\prefix\DTLLSTNT.plistener_port.nnnn.log
Windows Listener:
logpath\prefix\DTLLST1.plistener_port.nnnn.log
DBMOVER文
171
¨ PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)は、次のファイル命名規
則を使用します。
LinuxおよびUNIX:
logpath/prefix/PWXCCL.tyyyymmddhhmmss.ppid.nnnn.log
Windows:
logpath\prefix\PWXCCL.tyyyymmddhhmmss.ppid.nnnn.log
¨ その他のタスクの場合、PowerExchangeは次のファイル命名規則を使用しま
す。
LinuxおよびUNIX:
logpath/prefix/module.tyyyymmddhhmmss.ppid.nnnn.log
Windows:
logpath\prefix\module.tyyyymmddhhmmss.ppid.nnnn.log
変数は、それぞれ以下の値を表します。
¨ logpathは、dbmover.cfgファイル内のLOGPATH文の値です。
¨ listener_portは、PowerExchange Listenerのポート番号です。
¨ moduleは、実行中のPowerExchangeモジュールの名前です。例えばDTLURDMOユ
ーティリティの場合はDTLURDMO、PowerCenter操作の場合はDTLODBCDRVRで
す。
¨ nnnは、001から999までの通し番号です。
¨ pidは、PowerExchangeタスクのプロセスIDです。
¨ yyyymmddhhmmss は、ファイルが作成された時点のタイムスタンプです。
例えば、ポート番号が2480、PFXの値がPWXLOG、FILENUMの値が3の、UNIX上で動
作しているPowerExchange Listenerは、以下のログファイルを作成します。
logpath/PWXLOG/DTLLST1.p02480.n001.log
logpath/PWXLOG/DTLLST1.p02480.n002.log
logpath/PWXLOG/DTLLST1.p02480.n003.log
PFXの値の最大長は210文字です。
z/OS
PowerExchangeは、PFXの値をシーケンシャル代替ログデータセットの上位修飾子
(HLQ)として使用します。 デフォルトでは、PowerExchangeは動的に割り当て
られた代替ログデータセットを使用します。 ただし、JCLでDTLLOG nn DD文を指
定して、代替ログデータセットを割り当てることができます。
代替ログデータセットに対してDFSMS圧縮を使用することはできません。
PowerExchange Listener、PowerExchangeバッチジョブまたは開始済みタスクの
うちどれがファイルを作成するかによって、ログデータセット名は異なります。
¨ PowerExchange Listenerは、次のファイル命名規則を使用します。
prefix.sysid.Plistener_port.Nnnn
¨ それ以外のPowerExchangeバッチジョブおよび開始済みタスクはすべて、次の
ファイル命名規則を使用します。
prefix.job_name.job_number.sysid.Nnnn
172
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
変数は、それぞれ以下の値を表します。
¨ job_nameは、バッチジョブまたは開始済みタスクのジョブ名です。
¨ job_numberはJESジョブ番号です。バッチジョブの場合はJOBで始まり、開始
済みタスクの場合はSTCで始まります。
¨ listener_portは、PowerExchange Listenerのポート番号です。
¨ nnnは、001から999までの通し番号です。
¨ sysidは、バッチジョブまたは開始済みタスクが実行されているz/OSシステム
のシステムIDです。
例えば、ポート番号が2480、PFXの値がPWXLOG、FILENUMの値が3の、システム
MVS1上で動作しているPowerExchange Listenerは、以下のログファイルを作成し
ます。
PWXLOG.MVS1.P02480.N001
PWXLOG.MVS1.P02480.N002
PWXLOG.MVS1.P02480.N003
PFXの値の最大長は16文字です。
APPEND={N|Y}
オプション。PowerExchangeがリスタート時にログファイルをどのように使用するかを
制御します。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ N。 PowerExchangeは、新規のログファイルを開くか、最も古いログファイルを開
いてそれを完全に上書きします。
例えば、動的に割り当てられた3つのログファイルを使用するためにFILENUM=3と設
定している場合、PowerExchange Listenerは起動時に、まずログファイル1を開こ
うと試み、次にログファイル2、3の順に試します。 その後、PowerExchangeは以下
のアクションのどちらかを実行します。
- 1つ以上のログファイルが存在しない場合、PowerExchangeは最初の存在しないフ
ァイルを初期ログファイルとして使用します。 例えば、ログファイル1と2が存
在していてログファイル3が存在しない場合、PowerExchangeはログファイル3を
初期ログファイルとして使用します。 ログファイルが1つもない場合、
PowerExchangeはログファイル1を初期ログファイルとして使用します。
- 3つのログファイルがすべて存在する場合、PowerExchangeは最も古いログファイ
ルを初期ログファイルとして使用し、そのファイルを完全に上書きします。
注: z/OS上で代替ログ用にGDGを使用する場合は、PowerExchange Listenerが起
動したときに新しい世代が作成されます。
¨ Y。 PowerExchangeは、ログファイルが存在している場合には最新のログファイル
を開き、その末尾にログメッセージを追加していきます。 ログファイルが存在し
ない場合は、新規のログファイルが開かれます。
例えば、3つのログファイルを使用するためにFILENUM=3と設定している場合、
PowerExchange Listenerは起動時に、まずログファイル1を開こうと試み、次にロ
DBMOVER文
173
グファイル2、3の順に試します。 その後、PowerExchangeは以下のアクションのど
ちらかを実行します。
- 1つ以上のログファイルが存在する場合、PowerExchangeは最新のログファイルを
開き、そのログファイルの末尾にログメッセージを追加していきます。
z/OS上で代替ログ用にGDGを使用していて、PowerExchange Listener JCLの
DTLLOGnn DD文にGDG(0)を指定した場合は、現行世代の末尾にメッセージが追加
されていきます。 GDG(0)を使用しない場合、PowerExchangeはこのパラメータを
無視します。
- ログファイルが1つもない場合、PowerExchangeは新規のログファイル(ファイル
1)を開き、そのファイルをログファイルとして使用します。
デフォルトはYです。
BUFFERS={number_of_buffers |100}
オプション。PowerExchangeサブタスクからのメッセージとトレース情報を受信するた
めにPowerExchangeが割り当てるバッファの数を指定します。 バッファスペースがい
っぱいの場合、メッセージとトレース情報を生成したPowerExchangeサブタスクはバッ
ファスペースが使用可能になるまで待機します。 PowerExchangeプログラムは、この
バッファスペースを内部的に使用します。
有効な値は5~9999です。 デフォルトは100です。
このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定し
ます。
FILENUM={number_of_files |5}
オプション。ログファイルが動的に割り当てられている場合に、PowerExchangeが作成
して使用する代替ログファイルの数を指定します。 1つのログファイルがいっぱいに
なると、PowerExchangeは最も古い代替ログファイルに切り替えて、そのファイルを上
書きします。
有効な値は1~99です。 デフォルトは5です。
注: z/OS上では、代替ロギングにGDGを使用する場合、またはDTLLOGメッセージを発
行するPowerExchangeコンポーネントにJCLでDTLLOG nn DD文を指定する場合、FILENUM
パラメータは無視されます。 GDGについては、JCLのDTLLOG nn DD文でGDG(0)または
GDG(+1)のどちらを指定したかに関係なく、パラメータは無視されます。
FLUSH={flush_interval |99}
オプション。ログレコードをいくつ収集したらディスク上のログファイルにフラッシ
ュするかを指定します。 PowerExchangeは、空き領域不足から回復できるようにする
ために、ログレコードを定期的にフラッシュする必要があります。 フラッシュの値を
小さく設定すると、ログファイルに対するI/Oアクティビティが増加します。
有効な値は1~99です。 デフォルトは99です。
RECLEN={record_length |80}
オプション。PowerExchangeがログレコードをログファイルに書き込むために使用する
レコード長を指定します。 メッセージの長さがこのレコード長を超えた場合、ログレ
コードは複数行にわたって書き込まれます。
有効な値は80~255です。 デフォルトは80です。
174
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
SIZE={log_size|100}
オプション。代替ログファイルに書き込むログデータのおおよその量をMB単位で指定
します。 書き込んだログデータの量がこの値に達すると、PowerExchangeは現在のロ
グファイルを閉じて次のログファイルを開き、ログレコードの書き込みを続行しま
す。
有効な値は1~2948です。 デフォルトは100です。
注: z/OSでは、手動で割り当てられたログデータセットのサイズがSIZE値を超えた場
合、そのデータセットにPowerExchangeが書き込むログデータの量はSIZE値までに制
限されます。 データセットがSIZE値より小さい場合は、そのデータセットサイズが、
書き込まれるログデータの量の上限になります。
VIEW={N|Y}
オプション。PowerExchangeが現在のログファイルを定期的に閉じてまた開くかどうか
を制御します。 このパラメータはすべてのオペレーティングシステムで指定できます
が、最も役に立つのはz/OSの場合です。 z/OSでは、ログデータセット内のログレコー
ドは、そのログデータセットを閉じないと表示できません。 ほかのシステムでは、ロ
グレコードがディスクにフラッシュされた後ならそれらのログレコードを表示できま
す。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ N。 PowerExchangeが現在のログファイルを定期的に閉じてまた開くことはありま
せん。
¨ Y。 PowerExchangeは現在のログファイルを定期的に閉じてまた開きます。
z/OSでは、Yを指定すると、PowerExchangeがFLUSHで指定された間隔に基づいてロ
グデータセットを定期的に閉じてまた開くようになります。これにより、メッセー
ジを表示できるようになります。 さらに、以下の制限も適用されます。
- z/OSで代替ログ用にGDGを使用する場合は、PowerExchange Listener JCLの単一
のDTLLOGnn DD文でGDG(0)とDISP=SHRを指定します。 また、PowerExchange
Listenerを起動する前に、GDGデータセットの少なくとも1つの世代を作成して割
り当てる必要があります。
- データセットの割り当てを操作するサードパーティの手順を使用する場合は、そ
れらの製品がVIEW=Y処理を妨げる可能性があります。 例えば、その製品が
SYSDSN ENQをEXCLUSIVEモードに変更することにより、データセットの表示が妨
げられる場合があります。
- データセットを開く操作と閉じる操作が頻繁に要求されることにより、データを
代替ログデータセットに書き込むPowerExchangeジョブのパフォーマンスが低下
する可能性があります。 パフォーマンスの低下を最小限に抑えるには、FLUSHパ
ラメータでデフォルト値の99を使用します。
デフォルトはNです。
使用上の注意:
¨ 例えば継続モードで実行されるPowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)プ
ロセスのように長期間にわたって実行されるジョブについてログに記録されるデータの
量をカスタマイズし、ロギングのパフォーマンスを向上させるために、代替ログを使用
します。
DBMOVER文
175
¨ 動的代替ログが有効になっている場合、PowerExchangeプロセスごとに別々のディレク
トリの中に代替ログファイルのセットが作成されます。
場所、ログファイルの数、およびログファイルのサイズ(MB単位)を指定できます。
使用中のログファイルが指定されたサイズに達すると、PowerExchangeは次のログファ
イルに切り替えて、そのファイルの中のデータを上書きし始めます。
¨ TRACING文を定義した場合は、LOGPATH文も定義して、Linux、UNIX、またはWindowsシ
ステム上で代替ログファイルが保存されるディレクトリを指定します。
¨ PowerExchangeジョブまたは開始済みタスクにJCLでDTLLOG nn DD文を定義した場合を除
き、PowerExchangeは代替ログデータセットを動的に割り当てます。
¨ z/OSでは、メッセージを発行するすべてのPowerExchangeジョブまたは開始済みタスク
に対して、JCLで使用するDTLLOG01 DD文でSYSOUT=*を指定することをお勧めします。以
下に例を示します。
//DTLLOG01 DD SYSOUT=*
このストラテジでは、単一のSYSOUTオプションが指定された1つのDTLLOG01 DD文のみを
定義するため、設定が簡単になります。 また、このストラテジにより、特定のジョブ
実行またはタスク実行のメッセージ出力の検索が容易になります。PowerExchangeがす
べてのメッセージ出力を、他のジョブ出力で利用できる単一のSYSOUTデータセットに書
き込むためです。
¨ z/OSで代替ログ用にGDGを使用する場合は、PowerExchange Listener JCLのDTLLOGnn DD
文でGDG(0)を指定します。 以下に例を示します。
DTLLOG01 DD
DSN=USER1.V901.TRCGDG(0),DISP=SHR
GDG(0)を使用することにより、APPEND=Yを使用して現行世代へのメッセージの書き込み
を再開することができます。 また、VIEW=Yを使用して、PowerExchange Listenerタス
クがアクティブな間にGDG内のログレコードを表示することもできます。 APPEND=Nを指
定すると、PowerExchange Listenerが起動したときに新しい世代が作成されるようにな
ります。
代わりにGDG(+1)を使用する場合は、TRACING文のAPPEND、およびVIEWパラメータが無視
され、PowerExchange Listenerが起動するたびに新しい世代が作成されるようになりま
す。
また、GDGを使用している場合、PowerExchange Listenerを起動する前に、GDGの少な
くとも1つの世代を作成して割り当てる必要があります。
¨ z/OSでは、代替ログ用にGDGを使用する場合、またはPowerExchangeジョブまたは開始済
みタスクに対してJCLでDTLLOG01 DD文を指定する場合、FILENUMパラメータは無視され
ます。
GDGの例:
z/OSでGDGの現行世代にメッセージを追加し(GDG(0))、定期的にメッセージを表示できる
ようにするには、以下の手順を実行します。
1.
以下のようなJCL文を含むバッチジョブを実行して、少なくとも1つの世代別データセ
ットをGDG内に割り当てて作成します。
//DJEGDG@ JOB (ACCOUNT),'GDG',NOTIFY=&SYSUID
//JSTEP01 EXEC PGM=IDCAMS
//SYSPRINT DD SYSOUT=*
//SYSIN DD *
DEFINE GDG(NAME(USER1.V901.TRCGDG)-
176
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
LIMIT(4)NOEMPTYSCRATCH)
//STEP2 EXEC PGM=IEFBR14
//DLLOG01 DD DSN=USER1.V901.TRCGDG(+1),DISP=(NEW,CATLG),
DCB=(BLKSIZE=32718,LRECL=132,RECFM=VB),
SPACE=(CYL,(1,1))
2.
DBMOVERコンフィギュレーションメンバで、VIEW=YおよびAPPEND=Yを含むTRACING文を
定義します。 以下に例を示します。
TRACING=(PFX=PWX,APPEND=Y,VIEW=Y)
この文は、GDGの現行世代の末尾にメッセージを追加し、メッセージを表示できるよう
にするために定期的に世代別データセットを閉じてまた開くように、PowerExchangeを
設定します。
3.
GDGの現行の世代別データセットを参照するように、PowerExchange Listener JCL内の
DTLLOGnn DD文を設定します。以下に例を示します。
DTLLOG01 DD DSN=USER1.V901.TRCGDG(0),DISP=SHR
この文の中でDISP=SHRを使用します。
4.
PowerExchange Listenerを起動します。
PowerExchangeが、現行の世代別データセットの末尾にメッセージを追加し始めます。
現行世代が存在しない場合はJCLエラーが発生し、PowerExchange Listenerは起動し
ません。
関連項目:
¨ 「PowerExchangeのメッセージログオプション」
(ページ182)
¨ 「z/OS上の代替ログデータセット用の割り当てオプション」
(ページ184)
UNIT文
UNIT文は、z/OS上でPowerExchangeがターゲットデータセットを動的に割り当てるときに、
UNIT情報が指定されなかった場合に使用する汎用または非公式の単位名を指定します。
オペレーティングシステム: z/OS
関連する文: BS、DISP、LRECL、RECFM、RELEASE、SPACE、VOLSER
必須: 不要
構文:
UNIT=unit
値: unit変数には、z/OS上でPowerExchangeがターゲットデータセットを動的に割り当て
るときに、UNIT情報が指定されなかった場合に使用する汎用または非公式の単位名を入力
します。 有効な値は、1~8文字の英数字文字列です。
USE_TYPE1_FALLBACKS文
USE_TYPE1_FALLBACKS文は、すべてのコードページに対して、タイプ1のフォールバックマ
ッピングを有効にします。 タイプ1のフォールバックマッピングは、Unicode文字から出力
コードページの文字への片方向のマッピングです。
DBMOVER文
177
タイプ1のフォールバックマッピングを有効にするために、PowerExchangeは使用している
すべてのコードページに対してucnv_setFallback() APIを呼び出します。
オペレーティングシステム: すべて
関連する文: ICUCNVPROPERTY
必須: No
構文:
USE_TYPE1_FALLBACKS={N|Y}
有効な値:
¨ N。タイプ1のフォールバックマッピングがグローバルに有効になりません。
¨ Y。タイプ1のフォールバックマッピングがすべてのコードページで有効になります。
デフォルトはNです。
使用上の注意: PowerExchangeがUnicodeとソースまたはターゲットコードページの間で
データを変換するとき、タイプ1のフォールバックマッピングはデフォルトでは無効になり
ます。 すなわち、コードページ変換ルーチンにおいてUCMファイル内で精度インジケータ
が1の文字マッピングが検出されると、マッピングは実行されません。 file, the mapping
is not executed. 代わりに、代替出力文字が生成されます。
タイプ1のフォールバックマッピングを有効にするには、DBMOVERコンフィギュレーション
ファイルでUSE_TYPE1_FALLBACKS=Yを定義します。 または、DBMOVER ファイル内の
ICUCNVPROPERTY文のUSE_TYPE1_FALLBACKSオプションを使用して、特定のコードページに
対してタイプ1のフォールバックマッピングを有効にすることができます。
PowerExchangeセッションでは、データをターゲットに書き込むときに、コードページ変換
ルーチンでタイプ1のフォールバックマッピングが使用される場合があります。
PowerExchangeソースからデータを読み取るときに、タイプ1のフォールバックマッピング
は通常は使用されません。
PowerExchangeを使用してマルチバイトデータをターゲットに書き込むときは常に、タイプ
1のフォールバックマッピングを有効にすることをお勧めします。
USESUP文
USESUP文は、zIIPが有効になったPowerExchange Listener関数に対して、PowerExchange
がzIIPを使用するかどうかを制御します。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: すべて
必須: 不要
構文:
USESUP={N|Y}
有効な値:
¨ N。zIIPが有効になったPowerExchange Listener関数に対して、PowerExchangeはzIIP
を使用しません。
178
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
¨ Y。 zIIPが有効になったPowerExchange Listener関数に対して、PowerExchangeはzIIP
を使用します。
デフォルトはNです。
VOLSER文
VOLSER文は、z/OS上でPowerExchangeがターゲットデータセットを動的に割り当てるとき
に、VOLSER情報が指定されなかった場合に使用するボリュームシリアル番号を指定しま
す。
オペレーティングシステム: z/OS
関連する文: BS、DISP、LRECL、RECFM、RELEASE、SPACE、UNIT
必須: 不要
構文:
VOLSER=volume_serial
値: volume_serial 変数には、z/OS上でPowerExchangeがターゲットデータセットを動的
に割り当てるときに、VOLSER情報が指定されなかった場合に使用するボリュームシリアル
番号を指定します。 有効な値は、1~8文字の英数字文字列です。
VSAM文
VSAM文は、PowerExchangeがVSAMデータセットの処理中にデータおよびインデックスコント
ロールインターバルのために使用するバッファの数を指定します。
パフォーマンスの最適化とシステムによって管理されるバッファリングの詳細は、DFSMSの
マニュアルに記載されています。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: VSAMデータセット
必須: 不要
構文:
VSAM=([BUFNI=index_buffers]
[,BUFND=data_buffers]
)
パラメータ:
BUFNI=index_buffers
オプション。PowerExchangeがVSAMインデックスコントロールインターバルのために
使用するI/Oバッファの数。 バッファとは、インデックス内のコントロールインター
バルのサイズです。
index_buffers変数には、以下のいずれかの値を入力します。
¨ 0: オペレーティングシステムのデフォルトを使用する場合
¨ 1から255までの数値
DBMOVER文
179
BUFND=data_buffers
オプション。PowerExchangeがVSAMデータコントロールインターバルのために使用す
るI/Oバッファの数。 バッファとは、データコンポーネント内のコントロールインタ
ーバルのサイズです。
data_buffers変数には、以下のいずれかの値を入力します。
¨ 0: オペレーティングシステムのデフォルトを使用する場合
¨ 2から255までの数値
注:
BUFNDには1は指定できません。
使用上の注意:
¨ インデックスバッファを追加すると、高レベルインデックスの一部または全部が常駐す
ることにより、パフォーマンスが向上します。 バッファを追加すると、キーダイレク
ト処理のために高レベルインデックスレコードがDASDから取得される回数が最小限に抑
えられます。
ヒント: 通常は、PowerExchangeがデータおよびインデックスコントロールインターバ
ルのために使用するバッファの数は、グローバルVSAM文を使って設定するのではなく、
データマップで個々のバルクデータ移動操作について設定します。
¨ データバッファの数を増やすほど、制御領域が分割されているときのダイレクト挿入ま
たは更新、およびスパンレコードへのアクセスのパフォーマンスが向上します。
¨ 指定可能なバッファの最大数は、255(254個のデータバッファと1個の挿入バッファ)
です。
WAITDSN文
WAITDSN文は、Netportジョブが使用中のデータセットを待つかどうかを制御します。
オペレーティングシステム: z/OS
関連する文: GDGLOCATE、NETPORT、TAPEWAIT
必須: 不要
構文:
WAITDSN=Y
値: Yを入力します。PowerExchangeは動的割り当て(SVC99)要求を受けると、S99FLAG2
インジケータのS99WTDSNビットを指定することによって、使用中のデータセットを待ちま
す。
使用上の注意:
¨ デフォルトでは、PowerExchangeは使用中のデータセットを待ちません。
¨ この文を使用するには、Netport JCLのSTEPLIBの中のライブラリをAPF許可する必要が
あります。
¨ PowerExchangeは、PowerExchange Listenerを初期化するときにはこの文を無視しま
す。
180
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
WORKCLASS文
PowerExchange zIIPの利用が有効になっているときに、Workload Managerの分類のトラン
ザクション名を定義します。
オペレーティングシステム: z/OS
データソース: すべて
必須: 不要
構文:
WORKCLASS=transaction_name
値:
最大8文字の名前を入力します。
デフォルトはPWXWORKです。
WRT_ERROR_HANDLING文
WRT_ERROR_HANDLING文は、書き込みモード接続属性が書き込みの確認はオンに設定されて
いる場合に、ライタのパーティション化を使用するバルクデータ移動セッションについ
て、PowerExchange Listenerから返されるエラーメッセージの処理に代替方法を使用する
かどうかを指定します。
オペレーティングシステム: Linux、UNIX、またはWindows(PowerCenter Integration
Serviceが実行されている場所)
データソース: すべて
データターゲット: VSAMデータセットおよびシーケンシャルファイル
必須: 不要
構文:
WRT_ERROR_HANDLING={N|Y}
有効な値:
¨ N。 ターゲット上のPowerExchange Listenerから返されたエラーメッセージの処理にデ
フォルトの方法を使用します。
¨ Y。 これらのエラーメッセージの処理に代替方法を使用します。 代替方法は、特定の
状況ではより効率的な場合があります。 Yは、以下の状況でのみ指定します。
- ライタのパーティション化が有効になっている。
- 書き込みモード接続属性が書き込みの確認はオンに設定されている。
- ライタパーティションに対する入力データに多くのエラーが含まれている。
デフォルトはNです。
使用上の注意: PowerCenterで、ライタパーティションを使用するバルクデータ移動セッシ
ョンに関するこのWRT_ERROR_HANDLINGの設定をオーバーライドできます。 PWX NRDBバッ
チアプリケーション接続のPWXオーバーライド属性に、WRT_ERROR_HANDLING設定を入力しま
す。 それには、このDBMOVER文と同じ構文を使用します。
DBMOVER文
181
WRT_ERROR_HANDLING=Yを指定し、書き込みモード接続を書き込みの確認はオフに設定した
場合、この文は無視されます。
PowerExchangeのメッセージログオプション
PowerExchangeは、ログファイルを使用して、バルクおよび変更データキャプチャ(change
data capture:CDC)操作に関する情報メッセージおよびエラーメッセージを格納します。
以下のログファイルを使用するようにPowerExchangeを設定できます。
¨ PowerExchangeログファイル。 PowerExchangeログファイルは、PowerExchangeメッセ
ージ用のデフォルトのログファイルです。 このログファイルが存在しない場合、
PowerExchangeはファイルを作成します。 PowerExchangeログファイルが一杯になった
場合、ログファイルをクリアする必要があります。 PowerExchangeは、メッセージが生
成されると、この単一のログファイルに各メッセージを書き込みます。
¨ PowerExchange代替ログファイル。 DBMOVERコンフィギュレーションファイルでTRACING
文をコード化することにより、PowerExchangeで代替ログファイルを使用するように要
求できます。 これらの代替ログファイルが存在しない場合、PowerExchangeはこれらの
ファイルを作成します。 PowerExchangeは、代替ログファイルを順に切り替えるので、
空き領域不足になりません。 また、PowerExchangeはメッセージをバッファし、カスタ
マイズしたフラッシュ間隔に基づいてディスクファイルに書き込むため、これらのファ
イルのI/Oアクティビティを軽減できます。
PowerExchangeメッセージログファイル
デフォルトで、PowerExchangeは、すべてのメッセージをPowerExchangeメッセージログフ
ァイルに書き込みます。
ログファイルが存在しない場合、PowerExchangeはファイルを作成します。以下の表に、
PowerExchangeメッセージログの名前とデフォルトの場所をオペレーティングシステム別に
示します。
182
システムタ
イプ
ファイル名
場所
i5/OS
datalib/
LOG(DTLLOG)
PowerExchangeがインストール中に作成す
る、PowerExchangeデータライブラリ、
datalibでのLOGファイルのメンバ。
Linux、
UNIX、およ
びWindows
detail.log
稼働しているPowerExchangeプロセスの現在
の作業ディレクトリ内のファイル。
z/OS
DTLLOG DD文
PowerExchangeジョブのDTLLOG DD文に割り
当てられるデータセット。 このDD文は、永
続データセット、またはSYSOUTデータセット
を指し示すことができます。
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
単一のファイルにメッセージを書き込むと、手動で操作しなければ、PowerExchangeメッセ
ージログファイルが一杯になるまでデータの容量は増大し続けます。 この空き領域不足
は、通常、PowerExchange Listenerなどの実行時間の長いPowerExchangeタスクで起こり
ます。 また、PowerExchangeは、各メッセージを書き込むために、PowerExchangeメッセ
ージログファイルを開いて閉じる必要があります。 メッセージ容量が大きくなると、この
開いて閉じるというアクティビティによって、パフォーマンスが低下し、リソース使用率
が増大することがあります。
PowerExchange代替ログファイル
PowerExchange代替ログファイルは、元のPowerExchangeログファイルよりも優れた柔軟性
とパフォーマンスをもたらします。
代替ログファイルを使用するようにPowerExchangeを設定した場合、PowerExchangeは、こ
れらのログファイルにほとんどのメッセージを書き込みます。 PowerExchangeは、元の
PowerExchangeログファイルに、初期スタートアップメッセージを書き込みます。
PowerExchangeは、トレースサブタスクを初期化した後、代替ログファイルだけにメッセー
ジを書き込みます。
PowerExchange代替ログファイルは、元のPowerExchangeログに比べ以下のような利点をも
たらします。
¨ PowerExchangeがメッセージのロギングに複数のファイルを使用できる。 現在のログフ
ァイルが一杯になると、PowerExchangeは、次のログファイルに切り替えるので、ログ
満杯状況を防止します。
¨ 代替ログファイルを開いた後、PowerExchangeは、指定された間隔でログファイルに書
き込めるように、メッセージをバッファする。 このバッファ処理により、ファイルを
開き、閉じ、書き込むというアクティビティの回数が減少し、パフォーマンスおよびリ
ソース使用率が改善します。
¨ 代替ログファイルのサイズおよび数と、PowerExchangeがログレコードをファイルにフ
ラッシュする頻度を制御できる。
代替ログファイルを使用するには、DBMOVERコンフィギュレーションファイルでTRACING文
を指定します。
z/OSでの代替ログデータセットのサイズの決定
PowerExchangeはDCB属性を使用して、z/OSで代替ログデータセットを割り当てます。
PowerExchangeは以下のDCB属性を使用して、z/OSで代替ログデータセットを割り当てま
す。
¨ ブロックサイズ(BLKSIZE)は27,998です。
¨ データセット編成(DSORG)はPSです。
¨ レコード形式(RECFM)はVBです。
¨ レコード長(LRECL)は、TRACING文のRECLENパラメータの値です。
以下の式を使用して、代替ログデータセットのプライマリおよびセカンダリ領域をブロッ
ク単位で計算できます。
primary space = log_size / 27998
secondary space = primary_space / 10
PowerExchangeのメッセージログオプション
183
これらの式には、以下の変数が含まれます。
¨ log_sizeは、TRACING文のSIZEパラメータに対して指定する値です(MBからバイトに変
換します)。
¨ 27998はバイト単位でのブロックサイズです。
¨ primary_space は、log_sizeを27,998で割って計算した値です。
例えば、SIZEパラメータに100と指定し、以下の計算を実行します。
primary space = 104,857,600 / 27,998 = 3745 blocks
secondary space = 3745 / 10 = 374 blocks
z/OS上の代替ログデータセット用の割り当てオプション
DBMOVERコンフィギュレーションファイルでTRACING文を指定すると、PowerExchangeは代
替ログデータセットを使用してPowerExchangeのジョブおよび開始タスクからのメッセージ
をログに記録します。 代替ログデータセットを割り当てるためのオプションがいくつか用
意されています。
以下のいずれかの割り当てオプションを使用します。
¨ 動的割り当て。 PowerExchangeのジョブまたは開始タスクのJCLでDTLLOG nn文を指定し
ない限り、PowerExchangeはログデータセットを動的に割り当てます。 ログデータセッ
トに名前を付けるために、PowerExchangeはTRACING文でPFXパラメータ値を使用しま
す。 ログデータセットの数を決定するために、PowerExchangeはTRACING文でFILENUM
パラメータ値を使用します。
¨ SYSTOUT=*が指定された単一のDTLLOG01 DD文。 設定を簡単にし、特定のジョブ実行の
メッセージ出力を検出しやすくするために、PowerExchangeジョブのJCLのSYSOUT=*を参
照する単一のDTLLOG01 DD文と、メッセージを発行する開始タスクを定義することをお
勧めします。 これらのジョブまたはタスクのいずれかを実行すると、そのメッセージ
出力がすべて単一のSYSOUTデータセットに書き込まれます。 この場合、PowerExchange
でPFX、APPEND、FILENUM、およびVIEWパラメータは使用されません。 ただし、動的割
り当てが使用される他のジョブおよび開始タスクがある場合、PowerExchangeでは、そ
れらのジョブおよびタスクに対して、PFX、APPEND、FILENUM、およびVIEWパラメータ
(定義されている場合)が優先されます。
¨ 異なるデータセット名のDTLLOGnn DD文。 PowerExchangeジョブまたは開始タスクのJCL
で、DTLLOGnn DD文を異なるデータセット名で指定できます。 TRACING文でPFXパラメー
タを指定する必要がありますが、PowerExchangeはそれを無視します。 また、
PowerExchangeは、DTLLOG nn DD文を含むすべてのジョブでFILENUMパラメータを無視し
ます。 PowerExchangeは、ログデータセットに、動的に割り当てられたログデータセッ
トの場合と同じラウンドロビンアルゴリズムを使用します。
変数nnは01~99の数値です。 最大99個のDTLLOG nn DD文を指定できます。
184
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
¨ GDGを指定する単一のDTLLOG01 DD文。 z/OSで代替ログ用にGDGを使用するには、
PowerExchange Listener JCLの単一のDTLLOG01 DD文でGDG(0)およびDISP=SHRを指定し
ます。 また、PowerExchange Listenerを起動する前に、GDGの世代を少なくとも1つ割
り当て、作成します。
GDG(0)を使用することにより、TRACING文でAPPEND=Yを使用してPowerExchangeを有効
にし、現行世代へのメッセージのログ記録を再開することができます。 また、VIEW=Y
を使用して、PowerExchange Listenerタスクがアクティブな間にGDG内のログレコード
を表示することもできます。 APPEND=Nを指定すると、PowerExchange Listenerが起動
したときに新しい世代が作成されるようになります。
PowerExchangeは、GDGの世代数を制限しません。 TRACING文の FILENUMパラメータは
無視されます。 代わりに、GDG定義内のLIMIT値によって世代数が制限されます。 この
制限に達すると、オペレーティングシステムは最も古い世代をGDGから自動的に除去
し、GDGに対してSCRATCHパラメータが定義されている場合はその世代を削除します。
制限: 代替ログデータセットに対してDFSMS圧縮を使用することはできません。
DTLLOGnn DD文を使用する前に、以下の考慮事項を確認します。
¨ 以下の目的で、DTLLOG DD文を引き続き指定する必要があります。
- 初期スタートアップメッセージを書き込むため
- PowerExchangeに、代替ログデータセットへの割り当てまたは書き込みエラーが発生
した場合に、メッセージを書き込むため
DTLLOG DD文は、永続データセットまたはSYSOUTデータセットを示すことができます。
代替ログファイルでのあらゆる障害に対する防御として、または空き領域不足を防止す
るために、use SYSOUT=*を指定することをお勧めします。
¨ JCLでDTLLOGnn DD文を指定しない限り、PowerExchangeは代替ログファイルを動的に割
り当てます。
¨ PowerExchangeログおよびトレース情報の損失を防止するため、DTLLOG nn DD文で
PowerExchangeジョブごとに一意のデータセット名を使用します。
¨ 代替ログ記録にGDGを使用する場合は、GDG(0) を指定する単一のDTLLOG01 DD文をJCLに
追加します。
¨ 代替ログファイルに書き込むPowerExchangeのジョブおよび開始タスクには、
PowerExchange Listener、PowerExchange Condense、PowerExchangeエージェント、お
よびNetportジョブが含まれます。 また、Adabas、Datacom、IDMS、およびIMSログベー
スECCRも、代替ログファイルを使用できます。
ただし、PowerExchangeロッガー、バッチVSAM ECCR、CICS/VSAM ECCR、およびIMS同期
ECCRは、PowerExchangeのメッセージログファイルにも代替ログファイルにもメッセー
ジを書き込みません。
PowerExchangeのメッセージログオプション
185
関連項目:
¨ 「TRACING文」
(ページ170)
コンシューマ API(consumer API:CAPI)接
続文
CAPI接続文は、PowerExchangeが、データベースインスタンスの変更ストリームから変更デ
ータをキャプチャし抽出する方法を設定します。
変更ストリームを処理するPowerExchangeインストールのDBMOVERコンフィギュレーション
ファイルでCAPI接続文を指定します。 抽出処理をオフロードする場合、いくつかの設定に
関する追加の考慮事項が適用されます。
詳細については、『PowerExchange CDCガイド(Linux、UNIX、Windows用) 』と
『PowerExchange CDCガイド(z/OS用) 』を参照します。
ソースタイプごとに、少なくとも1つのソース固有のCAPI_CONNECTION文を定義する必要が
あります。 z/OSソースおよびOracleの場合、UOW Cleanserに対してUOWC CAPI_CONNECTION
文を指定する必要があります。
必要に応じて、同じDBMOVERファイルで、同じタイプまたは異なるタイプの複数の
CAPI_CONNECTION文を指定します。
複数のCAPI接続とオーバーライド
PowerExchangeは、単一のPowerExchange ListenerおよびDBMOVERコンフィギュレーション
ファイルを単一のサーバーで使用して、複数のソースタイプの変更をキャプチャできま
す。
DBMOVERコンフィギュレーションファイルでは、最大8個のCAPI_CONNECTION文を定義でき
ます。
CAPI_CONNECTION文は、TYPEパラメータで示したように、同じタイプでも混在したタイプで
も構いません。 各文のNAMEパラメータは一意の名前を指定する必要があります。
1つのソースタイプに対して複数のCAPI_CONNECTION文を定義した場合、オプションで
CAPI_SRC_DFLT文を定義して、そのソースタイプのデフォルトのCAPI_CONNECTIONを特定で
きます。 また、オプションで、DBMOVERファイルで定義されたすべてのCAPI_CONNECTION
文から全般的なデフォルト文を指定するCAPI_CONN_NAMEパラメータを指定できます。
デフォルトを指定する代わりに、以下のCAPI接続名オーバーライドを使用して、特定の
CAPI_CONNECTION文を示すことができます。
¨ CDCセッションの場合、PowerCenter PWXアプリケーション接続の[CAPI接続名オーバー
ライド]属性。
¨ PowerExchange NavigatorでCAPXRTデータベース行のテストを行う場合、[CAPXRT詳細
パラメータ]ダイアログボックスの[CAPI接続名]値。 リスタートトークンの生成用
にSQL文を追加する場合、オーバーライドCAPI_CONNECTIONを示すCONNAMEパラメータを
含めます。
186
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
¨ DTLUAPPLを使用してリスタートトークンを生成する場合、DTLUAPPL制御文のCONN_OVRパ
ラメータ。
¨ PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)の場合、pwxccl.cfgコンフィギュ
レーションファイルのCONN_OVRパラメータ。
¨ PowerExchange ODBC接続の場合、odbc.iniファイルまたはSQLエスケープシーケンスオ
ーバライドDTLCONNOVRでDTLCONN_OVRパラメータ。
以下のオーバーライドを使用することをお勧めします。
¨ Linux、UNIX、およびWindowsソースから変更データを抽出する場合は、CDCセッション
のアプリケーション接続で、[CAPI接続名オーバーライド]値を指定します。
¨ PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)を使用する場合は、pwxccl.cfgフ
ァイルでCONN_OVRパラメータを指定します。
以下のサンプル文には、全般的なCAPI_CONN_NAMEデフォルトとDB2用のCAPI_SRC_DFLTデフ
ォルトを使用した、DB2およびOracle用の複数のソース固有のCAPI_CONNECTION文が含まれ
ています。
CAPI_CONN_NAME=DTLUDB1
/*
CAPI_CONNECTION=(NAME=DTLUDB1,TYPE=(UDB,CAPINAME=CAPIUDB1))
CAPI_CONNECTION=(NAME=CAPIUDB1,TYPE=(UDB,
DATABASE=SAMPLE1,DBCONN=SAMPLE1,PASSWORD=user,USERID=password,
CCATALOG=DTLCCATLAOG))
/*
CAPI_CONNECTION=(NAME=DTLUDB2,TYPE=(UDB,CAPINAME=CAPIUDB2))
CAPI_CONNECTION=(NAME=CAPIUDB2,TYPE=(UDB,
DATABASE=SAMPLE2,DBCONN=SAMPLE2,PASSWORD=password,USERID=user,
CCATALOG=DTLCCATLAOG))
/*
CAPI_CONNECTION=(NAME=DTLUDB,TYPE=(UDB,CAPINAME=CAPIUDB,))
CAPI_CONNECTION=(NAME=CAPIUDB,TYPE=(UDB,
DATABASE=SAMPLE,DBCONN=SAMPLE,PASSWORD=password,USERID=user,
CCATALOG=DTLCCATALOG))
CAPI_SRC_DFLT=(UDB,DTLUDB2)
/*
ORACLEID=(OEMCAP,OEMDB,OEMDB.INFORMATICA.COM,OEMDB.INFORMATICA.COM)
CAPI_CONNECTION=(NAME=CAPIUOWC,TYPE=(UOWC,CAPINAME=CAPIORA))
CAPI_CONNECTION=(NAME=CAPIORA,TYPE=(ORCL,ORACOLL=OEMCAP))
CAPI_SRC_DFLT文
ソースタイプごとにCAPI_SRC_DFLT文を指定して、そのソースタイプのデフォルトの
CAPI_CONNECTION文を特定できます。
CAPI_SRC_DFLT文の構文は次のとおりです。
CAPI_SRC_DFLT=(source_type,capi_connection_name)
CAPI_SRC_DFLT文の2番目のパラメータは、互換タイプのCAPI_CONNECTION文を示す必要が
あります。 以下の表に、CAPI_SRC_DFLTソースタイプごとに、互換性のある
CAPI_CONNECTIONタイプを示します。
CAPI_SRC_DFLTタイプ
CAPI_CONNECTION文タイプ
AS4
UOWC
CAPX
CAPX
コンシューマ API(consumer API:CAPI)接続文
187
CAPI_SRC_DFLTタイプ
CAPI_CONNECTION文タイプ
DB2、IMS、ADA、IDM、VSAM、VSM、DCM、お
よびIMLまたはIDL
UOWC
ORA
UOWC
MSS
MSQL
UDB
UDB
例えば、以下の文は、DB2 for Linux、UNIX、およびWindows用とOracle用のデフォルトの
CAPI_CONNECTION文を特定します。
CAPI_SRC_DFLT=(UDB,DTLUDB2)
CAPI_SRC_DFLT=(ORA,CAPIORA)
関連項目:
¨ 「STATS文」
(ページ159)
CAPI文とオーバーライドの優先順位
PowerExchangeは、使用するCAPI接続情報を決定するときに、以下の優先順位を使用しま
す。
1.
CAPI接続名オーバーライドは、CAPI_SRC_DFLT文およびCAPI_CONN_NAME文より優先さ
れます。
2.
特定のソースタイプのCAPI_SRC_DFLT文は、そのソースタイプのCAPI_CONN_NAME文よ
り優先されます。
3.
CAPI接続名オーバーライドまたはCAPI_SRC_DFLT文を指定しない場合、PowerExchange
はCAPI_CONN_NAME文を使用します。
4.
ソースに対してCAPI接続名オーバーライドまたはCAPI_SRC_DFLT文を指定せず、
CAPI_CONN_NAME文も使用できない場合、PowerExchangeは、DBMOVERコンフィギュレー
ションファイルのソースタイプに対して、最初のCAPI_CONNECTION文を使用します。
ヒント: 最も効率的にCAPI処理を行えるように、CAPI接続名オーバーライドを指定するこ
とをお勧めします。
ソース固有のCAPI_CONNECTION文
すべてのPowerExchange CDCシステムで、キャプチャおよび抽出処理にCAPI_CONNECTION文
が必要になります。
これらの文はDBMOVERコンフィギュレーションファイルで定義します。 定義する
CAPI_CONNECTION文のタイプはソースタイプおよびシステムごとに異なります。 以下の表
188
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
に、必須およびオプションのCAPI_CONNECTION文タイプをオペレーティングシステムごとに
特定します。
ソースシステ
ム
CAPI_CONNECTIONタイプ
すべてのz/OS
ソース
- PowerExchangeロッガー(MVS用)ログファイルから変更デ
ータを抽出するログ読み取りAPIのLRAP CAPI_CONNECTION
(必須)
- UOW Cleanser用のUOWC CAPI_CONNECTION(必須)
DB2 for i5/OS
- DB2ジャーナルから変更データを抽出するジャーナルリーダ
ー用のAS4J CAPI_CONNECTION(必須)
- UOW Cleanser用のUOWC CAPI_CONNECTION(必須)
DB2 for
Linux、UNIX、
およびWindows
- DB2リカバリログからの変更抽出用のUDB CAPI_CONNECTION
(必須)
- 継続抽出モードを使用する場合、CAPX CAPI_CONNECTION
(オプション)
Microsoft SQL
Server
- Microsoft SQL Serverディストリビューションデータベー
スからの変更抽出用のMSQL CAPI_CONNECTION(必須)
- 継続抽出モードを使用する場合、CAPX CAPI_CONNECTION
(オプション)
Oracle
- Oracle REDOログからの変更抽出用のORCL CAPI_CONNECTION
(必須)
- UOW Cleanser用のUOWC CAPI_CONNECTION(必須)
- 継続抽出モードを使用する場合、CAPX CAPI_CONNECTION
(オプション)
PowerExchangeアプリケーションサービスの
DBMOVER文
PowerExchange Listenerまたはロッガーサービスを作成する前に、DBMOVERや他の構成文
を定義する必要があります。
PowerExchangeアプリケーションサービスの作成および設定の詳細については、
『Informatica管理者ガイド 』を参照します。
PowerExchange Listenerサービスを設定するには、以下のシステムで以下のDBMOVER文を
定義します。
文
説明
定義する場所
参照
LISTENER
必須。指定され
た
PowerExchange
Listenerプロセ
PowerExchange
Listenerプロセスが
稼働しているすべての
システム。
「LISTENER
文」 (ページ
121)
PowerExchangeアプリケーションサービスのDBMOVER文
189
文
説明
定義する場所
参照
スが作業要求を
リスンする
TCP/IPポートを
定義します。
190
service_name
パラメータを
付けたNODE
オプション。
Listenerサービ
スから
PowerExchange
Listenerプロセ
スに接続するよ
うに、
PowerCenter
Integration
Serviceを設定
します。
PowerCenter
Integration Service
システム。
「NODE文」
ージ132)
SECURITY
オプション。
PowerExchange
が、
PowerExchange
へのユーザーア
クセスを認証
し、特定の
infacmd pwxコ
マンドを発行す
る権限をユーザ
ーに与えるかど
うかを制御しま
す。
ターゲット
PowerExchange
Listenerプロセスが
稼働しているすべての
システム。
「SECURITY
文」 (ページ
221)
SVCNODE
必須。
PowerExchange
Listenerプロセ
スがコマンドを
リスンするTCP/
IPポートを指定
します。
Listenerサービ
スは1つ以上の
PowerExchange
Listenerプロセ
スにコマンドを
発行するので、
この文は必須で
す。
ターゲット
PowerExchange
Listenerプロセスが
稼働しているすべての
システム。
「SVCNODE文」
(ページ163)
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
(ペ
ロッガーサービスを設定するには、ロッガーサービスが稼働しているシステムで以下の構
成文を定義します。
文
コンフィギュ
レーションフ
ァイル
説明
参照
CONDENSENAME
pwxccl.cfgフ
ァイル
必須。PowerExchangeロッ
ガープロセスのコマンドハ
ンドラの名前を定義しま
す。
『PowerExcha
nge CDCガイ
ド(Linux、
UNIX、
Windows
用)』
SECURITY
DBMOVERコンフ
ィギュレーショ
ンファイル
オプション。
PowerExchangeが、
PowerExchangeへのユーザ
ーアクセスを認証し、特定
のinfacmd pwxコマンドを
発行する権限をユーザーに
与えるかどうかを制御しま
す。
「SECURITY
文」 (ペー
ジ221)
SVCNODE
DBMOVERコンフ
ィギュレーショ
ンファイル
必須。PowerExchangeロッ
ガープロセスのコマンドハ
ンドラがコマンドをリスン
するTCP/IPポートを指定し
ます。 Listenerサービス
はPowerExchangeロッガー
プロセスにコマンドを発行
するので、この文は必須で
す。
「SVCNODE
文」 (ペー
ジ163)
pwxcmdプログラムから発行されたコマンドの
DBMOVER文
pwxcmdのコマンドを、アプリケーションサービスが管理しないPowerExchangeプロセスに送
信するには、pwxcmdのコマンドを受信するようにPowerExchangeプロセスを設定します。
また、pwxcmdのコマンドの発行元のLinux、UNIX、またはWindowsシステムで、
PowerExchangeプロセスへの接続を設定します。 pwxcmdコマンドの設定タスクの詳細につ
いては、『PowerExchangeコマンドリファレンス 』を参照します。
pwxcmdプログラムから発行されたコマンドのDBMOVER文
191
pwxcmdコマンドを受信するようにPowerExchange Listenerを設定するには、
PowerExchange Listenerプロセスが稼働しているノードで以下のDBMOVER文を定義します。
文
説明
参照
LISTENER
必須。指定されたPowerExchange
Listenerプロセスが作業要求をリスン
するTCP/IPポートを定義します。
「LISTENER文」
(ページ121)
SECURITY
オプション。PowerExchangeが、
PowerExchangeへのユーザーアクセス
を認証し、特定のpwxcmdコマンドを発
行する権限をユーザーに与えるかどう
かを制御します。
「SECURITY文」
(ページ221)
SVCNODE
必須。PowerExchange Listenerプロ
セスがコマンドをリスンするTCP/IPポ
ートを指定します。
「SVCNODE文」
(ページ163)
pwxcmdコマンドを受信するようにPowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)プ
ロセスを設定するには、PowerExchangeロッガープロセスが稼働しているノード上で、以下
の構成文を定義します。
192
文
コンフィギュ
レーションフ
ァイル
説明
参照
CONDENSENAME
pwxccl.cfgフ
ァイル
必須。pwxcmdコマンドのタ
ーゲットである
PowerExchangeロッガープ
ロセスのコマンド処理サー
ビスの名前を定義します。
オペレーティ
ングシステム
用のCDCガイ
ド
SECURITY
DBMOVERコンフ
ィギュレーショ
ンファイル
オプション。
PowerExchangeが、
PowerExchangeへのユーザ
ーアクセスを認証し、特定
のpwxcmdコマンドを発行す
る権限をユーザーに与える
かどうかを制御します。
「SECURITY
文」 (ペー
ジ221)
SVCNODE
DBMOVERコンフ
ィギュレーショ
ンファイル
必須。PowerExchangeロッ
ガー(Linux、UNIX、
Windows用)プロセスがコ
マンドをリスンするTCP/IP
ポートを指定します。
「SVCNODE
文」 (ペー
ジ163)
第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
最後に、pwxcmdコマンドを送る送信先のPowerExchangeプロセスへの接続を設定します。
以下の表では、pwxcmdコマンドの発行元のLinux、UNIX、またはWindowsシステムで定義す
るDBMOVER文について説明します。
文
コンフィギュレ
ーションファイ
ル
説明
参照
CMDNODE
dbmover.cfgフ
ァイル
必須。pwxcmdコマンドの
ターゲットである
PowerExchangeプロセスの
接続情報を指定します。
「CMDNODE
文」 (ペー
ジ86)
サンプルのDBMOVERコンフィギュレーション
ファイル
PowerExchangeには、システムごとにサンプルのDBMOVERコンフィギュレーションファイル
が用意されています。
コンフィギュレーションファイルを作成するときに、サンプルファイルを出発点として使
用します。
サンプルファイルは以下の場所にあります。
¨ i5/OSでは、datalibライブラリのCFGファイルのDBMOVERメンバ
¨ Linux、UNIX、およびWindowsでは、PowerExchangeインストールディレクトリの
dbmover.cfg_sampleファイル
¨ z/OSでは、RUNLIBライブラリのDBMOVERメンバ
注: z/OS DBMOVERメンバには、山かっこ< >で囲まれた変数が含まれます。これは、
Installation Assistantを使用してインストールを完了するときに、PowerExchangeが
特定の値に置き換えます。
サンプルのDBMOVERコンフィギュレーションファイル
193
第 3 章
Netportジョブ
この章では、以下の項目について説明します。
¨ Netportジョブの概要, 194 ページ
¨ Netportジョブの設定, 195 ページ
¨ Netportジョブの説明, 195 ページ
¨ Netportジョブ用のPowerExchange置換変数, 196 ページ
¨ Netportジョブとオフロード処理, 199 ページ
¨ NetportジョブとDB2バルクデータロード, 199 ページ
¨ 世代別データセット用のNetportジョブの使用, 200 ページ
Netportジョブの概要
PowerExchangeは、DBMOVERコンフィギュレーションファイルのパラメータを使用して、
Netportジョブと呼ばれるJCLストリームをポートにリンクします。 Netportジョブはいく
つかの状況で有用です。 Netportジョブを使用する場合は、以下の点を考慮してくださ
い。
¨ DLIBATCHまたはIMS BATCHが実行されるIMSアクセスなどの、PowerExchange以外の特定
のモジュールを介してアクセスする必要があります。
¨ 過度の待機時間が生じる可能性があります。例えば、データがテープ上にある場合、テ
ープのマウントを待機することによって、大幅な遅延が生じる可能性があります。
¨ NetportジョブでGDGを使用する場合、十分な考慮を払う必要があり、特殊な構成要件が
適用されます。
¨ ユーザーIDの完全チェックを必要とする(DBMOVERコンフィギュレーションファイルの
SECURITYパラメータが2,xに設定されている場合など)ときに、IDMSデータにアクセス
する場合は、Netportジョブを使用する必要があります。
194
関連項目:
¨ 「世代別データセット用のNetportジョブの使用」
(ページ200)
Netportジョブの設定
Netportジョブを設定するには、次の手順を実行します。
1.
Netportジョブ要求を待機するポートを割り当てます。
2.
NetportジョブJCLを含むデータセットをそのポートに関連付けます。
DBMOVERコンフィギュレーションファイルにより、テープおよびGDG用のNetportジョブが構
成され、IMSが不要でない限りIMS用の別のNetportジョブが構成されます。 以下のパラメ
ータが、IMS Netportのインストール時に含められます。
LISTENER=(node1,TCPIP,12480)
NETPORT=(node1,12480,,,"DTLUSR.V800B11.RUNLIB(IMSJCL)",PSB1)
PowerExchange Navigatorから行のテストを実行してIMSデータを読み込むには、Windows
上のdbmover.cfgファイルに以下のようにノードを追加する必要があります。
NODE=(imsnet,TCPIP,12.34.56.78,12480)
IMS行テストをデータマップに対して実行する場合は、ノード名(前の例では、
「imsnet」)を使用してデータにアクセスします。PowerExchange Listenerにより、ジョ
ブIMSJCLがサブミットされ、パラメータとしてPSB名(PSB1)がJCLに渡されます。
新規のNetportジョブの場合は、DBMOVERメンバに新しいLISTENER文とそれに関連付けられ
たNETPORT文を入力する必要があります。 TAPEJCLメンバ用のLISTENER文とNETPORT文をテ
ンプレートとして使用します。 NETPORT文で、適切なポートをNetportジョブに割り当てま
す。 定位置カンマが残っていることを確認してください。
LISTENERおよびNETPORT文の最初のパラメータ(前の例では「node1」)は、この
PowerExchange ListenerがリスンするポートのLISTENER文内のノード名をポイントする必
要があります。デフォルト構成では、node1および2480が使用されます。
Netportジョブの説明
PowerExchangeでは、以下のRUNLIBライブラリメンバ内にNetportジョブのサンプルが用意
されています。
¨ CAPXJCL(CDCデータソース用)
¨ IMSJCL(IMSバルクデータソース用)
¨ GDGJCLおよびTAPEJCL(IMS以外のバルクデータソース用)
¨ NETJCL(置換変数の例)
注: CAPXJCL、GDGJCL、およびTAPEJCLメンバは、NetportジョブDTLLST3にPowerExchange
Listenerを実行します。 IMSJCLメンバは、IMS PROC、DLIBATCHを実行します。 NETJCLは
IEFBR14を実行します。
Netportジョブの設定
195
他のNetportジョブが必要な場合は、サンプルメンバうちの1つのJCLをテンプレートとして
使用して作成します。
サンプルメンバは、64MB(IMS以外のジョブ用)または128MB(IMSジョブ用)のメモリを割
り当てるREGION文を含んでいます。 Netportジョブ用のJCLが環境内でのPowerExchange処
理に十分なメモリを割り当てていることを確認する必要があります。 PowerExchangeがICU
ベースのコードページ変換を実行する必要がある場合は、メモリ使用量が特に問題になり
ます。
IDMSアクセスが必要な場合にDBMOVERコンフィギュレーションファイルのSECURITYパラメー
タが2に設定されている場合は(IDMSアクセスをサブミットするすべてのユーザーについ
て、関連するセキュリティパッケージでユーザーIDおよびパスワードをチェックする必要
がある)、Netportジョブを使用する必要があります。 関連性のある新しい名前でTAPEJCL
メンバをコピーします。PowerExchangeで、IDMS.LOADLIBおよびIDMS.DBA.LOADLIBが
STEPLIBライブラリにコピーされることを確認してください。作成したJCLに、以下のDD文
をコーディングします。
//SYSIDMS
//
DD DSN=&HLQ..RUNLIB(DTLDMCL),
DISP=(SHR)
セントラルバージョンのJCLに関連するSYSCTL文が含まれているか、以下のDD文が含まれて
いることを(ローカルで実行する場合)確認します。
//IDMSDCT
//IDMSFIL
INCLUDE MEMBER=IDMSDICT
INCLUDE MEMBER=IDMSFILE
これらのメンバには、関連するディクショナリ定義とデータベースファイル定義が必要で
す。
注: 新しいNetportジョブを検出するために、PowerExchange Listenerをリスタートする
必要があります。
関連項目:
¨ 「Netportジョブの設定」
(ページ195)
Netportジョブ用のPowerExchange置換変数
PowerExchangeには、Netportジョブの制御とカスタマイズのための置換変数が用意されて
います。 PowerExchangeは、Netportジョブをz/OSへサブミットする前に、スケルトン
Netport JCLの中で定義された置換変数を適切な値を使って解決します。 スケルトンJCLメ
ンバは、DBMOVERコンフィギュレーションファイル内のNETPORT文の5番目の位置パラメータ
によって特定されます。
RUNLIBライブラリのNETJCLメンバの中にあるサンプルJCLは、置換変数を入力して一意のデ
ータセット名を形成する方法を示しています。 サンプルのCAPXJCL、GDGJCL、IMSJCL、ま
たはTAPEJCL JCLに基づくNetportジョブに、変数を含めることができます。
196
第 3章: Netportジョブ
以下の表に、置換変数を示します。
置換変数
JCL内で使用され
る場所
説明
%CLIENT
PARMS文の1行目の
4番目の位置パラ
メータ
PowerExchange Listenerのジョブ
名を含む、16進数形式の16バイト
の一意の識別子。
%CPNODE
PARMS文の1行目の
先頭の位置パラメ
ータ
PowerExchangeがNetportジョブを
サブミットするために使用した、
NETPORT文からのcpnodeパラメータ
値。
%CPPORT
PARMS文の1行目の
3番目の位置パラ
メータ
PowerExchangeがNetportジョブを
サブミットするために使用した、
NETPORT文からのcpportパラメータ
値。
%DATE_YYMMDD
DD文
グレゴリオ暦での現在の日付。
%DATE_YYYYDDD
DD文
ユリウス暦での現在の日付。
%DMX_ECSA
PARMS文の2行目に
あるキーワードパ
ラメータ
DATAMAPSファイルに対する最新の
更新の時刻が格納されているECSA
メモリの16進数形式のアドレス。
DMX_ECSAキーワードパラメータ
は、この置換変数をPARMS DDの2行
目に入力するために、次のように
使用する。
DMX_ECSA=%DMX_ECSA
このパラメータはオプションであ
る。データマップキャッシングを
使用していて、APF許可が使用でき
ない環境でNetportジョブを素早く
初期化できるようにする必要があ
る場合に、このパラメータを含め
る。 例えば、IMSデータベースへ
のアクセスがDL/Iを通じて行われ
る環境では、このパラメータを使
用する。
データマップキャッシングを使用
していない場合、このパラメータ
は無視される。
%Nn
JOB文
長さがnの数値カウンタの値。 長
さの有効な値は、1~7である。
PowerExchange Listenerは、存在
し得る数値カウンタそれぞれにつ
いて別々の値を保持し、各数値カ
ウンタが使用されるたびにその値
を1ずつ増分する。 例えば、
Netport JCLがJCL内の2か所で%N3
を指定した場合、最初の%N3は値
001を割り当てられ、2番目の%N3は
Netportジョブ用のPowerExchange置換変数
197
置換変数
JCL内で使用され
る場所
説明
値002を割り当てられる。 次に%N3
を参照するNetportジョブは値003
を割り当てられ、その後も同様に
割り当てられていく。
%PWD
JOB文
PowerExchange Listenerに接続し
たユーザーIDのパスワード。 パス
ワードの開示を防ぐために、この
置換変数はJOBカードのPASSWORDパ
ラメータでのみ使用する。
%SOCKNO
PARMS文の1行目の
2番目の位置パラ
メータ
PowerExchange Listenerへの接続
に使用されたソケットの番号。
%SMFTASK
198
DBMOVERメンバ内のSTATS文でSMFへ
の記録が指定されている場合、こ
の変数はPowerExchangeのタスク番
号になる。 それ以外の場合、値は
00000になる。
%TIME_HHMMSS
DD文
24時間形式で示される現在の時
刻。
%USER
JOB文
PowerExchange Listenerに接続し
たユーザーID。
%1
RUNLIBライブラリのサンプル
IMSJCLメンバがDLIBATCH PROC内の
PSBパラメータに値を代入するため
に使用する、オプションの置換変
数。 この変数は、DBMOVERメンバ
内のNETPORT文の6番目の位置パラ
メータとして入力する。
%2
オプションの置換変数。 この変数
は、DBMOVERメンバ内のNETPORT文
の7番目の位置パラメータとして入
力する。
%3
オプションの置換変数。 この変数
は、DBMOVERメンバ内のNETPORT文
の8番目の位置パラメータとして入
力する。
%4
オプションの置換変数。 この変数
は、DBMOVERメンバ内のNETPORT文
の9番目の位置パラメータとして入
力する。
第 3章: Netportジョブ
置換変数
JCL内で使用され
る場所
説明
%5
オプションの置換変数。 この変数
は、DBMOVERメンバ内のNETPORT文
の10番目の位置パラメータとして
入力する。
%6
オプションの置換変数。 この変数
は、DBMOVERメンバ内のNETPORT文
の11番目の位置パラメータとして
入力する。
%7
オプションの置換変数。 この変数
は、DBMOVERメンバ内のNETPORT文
の12番目の位置パラメータとして
入力する。
%8
オプションの置換変数。 この変数
は、DBMOVERメンバ内のNETPORT文
の13番目の位置パラメータとして
入力する。
Netportジョブとオフロード処理
Netportとオフロード処理を一緒に使用している場合は、PowerExchange Listenerと
Netportジョブが同じデータマップファイルをポイントしていることを確認する必要があり
ます。 このデータマップは、PowerExchange ListenerとNetportジョブのJCL内で//
DATAMAP DD文を使用して指定されます。
NetportジョブとDB2バルクデータロード
NetportジョブからDB2バルクデータロード操作を実行する場合は、そのロードを、個別に
サブミットされたジョブではなく、Netportジョブのタスクとして実行します。
このようなNetportジョブを作成するためのテンプレートとして、CAPXJCLなどのNetportジ
ョブのサンプルを使用できます。 サンプルジョブを編集して、通常はDB2 LOAD JCL内にあ
るDD文を追加する必要があります。
以下に例を示します。
//SORTOUT
//SORTWK01
//SYSDISC
//SYSERR
//SYSMAP
//SYSUT1
//UTPRINT
DD
DD
DD
DD
DD
DD
DD
UNIT=SYSDA,SPACE=(4000,(20,20),,,ROUND)
UNIT=SYSDA,SPACE=(4000,(20,20),,,ROUND)
UNIT=SYSDA,SPACE=(4000,(20,20),,,ROUND)
UNIT=SYSDA,SPACE=(4000,(20,20),,,ROUND)
UNIT=SYSDA,SPACE=(4000,(20,20),,,ROUND)
UNIT=SYSDA,SPACE=(4000,(20,20),,,ROUND)
SYSOUT=*
Netportジョブとオフロード処理
199
注: Netportジョブに、SYSPRINTのDD文を指定することはできません。 この出力は、DB2
LOAD用のファイルに割り当てられます。
世代別データセット用のNetportジョブの使
用
z/OS上の世代別データグループ(GDG)は、データにアクセスするための独自で柔軟な手法
を提供します。 相対世代番号を使用すると、固定データセット名を使用してGDG内の最新
の世代別データセットを参照できます。
この方法は、PowerExchangeデータマップおよびパートナETLツールに特に便利です。GDG名
は、データマップのデータセット名を動的に更新せずに単一のデータマップに配置できま
す。また、相対世代番号を使用してGDGデータセットに書き込むこともできます。
バッチジョブを実行し、AAA.BBB.CCC(0)などの相対世代番号を使用してGDGデータセットに
アクセスする場合、最新の世代が存在しているかどうかにかかわらず、バッチジョブ内の
同じ世代別データセットにアクセスすることになります。この方法は、z/OSバッチジョブ
の処理に適しています。 長時間実行されるバッチジョブや、PowerExchange Listenerな
どの開始されたタスクでは、相対参照を使用して現行世代のデータセットにアクセスする
のが一般的です。
デフォルトでは、PowerExchange Listenerは、最初に世代別データセットを参照した後、
世代テーブルはリフレッシュされません。相対世代番号を使用してPowerExchange
Listenerが世代別データセットにアクセスした後で行うすべてのGDG参照では、最初の参照
と同じ世代にアクセスされます。したがって、新しく作成された世代は参照できません。
相対世代番号を使用しているときにPowerExchange Listenerで世代テーブルをリフレッシ
ュできるようにするには、以下のいずれかのオプションを選択します。
¨ DBMOVERコンフィギュレーションメンバにGDGLOCATE=Yと入力します。 この設定によ
り、GDGへのアクセスが要求されたとき(既存のデータセットの読み取り時またはデー
タセットの新規作成時)にカタログが参照されるため、最新の情報が使用可能になりま
す。この機能では、PowerExchange Listenerをリサイクルする必要はありません。
¨ GDGタイプのNETPORTジョブを設定して、最新のGDGを参照できるようにします。これ
は、IMSを処理する方法に似ています。ファイルにアクセスするたびにNETPORTジョブが
シャットダウンし、それ以降の呼び出しで別のNETPORTジョブが起動されます。すべて
のGDGが意図したとおりに認識されます。
NETPORTジョブは、IMS、IDMS、および長いマウント時間を要するテープへのアクセスに
使用されます。
ソケットAPI呼び出しの制約を満たすため、NETPORTジョブがPowerExchange Listener
と同じz/OSイメージ上で実行されていることを確認します。 そうでない場合、ジョブ
がタイムアウトになる可能性があります。
¨ PowerExchangeを使用してGDGを作成する回数または作成の必要がある回数よりも頻繁
に、PowerExchange Listenerを定期的にリサイクルします。
200
第 3章: Netportジョブ
GDG用のNetportジョブの設定
GDG用のNetportジョブを設定するには、次の手順を実行します。
GDG用のNetportジョブを設定する手順:
1.
Netportジョブで使用する、使用可能なz/OSポートの番号(この例では「7777」)を
特定します。
2.
以下のように、ソースおよびターゲットのDBMOVERコンフィギュレーションファイルに
NODE文を追加します。
NODE=(MVS,TCPIP,mvs1,2480)
NODE=(MVSGDG,TCPIP,mvs1,7777)
ODBCドライバを使用してパートナソフトウェアからポイントする場合は、この新しい
場所のドライバを追加する必要があります。
3.
z/OS上のRUNLIBライブラリのDBMOVERコンフィギュレーションファイルを更新しま
す。
LISTENER=(node1,TCPIP,2480)
LISTENER=(node1,TCPIP,7777)
2番目のポートが標準的でないことを/OS PowerExchange Listenerに対して指定する
ために、適切なノード名とポート番号を指定したNETPORT文を追加します。 以下に例
を示します。
NETPORT=(node1,7777,,,"INFA.Vxyz.RUNLIB(GDGJCL)",,,,,,,,)
4.
TAPEJCLメンバをテンプレートとして使用して、GDGJCLというメンバをRUNLIBライブ
ラリ内に作成します。
z/OS PowerExchange Listenerは、Netportでアクティビティを検出すると、それを直
接処理するのではなく、NETPORT文の5番目のトークンで指定されたJCLファイルをJES
内部リーダーにサブミットしようとします。 JCLの読み込みおよびサブミットの完了
後、トークン%x(xは1~8の数値)のすべてのJCL行がスキャンされます。 NETPORT文
のパラメータ6~13から取得された適切な値で、これらのトークンが置き換えられま
す。 %xトークンと%Nxトークンは違うものです。 %Nxトークンは、長さがxの増分値を
生成するために使用されます。
TAPEJCLジョブからGDGJCLジョブを作成するには、ジョブカード(「%N5」を付加した
ままにして)と、PowerExchange Listenerジョブに必要な他のDDを追加します。 これ
で、Netportジョブに割り当てられたポートから要求を受け取るたびに、GDGJCLジョブ
をサブミットできるようになります。 これにより、z/OS上で、ジョブを終了して別の
ジョブを開始し、GDGを適切に処理できるようになります。
5.
z/OS上のPowerExchange Listenerを停止して、リスタートします。
GDGにアクセスするたびに、z/OSの場所ではなくz/OS GDGの場所をポイントします。
世代別データセット用のNetportジョブの使用
201
第 4 章
PowerExchangeメッセージ取
得先の優先
この章では、以下の項目について説明します。
¨ PowerExchangeメッセージ取得先の優先の概要, 202 ページ
¨ DTLMSGOファイル, 203 ページ
PowerExchangeメッセージ取得先の優先の概
要
大半のPowerExchangeメッセージのテキストはDTLMSGファイルに格納されています。このフ
ァイルは、インストール処理中に、出荷時に製品に組み込まれているコンテンツを使用し
て作成されます。PowerExchangeでは、これらのメッセージが以下のいくつかの場所に表示
されます。
¨ PowerExchangeログファイル(DTLLOGまたは代替ログファイル)
¨ 標準出力(stdout)
¨ システムオペレータコンソール(z/OSおよびi5/OSのみ)
メッセージ取得先の優先機能を使用すると、これらの場所(存在する場合)に特定のメッ
セージをルーティングできます。この機能は、インストール済み環境に固有の出力処理標
準を自動化または固守できるようにする場合に、デフォルトの出力先以外の場所にメッセ
ージをリダイレクトするのに役立ちます。また、この機能を使用して、特定のメッセージ
を抑止することもできます。メッセージを抑止する前に、その影響について考慮してくだ
さい。出力先オーバーライドは、少数のメッセージに対してのみ使用するのが一般的で
す。
メッセージ取得先の優先を構成するには、DTLMSGOと呼ばれるファイルを作成します。この
ファイルで、メッセージ番号に続きメッセージの書き込み先を指定します。DTLMSGOファイ
ルの場所をPowerExchangeに指定する方法は、システムによって異なります。
202
注: z/OS上では、DTLMSGファイルに含まれるもの以外のメッセージを発行できます。 こ
れらのメッセージは、EDMMSG DD文を使用して以下のPowerExchangeコンポーネントによっ
て書き込まれたメッセージで構成されます。
¨ PowerExchangeエージェント(一部のメッセージはDTLMSGファイルから発行されま
す。)
¨ PowerExchangeロッガー
¨ ログ読み取りAPIおよびログ書き込みAPI
¨ バッチVSAM、CICS/VSAM、Datacom、DB2 for z/OS、IDMS同期、IMS同期ECCRなどの、環
境変更キャプチャルーチン(ECCR)
関連項目:
¨ 「DTLMSGOファイル」
(ページ203)
DTLMSGOファイル
DTLMSGOファイルの場所は、システムによって異なります。
¨ z/OS上では、シーケンシャルデータセットまたはPDSメンバをポイントするDTLMSGO DD
文がJCLに含まれている必要があります。 サンプルファイルは、RUNLIBライブラリの
DTLMSGOメンバに用意されています。
¨ i5/OS上では、DTLMSGOメンバが dtllib/DTLMSGファイルにあります。
¨ Linux、UNIX、およびWindows上では、dtlmsgo.txtファイルがPowerExchangeのインス
トールディレクトリにあります。インストールディレクトリには、サンプルファイル
dtlmsgo_sample.txtが格納されています。
DTLMSGO文の構文規則
DTLMSGO文を定義する場合、以下の構文を使用してください。
¨ コメント行は、カラム1で「/*」で始める必要があります。
¨ 同じメッセージがDTLMSGOファイル内に複数回出現する場合は、最後に出現したメッセ
ージが使用されます。
DTLMSGO文の構文
DTLMSGO文には、以下の構文を使用してください。
msg_number,{msg_dest},{msg_dest}, ... | msg_number
DTLMSGO文の必須パラメータ
以下のパラメータはDTLMSGO文で必須です。
DTLMSGOファイル
203
msg_number
DTLMSGファイル(UNIX/Windows上ではdtlmsg.txt)から取得したメッセージ番号で
す。メッセージ番号は、プレフィックスのない5桁の数字です。
先行するゼロを指定する必要はありませんが、完全なメッセージ番号を指定する必要
があるため、包括機能またはマスキング機能はありません。
DTLMSGO文のオプションパラメータ
以下のパラメータはDTLMSGO文でオプションです。
msg_dest
このパラメータの有効な値は、以下のとおりです。
¨ Null。 出力先を指定しないと、メッセージは別の出力先に再ルーティングされま
せん。DTLMSGOファイルに含まれていない場合と同様に処理されます。
¨ LOG。 メッセージがPowerExchangeログにダイレクトされるように指定します。
これはDTLLOGファイルか代替ロギングファイルのどちらかです。代替ロギングファ
イルが使用されており、メッセージが代替ロギングサブタスクが初期化される前に
発行された場合は、メンバがDTLLOGファイルにリダイレクトされることがありま
す。
¨ NONE。メッセージが抑制されるように指定します。 メッセージは他のどの場所に
も表示されません。 このパラメータは、他の msg_dest値とは互いに排他的です。
¨ STDOUT。 メッセージが標準出力の場所にダイレクトされるように指定します。標
準出力の場所はシステムによって異なります。
z/OS上では、STDOUTは、指定されている場合はSYSPRINT DDに送信され、指定され
ていない場合は動的に割り当てられた一時JES SPOOLデータセットに送信されま
す。
i5/OS上では、STDOUTは、PowerExchangeがバックグラウンドジョブとして実行し
ている場合はQPRINTに送信され、対話型で実行している場合は端末に送信されま
す。
UNIXとWindows上では、STDOUTは、端末以外の場所にリダイレクトするように指定
しないかぎり、デフォルトで端末に送信されます。
¨ SYSCONS。 z/OS上では、メッセージがWrite-To-Operator(WTO)マクロによって
表示されるように指定します。 ルーティングコードはWTOに関連付けられていない
ため、ルーティングにはCONSOLxxのDEFAULT文で指定されたROUTCODE値が使用され
ます。
i5/OS上では、SYSCONSによりメッセージがオペレータのメッセージキューに送信さ
れます。
Linux、UNIX、およびWindows上では、SYSCONSは無視されます。
204
第 4章: PowerExchangeメッセージ取得先の優先
DTLMSGOファイルの例
以下のDTLMSGOファイルの例に、先行ゼロのないメッセージ(594および607)、出力先に変
更のないメッセージ(00595)、および複数の出力先があるメッセージ(00650、00651、
607)のコーディング方法を示します。
/*
/* Sample file to change message destinations
/*
/* region size msg to console
594,SYSCONS
/* use pwx defaults
00595
/* multiple destinations
00650,SYSCONS,LOG
00651,SYSCONS,LOG,STDOUT
/* suppress stats msg
00408,NONE
/*
607,STDOUT,LOG
/*
DTLMSGOファイル
205
第 5 章
SMFを使用した統計ロギング
この章では、以下の項目について説明します。
¨ SMFを使用した統計ロギングの概要, 206 ページ
¨ z/OSでのSMFロギングの設定, 207 ページ
¨ ファイルへのSMFロギングの設定, 207 ページ
¨ SMFレコード形式, 209 ページ
SMFを使用した統計ロギングの概要
z/OSの場合、PowerExchangeはIBMのシステム管理機能(SMF: System Management
Facilities)を使ってログに記録できる統計レコードを提供します。
以下のタイプの統計レコードが提供されます。
¨ PowerExchange Listenerが使用する接続レコード
¨ PowerExchangeプロセス、Netport、PowerExchange Listener、およびサブタスクが使
用する開始レコード
¨ すべてのプロセスのインターバル統計レコード
¨ 異常終了したプロセスも含めたすべてのプロセスの終了レコード
次の情報が収集されます。
¨ 全般的な接続情報
¨ 全般的なリソース測定値
¨ アクセス方式固有の情報
¨ アクセス方式固有の測定値
統計データをログに記録するレコード番号を、DBMOVERコンフィギュレーションファイルの
STATS文で設定します。 このレコード番号の選択については、システムプログラマまたは
キャパシティプランニングチームに相談する必要があります。
統計データは、SMFに書き込むことも、テストのためにフラットファイルに書き込むことも
できます。
PowerExchangeは、インターバル統計レコードを通じてインターバルロギングを提供しま
す。 このレコードは、指定された時刻にアクティブになっているすべてのタスクに関する
206
累積統計を示します。 この統計情報は、長時間実行されるタスクのアクティビティと進捗
状況を監視するために使用します。 特定のタスクに関して2つのインターバルレポートで
統計情報を調べることで、指定された時間間隔におけるそのタスクのアクティビティを判
断できます。
インターバルロギングでは、PowerExchangeがインターバル統計を報告したときにアクティ
ブだったタスクについて統計の合計が報告されます。 インターバルロギングでは、以下の
タイプのアクティビティは報告されません。
¨ 2つのインターバルレポートの間に開始され完了したタスクによるアクティビティ
¨ 最後のインターバルレポートの後で終了したタスクによるアクティビティ
z/OSでのSMFロギングの設定
z/OS上でSMFロギングを実行するには、z/OS上のDBMOVERコンフィギュレーションファイル
でSTATS文にSMFパラメータを指定します。 その後、PowerExchange Listenerをリスター
トします。 デフォルトでは、PowerExchangeは統計情報を収集しません。
SMFパラメータを含むSTATS文の構文を次に示します。
STATS=(SMF,record_number,{interval|0})
次の表に、これらのパラメータについて説明します。
パラメータ
説明
record_numb
er
SMFレコード番号。
interval
間隔(分単位)。
有効な値は128~255です。
有効な値は、0と5~120です。
間隔処理を無効にするには、0を指定する。 PowerExchangeは、
PowerExchange ListenerがシャットダウンしたときにSMFレコー
ドを書き込む。
デフォルトは0です。
以下に例を示します。
STATS=(SMF,255,0)
注: PowerExchangeでSMFへの書き込みを有効にするには、PowerExchange Listenerの
STEPLIBにあるすべてのライブラリをAPF許可する必要があります。
ファイルへのSMFロギングの設定
テスト中に統計情報を素早く入手するために、SMFではなくファイルに統計レコードを書き
込むことができます。
z/OSでのSMFロギングの設定
207
統計情報をファイルに記録するには、DBMOVERコンフィギュレーションファイルでSTATS文
にFILEパラメータを指定します。 その後、PowerExchange Listenerをリスタートしま
す。 デフォルトでは、PowerExchangeは統計情報を収集しません。
FILEパラメータを含むSTATS文の構文を次に示します。
STATS=(FILE,filename,{interval|0})
次の表に、これらのパラメータについて説明します。
パラメー
タ
説明
filename
統計情報の書き込み先となるファイルの名前。
interval
間隔(分単位)。
有効な値は、0と5~120です。
間隔処理を無効にするには、0を指定する。 PowerExchangeは、
PowerExchange ListenerがシャットダウンしたときにSMFレコード
を書き込む。
デフォルトは0です。
以下に例を示します。
STATS=(FILE,DTLUSR.V800.SMFFILE,0)
ファイルに書き込まれた統計情報の表示
サンプルのpwxstat.fileデータマップを使用して、ファイルに書き込む統計情報を表示す
ることができます。
pwxstat.fileデータマップファイルは、PowerExchange Navigatorシステム上の
PowerExchangeインストールディレクトリのexamples\datamapsサブディレクトリにありま
す。
ファイルに書き込まれた統計情報を表示する手順
1.
z/OSで、PowerExchange Listenerを停止し、DBMOVERコンフィギュレーションファイ
ルを編集してFILEパラメータを指定したSTATS文を含めます。 STATS文で、統計情報
の書き込み先となるz/OSデータセットの名前を指定します。
以下に例を示します。
STATS=(FILE,DTLUSR.V800.SMFFILE,0)
その後、PowerExchange Listenerを起動します。
208
2.
PowerExchange Navigatorで、pwxstat.fileデータマップを開きます。
3.
リソースエクスプローラの[データマップ]タブでpwxstat.fileを右クリックし、
[プロパティ]をクリックします。
4.
[データマップのプロパティ]ダイアログボックスで[SEQアクセス方式]タブをクリ
ックします。
5.
[ファイル名]ボックスに、z/OS上のDBMOVERコンフィギュレーションファイルの
STATS文で指定したz/OSデータセットの名前を入力します。
6.
[OK]をクリックします。
第 5章: SMFを使用した統計ロギング
7.
統計情報を生成するために、z/OS上でPowerExchange Listenerを停止して起動しま
す。
8.
PowerExchange Navigatorで、pwxstat.fileデータマップ内の任意のテーブルに対し
てデータベース行のテストを実行します。
9.
[データベース行のテスト]ダイアログボックスで、[DBタイプ]ボックスから
[NRDB]を選択します。 [場所]リストで、z/OSのノードの場所を選択します。
10.
[実行]をクリックします。
警告:: 単一のシーケンシャルファイルまたはGDGに統計情報を直接書き込むと、
PowerExchange環境で運用上の問題が発生する可能性があります。
SMFレコード形式
統計をSMFにログすると、各統計レコードにサブタイプIDなどの標準SMFヘッダが含まれま
す。
統計をファイルにログすると、各統計レコードに整合性などのSMFヘッダが組み込まれま
す。 ただし、このレコードにある詳細には制限があります。
両方のフォーマットにはPowerExchangeヘッダが含まれ、すべてのレコードセクションにつ
いて発生数、長さ、オフセットを定義するトリプレットがこのヘッダにあります。 以下の
表で、PowerExchangeログのコンテンツのタイプをレコードサブタイプごとに示します。
サブタイプ
コンテンツ
全般セクション
拡張セクション
関数/アクセス方式
セクション
1
X
2
X
3
X
X
X
4
X
X
X
13
X
X
X
14
X
X
X
X
SMFレコード形式
209
サブタイプを含む標準SMFヘッダー
サブタイプを含む標準SMFヘッダーセクションの各フィールドについて、次の表で説明しま
す。
フィー
ルド
オフセ
ット
長さ
形式
説明
SMFxLE
N
0
2
バイナ
リ
レコード長。
00
SMFxLENフィールドとSMFxSEGフィール
ドは、合計4バイトのレコード記述子ワ
ード(record descriptor word:
RDW)を形成する。
最初の2バイト(SMFxLEN)には論理レ
コード長が格納される。
SMFxSE
G
2
02
2
バイナ
リ
さまざまなブロックスパンレコードに
使用されるセグメント記述子。 レコー
ドがスパンされていない場合、この2バ
イトは16進数のゼロに設定される。
SMFxFL
G
4
04
1
バイナ
リ
ヘッダフラグバイト。
SMFxRT
Y
5
05
1
バイナ
リ
レコードタイプ。
SMFxTM
E
6
バイナ
リ
レコードがSMFバッファに移動された時
刻を示す、午前0時からの経過時間(単
位は100分の1秒)。
06
4
16進値は0~FF。
レコードタイプ2および3では、このフ
ィールドはレコードがダンプデータセ
ットに移動された時刻を示す。
SMFxDT
E
10
0A
4
PACKED
レコードがSMFバッファに移動された日
付(形式は00 yyddd Fまたは0 cyyddd F)。
説明:
- cの値は、19xxの場合は0、20xxの場
合は1。
- yyは、現在の年を示す0から99までの
値。
- dddは、現在の日を示す1から366まで
の値。
- Fは記号。
レコードタイプ2および3では、このフ
ィールドはレコードがダンプデータセ
ットに移動された日付を示す。
SMFxSI
D
210
14
0E
4
EBCDIC
第 5章: SMFを使用した統計ロギング
システムID(SIDパラメータから取得さ
れる)。
フィー
ルド
オフセ
ット
長さ
形式
説明
SMFxSS
I
18
12
4
EBCDIC
サブシステムID。 このフィールドは、
SMFマクロのSUBSYS=オプションによっ
て設定される4バイトの文字値である。
SMFxST
Y
22
16
2
バイナ
リ
レコードサブタイプ。
16進値は0~FF。
レコードサブタイプを含む標準SMFヘッダーの詳細は、IBMのガイド 『z/OS V1R7.0 MVSシス
テム管理機能(SMF)』に記載されています。
PowerExchangeヘッダー/記述子
以下の表に、PowerExchangeヘッダー/ディスクリプタセクションのフィールドを示しま
す。
フィールド
オフセ
ット
長さ
形式
値
説明
アイキャッチャ
0
0
8
文字
PWXHDR_
アイキ
ャッチ
ャ。
開始時計時刻
8
8
8
バイナ
リ
開始時
計時
刻。
終了時計時刻
16
10
8
バイナ
リ
終了時
計時
刻。
拡張セクション
番号
24
18
4
バイナ
リ
拡張セ
クショ
ン番
号。
先頭の拡張セク
ションへのオフ
セット
28
1C
4
バイナ
リ
先頭の
拡張セ
クショ
ンへの
オフセ
ット。
SMFレコード形式
211
拡張セクションの記述子
以下の表に、拡張セクションのディスクリプタのフィールドを示します。
フィール
ド
オフセ
ット
長さ
形式
値
説明
セクショ
ンタイプ
0
4
バイ
ナリ
1
PowerExchange Listener
セクション。
2
例外セクション。
3
ファイルセクション。
4
DB2セクション。
5
クライアントセクション。
0
セクショ
ン数
4
4
4
バイ
ナリ
数値。
後に続く同一タイプのセク
ション数。
セクショ
ン長
8
8
4
バイ
ナリ
数値。
後に続くセクションの長
さ。
全般セクション
以下の表に、全般セクションのフィールドを示します。
フィールド
オフセ
ット
長さ
形式
値
説明
サブタイプ
0
2
バイナ
リ
x'0001'
接続要求。
x'0002'
開始。
x'0003'
間隔。
x'0004'
終了。
x'0013'
PowerExchange
Listenerの間
隔。
x'0014'
PowerExchange
Listenerの終
了。
0
標準SMFヘッダー
と同じ。
製品
212
2
2
14
第 5章: SMFを使用した統計ロギング
文字
PowerExcha
nge
PowerExchange製
品。
フィールド
オフセ
ット
長さ
形式
値
説明
バージョン
16
10
10
文字
Result=dtl
infoGetBui
ldVersion(
)
PowerExchangeの
バージョンとビ
ルド。
コンポーネン
ト
26
1A
16
文字
文字列(例
えば
Listener)
コンポーネント
の名前(例えば
Listener)、ユ
ーティリティ名
など。
ジョブ名
42
2A
8
文字
PowerExchange
Listenerまたは
プロセスの名
前。
ノード名
50
32
8
文字
ノード名(該当
する場合)。
タスクまたは
プロセスID
58
3A
5
文字
予約済み
63
3F
3
バイナ
リ
クライアント
セッションID
66
42
8
文字
1から99999
までの値
タスクまたはプ
ロセスID。
将来の使用のた
めに予約済み。
接続パラメ
ータの
SESSIDパラ
メータから
の値。
クライアントの
セッションID。
ODBCの場合
は、
DTLSESSID
SQLエスケ
ープシーケ
ンス。
クライアント
IPアドレス
74
4A
4
バイナ
リ
pucwからの
値
クライアントの
IPアドレス。
クライアント
ユーザーID
78
4E
128
文字
dbcbからの
値
クライアントの
ユーザーID。
開始時刻
20
6
CE
20
タイム
スタン
プ
タイムスタン
プ。 DB2の場合
の形式は次のと
おり。
YYYYMMDDHHMMSSNNNNNN
SMFレコード形式
213
フィールド
オフセ
ット
長さ
形式
値
説明
予約済み
22
6
E2
2
バイナ
リ
アライメント フ
ィールド。
終了時刻2
22
8
E4
20
タイム
スタン
プ
終了時刻。 DB2
の場合の形式は
次のとおり。
YYYYMMDDHHMMSSNNNNNN
予約済み
24
8
F8
2
バイナ
リ
アライメント フ
ィールド。
戻りコード
25
0
FA
8
文字
戻りコード。
理由コード
25
8
10
2
8
文字
理由コード。
追加情報
26
6
10
A
24
文字
戻りコードがゼ
ロ以外の場合
の、エラーに関
する追加情報。
予約済み
29
0
12
2
32
バイナ
リ
将来の使用のた
めに予約済み。
CPU時間
31
8
13
E
8
バイナ
リ
CPU時間(マイク
ロ秒単位)
ディスクリプ
タ長
32
6
14
6
4
バイナ
リ
ディスクリプタ
セクションの長
さ。
PowerExchange Listener用の拡張セクション
以下の表に、PowerExchange Listener用の拡張セクションのフィールドを示します。
214
フィール
ド
オフセ
ット
長さ
形式
説明
Job/STC名
0
0
8
文字
ジョブまたは開始タスクの名前。
ノード名
8
8
8
文字
ノード名
IPアドレ
ス
16
10
16
文字
IPアドレス。
第 5章: SMFを使用した統計ロギング
フィール
ド
オフセ
ット
長さ
形式
説明
開始時刻
32
20
タイム
スタン
プ
タイムスタンプ。 DB2の場合の形
式は次のとおり。
終了時刻
52
20
34
20
タイム
スタン
プ
YYYYMMDDHHMMSSNNNNNN
終了時刻。 DB2の場合の形式は次
のとおり。
YYYYMMDDHHMMSSNNNNNN
STCK開始
72
48
8
バイナ
リ
開始時刻(STCK)。
STCK終了
80
50
8
バイナ
リ
終了時刻(STCK)。
ポート番
号
88
58
4
バイナ
リ
ポート番号。
接続数
92
5C
4
バイナ
リ
接続の数。
予約済み
96
60
4
バイナ
リ
将来の使用のために予約済み。
受け付け
接続数
10
0
64
4
バイナ
リ
受け付けられた接続の数。
接続数
10
4
68
4
バイナ
リ
メモリサイズを超えたため拒否さ
れた接続数。
接続数
10
8
6C
4
バイナ
リ
タスク制限のため拒否された接続
数。
CPU時間
11
2
70
8
バイナ
リ
タスクのCPU時間(マイクロ秒単
位)。
送信バイ
ト数
12
0
78
4
バイナ
リ
送信されたバイト数。
送信メッ
セージ数
12
4
7C
4
バイナ
リ
送信されたメッセージの数。
受信バイ
ト数
12
8
80
4
バイナ
リ
受信されたバイト数。
受信メッ
セージ数
13
2
84
4
バイナ
リ
受信されたメッセージの数。
SMFレコード形式
215
PowerExchangeクライアント用の拡張セクション
以下の表に、PowerExchangeクライアント用の拡張セクションのフィールドを示します。
フィールド
オフセ
ット
長さ
形式
説明
STCK開始
0
0
8
バイナ
リ
開始時刻(STCK)。
STCK終了
8
8
8
バイナ
リ
終了時刻(STCK)。
CPU時間
16
10
8
バイナ
リ
タスクのCPU時間(マイクロ秒
単位)。
送信バイト数
24
18
4
バイナ
リ
送信されたバイト数。
送信メッセー
ジ数
28
1C
4
バイナ
リ
送信されたメッセージの数。
受信バイト数
32
20
4
バイナ
リ
受信されたバイト数。
受信メッセー
ジ数
36
24
4
バイナ
リ
受信されたメッセージの数。
RC 1
40
28
4
バイナ
リ
戻りコード。
RC 2
44
2C
4
バイナ
リ
戻りコード。
RC 3
48
30
4
バイナ
リ
戻りコード。
データアクセス用の拡張セクション
以下の表に、データアクセス用の拡張セクションフィールドを示します。
216
フィールド
オフセッ
ト
長さ
形式
説明
AMタイプ
0
0
1
文字
アクセス方式のタイプ。
予約済み
1
1
7
バイナ
リ
将来の使用のために予約
済み。
読み込み行数
18
12
4
バイナ
リ
読み込んだ行の数。
第 5章: SMFを使用した統計ロギング
フィールド
オフセッ
ト
長さ
形式
説明
読み込みバイト
数
22
16
8
バイナ
リ
読み込まれたバイト数。
書き込み行数
30
1E
4
バイナ
リ
書き込まれた行の数。
書き込みバイト
数
34
22
8
バイナ
リ
書き込まれたバイト数。
アクセス方式
42
2A
20
文字
アクセス方式の名前。
関数/アクセス方式セクション(DB2)
以下の表に、関数/アクセス方式セクションのフィールドを示します。
フィールド
オフセ
ット
長さ
形式
値
DB2時間
0
0
8
バイナ
リ
CPU時間(マイクロ秒
単位)
いいえ。文
8
8
4
バイナ
リ
実行されたDB2文の
数。
いいえ。数
12
C
4
バイナ
リ
返された行の数。
SSID
16
10
4
文字
DB2 SSID。
DB2プラン
名
20
14
8
文字
DB2プラン名。
接続タイプ
28
1C
8
文字
認証ID
36
24
8
文字
相関ID
44
2C
32
文字
- RRSAF
- CAF
説明
接続タイプ。
認証ID。
PWXnnnn
n
次の形式の相関ID。
PWX
nnnnn
nnnnnは、
PowerExchange
Listenerが生成する一
意の番号である。
PowerExchangeは、
PowerExchange
Listenerが生成する各
SMFレコード形式
217
フィールド
オフセ
ット
長さ
形式
値
説明
サブタスクごとに相関
IDを生成する。
218
SQLコード
76
4C
4
バイナ
リ
SQLコード。
理由コード
80
50
4
バイナ
リ
理由コード。
更新済み
84
54
4
バイナ
リ
更新された行の数。
削除済み
88
58
4
バイナ
リ
削除された行の数。
挿入済み
92
5C
4
バイナ
リ
挿入された行の数。
第 5章: SMFを使用した統計ロギング
第 6 章
PowerExchangeのセキュリテ
ィ
この章では、以下の項目について説明します。
¨ PowerExchangeのセキュリティの概要, 219 ページ
¨ SECURITY文, 221 ページ
¨ i5/OSでのセキュリティ, 225 ページ
¨ Linux、UNIX、およびWindowsでのセキュリティ, 231 ページ
¨ z/OSでのセキュリティ, 234 ページ
¨ PowerExchange選択的サインオン, 253 ページ
¨ PowerExchangeサインオンファイル, 254 ページ
PowerExchangeのセキュリティの概要
PowerExchangeのセキュリティオプションを使用して、PowerExchange Listenerへの接続
に対してユーザーを認証したり、PowerExchangeジョブおよびタスクで必要なリソースに対
するユーザーのアクセスを許可したりすることができます。
PowerExchangeのセキュリティオプションは、すべてのオペレーティングシステムで使用で
きます。 一部のセキュリティオプションは、特定のオペレーティングシステムまたはデー
タソースタイプ専用です。
DBMOVERコンフィギュレーションファイル内のSECURITY文は、PowerExchangeが提供するセ
キュリティのレベルを決定します。
必要に応じて、すべてのオペレーティングシステムで、PowerExchangeは選択的サインオン
機能を使用してPowerExchangeへのユーザーの接続を許可します。 PowerExchange
ListenerがTCP/IPでの接続を受け付けるときに、PowerExchangeはサインオンファイルを
チェックして、ユーザーIDとIPアドレス(オプション)に基づいてアクセスを検証しま
す。
219
i5/OSの場合、PowerExchangeは以下のセキュリティオプションを提供します。
¨ PowerExchangeは、PowerExchangeにアクセスするユーザーIDおよびパスワードを認証
するために、オペレーティングシステムの機能を利用できます。 また、入力されたユ
ーザーIDを使って、PowerExchangeジョブおよびタスクが使用する必要のあるリソース
に対する権限をチェックすることもできます。
¨ PowerExchangeプロセスがpwxcmdコマンドのターゲットである場合、PowerExchangeは
そのコマンドに対して、有効なオペレーティングシステムユーザーIDおよびパスワード
を要求することができます。 PowerExchangeは、pwxcmdプログラムの使用に関してユー
ザーIDおよびパスワードを認証するために、ターゲットシステムのオペレーティングシ
ステムの機能を利用できます。
¨ PowerExchangeは、iSeries SNDLSTCMDインタフェース、PowerExchange Navigator、ま
たはDTLUTSKユーティリティを通じてi5/OS上のPowerExchange Listenerに対して発行
されるLISTTASKおよびSTOPTASKコマンドへのアクセスを、セキュリティオブジェクトを
使って制御することができます。
¨ PowerExchangeは、i5/OS上で実行されているPowerExchangeプロセスに対して発行され
るpwxcmdコマンドへのアクセスを、セキュリティオブジェクトを使って制御することが
できます。
注: PowerExchangeは、i5/OS上で実行されているPowerExchangeプロセスに対して発
行されるpwxcmdコマンドへのアクセスを制御するために、サインオンファイルは使用し
ません。
Linux、UNIX、およびWindows上で、PowerExchangeは以下のセキュリティオプションを提
供します。
¨ PowerExchangeプロセスがpwxcmdコマンドのターゲットである場合、PowerExchangeは
そのコマンドに対して、有効なオペレーティングシステムユーザーIDおよびパスワード
を要求することができます。 PowerExchangeは、pwxcmdプログラムの使用に関してユー
ザーIDおよびパスワードを認証するために、ターゲットシステムのオペレーティングシ
ステムの機能を利用します。
¨ InformaticaドメインのPowerExchangeアプリケーションサービスがinfacmd pwxコマン
ドのターゲットである場合、PowerExchangeはそのコマンドに対して、有効なオペレー
ティングシステムユーザーIDおよびパスワードを要求することができます。
PowerExchangeは、infacmd pwxプログラムの使用に関してユーザーIDおよびパスワー
ドを認証するために、ターゲットシステムのオペレーティングシステムの機能を利用し
ます。 アプリケーションサービスの詳細は、『 Informatica管理者ガイド』に記載され
ています。 infacmd pwxコマンドの詳細は、『 Informaticaコマンドリファレンス 』に
記載されています。
¨ PowerExchangeは、サインオンファイルでAUTHGROUP文とUSER文を使用して、infacmd
pwxコマンドおよびpwxcmdコマンドへのアクセスを制御することができます。 infacmd
pwxコマンドはPowerExchangeアプリケーションサービスに対して送信し、pwxcmdコマン
ドはアプリケーションサービスによって管理されていないPowerExchangeプロセスに対
して送信します。
¨ Windowsでは、サインオンファイルでAUTHGROUP文とUSER文を使用して、PowerExchange
Navigatorを通じて発行されるPowerExchange ListenerのLISTTASKおよびSTOPTASKコマ
ンドの使用を許可することができます。
220
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
z/OSで、PowerExchangeは以下のセキュリティオプションを提供します。
¨ PowerExchangeは、PowerExchangeにアクセスするユーザーIDおよびパスワードを認証
するために、オペレーティングシステムの機能を利用できます。 また、入力されたユ
ーザーIDをRACFやACF2などのz/OSのセキュリティ製品と共に使って、PowerExchangeジ
ョブおよびタスクで必要なリソースに対する権限をチェックすることもできます。
Adabas、Datacom、DB2、およびIMSに対応する、ソース固有のセキュリティオプション
も提供されています。
¨ PowerExchangeプロセスがpwxcmdコマンドのターゲットである場合、PowerExchangeは
そのコマンドに対して、有効なオペレーティングシステムユーザーIDおよびパスワード
を要求することができます。 PowerExchangeは、pwxcmdプログラムの使用に関してユー
ザーIDおよびパスワードを認証するために、ターゲットシステムのオペレーティングシ
ステムの機能を利用します。
¨ PowerExchangeは、PowerExchange NavigatorまたはDTLUTSKユーティリティを通じてz/
OS上のPowerExchange Listenerに対して発行されるLISTTASKおよびSTOPTASKコマンド
へのアクセスを、リソースプロファイルを使って制御することができます。
¨ PowerExchangeは、z/OSシステム上で実行されているPowerExchangeプロセスに対して
発行されるpwxcmdコマンドへのアクセスを、リソースプロファイルを使って制御するこ
とができます。
注: PowerExchangeは、z/OS上で実行されているPowerExchangeプロセスに対して発行
されるpwxcmdコマンドへのアクセスを制御するために、サインオンファイルは使用しま
せん。
SECURITY文
SECURITY文は、PowerExchangeユーザーの認証およびリソースやコマンドへのアクセスを制
御します。
DBMOVERコンフィギュレーションファイルでSECURITY文を使用して、以下のタイプのセキュ
リティを設定します。
¨ PowerExchangeにアクセスするためのユーザー認証
¨ z/OSおよびi5/OS上での、PowerExchangeジョブおよびタスクによる、ファイルやデータ
セットへのアクセス
¨ Informaticaドメイン内のPowerExchangeアプリケーションサービスにinfacmd pwxコマ
ンドを発行するためのユーザー認証
¨ PowerExchangeプロセスにpwxcmdコマンドを発行するためのユーザー認証
¨ PowerExchange NavigatorからPowerExchange Listener LISTTASKおよびSTOPTASKコマ
ンドを発行するためのユーザー認証
オペレーティングシステム: すべて
関連する文:
DM_RESOURCE、MVSDB2AF、RACF_CLASS
必須: 不要
SECURITY文
221
構文:
SECURITY=({0|1|2}
,{N|Y}
)
パラメータ:
{0|1|2}
最初の位置パラメータには、以下の有効な値があります。
PowerExchangeがオペレーティングシステムの有効なユーザーIDとパスワードをユー
ザーに要求するかどうかを制御します。 また、PowerExchangeがユーザー入力資格情
報をチェックして、ファイルおよびデータベースリソースへのアクセスおよび特定の
PowerExchangeコマンドの発行を制御するかどうかも制御します。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ 0。PowerExchangeは、オペレーティングシステムの有効なユーザーIDとパスワード
を指定することをユーザーに要求せず、ユーザーが入力した資格情報を無視しま
す。
z/OSおよびi5/OSでは、PowerExchangeはPowerExchange Listenerまたは
PowerExchange Condenseタスクを実行するユーザーIDを使用してファイルリソー
スへのアクセスを制御します。 PowerExchangeはこのユーザーIDをデータベースシ
ステムに渡します。
Linux、UNIX、およびWindowsでは、PowerExchangeはPowerExchange Listenerタス
クを実行するユーザーIDを使用してファイルリソースへのアクセスを制御します。
RDBMSセキュリティはデータベースリソースへのPowerExchangeアクセスを、ユー
ザーがPWX接続時に、またはPowerExchangeロッガーCAPTURE_NODE_UIDパラメータ
で指定したユーザーIDに基づいて制御します。
すべてのオペレーティングシステムで、PowerExchangeはコマンドを発行するユー
ザー認証をチェックしません。 すべてのユーザーがコマンドを発行できます。
¨ 1。z/OSおよびi5/OSでは、PowerExchangeはユーザーにオペレーティングシステム
の有効なユーザーIDとパスワードを指定することを要求し、PowerExchangeタスク
の開始時にこれらの資格情報をチェックします。 ただし、その後は、
PowerExchangeはファイルリソースへのアクセスを、オプション0と同じ方法で制御
します。 ファイルアクセスについては、PowerExchangeはPowerExchange Listener
またはPowerExchange Condenseタスクを実行するユーザーIDを使用し、このユーザ
ーIDをデータベースシステムに渡します。
Linux、UNIX、およびWindowsでは、PowerExchangeはファイルまたはデータベース
リソースへのアクセスに、オペレーティングシステムの有効なユーザーIDとパスワ
ードを指定することをユーザーに要求せず、これらの資格情報をチェックしませ
ん。 オプション0では、PowerExchangeはPowerExchange Listenerタスクを実行す
るユーザーIDを使用してファイルリソースへのアクセスを制御します。 RDBMSセキ
ュリティはデータベースリソースへのPowerExchangeアクセスを、ユーザーがPWX接
続時に、またはPowerExchangeロッガーCAPTURE_NODE_UIDパラメータで指定したユ
ーザーIDに基づいて制御します。
すべてのオペレーティングシステムで、PowerExchangeはコマンドを発行するユー
ザー認証をチェックしません。 すべてのユーザーがコマンドを発行できます。
222
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
¨ 2。最も厳密なレベルのセキュリティを提供します。
- z/OSでは、オプション2を使用することをお勧めします。 PowerExchangeは、MVS
ユーザーID/パスワードおよびRACFやACF2などz/OSのセキュリティ製品のアクセ
ス制御機能に基づいてアクセスを制御します。
変更ストリームから変更データを読み取るには、ECCRはz/OSの有効なユーザーID
とパスワードを使用する必要があります。 PowerExchange Listenerは、ECCRタ
スクまたはジョブの開始時にこれらの資格情報をチェックします。 データベー
スにアクセスしてデータを読み取るために、PowerExchangeはデータベース固有
のセキュリティチェックのためにz/OSのユーザーIDとパスワードをデータベース
システムに渡します。 z/OSのセキュリティ製品とMVSシステム許可機能(SAF)を
組み合わせて、PowerExchangeはCAPX.REG.*リソースプロファイルと照合してz/
OSのユーザーIDおよびパスワードをチェックし、キャプチャ登録へのアクセスを
制御します。
変更データを抽出するには、z/OSの有効なユーザーIDとパスワードを指定する
PWXPC接続でPowerCenter CDCセッションを実行します。 抽出マップにアクセス
するセッションでは、これらのユーザークレデンシャルはPowerExchange
Listener JCLのDTLCAMAP DD文で定義されたPowerExchangeデータセットへのREAD
アクセスを持っている必要があります。
注: 呼び出し接続機能(CAF)を使ったDB2 for z/OSへの接続は、セキュリティ
の設定に関係なく、PowerExchange ListenerのユーザーIDを使って実行されま
す。 DB2は、接続タイプがRecoverable Resource Manager Service接続機能
(RRSAF)である場合、またはオフロード処理が有効な場合にのみ、接続時に指
定されたユーザーIDを使用します。
また、PowerExchangeはリソースプロファイルを使用して、以下のタイプのコマ
ンドを実行できるユーザーを制御します。
- Linux、UNIX、Windowsシステムから発行されるPowerExchange Listenerまたは
PowerExchange Condenseプロセス用のpwxcmdコマンド
- PowerExchange NavigatorまたはDTLUTSKユーティリティから発行される
PowerExchange Listener LISTTASKおよびSTOPTASKコマンド
- i5/OSでは、PowerExchangeはユーザーにオペレーティングシステムの有効なユー
ザーIDとパスワードを指定することを要求し、PowerExchangeタスクの開始時に
これらの資格情報をチェックします。 PowerExchange Listenerサブタスクプロ
セスは、指定されたユーザーIDとパスワードで実行されます。 PowerExchangeは
このユーザーIDとパスワードを使用して、PowerExchangeファイルへのアクセス
を制御します。 また、PowerExchangeはこのユーザーIDとパスワードをデータア
クセスのためにデータベースシステムに渡します。 PowerExchangeはセキュリ
ティオブジェクトを使用して、以下のタイプのコマンドを実行できるユーザーを
制御します。
- Linux、UNIX、Windowsシステムから発行されるPowerExchange Listenerまたは
PowerExchange Condenseプロセス用のpwxcmdコマンド
- SNDLSTCMDインタフェース、PowerExchange Navigator、またはDTLUTSKユーテ
ィリティから発行されるPowerExchange Listener LISTTASKおよびSTOPTASKコ
マンド
SECURITY文
223
- Linux、UNIX、およびWindowsでは、PowerExchangeはPowerExchangeファイルまた
はデータベースへのアクセスに、オペレーティングシステムのユーザーIDとパス
ワードを指定することをユーザーに要求しません。 PowerExchangeは、
PowerExchange Listenerを実行するユーザーIDおよびパスワード、または
PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)が使用するユーザーIDおよ
びパスワードを使用して、PowerExchangeファイルへのアクセスを制御します。
RDBMSセキュリティは、データベースへのアクセスを制御します。
ただし、以下のタイプのコマンドを実行するには、オペレーティングシステムの
有効なユーザーIDとパスワードを指定する必要があります。
- Informaticaドメイン内のPowerExchangeアプリケーションサービスへのinfacmd
pwxコマンド
- PowerExchangeプロセスへのpwxcmdコマンド
PowerExchangeはサインオンファイルのUSERおよびAUTHGROUP COMMANDS文と照合
してこれらのユーザークレデンシャルをチェックし、ユーザーがinfacmd pwxま
たはpwxcmdコマンドを発行する権限を付与されているかどうかを判断します。
この場合、SECURITY文の2番目の位置パラメータは無視されます。
デフォルトは0です。
2番目の位置パラメータには、以下の有効な値があります。
{N|Y}
PowerExchange Listenerへの接続をユーザーに許可するための、PowerExchangeの選
択的サインオンファイルの使用を制御します。
次のいずれかのオプションを入力します。
¨ N。PowerExchangeは選択的サインオンファイルを使用しません。
¨ Y。PowerExchangeは選択的サインオンファイルでALLOWおよびIPサブパラメータを
指定してUSER文を使用し、PowerExchange Listenerに接続できるユーザーを制限
します。
注: Yを指定して、SECURITY文の最初のパラメータを1に設定した場合、
PowerExchangeはサインオンファイルのUSER文でTASKCNTRLパラメータを使用し
て、PowerExchange Navigatorから発行されたPowerExchange Listener LISTTASK
およびSTOPTASKコマンドへのアクセスを制御します。
デフォルトはNです。
使用上の注意:
¨ z/OS Installation Assistantの[汎用パラメータ]ページで[詳細パラメータ]をク
リックすると、SECURITY_LEVELおよびSECURITY_PWXパラメータを定義できます。
SECURITY_LEVELパラメータは、SECURITY文の最初のパラメータに対応します。
SECURITY_PWXパラメータは、SECURITY文の2番目のパラメータに対応します。
¨ z/OSで、SECURITY文の先頭のパラメータを1または2に設定した場合は、PowerExchange
ListenerおよびNetportジョブについて、STEPLIBをAPF許可する必要があります。 そ
うしないと、PowerExchangeがユーザー認証またはリソースアクセスの制御を実行でき
ず、このパラメータが0に設定されたかのように動作します。
¨ z/OSデータソースのカラムレベルの処理をPowerCenter Integration Serviceが実行さ
れているLinux、UNIX、Windowsシステムにオフロードする場合、PowerCenter CDCセッ
224
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
ションは接続時に指定した[マップの場所のユーザー]および[マップの場所のパスワ
ード]の値を使用して、すべてのリソースへのアクセスを制御します。 接続はオフロ
ード処理が有効になっているPWX NRDB CDCアプリケーション接続またはPWX DB2zOS CDC
アプリケーション接続であることが必要です。
¨ z/OSデータソースから取得したデータをリモートのPowerExchangeロッガー(Linux、
UNIX、Windows用)ログファイルに記録する場合、z/OS上のDBMOVERコンフィギュレーシ
ョンメンバでSECURITYオプションを2に設定します。 PowerExchangeロッガー(Linux、
UNIX、Windows用)のコンフィギュレーションファイル(PWXCCL)のユーザーIDとパス
ワードが、z/OSセキュリティチェックに合格できるz/OSの有効なユーザーIDとパスワー
ドであることを確認します。 z/OSでPowerExchangeロッガー(MVS用)ログファイルか
らキャプチャされたデータを読み取るには、これらのユーザークレデンシャルが
FACILITYクラスのCAPX.REG.*リソースプロファイルへのREADアクセスを持っている必要
があります。これは、z/OSのセキュリティ製品によって管理されます。 また、CDCセッ
ションでログファイルからデータを抽出するには、PWXPC接続時に[マップの場所のユ
ーザー]および[マップの場所のパスワード]接続属性でz/OSのユーザーIDとパスワー
ドを指定する必要があります。 これらのユーザークレデンシャルは、CAPX.CND.*リソ
ースプロファイルへのREADアクセスを持っている必要があります。
関連項目:
¨ 「i5/OSでのセキュリティ」
(ページ225)
¨ 「Linux、UNIX、およびWindowsでのセキュリティ」
¨ 「z/OSでのセキュリティ」
(ページ231)
(ページ234)
¨ 「PowerExchange選択的サインオン」
(ページ253)
i5/OSでのセキュリティ
i5/OSでは、DBMOVERコンフィギュレーションファイルの中のSECURITY文を使用して、
PowerExchangeのセキュリティを設定します。
i5/OSでは、以下のタイプのPowerExchangeセキュリティを設定するためにSECURITY文を使
用します。
¨ ユーザー認証。SECURITY文の先頭のパラメータに1または2を指定した場合は、
PowerExchangeに接続して使用するユーザーを認証するために、オペレーティングシス
テムの機能が使用されます。 さらにPowerExchange選択的サインオンも設定すると、選
択的サインオンによるチェックの後で、オペレーティングシステムユーザーIDおよびパ
スワードがチェックされるようになります。
¨ リソースアクセス。SECURITY文の先頭のパラメータに2を指定した場合は、
PowerExchangeが使用するリソースへのアクセスを許可するために、接続ユーザーIDが
使用されます。 それ以外の場合、リソースアクセスはPowerExchangeジョブおよびタス
クの実行に使用されるユーザーIDによって制御されます。
¨ PowerExchange Listenerのコマンド。 SECURITY文の先頭のパラメータに2を指定した
場合は、iSeries SNDLSTCMDインタフェース、PowerExchange Navigator、または
DTLUTSKユーティリティを通じて発行されるPowerExchange ListenerのLISTTASKおよび
i5/OSでのセキュリティ
225
STOPTASKコマンドへのユーザーアクセスを制御するために、セキュリティオブジェクト
が使用されます。 それ以外の場合、PowerExchangeは、iSeries SNDLSTCMDインタフェ
ース、PowerExchange Navigator、またはDTLUTSKユーティリティを通じて発行される
コマンドを制御しません。
¨ pwxcmdプログラムに関するユーザー認証。SECURITY文の先頭のパラメータに1または2を
指定した場合は、pwxcmdプログラムのユーザーを認証するために、オペレーティングシ
ステムの機能が使用されます。 さらにPowerExchange選択的サインオンも設定すると、
選択的サインオンによるチェックの後で、オペレーティングシステムユーザーIDおよび
パスワードがチェックされるようになります。
¨ pwxcmdコマンドを実行するための許可。コマンドのターゲットであるマシンでSECURITY
文の先頭のパラメータに2を指定した場合、PowerExchangeはPowerExchangeデータライ
ブラリ内のセキュリティオブジェクトをチェックして、pwxcmdプログラムに指定された
ユーザーIDがコマンドの実行を許可されているかどうか調べます。 それ以外の場合に
は、pwxcmdコマンドを実行する権限はチェックされません。
¨ 選択的サインオン。SECURITY文の2番目のパラメータにYを指定すると、PowerExchange
に接続するユーザーを制限するために選択的サインオンファイルが使用されます。 Yを
指定しなかった場合は、あらゆるオペレーティングシステムユーザーIDが
PowerExchangeに接続できます。
関連項目:
¨ 「i5/OSでのリソースアクセス要件」
(ページ226)
¨ 「Linux、UNIX、およびWindowsでのpwxcmdまたはinfacmd pwxプログラムに関するユー
ザー認証」
(ページ233)
¨ 「i5/OSでpwxcmdコマンドを実行するための許可」
¨ 「PowerExchange選択的サインオン」
(ページ229)
(ページ253)
i5/OSでのリソースアクセス要件
i5/OSシステムで、SECURITY文の先頭のパラメータに2を指定すると、リソースへのアクセ
スを制御するために接続ユーザーIDが使用されます。
このユーザーIDは、特定のPowerExchangeリソースに対するアクセス権とPowerExchangeが
使用するリソースに対するアクセス権を持っている必要があります。
PowerExchangeを使用するユーザーには、以下の権限レベルが必要です。
¨ メッセージをPowerExchangeログファイルに書き込むには、ユーザーが datalibライブラ
リに対する*CHANGE権限を持っている必要があります。 デフォルトでは、
PowerExchangeはデフォルトのパブリック権限である*USEを設定して datalibライブラリ
を作成します。
¨ データマップを読み取るには、ユーザーがデータマップライブラリに対する*USE権限を
持っている必要があります。 デフォルトでは、このライブラリはSTDATAMAPSと呼ばれ
ます。 別の名前を指定するには、CFGファイルのDBMOVERメンバでDMX_DIRパラメータを
設定します。
¨ データマップの追加、削除、または変更には、*CHANGE権限が必要です。
¨ PowerExchangeを通じて、その他のライブラリ、ファイル、およびDB2テーブルに対する
読み取りと書き込みを行うには、ユーザーが適切な権限を持っている必要があります。
226
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
PowerExchangeジョブのアクセス要件
バルクデータ移動およびCDC操作を実行するために、PowerExchangeジョブおよびタスクは
特定の権限を必要とします。
以下の表に、PowerExchange Listenerがバルクデータ処理のために必要とするアクセス権
限の一覧を示します。
ライブラリおよびファイル名
必要な権限
datalib/CFG
*USE
datalib/LOG
*CHANGE
datalib/Pnnnnn
注: PowerExchangeの代替ロギングを使用する場合は、
PowerExchange ListenerがPnnnnnという名前のファイ
ルをデータライブラリ内に作成する。nnnnnは
PowerExchange Listenerのポート番号。
*CHANGE
dtllib/DTLMSG
*USE
dtllib/LICENSE
*USE
stdatamaps
*CHANGE
以下の表に、PowerExchange ListenerとPowerExchange Condenseがバルクデータおよび
CDCの処理に必要なアクセス権限の一覧を示します。
ファイル名
PowerExchange
Listener権限
PowerExchange
Condense権限
cndlib/CFGCOND
*USE
*USE
cndlib/PWXJRNLCKP
*CHANGE
*CHANGE
cpxlib
*CHANGE
該当なし
datalib/CCT
*CHANGE
*USE
datalib/CDCT
*USE
*CHANGE
datalib/CDEP
*CHANGE
*CHANGE
datalib/CFG
*USE
*USE
datalib/LOG
*CHANGE
*CHANGE
datalib/Pnnnnn
注: PowerExchangeの代替ロギングを使用
する場合は、PowerExchange Listenerが
Pnnnnnという名前のファイルをデータラ
*CHANGE
該当なし
i5/OSでのセキュリティ
227
ファイル名
PowerExchange
Listener権限
PowerExchange
Condense権限
datalib/JOBnnnnn
注: PowerExchangeの代替ロギングを使用
する場合は、PowerExchange Condenseジ
ョブがJOBnnnnnという名前のファイルを
データライブラリ内に作成する。nnnnnは
PowerExchange Condenseジョブのジョブ
番号。
該当なし
*CHANGE
dtllib/DTLMSG
*USE
*USE
dtllib/LICENSE
*USE
*USE
stdatamaps
*CHANGE
該当なし
イブラリ内に作成する。nnnnnは
PowerExchange Listenerのポート番号。
PowerExchangeは、キャプチャ登録やデータマップなどの他のオブジェクトを動的に作成し
ます。 PowerExchange ListenerおよびPowerExchange Condenseの実行に使用されるユーザ
ーID以外のユーザーの場合、これらのオブジェクトにアクセスするためのデフォルトの権
限は、以下の権限設定によって決まります。
¨ Create Authorityシステム値のQCRTAUT。この値は、システム全体における新規オブジ
ェクトのパブリック権限を決定します。
¨ そのオブジェクトが収められているライブラリのデフォルトのパブリック権限。
ジャーナルとファイルのアクセス要件
PowerExchange ListenerおよびPowerExchange Condenseを実行するユーザーIDは、
PowerExchangeにとって必要なジャーナルおよびファイルにアクセスするための適切な権限
レベルを持っている必要があります。
以下の表に、各オブジェクトタイプの権限要件の一覧を示します。
228
オブジェクト
権限
ジャーナル
*OBJEXIST
ジャーナルライブラリ
*EXECUTE
ジャーナルレシーバ
*USE
ジャーナルレシーバが収められているライブラ
リ
*EXECUTE
ファイル
*USE
ファイルが収められているライブラリ
*EXECUTE
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
i5/OSでPowerExchange Listenerコマンドを実行するた
めの許可
i5/OSで、ユーザーがiSeries SNDLSTCMDインタフェース、PowerExchange Navigator、お
よびDTLUTSKユーティリティを通じてPowerExchange ListenerのLISTTASKコマンドおよび
STOPTASKコマンドを発行することを許可するように、PowerExchangeを設定することができ
ます。
それには、PowerExchange Listenerコマンドのターゲットとなるi5/OSシステムのDBMOVER
コンフィギュレーションファイルで、SECURITY文の先頭のパラメータを2に設定します。
PowerExchangeは、PowerExchangeデータライブラリ内のセキュリティオブジェクトをチェ
ックして、LISTTASKまたはSTOPTASKコマンドに指定されたユーザーIDがLISTTASKおよび
STOPTASKコマンドの実行を許可されているかどうかを調べます。
PowerExchangeはインストールプロセス中に、LISTTASKおよびSTOPTASKコマンド用のセキ
ュリティオブジェクトを、デフォルトのパブリック権限*EXCLUDEを設定して作成します。
LISTTASKおよびSTOPTASKコマンドの発行をユーザーに許可するには、これらのコマンドの
セキュリティオブジェクトに対する*USE権限をユーザーに付与します。 例えば、i5/OSシ
ステム上で実行されているPowerExchange Listenerに対してLISTTASKコマンドを発行する
ことをユーザーに許可するには、そのシステム上の datalib/AUTHTSKLSTセキュリティオブ
ジェクトに対する*USEアクセス権を、そのユーザーに付与します。
以下の表に、PowerExchange ListenerのLISTTASKコマンドとSTOPTASKコマンドを実行する
ために必要なアクセス権限の一覧を示します。
PowerExchange
Listenerのコマンド
ライブラリおよびファイル名
必要な権限
LISTTASK
datalib/AUTHTSKLST
*USE
STOPTASK
datalib/AUTHTSKSTP
*USE
i5/OSでのpwxcmdプログラムに関するユーザー認証
pwxcmdプログラムの使用を制御するために、オペレーティングシステムユーザーIDおよび
パスワードを認証するようにPowerExchangeを設定することができます。
pwxcmdプログラムの使用についてユーザークレデンシャルを検証するには、pwxcmdプログ
ラムからのコマンドのターゲットとなる各PowerExchangeインストールに、以下のコンフィ
ギュレーションタスクを実行します。
¨ コマンドのターゲットとなるシステムにあるDBMOVERコンフィギュレーションファイル
で、SECURITY文の先頭のパラメータを1または2に設定する。
¨ オペレーティングシステムのユーザークレデンシャルを認証するために必要な権限を設
定する。
i5/OSでpwxcmdコマンドを実行するための許可
pwxcmdプログラムを使用するためのユーザークレデンシャルを認証するだけでなく、特定
のpwxcmdコマンドの実行をユーザーに許可するように、PowerExchangeを設定することがで
きます。
i5/OSでのセキュリティ
229
それには、pwxcmdコマンドのターゲットとなるシステムで、SECURITY文の先頭のパラメー
タを2に設定します。 その後、セキュリティオブジェクトを以下のように作成します。
¨ 初めてのインストールの場合は、セキュリティオブジェクトが自動的に作成されます。
¨ 以前のリリースから移行した場合は、次のアップグレードコマンドを実行してセキュリ
ティオブジェクトを作成します。
CALL PGM(dtllib/CRTDTLENVA) PARM('datalib')
説明:
- dtllibは、インストール時に入力されたPowerExchangeソフトウェアライブラリの名
前です。
- datalibは、インストール時に入力されたPowerExchangeデータライブラリの名前で
す。
ユーザーが特定のpwxcmdコマンドを発行することを許可するために、pwxcmdコマンドのタ
ーゲットとなるシステムでSECURITY文の先頭のパラメータを2に設定します。 その後、そ
のコマンドのセキュリティオブジェクトに対するユーザーアクセス権を付与します。 例え
ば、i5/OSシステム上で実行されているPowerExchange Listenerに対してpwxcmd
closeforceコマンドを発行することをユーザーに許可するには、そのシステム上の
datalib/LCLOSFRCEセキュリティオブジェクトに対するユーザーアクセス権を、そのユーザ
ーに付与します。
以下の表に、pwxcmdコマンドとそれに対応するセキュリティオブジェクトの一覧を示しま
す。
pwxcmdコマンド
セキュリティオブジェクト
PowerExchange Listenerのコマンド
close
LCLOSE
closeforce
LCLOSEFRCE
listtask
LLISTTASK
stoptask
LSTOPTASK
PowerExchange Condenseのコマンド
condense
CCONDENSE
displaystatus
CDSPSTATUS
fileswitch
CFILSWITCH
shutcond
CSHUTCOND
shutdown
CSHUTDOWN
ユーザーがpwxcmdコマンドを発行すると、PowerExchangeは、PowerExchangeデータライブ
ラリ内のセキュリティオブジェクトをチェックして、pwxcmdプログラムに指定されたユー
ザーIDがコマンドの実行を許可されているかどうかを調べます。
230
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
注: pwxcmdコマンドを実行するユーザーを認証するには、pwxcmdプログラムについてユー
ザークレデンシャルをチェックするようにPowerExchangeを設定します。
関連項目:
¨ 「i5/OSでのpwxcmdプログラムに関するユーザー認証」
¨ 「PowerExchangeサインオンファイル」
(ページ229)
(ページ254)
Linux、UNIX、およびWindowsでのセキュリテ
ィ
Linux、UNIX、およびWindowsでPowerExchangeのセキュリティを設定するには、
dbmover.cfgコンフィギュレーションファイルの中のSECURITY文を使用します。
Linux、UNIX、およびWindowsでは、以下のタイプのPowerExchangeセキュリティを設定で
きます。
¨ PowerExchange Listenerのコマンド。 Windowsの場合、SECURITY文の先頭のパラメータ
を1に設定して2番目のパラメータをYに設定すると、PowerExchange Navigatorを通じ
て発行されるPowerExchange ListenerのLISTTASKおよびSTOPTASKコマンドへのアクセ
スを制御するために、サインオンファイル内のUSER文のTASKCNTRLパラメータが使用さ
れます。 それ以外の場合、PowerExchangeはPowerExchange Navigatorを通じて発行さ
れたコマンドへのアクセスを制御しません。
¨ pwxcmdおよびinfacmd pwxプログラムに関するユーザー認証。 SECURITY文の先頭のパ
ラメータを1または2に設定すると、pwxcmdおよびinfacmd pwxプログラムのユーザーを
認証するために、オペレーティングシステムの機能が使用されます。
PowerExchange選択的サインオンを設定すると、選択的サインオンによるチェックの後
で、オペレーティングシステムユーザーIDおよびパスワードがチェックされるようにな
ります。
¨ pwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドを実行するための許可。 SECURITY文の先頭のパラ
メータを2に設定すると、PowerExchangeサインオンファイルに基づいて、特定のpwxcmd
コマンドおよびinfacmd pwxコマンドを実行するユーザー権限がチェックされるように
なります。 それ以外の場合には、これらのコマンドを実行する権限はチェックされま
せん。
¨ 選択的サインオン。 SECURITY文の2番目のパラメータをYに設定すると、PowerExchange
に接続するユーザーを制限し、Windows上でPowerExchange Navigatorを通じて
PowerExchange Listenerコマンドを発行するためのユーザー権限をチェックするため
に、選択的サインオンファイルが使用されます Yを指定しなかった場合は、どのユーザ
ーIDでも、PowerExchangeに接続することができ、Windows上でPowerExchange
Navigatorを通じてPowerExchange Listenerコマンドを発行することができます。
関連項目:
¨ 「i5/OSでのpwxcmdプログラムに関するユーザー認証」
(ページ229)
¨ 「Linux、UNIX、およびWindowsでpwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドを実行するための
許可」
(ページ232)
Linux、UNIX、およびWindowsでのセキュリティ
231
¨ 「PowerExchange選択的サインオン」
(ページ253)
WindowsでPowerExchange Listenerコマンドを実行する
ための許可
Windows上でPowerExchange Navigatorを通じてPowerExchange ListenerのLISTTASKおよび
STOPTASKコマンドを発行するための許可をユーザーに与えるように、PowerExchangeを設定
できます。
PowerExchange Navigatorシステム上のdbmover.cfgコンフィギュレーションファイルで、
SECURITY文の先頭のパラメータを1に設定し、2番目のパラメータをYに設定します。
PowerExchangeは、サインオンファイル内のUSER文のTASKCNTRLパラメータをチェックし
て、そのユーザーがPowerExchange Navigatorを通じてLISTTASKおよびSTOPTASKコマンド
を実行することを許可されているかどうかを調べます。 詳細は、「PowerExchangeサイン
オンファイル」 (ページ254)に記載されています。
Linux、UNIX、およびWindowsでpwxcmdおよびinfacmd
pwxコマンドを実行するための許可
pwxcmdおよびinfacmd pwxプログラムを使用するためのユーザークレデンシャルを認証する
だけでなく、特定のpwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドの実行をユーザーに許可するよう
に、PowerExchangeを設定することができます。
それには、pwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドのターゲットとなるシステムで、SECURITY
文の先頭のパラメータを2に設定します。 次に、pwxcmdまたはinfacmd pwxのターゲットと
なるPowerExchangeシステムで、サインオンファイルを設定します。
PowerExchangeサインオンファイルでは、1つ以上のpwxcmdまたはinfacmd pwxコマンドの
実行をユーザーに許可するためにユーザー定義と組み合わせて使用される、許可グループ
を作成することができます。 ユーザーにコマンドの発行を許可するために特定の許可グル
ープを作成しない場合は、コマンドの発行先となるすべてのターゲットシステムで、サイ
ンオンファイルに以下の文を含める必要があります。
AUTHGROUP=(ANY,COMMAND=(*))
USER=(*,ALLOW=Y,AUTHGROUP=ANY)
ユーザーがコマンドを発行すると、PowerExchangeはPowerExchangeサインオンファイルを
チェックして、コマンドに指定されたユーザーIDがそのコマンドの実行を許可されている
かどうかを調べます。
注: pwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドを実行するユーザーを認証するには、pwxcmdおよ
びinfacmd pwxプログラムについてユーザークレデンシャルをチェックするように
PowerExchangeを設定します。
関連項目:
¨ 「z/OSでのpwxcmdプログラムに関するユーザー認証」
¨ 「PowerExchangeサインオンファイル」
232
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
(ページ254)
(ページ252)
LinuxおよびUNIXでのユーザー認証
LinuxおよびUNIXシステムでPowerExchangeがユーザークレデンシャルを認証するには、オ
ペレーティングシステムがシャドウパスワードを使用する必要があります。
PowerExchangeは、ユーザーIDおよびパスワードを/etc/passwdファイルと/etc/shadowフ
ァイルから読み取ります。 PowerExchangeは暗号機能を使用して、pwxcmdコマンドまたは
infacmd pwxコマンドに指定されたパスワードがユーザーIDのパスワードと一致するかどう
かを検証します。
制限: PowerExchangeでのユーザークレデンシャル認証では、シャドウパスワードファイ
ルおよび暗号機能で後方互換性のないセキュリティを使用しているLinuxおよびUNIXシステ
ム(HP1、HP-UXなど)はサポートされません。
1.
pwxauth.exeのオーナーをrootに変更します。
2.
pwxauth.exeのグループをPowerExchange Listenerのグループに変更します。
3.
pwxauth.exeのsetuidビットを設定します。
PowerExchangeのインストールディレクトリには、pwxauth.exeに必要な変更を加える
setup_pwxauthという名前のサンプルスクリプトが用意されています。 このスクリプトを
実行するには、以下のコマンドを実行します。
setup_pwxauth listener_primary_group
listener_primary_group 変数には、PowerExchange Listenerのグループ名を指定します。
指定したグループの中で、PowerExchange Listenerが唯一のUIDでなければなりません。
Windowsでのユーザー認証
PowerExchangeでは、Windowsシステムでユーザークレデンシャルを検証するために
LogonUser APIが使用されます。
Windows 2000およびそれ以前のリリースでは、PowerExchange ListenerのユーザーIDが
SE_TCB_NAME特権を持っている必要があります。 ユーザーマネージャでは、この特権は
「オペレーティングシステムの一部として機能」権と呼ばれます。 Windows Server 2003
以降のリリースとWindows XP以降のリリースでは、Windowsの追加設定は必要ありません。
LogonUser APIの詳細は、Microsoftサポートオンラインの記事「Microsoftオペレーティ
ングシステムでユーザー資格情報の認証を行う方法」
(http://support.microsoft.com/kb/180548)に記載されています。
制限: Windows上でpwxcmdコマンドおよびinfacmd pwxコマンドのセキュリティが有効に
なっている場合、PowerExchangeはguestを許可されたユーザーアカウントとして受け付け
ません。
Linux、UNIX、およびWindowsでのpwxcmdまたはinfacmd
pwxプログラムに関するユーザー認証
pwxcmdまたはinfacmd pwxプログラムの使用を制御するために、オペレーティングシステム
ユーザーIDおよびパスワードを認証するようにPowerExchangeを設定することができます。
Linux、UNIX、およびWindowsでのセキュリティ
233
pwxcmdまたはinfacmd pwxプログラムの使用についてユーザークレデンシャルを検証するに
は、pwxcmdまたはinfacmd pwxコマンドのターゲットとなる各PowerExchangeインストール
に、以下のコンフィギュレーションタスクを実行します。
¨ コマンドのターゲットとなるシステムにあるdbmover.cfgファイルで、SECURITY文の先
頭のパラメータを1または2に設定する。
¨ オペレーティングシステムのユーザークレデンシャルを認証するために必要な権限を設
定する。
z/OSでのセキュリティ
z/OSでのセキュリティを設定するには、DBMOVERコンフィギュレーションメンバでSECURITY
文を定義すると共に、オペレーティングシステムの機能、リソースプロファイル、選択的
サインオンファイルなど他のセキュリティ手段も使用します。
次のタイプのPowerExchangeセキュリティを設定できます。
注: z/OSで、SECURITY文の先頭のパラメータを1または2に設定した場合は、
PowerExchange ListenerおよびNetportジョブについて、STEPLIBをAPF許可する必要があ
ります。 そうしないと、PowerExchangeがユーザー認証またはリソースアクセスの制御を
実行できず、SECURITY文の先頭のパラメータが0に設定されたかのように動作します。
¨ ユーザー認証。 SECURITY文の先頭のパラメータを1または2に設定します。
PowerExchangeでは、MVSユーザーIDおよびパスワードを使用して、PowerExchangeに接
続して使用するユーザーが認証されます。 さらにPowerExchange選択的サインオンも設
定すると、選択的サインオンによるチェックの後で、オペレーティングシステムユーザ
ーIDおよびパスワードがチェックされるようになります。
¨ PowerCenter CDCセッションへのアクセス。 PowerCenter CDCセッションを有効にし、
PWXPC接続上で指定したz/OSユーザーIDおよびパスワードを使用してデータを抽出する
には、SECURITY文の先頭のパラメータを2に設定します。 接続ユーザーIDおよびパスワ
ードには、PowerExchange Listener JCLのDTLCAMAP DD文で定義されたデータセットに
対するREADアクセス権が必要です。
注: 呼び出し接続機能(CAF)を使ったDB2 for z/OSへの接続は、セキュリティの設定
に関係なく、PowerExchange ListenerのユーザーIDを使って実行されます。 DB2で
は、接続タイプがRecoverable Resource Manager Service接続機能(RRSAF)である場
合またはオフロードが有効になっている場合にのみ、接続時に指定されたユーザーIDが
使用されます。
Integration Serviceが実行されるLinux、UNIX、またはWindowsシステムに、z/OSデー
タソースのカラムレベルの処理をオフロードする場合、PowerExchangeは、接続に対し
て指定されたMap Location User値とMap Location Password値を使用して、すべての
リソースに対するアクセスを制御します。 この接続は、オフロード処理が有効になる
PWX NRDB CDCアプリケーション接続またはPWX DB2zOS CDCアプリケーション接続です。
¨ キャプチャ登録へのアクセス。 CAPX.REG.*リソースプロファイルに対するREADアクセ
ス権のある有効なz/OSユーザーID値およびパスワードを要求して、キャプチャ登録への
ユーザーアクセスを制御するには、SECURITY文の先頭のパラメータを2に設定します。
別のオプションを指定すると、z/OSセキュリティ製品により、データセットレベルでの
み、キャプチャ登録へのアクセスが制御されます。
234
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
¨ 抽出マップへのアクセス。 PowerExchange Listener JCLのDTLCAMAP DD文で定義され
たデータセットに対するREADアクセス権のある有効なz/OSユーザーID値およびパスワー
ドを要求して、抽出マップへのユーザーアクセスを制御するには、SECURITY文の先頭の
パラメータを2に設定します。
¨ データマップへのアクセス。 PowerExchangeが、FACILITYクラスプロファイルを使用し
て、データマップへのユーザーアクセスを制御するには、SECURITY文の先頭のパラメー
タを2に設定し、DBMOVERコンフィギュレーションファイルでDM_SUBTASK=Yと入力しま
す。 別のオプションを指定すると、z/OSセキュリティ製品により、データセットレベ
ルでのみ、データマップへのアクセスが制御されます。
¨ PowerExchange Listenerのコマンド。 PowerExchangeが、FACILITYクラスプロファイ
ルを使用して、PowerExchange NavigatorまたはDTLUTSKユーティリティから発行された
PowerExchange Listenerコマンドに対するユーザーアクセスを制御するには、SECURITY
文の先頭のパラメータを2に設定します。 別のオプションを指定すると、
PowerExchangeはPowerExchange NavigatorまたはDTLUTSKユーティリティから発行され
たコマンドへのアクセスを制御しません。
¨ 変更キャプチャのためのソースデータベースへのアクセス。 データをキャプチャする
には、z/OS ECCRが、データベース固有のセキュリティ要件を満たし、PowerExchange
Listenerのセキュリティチェックを通った有効なz/OSユーザーIDおよびパスワードで実
行される必要があります。
¨ リモートのPowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)のログ記録のための
z/OSデータへのアクセス。 z/OSデータソースからリモートのPowerExchangeロッガー
(Linux、UNIX、Windows用)のログファイルにデータをログ記録する場合は、z/OSシス
テム上のDBMOVERコンフィギュレーションファイルでSECURITYオプションを2に設定しま
す。 PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)のコンフィギュレーション
ファイル、pwxcclのユーザーIDおよびパスワードが、z/OSのセキュリティチェックを通
ることができる、有効なz/OSユーザーIDおよびパスワードであることを確認します。
また、キャプチャ登録にアクセスするには、このユーザーIDおよびパスワードに、
FACILITYクラスのCAPX.REG.*リソースプロファイルに対するREADアクセス権があること
を確認します。
¨ Adabasファイルへの書き込みアクセス。 PowerExchangeデータマップで、Adabasファ
イル用のパスワードを指定できます。 SECURITY文の先頭のパラメータを2に設定しま
す。 PowerExchangeは、FACILITYクラスプロファイルを使用してAdabasファイルへの
書き込みアクセスを制御します。 2に設定しなかった場合、PowerExchangeはAdabasフ
ァイルへの書き込みアクセスを制御しません。
¨ Datacomテーブルへのアクセス。 PowerExchangeが、FACILITYクラスプロファイルを使
用して、Datacomテーブルへの読み取りアクセスを制御するには、SECURITY文の先頭の
パラメータを2に設定します。 2に設定しなかった場合、PowerExchangeはDatacomテー
ブルへの読み取りアクセスを制御しません。
¨ DB2 for z/OSへのアクセス。 PowerExchangeが接続ユーザーIDを使用してDB2リソース
にアクセスするには、SECURITY文の先頭パラメータを2に設定し、DBMOVERコンフィギュ
レーションメンバでMVSDB2AF=RRSAFと入力します。 設定しなかった場合は、
PowerExchange Listenerの実行に使用したユーザーIDが使用されます。
¨ IMSデータベースへの書き込みアクセス。 PowerExchangeが、FACILITYクラスプロファ
イルを使用して、IMSデータベースへの書き込みアクセスを制御するには、SECURITY文
の先頭のパラメータを2に設定します。 2に設定しなかった場合、PowerExchangeはIMS
データベースへの書き込みアクセスを制御しません。
z/OSでのセキュリティ
235
¨ PowerExchangeエージェントのサービスとコマンドの許可. PowerExchangeが
PowerExchangeエージェントのサービスの初期化やPowerExchangeエージェントのコマ
ンドの発行を行うユーザー要求を許可するには、AGENTCTLパラメータファイルで
InitAuthCheckパラメータをYESに設定します。 詳細については、『PowerExchange CDC
ガイド(z/OS版)』を参照してください。
¨ pwxcmdプログラムに関するユーザー認証。 PowerExchangeが、オペレーティングシステ
ムの機能を使用して、pwxcmdプログラムのユーザーを認証するには、SECURITY文の先頭
のパラメータを1または2に設定します。 PowerExchange選択的サインオンを設定する
と、選択的サインオンによるチェックの後で、オペレーティングシステムユーザーIDお
よびパスワードがチェックされるようになります。
¨ pwxcmdコマンドを実行するための許可。 コマンドのターゲットとなるシステム上で、
SECURITY文の先頭のパラメータを2に設定します。 PowerExchangeは、pwxcmdプログラ
ムに指定されたユーザーIDがコマンドの実行を許可されているかどうかを調べるため
に、リソースプロファイルをチェックします。 それ以外の場合には、pwxcmdコマンド
を実行する権限はチェックされません。
¨ 選択的サインオン。 PowerExchangeがPowerExchangeに接続するユーザーを制限するた
めに選択的サインオンファイルを使用するには、SECURITY文の2番目のパラメータをYに
設定します。 Yを指定しなかった場合は、あらゆるオペレーティングシステムユーザー
IDがPowerExchangeに接続できます。
関連項目:
¨ 「z/OSでのpwxcmdプログラムに関するユーザー認証」
¨ 「z/OSでpwxcmdコマンドを実行する許可」
¨ 「PowerExchange選択的サインオン」
(ページ252)
(ページ252)
(ページ253)
z/OSでのリソースアクセス要件
z/OS上のDBMOVERコンフィギュレーションメンバでSECURITY文の先頭パラメータを2に設定
した場合、PowerExchangeのユーザークレデンシャルがz/OSのセキュリティチェックを通る
必要があります。
ユーザーIDには、PowerExchange関数の実行に必要な特定のPowerExchangeリソースに対す
るアクセス権が必要です。
例えば、ユーザーに以下のレベルのアクセス権が必要です。
¨ ソースから変更データを読み取るには、ユーザーに、キャプチャ登録のために、
APX.REG.*リソースプロファイルへのREADアクセス権が必要です。
¨ PowerCenter CDCセッション中に変更データを抽出するには、ユーザーに、抽出マップ
にアクセスするために、PowerExchange Listener JCLのDTLCAMAP DD文で定義されたデ
ータセットに対するREADアクセス権が必要です。
¨ PowerExchange Listenerが、DTLLOG DD文またはDTLLOG nn DD文で指定された
PowerExchangeメッセージログファイル用のデータセットを使用する場合、ユーザーは
そのファイルに対するUPDATEアクセス権を持っている必要があります。
¨ データマップの作成、更新、または削除を行うには、ユーザーが、PowerExchange
Listener JCLのDATAMAP DD文で指定されたVSAMデータセットに対するUPDATEアクセス
権を持っている必要があります。
236
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
PowerExchangeジョブのデータセットアクセス要件
PowerExchangeジョブと開始されたタスクが実行するユーザーIDは、バルクデータ移動や
CDC処理に対してPowerExchangeが割り当てるデータセットにアクセスするための適切な権
限が必要です。
PowerExchangeジョブと開始されたタスクは、それぞれのJCL内のDD文を使用してデータセ
ットを割り当てます。 また、実行時にはデータセットを動的に割り当てます。
以下の表に、バルクデータ処理にPowerExchange ListenerとNetportジョブが必要とする
アクセス権を一覧に示します。
DD名
PowerExchange Listener権
限
Netportジョブ権限
STEPLIB
READ
READ
DATAMAP
UPDATE
READ
DTLCFG
READ
READ
DTLKEY
READ
READ
DTLLOG
UPDATE
UPDATE
DTLLOGnn
UPDATE
UPDATE
DTLMSG
READ
READ
DTLSGN
READ
READ
以下の表に、CDC処理にPowerExchange Listenerジョブと開始したタスクが必要とするア
クセス権を一覧に示します。
DD名
PowerExcha
nge
Listener権
限
PowerExcha
ngeエージェ
ント権限
PowerExcha
ngeロッガー
権限
PowerExcha
nge
Condense権
限
STEPLIB
READ
READ
READ
READ
DATAMAP
UPDATE
該当なし
該当なし
READ
DTLAMCPR
UPDATE
該当なし
該当なし
READ
DTLCACDC
READ
該当なし
該当なし
UPDATE
DTLCACDE
UPDATE
該当なし
該当なし
READ
DTLCACFG
該当なし
該当なし
該当なし
READ
DTLCAMAP
UPDATE
該当なし
該当なし
READ
z/OSでのセキュリティ
237
DD名
PowerExcha
nge
Listener権
限
PowerExcha
ngeエージェ
ント権限
PowerExcha
ngeロッガー
権限
PowerExcha
nge
Condense権
限
DTLCFG
READ
READ
該当なし
READ
DTLKEY
READ
READ
該当なし
READ
DTLLOG
UPDATE
UPDATE
該当なし
UPDATE
DTLLOGnn
UPDATE
UPDATE
該当なし
UPDATE
DTLMSG
READ
READ
該当なし
READ
DTLSGN
READ
該当なし
該当なし
READ
EDMMSG
注: 動的割り当
てられたSYSOUT
データセット。
UPDATE
該当なし
UPDATE
UPDATE
EDMPARMS
READ
READ
READ
READ
EDMSCTL
該当なし
READ
該当なし
該当なし
EDMSLOG
注: 動的割り当
てられたSYSOUT
データセット。
該当なし
UPDATE
該当なし
該当なし
ERDS01
該当なし
該当なし
UPDATE
該当なし
ERDS02
該当なし
該当なし
UPDATE
該当なし
以下の表に、システムが生成したDD名に動的に割り当てられるデータセットに対して、
PowerExchange CDCジョブと開始したタスクが必要とするアクセス権を一覧に示します。
ジョブまた
は開始され
たタスク
データセット
必要な権限
PowerExchan
geエージェ
ント
キャプチャ登録を含むCCTデータ
UPDATE
PowerExchan
geロッガー
PRILOGおよびSECLOGログデータセット
UPDATE
アクティブなログデータセット
ALTER
チェックポイントデータセット
ALTER
PowerExchan
ge Condense
238
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
ジョブまた
は開始され
たタスク
IMSログベー
スECCR
データセット
必要な権限
圧縮ファイル
ALTER
IMSログベースECCRが処理するRECONデータセッ
ト
READ
IMSログベースECCRが処理するRECONデータセッ
トに含まれる、IMSシステムログデータセット
(SLDS)とIMS DL/1バッチログデータセット(//
IEFRDR)
READ
関連項目:
¨ 「キャプチャ登録と抽出マップのデータセットレベルでのセキュリティ」
(ページ
242)
PowerExchange ECCRのデータセットアクセス要件
PowerExchange ECCRによって使用されるデータセットへのアクセス権限を、ECCRを実行す
るユーザーIDに付与する必要があります。
PowerExchangeECCRは、JCL内のDD文を使用してデータセットを割り当て、また、実行時に
データセットを動的にも割り当てます。
以下の表に、Adabas、DB2、およびIMS ECCRがデータセットに対して、DD名別に、必要とす
るアクセス権を一覧に示します。
DD名
Adabas
ECCR権限
Adabas
User
Exit 2
Job権限
DB2 ECCR
権限
IMS LogBased ECCR権
限
IMS
Synchronou
s ECCR権限
STEPLIB
READ
READ
READ
READ
READ
DATAMAP
READ
該当なし
該当なし
READ
該当なし
DDASSOR1
UPDATE
該当なし
該当なし
該当なし
該当なし
DDCARD
READ
該当なし
該当なし
該当なし
該当なし
DDDATAR1
UPDATE
該当なし
該当なし
該当なし
該当なし
DDWORKR1
UPDATE
該当なし
該当なし
該当なし
該当なし
DTLADKSD
READ
該当なし
該当なし
該当なし
該当なし
DTLAMCPR
READ
該当なし
該当なし
READ
該当なし
z/OSでのセキュリティ
239
DD名
Adabas
ECCR権限
Adabas
User
Exit 2
Job権限
DB2 ECCR
権限
IMS LogBased ECCR権
限
IMS
Synchronou
s ECCR権限
DTLCACDC
該当なし
該当なし
該当なし
READ
該当なし
DTLCACFG
READ
該当なし
該当なし
READ
該当なし
DTLCACHG
該当なし
該当なし
該当なし
READ
該当なし
DTLCCADA
該当なし
UPDATE
該当なし
該当なし
該当なし
DTLCCPLG
該当なし
READ
該当なし
該当なし
該当なし
DTLCFG
READ
READ
該当なし
READ
該当なし
DTLKEY
READ
READ
該当なし
READ
該当なし
DTLLOG
UPDATE
UPDATE
該当なし
UPDATE
該当なし
DTLMSG
READ
READ
該当なし
READ
該当なし
EDMPARMS
READ
該当なし
READ
READ
READ
REPL2CTL
該当なし
該当なし
READ
該当なし
該当なし
REPL2OPT
該当なし
該当なし
READ
該当なし
該当なし
以下の表に、バッチVSAM、CICS/VSAM、およびDatacom同期ECCRがデータセットに対して、
DD名別に、必要とするアクセス権を一覧に示します。
240
DD名
Batch
VSAM
ECCR権限
CICS/
VSAM
ECCR権限
Datacom
Change
Collecto
r権限
Datacom
Change
Controll
er権限
Datacom
Log
Feeder権
限
STEPLIB
READ
READ
READ
READ
READ
DFHRPL
該当なし
READ
該当なし
該当なし
該当なし
DTLAMCPR
該当なし
該当なし
該当なし
READ
該当なし
DTLCACFG
該当なし
該当なし
該当なし
READ
該当なし
DTLCFG
該当なし
該当なし
該当なし
READ
該当なし
DTLLOG
該当なし
該当なし
該当なし
UPDATE
該当なし
DTLLOGnn
該当なし
該当なし
該当なし
UPDATE
該当なし
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
DD名
Batch
VSAM
ECCR権限
CICS/
VSAM
ECCR権限
Datacom
Change
Collecto
r権限
Datacom
Change
Controll
er権限
Datacom
Log
Feeder権
限
DTLMSG
該当なし
該当なし
該当なし
READ
該当なし
EDMPARMS
READ
READ
該当なし
該当なし
READ
以下の表に、DatacomテーブルベースおよびIDMSログベースECCRがデータセットに対して、
DD名別に、必要とするアクセス権を一覧に示します。
DD名
Datacomテーブルベース
IDMSログベース
STEPLIB
READ
READ
DTLAMCPR
READ
READ
DTLCACFG
READ
READ
DTLCFG
該当なし
READ
DTLLOG
UPDATE
UPDATE
DTLLOGnn
UPDATE
UPDATE
DTLKEY
READ
READ
DTLMSG
READ
READ
EDMPARMS
READ
READ
z/OS上でのキャプチャ登録と抽出マップのセキュリテ
ィ
z/OSシステム上で、データセットとRACFクラスの両レベルでキャプチャ登録および抽出マ
ップへのアクセスを制御します。
キャプチャ登録を削除する機能など、一部のアクセスタイプでは、データセットとRACFク
ラスのレベルでUPDATEアクセスが必要です。 データを抽出する機能など、他のアクセスタ
イプでは、データセットとRACFクラスのレベルでREADアクセスが必要です。
データセットレベルでアクセスを制御するには、PowerExchange Listener JCL内の
DTLCAMAP名およびDTLAMCPR DD名に割り当てられたデータセットへのREADまたはUPDATEア
クセスを付与します。
RACFクラスレベルでアクセスを制御するには、DBMOVERコンフィギュレーションファイルに
あるSECURITY文の最初のパラメータで2を指定し、CAPX.REG.*およびCAPX.CND.* リソース
プロファイルを作成してから、これらのプロファイルへの適切なアクセスレベルを付与し
ます。
z/OSでのセキュリティ
241
キャプチャ登録と抽出マップのデータセットレベルでのセキュ
リティ
キャプチャ登録および抽出マップへのアクセスをデータセットレベルで制御できます。
PowerExchange Listener JCLでDTLAMCPR名とDTLCAMAP DD名に割り当てたデータセットへ
の特定のレベルのアクセスを付与することで、データの抽出やキャプチャ登録と抽出マッ
プの表示、追加、編集、削除を行うことを許可できます。
注: 上記のタスクの一部に対するセキュリティを追加するには、SECURITY文の最初のパラ
メータで2を指定し、CAPX.REG.*およびCAPX.CND.* リソースプロファイルを作成してか
ら、これらのプロファイルへの適切なアクセスレベルを付与します。 詳細は、「キャプチ
ャ登録と抽出マップ向けのRACFクラスセキュリティ」 (ページ242)に記載されていま
す。
データセットレベルで、次のように、キャプチャ登録と抽出マップへのアクセスを制御し
ます。
¨ キャプチャ登録の表示を許可するには、PowerExchange Listener JCL内のDTLAMCPR DD
名に割り当てられたデータセットへのUPDATEアクセスを付与します。
¨ キャプチャ登録の追加、編集、または削除を許可するには、PowerExchange Listener
JCL内のDTLAMCPR DD名に割り当てられたデータセットへのUPDATEアクセスを付与しま
す。
¨ 抽出マップの表示を許可するには、PowerExchange Listener JCL内のDTLCAMAP DD名に
割り当てられたデータセットへのREADアクセスを付与します。
¨ 変更データの抽出を許可するには、PowerExchange Listener JCL内のDTLCAMAP DD名に
割り当てられたデータセットへのREADアクセスを付与します。
¨ 抽出マップの追加、編集、および削除を許可するには、PowerExchange Listener JCL内
のDTLCAMAP名およびDTLAMCPR DD名に割り当てられたデータセットへのUPDATEアクセス
を付与します。
関連項目:
¨ 「PowerExchangeジョブのデータセットアクセス要件」
(ページ237)
¨ 「キャプチャ登録と抽出マップ向けのRACFクラスセキュリティ」
(ページ242)
キャプチャ登録と抽出マップ向けのRACFクラスセキュリティ
PowerExchangeは、PowerExchange固有のリソースプロファイルをチェックして、キャプチ
ャ登録と抽出マップへのアクセスを許可するかどうかを決定します。
RACFクラスセキュリティチェックを有効にするには、DBMOVERコンフィギュレーションファ
イルにあるSECURITY文の最初のパラメータで2を指定し、リソースプロファイルを作成して
から、これらのプロファイルへの適切なアクセスレベルを付与します。
PowerExchangeはMVS System Authorization Facility (SAF)インタフェースを使用して、
次のリソースプロファイルをチェックします。
¨ CAPX.REG.*リソースプロファイルは、キャプチャ登録を追加および編集する機能など、
キャプチャ登録へのアクセスを制御します。
¨ CAPX.CND.*リソースプロファイルは、データの抽出は制御しますが、抽出マップを追
加、編集および削除する機能は制御しません。
242
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
デフォルトで、PowerExchangeはFACILITYクラスのCAPX.REG.*およびCAPX.CND.*リソース
プロファイルをチェックします。 DBMOVERコンフィギュレーションファイル内の
RACF_CLASSパラメータを使用して、セキュリティプロファイルのチェックに別のクラスを
指定します。 別のクラスを指定した場合は、最大128バイトの長さのリソース名を用い
て、そのクラスをRACFで定義するか、または別のセキュリティ製品で定義する必要があり
ます。
RACFクラスレベルで、次のように、キャプチャ登録と抽出マップへのアクセスを制御しま
す。
¨ キャプチャ登録の表示を許可するには、SECURITY文の最初のパラメータで2を指定し、
CAPX.REG.*リソースプロファイルを作成してから、これらのプロファイルへのREADアク
セスを付与します。
¨ キャプチャ登録の追加、編集、または削除を許可するには、SECURITY文の最初のパラメ
ータで2を指定し、CAPX.REG.*リソースプロファイルを作成してから、これらのプロフ
ァイルへのUPDATEアクセスを付与します。
¨ 変更データの抽出を許可するには、SECURITY文の最初のパラメータで2を指定し、
CAPX.CND.*リソースプロファイルを作成してから、これらのプロファイルへのREADアク
セスを付与します。
¨ 抽出マップの追加、編集、または削除を許可するには、SECURITY文の最初のパラメータ
で2を指定し、CAPX.REG.*リソースプロファイルを作成してから、これらのプロファイ
ルへのREADアクセスを付与します。
制限: SECURITY文の最初のパラメータで2を指定した場合は、キャプチャ登録と抽出マッ
プ向けのリソースプロファイルを作成しなければなりません。 それ以外の場合は、
PowerExchangeはこれらのリソースへのアクセスを拒否します。
キャプチャ登録と抽出マップ向けのリソースプロファイル
データの抽出、キャプチャ登録の表示、キャプチャ登録と抽出マップの追加、編集、およ
び削除を許可するには、リソースプロファイルを作成してから、これらのプロファイルへ
の適切なレベルのアクセスを付与します。
キャプチャ登録の場合、リソースプロファイルは次の形式です。
CAPX.REG.dbtype.dbid.registration_name
以下の表に、キャプチャ登録リソースプロファイルの変数を示します。
変数
説明
dbtype
データベースタイプ(次のいずれかです)。
-
dbid
ADA。
DB2。
DCM。
IDM。
IMS。
VSM。
Adabas。
DB2。
Datacom。
IDMS。
IMS。
VSAM。
キャプチャ登録を含む、登録グループ内で指定された
インスタンス、データベースID、またはコレクション
ID。
z/OSでのセキュリティ
243
変数
説明
有効な値は文字列です。
registration_name
キャプチャ登録の名前。
有効な値は文字列です。
抽出マップの場合、リソースプロファイルは次の形式です。
CAPX.CND.dbid.extraction_map_name
以下の表に、抽出マップリソースプロファイルの変数を示します。
変数
説明
dbid
抽出マップを含む、抽出グループ内で指定されたイン
スタンス、データベースID、またはコレクションID。
有効な値は文字列です。
extraction_map_name
抽出マップの名前。
有効な値は文字列です。
汎用リソースプロファイルを定義して定義数を最小限に抑えることができます。 例えば、
RACFによる次の汎用プロファイルは、キャプチャ登録および抽出マップのプロファイルす
べてを扱います。
CAPX.**
キャプチャ登録と抽出マップへのアクセスの付与
変更データの抽出、キャプチャ登録と抽出マップの表示、追加、編集、および削除を許可
するには、データセットレベルとRACFクラスレベルで適切なアクセスを付与します。
前提条件:アクセスを付与する前に、データセットとリソースプロファイルが閉じているこ
とを確認します。 この操作を行うには、データセットとCAPX.*リソースプロファイル向け
のルールをUACC (NONE)で作成します。
データセットとリソースプロファイルへの次のレベルのアクセス権を付与して、以下のタ
スクの完了を許可します。
タスク
必須のデータセットア
クセス権
必須のリソースプロフ
ァイルアクセス権
PowerExchange
Listener JCL内の
DTLAMCPR DD名に割り当
てたデータセットへの
UPDATEアクセス
CAPX.REG.*リソースプロ
ファイルへのREADアクセ
ス
キャプチャ登録
キャプチャ登録の表示。
244
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
タスク
必須のデータセットア
クセス権
必須のリソースプロフ
ァイルアクセス権
キャプチャ登録の追加。
PowerExchange
Listener JCL内の
DTLAMCPR DD名に割り当
てたデータセットへの
UPDATEアクセス
CAPX.REG.*リソースプロ
ファイルへのUPDATEアク
セス
抽出マップの表示。
PowerExchange
Listener JCL内の
DTLCAMAP DD名に割り当
てたデータセットへの
READアクセス
なし
変更データの抽出。
PowerExchange
Listener JCL内の
DTLCAMAP DD名に割り当
てたデータセットへの
READアクセス
CAPX.CND.*リソースプロ
ファイルへのREADアクセ
ス
抽出マップの追加。
- PowerExchange
Listener JCL内の
DTLAMCPR DD名に割り
当てたデータセットへ
のUPDATEアクセス
- PowerExchange
Listener JCL内の
DTLCAMAP DD名に割り
当てたデータセットへ
のUPDATEアクセス
CAPX.REG.*リソースプロ
ファイルへのREADアクセ
ス
選択したカラム、登録ス
テータス、または圧縮の
種類を変更するためのキ
ャプチャ登録の編集。
キャプチャ登録の削除。
抽出マップ
抽出マップの編集。
抽出マップの削除。
キャプチャ登録と抽出マップのセキュリティ - 例
さまざまなタイプのユーザーにデータセットとRACFクラスレベル権限を付与できます。
スーパーユーザーは、キャプチャ登録と抽出マップの追加と編集、データをプレビューす
るための抽出マップに対するデータベース行のテストの実行、および変更データの抽出を
行えます。 上記のタスクの完了を許可するには、以下のレベルのアクセスをすべてユーザ
ーに付与します。
¨ PowerExchange Listener JCL内のDTLAMCPR DD名に割り当てたデータセットへのUPDATE
アクセス
¨ PowerExchange Listener JCL内のDTLCAMAP DD名に割り当てたデータセットへのUPDATE
アクセス
¨ CAPX.REG.*リソースプロファイルへのUPDATEアクセス
¨ CAPX.CND.*リソースプロファイルへのREADアクセス
z/OSでのセキュリティ
245
抽出マップに対するデータベース行のテストの実行、ワークフロー抽出の実行など、キャ
プチャ登録と変更データの抽出の表示を許可するには、以下のレベルのアクセスをユーザ
ーに付与します。
¨ PowerExchange Listener JCL内のDTLAMCPR DD名に割り当てたデータセットへのUPDATE
アクセス
注: このレベルのアクセスは、キャプチャ登録の作成または変更機能をユーザーに付
与しません。
¨ PowerExchange Listener JCL内のDTLCAMAP DD名に割り当てたデータセットへのREADア
クセス
¨ CAPX.REG.*リソースプロファイルへのREADアクセス
¨ CAPX.CND.*リソースプロファイルへのREADアクセス
例えば、DB2サブシステムDB2PからキャプチャされたデータにプレフィックスCIW*を付けた
抽出マップ名に対してデータベース行のテストの実行を付与するには、以下のリソースプ
ロファイルへのREADアクセスをユーザーに付与します。
CAPX.CND.DB2P.CIW*
抽出マップに対するデータベース行のテストの実行とワークフロー抽出の実行を許可する
が、キャプチャ登録の表示を許可しないためには、以下のレベルのアクセスをすべてユー
ザーに付与します。
¨ PowerExchange Listener JCL内のDTLCAMAP DD名に割り当てたデータセットへのREADア
クセス
¨ PowerExchange Listener JCL内のDTLAMCPR DD名に割り当てたデータセットへのUPDATE
アクセス
¨ CAPX.CND.*リソースプロファイルへのREADアクセス
データマップのセキュリティ
PowerExchangeは、PowerExchange固有のリソースプロファイルをチェックして、データマ
ップへのアクセスを許可するかどうかを決定します。 このセキュリティチェックを行う場
合は、DBMOVERコンフィギュレーションファイルで次のパラメータを指定しなければなりま
せん。
¨ SECURITY文の最初のパラメータで2を指定する
¨ DM_SUBTASKパラメータにYを指定する
これで、PowerExchangeはMVS System Authorization Facility (SAF)インタフェースを使
用してリソースプロファイルへのアクセスをチェックします。
デフォルトで、PowerExchangeはFACILITYクラスのリソースプロファイルをチェックしま
す。 DBMOVERコンフィギュレーションファイル内のRACF_CLASSパラメータを使用して、セ
キュリティプロファイルのチェックに別のクラスを指定します。 別のクラスを指定した場
合は、最大128バイトの長さのリソース名を用いて、そのクラスをRACFで、または使用する
セキュリティ製品で定義する必要があります。
制限: SECURITY文の最初のパラメータで2を指定し、DM_SUBTASKパラメータにYを指定した
場合は、データマップ向けのリソースプロファイルを指定しなければなりません。 それ以
外の場合は、PowerExchangeはアクセスに失敗します。
246
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
データマップのリソースプロファイル
データマップ向けにリソースプロファイルを構成し、アクセス権を設定します。
データマップへのアクセス向けのリソースプロファイルには以下の形式があります。
DTL.DATAMAP.resource_name
resource_name変数は、リソースプロファイルのサフィックスを指定します。 このサフィ
ックスは、DBMOVERコンフィギュレーションファイルのDM_RESOURCEパラメータに指定する
変数で、DM_RESOURCEが指定されていない場合は、DATASETのデフォルトです。
データマップへのアクセスを制御するには、以下のアクセス権を使用します
アクセスタ
イプ
説明
READ
データマップの読み取りを許可する
UPDATE
データマップの定義、削除、および修正を許可する
データマップのリソースプロファイルをいずれのも定義しない場合、PowerExchangeはアク
セスを拒否します。
汎用リソースプロファイルを定義して定義数を最小限に抑えることができます。 例えば、
以下のRACFによる汎用プロファイルは、すべてのDM_RESOURCE変数を扱います。
DTL.DATAMAP.**
PowerExchange Listenerのコマンドのセキュリティ
PowerExchangeは、PowerExchange固有のリソースプロファイルをチェックして、
PowerExchange NavigatorまたはDTLUTSKユーティリティから発行するPowerExchange
Listenerへのアクセスを許可するかどうかを決定します。 このセキュリティチェックを行
う場合は、DBMOVERコンフィギュレーションファイルにあるSECURITY文の最初のパラメータ
で2を指定しなければなりません。 これで、PowerExchangeはMVS System Authorization
Facility (SAF)インタフェースを使用してリソースプロファイルへのアクセスをチェック
します。
デフォルトで、PowerExchangeはFACILITYクラスのリソースプロファイルをチェックしま
す。 DBMOVERコンフィギュレーションファイル内のRACF_CLASSパラメータを使用して、セ
キュリティプロファイルのチェックに別のクラスを指定します。 別のクラスを指定した場
合は、最大128バイトの長さのリソース名を用いて、そのクラスをRACFで、または使用する
セキュリティ製品で定義する必要があります。
制限: SECURITY文の最初のパラメータで2を指定した場合は、PowerExchange Listenerコ
マンドのリソースプロファイルを指定しなければなりません。 2を指定しない場合、
PowerExchange NavigatorまたはDTLUTSKユーティリティから発行されるPowerExchange
ListenerコマンドはPowerExchangeで失敗します。
PowerExchange Listenerのコマンドのリソースプロファイル
PowerExchange Listenerのコマンドのリソースプロファイルを構成し、アクセス権を設定
します。
z/OSでのセキュリティ
247
LISTTASKコマンドのリソースプロファイルは次の形式です。
DTL.TASKCTRL.DISPLAY
STOPTASKコマンドのリソースプロファイルは次の形式です。
DTL.TASKCTRL.STOPTASK
リソースプロファイルへのREADアクセスを持つユーザーは、PowerExchange Navigatorまた
はDTLUTSKユーティリティを使用してLISTTASKまたはSTOPTASKコマンドを発行することが
できます。 それ以外の場合は、これらのコマンドへのアクセスは拒否されます。 いずれ
のリソースプロファイルも定義しない場合、PowerExchangeはこれらのコマンドへのアクセ
スを拒否します。
汎用リソースプロファイルを定義して定義数を最小限に抑えることができます。 例えば、
RACFによる以下の汎用プロファイルは、PowerExchange NavigatorまたはDTLUTSKユーティ
リティから発行できるPowerExchange Listenerのコマンドすべてをカバーします。
DTL.TASKCTRL.**
Adabasセキュリティ
以下のAdabasセキュリティオプションはPowerExchangeで使用できます。
¨ パスワードセキュリティ
¨ SAFセキュリティ
¨ 値によるセキュリティ
Adabasパスワードセキュリティを使用するには、PowerExchangeデータマップでファイルパ
スワードを指定します。 Adabas SAFセキュリティまたは値によるセキュリティを使用する
には、PowerExchangeでのアクションは不要です。
制限: PowerExchangeは、Natural Security(Naturalアプリケーション)をサポートし
ません。 PowerExchangeは、アプリケーションレイヤを介してではなく、Adabasデータア
クセスをサポートします。
PowerExchangeは、PowerExchange固有のリソースプロファイルをチェックして、Adabasフ
ァイルへの書き込みアクセスを許可するかどうかを決定します。 このセキュリティチェッ
クを行う場合は、DBMOVERコンフィギュレーションファイルにあるSECURITY文の最初のパラ
メータで2を指定しなければなりません。 これで、PowerExchangeはMVS System
Authorization Facility (SAF)インタフェースを使用してリソースプロファイルへのアク
セスをチェックします。
デフォルトで、PowerExchangeはFACILITYクラスのリソースプロファイルをチェックしま
す。 DBMOVERコンフィギュレーションファイル内のRACF_CLASSパラメータを使用して、セ
キュリティプロファイルのチェックに別のクラスを指定します。 別のクラスを指定した場
合は、最大128バイトの長さのリソース名を用いて、そのクラスをRACFで、または使用する
セキュリティ製品で定義する必要があります。
248
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
Adabasファイルへの書き込みアクセス制限向けのリソースプロ
ファイル
Adabasファイルへの書き込みアクセス向けのリソースプロファイルを構成し、アクセス権
を設定します。
Adabasファイルへの書き込みアクセスを制御するためのリソースプロファイルは次の形式
です。
DTL.DBWRITE.ADABAS.DBdbid.FNfile_num
説明:
¨ dbidはファイルが含まれているデータベースの物理データベースIDです。 この値は
「DB」で始まり、その後にデータベースIDが続きます。データベースIDは、左側にゼロ
が埋め込まれて、常に5桁の数値となリます。 有効な値は00001~99999です。
¨ file_numはファイル番号です。 この値はFNで始まり、その後にファイル番号が続きま
す。ファイル番号は、左側にゼロが埋め込まれて、常に5桁の数値となリます。 有効な
値は00001~99999です。
リソースプロファイルへのUPDATEアクセスを持つユーザーは、PowerExchangeを使用して、
Adabasファイルにデータを書き込むことができます。 それ以外の場合は、アクセスは拒否
されます。 リソースプロファイルを定義しない場合、PowerExchangeは書き込みアクセス
を制御しません。
汎用リソースプロファイルを定義して定義数を最小限に抑えることができます。 例えば、
RACFによる以下の汎用プロファイルは、すべてのデータベースにあるすべてのAdabasファ
イルを扱います。
DTL.DBWRITE.ADABAS.**
以下のRACFによる汎用プロファイルは、1,000~1,999のデータベースにあるすべての
Adabasファイルを扱います。
DTL.DBWRITE.ADABAS.DB01*.**
Datacomセキュリティ
PowerExchangeは、PowerExchange固有のリソースプロファイルをチェックして、Datacom
テーブルへの読み取りアクセスを許可するかどうかを決定します。 このセキュリティチェ
ックを行う場合は、DBMOVERコンフィギュレーションファイルにあるSECURITY文の最初のパ
ラメータで2を指定しなければなりません。 これで、PowerExchangeはMVS System
Authorization Facility (SAF)インタフェースを使用してリソースプロファイルへのアク
セスをチェックします。
デフォルトで、PowerExchangeはFACILITYクラスのリソースプロファイルをチェックしま
す。 DBMOVERコンフィギュレーションファイル内のRACF_CLASSパラメータを使用して、セ
キュリティプロファイルのチェックに別のクラスを指定します。 別のクラスを指定した場
合は、最大128バイトの長さのリソース名を用いて、そのクラスをRACFで、または使用する
セキュリティ製品で定義する必要があります。
z/OSでのセキュリティ
249
Datacomテーブルへの書き込みアクセス制限向けのリソースプロ
ファイル
Datacomテーブルへの書き込みアクセスのためのリソースプロファイルを構成し、アクセス
権を設定します。
Datacomテーブルへの書き込みアクセスを制御するためのリソースプロファイルは次の形式
です。
DTL.DBREAD.DATACOM.Ddatabase_id.short_table_name
説明:
¨ database_id は、先頭が「D」で始まり後に5桁の数値が続くデータベース識別子(ID)
です。 データベースIDは、左側にゼロが埋め込まれて、常に5桁の数値となリます。
PowerExchangeは、リソースプロファイル内のデータベースIDを、実際のDatacomデータ
ベースのデータベースIDに突き合わせます。 有効な値は00001~99999です。
¨ short_table_name は、Datacomでテーブルに定義された短テーブル名です。指定された
短テーブル名をDatacomの短テーブル名に突き合わせ、Datacomの長テーブル名にも間接
的に突き合わせて、RACFが読み込みアクセスを制限するテーブルを特定します。 長テ
ーブル名に別のRACFリソースプロファイルを定義する必要はありません。長テーブル名
に対してのみリソースプロファイルを作成すると、RACFが保護するテーブルを、
PowerExchangeが短テーブル名に突き合わせて識別できなくなります。
リソースプロファイルへのREADアクセスを持つユーザーは、PowerExchangeを使用して
Datacomテーブルからデータを読み込む、またはテーブル向けのメタデータを取得すること
ができます。 それ以外の場合は、アクセスは拒否されます。 リソースプロファイルを定
義しない場合、PowerExchangeは読み込みアクセスを制御しません。 例えば、データベー
スIDが23、短テーブル名がSTLの場合、以下のリソースプロファイルを作成します。
DTL.DBREAD.DATACOM.D00023.STL
汎用リソースプロファイルを定義して定義数を最小限に抑えることができます。 例えば、
RACFによる次の汎用プロファイルは、すべてのデータベースにあるすべてのDatacomテーブ
ルを扱います。
DTL.DBREAD.DATACOM.**
許可されていないユーザーが、PowerExchange Navigatorでデータマップまたは抽出マッ
プのデータベース行テストなどのタスクを実行しようとすると、PowerExchangeから以下の
メッセージが表示されます。
PWX-00243 Userid user_id not authorized to access resource
DTL.DBREAD.DATACOM.Ddatabase_id.short_table_name req=R by RACF.
このメッセージの要求値「R」は、READアクセスを表します。
許可されていないユーザーが、キャプチャ登録またはデータマップの作成などのタスクを
実行しようとすると、PowerExchangeから以下のメッセージが表示されます。
PWX-02530 The metadata requested was not available, please check your parameters.
DB2 for z/OSセキュリティ
DB2テーブルおよびリソースへの接続ユーザーID制御アクセスを使用するには、z/OSシステ
ムでDBMOVER構文ファイルにある以下の文とパラメータを指定する必要があります。
¨ SECURITY文の最初のパラメータで2を指定する
250
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
¨ MVSDB2AFパラメータでRRSAFを指定する
それ以外の場合は、PowerExchangeは、DB2テーブルおよびリソースへのアクセスを制御す
るためにPowerExchange ListenerまたはNetportジョブを実行しているユーザーIDを使用
します。
注: MVSDB2AFパラメータでRRSAFを指定するには、z/OSのResource Recovery Services
(RRS)コンポーネントをアクティブにする必要があります。
IMSセキュリティ
PowerExchangeは、PowerExchange固有のリソースプロファイルをチェックして、IMSデー
タベースへの書き込みアクセスを許可するかどうかを決定します。 このセキュリティチェ
ックを行う場合は、DBMOVERコンフィギュレーションファイルにあるSECURITY文の最初のパ
ラメータで2を指定しなければなりません。 これで、PowerExchangeはMVS System
Authorization Facility (SAF)インタフェースを使用してリソースプロファイルへのアク
セスをチェックします。
デフォルトで、PowerExchangeはFACILITYクラスのリソースプロファイルをチェックしま
す。 DBMOVERコンフィギュレーションファイル内のRACF_CLASSパラメータを使用して、セ
キュリティプロファイルのチェックに別のクラスを指定します。 別のクラスを指定した場
合は、最大128バイトの長さのリソース名を用いて、そのクラスをRACFで、または使用する
セキュリティ製品で定義する必要があります。
IMSデータベースへの書き込みアクセス制限向けのリソースプロ
ファイル
IMSデータベースへの書き込みアクセスのためのリソースプロファイルを構成し、アクセス
権を設定します。
DL/Iバッチを介したIMSデータベースアクセスへの書き込みアクセスを制御するためのリソ
ースプロファイルは次の形式です。
DTL.DBWRITE.IMS
ODBAを介したIMSデータベースアクセスへの書き込みアクセスを制御するためのリソースプ
ロファイルは次の形式です。
DTL.DBWRITE.IMS.ims_id
ims_id変数はPowerExchange Navigatorの[データマッププロパティ]ダイアログボック
スで指定するIMS SSID値を指定します。 PowerExchange Navigatorを介してDL/1バッチの
IMS SSID値を指定することもできますが、この値はDL/1バッチのリソースプロファイル指
定では使用できません。
リソースプロファイルへのUPDATEアクセスを持つユーザーは、PowerExchangeを使用して
IMSデータベースにデータを書き込むことができます。 それ以外の場合は、アクセスは拒
否されます。 リソースプロファイルを定義しない場合、PowerExchangeは書き込みアクセ
スを制御しません。
汎用リソースプロファイルを定義して定義数を最小限に抑えることができます。 例えば、
RACFによる次の汎用プロファイルは、DL/IバッチまたはODBAでIMSデータベースへの書き込
みを扱います。
DTL.DBWRITE.IMS.**
z/OSでのセキュリティ
251
このタイプの汎用プロファイルを使用して、一般的な書き込みアクセスを防止できます。
z/OSでのpwxcmdプログラムに関するユーザー認証
pwxcmdプログラムの使用を制御するために、オペレーティングシステムユーザーIDおよび
パスワードを認証するようにPowerExchangeを設定することができます。
pwxcmdプログラムの使用についてユーザークレデンシャルを検証するには、pwxcmdプログ
ラムからのコマンドのターゲットとなる各PowerExchangeインストールに、以下のコンフィ
ギュレーションタスクを実行します。
¨ コマンドのターゲットとなるシステムにあるDBMOVERコンフィギュレーションメンバ
で、SECURITY文の先頭のパラメータを1または2に設定する。
¨ オペレーティングシステムのユーザークレデンシャルを認証するために必要な権限を設
定する。
z/OSでpwxcmdコマンドを実行する許可
pwxcmdプログラムを使用するためのユーザークレデンシャルを認証するだけでなく、特定
のpwxcmdコマンドの実行をユーザーに許可するように、PowerExchangeを設定することがで
きます。
pwxcmdコマンドのターゲットであるシステム上で、SECURITY文の最初のパラメータを2に設
定します。 続いて、ターゲットシステム上でリソースプロファイルを指定して、特定の
pwxcmdコマンドの実行を許可します。
PowerExchangeは、リソースプロファイルをチェックして、pwxcmdプログラムで入力された
ユーザーIDがコマンドを実行することを許可されているかどうかを決定します。
リソースプロファイルで、RACFクラスは、デフォルトのFACILITYクラス、またはDBMOVERコ
ンフィギュレーションファイル内のRACF_CLASSパラメータで指定された値のいずれかで
す。
pwxcmdコマンドの発行を許可するには、適切なリソースプロファイルへのREADアクセスを
付与します。 それ以外の場合は、アクセスは拒否されます。
pwxcmdコマンドへのアクセスを制御するリソースプロファイルは、次の形式です。
DTL.CMD.service_type.service_name.command_name
252
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
以下の表で、pwxcmdコマンド向けのリソースプロファイル内の変数について説明します。
変数
説明
service_typ
e
PowerExchangeサービスタイプ。 次のオプションがあります。
- LISTENER。 PowerExchange Listener。
- CONDENSE。 PowerExchange Condense。
service_nam
e
DBMOVERコンフィギュレーションファイルのCMDNODE文で指定し
たサービス名。
command_nam
e
pwxcmdコマンド。 pwxcmdプログラムを介して以下の
PowerExchange Condenseコマンドを発行できます。
- 圧縮
- displaystatus
- fileswitch
- shutcond
- shutdown
pwxcmdプログラムを介して以下のPowerExchange Listenerコマ
ンドを発行できます。
- close
- closeforce
- listtask
- stoptask
汎用リソースプロファイルを定義して定義数を最小限に抑えます。
例えば、以下のプロファイルは、pwxcmdプログラムを介して発行するすべての
PowerExchange Condenseコマンドへのアクセスを付与します。
DTL.CMD.CONDENSE.**
以下のプロファイルは、MY_CONDサービス名を指定するpwxcmdプログラムを介して発行する
すべてのPowerExchange Condenseコマンドへのアクセスを付与します。
DTL.CMD.CONDENSE.MY_COND.**
注: pwxcmdコマンドを実行するユーザーを認証するには、pwxcmdプログラムについてユー
ザークレデンシャルをチェックするようにPowerExchangeを設定します。
PowerExchange選択的サインオン
PowerExchangeの選択的サインオンを使用して、PowerExchangeへの接続アクセスを制御で
きます。 選択的サインオンでは、指定されたユーザーIDおよびIPアドレス(オプション)
のアクセス権を確認するために、PowerExchangeサインオンファイルがチェックされます。
PowerExchangeが選択的サインオンチェックを実行するのは、PowerExchange Listenerが
TCP/IPでの新しい接続を受け付けてから、その要求に対してサブタスクを開始するまでの
間です。
ヒント: On z/OSとi5/OSでは、PowerExchangeがOn z/OSおよびi5/OSオペレーティングシ
ステムの機能を利用してユーザーを認証することもできます。 PowerExchangeの選択的サ
インオンは、SECURITY文のユーザー認証オプションと共に使用します。 選択的サインオン
ではパスワードの検証は行われず、最小限のセキュリティしか提供されません。
PowerExchange選択的サインオン
253
PowerExchange選択的サインオンの設定
PowerExchangeの選択的サインオンは設定できます。
1.
DBMOVERコンフィギュレーションファイル内のSECURITY文で、2番目のパラメータを2
に設定します。
注: SECURITY文の先頭のパラメータの値は、PowerExchangeがPowerExchangeへの接
続アクセスや、PowerExchange Navigatorを通じて発行されるPowerExchange
Listenerコマンドへのアクセスを制御するために、PowerExchangeサインオンファイ
ルを使用するかどうかに影響しません。 ただし、PowerExchangeがpwxcmdおよび
infacmd pwxコマンドの使用を許可するためにサインオンファイルを使用するかどうか
は制御します。 infacmd pwxコマンドはPowerExchangeサービスに対して送信し、
pwxcmdコマンドはアプリケーションサービスによって管理されていない
PowerExchangeプロセスに対して送信します。
2.
PowerExchangeサービスまたはPowerExchangeプロセスが実行されているLinux、
UNIX、またはWindowsシステムで、PowerExchangeサインオンファイルを設定します。
このファイルでは、許可されたユーザーを指定しますが、オプションで、そこを接続
元とするユーザーがアクセスを許可されるIPアドレスを指定することもできます。
3.
PowerExchange Listenerを起動またはリスタートします。
関連項目:
¨ 「PowerExchangeサインオンファイル」
(ページ254)
PowerExchangeサインオンファイル
PowerExchangeサインオンファイルは、PowerExchangeへの接続とコマンドの発行をユーザ
ーに許可するために使用します。
PowerExchangeサインオンファイルは、ユーザーが以下のタスクを完了することを許可しま
す。
¨ 特定のIPアドレスからPowerExchangeシステムに接続する。
¨ 特定のpwxcmdコマンドおよびinfacmd pwxコマンドを発行する。 infacmd pwxコマンド
はPowerExchangeサービスに対して発行し、pwxcmdコマンドはアプリケーションサービ
スによって管理されていないPowerExchangeプロセスに対して発行します。 コマンド
は、Linux、UNIX、またはWindowsシステムで実行されるPowerExchangeサービスまたは
プロセスに対して発行できます。
¨ Windowsでは、PowerExchange Navigatorを通じて、PowerExchange Listenerに対して
PowerExchange Listenerコマンドを発行する。
PowerExchangeサインオンファイルの構文
サインオンファイル文には以下の構文を使用します。
[AUTHGROUP=(group_id,COMMANDS=(command1,command2,...))]
USER=(user_ID[@domain]
254
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
ALLOW={F|N|Y}
[AUTHGROUP=group_id]
[IP=nnnn.nnnn.nnnn.nnnn]
[TASKCNTRL={D|S}]
)
以下のルールおよびガイドラインが適用されます。
¨ 文の最大長は64文字です。
¨ 文はどのカラムで始めても構いません。
¨ 文を複数行にまたがらせることはできず、1行の中にコーディングしなければなりませ
ん。
¨ 1行の中に、1つ以上のAUTHGROUP文またはUSER文を指定できます。
¨ PowerExchangeは、ユーザーIDの全体または一部と一致するUSER文に遭遇すると、サイ
ンオンファイルの読み込みを停止します。
¨ コメント行は、/*で始めなければならず、どの文からも独立した行でなければなりませ
ん。
¨ Linux、UNIX、またはWindowsシステムで、ユーザーにpwxcmdおよびinfacmd pwxコマン
ドの発行を許可するために特定の許可グループを作成しない場合は、コマンドの発行先
となるすべてのターゲットLinux、UNIX、またはWindowsシステムで、サインオンファイ
ルに以下の文を含める必要があります。
AUTHGROUP=(ANY,COMMAND=(*))
USER=(*,ALLOW=Y,AUTHGROUP=ANY)
PowerExchangeでは、必要な場所にサンプルのサインオンファイルが用意されており、その
ファイルをカスタマイズできます。 以下の表に、サインオンファイルの名前と必要な場所
をオペレーティングシステム別に示します。
オペレーテ
ィングシス
テム
サインオンファイルの名前と場所
i5/OS
datalib/CFGファイル内のSIGNONメンバ
Linux、
UNIX、およ
びWindows
PowerExchangeインストールディレクトリ内のsignon.txtファイ
ル
z/OS
PowerExchange Listener JCL内のDTLSGN DDが指し示すRUNLIB内
のSIGNONメンバ
PowerExchangeサインオンファイルで使用される文
サインオンファイルでは、選択的サインオン、PowerExchange Navigatorを通じた
PowerExchange Listenerコマンド、infacmd pwxコマンド、またはpwxcmdコマンドを許可
するための文を定義します。
次の文を定義します。
¨ 選択的サインオンとPowerExchange Listenerコマンドの許可には、USER文を使用しま
す。
PowerExchangeサインオンファイル
255
¨ Linux、UNIX、またはWindowsシステムでのpwxcmdコマンドとinfacmd pwxコマンドの許
可には、AUTHGROUP文とUSER文を使用します。
AUTHGROUP文
Linux、UNIX、およびWindowsで、指定されたpwxcmdコマンドおよびinfacmd pwxコマンド
へのアクセスを、許可グループに属するユーザーだけに制限します。
AUTHGROUP文の構文は次のとおりです。
AUTHGROUP=(group_id,COMMANDS=(command1,command2,...))
AUTHGROUP文には、以下のパラメータがあります。
group_id
必須。指定されたpwxcmdコマンドおよびinfacmd pwxコマンドへのアクセス権を持つ
許可グループの名前を指定します。 この名前は、1つ以上のユーザーIDを許可グルー
プに関連付ける、対応するUSER文の中の許可グループ名と一致しなければなりませ
ん。
COMMANDS=(command1,command2,...)
必須。この許可グループに属するユーザーが実行を許可される1つ以上のpwxcmdおよび
infacmd pwxコマンドを指定します。
すべてのpwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドの実行をユーザーに許可するには、コマ
ンドの代わりにアスタリスク(*)を指定します。
PowerExchange Listenerの場合は、以下のコマンドを1つ以上指定します。
コマンド
対応するinfacmd pwxコマン
ド
対応するpwxcmdコ
マンド
CLOSE
CloseListener
close
CLOSEFORCE
CloseForceListener
closeforce
LISTTASK
ListTaskListener
listtask
STOPTASK
StopTaskListener
stoptask
PowerExchange Condenseの場合は、以下のコマンドを1つ以上指定します。
256
コマンド
対応するinfacmd pwxコマン
ド
対応するpwxcmdコ
マンド
CONDENSE
該当なし
圧縮
DISPLAYSTATUS
該当なし
displaystatus
FILESWITCH
該当なし
fileswitch
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
コマンド
対応するinfacmd pwxコマン
ド
対応するpwxcmdコ
マンド
SHUTCOND
該当なし
shutcond
SHUTDOWN
該当なし
shutdown
PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)の場合は、以下のコマンドを1つ
以上指定します。
コマンド
対応するinfacmd pwxコマン
ド
対応するpwxcmdコ
マンド
CONDENSE
CondenseLogger
圧縮
DISPLAYALL
DisplayAllLogger
displayall
DISPLAYCHECKPOINT
S
DisplayCheckpointsLogger
displaycheckpoint
s
DISPLAYCPU
DisplayCPULogger
displaycpu
DISPLAYEVENTS
DisplayEventsLogger
displayevents
DISPLAYMEMORY
DisplayMemoryLogger
displaymemory
DISPLAYRECORDS
DisplayRecordsLogger
displayrecords
DISPLAYSTATUS
DisplayStatusLogger
displaystatus
FILESWITCH
FileSwitchLogger
fileswitch
SHUTCOND
該当なし
shutcond
SHUTDOWN
ShutDownLogger
shutdown
pwxcmdのhelpコマンドとバージョンコマンドの実行には、許可は必要ありません。
使用上の注意
Linux、UNIX、およびWindowsで、SECURITY文の先頭のパラメータを2に設定し、pwxcmdコ
マンドおよびinfacmd pwxコマンドを制御するための特定のAUTHGROUP文とUSER文をサイン
オンファイルに含めない場合は、デフォルトのAUTHGROUP文とUSER文を含める必要がありま
す。 pwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドのターゲットとなるすべてのLinux、UNIX、および
Windowsシステム上のサインオンファイルに、以下のデフォルト文を含めます。
AUTHGROUP=(ANY,COMMAND=(*))
USER=(*,ALLOW=Y,AUTHGROUP=ANY)
PowerExchangeサインオンファイル
257
USER文
USER文は、指定されたユーザーおよびIPアドレス(オプション)がPowerExchangeに接続す
ることを許可するために使用します。
オプションで、Linux、UNIX、およびWindowsでは、指定されたユーザーがpwxcmdおよび
infacmd pwxコマンドを発行することを許可するためにUSER文を使用します。 Windowsで
は、ユーザーがPowerExchange Navigatorを通じてPowerExchange Listenerコマンドを発
行することを許可するためにUSER文を使用します。 文の最大長は64文字です。
USER文の構文は次のとおりです。
USER=(user_ID[@domain]
ALLOW={F|N|Y}
[AUTHGROUP=group_id]
[IP=nnnn.nnnn.nnnn.nnnn]
[TASKCNTRL={D|S}]
)
USER文には、以下のパラメータがあります。
user_id[@domain]
必須。ユーザーのユーザーIDを指定します。 オプションで、Windowsではドメイン名
を指定できます。 ユーザーIDのチェックでは大文字と小文字が区別されます。
ユーザーIDの中では以下のワイルドカード文字を使用できます。
¨ アスタリスク(*): 0個以上の文字を表します。
¨ 疑問符(?): 正確に1個の文字を表します。
ユーザーIDに、IDの一部としてアスタリスク(*)または疑問符(?)が 含まれている
場合は、それらの文字の前にエスケープ文字の波形符号(~)を付けます。
pwxcmdコマンドでのユーザー指定とサインオンファイル内のUSER文でのユーザー指定
は、一致しなければなりません。 サインオンファイルでユーザーIDの一部としてドメ
インを指定した場合は、infacmd pwxまたはpwxcmdコマンドを発行するときのユーザー
IDにもそのドメインを指定する必要があります。
infacmd pwxまたはpwxcmdコマンドでユーザーIDの一部としてドメインが指定されな
かった場合、PowerExchangeはそのユーザーIDがローカルであるか、PowerExchange
Listenerの実行に使用されているユーザーIDと同一ドメインのメンバであるものと想
定します。 PowerExchange ListenerがWindowsサービスとして実行されていて、その
サービスがローカルユーザーによって実行されている場合は、infacmd pwxまたは
pwxcmdコマンドでユーザーIDの一部としてドメインを指定する必要があります。
ALLOW={F|N|Y}
必須。次のいずれかの値を指定します。
¨ F。 後続のALLOWパラメータがあることを示します。
¨ N。 ユーザーはPowerExchangeに接続できません。 IPアドレスが指定された場合
は、そのIPアドレスからのユーザーだけに限定されます。
¨ Y。 IPパラメータで特定のIPアドレスが指定されていない限り、ユーザーはどのIP
アドレスからでもPowerExchangeに接続できます。
258
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
AUTHGROUP=group_ID
Linux、UNIX、またはWindowsで、このユーザーが割り当てられる許可グループの名前
を指定します。 この名前は、対応するAUTHGROUP文で指定されている許可グループ名
と一致しなければなりません。AUTHGROUP文は、指定された許可グループに属するユー
ザーが1つ以上のpwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドを発行することを許可します。
IP=nnnn.nnnn.nnnn.nnnn
オプション。ユーザーのIPアドレスを指定します。 IPアドレスの値 nnnn(オクテット
と呼ばれます)は、数値0~255です。
IPアドレスの最後のオクテットがゼロの場合、PowerExchangeは0から255までの数値
をカバーするオクテット値を使用します。 例えば、次のIPパラメータ指定は、
10.10.10.0から10.10.10.255までのすべてのIPアドレスをカバーします。
IP=10.10.10.0
オクテットがゼロで始まる場合、PowerExchangeは指定された値が8進数であるものと
想定します。 例えば、0120を指定すると、PowerExchangeはこの値を80に変換しま
す。 一般に、オクテット値には10進値を指定します。
TASKCNTRL={D|S}
オプション。Windowsで、ユーザーがPowerExchange NavigatorからLISTTASKまたは
STOPTASKコマンドを発行することを許可します。 有効な値は以下のとおりです。
¨ D。 ユーザーはPowerExchange NavigatorからLISTTASKコマンドを発行できます。
¨ S。 ユーザーはPowerExchange NavigatorからSTOPTASKコマンドを発行できます。
このオプションは、DBMOVERコンフィギュレーションファイルでSECURITY=(1,Y)が指
定されている場合にのみ有効です。
PowerExchange Navigatorからコマンドを発行するには、[データベース行のテスト]
ダイアログボックスの[DBタイプ]リストで[TASK_CNTL]をクリックします。
PowerExchangeサインオンファイルの例
以下の例は、PowerExchangeへの接続とpwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドへのアクセスを
制御するためにPowerExchangeサインオンファイルを定義する方法を示しています。
PowerExchange選択的サインオンの例
以下のサインオンファイル内のUSER文の例は、ユーザーIDとIPアドレスに基づいて
PowerExchangeへの接続を制御する方法を示しています。
すべてのユーザーがPowerExchangeに接続できるようにするには、以下のUSER文をサインオ
ンファイルに含めます。
USER=(* ALLOW=Y)
PowerExchangeへのアクセスをSYSで始まるユーザーIDだけに限定するには、以下のUSER文
をサインオンファイルに含めます。
USER=(SYS* ALLOW=Y)
USER=(* ALLOW=N)
PowerExchangeサインオンファイル
259
複数のIPアドレスからのサインオンを許可するには、ALLOW=Fパラメータを指定した複数の
USER文をコーディングします。 PowerExchangeは、ALLOW=YまたはNが指定された最初の
USER文と、それに一致するユーザーIDに遭遇すると、サインオンファイルの読み込みを停
止します。
以下の文は、USER1が3つの異なるIPアドレスからPowerExchangeに接続できるようにしま
す。
USER=(USER1 ALLOW=F IP=10.7.16.25)
USER=(USER1 ALLOW=F IP=10.7.16.26)
USER=(USER1 ALLOW=Y IP=10.7.16.30)
以下の文では、2番目と3番目のUSER文にALLOW=Yパラメータがあるため、USER1はIPアドレ
ス10.7.16.25と10.7.16.26からしかサインオンできません。
USER=(USER1 ALLOW=F IP=10.7.16.25)
USER=(USER1 ALLOW=Y IP=10.7.16.26)
USER=(USER1 ALLOW=Y IP=10.7.16.30)
pwxcmdコマンドおよびinfacmd pwxコマンドの許可の例
Linux、UNIX、およびWindowsでは、特定のpwxcmdコマンドおよびinfacmd pwxコマンドの
実行をユーザーに許可するために、サインオンファイルでAUTHGROUP文とUSER文を定義しま
す。
これらの文は次のように定義します。
¨ AUTHGROUP文は、許可グループに属するユーザーが1つ以上のpwxcmdおよびinfacmd pwx
コマンドを発行することを許可します。
¨ USER文は、1つ以上のユーザーIDを許可グループに関連付けます。 また、USER文の中の
ALLOWパラメータは、ユーザーがPowerExchangeへの接続を許可されるかどうかを指定し
ます。
以下の文は、ユーザーops99をADMIN許可グループに割り当て、ops99がPowerExchangeに接
続できるようにし、ops99がすべてのpwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドを実行することを
許可します。
AUTHGROUP=(ADMIN,COMMANDS=(*))
USER=(ops99 ALLOW=Y AUTHGROUP=ADMIN)
以下の文は、SYSで始まるユーザーIDを持つユーザーをOPER許可グループに割り当て、それ
らのユーザーがPowerExchangeに接続できるようにし、指定されたpwxcmdおよびinfacmd
pwxコマンドをそれらのユーザーが実行することを許可します。
AUTHGROUP=(OPER,COMMANDS=(close,closeforce,listtask,stoptask))
USER=(SYS* ALLOW=Y AUTHGROUP=OPER)
以下の文は、すべてのユーザーに対して、PowerExchangeへの接続と、infacmd pwxコマン
ドListTaskListenerとpwxcmdコマンドlisttaskの実行を許可します。
AUTHGROUP=(BASIC,COMMANDS=(LISTTASK))
USER=(* ALLOW=Y AUTHGROUP=BASIC)
260
第 6章: PowerExchangeのセキュリティ
第 7 章
Secure Sockets Layerのサ
ポート
この章では、以下の項目について説明します。
¨ PowerExchangeネットワーク上のSSLのセキュリティ, 261 ページ
¨ PowerExchange SSLのアーキテクチャ, 262 ページ
¨ FIPS 140-2への準拠, 263 ページ
¨ PWXUSSLユーティリティ, 265 ページ
¨ PowerExchange SSLの設定手順, 265 ページ
¨ z/OS上でのSSLサーバーの設定, 266 ページ
¨ Linux、UNIX、およびWindows上のSSLクライアントおよびサーバーの設定, 271 ページ
¨ 接続の確認, 277 ページ
PowerExchangeネットワーク上のSSLのセキュ
リティ
PowerExchangeネットワークでSSL(Secure Sockets Layer)通信を設定すると、セキュア
な通信を確保できます。 SSL通信を設定するには、システム間のセキュアな接続の許可と
データの暗号化および解読を可能にする証明書とキーを作成します。
各サーバまたはクライアントマシンには、SSL非公開鍵とSSL証明書の各コンポーネントが
あります。PowerExchangeを構成することによって、これらのコンポーネントをアクティブ
にすることができます。
構成の後で、SSLハンドシェイクと受け入れによってセキュアな接続が設定されます。 個
々のデータメッセージは、ハンドシェーク中にエンコードおよび交換されたセッションキ
ーを使用して暗号化されます。
PowerExchangeでは、以下のオペレーティングシステムのSSL通信がサポートされます。
¨ Linux
¨ UNIX
261
¨ Windows
¨ z/OS
注: 特に記載のない限り、SSLという用語は、SSL(Secure Sockets Layer)およびTLS
(Transport Layer Security)プロトコルの両方を指すために使用されます。
PowerExchange SSLのアーキテクチャ
PowerExchange SSLのアーキテクチャには、以下のコンポーネントが含まれます。 ¨ Linux、UNIX、またはWindows上の各SSLクライアントおよびサーバーにインストールさ
れるOpenSSL
¨ Linux、UNIX、またはWindows上の各SSLクライアントおよびサーバーで設定される
PowerExchange SSL
¨ z/OS上の各SSLサーバーのPowerExchangeに対してインストールおよび設定されるAT-
TLS
¨ z/OS上で設定されるPowerExchange Listener
¨ 各SSLクライアントおよびサーバーにインストールされるX.509証明書
以下の図に、PowerExchange SSLのアーキテクチャを示します。
SSL通信は、PowerExchangeネットワーク上の接続の一部またはすべてに対して使用するこ
とも、どの接続に対しても使用しないこともできます。
262
第 7章: Secure Sockets Layerのサポート
例えば、以下のように接続を設定できます。
¨ SSL接続と非SSL接続に別々のポートを使用するようにPowerExchange Listenerを設定す
る。
¨ PowerExchange Listenerに対してSSL接続を使用するようにPowerCenter Integration
Serviceクライアントを設定する。
¨ PowerExchange Listenerに対して非SSL接続を使用するようにPowerExchange
NavigatorおよびPowerCenterクライアントを設定する。
FIPS 140-2への準拠
適切な環境のSSLは、FIPS(連邦情報処理規格)140-2に準拠しています。 PowerExchange
を適切に設定し、必要な証明書を作成し、適切なアルゴリズムを選択することによって、
PowerExchangeネットワーク上でFIPS 140-2のセキュリティレベル1への準拠を実現するこ
とができます。 PowerExchangeネットワークでFIPS 140-2の準拠要件が満たされるように
するには、セキュリティ管理者に相談してください。
FIPS 140-2に準拠した暗号群
SSLハンドシェーク中に、クライアントとサーバーは、セッション中にデータを暗号化する
ために使用する対称アルゴリズムについて一致します。 クライアントが暗号群のリストを
提供し、サーバーはそのリストから暗号群を選択します。 PowerExchangeネットワークが
FIPS 140-2に準拠するために、選択した暗号群はFIPS 140-2に準拠する必要があります。
Linux、UNIX、またはWindowsクライアントまたはサーバー上で、PowerExchangeはOpenSSL
のランタイムエンジンを使用します。 クライアントとサーバーの両方でOpenSSLが使用さ
れている場合、PowerExchangeで選択される暗号群はFIPS 140-2に準拠しています。
z/OSで、AT-TLSはSSLセッションを管理します。 AT-TLSポリシーファイル内の
TTLSCipherParms文の暗号群の順序が重要です。 サーバーは、クライアントによって提供
される暗号群と一致する、リスト内の最初の暗号群を選択します。 このプロセスで、暗号
は暗号群の16進数の数字を使用して識別されます。
z/OSサーバーでFIPS 140-2に準拠した暗号群が確実に選択されるようにするために、
TTLSCipherParmsリスト内の最初の暗号群がOpenSSLでサポートされるFIPS 140-2に準拠し
たいずれかの暗号に一致することを確認してください。
以下の表は、OpenSSLおよびAT-TLSの両方でサポートされるFIPS 140-2に準拠した暗号群
のリストの一部です。
OpenSSLの暗号群名
AT-TLSの暗号群名
16進数値
DHE-RSA-AES256-SHA
TLS_DHE_RSA_WITH_AES_256_CBC
_SHA
39
DHE-DSS-AES256-SHA
TLS_DHE_DSS_WITH_AES_256_CBC
_SHA
38
FIPS 140-2への準拠
263
OpenSSLの暗号群名
AT-TLSの暗号群名
16進数値
AES256-SHA
TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA
35
EDH-RSA-DES-CBC3SHA
TLS_DHE_RSA_WITH_3DES_EDE_CB
C_SHA
16
EDH-DSS-DES-CBC3SHA
TLS_DHE_DSS_WITH_3DES_EDE_CB
C_SHA
13
DES-CBC3-SHA
TLS_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SH
A
0A
DHE-RSA-AES128-SHA
TLS_DHE_RSA_WITH_AES_128_CBC
_SHA
33
DHE-DSS-AES128-SHA
TLS_DHE_DSS_WITH_AES_128_CBC
_SHA
32
AES128-SHA
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
2F
AT-TLSでサポートされる全アルゴリズムのリストについては、AT-TLSのマニュアルを参照
してください。 OpenSSLでサポートされるアルゴリズムの完全なリストについては、
PWXUSSLユーティリティを実行してください。 PWXUSSLの詳細については、
『PowerExchangeユーティリティガイド 』を参照してください。
注: IBM System zマシンで使用可能な、オプションの無料のCPACF機能は、機械語命令を提
供して、SSLで使用されるハッシュアルゴリズムと対称鍵暗号化および解読を高速化しま
す。 パフォーマンスの理由から、ハードウェア支援が使用可能なこれらの暗号群のみを使
用したいという場合があります。 例えば、CPACFはz9以降のマシンでAES-128をサポート
し、z10およびz196マシンで AES-256をサポートします。
z/OSでのFIPS 140-2への準拠に関する考慮事項
z/OS System SSLでのFIPS 140-2レベル1では、APAR OA26457の修正が適用されたz/OS
1.10、またはz/OS 1.11以降が必要です。 他の修正およびz/OSの構成変更も必要です。
特に、オペレーティングシステムには、z/OS System SSLのCryptographic Servicesセキ
ュリティレベル3(FMID JCPT391)コンポーネントが含まれている必要があります。
z/OS AT-TLSではz/OS System SSLが使用されます。 z/OS 1.12以降のAT-TLSには、FIPS
140-2への準拠のために以下の機能が用意されています。
¨ System SSLでFIPS 140-2に準拠した暗号方式のみが使用されるように要求するための設
定パラメータ
¨ AES-256ビットの暗号化を使用する暗号化方式など、最新の暗号化方式のシンボリック
名
以前のバージョンのz/OSの場合は、候補となる暗号化方式をシンボリック名ではなく16進
数コードとして指定することによって、FIPSに準拠した暗号化が強制的に使用されるよう
にすることができます。
264
第 7章: Secure Sockets Layerのサポート
FIPS 140-2レベル1への準拠の実現の詳細については、以下のIBMの出版物を参照してくだ
さい。
¨ 『Cryptograhpic Services System SSL(Secure Sockets Layer)プログラミング』
¨ 『APAR OA26457 System SSL(Secure Sockets Layer)プログラミング』
PWXUSSLユーティリティ
Linux、UNIX、およびWindows上でSSLライブラリと証明書に関するレポートを生成するに
は、PWXUSSLユーティリティを使用します。
以下のレポートを生成できます。
¨ バージョンレポート。 暗号ライブラリの構築に使用されたOpenSSLのバーションをレポ
ートします。
¨ 暗号レポート。 OpenSSLの暗号ライブラリで使用可能な暗号群をレポートします。
¨ 証明書レポート。 証明書チェーンファイルの情報をレポートします。
PWXUSSLの詳細については、『 PowerExchangeユーティリティガイド』を参照してくださ
い。
PowerExchange SSLの設定手順
PowerExchangeにSSLのサポートを実装するには、以下のタスクを実行します。
1.
2.
各z/OSサーバーを設定します。
a.
AT-TLSポリシーファイルを更新します。
b.
個人証明書を作成します。
c.
DBMOVERファイルでPowerExchange Listenerを設定します。
Linux、UNIX、またはWindowsの各クライアントおよびサーバーを設定します。
a.
CA証明書を作成します。
b.
個人証明書を作成します。
c.
クライアントまたはサーバー上でDBMOVERコンフィギュレーションファイルをカ
スタマイズします。
3.
認証が必要なクライアントまたはサーバーで証明書を使用可能にします。
4.
接続を確認します。
PWXUSSLユーティリティ
265
z/OS上でのSSLサーバーの設定
z/OS上でSSLサーバーを設定するには、以下のタスクを実行します。
¨ AT-TLSポリシーファイルを更新します。
¨ 個人証明書を作成します。
¨ PowerExchange Listenerを設定します。
AT-TLSポリシーファイルの更新
z/OSリリース1.7以降の場合、Application Transparent - Transport Layer Security
(AT-TLS)は、通信サーバポリシーファイルを使用して、どのセッションがSSLプロトコル
を使用するかを判定します。
ポリシーファイルは、SSLの使用が許可されるz/OSジョブを指定します。 SSLリスナと通信
するジョブもポリシーファイル内で許可する必要があります。AT-TLSポリシーファイルに
は複数のジョブ名を追加できます。
AT-TLS for PowerExchangeに対してAT-TLSを設定するには、AT-TLSのインフラストラクチ
ャが設定されていることを確認し、ポリシーファイルにルールを追加します。
AT-TLSの詳細については、IBM AT-TLSのマニュアルを参照します。
AT-TLSインフラストラクチャの設定
AT-TLSインフラストラクチャがまだ設定されていない場合は、iPowerExchange SSL用にカ
スタマイズする前に設定する必要があります。
1.
Communications Serverポリシーエージェントをアクティブにします。
2.
PowerExchangeのAT-TLSポリシーファイルを作成し、ポリシーエージャントがそれを
使用できるようにします。
IBMは、AT-TLSのコンフィギュレーションファイルとポリシーファイルの作成を支援するた
めに、Network Configuration Assistantツールを提供しています。これは、IBM z/OSの
サポートWebサイトからダウンロードできるグラフィカルユーザインタフェースです。
PowerExchange環境でSSL接続を使用するすべてのマシンのSSL証明書を取得します。 シス
テム管理者がこれらの証明書を提供します。
関連項目:
¨ 「PowerExchangeのAT-TLSポリシーファイルの例」
(ページ268)
AT-TLSルールの追加
ルールを追加するには、ポリシーファイルを編集するか、z/OS Communications Serverの
IBM Configuration Assistantを使用します。
IBM Configuration Assistantは、IBMのz/OSのサポートWebサイトからダウンロードできま
す。
266
第 7章: Secure Sockets Layerのサポート
以下の表に、ルールを追加するときに含める文を示します。
文
値
LocalPortRange
PowerExchange Listenerのポート番号。
Jobname
PowerExchange Listenerのジョブ名。
Direction
通信の方向。 クライアントからListenerに進
む通信を示すには、Inboundを指定する。
TTLSGroupActionRef
ポリシーファイルの別のセクションで定義され
ている既存のgroup_actionを参照する。
TTLSEnvironmentActionRef
environment_action
ポリシーファイルの別のセクションで定義され
ている既存のenvironment_actionを参照する。
サンプルルール
以下の文は、サンプルルールです。
TTLSRULE JOB_JBBV861
{
LocalPortRange
Jobname
Direction
TTLSGroupActionRef
TTLSEnvironmentActionRef
13132
JBBV861
Inbound
gActEnableTTLS
eActServerDefault
}
ポリシーファイルの既存セクションの参照
以下の表に、ルールが参照するポリシーファイルの既存のセクションを示します。
文
部分文
値
TTLS Group Action
TTLSEnabled
On
CtraceClearText
Off
Trace
7
HandshakeRole
サーバーに対して、以下の
いずれかの値を指定する。
- Server。 ListenerがSSL
サーバーのように機能
し、クライアント認証は
要求されない。
- ServerWithClientAuth。
ListenerがSSLサーバーの
ように機能し、クライア
ント認証が要求される。
TTLSCipherParmsRef
TTLSCipherParms文を参照す
る。
TTLSEnvironmentAction
z/OS上でのSSLサーバーの設定
267
文
部分文
値
TTLSKeyRingParmsRef
TTLSKeyRingParms文を参照
する。
TTLSCipherParms
V3CipherSuites
サポートされる対称暗号
群。
TTLSKeyRingParms
Keyring
個人証明書およびCA証明書
が含まれるキーリング。
以下の文に、参照されるポリシーファイルのサンプルセクションを示します。
TTLSGroupAction gActEnableTTLS
{
TTLSEnabled
On
CtraceClearText
Off
Trace
7
}
TTLSEnvironmentAction eActServerDefault
{
HandshakeRole
Server
TTLSCipherParmsRef
cipher1~AT-TLS__Silver
TTLSKeyringParmsRef kATTLSkeyring
}
TTLSCipherParms
cipher1~AT-TLS__Silver
{
V3CipherSuites
TLS_RSA_WITH_DES_CBC_SHA
V3CipherSuites
TLS_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA
V3CipherSuites
TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA
}
TTLSKeyRingParms
kATTLSkeyring
{
Keyring
ATTLS_keyring
}
PowerExchangeのAT-TLSポリシーファイルの例
以下の例に、PowerExchangeの完全なAT-TLSポリシーファイルを示します。
##
##
##
##
##
##
##
##
##
##
##
##
##
##
##
##
##
##
##
##
##
##
##
268
AT-TLS Policy Agent Configuration file for:
Image: MHZ2
Stack: TCPIP
This is a sample AT_TLS Policy Agent Configuration file for Power Exchange, based
on a subset of a file originally created by the IBM z/OS Network Security
Configuration Assistant application.
It defines a listener (jobname PWXSSL85) which acts as SSL server
(Direction=inbound) and a second listener (PWXSSLMX) which acts as SSL server only
when connected via its port 18501.
TLSRule 0-1 defines listener with jobname PWXSSL85 which as as SSL server for all
connections (connection direction is inbound - from client to listener).
- IpAddrSet addr1 specifies that the rule applies to any IP address and port.
- Group Action gAct1 specifies that SSL is to be enabled for this connection.
- Environment Action eAct1 specifies that the listener acts as SSL server, with
keyring defined by the keyR-MHZ2 TTLSkeyRingPArms statement.
- Connection Action cAct1 specifies that encryption parameters defined by
TTLSCipherParms statement cipher1~AT-TLS__Silver, and that the listener is to act
as SSL server (without client certificates).
TLSRule 0-5 defines a similar listener with jobname PWXSSLMX which has more than one
第 7章: Secure Sockets Layerのサポート
## listener port. It is to use SSL only if communicating via its port 18501 (portrange
## statement portR1.
##
## TTLSCipherParms cipher1~AT-TLS__Silver shows a list on Cipher Suites which can be used
## for the connections.
##
TTLSRule
0~1
{
LocalAddrSetRef
addr1
RemoteAddrSetRef
addr1
Jobname
PWXSSL85
Inbound
Direction
Priority
255
TTLSGroupActionRef
gAct1
TTLSEnvironmentActionRef
eAct1
TTLSConnectionActionRef
cAct1
}
TTLSRule
0~5~
{
LocalAddrSetRef
addr1
RemoteAddrSetRef
addr1
LocalPortRangeRef
portR1
Jobname
PWXSSLMX
Direction
Inbound
Priority
251
TTLSGroupActionRef
gAct1
TTLSEnvironmentActionRef
eAct1
TTLSConnectionActionRef
cAct1
}
TTLSGroupAction
gAct1
{
TTLSEnabled
On
Trace
7
}
TTLSEnvironmentAction
eAct1
{
HandshakeRole
Server
0
EnvironmentUserInstance
TTLSKeyringParmsRef
keyR~MHZ2
}
TTLSEnvironmentAction
eAct2
{
HandshakeRole
Client
EnvironmentUserInstance
0
TTLSKeyringParmsRef
keyR~MHZ2
}
TTLSConnectionAction
cAct1
{
HandshakeRole
Server
TTLSCipherParmsRef
cipher1~AT-TLS__Silver
Trace
7
}
cAct2
TTLSConnectionAction
{
HandshakeRole
Client
TTLSCipherParmsRef
cipher1~AT-TLS__Silver
Trace
7
}
TTLSKeyringParms
keyR~MHZ2
{
Keyring
ATTLS_keyring
}
TTLSCipherParms
cipher1~AT-TLS__Silver
{
V3CipherSuites
TLS_RSA_WITH_DES_CBC_SHA
V3CipherSuites
TLS_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA
}
IpAddrSet
addr1
{
Prefix
0.0.0.0/0
z/OS上でのSSLサーバーの設定
269
}
PortRange
{
Port
}
portR1
18501
z/OS上での個人証明書の作成
個人証明書を作成するには、RACFまたはACF2やTopSecretなどの別の機能を使用します。
以下の手順では、RACFを使用していて、RACF管理者が適切なCA(サイト)証明書をすでに
作成していることを前提としています。
1.
キーリングを作成します。
2.
個人証明書を作成します。
3.
個人証明書をキーリングに接続します。
4.
CA証明書をキーリングに接続します。
以下の例に、これらの手順を示します。
/* Create a Keyring for the application
RACDCERT ID(MYUSERID) ADDRING(ATTLS_keyring)
SETROPTS RACLIST(DIGTCERT,DIGTNMAP) REFRESH
*/
/* Create a certificate for the Server application
RACDCERT ID(MYUSERID) GENCERT SUBJECTSDN ( O('MyCompany') CN('MYUSERID.mymachine.myorganization.com') OU('myorganizationunit') C('GB') )
WITHLABEL('MYUSERIDCert1')SIGNWITH(CERTAUTH LABEL('LOCALCA'))
SETROPTS RACLIST(DIGTCERT,DIGTNMAP) REFRESH
*/
/* Connect the server certificate to the server’s keyring.*/
RACDCERT ID(MYUSERID) CONNECT(ID(MYUSERID) - LABEL('MYUSERIDCert1') –
RING(ATTLS_keyring) –
DEFAULT –
USAGE(personal))
SETROPTS RACLIST(DIGTCERT,DIGTNMAP) REFRESH
/* Connect the CA certificate to the server's keyring
RACDCERT ID(MYUSERID) CONNECT(CERTAUTH –
LABEL('LOCALCA') –
RING(ATTLS_keyring) - USAGE(certauth))
SETROPTS RACLIST(DIGTCERT,DIGTNMAP) REFRESH
*/
z/OSのSSLサーバーでのPowerExchange Listener JCLの
構成
DBMOVERコンフィギュレーションファイルには、AT-TLSポリシーファイル内の
PowerExchange Listenerタスクと関連付けたポートのLISTENER文を含めます。 z/OS上で、
LISTENER文にはSSL処理の他のどのパラメータも含まれません。
SSLモードと非SSLモードでPowerExchange Listenerを分けることができます。 例えば、
ポート13131上の非SSLモードでPowerExchange Listenerを実行してPowerExchange
NavigatorおよびPowerCenter Developerに接続し、ポート13132上のSSLモードで
PowerCenter Integration Serviceに接続することができます。 この場合、AT-TLSポリシ
270
第 7章: Secure Sockets Layerのサポート
ーファイルには、ポート13132でSSLを使用するListenerジョブのルールが含まれ、
DBMOVERファイルには次の文が含まれます。
LISTENER=(node1,TCPIP,13131)
LISTENER=(node1,TCPIP,13132)
注意: PowerExchangeではApplication Transparent-TLSを使用してz/OS上にSSLが実装さ
れるため、z/OS上のDBMOVERファイル内のLISTENER文にSSLパラメータを含めないでくださ
い。 さらに、SSL_REQ_CLNT_CERTなどのSSL関連の文をDBMOVERファイルに含めないでくだ
さい。 SSL関連のパラメータまたは文をDBMOVERファイルに含めると、処理が失敗します。
Linux、UNIX、およびWindows上のSSLクライ
アントおよびサーバーの設定
Linux、UNIX、またはWindows上でSSLクライアントまたはサーバーを設定するには、以下の
タスクを実行します。
¨ 必要に応じて、OpenSSL操作を確認します。
¨ CA証明書を作成します。
¨ 個人証明書を作成します。
¨ DBMOVERコンフィギュレーションファイルをカスタマイズします。
PowerExchange SSL環境でのOpenSSL
OpenSSLは、SSLおよびTLSプロトコルのオープンソース実装です。 PowerExchangeは、
Linux、UNIX、およびWindows上でOpenSSLのランタイムエンジンを使用します。 OpenSSL
システムの一部であるopensslプログラムを使用して、CA証明書と個人証明書を作成するこ
ともできます。
32ビットWindowsでは、PowerExchangeに証明書の生成に必要なすべてのコンポーネント
(openssl.exe、ssleay32.dll、およびpmlibeay32.dll)が含まれます。
Linux、UNIX、および64ビットWindowsでは、PowerExchangeにopensslプログラムは含まれ
ません。 ただし、LinuxおよびUNIX上ではOpenSSLがプレインストールされています。 64
ビットWindowsにOpenSSLをインストールするには、Webサイトhttp://www.openssl.orgか
らダウンロードします。
opensslプログラムがインストールされていて証明書の作成に使用できることを確認するに
は、OpenSSLを起動して以下のコマンドを発行します。
OpenSSL> version
OpenSSLはバージョン番号を表示します。 PowerExchangeは、どのバージョンのOpenSSLで
も動作します。
Linux、Unix、および64ビットWindows上でopensslプログラムを使用して証明書を作成す
るときに使用されるライブラリは、PowerExchangeでセキュアな接続を処理するために使用
されるライブラリとは異なります。 ただし、証明書は互換性があります。
Linux、UNIX、およびWindows上のSSLクライアントおよびサーバーの設定
271
OpenSSLを使用したCA証明書の作成
Linux、UNIX、またはWindows上での個人証明書の署名に使用できるCA証明書を作成しま
す。
個人証明書の署名に使用できるCA証明書がある場合、この手順はスキップします。
1.
コマンドプロンプトで、以下のコマンドを入力します。
openssl
OpenSSL>プロンプトが表示されます。
2.
CA証明書のプライベートキーと要求を生成するには、OpenSSL reqコマンドを発行しま
す。
OpenSSL> req -newkey rsa:2048 -sha1 -keyout rootkey.pem -out rootreq.pem
-newkey rsa:2048
新しい証明書要求と2048ビットのRSAプライベートキーを要求します。
-sha1
SHA-1ハッシュ関数を使用して要求に署名するように指定します。
-keyout rootkey.pem
CA証明書のプライベートキーを書き込むファイル名。
-out rootreq.pem
CA証明書の証明書要求を書き込むファイル名。
3.
OpenSSLが表示する一連のプロンプトに応答します。
ほとんどのプロンプトで、デフォルトを受け入れることができます。 [共通名]に
は、サーバー名を使用できます。
4.
パブリックCA証明書を生成するには、OpenSSL x509コマンドを発行します。
OpenSSL> x509 -req -in rootreq.pem -sha1 -extensions V3_CA -signkey rootkey.pem -out
rootcert.pem
-req
入力が証明書ではなく証明書要求であることを指定します。
-in rootreq.pem
前の手順で作成した入力証明書要求ファイルの名前。
-sha1
SHA-1ハッシュ関数を使用して要求に署名するように指定します。
-extensions V3_CA
V3_CAを証明書拡張の追加元のセクションとして指定します。 CAの拡張を使用し
て証明書要求を自己署名証明書に変換するには、このオプションを使用します。
-signkey rootkey.pem
前の手順で作成したプライベートキーを使用してこの証明書に署名するように指
定します。
272
第 7章: Secure Sockets Layerのサポート
-out rootcert.pem
CA証明書を書き込むファイル名。 認証が必要な場合は、DBMOVERファイル内のSSL
文のCALISTパラメータに対してこの値を指定できます。
OpenSSLを使用した個人証明書の作成
個人証明書を作成するには、OpenSSL reqおよびx509コマンドを発行し、これらのコマンド
が作成する2つのファイルを連結します。
または、以下のいずれかの方法を使用して個人証明書を作成することもできます。
¨ 既存のWindows証明書をエクスポートし、OpenSSLを使用してそれを.pem形式に変換す
る。
¨ RACFを使用してメインフレーム上で個人証明書を生成し、OpenSSLを使用してそれ
を.pem形式に変換する。
OpenSSLを使用して個人証明書を作成するには、以下の操作を実行します。
1.
OpenSSLプログラムがまだ実行されていない場合は、コマンドプロンプトで以下のコマ
ンドを入力します。
openssl
OpenSSL>プロンプトが表示されます。
2.
個人証明書のプライベートキーと要求を生成するには、OpenSSL reqコマンドを発行し
ます。
OpenSSL> req -newkey rsa:2048 -sha1 -keyout personalkey.pem -out personalreq.pem
-newkey rsa:2048
新しい証明書要求と2048ビットのRSAプライベートキーを要求します。
-sha1
SHA-1ハッシュ関数(メッセージダイジェスト)を使用して要求に署名するように
指定します。
-keyout personalkey.pem
個人証明書のプライベートキーを書き込むファイル名。
-out rootreq.pem
個人証明書の証明書要求を書き込むファイル名。
3.
パスフレーズのプロンプトで、CA証明書の作成時に指定したパスフレーズを入力しま
す。
4.
PEMパスフレーズのプロンプトで、2番目のパスフレーズを入力します。 このパスフレ
ーズは、DBMOVERコンフィギュレーションファイル内のSSL文のPASS=パラメータで指
定します。
5.
OpenSSLが表示する一連のプロンプトに応答します。 CA証明書要求に対して指定した
のと同じ応答を使用できます。
6.
個人証明書を生成するには、OpenSSL x509コマンドを発行します。
OpenSSL> x509 -req -in personalreq.pem -sha1 -CA rootcert.pem -CAkey rootkey.pem CAcreateserial -out personalcert.pem
Linux、UNIX、およびWindows上のSSLクライアントおよびサーバーの設定
273
-req
入力が証明書ではなく証明書要求であることを指定します。
-in personalreq.pem
前の手順で作成した入力証明書要求ファイルの名前。
-sha1
SHA-1ハッシュ関数(メッセージダイジェスト)を使用して要求に署名するように
指定します。
-CA rootcert.pem
前の手順で作成したCAルート証明書のファイル名。
-CAkey rootkey.pem
前の手順で作成したCAプライベートキーを使用してこの証明書に署名するように
指定します。
CAcreateserial
CAシリアル番号ファイルを作成します。
-out personalcert.pem
個人証明書を書き込むファイル名。
7.
個人キーと個人証明書を連結します。
Windowsでは、以下のコマンドを使用します。
type personalcert.pem personalkey.pem > personalcertkey.pem
LinuxまたはUNIXでは、以下のコマンドを使用します。
cat personalcert.pem personalkey.pem > personalcertkey.pem
この手順で、ファイルpersonalcertkey.pemが作成されます。 この値は、DBMOVERコ
ンフィギュレーションファイル内のSSL文のPASS=パラメータで指定します。
SSLサーバー上でのDBMOVERコンフィギュレーションフ
ァイルのカスタマイズ
SSL通信用にSSLサーバー上でDBMOVERコンフィギュレーションファイルをカスタマイズしま
す。
LISTENER文
LISTENER行で、SSLモードで動作するPowerExchange Listenerのパラメータを次のように
指定します。
LISTENER=(node,TCPIP,port_number,,,,,,,SSL)
注: コマンドエラーを防ぐために、SSLパラメータの相対位置を維持します。ポート番号
パラメータとSSLパラメータの間には、空のパラメータが6つあります。
SSLモードと非SSLモードでPowerExchange Listenerを分けることができます。 例えば、
ポート13131上の非SSLモードでPowerExchange Listenerを実行してPowerExchange
NavigatorおよびPowerCenter Developerに接続し、ポート13132上のSSLモードで
274
第 7章: Secure Sockets Layerのサポート
PowerCenter Integration Serviceに接続することができます。 この場合、DBMOVERファ
イルには次の文が含まれます。
LISTENER=(node1,TCPIP,13131)
LISTENER=(node1,TCPIP,13132)
SSL文
SSL文は、SSL接続を確立するために使用するSSL証明書を指定します。
SSL=(PASS=passphrase,KEY=personalkey.pem),CALIST=calist
認証文
SSLサーバーのDBMOVERファイル内のSSL_REQ_CLNT_CERT文により、サーバーがクライアン
ト認証を要求するかどうかが決まります。 クライアント認証を要求するようにSSLサーバ
ーを設定すると、サーバーはCA証明書を署名するときにクライアントの個人証明書を要求
します。 サーバーは、クライアントの個人証明書が有効期限内であり、サーバーのCAリス
トの認証機関によって署名されていることをチェックます。
以下の構文を使用します。
SSL_REQ_CLNT_CERT={N|Y}
クライアントがサーバー証明書の認証を要求すると、SSL_ALLOW_SELFSIGNED文が自己署名
証明書がサーバーを認証するのに十分であるかどうかを示します。 以下の構文を使用しま
す。
SSL_ALLOW_SELFSIGNED={N|Y}
クライアント証明書の認証を要求するようにサーバーを設定する場合は、サーバーでCA証
明書が使用可能であるようにする必要があります。 以下のアクションを実行します。
¨ サーバーマシンに証明書をコピーします。
¨ OpenSSLなど、適切なプログラムを使用して証明書をインストールします。
¨ DBMOVERファイルで、CA証明書を参照するようにSSL文のCALISTパラメータまたはCAPATH
パラメータを更新します。
関連項目:
¨ 「LISTENER文」
(ページ121)
SSLクライアント上でのDBMOVERコンフィギュレーショ
ンファイルのカスタマイズ
SSL通信用にSSLクライアント上でDBMOVERコンフィギュレーションファイルをカスタマイズ
します。
NODE文
NODE文は、SSLモードでの接続先のサーバーを指定します。
NODE=(server_listener,TCPIP,remote_host,port_number,,,,,,{SSL|ZOSSSL})
Linux、UNIX、またはWindowsシステムにアクセスするには、SSLパラメータを使用します。
z/OSシステムにアクセスするには、ZOSSSLパラメータを使用します。 ただし、PTF
UK26131(z/OS 1.8)またはUK26132(z/OS 1.9)がz/OSマシンにインストールされている
Linux、UNIX、およびWindows上のSSLクライアントおよびサーバーの設定
275
場合は、ZOSSSLパラメータではなく、SSLパラメータを使用します。 これらのPFFにより、
APAR PK46403が修正されます。
注: コマンドエラーを防ぐために、SSLまたはZOSSSLパラメータの相対位置を維持しま
す。ポート番号パラメータとSSLまたはZOSSSLパラメータとの間には、空のパラメータが5
つあります。
SSL文
SSL文は、SSL接続を確立するために使用するSSLキー、パスフレーズ、証明機関リスト
(CALIST)を指定します。 以下に例を示します。
SSL=(PASS=passphrase,KEY=personalkey.pem,CALIST=root.pem)
CALISTはCAPATHで置き換えることができます。 以下に例を示します。
SSL=(PASS=client,KEY=client.pem,CAPATH=/pwx/certs/)
パフォーマンスを最適化するには、CAPATHを使用して複数の証明書の場所を指定します。
LinuxまたはUNIX上でOpenSSLインストールの信頼されたCAディレクトリを指定するには、
CAPATHを使用します。
WindowsでOpenSSLインストールの「certs」ディレクトリを指定するには、CAPATHを使用
します。
認証文
SSLクライアントのDBMOVERファイル内のSSL_REQ_SRVR_CERT文により、クライアントがサ
ーバー認証を要求するかどうかが決まります。 サーバー認証を要求するようにSSLクライ
アントを設定すると、クライアントは、サーバーの個人証明書が有効期限内であり、クラ
イアントのCAリストの認証機関によって署名されていることをチェックします。
以下の構文を使用します。
SSL_REQ_SRVR_CERT={N|Y}
クライアントがサーバー証明書の認証を要求すると、SSL_ALLOW_SELFSIGNED文が自己署名
証明書がサーバーを認証するのに十分であるかどうかを示します。 以下の構文を使用しま
す。
SSL_ALLOW_SELFSIGNED={N|Y}
サーバー証明書の認証を要求するようにクライアントを設定する場合は、クライアントで
CA証明書が使用可能であるようにする必要があります。 以下のアクションを実行します。
¨ クライアントマシンに証明書をコピーします。
¨ OpenSSLなど、適切なプログラムを使用して証明書をインストールします。
¨ DBMOVERファイルで、CA証明書を参照するようにSSL文のCALISTパラメータまたはCAPATH
パラメータを更新します。
276
第 7章: Secure Sockets Layerのサポート
関連項目:
¨ 「NODE文」
(ページ132)
接続の確認
PowerExchangeの設定後、リモートのPowerExchange Listenerをpingして接続を確認する
ことができます。
PowerExchange SSLクライアントマシンから、以下のDTLREXEコマンドを発行します。
DTLREXE PROG=PING LOC=sslnode
接続が機能している場合、Listenerは以下のメッセージを発行します。
PWX-00755 DTLREXE Command OK!
接続の確認
277
第 8 章
PowerExchange暗号化
この章では、以下の項目について説明します。
¨ PowerExchange暗号化のモード, 278 ページ
¨ DBMOVERコンフィギュレーションファイルでの暗号化デフォルトの設定, 279 ページ
PowerExchange暗号化のモード
PowerExchangeでは、データを移動するときに以下のデータ暗号化モードを使用できます。
¨ 暗号化なし
¨ PowerExchange暗号化
¨ DES 暗号化
¨ RC2 暗号化
PowerExchange暗号化標準
PowerExchange独自の暗号化アルゴリズムです。
DES暗号化標準
DES(Digital Encryption Standard)は、米国商用暗号化規格であり、15 年以上前から
一般に使用されています。このアルゴリズムについては、連邦規格文書 FIPS PUB 46-2 に
記述されています。キーは、56ランダムビットおよび8パリティビットで構成された64ビッ
ト(8バイト)キーです。
Triple DES暗号化標準
Triple DES では、DES を 3 回実行して、暗号化キーのビット数を 3 倍にします。
この機能は、いくつかの方法を組み合わせて実現されます。この手法は、EDE( EncryptDecrypt-Encrypt:暗号化-解読-暗号化 )と呼ばれます。Triple DES 暗号化の中期段階に
実行される解読プロセスにより、DES との互換性が得られます。3 つのキーが同じ場合、
この Triple DES 操作は 1 回の DES 暗号化に相当します。このようにして、DES 機能し
かないアプリケーションでも、Triple DES を使用するアプリケーションと通信することが
278
できます。3つのキーが異なる場合は、中期段階の解読でメッセージをさらにスクランブル
処理します。初期段階の暗号化の解読は行いません。Triple DES 解読では、前とは逆の操
作を行います。つまり、DES 解読を行い、次に DES 暗号化、その次に別の DES 解読を行
います。
RC2暗号
RC2暗号は、DES暗号化に代わるものとして、Ronald Rivestによって開発されました。RSA
Security独自の暗号化技術です。RC2 入力キーは、1~128 バイトの任意の長さにすること
ができます。アルゴリズムは入力キーを使用して、実際に暗号化目的で使用される有効な
キーを生成します。内部では、アルゴリズムはキーデータのビット数に基づいてキーテー
ブルを作成します。有効なキービット数を選択して、保持可能なキーテーブル数を制限し
ます。有効なキーサイズは、1~1024 ビットの可変値を取ります。
RC2 暗号は、可変キーサイズブロック暗号です。DESキーは正確に8バイトでなければなり
ませんが、RC2キーは1~128バイトの範囲でかまいません。 キーを長くすると、セキュリ
ティが向上します。RC2 暗号は、8 バイトのブロックを暗号化するので、ブロック暗号と
呼ばれます。
DBMOVERコンフィギュレーションファイルで
の暗号化デフォルトの設定
PowerExchangeがデフォルトで使用する暗号化を設定するには、データ移動プロセスを実行
するシステム上のDBMOVERコンフィギュレーションファイルでENCRYPT文とENCRYPTLEVEL文
を定義します。
注: PowerCenterセッションの暗号化を有効にするには、暗号化タイプおよび暗号化レベル
接続属性を設定する必要があります。 これらの接続属性は、DBMOVERコンフィギュレーシ
ョンファイルのENCRYPT文とENCRYPTLEVEL文をオーバーライドします。
DBMOVERコンフィギュレーションファイルでの暗号化デフォルトの設定
279
関連項目:
¨ 「DBMOVER文」
280
(ページ39)
第 8章: PowerExchange暗号化
第 9 章
PowerExchange非リレーショ
ナルSQL
この章では、以下の項目について説明します。
¨ PowerExchange非リレーショナルSQLの概要, 281 ページ
¨ PowerExchange非リレーショナルSQL構文, 281 ページ
¨ DTLDESCRIBEメタデータ構文, 286 ページ
¨ DTLDESCRIBE修飾子, 305 ページ
¨ PowerExchange非リレーショナルSQLに対する制限, 307 ページ
PowerExchange非リレーショナルSQLの概要
IMSデータベースまたはVSAMファイルなどの非リレーショナルソースにアクセスするには、
PowerExchange Navigatorを使用して様々な物理レコードおよび論理レコードを定義しま
す。PowerExchangeは、クライアントから通常の方法でSQL文を受け付けて、
PowerExchange Listenerに渡します。PowerExchange Listenerは、データベースにアクセ
スし、行を取得します。 PowerExchangeは、広範囲にわたるSQL構文のサブセットのみを受
け付けます。SQL要求が受け付けられるようにするためPowerExchangeでサポートしている
SQLのみを使用する必要があります。
PowerExchange非リレーショナルSQL構文
非リレーショナルデータソースでサポートされている基本的な構文は以下のとおりです。
select col_a, col_b, ... col_n from schema.map_name.table_name [where condition]
schema.map_nameは、データマップ命名規則に基づいたデータマップ名です。 table_name
は、データマップで定義されるユーザー定義の名前です。
WHERE句はオプションです。WHERE 条件は、単純な比較または他の種類の条件を指定する1つ
以上の句で構築できます。 これらの句は、1つ以上のブール演算子AND、OR、NOTを使用し
281
て結合できます。 括弧を使用して評価順序を指定しない場合は、デフォルトの順序である
NOT > AND > ORが使用されます。
単純な比較は以下のいずれかのタイプにすることができます。
¨ 基本
¨ LIKE
¨ 範囲
¨ Null
基本比較のSQL構文
基本比較では、カラムが別のカラムまたは定数と比較されます。
(col1 + col2)または(col1 * 3)などの複合式はサポートされて いません。以下に例を
示します。
col1 = '123'
有効な演算子の一覧を次の表に示します。
名前
演算子
=
等しい
<>
等しくない
!=
>
より大きい
>=
以上
<
より小さい
<=
以下
¨ 文字定数は、単一引用符で囲む必要があります。
¨ バイナリ定数は、単一引用符で囲み「X」を先頭に付ける必要があります(例:
X'00')。
¨ 数値定数は、オプションの先頭の正負記号と小数点を付けた状態で指定できます。指数
の浮動小数点フォーマットは許可されています。
比較は、類似したタイプのオペランド間でのみ可能です。
¨ 数値オペランドは、別の数値オペランドとのみ比較できます。
¨ 文字オペランドは、文字またはバイナリオペランドと比較できます。
¨ バイナリオペランドは、文字またはバイナリオペランドと比較できます。
¨ 日付、時刻、およびタイムスタンプ(日付時刻)オペランドは、同じ種類のカラムまた
は正しいフォーマットの文字定数とのみ比較できます。
282
第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL
日付時刻定数には、以下のフォーマットを使用する必要があります。
¨ DATE
YYYY-MM-DD
DDとMMには、1桁の値も指定できます。 日付の下位順位部分を省略した場合は、使用さ
れているデータマップ内の[データのデフォルト値]として指定された値が、デフォル
ト値として使用されます。
¨ TIME
HH.MI.SS
HH、MI、およびSSには、1桁の値も指定できます。 時刻の下位順位部分を省略した場合
は、デフォルト値として MI=00、SS=00が使用されます。
¨ TIMESTAMP
YYYY-MM-DD HH.MI.SS.NNNNNN
NNNNNNの値は、秒の小数部分です。 DD、MM、HH、MI、SS、およびNNNNNNには、1桁の値
も指定できます。 日付と時刻のデフォルト値は次のとおりです。 MI=00、SS=00、
HH=00、NNNNNN=000000
¨ 他のコンポーネントのデフォルト選択では、日付のみまたは時刻のみを入力できます。
情報が足りなくて、どちらを入力したか推定できない場合は、日付と見なされます。
異なる長さの文字フィールドを比較した場合、比較前に短いオペランドにスペースがパデ
ィングされ、オペランドの長さが合わせられます。
バイナリフィールドでも同様で、異なる長さのフィールドを比較した場合、比較前に短い
オペランドに null(X'00')がパディングされ、オペランドの長さが合わせられます。
文字カラムまたはバイナリカラムに関する比較は、長さが 256 バイト未満のカラムに制限
されています。
LIKE比較
これは、パターンマッチ比較です。カラム名とパターンが一致すると、比較が真になりま
す。
例:
col1 [NOT] LIKE pattern
パターンは、任意の文字の組み合わせを含む文字定数です。その中で、パーセント記号
(%)とアンダースコア文字(_)には、特別な意味があります。
¨ %は、一連のゼロまたは任意の文字を表します。%%と入力することは、%と入力すること
と同じです。
¨ _は、1つの任意の文字を表します。
¨ %または_以外の文字は、それ自体を表します。
¨ カラムまたはパターン内の末尾の空白は、比較では無視されます。
PowerExchange非リレーショナルSQL構文
283
以下に例を示します。
パターン%TAB%
次のパタ
ーンと一
致しま
す。
TAB、ATAB、TABULAR、およびMY_TABLE
MY_TAABLE
しかし、
次のパタ
ーンとは
一致しま
せん。
パターンTA%
次のパタ
ーンと一
致しま
す。
TABまたはTABULAR
ATABまたはMY_TABLE
しかし、
次のパタ
ーンとは
一致しま
せん。
パターンTA_LE
次のパタ
ーンと一
致しま
す。つの
み
上記の例からのTABLE
ESCAPE句を使用して、LIKE文で「%」および「_」文字をエスケープするために使用するエ
スケープ文字を定義し、それらを明示的に一致させることができます。
ESCAPE「\\u300dを使用すると、「A%\_」を持つ文字列のすべての戻り値が「A」で始まり
「_」で終わるようにすることができます。
例えば、前述の表のパターンをエスケープするには、次のように指定します。
パターン%\_TAB
%
次のパタ
ーンと一
致しま
す。
MY_TABLE
MYTABLE
しかし、
次のパタ
ーンとは
一致しま
せん。
BETWEEN比較
この比較は、カラムが値の範囲内または(NOT を使用して)範囲外にあるかをテストしま
す。
例:
col1 [NOT] BETWEEN
284
valueA AND valueB
第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL
この例でvalueAとvalueBは、別のカラム、または比較対象のカラムと同じ種類の定数にす
ることができます。以下の 2 つの単純な条件を記述するのと同じ結果を得られます。
[NOT] (col1 >= valueA AND col1 <= valueB)
NULL比較
この比較は、カラムがNULLであるか非 NULLであるかをテストします。NULLカラムは、その
他のあらゆる値より小さい値として扱われます。したがって、別のNULLカラム以外と等し
くなることはありません。
例:
col1 IS [NOT] NULL
SQL構文で許可されたキーワード
指定可能なキーワードの例としては、次のものがあります。
ALL
DISTINCT
SQLキーワードと同じカラム名を持つデータへのアクセ
ス
カラム名を一重引用符で囲んでSQLキーワードと同じカラム名を持つデータにアクセスでき
ます。以下に例を示します。
SELECT ‘DISTINCT’ FROM TABLE
ユーザー定義フィールドでのSQLの使用
データマップにユーザー定義フィールドが含まれている場合、SQLキーワード「DISTINCT」
は使用しないでください。ユーザー定義フィールドと共にDISTINCTを使用しようとする
と、ログファイルに「式ではSELECT DISTINCTは保証されません」と言うメッセージが示さ
れます。
DISTINCTがクエリにおいて重要な場合、最も良い方法は、そのクエリが実際に必要とする
フィールドのみを含む別のテーブルを作成することです。
IMS呼び出しに関する考慮事項
HDAMデータベース、DEDBデータベース、およびPHDAMデータベースでは、データを非シーケ
ンシャル順に格納する可能性があるため、データ範囲を処理する場合に問題が発生しま
す。理想的には、valueAからvalueBの範囲の値を検索する場合、valueAから検索を開始し
て、valueBまでGet Next呼び出しを発行します。このような処理は、インデックス付きシ
ーケンシャルフォーマットの場合でのみ可能です。キーがシーケンシャル順でない場合、
valueAの位置が候補セグメントを超えている可能性があります。この場合、結果セットが
不完全になります。次の例でこの問題を示します。
Select * from IMSSC1.IMSMP1.IMSDEMOS Where KEY >= 'A' and KEY <= 'D'
PowerExchange非リレーショナルSQL構文
285
この例では、ランダマイザは、以下のキーシーケンスでレコードを物理的に配置していま
す。
C
A
D
E
B
H
F
最初の値の位置(この例ではA)に移動し、最後の値DまでGet Next呼び出しを発行する
と、AとDのみが返されます。これは、候補値Cがデータセット内で物理的にAの前、また候
補値BがDの後にあるためです。
以下のようなSELECT文でも同じ問題が発生します。
Select * from IMSSC1.IMSMP1.IMSDEMOS Where KEY = 'D' or KEY = 'B' or KEY = 'A'
この場合、範囲(>='B'および<='D)を指定した1つのGNの代わりに3つのGU要求が必要にな
ります。範囲要求の場合、IMSは'B'セグメントに移動し、ツインポインタを介して前方を
読み取り、'C'および'D'セグメントを読み取れません。これは、これらのセグメントが物
理的に'B'セグメントより前に格納されているためです。GU要求の数は、問い合わせ内の述
語の数によって異なります。
したがって、HDAMデータベース、DEDBデータベース、またはPHDAMデータベースの範囲が要
求された場合、PowerExchangeは、必要なレコードが検出されたら、すべての必要なレコー
ドの選択を解除して、強制的にデータベース全体をシーケンシャルに処理します。
DTLDESCRIBEメタデータ構文
PowerExchangeには、メタデータにアクセスするためのDTLDESCRIBEと呼ばれる特殊なSQL
構文があります。 DTLDESCRIBE構文には修飾子があります。 これらの修飾子の意味は、ソ
ースデータベースによって異なります。
DTLDESCRIBE TABLES修飾子
使用可能なテーブルを一覧表示できます。
以下の構文を使用します。
dtldescribe tables, [qualifier1], [qualifier2], [tablename], [comments], [ORDER],
[escape_character], [respectcase1], [respectcase2], [respectcase3], [extended_information],
[access_method]
基本構文であるdtldescribe tablesの後にある括弧[ ]内のパラメータはすべて省略可能で
す。どれかをコーディングする場合は、その前までのカンマも指定して、指定されたフィ
ールドをパーサが特定できるようにしてください。
286
パラメータ
説明
修飾子1
第1および第2データマップ修飾子を返します。
第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL
パラメータ
説明
修飾子2
tablename
プライマリテーブル修飾子です。テーブル名を返します。
空欄の場合は、すべてのテーブルを返します。
comments
Yに設定すると、データベースで見つかったコメントデータ
をすべて返します。
ORDER
このフィールドは空白のままにします。後続のフィールド
の位置を保持するには、カンマが必要です。
escape_characte
r
エスケープ文字として使用する文字を指定します(デフォ
ルトは~)。
respect case1
Yに設定すると、それぞれ修飾子1、修飾子2、テーブル名の
大文字と小文字が区別されます。Yに設定しない場合は空欄
にします。
respectcase2
respectcase3
extended_inform
ation
Yに設定すると、追加情報が格納された以下のフィールドが
返されます。NRDB、NRDB2、およびCAPXにのみ適用されま
す。デフォルトはNです(追加張情報不要)。
access_method
NRDB、NRDB2、CAPX、およびCAPXRTの場合のみ、次のとおり
です。
情報を返す対象となる有効なアクセス方式を指定します。
DTLDESCRIBE の結果はフィルタ処理され、指定したアクセ
ス方式に関する情報のみが返されます。特定のアクセス方
式に適用されるデータマップのリストを返す場合に便利で
す。アクセス方式の識別子はいくつ組み合わせてもかまい
ません(OS、AKTMなど)。値の指定がない場合、
DTLDESCRIBEはすべてのアクセス方式に関する情報を返しま
す。
- ADABAS - A
- CAPX / RT - C
- DATACOM - X
- DB2 - Z
- DB2390IMG - G
- DB2UNLD - W
- DL1 - D
- ESDS - E
- IDMS - I
- ISAM - M
- KSDS - K
- MQ - Q
- ODBA - O
- RRDS - N
- SEQ - S
- TAPE - T
- USER - U
DTLDESCRIBEメタデータ構文
287
パラメータ
説明
以下の抽出マップアクセス方式は、CAPXおよびCAPXRTのみ
に適用できます。
- XDB2 - B
- XMSSQL - L
- XORACLE - P
関連項目:
¨ 「DTLDESCRIBE修飾子」
(ページ305)
DTLDESCRIBE TABLESの戻り情報
次の表で、カラムについて説明します。
288
カラム名
説明
追加情報
qualifier_1
クリエータ/スキーマ名。
いいえ
qualifier_2
PowerExchangeデータマップ名が
返されるか、NRDB2の場合はヌルが
返されます。
いいえ
テーブル名
戻りテーブル名
いいえ
コメント
コメントカラムは常に存在しま
す。コメント情報は、describe で
コメントインジケータを指定して
要求した場合にのみ、含まれま
す。
いいえ
タイプ
TABLEまたはMATERIALIZED VIEWな
ど、メタデータが戻された対象の
オブジェクトのタイプ。
いいえ
Acc_mth
(データマップからの)アクセス
方式
はい
Acc_mths01
Adabas
データベース ID
SEQ、KSDS、ESDS
MapFileName
IDMS
MapSubSchemaName
ODBAまたはDL/I
DBDName
Datacom
データベース ID
CAPX または CAPXRT
元のデータマップのアク
セス方式
第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL
カラム名
Acc_mths02
Acc_mths03
Acc_mths04
Acc_mths05
説明
追加情報
その他のアクセス方式
NULL
Adabas
ファイル番号
ODBAまたはDL/I
DBDType
Datacom
テーブルレコード長
IDMS または VSAM
C(テーブルがデータキ
ャプチャに有効な場合)
または NULL
CAPX
圧縮オプション(フル、
部分、なし)
DB2UNLD
Null インジケータ値
その他のアクセス方式
NULL
Datacom
テーブル ID
IDMS または VSAM
データベース名
CAPX または CAPXRT
キャプチャ登録のクリエ
ータ
DB2
DB2サブシステムID
DB2UNLD
アンロードの種類
その他のアクセス方式
使用せず。(これ以降の
フィールドの位置を維持
するためにカンマが必
要)。
Datacom
バージョン
CAPX または CAPXRT
登録のソーステーブルの
名前
DB2 または DB2UNLD
DB2 テーブル名
その他のアクセス方式
使用せず。(これ以降の
フィールドの位置を維持
するためにカンマが必
要)。
Datacom
リカバリ(Y/N)
DB2UNLD
アンロードファイル名
DTLDESCRIBEメタデータ構文
289
カラム名
説明
追加情報
その他のアクセス方式
使用せず。(これ以降の
フィールドの位置を維持
するためにカンマが必
要)。
ベースレコード
テーブルの依存関係の記
述。以下に例を示しま
す。
ROOT(SEG2(SEG3,SEG4),SEG5)
Datacomの場合、ベース
レコードは短テーブル名
を返します。
関連項目:
¨ 「DTLDESCRIBE修飾子」
(ページ305)
DTLDESCRIBE PROCEDURES修飾子
使用可能なストアドプロシージャをリストできます。
dtldescribe procedures, [qualifier1], [qualifier2], [procedurename], [escape_character],
[respectcase1], [respectcase2], [respectcaseprocname]
基本構文である DTLDESCRIBE procedures の後のパラメータ [] はすべて省略可能です。
どれかをコーディングする場合は、その前までのカンマも指定して、指定されたフィール
ドをパーサが特定できるようにしてください。
290
パラメータ
説明
修飾子1
カタログ名。
修飾子2
スキーマ名。
procedurename
プロシジャ名
escape_character
エスケープ文字として使用する文字を指定します。デフ
ォルトは~です。
respect case1
respectcase2
Yに設定すると、それぞれ修飾子1/修飾子2の大文字と小
文字が区別されます。Yに設定しない場合は空欄にしま
す。
respect
caseprocname
Yに設定すると、プロシージャ名の大文字と小文字が区別
されます。Yに設定しない場合は空欄にします。
第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL
DTLDESCRIBE PROCEDURESの戻り情報
次の表で、カラムについて説明します。
カラム名
説明
PROCEDURE_CAT
プロシージャカタログ、ない場合はヌル。VARCHAR。
PROCEDURE_SCHEM
プロシージャスキーマ、ない場合はヌル。VARCHAR。
PROCEDURE_NAME
プロシージャ名、ヌル以外。VARCHAR。
NUM_INPUT_PARAMS
入力パラメータ数、ヌル以外(SQL Serverは該当せ
ず)。INTEGER。
NUM_OUTPUT_PARAMS
出力パラメータ数、ヌル以外、(SQL Serverは該当せ
ず)。INTEGER。
NUM_RESULT_SETS
結果セット数、ヌル以外(SQL Serverは該当せず)。
INTEGER。
REMARKS
コメント。VARCHAR。
PROCEDURE_TYPE
プロシージャ型。
DTLDESCRIBE PROCEDURESは、DB2400CとMSSQLに実装されています。
DTLDESCRIBE PROCEDURECOLUMNS修飾子
指定されたストアドプロシージャで使用可能なカラムと情報をリストできます。
dtldescribe procedurecolumns, [qualifier1], [qualifier2], [procedurename], [columnname],
[escape_character], [respectcase1], [respectcase2], [respectcaseprocname], [respectcasecolname]
基本構文である DTLDESCRIBE procedurecolumns の後のパラメータ [] はすべて省略可能
です。どれかをコーディングする場合は、その前までのカンマも指定して、指定されたフ
ィールドをパーサが特定できるようにしてください。
パラメータ
説明
qualifier1
カタログ名。
qualifier2
スキーマ名。
procedurename
プロシージャ名。
columnname
カラム名。
escape_character
エスケープ文字として使用する文字を指定します。デフ
ォルトは~です。
DTLDESCRIBEメタデータ構文
291
パラメータ
説明
respect case1
respectcase2
Yに設定すると、それぞれ修飾子1/修飾子2の大文字と小
文字が区別されます。Yに設定しない場合は空欄にしま
す。
respect
caseprocname
Yに設定すると、プロシージャ名の大文字と小文字が区別
されます。Yに設定しない場合は空欄にします。
respect
casecolname
Yに設定すると、カラム名の大文字と小文字が区別されま
す。Yに設定しない場合は空欄にします。
DTLDESCRIBE PROCEDURECOLUMNS の戻り情報
次の表で、カラムについて説明します。
カラム名
説明
PROCEDURE_CAT
プロシージャカタログ。ない場合はヌル。VARCHAR
PROCEDURE_SCHEM
プロシージャスキーマ。ない場合はヌル。VARCHAR
PROCEDURE_NAME
プロシージャ名。VARCHAR
COLUMN_NAME
カラム名。VARCHAR
COLUMN_TYPE
カラムの種類、ヌル以外。SMALLINT
有効値:
0 - SQL_PARAM_TYPE_UNKNOWN
1 - SQL_PARAM_INPUT - 入力パラメータ
2 - SQL_PARAM_INPUT_OUTPUT - 入出力パラメータ
3 - SQL_RESULT_COLUMN - パラメータはカラム入力セッ
ト
4 - SQL_PARAM_OUTPUT - 出力パラメータ
5 - SQL_RETURN_VALUE - カラムはプロシージャの戻り値
292
DATA_TYPE
SQLデータ型、ヌル以外。SMALLINT
TYPE_NAME
型名、データタイプを表す文字列、ヌル以外。VARCHAR
COLUMN_SIZE
カラムサイズ。INTEGER
BUFFER_LENGTH
バッファ長。カラムデータの保存に必要なバイト数。
INTEGER
DECIMAL_DIGITS
スケール。該当しない場合は NULL。SMALLINT
NUM_PREC_RADIX
精度。SMALLINT
第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL
カラム名
説明
NULLABLE
ヌルにできるかどうか、ヌル以外、カラムにヌル値を指
定できるかどうかの指定。SMALLINT。
有効値:
0 - SQL_NO_NULLS
1 - SQL_NULLABLE
REMARKS
注釈。VARCHAR
COLUMN_DEF
カラムのデフォルト値。VARCHAR
SQL_DATA_TYPE
SQLデータ型、ヌル以外。SMALLINT
SQL_DATETIME_SUB
日付と時刻のサブタイプ。有効値:
1 - SQL_CODE_DATE
2 - SQL_CODE_TIME
3 - SQL_CODE_TIMESTAMP
CHAR_OCTET_LENGTH
文字タイプカラムのバイト長の上限。INTEGER
ORDINAL_POSITION
結果セットのカラム名パラメータに指定がある場合は序
数位置。INTEGER
IS_NULLABLE
カラムにヌルを指定できるかどうか。カラムにNullを指
定できる場合は「YES」。できない場合は「NO」。
VARCHAR
DTLDESCRIBE PROCEDURECOLUMNSは DB2400CとMSSQLに実装されています。
DTLDESCRIBE COLUMNS修飾子
使用可能なカラムを一覧表示できます。
dtldescribe columns, [qualifier1], [qualifier2], [tablename],
[comments], [ORDER], [escape_character], [respectcase1],
[respectcase2], [respectcase3], [extended_information], [access_method]
基本構文であるdtldescribe columnsの後のパラメータ[]はすべて省略可能です。どれかを
コーディングする場合は、その前までのカンマも指定して、指定されたフィールドをパー
サが特定できるようにしてください。
パラメータ
説明
qualifier1
qualifier2
NRDB2を使用してdescribeを実行している場合は、常に
NULLです。それ以外の場合は、PowerExchangeデータマッ
プ名となります。
DTLDESCRIBEメタデータ構文
293
パラメータ
説明
tablename
プライマリテーブル修飾子です。テーブル名を返します。
空欄の場合は、使用可能なすべてのテーブルのカラムを返
します。
comments
Yに設定すると、データベースで見つかったコメントデータ
をすべて返します。
ORDER
省略可能な引数です。Yを指定するとカラム番号順になり、
空欄にするとカラム順は未定義になります。
escape_character
エスケープ文字として使用する文字を指定します。デフォ
ルトは~です。
respect case1
Yに設定すると、それぞれ修飾子1、修飾子2、テーブル名の
大文字と小文字が区別されます。Yに設定しない場合は空欄
にします。
respectcase2
respectcase3
extended_informa
tion
Yに設定すると、データアクセスの種類によって追加情報を
返します。
NRDB、NRDB2、DB2 for z/OS、およびi5/OSにのみ適用され
ます。
デフォルトはNです(拡張情報不要)。
access_method
294
NRDB、NRDB2、CAPX、およびCAPXRTの場合のみ。情報を返
す対象となる有効なアクセス方式を指定します。
DTLDESCRIBEの結果はフィルタ処理され、指定したアクセ
ス方式に関する情報のみが返されます。この方式を使用し
て、特定のアクセス方式に適用されるデータマップのリス
トを返します。 アクセス方式の識別子はいくつ組み合わせ
てもかまいません。 値の指定がない場合、DTLDESCRIBEは
すべてのアクセス方式を返します。
- ADABAS - A
- CAPX / RT - C
- DATACOM - X
- DB2 - Z
- DB2390IMG - G
- DB2UNLD - W
- DL1 - D
- ESDS - E
- IDMS - I
- ISAM - M
- KSDS - K
- MQ - Q
- ODBA - O
- RRDS - N
- SEQ - S
- TAPE - T
- USER - U
第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL
関連項目:
¨ 「DTLDESCRIBE修飾子」
(ページ305)
DTLDESCRIBE COLUMNSの戻り情報
次の表で、カラムについて説明します。
カラム名
説明
追加情報
修飾子1
クリエータ/スキーマ名。
いいえ
修飾子 2
PowerExchangeデータマップ名が返されるか、
NRDB2の場合はヌルが返されます。
いいえ
テーブル名
戻りテーブル名
いいえ
Column_name
カラム名。
いいえ
タイプ
フィールドフォーマット。
いいえ
精度
フィールドの長さ。
いいえ
スケール
小数点の位置。
いいえ
NULL可能
NULL可能。
いいえ
Detail_type
内部カラム型表現。
いいえ
コメント
コメントカラムは常に存在します。コメント情
報は、describeでコメントインジケータを指定
して要求した場合にのみ、含まれます。
いいえ
Key_type
将来の使用のために予約済みです。
いいえ
Ref_qualifie
r_1
将来の使用のために予約済みです。
いいえ
Ref_qualifie
r_2
将来の使用のために予約済みです。
いいえ
Ref_table_na
me
将来の使用のために予約済みです。
いいえ
Ref_column_n
ame
将来の使用のために予約済みです。
いいえ
ベースレコー
ド
テーブルの依存関係の記述します。例:
NRDB
ベースフィー
ルド
ROOT:ROOTKEYなど、カラムベースフィールド。
ROOT(SEG2(SEG3,SEG4),SEG5)。
NRDB
DTLDESCRIBEメタデータ構文
295
カラム名
説明
追加情報
ベースフィー
ルドタイプ
カラムのベースフィールドのフィールド型
(CHAR、VARCHARなど)。
NRDB
ベースフィー
ルドオフセッ
ト
レコード内のフィールドのオフセットを返しま
す。オフセットが返されない場合があります。
フィールドの配列があり、テーブル生成時に配
列が折りたたまれていると、フィールドのオフ
セットは 0 になります。
NRDB
フィールドの
用途
フィールドの用途。例えば、CobolのCOMPまた
はDISPLAY。
NRDB
フィールドレ
ベル
Cobolコピーブックのフィールドのインデント
レベル。
NRDB
元のフィール
ド名
Cobolコピーブックに指定されているフィール
ドの元の名前。
NRDB
フィールドピ
クチャ
フィールドのCobolピクチャ形式。
NRDB
CCSID
CCSID。
DB2
Internal_cp
内部のコードページ。
DB2、
NRDB、
NRDB2、
CAPX、およ
びCAPXRT
Codepage_nam
e
コードページ名。
DB2、
NRDB、
NRDB2、
CAPX、およ
びCAPXRT
Powercenter_
name
コードページのPowerCenter名。
NRDB、
NRDB2、
CAPX、およ
びCAPXRT
関連項目:
¨ 「DTLDESCRIBE修飾子」
(ページ305)
DTLDESCRIBE RECORDS修飾子
使用可能なカラムを一覧表示できます。NRDBおよびNRDB2に適用されます。
dtldescribe records,[qualifier1], [qualifier2], [tablename], [comments],
[ORDER], [escape character], [respect case 1], [respect case 2], [respect case 3],
[extended information], [access method]
296
第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL
基本構文であるdtldescribe recordsの後のパラメータはすべて省略可能です。どれかをコ
ーディングする場合は、その前までのカンマも指定して、指定されたフィールドをパーサ
が特定できるようにしてください。
パラメータ
説明
修飾子1/2
クリエータ/スキーマ名です。
テーブル名
プライマリテーブル修飾子です。空欄の場合は、使用可能なす
べてのテーブルのレコードを返します。
コメント
Y に設定すると、データベースで見つかったコメントデータを
すべて返します。
ORDER
このフィールドは空欄にしてください(これ以降のフィールド
の位置を維持するためにカンマが必要です)。
エスケープ
文字
エスケープ文字として使用する文字を指定します。デフォルト
は~です。
大文字と小
文字の区別
1/2/3
Y に設定すると、それぞれ修飾子1、修飾子2、テーブル名の大
文字と小文字が区別されます。Y に設定しない場合は空欄にし
ます。
追加情報
Yに設定すると、データアクセスの種類によって追加情報を返し
ます。
NRDB、NRDB2、DB2 for z/OS、およびi5/OSにのみ適用されま
す。
デフォルトはNです(拡張情報不要)。
アクセス方
式
NRDB、NRDB2、CAPX、およびCAPXRTの場合のみ、次のとおりで
す。
情報を返す対象となる有効なアクセス方式を指定します。
DTLDESCRIBE の結果はフィルタ処理され、指定したアクセス方
式に関する情報のみが返されます。特定のアクセス方式に適用
されるデータマップのリストを返す場合に便利です。アクセス
方式の識別子はいくつ組み合わせてもかまいません(OS、AKTM
DTLDESCRIBEメタデータ構文
297
パラメータ
説明
など)。 値の指定がない場合、DTLDESCRIBE はすべてのアクセ
ス方式に関する情報を返します。
- ADABAS - A
- CAPX / RT - C
- DATACOM - X
- DB2 - Z
- DB2390IMG - G
- DB2UNLD - W
- DL1 - D
- ESDS - E
- IDMS - I
- ISAM - M
- KSDS - K
- MQ - Q
- ODBA - O
- RRDS - N
- SEQ - S
- TAPE - T
- USER - U
DTLDESCRIBE RECORDSの戻り情報
DTLDESCRIBE RECORDSは、以下の情報を含むフィールドを返します。すべてのフィールドは
デフォルトでNに設定され、追加情報は不要です。
フィールド
戻り情報
レコード名
レコードの名前。
Acc_mths01
IDMS - IDMSレコード名。
ODBAまたはDL/1 - RecSegName。
その他のアクセス方式 - NULL
Acc_mths02
ADABAS - ファイル番号。
ODBAまたはDL/1 - DBDType。
その他のアクセス方式 - NULL
298
Acc_mths03
使用せず。将来の使用のために予約済み。後続のフィールドの
位置を保持するには、カンマが必要です。
Acc_mths04
使用せず。将来の使用のために予約済み。後続のフィールドの
位置を保持するには、カンマが必要です。
第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL
フィールド
戻り情報
Acc_mths05
IDMSログベース。IDMSがレコードタイプのオカレンスを物理的
に格納するのに使用する方法。
- C = CALC
- D = DIRECT
- V = VIA
- VS = VSAM
- VSC - VSAM CALC
Acc_mths06
IDMS - レコードID。
Acc_mths07
IDMS - 圧縮済み。
Acc_mths08
IDMS - 変数。
Acc_mths09
IDMS - ページグループ。
Acc_mths10
IDMS - 基数。
Acc_mths11
IDMS - 領域名。
Acc_mths12
IDMS - 最小ルート長。
Acc_mths13
IDMS - データ長。
Acc_mths14
IDMS - プレフィクス長。
Acc_mths15
IDMS - 制御部分長。
Source
Filename
コピーブックのファイル名の格納。現在実装されていません。
DB Filename
DBDソースファイルのファイル名の格納。現在実装されていませ
ん。
DTLDESCRIBE PKEYS修飾子
dtldescribe pkeys, [qualifier1], [qualifier2], [tablename], [comments],
[ORDER], [escape character], [respect case 1], [respect case 2], [respect case 3],
[extended information],[access method]
基本構文であるdtldescribe pkeysの後のパラメータはすべて省略可能です。どれかをコー
ディングする場合は、その前までのカンマも指定して、指定されたフィールドをパーサが
特定できるようにしてください。
パラメータ
説明
修飾子1/2
第1および第2データマップ修飾子を返します。
テーブル名
プライマリテーブル修飾子です。テーブル名を返します。
DTLDESCRIBEメタデータ構文
299
パラメータ
説明
コメント
Y に設定すると、データベースで見つかったコメントデータを
すべて返します。
ORDER
このフィールドは空欄にしてください(これ以降のフィールド
の位置を維持するためにカンマが必要です)。
エスケープ
文字
エスケープ文字として使用する文字を指定します。デフォルト
は~です。
大文字と小
文字の区別
1/2/3
Y に設定すると、それぞれ修飾子1、修飾子2、テーブル名の大
文字と小文字が区別されます。Y に設定しない場合は空欄にし
ます。
追加情報
このフィールドは空欄にしてください(これ以降のフィールド
の位置を維持するためにカンマが必要です)。
アクセス方
式
NRDB、NRDB2、CAPX、およびCAPXRTの場合のみ、次のとおりで
す。
情報を返す対象となる有効なアクセス方式を指定します。
DTLDESCRIBE の結果はフィルタ処理され、指定したアクセス方
式に関する情報のみが返されます。特定のアクセス方式に適用
されるデータマップのリストを返す場合に便利です。アクセス
方式の識別子はいくつ組み合わせてもかまいません(OS、AKTM
など)。 値の指定がない場合、DTLDESCRIBE はすべてのアクセ
ス方式に関する情報を返します。
- ADABAS - A
- CAPX / RT - C
- DATACOM - X
- DB2 - Z
- DB2390IMG - G
- DB2UNLD - W
- DL1 - D
- ESDS - E
- IDMS - I
- ISAM - M
- KSDS - K
- MQ - Q
- ODBA - O
- RRDS - N
- SEQ - S
- TAPE - T
- USER - U
PKEYS は以下に実装されています。
¨ ADABAS
¨ DB2
¨ DB2390IMG
¨ DB2400C
¨ DB2UDB
¨ MSSQL
300
第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL
¨ NRDB/NRDB2(DL、ODBA、KSDS、DATACOMの各データマップ専用)
¨ ORACLE
関連項目:
¨ 「DTLDESCRIBE修飾子」
(ページ305)
DTLDESCRIBE FKEYS修飾子
dtldescribe fkeys, [pk_qualifier1], [pk_qualifier2], [pk_tablename], [fk_qualifier1],
[fk_qualifier2], [fk_tablename], [comments], [ORDER], [escape character], [respect case pk_1],
[respect case pk_2], [respect case pk_3], [respect case fk_1], [respect case fk_2], [respect case
fk_3],[extended information],[access method]
パラメータ
説明
プライマリ
キー修飾子
1/2
プライマリキー修飾子です。
プライマリ
テーブル修
飾子
プライマリテーブル修飾子です。
外部キー修
飾子 1/2
外部キー修飾子を参照します。
外部テーブ
ル名
外部テーブル修飾子です。
コメント
Yに設定すると、データベースにあるコメントデータをすべて取
得します。
ORDER
空欄にしてください(これ以降の引数を使用する場合はカンマ
が必要です)。
エスケープ
文字
エスケープ文字として使用する文字を指定します。デフォルト
は~です。
プライマリ
キー修飾子/
外部キー修
飾子 1/2/3
の大文字と
小文字の区
別
Y に設定すると、プライマリキー修飾子 1/2、外部キー修飾子
1/2、プライマリキーテーブル名、外部キーテーブル名の対応す
るパラメータで大文字と小文字が区別されます。Y に設定しな
い場合は空欄にします。
追加情報
このフィールドは空欄にしてください(これ以降のフィールド
の位置を維持するためにカンマが必要です)。
アクセス方
式
このフィールドは空欄にしてください(これ以降のフィールド
の位置を維持するためにカンマが必要です)。
DTLDESCRIBEメタデータ構文
301
FKEYSは以下に実装されています。
¨ DB2
¨ DB2UDB
¨ DB2400C
¨ ORACLE
¨ DB2390IMG
¨ MSSQL
関連項目:
¨ 「DTLDESCRIBE修飾子」
(ページ305)
DTLDESCRIBE FKEYS全般的な付記
メタデータ要求では、修飾子はデフォルトでソースデータベースで標準的な大文字または
小文字に変換されます。例えば、Oracleでは大文字に変換されます。したがって、scottま
たはSCOTTという修飾子1フィールドを指定すると、どちらのフィールドも大文字として処
理されるため、同じ結果になります。
または、[大文字と小文字を区別する1]オプションをYに設定することで、このデフォル
トでデータベース指定の大小への変換は行われません。よってscottという修飾子1フィー
ルドでは結果が生成されず、SCOTTにすると結果が生成されます。
[修飾子2]には[大文字と小文字を区別する2]が対応し、[tablename]には[大文字と
小文字を区別する3]が対応します。
メタデータ修飾子は、以下のようなワイルドカードをサポートしています。
¨ *
- 1つ以上の一致する文字
¨ ?
- 1個の一致する文字
カラム名またはテーブル名内にいずれかのワイルドカード文字を使用している場合は、出
現するたびに名前の前にエスケープ文字を付けてください。
例えば、tab* を要求すると、tab で始まるすべてのテーブルが選択され、tab~* を要求す
ると、tab* という名前のテーブルのみが選択されます。
したがって、小文字の s*ott というテーブルのみをリストして、コメントを返すには、次
の SQL を使用できます。
dtldescribe tables,s~*ott,,,Y,,,Y
DTLDESCRIBE FKEYSテーブル情報の取得
例えば、SCOTTがアクセスできるすべてのテーブルを抽出するには、次のSQLを指定する必
要があります。
DTLDESCRIBE tables,SCOTT
302
第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL
DTLDESCRIBE FKEYSカラム情報の取得
例えば、SCOTTが所有するEMPテーブルに関するすべてのカラム情報を抽出するには、次の
SQLを指定する必要があります。予約済みフィールド以降のフィールド位置を維持するため
にカンマを使用します。
DTLDESCRIBE columns,SCOTT,,EMP
DTLDESCRIBE FKEYSプライマリキー情報の取得
例:
テーブルMFERNANDEZ.T4では、カラムT41、T42でプライマリキー(PK4)が定義されていま
す。
DTLDESCRIBE pkeys,mfernandez,,t4
結果:
MFERNANDEZ||T4|T41|1|PK4|
MFERNANDEZ||T4|T42|2|PK4|
PK4の前の数字は、キー定義でのカラムの順序です。
DTLDESCRIBE FKEYS外部キー情報の取得
例1:
テーブルがあり、そのテーブルで定義されているすべての外部キーを検索してください。
テーブルMFERNANDEZ.T2には2つの外部キーがあります。
(FK21)T1のカラムT21からT11 UPDATEルールはRESTRICTでDELETEルールはDELETE
および
(FK23)T3のカラムT22、T23からT31、T32 UPDATEルールはNOACTIONでDELETEルールは
NOACTION
DTLDESCRIBE fkeys,,,,mfernandez,,t2
例1の結果:
MFERNANDEZ||T1|T11|MFERNANDEZ||T2|T21|1|RESTRICT|RESTRICT|FK21|SQL010827171053710|
MFERNANDEZ||T3|T31|MFERNANDEZ||T2|T22|1|NO ACTION|NO ACTION|FK23|PK3|
MFERNANDEZ||T3|T32|MFERNANDEZ||T2|T23|2|NO ACTION|NO ACTION|FK23|PK3|
例2:
「親テーブル」があり、そのテーブルを指すすべての外部キーを検索してください。
DTLDESCRIBE fkeys,mfernandez,,t1
例2の結果:
MFERNANDEZ||T1|T11|MFERNANDEZ||T2|T21|1|RESTRICT|RESTRICT|FK21|SQL010827171053710|
以下のように、親テーブルと外部テーブルの両方に問い合わせることができます。
DTLDESCRIBE fkeys,mfernandez,,t*,mfernandez,,q*
DTLDESCRIBEメタデータ構文
303
DTLDESCRIBE SCHEMAS修飾子
使用可能なスキーマを一覧表示できます。
dtldescribe schemas, [filter_pattern],,,,,,,,,, [access method]
基本構文であるdtldescribe schemasの後のfilter_patternおよびaccess_methodパラメー
タは省略可能です。それ以外のパラメータはすべて無視されます。どれかをコーディング
する場合は、その前までのカンマも指定して、指定されたフィールドをパーサが特定でき
るようにしてください。
パラメータ
説明
filter_patt
ern
指定した文字で始まるスキーマだけが返されるようにスキーマ
をフィルタ処理するパターンを指定します。アスタリスク(*)
を、任意の種類の 1 文字以上と一致するワイルドカードとして
使用できます。例えば、Dtldescribe schemas, d*からは
dev_schemaは返されますが、eval_schemaは返されません。
アクセス方
式
NRDB,NRDB2の場合、次のとおりです。
情報を返す対象となる有効なアクセス方式を指定します。
DTLDESCRIBE の結果はフィルタ処理され、指定したアクセス方
式に関する情報のみが返されます。特定のアクセス方式に適用
されるデータマップのリストを返す場合に便利です。アクセス
方式の識別子はいくつ組み合わせてもかまいません(OS、AKTM
など)。値の指定がない場合、DTLDESCRIBE はすべてのアクセ
ス方式に関する情報を返します。
- ADABAS - A
- CAPX / RT - C
- DATACOM - X
- DB2 - Z
- DB2390IMG - G
- DB2UNLD - W
- DL1 - D
- ESDS - E
- IDMS - I
- ISAM - M
- KSDS - K
- MQ - Q
- ODBA - O
- RRDS - N
- SEQ - S
- TAPE - T
- USER - U
値の指定がない場合、DTLDESCRIBEはすべてのアクセス方式に関する情報を返します。
以下に例を示します。
Dtldescribe schemas, d* ,,,,,,,,,, R
と指定すると、
dev_schemaは返されますが、eval_schemaは返されません。ただし、dev_schemaがCAPXRT
アクセス方式を使用している場合に限ります。
この関数は、ADABASアンロード、CAPX、CAPXRT、DB2、DB2400C、IMSUNLD、INFORMIX、
MSSQL、NRDB、NRDB2、ORACLE、SYBASE、およびDB2390IMGに実装されています。
304
第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL
DTLDESCRIBE修飾子
DTLDESCRIBEはデータソースに基づいた修飾子です。
DB2 for i5/OSソース向けのDTLDESCRIBE修飾子
以下の表は、DB2 for i5/OSソース向けのDTLDESCRIBE修飾子のリストです。
フィールド名
説明
修飾子 1
省略可能、スキーマ名
修飾子 2
省略可能、テーブル所有者
DB2 for z/OSソース向けのDTLDESCRIBE修飾子
以下の表は、DB2 for z/OSソース向けのDTLDESCRIBE修飾子のリストです。
フィールド名
説明
修飾子 1
省略可能、クリエータ
修飾子 2
省略可能、DB 名
DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsソース向けの
DTLDESCRIBE修飾子
以下の表は、DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsソース向けのDTLDESCRIBE修飾子のリ
ストです。
フィールド名
説明
修飾子 1
省略可能、スキーマ
修飾子 2
省略可能、定義元(クリエータ ID)
DTLDESCRIBE修飾子
305
Informixソース向けのDTLDESCRIBE修飾子
以下の表は、Informixソース向けのDTLDESCRIBE修飾子のリストです。
フィールド名
説明
修飾子 1
省略可能、所有者
修飾子 2
使用せず
NRDBソース向けのDTLDESCRIBE修飾子
以下の表は、IMS、VSAM、IDMS、Adabas、Datacom、およびシーケンシャルファイルなどの
非リレーショナルデータソース向けのDTLDESCRIBE修飾子のリストです。
フィールド名
説明
修飾子 1
省略可能、データマップ名の最初のトークン
修飾子 2
省略可能、データマップ名の2番目のトークン
NRDB2ソース向けのDTLDESCRIBE修飾子
以下の表は、非リレーショナル2層データ形式向けのDTLDESCRIBE修飾子のリストです。
フィールド名
説明
修飾子 1
省略可能、データマップ名の最初のトークン
修飾子 2
使用せず
Oracleソース向けのDTLDESCRIBE修飾子
以下の表は、Oracleソース向けのDTLDESCRIBE修飾子のリストです。
306
フィールド名
説明
修飾子 1
省略可能、スキーマ名
修飾子 2
使用せず
第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL
Sybaseソース向けのDTLDESCRIBE修飾子
以下の表は、Sybaseソース向けのDTLDESCRIBE修飾子のリストです。
フィールド名
説明
修飾子 1
省略可能、所有者
修飾子 2
使用せず
PowerExchange非リレーショナルSQLに対する
制限
PowerExchangeでは、非リレーショナルデータソースへのアクセスをサポートするSQLに一
定の制限が設定されます。
結果セットの再配列や集計はサポートされていません。 結果セット内のデータのシーケン
スは、物理的シーケンスと、データがインデックスを介してアクセスされたかどうかに基
づきます。
以下のSQL式はサポートされていません。
サポートされていないSQL式またはキ
ーワード
コメント
CREATE
非リレーショナルテーブルとインデッ
クスの作成はサポートされていませ
ん。 これらのオブジェクトは、基本
となる非リレーショナルシステムを使
用して定義します。
GROUP BY
集計はサポートされていません。
HAVING
集計はサポートされていません。
JOIN
複数のテーブル上のSQLはサポートさ
れていません。
ORDER BY
結果セットの再配列はサポートされて
いません。
SELECT * FROM TABLE1
副選択はサポートされていません。
WHERE COL1 IN
SELECT COL2 FROM TABLE2
PowerExchange非リレーショナルSQLに対する制限
307
308
サポートされていないSQL式またはキ
ーワード
コメント
SELECT COUNT(*)
集計はサポートされていません。
UNION
複数のテーブル上のSQLはサポートさ
れていません。
第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL
第 10 章
PowerExchangeのグローバル
化
この章では、以下の項目について説明します。
¨ PowerExchangeのグローバル化の概要, 309 ページ
¨ PowerExchangeでインストールされたデフォルトコードページ, 310 ページ
¨ PowerExchangeでインストールされた汎用コードページ, 310 ページ
¨ データソースによるデフォルトコードページ, 312 ページ
¨ ユーザー定義のコードページ, 316 ページ
¨ ICUCHECKユーティリティ, 322 ページ
¨ PowerExchangeと共に出荷されるコードページ, 331 ページ
¨ 変換エラーおよび特殊な状況の処理, 345 ページ
¨ タイプ1のフォールバックマッピングとマルチバイトデータ, 348 ページ
PowerExchangeのグローバル化の概要
PowerExchangeには、International Components for Unicode(ICU)オープンソースソフ
トウェアに基づいたデフォルトのコードページが用意されています。
PowerExchangeでは、以下のタイプのコードページ仕様が使用されます。
¨ デフォルトコードページ。デフォルトコードページは、PowerExchangeのインストール
時に各PowerExchangeシステムのインストールディレクトリにインストールされます。
¨ 汎用コードページ。PowerExchangeは、CODEPAGE構成パラメータを使用して、システム
間でのデータまたはメタデータの送受信に使用する汎用コードページを定義します。
¨ データソース用コードページ。PowerExchangeは、データのコードページをデータベー
スメタデータから可能な場合に派生させます。PowerExchangeは、ソース固有の構成パ
ラメータを使用して、データソース間でのデータまたはメタデータの送受信に使用する
コードページを定義します。
309
¨ ユーザー定義のコードページ。必要なコードページを派生できない場合、またはデータ
ベースメタデータで予期されるコードページと異なるコードページにデータがロードさ
れる場合には、使用するデータベースのコードページを明示的に定義する必要がありま
す。
PowerExchange Listenerが起動すると、使用するコードページが通知されます。
PowerExchangeでインストールされたデフォ
ルトコードページ
デフォルトコードページは、PowerExchangeのインストール時に各PowerExchangeシステム
のインストールディレクトリにインストールされます。
以下の表に、各システムのデフォルトコードページを示します。
システム
コードページ
i5/OS
IBM-037
UNIXおよびLinux
ISO-8859
Windows
ISO-8859
z/OS
IBM-037
これらのコードページがPowerExchangeのインストール済み環境に十分の場合は、他のコー
ドページを構成しないでください。一般に、デフォルトコードページは、以下の環境で使
用されます。
¨ すべてのデータがシングルバイトのコードページに保持される場合
¨ アクセント文字の使用が限られている場合
¨ データベースおよびレガシーファイルのデータが同じコードページである場合
デフォルトコードページがPowerExchangeのインストール済み環境に不十分の場合は、
DBMOVERコンフィギュレーションファイルのCODEPAGEパラメータを使用して汎用コードペー
ジを指定します。
PowerExchangeでインストールされた汎用コ
ードページ
PowerExchangeで提供されるデフォルトコードページがインストール済み環境に不十分の場
合は、汎用コードページを使用します。PowerExchangeは、システム間でのデータまたはメ
タデータの送信に汎用コードページを使用します。
310
第 10章: PowerExchangeのグローバル化
一般に、汎用コードページは以下の環境で使用されます。
¨ マルチバイトデータを処理する場合
¨ Linux、UNIX、またはWindowsでデータがISO-8859の範囲外にあるか、i5/OSまたはz/OS
でIBM-037の範囲外にある場合
DBMOVERコンフィギュレーションファイルのCODEPAGE文に汎用コードページを入力します。
CODEPAGEパラメータで、以下のタイプの汎用コードページを定義できます。
¨ 制御コードページ
¨ データ制御コードページ
¨ SQLコードページ
以下の表に、CODEPAGEパラメータで指定できる各コードページの使用について説明しま
す。
コードページ
使用
制御コードペー
ジ
- データベース、テーブルカラム、またはファイルの名
前。
- ユーザーIDまたはパスワード。
- エラーメッセージ。
データ制御コー
ドページ
- フィールドレベルまたはデータマップレベルなど、コー
ドページが指定されていない非リレーショナルデータベ
ースタイプで使用されるカラムデータまたはパラメータ
データ。
- パラメータデータはサーバーに送信されるデータを参照
し、パラメータパターンが削除、選択、更新SQLに存在す
る場合に置き換えられます。
SQLコードページ
- データのアクセスに使用されるSQLのコードページ。
- 一般に、SQLコードページは制御コードページと同じで
す。これは、どちらのコードページもテーブル名を処理
できるからです。
- SQLコードページには、どのリテラルも処理できるだけの
十分な精度が必要です。
制御コードページを指定して、データ制御コードページおよびSQLコードページを省略する
と、PowerExchangeは、データ制御コードページおよびSQLコードページに制御コードペー
ジを使用します。例えば、以下の文は同じものです。
CODEPAGE=(UTF8)
CODEPAGE=(UTF8,UTF8,UTF8)
Linux、UNIX、またはWindowsでCODEPAGEパラメータを省略すると、PowerExchangeは以下
のデフォルト値を使用します。
CODEPAGE=(ISO-8859,ISO-8859,ISO-8859)
i5/OSまたはz/OSでCODEPAGEパラメータを省略すると、PowerExchangeは以下のデフォルト
値を使用します。
CODEPAGE=(IBM-037,IBM-037,IBM-037)
注: PowerExchange Navigatorは、すべての文字を処理できるようにするため、DBMOVER
コンフィギュレーションファイルで指定されたコードページをオーバーライドします。
PowerExchangeでインストールされた汎用コードページ
311
PowerExchange Navigatorは、制御コードページ、データコードページ、およびSQLコード
ページにUTF8を使用します。
データソースによるデフォルトコードページ
以下の表に、カラムのコードページがデータソースごとにどのように派生するかを示しま
す。
データソース
コードページの派生
i5/OS上のDB2
PowerExchangeは、カラムのCCSIDおよびコードページのエイ
リアスから内部コードページ番号を特定します。
オプションのDB2_BIN_CODEPAGEおよびDB2_BIN_AS_CHAR構成
パラメータを使用して、CCSIDのないカラムを、コードページ
を持つCHARカラムにオプションとしてマッピングできます。
この操作を行わない場合、これらのカラムはBINカラムにマッ
ピングされ、16進形式でのみ処理できます。
312
z/OS上のDB2
オプションとして、PowerExchangeデータソースとしての役割
を果たすDB2サブシステムごとに、DBMOVERコンフィギュレー
ションファイルでDB2CODEPAGEパラメータを指定します。
- PowerExchangeは、カラムのCCSIDおよびEBCDIC_CCSIDの
SCCSIDからシングルバイトカラムの内部コードページ番号
を特定します。
- PowerExchangeは、カラムのCCSIDおよびEBCDIC_CCSIDの
GCCSIDからダブルバイト(グラフィック)カラムの内部コ
ードページ番号を特定します。
- PowerExchangeは、カラムのCCSIDおよびEBCDIC_CCSIDの
MCCSIDから混在バイトカラムの内部コードページ番号を特
定します。
非リレーショナ
ルバルクデータ
移動
PowerExchangeは、以下の順序で内部コードページ番号を特定
します。
1.カラムの派生元であるフィールドのコードページ。 このコ
ードページおよびフィールドは、データマップで指定され
ます。
2.データマップのコードページ。
3.NRDBアクセス方式が実行されるサーバー上のデータ制御コ
ードページのCODEPAGEパラメータ。
非リレーショナ
ル変更データキ
ャプチャ
PowerExchangeは、以下の順序で内部コードページ番号を特定
します。
1.カラムの派生元であるフィールドのコードページ。 このコ
ードページおよびフィールドは、データマップで指定され
ます。
2.データマップのコードページ。
3.NRDBアクセス方式が実行されるサーバー上のデータ制御コ
ードページのCODEPAGEパラメータ。
第 10章: PowerExchangeのグローバル化
データソース
コードページの派生
キャプチャ登録を作成すると、PowerExchangeは、CCTファイ
ルのフィールドまたはデータマップのコードページを記録し
ます。
Oracleバルク
データ移動
PowerExchangeは、NLS_LANG環境変数の文字セット部分から内
部コードページ番号を特定します。
オプションとして、DBMOVERコンフィギュレーションファイル
のORACLECODEPAGEパラメータを使用できます。
Oracle変更デ
ータキャプチャ
変更のキャプチャ元となるカラム番号のPowerExchange内部コ
ードページは、常にUTF-16LEです。
Microsoft SQL
Server
PowerExchangeは、データベースの照合シーケンスから内部コ
ードページ番号を特定します。
DB2 for i5/OSコードページパラメータ
データを、65535(X'FFFF')のCCSIDとしてテーブルで定義するシステムもあります。デフ
ォルトでは、PowerExchangeはこのようなデータをバイナリとして処理するため、データを
変換できなくなります。バイナリデータをターゲットシステムにロードするのは困難で
す。
オプションとして、DBMOVERコンフィギュレーションファイルで以下のパラメータを設定し
て、DB2 for i5/OSのコードページ値を指定します。
¨ DB2_BIN_AS_CHAR
¨ DB2_BIN_CODEPAGE
DB2_BIN_AS_CHAR文
DB2_BIN_AS_CHAR構文を使用して、バイナリデータを文字データとして処理するかどうかを
指定します。
DB2_BIN_AS_CHAR={Y|N}
DB2_BIN_CODEPAGE文
DB2_BIN_CODEPAGE構文を使用して、必要なシングルバイトまたはダブルバイトのCCSIDを関
連付けます。
DB2_BIN_CODEPAGE=(SBCS_CCSID,DBCS_CCSID)
以下の表に、DB2_BIN_CODEPAGE構文のパラメータを示します。
パラメータ
説明
SBCS_CCSID
シングルバイトの文字セットを指定します。
DBCS_CCSID
ダブルバイトの文字セットを指定します。
データソースによるデフォルトコードページ
313
注: PowerExchangeでは、ICUコードページをDB2 for i5/OS 5.1以降でのみサポートして
います。 DB2 for i5/OS 4.5の場合、PowerExchangeはスタティックコードページを使用
し、CCSIDがICUコードページにマッピングされているカラムにはアクセスできません。
DB2 for i5/OS上のコードページに対応するため、DB2400Cアクセス方式ではなく、DB2ア
クセス方式を使用します。
DB2 for z/OSコードページパラメータ
DBMOVERコンフィギュレーションファイルのDB2CODEPAGEパラメータを使用して、DB2 for
z/OSサブシステムのコードページパラメータを指定できます。
DSNHDECPモジュールを作成したインストールジョブを見つけて、DB2サブシステムの適切な
CCSID値を判断してください。
DB2CODEPAGE文の構文
DB2CODEPAGE構文は、以下のとおりです。
DB2CODEPAGE=(ssid,
EBCDIC_CCSID=(SCCSID,GCCSID,MCCSID),
ASCII_CCSID=(ASCCSID,AGCCSID,AMCCSID),
UNICODE_CCSID=(USCCSID,UGCCSID,UMCCSID),
MIXED={Y¦N}
)
SSIDおよびEBCDIC_CCSIDパラメータを含める必要があります。ASCII_CCSIDおよび
UNICODE_CCSIDパラメータはオプションです。
CCSIDパラメータごとに、以下のタイプのエントリを以下の順序で指定してください。
1.
シングルバイトデータのSCCSID。
2.
グラフィックデータのGCCSID。
3.
混在バイトデータのMCCSID。
1つのPowerExchange Listenerに対して、最大24個のDB2CODEPAGEエントリを定義できま
す。
対応するDB2CODEPAGE構成エントリなしでPowerExchangeがDB2サブシステムに接続してい
る場合、PowerExchange Listenerのデフォルトコードページを使用してデータが処理され
ます。PowerExchange Listenerは、使用されているコードページを通知します。
DB2またはPowerExchange Listenerがアクセスする他のファイルシステムでデータが複数
のコードページで格納されている場合、PowerExchangeからアクセスされるDB2サブシステ
ムごとにDB2CODEPAGEパラメータを指定する必要があります。
DB2 CCSIDの詳細については、 『IBM DB2 for z/OSインストールガイド』を参照してくださ
い。
DB2CODEPAGE文の例
以下の例に、DSNHDECPモジュールのDB2インストールジョブで日本語拡張カタカナの
EBCDIC_CCSID CCSID値をルックアップしてから、これらのCCSID値をDB2CODEPAGEパラメー
タで指定する方法を示します。
314
第 10章: PowerExchangeのグローバル化
インストールジョブには、以下のCCSID値が含まれます。
000273 //SYSIN
DD
000274
DSNHDECM
000275
000276
000277
000278
000279
000280
000281
000282
000283
000302
END
000303 //*
*
CHARSET=ALPHANUM,
ASCCSID=1041,
AMCCSID=942,
AGCCSID=301,
SCCSID=290,
MCCSID=930,
GCCSID=300,
USCCSID=367,
UMCCSID=1208,
UGCCSID=1200,
X
X
X
X
X
X
X
X
X
以下に示すように、PowerExchangeでDBMOVERコンフィギュレーションファイルの
DB2CODEPAGEパラメータにCCSID値を入力します。
DB2CODEPAGE=(D71G,
EBCDIC_CCSID=(290,300,930),
ASCII_CCSID=(1041,301,942),
UNICODE_CCSID=(367,1200,1208)
)
Oracleのコードページパラメータ
Oracleは、文字データをNLS_LANG環境変数の文字セット部分からPowerExchangeに渡しま
す。 NLS_LANG環境変数を定義する必要があります。 また、dbmover.cfgコンフィギュレー
ションファイルのORACLECODEPAGE文も指定する必要があります。
¨ NLS_LANG環境変数がUTF8、またはAL32UTF8を指定する場合、PowerExchangeは、接続文
字列、SQL文、カラムデータ、パラメータデータの処理に使用するコードページを特定
します。
¨ NLS_LANG環境変数がUTF8またはAL32UTF8以外の文字セットを指定する場合、
dbmover.cfgコンフィギュレーションファイルのORACLECODEPAGE文を定義する必要があ
ります。
ORACLECODEPAGE文は、バルクデータ移動操作時にOracleデータベース向けに
PowerExchangeとPowerCenterが使用するコードページを特定します。 これらのコードペ
ージは、NLS_LANG環境変数で指定される文字セットと一致する必要があります。
この文の入力には、以下の構文を使用します。
ORACLECODEPAGE=(tnsname_host,pwx_codepage,pc_codepage)
この文には、以下の場所の位置パラメータが含まれます。
tnsname_host
必須。Oracleデータベース向けのOracle tnsnames.oraコンフィギュレーションファ
イルのエントリ。 エントリは、PowerExchangeがデータベースへの接続に使用するデ
ータベースアドレスを定義します。
pwx_codepage
必須。PowerExchangeがコードページの識別に使用するコードページ番号またはエイリ
アス名。 有効なPowerExchangeコードページ値とエイリアス値を特定するには、
ICUCHECKユーティリティを使用して、レポート5、「PowerExchangeコードページ名と
エイリアス」を生成します。
データソースによるデフォルトコードページ
315
注: PowerExchangeは、コードページへのエイリアスとして複数の共通のOracle文字
セット名をサポートします。
pc_codepage
オプション。PowerCenterバルクデータ移動セッションに代わって、PowerExchangeが
Oracleに渡すSQL文の処理を制御する名前。 PowerExchangeは、一般に適しているデ
フォルトを指定します。
このパラメータは、デフォルトが機能しない特別の環境を除いて、指定しません。 例
えば、pwx_codepage パラメータにユーザー定義のICUコードページを指定する場合
は、このパラメータを指定する必要があります。
例えば、NLS_LANG環境変数がKorean_Korea.KO16MSWIN949を指定する場合は、dbmover.cfg
ファイルで以下のORACLECODEPAGE文を定義します。
ORACLECODEPAGE=(KO102DTL,MS949)
dbmover.cfgファイルで、別々のデータベースごとに、最大で20個のORACLECODEPAGE文を
指定できます。
PowerExchangeが同じNLS_LANG環境変数を使用して複数のOracleデータベースにアクセス
する場合は、各データベースごとに別個のORACLECODEPAGE文を指定する必要はありませ
ん。 代わりに、単一のORACLECODEPAGE文を指定して、 tnsname_hostパラメータを空白の
ままにします。 これで、指定されたコードページは、tnsnames.oraファイルにエントリの
ある、すべてのデータベースに適用されます。 以下の例に、 tnsname_hostパラメータなし
の文を示します。
ORACLECODEPAGE=(,MS1252)
正しくないPowerCenterコードページ値を入力した場合、ODLNumResultColsルーチンは通
常、Oracle戻りコード911をレポートします。
関連項目:
¨ 「ICUCHECKユーティリティ」
(ページ322)
ユーザー定義のコードページ
PowerExchangeでは、以下のタイプのユーザー定義のコードページを使用できます。
¨ ICU対応のコードページ。 これらのコードページは、ICU makeconvユーティリティを実
行するときにUCMファイルのソース定義から作成されるバイナリCNVファイルです。ICU
では、マルチバイトのコードページを含む全タイプのコードページをサポートしていま
す。
¨ PowerExchangeスタティックコードページ。 これらのコードページは、16×16のマトリ
ックスとしてテキストファイルに定義されます。PowerExchangeスタティックコードペ
ージは、シングルバイトのコードページに限定されます。データをICUコードページに
変換することはできません。
注: PowerExchangeを9.0より古いリリースから9.0以降のリリースにアップグレードする場
合は、各プラットフォームでCNVファイルを作成しなおす必要があります。 CNVファイルを
作成しなおすには、V900以降のバージョンのICU makeconvユーティリティを実行します。
316
第 10章: PowerExchangeのグローバル化
ユーザー定義ICU互換コードページ
以下のタスクフローを使用して、カスタムICUコードページをPowerExchangeコードページ
の内部スロットに追加します。
ユーザー定義のICU互換コードページを追加するには、次の手順に従ってください。
1.
Unicode文字とコードページ文字間のマッピングを定義するUnicodeマッピング
(UCM)ファイルを作成します。
2.
ICU makeconvユーティリティを実行して、PowerExchangeがコードページを使用する
システムでランタイムCNVファイルを構築します。
3.
PowerExchangeのDBMOVER構成パラメータであるICUCONVERTER、ICUALIAS、および
ICUDATADIRを使用して、新しいコードページを内部スロットに追加します。
4.
PowerExchange Navigatorで、データベース行テストを実行してデータを表示しま
す。
UCMファイルの作成
UCMファイルは、Unicode文字と16進値のリレーションをコードページにマッピングしま
す。
テキストエディタでUCMファイルを編集します。ファイルには、Linux、UNIX、および
Windowsシステムの場合は7ビットのASCII文字のみ、EBCDICシステムの場合は同等の文字が
含まれている必要があります。
以下の表に、精度インジケータの有効な値を示します。
精度イ
ンジケ
ータ
0
説明
通常、往復マッピング。
コードページからUnicodeにコピーされてからコードページに再びコ
ピーされた後、文字が同じ16進値を保持します。
1
2
フォールバックマッピング。文字はUnicodeからコードページにコピ
ーされますが、Unicodeには再びコピーされません。文字が再び
Unicodeにコピーされた場合、新しいUnicode値になります。
無効な文字。
文字が代替文字で置き換えられます。
3
逆フォールバックマッピング。
文字はコードページからUnicodeにコピーされますが、コードページ
には再びコピーされません。文字が再びコードページにコピーされた
場合、異なる16進値になります。
ほとんどの文字は往復マッピングとして定義され、Unicodeまたは16進値を持ちます。
ただし、片方向のマッピングを必要とすることもあり、その場合は文字間で重複が生じま
す。例えば、文字がソースコードページには存在してもターゲットコードページには存在
しない場合、または文字が無効な場合には、その文字に逆フォールバックマッピングを定
ユーザー定義のコードページ
317
義できます。PowerExchangeがデータを読み込むとき、逆フォールバックマッピングによっ
て、ほぼ一致しているUnicode文字に変更されます。
UCMファイル形式の詳細については、Webサイト
http://icu.sourceforge.net/userguide/conversion-data.html#ucmformatを参照してく
ださい。
ICU makeconvユーティリティの実行
makeconvユーティリティは、ソースコードページ定義をUCMファイルからバイナリCNVファ
イルに変換します。
makeconvユーティリティは、ICU Webサイトから使用できるオープンソースプログラムで
す。
makeconvユーティリティは、ICUバージョン番号をCNVファイル名に埋め込みます。
旧バージョンのICUでカスタムコードページを作成した場合、makeconvユーティリティの
V900バージョンを使用してCNVファイルを再生成する必要があります。
以下の構文を使用して、makeconvユーティリティを実行し、コードページ xxxxのバイナリ
CNVファイルを構築します。
makeconv -p ICUDATA xxxx.UCM
makeconvユーティリティのV900バージョンを実行すると、生成された.cnvファイル名に文
字列PMのプレフィックスが付きます。 例えば、コードページ xxxx向けにmakeconvユーティ
リティを実行した場合、生成されたファイルの名前はPM xxxx.CNVとなります。
makeconvユーティリティは、以下のシステムで使用できます。
¨ i5/OS。 i5/OSで、makeconvユーティリティは*PGMとして実行します。
¨ UNIXおよびLinux。
¨ Windows。
¨ z/OS。z/OSでは、makeconvユーティリティはHFS UNIXシステム内で実行されます。
詳細については、以下のWebサイトでICU makeconvユーティリティのマニュアルを参照して
ください。 http://userguide.icu-project.org/icudata.
カスタムICUコードページの追加
PowerExchangeは、コードページ番号(CPN)を使用してコードページを内部的に定義しま
す。ICUCHECKユーティリティを使用すると、定義済みのCPNを一覧表示できます。
ユーザ定義のICUコードページは、スロット301~340で定義する必要があります。
PowerExchangeの変更データまたはバルクデータ移動に関係するシステムごとに、カスタム
コードページを追加します。 例えば、z/OS上のデータソースからUNIX上のターゲットにデ
ータを移動している場合、z/OSシステムおよびUNIXシステム上のDBMOVERコンフィギュレー
ションファイルにコードページ定義を追加する必要があります。
また、行テストの実行中にPowerExchange Navigatorからデータを表示できるようにするた
め、Windows上のdbmover.cfgファイルにも新しいコードページを追加する必要がありま
す。
318
第 10章: PowerExchangeのグローバル化
カスタムICUコードページを追加するには、次のとおりにします。
1.
各システム上の必要なディレクトリにCNVファイルを移動します。 以下の表に、CNVフ
ァイルの場所をシステムごとに示します。
システ
ム
CNVファイルの場所
i5/OS
UNIXスタイルディレクトリです。
makeconvユーティリティは、QSHシェルから実行されます。
ICUDATADIRをディレクトリ名に設定します。
UNIXお
よび
Linux
Window
s
CNVファイルは、PowerExchangeのインストールディレクトリにあ
ります。
PowerCenterワークフローがマシンで実行されている場合、CNVフ
ァイルをserver/binディレクトリにコピーする必要があります。
このディレクトリには、RESファイルも含まれます。
CNVファイルは、PowerExchangeのインストールディレクトリにあ
ります。
PowerCenterワークフローがマシンで実行されている場合、CNVフ
ァイルをserver/binディレクトリにコピーする必要があります。
このディレクトリには、RESファイルも含まれます。
z/OS
UNIXスタイルディレクトリです。
makeconvユーティリティは、USSから実行されます。
ICUDATADIRをディレクトリ名に設定します。
2.
ICUCHECKを実行して、定義済みのコードページを特定し、現在の構成およびダイナミ
ックリンクライブラリが正しいことを確認します。ICUDATADIRパラメータをDBMOVER
コンフィグレーションファイルに追加します。このファイルで、CNVファイルの場所を
指定します。
3.
ICUCONVERTER(301,ADD...)パラメータをDBMOVERコンフィギュレーションファイルに
追加します。一般に、最初のユーザー定義のICUコードページはCPN 301を使用し、そ
れ以降は302から順に使用します。
4.
CCSIDをコードページにマッピングするためにDB2でコードページが使用される場合、
ICUALIAS=(301,ADD...)パラメータをDBMOVERコンフィギュレーションファイルに追加
します。
5.
CCSIDをコードページにマッピングするためにDB2で使用されている既存のコードペー
ジを置き換える場合、ICUALIAS=(xxx,DELETE...)パラメータをDBMOVERコンフィギュ
レーションファイルに追加します。
既存のコードページのCPNを特定するには、ICUCHECKレポートを参照してください。
6.
ICUCHECKを再度実行して、PowerExchange構成パラメータの構文が正しく、CNVファイ
ルをロードできることを確認します。パラメータに構文エラーが含まれていると、
ICUCHECKは開始しません。
ユーザー定義のコードページ
319
関連項目:
¨ 「ICUCHECKユーティリティ」
(ページ322)
PowerExchange Navigatorからのデータの表示
データベースタイプが非リレーショナルの場合、すべてのCHARおよびVARCHARカラムのデー
タマップレベルまたはフィールドレベルのいずれかでコードページを定義します。
データベースタイプがDB2の場合、CP xxxエイリアスがCPN 301の新しいコードページをポイ
ントしていることを確認し、異なるコードページをポイントしている既存のエイリアスを
削除します。
PowerExchange Navigatorからデータを表示する手順
1.
[データベース行のテスト]ダイアログボックスで、[フェッチするカラム]および
[拡張]を選択します。
2.
データベース行のテストを実行します。
3.
内部CPN番号が301であることを確認します。
4.
[データベース行のテスト]ダイアログボックスで、[フェッチするデータ]を選択
します。
5.
データの行テストを実行します。データには、パーソナルメタデータまたはNRDBデー
タマップからアクセスできます。
6.
予期したデータであることを確認します。
PowerExchangeスタティックコードページ
固定名を使用して、外部コードページを10個まで定義できます。コードページは、
PowerExchangeが実行時に読み込むシーケンシャルテキストファイルで定義されます。パラ
メータは以下の形式で指定されます。
CODEPAGE=(,USRCPNN,)
変数NNは、00~09までの数値です(USRCP07など)。
以下の方法で、PowerExchangeスタティックコードページを追加します。
¨ 制御コードページ、データコードページ、またはSQLコードページをDBMOVERコンフィグ
レーションファイルに追加します。
¨ 非リレーショナルデータベースソースの場合、データマップ内のフィールドレベルまた
はマップレベルのコードページをPowerExchange Navigatorから追加します。
以下の表に、各システムで使用する必要があるコードページのファイル名および場所を示
します。
320
システム
場所およびファイル名
i5/OS
DBMOVERコンフィギュレーションファイルのCODEPAGEパラメータ
で指定されているUSRCPnnメンバ。
UNIXおよび
Linux
PowerExchangeのインストールディレクトリにあるUSRCPnn.cpフ
ァイル。
第 10章: PowerExchangeのグローバル化
システム
場所およびファイル名
Windows
PowerExchangeのインストールディレクトリにあるUSRCPnn.cpフ
ァイル。
z/OS
PowerExchange ListenerまたはClient JCLでUSRCPnn DDによっ
て割り当てられたデータセット。
16行で256の16進文字を指定する必要があります。各行は16文字です。16進数の各文字ペア
は、空白で区切る必要があります。以下の例に、外部コードページファイルのコードペー
ジテーブルを示します。
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
4
0
4
F
7
F
7
B
5
B
6
C
5
0
7
D
4
D
5
D
5
C
4
E
6
B
6
0
4
B
6
1
F
0
F
1
F
2
F
3
F
4
F
5
F
6
F
7
F
8
F
9
7
A
5
E
4
C
7
E
6
E
6
F
A
C
C
1
C
2
C
3
C
4
C
5
C
6
C
7
C
8
C
9
D
1
D
2
D
3
D
4
D
5
D
6
D
7
D
8
D
9
E
2
E
3
E
4
E
5
E
6
E
7
E
8
E
9
A
E
B
E
9
E
E
C
6
D
8
C
8
1
8
2
8
3
8
4
8
5
8
6
8
7
8
8
8
9
9
1
9
2
9
3
9
4
9
5
9
6
9
7
9
8
9
9
A
2
A
3
A
4
A
5
A
6
A
7
A
8
A
9
8
E
B
B
9
C
C
C
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
A
A
B
0
B
1
9
F
B
2
6
A
B
5
B
D
B
4
9
A
8
A
B
A
C
A
A
F
B
C
9
0
8
F
E
A
F
A
E
0
A
0
B
6
B
3
9
D
D
A
9
B
8
B
B
7
B
8
B
9
A
B
6
4
6
5
6
2
6
6
6
3
6
7
5
A
6
8
7
4
7
1
7
2
7
3
7
8
7
5
7
6
7
7
ユーザー定義のコードページ
321
7
C
6
9
E
D
E
E
E
B
E
F
5
F
B
F
8
0
F
D
F
E
F
B
F
C
A
D
4
A
5
9
4
4
4
5
4
2
4
6
4
3
4
7
D
0
4
8
5
4
5
1
5
2
5
3
5
8
5
5
5
6
5
7
7
9
4
9
C
D
C
E
C
B
C
F
A
1
E
1
7
0
D
D
D
E
D
B
D
C
8
D
C
0
D
F
外部コードページファイルの指定方法の判断
外部コードページファイルの指定方法を判断できます。
外部コードページファイルの指定方法を判断するには:
1.
ローカルの文字セットで1文字を選択します。
2.
選択した文字について、コードページISO-8859で同等の文字を見つけ、対応する16進
値をメモします。
3.
この16進数値を使用して、作成中のコードページファイルに正しいオフセットを計算
します。
4.
このオフセットで、文字の16進表現を格納します。
5.
ローカルのz/OS文字セットで1を選択します。文字1は、16進形式のx'F1です。
6.
コードページISO-8859で1を見つけ、対応する16進数値を探します。この値は31です。
7.
定義中のコードページでオフセットx'31'を見つけます。このオフセットの場所は行
4、文字2で、オフセットは1からの相対位置です。
8.
その場所でF1を入力します。
Unicodeへのマッピングが存在しないため、定義したスタティックコードページを使用して
以下のタスクを実行することはできません。
¨ PowerExchange Navigatorで行テストを実行してデータを表示する。
¨ 文字をターゲットICUコードページに変換する。
ICUCHECKユーティリティ
ICUCHECKは、PowerExchangeのインストール済み環境で定義されているすべてのコードペー
ジおよびエイリアスを一覧表示します。PowerExchangeコードページ制御テーブルの内容を
ICUデータライブラリに突き合わせてチェックし、違いを一覧表示します。
ICUCHECKを使用して、以下のタスクを実行します。
¨ コードページ制御テーブルの内容を表示します。
¨ 正しいバージョンのICUデータライブラリが使用されており、パスが正しいことを確認
します。
322
第 10章: PowerExchangeのグローバル化
¨ PowerExchangeコードページ制御テーブル内のすべてのICUコードページを、ICUデータ
ライブラリまたはICUデータディレクトリ内のCNVファイルのいずれかからロードできる
ことを確認します。
¨ UNIX上のODBC定義などの他の領域にコピーおよび貼り付けできるICUコンバータ名のス
ペルを検出します。
¨ DB2 CCSID処理にエイリアスが使用可能であることを確認します。
出力ファイルには、使用可能なコードページに関する情報を示すレポートが含まれます。
ICUから以下のレポートが表示されます。
¨ レポート1。単純コードページ向けのPower Exchange制御テーブル
¨ レポート2。 ICUコードページのPowerExchange制御テーブル
¨ レポート3。 ICUで名前と文字サイズ情報の比較
¨ レポート4。 PowerExchangeでICUコードページ情報の比較
¨ レポート5。 PowerExchangeコードページ名とエイリアス
¨ レポート6。 PMlocaleコードページ
¨ レポート7。 制御カウント
¨ レポート8。 エラー
ICUCHECK構文
以下のプログラムを使用して、情報を画面に表示します。
icucheck.exe
Linux、UNIX、またはWindowsでは、以下の構文を使用して、ICUCHECKプログラムを実行し
結果をテキストファイルに書き込みます。
icucheck.exe > icucheck.txt
i5/OSでは、SBMJOBコマンドを使用して、ICUCHECKプログラムを実行します。レポートは
QPRINTファイルに書き込まれます。
z/OSでは、ICUCHECKプログラムを実行する文をジョブのJCLに追加します。レポートは
SYSPRINTファイルに書き込まれます。
レポート1。 単純コードページのPower Exchange制御
テーブル
このレポートには、単純なすべてのコードページのリストが表示されます。単純なコード
ページは、高速変換機能が備えられたシングルバイトのスタティックコードページであ
り、以下の制限があります。
¨ スタティックコードページ間でデータを変換することはできますが、スタティックコー
ドページとICUコードページ間では変換できません。
¨ 文字間では1対1のマッピングのみを使用でき、1対多または多対1のマッピングは使用で
きません。
シングルバイトのスタティックコードページは、1~40の範囲で定義されます。ユーザー定
義のスタティックコードページは、31~40の範囲で定義されます。
ICUCHECKユーティリティ
323
CPN 1「ISO-8859」からCPN 3「IBM-037」へなどのコードページ間の変換を行う場合、オ
ペレーティングシステムによって適切なターゲット値を含む256バイトの変換テーブルが作
成されます。x'31'などの特定の値を変換するには、変換テーブルで値x'31'が検索され、
変換後の値x'F1'が格納されます。
ICU処理をサポートしないシステムでは、スタティックコードページにコードページ間の変
換機能が備えられています。 各スタティックコードページには、他のコードページがICU
の場合に使用される同等のICUコードページが必要です。例えば、CPN 3「IBM-37」からCPN
41「UTF-16LE」にデータを移動する場合、CPN 183「ibm-37_P100-1995」からCPN 41
「UTF-16LE」に変換されます。
以下のレポートは、単純コードページレポート向けのPowerExchange制御テーブルの例で
す。
Report 1 : Power Exchange control table for Simple code pages
=============================================================
NUM_STATIC_CODEPAGES = 41
CPN Name
PMlocale
name
--- ---------------------------001 ISO-8859 Latin1
ISO-8859-1
002 IBM-1047 IBM1047
ibm-1047_P100-1995
003 IBM-037 IBM037
ibm-37_P100-1995
....
PowerCenter name
Space CPN2 ICU Converter
-----------------
----- ----
ISO 8859-1 Western European
20
057
IBM EBCDIC US English IBM1047
40
213
IBM EBCDIC US English IBM037
40
189
このレポートには、以下のカラムが含まれます。
カラム
説明
CPN
PowerExchangeコードページ番号。
名前
コードページの名前。PowerExchangeとPowerCenterは、この
コードページ名を使用してデータを交換します。
PMlocale
文字セットの名前。
Powercenter名
コードページの説明。
スペース
CHARカラムの埋め込みに使用されるスペース文字の16進値。
CPN2
同等のICUコードページのPowerExchangeコードページ番号。
ICUコンバータ
名
同等のICUコードページのコンバータ名。
レポート2。 ICUコードページのPowerExchange制御テ
ーブル
このレポートには、PowerExchangeで認識されるすべてのコードページの詳細が表示されま
す。
324
第 10章: PowerExchangeのグローバル化
以下のコードページ番号の範囲は、ICUコードページ用に確保されています。
¨ CPN範囲41~269。このコードページ範囲は、PowerExchangeでサポートされているICUコ
ードページ、およびICUデータライブラリicudt32.dllに存在するICUコードページに使
用されます。
¨ CPN範囲270~300。
¨ CPN範囲301~340。
カスタムICUコードページの作成
カスタムICUコードページを作成できます。
カスタムICUコードページを作成するには、次の手順に従ってください。
1.
ICU UCMファイルでマッピングを定義します。
2.
makeconvユーティリティを実行して、UCMファイルからバイナリCNVファイルを生成し
ます。
3.
DBMOVERコンフィギュレーションファイルのICUDATADIRパラメータに、バイナリCNVフ
ァイルが存在するディレクトリの名前を入力します。
4.
DBMOVERコンフィギュレーションファイルのICUCONVERTER=(301, ADD...)パラメータ
を使用して、PowerExchangeコードページ制御テーブルにコンバータを追加します。
ICUコードページのPowerExchange制御テーブルのレポートの例
以下のレポートの例は、ICUコードページ向けのPowerExchange制御テーブルです。
Report 2 : Power Exchange control table for ICU code pages
==========================================================
NUM_STATIC_CODEPAGES
= 41
number of ICU code pages = 300
-----------------------------NUMBER_OF_CODEPAGES
= 341
Min
Max
In
: Minimum bytes per character
: Maximum bytes per character
: Increment to column size on top of standard formula
column_size = to_max / (float)fr_min + 0.5)
: Number of aliases
Al
L
: Length of the space character
Space : Hex of the space character used to pad CHAR columns
Flag
Flag
Flag
Flag
Flag
Flag
1
2
3
4
5
6
:
:
:
:
:
:
S
U
A
P
L
X
=
=
=
=
=
=
Are States Used
Endianness Unknown
ASCII, E = EBCDIC
SQL is parsable without translation
Lower case not standard for ASCII/EBCDIC SQL
Supplemental characters beyond UCS_2 plain
CPN Converter name
--- -------------041 UTF-16LE
042 UTF-16
043 UTF-16BE
Endian)
....
Min Max In Al L Space Flags PMlocale
PowerCenter Name
--- --- -- -- - ----- ----- -----------------------1 3 0 10 1 20
A P X UTF-16LE
UTF-16LE encoding of Unicode
2 2 2 0 2 0020
U
X UTF-16 UTF-16 encoding of Unicode
2 2 0 11 2 0020
X UTF-16BE UTF-16 encoding of Unicode (Big
ICUCHECKユーティリティ
325
レポートには、以下のフィールドが含まれます。
フィールド
説明
CPN
PowerExchangeコードページ番号。
コンバータ名
ICUコンバータ名。
最小
文字あたりの最小バイト数。
最大
文字あたりの最大バイト数。
入力
標準式での計算値に加え、バッファサイズに追加される増
分。この増分により、コードページでの先行エスケープシ
ーケンス用のスペースが有効になります。
Al
このコードページのエイリアス数。
L
スペース文字の長さ。
スペース
CHARカラムの埋め込みに使用されるスペース文字の16進
値。
フラグ1:状態
状態バイトが使用される場合は、Sに設定します。以下に
例を示します。
- EBCDICにX'0E'、X'0F'が混在するコードページ
- ISO2022、ISCIIなどのサブバージョンを持つコードペー
ジ
フラグ2:エンデ
ィアンネス不明
整数のエンディアン形式に応じてコードページが異なる意
味を持つ場合は、Uに設定します。たとえば、Windows上の
UTF-16はUTF-16LEを意味しますが、z/OS上のUTF-16は
UTF-16BEを意味します。
フラグ3:ASCII /
EBDIC
文字0~9およびA~Zが7ビットASCIIと互換性がある場合
は、Aに設定します。
文字0~9およびA~ZがIBM-37などの標準EBCDICと互換性が
ある場合は、Eに設定します。
フラグ4:変換な
しで解析可能
不変のSQL文字がASCII/EBCDICタイプの標準と一致してい
る場合は、Pに設定します。
このフラグはODBCレイヤレイヤ内で使用され、そのシステ
ム上でSQLを理解可能であるかどうかを判別します。 例え
ば、PowerCenterがIBM EBCDIC Japanese CP939のSQLを、
コードページISO-8859でコンパイルされたWindowsプログ
ラムに渡す場合は、SQLをASCIIコードページに変換してか
らでないと、「select」、「from」、「where」などのキ
ーワードを認識できません。
フラグ5:小文字
が非標準
326
小文字のa~zがIBM-37などの標準EBCDICと一致しない場合
は、Lに設定します。この問題は、一部の日本語コードペ
ージに影響を及ぼします。変換前にSQLを強制的に大文字
にすることによって、この問題に対処できる場合もありま
す。
第 10章: PowerExchangeのグローバル化
フィールド
説明
フラグ6:補足文
字
UCS_2を超える補足文字がコードページに含まれる場合
は、Xに設定します。
PMlocale
PowerCenterで認識されるコードページ名。
Powercenter名
コードページのPowerCenter名。このコードページを使用
して、PowerExchangeとPowerCenterの間でデータを渡すこ
とができます。
レポート3。 ICUで名前と文字サイズ情報の比較
このレポートには、PowerExchangeコードページ制御テーブルに定義されているコードペー
ジごとに以下の情報が表示されます。
¨ コンバータのタイプ。この値はICUから取得されます。
¨ コンバータのカノニカル名。この値はICUから取得され、PowerExchangeコードページ名
と異なる場合に出力されます。
¨ 各文字の最小バイト数および最大バイト数。これらの値はICUから取得されます。
PowerExchangeで使用される値と異なる場合は、差異にフラグが立ちます。
ICUデータライブラリのDLLにコードページが存在せず、カスタムICUコードページのCNVフ
ァイルがICUデータディレクトリに存在しない場合は、エラーメッセージに
U_FILE_ACCESS_ERRORが発行されます。
以下のレポートの例は、ICUでの名前および文字サイズ情報を比較します。
Report 3 : Comparing PWX name, character size information with ICU
==================================================================
ICU version
= 3.2
If different from control array...
Min
= I18N_min_char_size result
Max
= I18N_max_char_size result
Canonical name = I18N_canon_conv_name result
CPN Converter name
--- -------------041 UTF-16LE
042 UTF-16LE
043 UTF-16LEBE
....
Convert. type Min Max Supplementals
------------- --- --- ------------UTF8
contains supplementals
UTF16
contains supplementals
UTF16_BigEnd.
contains supplementals
レポートには、以下のフィールドが含まれます。
フィールド
説明
CPN
PowerExchangeコードページ番号。
コンバータ
名
ICUコンバータ名。
ICUCHECKユーティリティ
327
フィールド
説明
コンバータ
のタイプ
ICUコンバータのタイプ。
最小
PowerExchangeの値と異なる場合の、ICU APIに従った各文字の最
小バイト数。
最大
PowerExchangeの値と異なる場合の、ICU APIに従った各文字の最
大バイト数。
補足
補足情報。
レポート4。 PowerExchangeでICUコードページ情報の
比較
このレポートには、ICUコンバータ数が表示されます。
ICUCHECK.EXEは、ICUINFO.EXEプログラムに似た方法を使用してICUデータライブラリ内の
すべてのコードページを繰り返し渡します。コードページごとに、PowerExchangeコードペ
ージ制御テーブル内で一致するエントリが検索され、CPNとPowerCenter名が表示されま
す。
PowerExchange内で一致するエントリが見つからない場合は、以下のメッセージが表示され
ます。
*** ICU converter not used
一致するエントリが見つかった場合は、以下のメッセージが生成されます。
Report 4 : Comparing ICU code page information with PWX
=======================================================
Number of ICU converters=235
Converter name
-------------UTF-16LE
UTF-16LE
UTF-16LEBE
....
Min Max Converter type
CPN
--- --- ---------------1 3 UTF8
041
2 2 UTF16
042
2 2 UTF16_BigEndian
043
レポートには、以下のカラムが含まれます。
328
カラム
説明
コンバータ
名
ICUコンバータ名。
最小
PowerExchangeの値と異なる場合の、ICU APIに従った各文字の最
小バイト数。
最大
PowerExchangeの値と異なる場合の、ICU APIに従った各文字の最
大バイト数。
第 10章: PowerExchangeのグローバル化
カラム
説明
コンバータ
のタイプ
ICUコンバータのタイプ。
CPN
PowerExchangeコードページ番号。
レポート5。 PowerExchangeコードページ名とエイリア
ス
このレポートには、コードページに関連付けられたPowerExchange番号が表示されます。こ
のレポートは、エイリアス名別に昇順で配置されます。
PowerExchangeは、以下の場合にエイリアスを使用します。
¨ DB2では、CCSIDメンバの先頭にプレフィックス「cp」を追加して、コードページの検索
に使用されるエイリアスを形成します。例えば、DB2のCCSIDが300の場合、それをエイ
リアス「cp300」に変更してから、PowerExchange CPN 252を検索するエイリアスをル
ックアップします。
¨ エイリアスを使用したPowerExchange CODEPAGE構成パラメータを、以下のように指定で
きます。
CODEPAGE=(IBM-37,CP930,CP930)
このような状況でエイリアスを使用する場合は、「cp」形式のエイリアスまたは
PowerCenter名をお勧めします。
EBCDICコードページはASCIIに比べて一般的ではありません。通常、EBCDICコードページに
は、エイリアスにリテラル「EBCDIC」が存在します。以下の例に、デンマークEBCDICのデ
ンマークコードページのエイリアスを示します。
191 EBCDIC-CP-DK
191 ebcdic-dk
225 ebcdic-dk-277+euro
複数のコードページで同じエイリアスを定義しないでください。低いCPN番号のコードペー
ジのみが使用されます。
ICUALIASパラメータを使用して、エイリアス定義を変更できます。
以下のレポートの例は、PowerExchangeコードページ名とエイリアスです。
Report 5 : Power Exchange Code page Names and Aliases
=====================================================
Number of Aliases = 1142
CPN Alias name
--- ---------058 7-bit ASCII
171 Adobe Latin1 Encoding
171 AdobeLatin1Encoding
170 AdobeStandardEncoding
....
Alias type
---------PM CP long description
PM CP long description
ICUCHECKユーティリティ
329
レポートには、以下のカラムが含まれます。
役職
説明
CPN
PowerExchangeコードページ番号。
エイリアス名
ICUコンバータ名。
エイリアスタイプ
コードページエイリアスのタイプ。
レポート6。 PMロケールコードページ
以下のレポートの例は、PMロケールコードページです。
Report 6 : PM locale Code Pages
===============================
id
-1
4
5
6
....
name
---US-ASCII
Latin1
ISO-8859-2
ISO-8859-3
description
----------7-bit ASCII
ISO 8859-1 Western European
ISO 8859-2 Eastern European
ISO 8859-3 Southeast European
PWX codepages
------------US-ASCII
ISO-8859,ISO-8859-1
ibm-912_P100-1995
ibm-913_P100-2000
レポートには、以下のカラムが含まれます。
カラム
説明
id
コードページのID番号。
名前
コードページの名前。
説明
コードページの説明。
PWX codepages
同等のPowerExchangeコードページ。
レポート7。 制御カウント
このレポートには、タイプ別のコードページ数のサマリ統計が表示されます。
以下のレポートは、制御カウントです。
Report 7 : Control counts
=========================
330
CPN 001-030: Simple code pages
CPN 031-040: User-defined Simple code pages
CPN 041-300: ICU code pages
CPN 301-340: User-defined ICU code pages
----------------------------CPN 001-340: Total code pages
16
10
235
0
--261
Simple code pages with PMlocales
ICU
code pages with PMlocales
----------------------------Total code pages with PMLocales
16
212
--228
第 10章: PowerExchangeのグローバル化
Most aliases for a code page
Code page with the most aliases
11
43 (UTF-16BE)
PowerCenter PMLocales not mapped to PWX
....
32
レポート8。 エラー
以下のレポートは、エラーと警告です。
Report 8 : Errors
=================
PWX PMLocales not in PowerCenter
--------------------------------------------------Total errors
---------------------------------------------------
: 3
: --: 3
: ---
Return code set = 71 because errors were met
PowerExchangeと共に出荷されるコードペー
ジ
異なる言語をサポートするため、PowerExchangeと共に以下のタイプのコードページが出荷
されます。
¨ シングルバイトのPowerExchangeスタティックコードページ
¨ ICUバージョン3.2.1のコードページ
¨ 追加の日本語ICUコードページ
ICUは、IBMのオープンソース開発プロジェクトです。ICUの詳細については、ICUのWebサイ
ト http://icu.sourceforge.net/userguide/icudata.htmlを参照してください。
PowerExchangeスタティックコードページ
以下の表に、PowerExchangeと共に出荷されるシングルバイトのスタティックコードページ
を示します。
コードページ
一般的な使用
ISO-8859
UNIXおよびWindows
IBM-037
米国、カナダ、ブラジル
IBM-273
ドイツ、オーストリア
IBM-277
デンマーク、ノルウェー
IBM-278
フィンランド、スウェーデン
PowerExchangeと共に出荷されるコードページ
331
コードページ
一般的な使用
IBM-280
イタリア
IBM-284
スペイン、ラテンアメリカ諸国
IBM-285
United Kingdom
IBM-297
フランス
IBM-424
現代ヘブライ語
IBM-500
インターナショナル
IBM-870
ポーランド語
IBM-1047
Latin 1/オープンシステム
MS-1250
中央ヨーロッパ(ポーランド)向けの PC の地域オプション設
定
注:
「IBM-」で始まるコードページは、z/OSおよびi5/OSシステムに関係します。
すべてのサポートされるUnicode文字を処理するコード
ページ
以下の表に、Unicodeでサポートされるすべての文字を処理するICUコードページを示しま
す。
332
名前
一般的な使用
バイト単位の文字長
BOCU-1
電子メール
3+
CESU-8
圧縮
3+
IMAP-mailbox-name
電子メール
3+
SCSU
圧縮
3+
UTF-16LE
2
UTF16_OppositeEndian
2
UTF16_PlatformEndian
2
UTF-16LEBE
データベース
2
UTF-16LELE
データベース
2
第 10章: PowerExchangeのグローバル化
名前
一般的な使用
バイト単位の文字長
UTF-32
4
UTF32_OppositeEndian
4
UTF32_PlatformEndian
4
UTF-32BE
4
UTF-32LE
4
UTF-7
電子メール
3+
UTF-16LE
データベース
3+
コードページUTF-16LEおよびUTF-32には、文字のバイトオーダーマーカ(BOM)シーケンス
がデータの前に含まれます。これらのコードページは、ファイル全体のエンコードに便利
ですが、UTF-16LEBEおよびUTF-16LELEが一般的に使用されるデータベースまたは文字が16
ビットの整数で定義されるデータベースではほとんど使用されません。
LinuxおよびWindowsシステムでは、UTF-16LELEなどのリトルエンド(LE)コードページが
使用されます。
Unix、i5/OS、およびz/OSでは、UTF-16LEBEなどのビッグエンド(BE)コードページが使
用されます。
PowerExchangeでは、基本プレーンの上に定義される補足文字<U00FFFF>はサポートしてお
らず、2つの代用NUM16整数で形成されます。PowerExchangeで補足文字が検出されると、無
効な文字として処理され、代替文字で置き換えられます。
ASCIIエンコードに基づいたコードページ
以下の表に、文字X'00'~X'7F'に7ビットのASCII値を使用するICUコードページを示しま
す。
名前
一般的な使用
バイト単位の文字長
ibm-1089_P100-1995
アラビア語
1
ibm-1256_P110-1997
アラビア語
1
ibm-5352_P100-1998
アラビア語
1
windows-1256-2000
アラビア語
1
ibm-1257_P100-1995
バルト語
1
ibm-5353_P100-1998
バルト語
1
PowerExchangeと共に出荷されるコードページ
333
334
名前
一般的な使用
バイト単位の文字長
ibm-901_P100-1999
バルト語
1
ibm-914_P100-1995
バルト語
1
ibm-921_P100-1995
バルト語
1
ibm-9449_P100-2002
バルト語
1
ibm-1131_P100-1997
ベラルシア語
1
ibm-1250_P100-1995
中欧および東欧
1
ibm-912_P100-1995
中欧および東欧
1
ibm-913_P100-2000
中欧および東欧
1
ibm-5346_P100-1998
中欧および東欧
1
gb18030
中国語
3+
ibm-964_P110-1999
中国語
3+
HZ
中国語(簡体字)
3+
ibm-1381_P110-1999
中国語(簡体字)
1~2
ibm-1383_P110-1999
中国語(簡体字)
1~2
ibm-1386_P100-2002
中国語(簡体字)
1~2
ibm-5478_P100-1995
中国語(簡体字)
2
windows-936-2000
中国語(簡体字)
1~2
ibm-1373_P100-2002
中国語(繁体字)
1~2
ibm-1375_P100-2003
中国語(繁体字)
1~2
ibm-950_P110-1999
中国語(繁体字)
1~2
windows-950-2000
中国語(繁体字)
1~2
ibm-1251_P100-1995
キリル語
1
ibm-5347_P100-1998
キリル語
1
ibm-915_P100-1995
キリル語
1
ibm-902_P100-1999
エストニア語
1
第 10章: PowerExchangeのグローバル化
名前
一般的な使用
バイト単位の文字長
ibm-922_P100-1999
エストニア語
1
ibm-923_P100-1998
エストニア語
1
ibm-1098_P100-1995
ペルシア語
1
ibm-1253_P100-1995
ギリシア語
1
ibm-4909_P100-1999
ギリシア語
1
ibm-5349_P100-1998
ギリシア語
1
ibm-813_P100-1995
ギリシア語
1
ibm-1255_P100-1995
ヘブライ語
1
ibm-5351_P100-1998
ヘブライ語
1
ibm-916_P100-1995
ヘブライ語
1
ibm-9447_P100-2002
ヘブライ語
1
ibm-1006_P100-1995
インド
1
ibm-33722_P120-1999
日本語
3+
ibm-33722_P12A-1999
日本語
3+
ibm-942_P12A-1999
日本語
1~2
ibm-943_P130-1999
日本語
1~2
ibm-943_P15A-2003
日本語
1~2
ibm-954_P101-2000
日本語
3+
ibm-1363_P110-1997
韓国語
1~2
ibm-1363_P11B-1998
韓国語
1~2
ibm-949_P110-1999
韓国語
1~2
ibm-949_P11A-1999
韓国語
1~2
ibm-970_P110-1995
韓国語
1~2
ibm-971_P100-1995
韓国語
2
windows-1361-2000
韓国語
1~2
PowerExchangeと共に出荷されるコードページ
335
名前
一般的な使用
バイト単位の文字長
windows-949-2000
韓国語
1~2
ibm-1133_P100-1997
ラオス語
1
iso-8859_10-1998
スウェーデン語
1
ibm-1162_P100-1999
タイ語
1
ibm-874_P100-1995
タイ語
1
windows-874-2000
タイ語
1
ibm-1254_P100-1995
トルコ語
1
ibm-5350_P100-1998
トルコ語
1
ibm-920_P100-1995
トルコ語
1
ibm-1124_P100-1996
ウクライナ語
1
ibm-1125_P100-1997
ウクライナ語
1
ibm-1051_P100-1995
英語および国際語
1
ibm-1252_P100-2000
英語および国際語
1
ibm-367_P100-1995
英語および国際語
1
ibm-5348_P100-1997
英語および国際語
1
ISO-8859-1
英語および国際語
1
US-ASCII
英語および国際語
1
ibm-1129_P100-1997
ベトナム語
1
ibm-1258_P100-1997
ベトナム語
1
ibm-5354_P100-1998
ベトナム語
1
正式な7ビットのASCII文字は、コードページUS-ASCIIおよびibm-367_P100-1995で定義さ
れます。
EBCDICエンコードに基づいたICUコードページ
以下の表に、以下のいずれかの条件を満たすICUコードページを示します。
¨ 標準のEBCDIC範囲であるx'81~x'a9'、x'c1'~x'e9、x'f0~x'f9で、文字a~z、A~
Z、および0~9をサポートしていること。
336
第 10章: PowerExchangeのグローバル化
¨ 標準のEBCDICコードページで使用されるダブルバイト文字であること。
名前
一般的な使用
バイト単位の文字長
ibm-16804_X110-1999
アラビア語
1
ibm-16804_X110-1999,swa
plfnl
アラビア語
1
ibm-420_X120-1999
アラビア語
1
ibm-918_P100-1995
アラビア語
1
ibm-1112_P100-1995
バルト語
1
ibm-500_P100-1995
ベルギー、スイス
1
ibm-1156_P100-1999
中欧および東欧
1
ibm-13124_P100-1995
中国語(簡体字)
1
ibm-1388_P103-2001
中国語(簡体字)
1~2
ibm-4933_P100-2002
中国語(簡体字)
2
ibm-836_P100-1995
中国語(簡体字)
1
ibm-837_X100-1995
中国語(簡体字)
2
ibm-935_P110-1999
中国語(簡体字)
1~2
ibm-1159_P100-1999
中国語(繁体字)
1
ibm-1371_P100-1999
中国語(繁体字)
1~2
ibm-835_X100-1995
中国語(繁体字)
2
ibm-937_P110-1999
中国語(繁体字)
1~2
ibm-1025_P100-1995
キリル語
1
ibm-1123_P100-1995
キリル語
1
ibm-1154_P100-1999
キリル語
1
ibm-1158_P100-1999
キリル語
1
ibm-1142_P100-1997
デンマーク語
1
ibm-1142_P100-1997,swap
lfnl
デンマーク語
1
PowerExchangeと共に出荷されるコードページ
337
338
名前
一般的な使用
バイト単位の文字長
ibm-277_P100-1995
デンマーク語
1
ibm-1137_P100-1999
デバナガリ文字
1
ibm-1122_P100-1999
エストニア語
1
ibm-1157_P100-1999
エストニア語
1
ibm-1097_P100-1995
ペルシア語
1
ibm-1147_P100-1997
フランス語
1
ibm-1147_P100-1997,swap
lfnl
フランス語
1
ibm-297_P100-1995
フランス語
1
ibm-1141_P100-1997
ドイツ語
1
ibm-273_P100-1995
ドイツ語
1
ibm-4971_P100-1999
ギリシア語
1
ibm-875_P100-1995
ギリシア語
1
ibm-12712_P100-1998
ヘブライ語
1
ibm-12712_P100-1998,swa
plfnl
ヘブライ語
1
ibm-424_P100-1995
ヘブライ語
1
ibm-4899_P100-1998
ヘブライ語
1
ibm-803_P100-1999
ヘブライ語
1
ibm-1149_P100-1997
アイスランド語
1
ibm-1149_P100-1997,swap
lfnl
アイスランド語
1
ibm-871_P100-1995
アイスランド語
1
ibm-1144_P100-1997
イタリア語
1
ibm-1144_P100-1997,swap
lfnl
イタリア語
1
ibm-280_P100-1995
イタリア語
1
第 10章: PowerExchangeのグローバル化
名前
一般的な使用
バイト単位の文字長
ibm-1390_P110-2003
日本語
1~2
ibm-1399_P110-2003
日本語
1~2
ibm-16684_P110-2003
日本語
2
ibm-290_P100-1995
日本語
1
ibm-5123_P100-1999
日本語
1
ibm-8482_P100-1999
日本語
1
ibm-930_P120-1999
日本語
1~2
ibm-939_P120-1999
日本語
1~2
infa-FujitsuJEF
日本語
1~2
infa-FujitsuJEF_kana
日本語
1~2
infa-HitachiKEIS
日本語
1~2
infa-HitachiKEIS_kana
日本語
1~2
infa-jipse
日本語
1~2
infa-jipse_kana
日本語
1~2
infa-jp_ebcdic
日本語
1~2
infa-jp_ebcdik
日本語
1~2
infa-melcom
日本語
1~2
infa-melcom_kana
日本語
1~2
infa-unisys
日本語
1~2
infa-unisys_kana
日本語
1~2
ibm-13121_P100-1995
韓国語
1
ibm-1364_P110-1997
韓国語
1~2
ibm-833_P100-1995
韓国語
1
ibm-834_P100-1995
韓国語
2
ibm-933_P110-1995
韓国語
1~2
PowerExchangeと共に出荷されるコードページ
339
340
名前
一般的な使用
バイト単位の文字長
ibm-1132_P100-1998
ラオス語
1
ibm-870_P100-1995
ポーランド語
1
ibm-1153_P100-1999
ルーマニア語
1
ibm-1153_P100-1999,swap
lfnl
ルーマニア語
1
ibm-1145_P100-1997
スペイン語
1
ibm-1145_P100-1997,swap
lfnl
スペイン語
1
ibm-284_P100-1995
スペイン語
1
ibm-1143_P100-1997
スウェーデン語
1
ibm-1143_P100-1997,swap
lfnl
スウェーデン語
1
ibm-278_P100-1995
スウェーデン語
1
ibm-1160_P100-1999
タイ語
1
ibm-838_P100-1995
タイ語
1
ibm-1026_P100-1995
トルコ語
1
ibm-1155_P100-1999
トルコ語
1
ibm-1146_P100-1997
英語(英国)
1
ibm-1146_P100-1997,swap
lfnl
英語(英国)
1
ibm-285_P100-1995
英語(英国)
1
ebcdic-xml-us
英語および国際語
1
ibm-1047_P100-1995
英語および国際語
1
ibm-1047_P100-1995,swap
lfnl
英語および国際語
1
ibm-1140_P100-1997
英語および国際語
1
ibm-1140_P100-1997,swap
lfnl
英語および国際語
1
第 10章: PowerExchangeのグローバル化
名前
一般的な使用
バイト単位の文字長
ibm-1148_P100-1997
英語および国際語
1
ibm-1148_P100-1997,swap
lfnl
英語および国際語
1
ibm-37_P100-1995
英語および国際語
1
ibm-37_P100-1995,swaplf
nl
英語および国際語
1
ibm-1130_P100-1997
ベトナム語
1
ibm-1164_P100-1999
ベトナム語
1
コードページはIBM定義に基づいており、i5/OSおよびz/OSで使用されます。
IBMは、CCSID番号を使用してコードページを頻繁に記述します。PowerExchangeは、CPで
始まるエイリアスを使用してCCSIDと突き合わせます。例えば、「CP930」はCCSID 930およ
びICUコンバータibm-930_P120-1999と一致します。
IBMは、CCSID番号に4096を追加して頻繁に改訂を示します。以下に例を示します。
CCSID 300 and CCSID 16684 are related (16684 = 300 + 4096 * 4)
以下の表の各行に、i5/OSまたはz/OS上の同じDB2テーブルで使用できるCCSIDを示します。
一般的な使用
シングルバイ
トの
ダブルバイト
の
混在長の
SCCSID
GCCSID
カラム
カラム
カラム
日本語 - 拡張英語
1027
300
939
日本語 - 拡張カタカナ
290
300
930
日本語 - カタカナ - 漢
字
8482
16684
1390
日本語 - ラテン語 - 漢
字
5123
16684
1399
韓国語
833
834
933
韓国語
13121
4390
1364
簡体字中国語
836
837
935
簡体字中国語
13124
4933
1388
MCCSID
PowerExchangeと共に出荷されるコードページ
341
一般的な使用
シングルバイ
トの
ダブルバイト
の
混在長の
SCCSID
GCCSID
カラム
カラム
カラム
繁体字中国語
28709
835
937
繁体字中国語(IBM
Big-5)
1114
947
950
MCCSID
特殊なICUコードページ
以下の表に、特殊なコンテキストで使用されるICUコードページを示します。
342
名前
一般的な使用
バイト単位の文字長
ibm-1276_P100-1995
Adobe
1
ibm-1277_P100-1995
Adobe
1
macos-0_2-10.2
Apple - 英語および国際語
1
macos-2566-10.2
Apple - 東アジア
1~2
macos-29-10.2
Apple - 中央および東ヨー
ロッパ
1
macos-35-10.2
Apple - トルコ語
1
macos-6-10.2
Apple - ギリシャ語
1
macos-7_3-10.2
Apple - キリル語
1
ibm-437_P100-1995
DOS
1
ibm-850_P100-1995
DOS
1
ibm-851_P100-1995
DOS - ギリシャ語
1
ibm-852_P100-1995
DOS
1
ibm-855_P100-1995
DOS - キリル語
1
ibm-856_P100-1995
DOS - ヘブライ語
1
ibm-857_P100-1995
DOS - トルコ語
1
ibm-858_P100-1997
DOS
1
ibm-860_P100-1995
DOS - ポルトガル語
1
第 10章: PowerExchangeのグローバル化
名前
一般的な使用
バイト単位の文字長
ibm-861_P100-1995
DOS - アイスランド語
1
ibm-862_P100-1995
DOS - ヘブライ語
1
ibm-863_P100-1995
DOS - カナダフランス語
1
ibm-864_X110-1999
DOS - アラビア語
1
ibm-865_P100-1995
DOS - 北欧
1
ibm-866_P100-1995
DOS - ロシア語
1
ibm-867_P100-1998
DOS - ヘブライ語
1
ibm-868_P100-1995
DOS
1
ibm-869_P100-1995
DOS - ギリシア語
1
ibm-878_P100-1996
DOS - ロシア語
1
ibm-897_P100-1995
DOS - 日本語
1
ISCII,version=0
ISCII - デバナガリ文字
3+
ISCII,version=1
ISCII - ベンガル語
3+
ISCII,version=2
ISCII - グルムキー文字
3+
ISCII,version=3
ISCII - グジュラティ語
3+
ISCII,version=4
ISCII - オライ語
3+
ISCII,version=5
ISCII - タミル語
3+
ISCII,version=6
ISCII - テルグ語
3+
ISCII,version=7
ISCII - カナダ語
3+
ISCII,version=8
ISCII - マラヤーラム語
3+
ISO_2022,locale=ja,v
ersion=0
ISO2022 - 日本語
3+
ISO_2022,locale=ja,v
ersion=1
ISO2022 - 日本語
3+
ISO_2022,locale=ja,v
ersion=2
ISO2022 - 日本語
3+
PowerExchangeと共に出荷されるコードページ
343
344
名前
一般的な使用
バイト単位の文字長
ISO_2022,locale=ja,v
ersion=3
ISO2022 - 日本語
3+
ISO_2022,locale=ja,v
ersion=4
ISO2022 - 日本語
3+
ISO_2022,locale=ko,v
ersion=0
ISO2022 - 韓国語
3+
ISO_2022,locale=ko,v
ersion=1
ISO2022 - 韓国語
3+
ISO_2022,locale=zh,v
ersion=0
ISO2022 - 中国語
3+
ISO_2022,locale=zh,v
ersion=1
ISO2022 - 中国語
3+
LMBCS-1
Lotus Notes
1~2
LMBCS-11
Lotus Notes - タイ語
1~2
LMBCS-16
Lotus Notes - 日本語
1~2
LMBCS-17
Lotus Notes - 韓国語
1~2
LMBCS-18
Lotus Notes - 中国語
1~2
LMBCS-19
Lotus Notes - 中国語
1~2
LMBCS-2
Lotus Notes - ギリシア語
1~2
LMBCS-3
Lotus Notes - ヘブライ語
1~2
LMBCS-4
Lotus Notes - アラビア語
1~2
LMBCS-5
Lotus Notes - キリル語
1~2
LMBCS-6
Lotus Notes - 中央および
東ヨーロッパ
1~2
LMBCS-8
Lotus Notes - トルコ語
1~2
第 10章: PowerExchangeのグローバル化
変換エラーおよび特殊な状況の処理
このセクションでは、変換エラーの処理方法およびデータベースで予期されるコードペー
ジ以外のコードページの使用方法について説明します。この情報は、現実の状況に基づい
ています。
コードページ変換エラー
文字を1つのコードページから別のコードページに変換できない場合、デフォルトにより
ICUは現在のコードページの代替値で文字を置き換えます。一般に、この代替値はx'1A'ま
たはx'3F'などの16進値です。
以下の場合には、文字の変換ができなくなります。
¨ 文字がソースコードページに対して有効でない場合。誤ったコードページでデータ記述
すると、この状態になります。
¨ 文字がソースコードページに対しては有効でも、同等の文字がターゲットコードページ
に存在しない場合。マルチバイトの文字をシングルバイトのターゲットコードページに
変換する場合によく生じる状態です。
初期化時にコードページの変換エラーが発生すると、PowerExchangeはデータベースの接続
またはテーブルの記述を中断します。カラムまたはパラメータデータが変換されない場
合、PowerExchangeは代替文字を使用します。
以下の表に、コンテキストによる変換エラーをまとめます。
データタイプおよび
コンテキスト
結果
アクション
初期化時のデータベ
ース、テーブル、カ
ラム、およびファイ
ルの名前。
処理は中断されます。
制御コードページを
確認します。
接続処理時のユーザ
ーIDおよびパスワー
ド。
処理は中断されます。
制御コードページを
確認します。
記述処理時のSQL。
処理は中断されます。
SQLコードページを確
認します。
選択処理時のカラム
データ。
認識されない文字が、16進値
のターゲットコードページの
代替文字と置き換えられま
す。
データコードページ
を確認します。
DTLDescribeカラムを
使用して、ソースデ
ータが正しく記述さ
れていることを確認
します。
変換エラーおよび特殊な状況の処理
345
データタイプおよび
コンテキスト
結果
アクション
処理は継続します。
削除、挿入、選択、
更新処理時のパラメ
ータ。
認識されない文字が、16進値
のターゲットコードページの
代替文字と置き換えられま
す。
処理は継続します。
データコードページ
を確認します。
DTLDescribeカラムを
使用して、ソースお
よびターゲットデー
タが正しく記述され
ていることを確認し
ます。
コードページ内の予期しないデータ
データベースメタデータで指定されたコードページ以外のコードページにデータをロード
すると、PowerExchangeまたはデータベースに備えられている変換ツールを使用してデータ
を変換するときに問題が生じる可能性があります。コードページがすでにサポートされて
いる場合は、ユーザー定義のコードページを追加する必要はありません。
PowerExchange Listenerが動作するシステム上のDBMOVERコンフィギュレーションファイル
のICUALIASパラメータを使用して、デフォルトの内部コードページ番号を必要な内部コー
ドページ番号に置き換えることができます。 この手順によって問題のCCSIDのすべてのデ
ータが新しいコードページに再マップされるため、複数のコードページに問題のデータが
ある場合は複数のポートで複数のPowerExchange Llistenerを実行する必要がある場合が
あります。
データマップを個別に異なるコードページに関連付けることもできます。 その後、CDC処
理で、DB2データマップを対応する抽出マップに統合することができます。 この方法を使
用すると、複数のポートで複数のListenerを使用する必要はありません。
コードページマッピングをテストするには、最初にデータベース行のテストを実行しま
す。 行のテストで予期した結果が得られたら、UTF8コードページのフラットファイルター
ゲットでPowerCenterワークフローを作成できます。 ワークフローで求めた結果が得られ
たら、リレーショナルターゲットでワークフローを作成できます。
例1: ICUALIASを使用したThai 878へのCCSID 37の再マップ
この例では、データを異なる場所からDB2 for i5/OSテーブルに統合する必要があります。
CCSIDは37に設定されていますが、データは、ICUコンバータibm-838_P100-1995が使用さ
れている、内部コードページ番号222のEBCDIC Thaiコードページにあります。
ICUALIAS文をDBMOVERコンフィギュレーションファイルに追加することによって、関連付け
られているPowerExchange Listenerを使用してアクセスする、すべてのDB2テーブルのThai
コードページにCCSID 37を再マップできます。
346
第 10章: PowerExchangeのグローバル化
データを再マップし、それをUTF8のフラットファイルに抽出するには、以下の手順に従い
ます。
1.
問題のあるコードページごとに、別個のPowerExchange Listenerを作成します。
PowerExchange Listenerごとに異なるi5/OSポートおよびDBMOVER構成ファイルが存在
することを確認します。
2.
Thaiデータへのアクセスに使用されるPowerExchange ListenerのDBMOVERコンフィギ
ュレーションファイルに以下の文を含めます。
ICUALIAS=(003,DELETE,CP37)
ICUALIAS=(189,DELETE,CP37
ICUALIAS=(222,ADD,CP37)
これらの文はそれぞれ、以下の処理を行います。
¨ IBM-037という名前の非ICUコンバータを使用して、CCSID 37と内部コードページ3
の間のデフォルトのマッピングを削除する
¨ ibm-37_P100-1995という名前のICUコンバータを使用して、CCSID 37と内部コード
ページ189の間のデフォルトのマッピングを削除する
¨ ibm-838_P100-1995という名前のICUコンバータを使用して、CCSID 37と内部コー
ドページ番号222の間にマッピングを追加する
3.
PowerExchange NavigatorからDTLDESCRIBE COLUMNSコマンドを実行して、データが必
要な内部コードページ番号を使用して記述されていることを確認します。
4.
PowerExchange Navigatorからデータベース行テストを実行して、データを表示しま
す。
5.
PowerCenterワークフローを作成および実行して、データをUTF-16LEのフラットファ
イルにコピーします。 フラットファイルを表示して、文字が失われていないことを確
認します。
例2: DB2データマップを使用したThai CCSID 87へのCCSID 37の
再マップ
この例では、前の例のように、データを異なる場所からDB2 for i5/OSテーブルに統合する
必要があります。 CCSIDは37に設定されていますが、データは、ICUコンバータ
ibm-838_P100-1995が使用されている、内部コードページ番号222のEBCDIC Thaiコードペ
ージにあります。
1.
アクセス方式がDB2のデータマップを追加します。 [レコード定義のインポート]オ
プションを選択して、テーブルのカラムをインポートします。
2.
CHARカラムとVARCHARカラムそれぞれのコードページを必要なコードページに修正する
か、マップ内のCHARカラムとVARCHARカラムに反映されるように、データマッププロパ
ティ内の必要なコードページを設定します。
3.
PowerExchange NavigatorからDTLDESCRIBE COLUMNSコマンドを実行して、データが必
要な内部コードページ番号を使用して記述されていることを確認します。
4.
PowerExchange Navigatorからデータベース行テストを実行して、データを表示しま
す。
5.
PowerCenterワークフローを作成および実行して、データをUTF-16LEのフラットファ
イルにコピーします。 フラットファイルを表示して、文字が失われていないことを確
認します。
変換エラーおよび特殊な状況の処理
347
6.
DB2変更データをキャプチャする場合は、ユーザー定義の抽出マップを追加します。
ユーザー定義の抽出マップを追加するには、PowerExchange Navigatorで抽出グルー
プを開きます。 リソースエクスプローラの[抽出グループ]タブで、抽出グループを
右クリックし、[抽出定義の追加]をクリックします。
抽出マップの追加後、データマップを抽出マップと統合します。 この方法では、変更
データで変更されたコードページも使用されます。
7.
DB2変更データについて、手順3から5までを繰り返します。
タイプ1のフォールバックマッピングとマル
チバイトデータ
IBM以外のコードページのデータをz/OSまたはi5/OSターゲットシステムに書き込む
PowerCenterセッションでは、タイプ1のフォールバックマッピングを有効にすることによ
って、より正確な文字変換を実現することができます。 タイプ1のフォールバックマッピ
ングを有効にするには、DBMOVERコンフィギュレーションファイルで
USE_TYPE1_FALLBACKS=Yを定義します。
例えば、PowerCenterセッションがSQL ServerデータソースからPowerExchange z/OSター
ゲットにデータを書き込む場合、半角チルダや半角ダッシュなどの句読文字に異なる
Unicode値が使用されます。 タイプ1のフォールバックマッピングを有効にしなかった場合
は、z/OSターゲットで代替文字になる場合があります。 ただし、Linux、UNIX、または
Windowsシステム上のDBMOVERファイルでUSE_TYPE1_FALLBACKS=Yを定義すると、z/OSター
ゲットでは問題になる代替文字ではなく使用可能な最も近い文字になります。
348
第 10章: PowerExchangeのグローバル化
第 11 章
PowerExchange ODBCドライ
バの使用
この章では、以下の項目について説明します。
¨ PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ, 349 ページ
¨ Windows上でのODBCデータソースの作成, 365 ページ
¨ UNIX上でのODBCデータソースの作成, 367 ページ
¨ SQLエスケープシーケンス, 369 ページ
PowerExchange ODBCドライバのデータソース
パラメータ
LinuxまたはUNIX上のODBC.iniファイル内でPowerExchange ODBCドライバパラメータを定
義して、PowerExchange ODBCドライバを定義します。
Windows上でPowerExchange ODBCドライバを定義する際は、 付録 A, 「PowerExchangeデ
ータソースウィザード」 (ページ381)を参照してください。
全般的なPowerExchange ODBCドライバパラメータ
LinuxまたはUNIX上で全般的なPowerExchange ODBCドライバパラメータをodbc.iniファイ
ルに入力します。
以下の表に、これらの全般的なパラメータを示します。
パラメータ
デフォ
ルト
トークン
使用方法
CAPXIMAGETYPE
なし
BA、AI、ま
たはTU
PowerExchange CDCまたはライブ
データにアクセスするためのキャ
349
パラメータ
デフォ
ルト
トークン
使用方法
プチャ画像タイプ。 次のオプショ
ンがあります。
- BA。操作前の画像データ、最新
の変更の前、および操作後の画
像データ、最新の変更の後をキ
ャプチャします。 操作前の画像
データは、レコードの削除を強
制するアクション文字が付属し
ています。 操作後の画像データ
(変更データを含む)は、挿入
操作の形式です。
- AI。操作後の画像のみをキャプ
チャします。
- TU。操作前/操作後の画像をキャ
プチャします(発生時)。 操作
前の画像データを使用すると、
アプリケーションは、要求以降
にレコード内で何も変更されて
いないことを確認できます。 操
作後の画像データは、更新操作
として表示されます。 更新は完
全画像ですが、これを取得する
アプリケーションは、BAで発生
する場合と同様に、ターゲット
レコードを削除して新しく挿入
する代わりに、ターゲットレコ
ードを変更することができま
す。
350
CAPXTYPE
なし
COMPATIBILITY
なし
SLまたはRS
第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用
抽出のタイプ。 次のオプションが
あります。
- SL。 z/OSのリスタートトークン
またはi5/OSのチェックポイント
タイムスタンプのいずれかによ
って、直前の抽出が終了したポ
イントから抽出を開始します。
- RS。前回の抽出の開始ポイント
から抽出を再開します。 このオ
プションを使用すると、同じ抽
出を複数回実行できます。
統合マスク。 以下のオプションが
含まれます。
- BINASCHAR。 ODBC
SQLColAttributes()呼び出しに
よって、BINまたはVARBINカラム
がCHARまたはVARCHARカラムに変
更され、長さが2倍になるように
します。
パラメータ
デフォ
ルト
トークン
使用方法
BINASCHARオプションを有効にす
るには、キーワードBINASCHARま
たはILMBRIDGEを指定します。
- CLOSEDSTMREUSE。 文が読み取
りまたは選択モードで開かれ
て、タイプSQL_CLOSEのODBC
SQLFreeStmt()呼び出しの後で
保持されるようにします。
StmtKeepAliveのサブセット。
CLOSEDSTMREUSEオプションを有
効にするには、キーワード
CLOSEDSTMREUSEまたは
ILMBRIDGEを指定します。
- CPOOL。 接続プールを初期化し
ます。
- DFN。 DFNを指定すると、
PowerExchangeデータソースタ
イプが次のように返されます。
PWX:dbtype
DFNを指定しなかった場合は、以
下の文字列が返されます。
PWX
Informaticaでは、デフォルト値
の使用をお勧めします。
- ILMBRIDGE。 このキーワードを
指定して、オプション
BINASCHAR、CLOSEDSTMREUSE、
NOFKEYS、NOUNDERSCORE、
SQLLEN4BYTES、および
V3COLNAMESを有効にします。
Informatica Data Archive製品
がJDBC-ODBCブリッジ接続を介し
てPowerExchange ODBCドライバ
にアクセスする場合は、このキ
ーワードを含めます。
- NOFKEYS。 SQLForeignKeys()
ODBC呼び出しがPowerExchange
Listenerを呼び出さずに空の結
果セットを返すようにします。
NOFKEYSオプションを有効にする
には、キーワードNOFKEYSまたは
ILMBRIDGEを指定します。
- NOUNDERSCORE。 DTLDescribe処
理でアンダースコア文字が%記号
に置き換えられないようにしま
す。 このオプションを有効にす
ると、PowerExchangeが単一の
NRDB2テーブルを処理できるよう
になります。
NOUNDERSCOREオプションを有効
にするには、キーワード
PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ
351
パラメータ
デフォ
ルト
トークン
使用方法
NOUNDERSCOREまたはILMBRIDGE
を指定します。
- OWB。 各種SQL検証および文の再
利用プロパティを定義します。
Used by Oracle Warehouse
Builderで使用されます。
- SQLLEN4BYTES。JDBC-ODBCブリ
ッジがSQLGetDataを4バイトの整
数バッファで呼び出し、ターゲ
ットデータの長さを返すことを
指定します。
SQLLEN4BYTESオプションを有効
にするには、SQLLEN4BYTESまた
はILMBRIDGEキーワードを指定し
ます。
- V30。 ODBC SQLColumns()呼び
出しがV3のカラム名を返すよう
にします。 IBM DB2
Information Integrator(II)
で使用されます。
- V3COLNAMES。 SQLTables()、
SQLColumns()、
SQLPrimaryKeys()など、すべて
のメタデータ結果セットで、
ODBC V3の名前が返されるように
します。 V30フラグのスーパー
セット。
V3COLNAMESオプションを有効に
するには、キーワード
V3COLNAMESまたはILMBRIDGEを
指定します。
- VERBOSE。 互換性のオプション
に関して、追加メッセージが生
成されるようにします。
COMPRESS
N
Y、N
このパラメータをデータの圧縮に
設定します。
デフォルトはNです。
CONFIRMWRITE
Y
Y、N、また
はT
DB2、DB2UDB、DB2400C、MSSQL、
NRDB、NRDB2、ODBC、または
ORACLEデータソースタイプの場合
のみ。
書き込みモード。
次のオプションがあります。
- Y。書き込み確認を有効にしま
す。 PowerExchange ODBCドラ
イバに送信されたデータがバッ
ファされるのではなく、
PowerExchange Listenerに直接
送信されることを確認します。
さらに、success/no successの
352
第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用
パラメータ
デフォ
ルト
トークン
使用方法
応答が送信され、エラーの回復
が改善されます。 ただし、応答
を送信すると、データ転送速度
が落ちる場合があります。
- T。フォールトトレランスを持つ
非同期書き込みを可能にしま
す。 非同期書き込みの詳細につ
いては、『PowerExchangeバル
クデータ移動ガイド』を参照し
てください。
- N。DB2、DB2 UDB、およびOracle
データソースの場合のみ。 書き
込み確認を無効にします。 この
設定を使用する前に、
Informaticaグローバルカスタマ
サポートにお問い合わせくださ
い。
デフォルトはYです。
DATABASE
DB2DEGREE
DB2 for Linux、UNIX、および
Windowsの場合のみ。 EMRの場合
のみに必要です。 PowerExchange
抽出マップで指定されたデータベ
ース接続値をオーバーライドしま
す。
なし
テキスト文
字列(最大
30 文字)
DB2 for i5/OSおよびDB2 for z/OS
の場合のみ。次のSQLコマンドを
DB2に送信して、DB2がパーティシ
ョン間パラレル処理を使用するか
どうかを指定します。
SET CURRENT DEGREE
SQLコマンドにおける各値の影響の
詳細については、関連するIBM DB2
ドキュメントの「SET CURRENT
DEGREE」コマンドおよび
「CHGQRYA DEGREE」コマンドを参
照してください。
kz/OSの場合のみは、以下のとおり
です。
イコール記号(=)の後のテキスト
は、「SET CURRENT DEGREE =」に続くテ
キストとして使用されます。
例えば、DB2DEGREE=ANYを指定する
と、「SET CURRENT DEGREE =「ANY」」文
が実行され、DB2がパラレル処理を
使用できるように設定されます。
i5/OSの場合のみ、次のとおりで
す。
イコール記号(=)の後のテキスト
は、「CHGQRYA DEGREE」文に続くテキ
ストとして使用されます。
PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ
353
パラメータ
デフォ
ルト
トークン
使用方法
例えば、DB2DEGREE=SYSTEMを指定する
と、「CHGQRYA DEGREE(*SYSTEM)」文が実
行されます。
旧リリースとの互換性を維持する
ため、パラメータが数字で始まる
場合は、「CHGQRYA DEGREE(*NBRTASKS)」
文に付加されます。 したがって、
「CHGQRYA DEGREE(*NBRTASKS 1)」文は、
DB2DEGREE=1またはDB2DEGREE="*NBRTASKS
1"文のいずれからでも生成できま
す。
DBQUAL1
DBQUAL2
354
なし
DBの種類
ファイル名
ADAUNLD
i5/OSライ
ブラリ/フ
ァイル名
CAPX および CAPX/RT
SSIDまたは
DB名
DB2、DB2400C、およびDB2UDB
適用できま
せん
DB2390IMG
ライブラ
リ/ファイ
ル名
EMR for i5/OS
適用できま
せん
IMSUNLD
データベー
ス
INFORMIX
DSN
MSSQL
適用できま
せん
NRDBおよびNRDB2
SQL *Net
名
ORACLE
サーバー
SYBASE
サブシステ
ム
Teradata
なし
第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用
DBの種類
パラメータ
デフォ
ルト
トークン
使用方法
データベー
ス
ADAUNLD
アプリケー
ション名
CAPX および CAPX/RT
適用できま
せん
DB2、DB2400C、およびDB2UDB
SSID
DB2390IMG
適用できま
せん
IMSUNLD
サーバー
INFORMIX
データベー
ス
MSSQL
適用できま
せん
NRDBおよびNRDB2
適用できま
せん
ORACLE
データベー
ス
SYBASE
DBTYPE
なし
DB2など、
サポートさ
れるデータ
ソース
ファイルまたはデータベースのア
クセス方式。
DESCRIPTION
なし
テキスト
説明テキスト。
DRIVER
なし
パス/ファ
イル
PowerExchange ODBCドライバのパ
スとファイル名。 実行中のUNIXの
バージョンに応じて、ファイル名
にサフィックス.soまたは.slを付
けることができます。既存の
PowerExchange共有ライブラリの
末尾の文字を確認して、正しい文
字を選択してください。
DTLAPP
アプリケーション名。 抽出を識別
するアプリケーション名を指定す
ると、単一接続の個々の使用を識
別する機能が強化されます。 これ
は、その後、タスク制御で使用で
きます。
PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ
355
パラメータ
デフォ
ルト
トークン
使用方法
DTLCONN_OVR
なし
適用できま
せん
関連するデータソースをポイント
するDBMOVERコンフィギュレーショ
ンファイルのCAP_CONNECTION文内
の名前。
DTLIMGOV
N
YまたはN
DB2390IMG の場合のみ。
イメージコピーデータセットを指
定した場合、PowerExchangeは、
イメージコピーファイルが存在
し、一貫性のあるイメージコピー
が選択されていることをチェック
します。 このいずれかが真ではな
い場合(例えば、イメージコピー
ファイルが存在しないか、一貫性
がない場合)、要求が拒否され、
メッセージが表示されます。
この動作は、DTLIMGOVパラメータ
をYに設定してオーバーライドでき
ます。この設定を行うと、一貫性
のないイメージコピーを読み取る
こともできます。
ENCRYPT
N
N、Y、
DES、また
はRC2
暗号化オプション。 次のオプショ
ンがあります。
- N。データの移動時に暗号化を使
用しません。
- Y。データはPowerExchange
Listener経由でアクセスされて
いれば、Informaticaが開発した
特殊アルゴリズムを使用して暗
号化されます。
- DES。データは、DES (Digital
Encryption Standard)アルゴリ
ズムを使用して暗号化されま
す。
- RC2。 データは、RSAセキュリテ
ィアルゴリズムを使用して暗号
化されます。
暗号化オプションを指定する場合
は、ENCRYPTLEVELパラメータで暗
号化レベルも指定する必要があり
ます。
ENCRYPTLEVEL
356
1、2、3 の
いずれか。
第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用
暗号化レベル。 ENCRYPTパラメー
タがDESまたはRC2に設定された
際、必須です。
パラメータ
デフォ
ルト
トークン
使用方法
次のオプションがあります。
1.データは、以下を使用して暗号
化されています。
- DESの場合、次のとおりです。
56ビットキーの暗号化
- RC2の場合、次のとおりです。
56ビットキーの暗号化
2.データは、以下を使用して暗号
化されています。
- DESの場合、次のとおりです。
Triple DES 164ビットキーの
暗号化
- RC2の場合、次のとおりです。
64ビットキーの暗号化
3.データは、以下を使用して暗号
化されています。
- DESの場合、次のとおりです。
Triple DES 164ビットキーの
暗号化
- RC2の場合、次のとおりです。
128ビットキーの暗号化
INTERPRETASRO
WS
N
Y、N
ペーシングサイズ(行数またはキ
ロバイト)を解釈するかどうかを
示す。 次のオプションがありま
す。
- Y。ペーシングサイズ(行数)を
解釈します。
- N。ペーシングサイズ(キロバイ
ト)を解釈します。
デフォルトはYです。
ISOLATION
ジャーナル
NONE
ALL、CHG、
CS、NONE、
RRのいずれ
か
DB2 for i5/OSの場合のみ。 トラ
ンザクションのコミット範囲。 こ
のパラメータは通常CSに設定され
ます。
LIBRARY/
JOURNAL
i5/OSの場合のみ。 PowerExchange
キャプチャ登録で指定されたもの
の代わりに使用される完全修飾さ
れたライブラリ名およびジャーナ
ル名。
以下に例を示します。
STQA/NEWJOURNAL
LIBRARYLIST
最大34ライ
ブラリ。
各ライブラ
リ名の最大
長は10文字
です。
選択、挿入、削除、または更新の
文で1番目のテーブル名を修飾する
ために(テーブル名が修飾されて
いない場合)、PowerExchangeが
検索するライブラリのリスト(ス
ペース区切り)。
PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ
357
パラメータ
デフォ
ルト
トークン
使用方法
注: LIBRARYLISTパラメータと
OVRDBFパラメータの両方でライブ
ラリリストを指定して、両方のリ
ストでテーブルが見つかった場合
は、OVRDBFパラメータで見つかっ
たテーブルが優先されます。
LOCALCODEPAGE
NONE
使用されるコードページを識別す
る番号。 例えば、41はUTF-8を表
します。
実行時にDBMOVERコンフィギュレー
ションファイルで指定されるコー
ドページ値を使用するにはNONEを
指定します。
icucheck.exeコマンドラインユー
ティリティを使用して、対応する
コードページ名の番号のルックア
ップリストを生成できます。 ユー
ティリティの結果は、次のような
方法でファイルにパイプすること
ができます。
icucheck.exe > iculist.txt
LOCATION
なし
NODE
データソースの場所。
場所は、ローカルシステム上の
dbmover.cfgコンフィギュレーシ
ョンファイルのNODE文で定義され
ています。
LOGSID
MAXROWS
MQGETOPT
IDMS同期の場合のみ。
dbmover.cfgコンフィギュレーシ
ョンファイル内のLOGSID文で指定
されたインスタンス値と、
PowerExchangeキャプチャ登録で
指定されたインスタンス値をオー
バーライドします。
0
R
0~
2147483647
取得できる最大行数。
B または R
MQSeriesキューから実行する読み
取り操作のタイプ。
デフォルトは0で、無限の行数を示
します。
次のオプションがあります。
- B。参照。 キューのデータのコ
ピーを読み取ります。
- R。読み取り。 データを読み取
り、キューからそのデータを削
除します。
デフォルトはRです。
358
第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用
パラメータ
デフォ
ルト
トークン
使用方法
NOUPDATECDEP
N
YまたはN
データベース行テスト出力を
PowerExchange CDC監査証跡に追
加するかどうかを示す。
次のオプションがあります。
- Y。アプリケーションの
PowerExchange CDC監査証跡か
らデータベース行テスト出力を
省略します。
- N。アプリケーションの
PowerExchange CDC監査証跡に
データベース行テスト出力を組
み込みます。
ORACOLL
DBMOVERコンフィギュレーションフ
ァイル内のORCL CAPI_CONNECTION
文のORACOLLパラメータで指定した
値をオーバーライドする。
最大10個のOracleインスタンスか
ら一度にデータをキャプチャする
ときに単一セットのキャプチャ登
録の使用を有効にします。
ORACONN
dbmover.cfgコンフィギュレーシ
ョンファイル内のORACLEID文の第3
位置パラメータでOracle接続文字
列値をオーバーライドします。 以
下に例を示します。
ORACLEID=(coll_id,
oracle_sid,
connect_string,
cap_connect_string)
複数のOracleインスタンスからデ
ータをキャプチャするときに単一
セットのキャプチャ登録の使用を
有効にするために、ORACONN値との
組み合わせで使用します。
ORACONN値を指定するが、ORAINST
値は指定しない場合、Oracleキャ
プチャは、dbmover.cfgファイル
のORACLEID文で指定されたOracle
接続文字列値を使用します。
ORAINST
dbmover.cfgコンフィギュレーシ
ョンファイル内のORACLEID文の第2
位置パラメータでOracleインスタ
ンス値をオーバーライドします。
以下に例を示します。
ORACLEID=(coll_id,
oracle_sid,
connect_string,
cap_connect_string)
複数のOracleインスタンスからデ
ータをキャプチャするときに単一
PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ
359
パラメータ
デフォ
ルト
トークン
使用方法
セットのキャプチャ登録の使用を
有効にするために、ORACONN値との
組み合わせで使用します。
ORAINST値を指定するが、ORACONN
値は指定しない場合、Oracleキャ
プチャは、dbmover.cfgファイル
のORACLEID文で指定されたOracle
接続文字列値を使用します。
ORASCHEMA
Oracleインスタンスに存在する可
能性のある複数のスキーマからデ
ータをキャプチャするときに単一
セットのキャプチャ登録の使用を
有効にするために、
PowerExchange登録グループ内の
Oracleスキーマ値をオーバーライ
ドします。
OVRDBF
PACESIZE
360
API
rows_re
quested
パラメー
タの値。
最大8ファ
イル。 各
ファイル仕
様の最大文
字長は、以
下のよう
に、43文字
です。
- filename
値に10文
字
- newlibra
ry値に10
文字
- newfilen
ame値に
10文字
- newmembe
r値に10
文字(指
定する場
合)
- スラッシ
ュ(/)区
切り文字
に3文字
ファイルのスペース区切りリスト
は、以下の形式でオーバーライド
します。
Numeric
行数またはキロバイト数。 対話的
なアプリケーションなどのアプリ
ケーションがPowerExchange
Listenerからのデータフローに追
いつけないときに、このパラメー
タを設定します。
第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用
filename/newlibrary/
newfilename/newmembername
また、以下の形式も使用できま
す。
filename/newlibrary/
newfilename/
この形式で、メンバは*FIRSTにデ
フォルト設定されます。
このオーバーライドを使用する
と、指定されたファイル名がSQL文
に出現すると、ファイルの修飾の
有無にかかわらず、newlibrary/
newfilename/newmembernameの組
み合わせでオーバーライドされま
す。 これで、LIBRARYLISTオーバ
ーライドで指定されたファイルは
いずれも組み込まれます。
注: LIBRARYLISTパラメータと
OVRDBFパラメータの両方でライブ
ラリリストを指定して、両方のリ
ストでテーブルが見つかった場合
は、OVRDBFパラメータで見つかっ
たテーブルが優先されます。
パラメータ
デフォ
ルト
トークン
使用方法
最大のパフォーマンスを実現する
には、このパラメータを0に設定し
ます。
PWXOVERRIDES
なし
バルクデータ移動およびCDCセッシ
ョンのPowerExchange ODBC接続に
適用されるタイムアウトとハート
ビートのオーバーライド。
- TCPIP_OP_TIMEOUT。 ネットワ
ーク操作のタイムアウトを秒単
位で指定します。 クライアント
側アプリケーションのスレッド
でネットワーク操作がこのタイ
ムアウト間隔を超えたことが検
出されると、PowerExchangeは
接続を終了し、タイムアウトエ
ラーメッセージを発行します。
- TCP_CON_TIMEOUT。 接続試行の
タイムアウトを秒単位で指定し
ます。 PowerExchangeがこの時
間間隔内にODBC接続を確立でき
ない場合、PowerExchangeはエ
ラーメッセージを発行します。
- TCPIP_HB_INTERVAL。ハートビ
ート間隔を秒単位で指定し、デ
フォルトのTCP/IPハートビート
間隔の507秒をオーバーライドし
ます。TCP/IPハートビート間隔
が経過する前にPowerExchange
がデータを受信しないと、
PowerExchangeはODBC接続と関
連するワークフローを終了し、
ハートビートタイムアウトエラ
ーが発生します。このオーバー
ライドを使用し、終了した接続
でTCP/IPハートビートタイムア
ウトエラーが発生しないように
できます。
以下の構文を使用します。
PWXOVERRIDES=TCPIP_OP_TIMEOUT=network_ope
ration_timeout
PWXOVERRIDES=TCPIP_CON_TIMEOUT=connection
_timeout
PWXOVERRIDES=TCPIP_HB_INTERVAL=nnnnn
複数のオーバーライドを指定する
場合は、区切り文字としてセミコ
ロン(;)を使用します。例えば、
以下のように指定します。
PWXOVERRIDES=TCPIP_OP_TIMEOUT=nnn;TCPIP_C
ON_TIMEOUT=nnn
REJECTFILE
なし
384文字ま
で
CONFIRMWRITEパラメータがTに設
定されている場合にのみ使用可
能。これで、フォールトトレラン
PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ
361
パラメータ
デフォ
ルト
トークン
使用方法
スを持つ非同期が有効になりま
す。
非同期書き込み操作時に使用する
拒否ファイルの場所とファイル
名。
拒否ファイルロギングを無効にす
るには値PWXDISABLEを入力しま
す。
詳細については、
『PowerExchangeバルクデータ移
動ガイド』を参照してください。
STOPONERRORS
0
0~
2147483647
CONFIRMWRITEパラメータがTに設
定されている場合にのみ使用可
能。これで、フォールトトレラン
スを持つ非同期が有効になりま
す。
処理の終了前に書き込みフェーズ
で許される、致命的でないエラー
の数。
詳細については、
『PowerExchangeバルクデータ移
動ガイド』を参照してください。
UAP
なし
DB2 for i5/OSデータソースの場
合のみ。 PowerExchangeキャプチ
ャ登録で指定する、完全修飾され
たライブラリ/ジャーナル名をオー
バーライドします。
以下に例を示します。
STQA/NEWJOURNAL
WAITTIME
0
2~86399
86400
XTRASCHEMA
362
128文字ま
で(スペー
スを含める
第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用
EOF(ファイルの終わり)を返す前
に、データを待機するおおよその
最長時間(秒単位)。 次のオプシ
ョンがあります。
- 0。EOFは、現在のログの終端に
達すると返されます。 ログの終
端は、(実際の終端は絶えず移
動するので)抽出処理の開始で
判別されます。
- 2~86399。 EOF(ファイルの終
わり)を返す前に、データを待
機する秒数。
- 86400。EOFは返されません。 ジ
ョブはいつまでも待機します。
抽出マップで定義されたスキーマ
をオーバーライドします。
パラメータ
デフォ
ルト
トークン
使用方法
ことはでき
ません)。
DB2 for z/OSのバルクパラメータ向けのPowerExchange
ODBCドライバ
以下の表で、DB2 for z/OSバルクロード処理に指定できるPowerExchange ODBCドライバパ
ラメータについて説明します。
フィールド
タイ
プ
サ
イ
ズ
有効な値
コメント
BULKLOAD
文字
1
YまたはN
DB2バルクロード処理を有効ま
たは無効にします。
Yを指定した場合、以下のパラ
メータを構成できます。
CTLTEMPLATE
文字
8
ユーザー
定義
PowerExchange Listenerが動作
しているシステムで定義された
PDSのメンバである、ターゲッ
トシステム上のDB2バルクロー
ド制御ファイルテンプレートの
名前。
CTLテンプレートを指定する場
合、LOADOPTIONSパラメータは
無視されます。
CTLTEMPLATEをNONEに設定する
場合、DB2バルクロード制御フ
ァイルテンプレートは指定され
ません。
デフォルトはDB2LDJCL.です。
このJCLは、使用前にカスタマ
イズする必要があります。
DELETETEMPFIL
ES
Numer
ic
整
数
型
1
一時ファイルを削除しません。
2
ローダーの実行前に一時ファイ
ルを削除します。
3
戻りコードが0の場合、ローダ
ーの実行後に一時ファイルを削
除します。
MODETIME=1の場合に有効です。
4
ローダーの実行後に一時ファイ
ルを削除します。
PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ
363
フィールド
タイ
プ
サ
イ
ズ
有効な値
コメント
MODETIME=1の場合に有効です。
FNAME
JCLTEMPLATE
文字
文字
27
8
ホスト上
のファイ
ル
z/OS上で作成されるファイルの
軸として使用されます。
ユーザー
定義
PowerExchange Listenerが動作
しているシステムで定義された
PDSのメンバである、ターゲッ
トシステム上のJCLファイルテ
ンプレートの名前。
以下のファイルが作成されま
す。
- FNAME.DTLnnnnn.ロードのた
めのデータ。
- FNAME.DTLnnnnn.CTL. Loadコ
マンド。
- FNAME.DTLnnnnn.SQL. SQL テ
ンプレート - テーブルの作
成。
- FNAME.DTLnnnnn.SYSPRINT.
ローダーからの出力
デフォルトはDB2LDJCL.です。
このJCLは、使用前にカスタマ
イズする必要があります。
LOADOPTIONS
MODETIME
Numer
ic
整
数
型
1、4 のい
ずれか。
INSERT (1)またはREPLACE
(4)。
1 = WAIT
同期を選択します。最後に結果
を報告します。
MODETYPE=1またはMODETYPE=3が
指定されている場合にのみ適用
できます。
2 =
NOWAIT
非同期。ジョブが送信されると
きに OK を返します。
MODETYPE=3またはMODETYPE=2が
指定されている場合にのみ適用
できます。
3 = TIMED
同期を選択します。同期を選
択。指定した秒数を待機しま
す。
MODETYPE=3が指定されている場
合にのみ適用できます。
4 =
DATAONLY
364
第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用
データDB2ローダーファイルの
みを作成します。
フィールド
タイ
プ
サ
イ
ズ
有効な値
コメント
すべてのモードタイプ値に適用
できますが、通常は、
NOSUBMIT、MODETYPE=2で使用さ
れます。
MODETYPE
Numer
ic
整
数
型
1 = TASK
PowerExchange Listenerのサブ
タスクとしてサブミットしま
す。
2 =
NOSUBMIT
サブミットしません。 代わり
に、DB2ローダー固有の制御フ
ァイルとデータファイルを作成
し、ターゲットシステムに保存
して、ディスク上に実行ファイ
ルJCLデッキを生成します。
3 = JOB
ジョブとして内部リーダーに送
信されます。
PRISPACE
Numer
ic
整
数
型
1、システ
ム定義
z/OSファイル用のプライマリス
ペースの量。
SECSPACE
Numer
ic
整
数
型
1、システ
ム定義
z/OSファイル用のセカンダリス
ペースの量。
SPACE
文字
1
T = トラ
ック
z/OSのスペース割り当て。
C = シリ
ンダ
TIME
Numer
ic
整
数
型
0~99999
0~99999の値(以下のとおり)
です。
- 0。待機なし。
- 99999。待機。
- その他の任意の値。 待機秒
数。
MODE=(JOB,TIMED)との組み合わせで
のみ使用します。
Windows上でのODBCデータソースの作成
PowerExchangeデータソースウィザードを使用して、Windows上でPowerExchange ODBCドラ
イバを追加します。
Windows上でのODBCデータソースの作成
365
注: PowerExchange ODBCドライバは、Microsoft Vistaではインストールできません。
1.
[コントロールパネル]で、[管理ツール]をダブルクリックします。
2.
管理ツールウィンドウで、[データソース(ODBC)]をダブルクリックします。
ODBCデータソースアドミニストレータウィザードが表示されます。
3.
ODBCデータソースアドミニストレータウィザードの[システムDSN]タブで、[追加]
をクリックします。
[データソースの新規作成]ダイアログボックスが表示されます。
4.
[新しいデータソースの作成]ダイアログボックスで、使用可能なドライバのリスト
からInformatica PowerExchangeドライバを選択し、[完了]をクリックします。
このドライバが使用可能でない場合は、『 PowerExchangeインストールガイド』を参照
してください。
PowerExchangeデータソースウィザードが表示されます。
5.
PowerExchangeデータソースウィザードの[PowerExchangeデータソース]タブで、
ODBCデータソースを定義する情報を入力します。
選択したデータソースタイプに応じて、使用可能なプロパティのすべてに値を入力し
ます。
6.
すべてのデータソースタイプについて、[一般]タブで必要に応じて追加の情報を入
力できます。
7.
次のデータソースタイプについては、以下のタブで情報を入力します。
8.
データソースタイプ
情報入力時
CAPX
[CAPXプロパティ]タブ
CAPXRT
[CAPXRTプロパティ]タブ
DB2 for i5/OS
[AS/400プロパティ]タブ
DB2 for z/OS
[DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ
[OK]をクリックします。
ODBCデータソース管理者ウィザードの[システムDSN]タブの[システムデータソー
ス]リストにODBCデータソースが表示されます。
9.
[OK]をクリックします。
関連項目:
¨ 「[全般]タブ」
(ページ385)
¨ 「[AS400プロパティ]タブ」
¨ 「[CAPXプロパティ]タブ」
¨ 「[CAPXRTプロパティ]タブ」
(ページ388)
(ページ390)
(ページ391)
¨ 「[DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ」
¨ 「[PowerExchangeデータソース]タブ」
366
第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用
(ページ394)
(ページ382)
PowerExchange ODBCドライバを使用したマルチバイト
メタデータへのアクセス
PowerExchange ODBCドライバを使用してマルチバイトメタデータにアクセスすることがで
きます。
1.
管理ツールウィンドウで、[データソース(ODBC)]をダブルクリックします。
ODBCデータソースアドミニストレータウィザードが表示されます。
2.
ODBCデータソースアドミニストレータウィザードの[システムDSN]タブで、[追加]
をクリックします。
[データソースの新規作成]ダイアログボックスが表示されます。
3.
[データ ソースの新規作成]ダイアログボックスで、使用可能なドライバのリストか
ら[Informatica PowerExchange Unicode]ドライバを選択し、[完了]をクリック
します。
このドライバが使用可能でない場合は、『 PowerExchangeインストールガイド』を参照
してください。
PowerExchangeデータソースウィザードが表示されます。
4.
PowerExchangeデータソースウィザードの[PowerExchangeデータ]タブで、以下の情
報を入力します。
¨ [名前]ボックスで、データソースの名前を入力します。
¨ [ローカルコードページ]リストで、[メタデータドライバ用のUnicode]オプシ
ョンを選択します。
5.
[OK]をクリックします。
ODBCデータソース管理者ウィザードの[システムデータソース]リストにODBCデータ
ソースが表示されます。
6.
[OK]をクリックします。
関連項目:
¨ 「[PowerExchangeデータソース]タブ」
(ページ382)
UNIX上でのODBCデータソースの作成
UNIX上でODBCが必要な場合は、該当するodbc.iniファイルを更新します。
注: odbc.iniファイルの場所を指定するには、ODBCINI環境変数をフルパスおよびファイル
名に設定します。
関連項目:
¨ 「全般的なPowerExchange ODBCドライバパラメータ」
(ページ349)
¨ 「DB2 for z/OSのバルクパラメータ向けのPowerExchange ODBCドライバ」
(ページ363)
UNIX上でのODBCデータソースの作成
367
PowerExchangeデータソース仕様の例
PowerExchange ODBCドライバデータソースはODBC Data Sourcesセクションで定義され、
PowerExchange ODBCドライバパラメータは個々に名前の付いたセクションで設定されま
す。
例えば、infadb2データソースパラメータは[infadb2]セクションで定義されます。
[ODBC Data Sources]
infadb2=INFA PWX850 DB2
infanrdb=INFA PWX850 NRDB
infasybase=INFA PWX850 SYBASE
loaddb2=INFA PWX850 DB2LOAD
oracleunicode=INFA PWX850 UNICODE
[infadb2]
DRIVER=/usr/powerexchange/bin/libdtlodbc.sl
DESCRIPTION='Descriptive Text for DB2 Data Source section'
DBTYPE=db2
LOCATION=db2
DBQUAL1=dsn1
[infanrdb]
DRIVER=/usr/powerexchange/bin/libdtlodbc.so
DESCRIPTION='Freeform text for nrdb section'
DBTYPE=nrdb
LOCATION=laptop
[infanrdb2]
DRIVER=/usr/powerexchange/bin/libdtlodbc.so
DESCRIPTION='Freeform text for nrdb2 section'
DBTYPE=nrdb2
LOCATION=node1
[infasybase]
DRIVER=/usr/powerexchange/bin/libdtlodbc.sl
DESCRIPTION='This accesses myserv Sybase on my PC'
DBTYPE=sybase
LOCATION=mypc
DBQUAL1=myserv
[loaddb2]
DRIVER=/usr/lw/stprod310/libdtlodbc.so
DESCRIPTION=LoadDB2
DBTYPE=DB2
LOCATION=RemoteLOC
DBQUAL1=SSID
BULKLOAD=Y
CTLTEMPLATE=DB2LDCTL
JCLTEMPLATE=DB2LDJCL
DELETETEMPFILES=2
FNAME=INFA.V310.ODBC
LOADOPTIONS=4
MODETIME=1
MODETYPE=3
PRISPACE=1
SECSPACE=1
SPACE=t
TIME=0
(From DBMOVER.CFG)
(target database SSID)
(BEFORE)
(REPLACE)
(WAIT)
(JOB)
[oracleunicode]
DRIVER=/dtlqa2/v850/libdtlodbcu.so
DESCRIPTION=
DATABASE=
DBTYPE=ORACLE
LOCATION=tortilla
DBQUAL1=TO101UTF
MAXROWS=0
COMPRESS=N
368
第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用
ENCRYPT=N
CONFIRMWRITE=N
PACESIZE=0
INTERPRETASROWS=N
BULKLOAD=N
DELETETEMPFILES=0
LOADOPTIONS=0
LOCALCODEPAGE=41
MODETYPE=0
MODETIME=0
TIME=0
注: ODBC Driver Managerがインストールされていない場合は、PowerExchangeに付属の
ものを使用できます。このコードは、既存のODBC Driver Managerに影響を与えないよう
に、libdtlodbcinst.soまたはlibdtlodbcinst.sl(HPのみ)として用意されています。こ
のコードを使用するには、以下のいずれかを実行する必要があります。
¨ libodbcinst.soまたはlibodbcinst.slに名前を変更します(HPのみ)。
¨ libodbcinst.soまたはlibodbcinst.slとしてハードリンクまたはシンボリックリンク
を作成します(HPのみ)。
ODBCを使用したマルチバイトメタデータへのアクセス
マルチバイトメタデータにアクセスする場合は、Informatica PowerExchange Unicodeド
ライバおよびローカルコードページ41を使用する必要があります。odbc.iniファイルの例
では、oracleunicodeデータソースが定義され、次のパラメータが設定されます。
DRIVER=/dtlqa2/v850/libdtlodbcu.so
LOCALCODEPAGE=41
関連項目:
¨ 「PowerExchangeデータソース仕様の例」
(ページ368)
SQLエスケープシーケンス
SQLエスケープシーケンスを使用して、PowerExchangeのデフォルト値をオーバーライドす
ることができます。
PowerCenterでのSQLエスケープシーケンスの使用
PowerCenter Workflow Managerで、特定のタスクに対してSQLエスケープシーケンスを入
力できます。
注:
複数のエスケープシーケンスを入力する場合は、それぞれを中括弧で囲みます。
以下に例を示します。
{DTLXTYPE=RS}{DTLIMTYPE=BA}{DTLTIMEOUT=60}d8robora1
詳細については、『PowerCenter用のPowerExchangeインタフェース 』に記載されていま
す。
SQLエスケープシーケンス
369
PowerCenterで使用できるSQLエスケープシーケンス
次のSQLエスケープシーケンスを使用できます。
¨ 「{DTLADAPREFETCH=Y|N}エスケープシーケンス」
¨ 「{DTLADAPWD= }エスケープシーケンス」
¨ 「{DTLAPP= }エスケープシーケンス」
(ページ370)
(ページ371)
(ページ371)
¨ 「{DTLCONNOVR= }エスケープシーケンス」
(ページ371)
¨ 「{DTLCONFWRITE=N|Y|T}エスケープシーケンス」
¨ 「{DTLDATAPWD= }エスケープシーケンス」
(ページ371)
¨ 「{DTLDB2DEGREE= }エスケープシーケンス」
¨ 「{DTLDSN= }エスケープシーケンス」
(ページ371)
(ページ371)
(ページ372)
¨ 「{DTLEVENTTB= }エスケープシーケンス」
(ページ372)
¨ 「{DTLIMTYPE=BA|AI|TU}エスケープシーケンス」
¨ 「{DTLIMGOV=Y|N}エスケープシーケンス」
(ページ372)
(ページ373)
¨ 「{DTLINSMODE=LOAD|UPDATE}エスケープシーケンス」
¨ 「{DTLJRNL= }エスケープシーケンス」
(ページ373)
(ページ373)
¨ 「{DTLLIBRARYLIST= }エスケープシーケンス」
(ページ373)
¨ 「{DTLNOUPDATECDEP=Y|N}エスケープシーケンス」
(ページ373)
¨ 「{DTLORACOLL= }エスケープシーケンス」
(ページ374)
¨ 「{DTLORACONN= }エスケープシーケンス」
(ページ374)
¨ 「{DTLORAINST= }エスケープシーケンス」
(ページ374)
¨ 「{DTLORASCHEMA= }エスケープシーケンス」
¨ 「{DTLOVRDBF= }エスケープシーケンス」
(ページ374)
(ページ374)
¨ 「{DTLREJECTFILE= }エスケープシーケンス」
¨ 「{DTLSESSID=}エスケープシーケンス」
(ページ375)
(ページ375)
¨ 「{DTLSTOPONERRORS =}エスケープシーケンス」
(ページ375)
¨ 「{DTLSTRIPORDERBY=Y|N}エスケープシーケンス」
¨ 「{DTLTIMEOUT= }エスケープシーケンス」
¨ 「{DTLUDBDB= }エスケープシーケンス」
(ページ375)
(ページ375)
(ページ375)
¨ 「{DTLUPDELSEINS=Y}エスケープシーケンス」
¨ 「{DTLWORKERS= }エスケープシーケンス」
(ページ376)
(ページ376)
¨ 「{DTLXTRASCHEMA= }エスケープシーケンス」
¨ 「{DTLXTYPE=RS|SL}エスケープシーケンス」
(ページ376)
(ページ376)
{DTLADAPREFETCH=Y|N}エスケープシーケンス
Adabas。 Adabasにプレフェッチを設定できます。
370
第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用
{DTLADAPWD= }エスケープシーケンス
Adabas専用。 ODBCでAdabasファイルパスワードをエスケープシーケンスとして指定できま
す。
{DTLAPP= }エスケープシーケンス
抽出を識別するアプリケーション名を指定し、単一接続の個々の使用を識別する機能を強
化することができます。 これは、その後、タスク制御で使用できます。
{DTLCONFWRITE=N|Y|T}エスケープシーケンス
書き込みモードをオーバーライドします。
¨ 書き込みの確認はオフ
¨ 書き込みの確認はオン
¨ フォールトトレランスを持つ非同期書き込み
{DTLCONNOVR= }エスケープシーケンス
DBMOVERコンフィギュレーションファイルで指定されたデフォルトのCAPI接続をオーバーラ
イドします。関連するデータソースをポイントするために、DBMOVERコンフィギュレーショ
ンファイルで必要なCAPI_CONNECTION文のNAMEパラメータの値を指定します。
{DTLDATAPWD= }エスケープシーケンス
xxxxは、マシン上の物理データファイルへのアクセスに必要なパスワードです。ODBCでフ
ァイルパスワードをエスケープシーケンスとして指定できます。これはDTLADAPWDと同じよ
うに動作します。下方互換性のためにDTLADAPWDが同義語して保持されていますが、実際に
はこのキーワードを使用することをお勧めします。NRDB アクセス方式および NRDB2 アク
セス方式と共に使用されます。
{DTLDB2DEGREE= }エスケープシーケンス
DB2 for i5/OSおよびz/OSのみ。SET CURRENT DEGREE SQLコマンドをDB2に送信し、DB2が
パーティション間パラレル処理を使用するかどうかを指定します。30文字までの任意のテ
キスト文字列を指定できます。
各値の実際の影響については、関連するIBM DB2ドキュメントの「SET CURRENT DEGREE」
コマンドおよび「CHGQRYA DEGREE」コマンドの説明を参照してください。
DB2 for z/OSでのDTLDB2DEGREEの使用
=の後のテキストは、「SET CURRENT DEGREE =」に続くテキストとして使用されます。
例えば、DB2DEGREE=ANYと指定すると、「SET CURRENT DEGREE = ‘ANY’」文が実行され、
DB2がパラレル処理を使用できるように設定されます。
SQLエスケープシーケンス
371
DB2 for i5/OSでのDTLDB2DEGREEの使用
=の後のテキストは、「CHGQRYA DEGREE」文に続くテキストとして使用されます。
例えば、DB2DEGREE=SYSTEMと指定すると、「CHGQRYA DEGREE(*SYSTEM)」文が実行されま
す。
旧リリースとの互換性を維持するため、パラメータが数字で始まる場合は、「CHGQRYA
DEGREE(*NBRTASKS)」文に付加されます。「CHGQRYA DEGREE(*NBRTASKS 1)」文は、
「DB2DEGREE=1」文または「DB2DEGREE="*NBRTASKS 1"」文のどちらでも生成できます。
{DTLDSN= }エスケープシーケンス
SQLを使用して、データマップでコード化されている物理ファイル名をオーバーライドでき
ます。 これにより、ODBCを使用して、ODBCデータソースを介してさまざまなファイルから
NRDBおよびNRDB2データを読み取ることができます。ODBCの場合、これは{DTLDSN= xxx}と
してSQLの任意の場所でコード化されます。
TABLE="{DTLDSN=filename}NRDBSchema.NRDBMapName.NRDBTableName"
TABLE="{DTLDSN=filename}DB2Schema.DB2Table"
¨ filename は、ファイルが存在するシステムで有効なファイル名です。 NRDBおよび
NRDB2の場合、filenameは、PowerExchangeデータマップ
NRDBSchema.NRDBMapName.NRDBTableNameで指定されたファイル名をオーバーライドし
ます。
¨ DB2バルクロードの場合、filenameは、ODBCセットアップ(ODBC.INI)で指定された値
FNameをオーバーライドします。
¨ i5/OSの場合は、PowerExchange変更データキャプチャ登録で指定されたライブラリ名お
よびテーブル名の代わりに使用される、完全修飾されたライブラリ名およびテーブル
名。 以下に例を示します。
{DTLDSN=STQA/NEWTABLE}
複数のライブラリにテーブルが存在する場合、ライブラリ名の代わりにアスタリスク
(*)を使用して定義できます。すべてのライブラリのマッチングテーブルが使用され
ます。
以下に例を示します。
{DTLDSN=*/NEWTABLE}
{DTLEVENTTB= }エスケープシーケンス
イベント処理をアクティブ化します。イベントテーブルの抽出マップ名を指定します。
{DTLIMTYPE=BA|AI|TU}エスケープシーケンス
ODBC経由でPowerExchange変更データキャプチャにアクセスする場合にキャプチャ画像タイ
プを指定できます。
¨ BA。 操作前の画像(最後の変更の前)と操作後の画像(最後の変更)を配信します。
操作前の画像には、レコードの削除を強制するアクション文字が付属しています。 操
作後の画像(変更データを含む)は、Insertの形式です。
¨ AI。更新の操作後の画像だけを配信します。
372
第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用
¨ TU。 データの操作前の画像と操作後の画像を、発生と同時に配信します。操作前の画
像は、要求の後で、そのレコードが何も変更されていないことをアプリケーションが確
認できるようにするために付属しています。 操作後の画像は変更(または更新)レコ
ードとして取り込まれます。 更新は完全イメージですが、これを取得するアプリケー
ションは、BAの使用中のように、ターゲットレコードを削除して新しく挿入する代わり
に、ターゲットレコードを変更することができます。
{DTLIMGOV=Y|N}エスケープシーケンス
DB2イメージコピーのアクセス方式(DB2390IMG)のみ。イメージコピーデータセットを選
択した場合、PowerExchangeは、イメージコピーファイルが存在し、一貫性のあるイメージ
コピーが選択されていることをチェックします。このいずれかが真ではない場合(例え
ば、イメージコピーファイルが存在しないか、矛盾している場合)、要求が拒否され、メ
ッセージが表示されます。
この動作は必要に応じて、パラメータ{DTLIMGOV=Y}を指定してオーバーライドすることが
できます。これによって、矛盾したイメージコピーを読み込むこともできます。
{DTLINSMODE=LOAD|UPDATE}エスケープシーケンス
このエスケープシーケンスの目的は、空のVSAMファイルをロードおよび更新できるように
することです。 LOADは、デフォルトで、すべての動作がINSERTである必要があります。
入力ファイルに挿入と、その後の挿入されたレコードに対する更新の両方が含まれる場合
は、DTLINSMODE=UPDATEを指定します。
{DTLJRNL= }エスケープシーケンス
i5/OS専用。 使用する完全修飾されたライブラリ名およびジャーナル名。PowerExchange
DBMOVERコンフィギュレーションファイルで指定されたライブラリ名やジャーナル名ではあ
りません。
以下に例を示します。
{DTLJRNL=STQA/NEWJOURNAL}
{DTLLIBRARYLIST= }エスケープシーケンス
i5/OS専用。 Select、Insert、Delete、またはUpdate文の最初のテーブル名を検出するた
めに、PowerExchangeが検索するライブラリのスペース区切りリスト。
最大34個のライブラリを指定でき、それぞれ最大で10文字の長さを持つことができます。
注: ライブラリリストのオーバーライド(LIBRARYLIST)とファイルリストのオーバーラ
イド(OVRDBF)がどちらも指定され、テーブルがLIBRARYLISTとOVRDBFに存在する場合、
OVRDBFが優先されます。
{DTLNOUPDATECDEP=Y|N}エスケープシーケンス
Yに設定されている場合は、アプリケーションのPowerExchange CDEPファイルを更新しませ
ん。
SQLエスケープシーケンス
373
{DTLORACOLL= }エスケープシーケンス
Oracle CDC専用。PowerExchange Listenerが、別々のOracleインスタンスに接続できる複
数のOracleキャプチャプロセスを同時に送信できるようになります。 Oracleキャプチャで
は、接続先のインスタンスを特定するために、dbmover.cfgのCAPI_CONNECTION TYPE=ORCL
文のORACOLLキーワードではなくオーバーライドが使用されます。
これによって、顧客は単一のPowerExchange Listenerを使用して、同時に10個までの
Oracleインスタンスからデータをキャプチャできます。
{DTLORACONN= }エスケープシーケンス
Oracle CDC専用。所定のOracleコレクションIDについて、Oracle接続情報をユーザーが上
書きできます。 つまり、ユーザーは単一セットの登録を使用して、複数のOracleインスタ
ンスからデータをキャプチャできます。
これにより、dbmover.cfgにあるORACLEID文の4番目の値がオーバーライドされます。以下
に例を示します。
ORACLEID=(coll_id,oracle_sid,connect_string,cap_connect_string)
Oracleインスタンスと共に使用されます。
インスタンス/接続文字列のいずれかまたは両方を指定できます。どちらかのキーワードを
指定しない場合、Oracleキャプチャは他方の値をdbmover.cfgファイルから取得します。
{DTLORAINST= }エスケープシーケンス
Oracle CDC専用。所定のOracleコレクションIDについて、Oracleインスタンス情報をユー
ザーが上書きできます。 つまり、ユーザーは単一セットの登録を使用して、複数のOracle
インスタンスからデータをキャプチャできます。
これにより、dbmover.cfgにあるORACLEID文の2番目の値がオーバーライドされます。以下
に例を示します。
ORACLEID=(coll_id,oracle_sid,connect_string,cap_connect_string)
Oracle接続文字列と共に使用されます。
インスタンス/接続文字列のいずれかまたは両方を指定できます。どちらかのキーワードを
指定しない場合、Oracleキャプチャは他方の値をdbmover.cfgファイルから取得します。
{DTLORASCHEMA= }エスケープシーケンス
Oracle CDC専用。キャプチャ登録のグループのスキーマ名をオーバーライドできます。つ
まり、単一セットの登録を使用して、所定のOracleインスタンスに存在する複数のスキー
マからデータをキャプチャできます。
{DTLOVRDBF= }エスケープシーケンス
i5/OS専用。 データベースファイルのオーバーライドを使用して、指定されたファイル名
が任意のSQL文で発生すると、新しいライブラリ/ファイル/メンバの組み合わせに置き換え
られます。オーバーライドは、ファイルが修飾されているかどうかにかかわらず発生し、
DTLLIBRARYLISTを使用して修飾されたファイルがすべて含まれます。
374
第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用
次の形式を使用します。
from_file/to_library/to_file{/to_member}
説明:
¨ from_file。 オーバーライドされるファイル。
¨ to_library。 新しく使用されるライブラリ。
¨ to_file。 使用する新しいライブラリに存在するファイル。
¨ to_member。 オプション。使用する新しいライブラリおよびファイルに存在するメン
バ。 何も指定されない場合、*FIRSTが使用されます。後者の場合、メンバ*FIRSTと見
なされます。
注: ライブラリリストのオーバーライド(DTLLIBRARYLIST)とデータベースファイル
のオーバーライドがどちらも指定され、テーブルがDTLLIBRARYLISTとDTLOVRDBFに存在
する場合は、DTLOVRDBFが優先されます。
{DTLREJECTFILE= }エスケープシーケンス
非同期書き込み拒否ファイルをオーバーライドします。拒否ファイルの詳細は、
『PowerExchangeバルクデータ移動ガイド 』に記載されています。
{DTLSESSID=}エスケープシーケンス
ユーザー指定の文字列(最大8文字)。SMFまたはファイルに書き込まれた統計にタスクを
リンクするために使用されます。
{DTLSTOPONERRORS =}エスケープシーケンス
エラー時の停止カウンタをオーバーライドします。許容範囲は、0~2147483647です。
{DTLSTRIPORDERBY=Y|N}エスケープシーケンス
Y に設定されている場合、SQL 内の次の Order By 句をすべて取り除きます。また、
PowerExchange は、SQL 内の "--" 文字をコメントインジケータとして扱い、コメントイ
ンジケータとその後の SQL テキストを取り除きます。
{DTLTIMEOUT= }エスケープシーケンス
EOF を返す前にキュー上でデータを待機するおおよその最長時間を(秒単位で)設定しま
す。
0 は、現在のログの終端に到達したら直ちに EOF を返すことを意味します。ログの終端
は、(実際の終端は移動するターゲットなので)抽出処理の START で判別されます。
86400 は EOF を返さないことを意味します。ジョブはいつまでも待機します。
{DTLUDBDB= }エスケープシーケンス
DB2 for Linux、UNIX、およびWindows専用。 このパラメータは、抽出マップから取得し
たデータベース接続をオーバーライドします。
SQLエスケープシーケンス
375
{DTLUPDELSEINS=Y}エスケープシーケンス
Yに設定すると、更新(または挿入)モードが有効になります。
{DTLWORKERS= }エスケープシーケンス
このエスケープシーケンスは廃止されました。
{DTLXTRASCHEMA= }エスケープシーケンス
このパラメータは、抽出マップで定義されたスキーマをオーバーライドします。
{DTLXTYPE=RS|SL}エスケープシーケンス
ODBC経由でPowerExchange Change Data Capture(CDC)にアクセスする場合にキャプチャ
抽出タイプを指定できます。
376
第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用
第 12 章
PowerExchangeデータタイプ
変換マトリックス
この章では、以下の項目について説明します。
¨ PowerExchangeデータタイプ変換, 377 ページ
¨ ODBCおよびPowerExchangeデータタイプの同値, 378 ページ
PowerExchangeデータタイプ変換
PowerExchangeは、以下の表に一覧で示した変換をサポートします。
表のセル内のXは、変換がサポートされることを示します。 すべてのシステムで64ビット
整数をサポートしているわけではありません。 サポートされていない場合、
PowerExchangeは、浮動小数点変換を使用したエミュレーションを提供します。 この精度
は最高でも約15桁です。64ビット整数の完全な18桁にはなりません。
以下の表に、BIN、DATE、DBL、FLT、TIME、TIMESTAMP、およびVARBINデータタイプについ
て、サポートされる変換を一覧に示します。
開始
BIN
終了
BIN
CHAR
X
X
DATE
DBL
FLT
STRING
TIME
TIMESTAMP
X
DATE
X
X
X
DBL
X
X
FLT
X
X
TIME
X
X
X
VARBIN
VARCHAR
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
X
377
開始
終了
BIN
TIMESTAMP
VARBIN
X
CHAR
DATE
X
X
DBL
FLT
X
STRING
TIME
TIMESTAMP
X
X
X
VARBIN
VARCHAR
X
X
X
X
以下の表に、CHAR、NUMCHAR、NUM xx、PACKED、STRING、UPACKED、UZONED、VARCHAR、およ
びZONEDデータタイプについて、サポートされる変換を一覧に示します。
開始
終了
CHAR
DBL
NUMCHAR
NUM xx
PACKED
STRING
VARCHAR
UPACKED
ZONED
UZONED
CHAR
X
X
X
X
X
X
X
X
NUMCHAR
X
X
X
X
X
X
X
X
NUMxx
X
X
X
X
X
X
X
X
PACKED
X
X
X
X
X
X
X
X
STRING
X
X
X
X
X
X
X
X
UPACKED
X
X
X
X
X
X
X
X
UZONED
X
X
X
X
X
X
X
X
VARCHAR
X
X
X
X
X
X
X
X
ZONED
X
X
X
X
X
X
X
X
ODBCおよびPowerExchangeデータタイプの同
値
以下の表に、ODBCおよびPowerExchangeデータタイプの同値を示します。
ODBC SQLデータ型
ODBC SQL Cデータ型
SQL_BINARY
378
第 12章: PowerExchangeデータタイプ変換マトリックス
PowerExchangeデータ型
DTLNET_BIN
ODBC SQLデータ型
ODBC SQL Cデータ型
PowerExchangeデータ型
SQL_BIT
SQL_C_BIT
DTLNET_BIT
SQL_CHAR
SQL_DATE
DTLNET_CHAR
SQL_C_DATE
DTLNET_DATE
SQL_DECIMAL
SQL_DECIMAL
DTLNET_MONEY
SQL_C_ULONG
DTLNET_NUM32U
SQL_DECIMAL
DTLNET_NUM64
SQL_DECIMAL
DTLNET_NUM64U
SQL_DECIMAL
DTLNET_NUMCHAR
SQL_DECIMAL
DTLNET_PACKED
SQL_DECIMAL
DTLNET_UPACKED
SQL_DECIMAL
DTLNET_UZONED
SQL_DECIMAL
DTLNET_ZONED
SQL_DOUBLE
SQL_C_DOUBLE
DTLNET_DOUBLE
SQL_INTEGER
SQL_C_USHORT
DTLNET_NUM16U
SQL_INTEGER
SQL_C_LONGおよびSQL_C_SLONG
DTLNET_NUM32
SQL_REAL
SQL_C_FLOAT
DTLNET_FLOAT
SQL_SMALLINT
SQL_C_SHORTおよび
SQL_C_SSHORT
DTLNET_NUM16
SQL_SMALLINT
SQL_C_UTINYINT
DTLNET_NUM8U
SQL_TIME
SQL_C_TIME
DTLNET_TIME
SQL_TIMESTAMP
SQL_C_TIMESTAMP
DTLNET_TIMESTAMP
SQL_TINYINT
SQL_C_TINYINTおよび
SQL_C_STINYINT
DTLNET_NUM8
SQL_VARBINARY
SQL_C_BINARY
DTLNET_VARBIN
ODBCおよびPowerExchangeデータタイプの同値
379
ODBC SQLデータ型
ODBC SQL Cデータ型
PowerExchangeデータ型
SQL_VARCHAR
SQL_C_CHAR
DTLNET_STRING
SQL_VARCHAR
380
第 12章: PowerExchangeデータタイプ変換マトリックス
DTLNET_VARCHAR
付録 A
PowerExchangeデータソース
ウィザード
この付録では、以下の項目について説明します。
¨ PowerExchangeデータソースウィザードの概要, 381 ページ
¨ [PowerExchangeデータソース]タブ, 382 ページ
¨ [全般]タブ, 385 ページ
¨ [AS400プロパティ]タブ, 388 ページ
¨ [CAPXプロパティ]タブ, 390 ページ
¨ [CAPXRTプロパティ]タブ, 391 ページ
¨ [DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ, 394 ページ
PowerExchangeデータソースウィザードの概
要
PowerExchangeデータソースウィザードを使用して、Windows上でPowerExchange ODBCドラ
イバを追加します。
PowerExchangeデータソースウィザードで定義するドライバのプロパティは、データベース
タイプによって異なります。 以下のトピックでは、PowerExchangeデータソースウィザー
ドのタブについて説明します。
LinuxまたはUNIX上でODBCドライバを追加するには、ODBC.iniファイルにパラメータを追加
します。 詳細については、「PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ」
(ページ349)を参照してください。
381
[PowerExchangeデータソース]タブ
PowerExchangeデータソースウィザードの[PowerExchangeデータソース]タブでは、プロ
パティを入力してPowerExchangeデータソースを定義します。
名前
データソースの名前。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。ODBC.iniファイルのエントリ
場所
データソースの場所。
場所リストに表示される場所は、ローカルマシン上のdbmover.cfgコンフィギュレーシ
ョンファイルのNODE文で定義されています。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。LOCATION
タイプ
データソースタイプ。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBTYPE
ローカルコードページ
使用可能なコードページ。
デフォルトはDefaultです。これで、コードページに対して、PowerExchangeコンフィ
ギュレーションファイル内のコードページ値またはシステムのデフォルトコードペー
ジが使用されることになります。
ファイル名
ADAUNLDデータソースタイプのみ。 Adabasアンロードファイルの名前。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL1
データベース
ADAUNLD、INFORMIX、MSSQL、ODBC、またはSYBASEデータソースタイプのみ。
データベースの名前。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。INFORMIXまたはSYBASEデータソースタ
イプの場合、DBQUAL1。
ADAUNLD、MSSQL、またはODBCデータソースタイプの場合、DBQUAL2。
DB修飾子2
CAPXまたはCAPXRTデータソースタイプのみ。
アプリケーション名。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL2
SSIDまたはDB名
DB2、DB2UDB、またはDB2400Cデータソースタイプのみ。
382
付録 A: PowerExchangeデータソースウィザード
DB2 SSIDまたはデータベース名。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL1
書き込みモード
DB2、DB2UDB、DB2400C、MSSQL、NRDB、NRDB2、ODBC、またはORACLEデータソースタイ
プのみ。
書き込みモード。
次のオプションがあります。
¨ 書き込み確認オン。 書き込み確認を有効にします。 PowerExchange ODBCドライ
バに送信されたデータがバッファされるのではなく、PowerExchange Listenerに
直接送信されることを確認します。 さらに、success/no successの応答が送信さ
れ、エラーの回復が改善されます。 ただし、応答を送信すると、データ転送速度
が落ちる場合があります。
¨ 書き込み確認オフ。 DB2、DB2 UDB、およびOracleデータソースの場合のみ。 書
き込み確認を無効にします。 この設定を使用する前に、Informaticaグローバルカ
スタマサポートにお問い合わせください。
¨ フォールトトレランス付き非同期。 フォールトトレランスを持つ非同期書き込み
を可能にします。非同期書き込みの詳細については、『 PowerExchangeバルクデー
タ移動ガイド』を参照してください。
デフォルトは、書き込み確認オンです。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。CONFIRMWRITE
拒否ファイル
書き込みモードリストで[フォールトトレランス付き非同期]オプションを選択した
場合にのみ使用できます。
非同期書き込み操作時に使用する拒否ファイルの場所とファイル名。
拒否ファイルロギングを無効にするには値PWXDISABLEを入力します。
最大長は384文字です。
詳細については、『PowerExchangeバルクデータ移動ガイド 』を参照してください。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。REJECTFILE
エラー時の停止
書き込みモードリストで[フォールトトレランス付き非同期]オプションを選択した
場合にのみ使用できます。
処理の終了前に書き込みフェーズで許される、致命的でないエラーの数。
有効な値は0~2147483647です。
詳細については、『PowerExchangeバルクデータ移動ガイド 』を参照してください。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。STOPONERRORS
SSID
DB2390IMGデータソースタイプのみ。 DB2 SSID。
[PowerExchangeデータソース]タブ
383
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL1
アプリケーション名
EMRデータソースタイプのみ。 データ抽出に使用するアプリケーション名。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL2
待ち時間
EMR、NRDB、またはNRDB2データソースタイプのみ。
EOF(ファイルの終わり)を返す前に、データを待機するおおよその最長時間(秒単
位)。
次のオプションがあります。
¨ 0。EOFは、現在のログの終端に達すると返されます。 ログの終端は、(実際の終
端は絶えず移動するので)抽出処理の開始で判別されます。
¨ 2~86399。 EOF(ファイルの終わり)を返す前に、データを待機する秒数。
¨ 86400. EOFは返されません。 ジョブはいつまでも待機します。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。WAITTIME
サーバー
INFORMIXまたはSYBASEデータソースタイプのみ。
データベースが配置されているサーバー。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL2
DSN
MSSQLまたはODBCデータソースタイプのみ。
DSN名。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL1
SQL *Net名
ORACLEデータソースタイプのみ。
SQL *Net名。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL1
関連項目:
¨ 「Windows上でのODBCデータソースの作成」
(ページ365)
¨ 「PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ」
¨ 「[AS400プロパティ]タブ」
¨ 「[CAPXプロパティ]タブ」
(ページ388)
(ページ390)
¨ 「[CAPXRTプロパティ]タブ」
(ページ391)
¨ 「[DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ」
¨ 「[全般]タブ」
384
(ページ385)
付録 A: PowerExchangeデータソースウィザード
(ページ394)
(ページ349)
[全般]タブ
PowerExchangeデータソースウィザード内の[全般]タブで、PowerExchangeデータソース
定義に以下のオプションのプロパティを入力します。
統合マスク
統合マスク。 以下の値のカンマ区切りのリストを入力します。
¨ BINASCHAR。 ODBC SQLColAttributes()呼び出しによって、BINまたはVARBINカラ
ムがCHARまたはVARCHARカラムに変更され、長さが2倍になるようにします。
BINASCHARオプションを有効にするには、キーワードBINASCHARまたはILMBRIDGEを
指定します。
¨ CLOSEDSTMREUSE。 文が読み取りまたは選択モードで開かれて、タイプSQL_CLOSEの
ODBC SQLFreeStmt()呼び出しの後で保持されるようにします。 StmtKeepAliveの
サブセット。
CLOSEDSTMREUSEオプションを有効にするには、キーワードCLOSEDSTMREUSEまたは
ILMBRIDGEを指定します。
¨ CPOOL。 接続プールを初期化します。
¨ DFN。 DFNを指定すると、PowerExchangeデータソースタイプが次のように返されま
す。
PWX:dbtype
DFNを指定しなかった場合は、以下の文字列が返されます。
PWX
Informaticaでは、デフォルト値の使用をお勧めします。
¨ ILMBRIDGE。 このキーワードを指定して、オプションBINASCHAR、
CLOSEDSTMREUSE、NOFKEYS、NOUNDERSCORE、SQLLEN4BYTES、およびV3COLNAMESを有
効にします。 Informatica Data Archive製品がJDBC-ODBCブリッジ接続を介して
PowerExchange ODBCドライバにアクセスする場合は、このキーワードを含めます。
¨ NOFKEYS。 SQLForeignKeys() ODBC呼び出しがPowerExchange Listenerを呼び出さ
ずに空の結果セットを返すようにします。
NOFKEYSオプションを有効にするには、キーワードNOFKEYSまたはILMBRIDGEを指定
します。
¨ NOUNDERSCORE。 DTLDescribe処理でアンダースコア文字が%記号に置き換えられな
いようにします。 このオプションを有効にすると、PowerExchangeが単一のNRDB2
テーブルを処理できるようになります。
NOUNDERSCOREオプションを有効にするには、キーワードNOUNDERSCOREまたは
ILMBRIDGEを指定します。
¨ OWB。 各種SQL検証および文の再利用プロパティを定義します。 Used by Oracle
Warehouse Builderで使用されます。
¨ SQLLEN4BYTES。JDBC-ODBCブリッジがSQLGetDataを4バイトの整数バッファで呼び
出し、ターゲットデータの長さを返すことを指定します。
SQLLEN4BYTESオプションを有効にするには、SQLLEN4BYTESまたはILMBRIDGEキーワ
ードを指定します。
[全般]タブ
385
¨ V30。 ODBC SQLColumns()呼び出しがV3のカラム名を返すようにします。 IBM DB2
Information Integrator(II)で使用されます。
¨ V3COLNAMES。 SQLTables()、SQLColumns()、SQLPrimaryKeys()など、すべてのメ
タデータ結果セットで、ODBC V3の名前が返されるようにします。 V30フラグのス
ーパーセット。
V3COLNAMESオプションを有効にするには、キーワードV3COLNAMESまたはILMBRIDGE
を指定します。
¨ VERBOSE。 互換性のオプションに関して、追加メッセージが生成されるようにしま
す。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。COMPATIBILITY
最大行数
取得できる最大行数。
有効な値は0~2147483647です。
デフォルトは0で、無限の行数を示します。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。MAXROWS
ペーシングサイズ
行数またはキロバイト数。 対話的なアプリケーションなどのアプリケーションが
PowerExchange Listenerからのデータフローに追いつけないときに、このプロパティ
を設定します。
最大のパフォーマンスを実現するには、このプロパティを0に設定します。
デフォルトは、API rows_requestedパラメータの値です。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。PACESIZE
As KB
ペーシングサイズをキロバイトで指定するには、このオプションを選択します。
デフォルトは、As KBです。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。INTERPRETASROWS
As Rows
ペーシングサイズを行数で指定するには、このオプションを選択します。
デフォルトは、As KBです。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。INTERPRETASROWS
圧縮
データを圧縮するには、このオプションを選択します。
このオプションはデフォルトではクリアされます。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。COMPRESS
暗号化
データを暗号化するには、このオプションを選択します。
386
付録 A: PowerExchangeデータソースウィザード
このオプションはデフォルトではクリアされます。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。ENCRYPT(以下のとおりです)。
¨ このオプションが選択されている場合、ENCRYPT=N。
¨ このオプションがクリアされている場合、ENCRYPT=Y。
オプション
暗号化オプション(以下のいずれかです)。
¨ DES。 データは、DES (Digital Encryption Standard)アルゴリズムを使用して暗
号化されます。
¨ RC2。 データは、RSAセキュリティアルゴリズムを使用して暗号化されます。
暗号化オプションを選択する場合は、レベルリストで暗号化レベルを選択する必要が
あります。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。ENCRYPT(以下のとおりです)。
¨ DESオプションを選択した場合、ENCRYPT=DES。
¨ RC2オプションを選択した場合、ENCRYPT=RC2。
レベル
DESまたはRC2暗号化オプションを選択する場合は、必須です。
暗号化レベル。
次のオプションがあります。
¨ 1. データは、以下を使用して暗号化されています。
- DESの場合、次のとおりです。56ビットキーの暗号化
- RC2の場合、次のとおりです。56ビットキーの暗号化
¨ 2. データは、以下を使用して暗号化されています。
- DESの場合、次のとおりです。Triple DES 164ビットキーの暗号化
- RC2の場合、次のとおりです。64ビットキーの暗号化
¨ 3. データは、以下を使用して暗号化されています。
- DESの場合、次のとおりです。Triple DES 164ビットキーの暗号化
- RC2の場合、次のとおりです。128ビットキーの暗号化
DESまたはRC2暗号化オプションを選択する場合、デフォルトは1です。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。ENCRYPTLEVEL
MQ取得オプション
MQSeriesキューから実行する読み取り操作のタイプ。
次のオプションがあります。
¨ BROWSE。 キューのデータのコピーを読み取ります。
¨ READ。 データを読み取り、キューからそのデータを削除します。
デフォルトは、READです。
[全般]タブ
387
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。MQGETOPT
アプリケーション
抽出を識別するアプリケーション名。 アプリケーション名を指定すると、単一接続の
個々の使用を識別する機能が強化されます。 これは、その後、タスク制御で使用でき
ます。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DTLAPP
PWXオーバーライド
オプション。バルクデータ移動またはCDCセッションのPowerExchange ODBC接続に適
用される以下のいずれかまたは両方のタイムアウトオーバーライド。
TCPIP_OP_TIMEOUT=network_operation_timeout
TCPIP_CON_TIMEOUT=connection_timeout
両方のオーバーライドを指定する場合は、区切り文字としてカンマ(,)を使用しま
す。例えば、以下のように指定します。
TCPIP_OP_TIMEOUT=nnn,TCPIP_CON_TIMEOUT=nnn
TCPIP_OP_TIMEOUTは、ネットワーク操作のタイムアウトを秒単位で指定します。 ク
ライアント側アプリケーションのスレッドでネットワーク操作がこのタイムアウト間
隔を超えたことが検出されると、PowerExchangeは接続を終了し、タイムアウトエラー
メッセージを発行します。
TCP_CON_TIMEOUTは、接続試行のタイムアウトを秒単位で指定します。
PowerExchangeがこの時間間隔内にODBC接続を確立できない場合、PowerExchangeはエ
ラーメッセージを発行します。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。PWXOVERRIDES
関連項目:
¨ 「PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ」
¨ 「[AS400プロパティ]タブ」
¨ 「[CAPXプロパティ]タブ」
¨ 「[CAPXRTプロパティ]タブ」
(ページ349)
(ページ388)
(ページ390)
(ページ391)
¨ 「[DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ」
¨ 「[PowerExchangeデータソース]タブ」
(ページ394)
(ページ382)
[AS400プロパティ]タブ
PowerExchangeデータソースウィザードの[AS/400プロパティ]タブで、プロパティを入力
してPowerExchange DB2 for i5/OSデータソースを定義します。
分離レベル
トランザクションのコミット範囲。
388
付録 A: PowerExchangeデータソースウィザード
次のオプションがあります。
¨ ALL
¨ CHG
¨ CS
¨ NONE
¨ RR
このオプションは一般にCSに設定されます。
デフォルトは、NONEです。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。ISOLATION
ライブラリリスト(非修飾テーブル)
選択、挿入、削除、または更新の文で1番目のテーブル名を修飾するために(テーブル
名が修飾されていない場合)、PowerExchangeが検索するライブラリのリスト(スペー
ス区切り)。 指定できるライブラリ数は最大34ライブラリです。 各ライブラリ名の
最大長は10文字です。
注: ライブラリリスト(非修飾テーブル)ボックスおよびテーブル/ファイルオーバー
ライドボックスの両方でライブラリリストを指定して、両方のリストでテーブルが見
つかった場合は、テーブル/ファイルオーバーライドリストで見つかったテーブルが優
先されます。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。LIBRARYLIST
テーブル/ファイルオーバーライド
ファイルのスペース区切りリストは、以下の形式でオーバーライドします。
filename/newlibrary/newfilename/newmembername
また、以下の形式も使用できます。
filename/newlibrary/newfilename/
この形式で、メンバは*FIRSTにデフォルト設定されます。
指定できるファイル数は最大8ファイルです。 各ファイル仕様の最大文字長は、以下
のように、43文字です。
¨ filename値に10文字
¨ newlibrary値に10文字
¨ newfilename値に10文字
¨ newmember値に10文字(指定する場合)
¨ スラッシュ(/)区切り文字に3文字
このオーバーライドを使用して、指定されたファイル名がSQL文で発生すると、ファイ
ルの修飾の有無に関係なく、 newlibrary/newfilename/newmembernameの組み合わせに
置き換えられます。 これで、ライブラリリスト(非修飾テーブル)オーバーライドで
指定されたファイルはいずれも組み込まれます。
注: ライブラリリスト(非修飾テーブル)ボックスおよびテーブル/ファイルオーバー
ライドボックスの両方でライブラリリストを指定して、両方のリストでテーブルが見
[AS400プロパティ]タブ
389
つかった場合は、テーブル/ファイルオーバーライドリストで見つかったテーブルが優
先されます。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。OVRDBF
関連項目:
¨ 「PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ」
¨ 「[CAPXプロパティ]タブ」
(ページ390)
¨ 「[CAPXRTプロパティ]タブ」
(ページ391)
¨ 「[DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ」
¨ 「[全般]タブ」
(ページ349)
(ページ394)
(ページ385)
¨ 「[PowerExchangeデータソース]タブ」
(ページ382)
[CAPXプロパティ]タブ
PowerExchangeデータソースウィザードの[CAPXプロパティ]タブで、プロパティを入力し
てPowerExchange CAPXデータソースを定義します。
抽出の種類
抽出の種類。 次のオプションがあります。
¨ SL。 z/OSのリスタートトークンまたはi5/OSのチェックポイントタイムスタンプの
いずれかによって、直前の抽出が終了したポイントから抽出を開始します。
¨ RS。 前回の抽出の開始ポイントから抽出を再開します。 このオプションを使用す
ると、同じ抽出を複数回実行できます。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。CAPXTYPE
画像タイプ
キャプチャ画像タイプ。 次のオプションがあります。
¨ BA。操作前の画像データ、最新の変更の前、および操作後の画像データ、最新の変
更の後をキャプチャします。 操作前の画像データは、レコードの削除を強制する
アクション文字が付属しています。 操作後の画像データ(変更データを含む)
は、挿入操作の形式です。
¨ AI。操作後の画像のみをキャプチャします。
¨ TU。操作前/操作後の画像をキャプチャします(発生時)。 操作前の画像データを
使用すると、アプリケーションは、要求以降にレコード内で何も変更されていない
ことを確認できます。 操作後の画像データは、更新操作として表示されます。 更
新は完全画像ですが、これを取得するアプリケーションは、BAで発生する場合と同
様に、ターゲットレコードを削除して新しく挿入する代わりに、ターゲットレコー
ドを変更することができます。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。CAPXIMAGETYPE
390
付録 A: PowerExchangeデータソースウィザード
AS400ライブラリ/ファイル名
PowerExchangeキャプチャ登録で指定する、完全修飾されたDB2 for i5/OSライブラリ/
テーブル名をオーバーライドします。
以下に例を示します。
STQA/NEWTABLE
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL1
AS400インスタンス
PowerExchangeキャプチャ登録で指定する、DB2 for i5/OSインスタンス名をオーバー
ライドします。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL2
CAPI接続
DBMOVERコンフィギュレーションファイルのCAPI_CONNECTION文で指定されたデフォル
トのデータベース接続をオーバーライドします。
関連するデータソースを指すには、DBMOVERコンフィギュレーションファイルにある
CAPI_CONNECTION文のNAMEパラメータの値を指定します。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DTLCONN_OVR
抽出スキーマ
抽出マップで指定されたスキーマ名をオーバーライドします。
最大長は128文字です。空白は使用できません。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。XTRASCHEMA
関連項目:
¨ 「PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ」
¨ 「[AS400プロパティ]タブ」
¨ 「[CAPXRTプロパティ]タブ」
(ページ388)
(ページ391)
¨ 「[DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ」
¨ 「[全般]タブ」
(ページ349)
(ページ394)
(ページ385)
¨ 「[PowerExchangeデータソース]タブ」
(ページ382)
[CAPXRTプロパティ]タブ
PowerExchangeデータソースウィザードの[CAPXRTプロパティ]タブで、プロパティを入力
してPowerExchange CAPXRTデータソースを定義します。
[CAPXRTプロパティ]タブ
391
抽出の種類
抽出の種類。 次のオプションがあります。
¨ SL。 直前の抽出以降のすべてのデータを抽出します。
¨ RS。 前回の抽出または指定された抽出を再開します。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。CAPXTYPE
画像タイプ
画像タイプ。 次のオプションがあります。
¨ BA。操作前の画像データ、最新の変更の前、および操作後の画像データ、最新の変
更の後をキャプチャします。 操作前の画像データは、レコードの削除を強制する
アクション文字が付属しています。 操作後の画像データ(変更データを含む)
は、挿入操作の形式です。
¨ AI。操作後の画像のみをキャプチャします。
¨ TU。操作前/操作後の画像をキャプチャします(発生時)。 操作前の画像データを
使用すると、アプリケーションは、要求以降にレコード内で何も変更されていない
ことを確認できます。 操作後の画像データは、更新操作として表示されます。 更
新は完全画像ですが、これを取得するアプリケーションは、BAで発生する場合と同
様に、ターゲットレコードを削除して新しく挿入する代わりに、ターゲットレコー
ドを変更することができます。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。CAPXIMAGETYPE
AS400ライブラリ/ファイル名
PowerExchangeキャプチャ登録で指定する、完全修飾されたDB2 for i5/OSライブラリ/
テーブル名をオーバーライドします。
以下に例を示します。
STQA/NEWTABLE
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL1
AS400ライブラリ/ジャーナル
PowerExchangeキャプチャ登録で指定する、完全修飾されたライブラリ/ジャーナル名
をオーバーライドします。
以下に例を示します。
STQA/NEWJOURNAL
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。UAP
Oracleインスタンス
dbmover.cfgコンフィギュレーションファイル内のORACLEID文の第2位置パラメータで
Oracleインスタンス値をオーバーライドします。 以下に例を示します。
ORACLEID=(coll_id,oracle_sid,connect_string,cap_connect_string)
複数のOracleインスタンスからデータをキャプチャするときに単一セットのキャプチ
ャ登録の使用を有効にするために、Oracle Connection String値との組み合わせで使
用します。
392
付録 A: PowerExchangeデータソースウィザード
Oracle Instance値を指定するが、Oracle Connection String値は指定しない場合、
Oracleキャプチャは、dbmover.cfgファイルのORACLEID文で指定されたOracle接続文
字列値を使用します。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。ORAINST
Oracle接続文字列
dbmover.cfgコンフィギュレーションファイル内のORACLEID文の第3位置パラメータで
Oracle接続文字列値をオーバーライドします。 以下に例を示します。
ORACLEID=(coll_id,oracle_sid,connect_string,cap_connect_string)
複数のOracleインスタンスからデータをキャプチャするときに単一セットのキャプチ
ャ登録の使用を有効にするために、Oracle Instance値との組み合わせで使用します。
Oracle Connection String値を指定するが、Oracle Instance値は指定しない場合、
Oracleキャプチャは、dbmover.cfgファイルのORACLEID文で指定されたOracle接続文
字列値を使用します。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。ORACONN
Oracleスキーマ
Oracleインスタンスに存在する可能性のある複数のスキーマからデータをキャプチャ
するときに単一セットのキャプチャ登録の使用を有効にするために、PowerExchange登
録グループ内のOracleスキーマ値をオーバーライドします。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。ORASCHEMA
IDMS LOGSID
IDMS同期の場合のみ。 dbmover.cfgコンフィギュレーションファイル内のLOGSID文で
指定されたインスタンス値と、PowerExchangeキャプチャ登録で指定されたインスタン
ス値をオーバーライドします。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。LOGSID
DB2 UDBデータベース
DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsの場合のみ。 EMRの場合のみに必要です。
PowerExchange抽出マップで指定されたデータベース接続値をオーバーライドします。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DATABASE
CAPI接続
DBMOVERコンフィギュレーションファイルのCAPI_CONNECTION文で指定されたデフォル
トの
データベース接続をオーバーライドします。
関連するデータソースを指すには、DBMOVERコンフィギュレーションファイルにある
CAPI_CONNECTION文のNAMEパラメータで指定されている値を使用します。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DTLCONN_OVR
抽出スキーマ
PowerExchange抽出マップで指定されたスキーマ名をオーバーライドします。
最大長は128文字です。空白は使用できません。
[CAPXRTプロパティ]タブ
393
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。XTRASCHEMA
関連項目:
¨ 「PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ」
¨ 「[AS400プロパティ]タブ」
¨ 「[CAPXプロパティ]タブ」
(ページ388)
(ページ390)
¨ 「[DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ」
¨ 「[全般]タブ」
(ページ349)
(ページ394)
(ページ385)
¨ 「[PowerExchangeデータソース]タブ」
(ページ382)
[DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ
DB2データソースの場合のみ。 PowerExchangeデータソースウィザードの[DB2/S390バル
クロードプロパティ]タブで、プロパティを入力してPowerExchange for DB2バルクロード
処理を定義します。
バルクロード
このページでの入力を有効にするには、このオプションを選択します。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。BULKLOAD
ロードオプション
ロードオプション。
次のオプションがあります。
¨ INSERT。 挿入。
¨ REPLACE。置換。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。LOADOPTIONS(以下のとおりです)。
¨ INSERTはLOADOPTIONS=1と等価です。
¨ REPLACEはLOADOPTIONS=4と等価です。
一時ファイルの削除
一時ファイルを削除するかどうかを指定します。 次のオプションがあります。
¨ NO。一時ファイルは削除されません。
¨ BEFORE。 一時ファイルは、ローダーの実行前に削除されます。
¨ AFTER SUCCESS ONLY。 モードの種類JOBの場合のみ。 戻りコードが0の場合、一
時ファイルはローダーの実行後に削除されます。
¨ AFTER。 モードの種類JOBの場合のみ。 一時ファイルは、ローダーの実行後に削除
されます。
394
付録 A: PowerExchangeデータソースウィザード
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DELETETEMPFILES(以下のとおりで
す)。
¨ NOはDELETETEMPFILES=1と等価です。
¨ BEFOREはDELETETEMPFILES=2と等価です。
¨ AFTER SUCCESS ONLYはDELETETEMPFILES=3と等価です。
¨ AFTERはDELETETEMPFILES=4と等価です。
JCLテンプレート
PowerExchange Listenerが動作しているシステムで定義されたPDSのメンバである、
ターゲットシステム上のJCLファイルテンプレートの名前。
デフォルトはDB2LDJCLです。このJCLは、使用前にカスタマイズする必要があります。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。JCLTEMPLATE
CTLテンプレート
PowerExchange Listenerが動作しているシステムで定義されたPDSのメンバである、
ターゲットシステム上のDB2バルクロード制御ファイルテンプレートの名前。
CTLテンプレートを指定する場合、Load Optionsオプションは無視されます。
デフォルトはDB2LDJCLです。このJCLは、使用前にカスタマイズする必要があります。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。CTLTEMPLATE
モードの種類
モードの種類。 次のオプションがあります。
¨ JOB。 内部リーダーへのジョブとしてサブミットします。
¨ NOSUBMIT。 サブミットせず。 代わりに、DB2ローダー固有の制御ファイルとデー
タファイルを作成し、ターゲットシステムに保存して、ディスク上に実行ファイル
JCLデッキを生成します。
¨ TASK。 PowerExchange Listenerのサブタスクとしてサブミットします。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。MODETYPE(以下のとおりです)。
¨ TASKはMODETYPE=1と等価です。
¨ NOSUBMITはMODETYPE=2と等価です。
¨ JOBはMODETYPE=3と等価です。
モードの時間
モードの時間。 次のオプションがあります。
¨ WAIT。同期を選択します。 モードの種類JOBまたはTASKの場合のみ。 ジョブまた
はタスクが終了すると、結果をレポートします。
¨ NOWAIT。非同期。 モードの種類JOBまたはNOSUBMITの場合のみ。 ジョブが送信さ
れるときにOKを返します。
¨ TIMED。 同期を選択します。モードの種類JOBの場合のみ。 指定した秒数を待機し
ます。
[DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ
395
¨ DATAONLY。 すべてのモードの種類に使用するが、一般にはNOSUBMITモードの種類
で使用します。 データDB2ローダーファイルを作成します。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。MODETIME(以下のとおりです)。
¨ WAITはMODETIME=1と等価です。
¨ NOWAITはMODETIME=2と等価です。
¨ TIMEDはMODETIME=3と等価です。
¨ DATAONLYはMODETIME=4と等価です。
時間
モードの種類JOBおよびモードの時間TIMEDの場合のみ有効です。
0~99999の値(以下のとおり)です。
¨ 0. 待機なし。
¨ 99999. 待機。
¨ その他の任意の値。 待機秒数。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。TIME
スペース
z/OSのスペース割り当て。 次のオプションがあります。
¨ TRACK。 トラック。
¨ CYLINDERS。 シリンダ。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。SPACE
プライマリスペース
z/OSファイル用のプライマリスペースの量。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。PRISPACE
セカンダリスペース
z/OSファイル用のセカンダリスペースの量。
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。SECSPACE
FName
ホストシステム上のファイル名。 z/OS上で作成されるファイルの軸として使用されま
す。
以下のファイルが作成されます。
¨ FNAME.DTLnnnnn
ロードのためのデータ。
¨ FNAME.DTLnnnnn.CTL
Loadコマンド。
¨ FNAME.DTLnnnnn.SQL
SQL テンプレート - テーブルの作成。
396
付録 A: PowerExchangeデータソースウィザード
¨ FNAME.DTLnnnnn.SYSPRINT
ローダーからの出力
対応するODBCパラメータは、次のとおりです。FNAME
関連項目:
¨ 「PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ」
¨ 「[AS400プロパティ]タブ」
¨ 「[CAPXプロパティ]タブ」
(ページ388)
(ページ390)
¨ 「[CAPXRTプロパティ]タブ」
¨ 「[全般]タブ」
(ページ349)
(ページ391)
(ページ385)
¨ 「[PowerExchangeデータソース]タブ」
(ページ382)
[DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ
397
付録 B
PowerExchange用語集
A
access method: アクセス方式
テーブル、データセット、変更ストリーム、圧縮ファイル、フラットファイルなどのデー
タソースから、バルクデータまたは変更データを抽出するためにPowerExchangeで使用され
るソース固有のプログラムインタフェース。
active logs: アクティブログ
キャプチャされた変更データをPowerExchangeロッガーが格納するためのディスクデータセ
ット。archive logs: アーカイブログ (ページ399)も参照してください。
after image: 操作後の画像
挿入または更新操作が行われた後のソースレコードまたは行の表現。PowerExchangeは、特
定の状況下で変更データストリームの一部として後のイメージを保存することができま
す。before image: 操作前の画像 (ページ400)も参照してください。
Agent: エージェント
PowerExchangeエージェント (ページ414)を参照してください。
APF
authorized program facility (APF): 許可プログラム機能(APF) (ページ399)を参照
してください。
application group: アプリケーショングループ
PowerExchange Navigatorの場合、特定の場所でキャプチャされたデータに対して実行す
る抽出処理の、一連のアプリケーション名。アプリケーショングループは、登録グループ
を定義するときに生成されます。アプリケーショングループは、PowerExchange Navigator
で表示するためにCDEPファイルのデータのフィルタ処理に使用されます。
application name: アプリケーション名
PowerCenterを使用して変更データを抽出する場合に、抽出処理に割り当てる一意の名前。
PowerExchange Navigatorでは、変更データの抽出元となる場所のアプリケーショングル
ープの下にアプリケーション名が表示されます。
application service: アプリケーションサービス
Informaticaドメインにある1つ以上のノードで実行するサービス。 Informatica
Administrator内またはinfacmdコマンドプログラムを使用して、アプリケーションサービ
スを作成および管理します。 各アプリケーションサービスは、環境の要件に基づいて設定
します。
Application Transparent - Transport Layer Security (AT-TLS) file:
Application Transparent - Transport Layer Security(AT-TLS)ファイル
Secure Sockets Layer(SSL)セキュリティの使用が許可されたz/OSジョブを指定するた
めに定義できるポリシーファイル。
archive logs: アーカイブログ
PowerExchangeで、アクティブログが満杯になった場合にオフロードされる変更データを保
持するために、ディスクまたはテープにPowerExchangeロッガーが生成するバックアップデ
ータセット。データがオフロードされると、アクティブログへのデータのロギングを再開
できます。
asynchronous capture: 非同期キャプチャ
トランザクションが発生したときにソースデータベースから変更を直接読み込むのではな
く、データベースログファイルから読み込む、変更データキャプチャの種類。この方法
は、すべてのリレーショナルデータベースソースおよびログベースのキャプチャで使用さ
れます。synchronous capture: 同期キャプチャ (ページ420)も参照してください。
asynchronous write: 非同期書き込み
クライアントがデータブロックをPowerExchange Listenerに送信し、応答を待たずに別の
データブロックを送信する、データベースへのデータの書き込みモード。関連項目:
synchronous write: 同期書き込み (ページ421)
authorized program facility (APF): 許可プログラム機能(APF)
制約された機能をプログラムで使用することを許可するためにPowerExchangeで使用でき
る、z/OS環境におけるIBM機能。
B
batch extraction mode: バッチ抽出モード
PowerExchange Condenseの圧縮ファイルまたはPowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、
Windows用)のログファイルから変更データを、バッチモードで抽出する方法。 抽出ジョ
ブが開始されたときに閉じている圧縮ファイルのみが処理されます。 抽出ジョブは、これ
らの圧縮ファイルまたはログファイルからの変更の読み取りを完了すると、終了します。
関連項目: continuous extraction mode: 継続抽出モード (ページ403)およびrealtime extraction mode: リアルタイム抽出モード (ページ418)
用語集
399
Batch Message Processing (BMP): バッチメッセージ処理(BMP)
オンラインデータベースとメッセージキューに対してアクセス権がありJCLで開始される、
IMSバッチ処理プログラム。PowerExchangeのIMS同期ECCRは、BMPセッションから変更デー
タをキャプチャできます。
before image: 操作前の画像
削除または更新操作が処理される前のソースレコードまたは行の表現。PowerExchangeは、
特定の状況下で変更データストリームの一部として前のイメージを保存することができま
す。after image: 操作後の画像 (ページ398)も参照してください。
BMP
Batch Message Processing (BMP): バッチメッセージ処理(BMP) (ページ400)を参照し
てください。
bulk data extraction: バルクデータ抽出
ターゲットをマテリアライズするか特定の時点でターゲットデータとソースデータを同期
させるために行う、ソースデータのバルク移動。
C
CAPI: CAPI
consumer API (CAPI): コンシューマAPI(consumer API:CAPI) (ページ403)を参照し
てください。
CAPI connection: CAPI接続
DBMOVERコンフィギュレーションファイルで定義され、特定ソースの変更ストリームからキ
ャプチャ済み変更データを抽出するためにPowerExchangeで使用される、コンシューマAPI
接続。
CAPTPARM configuration member: CAPTPARMコンフィギュレーションメンバ
i5/OSおよびz/OSでPowerExchange Condenseのコンフィギュレーションパラメータを定義
するメンバ。 i5/OSでは、このメンバは datalibライブラリのCFGファイルと、condlibラ
イブラリのCFGCONDファイルの中にあります。 z/OSでは、このメンバはRUNLIBライブラリ
にあります。 Linux、UNIX、およびWindowsでのPWXCCLコンフィギュレーションファイル
に対応します。 関連項目: PowerExchange Condense (ページ415)
capture catalog table: キャプチャカタログテーブル
変更データキャプチャ用に登録された、DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsテーブルに
関する情報を格納するために作成する、カラム定義および有効なログ位置を含むテーブ
ル。キャプチャカタログテーブルは、登録されたテーブルと同じデータベースに存在して
いる必要があります。DTLUCUDBユーティリティのSNAPSHOTコマンドを発行して、キャプチ
ャカタログテーブルを初期化します。
400
用語集
capture directory tables: キャプチャディレクトリテーブル
変更データキャプチャ用に登録されたDB2 for z/OSテーブルに関する情報を追跡するため
にDB2 ECCRで使用するテーブルのセット。これらのテーブルはPowerExchangeのインストー
ル時に作成され、変更データキャプチャ用に登録されたテーブルと同じDB2サブシステムに
存在する必要があります。
capture registration: キャプチャ登録
PowerExchangeで変更キャプチャの対象となるソースデータの名前付き定義。
PowerExchange Navigatorで、登録グループの下でキャプチャ登録を定義します。登録によ
り、単一のテーブルまたはデータセットがアドレス指定され、変更キャプチャの対象とな
るカラムまたはフィールド、使用する要約オプション、および登録ステータスが指定され
ます。 関連項目: registration group: 登録グループ (ページ418)
CAPX
バッチ抽出モードで、PowerExchange Condenseの圧縮ファイルまたはPowerExchangeロッ
ガー(Linux、UNIX、Windows用)のログファイルの中の変更データにアクセスするため
に、PowerExchangeが使用するアクセス方式。 また、Linux、UNIX、またはWindowsシステ
ム上のリレーショナルデータベースソースに関するdbmover.cfgファイルで定義される
CAPI_CONNECTION文のタイプの1つでもあります。 この文は、圧縮ファイルまたは
PowerExchangeロッガーログファイルから継続抽出モードで変更データを抽出するためのパ
ラメータを指定します。
CAPXRT
変更ストリームから変更データにアクセスするためにPowerExchange Listenerが使用する
アクセス方式。
CCT
ユーザーがPowerExchange Navigatorで定義したキャプチャ登録に関する情報を
PowerExchangeで格納するファイル。
CDC
change data capture (CDC): 変更データキャプチャ(change data capture: CDC)
(ペ
ージ402)およびPowerExchange Change Data Capture (CDC): PowerExchange Change
Data Capture(CDC) (ページ415)を参照してください。
CDCT: CDCT
i5/OSまたはz/OSでPowerExchange Condenseが生成する各圧縮ファイルに関する情報が保
存されるファイル。または、PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)が生成
する各ログファイルに関する情報が保存されるファイル。 この情報には、ファイル名、開
始時刻と終了時刻、要約タイプ、およびレコード数が含まれます。
CDEP: CDEP
アプリケーション名および実行された抽出処理に関する情報(入力やタイミングなど)を
PowerExchangeで格納する制御ファイル。 application name: アプリケーション名 (ペー
ジ398)も参照してください。
用語集
401
Change Collector: Change Collector
変更が生じるとキャプチャしてChange Controllerに渡す、DatacomおよびIDMSソース用の
PowerExchangeコンポーネント。Change Controllerは、変更がPowerExchangeロッガーに
送信されるまで格納されるデータスペースに変更を渡します。Datacomソースの場合にの
み、より効率的な直接ログ書き込み方法を使用して変更をキャプチャすることができま
す。この場合、Change Controllerは、変更をPowerExchangeロッガーに直接渡します。
Datacom Change CollectorはDatacom MUFアドレススペースで実行され、IDMS Change
ControllerはIDMS CVアドレススペースで実行されます。 Change Controller: Change
Controller (ページ402)およびLog Feeder: Log Feeder (ページ411)を参照してくだ
さい。
Change Controller: Change Controller
Change Controllerのキャプチャ登録を管理する、DatacomおよびIDMSソース用の
PowerExchangeコンポーネント。変更キャプチャの直接ログ書き込み方法を使用 しないIDMS
ソースおよびDatacomソースの場合でも、Change Controllerはキャプチャされた変更を暫
定データスペースに格納します。Log Feederは、このデータスペースから変更を取得しま
す。 Change Controllerは、Change Controllerのアドレススペースとは別個のアドレス
スペースで実行されます。 Change Collector: Change Collector (ページ402)およびLog
Feeder: Log Feeder (ページ411)を参照してください。
change data capture (CDC): 変更データキャプチャ(change data
capture: CDC)
PowerExchangeの場合、ソースデータベース、テーブル、およびリレーショナルターゲット
または非リレーショナルターゲットに送信するデータセットに加えられた変更のキャプチ
ャ処理。data extraction: データ抽出 (ページ404)およびPowerExchange Change Data
Capture (CDC): PowerExchange Change Data Capture(CDC) (ページ415)を参照してく
ださい。
change stream: 変更ストリーム
PowerExchangeが以下の種類のソースの1つから読み取った変更データ。
¨ PowerExchangeロッガー(z/OS用)のログファイル
¨ PowerExchange Condenseの圧縮ファイル(i5/OSまたはz/OSシステムの場合)
¨ RDBMSログファイル(i5/OS、Linux、UNIX、Windowsシステムの場合)
¨ PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)のログファイル
checkpoint files: チェックポイントファイル
PowerExchange Condense(i5/OSまたはz/OSの場合)またはPowerExchangeロッガー
(Linux、UNIX、またはWindowsの場合)のチェックポイント情報を保存するために
PowerExchangeが生成するファイル。 この情報は、PowerExchange Condenseまたは
PowerExchangeロッガーの処理を中断されたポイントから正しく再開するために、ウォーム
スタートの最中に使用されます。
402
用語集
CmdPrefix
PowerExchangeエージェントコマンドを指定するときに使用するz/OSコマンドプレフィク
ス。 このプレフィクスは、PowerExchangeエージェントのAGENTCTL構成パラメータで定義
されます。
commit record: コミットレコード
UOWが終了し、UOW内の変更がコミットされたことを示す、変更ストリーム内のレコード。
コミットレコードを生成しないデータソースの場合は、PowerExchangeが変更データをキャ
プチャしたときにコミットデータを生成します。 UOWの終わりの同義語です。
複
複雑なテーブル
2つ以上のレコードに基づくデータマップにあるテーブル。
C
Condense: 圧縮
PowerExchange Condense (ページ415)を参照してください。
condense files: 圧縮ファイル
i5/OSまたはz/OSで、PowerExchange Condenseプロセスがキャプチャした変更データを保
存するファイル。 関連項目: PowerExchange Condense (ページ415)
consumer API (CAPI): コンシューマAPI(consumer API:CAPI)
特定のソースタイプのキャプチャ済み変更データをPowerExchangeで抽出する場合に使用さ
れるAPI。
continuous extraction mode: 継続抽出モード
PowerExchange Condenseの圧縮ファイルまたはPowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、
Windows用)のログファイルに変更データが書き込まれるにつれて、そのデータを抽出する
方法。 抽出は、停止するまで引き続き実行されます。 batch extraction mode: バッチ抽
出モード (ページ399)およびreal-time extraction mode: リアルタイム抽出モード
(ページ418)を参照してください。
cross-system coupling facility (XCF): クロスシステムカップリング機能
(cross-system coupling facility:XCF)
シスプレックス内で動作する許可プログラム間における提携をサポートする機能を備えた
z/OSコンポーネント。 PowerExchangeでは、ログ作成後の統合環境で単一または複数のz/
OSシステム上にあるPowerExchange変更データキャプチャコンポーネント間で制御情報を交
換するためにXCFが使用されます。
用語集
403
D
data extraction: データ抽出
データをターゲットの場所に移動できるようにするため、変更ストリームからキャプチャ
済み変更データを抽出する処理。 change data capture (CDC): 変更データキャプチャ
(change data capture: CDC) (ページ402)およびPowerExchange Change Data Capture
(CDC): PowerExchange Change Data Capture(CDC) (ページ415)を参照してください。
data map: データマップ
PowerExchangeでリレーショナルデータベースのSQL言語を使用してデータにアクセスでき
るようにするための、非リレーショナルレコードからリレーショナルテーブルへのマッピ
ング。および、複数のフィールドを含むカラムのデータを別個のフィールドに分割できる
ようにするための、DB2フィールドのマッピング。
data replication: データレプリケーション
replication: レプリケーション (ページ419)を参照してください。
data source: データソース
PowerExchangeで変更データキャプチャまたはバルクデータ移動の元となり得るデータベー
ス単位またはファイル。ソースとしては、リレーショナルデータベーステーブル、非リレ
ーショナルデータベース要素、フラットファイルなどがあります。
data target: データターゲット
PowerExchangeでキャプチャされたデータの書き込み先となり得るデータベース単位または
ファイル。PowerExchangeは、PowerCenterと共に動作して、キャプチャデータをターゲッ
トにロードします。また、PowerExchangeには、非リレーショナルターゲットにデータを書
き込む方法も備えられています。ターゲットとしては、リレーショナルデータベーステー
ブル、非リレーショナルデータベース要素、フラットファイルなどがあります。
datatype conversion: データタイプ変換
格納されたデータを1つのリレーショナルまたはプログラムデータ型から別のリレーショナ
ルまたはプログラムデータ型に変換する処理。
DBMOVER configuration file: DBMOVERコンフィギュレーションファイル
PowerExchangeの各種機能を実行するためにPowerExchange Listenerが使用する主要なコ
ンフィギュレーションファイル。 このファイルには、PowerExchangeが処理のためにリモ
ートシステムから要求を受信するために必要な文が含まれます。 また、ソースまたはター
ゲットデータベースに接続するために必要な文も含まれています。
Direct Log Write: 直接ログ書き込み
Datacomソースの変更をキャプチャする場合の推奨される方法。この方法では、Datacom
Change Collectorは、変更が生じた時点でとキャプチャしてPowerExchangeロッガーに直
接渡します。Change Controllerで使用されるキャプチャ登録は、Change Controllerで管
理されます。この直接ログ書き込み方法は、Change Controllerが変更を暫定データスペー
スに格納しLog FeederがデータスペースからPowerExchangeロッガーに変更を渡すという
404
用語集
従来の代替方法に比べて効率的です。 Change Collector: Change Collector (ページ
402)、Log Feeder: Log Feeder (ページ411)、およびChange Controller: Change
Controller (ページ402)を参照してください。
DTLCCADW utility: DTLCCADWユーティリティ
変更データを処理するためPowerExchange PCAT制御ファイルを管理するAdabas ECCRが透
過的に実行されるPowerExchangeユーティリティ。ユーティリティを手動で実行し、必要に
応じてデフォルト処理をオーバーライドすることができます。Adabas PCATユーティリティ
とも呼ばれます。
DTLCUIML utility: DTLCUIMLユーティリティ
IMSログベースECCRで使用するためIMSログ内のマーカを定義するために使用できる
PowerExchangeユーティリティ。ECCRでマーカが検出されると、影響を受ける登録タグのリ
スタートトークンを指定するメッセージがPowerExchangeロッガーから発行されます。これ
らのトークンをDTLUAPPLユーティリティへの入力として使用して、抽出処理の開始ポイン
トを定義できます。DTLCUIMLユーティリティは、IMSバッチメッセージ処理(BMP)ジョブ
として実行されます。IMSログマーカユーティリティとも呼ばれます。
DTLINFO utility: DTLINFOユーティリティ
PowerExchangeまたは特定のPowerExchangeモジュールのバージョン、リリース、ビルドレ
ベルを表示するPowerExchangeユーティリティ。リリース情報ユーティリティとも呼ばれま
す。
DTLMSG file: DTLMSGファイル
さまざまなタスクおよびプロセスに関するメッセージが収められ、そこからPowerExchange
がメッセージを読み取るファイル。
DTLREXE utility: DTLREXEユーティリティ
リモートz/OSイメージまたはz/OS以外のシステムからz/OSジョブをサブミットしたり、
PowerExchange Listenerの接続をテストするために使用できるPowerExchangeユーティリ
ティ。 リモート実行ユーティリティとも呼ばれます。
DTLUAPPL utility: DTLUAPPLユーティリティ
すべてのPowerExchange変更データキャプチャソースの抽出リスタートトークンを設定また
はリセットするPowerExchangeユーティリティ。このユーティリティを使用すると、CDEPフ
ァイル内のアプリケーション名エントリの追加または編集、リスタートトークンの生成、
リスタートトークンおよびアプリケーション名エントリの印刷を行うことができます。 リ
スタートトークンユーティリティとも呼ばれます。
DTLUCBRG utility: DTLUCBRGユーティリティ
既存の一連のテーブルまたはデータマップに対してキャプチャ登録および抽出マップをバ
ッチモードで作成するために使用できるPowerExchangeユーティリティ。このユーティリテ
ィには、汎用的な設定に基づいて特定の場所にあるPowerExchange Listenerでこれらの項
目を作成する方法が備えられています。バッチ登録ユーティリティとも呼ばれます。
用語集
405
DTLUCDEP utility: DTLUCDEPユーティリティ
CDEPファイルの内容を編集または印刷するために使用できるPowerExchangeユーティリテ
ィ。このファイルには、実行済みの抽出処理に関して入力やタイミングなどの情報が含ま
れます。別の抽出処理が実行されると、このファイルが読み込まれて開始ポイントが設定
されます。このユーティリティを使用して、古いデータをファイルから削除しファイルが
大きくなりすぎることを防ぐことができます。CDEPユーティリティとも呼ばれます。
DTLUCSR2 utility: DTLUCSR2ユーティリティ
データベース再編成によってIDMS SR3レコードが対応するSR2レコードから分離されたなど
のイベントが発生した後で、IDMS SR3レコードの場所を識別するPowerExchangeユーティリ
ティ。変更データキャプチャ用にSR2およびSR3レコードを正しくスキャンするため、IDMS
ECCRではSR2レコードの場所が必要です。
DTLUCUDB utility: DTLUCUDBユーティリティ
DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsソースのPowerExchangeキャプチャカタログテーブ
ルを初期化するため、インストールの直後およびキャプチャ登録の作成前に実行する
PowerExchangeユーティリティ。このユーティリティを実行して、データキャプチャの問題
をトラブルシューティングするために診断情報を生成することもできます。DB2 CDCユーテ
ィリティとも呼ばれます。
DTLULCAT and DTLULOGC utilities: DTLULCATおよびDTLULOGCユーティリティ
IDMSログベースの変更データキャプチャに使用されるIDMSログカタログを更新するための
PowerExchangeユーティリティ。DTLULCATは、DTLULOGCへの入力を準備します。DTLULOGC
は、処理するログに関する更新情報をログカタログに追加します。
DTLURDMO utility: DTLURDMOユーティリティ
データマップ、キャプチャ登録、および抽出マップを別の場所にコピーするために使用で
きるPowerExchangeユーティリティ。このユーティリティには、スキーマ名やテーブル名な
どの、登録およびデータマップの属性をコピー処理中に変更する方法も備えられていま
す。データマップユーティリティとも呼ばれます。
DTLUTSK utility: DTLUTSKユーティリティ
アクティブなPowerExchangeテーブル、場所、割り当て済みのデータセットをすべて一覧表
示するために使用できるPowerExchangeユーティリティ。必要に応じてタスクを停止するこ
ともできます。タスク制御ユーティリティとも呼ばれます。
E
ECCR
Environmental Change Capture Routine (ECCR): 環境変更キャプチャルーチン
(Environmental Change Capture Routine: ECCR) (ページ408)を参照してください。
406
用語集
EDMC: EDMC
CICS/VSAM処理を制御するCICSトランザクション。このトランザクションは、ECCRの初期
化、処理の終了、処理に関与するファイルの表示、ECCRのヘルプパネルの表示に使用され
ます。
EDMLUCTR utility: EDMLUCTRユーティリティ
PowerExchangeロッガーのログおよびログ内のキャプチャ済み変更データに関する情報を表
示するために使用できるPowerExchangeユーティリティ。この情報には、登録タグ別のデー
タソースに関するサマリ情報、変更レコードおよびUOWレコードの詳細、未終了のUOWのリ
ストが含まれます。スキャンおよび印刷ユーティリティとも呼ばれます。
EDMMSG data set: EDMMSGデータセット
PowerExchangeエージェント、ECCR、PowerExchangeロッガー、ログ読み取りAPI(Log
Read API:LRAPI)、およびログ書き込みAPI(Log Write API:LWAPI)からのメッセージ
が収められる、z/OS上のSYSOUTデータセット。
EDMNAME: EDMNAME
CDC処理のために関係のある変更レコードを識別する目的で、PowerExchangeが生成して登
録済みz/OSソースセグメント、テーブル、データベース、またはデータセットに割り当て
る名前。 z/OSデータソースの場合、「EDMNAME」という用語と「登録タグ」という用語は
同じものであり、同じ意味で使用されます。 EDMNAMEは、EDMMSG SYSOUTデータセット内の
ECCR出力に表示されます。 代わりに、PowerExchange Navigatorで、キャプチャ登録内の
同等のタグ名を見るという方法もあります。
EDMSDIR options module: EDMSDIRオプションモジュール
z/OSシステムにおけるPowerExchange変更データキャプチャコンポーネントのコンフィギュ
レーションオプションが含まれるPowerExchangeモジュール。
EDMUPARM options module: EDMUPARMオプションモジュール
z/OSシステムで、PowerExchangeロッガーのパラメータを含むPowerExchangeモジュール。
EDMXLUTL utility: EDMXLUTLユーティリティ
z/OSシステムで、PowerExchangeロッガーのログ内にイベントマーカーを作成する
PowerExchangeユーティリティ。 イベントマーカーユーティリティとも呼ばれます。
emergency restart data set (ERDS): 緊急リスタートデータセット(ERDS)
抽出をリスタートするためにPowerExchangeロッガーが使用する、z/OSシステム上のブート
ストラップデータセット。 データセットには、アクティブログデータセットとアーカイブ
ログデータセットのインベントリ、およびPowerExchangeロッガー用のその他の制御情報が
含まれます。
encryption mode: 暗号化モード
データの移動時にPowerExchangeで使用されるデータ暗号化の種類。暗号化モードは、
DBMOVERコンフィグレーションファイルで設定します。暗号化モードには、PowerExchange
用語集
407
アルゴリズム、デジタル暗号化規格(DES)、Triple DES、RSA SecurityのRC2がありま
す。ネットワーク内のPowerExchangeシステム間でSecure Sockets Layer(SSL)プロトコ
ルを使用してセキュア通信を行う場合は、SSLを設定してデータの暗号化および復号化を行
うこともできます。
end-UOW: UOWの終わり
commit record: コミットレコード (ページ403)の項目に説明があります。
Environmental Change Capture Routine (ECCR): 環境変更キャプチャルーチ
ン(Environmental Change Capture Routine: ECCR)
ソースデータベース、テーブル、またはデータセットから変更をキャプチャし、それをロ
グファイルに書き込むPowerExchangeコンポーネント。ログファイルには、将来の抽出処理
のための変更が格納されます。PowerExchange変更キャプチャには、サポートされているソ
ースごとに別個のECCRが用意されています。
ERDS: ERDS
emergency restart data set (ERDS): 緊急リスタートデータセット(ERDS) (ページ407)
を参照してください。
error action file: エラーアクションファイル
PowerExchangeで、エラー処理におけるフォールトトレランス動作のカスタム指定が含まれ
るファイル。カスタマイズしたエラーアクションファイルの場所を、ターゲットデータシ
ステム上のPowerExchange DBMOVERコンフィギュレーションファイルで指定する必要があり
ます。
event marker: イベントマーカー
PowerExchangeロッガーで、変更ストリームの特定のポイントを表すレコード。イベントマ
ーカは、抽出の再起動ポイントを指定するために使用できます。
extended recovery facility (XRF): 拡張リカバリ機能(extended
recovery facility:XRF)
z/OS、VTAM、ホストプロセッサ、または高可用性アプリケーションと指定端末との間のセ
ッション時の高可用性アプリケーションで、障害または停止による影響を最小限に抑える
ためのIMS機能。この機能には、障害が発生したサブシステムからセッションを引き継ぐこ
とができる代替のIMSサブシステムが備えられています。
extraction: 抽出
data extraction: データ抽出
(ページ404)を参照してください。
extraction group: 抽出グループ
PowerExchange Navigatorで、特定のアクセス方式を使用して特定のデータソースインス
タンスおよびノードの場所からキャプチャされたデータを抽出するための一連の抽出マッ
プ。 抽出グループは、登録グループを定義するときに生成されます。抽出グループは、
PowerExchange Navigatorで表示するためにDTLCAMAPファイル(z/OSシステムの場合)ま
408
用語集
たはCAMAPSファイル(z/OS以外のシステムの場合)のデータのフィルタ処理に使用されま
す。
extraction map: 抽出マップ
ソーステーブルまたはデータセットの変更データ抽出の定義。抽出マップは、定義するキ
ャプチャ登録ごとにPowerExchangeで生成されます。生成された抽出マップを編集して、カ
ラムを追加または削除することができます。また、キャプチャ登録用に他の抽出マップを
作成することもできます。PowerExchange Navigatorでは、データの抽出元であるデータ
ベースインスタンスおよびノード位置の抽出グループの下に抽出マップが表示されます。
extraction mode: 抽出モード
変更ストリームから変更データを抽出する方法の1つ。 関連項目: batch extraction
mode: バッチ抽出モード (ページ399)、continuous extraction mode: 継続抽出モード
(ページ403)、real-time extraction mode: リアルタイム抽出モード (ページ418)
F
Flexible Target Key Custom Transformation: Flexible Target Keyカスタ
ムトランスフォーメーション
PowerExchange変更データキャプチャのソース用にPowerCenterで定義できるトランスフォ
ーメーションの種類。このトランスフォーメーションは、UPDATE SQLコマンドの対象とな
るキーカラムがソーステーブルに含まれ、そのソースカラムにマップされたキーカラムが
ターゲットに存在する場合に便利です。このトランスフォーメーションでは、更新文を使
用する代わりに、削除および挿入文のペアが生成されてターゲットが更新されます。
full condense: 完全要約
i5/OSまたはz/OSで、PowerExchange Condenseが使用できる要約のタイプ。 この要約タイ
プでは、古い変更より新しい変更が優先されるという形で、変更データがキー付きの圧縮
ファイルに蓄積されます。 例えば、insert1、update1、およびupdate2がこの順番でソー
スフィールドに書き込まれた場合、各変更は圧縮ファイルに渡されますが、抽出処理に使
用できるのはupdate2だけです。 この要約タイプを使用するには、PowerExchange
Navigatorでキャプチャ登録を定義するときに、[抽出]オプションで[完全]を選択する
必要があります。 この要約タイプでは、トランザクションの一貫性は保持されません。
関連項目: partial condense: 部分圧縮 (ページ414)
G
group definition file: グループ定義ファイル
PowerExchange Condense group definition file: PowerExchange Condenseグループ定義
ファイル (ページ415)またはPowerExchange Logger group definition file:
PowerExchangeロッガーグループ定義ファイル (ページ416)の項目に説明があります。
group source: グループソース
PowerCenterワークフローでPWXPC接続を使用する場合、PowerExchangeが物理ソースから1
回の操作ですべてのデータを読み込む方法。変更データの場合は、マッピングで定義され
用語集
409
たすべてのテーブルに対して、データが変更ストリームから読み込まれます。複数レコー
ドのVSAM、IMSアンロード、およびシーケンシャルデータセットの場合は、データセットが
1回読み込まれてすべてのレコードタイプが取得されます。
グ
グループターゲット
PowerCenterワークフローでPWXPC接続を使用する場合、PowerExchangeが1回の操作で物理
ターゲットにすべてのデータを書き込む方法。PowerExchangeは、全レコードタイプのデー
タセットを一度に書き込みます。
H
HOSTENT utility: HOSTENTユーティリティ
システムのTCP/IPホスト名とアドレスを表示して、PowerExchangeの通信およびライセンス
に関する問題を診断するために使用できるPowerExchangeユーティリティ。TCP/IPアドレス
レポータユーティリティとも呼ばれます。
I
ICU: ICU
International Components for Unicode(ICU): International Components for
Unicode(ICU) (ページ410)を参照してください。
in-doubt UOWs: インダウトUOW
ソースデータベースにまだコミットされていない作業単位。
International Components for Unicode(ICU): International
Components for Unicode(ICU)
PowerExchangeで提供されるUnicodeサポート、ソフトウェアの国際化対応(I18N)、およ
びグローバル化対応(G11N)のコードページサポートを行うためのC/C++およびJavaライブ
ラリの移植可能セット。
K
key range partitioning: キー範囲パーティション化
PowerExchangeのバルクデータ移動セッションでリーダーパーティションポイントに使用で
きる、PowerCenterのパイプラインパーティション化のタイプ。 PowerCenter
Integration Serviceは、パーティションキーとして定義されたポートまたはポートのセッ
トに基づいて、データ行を振り分けます。 各ポートについて、値の範囲を定義します。
PowerCenter Integration Serviceは、キーと範囲を使用して適切なパーティションに行
を送ります。
410
用語集
L
listener: リスナ
PowerExchange Listener (ページ415)を参照してください。
local mode: ローカルモード
プロセスとPowerExchangeが同じシステムで動作している場合、抽出処理などのプロセスが
PowerExchangeと通信するために使用する方法。この方法では、IPは使用されません。
location: 場所
PowerExchangeで、リモートシステム上のPowerExchange Listenerを識別するDBMOVERコン
フィギュレーションファイル内のユーザー指定のノード文。 ノード文には、リモートソー
スまたはターゲットシステムのポート番号およびIPアドレスまたはホスト名が含まれま
す。
Log Feeder: Log Feeder
Change Controllerが変更を格納しそれをPowerExchangeロッガーのログファイルに渡すデ
ータスペースから、キャプチャされた変更を読み込むDatacomおよびIDMSソースの
PowerExchangeコンポーネント。Log Feederは、他の変更データキャプチャコンポーネン
トのアドレススペースとは別個のアドレススペースで実行されます。直接ログ書き込み方
法を使用してDatacomソースの変更をキャプチャする場合、変更データのキャプチャにLog
Feederは使用されません。 Change Collector: Change Collector (ページ402)および
Change Controller: Change Controller (ページ402)を参照してください。
Log Read API (LRAPI): ログ読み取りAPI(Log Read API:LRAPI)
ログファイルからキャプチャ済み変更データを読み込むPowerExchangeロッガーに接続する
PowerExchange API。
Log Write API (LWAPI): ログ書き込みAPI(Log Write API:LWAPI)
ECCRによってキャプチャされた変更データをログファイルに書き込むPowerExchangeロッガ
ーに接続するPowerExchange API。
log-based capture: ログベースのキャプチャ
ログファイルから変更データを読み込む非同期の方法。
Logger: ロッガー
PowerExchange Logger for Linux, UNIX, and Windows: PowerExchangeロッガー(Linux、
UNIX、Windows用) (ページ415)またはPowerExchange Logger for MVS: PowerExchange
ロッガー(MVS用) (ページ416)の項目に説明があります。
logger token: ロッガートークン
restart tokens: リスタートトークン (ページ419)を参照してください。
用語集
411
low-watermark: ローウォーターマーク
Oracle Streams処理の場合は、データベース変更に関するすべてのLCRメッセージがOracle
適用プロセスによってどこまで適用されたかを示すシステム変更番号(SCN)。 Oracle
XStream処理の場合は、クライアントアプリケーションがXStreamアウトバウンドサーバー
に接続するときにLCRメッセージを要求できる最も古いSCN。 このSCNは、XStreamアウトバ
ウンドサーバーがデータを処理または再処理するためにそこまで戻れる、ログ内の最も古
い位置を示します。
LRAPI: LRAPI
Log Read API (LRAPI): ログ読み取りAPI(Log Read API:LRAPI)
(ページ411)を参照
してください。
LWAPI: LWAPI
Log Write API (LWAPI): ログ書き込みAPI(Log Write API:LWAPI) (ページ411)を参照
してください。
M
makeconv utility: makeconvユーティリティ
ソースコードページ定義をUnified Change Management(UCM)ファイルからバイナリCNV
ファイルに変換する、International Component for Unicode(ICU)で提供されるオープ
ンソースプログラム。
materialization: 実体化
ターゲットへのバルクデータの初期ロード。データがロードされると、ターゲットがマテ
リアライズされます。その時点で、変更データのみを伝搬して更新できます。
message destination override: メッセージ取得先の優先
ユーザーがPowerExchangeメッセージを抑止するか、メッセージを特定の場所に誘導する方
法。
MUFplex: MUFplex
Datacomソースの場合、データを共有できるマルチユーザー機能(MUF)システムの集ま
り。
N
Navigator: ナビゲータ
PowerExchange Navigator (ページ416)を参照してください。
near real time: 近似リアルタイム
変更が行われた時点でにPowerExchangeが変更データを提供するモード。
412
用語集
netport job: Netportジョブ
PowerExchangeで、特殊な状況に対応するためポートに関連付けることができるJCLストリ
ーム。 例えば、Netportジョブを使用してIMS DLIBATCHなどのPowerExchange以外のモジ
ュールを介してソースにアクセスすることによって、テープマウントの過度な待機時間の
緩和、GDG処理の実行、またはユーザーIDをフルチェックするIDMSアクセスの提供を行うこ
とができます。 DBMOVERコンフィギュレーションファイルでパラメータを設定して、
Netportジョブをポートにリンクします。
node: ノード
PowerExchangeで、接続可能なリモートPowerExchange Listener。
nonrelational source: 非リレーショナルソース
PowerExchangeで、変更をキャプチャしたりバルクデータを移動したりできる、
PowerExchange内のリレーショナルデータベース以外のデータベースの単位。非リレーショ
ナルソースには、IMSセグメント、IDMSレコード、Adabasファイル、VSAMデータセット、お
よびフラットファイルがあります。 relational source: リレーショナルソース (ページ
419)も参照してください。
nonrelational target: 非リレーショナルターゲット
PowerExchangeで、キャプチャされた変更またはバルクデータを書き込むことができる、リ
レーショナルデータベース以外のデータベース内の単位。非リレーショナルターゲットに
は、IMSセグメント、IDMSレコード、Adabasファイル、VSAMデータセット、およびフラット
ファイルがあります。relational target: リレーショナルターゲット (ページ419)も
参照してください。
normalization: 正規化
論理リレーショナルデータベースを設計するときにデータの関係を最も単純な形にするこ
とによってデータモデルを再構成するプロセス。正規化は、データの冗長および不整合を
避けるのに役立ちます。
O
ODBC
Open Database Connectivity(ODBC)
(ページ413)を参照してください。
Open Database Connectivity(ODBC)
使用するデータストレージ形式およびプログラムインタフェースが異なる、リレーショナ
ルおよび非リレーショナルのデータベース管理システム(DBMS)で、データにアクセスす
るためにデータベースアプリケーションで使用できる標準API。キャプチャデータを
PowerCenterで読み込み各種ターゲットに書き込むことができるようにするため、
PowerExchangeには、PowerCenterに接続するシンODBCドライバが備えられています。ただ
し、PowerExchangeとPowerCenterを統合するには、ODBCドライバの代わりに
PowerExchangeクライアントをPowerCenter(PWXPC)に使用することをお勧めします。
PowerExchange Client for PowerCenter (PWXPC) (ページ415)も参照してください。
用語集
413
open UOW: UOWの開始
PowerExchangeが変更ストリームからUOWの先頭を読み取っているが、コミットレコード
(UOWの終わり)をまだ読み込んでいないUOW。
P
partial condense: 部分圧縮
PowerExchange CondenseおよびPowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)で使
用できる要約タイプの1つ。 この要約タイプでは、UOW内で登録済みソースに対して正常に
完了した変更が、UOWの終わりの時刻に基づいて、PowerExchange Condenseの圧縮ファイ
ルまたはPowerExchangeロッガーのログファイルに発生順に書き込まれます。
PowerExchangeは、対象となるカラムについて、最新の変更だけでなくすべての変更を書き
込みます。 部分要約を使用するには、PowerExchange Navigatorでキャプチャ登録を定義
するときに、[抽出]オプションで[部分]を選択する必要があります。 この要約タイプ
では、トランザクションの一貫性が保持されます。 関連項目: full condense: 完全要約
(ページ409)
pass-through partitioning: パススルーパーティション化
PowerExchangeのバルクデータ移動セッションで使用できる、PowerCenterのパイプライン
パーティション化のタイプ。 PowerCenter Integration Serviceは、1つのパーティショ
ンポイントからのすべての行を、パーティション間でデータを再配分することなく、次の
パーティションポイントに渡します。 ある1つのパーティション内の行はすべて、パーテ
ィションポイントを通過した後も同じパーティション内に留まります。
personal metadata: パーソナルメタデータ
目的のバルクデータソースおよび変更データソースに関するメタデータにアクセスするた
めに、PowerExchange Navigatorで定義するパラメータ。この情報を使用して、それらの
ソースからデータを表示することもできます。これらのパラメータは、再利用するために
パーソナルプロファイルに保存されます。
Post-Log Merge: ログ作成後の結合
複数のPowerExchangeロッガーによってロギングされたデータの抽出ジョブを使用する
PowerExchange構成。ロギングされたデータは、抽出処理用に発生順に結合されます。この
構成は、複数のz/OSイメージおよび複数のPowerExchangeロッガーを使用するサイトに適応
します。
PowerExchangeエージェント
グローバルキューの取得および管理、アドレススペースの作成、キャプチャ登録の管理な
どのサービスを他のPowerExchangeコンポーネントに提供するPowerExchangeコンポーネン
ト。
414
用語集
PowerExchange Call Level Interface (SCLI): PowerExchange Call Level
Interface(SCLI)
データの読み込みおよび書き込みにPowerExchangeで使用するインタフェース。データの読
み込みにはSQL SELECT文が使用されます。データの書き込みにはSQL INSERT文が使用され
ます。
PowerExchange Change Data Capture (CDC): PowerExchange Change Data
Capture(CDC)
ソースデータベース内のデータに加えられた変更をキャプチャするPowerExchange機能。
PowerExchange client: PowerExchangeクライアント
リモートコンピュータからPowerExchangeを使用できるようにするPowerExchangeソフトウ
ェア。クライアントは、異なるコンピュータ上のPowerExchange Listenerと通信します。
PowerExchange Client for PowerCenter (PWXPC)
PowerExchangeで制御されるデータにPowerCenterからアクセスし、各種ターゲットに書き
込みできるようにするために、PowerCenterとPowerExchangeを完全に統合する
PowerCenterコンポーネント。この目的のためにPowerExchangeで提供される代替のODBCド
ライバに比べ、PWXPCにはいくつかの利点があります。
PowerExchange Condense
i5/OSまたはz/OS上のデータソース用の、オプションのPowerExchangeプロセス。
PowerExchange Condenseは、キャプチャされた変更データを要約し、そのデータを圧縮フ
ァイルに格納します。 圧縮ファイルは、正常に完了したUOWのみを、終了時間に基づく時
系列順に格納します。 抽出セッションが実行されている場合、データは、変更ストリーム
からではなく、圧縮ファイルから抽出されます。
PowerExchange Condense group definition file: PowerExchange Condense
グループ定義ファイル
PowerExchange Condenseが登録済みテーブル用の変更データを別々の圧縮ファイルに書き
込むために使用する、キャプチャ登録のグループが定義されたオプションのファイル。 グ
ループ内の各テーブルに対してそれぞれ独立した圧縮ファイルを使用することにより、デ
ータの抽出処理の効率が向上します。 グループ定義ファイル名は、dtlca.cfgファイルの
GROUPDEFSパラメータで定義する必要があります。
PowerExchange Listener
システム全体にわたるアクティビティの調整、要求の開始、サードパーティのアプリケー
ションからの要求の処理を行うPowerExchange機能。 システム全体にわたってデータを移
動する場合は、PowerExchange Listenerが起動されている必要があります。
PowerExchange Logger for Linux, UNIX, and Windows: PowerExchangeロッ
ガー(Linux、UNIX、Windows用)
Linux、UNIX、およびWindows上のデータソースを対象とする、オプションの
PowerExchangeプロセス。 PowerExchangeロッガーは、変更データをキャプチャして
用語集
415
PowerExchangeロッガーログファイルに保存します。 ログファイルには、正常にコミット
されたUOWだけが、終了時間に基づく時系列順に格納されます。 抽出セッションが実行さ
れるときに、データベースログからではなく、PowerExchangeロッガーログファイルから変
更データが抽出されます。
PowerExchange Logger for MVS: PowerExchangeロッガー(MVS用)
z/OS上のデータソースについて変更データのキャプチャを実行するために必要な、
PowerExchangeコンポーネント。 PowerExchangeロッガーは、キャプチャされた変更データ
をECCRから受け取り、そのデータの永続的なコピーを作成して、それをインベントリに保
存します。 抽出セッションの実行時、PowerExchangeロッガーは、ターゲットデータベー
スへのレプリケーションのために、オンデマンドでデータを供給します。
PowerExchange Logger group definition file: PowerExchangeロッガーグ
ループ定義ファイル
PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)が登録済みテーブル用の変更データ
を別々のログファイルに書き込むために使用する、キャプチャ登録のグループが定義され
たオプションのファイル。 グループ内の各テーブルに対してそれぞれ独立したログファイ
ルを使用することにより、データの抽出処理の効率が向上します。 ファイル名は、
pwxccl.cfgファイルのGROUPDEFSパラメータで定義する必要があります。
PowerExchange Navigator
変更データとバルクデータ移動を定義および管理するPowerExchange Windowsクライアン
ト。データソースのキャプチャ登録を作成するには、PowerExchange Navigatorを使用す
る必要があります。また、PowerExchange Navigatorを使用して、抽出マップ、データマッ
プ、パーソナルメタデータプロファイルを作成および編集することもできます。
PWXCCL configuration file: PWXCCLコンフィギュレーションファイル
PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)を設定するためのパラメータを定義
するファイル。 i5/OSおよびz/OSでのCAPTPARMメンバに対応します。
PWXPC
PowerExchange Client for PowerCenter (PWXPC) (ページ415)を参照してください。
PWXUCDCT utility: PWXUCDCTユーティリティ
PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)が使用するCDCTファイルおよび他の
ファイルを管理するための、PowerExchangeユーティリティ。 このユーティリティは、
Linux、UNIX、およびWindowsシステムで動作します。 ユーティリティを使用して、以下の
タスクを実行します。
¨ CDCTファイルが損傷したり削除されている場合に、CDCTファイルを再生成する。
¨ CDCTファイルをバックアップ、復元、および保守する。
¨ 期限切れのCDCTレコードと、もはやCDCTファイルによって参照されていない
PowerExchangeロッガーログファイルを削除する。
¨ PowerExchangeロッガーのpwxccl.cfgコンフィギュレーションファイル、CDCTファイ
ル、チェックポイントファイル、およびログファイルに関するレポートを出力する。
416
用語集
PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)ユーティリティとも呼ばれます。
PWXUCREGユーティリティ
一時停止期間中はPowerExchange ECCRがこれらの登録を使用してデータベースの変更をキ
ャプチャしないようにするため、1つ以上のキャプチャ登録を一時的に一時停止するのに使
用できる、PowerExchangeユーティリティです。また、このユーティリティは登録を再びア
クティブにし、変更データキャプチャが再開されるようにします。
このユーティリティは、z/OSシステム上でのみ動作し、登録を以下のECCRタイプに対して
のみ処理します。
¨ Adabas ECCR
¨ DatacomテーブルベースECCR
¨ IDMSログベースECCR
¨ IMSログベースECCR
ユーティリティを使用して、以下のタスクを実行します。
¨ キャプチャ登録を一時停止し、一時停止ウィンドウ中は登録されたソースのアクティビ
ティの変更のキャプチャを一時的に停止します。
¨ 一時停止されたキャプチャ登録を一時停止の後で再びアクティブにし、変更データのキ
ャプチャを再開します。
¨ キャプチャ登録のステータス設定を表示し、ステータスの変更を確認します。
¨ PowerExchange Navigatorから初めてアクティブにされた登録の変更キャプチャを開始
する場合は、現在のシステム時刻よりも古いタイムスタンプを持つ変更ストリームの変
更レコードをすべてスキップします。 また、キャプチャ登録一時停止ユーティリティとも呼ばれます。
PWXUDMXユーティリティ
データマップファイルに対して最後に行われた更新のタイムスタンプを保持するECSAメモ
リの割り当て、表示、および削除や、ファイルの使用カウントの変更を行う、
PowerExchangeのユーティリティ。
この処理は、DBMOVERコンフィギュレーションファイルにDMXCACHE_MULTIPLEJOBS=Yを定義
することによって複数のジョブモードのデータマップキャッシュを設定する場合に関連し
ます。
PWXUDMXユーティリティを使用して、以下のタスクを実行できます。
¨ システムによって動的に割り当てられるECSAメモリ(4096バイト)よりも少なく割り当
てる。
¨ ECSAメモリを削除する。
¨ ファイル名およびタイムスタンプと共に、ECSAメモリのコンテンツを読みやすい形式で
表示する。
¨ ECSAメモリのコンテンツを16進形式で表示する。
¨ ファイルの使用カウントを減らす(PowerExchange ListenerまたはNetportジョブが正
常にシャットダウンしない場合)。
¨ ファイルの使用カウントを増やす。
用語集
417
PowerExchange ECSAメモリユーティリティも呼び出されます。
PWXUSSLユーティリティ
Linux、UNIX、およびWindows上でSSLライブラリと証明書に関するレポートを生成するため
に使用する、PowerExchangeユーティリティ。
以下のレポートを生成できます。
¨ 証明書レポート。 証明書チェーンファイルの情報をレポートします。 レポートは、
PEMチェーンファイルに複数の証明書を含めることができます。
¨ 暗号レポート。 OpenSSLの暗号ライブラリで使用可能な暗号群をレポートします。 レ
ポートには、z/OS上でOpenSSLの暗号群をAT-TLSの暗号群に相互に関連付けるために使
用できる16進数コードが含まれます。
¨ バージョンレポート。 暗号ライブラリの構築に使用されたOpenSSLのバーションをレポ
ートします。 LinuxおよびUNIXでは、暗号ライブラリファイルにlibpmcryptoという名
前が付けられます。 Windowsでは、ファイルにPMLIBEAY32.DLLという名前が付けられま
す。 このレポートには、構築日とコンパイラの設定が含まれます。
PowerExchange SSL Reportingユーティリティも呼び出されます。
R
reader partitioning: リーダーのパーティション化
PowerExchangeバルクデータ移動セッションにおいて、セッションのパフォーマンスを向上
させるためにソース修飾子(つまりリーダー)パーティションポイントでパススルーまた
はキー範囲パーティション化を使用すること。 データソースのタイプに応じて、異なるパ
ーティション化スキームを使用できます。
real time: リアルタイム
PowerExchangeで、ソースデータベースに変更が加えられた時点でPowerExchangeがデータ
の変更を受け取る変更データのキャプチャ方法。
real-time extraction mode: リアルタイム抽出モード
PowerExchangeで、変更が加えられた時点で変更ストリームから近似リアルタイムで変更デ
ータを抽出する方法。 抽出は、停止するまで引き続き実行されます。 batch extraction
mode: バッチ抽出モード (ページ399)およびcontinuous extraction mode: 継続抽出モー
ド (ページ403)を参照してください。
register: 登録
PowerExchangeで、データプロパゲーションで使用するソースデータリソースを定義するこ
と。これらの定義は、PowerExchange CCTファイルに保存されます。PowerExchangeでは、
登録したソースデータのみが認識されます。
registration group: 登録グループ
PowerExchange Navigatorで、ソースデータをキャプチャするためのキャプチャ登録の名
前付きセット。登録グループは、データソースの場所、データソースタイプ、コレクショ
418
用語集
ン識別子、および(オプションで)ソースデータにアクセスするためのユーザーIDとパス
ワードを定義します。 登録グループは、PowerExchange Navigatorでの表示用にCCTファ
イルのデータをフィルタ処理するために使用されます。 登録グループを定義すると、対応
するアプリケーショングループおよび抽出グループが生成されます。関連項目: capture
registration: キャプチャ登録 (ページ401)
registration tag: 登録タグ
CDC処理のために関係のある変更レコードを識別する目的で、PowerExchangeが生成して登
録済みソースセグメント、テーブル、データベース、またはデータセットに割り当てる名
前。 タグ名は、PowerExchange Navigatorからキャプチャ登録を開くと表示されます。
関連項目: EDMNAME: EDMNAME (ページ407)
reject file: 拒否ファイル
拒否され、ターゲットデータベースまたはフラットファイルに書き込まれないデータ行が
収められるPowerExchangeファイル。PowerExchange拒否ファイルは、非同期書き込み操作
用にターゲットシステム上に作成されます。
relational source: リレーショナルソース
PowerExchangeで変更キャプチャまたはバルクデータ移動の元となり得る、DB2または
Oracleなどのリレーショナルデータベース内のテーブル。 nonrelational source: 非リレ
ーショナルソース (ページ413)も参照してください。
relational target: リレーショナルターゲット
PowerExchangeで、キャプチャされた変更またはバルクデータの書き込み先となり得る、リ
レーショナルデータベース内のテーブル。 nonrelational target: 非リレーショナルター
ゲット (ページ413)も参照してください。
replication: レプリケーション
複数の場所で同じデータを保持する処理。PowerExchangeはPowerCenterと一緒に動作し
て、指定内容に応じてソースデータベースからデータをコピーし、そのデータをターゲッ
トデータベースに適用することによってデータのレプリケーションを行います。
repository: リポジトリ
PowerExchangeで、特定のPowerExchangeエージェントによって管理される、z/OSデータソ
ースのすべてのキャプチャ登録の集まり。
restart tokens: リスタートトークン
PowerExchange抽出のために変更ストリームの開始ポイントを特定する識別子。リスタート
トークンは、シーケンストークン(RESTART1)とロッガートークン(RESTART2)で構成さ
れます。これらのトークンの形式とコンテンツは、システムおよびソースタイプによって
異なります。
row test: 行のテスト
PowerExchange Navigatorでデータマップ、抽出マップ、またはパーソナルメタデータプ
ロファイルをテストする処理。テストでは、データソース内のカラムにアクセスし、それ
用語集
419
を表形式で表示します。テスト結果は、PowerExchangeが実行時に受け取る変更データまた
は受け取り済みの変更を示します。
S
schema: スキーマ
特定のセグメント、レコード、テーブル内のフィールドまたはカラムの記述。この記述に
は、データタイプ、長さ、精度などの特性が含まれます。
SCLI: SCLI
PowerExchange Call Level Interface (SCLI): PowerExchange Call Level Interface
(SCLI) (ページ415)を参照してください。
sequence token: シーケンストークン
restart tokens: リスタートトークン (ページ419)を参照してください。
Shadow MUF: Shadow MUF
Datacomソースの場合、パートナMUFシステムが失敗した場合に処理を引き継ぐことができ
るMUFplex内のマルチユーザー機能システム。 MUFplex: MUFplex (ページ412)も参照して
ください。
単
単純なテーブル
単純なレコードに基づくデータマップのテーブル。
S
source: ソース
data source: データソース
(ページ404)を参照してください。
SQL escape sequence: SQLエスケープシーケンス
実行時にPowerExchange ODBC設定をオーバーライドする方法。
synchronization: 同期
データレプリケーション環境において、ある時点でターゲットデータベース内のデータセ
ットがソースデータベース内の対応するデータセットを正確を表現していることを確認す
る処理。変更データをリアルタイムで移動することにより、PowerExchangeでデータの同期
が取りやすくなります。
synchronous capture: 同期キャプチャ
変更が加えられた時点でPowerExchange ECCRがソースから変更をキャプチャし、抽出に使
用可能なPowerExchangeロッガーのログに直接送るという変更データキャプチャのタイプ。
420
用語集
このタイプのキャプチャは、Datacom、IDMS同期、IMS同期、バッチVSAM、およびCICS/
VSAMソースで使用されます。IMSおよびIDMSのログベースのソースでは、非同期キャプチャ
が使用されます。 関連項目: asynchronous capture: 非同期キャプチャ (ページ399)
synchronous write: 同期書き込み
PowerExchangeを使用してデータをリアルタイムでデータベース、テーブル、またはファイ
ルに書き込むモード。次のレコードまたは行が書き込まれる前にレコードまたは行を正常
に書き込む必要があります。関連項目: asynchronous write: 非同期書き込み (ページ
399)
T
tag: タグ
registration tag: 登録タグ
(ページ419)を参照してください。
target: ターゲット
data target: データターゲット
(ページ404)を参照してください。
U
Unit of Work(UOW)
一貫している2点間でアプリケーションによって実行される回復可能な操作シーケンス。作
業単位は、トランザクションが開始した時点またはユーザーが要求した同期ポイントで開
始し、トランザクションが終了した時点またはユーザーが要求した同期ポイントで終了し
ます。
UOW
Unit of Work(UOW) (ページ421)を参照してください。
UOW Cleanser
終了時刻の発生順に、変更ストリームから完全な連続するUnit of Work(UOW)を再構築す
るPowerExchangeコンポーネント。
UOWスピルファイル
メモリキャッシュが不足してUOW全体を保持できない場合に、UOW Cleanserが処理中のUOW
に対する変更内容を保存するファイル。
UOWC
UOW Cleanserの頭字語。CAPI接続文のタイプでもあります。DBMOVERコンフィギュレーシ
ョンファイルでCAPI UOWC接続文を定義して、z/OS、DB2 for i5/OS、およびOracleソース
から変更をキャプチャする場合のUOW Cleanserのパラメータを指定できます。
用語集
421
W
writer partitioning: ライタのパーティション化
PowerExchangeバルクデータ移動セッションにおいて、セッションのパフォーマンスを向上
させるためにターゲットインスタンス(つまりライタ)パーティションポイントでパスス
ルーパーティションを使用すること。 ライタパーティションはSQLの挿入を同時処理し、
それらのSQL文をVSAMまたはシーケンシャルファイルターゲットに書き込みます。
X
XCF
cross-system coupling facility (XCF): クロスシステムカップリング機能(crosssystem coupling facility:XCF) (ページ403)を参照してください。
XRF
cross-system coupling facility (XCF): クロスシステムカップリング機能(crosssystem coupling facility:XCF) (ページ403)を参照してください。
422
用語集
索引
A
C
ABEND_SW文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 39
ADA_L3_ALLOW文
DBMOVER 構成ファイル 40
Adabas
セキュリティ 248
ADABAS_DEFAULT文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 41
ADABAS_PREFIX文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 42
ADABASCODEPAGE文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 43
Adabas DBMOVER文 24
ADAOPT文
DBMOVER 構成ファイル 43
ADAPREFETCH文
DBMOVER構成ファイル 44
ADASTATS文
DBMOVER 構成ファイル 45
ADAUSER文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 46
APPBUFSIZE文
DBMOVER 構成ファイル 46
[AS/400プロパティ]タブ
PowerExchangeデータソースウィザード 388
AS400EVENTMSGQ文
DBMOVER構成ファイル 47
AS400USRJRNCODE文
DBMOVER構成ファイル 48
AS4J CAPI_CONNECTIONパラメータ
パラメータと構文 50
AT-TLS
PowerExchangeのポリシーファイル 268
インフラストラクチャの設定 266
概要 266
ログの追加 266
AUTHGROUP文
サインオンファイル 255, 256
CA IDMS/DB文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 26
CAPI_CONN_NAME文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 49
CAPI_CONNECTION - AS4J文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 50
CAPI_CONNECTION - CAPX文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 55
CAPI_CONNECTION - ORCL文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 66
CAPI_CONNECTION - UDB文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 73
CAPI_CONNECTION - UOWC文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 77
CAPI_CONNECTION - LRAP文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 58
CAPI_CONNECTION - MSQL文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 60
CAPI_SRC_DFLT文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 82
CAPI_CONNECTION - ORAD文
DBMOVER構成ファイル 64
CAPI 接続文
MSQL文 60
CAPI文
優先順位 188
CAPI接続文
AS4Jパラメータ 50
CAPXパラメータ 55
LRAPパラメータ 58
ORADパラメータ 64
ORCLパラメータ 66
UDBパラメータ 73
UOWCパラメータ 77
概要 186
複数 186
CAPT_PATH文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 84
CAPT_XTRA文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 85
CAPX CAPI_CONNECTIOパラメータ
パラメータと構文 55
[CAPXRTプロパティ]タブ
PowerExchangeデータソースウィザード 391
[CAPXプロパティ]タブ
PowerExchangeデータソースウィザード 390
CA証明書、作成 272
CMDNODE文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 191
B
BS文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 48
423
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 86
CODEPAGE文
DBMOVER構成ファイル 87
COLON文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 88
COMPRESS文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 88
CONSOLE_CODEPAGE文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 88
CONSOLE_TRACE文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 89
CONVCHAR文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 89
CPX_DIR文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 90
CREDENTIALS_CASE文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 91
D
Datacom
セキュリティ 249
DATAMAP_SERVER文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる]
DATERANGE文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 93
DB2 for i5/OS DBMOVER文
DBMOVER構成ファイル 26
DB2 for Linux、UNIX、およびWindows文
DBMOVER構成ファイル 27
DB2 for z/OS
セキュリティ 250
DB2 for z/OS DBMOVER文
DBMOVER構成ファイル 28
DB2_BIN_AS_CHAR文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる]
DB2_BIN_CODEPAGE文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる]
DB2_ERRORFILE文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる]
[DB2/S390プロパティ]タブ
PowerExchangeデータソースウィザード 394
DB2CODEPAGE文
DBMOVER構成ファイル 95
DB2DEF_ENCODING文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる]
DB2ID文
DBMOVER 構成ファイル 98
DB2PLAN文
DBMOVER構成ファイル 99
DBMOVER構成ファイル
概要 4
例 193
DBMOVER文
ABEND_SW 39
ADA_L3_ALLOW 40
ADABAS_DEFAULT 41
ADABAS_PREFIX 42
ADABASCODEPAGE 43
Adabasデータソース用 24
ADAOPT 43
ADAPREFETCH 44
ADASTATS 45
424
索引
92
93
94
94
98
ADAUSER 46
APPBUFSIZE 46
AS400EVENTMSGQ 47
AS400USRJRNCODE 48
BS 48
CA IDMS/DBデータソース 26
CAPI_CONN_NAME 49
CAPI_CONNECTION - AS4J 50
CAPI_CONNECTION - CAPX 55
CAPI_CONNECTION - ORCL 66
CAPI_CONNECTION - UDB 73
CAPI_CONNECTION - UOWC 77
CAPI_CONNECTION - LRAP 58
CAPI_CONNECTION - MSQL 60
CAPI_SRC_DFLT 82, 187
CAPI_CONNECTION - ORAD 64
CAPI接続 186
CAPT_PATH 84
CAPT_XTRA 85
CMDNODE 86, 191
CODEPAGE 87
COLON 88
COMPRESS 88
CONSOLE_CODEPAGE 88
CONSOLE_TRACE 89
CONVCHAR 89
CPX_DIR 90
CREDENTIALS_CASE 91
DATAMAP_SERVER 92
DATERANGE 93
DB2 for i5/OSデータソース用 26
DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsデータソース用
27
DB2 for z/OSデータソース用 28
DB2_BIN_AS_CHAR 93
DB2_BIN_CODEPAGE 94
DB2_ERRORFILE 94
DB2CODEPAGE 95
DB2DEF_ENCODING 98
DB2ID 98
DB2PLAN 99
DECPOINT 100
DEFAULTCHAR 100
DEFAULTDATE 100
DISABLE_PARTITIONS 101
DISP 101
DM_RESOURCE 102
DM_SUBTASK 103
DMX_DIR 107
DMXCACHE_DELETEECSA 104
DMXCACHE_MAX_MEMORY_MB 105
DMXCACHE_MULTIPLEJOBS 105
DTLMSG_CODEPAGE 107
ENABLE_AUTOCOMMIT 108
ENCRYPT 108, 279
ENCRYPTLEVEL 109, 279
ENQMAJORNAME 109
ENQSYSTEMS 110
ERRROWNOTFOUND 111
EXT_CP_SUPPT 111
GDGLOCATE 112, 200
GSBUFSIZE 113
i5/OSオペレーティングシステム用 32
ICUALIAS 114
ICUCNVPROPERTY 115
ICUCONVERTER 117
ICUDATADIR 119
IMSID 119
IMSデータソース用 29
JOBCLASS 120
Linux、UNIX、およびWindowsデータソース用 33
LISTENER 121, 189, 191
LOADCTFILE 123
LOADJOBFILE 123
LOG_CODEPAGE 124
LOGPATH 125
LOGSID 125
LOWVALUES 126
LRECL 126
MAXTASKS 126
Microsoft SQL Serverデータソース用 29
MSGPREFIX 127
MSGPREFIX-HYPHEN 128
MSS_ERRORFILE 128
MVSDB2AF 129
NEGSIGN 130
NETPORT 130
NODE 132
NOGETHOSTBYNAME 134
NRDB_WRITE_CHAR_NULL_FILL 135
NRDB_WRITE_NUM_NULL_FILL 135
NUMERICSIGN 135
ODBASUPP 136
ORA_ERRORFILE 136
ORACLE_CAPTURE_TYPE文 137
ORACLECODEPAGE 139
ORACLEID 140
ORACLE_UNHANDLED_NUMASCHAR文 138
Oracleデータソース用 30
OUSP 143
PC_AUTH 143
PIPE 144
POLLTIME 144
PRGIND 144
PRGINT 145
PWXSOMAXCONN 145
RACF_CLASS 146
RDBMSINSRTDFLT 146
RECFM 147
REJECT_FILE_DELIMITER 147
RELEASE 148
RMTRDBDIRE 148
RMTSYSNAME 149
SECURITY 149, 189, 221, 242
SERVICE_TIMEOUT 153
SESSID 153
SHOW_THREAD_PERF 154
SPACE 155
SSL 155
SSL_ALLOW_SELFSIGNED 156
SSL_CIPHER_LIST 157
SSL_CONTEXT_METHOD 158
SSL_REQ_CLNT_CERT 158
SSL_REQ_SRVR_CERT 159
STATS 159
SUBMITTIMEOUT 161
SUP_FUNC 161
SUP_REQUEST 162
SUP_SSNAME 162
SUP_SSTYPE 162
SUPPRESS_DATA_LOGGING 163
SVCNODE 163, 189, 191
SYB_ERRORFILE 165
Sybaseデータソース用 31
SYSOUT_TIMESTAMP 165
TAPEWAIT 166
TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE 166
TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE_SZ 167
TCPIP_SHOW_POOLING 167
TCPIPBUFSIZE 168
TCPIPVER 168
TEMPHLQ 168
TEXT_EOF_FOR_BINARY 169
TIMEZONE 169
TRACE 170
TRACING 170, 182, 183
UNIT 177
USE_TYPE1_FALLBACKS 178
USESUP 178
VOLSER 179
VSAM 179
VSAMデータソース用 32
WAITDSN 180
WRT_ERROR_HANDLING 181
z/OSオペレーティングシステム用 34
オペレーティングシステム固有の要約 32
構文ルール 38
サービス名パラメータを指定したNODE 189
すべての文の要約 5
ソース固有のCAPI_CONNECTION 188
表記規則 38
非リレーショナルデータソース用 29
複数のCAPI接続 186
要約 5
例 193
DECPOINT文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 100
DEFAULTCHAR文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 100
DEFAULTDATE文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 100
DES
暗号化 278
Digital Encryption Standard(DES)
暗号化 278
DISABLE_PARTITIONS文
DBMOVER構成ファイル 101
DISP文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 101
DM_RESOURCE文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 102
DM_SUBTASK文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 103
DMX_DIR文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 107
DMXCACHE_DELETEECSA文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 104
DMXCACHE_MAX_MEMORY_MB文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 105
DMXCACHE_MULTIPLEJOBS文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 105
DTLADAPREFETCH 370
索引
425
DTLADAPWD 371
DTLAMCPR DD名 242
DTLAPP 371
DTLCAMAP DD名 242
DTLCONFWRITE 371
DTLCONNOVR 371
DTLDATAPWD 371
DTLDB2DEGREE 371
DTLDESCRIBE
COLUMNS 293, 295
FKEYS 301
PKEYS 299
PROCEDURECOLUMNS 291, 292
PROCEDURES 290, 291
RECORDS 296, 298
SCHEMAS 304
TABLES 286, 288
修飾子 305
メタデータ構文 286
DTLMSG_CODEPAGE文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 107
DTLMSGOファイル
概要 203
例 205
DTLMSGO文
概要 202
E
ENABLE_AUTOCOMMIT文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 108
ENCRYPTLEVEL文
DBMOVER構成ファイル 279
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 109
ENCRYPT文
DBMOVER構成ファイル 279
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 108
ENQMAJORNAME文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 109
ENQSYSTEMS文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 110
ERRROWNOTFOUND文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 111
EXT_CP_SUPPT文
DBMOVER構成ファイル 111
F
FIPS 140-2への準拠 263
G
GDGLOCATE文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 112, 200
GSBUFSIZE文
DBMOVER構成ファイル 113
426
索引
I
i5/OS
セキュリティ 225
i5/OS DBMOVER文
DBMOVER構成ファイル 32
i5/OSでのセキュリティ
リソースアクセス要件 226
ICUALIAS文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 114
ICUCNVPROPERTY文
DBMOVER構成ファイル 115
ICUCONVERTER文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 117
ICUDATADIR文
DBMOVER構成ファイル 119
ICU対応コードページ
追加 317
IDMS
Netportジョブ 194
Netportジョブの要件 195
IMS
Netportジョブ 194
セキュリティ 251
IMS DBMOVER文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 29
IMSID文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 119
IMS呼び出しに関する考慮事項
非リレーショナルSQL 285
infacmd pwxコマンド
コマンド処理サービスの設定 163
サインオンファイルの例 260
セキュリティの設定 189
ユーザーによる実行の許可(Linux、UNIX、Windows)
232
ユーザーによる実行の許可 149, 221
infacmd pwxプログラム
セキュリティ 234
セキュリティ(Linux、UNIX、Windows) 231
International Components for Unicode(ICU) 309
J
JOBCLASS文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 120
L
Linux
セキュリティ 231
Linux、UNIX、およびWindowsのDBMOVER文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 33
LISTENER文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 189, 191
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 121
LOADCTFILE文
DBMOVER構成ファイル 123
LOADJOBFILE文
DBMOVER構成ファイル 123
LOG_CODEPAGE文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 124
LOGPATH文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 125
LOGSID文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 125
LOWVALUES文
DBMOVER構成ファイル 126
LRAP CAPI_CONNECTIONパラメータ
パラメータと構文 58
LRECL文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 126
M
makeconvユーティリティ 318
MAXTASKS文
DBMOVER構成ファイル 126
Microsoft SQL Server DBMOVER文
DBMOVER構成ファイル 29
MSGPREFIX-HYPHEN文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 128
MSGPREFIX文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 127
MSQL CAPI_CONNECTIONパラメータ
パラメータと構文 60
MSS_ERRORFILE文
DBMOVER構成ファイル 128
MVSDB2AF文
DBMOVER 構成ファイル 129
N
NEGSIGN文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル
Netportジョブ
IDMS 194
作成 195
使用する理由 194
設定 195
NETPORT文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル
NODE文
DBMOVER 構成ファイル 132
DBMOVERコンフィギュレーションファイル
NOGETHOSTBYNAME文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル
NRDB_WRITE_CHAR_NULL_FILL文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル
NRDB_WRITE_NUM_NULL_FILL文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル
NUMERICSIGN文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル
130
130
189
134
135
135
135
O
ODBASUPP文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 136
ODBC
PowerExchangeデータソースウィザードの[全般]タブ
385
PowerExchangeデータソースウィザードの[AS/400プロ
パティ]タブ 388
PowerExchangeデータソースウィザードの[CAPXRTプロ
パティ]タブ 391
PowerExchangeデータソースウィザードの[DB2/S390バ
ルクロードプロパティ]タブ 394
[PowerExchangeデータソース]タブ 382
ODBC SQL Cデータタイプ
SQL_C_BINARY 378
SQL_C_BIT 378
SQL_C_CHAR 378
SQL_C_DATE 378
SQL_C_DOUBLE 378
SQL_C_FLOAT 378
SQL_C_LONG 378
SQL_C_SHORT 378
SQL_C_SLONG 378
SQL_C_SSHORT 378
SQL_C_STINYINT 378
SQL_C_TIME 378
SQL_C_TIMESTAMP 378
SQL_C_TINYINT 378
SQL_C_ULONG 378
SQL_C_USHORT 378
SQL_C_UTINYINT 378
ODBC SQLデータタイプ
SQL_BINARY 378
SQL_BIT 378
SQL_CHAR 378
SQL_DATE 378
SQL_DECIMAL 378
SQL_DOUBLE 378
SQL_INTEGER 378
SQL_REAL 378
SQL_SMALLINT 378
SQL_TIME 378
SQL_TIMESTAMP 378
SQL_TINYINT 378
SQL_VARBINARY 378
SQL_VARCHAR 378
ODBCデータソース
Windows上での作成 366
作成(UNIX) 367
ODBCドライバ
PowerExchange 381
OpenSSL 271
ORA_ERRORFILE文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 136
ORACLE_CAPTURE_TYPE文
DBMOVER構成ファイル 137
ORACLECODEPAGE
およびグローバル化 315
ORACLECODEPAGE文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 139
Oracle DBMOVER文
DBMOVER構成ファイル 30
ORACLEID文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 140
ORACLE_UNHANDLED_NUMASCHAR文
DBMOVER構成ファイル 138
ORAD CAPI_CONNECTIONパラメータ
パラメータと構文 64
ORCL CAPI_CONNECTIONパラメータ
パラメータと構文 66
索引
427
OUSP文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 143
P
PC_AUTH文
DBMOVER 構成ファイル 143
PIPE文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 144
POLLTIME文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 144
PowerExchange
ODBCドライバ 381
暗号化 278
オペレーティングシステムの認証の設定 149, 221
概要 1
コンポーネント 2
PowerExchange Listener
概要 2
PowerExchange Condense
概要 2
PowerExchange ECCR
概要 2
PowerExchange Listenerサービス
設定 189
PowerExchange Listenerのコマンド
セキュリティ(Linux、UNIX、Windows) 231
ユーザーによる実行の許可(Windows) 232
ユーザーによる実行の許可(i5/OS) 229
PowerExchange Navigator
概要 2
PowerExchange ODBCドライバ 349
PowerExchange ODBCドライバパラメータ
DB2 for z/OSバルク 363
Linux 349
UNIX 349
全般的なパラメータ 349
PowerExchangeエージェント
概要 2
PowerExchangeサインオンファイル
セキュリティ 254
PowerExchangeジョブ
データセットアクセス要件 237
PowerExchangeのセキュリティ 219
PowerExchange選択的サインオン
セキュリティ 253
PowerExchange代替ログファイル 183
PowerExchangeデータソースウィザード
[全般]タブ 385
[AS/400プロパティ]タブ 388
[CAPXRTプロパティ]タブ 391
[CAPXプロパティ]タブ 390
[DB2/S390プロパティ]タブ 394
[PowerExchangeデータソース]タブ 382
概要 381
[PowerExchangeデータソース]タブ
PowerExchangeデータソースウィザード 382
PowerExchangeデータタイプ
DTLNET_BIN 378
DTLNET_BIT 378
DTLNET_CHAR 378
DTLNET_DATE 378
DTLNET_DOUBLE 378
428
索引
DTLNET_FLOAT 378
DTLNET_MONEY 378
DTLNET_NUM16 378
DTLNET_NUM16U 378
DTLNET_NUM32 378
DTLNET_NUM32U 378
DTLNET_NUM64 378
DTLNET_NUM64U 378
DTLNET_NUM8 378
DTLNET_NUM8U 378
DTLNET_NUMCHAR 378
DTLNET_PACKED 378
DTLNET_STRING 378
DTLNET_TIME 378
DTLNET_TIMESTAMP 378
DTLNET_UPACKED 378
DTLNET_UZONED 378
DTLNET_VARBIN 378
DTLNET_VARCHAR 378
DTLNET_ZONED 378
PowerExchangeプロセス
pwxcmdコマンドを受信する設定 191
PowerExchangeメッセージログ
オプション 182
PowerExchangeメッセージログファイル 182
PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)
概要 2
PowerExchangeロッガー(MVS用)
概要 2
PowerExchangeロッガーサービス
設定 189
PRGIND文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 144
PRGINT文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 145
pwxcmdコマンド
コマンド処理サービスの設定 163
サインオンファイルの例 260
設定 191
ユーザーによる実行の許可(Linux、UNIX、Windows)
232
ユーザーによる実行の許可(i5/OS) 230
ユーザーによる実行の許可(z/OS) 252
ユーザーによる実行の許可 149, 221
pwxcmdプログラム
使用に関するユーザー認証(i5/OS) 229
使用に関するユーザー認証(z/OS) 252
セキュリティ 234
セキュリティ(Linux、UNIX、Windows) 231
PWXSOMAXCONN文
DBMOVER構成ファイル 145
R
RACF_CLASS文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 146
RACFクラスのセキュリティ
キャプチャ登録の 242
抽出マップの 242
RC2
暗号化 279
RDBMSINSRTDFLT文
DBMOVER構成ファイル 146
RECFM文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル
REJECT_FILE_DELIMITER文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル
RELEASE文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル
RMTRDBDIRE文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル
RMTSYSNAME文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル
147
147
148
148
149
S
SECURITY文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 189, 242
DBMOVER構成ファイル 149, 221
SERVICE_TIMEOUT文
DBMOVER構成ファイル 153
SESSID文
DBMOVER構成ファイル 153
SHOW_THREAD_PERF文
DBMOVER 構成ファイル 154
SMF
PowerExchange Listenerの拡張セクション 214
PowerExchangeクライアントの拡張セクション 216
PowerExchangeヘッダー/記述子 211
SMFサブタイプを含む標準SMFヘッダー 210
拡張セクションの記述子 212
関数/アクセス方式セクション(DB2) 217
設定 207
全般セクション 212
データアクセス用の拡張セクション 216
統計ロギング 206
レコード形式 209
SPACE文
DBMOVER構成ファイル 155
SQLエスケープシーケンス
DTLDSN 372
DTLEVENTTB 372
DTLIMGOV 373
DTLIMTYPE 372
DTLINSMODE 373
DTLJRNL 373
DTLLIBRARYLIST 373
DTLNOUPDATECDEP 373
DTLORACOLL 374
DTLORACONN 374
DTLORAINST 374
DTLORASCHEMA 374
DTLOVRDBF 374
DTLREJECTFILE 375
DTLSESSID 375
DTLSTOPONERRORS 375
DTLSTRIPORDERBY 375
DTLTIMEOUT 375
DTLUDBDB 375
DTLUPDELSEINS 376
DTLXTRASCHEMA 376
DTLXTYPE 376
ODBC 369, 370
PowerCenterでの 369
SSL
PowerExchangeネットワーク上のセキュリティ 261
アーキテクチャ、PowerExchange 262
サポート 261
SSL_ALLOW_SELFSIGNED文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 156
SSL_CONTEXT_METHOD文
DBMOVER構成ファイル 158
SSL_REQ_CLNT_CERT文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 158
SSL_REQ_SRVR_CERT文
DBMOVER構成ファイル 159
SSL_CIPHER_LIST文
DBMOVER構成ファイル 157
SSL文
DBMOVER構成ファイル 155
STATS文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 159
SUBMITTIMEOUT文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 161
SUP_FUNC文
DBMOVER構成ファイル 161
SUP_REQUEST文
DBMOVER構成ファイル 162
SUP_SSNAME文
DBMOVER構成ファイル 162
SUP_SSTYPE文
DBMOVER構成ファイル 162
SUPPRESS_DATA_LOGGING文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 163
SVCNODE文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 189, 191
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 163
SYB_ERRORFILE文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 165
Sybase DBMOVER文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 31
SYSOUT_TIMESTAMP文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 165
T
TAPEWAIT文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 166
TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE _SZ文
DBMOVER構成ファイル 167
TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE文
DBMOVER構成ファイル 166
TCPIP_SHOW_POOLING文
DBMOVER構成ファイル 167
TCPIPBUFSIZE文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 168
TCPIPVER文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 168
TEMPHLQ文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 168
TEXT_EOF_FOR_BINARY文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 169
TIMEZONE文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 169
TRACE文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 170
TRACING文
DBMOVER 構成ファイル 170
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 182, 183
索引
429
triple DES
暗号化 278
暗号化のモード 278
暗号群、FIPS 140-2への準拠 263
U
お
UDB CAPI_CONNECTIONパラメータ
パラメータと構文 73
UNIT文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 177
UNIX
セキュリティ 231
UOWC CAPI_CONNECTIONパラメータ
パラメータと構文 77
USE_TYPE1_FALLBACKS文
DBMOVER構成ファイル 178
USER文
サインオンファイル 255, 258
USESUP文
DBMOVER構成ファイル 178
オペレーティングシステム固有のDBMOVER文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 32
オペレーティングシステムの認証
PowerExchangeに関する 149, 221
V
VOLSER文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 179
VSAM DBMOVER文
DBMOVER構成ファイル 32
VSAM文
DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 179
W
WAITDSN文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 180
Windows
セキュリティ 231
WRT_ERROR_HANDLING文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 181
か
概要
PowerExchange 1
PowerExchange Listener 2
PowerExchange Condense 2
PowerExchange ECCR 2
PowerExchange Navigator 2
PowerExchangeエージェント 2
PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用) 2
PowerExchangeロッガー(MVS用) 2
カスタムICUコードページ
追加 318
き
キャプチャ登録
RACFクラスのセキュリティ 242
z/OSでのセキュリティ 241
アクセス権の付与 244
セキュリティの例 245
データセットレベルのセキュリティ 242
リソースプロファイル 243
け
決定
z/OS上の代替ログデータセットのサイズ 183
Z
z/OS DBMOVER文
DBMOVER構成ファイル 34
z/OS上の代替ログデータセットのサイズ
サイズ 183
z/OS
セキュリティ 234
あ
アクセス
ODBCを使用してマルチバイトメタデータに 369
暗号化
DBMOVERコンフィギュレーションファイルでのデフォル
トの設定 279
DES 278
PowerExchange 278
RC2 279
triple DES 278
概要 278
430
索引
こ
構文
PowerExchangeサインオンファイル 254
構文ルール
DBMOVER文 38
コードページ
カスタムICU 318
ユーザー定義ICU対応 317
個人証明書、作成 273
コンポーネント
PowerExchange 2
さ
サインオンファイル
AUTHGROUP文 255, 256
USER文 255, 258
セキュリティ 254
文の構文 254
例 260
作成
ODBCデータソース(UNIX) 367
ODBCデータソース(Windows) 366
し
証明書、作成 272, 273
せ
セキュリティ
Adabas 248
Datacom、テーブルレベル 249
Datacomテーブルレベル 249
DB2 for z/OS 250
i5/OS 225, 226
IMS 251
infacmd pwxプログラム 234
infacmd pwxプログラム(Linux、UNIX、および
Windows) 231
Linux 231
PowerExchange 219
PowerExchange Listenerコマンド(Linux、UNIX、およ
びWindows) 231
PowerExchangeサインオンファイル 254
PowerExchange選択的サインオン 253
pwxcmdプログラム 229, 234, 252
pwxcmdプログラム(Linux、UNIX、およびWindows) 231
UNIX 231
Windows 231
z/0Sでのキャプチャ登録 241
z/0Sでのキャプチャ登録の例 245
z/OSでの抽出マップ 241
z/0Sでの抽出マップの例 245
z/OS 234
選択的サインオン(Linux、UNIX、およびWindows) 231
データマップ 246
設定
PowerExchange Listenerサービス 189
PowerExchange選択的サインオン 254
PowerExchangeロッガーサービス 189
pwxcmdコマンドを受信するPowerExchangeプロセス 191
Windows、UNIX、またはLinux上のSSLクライアント 275
Windows、UNIX、またはLinux上のSSLサーバー 274
z/OS上のSMF 207
z/OS上のSSLサーバー 270
ファイル出力用のSMF 207
選択的サインオン
セキュリティ 253
設定 254
そ
た
代替ログの形式 182
代替ログファイル 183
ち
抽出マップ
RACFクラスのセキュリティ 242
z/OSでのセキュリティ 241
アクセス権の付与 244
セキュリティの例 245
データセットレベルのセキュリティ 242
リソースプロファイル 243
つ
追加
カスタムICUコードページ 318
ユーザー定義ICU対応コードページ 317
て
データセットアクセス要件
PowerExchangeジョブの 237
データセットレベルのセキュリティ
キャプチャ登録の 242
抽出マップの 242
データタイプ変換
概要 377
マトリックス 377
データマップ
セキュリティ 246
と
統計ロギング
SMFを使用した 206
に
認証
ユーザークレデンシャル(LinuxおよびUNIX) 233
ユーザークレデンシャル(Windows) 233
ひ
非リレーショナルDBMOVER文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 29
非リレーショナルSQL
IMS呼び出しに関する考慮事項 285
概要 281
サポートされている構文 281
ソース固有のCAPI_CONNECTION文
DBMOVERコンフィギュレーションファイル 188
索引
431
め
り
メタデータ構文
DTLDESCRIBE 286
メッセージ取得先の優先 202
リソースアクセス要件
i5/OS 226
リソースプロファイル
キャプチャ登録 243
抽出マップ 243
ゆ
ユーザークレデンシャル
認証(LinuxおよびUNIX) 233
認証(Windows) 233
優先順位
CAPI文 188
よ
要約
DBMOVER文 5
432
索引