Informatica PowerExchange (バージョン 9.5.1) リファレンスマニュアル Informatica PowerExchange リファレンスマニュアル バージョン 9.5.1 12月2012 著作権 1998-2012 Informatica. すべての権利を保留する. 本ソフトウェアおよびマニュアルには、Informatica Corporationの所有権下にある情報が収められています。これらは使用および開示の制 限等を定めた使用許諾契約のもとに提供され、著作権法により保護されています。本ソフトウェアのリバースエンジニアリングは禁じられて います。本マニュアルのいかなる部分も、いかなる手段(電子的複写、写真複写、録音など)によっても、Informatica Corporation の事前 の承諾なしに複製または転載することは禁じられています。このソフトウェアは、米国および/または国際的な特許、およびその他の出願中 の特許によって保護されています。 合衆国政府によるソフトウェアの使用、複製または開示は、DFARS 227.7202-1(a)および227.7702-3(a)(1995年)、DFARS 252.227-7013(C)(1)(ii)(1988年10月)、FAR 12.212(a)(1995年)、FAR 52.227-19、またはFAR 52.227-14(ALT III)に記載されて いるとおりに、当該ソフトウェア使用許諾契約に定められた制限によって規制されます。 本製品または本書の情報は、予告なしに変更されることがあります。お客様が本製品または本書内に問題を発見された場合は、書面にて当社 までお知らせください。 Informatica、Informatica Platform、Informatica Data Services、PowerCenter、PowerCenterRT、PowerCenter Connect、PowerCenter Data Analyzer、PowerExchange、PowerMart、Metadata Manager、Informatica Data Quality、Informatica Data Explorer、Informatica B2B Data Transformation、Informatica B2B Data Exchange、Informatica On Demand、Informatica Identity Resolution、Informatica Application Information Lifecycle Management、Informatica Complex Event Processing、Ultra Messaging、およびInformatica Master Data Managementは、Informatica Corporationの米国および世界中の管轄地での商標または登録商標です。その他のすべての企業名および製 品名は、それぞれの企業の商標または登録商標です。 本ソフトウェアまたはドキュメントの一部は、次のサードパーティが有する著作権に従います(ただし、これらに限定されません)。 Copyright DataDirect Technologies.コンテンツの無断複写・転載を禁じます。Copyright (c) Sun Microsystems.コンテンツの無断複写・ 転載を禁じます。Copyright (c) RSA Security Inc. 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Engelschall, Copyright (C) 2002 The OSSP Project Copyright (C) 2002 Cable & Wireless Deutschlandが含まれます。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、http://www.opensource.org/licenses/mitlicense.phpにある使用条件に従います。 本製品には、Boost(http://www.boost.org/)によって開発されたソフトウェアまたはBoostソフトウェアライセンスの下で開発されたソフ トウェアが含まれています。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、http://www.boost.org/LICENSE_1_0.txtにある使用条件に従いま す。 本製品には、ソフトウェアcopyright (c) 1997-2007 University of Cambridgeが含まれます。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、 http://www.pcre.org/license.txtにある使用条件に従います。 本製品には、ソフトウェアcopyright (C) 2007 The Eclipse Foundationが含まれます。コンテンツの無断複写・転載を禁じます。本ソフト ウェアに関する許諾および制限は、http://www.eclipse.org/org/documents/epl-v10.phpにある使用条件に従います。 本製品には、http://www.tcl.tk/software/tcltk/license.html、http://www.bosrup.com/web/overlib/?License、http://www.stlport.org/ doc/license.html、http://www.asm.ow2.org/license.html、http://www.cryptix.org/LICENSE.TXT、http://hsqldb.org/web/ hsqlLicense.html、http://httpunit.sourceforge.net/doc/license.html、http://jung.sourceforge.net/license.txt、http:// www.gzip.org/zlib/zlib_license.html、http://www.openldap.org/software/release/license.html、http://www.libssh2.org、http:// slf4j.org/license.html、http://www.sente.ch/software/OpenSourceLicense.html、http://fusesource.com/downloads/licenseagreements/fuse-message-broker-v-5-3-license-agreement、http://antlr.org/license.html、http://aopalliance.sourceforge.net/、 http://www.bouncycastle.org/licence.html、http://www.jgraph.com/jgraphdownload.html、http://www.jcraft.com/jsch/LICENSE.txt、 http://jotm.objectweb.org/bsd_license.html、http://www.w3.org/Consortium/Legal/2002/copyright-software-20021231、http:// www.slf4j.org/license.html、http://developer.apple.com/library/mac/#samplecode/HelpHook/Listings/HelpHook_java.html、http:// nanoxml.sourceforge.net/orig/copyright.html、http://www.json.org/license.html、http://forge.ow2.org/projects/javaservice/、 http://www.postgresql.org/about/licence.html、http://www.sqlite.org/copyright.html、http://www.tcl.tk/software/tcltk/ license.html、http://www.jaxen.org/faq.html, http://www.jdom.org/docs/faq.html、http://www.slf4j.org/license.html、http:// www.iodbc.org/dataspace/iodbc/wiki/iODBC/License、http://www.keplerproject.org/md5/license.html、http://www.toedter.com/en/ jcalendar/license.html、http://www.edankert.com/bounce/index.html、http://www.net-snmp.org/about/license.html、http:// www.openmdx.org/#FAQ、http://www.php.net/license/3_01.txt、http://srp.stanford.edu/license.txt、http://www.schneier.com/ blowfish.html、http://www.jmock.org/license.html、http://xsom.java.net、http://benalman.com/about/license/に基づいて許諾された ソフトウェアが含まれています。 本製品には、Academic Free License(http://www.opensource.org/licenses/afl-3.0.php)、Common Development and Distribution License(http://www.opensource.org/licenses/cddl1.php)、Common Public License(http://www.opensource.org/licenses/ cpl1.0.php)、Sun Binary Code License Agreement Supplemental License Terms、BSD License(http://www.opensource.org/licenses/ bsd-license.php)、MIT License(http://www.opensource.org/licenses/mit-license.php)、およびArtistic License(http:// www.opensource.org/licenses/artistic-license-1.0)に基づいて許諾されたソフトウェアが含まれています。 本製品には、ソフトウェアcopyright (c) 2003-2006 Joe WaInes, 2006-2007 XStream Committersが含まれています。コンテンツの無断複 写・転載を禁じます。本ソフトウェアに関する許諾および制限は、http://j.org/license.htmlにある使用条件に従います。本製品には、 Indiana University Extreme! Labによって開発されたソフトウェアが含まれています。詳細については、http://www.extreme.indiana.edu/ を参照してください。 本製品には、Andrew Kachites McCallumによって開発されたソフトウェアが含まれています。"MALLET: A Machine Learning for Language Toolkit." http://mallet.cs.umass.edu (2002). 本ソフトウェアは、米国の特許番号5,794,246、6,014,670、6,016,501、6,029,178、6,032,158、6,035,307、6,044,374、6,092,086、 6,208,990、6,339,775、6,640,226、6,789,096、6,820,077、6,823,373、6,850,947、6,895,471、7,117,215、7,162,643、7,243,110、 7,254,590、7,281,001、7,421,458、7,496,588、7,523,121、7,584,422、7,676,516、7,720,842、7,721,270、および7,774,791、および国際 的な特許、ならびにその他の出願中の特許によって保護されています。 免責: 本文書は、一切の保証を伴わない「現状渡し」で提供されるものとし、Informatica Corporationは他社の権利の非侵害、市場性およ び特定の目的への適合性の黙示の保証などを含めて、一切の明示的および黙示的保証の責任を負いません。Informatica Corporationでは、 本ソフトウェアまたはドキュメントに誤りのないことを保証していません。本ソフトウェアまたはドキュメントに記載されている情報には、 技術的に不正確な記述や誤植が含まれる場合があります。本ソフトウェアまたはドキュメントの情報は、予告なしに変更されることがありま す。 特記事項 このInformatica製品(以下「ソフトウェア」)には、Progress Software Corporation(以下「DataDirect」)の事業子会社である DataDirect Technologiesからの特定のドライバ(以下「DataDirectドライバ」)が含まれています。DataDirectドライバには、次の用語お よび条件が適用されます。 1.DataDirectドライバは、特定物として現存するままの状態で提供され、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保 責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を負わないものとします。国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任 の制限が禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものとします。 2.DataDirectまたは第三者は、予見の有無を問わず発生したODBCドライバの使用に関するいかなる直接的、間接的、偶発的、特別、ある いは結果的損害に対して責任を負わないものとします。本制限事項は、すべての訴訟原因に適用されます。訴訟原因には、契約違反、保 証違反、過失、厳格責任、詐称、その他の不法行為を含みますが、これらに限るものではありません。 Part Number: PWX-REF-951-0001 目次 序文............................................. xii Informaticaのリソース. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . xiii Informaticaカスタマポータル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .xiii Informaticaのマニュアル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . xiii InformaticaのWebサイト. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . xiii Informatica How-To Library. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . xiii Informatica Knowledge Base. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . xiii Informatica Multimedia Knowledge Base. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . xiv Informaticaグローバルカスタマサポート. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . xiv 第 1 章 : PowerExchangeの概要...................... 1 PowerExchangeの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 1 PowerExchangeのコンポーネント. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 2 第 2 章 : DBMOVERコンフィギュレーションファイ ル.................................................. 4 DBMOVERコンフィギュレーションファイルの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 4 DBMOVER文のサマリテーブル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5 すべてのDBMOVER文の要約 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5 データソース固有のDBMOVER文の要約. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 24 オペレーティングシステム固有のDBMOVER文の要約. . . . . . . . . . . . . . . . 32 DBMOVER文の構文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 37 DBMOVER文の構文ルールとガイドライン. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 38 DBMOVER文の表記規則. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 38 DBMOVER文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 39 ABEND_SW文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 39 ADA_L3_ALLOW文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 40 ADABAS_DEFAULT_DBID文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 41 ADABAS_PREFIX文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 42 ADABASCODEPAGE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 43 ADAOPT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 43 ADAOPTM文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 44 ADAPREFETCH文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 44 ADASTATS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 45 ADAUSER文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 46 APPBUFSIZE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 46 目次 i AS400EVENTMSGQ文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 47 AS400USRJRNCODE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 47 BS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 48 CAPI_CONN_NAME文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 49 CAPI_CONNECTION - AS4J文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 50 CAPI_CONNECTION - CAPX文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 55 CAPI_CONNECTION - LRAP文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 58 CAPI_CONNECTION - MSQL文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 60 CAPI_CONNECTION - ORAD文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 63 CAPI_CONNECTION - ORCL文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 66 CAPI_CONNECTION - UDB文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 73 CAPI_CONNECTION - UOWC文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 77 CAPI_SRC_DFLT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 82 CAPT_PATH文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 84 CAPT_XTRA文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 85 CMDNODE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 86 CODEPAGE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 86 COLON文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 88 COMPRESS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 88 CONSOLE_CODEPAGE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 88 CONSOLE_TRACE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 89 CONVCHAR文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 89 CPX_DIR文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 90 CREDENTIALS_CASE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 91 DATAMAP_SERVER文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 91 DATERANGE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 93 DB2_BIN_AS_CHAR文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 93 DB2_BIN_CODEPAGE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 94 DB2_ERRORFILE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 94 DB2CODEPAGE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 95 DB2DEF_ENCODING文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 98 DB2ID文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 98 DB2PLAN文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 99 DECPOINT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 100 DEFAULTCHAR文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 100 DEFAULTDATE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 100 DISABLE_PARTITIONS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 101 DISP文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 101 DM_RESOURCE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 102 DM_SUBTASK文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 103 ii 目次 DMXCACHE_DELETEECSA文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 104 DMXCACHE_MAX_MEMORY_MB文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 105 DMXCACHE_MULTIPLEJOBS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 105 DMX_DIR文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 107 DTLMSG_CODEPAGE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 107 ENABLE_AUTOCOMMIT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 108 ENCRYPT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 108 ENCRYPTLEVEL文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 109 ENQMAJORNAME文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 109 ENQSYSTEMS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 110 ERRROWNOTFOUND文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 111 EXT_CP_SUPPT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 111 GDGLOCATE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 112 GSBUFSIZE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 113 ICUALIAS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 114 ICUCNVPROPERTY文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 115 ICUCONVERTER文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 117 ICUDATADIR文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 118 IMSID文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 119 JOBCLASS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 120 LISTENER文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 121 LOADCTLFILE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 123 LOADJOBFILE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 123 LOG_CODEPAGE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 124 LOGPATH文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 125 LOGSID文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 125 LOWVALUES文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 126 LRECL文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 126 MAXTASKS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 126 MSGPREFIX文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 127 MSGPREFIX-HYPHEN文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 128 MSS_ERRORFILE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 128 MVSDB2AF文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 129 NEGSIGN文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 130 NETPORT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 130 NODE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 132 NOGETHOSTBYNAME文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 134 NRDB_WRITE_CHAR_NULL_FILL文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 135 NRDB_WRITE_NUM_NULL_FILL文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 135 NUMERICSIGN文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 135 目次 iii ODBASUPP文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 136 ORA_ERRORFILE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 136 ORACLE_CAPTURE_TYPE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 137 ORACLE_UNHANDLED_NUMASCHAR文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 138 ORACLECODEPAGE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 139 ORACLEID文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 140 OUSP文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 143 PC_AUTH文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 143 PIPE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 144 POLLTIME文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 144 PRGIND文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 144 PRGINT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 145 PWXSOMAXCONN文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 145 RACF_CLASS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 146 RDBMSINSRTDFLT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 146 RECFM文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 147 REJECT_FILE_DELIMITER文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 147 RELEASE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 148 RMTRDBDIRE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 148 RMTSYSNAME文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 149 SECURITY文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 149 SERVICE_TIMEOUT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 153 SESSID文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 153 SHOW_THREAD_PERF文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 154 SPACE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 155 SSL文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 155 SSL_ALLOW_SELFSIGNED文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 156 SSL_CIPHER_LIST文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 157 SSL_CONTEXT_METHOD文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 158 SSL_REQ_CLNT_CERT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 158 SSL_REQ_SRVR_CERT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 159 STATS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 159 SUBMITTIMEOUT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 161 SUP_FUNC文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 161 SUP_REQUEST文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 162 SUP_SSNAME文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 162 SUP_SSTYPE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 162 SUPPRESS_DATA_LOGGING文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 163 SVCNODE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 163 SYB_ERRORFILE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 165 iv 目次 SYSOUT_TIMESTAMP文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 165 TAPEWAIT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 166 TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 166 TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE_SZ文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 166 TCPIP_SHOW_POOLING文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 167 TCPIPBUFSIZE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 167 TCPIPVER文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 168 TEMPHLQ文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 168 TEXT_EOF_FOR_BINARY文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 169 TIMEZONE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 169 TRACE文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 170 TRACING文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 170 UNIT文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 177 USE_TYPE1_FALLBACKS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 177 USESUP文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 178 VOLSER文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 179 VSAM文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 179 WAITDSN文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 180 WORKCLASS文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 181 WRT_ERROR_HANDLING文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 181 PowerExchangeのメッセージログオプション. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 182 PowerExchangeメッセージログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 182 PowerExchange代替ログファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 183 コンシューマ API(consumer API:CAPI)接続文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 186 複数のCAPI接続とオーバーライド. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 186 ソース固有のCAPI_CONNECTION文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 188 PowerExchangeアプリケーションサービスのDBMOVER文. . . . . . . . . . . . . . . . 189 pwxcmdプログラムから発行されたコマンドのDBMOVER文. . . . . . . . . . . . . . . 191 サンプルのDBMOVERコンフィギュレーションファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . 193 第 3 章 : Netportジョブ.......................... 194 Netportジョブの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 194 Netportジョブの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 195 Netportジョブの説明. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 195 Netportジョブ用のPowerExchange置換変数. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 196 Netportジョブとオフロード処理. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 199 NetportジョブとDB2バルクデータロード. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 199 世代別データセット用のNetportジョブの使用. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 200 GDG用のNetportジョブの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 201 目次 v 第 4 章 : PowerExchangeメッセージ取得先の優先. . . 202 PowerExchangeメッセージ取得先の優先の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 202 DTLMSGOファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 203 DTLMSGO文の構文規則. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 203 DTLMSGO文の構文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 203 DTLMSGO文の必須パラメータ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 203 DTLMSGO文のオプションパラメータ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 204 DTLMSGOファイルの例. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 205 第 5 章 : SMFを使用した統計ロギング.............. 206 SMFを使用した統計ロギングの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 206 z/OSでのSMFロギングの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 207 ファイルへのSMFロギングの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 207 ファイルに書き込まれた統計情報の表示. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 208 SMFレコード形式. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 209 サブタイプを含む標準SMFヘッダー. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 210 PowerExchangeヘッダー/記述子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 211 拡張セクションの記述子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 212 全般セクション. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 212 PowerExchange Listener用の拡張セクション. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 214 PowerExchangeクライアント用の拡張セクション. . . . . . . . . . . . . . . . . 216 データアクセス用の拡張セクション. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 216 関数/アクセス方式セクション(DB2). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 217 第 6 章 : PowerExchangeのセキュリティ........... 219 PowerExchangeのセキュリティの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 219 SECURITY文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 221 i5/OSでのセキュリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 225 i5/OSでのリソースアクセス要件. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 226 i5/OSでPowerExchange Listenerコマンドを実行するための許可. . . . . . 229 i5/OSでのpwxcmdプログラムに関するユーザー認証. . . . . . . . . . . . . . . 229 i5/OSでpwxcmdコマンドを実行するための許可. . . . . . . . . . . . . . . . . . 229 Linux、UNIX、およびWindowsでのセキュリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 231 WindowsでPowerExchange Listenerコマンドを実行するための許可. . . . . 232 Linux、UNIX、およびWindowsでpwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドを実 行するための許可. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 232 Linux、UNIX、およびWindowsでのpwxcmdまたはinfacmd pwxプログラム に関するユーザー認証. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 233 z/OSでのセキュリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . vi 目次 234 z/OSでのリソースアクセス要件. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 236 z/OS上でのキャプチャ登録と抽出マップのセキュリティ. . . . . . . . . . . . 241 データマップのセキュリティ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 246 PowerExchange Listenerのコマンドのセキュリティ. . . . . . . . . . . . . . 247 Adabasセキュリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 248 Datacomセキュリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 249 DB2 for z/OSセキュリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 250 IMSセキュリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 251 z/OSでのpwxcmdプログラムに関するユーザー認証. . . . . . . . . . . . . . . . 252 z/OSでpwxcmdコマンドを実行する許可. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 252 PowerExchange選択的サインオン. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 253 PowerExchange選択的サインオンの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 254 PowerExchangeサインオンファイル. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 254 PowerExchangeサインオンファイルの構文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 254 PowerExchangeサインオンファイルで使用される文. . . . . . . . . . . . . . . 255 PowerExchangeサインオンファイルの例. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 259 第 7 章 : Secure Sockets Layerのサポート........ 261 PowerExchangeネットワーク上のSSLのセキュリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . 261 PowerExchange SSLのアーキテクチャ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 262 FIPS 140-2への準拠. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 263 FIPS 140-2に準拠した暗号群. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 263 z/OSでのFIPS 140-2への準拠に関する考慮事項. . . . . . . . . . . . . . . . . 264 PWXUSSLユーティリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 265 PowerExchange SSLの設定手順. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 265 z/OS上でのSSLサーバーの設定. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 266 AT-TLSポリシーファイルの更新. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 266 z/OS上での個人証明書の作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 270 z/OSのSSLサーバーでのPowerExchange Listener JCLの構成. . . . . . . . . 270 Linux、UNIX、およびWindows上のSSLクライアントおよびサーバーの設定. . . . 271 PowerExchange SSL環境でのOpenSSL. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 271 OpenSSLを使用したCA証明書の作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 272 OpenSSLを使用した個人証明書の作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 273 SSLサーバー上でのDBMOVERコンフィギュレーションファイルのカスタマ イズ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 274 SSLクライアント上でのDBMOVERコンフィギュレーションファイルのカス タマイズ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 275 接続の確認. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 277 目次 vii 第 8 章 : PowerExchange暗号化.................... 278 PowerExchange暗号化のモード. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 278 PowerExchange暗号化標準. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 278 DES暗号化標準. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 278 Triple DES暗号化標準. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 278 RC2暗号. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 279 DBMOVERコンフィギュレーションファイルでの暗号化デフォルトの設定. . . . . 279 第 9 章 : PowerExchange非リレーショナルSQL...... 281 PowerExchange非リレーショナルSQLの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 281 PowerExchange非リレーショナルSQL構文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 281 基本比較のSQL構文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 282 LIKE比較. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 283 BETWEEN比較. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 284 NULL比較. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 285 SQL構文で許可されたキーワード. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 285 SQLキーワードと同じカラム名を持つデータへのアクセス. . . . . . . . . . . 285 ユーザー定義フィールドでのSQLの使用. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 285 IMS呼び出しに関する考慮事項. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 285 DTLDESCRIBEメタデータ構文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 286 DTLDESCRIBE TABLES修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 286 DTLDESCRIBE PROCEDURES修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 290 DTLDESCRIBE PROCEDURECOLUMNS修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 291 DTLDESCRIBE COLUMNS修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 293 DTLDESCRIBE RECORDS修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 296 DTLDESCRIBE PKEYS修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 299 DTLDESCRIBE FKEYS修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 301 DTLDESCRIBE SCHEMAS修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 304 DTLDESCRIBE修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 305 DB2 for i5/OSソース向けのDTLDESCRIBE修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . 305 DB2 for z/OSソース向けのDTLDESCRIBE修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . 305 DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsソース向けのDTLDESCRIBE修飾 子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 305 Informixソース向けのDTLDESCRIBE修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 306 NRDBソース向けのDTLDESCRIBE修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 306 NRDB2ソース向けのDTLDESCRIBE修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 306 Oracleソース向けのDTLDESCRIBE修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 306 Sybaseソース向けのDTLDESCRIBE修飾子. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 307 PowerExchange非リレーショナルSQLに対する制限. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 307 viii 目次 第 10 章 : PowerExchangeのグローバル化.......... 309 PowerExchangeのグローバル化の概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 309 PowerExchangeでインストールされたデフォルトコードページ. . . . . . . . . . . 310 PowerExchangeでインストールされた汎用コードページ. . . . . . . . . . . . . . . 310 データソースによるデフォルトコードページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 312 DB2 for i5/OSコードページパラメータ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 313 DB2 for z/OSコードページパラメータ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 314 Oracleのコードページパラメータ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 315 ユーザー定義のコードページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 316 ユーザー定義ICU互換コードページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 317 PowerExchangeスタティックコードページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 320 ICUCHECKユーティリティ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 322 ICUCHECK構文. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 323 レポート1。 単純コードページのPower Exchange制御テーブル. . . . . . . 323 レポート2。 ICUコードページのPowerExchange制御テーブル. . . . . . . . . 324 レポート3。 ICUで名前と文字サイズ情報の比較. . . . . . . . . . . . . . . . . 327 レポート4。 PowerExchangeでICUコードページ情報の比較. . . . . . . . . . 328 レポート5。 PowerExchangeコードページ名とエイリアス. . . . . . . . . . . 329 レポート6。 PMロケールコードページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 330 レポート7。 制御カウント. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 330 レポート8。 エラー. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 331 PowerExchangeと共に出荷されるコードページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 331 PowerExchangeスタティックコードページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 331 すべてのサポートされるUnicode文字を処理するコードページ. . . . . . . . 332 ASCIIエンコードに基づいたコードページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 333 EBCDICエンコードに基づいたICUコードページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . 336 特殊なICUコードページ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 342 変換エラーおよび特殊な状況の処理. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 345 コードページ変換エラー. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 345 コードページ内の予期しないデータ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 346 タイプ1のフォールバックマッピングとマルチバイトデータ. . . . . . . . . . . . . 348 第 11 章 : PowerExchange ODBCドライバの使用..... 349 PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ. . . . . . . . . . . . . . . 349 全般的なPowerExchange ODBCドライバパラメータ. . . . . . . . . . . . . . . . 349 DB2 for z/OSのバルクパラメータ向けのPowerExchange ODBCドライバ. . . 363 Windows上でのODBCデータソースの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 365 PowerExchange ODBCドライバを使用したマルチバイトメタデータへのア クセス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 367 目次 ix UNIX上でのODBCデータソースの作成. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 367 PowerExchangeデータソース仕様の例. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 368 ODBCを使用したマルチバイトメタデータへのアクセス. . . . . . . . . . . . . 369 SQLエスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 369 PowerCenterでのSQLエスケープシーケンスの使用. . . . . . . . . . . . . . . . 369 PowerCenterで使用できるSQLエスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . 370 {DTLADAPREFETCH=Y|N}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 370 {DTLADAPWD= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 371 {DTLAPP= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 371 {DTLCONFWRITE=N|Y|T}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 371 {DTLCONNOVR= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 371 {DTLDATAPWD= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 371 {DTLDB2DEGREE= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 371 {DTLDSN= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 372 {DTLEVENTTB= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 372 {DTLIMTYPE=BA|AI|TU}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . 372 {DTLIMGOV=Y|N}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 373 {DTLINSMODE=LOAD|UPDATE}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . 373 {DTLJRNL= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 373 {DTLLIBRARYLIST= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 373 {DTLNOUPDATECDEP=Y|N}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . 373 {DTLORACOLL= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 374 {DTLORACONN= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 374 {DTLORAINST= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 374 {DTLORASCHEMA= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 374 {DTLOVRDBF= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 374 {DTLREJECTFILE= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 375 {DTLSESSID=}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 375 {DTLSTOPONERRORS =}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 375 {DTLSTRIPORDERBY=Y|N}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . 375 {DTLTIMEOUT= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 375 {DTLUDBDB= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 375 {DTLUPDELSEINS=Y}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 376 {DTLWORKERS= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 376 {DTLXTRASCHEMA= }エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 376 {DTLXTYPE=RS|SL}エスケープシーケンス. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 376 第 12 章 : PowerExchangeデータタイプ変換マトリッ クス............................................. 377 PowerExchangeデータタイプ変換. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 377 x 目次 ODBCおよびPowerExchangeデータタイプの同値. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 378 付録 A : PowerExchangeデータソースウィザード. . . . 381 PowerExchangeデータソースウィザードの概要. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 381 [PowerExchangeデータソース]タブ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 382 [全般]タブ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 385 [AS400プロパティ]タブ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 388 [CAPXプロパティ]タブ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 390 [CAPXRTプロパティ]タブ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 391 [DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 394 付録 B : PowerExchange用語集..................... 398 索引............................................. 423 目次 xi 序文 このマニュアルでは、PowerExchange ®の構成および使用に関連する主題について参照情報 を記載します。このマニュアルは、全章をすべて読むことを意図していません。特定の主 題に関する情報の検索に使用してください。 マニュアルには、PowerExchangeシステムを完全に構成し、調整するために必要な情報が含 まれています。例えば、製品のセキュリティに関する情報を記載し、DBMOVERコンフィギュ レーションファイルの各パラメータについて説明します。また、PowerExchangeを特定の環 境で使用する場合に必要な情報も網羅しています。例えば、非リレーショナルデータソー スを使用する場合、そのデータにアクセスするためにPowerExchangeでサポートされている SQLについて説明します。 本製品を完全に理解するためには、このマニュアルのほかに『 PowerExchangeインストール ガイド』、『PowerExchangeバルクデータ移動ガイド 』、およびCDCガイドも使用する必要 があります。 このマニュアルは、以下のPowerExchange製品を対象にしています。 ¨ PowerExchange for Adabas ® ¨ PowerExchange for CA Datacom ® ¨ PowerExchange for CA IDMS ™ ¨ PowerExchange for DB2 ® for i5/OS® ¨ PowerExchange for DB2 for Linux ®、UNIX®、およびWindows® ¨ PowerExchange for DB2 for z/OS ® ¨ PowerExchange for IMS ™ ¨ PowerExchange for Oracle ® ¨ PowerExchange for SQL Server ® ¨ PowerExchange for VSAM xii Informaticaのリソース Informaticaカスタマポータル Informaticaのユーザーとして、Informaticaカスタマポータルサイト (http://mysupport.informatica.com)にアクセスできます。このサイトには、製品情 報、ユーザーグループ情報、ニュースレター、Informaticaカスタマサポート事例管理シス テム(ATLAS)へのアクセス、Informatica How-To Library、Informatica Knowledge Base、Informatica Product Documentation、Informaticaユーザーグループコミュニティ へのアクセスが含まれています。 Informaticaのマニュアル Informaticaのマニュアルチームは、正確で役に立つマニュアルの作成に努めています。こ のマニュアルに関する質問、コメント、ご意見の電子メールの送付先は、Informaticaマニ ュアルチーム(infa_documentation@informatica.com)です。 お客様のフィードバック は、マニュアルの改良に利用させていただきます。コメントに返信をご希望のお客様は、 その旨をお知らせください。 マニュアルチームは、必要に応じてマニュアルを更新します。製品の最新のマニュアルを 入手するには、http://mysupport.informatica.comから製品マニュアルにアクセスしま す。 InformaticaのWebサイト Informatica社のWebサイトは、http://www.informatica.comからアクセスできます。この サイトでは、Informatica社の概要と沿革、今後のイベント、営業拠点などの情報を提供し ています。また、製品情報やパートナー情報もあります。サービス関連のページには、テ クニカルサポート、トレーニングと教育、および実装に関するサービスの重要な情報を掲 載しています。 Informatica How-To Library Informaticaのユーザーとして、Informatica How-To Library (http://mysupport.informatica.com)にアクセスできます。How-To Libraryは、 Informaticaの製品および機能についての詳細を確認できるリソースのコレクションです。 一般的な問題に対するソリューションを提供したり、機能や動作を比較したり、特定の実 際のタスクを実行するための方法を示したりする記事やインタラクティブなデモンストレ ーションが含まれています。 Informatica Knowledge Base Informaticaのユーザーとして、Informatica Knowledge Base (http://mysupport.informatica.com)にアクセスできます。このKnowledge Baseを利用 して、Informatica製品に関する既知の技術的問題の解決策を検索することができます。ま た、FAQ(よくある質問)の答え、技術的ホワイトペーパー、技術的なヒントも得られま はじめに xiii す。Knowledge Baseに関する質問、コメント、ご意見の電子メールの送付先は、 Informatica Knowledge Baseチーム(KB_Feedback@informatica.com)です。 Informatica Multimedia Knowledge Base Informaticaのユーザとして、Informatica Multimedia Knowledge Base (http://mysupport.informatica.com)にアクセスできます。Multimedia Knowledge Baseは、一般的な概念の理解を助け、具体的な各タスクの実行をガイドする教育用のマル チメディアファイルの集まりです。 Multimedia Knowledge Baseに関する質問、コメン ト、ご意見の電子メールの送付先は、Informatica Knowledge Baseチーム (KB_Feedback@informatica.com)です。 Informaticaグローバルカスタマサポート 電話、またはオンラインサポートからカスタマサポートセンターに連絡できます。 オンラ インサポートのご利用には、ユーザ名とパスワードが必要です。 http://mysupport.informatica.comから、ユーザー名とパスワードが入手できます。 電話によるInformaticaグローバルカスタマサポートへの問い合わせ先は次のとおりです。 北米/南米 ヨーロッパ/中東/アフ リカ アジア/オーストラ リア フリーダイヤル フリーダイヤル フリーダイヤル ブラジル: 0800 891 0202 フランス: 0805 804632 オーストラリア: 1 800 151 830 メキシコ: 001 888 209 8853 北米: +1 877 463 2435 ドイツ: 0800 5891281 イタリア: 800 915 985 オランダ: 0800 2300001 ポルトガル: 800 208 360 スペイン: 900 813 166 スイス: 0800 463 200 英国: 0800 023 4632 有料(標準料金) ベルギー: +31 30 6022 797 フランス: +33 1 4138 9226 ドイツ:+49 1805 702 702 オランダ:+31 306 022 797 英国: +44 1628 511445 xiv 序文 ニュージーランド: 09 9 128 901 有料(標準料金) インド:+91 80 4112 5738 第 1 章 PowerExchangeの概要 この章では、以下の項目について説明します。 ¨ PowerExchangeの概要, 1 ページ ¨ PowerExchangeのコンポーネント, 2 ページ PowerExchangeの概要 PowerExchangeは、データソースおよびデータターゲットを同期するために以下の機能を実 行できます。 ¨ データターゲットのマテリアライズまたは完全なリフレッシュを行うためのバルクデー タ移動 ¨ データソースおよびデータターゲットの同期を保持するための変更データキャプチャ PowerExchangeバルクデータ移動では、異なるシステム間で大量のデータを効果的に移動で きます。 しかし、バルクデータ移動操作を頻繁に行うと、容量、時間、担当者リソースが 高くついてしまいます。 PowerExchange変更データキャプチャ(CDC)を使用すると、データソースに加えられた変 更のみをキャプチャできます。PowerExchange CDCでは、パフォーマンスやソースデータベ ース、テーブル、ファイルの可用性に与える影響が最小限に抑えられます。PowerExchange には、変更データキャプチャを行うための2つの方法があります。 ¨ 同期変更データキャプチャ。変更を実行するトランザクションに統合することによっ て、リアルタイムで行われます。 ¨ 非同期変更データキャプチャ。ログベース変更データキャプチャとも呼ばれ、ソースデ ータベースまたはソースリレーショナルデータベースのログから変更をキャプチャしま す。 PowerExchangeはPowerCenterと共に動作し、バルクデータおよび変更データの各種データ ターゲットへの移動を可能にします。 このマニュアルでは、使用環境に合わせたPowerExchangeのカスタマイズに関する参考情報 を記載しています。製品のインストール後、DBMOVERコンフィギュレーションファイルパラ メータおよび製品のセキュリティオプションに関連するトピックを確認してください。ま た、環境やデータのレプリケーションに関する特定の要件に関連するトピックも確認して ください。 1 PowerExchangeのコンポーネント PowerExchangeは、お使いのシステムに応じて以下のコンポーネントの一部または全部を使 用して、その機能を実行します。 PowerExchange Navigator バルクデータの抽出や変更データのキャプチャ元であるデータソース用に、データマ ップ、キャプチャ登録、抽出マップを定義および管理するためのグラフィカルなユー ザーインタフェースです。PowerExchangeは、この定義を使用して処理するデータソー スを判断します。キャプチャ登録および抽出マップは、変更データキャプチャ(CDC) のみに関係します。 PowerExchange Listener 非リレーショナルファイルとDB2テーブルのデータマップ、およびすべてのデータソー スのキャプチャ登録と抽出マップを管理します。PowerExchange Listenerは、これら の定義を以下のファイルで管理します。 ¨ データマップ(DATAMAPSファイル) ¨ キャプチャ登録(CCTファイル) ¨ 抽出マップ(DTLCAMAPファイルまたはCAMAPSファイル) PowerExchange Listenerでは、バルクデータおよび変更データの抽出要求も処理され ます。 データソースまたはデータターゲットがPowerExchangeを使用しているシステムからリ モートにある場合、リモートデータソースまたはリモートデータターゲットでも PowerExchange Listenerを実行してPowerExchangeと通信する必要があります。 PowerExchangeエージェント z/OSシステムでは、CDC時にキャプチャ登録情報を以下のECCRに提供します。 ¨ DB2 ¨ IMS同期 ¨ バッチVSAM ¨ CICS/VSAM 他のECCRは、CCTデータセットからキャプチャ登録情報を直接読み取ります。 PowerExchangeエージェントでは、すべてのECCRについて、キャプチャ登録情報が検 証されます。 また、各種PowerExchange CDCコンポーネントでグローバルキューおよびデータフロ ーも管理されます。 PowerExchange ロッガー[PowerExchange ろっがー](Linux、UNIX、Windows用) Linux、UNIX、またはWindowsマシン上で、必要に応じて、変更ストリームから PowerExchangeロッガーログファイルへ変更データを書き込みます。 この場合、 PowerExchangeは、ソースデータベースやログファイルからではなく、PowerExchange ロッガーログファイルから変更データを抽出します。 PowerExchangeロッガープロセ スは、継続モードでもバッチモードでも実行できます。 2 第 1章: PowerExchangeの概要 PowerExchangeロッガー(MVS用) z/OSシステム上で、接続されているPowerExchange環境変更キャプチャルーチン (environmental change capture routine:ECCR)からキャプチャされた変更データ を受け取り、それをログデータセットに格納します。 その時点で、変更データはリア ルタイム抽出またはPowerExchange Condenseジョブで使用できるようになります。 PowerExchange環境変更キャプチャルーチン(ECCR) z/OSシステム上で、データソースから変更データをキャプチャし、キャプチャされた 変更を記録用にPowerExchangeロッガーに渡します。 PowerExchangeには、データソ ースのタイプごとにECCRが用意されています。ソースタイプに応じて、ECCRは、変更 が加えられた時点でそれを同期にキャプチャするか、データベースログから非同期に キャプチャします。 PowerExchange Condense i5/OSまたはz/OSシステム上で、必要に応じて、変更ストリーム内の要約バージョンの 変更データを含む圧縮ファイルを作成します。 このオプション機能を使用すると、 PowerExchangeで、ログファイルからではなく圧縮ファイルから変更データが抽出され ます。複数のCondenseジョブを同時に実行できます。 PowerExchangeのコンポーネント 3 第 2 章 DBMOVERコンフィギュレーシ ョンファイル この章では、以下の項目について説明します。 ¨ DBMOVERコンフィギュレーションファイルの概要, 4 ページ ¨ DBMOVER文のサマリテーブル, 5 ページ ¨ DBMOVER文の構文, 37 ページ ¨ DBMOVER文, 39 ページ ¨ PowerExchangeのメッセージログオプション, 182 ページ ¨ コンシューマ API(consumer API:CAPI)接続文, 186 ページ ¨ PowerExchangeアプリケーションサービスのDBMOVER文, 189 ページ ¨ pwxcmdプログラムから発行されたコマンドのDBMOVER文, 191 ページ ¨ サンプルのDBMOVERコンフィギュレーションファイル, 193 ページ DBMOVERコンフィギュレーションファイルの 概要 PowerExchange DBMOVERコンフィギュレーションファイルには、PowerExchangeの操作およ び通信を制御する文が含まれます。各PowerExchangeシステムでDBMOVERコンフィギュレー ションファイルを定義します。 PowerExchangeには、サポートするオペレーティングシステムごとにサンプルのDBMOVERコ ンフィギュレーションファイルが用意されています。 PowerExchangeソフトウェアのイン ストールをテストするには、サンプルファイル内の情報で十分です。 サンプルファイルは カスタマイズします。 例えば、追加のPowerExchangeノード、データソース、CDCオプショ ン、またはローカリゼーションオプションを設定する必要がある場合があります。 4 DBMOVER文のサマリテーブル PowerExchangeには、PowerExchangeの設定に使用するDBMOVER文が多数用意されていま す。 一部のDBMOVER文は、特定のオペレーティングシステムまたはデータソースに適用されま す。 以下の表に、すべてのDBMOVER文をデータソースおよびオペレーティングシステムごとにア ルファベット順で一覧表示します。 すべてのDBMOVER文の要約 PowerExchangeには、PowerExchangeを設定するために使用するDBMOVER文が用意されてい ます。 次の表は、すべてのDBMOVER文を簡潔に定義したものであり、それぞれの文の完全な説明へ の相互参照を提供します。 文 説明 参照 ABEND_SW PowerExchangeが異常終 了を処理するために追加 のエラールーチンをアク ティブにするかどうかを 制御する。 「ABEND_SW文」 ジ39) ADA_L3_ALLOW PowerExchangeが、記述 子の値に基づく論理的順 序に従ってファイルから レコードを読み取るため にAdabas L3コマンドを 使用するかどうかを制御 する、Adabas最適化文。 「ADA_L3_ALLOW文」 (ページ40) ADABAS_DEFAULT_DBID [データベースID]プロ パティでデータマップが 0を指定していて、バル クデータ移動セッション でオーバーライド値が指 定されない場合に、 PowerExchangeが使用す るDBID値を指定する。 「ADABAS_DEFAULT_DBID 文」 (ページ41) ADABAS_PREFIX PowerExchangeがAdabas ファイルにアクセスする ためのユーザーIDを構築 するために使用するプレ フィックスを指定する。 「ADABAS_PREFIX文」 (ページ42) ADABASCODEPAGE Adabasデータベース用に 使用する、シングルバイ トおよびマルチバイトコ ードページを指定する。 「ADABASCODEPAGE文」 (ページ43) (ペー DBMOVER文のサマリテーブル 5 6 文 説明 参照 ADAOPT PowerExchangeが、記述 子の値に基づく論理的順 序に従ってファイルから レコードを読み取るため にAdabas L3コマンドを 使用するかどうかを制御 する、Adabas最適化文。 「ADAOPT文」 43) ADAOPTM 廃止。 後方互換性を保 つために存在している。 「ADAOPTM文」 44) ADAPREFETCH PowerExchangeがレコー ドを読み取るときに Adabasのプリフェッチ機 能を使用するかどうかを 制御する。 「ADAPREFETCH文」 (ページ44) ADASTATS PowerExchangeがAdabas の操作に関する統計情報 をPowerExchangeのメッ セージログファイルに書 き込むかどうかを制御す る。 「ADASTATS文」 ジ45) (ペー ADAUSER PowerExchangeが NetportジョブでAdabas ファイルにアクセスする ためのAdabasユーザーID としてジョブ名を使用す るかどうかを制御する。 「ADAUSER文」 46) (ページ APPBUFSIZE データバッファの最大サ イズをバイト単位で指定 する。 「APPBUFSIZE文」 ージ46) AS400EVENTMSGQ PowerExchangeによるメ ッセージの書き込み先と なる、i5/OSシステム上 のイベントメッセージキ ューを指定する。 「AS400EVENTMSGQ文」 (ページ47) AS400USRJRNCODE DB2におけるi5/OSジャー ナルの追加ライブラリお よび削除ライブラリの操 作を特定する、2文字の ジャーナル入力タイプコ ードを指定します。この 文を使用して、同じソー ステーブルのインスタン スを含むライブラリを追 加または削除した後で CDCライブラリ対象リス トの更新に使用したデフ 「 AS400USRJRNCODE 文」 (ページ47) 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル (ページ (ページ (ペ 文 説明 参照 ォルトコードをオーバー ライドします。 BS z/OS上で、ブロックサイ ズが指定されなかった場 合にPowerExchangeがタ ーゲットデータセットを 動的に割り当てるときに 使用するブロックサイズ を指定する。 「BS文」 (ページ48) CAPI_CONN_NAME すべてのデータソースタ イプに対するデフォルト のCAPI_CONNECTION文を 指定する。 「CAPI_CONN_NAME文」 (ページ49) CAPI_CONNECTION - AS4J DB2 for i5/OS CDCソー スに使用するコンシュー マAPI(Consumer API: CAPI)パラメータを指定 する。 「CAPI_CONNECTION AS4J文」 (ページ50) CAPI_CONNECTION - CAPX PowerExchangeロッガー (Linux、UNIX、 Windows用)ログファイ ルから変更データを継続 抽出するために使用する CAPIパラメータを指定す る。 「CAPI_CONNECTION CAPX文」 (ページ55) CAPI_CONNECTION - LRAP PowerExchangeロッガー (MVS用)のログ読み取 りAPI(Log Read API: LRAPI)コンポーネント に使用するCAPIパラメー タを指定する。 「CAPI_CONNECTION LRAP文」 (ページ58) CAPI_CONNECTION - MSQL Microsoft SQL Server CDCソースに使用する CAPIパラメータを指定す る。 「CAPI_CONNECTION MSQL文」 (ページ60) CAPI_CONNECTION - ORAD Oracle用PowerExchange Expressソースに使用す るCAPIパラメータを指定 する。 「CAPI_CONNECTION ORAD文」 (ページ63) CAPI_CONNECTION - ORCL PowerExchange Oracle CDC with LogMinerソー スに使用するCAPIパラメ ータを指定する。 「CAPI_CONNECTION ORCL文」 (ページ66) DBMOVER文のサマリテーブル 7 8 文 説明 参照 CAPI_CONNECTION - UDB DB2 for Linux、UNIX、 およびWindows(LUW) CDCソースに使用する CAPIパラメータを指定す る。 「CAPI_CONNECTION UDB文」 (ページ73) CAPI_CONNECTION - UOWC UOW Cleanserに使用する CAPIパラメータを指定す る。 「CAPI_CONNECTION UOWC文」 (ページ77) CAPI_SRC_DFLT 特定のデータソースタイ プに対するデフォルトの CAPI_CONNECTION文を指 定する。 「CAPI_SRC_DFLT文」 (ページ82) CAPT_PATH Linux、UNIX、および Windowsシステム上の、 CDCの制御ファイルが収 められているローカルデ ィレクトリへのパスを指 定する。 「CAPT_PATH文」 ジ84) (ペー CAPT_XTRA Linux、UNIX、および Windowsシステム上の、 CDCの抽出マップが保存 されるローカルディレク トリへのパスを指定す る。 「CAPT_XTRA文」 ジ85) (ペー CMDNODE pwxcmdコマンドのターゲ ットとなる PowerExchange Listener、 PowerExchange Condense、または PowerExchange for Linux、UNIX、および Windowsロッガープロセ スの接続情報を指定す る。 「CMDNODE文」 86) (ページ CODEPAGE SQL文の中のオペレーテ ィングシステム情報、デ ータ、およびリテラル値 に使用するコードページ を指定する。 「CODEPAGE文」 ジ86) (ペー COLON PowerExchangeで時刻フ ィールドとタイムスタン プフィールドの時刻値の 区切り文字として使用す る文字を定義する。 「COLON文」 88) 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル (ページ 文 説明 参照 COMPRESS ネットワークを通じて送 信するデータを圧縮する ために、PowerExchange が独自の圧縮ルーチンを 使用するかどうかを制御 する。 「COMPRESS文」 ジ88) CONSOLE_CODEPAGE PowerExchangeがメッセ ージの本文をコンソール に表示するために使用す るコードページを指定す る。 「CONSOLE_CODEPAGE 文」 (ページ88) CONSOLE_TRACE PowerExchangeがTRACE 文からのメッセージを PowerExchangeメッセー ジログファイルに書き込 むほかに、DTLOUTデータ セット(z/OSの場合)ま たはQPRINT出力(i5/OS の場合)に書き込むかど うかを制御する。 「CONSOLE_TRACE文」 (ページ89) CONVCHAR バルクデータ移動の読み 取り操作中に検出された CHARカラムおよび VARCHARカラムの変換エ ラーをどのように処理す るかを制御する。 「CONVCHAR文」 ジ89) (ペー CPX_DIR PowerExchangeがi5/OS 上でDB2 for i5/OS CDC ソース用の抽出マップの 読み取りと保存に使用す るライブラリの名前を指 定する。 「CPX_DIR文」 90) (ページ CREDENTIALS_CASE PowerExchangeでオペレ ーティングシステムユー ザーIDおよびパスワード に使用する文字の大小文 字の区別を制御する。 「CREDENTIALS_CASE 文」 (ページ91) DATAMAP_SERVER データマップを格納する ファイルへのアクセス要 求に対してサーバーとし ての役割を果たす PowerExchange Listenerのノード名を指 定する。 「DATAMAP_SERVER文」 (ページ91) DATERANGE データマップでデータチ ェックが有効になってい 「DATERANGE文」 ジ93) (ペー (ペー DBMOVER文のサマリテーブル 9 文 説明 参照 る場合に、DATEフィール ドおよびTIMESTAMPフィ ールドのデータを検証す るために使用する年の範 囲を指定する。 10 DB2_BIN_AS_CHAR FOR BIT DATA句で定義す るCHARカラムおよび VARCHARカラム内のデー タをPowerExchangeが文 字データと見なすかどう かを制御する。 「DB2_BIN_AS_CHAR 文」 (ページ93) DB2_BIN_CODEPAGE DB2_BIN_AS_CHAR文でY が指定された場合に、 FOR BIT DATA句で定義 するカラム内の文字デー タを処理するために PowerExchangeが使用す る、シングルバイトおよ びマルチバイトCCSID値 を定義する。 「DB2_BIN_CODEPAGE 文」 (ページ94) DB2_ERRORFILE PowerExchangeがDB2バ ルクデータ移動操作に使 用する、ユーザーによっ てカスタマイズされた SQLエラーファイルの名 前を指定する。 「DB2_ERRORFILE文」 (ページ94) DB2CODEPAGE 指定されたDB2サブシス テムからのバルクデータ を処理するために PowerExchangeが使用す る、シングルバイト、混 合、およびグラフィック スCCSID値を定義する。 「DB2CODEPAGE文」 (ページ95) DB2DEF_ENCODING DB2データマップの作成 時に、エンコーディング スキーマを指定されてい ないDB2カラムに PowerExchangeが割り当 てるデフォルトのエンコ ーディングスキーマを定 義する。 「DB2DEF_ENCODING 文」 (ページ98) DB2ID PowerExchangeが指定さ れたDB2サブシステムか らバルクデータを処理す るために使用する、DB2 プランおよび PowerExchangeアクセス 「DB2ID文」 98) 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル (ページ 文 説明 参照 方式モジュールを定義す る。 DB2PLAN PowerExchangeがバルク データ移動処理に使用す る、DB2プランを定義す る。 「DB2PLAN文」 99) (ページ DECPOINT 整数以外の数値を格納す るフィールドで小数点と して使用する文字を定義 する。 「DECPOINT文」 ジ100) (ペー DEFAULTCHAR PowerExchangeが非リレ ーショナルデータソース 内にある無効な文字デー タと置き換えるために使 用する文字を定義する。 「DEFAULTCHAR文」 (ページ100) DEFAULTDATE PowerExchangeで日付フ ィールド内の欠けている コンポーネントと置き換 えるために使用する数値 日付文字列を定義する。 「DEFAULTDATE文」 (ページ100) DISABLE_PARTITIONS バルクデータ移動操作の ためのソースデータのパ ーティション化を無効に するかどうかを制御す る。 「DISABLE_PARTITIONS 文」 (ページ101) DISP z/OS上で、DISPが指定さ れていない場合に PowerExchangeがターゲ ットデータセットを動的 に割り当てるときに使用 する、ステータス、通常 処理、および異常処理を 指定する。 「DISP文」 101) DM_RESOURCE DATAMAPSデータセットへ のアクセスを制御する PowerChange固有のリソ ースプロファイルを作成 するために使用されるサ フィックスを指定する。 「DM_RESOURCE文」 (ページ102) DM_SUBTASK データマップが保存され ているファイルに PowerExchange Listenerがアクセスする 方法を制御する。 「DM_SUBTASK文」 ージ103) (ページ (ペ DBMOVER文のサマリテーブル 11 12 文 説明 参照 DMXCACHE_DELETEECSA データマップのキャッシ ュを複数ジョブモードで 実行しており、使用カウ ントがゼロ以外のファイ ルがECSAメモリに存在し ない場合に、 PowerExchangeがECSAメ モリを解放するかどうか を指定する。 「DMXCACHE_DELETEECSA 文」 (ページ104) DMXCACHE_MAX_MEMORY_M B PowerExchangeのデータ マップのキャッシュを有 効にして、データマップ のキャッシュの最大サイ ズをMB単位で設定する。 「DMXCACHE_MAX_MEMORY _MB文」 (ページ105) DMXCACHE_MULTIPLEJOBS PowerExchangeのデータ マップのキャッシュを複 数ジョブモードで実行す るか単一ジョブモードで 実行するかを指定する。 「DMXCACHE_MULTIPLEJO BS文」 (ページ105) DMX_DIR PowerExchangeでデータ マップの読み取りと保存 に使用する場所を指定す る。 「DMX_DIR文」 107) DTLMSG_CODEPAGE どのバージョンの PowerExchangeメッセー ジファイルを使用するか を示すコードページIDを 指定する。 「DTLMSG_CODEPAGE 文」 (ページ107) ENCRYPT PowerExchangeでデータ を移動するときに暗号化 を使用するかどうかを制 御する。 内部独自の暗 号化方式以外に、 PowerExchangeは、DES およびRSAセキュリティ RC2暗号化をサポートし ます。 「ENCRYPT文」 108) ENCRYPTLEVEL DESまたはRSA Security のRC2暗号化方式を選択 した場合に使用する暗号 化レベルを指定する。 暗号化レベルにより暗号 化キーの長さが決まりま す。 ENCRYPT文でDESま たはRC2を指定する場合 は、ENCRYPTLEVEL文を 含める必要があります。 「ENCRYPTLEVEL文」 (ページ109) 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル (ページ (ページ 文 説明 参照 ENQMAJORNAME PowerExchangeデータセ ットおよびリソースをロ ックするために PowerExchangeが発行す るENQマクロのメジャー 名を指定する。 「ENQMAJORNAME文」 (ページ109) ENQSYSTEMS PowerExchangeデータセ ットおよびリソースをロ ックするために PowerExchangeが発行す るENQマクロにSYSTEMと SYSTEMSのどちらの範囲 を使用するかを制御す る。 「ENQSYSTEMS文」 ージ110) ERRROWNOTFOUND 存在しない行に対する UPDATEまたはDELETE操 作について、 PowerExchangeがエラー を生成するかどうかを指 定する。 「ERRROWNOTFOUND文」 (ページ111) EXT_CP_SUPPT シングルバイトのスタテ ィックコードページ内の 文字変換を制御する。 「EXT_CP_SUPPT文」 (ページ111) GDGLOCATE 動的割り当てに対して、 LOCATEを使用して世代別 データセット割り当て要 求に関する最新のカタロ グ情報を取得するように 指示するかどうかを制御 する。 「GDGLOCATE文」 ジ112) (ペー GSBUFSIZE デフォルトのバッファサ イズが不十分なときに、 PowerExchangeがデータ 行を処理するための最大 内部バッファサイズを増 やすことができるように する。 「GSBUFSIZE文」 ジ113) (ペー ICUALIAS カスタムICUコードペー ジを指し示すエイリアス を追加または削除する。 「ICUALIAS文」 ジ114) ICUCNVPROPERTY ICUコードページについ てカスタマイズしたプロ パティを設定する。 「ICUCNVPROPERTY文」 (ページ115) ICUCONVERTER コードページコンバータ をICUコードページに追 「ICUCONVERTER文」 (ページ117) (ペ (ペー DBMOVER文のサマリテーブル 13 文 説明 参照 加する、またはICUコー ドページから削除する。 14 ICUDATADIR makeconvが生成するバイ ナリCNVファイルのディ レクトリの場所を定義す る。 「ICUDATADIR文」 ージ118) IMSID PowerExchangeがIMSバ ルクデータ移動操作と IMSログベースCDCに使用 する、IMSサブシステム 情報を定義する。 「IMSID文」 119) JOBCLASS CA IDMS/DBメタデータお よびDB2 LOADユーティリ ティバッチジョブに使用 するジョブクラスを指定 する。 「JOBCLASS文」 ジ120) (ペー LISTENER 指定された PowerExchange Listenerプロセスが作業 要求をリスンするTCP/IP ポートを定義する。 「LISTENER文」 ジ121) (ペー LOADCTLFILE DB2 for z/OS LOADユー ティリティのバッチジョ ブ用の制御カードテンプ レートメンバが含まれて いるPDSデータセットを 指定する。 「LOADCTLFILE文」 (ページ123) LOADJOBFILE DB2 for z/OS LOADユー ティリティおよびCA IDMS/DBメタデータ検索 バッチジョブ用のJCLテ ンプレートメンバが含ま れているPDSデータセッ トを指定する。 「LOADJOBFILE文」 (ページ123) LOG_CODEPAGE PowerExchangeがメッセ ージをログファイルに書 き込むために使用するコ ードページを指定する。 「LOG_CODEPAGE文」 (ページ124) LOGPATH Linux、UNIX、および Windowsシステムで、 PowerExchangeがメッセ ージログファイルを書き 込むディレクトリの場所 を定義する。 「LOGPATH文」 125) 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル (ペ (ページ (ページ 文 説明 参照 LOGSID CA IDMS/DBログと PowerExchangeログカタ ログの場所を指定する。 「LOGSID文」 125) LOWVALUES PowerExchangeがVSAMま たはシーケンシャルター ゲットに書き込むときに VSAMまたはシーケンシャ ルデータソース内に16進 数の'0'の値を保持する かどうかを指定する。 「LOWVALUES文」 ジ126) LRECL z/OS上で、LRECL情報が 指定されなかった場合に PowerExchangeがターゲ ットデータセットを動的 に割り当てるときに使用 する論理レコード長を指 定する。 「LRECL文」 126) MAXTASKS PowerExchange Listenerで同時に実行で きるタスクの最大数を定 義する。 「MAXTASKS文」 ジ126) MSGPREFIX PowerExchangeメッセー ジのプレフィックスとし て使用する文字列を定義 する。 「MSGPREFIX文」 ジ127) MSGPREFIX-HYPHEN メッセージプレフィック スとメッセージ番号の間 にハイフン文字を含める か含めないかを指定す る。 「MSGPREFIX-HYPHEN 文」 (ページ128) MSS_ERRORFILE PowerExchangeが Microsoft SQL Server バルクデータ移動操作に 使用する、ユーザーによ ってカスタマイズされた SQLエラーファイルの名 前を指定する。 「MSS_ERRORFILE文」 (ページ128) MVSDB2AF DB2バルクデータ移動操 作にどのDB2 for z/OS 接続機能を使用するかを 指定する。 「MVSDB2AF文」 ジ129) (ペー NEGSIGN 負の数値を格納するフィ ールドで負の記号として 使用する文字を定義す る。 「NEGSIGN文」 130) (ページ (ページ (ペー (ページ (ペー (ペー DBMOVER文のサマリテーブル 15 16 文 説明 参照 NETPORT Netportジョブに関する 情報を定義して、その Netportジョブを特定の リスナポートに関連付け る。 「NETPORT文」 130) NODE PowerExchangeが PowerExchange Listenerプロセスに連絡 するために使用するTCP/ IPホスト名およびポート を定義する。 「NODE文」 132) NOGETHOSTBYNAME PowerExchangeがライセ ンスを検証するためにロ ーカルシステムのIPアド レスを取得してそれを PowerExchangeメッセー ジに含めるかどうかを制 御する。 「NOGETHOSTBYNAME 文」 (ページ134) NRDB_WRITE_CHAR_NULL_ FILL PowerExchangeがフィー ルド内のNULL値と置き換 えるために使用する文字 または16進値を定義す る。 「NRDB_WRITE_CHAR_NUL L_FILL文」 (ページ 135) NRDB_WRITE_NUM_NULL_F ILL PowerExchangeが解凍さ れた数値フィールド内の NULL値と置き換えるため に使用する数値または16 進値を定義する。 「NRDB_WRITE_NUM_NULL _FILL文」 (ページ 135) NUMERICSIGN PowerExchangeが符号な しフィールドを正の X'C'として配信するか符 号なしのX'F'として配信 するかを制御する。 「NUMERICSIGN文」 (ページ135) ODBASUPP PowerExchangeがバルク データ移動操作でIMSデ ータベースにアクセスし てデータセットをアンロ ードするために、Open Database Access (ODBA) インタフェースを使用で きるかどうかを制御す る。 「ODBASUPP文」 ジ136) ORA_ERRORFILE PowerExchangeがOracle バルクデータ移動操作に 使用する、ユーザーによ ってカスタマイズされた 「ORA_ERRORFILE文」 (ページ136) 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル (ページ (ページ (ペー 文 説明 参照 SQLエラーファイルの名 前を指定する。 ORACLE_CAPTURE_TYPE PowerExchangeインスト ールで使用されている PowerExchange Oracle CDCソリューションを指 定する。PowerExchange Express CDC for Oracle またはPowerExchange Oracle LogMiner CDCの いずれかを指定する。 「ORACLE_CAPTURE_TYPE 文」 (ページ137) ORACLE_UNHANDLED_NUMA SCHAR PowerExchangeがOracle ソーステーブル内の次の 種類の数値カラムをデー タの損失を防ぐ方法で処 理するかどうかを制御す る。 - 精度が28より大きいか 長さが定義されていな いNUMBERカラム - 精度が有効数字15桁よ り大きいFLOATカラム 「ORACLE_UNHANDLED_NU MASCHAR文」 (ページ 138) ORACLECODEPAGE NLS_LANG環境変数で UTF8でもAL32UTF8でも ない文字セットが指定さ れている場合に、Oracle バルクデータの移動で使 用される特定のOracleデ ータベースに対して使用 する、PowerExchangeお よびPowerCenterコード ページを指定する。 「ORACLECODEPAGE文」 (ページ139) ORACLEID LogMinerを使用する PowerExchange Oracle CDCおよび PowerExchange Express CDC for Oracleについ て、Oracleソースデータ ベースおよび接続情報を 指定する。 「ORACLEID文」 ジ140) OUSP ADABASを使用していると きに、z/OS OpenEdition セキュリティ環境をロー ドする。 Informatica グローバルカスタマサポ ートから指示があった場 合にのみ使用する。 「OUSP文」 143) (ペー (ページ DBMOVER文のサマリテーブル 17 18 文 説明 参照 PC_AUTH PowerExchange ListenerがCA IDMS/DB にアクセスするために MVSプログラム呼び出し (PC)サービスルーチン を使用するかどうかを制 御する。 「PC_AUTH文」 143) PIPE TXT出力ファイルでフィ ールド間を区切るために 使用する文字を定義す る。 「PIPE文」 144) POLLTIME 未処理の接続に対してポ ーリングを行うまでに PowerExchange Listenerが待機する時間 (ミリ秒単位)を定義す る。 「POLLTIME文」 ジ144) PRGIND PowerExchangeが読み取 り進捗メッセージを PowerExchangeメッセー ジログファイルに書き込 むかどうかを制御する。 「PRGIND文」 144) (ページ PRGINT 要求された場合に、 PowerExchangeが読み取 り進捗メッセージを PowerExchangeメッセー ジログに書き込む間隔を 定義する。 「PRGINT文」 145) (ページ PWXSOMAXCONN PowerExchange Listenerが作業要求をリ スンするために使用する TCP/IPソケット接続の最 大数を指定する。 「PWXSOMAXCONN文」 (ページ145) RACF_CLASS PowerExchange固有のリ ソースプロファイルをチ ェックするときに PowerExchangeが使用す るRACFクラス名を指定す る。 「RACF_CLASS文」 ージ146) RDBMSINSRTDFLT PowerExchangeが、WITH DEFAULT句で定義するDB2 カラム用のDB2デフォル ト値を使用するかどうか を制御する。 「RDBMSINSRTDFLT文」 (ページ146) 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル (ページ (ページ (ペー (ペ 文 説明 参照 RECFM z/OS上で、RECFM情報が 指定されなかった場合に PowerExchangeがターゲ ットデータセットを動的 に割り当てるときに使用 するレコード形式を指定 する。 「RECFM文」 147) REJECT_FILE_DELIMITER PowerExchangeで拒否フ ァイル内のデフォルトの 区切り文字として使用す る文字を定義する。 「REJECT_FILE_DELIMIT ER文」 (ページ147) RELEASE 動的に割り当てるデータ セットのために未使用の スペースを解放するよう 要求するかどうかを制御 する。 「RELEASE文」 148) RMTRDBDIRE リモートジャーナル環境 内のCDCのソーステーブ ルを含む、ローカルシス テム上のDB2 for i5/OS データベースの名前を定 義する。 「RMTRDBDIRE文」 ージ148) (ペ RMTSYSNAME CDC、ローカルジャーナ ル、およびジャーナルレ シーバ用のDB2ソーステ ーブルを含むi5/OSホス トシステムの名前を定義 する。 「RMTSYSNAME文」 ージ149) (ペ SECURITY PowerExchangeがユーザ ー認証を実行してリソー スおよびコマンドへのア クセスを制御するかどう かを制御する。 「SECURITY文」 ジ221) SERVICE_TIMEOUT PowerExchange Listenerまたは PowerExchangeロッガー が、シャットダウンし、 エラーメッセージを発行 するまでに、関連付けら れたListenerサービスま たはロッガーサービスか らハートビートデータを 受信するのを待つ時間を 秒単位で指定します。 「SERVICE_TIMEOUT 文」 (ページ153) (ページ (ページ (ペー DBMOVER文のサマリテーブル 19 20 文 説明 参照 SESSID[SESSID] DB2要求のDB2相関IDとし て使用される値を指定す る。 「SESSID文」 153) SHOW_THREAD_PERF PowerExchangeがマルチ スレッド処理に関する統 計メッセージを PowerExchangeメッセー ジログファイルに書き込 む前に処理するレコード の数を指定する。 「SHOW_THREAD_PERF 文」 (ページ154) SPACE z/OS上で、SPACE情報が 指定されなかった場合に PowerExchangeがターゲ ットデータセットを動的 に割り当てるときに使用 する、単位とプライマリ およびセカンダリスペー スの値を指定する。 「SPACE文」 155) SSL Secure Sockets Layer (SSL)接続用のSSL証明 書情報を指定する。 「SSL文」 155) SSL_ALLOW_SELFSIGNED SSLセキュリティに使用 する証明書のタイプを指 定する。 自己署名証明 書か、システムが信頼す る商業的認証機関からの 証明書を使用できる。 「SSL_ALLOW_SELFSIGNE D文」 (ページ156) SSL_CIPHER_LIST SSLハンドシェイク中に クライアントがサーバー に提供できる暗号を、指 定されたリストに制限す る。 「SSL_CIPHER_LIST 文」 (ページ157) SSL_CONTEXT_METHOD PowerExchangeのSSL通 信に対してピアがサポー トするSSLまたはTLSのバ ージョンを選択する。 「SSL_CONTEXT_METHOD 文」 (ページ158) SSL_REQ_CLNT_CERT PowerExchangeサーバー がSSL証明書を使って PowerExchangeクライア ントのIDを認証するかど うかを制御する。 「SSL_REQ_CLNT_CERT 文」 (ページ158) SSL_REQ_SRVR_CERT PowerExchangeクライア ントがSSL証明書を使っ てPowerExchangeサーバ 「SSL_REQ_SRVR_CERT 文」 (ページ159) 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル (ページ (ページ (ページ 文 説明 参照 ーのIDを認証するかどう かを制御する。 STATS PowerExchange Listener用のSMF統計レ コードをSMFとファイル のどちらに書き込むかを 制御する。 「STATS文」 159) (ページ SUBMITTIMEOUT PowerExchange Listenerが生成したバッ チジョブからの開始を知 らせる通知を受信するま で待機する時間(秒数) を指定する。 「SUBMITTIMEOUT文」 (ページ161) SUP_FUNC IBM Workload Manager に対して、 PowerExchange Listener用のzIIPの Enclaveの関数名を定義 する。 「SUP_FUNC文」 ジ161) SUP_REQUEST zIIPの機能の要求元の名 前を定義する。 「SUP_REQUEST文」 (ページ162) SUP_SSNAME zIIPの利用が有効になっ ているときに、IBM Workload Managerに対し てPowerExchange Listenerの開始タスクを 識別するサブシステム名 を定義する。 「SUP_SSNAME文」 ージ162) (ペ SUP_SSTYPE zIIPのEnclaveのサブシ ステムタイプとしてIBM Workload Managerで使 用される名前を定義す る。 「SUP_SSTYPE文」 ージ162) (ペ SUPPRESS_DATA_LOGGING データマップで指定され たデータチェックオプシ ョンのチェックをパスし なかった行の最初の40文 字を表示するメッセージ がログに書き込まれるか どうかを制御する。 「SUPPRESS_DATA_LOGGI NG文」 (ページ163) SVCNODE PowerExchange Listenerまたは PowerExchangeロッガー (Linux、UNIX、 Windows用)プロセスが 「SVCNODE文」 163) (ペー (ページ DBMOVER文のサマリテーブル 21 文 説明 参照 コマンドをリスンする TCP/IPポートを指定す る。 22 SYB_ERRORFILE PowerExchangeがSybase バルクデータ移動操作に 使用する、ユーザーによ ってカスタマイズされた SQLエラーファイルの名 前を指定する。 「SYB_ERRORFILE文」 (ページ165) SYSOUT_TIMESTAMP 出力ファイルとコンソー ル出力にタイムスタンプ 情報を含めるかどうかを 制御する。 「SYSOUT_TIMESTAMP 文」 (ページ165) TAPEWAIT Netportジョブがテープ ボリュームを待つかどう かを制御する。 「TAPEWAIT文」 ジ166) TCPIP_DIAGNOSTICS_TRA CE ネットワーク診断メッセ ージPWX-33316、 PWX-33317、および PWX-33318の発行を制御 します。 「TCPIP_DIAGNOSTICS_T RACE文」 (ページ166) TCPIP_DIAGNOSTICS_TRA CE_SZ ネットワークの送信およ び受信操作に保持するト レースレコードの数を制 御します。 「TCPIP_DIAGNOSTICS_T RACE_SZ文」 (ページ 166) TCPIPBUFSIZE 廃止。 後方互換性を保 つために存在している。 「TCPIPBUFSIZE文」 (ページ167) TCPIPVER PowerExchangeが標準の IBM TCP/IP UNIXソケッ トコードの代わりに使用 する代替TCP/IPソケット コードを指定する。 「TCPIPVER文」 ジ168) (ペー TEMPHLQ PowerExchangeがCA IDMS/DBメタデータ用の 一時ファイルを作成する ときにデフォルトで使用 する高レベル修飾子をオ ーバーライドする。 「TEMPHLQ文」 168) (ページ TEXT_EOF_FOR_BINARY PowerExchangeが Linux、UNIX、または Windows上でバイナリフ ラットファイルの読み取 りを行うときに16進値1A 「TEXT_EOF_FOR_BINARY 文」 (ページ169) 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル (ペー 文 説明 参照 を無視するかどうかを制 御する。 TIMEZONE バルクデータ移動セッシ ョン用にAdabasの日付/ 時刻値を読み書きするた めにPowerExchangeが使 用する、ローカルタイム ゾーンを指定する。 「TIMEZONE文」 ジ169) (ペー TRACE 診断のために PowerExchangeコードパ ス内のトレースをアクテ ィブにする。 「TRACE文」 170) TRACING PowerExchangeの代替ロ グをアクティブにし、代 替ログファイルの属性を 指定する。 「TRACING文」 170) UNIT z/OS上で、UNIT情報が指 定されなかった場合に PowerExchangeがターゲ ットデータセットを動的 に割り当てるときに使用 する汎用または非公式の 単位名を指定する。 「UNIT文」 177) USE_TYPE1_FALLBACKS すべてのコードページに 対して、タイプ1のフォ ールバックマッピングを 有効にする。 「USE_TYPE1_FALLBACKS 文」 (ページ177) USESUP zIIPが有効になった PowerExchange Listener関数に対して、 PowerExchangeがzIIPを 使用するかどうかを制御 する。 「USESUP文」 178) (ページ VOLSER z/OS上で、VOLSER情報が 指定されなかった場合に PowerExchangeがターゲ ットデータセットを動的 に割り当てるときに使用 するボリュームシリアル 番号を指定する。 「VOLSER文」 179) (ページ VSAM PowerExchangeがVSAMデ ータセットの処理中にデ ータおよびインデックス コントロールインターバ 「VSAM文」 179) (ページ (ページ (ページ (ページ DBMOVER文のサマリテーブル 23 文 説明 参照 ルのために使用するバッ ファの数を指定する。 WAITDSN Netportジョブが使用中 のデータセットを待つか どうかを制御する。 「WAITDSN文」 180) (ページ WORKCLASS zIPPの利用が有効になっ ているときに、Workload Managerの分類のトラン ザクション名を定義す る。 「WORKCLASS文」 ジ181) WRT_ERROR_HANDLING ライタのパーティション 化を使用するバルクデー タ移動セッションについ て、PowerExchange Listenerから返されたエ ラーメッセージの処理に 代替方法を使用するかど うかを指定する。 「WRT_ERROR_HANDLING 文」 (ページ181) (ペー データソース固有のDBMOVER文の要約 一部のDBMOVER文は、特定のデータソースタイプにのみ適用されます。 Adabas DBMOVER文 Adabasデータソース専用のDBMOVER文を含めることができます。 以下の表に、Adabasデータソース専用のDBMOVER文の簡潔な説明と、それぞれの文を詳細に 説明する相互参照を示します。 24 文 説明 参照 ADA_L3_ALLOW PowerExchangeが、記述子の値に基 づく論理的シーケンスに従ってフ ァイルからレコードを読み込むた めにAdabas L3コマンドを使用する かどうかを制御する、Adabas最適 化文。 「ADA_L3_ALLOW 文」 (ページ 40) ADABAS_DEFAULT_DB ID [データベースID]プロパティで データマップが0を指定していて、 バルクデータ移動セッションでオ ーバーライド値が指定されない場 合に、PowerExchangeが使用する DBID値を指定する。 「ADABAS_DEFAULT_ DBID文」 (ページ 41) 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 文 説明 参照 ADABAS_PREFIX PowerExchangeがAdabasファイル にアクセスするためのユーザーID を構築するために使用する、プレ フィックスを指定する。 「ADABAS_PREFIX 文」 (ページ 42) ADABASCODEPAGE Adabasデータベース用に使用す る、シングルバイトおよびマルチ バイトコードページを指定する。 「ADABASCODEPAGE 文」 (ページ 43) ADAOPT PowerExchangeが、記述子の値に基 づく論理的シーケンスに従ってフ ァイルからレコードを読み込むた めにAdabas L3コマンドを使用する かどうかを制御する、Adabas最適 化文。 「ADAOPT文」 ージ43) ADAOPTM 廃止。 後方互換性を保つために存 在している。 「ADAOPTM文」 (ページ44) ADAPREFETCH PowerExchangeがレコードを読み込 むときにAdabasのプリフェッチ機 能を使用するかどうかを制御す る。 「ADAPREFETCH 文」 (ページ 44) ADASTATS PowerExchangeがAdabasの操作に 関する統計情報をPowerExchangeの メッセージログファイルに書き込 むかどうかを制御する。 「ADASTATS文」 (ページ45) ADAUSER PowerExchangeがnetportジョブで Adabasファイルにアクセスするた めのAdabasユーザーIDとしてジョ ブ名を使用するかどうかを制御す る。 「ADAUSER文」 (ページ46) OUSP ADABASを使用しているときに、z/ OS OpenEditionセキュリティ環境 をロードする。 Informaticaグロ ーバルカスタマサポートから指示 があった場合にのみ使用する。 「OUSP文」 ジ143) TIMEZONE PowerExchangeがバルクデータ移動 セッション用にAdabasの日付/時刻 値を読み書きするために使用す る、ローカルタイムゾーンを指定 する。 この文は、Adabas 8.2.2デ ータソースまたはTZオプションが 定義されている日付/時刻フィール ドを含むターゲットに適用され る。 「TIMEZONE文」 (ページ169) (ペ (ペー DBMOVER文のサマリテーブル 25 CA IDMS/DB DBMOVER文 PowerExchangeは、CA IDMS/DBデータソース専用のDBMOVER文を提供します。 以下の表に、CA IDMS/DBデータソース専用のDBMOVER文の簡潔な定義と、それぞれの文を詳 細に説明する相互参照を示します。 文 説明 参照 LOADJOBFILE DB2 for z/OS LOADユーティリティ およびCA IDMS/DBメタデータ検索 バッチジョブ用のJCLテンプレート メンバが含まれるPDSデータセット を指定する。 「LOADJOBFILE 文」 (ページ 123) LOGSID CA IDMS/DBログとPowerExchange ログカタログの場所を指定する。 「LOGSID文」 ージ125) PC_AUTH PowerExchange ListenerがCA IDMS/DBにアクセスするためにMVS プログラム呼び出し(PC)サービ スルーチンを使用するかどうかを 制御する。 「PC_AUTH文」 (ページ143) TEMPHLQ PowerExchangeがCA IDMS/DBメタ データ用の一時ファイルを作成す るときにデフォルトで使用する高 レベル修飾子をオーバーライドす る。 「TEMPHLQ文」 (ページ168) (ペ DB2 for i5/OS DBMOVER文 DB2 for i5/OSデータソース専用のDBMOVER文を含めることができます。 以下の表に、DB2 for i5/OSデータソース専用のDBMOVER文の簡潔な定義と、それぞれの文 を詳細に説明する相互参照を示します。 26 文 説明 参照 AS400USRJRNCODE DB2におけるi5/OSジャーナルの追 加ライブラリおよび削除ライブラ リの操作を特定する、2文字のジャ ーナル入力タイプコードを指定し ます。この文を使用して、同じソ ーステーブルのインスタンスを含 むライブラリを追加または削除し た後でCDCライブラリ対象リストの 更新に使用したデフォルトコード をオーバーライドします。 「 AS400USRJRNCOD E文」 (ページ 47) CAPI_CONNECTION AS4J DB2 for i5/OS CDCソースに必要な コンシューマAPI(Consumer API: CAPI)パラメータを指定する。 「CAPI_CONNECTION - AS4J文」 (ペー ジ50) 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 文 説明 参照 DB2_BIN_AS_CHAR FOR BIT DATA句で定義するCHARカ ラムおよびVARCHARカラム内のデー タをPowerExchangeが文字データと 見なすかどうかを制御する。 「DB2_BIN_AS_CHAR 文」 (ページ 93) DB2_BIN_CODEPAGE DB2_BIN_AS_CHAR文でYが指定され た場合に、FOR BIT DATA句で定義 するカラム内の文字データを処理 するためにPowerExchangeが使用す る、シングルバイトおよびマルチ バイトCCSID値を定義する。 「DB2_BIN_CODEPAG E文」 (ページ 94) DB2_ERRORFILE PowerExchangeがDB2バルクデータ 移動操作に使用する、ユーザーに よってカスタマイズされたSQLエラ ーファイルの名前を指定する。 「DB2_ERRORFILE 文」 (ページ 94) RMTRDBDIRE リモートジャーナル環境内のCDCの ソーステーブルを含む、ローカル システム上のDB2 for i5/OSデータ ベースの名前を定義する。 「RMTRDBDIRE文」 (ページ148) RMTSYSNAME CDC、ローカルジャーナル、および ジャーナルレシーバ用のDB2ソース テーブルを含むi5/OSホストシステ ムの名前を定義する。 「RMTSYSNAME文」 (ページ149) DB2 for Linux、UNIX、およびWindows DBMOVER文 DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsデータソースに固有のDBMOVER文を組み込むことが できます。 以下の表で、DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsデータソースに固有のDBMOVER文につ いて簡潔に説明し、これらの文の詳細な説明への相互参照も示します。 文 説明 参照 CAPI_CONNECTION UDB DB2 for Linux、UNIX、Windows CDCソースのCAPIパラメータを指定 する。 「CAPI_CONNECTION - UDB文」 (ページ 73) DB2_ERRORFILE PowerExchangeがDB2バルクデータ 移動操作に使用する、ユーザーに よってカスタマイズされたSQLエラ ーファイルの名前を指定する。 「DB2_ERRORFILE 文」 (ページ 94) DB2 for z/OS DBMOVER文 PowerExchangeは、DB2 for z/OSデータソース専用のDBMOVER文を提供します。 DBMOVER文のサマリテーブル 27 以下の表に、DB2 for z/OSデータソース専用のDBMOVER文の簡潔な定義と、それぞれの文を 詳細に説明する相互参照を示します。 文 説明 参照 DB2_ERRORFILE PowerExchangeがDB2バルクデータ 移動操作に使用する、ユーザーに よってカスタマイズされたSQLエラ ーファイルの名前を指定する。 「DB2_ERRORFILE 文」 (ページ 94) DB2CODEPAGE 指定されたDB2サブシステムからの バルクデータを処理するために PowerExchangeが使用する、シング ルバイト、混合、およびグラフィ ックスCCSID値を定義する。 「DB2CODEPAGE 文」 (ページ 95) DB2DEF_ENCODING DB2データマップの作成時に、エン コーディングスキーマを指定され ていないDB2カラムに PowerExchangeが割り当てるデフォ ルトのエンコーディングスキーマ を定義する。 「DB2DEF_ENCODING 文」 (ページ 98) DB2ID PowerExchangeが指定されたDB2サ ブシステムからバルクデータを処 理するために使用する、DB2プラン およびPowerExchangeアクセス方式 モジュールを定義する。 「DB2ID文」 ージ98) DB2PLAN PowerExchangeがバルクデータ移動 処理に使用する、DB2プランを定義 する。 「DB2PLAN文」 (ページ99) LOADCTLFILE DB2 for z/OS LOADユーティリティ のバッチジョブ用の制御カードテ ンプレートメンバが含まれている PDSデータセットを指定する。 「LOADCTLFILE 文」 (ページ 123) LOADJOBFILE DB2 for z/OS LOADユーティリティ およびCA IDMS/DBメタデータ検索 バッチジョブ用のJCLテンプレート メンバが含まれているPDSデータセ ットを指定する。 「LOADJOBFILE 文」 (ページ 123) MVSDB2AF DB2バルクデータ移動操作にどの DB2 for z/OS接続機能を使用する かを指定する。 「MVSDB2AF文」 (ページ129) SESSID[SESSID] DB2要求のDB2相関IDとして使用さ れる値を指定する。 「SESSID文」 ージ153) IMS DBMOVER文 PowerExchangeは、IMSデータソース専用のDBMOVER文を提供します。 28 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル (ペ (ペ 以下の表に、IMSデータソース専用のDBMOVER文の簡潔な定義と、それぞれの文を詳細に説 明する相互参照を示します。 文 説明 参照 IMSID PowerExchangeがIMSバルクデータ 移動操作とIMSログベースCDCに使 用する、IMSサブシステム情報を定 義する。 「IMSID文」 ージ119) ODBASUPP PowerExchangeがバルクデータ移動 操作でIMSデータベースにアクセス してデータセットをアンロードす るために、Open Database Access (ODBA)インタフェースを使用で きるかどうかを制御する。 「ODBASUPP文」 (ページ136) (ペ Microsoft SQL Server DBMOVER文 PowerExchangeは、Microsoft SQL Serverデータソース専用のDBMOVER文を提供していま す。 以下の表に、Microsoft SQL Serverデータソース専用のDBMOVER文の簡潔な定義と、それ ぞれの文を詳細に説明する相互参照を示します。 文 説明 参照 CAPI_CONNECTION MSQL Microsoft SQL Server CDCソース のCAPIパラメータを指定する。 「CAPI_CONNECTION - MSQL文」 (ペー ジ60) MSS_ERRORFILE PowerExchangeがMicrosoft SQL Serverバルクデータ移動操作に使 用する、ユーザーによってカスタ マイズされたSQLエラーファイルの 名前を指定する。 「MSS_ERRORFILE 文」 (ページ 128) 非リレーショナルDBMOVER文 非リレーショナルデータソース専用のDBMOVER文を含めることができます。 以下の表に、非リレーショナルデータソース専用のDBMOVER文の簡潔な定義と、それぞれの 文を詳細に説明する相互参照を示します。 文 説明 参照 DEFAULTCHAR PowerExchangeが非リレ ーショナルデータソー ス内にある無効な文字 データと置き換えるた 「DEFAULTCHAR文」 ージ100) (ペ DBMOVER文のサマリテーブル 29 文 説明 参照 めに使用する文字を定 義する。 NRDB_WRITE_CHAR_NULL_ FILL PowerExchangeがフィー ルド内のNULL値を置き 換えるために使用す る、文字または16進値 を定義する。 「NRDB_WRITE_CHAR_NULL _FILL文」 (ページ135) NRDB_WRITE_NUM_NULL_F ILL PowerExchangeが解凍さ れた数値フィールド内 のNULL値を置き換える ために使用する、数値 または16進値を定義す る。 「NRDB_WRITE_NUM_NULL_ FILL文」 (ページ135) TEXT_EOF_FOR_BINARY PowerExchangeが Linux、UNIX、または Windows上でバイナリフ ラットファイルの読み 取りを行うときに16進 値1Aを無視するかどう かを制御する。 「TEXT_EOF_FOR_BINARY 文」 (ページ169) Oracle DBMOVER文 Oracleデータソース専用のDBMOVER文を含めることができます。 以下の表に、Oracleデータソース専用のDBMOVER文の簡潔な定義と、それぞれの文を詳細に 説明する相互参照を示します。 30 文 説明 参照 CAPI_CONNECTION ORAD Oracle用PowerExchange Expressソースに使用するCAPI パラメータを指定する。 「CAPI_CONNECTION - ORAD文」 (ページ 63) CAPI_CONNECTION ORCL PowerExchange Oracle CDC with LogMinerソースのCAPIパ ラメータを指定する。 「CAPI_CONNECTION - ORCL文」 (ページ 66) ORA_ERRORFILE PowerExchangeがOracleバルク データ移動操作に使用する、ユ ーザーによってカスタマイズさ れたSQLエラーファイルの名前 を指定する。 「ORA_ERRORFILE 文」 (ページ136) ORACLE_CAPTURE_TYP E PowerExchangeインストールで 使用されているPowerExchange Oracle CDCソリューションを指 定する。つまり、 「ORACLE_CAPTURE_T YPE文」 (ページ 137) 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 文 説明 参照 PowerExchange Express CDC for Oracleまたは PowerExchange Oracle CDC with LogMinerです。 ORACLE_UNHANDLED_N UMASCHAR PowerExchangeがOracleソース テーブル内の次の種類の数値カ ラムをデータの損失を防ぐ方法 で処理するかどうかを制御す る。 - 精度が28より大きいか長さが 定義されていないNUMBERカラ ム - 精度が有効数字15桁より大き いFLOATカラム 「ORACLE_UNHANDLED _NUMASCHAR文」 (ページ138) ORACLECODEPAGE NLS_LANG環境変数でUTF8でも AL32UTF8でもない文字セットが 指定されている場合に、Oracle バルクデータの移動で使用され る特定のOracleデータベースに 使用する、PowerExchangeおよ びPowerCenterコードページを 指定する。 「ORACLECODEPAGE 文」 (ページ139) ORACLEID Oracle LogMinerを使用する PowerExchange CDCについて、 Oracleソースデータベースおよ び接続情報を指定する。 「ORACLEID文」 (ページ140) Sybase DBMOVER文 Sybaseデータソース専用のDBMOVER文を含めることができます。 次の表は、Sybaseデータソース専用のDBMOVER文を簡潔に定義したものであり、それぞれの 文の完全な説明への相互参照を提供します。 文 説明 参照 SYB_ERRORFILE PowerExchangeがSybaseバルクデ ータ移動操作に使用する、ユーザ ーによってカスタマイズされたSQL エラーファイルの名前を指定す る。 「SYB_ERRORFILE 文」 (ページ 165) VSAM DBMOVER文 PowerExchangeは、VSAMデータソース専用のDBMOVER文を提供しています。 DBMOVER文のサマリテーブル 31 次の表は、VSAMデータソース専用のDBMOVER文を簡潔に定義したものであり、それぞれの文 の完全な説明への相互参照を提供します。 文 説明 参照 VSAM PowerExchangeがVSAMデータセット の処理中にデータおよびインデッ クスコントロールインターバルの ために使用するバッファの数を指 定する。 「VSAM文」 ジ179) (ペー オペレーティングシステム固有のDBMOVER文の要約 一部のDBMOVER文は、特定のオペレーティングシステムにのみ適用されます。 i5/OS DBMOVER文 PowerExchangeは、i5/OSオペレーティングシステム専用のDBMOVER文を提供します。 以下の表に、i5/OSオペレーティングシステム専用のDBMOVER文の簡潔な定義と、それぞれ の文を詳細に説明する相互参照を示します。 32 文 説明 参照 AS400EVENTMSGQ PowerExchangeによるメッセージの 書き込み先となる、i5/OSシステム 上のイベントメッセージキューを 指定する。 「AS400EVENTMSGQ 文」 (ページ 47) AS400USRJRNCODE DB2におけるi5/OSジャーナルの追 加ライブラリおよび削除ライブラ リの操作を特定する、2文字のジャ ーナル入力タイプコードを指定し ます。この文を使用して、同じソ ーステーブルのインスタンスを含 むライブラリを追加または削除し た後でCDCライブラリ対象リストの 更新に使用したデフォルトコード をオーバーライドします。 「 AS400USRJRNCOD E文」 (ページ 47) CONSOLE_TRACE PowerExchangeがTRACE文からのメ ッセージをPowerExchangeメッセー ジログファイルに書き込むほか に、MVSコンソール(z/OSの場合) またはQPRINT出力(i5/OSの場合) のどちらに書き込むかを制御す る。 「CONSOLE_TRACE 文」 (ページ 89) CPX_DIR PowerExchangeがi5/OS上でDB2 for i5/OS CDCソース用の抽出マッ 「CPX_DIR文」 (ページ90) 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 文 説明 参照 プの読み取りと保存に使用するラ イブラリの名前を指定する。 RMTRDBDIRE リモートジャーナル環境内のCDCの ソーステーブルを含む、ローカル システム上のDB2 for i5/OSデータ ベースの名前を定義する。 「RMTRDBDIRE文」 (ページ148) Linux、UNIX、およびWindowsのDBMOVER文 PowerExchangeは、Linux、UNIX、およびWindowsオペレーティングシステム専用のDBMOVER 文を提供しています。 以下の表に、Linux、UNIX、およびWindowsオペレーティングシステム専用のDBMOVER文の 簡潔な定義と、それぞれの文を詳細に説明する相互参照を示します。 文 説明 参照 CAPT_PATH Linux、UNIX、およびWindowsシス テム上の、CDCの制御ファイルが収 められているローカルディレクト リへのパスを指定する。 「CAPT_PATH文」 (ページ84) CAPT_XTRA Linux、UNIX、およびWindowsシス テム上の、CDCの抽出マップが保存 されるローカルディレクトリへの パスを指定する。 「CAPT_XTRA文」 (ページ85) CMDNODE Linux、UNIX、およびWindows。 pwxcmdコマンドの送信先の PowerExchangeプロセスの接続情報 を指定する。 「CMDNODE文」 (ページ86) CONSOLE_CODEPAGE Linux、UNIX、およびWindows。 PowerExchangeがメッセージの本文 をコンソールに表示するために使 用するコードページを指定する。 「CONSOLE_CODEPAG E文」 (ページ 88) LOG_CODEPAGE Windows。PowerExchangeがメッセ ージをログファイルに書き込むた めに使用するコードページを指定 する。 「LOG_CODEPAGE 文」 (ページ 124) LOGPATH Linux、UNIX、およびWindows。 Linux、UNIX、およびWindowsシス テムで、PowerExchangeがメッセー 「LOGPATH文」 (ページ125) DBMOVER文のサマリテーブル 33 文 説明 参照 ジログファイルを書き込むディレ クトリの場所を定義する。 TEXT_EOF_FOR_BINA RY Linux、UNIX、およびWindows。 PowerExchangeがLinux、UNIX、ま たはWindows上でバイナリフラット ファイルの読み取りを行うときに 16進値1Aを無視するかどうかを制 御する。 「TEXT_EOF_FOR_BI NARY文」 (ページ 169) z/OS DBMOVER文 PowerExchangeは、z/OSオペレーティングシステム専用のDBMOVER文を提供しています。 次の表は、z/OSオペレーティングシステム専用のDBMOVER文を簡潔に定義したものであり、 それぞれの文の完全な説明への相互参照を提供します。 34 文 説明 参照 ABEND_SW PowerExchangeが異常終了を処理す るために追加のエラールーチンを アクティブにするかどうかを制御 する。 「ABEND_SW文」 (ページ39) BS z/OS上で、ブロックサイズが指定 されなかった場合にPowerExchange がターゲットデータセットを動的 に割り当てるときに使用するブロ ックサイズを指定する。 「BS文」 48) CAPI_CONNECTION LRAP PowerExchangeロッガー(MVS用) のログ読み取りAPI(Log Read API:LRAPI)コンポーネントに必 要なCAPIパラメータを指定する。 「CAPI_CONNECTION - LRAP文」 (ペー ジ58) CONSOLE_TRACE PowerExchangeがTRACE文からのメ ッセージをPowerExchangeメッセー ジログファイルに書き込むほか に、MVSコンソール(z/OSの場合) またはQPRINT出力(i5/OSの場合) に書き込むかどうかを制御する。 「CONSOLE_TRACE 文」 (ページ 89) DATAMAP_SERVER データマップを格納するファイル へのアクセス要求に対してサーバ ーとしての役割を果たす PowerExchange Listenerのノード 名を指定する。 「DATAMAP_SERVER 文」 (ページ 91) DISP z/OS上で、DISPが指定されていな い場合にPowerExchangeが新規のタ ーゲットデータセットを動的に割 「DISP文」 ジ101) 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル (ページ (ペー 文 説明 参照 り当てるときに使用する、ステー タス、通常処理、および異常処理 を指定する。 DM_RESOURCE DATAMAPSデータセットへのアクセ スを制御するPowerChange固有のリ ソースプロファイルを作成するた めに使用されるサフィックスを指 定する。 「DM_RESOURCE 文」 (ページ 102) DM_SUBTASK データマップが保存されているフ ァイルにPowerExchange Listener がアクセスする方法を制御する。 「DM_SUBTASK文」 (ページ103) DMXCACHE_DELETEEC SA データマップのキャッシュを複数 ジョブモードで実行しており、使 用カウントがゼロ以外のファイル がECSAメモリに存在しない場合 に、PowerExchangeがECSAメモリを 解放するかどうかを指定する。 「DMXCACHE_DELETE ECSA文」 (ページ 104) DMXCACHE_MAX_MEMO RY_MB PowerExchangeのデータマップのキ ャッシュを有効にして、データマ ップのキャッシュの最大サイズを MB単位で設定する。 「DMXCACHE_MAX_ME MORY_MB文」 (ペ ージ105) DMXCACHE_MULTIPLE JOBS PowerExchangeのデータマップのキ ャッシュを複数ジョブモードで実 行するか単一ジョブモードで実行 するかを指定する。 「DMXCACHE_MULTIP LEJOBS文」 (ペー ジ105) ENQMAJORNAME PowerExchangeデータセットおよび リソースをロックするために PowerExchangeが発行するENQマク ロのメジャー名を指定する。 「ENQMAJORNAME 文」 (ページ 109) ENQSYSTEMS PowerExchangeデータセットおよび リソースをロックするために PowerExchangeが発行するENQマク ロにSYSTEMとSYSTEMSのどちらの範 囲を使用するかを制御する。 「ENQSYSTEMS文」 (ページ110) GDGLOCATE 動的割り当てに対して、LOCATEを 使用して世代別データセット割り 当て要求に関する最新のカタログ 情報を取得するように指示するか どうかを制御する。 「GDGLOCATE文」 (ページ112) JOBCLASS CA IDMS/DBメタデータおよびDB2 LOADユーティリティバッチジョブ に使用するジョブクラスを指定す る。 「JOBCLASS文」 (ページ120) DBMOVER文のサマリテーブル 35 36 文 説明 参照 LRECL z/OS上で、LRECL情報が指定されな かった場合にPowerExchangeがター ゲットデータセットを動的に割り 当てるときに使用する論理レコー ド長を指定する。 「LRECL文」 ージ126) MVSDB2AF DB2バルクデータ移動操作にどの DB2 for z/OS接続機能を使用する かを指定する。 「MVSDB2AF文」 (ページ129) NETPORT Netportジョブに関する情報を定義 して、そのNetportジョブを特定の リスナポートに関連付ける。 「NETPORT文」 (ページ130) PC_AUTH PowerExchange ListenerがCA IDMS/DBにアクセスするためにMVS プログラム呼び出し(PC)サービ スルーチンを使用するかどうかを 制御する。 「PC_AUTH文」 (ページ143) RACF_CLASS PowerExchange固有のリソースプロ ファイルをチェックするときに PowerExchangeが使用するRACFクラ ス名を指定する。 「RACF_CLASS文」 (ページ146) RECFM z/OS上で、RECFM情報が指定されな かった場合にPowerExchangeがター ゲットデータセットを動的に割り 当てるときに使用するレコード形 式を指定する。 「RECFM文」 ージ147) RELEASE 動的に割り当てるデータセットの ために未使用のスペースを解放す るよう要求するかどうかを制御す る。 「RELEASE文」 (ページ148) SPACE z/OS上で、SPACE情報が指定されな かった場合にPowerExchangeがター ゲットデータセットを動的に割り 当てるときに使用する、単位とプ ライマリおよびセカンダリスペー スの値を指定する。 「SPACE文」 ージ155) (ペ STATS PowerExchange Listener用のSMF 統計レコードをSMFとファイルのど ちらに書き込むかを制御する。 「STATS文」 ージ159) (ペ SUBMITTIMEOUT PowerExchange Listenerが生成し たバッチジョブからの開始を知ら せる通知を受信するまで待機する 時間(秒数)を指定する。 「SUBMITTIMEOUT 文」 (ページ 161) 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル (ペ (ペ 文 説明 参照 SUP_FUNC IBM Workload Managerに対して、 PowerExchange Listener用のzIIP のEnclaveの関数名を定義する。 「SUP_FUNC文」 (ページ161) SUP_REQUEST zIIPの機能の要求元の名前を定義 する。 「SUP_REQUEST 文」 (ページ 162) SUP_SSNAME zIIPの利用が有効になっていると きに、IBM Workload Managerに対 してPowerExchange Listenerの開 始タスクを識別するサブシステム 名を定義する。 「SUP_SSNAME文」 (ページ162) SUP_SSTYPE zIIPのEnclaveのサブシステムタイ プとしてIBM Workload Managerで 使用される名前を定義する。 「SUP_SSTYPE文」 (ページ162) TAPEWAIT Netportジョブがテープボリューム を待つかどうかを制御する。 「TAPEWAIT文」 (ページ166) UNIT z/OS上で、UNIT情報が指定されな かった場合にPowerExchangeがター ゲットデータセットを動的に割り 当てるときに使用する汎用または 非公式の単位名を指定する。 「UNIT文」 ジ177) USESUP zIIPが有効になった PowerExchange Listener関数に対 して、PowerExchangeがzIIPを使用 するかどうかを制御する。 「USESUP文」 ージ178) (ペ VOLSER z/OS上で、VOLSER情報が指定され なかった場合にPowerExchangeがタ ーゲットデータセットを動的に割 り当てるときに使用するボリュー ムシリアル番号を指定する。 「VOLSER文」 ージ179) (ペ WAITDSN Netportジョブが使用中のデータセ ットを待つかどうかを制御する。 「WAITDSN文」 (ページ180) WORKCLASS zIIPの利用が有効になっていると きに、Workload Managerの分類の デフォルトトランザクション名を 定義する。 「WORKCLASS文」 (ページ181) (ペー DBMOVER文の構文 DBMOVER文およびパラメータを定義するときは、以下の構文ルールに従います。 DBMOVER文の構文 37 文の構文には、以下の情報が示されます。 ¨ 必須および任意指定のパラメータとオプション ¨ パラメータのデフォルト値 ¨ 文、パラメータ、およびオプションを定義する方法 このトピックでは、DBMOVER文の構文を説明するために特定の表記規則が使用されていま す。 DBMOVER文の構文ルールとガイドライン DBMOVERコンフィギュレーションファイルに文を含めるときには、以下の構文ルールとガイ ドラインに従う必要があります。 DBMOVERコンフィギュレーションファイル内の文については、以下のルールとガイドライン に従います。 ¨ 各文は新しい行から始めます。 ¨ 文に1つ以上のオプションがある場合は、それらをかっこで囲み、カンマ(,)またはス ペースで区切ります。 以下に例を示します。 NODE=(node_name,TCPIP,host_name,2480) ¨ 1つの文が複数の行にまたがることはできますが、パラメータは各行に1つずつしか指定 できません。 以下に例を示します。 DB2CODEPAGE=(DSN9, EBCDIC_CCSID=(037,037,037), MIXED=Y) ¨ Windowsのパスのように値の中にスペースを含める必要がある場合は、完全なパラメー タ値を二重引用符で囲みます。 以下に例を示します。 "aaa bbbb\cccc" 注: 直線型の引用符(")を使用します。 曲線型の引用符(“)は使用しません。 ¨ コメント文は/*で始めます。 PowerExchangeはコメント文は解析しません。 以下に例 を示します。 /* this is a comment コメント文は、2つのDBMOVER文の間に入れることはできますが、複数行にまたがる1つ のDBMOVER文のパラメータ間に入れることはできません。 DBMOVER文の表記規則 DBMOVER文の構文の記述では、専用の表記規則が使用されます。 以下の表に、DBMOVER文の構文で使用される表記規則の説明と、その例を示します。 表記 説明 斜体 斜体は、名前または値と置き換える必要がある変数を示す。 以下に例を示します。 38 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 表記 説明 ADABAS_DEFAULT_DBID=dbid { } 中括弧は選択可能なエントリを囲む。 使用できるエントリは1つだけ である。 オプションを入力するときに中括弧を入力してはならない。 以下に例を示します。 ABEND_SW={N|Y} [ ] 角括弧は、文にとってオプションであるパラメータを囲む。 パラメー タを入力するときに角括弧を入力してはならない。 以下に例を示します。 DB2ID=(db2_subsystem[,plan][,module_name]) | 縦棒は、相互に排他的な選択肢を示す。 角括弧と共に使用された場合 は、項目を1つ入力するか、いっさい入力しない。 中括弧と共に使用 された場合は、項目のうちの1つを入力する必要がある。 以下に例を示します。 CREDENTIALS_CASE={A|D|S} _ 下線は、選択肢をどれも指定しなかった場合に使用されるデフォルトを 示す。 以下に例を示します。 ABEND_SW={N|Y} , カンマは、文の中のパラメータ間を区切る。 以下に例を示します。 DB2ID=(db2_subsystem[,plan][,module_name]) ... 省略記号は、構文内に表記されていない追加のパラメータを示す。 以下に例を示します。 TYPE=(AS4J, ... ) DBMOVER文 DBMOVERコンフィギュレーションファイルを設定するときに、文とパラメータを定義しま す。 文は必須の場合もオプションの場合もあります。 ABEND_SW文 ABEND_SW文は、PowerExchangeが異常終了を処理するために追加のエラールーチンを有効に するかどうかを制御します。 オペレーティングシステム: z/OS 必須: 不要 DBMOVER文 39 構文: ABEND_SW={N|Y} 有効な値: ¨ N。PowerExchangeは、標準のz/OS言語環境(LE)エラー処理ルーチンを使用し、LEがす べてのシグナルを処理できるようにします。 ¨ Y。 PowerExchangeは、以下のCプログラムシグナルに対して取得したストレージおよび エンキューをクリーンアップする、異常終了を処理する追加のエラールーチンを有効に します。 - SIGABND - SIGABRT - SIGFPE - SIGILL - SIGSEGV デフォルトはNです。 ADA_L3_ALLOW文 ADA_L3_ALLOW文は、PowerExchangeがAdabas L3コマンドを使用して、記述子の値による論 理的シーケンスでレコードをファイルから読み取るかどうかを制御するAdabas最適化文で す。 オペレーティングシステム: UNIX、Windows、およびz/OS データソース: Adabas 関連した文: ADAOPTおよびADASTATS 必須: 不要 構文: ADA_L3_ALLOW={N|Y} 有効な値: ¨ N。PowerExchangeは、稼働しているAdabasバージョンが開始および終了範囲をサポート しているかどうかを判断しようと試みます。 このAdabasバージョンが範囲をサポート していると判断すると、PowerExchangeはL3コマンドを使用します。 それ以外の場合 は、L2コマンドを使用します。 ¨ Y。 SQL SELECT文のWHERE句でAdabas記述子を指定すると、PowerExchangeはL3コマン ドを使用して、Adabasファイルから論理的順序でレコードを読み取ります。 SQL文に WHERE句が含まれていない場合は、PowerExchangeはL2コマンドを使用して、Adabasが 保存した物理的な順序でファイルからレコードを読み取ります。 使用中のAdabasバージョンがL3コマンドでの開始および終了記述子キー範囲をサポート しているかどうかは確認しません。 40 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル PowerExchangeが稼働中のAdabasバージョンを正しく判別できず、以下のいずれかの Adabasバージョンを実行している場合は、Yと指定します。 - z/OSの場合、Adabasバージョン7以降 - UNIXまたはWindowsの場合、Adabasバージョン5以降 デフォルトはNです。 使用上の注意: ¨ L3コマンドを使用するには、ADAOPT文にYと指定する必要もあります。 ¨ ADAOPT文とは異なり、ADA_L3_ALLOW文では、PowerExchangeはAdabasバージョン7以降 が稼働しているかどうか確認しません。 ADA_L3_ALLOW文は、ユーザーがAdabasに変更 を加えた結果、インストールされているAdabasバージョンをPowerExchangeが確認でき ない場合に使用します。 ¨ PowerExchangeではデフォルトで、データマップの[最適化レベル]リストで[範囲の み]が選択されています。 [最適化レベル]リストで[OFF]を選択した場合、 PowerExchangeは、ADA_L3_ALLOW文を無視し、そのデータマップのデータを処理すると きにL3コマンドを使用しません。 ¨ ADASTATS文でYと指定すると、PowerExchangeはPowerExchangeメッセージログファイル にメッセージPWX-02196を書き込みます。 このメッセージは、L3コマンドと最適化のス テータスを使用できるかどうかを示します。 ADABAS_DEFAULT_DBID文 ADABAS_DEFAULT_DBID文は、データマップで[データベースID]プロパティが0に指定さ れ、バルクデータ移動セッションでオーバーライド値が指定されていない場合に、 PowerExchangeで使用されるDBID値を指定します。 オペレーティングシステム: UNIX、Windows、およびz/OS データソース: Adabas 必須: 不要 構文: ADABAS_DEFAULT_DBID={dbid|0} 値: dbid変数には、0~65535の数値を入力します。 デフォルトは0です。 使用上の注意: ¨ DBID値には先頭のゼロを含められます。 例えば、デフォルトのDBIDとして100を指定す る場合、以下のどの文でも定義できます。 - ADABAS_DEFAULT_DBID=100 - ADABAS_DEFAULT_DBID=0100 - ADABAS_DEFAULT_DBID=00100 DBMOVER文 41 ¨ あるPowerExchange環境から別の環境に簡単にデータマップを移行するには、データマ ップの[データベースID]プロパティに0を入力します。 続いて、各環境の ADABAS_DEFAULT_DBID文を定義してDBID値を指定します。 あるいは、データマップで指 定されたDBID値を上書きするには、PowerCenterのバルクデータ移動セッションの[デ ータベースIDの上書き]属性に値を設定するか、ODBCを使用している場合はODBCパラメ ータに値を設定します。 ADABAS_PREFIX文 ADABAS_PREFIX文は、AdabasファイルにアクセスするユーザーIDの作成にPowerExchangeで 使用されるプレフィックスを指定します。 オペレーティングシステム: UNIX、Windows、およびz/OS データソース: Adabas 関連した文: ADAUSER(Netportジョブ用) 必須: 不要 構文: ADABAS_PREFIX={prefix|DTL0} 値: prefix変数には、1~4文字のアルファベットのプレフィックスを入力します。 PowerExchangeは、ユーザーIDを作成するために、サブタスクを表す4桁のタスク番号をこ のプレフィックスに付加します。 デフォルト値はDTL0です。 使用上の注意: ¨ 別々のユーザーIDで同時に同じAdabasファイルにアクセスするには、一意のユーザーID を指定します。 AdabasファイルにアクセスするためにPowerExchangeが作成する各ユー ザーIDが一意でない場合、1つ以上のPowerExchange Listenerが、Adabasファイルにア クセスできなくなる可能性があります。 この場合、読み取り操作が失敗し、Adabas応 答コード48サブコード8と、PowerExchangeメッセージPWX-00416が返されます。 ¨ PowerExchangeは、実行中のサブタスクごとに、0011から連続的に増えるタスク番号を 使用します。 実行中の各サブタスクには別々のタスク番号が付けられているので、 PowerExchangeは、単一のPowerExchange Listenerアドレス空間内の実行中のサブタス クごとに一意のAdabasユーザーIDを作成できます。 複数のPowerExchange Listenerが 同じAdabasファイルにアクセスするときに、一意のAdabasユーザーIDを作成するには、 ADABAS_PREFIX文を使用して、PowerExchange Listenerごとに異なるプレフィックスを 指定します。 例えば、2つのPowerExchange Listener内の最初のサブタスクが同じAdabasファイルに アクセスした場合、このファイルにアクセスするためにPowerExchangeが作成するデフ ォルトのAdabasユーザーIDはDTL00011になります。 ユーザーIDが一意でないので、 Adabasファイルに最初にアクセスしたPowerExchange Listenerは成功しますが、2番目 のPowerExchange Listenerは失敗します。 また、PowerCenterセッションも失敗しま す。 ¨ Netportジョブを使用してAdabasファイルにアクセスする場合、Netportジョブごとに一 意のユーザーIDを確保するように、ADAUSER文を定義します。 42 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル ADABASCODEPAGE文 ADABASCODEPAGE文は、Adabasデータベースに使用するシングルバイトおよび複数バイトの コードページを指定します。 DBMOVERコンフィギュレーションファイルに、最大20個のADABASCODEPAGE文を入力しま す。 オペレーティングシステム: UNIX、Windows、およびz/OS データソース: Adabas 関連した文: CODEPAGE 必須: 不要 構文: ADABASCODEPAGE=(dbid [,single_cp] [,multi_cp]) パラメータ: dbid 必須。1つまたは複数のコードページが適用されるAdabasデータベース識別子 (DBID)。 Adabasのデフォルトデータベースを示す0を指定します。 single_cp オプション。シングルバイトコードページの名前。 multi_cp オプション。マルチバイトコードページの名前。 データベースにWIDECHARフィールド が含まれる場合、マルチバイトコードページを入力します。 使用上の注意: ¨ 通常、デフォルトのコードページやCODEPAGE文で設定されたコードページ以外のコード ページを必要とするWIDECHARフィールドを持つデータベースにこの文を指定します。 データマップを定義するときに、この文で指定するコードページを上書きできます。 データマップで、特定のソースファイルのコードページ、すべてのWIDECHARフィールド のワイド文字コードページ、または各フィールドの特定のコードページを指定します。 フィールドレベルのコードページは、データマップコードページを上書きし、データマ ップコードページは、この文またはCODEPAGE文で指定するすべてのコードページを上書 きします。 ADAOPT文 ADAOPT文は、PowerExchangeがAdabas L3コマンドを使用して、記述子の値による論理的シ ーケンスでレコードをファイルから読み取るかどうかを制御するAdabas最適化文です。 オペレーティングシステム: UNIX、Windows、およびz/OS データソース: Adabas 関連した文: ADA_L3_ALLOW、およびADASTATS DBMOVER文 43 必須: 不要 構文: ADAOPT={N|Y} 有効な値: ¨ N。 PowerExchangeは、最適化を無効にし、L2コマンドを使用してファイルからレコー ドを読み取ります。 ¨ Y。SQL SELECT文のWHERE句でAdabas記述子を指定すると、PowerExchangeはL3コマンド を使用して、Adabasファイルから論理的順序でレコードを読み取ります。 SQL文に WHERE句が含まれていない場合は、PowerExchangeはL2コマンドを使用して、Adabasに よって保存された物理的な順序でファイルからレコードを読み取ります。 PowerExchangeは、使用中のAdabasバージョンがL3コマンドでの開始および終了記述子 キー範囲をサポートしているかどうかを確認します。 以下のAdabasバージョンではサ ポートしています。 - z/OSの場合、Adabasバージョン7以降 - UNIXまたはWindowsの場合、Adabasバージョン5以降 Adabasにユーザー変更をインストールしている場合、インストールされているバージョ ンのAdabasをPowerExchangeで正しく特定できない場合があります。 この場合、L3コマ ンドを指定するために、ADA_L3_ALLOW文にYと指定する必要もあります。 デフォルトはYです。 使用上の注意: ¨ PowerExchangeではデフォルトで、データマップの[最適化レベル]リストで[範囲の み]が選択されています。 [最適化レベル]リストで[OFF]を選択した場合、 PowerExchangeはこの文を無視し、そのデータマップのデータを処理するときにL3コマ ンドを使用しません。 ¨ ADASTATS文でYと指定すると、PowerExchangeはPowerExchangeメッセージログファイル にメッセージPWX-02196を書き込みます。 このメッセージは、L3コマンドと最適化のス テータスを入力できるかどうかを示します。 ADAOPTM文 ADAOPTM文は、推奨されていないが、後方互換性を保つためにのみ存在する文です。 ADAOPTM文は、以前はPowerExchangeがAdabas L3コマンドで記述子を使用する方法を制御 していました。 データマップの[最適化レベル]リストで選択したオプションが、この文 で指定した値を上書きするようになりました。 ADAPREFETCH文 ADAPREFETCH文は、レコードの読み取り時にパフォーマンスを高めるため、PowerExchange がAdabasプレフェッチ機能を使用するかどうかを制御します。 オペレーティングシステム: UNIX、Windows、およびz/OS データソース: Adabas 必須: 不要 44 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 構文: ADAPREFETCH={N|Y} 有効な値: ¨ N。PowerExchangeは、レコードの読み取り時にAdabasプレフェッチ機能を使用しませ ん。 ¨ Y。 PowerExchangeは、レコードの読み取り時にAdabasプレフェッチ機能を使用して、 読み取りパフォーマンスを高めます。 デフォルトはNです。 注意: UNIXおよびWindowsの場合、AdabasはACBXインタフェースを使用したプリフェッチ 処理を許可しません。ACBXおよびADAPREFETCH=Yをこれらのシステムで使用している場合、 PowerExchangeは、32 KBより大きいレコードを読み取ることができないACB呼び出しに復帰 します。ACBXをUNIXまたはWindowsで使用する場合は、ADAPREFETCH=Y文を指定しないでく ださい。 ADASTATS文 ADASTATS文は、PowerExchangeが、Adabas操作に関する統計情報をPowerExchangeメッセー ジログファイルに書き込むかどうかを制御します。 オペレーティングシステム: UNIX、Windows、およびz/OS データソース: Adabas 関連した文: ADA_L3_ALLOW、およびADAOPT 必須: 不要 構文: ADASTATS={N|Y} 有効な値: ¨ N。PowerExchangeは、Adabas統計メッセージをPowerExchangeメッセージログファイル に書き込みません。 ¨ Y。 PowerExchangeは、Adabas統計メッセージをPowerExchangeメッセージログファイ ルに書き込みます。 レコードの読み取り前に、PowerExchangeは、以下のAdabas情報を含むメッセージを書 き込みます。 - PowerExchangeがプレフェッチを使用するかどうか - PowerExchangeがデータの読み取りにL2コマンドを使用するか、L3コマンドを使用す るか PowerExchangeがL3コマンドを使用する場合、PowerExchangeは、L3コマンドで使用さ れるキーおよびキー値を含んだ追加メッセージを書き込みます。 - PowerExchangeが使用するフォーマットバッファ レコードの読み取り後、PowerExchangeは、データの読み取りに使用したL2およびL3コ マンド数を表示したメッセージを発行します。 デフォルトはNです。 DBMOVER文 45 ADAUSER文 ADAUSER文は、PowerExchangeが、NetportジョブのAdabasファイルにアクセスするための AdabasユーザーIDとして、ジョブ名を使用するかどうかを制御します。 PowerExchange ListenerからAdabasファイルにアクセスする場合、PowerExchangeはこの 文を無視します。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: Adabas Netportジョブ 関連した文: ADABAS_PREFIX(PowerExchange Listenerのアクセス用) 必須: No 構文: ADAUSER={DEFAULT|JOBNAME} 有効な値: ¨ DEFAULT。PowerExchangeは、AdabasユーザーIDにDTL00011のデフォルト値を使用する か、指定されている場合は、ADABAS_PREFIX値に0011を付加して使用します。 ¨ JOBNAME。 PowerExchangeは、AdabasユーザーIDにNetportジョブのジョブ名を使用し ます。 同じAdabasファイルにアクセスする複数のNetportジョブを実行する場合、JOBNAMEを指 定します。 それ以外の場合は、複数のジョブが同じユーザーID(デフォルトなど)で 実行すると、ジョブは失敗し、Adabas応答コード48サブコード8およびPowerExchangeメ ッセージPWX-00416が表示される場合があります。 デフォルトはDEFAULTです。 APPBUFSIZE文 APPBUFSIZE文は、データの読み取りまたは書き込みに使用する最大バッファサイズをバイ ト単位で指定します。 バッファサイズに達すると、PowerExchangeはデータを必要とするシステムにバッファデー タをネットワークを介して送信し、別のバッファの使用を開始します。 オペレーティングシステム: すべて 必須: 不要 構文: APPBUFSIZE={buffer_size|256000} 値: buffer_size 変数には、単一行の最大サイズよりも大きな値を入力します。 有効な値 は、34816~8388608です。デフォルトは256000です。 使用上の注意: リーダーまたはライタパーティションを使用するバルクデータ移動セッシ ョンの場合、APPBUFSIZE値を増やすと、セッションのパフォーマンスを高められます。 46 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル AS400EVENTMSGQ文 AS400EVENTMSGQ文は、PowerExchangeがメッセージを書き込むi5/OSシステムのイベントメ ッセージキューを指定します。 オペレーティングシステム: i5/OS データソース: DB2 for i5/OS 関連した文: CAPI_CONNECTION - AS4J 必須: 不要 構文: AS400EVENTMSGQ=library/queue_name パラメータ: 以下のパラメータをスラッシュ(/)で区切ります。 library メッセージキューを含むライブラリの名前。 queue_name メッセージキュー名。 使用上の注意: AS4J CAPI_CONNECTION文にALWCLRPFM=Y、ALWLIBRFSH=Y、または AS4JRNEXIT=Yが指定された場合、PowerExchangeは指定されたメッセージキューに以下の ようにメッセージを書き込みます。 ¨ ALWCLRPFM=Yと指定した場合、PowerExchangeはCLRPFMコマンドのジャーナルエントリ を検出すると、DTL3002メッセージをキューに書き込みます。 PowerExchangeはCLRPFM コマンドによって生じる変更を複製できません。 ¨ ALWLIBRFSH=Yと指定した場合、[イベント識別子]の値を使用してSNDPWXJRNEコマンド を発行すると、PowerExchangeは*ADDLIB(ライブラリ追加)イベントのときは DTL3003Iメッセージ、*DLTLIB(ライブラリ削除)イベントのときはDTL3004Iメッセー ジをキューに書き込みます。このコマンドは、ライブラリの追加または削除に伴うCDC ライブラリ対象リストのリフレッシュ処理をトリガします。 ¨ AS4JRNEXIT=Yとした場合、PowerExchangeは、変更データ抽出が処理するジャーナルレ シーバごとに、DTL3001メッセージを書き込みます。 PowerExchangeは、チェーン内の 次のジャーナルレシーバの最初のジャーナルエントリを読み取るときに、メッセージを 書き込みます。 複数の変更データ抽出が同じジャーナルレシーバを正常に処理した場 合、メッセージキューにはそのジャーナルレシーバに関する複数のDTL3001メッセージ が含まれます。 イベントメッセージキューの詳細については、『 PowerExchange CDCガイド(i5/OS用) 』 を参照します。 AS400USRJRNCODE文 AS400USRJRNCODEは、DB2 for i5/OSユーザージャーナルのSNDPWXJRNEライブラリ追加エン トリおよびライブラリ削除エントリを特定する2文字のジャーナルエントリタイプコードを 定義します。この文を使用して、SNDPWXJRNEコマンドで使用されるデフォルトのジャーナ ルエントリタイプコードを上書きします。 DBMOVER文 47 SNDPWXJRNEコマンドは、ライブラリの追加または削除に伴うCDCライブラリ対象リストのリ フレッシュ要求を発行します。ライブラリには、同じソーステーブルのインスタンスが含 まれている必要があります。また、テーブルのインスタンスは、同じユーザージャーナル にジャーナリングされている必要があります。 この文は、AS4J CAPI_CONNECTION文で定義されるすべてのDB2 for i5/OSインスタンスに 適用されます。 オペレーティングシステム: i5/OS データソース: DB2 for i5/OS 関連した文: CAPI_CONNECTION - AS4J 必須: 不要 構文: AS400USRJRNCODE=(ADDLIB=jrn_entry_type_code,DLTLIB=jrn_entry_type_code) パラメータ: 以下のパラメータはカンマ(,)で区切ります。 ADDLIB=journal_entry_type_code オプション。SNDPWXJRNEライブラリ追加(*ADDLIB)エントリに対してSNDPWXJRNEコ マンドがジャーナルに書き込む、一意の2文字のジャーナルエントリタイプコードを入 力します(U1など)。これによってデフォルトコードのI1が上書きされます。 DLTLIB=journal_entry_type_code オプション。SNDPWXJRNEライブラリ削除(*DLTLIB)エントリに対してSNDPWXJRNEコ マンドがジャーナルに書き込む、一意の2文字のジャーナルエントリタイプコードを入 力します(U2など)。これによってデフォルトコードのI2が上書きされます。 使用上の注意: この文をPowerExchangeで使用するには、AS4J CAPI_CONNECTION文の ALWLIBRSHパラメータをYに設定する必要があります。この設定により、同じDB2ソーステー ブルのインスタンスが含まれる、および同じユーザージャーナルにジャーナリングされる i5/OSライブラリを追加または削除した後に、リアルタイムCDCセッションをリスタートす ることなく、SNDPWXJRNEコマンドを使用してCDCライブラリ対象リストをリフレッシュでき るようになります。 デフォルトでは、SNDPWXJRNEコマンドは、エントリタイプコードとしてライブラリ追加要 求にはI1を使用し、ライブラリ削除要求にはI2を使用します。これらのジャーナルエント リタイプコードが別のアプリケーションで使用されている場合は、このAS400USRJRNCODE文 を使用して一意のエントリタイプコードを指定する必要があります。 イベントメッセージキューの詳細については、『 PowerExchange CDCガイド(i5/OS用) 』 を参照します。 BS文 BS文は、ブロックサイズを指定していない場合、z/OSでターゲットデータセットを動的に 割り当てるときに、PowerExchangeが使用するブロックサイズを指定します。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: すべて 関連した文: DISP、LRECL、RECFM、RELEASE、SPACE、UNIT、およびVOLSER 48 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 必須: 不要 構文: BS={block_size|128000} block_size変数の場合、0~32760の数値を入力します。 デフォルトは128000です。 値: CAPI_CONN_NAME文 CAPI_CONN_NAME文は、CAPI接続のオーバーライドを指定しない場合にPowerExchangeがす べてのデータソースタイプに対してデフォルトで使用するデフォルトのCAPI_CONNECTION文 の名前を指定します。 オペレーティングシステム: すべて 関連した文: CAPI_CONNECTIONおよびCAPI_SRC_DFLT 必須: 不要 構文: CAPI_CONN_NAME=capi_connection_name 値: capi_connection_name 変数には、CAPI_CONNECTIONオーバーライド値を指定しないと きにPowerExchangeが使用するCAPI_CONNECTION文の名前を入力します。 使用上の注意: ¨ オプションで、CAPI_SRC_DFLT文を使用して、ソース固有のデフォルトの接続を指定で きます。 ソース固有のデフォルトは、DBMOVERコンフィギュレーションファイルに多数 のCAPI_CONNECTION文が含まれる場合に役立ちます。 ¨ PowerExchange操作には、デフォルトの接続定義の代わりに、常にCAPI_CONNECTION文 を指定することをお勧めします。 PowerExchange操作のタイプに基づいて、以下のオー バーライドを定義できます。 - CDCセッションの場合、PWX CDCアプリケーション接続で[CAPI接続名オーバーライ ド]属性を指定します。 - PowerExchange Condenseの場合、CAPTPARMコンフィギュレーションファイルで CONN_OVR文を指定します。 - PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)の場合、pwxccl.cfgコンフィギ ュレーションファイルでCONN_OVR文を指定します。 - DTLUAPPLユーティリティでリスタートトークンを生成する場合、DTLUAPPL制御文で CONN_OVR文を指定します。 - PowerExchange NavigatorでCAPXRTデータベース行のテストを行う場合は、[詳細] ダイアログボックスで[CAPI接続名]値を指定します。 - PowerExchange Navigatorでデータベース行のテストを行っている間にリスタートト ークンを生成する場合は、CONNAMEパラメータを指定します。 - PowerExchange ODBC接続の場合、odbc.iniファイルまたはDTLCONNOVR SQLエスケープ シーケンスオーバーライドでDTLCONN_OVRパラメータを指定します。 DBMOVER文 49 関連項目: ¨ 「コンシューマ API(consumer API:CAPI)接続文」 (ページ186) CAPI_CONNECTION - AS4J文 AS4J CAPI_CONNECTION文は、変更ストリームに接続し、DB2 for i5/OS CDCソースのCDC処 理を制御するために、コンシューマAPI(consumer API:CAPI)が使用する名前付きパラメ ータセットを指定します。 オペレーティングシステム: i5/OS データソース: DB2 for i5/OS 関連した文: CAPI_CONNECTION - UOWC、AS400EVENTMSGQ、AS400USRJRNCODE 必須: DB2 for i5/OS CDCの場合、はい 構文: CAPI_CONNECTION=([DLLTRACE=trace_id] ,NAME=capi_connection_name [,TRACE=trace_name] ,TYPE=(AS4J [,ALWCLRPFM={N|Y}] [,ALWLIBRFSH={N|Y}] [,ALWNONRENT={N|Y}] [,ALWPARTIAL={N|Y}] [,AS4JRNEXIT={N|Y}] [,EOF={N|Y}] ,INST=instance_name ,JOURNAL=library/journal_name [,LIBASUSER={N|Y|M}] [,NOCCUOWSZ=uow_size] [,POLWAIT={seconds|10}] [,STOPIT=({CONT|TERM} ,number_exceptions|5)] [,UOWRSTANY={Y|N}] ) ) パラメータ: DLLTRACE=trace_id オプション。このCAPIに対して内部DLLトレースをアクティブにするTRACE文のユーザ ー定義の名前。 このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示 の下でのみ指定します。 NAME=capi_connection_name 必須。このCAPI_CONNECTION文に対するユーザー定義の一意の名前。 最大長は英数字8文字です。 TRACE=trace_name オプション。共通のCAPIトレースをアクティブにするTRACE文のユーザー定義名。 こ のパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定しま す。 50 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル TYPE=(AS4J, ... ) 必須。CAPI_CONNECTION文のタイプ。 DB2 for i5/OSソースの場合、この値はAS4Jに する必要があります。 ALWCLRPFM= {N|Y} オプション。キャプチャ用に登録されているDB2テーブルに対して、i5/OSの物理 ファイルメンバのクリア(CLRPFM)コマンドを実行した結果生じた変更を PowerExchangeが検出したときに、DB2 for i5/OSのCDC処理を停止するか、続行 するかを制御します。 PowerExchangeはCLRPFMコマンドによって生じる変更をキ ャプチャできません。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ N。 PowerExchange CDC処理は、PowerExchangeがCLRPFMコマンドから変更を 検出すると停止します。 ¨ Y。 PowerExchangeは、CLRPFMコマンドを無視し、CDC処理を継続します。 CDC ターゲットのデータ整合性が影響を受ける可能性があります。 DBMOVERコンフ ィギュレーションファイルでAS400EVENTMSGQ文も指定する場合、 PowerExchangeはCLRPFMコマンドのジャーナルエントリを検出したときに、指 定されたメッセージキューにDTL3002メッセージを発行します。 注目: このパラメータをYに設定した場合、CDCターゲットのデータ整合性が 影響を受ける可能性があります。 このパラメータは、Informaticaグローバ ルカスタマサポートの指示の下でのみ指定します。 また、DBMOVERファイルのAS400EVENTMSGQパラメータでメッセージキューも指 定した場合、PowerExchangeは、CLRPFMコマンドのジャーナルエントリを検出 すると、DTL3002メッセージをキューに書き込みます。 デフォルトはNです。 ALWLIBRFSH={N|Y} オプション。同じDB2ソーステーブルのインスタンスが含まれるi5/OSライブラリ を追加または削除した後に、リアルタイムCDCセッションを停止してリスタートす ることなくCDC対象リストをリフレッシュできるようにするかどうかを制御しま す。このパラメータは以下の場合に有用です。1)複数のライブラリに同じDB2ソ ーステーブル(またはファイル)のインスタンスが存在する場合。2)テーブルの インスタンスが同じジャーナルにジャーナリングされている場合。3)テーブルの インスタンスが含まれるライブラリを日常的に追加または削除する場合。次のオ プションがあります。 ¨ N。ライブラリの追加または削除に伴うCDC対象リストのリフレッシュ処理を無 効にします。ライブラリを追加した場合は、CDCセッションを停止してリスタ ートするまで、該当のライブラリの変更データキャプチャは開始されません。 結果として、一部の変更が失われる可能性があります。また、ライブラリを削 除した場合は、CDCセッションが異常終了します。 DBMOVER文 51 ¨ Y。SNDPWXJRNEコマンドを使用して、ライブラリの追加または削除に伴うCDC 対象リストをリフレッシュできるようにします。このコマンドは、 PowerExchangeのデフォルトジャーナルエントリタイプコード、または AS400USRJRNCODE文で定義された一意のコードを使用して、ライブラリ追加要 求またはライブラリ削除要求のジャーナルエントリをジャーナルに送信しま す。PowerCenterでは、リアルタイムセッションの[ライブラリ/ファイルオ ーバーライド]セッションのプロパティのライブラリ名にアスタリスク(*) のワイルドカードを指定する必要があります。 また、DBMOVERファイルのAS400EVENTMSGQパラメータでメッセージキューも指 定した場合、PowerExchangeは、*ADDLIB(ライブラリ追加)イベントのとき はDTL3003Iメッセージ、*DLTLIB(ライブラリ削除)イベントのときは DTL3004Iメッセージをキューに書き込みます。 デフォルトはNです。 ALWNONRENT={N|Y} オプション。i5/OSがジャーナルレシーバでネクストレシーバ(NR)ジャーナル エントリを提供しなかった場合、PowerExchangeで生成するかどうかを制御しま す。PowerExchangeでは、現在のジャーナルレシーバが一杯になり、チェーンの 次のジャーナルレシーバに切り替える場合、NRエントリが必要になります。しか し、i5/OSは、ジャーナルレシーバの切り替えが必要なときに高レベルのトランザ クションアクティビティが発生していた場合など、一定の状況下ではNRエントリ を提供しないことがあります。i5/OSがNRエントリを提供しなかった場合、 PowerExchangeでNRエントリの生成を有効にしていないと、PowerExchange CDC処 理は終了します。次のオプションがあります。 ¨ N。NRエントリは生成されません。i5/OSがNRエントリを提供しなかった場 合、CDC処理は異常終了します。 ¨ Y。i5/OSがNRエントリを提供しなかった場合でもCDC処理を続行できるよう に、NRエントリが生成されます。生成されたNRエントリはPowerExchangeの内 部でのみ使用され、実際のジャーナルレシーバには書き込まれません。 デフォルトはNです。 ALWPARTIAL={N|Y} オプション。PowerExchangeが不完全な状態のジャーナルレシーバを処理するか どうかを制御します。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ N。 ジャーナルレシーバが不完全な状態にある場合、PowerExchangeは処理に 失敗します。 ¨ Y。 PowerExchangeは、不完全な状態のジャーナルレシーバを処理します。 デフォルトはNです。 注目: このパラメータにYと指定した場合、必要な変更が利用できなくなるた め、抽出されている変更データのデータ整合性が損なわれる可能性があります。 このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ 指定します。 52 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル AS4JRNEXIT={N|Y} オプション。PowerExchangeがジャーナルレシーバの削除出口点 QIBM_QJO_DLT_JRNRCVにインストールされた出口プログラムを使用して、CDC用に 処理されているジャーナルレシーバの削除を防止するかどうかを制御します。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ N。 PowerExchangeは、処理しているジャーナルレシーバにロックをかけませ ん。 ¨ Y。 PowerExchangeは、処理しているジャーナルレシーバをi5/OSシステムか ら削除できないように、すべてのジャーナルレシーバをロックします。 PowerExchangeはCONDLIBライブラリのPWXJRNLCKPというロックファイルに、 処理しているジャーナルレシーバを記録します。 PowerExchangeは、チェー ンの次のジャーナルレシーバに切り替えるときに、以前のジャーナルレシーバ のレコードをロックファイルから削除します。 また、DBMOVERファイルのAS400EVENTMSGQパラメータでメッセージキューも指 定した場合、PowerExchangeは、変更データ抽出が正常に処理したジャーナル レシーバごとに、指定されたキューにDTL3001メッセージを書き込みます。 デフォルトはNです。 EOF={N|Y} オプション。ログの終わり(EOL)に達したときにPowerExchangeが変更データ抽 出を停止するかどうかを制御します。 このパラメータはAS4J CAPI_CONNECTION文のすべてのユーザーに影響するので、 以下のいずれかの代替方法を使用して、EOLで変更データ抽出を停止することをお 勧めします。 ¨ リアルタイム抽出モードを使用するCDCセッションの場合、PWX DB2i5OS CDC リアルタイムアプリケーション接続の[アイドル時間]属性に0を指定しま す。 ¨ PowerExchange Condenseの場合、CAPTPARMコンフィギュレーションメンバの COLL_END_LOG文に1を指定します。 ¨ ODBC接続を使用するCDCセッションの場合、ODBCデータソースのWAITTIMEパラ メータに0を指定します。 EOFパラメータを使用する場合、以下のいずれかのオプションを入力します。 ¨ N。 PowerExchangeは、EOLに達しても変更データ抽出を停止しません。 ¨ Y。 PowerExchangeは、EOLに達したときに変更データ抽出を停止します。 デフォルトはNです。 INST=instance_name 必須。ソースインスタンスのユーザー定義の名前。 この名前は、登録グループの [コレクション識別子]プロパティで指定した名前に一致する必要があります。 PowerExchange Condenseを稼働している場合、この名前は、CAPTPARMメンバの DBIDパラメータで指定された名前にも一致する必要があります。 DBMOVER文 53 JOURNAL=library/journal_name 必須。登録されたテーブルの変更データを含み、PowerExchangeによる変更デー タの抽出元のジャーナルのライブラリ名とジャーナル名。 オプションで、以下のいずれかの方法を使用して、このジャーナル指定を上書き できます。 ¨ リアルタイム抽出CDCセッションの場合、PWX CDCアプリケーション接続でジ ャーナル名を使用します。 ¨ PowerExchange Condenseの場合、CAPTPARMコンフィギュレーションメンバで JRNL文を使用します。 ¨ CAPXRTデータベース行のテストの場合、PowerExchange Navigatorの[CAPXRT 詳細パラメータ]ダイアログボックスで、[AS400ジャーナル/ライブラリ]プ ロパティを使用します。 ¨ ODBC接続を使用するリアルタイム抽出CDCセッションの場合、ODBCデータソー スにDTLJRNLパラメータを使用します。 LIBASUSER={N|Y|M} オプション。PowerExchangeが各変更レコードのDTL__CAPXUSERカラムでの入力に 使用する値のタイプを制御します。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ N。 変更を行ったユーザーのユーザーIDを使用します。 ¨ Y。 変更が行われたファイルのライブラリ名とファイル名を使用します。 注: ライブラリの追加または削除に伴うCDCライブラリ対象リストのリフレッ シュのためにALWLIBRFSHをYに設定している場合は、LIBASUSER=Yと指定する ことをお勧めします。この設定により、変更が抽出されるテーブルインスタン スが含まれるライブラリを特定できるようになります。 ¨ M。 変更が行われたファイルのライブラリ名、ファイル名、およびデータメン バ名を使用します。 デフォルトはNです。 NOCCUOWSZ=uow_size オプション。コミットメント制御なしに作成されたi5/OSジャーナルレシーバから 変更レコードを読み取るときにPowerExchangeで作成されるUOWのサイズ(レコー ド数)。 uow_size変数には、1~50000の数値を入力します。 DB2 for i5/OSテーブルに変更を行うときにコミットメント制御を指定しない場 合、PowerExchangeは変更レコードごとにUOWを作成します。 このパラメータを 使用して、PowerExchangeで作成されるUOWのサイズを増やします。 PowerExchangeおよびPowerCenterでは、UOWが大きくなると処理効率が高まりま す。 UOWが大きくなると、変更データのターゲットでのコミット操作も減少しま す。 このパラメータはこのCAPI_CONNECTION文のすべてのユーザーに影響するので、 PWX DB2i5OS CDCリアルタイムアプリケーション接続で[コミットあたりの最小行 54 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 数]属性を使用して、CDCセッションのUOWサイズ値を指定することをお勧めしま す。 PowerExchangeは、コミットメント制御で作成した変更レコードについては、こ のパラメータを無視します。 POLWAIT={seconds|10} オプション。ジャーナルレシーバの最後に達した後、そのジャーナルレシーバ内 の変更データをチェックするまでPowerExchangeが待機する秒数。 seconds変数には、0~10の数値を入力します。 デフォルトは10です。 STOPIT=({CONT|TERM},number_exceptions|5) オプション。ジャーナルからの変更データの処理時に例外が発生した後、抽出セ ッションを停止するかどうかを制御します。 例外は以下のいずれかになります。 ¨ 操作前の画像の変更がない操作後の画像の変更 ¨ データのないレコードを削除しようとする試行 最初の位置パラメータについては、以下のいずれかのオプションを入力します。 ¨ CONT。 指定された数の例外が発生した後、抽出セッションは実行し続けま す。 ¨ TERM。 指定された数の例外が発生した後、抽出セッションは終了します。 デフォルトはCONTです。 2番目の位置パラメータ number_exceptionsには、PowerExchangeが文の最初の位 置パラメータで定義されたアクションを行うまでに発生する例外数を入力しま す。 値0は、抽出が実行し続けるが、例外をまったく報告しないことを示しま す。 有効な値は0~255です。デフォルトは5です。 UOWRSTANY={Y|N} このパラメータは廃止されています。デフォルト値はYです。PowerExchange抽出 セッションのコールドスタート時、開始UOWのポイントが前のジャーナルレシーバ にある不完全なUOWはスキップされます。セッションは、現在のジャーナルレシー バの次のUOWから変更データの読み取りを開始します。 このパラメータを省略した場合のデフォルトの動作は、Yを指定した場合と同じに なります。Nを入力した場合は無視されてYが使用されます。 CAPI_CONNECTION - CAPX文 CAPX CAPI_CONNECTION文は、コンシューマAPI(consumer API:CAPI)がPowerExchangeロ ッガー(Linux、UNIX、Windows用)ログファイルから変更データを継続的に抽出するとき に使用する名前付きパラメータセットを指定します。 オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows 必須: 継続抽出モードの場合、はい 構文: CAPI_CONNECTION=([DLLTRACE=trace_id] ,NAME=capi_connection_name DBMOVER文 55 [,TRACE=trace_name] ,TYPE=(CAPX ,DFLTINST=instance_name [,FILEWAIT={seconds|1}] [,RSTRADV=seconds] [,RSTRANMODE={N|Y}] ) ) パラメータ: DLLTRACE=trace_id オプション。このCAPIに対して内部DLLトレースをアクティブにするTRACE文のユーザ ー定義の名前。 このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示 の下でのみ指定します。 NAME=capi_connection_name 必須。このCAPI_CONNECTION文に対するユーザー定義の一意の名前。 最大長は英数字8文字です。 TRACE=trace_name オプション。共通のCAPIトレースをアクティブにするTRACE文のユーザー定義名。 こ のパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定しま す。 TYPE=(CAPX, ... ) 必須。CAPI_CONNECTION文のタイプ。 継続抽出モードの場合、この値はCAPXにする必 要があります。 DFLTINST=instance_name 必須。登録グループに指定されているソースインスタンス識別子。この値は、 PowerExchangeロッガーコンフィギュレーションファイルで指定されているDBID 値と一致する必要があります。 この値を特定するには、PowerExchange Navigatorの登録グループプロパティを 参照します。ソースタイプに応じて、次のいずれかの値を入力します。 ¨ Adabas、DB2 for i5/OS、DB2 for z/OS、Oracle、およびVSAMでは、登録グル ープの[インスタンス]フィールドに表示される名前です。 ¨ Microsoft SQL Serverの場合、この値はPowerExchangeロッガーのコンフィギ ュレーションファイルでオプションのDISTSRVおよびDISTDBパラメータを指定 するかどうかによって異なります。 - DISTSRVとDISTDBパラメータを指定した場合は、すべての登録にコレクショ ン識別子として使用するDBID名を入力します。この名前は、個々の登録に関 連付けられているインスタンス名をオーバーライドします。 - DISTSRVおよびDISTDBパラメータを指定しない場合、PowerExchange Navigatorで生成され、登録グループのリソースインスペクタの[インスタ ンス]フィールドに表示される値を入力します。生成した値はデータベース 名の最初の4文字で構成され、000から始まる生成番号が続きます。 ¨ Datacomでは、[MUF名]フィールドのMulti-User Facility(MUF)の名前で す。 56 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル ¨ DB2 for Linux, UNIX and Windowsソースでは、[データベース]フィールド のデータベース名です。 ¨ IDMSログベースソースでは、[DB名]フィールドのデータベース名です。 ¨ IMSソースでは、[RECON ID]フィールドのデータベースのRECON識別子です。 最大長は英数字8文字です。 FILEWAIT={seconds|1} オプション。PowerExchangeが新しいPowerExchangeロッガーログファイルをチェ ックするまで待機する秒数。 seconds変数には、1 - 86400の数値を入力します。 デフォルトは1です。 RSTRADV=seconds データソースに関連する変更がUOWに含まれないときに、PowerExchangeが登録済 みデータソースのリスタートトークンおよびシーケンストークンを送信する前に 待機する時間インターバル(単位: 秒)。 待機インターバルを過ぎると、 PowerExchangeは次にコミットされた「空のUOW」を返します。これには更新され たリスタート情報のみが含まれます。 以下のいずれかのイベントが発生すると、PowerExchangeは待機インターバルを0 にリセットします。 ¨ PowerExchangeが関連する変更を含むUOWの処理を完了した。 ¨ PowerExchangeが関連する変更を受信しないまま待機インターバルを過ぎたた め、PowerExchangeが空のUOWを返した。 seconds変数には、0 - 86400の数値を入力します。 デフォルトは指定されてい ません。 例えば、5と入力すると、PowerExchangeは最後のUOWの処理を完了した後、また は前の待機インターバルを過ぎた後、5秒待機します。 その後、PowerExchange は次にコミットされた空のUOW(更新された最近情報を含む)を返し、待機間隔を 0にリセットします。 RSTRADVを指定しないと、PowerExchangeが関連する変更を受信しないときに、 PowerExchangeは登録済みソースのリスタートトークンおよびシーケンストーク ンを送信しません。 この場合、PowerExchangeがウォームスタートすると、CDC に関連しない変更を含むすべての変更をリスタートポイントから読み取ります。 DB2 for i5/OSソースでは、i5/OSジャーナルレシーバからPowerExchangeが読み 取る変更レコードをコミットメント制御下で作成する場合に、このパラメータを 使用することをお勧めします。 コミットメント制御なしに変更レコードを作成す る場合は、このパラメータを指定できません。 注目: 0の値を指定すると、UOWの処理ごとにPowerExchangeが空のUOWを返すの で、パフォーマンスが低下する場合があります。 RSTRANMODE={N|Y} 以前にPowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)を使用していなかったCDC セッションに対して、リアルタイム抽出モードから継続抽出モードに移行する場合、 このパラメータをYに設定します。この設定により、PowerExchangeは、CDCセッショ ンが実行するときに、PowerExchangeロッガーで必要になる形式にリスタートトークン DBMOVER文 57 情報を変換できます。 登録されたすべてのソーステーブルと、このCAPX CAPI_CONNECTIONを使用するすべてのCDCセッションについて、PowerExchangeがリス タートトークンの変換を完了するまで、Y設定を保持します。 その後、このパラメー タをNに設定するか、削除します。 デフォルトはNです。 CAPI_CONNECTION - LRAP文 LRAP CAPI_CONNECTION文は、コンシューマAPI(consumer API: CAPI)がPowerExchange ロッガー(MVS用)のログ読み取りAPI(Log Read API: LRAPI)コンポーネントに使用す る名前付きパラメータセットを指定します。 LRAPIはPowerExchangeロッガーに接続して、PowerExchange Listenerアドレス空間など、 データを抽出しているアドレス空間に対して、変更データを読み取ります。 データソース: Adabas、CA Datacom/DB、CA IDMS/DB、DB2 for z/OS、IMS、およびVSAM 関連した文: CAPI_CONNECTION - UOWC 必須: z/OS CDCの場合、はい 構文: CAPI_CONNECTION=([DLLTRACE=trace_id] ,NAME=capi_connection_name [,TRACE=trace_name] ,TYPE=(LRAP ,AGENT=agent_id [,EOF={N|Y}] ,LOG=logger_id [,UIDFMT={ALL|CONN|CORR|CTYPE|PLAN|UID}] ) ) パラメータ: DLLTRACE=trace_id オプション。このCAPIに対して内部DLLトレースをアクティブにするTRACE文のユーザ ー定義の名前です。 このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの 指示の下でのみ指定します。 NAME=capi_connection_name 必須。このCAPI_CONNECTION文に対するユーザー定義の一意の名前です。 最大長は英数字8文字です。 TRACE=trace_name オプション。共通のCAPIトレースをアクティブにするTRACE文のユーザー定義名です。 このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定し ます。 TYPE=(LRAP, ... ) 必須。CAPI_CONNECTION文のタイプ。 LRAPIの場合、値はLRAPにする必要がありま す。 58 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル AGENT=agent_id 必須。PowerExchangeエージェントID。 この値は、EDMSDIRモジュールのAGENTID パラメータの値と一致している必要があります。 PowerExchangeは、EDMPARMS DD 文からEDMSDIRモジュールを読み取ります。この文が指定されていない場合は、 STEPLIBまたはJOBLIB DD文から読み取ります。 最大長は英数字4文字です。 EOF={N|Y} オプション。ログの終わり(EOL)に達した後でPowerExchangeが変更データ抽出 を停止するかどうかを制御します。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ N。 PowerExchangeは、EOLに達しても変更データ抽出を停止しません。 ¨ Y。 PowerExchangeは、EOLに達したときに変更データ抽出を停止します。 デフォルトはNです。 このパラメータはLRAP CAPI_CONNECTION文のすべてのユーザーに影響するので、 以下のいずれかの代替方法を使用して、EOLで変更データ抽出を停止することをお 勧めします。 ¨ リアルタイム抽出モードを使用するCDCセッションの場合、PWX DB2zOS CDCリ アルタイムアプリケーション接続の[アイドル時間]属性に0を指定します。 ¨ PowerExchange Condenseの場合、CAPTPARMコンフィギュレーションメンバの COLL_END_LOG文に1を入力します。 ¨ ODBC接続を使用するCDCセッションの場合、ODBCデータソースのWAITTIMEパラ メータに0を入力します。 LOG=logger_id 必須。PowerExchangeロッガーID。 この値は、EDMSDIRモジュールのLOGGERパラ メータで指定された値と一致している必要があります。 最大長は英数字4文字です。 UIDFMT={ALL|CONN|CORR|CTYPE|PLAN|UID} オプション。DB2 for z/OSデータソースの場合、PowerExchangeがDTL__CAPXUSER フィールドで返すデータを制御します。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ ALL。 他のすべてのオプションに関する情報を要求します。 PowerExchange は、以下の形式で、コロン区切りのリストにこの情報を表示します。 UID:PLAN:CORR:CONN:CTYPE ¨ CONN。 変更が行われたときのDB2接続識別子。 ¨ CORR。 変更が行われたときのDB2相関識別子。 ¨ CTYPE。 変更が行われたときのDB2接続タイプ。 ¨ PLAN。 変更が行われたときに使用されたDB2プラン名。 ¨ UID。 変更を行ったユーザーID。 DBMOVER文 59 デフォルトはUIDです。 制限: 指定できるオプションは1つだけです。 複数のオプションが必要な場合 は、ALLを入力します。 CAPI_CONNECTION - MSQL文 MSQL CAPI_CONNECTION文は、変更ストリームに接続し、Microsoft SQL ServeソースのCDC 処理を制御するために、コンシューマAPI(consumer API:CAPI)が使用する名前付きパラ メータセットを指定します。 オペレーティングシステム: Windows データソース: Microsoft SQL Server 必須: Microsoft SQL Server CDCの場合、はい 構文: CAPI_CONNECTION=([DLLTRACE=trace_id] ,NAME=capi_connection_name [,TRACE=trace_name] ,TYPE=(MSQL ,DISTDB=distribution_database ,DISTSRV=distribution_server [,BATCHSIZE=number] [,DWFLAGS={flag1flag2flag3|NNN}] [,EOF={N|Y}] [,MULTIPUB={N|Y}] [,POLWAIT={seconds|1}] [,RSTRADV=seconds] ) ) パラメータ: DLLTRACE=trace_id オプション。このCAPIに対して内部DLLトレースをアクティブにするTRACE文のユーザ ー定義の名前。 このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示 の下でのみ指定します。 NAME=capi_connection_name 必須。このCAPI_CONNECTION文に対するユーザー定義の一意の名前。 最大長は英数字8文字です。 TRACE=trace_name オプション。共通のCAPIトレースをアクティブにするTRACE文のユーザー定義名。 こ のパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定しま す。 TYPE=(MSQL, ... ) 必須。CAPI_CONNECTION文のタイプ。 Microsoft SQL Serverソースの場合、この値は MSQLにする必要があります。 DISTDB=distribution_database_name 必須。ディストリビューションデータベースの名前。 60 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル DISTSRV=distribution_database_server 必須。ディストリビューションデータベースをホストするサーバーのネットワー ク名。 重要: ディストリビューションデータベースが別のサーバーに置かれている場 合、この名前はSQL Serverインスタンスのネットワーク名と異なります。 BATCHSIZE=number オプション。カーソルを閉じてまた開く前に、PowerExchangeが変更データをキ ャプチャする行の数。 このパラメータにより、リソースを定期的に解放して、シ ステムメモリでのキャプチャ処理の負荷を低減し、tempdbデータベースの一時テ ーブルを削減することができます。 有効な値は0~2147483647です。デフォルト は指定されていません。 このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ 指定します。PowerExchangeがデータの読み取りクエリを頻繁に発行するため、 CDCのパフォーマンスが低下することがあります。 DWFLAGS={flag1flag2flag3|NNN} オプション。データの損失、切り詰め、またはスキーマ変更が行われたときに処 理を停止するか継続するかを制御する一連の3つの位置パラメータ。 この文は、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定しま す。 以下の位置パラメータを入力します。 ¨ flag1. PowerExchangeが、予期しない長さのデータをディストリビューショ ンデータベースから取得した場合に、変更データ抽出を停止するかどうかを制 御します。 処理を継続するにはYを、処理を停止するにはNを入力します。 ¨ flag2. PowerExchangeが、スキーマ変更を検出したときに、変更データ抽出 を停止するかどうかを制御します。 処理を継続するにはYを、処理を停止する にはNを入力します。 ¨ flag3. 要求された開始シーケンスがトランザクションログで見つからなかっ たときに、PowerExchangeが変更データ抽出を停止するかどうかを制御しま す。 処理を継続するにはYを、処理を停止するにはNを入力します。 デフォルトはNNNです。 EOF={N|Y} オプション。ログの終わり(EOL)に達したときにPowerExchangeが変更データ抽 出を停止するかどうかを制御します。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ N。 PowerExchangeは、EOLに達しても変更データ抽出を停止しません。 ¨ Y。 PowerExchangeは、EOLに達したときに変更データ抽出を停止します。 デフォルトはNです。 DBMOVER文 61 このパラメータはMSQL CAPI_CONNECTION文のすべてのユーザーに影響するので、 以下のいずれかの代替方法を使用して、EOLで変更データ抽出を停止することをお 勧めします。 ¨ リアルタイム抽出モードを使用するCDCセッションの場合、PWX MSSQL CDCリ アルタイムアプリケーション接続の[アイドル時間]属性に0を入力します。 ¨ PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)の場合、pwxccl.cfgコン フィギュレーションファイルのCOLL_END_LOG文に「1」と入力します。 ¨ ODBC接続を使用するCDCセッションの場合、ODBCデータソースのWAITTIMEパラ メータに0を入力します。 MULTIPUB={N|Y} オプション。ディストリビューションデータベースから単一のパブリケーション データベースまたは複数のパブリケーションデータベースどちらの記事の変更デ ータをキャプチャするかを示します。 このオプションは、リアルタイム抽出モー ドでのCDC処理、およびPowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)の継 続抽出モードでのCDC処理のパフォーマンスに影響を与えることがあります。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ N。このオプションは、単一のパブリケーションデータベースの記事の変更デ ータをキャプチャする場合に指定します。 PowerExchangeでより効率的に変 更を抽出できるため、このシナリオではこのオプションを使用することをお勧 めします。 リソース使用量の削減にも役立ちます。 ¨ Y。このオプションは、単一のCDCセッションまたは単一のPowerExchangeロッ ガー(Linux、UNIX、Windows用)パスで複数のパブリケーションデータベー スの記事の変更データを抽出する場合に使用します。 このシナリオでこのオ プションを使用しないと、メッセージPWX-15757が表示されて抽出処理は失敗 します。 このオプションにより、変更レコードがディストリビューションデータベース に書き込まれる速度が遅くなることがあります。 パフォーマンスを向上させ るには、ディストリビューションデータベースに以下のインデックスを追加し ます。 USE [distribution] GO /****** Object: Index [IX_MSrepl_transactions] Script Date: 03/31/2012 11:56:07 ******/ CREATE NONCLUSTERED INDEX [IX_MSrepl_transactions] ON [dbo].[MSrepl_transactions] ( [entry_time] ASC, [publisher_database_id] ASC, [xact_seqno] ASC, [xact_id] ASC )WITH (PAD_INDEX = OFF, STATISTICS_NORECOMPUTE = ON, SORT_IN_TEMPDB = OFF, IGNORE_DUP_KEY = OFF, DROP_EXISTING = OFF, ONLINE = OFF, ALLOW_ROW_LOCKS = ON, ALLOW_PAGE_LOCKS = ON) ON [PRIMARY] GO デフォルトはYです。 変更をキャプチャした後に、MULTIPUB設定を変更できます。 データの整合性を 維持するには、『PowerExchange CDCガイド(Linux、UNIX、Windows用)』 の MULTIPUBパラメータ設定の変更手順に従います。 PowerExchangeロッガー 62 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル (Linux、UNIX、Windows用)を使用し、設定をYからNに変更している場合は、 PowerExchangeロッガーをコールドスタートする必要があります。 POLWAIT={seconds|1} オプション。ログの終わり達した後、変更データをさらに探すためにソースデー タベースをポーリングするまで、PowerExchangeが待機する最大秒数。 Microsoft SQL Serverソースの場合、ポーリング頻度はPowerExchangeロッガー のNO_DATA_WAIT2パラメータにも依存します。PowerExchangeロッガーを使用しな い場合、ポーリング頻度はPWX CDCアプリケーション接続のPWX待ち時間属性に依 存します。 NO_DATA_WAIT2またはPWX待ち時間値がPOLWAIT値よりも小さい場合、 小さい方の値が優先されます。 この場合、PowerExchangeはPOLWAITパラメータ のみに基づいて予想されるよりも頻繁にソースをポーリングします。 seconds変数には、1 - 2147483647の数値を入力します。 デフォルトは1です。 RSTRADV=seconds データソースに関連する変更がUOWに含まれないときに、PowerExchangeが登録済 みデータソースのリスタートトークンおよびシーケンストークンを送信する前に 待機する時間インターバル(単位: 秒)。 待機インターバルを過ぎると、 PowerExchangeは次にコミットされた「空のUOW」を返します。これには更新され たリスタート情報のみが含まれます。 以下のいずれかのイベントが発生すると、PowerExchangeは待機インターバルを0 にリセットします。 ¨ PowerExchangeが関連する変更を含むUOWの処理を完了した ¨ PowerExchangeが関連する変更を受信しないまま待機インターバルを過ぎたた め、PowerExchangeが空のUOWを返した seconds変数には、0 - 86400の数値を入力します。 デフォルトは指定されてい ません。 例えば、5と入力すると、PowerExchangeは最後のUOWの処理を完了した後、また は前の待機インターバルを過ぎた後、5秒待機します。 その後、PowerExchange は次にコミットされた空のUOW(更新された最近情報を含む)を返し、待機間隔を 0にリセットします。 RSTRADVを指定しないと、PowerExchangeが関連する変更を受信しないときに、 PowerExchangeは登録済みソースのリスタートトークンおよびシーケンストーク ンを送信しません。 この場合、PowerExchangeがウォームスタートすると、CDC に関連しない変更を含むすべての変更をリスタートポイントから読み取ります。 警告: 値を0にすると、パフォーマンスが低下することがあります。 PowerExchangeは、登録済みソースに関連する変更を含むUOWのほか、登録済みソ ースに関連する変更を含まない各UOWに対してそれぞれ空のUOWも返します。 CAPI_CONNECTION - ORAD文 ORAD CAPI_CONNECTION文は、変更ストリームに接続し、Oracleデータソースの PowerExchange Express CDC for Oracle処理を制御するために、コンシューマAPI (Consumer API: CAPI)が使用する名前付きパラメータセットを指定します。 DBMOVER文 63 オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows データソース: Oracle 関連した文: ORACLEID、ORACLE_CAPTURE_TYPE 必須: PowerExchange Express CDC for Oracleの場合、はい 構文: CAPI_CONNECTION=([DLLTRACE=trace_id] ,NAME=capi_connection_name ,TYPE=(ORAD [,EPWD=database_encrypted_password] ,ORACOLL=collection_id [,PARMFILE=express_cdc_configuration_file] [,PASSWORD=database_password] [,USERID=database_user_id] ) ) パラメータ: DLLTRACE=trace_id オプション。このCAPIに対して内部DLLトレースをアクティブにするTRACE文のユーザ ー定義の名前。 このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定し ます。 NAME=capi_connection_name 必須。このCAPI_CONNECTION文に対するユーザー定義の一意の名前。 最大長は英数字8文字です。 TYPE=(ORAD, ... ) 必須。CAPI_CONNECTION文のタイプ。 PowerExchange Express CDC for Oracleソース の場合、この値はORADである必要があります。 EPWD=database_encrypted_password オプション。PowerExchange Express CDC for OracleのOracleソースデータベー スに接続するためにPowerExchangeが使用する暗号化されたパスワードです。 USERIDパラメータをこの文に指定する場合、EPWDパラメータまたはPASSWORDパラ メータのどちらかを指定する必要があります。 この暗号化されたパスワードは、PowerExchange Express CDC for Oracleコンフ ィギュレーションファイル内のDATABASE文のEPWDパラメータ値と、CDCセッショ ン接続属性の[パスワード]値をオーバーライドします。 これらの他の暗号化さ れたパスワードのいずれかを使用する場合は、EPWDパラメータをORAD CAPI_CONNECTION文に含めないでください。 ORACOLL=collection_id 必須。Oracleインスタンスのコレクション識別子。 この値は、同じdbmover.cfg ファイル内にあるORACLEID文の最初の位置パラメータ内のコレクションIDに一致 する必要があります。 64 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル この値は通常、Oracleインスタンスの登録グループに指定するコレクションIDに も一致します。 別のコレクションIDを登録グループに指定すると、その登録コレ クションIDによってこのORACOLL値はオーバーライドされます。 PARMFILE=path_and_filename オプション。PowerExchange Express CDC for Oracleコンフィギュレーションフ ァイルのパスとファイル名(現在の作業ディレクトリに相対的)。 このパラメー タを使用すると、デフォルトのパスとファイル名をオーバーライドすることや、 PowerExchangeユーザーにデフォルトのパスとファイル名を通知することができ ます。 このパラメータが指定されない場合、デフォルトでは pwx_home_directory \pwxorad.cfgが使用されます。 デフォルトのパスは、PWX_HOME環境変数内のパ スであり、この環境変数が定義されていない場合は、PowerExchangeのbinディレ クトリへのパスです。 pwxorad.cfgファイルがデフォルトの場所に存在せず、 PARMFILEのオーバーライドが定義されていない場合は、エラーメッセージ PWX-09951およびPWX-00268が発行され、変更キャプチャが失敗します。 PASSWORD=database_password オプション。PowerExchange Express CDC for OracleのOracleソースデータベー スに接続するためにPowerExchangeが使用するクリアテキストのパスワード。 USERIDパラメータをこの文に指定する場合、EPWDパラメータまたはPASSWORDパラ メータのどちらかを指定する必要があります。 このクリアテキストのパスワードは、PowerExchange Express CDC for Oracleコ ンフィギュレーションファイル内のDATABASE文のPASSWORDパラメータと、CDCセ ッション接続属性の[パスワード]値をオーバーライドします。 これらの他のパ スワードのいずれかを使用する場合は、PASSWORDパラメータをORAD CAPI_CONNECTION文に指定しないでください。 USERID=database_user_id オプション。PowerExchange Express CDC for OracleのOracleソースデータベー スに接続するためにPowerExchangeが使用するユーザーID。 USERIDパラメータを この文に指定する場合、EPWDパラメータまたはPASSWORDパラメータのどちらかを 指定する必要があります。 このユーザーIDは、PowerExchange Express CDC for Oracleコンフィギュレーシ ョンファイル内のDATABASE文のUSERIDパラメータと、CDCセッション接続属性の [ユーザー名]値をオーバーライドします。 これらの他のユーザーIDのいずれか を使用する場合は、USERIDパラメータをORAD CAPI_CONNECTION文に含めないよう にします。 使用上の注意: ¨ dbmover.cfgファイルに複数のORAD CAPI_CONNECTION文を指定して、複数のOracleイン スタンスから変更データをキャプチャしたり、同じOracleインスタンスに異なるパラメ ータ設定を使用したりすることができます。 ¨ 変更データのキャプチャのためにOracleソースデータベースに接続する必要がある PowerExchangeシステムでORAD CAPI_CONNECTIONおよびORACLEID文を定義します。 通常 は、PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)をこのシステムで実行しま す。 DBMOVER文 65 ¨ ORAD CAPI_CONNECTIONとORCL CAPI_CONNECTIONの両方の文を同じdbmover.cfgファイル に定義することはできません。 PowerExchange Express CDC for Oracleを使用する場 合は、ORAD CAPI_CONNECTION文を定義します。 PowerExchange Oracle CDC with LogMinerを使用する場合は、ORCL CAPI_CONNECTION文を定義します。 PowerExchange Express CDC for OracleとPowerExchange Oracle CDC with LogMinerの両方のセッシ ョンを同じOracleインスタンスに対して実行する必要がある場合は、別々の dbmover.cfgファイル、PowerExchange Listener、およびPowerExchangeロッガーを使 用します。 ¨ データベースユーザーIDとパスワードまたは暗号化されたパスワードは、複数の場所に 指定できます。 この場合の優先順位は次のとおりです。 1. dbmoverコンフィギュレーションファイルのORAD CAPI_CONNECTION文に指定されて いるUSERID値およびEPWDまたはPASSWORD値 2. PowerExchange Express CDC for Oracleコンフィギュレーションファイル (pwxorad.cfg)のDATABASE文に指定されているUSERID値およびEPWDまたは PASSWORD値 3. PowerCener CDCセッションのOracleアプリケーション接続属性に指定されている [ユーザー名]および[パスワード]値 CAPI_CONNECTION - ORCL文 ORCL CAPI_CONNECTION文は、変更ストリームに接続し、OracleソースのPowerExchange Oracle CDC with LogMiner処理を制御するために、コンシューマAPI(consumer API: CAPI)が使用する名前付きパラメータセットを指定します。 オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows データソース: Oracle 関連した文: CAPI_CONNECTION - UOWCおよびORACLEID 必須: PowerExchange Oracle CDC with LogMinerの場合、はい 構文: CAPI_CONNECTION=([DLLTRACE=trace_id] ,NAME=capi_connection_name [,TRACE=trace_name] ,TYPE=(ORCL [,ARRAYSIZE=array_size|100] [,BYPASSUF={N|Y}] [,CATBEGIN=hh:mm|00:00] [,CATEND=hh:mm|24:00] [,CATINT=minutes|1400] [,COMMITINT=minutes|5] [,GENRLOCK={N|Y}] [,IGNUFMSG={N|Y}] [,LOGDEST=logdest_id] [,LGTHREAD=instance_number] [,ONLINECAT={N|Y}] ,ORACOLL=collection_id [,ROWID={N|Y|ALLOW}] [,SELRETRY=retry_number|1000] [,SNGLINST={N|Y}] ) ) パラメータ: 66 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル DLLTRACE=trace_id オプション。このCAPIに対して内部DLLトレースをアクティブにするTRACE文のユーザ ー定義の名前。 このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定し ます。 NAME=capi_connection_name 必須。このCAPI_CONNECTION文に対するユーザー定義の一意の名前。 最大長は英数字8文字です。 TRACE=trace_name オプション。共通のCAPIトレースをアクティブにするTRACE文のユーザー定義名。 このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定し ます。 TYPE=(ORCL, ... ) 必須。CAPI_CONNECTION文のタイプ。 PowerExchange Oracle CDC with LogMinerソー スの場合、この値はORCLにする必要があります。 ARRAYSIZE={array_size|100} オプション。PowerExchangeがOracle REDOログを読み取るために使用するプレフ ェッチ配列の行数。 0 - 2147483647の数値を入力します。デフォルトは100です。 注: 値を100より小さくすると、Oracle CDC with LogMinerのパフォーマンスが 低下することがあります。 値を0にするとプレフェッチが無効になります。 0 は、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ入力します。 BYPASSUF={N|Y} オプション。Oracle LogMinerがフォーマットされていないログレコードを返し たときに、PowerExchangeが異常終了するか、警告メッセージを発行するかを制 御します。 グローバル一時テーブルが更新されたときや、ONLINECAT=Yと指定して読み取ら れているログデータがカタログと矛盾しているときに、LogMinerはフォーマット されていないログレコードを返します。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ N。 PowerExchangeは、Oracle LogMinerからフォーマットされていないログ レコードを受信したときはいつでもエラーで終了します。 ¨ Y。 PowerExchangeは、フォーマットされていないログデータが見つかったこ とを示す警告メッセージをPowerExchangeメッセージログに書き込み、続いて 処理を継続します。 フォーマットされていないログデータの容量によって は、PowerExchangeは多数の警告メッセージを書き込む場合があります。 こ れらの警告メッセージを表示しないようにするには、IGNUFMSGパラメータにY と指定します。 デフォルトはNです。 DBMOVER文 67 ヒント: OracleインスタンスにGlobal Temporaryテーブルが含まれている場合 は、Yと入力します。 それ以外の場合は、BYPASSUFパラメータを含められませ ん。 CATBEGIN={hh:mm|00:00} オプション。PowerExchangeがOracleに、OracleカタログのコピーをREDOログに 書き込むように要求する、24時間形式での1日の最初の時刻。 CATBEGINパラメータの値を指定した場合、CATENDパラメータの値も指定する必要 があります。 デフォルトは00:00です。 CATEND={hh:mm|24:00} オプション。PowerExchangeがOracleに、OracleカタログのコピーをREDOログに 書き込むように要求する、24時間形式での1日の最後の時刻。 CATENDパラメータの値を指定した場合、CATBEGINパラメータの値も指定する必要 があります。 デフォルトは24:00です。 CATINT={minutes|1440} オプション。OracleカタログをREDOログにコピーする要求間の時間間隔(分単 位)。 1 - 1440の数値を入力します。デフォルトは1440です。 この間隔が経過したが、時刻がCATBEGINおよびCATENDパラメータで期間外になっ た場合、PowerExchangeは、Oracleカタログのコピーを作成するようにOracleに 要求しません。 代わりに、PowerExchangeは、CATBEGINパラメータで指定された 時間待機してから、カタログコピーを要求します。 COMMITINT={minutes|5} オプション。Oracle LogMinerセッションで生成されるトランザクションをコミ ットするためにPowerExchangeが発行する、SQL COMMIT操作間の時間間隔(分単 位)。 1 - 60の数値を入力します。デフォルトは5です。 PowerExchangeは、REDOログから変更データを読み取っているときに、ユーザー テーブルのデータを更新しませんが、Oracle LogMinerインタフェースは、 PowerExchangeが開始するLogMinerセッションのトランザクションを自動的に生 成します。 Oracleは、LogMinerセッションが終了するまで、これらのトランザ クションをオープン、つまり実行中のままにします。 変更データ抽出操作を効率的にリスタートできるようにするために、 PowerExchangeは、SQL COMMIT操作を時折発行して、これらの実行中のトランザ クションを終了する必要があります。 それ以外の場合は、PowerExchangeが常 に、最も古い実行中のUOWの開始から変更データを読み取り始めるので、今後のす べてのリアルタイム抽出操作のリスタートに影響がある可能性があります。 68 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル GENRLOCK={N|Y} オプション。PowerExchangeが、現在のログの終わり(EOL)に一致するリスター トポイントの要求に対して、安全なリスタートポイントを生成するかどうかを制 御します。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ N。 PowerExchangeは、ソーステーブルの実行中のトランザクションを無視し て、現在のEOLに一致するリスタートポイントを生成します。 ¨ Y。 PowerExchangeは、ソーステーブルの安全なリスタートポイントを生成し ます。 デフォルトはNです。 ソーステーブルの安全なリスタートポイントは、このテーブルに対して実行中の どのUOWもスキップしない変更ストリーム内のポイントです。 ソーステーブルの 安全なリスタートポイントを生成するために、PowerExchangeはテーブルの排他 的ロックを取得して、以降の変更を停止します。 PowerExchangeは続いて、 Oracleカタログを検索して、テーブルの最も古いアクティブなトランザクション に一致する変更ストリーム内のポイントを探し、このポイントをリスタートポイ ントとして使用します。 テーブルに対して実行中のUOWが存在しない場合、 PowerExchangeは現在のEOLを使用します。 PowerExchangeは、リスタートポイン トの生成が完了した後、ソーステーブルのロックを解除します。 この後、変更を 再びテーブルに書き込めます。 PowerExchangeは、以下の状況で、現在のEOLに一致するリスタートトークンを生 成します。 ¨ PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)をコールドスタートし、 pwxcclコンフィギュレーションファイルにSEQUENCE_TOKENパラメータおよび RESTART_TOKENパラメータが指定されていない。 PowerExchangeは、 PowerExchangeロッガーの処理に使用するアクティブなキャプチャ登録に関連 するすべてのテーブルのロックを取得します。 ¨ CDCセッションのリスタートトークンファイルが、特殊なオーバーライド文 RESTART1およびRESTART2でCURRENT_RESTARTオプションを指定している。 PowerExchangeは、特殊オーバーライド文が適用されるCDCセッションのテー ブルに対してのみ、ロックを取得します。 ¨ SELECT CURRENT_RESTART SQL文を使用するPowerExchange Navigatorでのデー タベース行テスト。 PowerExchangeは、データベース行テストで使用される 抽出マップに関連付けられたキャプチャ登録によって表されたテーブルに対し て、ロックを取得します。 ¨ RSTTKN GENERATEオプションを使用するDTLUAPPLユーティリティ操作。 PowerExchangeは、ユーティリティ制御文で指定されたキャプチャ登録によっ て表されたテーブルに対して、ロックを取得します。 IGNUFMSG={N|Y} オプション。PowerExchangeがフォーマットされていないデータレコードの PowerExchangeメッセージログファイルに、警告メッセージを書き込むかどうか を制御します。 DBMOVER文 69 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ N。 PowerExchangeは警告メッセージを書き込みません。 ¨ Y。 PowerExchangeは警告メッセージを書き込みます。 デフォルトはNです。 LOGDEST=logdest_id オプション。PowerExchangeに使用させるアーカイブログの保存先の数値識別 子。 このアーカイブログの保存先は、PowerExchangeが使用しているOracleイン スタンスに対してローカルである必要があります。 1 - 10の数値を入力します。 例えば、init.oraファイルのLOG_ARCHIVE_DEST_3パラメータによって設定された 保存先からアーカイブログを使用するには、LOGDEST=3と指定します。 SNGINSTパラメータは、PowerExchangeがアーカイブログの保存先を使用し、 LOGDESTおよびLGTHREADで指定したOracleインスタンスを使用する方法に影響し ます。 ONLINECATパラメータにYと指定した場合、PowerExchangeは検証してからLOGDEST パラメータとLGTHREADパラメータを無視します。 LGTHREAD=instance_number オプション。Oracleインスタンスのインスタンス番号。 PowerExchangeは、この インスタンス番号を使用して、処理するアーカイブREDOログを識別します。 1 - 2147483647の数値を入力します。 非RAC環境では、このパラメータを指定する場合、1に設定します。 SNGINSTパラメータは、PowerExchangeがアーカイブログの保存先を使用し、 LOGDESTおよびLGTHREADで指定したOracleインスタンスを使用する方法に影響し ます。 ONLINECATパラメータにYと指定した場合、PowerExchangeは検証してからLOGDEST パラメータとLGTHREADパラメータを無視します。 ONLINECAT={N|Y} オプション。PowerExchangeが、OracleオンラインカタログまたはREDOログ内の カタログのコピーを使用して、CDCのログデータをフォーマットするように Oracle LogMinerに指示するかどうかを制御します。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ N。 Oracle LogMinerはアーカイブREDOログからのカタログのコピーを使用 し、PowerExchangeはスキーマ変更を追跡して、データの損失がないことを確 認します。 ¨ Y。 Oracle LogMinerはオンラインカタログを使用し、PowerExchangeはスキ ーマ変更を追跡できません。 デフォルトはNです。 70 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル ログデータのフォーマットにオンラインカタログを使用するように PowerExchangeを設定した場合でも、PowerExchangeはカタログコピーを使用し て、変更データ抽出操作のリスタートポイントを特定します。 したがって、定期 的にOracle REDOログにオンラインカタログをコピーする必要があります。 変更データ抽出操作は、通常、カタログコピーではなくオンラインカタログで LogMinerセッションを作成するようにPowerExchangeを設定すると、さらに迅速 に初期化します。 ただし、LogMinerはオンラインカタログを使用した場合、DDL 変更を追跡せず、スキーマ変更を含むテーブルに対してログレコードをフォーマ ットできません。 LogMinerがオンラインカタログを使用しており、LogMinerがログデータを読み取 っているときにスキーマ変更を行った場合、LogMinerは、以降の変更についてフ ォーマットされていないログレコードをPowerExchangeに渡します。 BYPASSUFパ ラメータにNと指定するか、デフォルト値のNを受け入れた場合、PowerExchange は、Oracleが最初のフォーマットされていないレコードを渡した後で、抽出要求 に失敗します。 それ以外の場合は、PowerExchangeは、フォーマットされていな いレコードをスキップして処理を継続します。この結果、変更データの損失が生 じます。 したがって、ONLINECATパラメータにNを指定するか、以下の要件があ る場合は、デフォルトのままにします。 ¨ BYPASSUFパラメータをYに指定しており、変更データ抽出操作の実行中にキャ プチャ用に登録されたテーブルのスキーマを変更する必要がある。 ¨ 以前のスキーマでPowerExchangeがキャプチャしたテーブルデータを含む Oracle REDOログ内のポイントから抽出を開始する必要がある。 ORACOLL=collection_id 必須。Oracleコレクション識別子。これはORACLEID文で指定された値に一致して いる必要があります。 ROWID={N|Y|ALLOW} Oracle行の移動が有効にされていないテーブルのキャプチャされた変更レコード に、Oracleの物理行ID値を含めるかどうかを制御します。PowerExchangeでは、 行ID値をPowerExchangeで生成されたDTL__CAPXROWIDカラムに書き込みます。例 えば、抽出セッションの実行時に一意の行IDが必要な処理を実行する必要がある ソーステーブルの中に、キーのないテーブルがある場合、このパラメータを使用 します。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ N。行ID値をキャプチャしません。DTL__CAPXROWIDカラムにはNULL値が含まれ ます。 ¨ Y。行の移動が有効にされていないテーブルの行ID値をキャプチャし、変更レ コードのDTL__CAPXROWIDカラムに値を書き込みます。テーブルで行の移動が 有効にされている場合、キャプチャ処理は異常終了します。 ¨ ALLOW。行の移動が有効にされていないテーブルの行ID値をキャプチャし、変 更レコードのDTL__CAPXROWIDカラムに値を書き込みます。テーブルで行の移 動が有効にされている場合、NULL値をDTL__CAPXROWIDカラムに戻しキャプチ ャ処理を継続します。行の移動が有効にされているテーブルの行ID値が必要な い場合は、キャプチャ処理を続行することができます。 DBMOVER文 71 注: このパラメータは、LogMinerを使用するPowerExchange Oracle CDC with LogMinerに関係があります。PowerExchange Express CDC for Oracleを使用する 場合、Express CDCコンフィギュレーションファイルのOPTIONS文に類似のROWID パラメータを代わりに設定します。 デフォルトはNです。 SELRETRY={retry_number|1000} オプション。PowerExchangeが、段階スケールの待ちループを実装する前に Oracle LogMiner呼び出しに直ちにループバックする回数。 PowerExchangeは、指定された回数、LogMinerへの呼び出しを再試行した後、後 続の各試行間での待機間隔を実装します。 待機間隔は、1ミリ秒から始まり、1秒 まで徐々に増加します。 LogMinerがデータを返すと、PowerExchangeは待機間隔 を0にリセットし、LogMinerへの次の呼び出しのプロセスが再度開始します。 retry_number変数には、0 - 2147483647の数値を入力します。 デフォルトは1000 です。 ゼロ以外の値を指定した場合、PowerExchangeは、ノンブロッキングSQLを使用し て、適時に抽出セッションをシャットダウンするように求めるユーザー要求を処 理できるようにします。 0を指定した場合、PowerExchangeはノンブロッキングSQLを使用しません。 この 設定によりCPU使用率が高まりますが、抽出セッションのシャットダウンが引き延 ばされる可能性があります。 休止しているOracleインスタンスで、 PowerExchangeは、Oracleがログデータを返すまで、シャットダウン要求を受け 入れません。 更新アクティビティが行われているOracleインスタンスでは、シ ャットダウン動作に目立った変更はありません。 SNGLINST={N|Y} オプション。PowerExchangeが、特定のOracleインスタンスおよびアーカイブロ グの保存先からのアーカイブREDOログだけを使用するかどうかを制御します。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ N。 PowerExchangeは、指定されたOracleインスタンスを使用して、Oracleカ タログのコピーを含んだアーカイブREDOログを検索します。 PowerExchange がこれらのログをOracle LogMinerセッションに渡した後、LogMinerは、読み 取る他のアーカイブREDOログを特定します。 ¨ Y。 PowerExchangeは、LOGDESTおよびLGTHREADパラメータで指定するアーカ イブログの保存先およびOracleインスタンスだけを使用して、アーカイブ REDOログを読み取ります。 LogMinerは、他のアーカイブREDOログを読み取り ません。 指定された場所からのログをPowerExchangeが処理した後、変更デ ータ抽出操作が終了します。 Yと指定した場合、使用するアーカイブログの保存先とOracleインスタンスを 識別するために、LOGDESTおよびLGTHREADパラメータも指定する必要がありま す。 RAC環境では、RAC内の残りのOracleインスタンスすべてに対して別の変 更データ抽出処理を実行し、変更データをターゲットに適用できるように適切 に統合する方法を特定する必要があります。 デフォルトはNです。 72 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル CAPI_CONNECTION - UDB文 UDB CAPI_CONNECTION文は、変更ストリームに接続し、DB2 for Linux、UNIX、および WindowsソースのCDC処理を制御するために、コンシューマAPI(consumer API:CAPI)が 使用する名前付きパラメータセットを指定します。 この文を、DB2キャプチャ登録が存在するシステム上のdbmover.cfgファイルに追加しま す。 この場所は、登録グループを定義するときに指定する[場所]ノードに対応します。 通常、この場所は、ソースデータベースが存在する場所です。 オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows データソース: DB2 for Linux、UNIX、およびWindows 関連した文: 該当なし 必須: CDCの場合、はい 構文: CAPI_CONNECTION=([DLLTRACE=trace_id] ,NAME=capi_connection_name [,TRACE=trace_name] ,TYPE=(UDB [,CCATALOG={capture_catalog|creator.DTLCCATALOG}] [,DBCONN=database_name] [,EPWD=encryted_password] [,LARGEOPS=number_of_operations] [,MEMCACHE={cache_size|1024}] [,MONITORINT={minutes|5}] [,PASSWORD=password] [,RSTRADV=seconds] [,SPACEPRI={primary_space|2147483647}] [,UDBSCHEMA=schema] [,UPDINT={seconds|600}] [,UPDREC={records|1000}] [,USERID=user_id] ) ) パラメータ: DLLTRACE=trace_id オプション。このCAPIに対して内部DLLトレースをアクティブにするTRACE文のユーザ ー定義の名前です。 このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定し ます。 NAME=capi_connection_name 必須。このCAPI_CONNECTION文に対するユーザー定義の一意の名前です。 最大長は英数字8文字です。 TRACE=trace_name オプション。共通のCAPIトレースをアクティブにするTRACE文のユーザー定義名です。 このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定し ます。 DBMOVER文 73 TYPE=(UDB, ... ) 必須。CAPI_CONNECTION文のタイプ。DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsソースの 場合、この値はUDBにする必要があります。 CCATALOG={capture_catalog|creator.DTLCCATALOG} オプション。PowerExchangeキャプチャカタログテーブルの名前 (creator.table_nameの形式)。 デフォルトはcreator.DTLCCATALOGです。ここで、 creatorはデータベースへの接 続に使用されるユーザーIDです。 DBCONN=database_name オプション。登録グループに指定されているデータベースの代わりに、データ抽 出のために接続するオーバーライドデータベースの名前。 オーバーライドデータ ベースは、元のデータベースと同じテーブルおよびカラムを含む必要がありま す。 登録タグ名と抽出マップ名には、元のデータベースが含まれます。 EPWD=encryted_password オプション。データベースアクセスでUSERIDパラメータのユーザーIDとともに使 用される暗号化されたパスワード。 このパラメータを指定する場合、USERIDパラメータも指定する必要があります。 ただし、PASSWORDパラメータは指定しないでください。 ヒント: 暗号化されたパスワードは、PowerExchange Navigatorで作成できます。 LARGEOPS=number_of_operations オプション。レポート目的で、PowerExchangeがトランザクションを大規模トラ ンザクションとして特定するためのデフォルト値をオーバーライドします。 トラ ンザクションが大規模トランザクションと見なされるために含むべきDML操作の数 (挿入、更新、削除)を、千単位で入力します。 PowerExchangeは、この条件を満たす大規模トランザクションに対してステータ スメッセージを発行します。 PowerExchangeが多くのメッセージを発行しすぎる 場合、この値を引き上げて、メッセージの数を制限することができます。 有効な値は1~2147483です(1000~2,147,483,000の操作)。 デフォルト値は、 最も近い千の位に切り上げされたMEMCACHEパラメータ値の1/2です。 デフォルト のMEMCACHE値、1024 KBに基づき、デフォルトのLARGEOPS値は1000(1,000,000の 操作)です。 注: コミットされたトランザクションがDB2データベースの複数のパーティション にまたがる場合、PowerExchangeはすべてのパーティションのSQL操作数およびト ランザクションサイズをレポートします。 MEMCACHE={cache_size|1024} オプション。PowerExchangeが完全なUOWを再構築するために割り当てることがで きる最大メモリキャッシュサイズ(単位: キロバイト)です。 0 - 2147483647の数値を入力します。デフォルトは、1024KBです。0を入力する と、システム上の使用可能なメモリのみでメモリキャッシュサイズが制限されま す。 74 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 抽出セッションごとに、PowerExchangeは、UOWの終わりレコードを処理するま で、各UOWのすべての変更をメモリキャッシュに格納します。 PowerExchangeで は、このパラメータで指定される限度まで段階的にメモリキャッシュを割り当て ます。メモリキャッシュが小さすぎてUOWのすべての変更を保持できない場合、 PowerExchangeは、ディスク上のUOWスピルファイルというシーケンシャルファイ ルに変更を渡します。 UOWスピルファイルにはそれぞれUOWが1つずつ格納されます。 1つのUOWのすべて の変更を格納するために複数のUOWスピルファイルが必要なこともあります。 変 更ストリームに複数の大容量UOWがあり、メモリキャッシュが不足する場合、 PowerExchangeによって多数のUOWスピルファイルが作成されることがあります。 UOWスピルファイルを使用する必要がない方が、PowerExchangeでの変更ストリー ムの処理効率が高くなります。 UOWスピルファイルが多数あると、抽出パフォー マンスが低下するほか、ディスク領域の不足を招くこともあります。 重要: 変更ストリームに含まれるUOWが小さな場合は、デフォルト値でおそらく十 分です。 ただし、UOWスピルファイルを削除するにはデフォルト値が小さすぎる ため、大きい値を指定することをお勧めします。 PowerExchangeがUOWスピルファイルを割り当てる場所は、以下のように、オペレ ーティングシステムによって異なります。 ¨ LinuxおよびUNIXの場合、PowerExchangeは、デフォルトで現在のディレクト リを使用します。 別のディレクトリを使用するには、TMPDIR環境変数を指定 する必要があります。 PowerExchangeは、プレフィックス"dtlq"とオペレーティングシステムの tempnam関数を使用してUOWスピルファイルに名前を付けます。 注: UOWスピルファイルは、PowerExchangeによって閉じられるときに削除さ れる一時ファイルです。 これらのファイルは開いている間、ディレクトリに は表示されません。 ¨ Windowsの場合、PowerExchangeは、UOWスピルファイルにデフォルトで現在の ディレクトリを使用します。 別のディレクトリを使用するには、TMP環境変数 を指定します。 PowerExchangeは、プレフィックス"dtlq"とWindows _tempnam関数を使用して UOWスピルファイルに名前を付けます。 警告: PowerExchangeは抽出操作ごとにキャッシュサイズを割り当てます。 大き いMEMCACHE値を使用し、多数の同時抽出セッションを実行すると、メモリ制約が 発生することがあります。 MONITORINT=minutes オプション。PowerExchangeが長期処理中トランザクションおよび大規模トラン ザクションのトランザクションアクティビティをチェックする時間間隔(分単 位)。 長期処理中トランザクションとは、2つの監視間隔でアクティブなままの トランザクションで、大規模トランザクションとは、LARGEOPS条件を満たすトラ ンザクションです。 この時間間隔が経過すると、PowerExchangeは大規模トラン ザクションと長期処理中トランザクションを識別するメッセージを発行し、その 処理アクティビティをレポートします。 PowerExchangeは、変更ストリーム内の DBMOVER文 75 現在の位置を識別するメッセージも発行します。 有効な値は0~720です。値を0 にすると監視が無効になります。 デフォルトは5です。 PASSWORD=password オプション。データベースアクセスでUSERIDパラメータのユーザーIDとともに使 用されるクリアテキストパスワード。 このパラメータを指定する場合、USERIDパラメータも指定する必要があります。 ただし、EPWDパラメータは指定しないでください。 RSTRADV=seconds データソースに関連する変更がUOWに含まれないときに、PowerExchangeが登録済 みデータソースのリスタートトークンおよびシーケンストークンを送信する前に 待機する時間間隔(秒単位)。 待機インターバルを過ぎると、PowerExchangeは 次にコミットされた「空のUOW」を返します。これには更新されたリスタート情報 のみが含まれます。 0 - 86400の数値を入力します。デフォルトは指定されていません。 以下のいずれかのイベントが発生すると、PowerExchangeは待機インターバルを0 にリセットします。 ¨ PowerExchangeが関連する変更を含むUOWの処理を完了した。 ¨ PowerExchangeが関連する変更を受信しないまま待機インターバルを過ぎたた め、PowerExchangeが空のUOWを返した。 例えば、5と入力すると、PowerExchangeは最後のUOWの処理を完了した後、また は前の待機インターバルを過ぎた後、5秒待機します。 その後、PowerExchange は次にコミットされた空のUOW(更新された最近情報を含む)を返し、待機間隔を 0にリセットします。 RSTRADVを指定しないと、PowerExchangeが関連する変更を受信しないときに、 PowerExchangeは登録済みソースのリスタートトークンおよびシーケンストーク ンを送信しません。 PowerExchangeがウォームスタートすると、CDCに関連しな い変更を含むすべての変更をリスタートポイントから読み取ります。 注目: 値を0にすると、パフォーマンスが低下することがあります。 PowerExchangeは、登録済みソースに関連する変更を含むUOWのほか、登録済みソ ースに関連する変更を含まない各UOWに対してそれぞれ空のUOWも返します。 SPACEPRI={primary_space|2147483647} オプション。UOWスピルファイルを一時ファイルとして割り当てるために、 PowerExchangeが使用するディスク領域の容量(バイト単位)。 1 - 2147483647の数値を入力します。デフォルトは2147483647バイトです。 UDBSCHEMA=schema オプション。キャプチャ登録のスキーマ名をオーバーライドするスキーマ名。 UPDINT={seconds|600} オプション。パーティションのDB2ログレコードで仮想タイムスタンプ(VTS)を 検出した後、PowerExchangeキャプチャカタログテーブルに位置決定エントリを 76 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 書き込むまで、PowerExchangeが待機する必要のある最小の秒数。 位置決定エン トリにはログシーケンス番号(LSN)およびVTSが含まれ、DB2ログ内の場所を示 します。 1 - 2147483647の数値を入力します。デフォルトは600秒です。 注: PowerExchangeが位置決定エントリをキャプチャカタログテーブルに書き込 むには、その前にUPDRECパラメータで指定されている最小レコード数も満たされ ている必要があります。 UPDREC={records|1000} オプション。位置決定エントリをPowerExchangeキャプチャカタログテーブルに 書き込む前に、PowerExchangeがパーティション用に読み取る必要のあるDB2ログ レコードの最小数。 位置決定エントリは、LSNおよびVTSを含み、DB2ログ内の場 所を示します。 1 - 2147483647の数値を入力します。デフォルトは1000レコードです。 注: PowerExchangeが位置決定エントリをキャプチャカタログテーブルに書き込 むには、その前にUPDINTパラメータで指定されている最小待機期間も満たされて いる必要があります。 USERID=user_id オプション。SYSADMまたはDBADM権限を持つデータベースユーザーID。 このパラメータを指定する場合、PASSWORDパラメータまたはEPWDパラメータも指 定する必要もあります。 CAPI_CONNECTION - UOWC文 UOWC CAPI_CONNECTION文は、コンシューマAPI(consumer API:CAPI)がUOW Cleanserに 使用する名前付きパラメータセットを指定します。 一部のデータソースの変更ストリームでは、複数のUOWからの変更が混在します。 UOW Cleanserは、変更ストリームから読み取られたさまざまな変更を完全なUOWにまとめ、終了 時刻に基づいて時系列順に並べます。 オペレーティングシステム: i5/OS、Linux、UNIX、Windows、およびz/OS データソース: DB2 for i5/OS CDCソース、Oracle CDC with LogMinerソース、およびz/ OS CDCソース 関連した文: CAPI_CONNECTION - AS4J、CAPI_CONNECTION - LRAP、および CAPI_CONNECTION - ORCL 必須: 指定されたソースのCDCの場合、はい 構文: CAPI_CONNECTION=([DLLTRACE=trace_id] ,NAME=capi_connection_name [,TRACE=trace_name] ,TYPE=(UOWC ,CAPINAME=source_capi_name [,BLKSIZE=block_size] [,DATACLASS=data_class] [,LARGEOPS=number_of_operations] DBMOVER文 77 [,MEMCACHE={cache_size|1024}] [,MONITORINT={minutes|5}] [,RSTRADV=seconds] [,SPACEPRI={primary_space|50}] [,SPACETYP={BLK|TRK|CYL}] [,SPILLKEEP=number_of_spill_files] [,STORCLASS=storage_class] [,UNIT=unit] ) ) パラメータ: DLLTRACE=trace_id オプション。このCAPIに対して内部DLLトレースをアクティブにするTRACE文のユーザ ー定義の名前。 このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定し ます。 NAME=capi_connection_name 必須。このCAPI_CONNECTION文に対するユーザー定義の一意の名前。 最大長は英数字8文字です。 TRACE=trace_name オプション。共通のCAPIトレースをアクティブにするTRACE文のユーザー定義の名前。 このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定し ます。 TYPE=(UOWC, ... ) 必須。CAPI_CONNECTION文のタイプ。 UOW Cleanserの場合、この値はUOWCにする必要 があります。 CAPINAME=capi_name 必須。関連するソース固有のCAPI_CONNECTION文のNAMEパラメータの値。文のタ イプは次のいずれかになります。 ¨ AS4J CAPI_CONNECTION文(DB2 for i5/OSソースの場合) ¨ ORCL CAPI_CONNECTION文(Oracle CDC with LogMinerソースの場合) ¨ LRAP CAPI_CONNECTION文(z/OS上のデータソースの場合) BLKSIZE=block_size オプション。メモリキャッシュにUOWのすべての変更を保持できない場合にUOW Cleanserで作成される、シーケンシャルUOWスピルファイルのブロックサイズ (バイト単位)。 78 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 以下の表に、CDCソースタイプごとの有効な値を示します。 データソースタ イプ 有効な値 デフォルト値 DB2 for i5/OS 8 - 32760の数値 32760 Oracle 8 - 65535の数値 32768 z/OSデータソー ス 8 - 32760の数値 18452 DATACLASS=data_class オプション。z/OSでは、シーケンシャルUOWスピルファイルの割り当て時にUOW Cleanserが使用するSMSデータクラス。 このパラメータを指定しない場合、SMS ACSルーチンはデータクラスを割り当てることができます。 LARGEOPS=number of operations オプション。レポート目的で、PowerExchangeがトランザクションを大規模トラ ンザクションとして特定するためのデフォルト値をオーバーライドします。 大き なトランザクションと見なすトランザクションのDML操作(挿入、更新、および削 除)の数(単位は千)を入力します。 PowerExchangeは、この条件を満たす大規模トランザクションに対してステータ スメッセージを発行します。 PowerExchangeが多くのメッセージを発行しすぎる 場合、この値を引き上げて、メッセージの数を制限することができます。 有効な値は1~2147483です(1000~2,147,483,000の操作)。 デフォルト値は、 MEMCACHEの値の半分(千単位で繰り上げ)です。MEMCACHEのデフォルト値は 1024KBなため、LARGEOPSのデフォルト値は1000(1,000,000操作)になります。 MEMCACHE={cache_size|1024} オプション。PowerExchangeが完全なUOWを再構築するために割り当てる最大メモ リキャッシュサイズ(単位: キロバイト)です。 0 - 2147483647の数値を入力します。デフォルトは、1024KBです。0を入力する と、システム上の使用可能なメモリのみでメモリキャッシュサイズが制限されま す。 抽出セッションごとに、PowerExchangeは、UOWの終わりレコードを処理するま で、各UOWのすべての変更をメモリキャッシュに格納します。 PowerExchangeで は、このパラメータで指定される限度まで段階的にメモリキャッシュを割り当て ます。メモリキャッシュが小さすぎてUOWのすべての変更を保持できない場合、 PowerExchangeは、ディスク上のUOWスピルファイルというシーケンシャルファイ ルに変更を渡します。 UOWスピルファイルにはそれぞれUOWが1つずつ格納されます。 1つのUOWのすべて の変更を格納するために複数のUOWスピルファイルが必要なこともあります。 変 更ストリームに複数の大容量UOWがあり、メモリキャッシュが不足する場合、 PowerExchangeによって多数のUOWスピルファイルが作成されることがあります。 DBMOVER文 79 UOWスピルファイルを使用する必要がない方が、PowerExchangeでの変更ストリー ムの処理効率が高くなります。 UOWスピルファイルの数が多いと、抽出のパフォ ーマンスが低下し、ディスク領域が不足することがあります。 重要: 変更ストリームに含まれるUOWが小さな場合は、デフォルト値でおそらく十 分です。 ただし、多くの場合、デフォルト値では小さすぎるため、大きな値を指 定することをお勧めします。 PowerExchangeがUOWスピルファイルを割り当てる場所は、以下のように、オペレ ーティングシステムによって異なります。 ¨ i5/OSの場合、PowerExchangeはCRTPFコマンドを使用して、UOWスピルファイ ルの物理ファイルを作成します。 UOWスピルファイルの名前は、C/C++ tmpnam()関数を使用して指定されます。 ¨ LinuxおよびUNIXの場合、PowerExchangeは、デフォルトでUOWスピルファイル に現在のディレクトリを使用します。 別のディレクトリを使用するには、 TMPDIR環境変数を指定します。 UOWスピルファイルの名前は、プレフィックス 「dtlq」とオペレーティングシステムのtempnam関数を使用して指定されま す。 注: UOWスピルファイルは、PowerExchangeによって閉じられるときに削除さ れる一時ファイルです。 これらのファイルは開いている間、ディレクトリに は表示されません。 ¨ Windowsの場合、PowerExchangeは、UOWスピルファイルにデフォルトで現在の ディレクトリを使用します。 別のディレクトリを使用するには、TMP環境変数 を指定します。 UOWスピルファイルの名前は、プレフィックス「dtlq」と Windowsの_tempnam関数を使用して指定されます。 ¨ z/OSの場合、PowerExchangeは動的割り当てを使用して、UOWスピルファイル に対して一時データセットを割り当てます。 通常、SMSは一時データセットの 場所を制御します。 一時データセットの制御にSMSを使用しない場合、UNITパ ラメータがUOWスピルファイルの場所を制御します。 PowerExchangeがUOWス ピルファイルに一時データセットを割り当てるので、z/OSは、これらのファイ ルに、SYSyyddd.Thhmmss.RA000.jobnameで始まるシステム生成のデータセッ ト名を割り当てます。 警告: PowerExchangeは抽出操作ごとにキャッシュサイズを割り当てます。 大き いMEMCACHE値を使用し、多数の同時抽出セッションを実行すると、メモリ制約が 発生することがあります。 MONITORINT=minutes オプション。PowerExchangeが長期処理中トランザクションおよび大規模トラン ザクションのトランザクションアクティビティをチェックする時間間隔(分単 位)。 長期処理中トランザクションとは、2つの監視間隔でアクティブなままの トランザクションで、大規模トランザクションとは、LARGEOPS条件を満たすトラ ンザクションです。 この時間間隔が経過すると、PowerExchangeは大規模トラン ザクションと長期処理中トランザクションを識別するメッセージを発行し、その 処理アクティビティをレポートします。 PowerExchangeは、変更ストリーム内の 現在の位置を識別するメッセージも発行します。 有効な値は0~720です。値を0 にすると監視が無効になります。デフォルトは5です。 80 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル RSTRADV=seconds データソースに関連する変更がUOWに含まれないときに、PowerExchangeが登録済 みデータソースのリスタートトークンおよびシーケンストークンを送信する前に 待機する時間間隔(秒単位)。 待機インターバルを過ぎると、PowerExchangeは 次にコミットされた「空のUOW」を返します。これには更新されたリスタート情報 のみが含まれます。 0 - 86400の数値を入力します。デフォルトは指定されていません。 以下のいずれかのイベントが発生すると、PowerExchangeは待機インターバルを0 にリセットします。 ¨ PowerExchangeが関連する変更を含むUOWの処理を完了した。 ¨ PowerExchangeが関連する変更を受信しないまま待機インターバルを過ぎたた め、PowerExchangeが空のUOWを返した。 例えば、5と入力すると、PowerExchangeは最後のUOWの処理を完了した後、また は前の待機間隔を経過した後、5秒間待機します。 その後、PowerExchangeは次 にコミットされた空のUOW(更新された最近情報を含む)を返し、待機間隔を0に リセットします。 RSTRADVを指定しないと、PowerExchangeが関連する変更を受信しないときに、 PowerExchangeは登録済みソースのリスタートトークンおよびシーケンストーク ンを送信しません。 PowerExchangeがウォームスタートすると、CDCに関連しな い変更を含むすべての変更をリスタートポイントから読み取ります。 DB2 for i5/OSソースでは、i5/OSジャーナルレシーバからPowerExchangeが読み 取る変更レコードをコミットメント制御下で作成する場合に、このパラメータを 使用することをお勧めします。 コミットメント制御なしに変更レコードを作成す る場合は、このパラメータを指定できません。 注目: 値を0にすると、パフォーマンスが低下することがあります。 PowerExchangeは、登録済みソースに関連する変更を含むUOWのほか、登録済みソ ースに関連する変更を含まない各UOWに対してそれぞれ空のUOWも返します。 SPACEPRI={primary_space|50} オプション。z/OSでは、UOWスピルファイルの割り当てにUOW Cleanserが使用す るプライマリ領域の容量。 領域単位のタイプはSPACETYPパラメータで指定しま す。 1~16777215の数値を入力します。デフォルトは50ブロックです。 UOW Cleanserはセカンダリ領域を使用しません。 代わりに、スピルファイルが 一杯になると、UOW Cleanserは同じサイズの別のスピルファイルを割り当てま す。 SMS ACSルーチンは、UOWスピルファイルサイズを上書きできます。 注: i5/OSでは、UOW Cleanserは、SIZE(*NOMAX)の物理ファイルとしてUOWスピル ファイルを割り当てます。つまり、スピルファイルの最大サイズは、システムの 最大ファイルサイズによって決まります。 Linux、UNIX、およびWindowsでは、 PowerExchangeは、UOWスピルファイルをサイズが2 GBの一時ファイルとして割り 当てます。 DBMOVER文 81 SPACETYP={BLK|TRK|CYL} オプション。z/OSで、UOWスピルファイルを割り当てるUOW Cleanserのプライマ リ領域を表す単位のタイプ。 次のオプションがあります。 ¨ BLK。 ブロック。 ¨ CYL。シリンダです。 ¨ TRK。 トラック。 デフォルトはBLKです。 SPILLKEEP=number_of_spill_files オプション。UOW Cleanserで再割り当て用に保持するスピルファイルの数。スピ ルファイルを新しいトランザクションに再割り当てできるように、割り当て解除 せずに保持しておくことができます。この機能により、ファイルの割り当て解除 や割り当ての過度なアクティビティを抑えることができます。 有効な値は0~999です。z/OSおよびi5/OSでは、デフォルトは3です。Linux、 UNIX、およびWindowsでは、デフォルトは0です。 STORCLASS=storage_class オプション。z/OSで、UOW CleanserがUOWスピルファイルの割り当てに使用する SMSストレージクラス名。 UNIT=unit オプション。z/OSで、UOW CleanserがUOWスピルファイルの割り当てに使用する 汎用または特定の単位名。 CAPI_SRC_DFLT文 CAPI_SRC_DFLT文は、CAPI接続オーバーライドが指定されない場合に、特定のデータソース タイプにPowerExchangeがデフォルトで使用するCAPI_CONNECTION文を指定します。 オペレーティングシステム: すべて データソース: すべて 関連した文: CAPI_CONN_NAMEおよびCAPI_CONNECTION 必須: 不要 構文: CAPI_SRC_DFLT=(source_type ,capi_connection_name) パラメータ: 82 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル source_type 必須。以下のいずれかのオプションで示される、CDCソースタイプ。 オプション ソースタイプ ADA Adabasソース AS4 DB2 for i5/OSソース CAPX 継続抽出モードでデータを抽出し、PowerExchangeロッガ ー(Linux、UNIX、Windows用)またはPowerExchange Condenseを使用しているソース DB2 DB2 for z/OSソース DCM CA Datacomソース IDL CA IDMS/DBログベースCDCソース IML IMSログベースCDCソース IMS IMS同期CDCソース MSS Microsoft SQL Serverソース ORA Oracleソース UDB DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsソース VSAMまたはVSM VSAMソース capi_connection_name 必須。指定されたソースタイプのデフォルトとして使用するCAPI_CONNECTION文の一 意の名前。 この名前は、CAPI_SRC_DFLT source_typeと互換性のあるTYPE値を持つ、 CAPI_CONNECTION文のNAME値に一致する必要があります。 以下の表に、CAPI_SRC_DFLTオプションごとに、互換性のあるCAPI_CONNECTIONタイプ を示します。 CAPI_SRC_DFLTオプション CAPI_CONNECTION文タイプ AS4 UOWC CAPX CAPX ADA、DB2、DCM、IDL、IDM、 IML、IMS、VSAM、VSM UOWC DBMOVER文 83 CAPI_SRC_DFLTオプション CAPI_CONNECTION文タイプ ORA UOWC(PowerExchange Oracle CDC with LogMinerの場合) ORAD(PowerExchange Express CDC for Oracleの場合) MSS MSQL UDB UDB 使用上の注意: ¨ ソースタイプに複数のCAPI_CONNECTION文を定義した場合、CAPI_SRC_DFLT文を定義し て、そのソースタイプのデフォルトのCAPI_CONNECTIONを識別できます。 CAPI_SRC_DFLT文は、互換タイプのCAPI_CONNECTION文を指し示している必要がありま す。 ¨ オプションで、DBMOVERファイル内のすべてのCAPI_CONNECTION文から、全般的なデフォ ルト文を指定するCAPI_CONN_NAME文を定義できます。 ¨ デフォルトを指定する代わりに、またはデフォルトを指定した上に、以下のCAPI接続名 オーバーライドを使用して、CDCセッションまたはデータベース行テストの特定の CAPI_CONNECTION文を指し示すことができます。 - CDCセッションの場合、PWX CDCアプリケーション接続で[CAPI接続名オーバーライ ド]属性を使用します。 - PowerExchange Condenseの場合、CAPTPARMコンフィギュレーションファイルで CONN_OVRパラメータを使用します。 - PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)の場合、pwxccl.cfgコンフィギ ュレーションファイルでCONN_OVRパラメータを使用します。 - リスタートトークンを生成するDTLUAPPLユーティリティ操作の場合、DTLUAPPL制御文 でCONN_OVRパラメータを使用します。 - PowerExchange NavigatorでCAPXRTデータベース行のテストを行う場合は、[CAPXRT 詳細パラメータ]ダイアログボックスで[CAPI接続名]値を使用します。 リスタート トークンを生成するためにSQL文を追加する場合、CONNAMEパラメータを含めて、オー バーライドCAPI_CONNECTIONを指し示すことができます。 - PowerExchange ODBC接続の場合、odbc.iniファイルまたはSQLエスケープシーケンス オーバライドDTLCONNOVRでDTLCONN_OVRパラメータを使用します。 関連項目: ¨ 「コンシューマ API(consumer API:CAPI)接続文」 (ページ186) CAPT_PATH文 CAPT_PATH文は、CDCの制御ファイルを含んだLinux、UNIX、またはWindowsシステム上のデ ィレクトリへのパスを指定します。 オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows 84 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル データソース: Microsoft SQL Server、Oracle、DB2 for Linux、UNIX、およびWindows、 さらにオフロード処理を使用する場合はi5/OSまたはz/OS上のその他のデータソース 関連した文: CAPT_XTRA 必須: Linux、UNIX、およびWindowsでのCDCソースの場合、はい 構文: CAPT_PATH=path 値: path変数には、CDCの以下の制御ファイルを含んだローカルディレクトリへのパスを 入力します。 ¨ キャプチャ登録を含むCCTファイル。 ¨ ODBC接続を使用するPowerCenter抽出用のアプリケーション名を含んだCDEPファイル。 ¨ PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)のログファイルについての情報を 含むCDCTファイル。 このディレクトリは、これらのファイル専用に作成したディレクトリにすることも、別の ディレクトリにすることもできます。 これらのCDCオブジェクトをPowerExchangeコードから切り離すために、一意のディレクト リ名を使用することをお勧めします。 このようにすれば、別のPowerExchangeバージョン への移行が簡単になります。 デフォルトは、PowerExchangeのインストールディレクトリです。 使用上の注意: ¨ CCT、CDEP、およびCDCTファイルなどのPowerExchange C-ISAM制御ファイルは、ローカ ルディスク上に保存する必要があります。 これらのファイルをSANまたはNASストレー ジには置かないでください。 ¨ 抽出マップを含むディレクトリへのパスを指定するには、CAPT_XTRA文を使用します。 CAPT_XTRA文 CAPT_XTRA文は、CDCの抽出マップを格納したLinux、UNIX、またはWindowsシステム上のロ ーカルディレクトリへのパスを指定します。 オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows データソース: Microsoft SQL Server、Oracle、DB2 for Linux、UNIX、およびWindows 関連した文: CAPT_PATH 必須: Linux、UNIX、およびWindowsでのCDCソースの場合、はい 構文: CAPT_XTRA=path 値: path変数には、抽出マップを格納したローカルディレクトリへのパスを入力します。 このディレクトリは、抽出マップ専用に作成したディレクトリにすることも、別のディレ クトリにすることもできます。 デフォルトは、PowerExchangeのインストールディレクト リです。 DBMOVER文 85 使用上の注意: CDC用のCCTおよびCDEP制御ファイルを含むディレクトリを指定するには、 CAPT_PATH文を使用します。 CMDNODE文 CMDNODE文は、pwxcmdコマンドのターゲットであるPowerExchangeプロセスの接続情報を指 定します。 pwxcmdコマンドの発行元のLinux、UNIX、またはWindowsシステム上にあるdbmover.cfgフ ァイルに、CMDNODE文を含めます。 オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows 関連した文: SVCNODE 必須: 不要 構文: CMDNODE=(service_name ,{CONDENSE|LISTENER} ,host_name ,connect_port ) パラメータ: service_name 必須。pwxcmdコマンドを送る送信先のPowerExchangeプロセスのコマンド処理サービ スのユーザー定義名。 このPowerExchangeプロセスにpwxcmdコマンドを発行するとき に、このサービス名を使用します。 {CONDENSE|LISTENER} 必須。PowerExchangeサービスタイプ。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ CONDENSE。 PowerExchange CondenseまたはPowerExchangeロッガー(Linux、 UNIX、Windows用)。 ¨ LISTENER。 PowerExchange Listener。 デフォルト値は指定されていません。 host_name 必須。コマンドを送る送信先のターゲットシステムのホスト名またはIPアドレス。 connect_port 必須。PowerExchangeプロセスのコマンド処理サービスがpwxcmdコマンドをリスンす るポート番号。 このポート番号は、対応するSVCNODE文のポート番号と一致する必要 があります。 CODEPAGE文 CODEPAGE文は、オペレーティングシステム情報、データ、およびSQL文でのリテラル値に PowerExchangeで使用されるコードページを指定します。 86 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル オペレーティングシステム: すべて 関連した文: ADABASCODEPAGE、CONSOLE_CODEPAGE、DB2_BIN_CODEPAGE、DB2CODEPAGE、 DTLMSG_CODEPAGE、LOG_CODEPAGE、およびORACLECODEPAGE 必須: 不要 構文: CODEPAGE=(ctrl_cp ,data_cp ,SQL_cp) パラメータ: ctrl_cp 必須。プログラム名やファイル名などの、オペレーティングシステムオブジェクトの 制御コードページ識別子。 data_cp 必須。データのコードページを上書きするコードページ識別子。 例えば、Windowsの データをz/OSソースから抽出する場合、この値はこのデータについてz/OSコードペー ジを上書きします。 SQL_cp 必須。SQL文で使用されるリテラル値のコードページ識別子。 使用上の注意: ¨ CODEPAGE文を定義しない場合、PowerExchangeは、以下のようにオペレーティングシス テムのデフォルトのコードページを使用します。 オペレーティングシステム デフォルトのコードページ i5/OS IBM-037 Linux、UNIX、およびWindows ISO-8859 z/OS IBM-037 ¨ この文は、PowerExchange Navigatorに適用されません。通常、UTF-8コードページが 使用されます。 ¨ z/OS Installation Assistantでは、[全般的なパラメータ]ページの[詳細パラメー タ]をクリックすると、CODEPAGE_CONTROL、CODEPAGE_DATA、およびCODEPAGE_SQLパラ メータを定義できます。 CODEPAGE_CONTROLパラメータは、CODEPAGE文の最初のパラメータ、すなわち ctrl_cpに 対応します。 CODEPAGE_DATAパラメータは、CODEPAGE文の2番目のパラメータ、すなわち data_cpに対 応します。 CODEPAGE_SQLパラメータは、CODEPAGE文の3番目のパラメータ、すなわち SQL_cpに対応 します。 DBMOVER文 87 関連項目: ¨ 「PowerExchangeのグローバル化」 (ページ309) COLON文 COLON文は、時刻フィールドとタイムスタンプのフィールドの時間値の区切り文字として、 PowerExchangeで使用される文字を定義します。 オペレーティングシステム: すべて 必須: 不要 構文: COLON={delimiter|:} 値: delimiter変数には、任意の文字を入力します。 デフォルトはコロン(:)です。 例えば、デフォルト値を受け入れた場合、PowerExchangeは以下の形式で時刻フィールドを 書き込みます。 HH:MM:SS COMPRESS文 COMPRESS文は、PowerExchangeが独自の圧縮ルーチンを使用して、ネットワークを介して転 送されるデータを圧縮するかどうかを制御します。 オペレーティングシステム: すべて 必須: 不要 構文: COMPRESS={N|Y} 有効な値: ¨ N。 PowerExchange Listenerはデータを圧縮しません。 ¨ Y。PowerExchange Listenerは、ネットワークに送信するソースシステム上のデータを 圧縮し、ターゲットシステム上のデータを解凍します。 デフォルトはYです。 CONSOLE_CODEPAGE文 CONSOLE_CODEPAGE文は、メッセージテキストをコンソールに表示するために PowerExchangeで使用されるコードページを指定します。 オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows 関連した文: CODEPAGE 必須: No 構文: CONSOLE_CODEPAGE=code_page 88 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 値: code_page変数には、コードページ識別子を入力します。 例えば、オペレーティング システムのロケールが日本語文字を使用するコンソールコードページを指定するには、以 下の文を定義します。 CONSOLE_CODEPAGE=CP943 デフォルトは、制御コードページです。 LinuxおよびUNIXでは、コンソールエミュレータ により、コードページUTF-16LEのデータであると見なされます。 Windowsでは、ユーザー の国際化対応設定から派生したOSロケールがオペレーティングシステムで使用されます。 CONSOLE_TRACE文 CONSOLE_TRACE文は、PowerExchangeがTRACE文からのメッセージをPowerExchangeメッセー ジログファイルに書き込むだけでなく、z/OSのDTLOUTデータセットまたはi5/OSのQPRINT出 力に書き込むかどうかを制御します。 オペレーティングシステム: i5/OSおよびz/OS 必須: No 構文: CONSOLE_TRACE={N|Y} 有効な値: ¨ N。PowerExchangeは、TRACE文からのメッセージをPowerExchangeメッセージログファ イルに書き込みます。 ¨ Y。 PowerExchangeは、TRACE文からのメッセージをPowerExchangeメッセージログファ イルに書き込みます。 z/OSでは、PowerExchangeはこれらのメッセージをDTLOUT(リダ イレクトstdout)データセットにも書き込みます。 i5/OSでは、PowerExchangeは、メ ッセージをPowerExchange ListenerのQPRINT出力にも書き込みます。 デフォルトはNです。 CONVCHAR文 CONVCHAR文は、PowerExchangeが、バルクデータ移動読み取り操作中に検出したCHARカラ ムおよびVARCHARカラムの変換エラーを処理する方法を制御します。 データソース: すべて 必須: No 構文: CONVCHAR=(replacement_character [,{replacement_option|NULL}] [,maximum_length] [,{ERROR|NOERROR}] ) パラメータ: replacement_character 必須。変換エラーが生じたCHARカラムおよびVARCHARカラムのデータを置き換えるため に、PowerExchangeで使用される文字。 DBMOVER文 89 {replacement_option |NULL} オプション。変換エラーの生じたNull可能なカラムのデータを置き換えるために、 PowerExchangeで使用されるものを制御します。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ NULL。デフォルトで、PowerExchangeは、Null可能なカラムのデータをNullに置き 換えます。 ¨ REPLACE。 PowerExchangeは、Null可能なカラムのコンテンツを置換文字に置き換 えます。 デフォルトはNULLです。 maximum_length オプション。変換エラーが生じたカラムのコンテンツを置き換えるために、 PowerExchangeで使用する置換文字の最大数。 {ERROR|NOERROR} オプション。PowerExchangeが、変換エラーの生じたカラムを致命的なエラーとして扱 うかどうかを制御します。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ ERROR。デフォルトで、PowerExchangeは、カラムの変換エラーを致命的なエラー として扱い、データ移動操作を終了します。 PowerExchangeは、PWX-000144エラーメッセージをPowerExchangeメッセージログ に書き込みます。ここには、PowerExchangeで変換エラーが検出されたカラム名お よび行番号が記されます。 ¨ NOERROR。 PowerExchangeは、変換エラーの生じたカラム内のデータを置換文字に 置き換えて、継続します。 PowerExchangeは、PWX-00142メッセージを、PowerExchangeメッセージログに書き 込みます。ここには、検出された変換エラーの数が記されます。 デフォルトはERRORです。 CPX_DIR文 CPX_DIR文は、PowerExchangeがDB2 for i5/OS CDCソースの抽出マップを保存する、i5/OS 上のライブラリの名前を指定します。 オペレーティングシステム: i5/OS データソース: DB2 for i5/OS CDC 必須: No 構文: CPX_DIR=library 値: library変数には、PowerExchangeがDB2 for i5/OS CDCソースの抽出マップを保存す る、i5/OSライブラリの名前を入力します。 デフォルトはCPXLIBです。 90 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 使用上の注意: PowerExchangeインストール中にCRTPWXENVコマンドを実行すると、 PowerExchangeはこのライブラリを作成し、ライブラリの名前をDBMOVER構成メンバに含め ます。 名前は、CRTPWXENVコマンドのCPXLIBパラメータに基づきます。 CREDENTIALS_CASE文 CREDENTIALS_CASE文は、オペレーティングシステムのユーザーIDおよびパスワードに PowerExchangeで使用される文字の大文字/小文字の区別を制御します。 オペレーティングシステム: すべて 必須: No 構文: CREDENTIALS_CASE={A|D|S] 有効な値: ¨ A。 z/OSまたはi5/OSでは、PowerExchangeは、以下のようにユーザーIDおよびパスワ ードを処理し、オペレーティングシステムに渡して認証を行います。 1. PowerExchangeはユーザーIDを大文字に変換します。 2. PowerExchangeは、大文字と小文字が混在したパスワードを処理するようにオペレ ーティングシステムが設定されているかどうかを確認します。 ¨設定されていれば、PowerExchangeは、ユーザーIDを大文字で、パスワードを入 力時の大文字/小文字のままで、オペレーティングシステムに渡して認証を行い ます。 ¨設定されていない場合、PowerExchangeはパスワードを大文字に変換し、ユーザ ーIDとパスワードをオペレーティングシステムに渡して認証を行います。 Linux、UNIX、またはWindowsでは、PowerExchangeは、入力時の大文字/小文字のまま でユーザーIDとパスワードをオペレーティングシステムに渡して認証を行います。 ¨ D。i5/OSまたはz/OSでは、PowerExchangeは、ユーザーIDおよびパスワードを大文字に 変換してから、オペレーティングシステムに渡して認証を行います。 Linux、UNIX、またはWindowsでは、PowerExchangeは、入力時の大文字/小文字のまま でユーザーIDとパスワードをオペレーティングシステムに渡して認証を行います。 ¨ S。 i5/OSまたはz/OSでは、PowerExchangeは、ユーザーIDを大文字に変換し、パスワ ードは入力時の大文字/小文字のままにします。 続いて、ユーザーIDとパスワードをオ ペレーティングシステムに渡して認証を行います。 Linux、UNIX、またはWindowsでは、PowerExchangeは、入力時の大文字/小文字のまま でユーザーIDとパスワードをオペレーティングシステムに渡して認証を行います。 デフォルトはDです。 DATAMAP_SERVER文 DATAMAP_SERVER文は、データマップを格納するファイルへのアクセス要求に対してサーバ ーとしての役割を果たすPowerExchange Listenerのノード名を指定します。 DBMOVER文 91 この文は、複数のPowerExchange Listenersが稼動しておりデータマップファイルでオー プンおよびクローズ要求を頻繁に行う環境でオーバーヘッドを削減するために使用しま す。 オペレーティングシステム: z/OS 関連した文: DM_SUBTASKおよびNODE 必須: No 構文: DATAMAP_SERVER=node_name 値: node_name変数には、DATAMAPSデータセットにアクセスするPowerExchange Listener を示すDBMOVERメンバのNODE文からのノード名を入力します。 一般に、データマップサーバーとして1つのPowerExchange Listenerを指定します。 指定 するには、データマップサーバーに接続するPowerExchange ListenerのDBMOVERメンバ内 で、DATAMAP_SERVER文を定義します。 使用上の注意: ¨ 同じDATAMAPSデータセットを共有する2つ以上のPowerExchange Listenerがある場合、 最初に開始したPowerExchange Listenerをデータマップサーバーとして使用するように PowerExchangeを設定できます。 同じDATAMAPSデータセットを共有する3つ以上の PowerExchange Listenerがある場合は、そのいずれかをデータマップサーバーとして指 定する必要があります。 PowerExchange Listenerをデータマップサーバーとして使用するには、PowerExchange ListenerごとにDBMOVERメンバ内で以下の文を設定します。 - DATAMAP_SERVER文で、他のPowerExchange Listenerのノード名を指定します。 - DM_SUBTASK文にYと指定します。 最初に開始したPowerExchange Listenerがデータマップサーバーになり、他の PowerExchange Listenerはそこからデータマップにアクセスします。 PowerExchange は、PowerExchangeメッセージログファイルに以下のメッセージを書き込みます。 - PWX-02804メッセージ。書き込み先は、データマップサーバーとしての役割を果たす PowerExchange ListenerのPowerExchangeメッセージログファイル。 - PWX-02800およびPWX-02805メッセージ。書き込み先は、データマップサーバーとして の役割を果たしていないPowerExchange ListenerのPowerExchangeメッセージログフ ァイル。 PWX-02805メッセージは、データマップサーバーであるPowerExchange Listenerのノード名、IPアドレス、およびポート番号を示します。 ¨ DM_SUBTASK=Yも指定し、PowerExchange ListenerがDATAMAPSデータセットに排他的ロ ックを保持する場合、DATAMAP_SERVER= node_nameと入力して、IMS同期ECCRやNetport ジョブなどの他のタスクが、データセットにアクセスできるようにします。 この設定 を行わないと、タスクは失敗します。 あるいは、データマップキャッシュを使用します。 パフォーマンスを高め、 PowerExchange Listenerデータマップサーバーが停止した場合に起こる可能性のあるア クセス問題を防止するために、このアプローチをお勧めします。 データマップキャッ シュを実装するには、DM_SUBTASK=RおよびDMXCACHE_MAX_MEMORY_MB=20と指定します。 このように設定すると、PowerExchange Listenerは読み取り専用モードでデータセット を開き、他のタスクはデータセットにアクセスできます。 92 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル DATERANGE文 データチェックで定義されたデータマップの場合、DATERANGE文は、DATEおよびTIMESTAMP フィールドのデータを検証するためにPowerExchangeで使用される年範囲を指定します。 オペレーティングシステム: すべて 必須: No 構文: DATERANGE=({start_year|1800} ,{end_year|2200}) パラメータ: {start_year|1800} 必須。データチェックで定義されたデータマップの場合に、DATEフィールドおよび TIMESTAMPフィールドの日付範囲における開始年としてPowerExchangeで使用される 年。 デフォルトは1800です。 {end_year|2200} 必須。データチェックで定義されたデータマップの場合に、DATEフィールドおよび TIMESTAMPフィールドの日付範囲における終了年としてPowerExchangeで使用される 年。 この値は、開始年に指定した値以上にする必要があります。 デフォルトは2200 です。 使用上の注意: PowerExchangeは、DATERANGE文で指定された範囲から外れたデータ値 を、無効な値として扱います。 PowerExchange Navigatorの[データチェック]タブで は、日付フィールドで有効でないデータを検出したときに、PowerExchangeが実行するアク ションを選択できます。 デフォルトで、PowerExchangeは、PWX-02152メッセージおよび PWX-02153メッセージをPowerExchangeメッセージログに書き込み、データ抽出操作を停止 します。 DB2_BIN_AS_CHAR文 DB2_BIN_AS_CHAR文は、FOR BIT DATA句で定義されたCHARカラムおよびVARCHARカラム内の データを、PowerExchangeが文字データと見なすかどうかを制御します。 間違ってCCSID 65535が割り当てられた文字データを上書きするには、DB2_BIN_CODEPAGE 文と一緒にこの文を使用します。 オペレーティングシステム: i5/OS データソース: DB2 for i5/OS 関連した文: DB2_BIN_CODEPAGE 必須: No 構文: DB2_BIN_AS_CHAR={N|Y} DBMOVER文 93 有効な値: ¨ N。FOR BIT DATA句で定義されたCHARカラムおよびVARCHARカラム内のデータはバイナリ データです。 PowerExchangeは、バイナリデータのコードページ変換を実行しません。 ¨ Y。 FOR BIT DATA句で定義されたCHARカラムおよびVARCHARカラム内のデータは文字デ ータです。 デフォルトはNです。 DB2_BIN_CODEPAGE文 DB2_BIN_CODEPAGE文は、DB2_BIN_AS_CHAR文にYと指定した場合に、FOR BIT DATA句で定義 されたカラム内の文字データを処理するためにPowerExchangeで使用されるシングルバイト およびマルチバイトCCSID値を定義します。 間違ってCCSID 65535が割り当てられた文字データを上書きするには、DB2_BIN_AS_CHAR文 と一緒にこの文を使用します。 オペレーティングシステム: i5/OS データソース: DB2 for i5/OS 関連した文: DB2_BIN_AS_CHAR 必須: No 構文: DB2_BIN_CODEPAGE=(sbcs_ccsid ,dbcs_ccsid ) パラメータ: sbcs_ccsid 必須。シングルバイトデータのCCSI値。 有効な値は1~65534です。 dbcs_ccsid 必須。マルチバイトデータのCCSI値。 有効な値は1~65534です。 例: 以下の文は、日本語データのCCSID値を定義します。 DB2_BIN_CODEPAGE=(8482,1390) DB2_ERRORFILE文 DB2_ERRORFILE文は、PowerExchangeがDB2バルクデータ移動操作に使用する、ユーザーが カスタマイズしたSQLエラーファイルの名前を指定します。 オペレーティングシステム: すべて データソース: DB2 必須: No 94 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 構文: DB2_ERRORFILE=file_name 値: file_name変数には、PowerExchangeでリカバリ可能か致命的として扱うようにする SQLエラーコードを含んだファイルまたはメンバの名前を入力します。 file_nameのコンテンツは、以下のように、DB2が稼働しているオペレーティングシステム に応じて異なります。 ¨ i5/OS。 ライブラリおよびファイル、オプションでメンバを指定します。 ¨ z/OS。 シーケンシャルまたはPDSおよびメンバを指定します。 ¨ Linux、UNIX、およびWindows。 パスおよびファイル名を指定します。 i5/OSまたはz/OSで、ファイルまたはメンバ名を含める場合、ファイルまたはメンバ名を二 重引用符(“)で囲みます。 使用上の注意: 以下の表に、PowerExchangeに用意されているサンプルのエラーアクショ ンファイルを示します。 データソース エラーファイルの例 DB2 for z/OS RUNLIBでのDB2ERRメンバ DB2 for i5/OS datalib/CFGでのDB2ERRメンバ DB2 for Linux、UNIX、およ びWindows PowerExchangeインストールディレクトリ内の db2err.act DB2CODEPAGE文 DB2CODEPAGE文は、指定されたDB2サブシステムからバルクデータを処理するために PowerExchangeで使用される、シングルバイト、ミックス、およびグラフィックCCSID値を 定義します。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: DB2 for z/OS 必須: No 構文: DB2CODEPAGE=(db2_subsystem ,EBCDIC_CCSID=({sbcs_ccsid|37} ,{graphic_ccsid|37} ,{mixed_ccsid|37}) [,ASCII_CCSID=(sbcs_ccsid ,graphic_ccsid ,mixed_ccsid)] [,UNICODE_CCSID=({sbcs_ccsid|367} ,{graphic_ccsid|1200} ,{mixed_ccsid|1208})] [,MIXED={N|Y}] ) パラメータ: DBMOVER文 95 db2_subsystem 必須。DB2サブシステム識別子。 EBCDIC_CCSID=({ sbcs_ccsid|37},{graphic_ccsid|37},{mixed_ccsid|37}) 必須。EBCDICシングルバイト、グラフィック、およびミックスCCSID値。 有効な値は1~65534です。 すべてのサブパラメータのデフォルトは、CODEPAGE文の2つ目の(つまり、 data_cp) パラメータです。このCODEPAGE文のデフォルトは37です。 注: データが物理的にASCIIまたはUnicodeコードページで格納されていても、DB2は EBCDICコードページでPowerExchangeにデータを配布します。 DB2 V8以降のリリース では、DB2カタログテーブルはCCSID 1208のUTF-8で格納されます。 これは、 UNICODE_CCSID mixed_ccsidコードページ値からEBCDIC_CCSID mixed_ccsidコードペ ージ値まで再マップされます。 シングルバイトのシステムでは、シングルバイトコードページを3回繰り返して EBCDIC_CCSIDパラメータを定義します( EBCDIC_CCSID=(1047,1047,1047)など)。または、 次の例に示すように65534をMIXED=Nとともに使用します。 DB2CODEPAGE=(D91G,EBCDIC_CCSID=(1047,65534,65534),MIXED=N) この例では、PowerExchangeはシングルバイトEBCDICコードページを前提としていま す。 ASCII_CCSID=( sbcs_ccsid,graphic_ccsid,mixed_ccsid) オプション。ASCIIシングルバイト、グラフィック、およびミックスCCSID値。 有効な値は1~65534です。 ASCIIデータが存在しない場合、このパラメータを省略します。 UNICODE_CCSID=({ sbcs_ccsid|367},{graphic_ccsid|1200},{mixed_ccsid|1208}) オプション。Unicodeシングルバイト、グラフィック、およびミックスCCSID値。 有効な値は1~65534です。 デフォルトは、それぞれ367、1200、および1208です。 通常、デフォルト値を変更す る必要はありません。 注: DB2 V8以降のリリースでは、DB2カタログテーブルはCCSID 1208のUTF-8で格納 されます。 MIXED={N|Y} オプション。ASCIIおよびEBCDIC文字列にミックスおよびグラフィックデータを含めら れるかどうかを制御します。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ N。ASCIIおよびEBCDIC文字列には、SBCS文字とDBCS文字を混在させられません。 ¨ Y。 ASCIIおよびEBCDIC文字列には、SBCS文字とDBCS文字を混在させられます。 デフォルトはNです。 96 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 重要: DB2CODEPAGE文が存在しないDB2サブシステムにPowerExchange Listenerが接 続されている場合、PowerExchangeはPowerExchange Listenerのコードページを使用 します。 使用上の注意: ¨ DB2CODEPAGE文を定義する場合、サブシステムIDおよびEBCDIC_CCSIDパラメータを指定 する必要があります。 ¨ DB2CODEPAGE文に定義する値は、アプリケーションプログラミングデフォルトパネル、 DSNTIPF上のDB2サブシステムに対して指定した値に一致する必要があります。 DB2内の グラフィックまたはミックスCCSIDに特定の値を指定しなかった場合、DB2CODEPAGE文の パラメータに65534を指定します。 次の表に、DSNTIPFパネルおよびDSNHDECPロードモジュールでのDB2設定オプションに対 応したDB2CODEPAGEパラメータを示します。 DB2CODEPAGEパラメ ータ DSNTIPFフィール ド DSNHDECPパラメータ EBCDIC_CCSID EBCDIC CCSID SCCSID(シングルバイト)、 MCCSID(ミックス)、GCCSID (グラフィック) ASCII_CCSID ASCII CCSID ASCCSID(シングルバイト)、 AMCCSID(ミックス)、 AGCCSID(グラフィック) UNICODE_CCSID UNICODE CCSID USCCSID(シングルバイト)、 UMCCSID(ミックス)、 UGCCSID(グラフィック) MIXED MIXED DATA MIXED CCSID値とその意味に関する詳細については、IBMの『 DB2 for z/OS Installation Guide』(DB2バージョン用)を参照します。 ¨ z/OS Installation Assistantで[DB2パラメータ]ページの[詳細パラメータ]をク リックすると、DB2CODEPAGE文の関連パラメータに対応する以下のパラメータを定義で きます。 ¨DB2CODEPAGE_ASCII_DBCS_CCSID ¨DB2CODEPAGE_ASCII_MIXED_CCSID ¨DB2CODEPAGE_ASCII_SBCS_CCSID ¨DB2CODEPAGE_EBCDIC_DBCS_CCSID ¨DB2CODEPAGE_EBCDIC_MIXED_CCSID ¨DB2CODEPAGE_EBCDIC_SBCS_CCSID ¨DB2CODEPAGE_MIXED ¨DB2CODEPAGE_UNICODE_DBCS_CCSID ¨DB2CODEPAGE_UNICODE_MIXED_CCSID DBMOVER文 97 ¨DB2CODEPAGE_UNICODE_SBCS_CCSID DB2DEF_ENCODING文 DB2DEF_ENCODING文は、DB2データマップを作成するときに、エンコードスキーマのないDB2 カラムにPowerExchangeが割り当てるデフォルトのエンコードスキーマを定義します。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: DB2 for z/OS 必須: No 構文: DB2DEF_ENCODING={A|E|U} 有効な値: ¨ A。 ASCIIエンコード。 ¨ E。EBCDICエンコード。 ¨ U。 Unicodeエンコード。 デフォルトはEです。 使用上の注意: アプリケーションプログラミングデフォルトパネル、DSNTIPFのDEF ENCODING SCHEMEフィールドで、DB2に対して定義したものと同じエンコードを指定しま す。 DB2ID文 DB2ID文は、指定されたDB2サブシステムからのバルクデータの処理にPowerExchangeで使用 される、DB2プランおよびPowerExchangeアクセス方式モジュールを定義します。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: DB2 for z/OS 関連した文: DB2PLAN 必須: No 構文: DB2ID=(db2_subsystem [,plan] [,{module_name|DTLAMDB2}] ) パラメータ: db2_subsystem 必須。DB2サブシステム識別子。 プラン オプション。PowerExchangeバルクデータ移動操作用のDB2プラン名。 デフォルトは、 DB2PLAN文からの値です。 98 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル module_name オプション。PowerExchange DB2のアクセス方式ロードモジュール名。 次のいずれか のオプションを入力します。 ¨ DEFAULT。 デフォルトのDB2アクセス方式ロードモジュール、DTLAMDB2。 ¨ DTLAMDB2。互換モードで稼働しているDB2バージョン8サブシステムの場合、 PowerExchangeは一度に1行のデータを読み書きします。 ¨ DTLAMV8F。 DB2バージョン8の新機能モードまたはこれ以降のサブシステムの場 合、PowerExchangeは、DB2複数行のFETCH文およびINSERT SQL文を使用して、一度 に複数行のデータを処理します。 デフォルトはDTLAMDB2です。 使用上の注意: ¨ DBMOVERメンバで最大25個のDB2ID文を指定します。 ¨ システムで複数のDB2バージョンを使用する場合、PowerExchangeがアクセスするサブシ ステムごとにDB2ID文を指定します。 ¨ DB2サブシステム内のテーブルに対してDB2バルクデータオフロード処理を使用するに は、そのDB2サブシステムに対してDB2ID文をコード化し、DTLAMV8Fアクセス方式モジュ ールを指定する必要があります。 推奨値: DB2バージョン8新機能モードまたはこれ以降のサブシステムでのバルクデータ移 動のパフォーマンスを最適にするには、PowerExchange ListenerがアクセスするDB2サブ システムごとにDB2ID文を定義し、DTLAMV8Fアクセス方式モジュールを指定します。 DB2PLAN文 DB2PLAN文は、PowerExchangeがバルクデータ移動処理に使用するDB2プランを定義しま す。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: DB2 ror z/OS 関連した文: DB2ID 必須: No 構文: DB2PLAN={plan|DTLPLvrm} 値: plan変数には、PowerExchangeバルクデータ移動操作用のDB2プラン名を入力しま す。 デフォルトはDTLPL vrmです。ここで、vrmは、PowerExchangeのバージョン、リリー ス、および変更レベルを表す数値です。 例えばPowerExchange 8.6.1の場合、 vrm値は861 です。 PowerExchange 9.5.0の場合は、 vrmは950です。 使用上の注意: ¨ PowerExchangeは、DB2PLAN文からのプラン名を使用して、DB2ID文で定義されていない DB2サブシステム、またはDB2ID文でプラン名が指定されていないDB2サブシステムにア クセスします。 異なるDB2サブシステムでPowerExchangeの一意のプラン名を使用する 場合、DB2ID文でサブシステムとその一意のプラン名を定義します。 DBMOVER文 99 ¨ インストールプロセス中、PowerExchangeは、z/OS Installation Assistantで指定し たプラン名を使用して、DBMOVERメンバとXIDDB210バインドジョブをカスタマイズしま す。 DECPOINT文 DECPOINT文は、整数以外の数値を含むフィールドで小数点文字としてPowerExchangeで使用 される文字を定義します。 データソース: すべて 必須: No 構文: DECPOINT={”character”|.} 値: character変数には、単一の文字を二重引用符で囲んで入力します。 デフォルトはピ リオド(.) 文字です。 例: デフォルトであるピリオド(.) 文字を使用する場合、PowerExchangeは以下の形式 で整数以外の数値を書き込みます。 129.95 DEFAULTCHAR文 DEFAULTCHAR文は、有効でない非リレーショナルデータソース内の文字を置き換えるために PowerExchangeで使用される文字を定義します。 データソース: 非リレーショナル 必須: No 構文: DEFAULTCHAR={“character”|*} 値: character変数には、単一の文字を二重引用符で囲んで入力します。 デフォルトは、 アスタリスク(*)文字です。 DEFAULTDATE文 DEFAULTDATE文は、日付フィールドの欠落したコンポーネントを置き換えるために PowerExchangeで使用される数値日付文字列を定義します。 データソース: すべて 必須: No 構文: DEFAULTDATE={yyyymmdd|19800101} 値: yyyymmdd変数には、1~8文字の数値文字列を入力します。 デフォルトは19800101で す。 100 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル DISABLE_PARTITIONS文 DISABLE_PARTITIONS文は、PowerExchangeがバルクデータ移動操作でソースデータのパー ティション化を無効にするかどうかを制御します。 オペレーティングシステム: すべて データソース: オフロードしたDB2アンロード、シーケンシャル、およびVSAMデータセット 必須: No 構文: DISABLE_PARTITIONS={N|Y} 有効な値: ¨ N。ソースデータのパーティション化を有効にします。 オフロードしたDB2アンロー ド、VSAM、およびシーケンシャルデータソースでは、各パーティションに同じSQLオー バーライドを指定するか、SQLオーバーライドを指定しない場合、PowerExchangeは一度 ソースデータを読み取り、パーティションにデータを配分します。 パーティション化を無効にしてソースデータを複数回読み取る具体的な理由がない限 り、DISABLE_PARTITIONS文にデフォルトのNを使用します。 ¨ Y。 オフロードしたDB2アンロード、シーケンシャル、およびVSAMデータセットに対し て、ソースデータのパーティション化を無効にします。9.0以前のPowerExchangeリリー スではこれがデフォルトの動作になります。各パーティションに同じSQLオーバーライ ドを指定するか、SQLオーバーライドを指定しない場合、PowerExchangeはソースデータ を一度ではなく複数回読み取ります。 [ワーカースレッド]接続属性を0より大きな値 に設定した場合、PowerExchangeはセッションに複数のワーカースレッドを使用しま す。 デフォルトはNです。 使用上の注意: 9.0以前のPowerExchangeリリースから9.0以降にアップグレードしたとき に既存の動作を保持するには、DISABLE_PARTITIONS文を使用します。 この文は、特別な場 合に後方互換性を確保します。 詳細については、『 PowerExchangeインストールとアップ グレードガイド』を参照してください。 DISP文 DISP文は、DISP情報を指定していない場合、z/OS上でターゲットデータセットを動的に割 り当てるときにPowerExchangeで使用される、ステータス、通常処理、および異常処理を指 定します。 DISP文のパラメータおよびオプションは、JCL DD文のDISPパラメータでのオプションと同 じです。 オペレーティングシステム: z/OS 関連した文: BS、LRECL、RECFM、RELEASE、SPACE、UNIT、およびVOLSER 必須: No 構文: DISP=(status [,normal_disp] DBMOVER文 101 [,abnormal_disp] ) パラメータ: ステータス 必須。データセットステータス。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ M。MOD。 ¨ N。 NEW。 ¨ O。 OLD。 ¨ S。SHR。 デフォルトはSです。 normal_disp オプション。データセットの通常終了処理。 次のいずれかのオプションを入力しま す。 ¨ C。CATLG。 ¨ D。 DELETE。 ¨ K。KEEP。 ¨ P。 PASS。 デフォルトはKです。 abnormal_disp オプション。データセットの異常終了処理。 次のいずれかのオプションを入力しま す。 ¨ C。CATLG。 ¨ D。 DELETE。 ¨ K。KEEP。 ¨ P。 PASS。 ¨ U。 UNCATLG。 デフォルトはKです。 DM_RESOURCE文 DM_RESOURCE文は、DATAMAPSデータセットへのアクセスを制御する、PowerExchange固有の リソースプロファイルを作成するときにPowerExchangeで使用されるサフィックスを指定し ます。 オペレーティングシステム: z/OS 関連した文: DM_SUBTASK、RACF_CLASS、およびSECURITY 必須: No 構文: DM_RESOURCE={resource_name|DATASET} 102 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 値: resource_name 変数には、PowerExchange固有のリソースプロファイルを作成するため にPowerExchangeで DTL.DATAMAP.に付加されるサフィックスを入力します。 デフォルトは DATASETです。 使用上の注意: ¨ デフォルトで、PowerExchangeは、FACILITYクラスのDTL.DATAMAP.DATASETリソースプ ロファイルを確認します。 DM_RESOURCE文およびRACF_CLASS文で他の値を指定した場 合、プロファイル名とクラスは異なることがあります。 ¨ DATAMAPSデータセットへのアクセス権限を与えるには、以下のタスクを実行します。 1. DM_SUBTASK文にYと指定します。 2. SECURITY文の最初のパラメータに2を指定します。 3. セキュリティシステムでリソースプロファイルを作成します。 4. z/OSで、データマップを読み書きするすべてのユーザーに、リソースプロファイル へのアクセス権限を与えます。 関連項目: ¨ 「データマップのセキュリティ 」 (ページ246) DM_SUBTASK文 DM_SUBTASK文は、PowerExchange Listenerが、データマップを格納したファイルにアクセ スする方法を制御します。 この文は、複数のPowerExchange Listenersが稼動しておりデータマップファイルでオー プンおよびクローズ要求を頻繁に行う環境でオーバーヘッドを削減するために使用しま す。 オペレーティングシステム: z/OS 関連した文: DATAMAP_SERVER、DM_RESOURCE、DMXCACHE_DELETEECSA、 DMXCACHE_MAX_MEMORY_MB、DMXCACHE_MULTIPLEJOBS、RACF_CLASS、およびSECURITY 必須: No 構文: DM_SUBTASK={N|R|Y} 有効な値: ¨ N。 PowerExchangeは、必要に応じて、PowerExchange ListenerサブタスクでDATAMAPS データセットを開いたり閉じます。 ¨ R。 データマップの読み取りパフォーマンスを高めるために、PowerExchange Listener は、DATAMAPSデータセットを読み取りモードで開くサブタスクを開始します。 データ マップの挿入および削除で処理またはパフォーマンスの変更は起こりません。 Rオプションは、Nオプションよりも高速ですが、Yオプションより低速です。 DBMOVER文 103 ¨ Y。 単一のPowerExchangeサブタスクが、DATAMAPSデータセットを所有し開きます。 他 のサブタスクはすべて、データマップサブタスクを使用して、データマップにアクセス します。 DATAMAPSデータセットは、PowerExchange Listenerがシャットダウンするま で開いたままです。 リソースの使用率を減らし、PowerExchange Listenerのパフォーマンスを高めるには、 Yと入力します。 PowerExchangeは、要求ごとにデータセットを開けて閉じるのではな く、PowerExchange Listenerアドレス空間が有効な間に一度DATAMAPSデータセットを 開きます。 Yと入力し、DATAMAP_SERVER文も定義した場合、PowerExchangeはPowerExchange Listenerをデータマップサーバーに指定します。 デフォルトはNです。 使用上の注意: ¨ DM_SUBTASK=Yと指定し、さらにSECURITY文の最初のパラメータに2と指定した場合、 PowerExchangeは、このリソースプロファイルをチェックしてDATAMAPSデータセットへ のアクセスを許可するかどうかを判断します。 この場合、セキュリティシステムでリ ソースプロファイルをコード化して、z/OS上のデータマップを読み書きするすべてのユ ーザーにアクセスを許可する必要があります。 デフォルトで、PowerExchangeは、FACILITYクラスのDTL.DATAMAP.DATASETリソースプ ロファイルを確認します。 DM_RESOURCE文およびRACF_CLASS文で他の値を指定した場 合、プロファイル名とクラスは異なることがあります。 ¨ DM_SUBTASK=Yと指定し、PowerExchange ListenerがDATAMAPSデータセットに排他的ロ ックを保持する場合も、DATAMAP_SERVER= node_nameと入力して、IMS同期ECCRや Netportジョブなどの他のタスクがデータセットにアクセスできるようにします。 この 設定を行わないと、タスクは失敗します。 あるいは、データマップキャッシュを使用します。 パフォーマンスを高め、 PowerExchange Listenerデータマップサーバーが停止した場合に起こる可能性のあるア クセス問題を防止するために、このアプローチをお勧めします。 データマップキャッ シュを実装するには、DM_SUBTASK=RおよびDMXCACHE_MAX_MEMORY_MB=20と指定します。 このように設定すると、PowerExchange Listenerは読み取り専用モードでデータセット を開き、他のタスクはデータセットにアクセスできます。 関連項目: ¨ 「データマップのセキュリティ 」 (ページ246) DMXCACHE_DELETEECSA文 DMXCACHE_DELETEECSA文は、データマップのキャッシュを複数ジョブモードで実行してお り、使用カウントがゼロ以外のファイルがECSAメモリに存在しない場合に、PowerExchange がECSAメモリを解放するかどうかを指定します。 オペレーティングシステム: z/OS 関連した文: DM_SUBTASK、DMXCACHE_MAX_MEMORY_MB、およびDMXCACHE_MULTIPLEJOBS 必須: No 104 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 構文: DMXCACHE_DELETEECSA={N|Y} 有効な値: ¨ N。 PowerExchangeはECSAメモリを解放しません。共有メモリの割り当ては複雑なタス クで、4096バイトのメモリは少量なので、デフォルト値のNを受け入れてECSAメモリを 永続的に保持することができます。 ¨ Y。 PowerExchangeは、データマップのキャッシュを複数ジョブモードで実行してお り、使用カウントがゼロ以外のファイルがECSAメモリに存在しない場合に、ECSAメモリ を解放します。 データマップのキャッシュを複数ジョブモードで実行するには、 DMXCACHE_MULTIPLEJOBS文をYに設定します。 デフォルトはNです。 DMXCACHE_MAX_MEMORY_MB文 DMXCACHE_MAX_MEMORY_MB文は、PowerExchangeのデータマップのキャッシュを有効にし て、データマップのキャッシュの最大サイズをMB単位で設定します。 オペレーティングシステム: z/OS 関連した文: DM_SUBTASK、DMXCACHE_DELETEECSA、およびDMXCACHE_MULTIPLEJOBS 必須: No 構文: DMXCACHE_MAX_MEMORY_MB={cache_size|0} 有効な値: cache_size変数には、データマップのキャッシュの最大サイズをMB単位で入力 します。有効な値は、0~4095です。 データマップのキャッシュを有効にするには、0より 大きい値を入力する必要があります。 デフォルト値(0)を受け入れる場合、 PowerExchangeはデータマップのキャッシュを使用しません。 デフォルトは0です。 注: JCLのDTLLSTの手順で指定したREGIONのサイズがPowerExchange Listenerジョブを実 行できる十分な大きさであることを確認します。例えば、DMXCACHE_MAX_MEMORY_MB=20と 定義する場合は、REGIONのサイズを20 MB増やすことが必要になる可能性があります。 DMXCACHE_MULTIPLEJOBS文 DMXCACHE_MULTIPLEJOBS文は、PowerExchangeのデータマップのキャッシュを複数ジョブモ ードで実行するか単一ジョブモードで実行するかを指定します。 オペレーティングシステム: z/OS 関連した文: DM_SUBTASK、DMXCACHE_DELETEECSA、およびDMXCACHE_MAX_MEMORY_MB 必須: No 構文: DMXCACHE_MULTIPLEJOBS={N|Y} DBMOVER文 105 有効な値: ¨ N。 PowerExchangeはデータマップのキャッシュを単一ジョブモードで実行します。 ¨ Y。 PowerExchangeはデータマップのキャッシュを複数ジョブモードで実行します。 デフォルトはNです。 単一ジョブモード: PowerExchangeでは、以前に読み取ったデータマップのコピーが ジョブレベルメモリに保持されます。その後のデータマップの読み取り時に、データマッ プがジョブレベルメモリから取得されるため、データマップKSDSファイルをキューに入れ て開き、ポイントして読み取ってから閉じる操作のオーバーヘッドがなくなります。 PowerExchangeでは、データマップに関する情報の保持にESCAメモリは使用されません。 データマップが変更または削除されると、キャッシュ内のそのデータマップのコピーが削 除されます。データマップが変更された場合、データマップは実際に使用されるまでキャ ッシュに再度追加されません。 単一ジョブモードでは、PowerExchange Listenerジョブがデータマップファイルを更新す る唯一のジョブであり、データマップのキャッシュは古くならないため、単一ジョブモー ドは複数ジョブモードよりも効率的です。したがって、複数ジョブモードのようにキャッ シュを完全に消去する必要はありません。 複数ジョブモード: 複数ジョブモードでは、以前に読み取ったデータマップのコピーが ジョブレベルメモリに保持されます。また、PowerExchange Listenerの起動時に、 PowerExchangeでは、データマップKSDSファイルの名前とその最終更新のタイムスタンプを 保持するための4096バイトのECSAメモリが動的に割り当てられます。PowerExchangeは、こ の情報を使用して、データマップのキャッシュが古いために消去する必要があるかどうか を判断します。 その後のデータマップの読み取り時に、データマップがジョブレベルメモリから取得され るため、データマップKSDSファイルをキューに入れて開き、ポイントして読み取ってから 閉じる操作のオーバーヘッドがなくなります。 データマップが変更または削除されると、次の処理が実行されます。 ¨ ECSAメモリで、データマップKSDSファイルに対する最終更新のタイムスタンプが変更さ れます。 ¨ 別のタスクがデータマップにアクセスしようとしたときに、PowerExchangeは、ECSAメ モリでのタイムスタンプとデータマップのキャッシュのタイムスタンプを比較して、キ ャッシュが古いかどうかを判断します。キャッシュが古い場合は消去され、必要なデー タマップがディスクから読み取られてキャッシュに追加されます。 PowerExchange Listenerを閉じたときに、次の条件に当てはまる場合は、ECSAメモリが解 放されます。 ¨ DBMOVERコンフィギュレーションファイルでDMXCACHE_DELETEECSA文がYに設定されてい る。 ¨ 使用カウントがゼロ以外のファイルがECSAメモリに存在しない。 データマップのキャッシュを複数ジョブモードで実行する場合は、必要に応じて、PWXUDMX ユーティリティを使用してECSAメモリを管理できます。ユーティリティの詳細について は、『PowerExchange ユーティリティガイド 』を参照してください。 106 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル DMX_DIR文 DMX_DIR文は、PowerExchangeでデータマップの読み取りおよび格納に使用される場所を指 定します。 オペレーティングシステム: すべて 必須: No 構文: DMX_DIR=location 値: location変数には、オペレーティングシステムに応じて、以下のいずれかの値を入力 します。 ¨ i5/OS。 データマップのライブラリ名。 最大長は10文字です。 デフォルトはSTDATAMAPSです。 ¨ Linux、UNIX、およびWindows。 データマップを含んだ完全修飾パス。 最大長は512文 字です。 LinuxおよびUNIXでは、デフォルトは/datamapsです。 Windowsでは、デフォルトは\datamapsです。 ¨ z/OS。 DATAMAPSデータセットを示す、JCLからのDD文の名前。 最大長は8文字です。 デフォルトはDATAMAPです。 DTLMSG_CODEPAGE文 DTLMSG_CODEPAGE文は、どのバージョンのPowerExchangeメッセージファイルを使用するか を示すコードページ識別子を指定します。 データソース: すべて 必須: No 構文: DTLMSG_CODEPAGE={code_page|UTF-16LE} 値: code_page変数には、コードページ識別子を入力します。 デフォルトはUTF-16LEで す。 例: UTF-16LEバージョンのメッセージファイルを使用するには、デフォルト値を受け入れ るか、以下の文を定義します。 DTLMSG_CODEPAGE=UTF-16LE PowerExchangeは、UTF-16LEバージョンのメッセージファイル、dtlmsg.txtを使用しま す。 ローカライズされた日本語メッセージファイルを使用するには、以下の文を定義します。 DTLMSG_CODEPAGE=CP943 PowerExchangeは、マルチバイトバージョンのメッセージファイル、dtlmsg_SHIFTJIS.txtを使用します。 DBMOVER文 107 ENABLE_AUTOCOMMIT文 ENABLE_AUTOCOMMIT文は、PowerExchangeで、バルクデータ移動セッション中にデータバッ ファが一杯になるたびに、データをターゲットにコミットするかどうかを制御します。 オペレーティングシステム: すべて 必須: 不要 構文: ENABLE_AUTOCOMMIT={N|Y} 有効な値: ¨ N。PowerExchangeは、バルクデータ移動セッション中、コミット間隔ごとにのみターゲ ットにデータをコミットします。 ¨ Y。 PowerExchangeは、データバッファが一杯になったとき、またはセッションプロパ ティで定義されたコミット間隔に達したときのどちらかが先に起きるたびに、ターゲッ トにデータをコミットします。 セッションのデータバッファサイズを設定するには、 [設定オブジェクト]タブの[詳細]設定で、[デフォルトのバッファブロックサイ ズ]セッションプロパティを定義します。 デフォルトはNです。 注意: 可能な場合はこの文を使用しません。 ENABLE_AUTOCOMMIT=Yと定義すると、 PowerCenterセッションの標準的なコミットおよびロールバックの動作が変更されます。 この文の代わりに、以下のいずれかの方法を使用して、バルクデータ移動セッション中の メモリ不足エラーを回避します。 ¨ [コミット間隔]セッションプロパティを減らす。 ¨ 表示されたエラーメッセージに基づいて、データベースを調整する。 ENCRYPT文 ENCRYPT文は、データの移動時にPowerExchangeで暗号化を使用するかどうかを制御しま す。 内部独自の暗号化方式以外に、PowerExchangeは、DESおよびRSAセキュリティRC2暗 号化をサポートします。 オペレーティングシステム: IBM System zでのLinuxを除くすべて 関連した文: ENCRYPTLEVELおよびSSL 必須: No 構文: ENCRYPT={DES|N|RC2|Y} 有効な値: ¨ DES。 PowerExchangeでは、DES(Digital Encryption Standard)アルゴリズムを使用 してデータを暗号化します。 ENCRYPTLEVEL文をコード化して暗号化レベルを指定する 必要があります。 ¨ N。 PowerExchangeはデータを暗号化しません。 108 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル ¨ RC2。 PowerExchangeは、RSAセキュリティRC2アルゴリズムを使用してデータを暗号化 します。 ENCRYPTLEVEL文をコード化して暗号化レベルを指定する必要があります。 ¨ Y。 PowerExchangeは、内部独自の暗号化方式を使用してデータを暗号化します。 デフォルトはNです。 使用上の注意: データを暗号化するには、いずれかのENCRYPT文オプションではなく Secure Sockets Layer(SSL)認証を使用することをお勧めします。 関連項目: ¨ 「Secure Sockets Layerのサポート」 (ページ261) ENCRYPTLEVEL文 ENCRYPTLEVEL文は、DESまたはRSAセキュリティRC2暗号化を選択した場合に使用する暗号化 レベルを指定します。 暗号化レベルにより暗号化キーの長さが決まります。 ENCRYPT文にDESまたはRC2を入力した場合、ENCRYPTLEVEL文を含める必要があります。 オペレーティングシステム: IBM System zでのLinuxを除くすべて 関連した文: ENCRYPT 必須: DESまたはRC2暗号化を使用する場合、はい 構文: ENCRYPTLEVEL={1|2|3} 有効な値: ¨ 1. DESとRC2のどちらにも56ビット暗号化キーを使用します。 ¨ 2. 以下のいずれかの暗号化キーを使用します。 - DESの場合、168ビットTriple DES暗号化キー。 - RC2の場合、64ビット暗号化キー。 ¨ 3. 以下のいずれかの暗号化キーを使用します。 - DESの場合、168ビットTriple DES暗号化キー。 - RC2の場合、128ビット暗号化キー。 デフォルトは1です。 ENQMAJORNAME文 ENQMAJORNAME文は、PowerExchangeデータセットおよびリソースをロックするために PowerExchangeが発行するENQマクロのメジャー名を指定します。 オペレーティングシステム: z/OS 関連した文: ENQSYSTEMS 必須: No DBMOVER文 109 構文: ENQMAJORNAME={major_name|DETAIL} 値: major_name変数には、PowerExchangeメッセージログ、キャプチャ登録、DB2バルク ロード操作など、PowerExchangeのデータセットおよびリソースをロックするために、 PowerExchangeが発行するENQマクロのメジャー名を入力します。 デフォルトはDETAILで す。 使用上の注意: ¨ デフォルトでは、PowerExchangeが発行するENQマクロのスコープはSYSTEMです。つまり PowerExchangeは、単一のシステム内のデータセットをロックします。 PowerExchange が発行するENQマクロのスコープをSYSTEMに変更するには、ENQSYSTEMS文に対してYと指 定します。 ¨ データセットロックの場合、PowerExchangeは、データセット名をENQマクロでのマイナ ー名として使用します。 ¨ リソースロックの場合、PowerExchangeは、リソースに関連したマイナー名を使用しま す。 以下の表に、PowerExchangeでリソースの保護に使用されるマイナー名を一覧表示 します。 ENQマイナー名 使用説明 DTLAMCPR キャプチャ登録操作。 DTLCACDC CDCT操作。 DTLDB2 DB2 LOADユーティリティ操作。 DTLILCAT CA IDMS/DBログベースCDCのログカタログへの更新。 DTLLOG 標準的なPowerExchangeメッセージログ、DTLLOGへの更 新。 ENQSYSTEMS文 ENQSYSTEMS文は、PowerExchangeのデータセットおよびリソースをロックするために発行 するENQマクロのSYSTEMまたはSYSTEMSのスコープをPowerExchangeで使用するかどうかを 制御します。 オペレーティングシステム: z/OS 関連した文: ENQMAJORNAME 必須: No 構文: ENQSYSTEMS={N|Y} 有効な値: ¨ N。PowerExchangeは、ENQマクロでSYSTEMのスコープを使用します。これにより、ENQ が発行されるシステムが保護されます。 110 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル ¨ Y。 PowerExchangeは、ENQマクロでSYSTEMSのスコープを使用します。 マルチシステ ム保護にこれらのエンキューを与えるには、GRSや同様の製品を使用して、他のシステ ムにそれらをプロパゲートする必要があります。 警告: ENQSYSTEMS文でYと指定し、すべて同じメジャー名を使用する他のz/OSシステム にエンキューをプロパゲートする場合、PowerExchangeの一部のリソースに対する競合 が発生する可能性があります。 デフォルトはNです。 使用上の注意: デフォルトで、PowerExchangeは、DETAILのメジャー名を使用します。 メジャー名を変更するには、ENQMAJORNAME文を使用します。 ERRROWNOTFOUND文 ERRROWNOTFOUND文は、PowerExchangeが、存在しない行に対するUPDATE操作またはDELETE 操作に対して、エラーを生成するか生成しないかを指定します。 ターゲットシステム上のDBMOVERコンフィギュレーションファイルにERRROWNOTFOUND文を含 めます。 データソース: すべて 必須: No 構文: ERRROWNOTFOUND={N|Y} 有効な値: ¨ N。PowerExchangeはエラーを生成しません。 ¨ Y。 PowerExchangeは、エラーを生成し、エラーカウントを1つ増やし、エラーが発生し たレコードを拒否ファイルに書き込みます。 デフォルトはNです。 使用上の注意: この文は、フォールトトレランスを持つ非同期書き込みモードでのみ有効 です。 このモードを使用するには、PWXPC接続属性で[書き込みモード]値を[フォール トトレランスを持つ非同期]に設定します。 EXT_CP_SUPPT文 EXT_CP_SUPPT文は、シングルバイトのスタティックコードページ内の文字変換を制御しま す。 PowerExchangeがシングルバイトのスタティックコードページ内でスペース文字の16進数値 より小さい値の文字を変換するかどうかを制御します。 スペース文字は、ASCIIコードペ ージではX'20'で、EBCDICコードページではX'40'です。 オペレーティングシステム: すべて 必須: No 構文: EXT_CP_SUPPT={N|Y} DBMOVER文 111 有効な値: ¨ N。PowerExchangeは、スペース文字の値より小さい値の文字を変換しません。 例え ば、PowerExchangeは、ソースのEBCDICコードページのX'25'文字を、ターゲットの ASCIIコードページでもX'25'のままにします。 ASCIIコードページでは、その意味が LINE FEEDからPERCENT SIGN (%)に変わります。 ¨ Y。PowerExchangeは、スペース文字の値より小さい値の文字をそのUnicodeの意味に変 換します。 例えば、PowerExchangeは、ソースのEBCDICコードページIBM-037の X'25'文字を、ターゲットのISO-8859コードページでX'0A'に変換します。 この文字の Unicode名はLINE FEED (LF)です。 デフォルトはNです。 使用上の注意: The EXT_CP_SUPPT文は、シングルバイトのコードページ内の小さな番号 に影響します。 これらのコードページには1~40の内部番号があり、名前は以下のとおり です。 ¨ HP-ROM8 ¨ IBM-037 ¨ IBM-273 ¨ IBM-277 ¨ IBM-278 ¨ IBM-280 ¨ IBM-284 ¨ IBM-285 ¨ IBM-297 ¨ IBM-424 ¨ IBM-500 ¨ IBM-870 ¨ IBM-1047 ¨ ISO-8859 ¨ MS-1250 ¨ PC-856 ¨ USRCP00 関連項目: ¨ 「PowerExchangeのグローバル化」 (ページ309) GDGLOCATE文 GDGLOCATEは、PowerExchangeが、LOCATEを使用して、世代別データセットの割り当て要求 に関する最新のカタログ情報を取得するように、動的割り当てに指示するかどうかを制御 します。 オペレーティングシステム: z/OS 112 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 関連した文: NETPORT、TAPEWAIT、およびWAITDSN 必須: No 構文: GDGLOCATE=Y 値: Yと入力します。PowerExchange Listenerは、最新のカタログ情報を使用して相対世 代を読み書きします。 PowerExchangeは、動的割り当て(SVC99)要求でS99FLAGS1にS99GDGNTビットを指定する ことにより、GDGの世代テーブルをリフレッシュします。 この場合、動的割り当ては、 LOCATEを使用して、最新のカタログ情報に基づいて相対世代番号を特定します。 使用上の注意: デフォルトでは、PowerExchange Listenerは、最初に世代別データセッ トを参照した後、世代テーブルをリフレッシュしません。PowerExchange Listenerが相対 世代番号を使用して世代別データセットにアクセスした後で行うGDGの相対世代のすべての 参照は、最初の参照中に存在した同じ絶対世代にアクセスします。 例えば、MY.GDGの相対世代0は、データセットMY.GDG.G0011V00に対応します。 初めて PowerExchange Listenerから相対世代0を参照したときに、PowerExchangeは絶対世代 G0011V00を読み取ります。 続いて新しい世代を作成すると、オペレーティングシステムが これにG0012V00の絶対世代番号を割り当てます。 その後、同じPowerExchange Listener から相対世代0を要求すると、PowerExchangeは引き続き絶対世代G0011V00を読み取りま す。 この例では、GDGLOCATEにYと指定した場合、G0011V00の代わりに相対世代0を要求し たときに、PowerExchangeは絶対世代G0012V00を読み取ります。 関連項目: ¨ 「世代別データセット用のNetportジョブの使用」 (ページ200) GSBUFSIZE文 GSBUFSIZE文は、デフォルトのバッファサイズが不十分なときに、PowerExchangeがデータ 行を処理するための最大内部バッファサイズを増やすことができるようにします。 この文 は、エラーメッセージPWX-00999が表示された場合に追加します。 オペレーティングシステム: すべて 必須: 不要 構文: GSBUFSIZE={buffer_size|32768} 値: buffer_size 変数には、最大内部バッファサイズをバイト単位で入力します。 この値 は、データソース内の最長行のサイズの2倍以上である必要があります。 有効な値は、 16384~8388608です。デフォルトは32768です。 使用上の注意: 通常は、デフォルト値で十分です。 以下のエラーメッセージが表示され た場合は、この文をデフォルトよりも大きな値を指定して追加します。 PWX-00999 Program logic error. Prog="DTLAMLGD". Line=290. P1="Group Source record too long". P2=bytes. このメッセージでは、P2の値がバッファサイズを超えた行の長さをレポートします。 GSBUFSIZE値がP2の値の2倍以上であることを確認してください。 DBMOVER文 113 ICUALIAS文 ICUALIAS文は、カスタムICUコードページを示すエイリアスを追加または削除します。 オペレーティングシステム: すべて 関連した文: ICUCNVPROPERTY、ICUCONVERTER、およびICUDATADIR 必須: No 構文: ICUALIAS=(CPN ,command [,alias] ) パラメータ: CPN 必須。エイリアスを追加する、またはエイリアスを削除するコードページスロット番 号。 有効な値は301~340です。 使用可能なコードページスロットを識別するには、ICUCHECKレポートを参照します。 command 必須。指定されたコードページスロット番号に適用されるコマンド。 次のいずれかの オプションを入力します。 ¨ ADD。 指定されたコードページスロット番号を示す指定されたエイリアスを追加し ます。 例えば、CPN 302を示すCP930のエイリアスを追加するには、以下の文を含めます。 ICUALIAS=(302,ADD,CP930) このコマンドにより、CCSID 930を含むDB2カラムはこのカスタムICUコードページ を使用します。 ¨ DELETE。 指定されたエイリアスを、指定されたコードページスロット番号から削 除します。 例えば、CP930エイリアスをCPN 206から削除するには、以下の文を含めます。 ICUALIAS=(206,DELETE,CP930) ¨ DELETEALL。 指定されたコードページスロット番号からすべてのエイリアスを削除 します。 DELETEALLコマンドは以下のパラメータだけを使用します。 ICUALIAS=(CPN,DELETEALL) 例えば、CPN 206から定義されたすべてのエイリアスを削除するには、以下の文を 含めます。 ICUALIAS=(206,DELETEALL) alias オプション。コードページの代替名。コードページの検索に使用できます。 DB2 CCSIDのエイリアスはcpで始まります。 最大長は30文字です。 114 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル ICUCNVPROPERTY文 ICUCNVPROPERTY文は、ICUコードページのカスタマイズしたプロパティを設定します。 注: ICUCNVPROPERTYパラメータを使用する状況はあまりありません。 オペレーティングシステム: すべて 関連した文: ICUALIAS、ICUCONVERTER、ICUDATADIR、およびUSE_TYPE1_FALLBACKS 必須: No 構文: ICUCNVPROPERTY=(CPN ,property ,value ) パラメータ: CPN 必須。プロパティを定義するコードページスロット番号。 有効な値は301~340です。 使用可能なコードページスロットを識別するには、ICUCHECKレポートを参照します。 property 必須。次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ ASCII。 0~9およびA~Zの文字が、例えばコードページUS_ASCIIの7ビットのASCII 値に一致することを示します。 以下に例を示します。 ICUCNVPROPERTY=(301,ASCII,ON) ¨ BUFFER_INCREMENT。 PowerExchangeは、コードページに変換するときに、バッフ ァに追加バイトを割り当てます。 このプロパティに数値を入力します。 以下に例を示します。 ICUCNVPROPERTY=(301,BUFFER_INCREMENT,8) ¨ EBCDIC。 0~9およびA~Zの文字が、例えばコードページIBM-37の標準EBCDIC値に 一致することを示します。 以下に例を示します。 ICUCNVPROPERTY=(301,EBCDIC,ON) ¨ FIX_MIN_LENGTH。 ダブルバイトコードページに変換するときに、ICU処理は先頭 のバイナリゼロを切り捨てます。 PowerExchangeは、すべての文字を正しい最小長 で作成し、必要に応じて先頭のバイナリゼロを挿入します。 コードページの表示では、このプロパティを使用します。 以下に例を示します。 ICUCNVPROPERTY=(301,FIX_MIN_LENGTH,ON) ¨ IBM420_END_OF_WORD_SPACES。 語句を終了する特定のIBM420文字の後にスペース を追加します。 以下に例を示します。 ICUCNVPROPERTY=(301,IBM420_END_OF_WORD_SPACES,ON) ¨ LOWERCASE_NONSTANDARD。 z/OSでは、4つの日本語コードページには、コードペー ジIBM-37が使用する標準EBCDIC値に一致しないa~zの小文字が含まれます。 DBMOVER文 115 これらのコードページでは、PowerExchangeがSQLをz/OSコードページに変換する 前に、クライアントプログラムがSQLを大文字に変換します。 CP930はこのプロパ ティを使用します。 以下に例を示します。 ICUCNVPROPERTY=(301,LOWERCASE_NONSTANDARD,ON) ¨ POWERCENTER_NAME。 コードページのPowerCenter名を定義します。 名前は、 Workflow Managerの定義リレーショナルソースページのリスト内のエントリに一致 する必要があります。 Windowsでは、ODBCでICUコードページを使用するには、コードページの PowerCenter名を定義します。 以下に例を示します。 ICUCNVPROPERTY=(301,POWERCENTER_NAME,"IBM EBCDIC Japanese") ¨ REVERSE_EBCDIC_DIGITS。 F0、F1、F2、F3、F4、F5、F6、F7、F8、F9という連続 したバイトシーケンスを逆にします。 以下に例を示します。 ICUCNVPROPERTY=(301,REVERSE_EBCDIC_DIGITS,ON) ¨ SQL_PARSABLE。 不変のSQL文字がASCIIまたはEBCDICタイプの標準値に一致する必 要があることを示します。 このプロパティを使用して、SELECT、FROM、または WHEREなどのリテラルを検索する前に、ODBCレイヤがSQLを変換する必要があるかど うかを決定します。 以下に例を示します。 ICUCNVPROPERTY=(301,SQL_PARSABLE,ON) ¨ STATE_BYTES。 PowerExchangeは、コードページに変換するときに、バッファに追 加の2バイトを割り当てます。 以下に例を示します。 ICUCNVPROPERTY=(301,STATE_BYTES,ON) ¨ UNKNOWN_ENDIANNESS。 コードページの整数の格納順序はシステムに応じて異なる ことを示します。 以下に例を示します。 ICUCNVPROPERTY=(301,UNKNOWN_ENDIANNESS,ON) 一部の状況で、システムは正しいコードページを決定できます。 例えば、Windows でUTF-16からUTF-16LEに切り替えます。 ただし、通常、このようなコードページ は回避します。 ¨ UNSHAPE_ARABIC。 IBM420 “shaped”文字から派生したUnicode文字を、Windows 1256の文字に変換します。 0xFE70~0xFEF4のUnicode文字を0x62 xx文字に変換し ます。 0xFEF5~0xFEFCのLAM ALEFリガチャ文字をUnicode 0x0644文字および他の 文字に変換します。 以下に例を示します。 ICUCNVPROPERTY=(301,UNSHAPE_ARABIC,ON) ¨ USE_TYPE1_FALLBACKS。指定されたコードページに対して、タイプ1のフォールバ ックマッピングを有効にします。 116 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 以下に例を示します。 ICUCNVPROPERTY=(242,USE_TYPE1_FALLBACKS,ON) デフォルトはOFFです。 すべてのコードページに対してタイプ1のフォールバックマッピングを有効にする には、USE_TYPE1_FALLBACKS DBMOVER文を使用します。 注: 有効でないプロパティを指定した場合、エラーメッセージに有効なプロパティの リストが表示されます。 value 必須。以下のようなプロパティの値。 ¨ バイナリプロパティの場合、ONまたはOFFです。 新しいカスタマICUコードページの場合、デフォルトはOFFです。 ¨ BUFFER_INCREMENTの場合、数値。 新しいカスタマICUコードページの場合、デフォルトは0です。 ICUCONVERTER文 ICUCONVERTER文は、ICUコードページに対して、コードページコンバータを追加したり、削 除します。 オペレーティングシステム: すべて 関連した文: ICUALIAS、ICUCNVPROPERTY、およびICUDATADIR 必須: No 構文: ADDコマンドの場合: ICUCONVERTER=(CPN ,ADD ,code_page_name ,min_bytes ,max_bytes ,space_hex ) DELETEコマンドの場合: ICUCONVERTER=(CPN ,{DELETE|DELETEALL}) パラメータ: CPN 必須。コードページコンバータを追加または削除するコードページスロット番号。 有 効な値は301~340です。 使用可能なコードページスロットを識別するには、ICUCHECKレポートを参照します。 DBMOVER文 117 command 必須。指定されたコードページスロット番号に適用されるコマンド。 次のいずれかの オプションを入力します。 ¨ ADD。 指定されたコードページコンバータを、指定されたコードページスロット番 号に追加します。 例えば、user_showa_01コードページをCPN 301に追加するに は、以下の文を含めます。 ICUCONVERTER=(301,ADD,user_showa_01,2,2,0000) すべての文字は2バイトです。 16進数のスペース文字は\X00\X00です。 ¨ DELETE。 指定されたコードページコンバータを指定されたコードページスロット 番号から削除します。 例えば、システムからコードページとそのすべてのエイリ アスを削除するには、以下の文を含めます。 ICUCONVERTER=(301,DELETE) DELETE文を含めた場合、代替カスタムICUコードページを追加するために、ADD文も 追加します。 ¨ DELETEALL。 すべてのコードページコンバータを、指定されたコードページスロッ ト番号から削除します。 DELETEALLコマンドは以下のパラメータを使用します。 ICUALIAS=(CPN,DELETEALL) 例えば、user_cp930コードページをCPN 302に追加するには、以下の文を含めま す。 ICUCONVERTER=(302,ADD,user_cp930,1,2,40) すべての文字が1バイトか2バイトを使用します。 16進数のスペース文字は\X40で す。 code_page_name ADDコマンドに必須です。 DELETEコマンドでは使用されません。 コードページコンバ ータの名前。 この名前は、CNVファイル名のコンポーネントでもあります。 min_bytes ADDコマンドに必須です。 DELETEコマンドでは使用されません。 各文字の最小バイト 数。 max_bytes ADDコマンドに必須です。 DELETEコマンドでは使用されません。 各文字の最大バイト 数。 space_hex ADDコマンドに必須です。 DELETEコマンドでは使用されません。 スペース文字を表す 16進数文字。 PowerExchangeは、初期化中に、UTF-16LEでこの文字を変換できること を確認します。 PowerExchangeは、この文字を、データが短いCHARカラムに付加しま す。 ICUDATADIR文 ICUDATADIR文は、makeconvが生成するバイナリCNVファイルのディレクトリの場所を定義し ます。 118 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル オペレーティングシステム: すべて 関連した文: ICUALIAS、ICUCNVPROPERTY、およびICUCONVERTER 必須: ICUCONVERTER ADD文を含める場合、はい 構文: ICUDATADIR=icudatadir 値: icudatadir変数には、makeconvが生成するバイナリCNVファイルのディレクトリの場 所を入力します。 z/OSを除くすべてのシステムでは、ディレクトリ名は大文字と小文字を 区別します。 例えば、Windowsでは、以下の文を定義することができます。 ICUDATADIR=c:\ucm\ShowaUcm 使用上の注意: ¨ ICUDATADIR文を指定する場合、PowerExchangeは、すべてのカスタムICUコードページ を開き、スペース文字をUTF-16LEに変換することによってこのコードページを検証しま す。 この検証は、以下のいずれかのイベントが発生した場合に失敗します。 - PowerExchangeがバイナリCNVファイルをロードできないことを示す、 U_FILE_ACCESS_ERRORエラーが発生した場合。 - PowerExchangeがスペース文字をUTF-16LEの文字に変換できない場合。 ¨ PowerCenter Integration ServiceからPowerExchangeに接続できない場合は、 PowerExchangeでPowerCenterで使用されるのと同じICUデータディレクトリが使用され る必要があり、CNVファイルをこのディレクトリにコピーする必要があります。 PowerCenter Integration Serviceは、PowerExchangeの接続とICUデータディレクトリ をローカリゼーション用のリソースがある場所に設定する前に、初期化する必要があり ます。 その結果、PowerExchangeはPowerCenterで使用されるのと同じICUデータディレクトリ を使用する必要があります。 ICUデータディレクトリを定義するには、以下の手順を実行します。 1. ICUDATADIR文がPowerCenterで使用されるのと同じICUデータディレクトリを参照 するように定義します。 このディレクトリは、 *.EN.resや*.JA.resのようなマスクが 設定されたICUリソースが含まれる server\binディレクトリです。 例えば、以下のようにICUDATADIR文を定義できます。 ICUDATADIR=C:\zeus\win32\install\server\bin 2. ICUデータディレクトリにCNVファイルをコピーします。 整数の格納順序に応じ て、CNVファイル名は lまたはbの文字が付加されたpmicudt32文字列で始まります。 例えば、ibm-937_P110-1999という名前のコンバータは、pmicudl32l_ibm-937_P110-1999.cnv またはpmicudl32b_ibm-937_P110-1999.cnvファイルにあります。 IMSID文 IMSID文は、IMSバルクデータ移動操作とIMSログベースCDCにPowerExchangeで使用される IMSサブシステム情報を定義します。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: IMS DBMOVER文 119 必須: IMSバルクデータ移動操作およびIMSログベースCDCの場合、はい 構文: IMSID=(ims_ssid ,dbdlib [,RECON=(recon1 [,recon2] [,recon3])] ) パラメータ: ims_ssid 必須。IMSサブシステムID(SSID)。 IMS ODBAデータマップを使用する場合、この値 はIMS SSIDに一致する必要があります。 PowerExchangeはこの値を使用して、指定さ れたIMSサブシステムに接続します。 IMS ODBAデータマップを使用しない場合、PowerExchangeは、 ims_ssid値を使用し て、PowerExchange Navigatorでの登録グループの値を一致させます。 dbdlib IMSログベースまたは同期CDCに必須。 IMSデータマップで指定されたDBDモジュール用 のDBDLIBデータセット。 有効な値は、1~8文字の英数字文字列です。 RECON=(recon1,[recon2],[recon3]) オプション。IMSログベースCDC用のRECONデータセット。 RECONをコード化する場 合、少なくとも1つのデータセット名をコード化する必要があります。 DBMOVERメンバ の別々の行で各データセット名をコード化できます。 使用上の注意: ¨ 最大10このIMSID文をDBMOVERメンバで指定できます。 ¨ IMSデータマップを作成する場合、PowerExchangeはIMSID文を使用しません。 ただし、 IMSID文のIMSサブシステムID値に一致するIMS SSID値をデータマップに指定します。 IMSバルクデータ移動操作を実行すると、PowerExchangeは、IMSデータマップ内のIMS SSID値に一致するIMSサブシステムIDを持つIMSID文を使用して、IMSデータベースの DBDLIBデータセットを特定します。 ¨ IMSログベースCDCの場合、PowerExchangeは、IMSソースの登録時に、IMSデータマップ 内のIMS SSID値に一致するIMSサブシステムIDを持つIMSID文を使用します。 JOBCLASS文 JOBCLASS文は、PowerExchangeがCA IDMS/DBメタデータとDB2 LOADユーティリティバッチ ジョブに使用するジョブクラスを指定します。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: CA IDMS/DBおよびDB2 for z/OS 必須: No 構文: JOBCLASS={class|A} 120 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル class変数には、CA IDMS/DBメタデータおよびDB2 LOADユーティリティバッチジョブ 値: のJOBカードのCLASSパラメータに、PowerExchangeが使用するジョブクラスを入力しま す。 有効な文字はアスタリスク(*)、A~Z、および0~9です。 デフォルトはAです。 LISTENER文 LISTENER文は、指定されたPowerExchange Listenerプロセスが作業要求をリスンするTCP/ IPポートを定義します。 DBMOVERコンフィギュレーションファイルには最大で10個のLISTENER文を定義できます。 z/OSのNetportジョブの場合、一意のポートでLISTENER文を定義し、そのポートを参照する NETPORTを定義します。 オプションで、SSL認証と、TCP/IPバッファサイズおよび待機時間を制御する追加パラメー タとを指定できます。 オペレーティングシステム: すべて 関連した文: Netportジョブの場合はNETPORT、SSL認証の場合はSSL 必須: No 構文: LISTENER=({listener_node|node1} ,TCPIP ,{port|2480} [,{send_bufsize|65536}] [,{receive_bufsize|65536}] [,{send_size|4096}] [,{receive_size|4096}] [,receive_timeout] [,ip_address] [,SSL] ) パラメータ: {listener_node |node1} 必須。PowerExchange ListenerプロセスがリスンするTCP/IPポートのノード名。 このノード名を使用して、以下のように、PowerExchange Listenerプロセスの開始時 にLISTENER文を選択します。 ¨ Linux、UNIX、およびWindowsでは、dtllstコマンドでリスナノード名を指定しま す。 ¨ i5/OSでは、SBMJOBまたはSTRREXPRCコマンドのPARMオプションでリスナノード名 を指定します。 ¨ z/OSでは、JCLのEXECカードのPARMフィールドでリスナノード名を指定します。 デフォルトはnode1です。 TCPIP 必須。通信プロトコル。 TCPIPが唯一の有効なオプションです。 DBMOVER文 121 {port|2480} 必須。作業要求をリスンするために使用されるTCP/IPポート。 有効な値は1~65535で す。デフォルトは2480です。 {send_bufsize|65536} オプション。TCP/IP送信バッファのデータ部分のサイズ(バイト単位)。 有効な値は 1024~1048576です。デフォルトは65536です。 {receive_bufsize |65536} オプション。TCP/IP受信バッファのデータ部分のサイズ(バイト単位)。 有効な値は 1024~1048576です。デフォルトは65536です。 {send_size|4096} オプション。PowerExchangeがTCP/IPに一度に送信するデータのブロックの最大サイ ズ(バイト単位)。 データがこのサイズを超えた場合、PowerExchangeは、すべての データが送信されるまで、複数のブロックにデータを分割します。 有効な値は512~ 1048576です。デフォルトは4096です。 ヒント: TCP/IP送信バッファサイズ以下である値を入力します。 {receive_size|4096} オプション。PowerExchangeがTCP/IPから1つの操作で処理するデータのブロックの最 大サイズ(バイト単位)。 データがこのサイズを超えた場合、PowerExchangeは、す べてのデータが受信されるまで、複数のブロックにデータを分割します。 有効な値は 512~1048576です。デフォルトは4096です。 ヒント: TCP/IP受信バッファサイズ以上である値を入力します。 receive_timeout オプション。長時間の待機が必要なときに、PowerExchangeが受信タイムアウト値とし て使用する秒数。 PowerExchangeは、この要求に対してのみこの値を使用します。 有効な値は1~14400です。 ip_address オプション。ソケットのバインド操作でPowerExchangeが使用するIPアドレス。 IPアドレスを指定しない場合、PowerExchangeがバインド操作でINADDR_ANYを使用し ます。これにより、TCP/IPは、ホスト上のすべてのネットワークインタフェースにバ インドします。 複数のネットワークインタフェースがあり、PowerExchange Listener が特定のインタフェースをリスンするポートを制限する場合に、このパラメータを使 用します。 SSL オプション。PowerExchangeが使用するSSL認証。 使用上の注意: PowerExchange Listenerサービスを作成する場合、次のようにLISTENER 文で定義するノード名を使用します。 ¨ Informatica AdministratorからListenerサービスを作成する場合、開始パラメータプ ロパティで指定するノード名値は、LISTENER文で定義するノード名に一致する必要があ ります。 122 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル ¨ infacmd pwx CreateListenerServiceコマンドからListenerサービスを作成する場合、 コマンドの-StartParametersオプションに指定するノード名値は、LISTENER文で定義す るノード名に一致する必要があります。 Listenerサービスを作成するときに、Service Managerは、ノード上のPowerExchange Listenerプロセスにそのサービスを関連付けます。 Listenerサービスの設定および作成の 詳細については、『Informatica管理者ガイド 』を参照します。 関連項目: ¨ 「NETPORT文」 (ページ130) ¨ 「Secure Sockets Layerのサポート」 (ページ261) LOADCTLFILE文 LOADCTLFILE文は、DB2 for z/OS LOADユーティリティバッチジョブの制御カードテンプレ ートメンバを含んだPDSデータセットを指定します。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: DB2 for z/OS 必須: No 構文: LOADCTLFILE={pds_name|A} 値: pds_name変数には、DB2 for z/OS LOADユーティリティバッチジョブの制御カードテ ンプレートメンバを含んだPDSデータセットを入力します。 PowerExchangeは、バルクロー ドを実行するシステムでこのデータセットを読み取ります。 デフォルトはAです。 使用上の注意: ¨ PowerExchangeをインストールすると、z/OS Installation Assistantにより、DBMOVER メンバのLOADCTLFILE文にRUNLIBデータセット名が含められます。 ¨ RUNLIBには、次のDB2 LOAD制御カードテンプレートメンバが用意されています。 - DB2LDCTL。 パーティション化されていないテーブル用の制御カードテンプレートの サンプル。 - DB2LDCTP。 パーティション化されているテーブル用の制御カードテンプレートのサ ンプル。 LOADJOBFILE文 LOADJOBFILE文は、DB2 for z/OS LOADユーティリティおよびCA IDMS/DBメタデータ取得バ ッチジョブのJCLテンプレートメンバを含んだPDSデータセットを指定します。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: CA IDMS/DBおよびDB2 for z/OS 関連した文: SUBMITTIMEOUT 必須: No DBMOVER文 123 構文: LOADJOBFILE={pds_name|A} 値: pds_name変数には、DB2 for z/OS LOADユーティリティおよびCA IDMS/DBメタデータ 取得バッチジョブのJCLテンプレートメンバを含んだPDSデータセットを入力します。 DB2 LOADユーティリティ操作の場合、PowerExchangeは、バルクロードを実行するシステムでこ のデータセットを読み取ります。 デフォルトはAです。 使用上の注意: ¨ PowerExchangeをインストールすると、z/OS Installation Assistantにより、DBMOVER メンバのLOADCTLFILE文にLOADJOBFILEデータセット名が含められます。 ¨ RUNLIBには、次のJCLテンプレートメンバが用意されています。 - DB2LDJCL。 パーティション化されていないテーブル用のDB2 LOADユーティリティジ ョブのJCLのサンプル。 - DB2LDJCP。 パーティション化されているテーブル用のDB2 LOADユーティリティジョブ のJCLのサンプル。 - IDMSMJCL。 CA IDMS/DBメタデータ取得のJCLのサンプル。 - IDMSMJCX。 サブスキーマロードモジュール用の一時ロードライブラリを作成する、 CA IDMS/DBメタデータ取得のJCLのサンプル。 ¨ デフォルトでは、PowerExchange Listenerは、生成されたジョブが開始するまで60秒間 待機します。 SUBMITTIMEOUT文を定義することによって、このタイムアウト期間を増や すことができます。 バッチジョブがタイムアウト期間内に開始しない場合、 PowerExchangeはジョブをタイムアウトし、PowerExchange Listenerのタスクを停止 し、PWX-00426メッセージをPowerExchangeメッセージログに書き込みます。 LOG_CODEPAGE文 LOG_CODEPAGE文は、PowerExchangeがメッセージをログファイルに書き込むために使用す るコードページを指定します。 Windowsでは、プログラムは、同じコードページを使用する場合、正しくログレコードを読 み取ります。 制御コードページとは異なるコードページを使用して、ログファイルにメッ セージを書き込むことをPowerExchangeに指示するように、この文を定義します。 オペレーティングシステム: Windows 必須: No 構文: LOG_CODEPAGE={code_page|UTF-16LE} 値: code_page変数には、コードページ値を入力します。 デフォルトはUTF-16LEです。 例: 日本語コードページを使用して、ログファイルにメッセージを書き込むには、以下の 文を定義します。 LOG_CODEPAGE=CP943 124 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル LOGPATH文 LOGPATH文は、Linux、UNIX、またはWindowsシステム上のPowerExchangeメッセージログフ ァイルの一意のパスおよびディレクトリを指定します。 メッセージログファイルの検索をさらに簡単にするために、現在の作業ディレクトリとは 別のディレクトリにメッセージログファイルを作成するように、この文を定義します。 オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows 必須: No 構文: LOGPATH=directory 値: directory変数には、PowerExchangeがメッセージログファイルを書き込むディレク トリへの完全パスを入力します。 デフォルトは現在の作業ディレクトリです。 使用上の注意: また、DETAIL_LOGPATH環境変数に値を指定する場合、この環境変数は LOGPATH文を上書きします。 LOGSID文 LOGSID文は、CA IDMS/DBログおよびPowerExchangeログカタログの場所を指定します。 カタログが存在するシステム上のDBMOVERコンフィギュレーションファイルでこの文を定義 します。 詳細については、『 PowerExchange CDCガイド(z/OS用)』を参照します。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: CA IDMS/DB 必須: CA IDMS/DBソースの場合、はい 構文: LOGSID=(registration_logsid ,listener_node ,log_catalog_name ,log_catalog_instance_name ) パラメータ: registration_logsid 必須。登録logsid。これは、登録グループを追加したときに、[登録グループの追 加]ダイアログボックスで指定したlogsid値に一致します。 listener_node 必須。PowerExchange Listenerのノード。これは、DBMOVERコンフィギュレーション ファイルのLISTENER文で指定したノードに一致します。 log_catalog_name 必須。PowerExchangeログカタログデータセットの名前。 log_catalog_instance 必須。ログカタログインスタンス名。これは、DTLULOGCの入力を作成するDTLULCATユ ーティリティでログエントリに指定された値に一致します。 DBMOVER文 125 LOWVALUES文 LOWVALUES文は、PowerExchangeがVSAMまたはシーケンシャルターゲットに書き込むときに データソース内に16進数の'0'の値を保持するかどうかを指定します。 オペレーティングシステム: すべて 必須: 不要 構文: LOWVALUES={N|Y} 有効な値: ¨ N。PowerExchangeで、文字列がターゲットに書き込まれるときに、16進数の'0'の値が 文字列の最後として解釈され、文字列の残りの長さがスペースでパディングされます。 ¨ Y。 PowerExchangeで、文字列がターゲットに書き込まれるときに、16進数の'0'の値が 保持されます。 デフォルトはNです。 使用上の注意: ¨ ソースの16進数の'0'の値を変換せずにz/OSターゲットに書き込むには、LOWVALUES=Yを 設定します。 ¨ ソースの16進数の'0'の値がPowerCenterセッションで保持されるようにするには、 PowerExchange ODBCインタフェースではなくPowerCenter(PWXPC)インタフェースに PowerExchange Clientを使用します。 LRECL文 LRECL文は、LRECL情報を指定していない場合に、z/OS上でターゲットデータセットを動的 に割り当てるときにPowerExchangeが使用する論理レコード長を指定します。 オペレーティングシステム: z/OS 関連した文: BS、DISP、RECFM、RELEASE、SPACE、UNIT、およびVOLSER 必須: No 構文: LRECL=record_length 値: record_length 値には、4~32756の数値を入力します。 デフォルトは32752です。 使用上の注意: LRECL文とRECFM文の両方を省略した場合、PowerExchangeは、LRECL値に 32752を、RECFM値にVBを使用して、データセットを割り当てます。 MAXTASKS文 MAXTASKS文は、PowerExchange Listenerで同時に実行できるタスクの最大数を定義しま す。 オペレーティングシステム: すべて 必須: No 126 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 構文: MAXTASKS={maximum_tasks|5} 値: maximum_tasks 変数に、1~255の数値を入力します。 デフォルトは5です。 使用上の注意: ¨ PowerExchange Listenerのタスクによるリソースの使用が使用可能なリソースを超える と、Listenerは異常終了します。この場合は、MAXTASKS値を減らして、同時実行タスク 数を少なくすることができます。各タスクのリソース要件は異なりますが、この文は、 PowerExchange Listenerタスクが使用するリソースの量を制限し、このような異常終了 を避けるのに役立ちます。 ¨ MAXTASKSパラメータは、オペレーティングシステムのパフォーマンスやチューニングの パラメータとなることを目的としていません。複数の同時実行タスクのワークロードの バランスをとるには、オペレーティングシステムのワークロード管理機能、例えばz/OS のWorkload Management(WLM)を使用します。 ¨ 複数のスレッドとPowerExchange Listenerサブタスクを発生させるPowerExchangeチュ ーニング機能(パイプラインのパーティション化やマルチスレッド処理など)を使用す るときに、PowerExchangeの処理速度が低下するかハングする場合、MAXTASKS値を増や す必要がある場合があります。 また、PowerCenterワークフローを追加する場合も、こ の値を増やす必要がある場合があります。同時実行タスク数がMAXTASKSの制限に達する と、PowerExchange Listenerは追加タスクの要求を拒否し、メッセージPWX- 00609が 表示されます。 PWX-00650 10.3.0.111:3720 : Listener 10.33.40.42 -> 10.3.0.1 on port 1234 socket 51 PWX-00609 Listener has temporarily stopped accepting connections. 同時実行タスク数MAXTASKS制限を下回ると、PowerExchange Listenerは追加タスクの 要求を受け付け始めます。 ¨ 接続プールを使用する場合、MAXTASKS値が、接続プールのサイズに対応できるだけ十分 に大きいことを確認します。 ¨ PowerExchange Listenerがサポートできる同時タスクの最大数は、z/OSでの仮想スト レージ制限などオペレーティングシステムのリソース制約のために、実質的には255未 満になる場合があります。 MSGPREFIX文 MSGPREFIX文は、PowerExchangeメッセージにプレフィックスを付けるために PowerExchangeで使用される文字列を定義します。 オペレーティングシステム: すべて 関連した文: MSGPREFIX-HYPHEN 必須: No 構文: MSGPREFIX={prefix|PWX} 値: prefix変数には、1~8文字の英数字文字列を入力します。 デフォルトは、PWXです。 DBMOVER文 127 MSGPREFIX-HYPHEN文 MSGPREFIX-HYPHEN文は、PowerExchangeが、メッセージプレフィックスとメッセージ番号 の間のハイフン文字を含めるか除外するかを指定します。 オペレーティングシステム: すべて 関連した文: MSGPREFIX 必須: No 構文: MSGPREFIX-HYPHEN={N|Y} 有効な値: ¨ N。 PowerExchangeは、メッセージプレフィックスとメッセージ番号の間のハイフン文 字を除外します。 ¨ Y。PowerExchangeは、メッセージプレフィックスとメッセージ番号の間のハイフン文字 を含めます。 デフォルトはYです。 例: ¨ メッセージプレフィックスとメッセージ番号の間のハイフン文字を含めるには、デフォ ルトを使用するか、以下の文を定義します。 MSGPREFIX-HYPHEN=Y 06111メッセージの場合、PowerExchangはPWX-06111を発行します。 ¨ メッセージプレフィックスとメッセージ番号の間のハイフン文字を除外するには、以下 の文を定義します。 MSGPREFIX-HYPHEN=N 06111メッセージの場合、PowerExchangはPWX06111を発行します。 MSS_ERRORFILE文 MSS_ERRORFILE文は、PowerExchangeがMicrosoft SQL Serverバルクデータ移動操作に使用 する、ユーザーがカスタマイズしたSQLエラーファイルの名前を指定します。 オペレーティングシステム: Windows データソース: Microsoft SQL Server 必須: No 構文: MSS_ERRORFILE=file_name 値: file_name変数には、PowerExchangeで回復可能または致命的として扱うようにする SQLエラーコードを収めたファイルの完全なパスおよびファイル名を入力します。 PowerExchangeでは、mssqlerr.actというサンプルのエラーアクションファイルが PowerExchangeインストールディレクトリに用意されています。 128 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル MVSDB2AF文 MVSDB2AF文は、PowerExchangeでDB2バルクデータ移動操作に使用されるDB2 for z/OS接続 機能を指定します。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: DB2 for z/OS 必須: No 構文: MVSDB2AF={CAF|RRSAF} 有効な値: ¨ CAF。PowerExchangeは、DB2呼び出し接続機能(CAF)を使用してDB2に接続します。 CAFを使用する場合、PowerExchangeとDB2は、DB2リソースの認証に、PowerExchange ListenerまたはNetportジョブのユーザーIDを使用します。 ¨ RRSAF。 PowerExchangeは、DB2 Resource Recovery Service接続機能(RRSAF)を使用 して、DB2に接続します。 DB2テーブルへのユーザーアクセスを制御するには、RRSAFを 指定します。 RRSAFを使用すれば、PowerExchangeはDB2にサインオンでき、バルクデータ移動操作を 要求したユーザーのユーザーIDをDB2リソースの認証に使用できます。 RRSAFを使用するには、z/OSシステムでRRSを設定し実行する必要があります。 デフォルトはCAFです。 使用上の注意: RRSAFを指定した場合、PowerExchangeはRRSAFにサインオンするとき correlation-idおよびaccounting-tokenに次の値を使用します。 correlation-id PowerExchangeは次のいずれかの値を使用します。 ¨ 指定した場合、PowerExchangeはPowerCenter Workflow Managerまたは Informatica Developerツールの相関ID接続プロパティに指定された値を使用しま す。 ¨ 相関ID接続プロパティのクライアントに値を指定しない場合、PowerExchangeは PowerExchange Listenerマシン上にあるDBMOVERコンフィギュレーションファイル のSESSID文で指定された値を使用します。 ¨ クライアントの相関ID接続プロパティまたはPowerExchange Listenerマシン上の DBMOVERコンフィギュレーションファイルに値を指定しない場合、PowerExchange はDETAILのデフォルト値を使用します。 accounting-token PowerExchangeは、次のように8バイトのジョブ名、8バイトのユーザーID、および6バ イトのタスクIDを連結します。 jobname||user_id||task_id DBMOVER文 129 関連項目: ¨ 「DB2 for z/OSセキュリティ」 (ページ250) NEGSIGN文 NEGSIGN文は、負の数値を含むフィールドで負の記号文字としてPowerExchangeで使用する 文字を定義します。 データソース: すべて 必須: 不要 構文: NEGSIGN={character|-} 値: character変数には、単一の文字を入力します。 デフォルトはダッシュ(-)文字で す。 NETPORT文 NETPORT文は、Netportジョブに関する情報を定義し、Netportジョブを特定のリスナポート に関連付けます。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: すべて 関連した文: ADAUSER、GDGLOCATE、LISTENER、SUBMITTIMEOUT、TAPEWAIT、およびWAITDSN 必須: 不要 構文: NETPORT=(listener_node ,port [,cpnode] [,cpport] ,netport_member [,substitution_1] [,substitution_2] [,substitution_3] [,substitution_4] [,substitution_5] [,substitution_6] [,substitution_7] [,substitution_8] ) パラメータ: listener_node 必須。NETPORT文に関連付けられたLISTENER文からのリスナノード名。 この値は、稼働中のPowerExchange Listenerに対するEXEC JCL文のPARMパラメータの ノード名にも一致する必要があります。 それ以外の場合、PowerExchange Listener は、LISTENER文のリスナポートではリスンしません。 130 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル port 必須。NETPORT文に関連付けられたLISTENER文からのTCP/IPポート。 PowerExchange Listenerは、関連付けられたLISTENER文のポートを使用して、Netportジョブ要求を リスンします。 有効な値は1~65535です。 cpnode オプション。Netportジョブが使用するDBMOVEメンバ内のリスナノード名。 Netport JCLがDTLLST3プログラムを実行する場合、DTLCFG DD文で指定されたDBMOVERメンバ は、このノード名を持つLISTENER文を含む必要があります。 デフォルトはlistener_node パラメータ値です。 cpport オプション。Netportジョブが使用するDBMOVERメンバ内のTCP/IPポート。 Netport JCLがDTLLST3プログラムを使用する場合、DTLCFG DD文で指定されたDBMOVERメンバ は、このポートを持つLISTENER文を含む必要があります。 デフォルトはportパラメータ値です。 netport_member 必須。Netport JCLを含んだデータセット。 メンバではシーケンシャルデータセット またはPDSのどちらかを使用できます。 注: PDSを使用する場合、メンバ名を括弧で囲んで指定し、値全体を引用符(“)で 囲む必要があります。 substitution_1 オプション。Netport JCL置換変数%1。 RUNLIBライブラリのIMSJCLメンバで、 PowerExchangeは、この変数を使用して、DLIBATCH PROCのRSBパラメータに入力しま す。 substitution_2 オプション。Netport JCL置換変数%2。 substitution_3 オプション。Netport JCL置換変数%3。 substitution_4 オプション。Netport JCL置換変数%4。 substitution_5 オプション。Netport JCL置換変数%5。 substitution_6 オプション。Netport JCL置換変数%6。 substitution_7 オプション。Netport JCL置換変数%7。 DBMOVER文 131 substitution_8 オプション。Netport JCL置換変数%8。 使用上の注意: ¨ PowerExchangeは、Netport JCLをサブミットする前に、Netport JCLの値を、NETPORT 文の置換変数で定義された値に置き換えます。 ¨ Netportジョブを使用して以下のプログラムを呼び出し、PowerExchangeおよび非 PowerExchange機能を実行します。 - IMSデータベースにアクセスするためのIMS DLIBATCH PROCまたはDFSRRC00プログラム - データセットにアクセスするためのバッチPowerExchange Listenerプログラム、 DTLLST3 DTLLST3を使用すると、Netportジョブは、PowerExchange Listenerの他のユーザーに 影響を与えずにテープマウントやデータセットを待機できます。 - ユーザーIDの完全チェックを使用してCA IDMS/DBテーブルにアクセスするためのバッ チPowerExchange Listenerプログラム、DTLLST3 ¨ デフォルトでは、PowerExchange Listenerは、生成されたジョブが開始するまで60秒間 待機します。 このタイムアウト期間を増やすには、SUBMITTIMEOUT文を定義します。 バッチジョブがタイムアウト期間内に開始しない場合、PowerExchangeはジョブをタイ ムアウトし、PowerExchange Listenerのタスクを停止し、PWX-00426メッセージを PowerExchangeメッセージログに書き込みます。 例: 以下の例は、RUNLIBライブラリからのIMSJCLメンバを使用するLISTENER文とNETPORT 文のサンプルを示しています。 LISTENER=(node1,TCPIP,9999) NETPORT=(node1,9999,,,"PWX.RUNLIB(IMSJCL)",mypsb,sub2,sub3,sub4) このサンプルNETPORT文は、mypsbというPSBをIMSJCLメンバに渡します。 この文は、 IMSJCLメンバで置換変数として使用する3つの追加値も渡します。 関連項目: ¨ 「Netportジョブ」 (ページ194) NODE文 NODE文は、PowerExchange Listenerプロセスに接続するためにPowerExchangeが使用する TCP/IPホスト名およびポートを定義します。 DBMOVERコンフィギュレーションファイルに最大128個のNODE文を指定できます。 オプショ ンで、SSL認証と、TCP/IPバッファサイズおよび待機時間を制御する追加パラメータとを指 定します。 PowerExchange ListenerサービスからPowerExchange Listenerプロセスに接続するように Integration Serviceを設定するには、 service_nameパラメータを指定します。 オペレーティングシステム: すべて 関連した文: Netportジョブの場合はNETPORT、SSL認証の場合はSSL 必須: 不要 132 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 構文: NODE=({node_name|node1} ,TCPIP ,host_name ,{port|2480} [,{send_bufsize|65536}] [,{receive_bufsize|65536}] [,{send_size|4096}] [,{receive_size|4096}] [,receive_timeout] [,{SSL|ZOSSSL}] [,service_name] ) パラメータ: node_name|node1 必須。このNODE文に対するユーザー定義の一意の名前。 名前は、PowerExchange Listenerプロセスの名前に一致する必要はありません。 文が指し示すPowerExchange Listenerプロセスに接続するには、この名前を以下のインタフェースに入力します。 ¨ PowerCenterセッションの接続[場所]属性 ¨ [PowerExchange Navigator]ダイアログボックスの[場所]フィールド デフォルトはnode1です。 TCPIP 必須。通信プロトコル。 TCPIPが唯一の有効なオプションです。 host_name 必須。portパラメータで指定されたポートでリスンするPowerExchange Listenerプロ セスのTCP/IPホスト名またはIPアドレス。 {port|2480} 必須。host_nameで指定されたシステム上で稼働しているPowerExchange Listenerが リスンするTCP/IPポート。 有効な値は1~65535です。デフォルトは2480です。 {send_bufsize|65536} オプション。TCP/IP送信バッファのデータ部分のサイズ(バイト単位)。 有効な値は 1024~1048576です。デフォルトは65536です。 {receive_bufsize |65536} オプション。TCP/IP受信バッファのデータ部分のサイズ(バイト単位)。 有効な値は 1024~1048576です。デフォルトは65536です。 {send_size|4096} オプション。PowerExchangeがTCP/IPに一度に送信するデータのブロックの最大サイ ズ(バイト単位)。 データがこのサイズを超えた場合、PowerExchangeは、すべての データを送信するまで、複数のブロックにデータを分割します。 有効な値は512~ 1048576です。デフォルトは4096です。 ヒント: TCP/IP送信バッファサイズ以下である値を入力します。 DBMOVER文 133 {receive_size|4096} オプション。PowerExchangeがTCP/IPから1つの操作で処理するデータのブロックの最 大サイズ(バイト単位)。 データがこのサイズを超えた場合、PowerExchangeは、す べてのデータを受信するまで、複数のブロックにデータを分割します。 有効な値は 512~1048576です。デフォルトは4096です。 ヒント: TCP/IP受信バッファサイズ以上である値を入力します。 receive_timeout オプション。長時間の待機が必要なときに、PowerExchangeが受信タイムアウト値とし て使用する秒数。 PowerExchangeは、この要求に対してのみこの値を使用します。 有効な値は1~14400です。 {SSL|ZOSSSL} オプション。PowerExchangeが使用するSSL認証。 z/OS上のPowerExchange Listenerプロセスに接続する場合、ZOSSSLオプションを指定 します。 それ以外の場合は、SSLオプションを指定します。 service_name オプション。PowerExchange ListenerサービスからPowerExchange Listenerプロセス に接続するように、PowerCenter Integration ServiceまたはData Integration Serviceを設定するには、 service_nameパラメータにListenerサービスの名前を指定 します。 このパラメータを含める場合は、PowerCenter Integration ServiceまたはData Integration ServiceはNODE文の host_nameパラメータを無視し、service_name パラメ ータおよびportパラメータを使用してPowerExchange Listenerプロセスを管理する Listenerサービスに接続します。 NOGETHOSTBYNAME文 NOGETHOSTBYNAME文は、PowerExchangeが、ライセンスを確認してPowerExchangeメッセー ジに含めるために、ローカルシステムのIPアドレスを取得するかどうかを制御します。 オペレーティングシステム: すべて 必須: 不要 構文: NOGETHOSTBYNAME={N|Y} 有効な値: ¨ N。PowerExchangeは、PowerExchangeライセンスを確認するためにローカルシステムの IPアドレスを取得します。 PowerExchangeはまた、メッセージPWX-00651など、 PowerExchangeメッセージログファイルに書き込まれたメッセージにIPアドレスを含め ます。 ¨ Y。 PowerExchangeは、ローカルシステムのIPアドレスを取得しません。 特別なライセ ンスキーを使用する必要もあるため、このオプションは、Informaticaグローバルカス タマサポートの指示に従って使用します。 デフォルトはNです。 134 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 使用上の注意: 状況によっては、IPアドレスの解決に長時間かかる場合があり、パフォー マンスの低下を招きます。 このような状況は通常、ローカルシステムのTCP/IP HOSTSテー ブルにエントリがないために起こります。 TCP/IP問題を解決するまで、PowerExchangeの 動作を一時的に変更するように、NOGETHOSTBYNAME文を定義します。 NRDB_WRITE_CHAR_NULL_FILL文 NRDB_WRITE_CHAR_NULL_FILL文は、フィールド内のNull文字を置き換えるために PowerExchangeで使用される文字または16進数値を定義します。 データソース: 非リレーショナル 関連した文: NRDB_WRITE_NUM_NULL_FILL 必須: No 構文: NRDB_WRITE_CHAR_NULL_FILL={character| } 値: character変数には、任意の文字または16進数値を入力します。 デフォルトはスペー ス( )文字です。 使用上の注意: データマップで、Null可能なフィールドとしてフィールドを定義します。 16進数形式を使用することによって、低い値を指定します。 NRDB_WRITE_NUM_NULL_FILL文 NRDB_WRITE_NUM_NULL_FILL文は、アンパックされた数値フィールドでNull値を置き換える ためにPowerExchangeで使用される数値または16進数値を定義します。 データソース: 非リレーショナル 関連した文: NRDB_WRITE_CHAR_NULL_FILL 必須: 不要 構文: NRDB_WRITE_NUM_NULL_FILL={value|0} 値: value変数には、数値または16進数値を入力します。 デフォルトは0です。 使用上の注意: データマップで、アンパックされた数値フィールドをNull可能なフィー ルドとして定義します。 16進数形式を使用することによって、低い値を指定します。 NUMERICSIGN文 NUMERICSIGN文は、PowerExchangeが、正のX’C’または符号なしX’F’として符号なしフ ィールドを渡すかどうかを制御します。 クライアントシステム上のDBMOVERコンフィギュレーションファイルにNUMERICSIGN文を含 めます。 オペレーティングシステム: すべて 必須: 不要 DBMOVER文 135 構文: NUMERICSIGN={C|F} 有効な値: ¨ C。PowerExchangeは、正のX'C'として符号なしフィールドを渡します。 ¨ F。 EBCDICデータの場合、PowerExchangeは符号なしフィールドを符号なしX'F'として 渡します。 デフォルトはCです。 ODBASUPP文 ODBASUPP文は、PowerExchangeがOpen Database Access(ODBA)インタフェースを使用し てIMSデータベースにアクセスし、バルクデータ移動操作用にデータセットをアンロードで きるかどうかを制御します。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: IMS 必須: No 構文: ODBASUPP={NO|YES} 有効な値: ¨ NO。PowerExchangeは、PowerExchange Listenerアドレス空間でODBA環境を初期化しま せん。 IMSデータベースへのアクセスには、DL/1またはBMPバッチジョブを使用する必 要があります。 ¨ YES。 PowerExchangeは、PowerExchange Listenerアドレス空間でODBA環境を初期化し ます。これにより、バッチジョブを使用しなくても、PowerExchange ListenerのIMSデ ータベースへのアクセスが可能になります。 デフォルトは、NOです。 使用上の注意: IMSデータベースへのアクセスにODBAを使用する手順 ¨ PowerExchange Listener JCLのSTEPLIB DD連結か、LNKLST連結のどちらかにIMS RESLIB データセットを含めます。 PCB名を指定します。 ORA_ERRORFILE文 ORA_ERRORFILE文は、PowerExchangeがOracleバルクデータ移動操作に使用する、ユーザー がカスタマイズしたSQLエラーファイルの名前を指定します。 オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows データソース: Oracle 必須: No 136 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 構文: ORA_ERRORFILE=file_name 値: file_name変数には、PowerExchangeでリカバリ可能か致命的として扱うようにする SQLエラーコードを含んだパスおよびファイル名を入力します。 PowerExchangeでは、 ora8err.actというサンプルのエラーアクションファイルがPowerExchangeインストールデ ィレクトリに用意されています。 ORACLE_CAPTURE_TYPE文 ORACLE_CAPTURE_TYPE文は、PowerExchangeのインストールに使用されるOracle CDCソリュ ーションを指定します。つまり、PowerExchange Express CDC for Oracleまたは PowerExchange Oracle CDC with LogMinerです。 ORACLE_CAPTURE_TYPE値は、変更キャプチャのためのOracleシステムへの接続を開始する システムで定義されている、Oracle CAPI_CONNECTION文のタイプと一致している必要があ ります。 動作の一貫性を保つために、CAPI_CONNECTION文が定義されているシステムも含めて、 Oracle CDC処理に関連する全システムでORACLE_CAPTURE_TYPE文を定義します。 オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows データソース: Oracle 必須: 不要 構文: ORACLE_CAPTURE_TYPE={D|L} 有効な値: ¨ D。PowerExchangeでは、Express CDC for OracleとORAD CAPI_CONNECTION文を使用しま す。 ¨ L。PowerExchangeでは、Oracle CDC with LogMinerとORCL CAPI_CONNECTION文を使用 します。 デフォルト値はありません。 使用上の注意: ¨ PowerExchange Express CDC for Oracleは文字を取るすべてのカラムを可変長カラム として処理するのに対し、PowerExchange Oracle CDC with LogMinerでは文字を取る カラムを固定長または可変長のカラムとして処理します。 この動作の違いは、 PowerExchangeのカラムレベルの処理と、PowerCenterにインポートされるCDC抽出マッ プのビューに影響を与えます。 したがって、Oracle変更キャプチャ処理に関連する全 システムは、使用されているOracle CDCのタイプを認識する必要があります。 ORADま たはORCL CAPI_CONNECTION文が定義されているPowerExchangeシステムでは、 CAPI_CONNECTIONタイプはCDCタイプを暗黙的に定義し、ORACLE_CAPTURE_TYPE文はオプ ションです。 ただし、別のPowerExchange Listenerを実行している場合やオフロード 処理を使用している場合など、CDC処理に他のシステムが関連している場合は、各シス テムのdbmover.cfgファイルにORACLE_CAPTURE_TYPE文を定義して、CDCタイプを明示的 に定義する必要があります。 DBMOVER文 137 ¨ dbmover.cfgファイルには、1つのタイプのOracle CAPI_CONNECTIONのみを使用できま す。 ORACLE_CAPTURE_TYPE値は、このCAPI_CONNECTIONタイプと一致している必要があ ります。 一致していない場合、PowerExchangeはエラーメッセージを発行し、異常終了 します。 以下の設定は一貫しています。 - ORAD CAPI_CONNECTION文を使用する場合は、ORACLE_CAPTURE_TYPEをDに設定します。 - ORCL CAPI_CONNECTION文を使用する場合は、ORACLE_CAPTURE_TYPEをLに設定します。 ORACLE_UNHANDLED_NUMASCHAR文 ORACLE_UNHANDLED_NUMASCHAR文は、PowerExchangeによる一部の数値のOracleソースカラ ムの処理方法を制御します。 「Y」を入力すると、以下のOracle数値データタイプが変換されます。 ¨ 精度が28より高い、または長さが未定義のNUMBERカラムは、倍精度浮動小数点数値では なく、可変長文字列として処理されます。 ¨ 精度の有効桁数が15より多いFLOATカラムは、可変長文字列として処理されます。 PowerExchangeでは、キャプチャ登録の作成時に、ORACLE_UNHANDLED_NUMASCHAR設定を使 用します。 この文は、PowerExchange Express CDC for OracleおよびPowerExchange Oracle CDC with LogMinerのソースに適用されます。 この文を使用すると、PowerExchangeによる数 値データのデフォルトの処理をオーバーライドして、特定の状況におけるデータの損失を 防ぐことができます。 デフォルトの処理をオーバーライドするには、キャプチャ登録を作 成する前に、この文を指定する必要があります。 オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows データソース: Oracle 必須: 不要 構文: ORACLE_UNHANDLED_NUMASCHAR={Y|N} 有効な値: ¨ N。PowerExchangeでは、Oracle NUMBERデータのデフォルトの処理を使用します。 精度 が28より高い、または長さが未定義のNUMBERカラム、あるいは精度が15より高いFLOAT カラムがある場合は、変更データが失われることがあります。 ¨ Y。PowerExchangeでは、NUMBERおよびFLOATデータを、データが失われないように処理 します。 デフォルトはNです。 使用上の注意: ¨ NUMBERまたはFLOATカラムが含まれているOracleソーステーブルのキャプチャ登録を作 成する前に、このパラメータに「Y」の値を入力します。 登録の作成後にこのパラメー タを入力すると、登録のステータスを[履歴]に設定した後で、登録の再作成が必要に なります。 そうしないと、変更データが失われる場合があります。 138 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル ¨ Oracleでは、データタイプがNUMBERのカラムの精度とスケールを、そのカラムに書き込 まれる数値データで決めることができます。 Oracleでは、38までの精度と+/-127の指 数をサポートしています。 変更データのキャプチャ元であるNUMBERカラムの精度とス ケールを明示的に定義しないと、PowerExchangeおよびPowerCenterによる変更データの 以下のデフォルト処理により、精度および変更データが失われる場合があります。 - PowerExchangeでは、長さが未定義の、または100バイトより長いNUMBERカラム内のデ ータを、倍精度浮動小数点数値として処理します。 - PowerCenterでは、小数の場合28までの精度をサポートしています。 このタイプのデータで変更データが損失するのを防ぐには、この文に「Y」を入力して から、キャプチャ登録を作成します。 これにより、PowerExchange登録処理で、精度が 28より高い数値を可変長文字列として処理できるようになります。 Oracleターゲットにデータを書き込み中で、精度を可変長文字列として維持するには、 ターゲット定義を編集してカラムのデータタイプを変更します。 PowerCenterのマッピ ング内で、可変長文字列を数値に変換することができます。これを暗黙的に行うには数 値ポートに接続し、明示的に行うには式を使用します。 暗黙的な変換で精度が失われ ないようにするには、マッピングを編集して、データを文字列としてソースからターゲ ットに渡すことが必要な場合があります。 ¨ PowerExchangeでは、BINARY_DOUBLEおよびBINARY_FLOAT数値データタイプを、内部 DOUBLEまたはFLOATデータタイプとして処理することでサポートしています。 しかし、 PowerCenterでは、BINARY_DOUBLEおよびBINARY_FLOATデータタイプをOracle NUMBER(15)データタイプに変換するため、算術演算のオーバーフローとデータの損失が 発生する場合があります。 ¨ データタイプがOracle数値のカラムでは、PowerExchangeは無限の値を0として処理しま す。 ORACLECODEPAGE文 NLS_LANG環境変数でUTF8またはAL32UTF8以外の文字セットが指定されている場合、 ORACLECODEPAGE文を定義する必要があります。 この文は、バルクデータ移動操作中に特定 のOracleデータベースに対してPowerExchangeおよびPowerCenterが使用するコードページ を特定します。 この文で指定する1つまたは複数のコードページは、NLS_LANG環境変数で識別される文字セ ットに一致している必要があります。 NLS_LANG環境変数は、Oracleクライアントライブラ リがPowerExchangeにデータを渡す方法を特定します。 オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows データソース: Oracle 関連した文: CODEPAGE 必須: NLS_LANGでUTF8またはAL32UTF8以外の文字セットが指定されている場合 構文: ORACLECODEPAGE=(tnsname_host ,pwx_codepage ,pc_codepage ) パラメータ: DBMOVER文 139 tnsname_host 必須。Oracleデータベース向けのOracle tnsnames.oraコンフィギュレーションファ イルのエントリ。 エントリは、PowerExchangeがデータベースへの接続に使用するデ ータベースアドレスを定義します。 pwx_codepage 必須。PowerExchangeがコードページの識別に使用するコードページ番号またはエイリ アス名。 有効なPowerExchangeコードページ値とエイリアス値を特定するには、 ICUCHECKユーティリティを使用して、レポート5、「PowerExchangeコードページ名と エイリアス」を生成します。 注: PowerExchangeは、コードページへのエイリアスとして複数の共通のOracle文字 セット名をサポートします。 pc_codepage オプション。PowerCenterバルクデータ移動セッションに代わって、PowerExchangeが Oracleに渡すSQL文の処理を制御する名前。 PowerExchangeは、一般に適しているデ フォルトを指定します。 このパラメータは、デフォルトが機能しない特別の環境を除いて、指定しません。 例 えば、pwx_codepage パラメータにユーザー定義のICUコードページを指定する場合 は、このパラメータを指定する必要があります。 使用上の注意: ¨ 別々のデータベースごとに最大20個のORACLECODEPAGE文をdbmover.cfgコンフィギュレ ーションファイルに指定できます。 ¨ PowerExchangeが同じNLS_LANG環境変数を使用して複数のOracleデータベースにアクセ スする場合は、各データベースごとに別個のORACLECODEPAGE文を指定する必要はありま せん。 代わりに、単一のORACLECODEPAGE文を指定して、 tnsname_hostパラメータを空 白のままにします。 これで、指定されたコードページは、tnsnames.oraファイルにエ ントリのある、すべてのデータベースに適用されます。 以下の例に、 tnsname_host パ ラメータなしの文を示します。 ORACLECODEPAGE=(,MS1252) ¨ 正しくないPowerCenterコードページ値を入力した場合、ODLNumResultColsルーチンは 通常、Oracle戻りコード911をレポートします。 例: NLS_LANG環境変数は、Korean_Korea.KO16MSWIN949を指定し、以下のORACLECODEPAGE 文を定義します。 ORACLECODEPAGE=(KO102DTL,MS949) 関連項目: ¨ 「ICUCHECKユーティリティ」 (ページ322) ORACLEID文 ORACLEID文は、CDCのOracleソースインスタンス、データベース、および接続情報を指定し ます。 オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows 140 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル Oracle CDCソース データソース: 関連した文: CAPI_CONNECTION - ORCL およびCAPI_CONNECTION - ORAD 必須: PowerExchange Oracle CDC with LogMinerおよびPowerExchange Express CDC for Oracleの場合、はい 構文: ORACLEID=(collection_id ,oracle_db [,source_connect_string] [,capture_connect_string] [,fifth_positional_parameter] [,USEDBNAME] ) パラメータ: collection_id 必須。このORACLEID文に対するユーザー定義の識別子。 この値は、ORCL CAPI_CONNECTION文のORACOLLパラメータ値、ソーステーブルについて定義された登録 グループのコレクションID、およびPowerExchangeロッガーのpwxcclコンフィギュレ ーションファイルのDBID値に一致する必要があります。 最大長は8文字です。 oracle_db 必須。変更データキャプチャ対象として登録したソーステーブルを含むOracleデータ ベースの名前。 source_connect_string オプション。ソーステーブルを含んだOracleデータベースへの接続に使用される、TNS で定義されたOracle接続文字列。 この接続文字列は、ソースデータベースを持つシス テム上のOracle Client tnsnames.oraファイルで定義する必要があります。 PowerExchange Oracle CDC with LogMinerおよびExpress CDC for Oracleの場合、ソ ース接続文字列はOracleソースデータベースへのPowerExchange Navigatorアクセス にのみ使用されます。 PowerExchange Navigator要求に対してPowerExchange Listenerがデータを取得してくるマシン上のdbmoverコンフィギュレーションファイ ルにこのパラメータを入力します。 ソーステーブルの抽出マップに対してデータベー ス行テストを実行する予定の場合は、 capture_connect_stringパラメータも指定しま す。 注: ソース接続文字列は、変更データの転送に使用されません。 この値がNullの場合、ORACLE_SID環境変数の値がデフォルトで使用されます。 ORACLE_SID環境変数が定義されていない場合、デフォルトのOracleデータベースが定 義されていれば、これが使用されます。 capture_connect_string オプション。PowerExchange Oracle CDC with LogMinerまたはExpress CDC with LogMinerのソーステーブルを含んだOracleデータソースへの接続にPowerExchangeロ ッガーで使用される、TNSで定義されたOracle接続文字列。 この接続文字列は、 Oracleソースデータベースへの接続に使用されるOracle Client tnsnames.oraファイ ルで指定する必要があります。 DBMOVER文 141 この値がNullの場合、ORACLE_SID環境変数の値がデフォルトで使用され、 PowerExchangeロッガーは接続にOracle SQL*Netを使用しません。 ORACLE_SID環境変 数が定義されていない場合、デフォルトのOracleデータベースが定義されていれば、 これが使用されます。 PowerExchange Oracle CDC with LogMinerまたはExpress CDC for LogMinerの場合、 複数のOracleデータベースがあり、デフォルトのデータベース以外のデータベースか ら変更をキャプチャする場合、 source_connect_stringパラメータと capture_connect_string パラメータの両方を指定する必要があります。 ヒント: 可能な場合は、PowerExchangeロッガーがOracleソースデータベースと同じ マシン上で稼働している場合でも、PowerExchangeロッガーのパフォーマンスを高める ためにSQL*Netの使用を避けます。 可能な場合は必ず、以下の環境変数を設定して、 capture_connect_string パラメータとSQL*Netを使用せずに該当するOracleデータベ ースへの接続を有効にします。 ¨ ORACLE_HOME ¨ ORACLE_SID ¨ PATH ¨ LinuxまたはUNIXでは、以下のいずれかを設定します。 - LD_LIBRARY_PATH - LIBPATH - SHLIB_PATH fifth_positional_parameter 使用しません。例えば、USEDBNAME位置パラメータを指定する場合は、カンマをプレー スホルダとして追加します。 ORACLEID=(collection_id,oracle_db,src_connect_string,capture_connect_string,,USEDBNAME) USEDBNAME オプション。以下のすべての条件に該当する場合のみ、このパラメータを指定しま す。 ¨ 以前のリリースからPowerExchange 9.1.0以降にアップグレードする場合。 ¨ Oracle 11g以降を使用する場合。 ¨ V$DATABASEビューで以下のSQLクエリを実行して、クエリでNAMEおよび DB_UNIQUE_DATABASEフィールドに異なる値が返される場合(ORAABC1とoraabc1な ど大文字/小文字のみが異なる場合も含む)。 select name, db_unique_name from v$database; この場合、USEDBNAMEパラメータにより、NAME値とDB_UNIQUE_DATABASE値の違いによ って発生する可能性のあるリスタートエラーを防ぐことができます。 ヒント: また、2番目の位置パラメータ、oracle_dbでDB_UNIQUE_NAME値を指定するこ ともできます。 142 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 使用上の注意: ¨ PowerExchangeは、変更データをキャプチャし抽出するOracleデータベースごとに ORACLEID文を要求します。1つのdbmoverコンフィギュレーションファイルに最大20個の ORACLEID文を定義できます。 ¨ PowerExchangeロッガーが稼働しているシステムで、または、PowerExchangeロッガー なしにOracle CDCを実行する予定の場合は、PowerExchange抽出を実行しているシステ ムでdbmoverコンフィギュレーションファイルにORACLEID文を定義します。 OUSP文 OUSP文は、ADABASを使用しているときに、z/OS OpenEditionセキュリティ環境をロードし ます。 この文は、Informaticaグローバルカスタマサポートからの指示にしたがって使用します。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: Adabas 関連した文: SECURITY 必須: No 構文: OUSP={N|Y} 有効な値: ¨ N。デフォルト値。 ¨ Y。 Adabasソースでは、SECURITY=(2,Y) の場合、Informaticaグローバルカスタマの 指示の下でOUSPをYに設定します。 デフォルトはNです。 PC_AUTH文 PC_AUTH文は、PowerExchange ListenerがそのMVSプログラム呼び出し(PC)サービスルー チンを使用して、CA IDMS/DBにアクセスする許可を得るかどうかを制御します。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: CA IDMS/DB 必須: No 構文: PC_AUTH={N|Y} 有効な値: ¨ N。PowerExchange Listenerは、APF許可された状態で実行し、CA IDMS/DBロードライ ブラリのAPF許可済みコピーをPowerExchange ListenerのSTEPLIB DD文に含める必要が あります。 DBMOVER文 143 ¨ Y。 PowerExchange ListenerはAPF許可された状態で実行し、PowerExchange Listener はPowerExchangeに用意されたプログラム呼び出し(PC)サービスルーチンを使用し て、CA IDMS/DBへのアクセスに必要な許可を得ます。 注: CA IDMS/DBロードライブラリをSTEPLIB DD文ではなくDTLLOAD DD文に定義する必 要があります。 Netportジョブを使用してCA IDMS/DBデータにアクセスする場合は、CA IDMS/DBロードライブラリをNetport JCLのDTLLOAD DD文に定義します。 CA IDMS/DBロードライブラリのAPF許可済みPowerExchangeコピーをどれも保持しない 場合は、Yと指定します。 デフォルトはNです。 PIPE文 PIPE文は、TXT出力ファイルのフィールドを分割するためにPowerExchangeで使用される文 字を定義します。 データソース: すべて 必須: No 構文: PIPE={”character”||} 値: character変数には、単一の文字を二重引用符で囲んで入力します。 デフォルトはパ イプ(|)文字です。 POLLTIME文 POLLTIME文は、未処理の接続をポーリングするまでにPowerExchange Listenerが待機する 時間をミリ秒単位で定義します。 オペレーティングシステム: すべて 必須: No 構文: POLLTIME={wait_time|2000} 値: wait_time変数には、未処理の接続をポーリングするまでにPowerExchange Listener が待機する時間をミリ秒単位で入力します。 1000の値は1秒になります。 有効な値は250 ~15000です。デフォルトは2000(つまり2秒)です。 PRGIND文 PRGIND文は、PowerExchangeが、読み取り進捗メッセージをPowerExchangeメッセージログ ファイルに書き込むかどうかを制御します。 データソース: すべて 関連した文: PRGINT 必須: 不要 144 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 構文: PRGIND={N|Y} 有効な値: ¨ N。 PowerExchangeは、読み取り進捗メッセージをPowerExchangeメッセージログファ イルに書き込みません。 ¨ Y。 PRGINT文で指定されたレコード数を読み取った後、PowerExchangeは、PWX-04587 メッセージをPowerExchangeメッセージログファイルに書き込みます。 これらのメッセ ージは、CDCセッションで読み取られるレコード数を示します。 デフォルトはNです。 PRGINT文 PRGINT文は、PowerExchangeが読み取り進捗メッセージをPowerExchangeメッセージログフ ァイルに書き込むまでに読み取るレコード数を定義します。 データソース: すべて 関連した文: PRGIND 必須: 不要 構文: PRGINT={number_rows|250} 値: PowerExchangeがPWX-04587メッセージをPowerExchangeメッセージログファイルに書 き込む前に読み取る必要があるレコードの数を入力します。PowerExchangeがこれらのメッ セージを書き込むには、PRGIND文にYと入力する必要もあります。 有効な値は0~2147483647です。デフォルトは250です。 PWXSOMAXCONN文 PWXOSMAXCONN文は、PowerExchange Listenerが作業のリスンに使用するTCP/IPソケット接 続の最大数を指定します。 オペレーティングシステム: すべて 必須: 不要 構文: PWXSOMAXCONN=num_connections 値: num_connections 変数には、PowerExchange Listenerが作業のリスンに使用するTCP/ IPソケット接続の最大数を入力します。 デフォルトはオペレーティングシステムの SOMAXCONN値です。 z/OSではデフォルトは10です。 使用上の注意: PowerExchangeでは、PWXSOMAXCONNとSOMAXCONNの2つの値のうち、小さい 方が使用されます。 TCPIPキューの深さを増やし、それによってPowerExchangeのタスクで 使用可能なソケットの数を増やすには、TCPIP SOMAXCONN値とPWXSOMAXCONN値の両方を増 やす必要があります。 DBMOVER文 145 RACF_CLASS文 RACF_CLASS文は、PowerExchange固有のリソースプロファイルをチェックするときに PowerExchangeで使用されるRACFクラス名を指定します。 オペレーティングシステム: z/OS 関連した文: DM_RESOURCEおよびSECURITY 必須: 不要 構文: RACF_CLASS={class_name|FACILITY} 値: class_name変数には、RACFクラス名を入力します。 PowerExchangeは、キャプチャ登 録、データマップ、および特定のデータソースタイプへの書き込みアクセスなど、 PowerExchangeリソースへのアクセスを制御するPowerExchange固有のリソースプロファイ ルをチェックするときにこのクラス名を使用します。 デフォルトは、すべてのPowerExchange固有のリソースプロファイルでFACILITYクラスで す。 FACILITYクラス以外のクラスを指定する場合は、RACFまたは使用しているセキュリテ ィ製品で、最大長が128バイトのリソース名のクラスを定義します。 関連項目: ¨ 「z/OSでのセキュリティ」 (ページ234) RDBMSINSRTDFLT文 RDBMSINSRTDFLT文は、PowerExchangeがRDBMSのWITH DEFAULTクラスで定義するカラムにデ フォルト値を使用するかどうかを制御します。 オペレーティングシステム: すべて データソース: DB2、Microsoft SQL Server、およびOracleのターゲット 必須: 不要 構文: RDBMSINSRTDFLT={N|Y} 有効な値: ¨ N。PowerExchangeは、WITH DEFAULTクラスで定義するカラムにデータを書き込むとき に、PowerExchangeデフォルトを使用します。 ¨ Y。 PowerExchangeは、WITH DEFAULTクラスで定義するカラムにデータを書き込むとき に、RDBMSデフォルトを使用します。 RDBMSがデフォルトを与えられるようにする句を使用してカラムを定義する必要があり ます。 このようにしないと、SQLエラーが発生します。 デフォルトはNです。 146 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル RECFM文 RECFM文は、RECFM情報を指定しない場合、z/OSでターゲットデータセットを動的に割り当 てるときにPowerExchangeが使用するレコード形式を指定します。 オペレーティングシステム: z/OS 関連した文: BS、DISP、LRECL、RELEASE、SPACE、UNIT、およびVOLSER 必須: 不要 構文: RECFM={F|FB|FBA|FU|V|VB|VBA|VU} 有効な値: ¨ F。固定長レコード。 ¨ FB。 ブロック化された固定長レコード。 ¨ FBA。 ANSI制御文字を含むブロック化された固定長レコード。 ¨ FU。 未定義長レコード。 ¨ V。 可変長レコード。 ¨ VB。 ブロック化された可変長レコード。 ¨ VBA。 ANSI制御文字を含むブロック化された可変長レコード。 ¨ VU。 未定義長レコード。 デフォルトはFです。 使用上の注意: ¨ RECFM値にFUとVUのどちらかを指定した場合、PowerExchangeは、動的割り当て要求で RECFM=Uを使用します。 ¨ LRECL文とRECFM文の両方を省略した場合、PowerExchangeは、データセットを割り当て るときに、LRECL値に32752を、RECFM値にVBを使用します。 REJECT_FILE_DELIMITER文 REJECT_FILE_DELIMITER文は、拒否ファイルのデフォルトの区切り文字として PowerExchangeで使用される文字を定義します。 この文は、データにカンマが含まれる場合に役立ちます。 拒否ファイルの詳細について は、『PowerExchangeバルクデータ移動ガイド 』を参照します。 オペレーティングシステム: すべて 必須: No 構文: REJECT_FILE_DELIMITER={character|,} 値: character変数には、単一の文字を入力します。 デフォルトはカンマ(,)文字で す。 DBMOVER文 147 使用上の注意: 区切り文字にセミコロン(;)文字を使用する必要がある場合は、以下の ように、二重引用符で囲みます。 REJECT_FILE_DELIMITER=”;” RELEASE文 RELEASE文は、PowerExchangeが動的に割り当てるデータセットの未使用領域を解放するよ うに要求するか要求しないかを制御します。 オペレーティングシステム: z/OS 関連した文: BS、DISP、LRECL、RECFM、SPACE、UNIT、およびVOLSER 必須: No 構文: RELEASE=Y 値: Yと入力します。新しいデータセットの場合、PowerExchangeは、データセットを閉じ るときに、未使用の割り当て領域を解放するように要求します。 この文を定義しない場合、PowerExchangeは、動的に割り当てるデータセットに対して未使 用領域を解放するように要求しません。 RMTRDBDIRE文 RMTRDBDIRE文は、リモートジャーナル環境でのCDCのソーステーブルを含んだローカルシス テム上のDB2 for i5/OSデータベースの名前を定義します。 CRTPWXENVインストールコマンドのRMTRDBDIREオプションパラメータで指定された値を上書 きします。 CDCにリモートジャーナルレシーバを使用する予定の場合は、この文を含めま す。 オペレーティングシステム: i5/OS データソース: DB2 for i5/OS CDC 関連した文: RMTSYSNAME 必須: No 構文: RMTRDBDIRE=database_name 値: database_name 変数には、リモートジャーナル環境でのCDC用のDB2ソーステーブルを 含んだローカルシステム上のDB2データベースの名前を入力します。 リレーショナルデー タベースディレクトリエントリの操作(WRKRDBDIRE)関数を使用して、この値をi5/OSに定 義します。 最大長は18文字です。 使用上の注意: インストール中にCRTPWXENVコマンドを実行すると、RMTRDBDIRE文の値 は、CRTPWXENVコマンドのRMTRDBDIREオプションパラメータで指定した値か、*LOCALのデ フォルト値に設定されます。 148 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル RMTSYSNAME文 RMTSYSNAME文は、CDC、ローカルジャーナル、およびジャーナルレシーバ用のDB2ソーステ ーブルを含んだi5/OSホストシステムの名前を定義します。 ローカルシステムとも呼ばれます。 CRTPWXENVインストールコマンドのRMTSYSNAMEオプシ ョンパラメータで指定された値を上書きします。 CDCにリモートジャーナルレシーバを使 用する予定の場合は、この文を含めます。 オペレーティングシステム: i5/OS データソース: DB2 for i5/OS CDC 関連した文: RMTRDBDIRE 必須: 不要 構文: RMTSYSNAME=host_name 値: host_name変数には、CDC、ローカルジャーナル、およびジャーナルレシーバ用のDB2 ソーステーブルを含んだi5/OSホストシステムの名前を入力します。 TCP/IPホストテーブ ルエントリの操作関数を使用して、この値をi5/OSに定義します。 関数にアクセスするに は、CFGTCP(Configure TCP/IP)コマンドを発行します。 メニューから、TCP/IPホスト テーブルエントリの操作関数のオプションを選択します。 最大長は68文字です。 使用上の注意: インストール中にCRTPWXENVコマンドを実行すると、RMTSYSNAME文の値 は、CRTPWXENVコマンドのRMTSYSNAMEオプションパラメータで指定した値か、*NONEのデフ ォルト値に設定されます。 SECURITY文 SECURITY文は、PowerExchangeユーザーの認証およびリソースやコマンドへのアクセスを制 御します。 DBMOVERコンフィギュレーションファイルでSECURITY文を使用して、以下のタイプのセキュ リティを設定します。 ¨ PowerExchangeにアクセスするためのユーザー認証 ¨ z/OSおよびi5/OS上での、PowerExchangeジョブおよびタスクによる、ファイルやデータ セットへのアクセス ¨ Informaticaドメイン内のPowerExchangeアプリケーションサービスにinfacmd pwxコマ ンドを発行するためのユーザー認証 ¨ PowerExchangeプロセスにpwxcmdコマンドを発行するためのユーザー認証 ¨ PowerExchange NavigatorからPowerExchange Listener LISTTASKおよびSTOPTASKコマ ンドを発行するためのユーザー認証 オペレーティングシステム: すべて 関連する文: DM_RESOURCE、MVSDB2AF、RACF_CLASS 必須: 不要 DBMOVER文 149 構文: SECURITY=({0|1|2} ,{N|Y} ) パラメータ: {0|1|2} 最初の位置パラメータには、以下の有効な値があります。 PowerExchangeがオペレーティングシステムの有効なユーザーIDとパスワードをユー ザーに要求するかどうかを制御します。 また、PowerExchangeがユーザー入力資格情 報をチェックして、ファイルおよびデータベースリソースへのアクセスおよび特定の PowerExchangeコマンドの発行を制御するかどうかも制御します。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ 0。PowerExchangeは、オペレーティングシステムの有効なユーザーIDとパスワード を指定することをユーザーに要求せず、ユーザーが入力した資格情報を無視しま す。 z/OSおよびi5/OSでは、PowerExchangeはPowerExchange Listenerまたは PowerExchange Condenseタスクを実行するユーザーIDを使用してファイルリソー スへのアクセスを制御します。 PowerExchangeはこのユーザーIDをデータベースシ ステムに渡します。 Linux、UNIX、およびWindowsでは、PowerExchangeはPowerExchange Listenerタス クを実行するユーザーIDを使用してファイルリソースへのアクセスを制御します。 RDBMSセキュリティはデータベースリソースへのPowerExchangeアクセスを、ユー ザーがPWX接続時に、またはPowerExchangeロッガーCAPTURE_NODE_UIDパラメータ で指定したユーザーIDに基づいて制御します。 すべてのオペレーティングシステムで、PowerExchangeはコマンドを発行するユー ザー認証をチェックしません。 すべてのユーザーがコマンドを発行できます。 ¨ 1。z/OSおよびi5/OSでは、PowerExchangeはユーザーにオペレーティングシステム の有効なユーザーIDとパスワードを指定することを要求し、PowerExchangeタスク の開始時にこれらの資格情報をチェックします。 ただし、その後は、 PowerExchangeはファイルリソースへのアクセスを、オプション0と同じ方法で制御 します。 ファイルアクセスについては、PowerExchangeはPowerExchange Listener またはPowerExchange Condenseタスクを実行するユーザーIDを使用し、このユーザ ーIDをデータベースシステムに渡します。 Linux、UNIX、およびWindowsでは、PowerExchangeはファイルまたはデータベース リソースへのアクセスに、オペレーティングシステムの有効なユーザーIDとパスワ ードを指定することをユーザーに要求せず、これらの資格情報をチェックしませ ん。 オプション0では、PowerExchangeはPowerExchange Listenerタスクを実行す るユーザーIDを使用してファイルリソースへのアクセスを制御します。 RDBMSセキ ュリティはデータベースリソースへのPowerExchangeアクセスを、ユーザーがPWX接 続時に、またはPowerExchangeロッガーCAPTURE_NODE_UIDパラメータで指定したユ ーザーIDに基づいて制御します。 すべてのオペレーティングシステムで、PowerExchangeはコマンドを発行するユー ザー認証をチェックしません。 すべてのユーザーがコマンドを発行できます。 150 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル ¨ 2。最も厳密なレベルのセキュリティを提供します。 - z/OSでは、オプション2を使用することをお勧めします。 PowerExchangeは、MVS ユーザーID/パスワードおよびRACFやACF2などz/OSのセキュリティ製品のアクセ ス制御機能に基づいてアクセスを制御します。 変更ストリームから変更データを読み取るには、ECCRはz/OSの有効なユーザーID とパスワードを使用する必要があります。 PowerExchange Listenerは、ECCRタ スクまたはジョブの開始時にこれらの資格情報をチェックします。 データベー スにアクセスしてデータを読み取るために、PowerExchangeはデータベース固有 のセキュリティチェックのためにz/OSのユーザーIDとパスワードをデータベース システムに渡します。 z/OSのセキュリティ製品とMVSシステム許可機能(SAF)を 組み合わせて、PowerExchangeはCAPX.REG.*リソースプロファイルと照合してz/ OSのユーザーIDおよびパスワードをチェックし、キャプチャ登録へのアクセスを 制御します。 変更データを抽出するには、z/OSの有効なユーザーIDとパスワードを指定する PWXPC接続でPowerCenter CDCセッションを実行します。 抽出マップにアクセス するセッションでは、これらのユーザークレデンシャルはPowerExchange Listener JCLのDTLCAMAP DD文で定義されたPowerExchangeデータセットへのREAD アクセスを持っている必要があります。 注: 呼び出し接続機能(CAF)を使ったDB2 for z/OSへの接続は、セキュリティ の設定に関係なく、PowerExchange ListenerのユーザーIDを使って実行されま す。 DB2は、接続タイプがRecoverable Resource Manager Service接続機能 (RRSAF)である場合、またはオフロード処理が有効な場合にのみ、接続時に指 定されたユーザーIDを使用します。 また、PowerExchangeはリソースプロファイルを使用して、以下のタイプのコマ ンドを実行できるユーザーを制御します。 - Linux、UNIX、Windowsシステムから発行されるPowerExchange Listenerまたは PowerExchange Condenseプロセス用のpwxcmdコマンド - PowerExchange NavigatorまたはDTLUTSKユーティリティから発行される PowerExchange Listener LISTTASKおよびSTOPTASKコマンド - i5/OSでは、PowerExchangeはユーザーにオペレーティングシステムの有効なユー ザーIDとパスワードを指定することを要求し、PowerExchangeタスクの開始時に これらの資格情報をチェックします。 PowerExchange Listenerサブタスクプロ セスは、指定されたユーザーIDとパスワードで実行されます。 PowerExchangeは このユーザーIDとパスワードを使用して、PowerExchangeファイルへのアクセス を制御します。 また、PowerExchangeはこのユーザーIDとパスワードをデータア クセスのためにデータベースシステムに渡します。 PowerExchangeはセキュリ ティオブジェクトを使用して、以下のタイプのコマンドを実行できるユーザーを 制御します。 - Linux、UNIX、Windowsシステムから発行されるPowerExchange Listenerまたは PowerExchange Condenseプロセス用のpwxcmdコマンド - SNDLSTCMDインタフェース、PowerExchange Navigator、またはDTLUTSKユーテ ィリティから発行されるPowerExchange Listener LISTTASKおよびSTOPTASKコ マンド DBMOVER文 151 - Linux、UNIX、およびWindowsでは、PowerExchangeはPowerExchangeファイルまた はデータベースへのアクセスに、オペレーティングシステムのユーザーIDとパス ワードを指定することをユーザーに要求しません。 PowerExchangeは、 PowerExchange Listenerを実行するユーザーIDおよびパスワード、または PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)が使用するユーザーIDおよ びパスワードを使用して、PowerExchangeファイルへのアクセスを制御します。 RDBMSセキュリティは、データベースへのアクセスを制御します。 ただし、以下のタイプのコマンドを実行するには、オペレーティングシステムの 有効なユーザーIDとパスワードを指定する必要があります。 - Informaticaドメイン内のPowerExchangeアプリケーションサービスへのinfacmd pwxコマンド - PowerExchangeプロセスへのpwxcmdコマンド PowerExchangeはサインオンファイルのUSERおよびAUTHGROUP COMMANDS文と照合 してこれらのユーザークレデンシャルをチェックし、ユーザーがinfacmd pwxま たはpwxcmdコマンドを発行する権限を付与されているかどうかを判断します。 この場合、SECURITY文の2番目の位置パラメータは無視されます。 デフォルトは0です。 2番目の位置パラメータには、以下の有効な値があります。 {N|Y} PowerExchange Listenerへの接続をユーザーに許可するための、PowerExchangeの選 択的サインオンファイルの使用を制御します。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ N。PowerExchangeは選択的サインオンファイルを使用しません。 ¨ Y。PowerExchangeは選択的サインオンファイルでALLOWおよびIPサブパラメータを 指定してUSER文を使用し、PowerExchange Listenerに接続できるユーザーを制限 します。 注: Yを指定して、SECURITY文の最初のパラメータを1に設定した場合、 PowerExchangeはサインオンファイルのUSER文でTASKCNTRLパラメータを使用し て、PowerExchange Navigatorから発行されたPowerExchange Listener LISTTASK およびSTOPTASKコマンドへのアクセスを制御します。 デフォルトはNです。 使用上の注意: ¨ z/OS Installation Assistantの[汎用パラメータ]ページで[詳細パラメータ]をク リックすると、SECURITY_LEVELおよびSECURITY_PWXパラメータを定義できます。 SECURITY_LEVELパラメータは、SECURITY文の最初のパラメータに対応します。 SECURITY_PWXパラメータは、SECURITY文の2番目のパラメータに対応します。 ¨ z/OSで、SECURITY文の先頭のパラメータを1または2に設定した場合は、PowerExchange ListenerおよびNetportジョブについて、STEPLIBをAPF許可する必要があります。 そ うしないと、PowerExchangeがユーザー認証またはリソースアクセスの制御を実行でき ず、このパラメータが0に設定されたかのように動作します。 ¨ z/OSデータソースのカラムレベルの処理をPowerCenter Integration Serviceが実行さ れているLinux、UNIX、Windowsシステムにオフロードする場合、PowerCenter CDCセッ 152 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル ションは接続時に指定した[マップの場所のユーザー]および[マップの場所のパスワ ード]の値を使用して、すべてのリソースへのアクセスを制御します。 接続はオフロ ード処理が有効になっているPWX NRDB CDCアプリケーション接続またはPWX DB2zOS CDC アプリケーション接続であることが必要です。 ¨ z/OSデータソースから取得したデータをリモートのPowerExchangeロッガー(Linux、 UNIX、Windows用)ログファイルに記録する場合、z/OS上のDBMOVERコンフィギュレーシ ョンメンバでSECURITYオプションを2に設定します。 PowerExchangeロッガー(Linux、 UNIX、Windows用)のコンフィギュレーションファイル(PWXCCL)のユーザーIDとパス ワードが、z/OSセキュリティチェックに合格できるz/OSの有効なユーザーIDとパスワー ドであることを確認します。 z/OSでPowerExchangeロッガー(MVS用)ログファイルか らキャプチャされたデータを読み取るには、これらのユーザークレデンシャルが FACILITYクラスのCAPX.REG.*リソースプロファイルへのREADアクセスを持っている必要 があります。これは、z/OSのセキュリティ製品によって管理されます。 また、CDCセッ ションでログファイルからデータを抽出するには、PWXPC接続時に[マップの場所のユ ーザー]および[マップの場所のパスワード]接続属性でz/OSのユーザーIDとパスワー ドを指定する必要があります。 これらのユーザークレデンシャルは、CAPX.CND.*リソ ースプロファイルへのREADアクセスを持っている必要があります。 SERVICE_TIMEOUT文 SERVICE_TIMEOUT文は、PowerExchange ListenerまたはPowerExchangeロッガーが、シャッ トダウンし、エラーメッセージを発行するまでに、関連付けられたListenerサービスまた はロッガーサービスからハートビートデータを受信するのを待つ時間を秒単位で指定しま す。 オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows 必須: 不要 構文: SERVICE_TIMEOUT=(ISYNC,heartbeat_interval) パラメータ: ISYNC 必須。ハートビート間隔が適用されるサービス。 ISYNCが唯一の有効なオプションで す。 heartbeat_interval PowerExchange ListenerまたはPowerExchangeロッガーが、シャットダウンし、エラ ーメッセージを発行するまでに、関連付けられたListenerサービスまたはロッガーサ ービスからハートビートデータを受信するのを待つ秒数。 1~60の数値を入力します。デフォルトは5です。 SESSID文 SESSID文は、DB2要求のDB2相関IDとして使用されるデフォルト値を指定します。 オペレーティングシステム: z/OS DBMOVER文 153 必須: 不要 構文: SESSID=correlation_id 値: correlation_id に、最大8文字の文字列を入力します。 使用上の注意: ¨ DB2要求のDB2相関IDのデフォルト値を指定するには、PowerExchange Listenerマシン上 でDBMOVERコンフィギュレーションファイルにSESSID文を含めます。 特定のDB2 for z/ OS接続に対してこの値をオーバーライドするには、PowerCenter Workflow Managerまた はInformatica Developerツールで相関ID接続プロパティを指定します。 ¨ クライアントの相関ID接続プロパティまたはPowerExchange ListenerマシンのDBMOVER コンフィギュレーションファイルのSESSID文にも値が指定されていない場合、 PowerExchangeはDETAILのデフォルト値を使用します。 ¨ SESSID文は、PowerExchangeがRRSAFを使用してDB2に接続する場合にのみ適用されま す。 RRSAF接続を使用する場合は、MVSDB2AF文をDBMOVERコンフィギュレーションファ イルに含めます。 SHOW_THREAD_PERF文 SHOW_THREAD_PERF文は、マルチスレッド処理またはパーティション化処理を使用するセッ ションの統計メッセージを、PowerExchangeメッセージログファイルまたはPowerCenterセ ッションログに書き込むまでに、PowerExchangeが処理するレコード数を指定します。 オペレーティングシステム: すべて データソース: すべてのCDCソース。 バルクデータ移動セッションの場合は、以下のソー スになります。DB2 for z/OSテーブル、シーケンシャルおよびフラットファイル、および VSAMデータセット。 データターゲット: ライタパーティションを使用するバルクデータ移動セッションの場 合、以下のターゲットになります。VSAMデータセットおよびシーケンシャルファイル。 必須: 不要 構文: SHOW_THREAD_PERF=number_of_records 値: number_of_records 変数には、セッションパフォーマンスの評価に使用できる統計情 報のメッセージを書き込むまでに、PowerExchangeが統計レポート間隔で処理する必要のあ るレコード数を入力します。 有効な値は10000~50000000です。 マルチスレッド処理を使用するセッションの場合、PowerExchangeは、PWX-31254~ PWX-31259のメッセージをPowerExchangeメッセージログファイルに書き込みます。 リー ダーまたはライタパーティション化を使用するバルクデータ移動セッションの場合、PWXPC は、PWX-31261およびPWX-31262のメッセージをPowerCenterセッションログおよび PowerExchangeメッセージログに書き込みます。 使用上の注意: PWXPCで統計メッセージをPowerCenterセッションログに書き込むようにす るには、PWX CDCアプリケーション接続またはPWX Batchアプリケーション接続で、[PWXロ グエントリの取得]属性を選択します。 この属性はデフォルトで選択されます。 154 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル SPACE文 SPACE文は、JCLでSPACEパラメータが指定されなかったときにz/OS上でPowerExchangeがタ ーゲットデータセットを動的に割り当てるために使用する、プライマリスペースとセカン ダリスペースを指定します。 オペレーティングシステム: z/OS 関連した文: BS、DISP、LRECL、RECFM、RELEASE、UNIT、およびOLSER 必須: 不要 構文: SPACE=({unit_type|T} ,{primary_space|0} ,{secondary_space|0} ) パラメータ: space_unit 必須。スペース情報が指定されなかった場合にz/OS上でPowerExchangeがターゲット データセットを動的に割り当てるときに使用するスペースの種類。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ C。 シリンダ。 ¨ T。トラック。 デフォルトはTです。 {primary_space |0} 必須。space_unitパラメータで定義されるユニットのプライマリスペースの量。 有効な値は、1~16777215トラックまたは相当するシリンダ数です。 デフォルトは0で す。65535トラックよりも大きな値を入力するときは、ターゲットシステムのスペース 管理チームと連携して、そのような大きな割り当てがサポートされていることを確認 してください。 {secondary_space |0} 必須。space_unitパラメータで定義されるユニットのセカンダリスペースの量。 有効な値は、1~16777215トラックまたは相当するシリンダ数です。 デフォルトは0で す。65535トラックよりも大きな値を入力するときは、ターゲットシステムのスペース 管理チームと連携して、そのような大きな割り当てがサポートされていることを確認 してください。 SSL文 SSL文は、Secure Sockets Layer(SSL)接続用のSSL証明書情報を指定します。 SSLの詳細は、 第 7 章, 「Secure Sockets Layerのサポート」 れています。 (ページ261)に記載さ オペレーティングシステム: すべて DBMOVER文 155 関連する文: SSL_ALLOW_SELFSIGNED、SSL_CIPER_LIST、SSL_CONTEXT_METHOD、 SSL_REQ_CLNT_CERT、およびSSL_REQ_SRVR_CERT 必須: 不要 構文: SSL=(PASS=client ,KEY=key ,{CALIST=calist|CAPATH=directory} ) パラメータ: 以下のキーワードと値を入力します。 PASS=client 必須。SSL接続を確立するために使用されるパスフレーズ。 KEY=key 必須。SSL接続を確立するために使用されるSSLキー。 CALIST=calist CAPATHオプションを指定しない場合は必須。 SSL接続を確立するための認証機関リス ト(CALIST)。 CAPATH=directory CALISTオプションを指定しない場合は必須。 LinuxまたはUNIXでは、OpenSSLインストールの信頼されたCAディレクトリを入力しま す。 Windowsでは、OpenSSLのcertsディレクトリを入力します。 SSL_ALLOW_SELFSIGNED文 SSL_ALLOW_SELFSIGNED文は、SSLセキュリティに使用する証明書のタイプを指定します。 自己署名証明書か、システムが信頼する商業的認証機関からの証明書を使用できます。 オペレーティングシステム: すべて 関連する文: SSL、SSL_REQ_CLNT_CERT、SSL_REQ_SRVR_CERT 必須: 不要 構文: SSL_ALLOW_SELFSIGNED={N|Y} 有効な値: ¨ N。システムが信頼する商業的認証機関からの証明書を使用します。 ¨ Y。自己署名証明書を使用します。 自己署名証明書は、信頼できる認証機関へのチェー ンを辿っても確認できません。 デフォルトはNです。 156 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル SSL_CIPHER_LIST文 SS_CIPHER_LIST文は、SSLハンドシェイク中にLinux、UNIX、またはWindowsクライアント がサーバーに提供できる暗号群を、指定されたリストに制限します。 オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows 関連する文: SSL、SSL_ALLOW_SELFSIGNED、SSL_CONTEXT_METHOD、SSL_REQ_CLNT_CERT、お よびSSL_REQ_SRVR_CERT 必須: 不要 構文: SSL_CIPHER_LIST=cipher_list 値: cipher_list 変数に対して、1つ以上のOpenSSL暗号群名をカンマで区切って指定しま す。 以下の表は、OpenSSLの暗号群名および対応するAT-TLS暗号群名と16進数値のリストの一部 です。 OpenSSLの暗号群名 AT-TLSの暗号群名 16進数値 DHE-RSA-AES256-SHA TLS_DHE_RSA_WITH_AES_256_CBC _SHA 39 DHE-DSS-AES256-SHA TLS_DHE_DSS_WITH_AES_256_CBC _SHA 38 AES256-SHA TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA 35 EDH-RSA-DES-CBC3SHA TLS_DHE_RSA_WITH_3DES_EDE_CB C_SHA 16 EDH-DSS-DES-CBC3SHA TLS_DHE_DSS_WITH_3DES_EDE_CB C_SHA 13 DES-CBC3-SHA TLS_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SH A 0A DHE-RSA-AES128-SHA TLS_DHE_RSA_WITH_AES_128_CBC _SHA 33 DHE-DSS-AES128-SHA TLS_DHE_DSS_WITH_AES_128_CBC _SHA 32 AES128-SHA TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA 2F Linux、UNIX、またはWindows上のOpenSSL暗号ライブラリで使用可能な暗号群の完全なリ ストについては、PWXUSSLユーティリティのREPORT_CIPHERSコマンドを実行してください。 DBMOVER文 157 使用上の注意: 以下のいずれかの理由で、クライアントマシン上のDBMOVERファイルに SSL_CIPHER_LIST文を含める場合があります。 ¨ Linux、UNIX、またはWindowsのPowerExchangeサーバーでクライアントマシンの弱い暗 号が使用されないようにするため。 ¨ z/OSサーバーマシンでTTLSCipherParms構成文を変更せずに、Linux、UNIX、または Windowsクライアントマシンの優先される暗号を強制的に使用させるため。 ¨ 接続に時間がかかるので、z/OS上でDiffie-Hellman暗号が使用されないようにするた め。 ¨ パフォーマンスの高速化のために、弱い暗号、またはz/OS上でハードウェア支援が使用 される暗号を強制的に使用させるため。 SSL_CONTEXT_METHOD文 The SSL_CONTEXT_METHOD文は、PowerExchangeのSSL通信に対してピアがサポートするSSL またはTLSのバージョンを選択します。 オペレーティングシステム: すべて 関連する文: SSL、SSL_ALLOW_SELFSIGNED、SSL_CIPHER_LIST、SSL_REQ_CLNT_CERT、およ びSSL_REQ_SRVR_CERT 必須: 不要 構文: SSL_CONTEXT_METHOD=context_method 有効な値: ¨ SSLV2. ピアはSSLバージョン2をサポートします。 ¨ SSLV23. ピアはSSLバージョン2または3をサポートします。 ¨ SSLV3. ピアはSSLバージョン3をサポートします。 ¨ TLSV1. ピアはTLSバージョン1をサポートします。 デフォルトはTLSV1です。 使用上の注意: ¨ クライアントとサーバーには互換性のある値を選択します。 ¨ デフォルトのTLSV1では、最も安全で最新の形式のハンドシェイキングが選択されま す。 他の値は例外的な場合に提供されます。 SSL_REQ_CLNT_CERT文 SSL_REQ_CLNT_CERT文は、PowerExchangeサーバーがPowerExchangeクライアントのIDを認 証するためにSSL証明書を使用するかどうかを制御します。 SSLのセキュリティの詳細は、「PowerExchangeネットワーク上のSSLのセキュリティ」 (ページ261)に記載されています。 オペレーティングシステム: すべて 関連する文: SSL、SSL_ALLOW_SELFSIGNED、SSL_REQ_SRVR_CERT 158 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 必須: 不要 構文: SSL_REQ_CLNT_CERT={N|Y} 有効な値: ¨ N。PowerExchangeサーバーは、PowerExchangeクライアントのIDを認証しません。 ¨ Y。PowerExchangeサーバーは、SSL証明書を使ってPowerExchangeクライアントのIDを 認証します。 デフォルトはYです。 SSL_REQ_SRVR_CERT文 SSL_REQ_SRVR_CERT文は、PowerExchangeクライアントがSSL証明書を使ってPowerExchange サーバーのIDを認証するかどうかを制御します。 SSLのセキュリティの詳細は、「PowerExchangeネットワーク上のSSLのセキュリティ」 (ページ261)に記載されています。 オペレーティングシステム: すべて 関連する文: SSL、SSL_ALLOW_SELFSIGNED、SSL_REQ_CLNT_CERT 必須: 不要 構文: SSL_REQ_SRVR_CERT={N|Y} 有効な値: ¨ N。PowerExchangeクライアントは、PowerExchangeサーバーのIDを認証しません。 ¨ Y。PowerExchangeクライアントは、SSL証明書を使ってPowerExchangeサーバーのIDを 認証します。 デフォルトはNです。 STATS文 STATS文は、PowerExchange Listener用のSMF統計レコードをSMFとファイルのどちらに書 き込むかを制御します。 PowerExchangeのSMFレコードの書き込み先としてファイルを使用するのは、テストのため か、特定のSMF統計情報をすばやく取得する必要がある場合です。 それ以外の場合、統計 情報を長期にわたって収集するためには、PowerExchange SMFレコードをSMFに書き込みま す。 オペレーティングシステム: z/OS 必須: 不要 構文: STATS=({SMF,record_num[,{interval|0}] | FILE,dataset_name[,{interval|0}] | DBMOVER文 159 NONE} ) パラメータ: SMF,record_num[,{interval|0}] PowerExchangeはSMFレコードをSMFデータセットに書き込みます。 次のパラメータを入力します。 record_num 必須。SMFレコード番号。 有効な値は128~255です。 {interval|0} オプション。PowerExchangeがインターバルSMFレコードを書き込む間隔(単位は 分)。 間隔処理を無効にするには、0を指定します。 この場合、PowerExchangeはタス クの最後かPowerExchange Listenerがシャットダウンするときに、SMFレコード を書き込みます。 有効な値は、0と5~120です。 デフォルトは0です。 FILE,dataset_name [,{interval|0}] PowerExchangeはSMFレコードをファイルに書き込みます。 次のパラメータを入力します。 dataset_name 必須。SMFレコードの書き込み先となるシーケンシャルデータセット名。 {interval|0} オプション。PowerExchangeがインターバルSMFレコードを書き込む間隔(単位は 分)。 間隔処理を無効にするには、0を指定します。 PowerExchangeは、PowerExchange ListenerがシャットダウンしたときにSMFレコードを書き込みます。 有効な値は、0と5~120です。 デフォルトは0です。 NONE PowerExchangeはSMFレコードを書き込みません。 デフォルトはNONEです。 使用上の注意: ¨ PowerExchangeでSMFへの書き込みを可能にするには、PowerExchange Listenerの STEPLIBにあるすべてのライブラリをAPF許可する必要があります。 ¨ Windows版のPowerExchangeにはpwxstat.file.dmpという名前のデータマップが付属し ています。このデータマップをPowerExchange Navigatorと共に使用して、ファイルに 書き込まれるSMFレコードを書式化することができます。 詳細は、『 PowerExchangeリ ファレンスマニュアル』に記載されています。 160 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 関連項目: ¨ 「Secure Sockets Layerのサポート」 ¨ 「STATS文」 (ページ261) (ページ159) SUBMITTIMEOUT文 SUBMITTIMEOUT文は、PowerExchange Listenerが生成したバッチジョブから開始を知らせ る通知を受信するまで待機する時間(秒数)を指定します。 オペレーティングシステム: z/OS 関連する文: LOADJOBFILEおよびNETPORT 必須: 不要 構文: SUBMITTIMEOUT={timeout_seconds|60} 値: timeout_seconds 変数には、1から86400までの数値を入力します。 デフォルトは60で す。 使用上の注意: ¨ デフォルトでは、PowerExchange Listenerは生成したジョブが開始するまで60秒間待ち ます。 この時間を超過すると、そのジョブはタイムアウトとなり、PowerExchange Listenerでのタスクは停止され、PWX-00426メッセージがPowerExchangeメッセージロ グに書き込まれます。 ¨ この文は、PowerExchange Listenerが生成したすべてのバッチジョブに適用されます。 それには以下のジョブも含まれます。 - Netportジョブ - DB2 LOADユーティリティジョブ - CA IDMS/DBメタデータジョブ - DTLREXEユーティリティのPROG=SUBMITオプションを使ってサブミットされたジョブ SUP_FUNC文 SUP_FUNC文は、zIIP上で作業がディスパッチされるEnclave SRBの関数名を定義します。 この文は、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ使用します。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: すべて 必須: 不要 構文: SUP_FUNC=function_name 値: 最大8文字の名前を入力します。 デフォルトはPWXFUNCです。 DBMOVER文 161 SUP_REQUEST文 SUP_REQUEST文は、zIIPの機能の要求元の名前を定義します。 この文は、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ使用します。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: すべて 必須: 不要 構文: SUP_REQUEST=requestor_name 値: 最大4文字の名前を入力します。 デフォルトはPWXRです。 SUP_SSNAME文 SUP_SSNAME文は、zIIPに対するオフロード作業のために、IBM Workload Managerに対して PowerExchange Listenerの開始タスクを識別するサブシステム名を定義します。 システ ムに複数のListenerが含まれる場合は、Listenerごとに異なる名前を定義できます。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: すべて 必須: 不要 構文: SUP_SSNAME=subsystem_name 値: 最大8文字の名前を入力します。 デフォルトはPWXLSTNRです。 SUP_SSTYPE文 SUP_SSTYPE文は、zIIP上で作業がディスパッチされるEnclave SRBのサブシステムタイプ としてIBM Workload Managerで使用される名前を定義します。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: すべて 必須: 不要 構文: SUP_SSTYPE=subsystem_type 値: 最大4文字の名前を入力します。 デフォルトは、PWXです。 162 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル SUPPRESS_DATA_LOGGING文 SUPPRESS_DATA_LOGGING文は、データマップで指定されたデータチェックオプションのチェ ックをパスしなかった行の最初の40文字を表示するメッセージが、PowerExchangeによって ログに書き込まれるかどうかを制御します。 オペレーティングシステム: すべて 必須: 不要 構文: SUPPRESS_DATA_LOGGING=Y 値: Yを入力します。すると、データマップで指定されたデータチェックオプションのチ ェックをパスしなかった行について、PWX-03006メッセージがPowerExchangeメッセージロ グファイルに書き込まれるようになります。 このメッセージは、データチェックをパスし なかった行の最初の40文字を表示するメッセージPWX-02152が抑止されたことを示します。 使用上の注意: デフォルトでは、データマップで指定されたデータチェックオプションの チェックをパスしなかった行については、PWX-02152メッセージがPowerExchangeメッセー ジログファイルに書き込まれます。 このメッセージは、データチェックをパスしなかった 行の最初の40文字を表示します。 この方法でデータがログに記録されることを抑止するには、[データマップのプロパテ ィ]ダイアログボックスの[データチェック]タブで[データログの非表示]オプション を選択します。 SVCNODE文 SVCNODE文は、PowerExchange ListenerまたはPowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、 Windows用)プロセスがコマンドをリスンするTCP/IPポートを指定します。 PowerExchangeプロセスに対するコマンドは、pwxcmdまたはinfacmd pwxプログラムを通じ て発行できます。 また、PowerExchangeアプリケーションサービスもPowerExchangeプロ セスに対してコマンドを発行できます。 オペレーティングシステム: すべて 関連する文: CMDNODE、LISTENER、NODE 必須: 不要 構文: SVCNODE=(service_name ,listen_port ) パラメータ: DBMOVER文 163 service_name 必須。PowerExchangeサービス名。 次の表で、 service_name 変数に入力する値を、 コマンドのターゲットに基づいて説明しています。 コマンドのターゲ ット アプリケ ーション サービス によって 管理され る service_name 変数に入力する値 PowerExchange Condenseプロセス いいえ CAPTPARMコンフィギュレーションメン バまたはファイルのCONDENSENAME文で 指定されたサービス名。 PowerExchange Listenerプロセス いいえ DBMOVERコンフィギュレーションファイ ルのLISTENER文で指定されたノード 名。 PowerExchange Listenerサービス はい DBMOVERコンフィギュレーションファイ ルのLISTENER文で指定されたノード 名。 この名前は、以下のいずれかの値と一 致しなければならない。 - Informatica Administratorを通じて アプリケーションサービスを作成し た場合は、開始パラメータプロパテ ィで指定されたノード名値。 - infacmd pwx CreateListenerService コマンドを使ってアプリケーション サービスを作成した場合は、そのコ マンドの-StartParametersオプショ ンで指定したノード名値。 PowerExchangeロ ッガー(Linux、 UNIX、Windows用) プロセス いいえ pwxccl.cfgファイルのCONDENSENAME文 で指定されたサービス名。 PowerExchangeロ ッガーサービス はい pwxccl.cfgファイルのCONDENSENAME文 で指定されたサービス名。 listen_port 必須。PowerExchangeプロセス用のコマンドハンドラがコマンドをリスンするポートの 一意のポート番号。 PowerExchangeアプリケーションサービスの場合、SVCNODE文で指定するポート番号は 以下のいずれかの値と一致しなければなりません。 ¨ Informatica Administratorを通じてアプリケーションサービスを作成した場合 は、SVCNODEポート番号プロパティで指定された値。 164 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル ¨ infacmd pwx CreateListenerServiceコマンドまたはCreateLoggerServiceコマン ドを使ってアプリケーションサービスを作成した場合は、そのコマンドの-SvcPort オプションで指定した値。 SYB_ERRORFILE文 SYB_ERRORFILE文は、PowerExchangeがSybaseバルクデータ移動操作に使用する、ユーザー によってカスタマイズされたSQLエラーファイルの名前を指定します。 フォールトトレランスの詳細は、『 PowerExchangeバルクデータ移動ガイド』に記載されて います。 オペレーティングシステム: Windows データソース: Sybase 必須: 不要 構文: SYB_ERRORFILE=file_name 値: file_name変数には、PowerExchangeで回復可能または致命的として扱うようにする SQLエラーコードを収めたファイルの完全なパスおよびファイル名を入力します。 SYSOUT_TIMESTAMP文 SYSOUT_TIMESTAMP文は、出力ファイルとコンソール出力にタイムスタンプ情報を含めるか どうかを制御します。 デフォルトでは、PowerExchangeメッセージログファイルに書き込まれるすべてのメッセー ジにタイムスタンプ情報が含められます。 この文は、PowerExchangeメッセージログファ イルに書き込まれるメッセージには影響しません。 オペレーティングシステム: すべて 必須: 不要 構文: SYSOUT_TIMESTAMP={N|Y} 有効な値: ¨ N。SYSOUTファイル(z/OSの場合)、QPRINTファイル(i5/OSの場合)、およびコンソー ル(Linux、UNIX、Windowsの場合)にPowerExchangeが書き込むメッセージの最初に、 タイムスタンプ情報が含まれなくなります。 ¨ Y。SYSOUTファイル(z/OSの場合)、QPRINTファイル(i5/OSの場合)、およびコンソー ル(Linux、UNIX、Windowsの場合)にPowerExchangeが書き込むメッセージの最初に、 タイムスタンプ情報が含められます。 タイムスタンプ情報の形式は次のとおりです。 ddmmyy hhmmss デフォルトはNです。 DBMOVER文 165 TAPEWAIT文 TAPEWAIT文は、Netportジョブがテープボリュームを待つかどうかを制御します。 オペレーティングシステム: z/OS 関連する文: GDGLOCATE、NETPORT、WAITDSN 必須: 不要 構文: TAPEWAIT=Y 値: Yを入力します。PowerExchangeは動的割り当て(SVC99)要求を受けると、S99FLAG2 インジケータのS99WTVOLビットを指定することによって、テープボリュームを待ちます。 使用上の注意: ¨ デフォルトでは、PowerExchangeはボリュームを待ちません。 ¨ この文を使用するには、Netport JCLのSTEPLIBの中のライブラリをAPF許可する必要が あります。 ¨ PowerExchangeは、PowerExchange Listenerを初期化するときにはこの文を無視しま す。 TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE文 TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE文は、ネットワーク診断メッセージPWX-33316、PWX-33317、お よびPWX-33318の発行を制御します。 これらのメッセージは、エラーの状況や接続の終了 の前に発生したネットワークの送信および受信の操作についての情報を提供します。 オペレーティングシステム: すべて 関連する文: TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE_SZ 必須: 不要 構文: TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE={A|E|N} 有効な値: ¨ A. PowerExchangeは、接続が終了するといつもネットワーク診断メッセージを発行しま す。 ¨ E. PowerExchangeは、ネットワーク関連のエラーが発生した場合に、ネットワーク診断 メッセージを発行します。 ¨ N. PowerExchangeは、ネットワーク診断メッセージを発行しません。 デフォルトはEです。 TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE_SZ文 TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE_SZ文は、ネットワークの送信と受信の操作に保持するトレース レコードの数を制御します。PowerExchangeはこれらのレコードの情報をメッセージ PWX-33316およびPWX-33317でレポートします。これらのメッセージは、エラーの状況や接 166 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 続の終了の前に発生したネットワークの送信および受信の操作についての情報を提供しま す。 オペレーティングシステム: すべて 関連する文: TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE 必須: 不要 構文: TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE_SZ={size|20} 値: 5~99999の値を入力します。デフォルトは20です。 TCPIP_SHOW_POOLING文 TCPIP_SHOW_POOLING文は、接続プールに関する診断情報をPowerExchangeログファイルに 書き込むかどうかを指定します。 クライアント側のDBMOVERファイルでこのオプションを有効にすると、PowerExchangeがメ ッセージPWX-33805を発行します。 オペレーティングシステム: すべて 必須: 不要 構文: TCPIP_SHOW_POOLING={N|Y} 有効な値: ¨ N。PowerExchangeはメッセージPWX-33805を発行しません。 ¨ Y。PowerExchangeはメッセージPWX-33805を発行します。 デフォルトはNです。 使用上の注意: PWX-33805メッセージでは、以下の情報が提供されます。 ¨ サイズ。 接続プールのサイズ。 ¨ ヒット数。 PowerExchange接続プール内で、再利用できる接続が見つかった回数。 ¨ 部分ヒット数。 PowerExchange接続プール内で、修正して再利用できる接続が見つかっ た回数。 ¨ ミス数。 PowerExchange接続プール内で、再利用できる接続が見つからなかった回数。 ¨ 期限切れ。 最大アイドル時間を超過したためPowerExchange接続プールから破棄された 接続の数。 ¨ プール満杯により破棄。 接続プールがいっぱいになったためPowerExchange接続プール から破棄された接続の数。 ¨ エラーにより破棄。 エラー状態のためPowerExchange接続プールから破棄された接続の 数。 TCPIPBUFSIZE文 TCPIPBUFSIZE文は、推奨されていないが、後方互換性を保つためにのみ存在する文です。 DBMOVER文 167 TCPIPVER文 TCPIPVER文は、PowerExchangeが標準のIBM TCP/IP UNIXソケットコードの代わりに使用す る代替TCP/IPソケットコードを指定します。 デフォルトでは、PowerExchangeはIBM TCP/IP UNIXソケットを使用します。 この文は、 CA TCPAccessを使用する場合に定義します。 オペレーティングシステム: z/OS 必須: 不要 構文: TCPIPVER={2|3} 有効な値: ¨ 2。PowerExchangeは、z/OS上でIBM TCP/IP UNIXソケットコードの代わりにCA TCPAccessソケットコードを使用します。 ¨ 3。PowerExchangeはネイティブMVSソケットコードを使用します。 この値は、 Informaticaグローバルカスタマサポートからの指示に従って指定します。 TEMPHLQ文 TEMPHLQ文は、PowerExchangeがCA IDMS/DBメタデータ用の一時ファイルを作成するときに デフォルトで使用する高レベル修飾子をオーバーライドします。 PowerExchange ListenerのユーザーIDを使用してデータセットが作成されないようにする 場合は、この文を定義します。 PowerExchangeは、SECURITY文の先頭のパラメータに2が 指定された場合にはTEMPHLQ文を無視します。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: CA IDMS/DB 関連する文: SECURITY 必須: 不要 構文: TEMPHLQ=hlq 値: hlq変数には、PowerExchangeがCA IDMS/DBメタデータ用に作成する一時データセッ ト用の高レベル修飾子(HLQ)を入力します。 有効な値は、1~17文字の文字列です。 デ フォルトでは、PowerExchange ListenerのユーザーIDが、メタデータ一時データセット用 のHLQとして使用されます。 TEMPHLQ文を使用するには、SECURITY文の先頭のパラメータに0または1を指定する必要があ ります。 例: 以下のSECURITY文とTEMPHLQ文を定義した場合: SECURITY=(0,N) TEMPHLQ=B.C 168 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル IDMSコピーブックインポートプロセスの最中にCA IDMS/DBメタデータを保持するために、 次のデータセットが作成されます。 B.C.METADATA.DTL000001 TEXT_EOF_FOR_BINARY文 TEXT_EOF_FOR_BINARY文は、PowerExchangeがLinux、UNIX、またはWindows上でバイナリフ ラットファイルの読み取りを行うときに16進値1Aを無視するかどうかを制御します。 オペレーティングシステム: Linux、UNIX、およびWindows データソース: バイナリフラットファイル 必須: 不要 構文: TEXT_EOF_FOR_BINARY={N|Y} 有効な値: ¨ N。PowerExchangeは、Linux、UNIX、またはWindows上でバイナリフラットファイルの 読み取りを行うときに、16進値1Aを無視します。 ¨ Y。PowerExchangeは、Linux、UNIX、またはWindows上でバイナリフラットファイルの 読み取りを行うときに、16進値1Aをファイル終端(EOF)マーカーとして処理します。 デフォルトはNです。 TIMEZONE文 TIMEZONE文は、PowerExchangeがバルクデータ移動セッションのためにユーザーのローカル 時刻の中のAdabas日付/時刻値を読み書きすることを可能にします。 TIMEZONE文は、 PowerExchangeで使用するローカルタイムゾーンを指定します。 この文は、フィールド定義でAdabas TZオプションが指定されている日付/時刻フィールド を含むAdabas 8.2.2データソースまたはターゲットにのみ適用されます。 同じAdabasソースまたはターゲットを処理する複数のCDCおよびバルクデータ移動セッショ ン間で一貫した日付/時刻値を保つ必要がある場合は、この文を指定しません。 オペレーティングシステム: z/OS データソースまたはターゲット: Adabas 必須: 不要 構文: TIMEZONE=area/location 値: area/location文字列には、tzデータベースからのローカルタイムゾーン値を入力しま す。 この値では大文字と小文字が区別されます。 DBMOVER文 169 使用上の注意: ¨ PowerExchangeがユーザーのローカル時刻の日付/時刻値を読み書きするためには、 AdabasソースライブラリのTZINFOメンバでそのユーザーのローカルタイムゾーンが定義 されている必要があります。 ¨ TIMEZONE文を使用しなかった場合、PowerExchangeはAdabas日付/時刻値をUTC (Coordinated Universal Time: 協定世界時)で読み書きします。 UTCは、TZオプシ ョンフィールドが指定された場合にAdabasが日付/時刻値の保存に使用する時間です。 ¨ CDCセッションの場合、TIMEZONE文は無視され、PowerExchangeはAdabas日付/時刻値を 常にUTCで読み書きします。 ¨ 重要:PowerExchangeは、CDCセッションについてはUTC日付/時刻を値を現地時間に変換 することはできません。 同じAdabasソースまたはターゲットに対して、ローカルタイ ムゾーンを指定してCDCセッションとバルクデータ移動セッションを実行した場合、そ れらのセッションの日付/時刻値が一貫しなくなる可能性があります。 TRACE文 TRACE文は、診断のためにPowerExchangeコードパス内でのトレースをアクティブにしま す。 オペレーティングシステム: すべて 必須: 不要 TRACE文はパフォーマンスに重大な影響を及ぼすことがあります。 この文は、Informatica グローバルカスタマサポートからの指示に従って使用します。 TRACING文 TRACING文は、PowerExchangeの代替ログを有効にし、代替ログファイルの属性を指定しま す。 PowerExchangeでは、メッセージを格納するために、デフォルトのPowerExchangeメ ッセージログファイルではなく、代替ログファイルが使用されます。 オペレーティングシステム: すべて 関連する文: LOGPATH 必須: 不要 構文: TRACING=(PFX=prefix [,APPEND={N|Y}] [,BUFFERS={number_of_buffers|100}] [,FILENUM={number_of_files|5}] [,FLUSH={flush_interval|99}] [,RECLEN={record_length|80}] [,SIZE={log_size|100}] [,VIEW={N|Y}] ) パラメータ: PFX=prefix 必須。代替ログファイル名のプレフィックスを指定します。 170 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル PowerExchangeは、以下のシステム別のルールに従って代替ログファイル名を作成しま す。 i5/OS PowerExchangeは、PFX値を使用して、PowerExchangeデータライブラリ内のログ ファイルのメンバ名を作成します。 PowerExchange Listener、PowerExchange Condense、または他のPowerExchangeジョブのうちどれがログファイルを作成す るかによって、ログファイル名は異なります。 ¨ PowerExchange Listenerは、次のファイル命名規則を使用します。 datalib/Plistener_port(prefixnnn) ¨ PowerExchange Condenseとその他のPowerExchangeジョブは、次のファイル命 名規則を使用します。 datalib/JOBjob_number(prefixnnn) これらの命名規則には、以下の変数が含まれます。 ¨ datalibは、PowerExchangeのインストール時に指定されたPowerExchangeデー タライブラリ名です。 ¨ job_numberは、PowerExchange Condenseまたは他のPowerExchangeジョブの下 で実行されるトレースサブタスクDTLTRTSKのi5/OSジョブ番号です。 ¨ listener_portは、PowerExchange Listenerのポート番号です。 ¨ nnnは、001から999までの通し番号です。 例えば、リスナポート番号が2480、PFXの値がPWXLOG、FILENUMの値が3の PowerExchange Listenerは、以下のログファイルを作成します。 datalib/P02480(PWXLOG001) datalib/P02480(PWXLOG002) datalib/P02480(PWXLOG003) PFXの値の最大長は7文字です。 Linux、UNIX、およびWindows PowerExchangeは、PFXの値を、ログファイルを収めるサブディレクトリの名前と して使用します。 PowerExchangeは、dbmover.cfgファイル内のLOGPATH文を使用 して、このログサブディレクトリを収めるディレクトリを決定します。 PowerExchange Listener、PowerExchange Condense、または他のPowerExchange タスクのうちどれがログファイルを作成するかによって、ログファイル名は異な ります。 ¨ PowerExchange Listenerは、次のファイル命名規則を使用します。 LinuxおよびUNIX: logpath/prefix/DTLLST1.plistener_port.nnnn.log Windows Listenerサービス: logpath\prefix\DTLLSTNT.plistener_port.nnnn.log Windows Listener: logpath\prefix\DTLLST1.plistener_port.nnnn.log DBMOVER文 171 ¨ PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)は、次のファイル命名規 則を使用します。 LinuxおよびUNIX: logpath/prefix/PWXCCL.tyyyymmddhhmmss.ppid.nnnn.log Windows: logpath\prefix\PWXCCL.tyyyymmddhhmmss.ppid.nnnn.log ¨ その他のタスクの場合、PowerExchangeは次のファイル命名規則を使用しま す。 LinuxおよびUNIX: logpath/prefix/module.tyyyymmddhhmmss.ppid.nnnn.log Windows: logpath\prefix\module.tyyyymmddhhmmss.ppid.nnnn.log 変数は、それぞれ以下の値を表します。 ¨ logpathは、dbmover.cfgファイル内のLOGPATH文の値です。 ¨ listener_portは、PowerExchange Listenerのポート番号です。 ¨ moduleは、実行中のPowerExchangeモジュールの名前です。例えばDTLURDMOユ ーティリティの場合はDTLURDMO、PowerCenter操作の場合はDTLODBCDRVRで す。 ¨ nnnは、001から999までの通し番号です。 ¨ pidは、PowerExchangeタスクのプロセスIDです。 ¨ yyyymmddhhmmss は、ファイルが作成された時点のタイムスタンプです。 例えば、ポート番号が2480、PFXの値がPWXLOG、FILENUMの値が3の、UNIX上で動 作しているPowerExchange Listenerは、以下のログファイルを作成します。 logpath/PWXLOG/DTLLST1.p02480.n001.log logpath/PWXLOG/DTLLST1.p02480.n002.log logpath/PWXLOG/DTLLST1.p02480.n003.log PFXの値の最大長は210文字です。 z/OS PowerExchangeは、PFXの値をシーケンシャル代替ログデータセットの上位修飾子 (HLQ)として使用します。 デフォルトでは、PowerExchangeは動的に割り当て られた代替ログデータセットを使用します。 ただし、JCLでDTLLOG nn DD文を指 定して、代替ログデータセットを割り当てることができます。 代替ログデータセットに対してDFSMS圧縮を使用することはできません。 PowerExchange Listener、PowerExchangeバッチジョブまたは開始済みタスクの うちどれがファイルを作成するかによって、ログデータセット名は異なります。 ¨ PowerExchange Listenerは、次のファイル命名規則を使用します。 prefix.sysid.Plistener_port.Nnnn ¨ それ以外のPowerExchangeバッチジョブおよび開始済みタスクはすべて、次の ファイル命名規則を使用します。 prefix.job_name.job_number.sysid.Nnnn 172 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 変数は、それぞれ以下の値を表します。 ¨ job_nameは、バッチジョブまたは開始済みタスクのジョブ名です。 ¨ job_numberはJESジョブ番号です。バッチジョブの場合はJOBで始まり、開始 済みタスクの場合はSTCで始まります。 ¨ listener_portは、PowerExchange Listenerのポート番号です。 ¨ nnnは、001から999までの通し番号です。 ¨ sysidは、バッチジョブまたは開始済みタスクが実行されているz/OSシステム のシステムIDです。 例えば、ポート番号が2480、PFXの値がPWXLOG、FILENUMの値が3の、システム MVS1上で動作しているPowerExchange Listenerは、以下のログファイルを作成し ます。 PWXLOG.MVS1.P02480.N001 PWXLOG.MVS1.P02480.N002 PWXLOG.MVS1.P02480.N003 PFXの値の最大長は16文字です。 APPEND={N|Y} オプション。PowerExchangeがリスタート時にログファイルをどのように使用するかを 制御します。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ N。 PowerExchangeは、新規のログファイルを開くか、最も古いログファイルを開 いてそれを完全に上書きします。 例えば、動的に割り当てられた3つのログファイルを使用するためにFILENUM=3と設 定している場合、PowerExchange Listenerは起動時に、まずログファイル1を開こ うと試み、次にログファイル2、3の順に試します。 その後、PowerExchangeは以下 のアクションのどちらかを実行します。 - 1つ以上のログファイルが存在しない場合、PowerExchangeは最初の存在しないフ ァイルを初期ログファイルとして使用します。 例えば、ログファイル1と2が存 在していてログファイル3が存在しない場合、PowerExchangeはログファイル3を 初期ログファイルとして使用します。 ログファイルが1つもない場合、 PowerExchangeはログファイル1を初期ログファイルとして使用します。 - 3つのログファイルがすべて存在する場合、PowerExchangeは最も古いログファイ ルを初期ログファイルとして使用し、そのファイルを完全に上書きします。 注: z/OS上で代替ログ用にGDGを使用する場合は、PowerExchange Listenerが起 動したときに新しい世代が作成されます。 ¨ Y。 PowerExchangeは、ログファイルが存在している場合には最新のログファイル を開き、その末尾にログメッセージを追加していきます。 ログファイルが存在し ない場合は、新規のログファイルが開かれます。 例えば、3つのログファイルを使用するためにFILENUM=3と設定している場合、 PowerExchange Listenerは起動時に、まずログファイル1を開こうと試み、次にロ DBMOVER文 173 グファイル2、3の順に試します。 その後、PowerExchangeは以下のアクションのど ちらかを実行します。 - 1つ以上のログファイルが存在する場合、PowerExchangeは最新のログファイルを 開き、そのログファイルの末尾にログメッセージを追加していきます。 z/OS上で代替ログ用にGDGを使用していて、PowerExchange Listener JCLの DTLLOGnn DD文にGDG(0)を指定した場合は、現行世代の末尾にメッセージが追加 されていきます。 GDG(0)を使用しない場合、PowerExchangeはこのパラメータを 無視します。 - ログファイルが1つもない場合、PowerExchangeは新規のログファイル(ファイル 1)を開き、そのファイルをログファイルとして使用します。 デフォルトはYです。 BUFFERS={number_of_buffers |100} オプション。PowerExchangeサブタスクからのメッセージとトレース情報を受信するた めにPowerExchangeが割り当てるバッファの数を指定します。 バッファスペースがい っぱいの場合、メッセージとトレース情報を生成したPowerExchangeサブタスクはバッ ファスペースが使用可能になるまで待機します。 PowerExchangeプログラムは、この バッファスペースを内部的に使用します。 有効な値は5~9999です。 デフォルトは100です。 このパラメータは、Informaticaグローバルカスタマサポートの指示の下でのみ指定し ます。 FILENUM={number_of_files |5} オプション。ログファイルが動的に割り当てられている場合に、PowerExchangeが作成 して使用する代替ログファイルの数を指定します。 1つのログファイルがいっぱいに なると、PowerExchangeは最も古い代替ログファイルに切り替えて、そのファイルを上 書きします。 有効な値は1~99です。 デフォルトは5です。 注: z/OS上では、代替ロギングにGDGを使用する場合、またはDTLLOGメッセージを発 行するPowerExchangeコンポーネントにJCLでDTLLOG nn DD文を指定する場合、FILENUM パラメータは無視されます。 GDGについては、JCLのDTLLOG nn DD文でGDG(0)または GDG(+1)のどちらを指定したかに関係なく、パラメータは無視されます。 FLUSH={flush_interval |99} オプション。ログレコードをいくつ収集したらディスク上のログファイルにフラッシ ュするかを指定します。 PowerExchangeは、空き領域不足から回復できるようにする ために、ログレコードを定期的にフラッシュする必要があります。 フラッシュの値を 小さく設定すると、ログファイルに対するI/Oアクティビティが増加します。 有効な値は1~99です。 デフォルトは99です。 RECLEN={record_length |80} オプション。PowerExchangeがログレコードをログファイルに書き込むために使用する レコード長を指定します。 メッセージの長さがこのレコード長を超えた場合、ログレ コードは複数行にわたって書き込まれます。 有効な値は80~255です。 デフォルトは80です。 174 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル SIZE={log_size|100} オプション。代替ログファイルに書き込むログデータのおおよその量をMB単位で指定 します。 書き込んだログデータの量がこの値に達すると、PowerExchangeは現在のロ グファイルを閉じて次のログファイルを開き、ログレコードの書き込みを続行しま す。 有効な値は1~2948です。 デフォルトは100です。 注: z/OSでは、手動で割り当てられたログデータセットのサイズがSIZE値を超えた場 合、そのデータセットにPowerExchangeが書き込むログデータの量はSIZE値までに制 限されます。 データセットがSIZE値より小さい場合は、そのデータセットサイズが、 書き込まれるログデータの量の上限になります。 VIEW={N|Y} オプション。PowerExchangeが現在のログファイルを定期的に閉じてまた開くかどうか を制御します。 このパラメータはすべてのオペレーティングシステムで指定できます が、最も役に立つのはz/OSの場合です。 z/OSでは、ログデータセット内のログレコー ドは、そのログデータセットを閉じないと表示できません。 ほかのシステムでは、ロ グレコードがディスクにフラッシュされた後ならそれらのログレコードを表示できま す。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ N。 PowerExchangeが現在のログファイルを定期的に閉じてまた開くことはありま せん。 ¨ Y。 PowerExchangeは現在のログファイルを定期的に閉じてまた開きます。 z/OSでは、Yを指定すると、PowerExchangeがFLUSHで指定された間隔に基づいてロ グデータセットを定期的に閉じてまた開くようになります。これにより、メッセー ジを表示できるようになります。 さらに、以下の制限も適用されます。 - z/OSで代替ログ用にGDGを使用する場合は、PowerExchange Listener JCLの単一 のDTLLOGnn DD文でGDG(0)とDISP=SHRを指定します。 また、PowerExchange Listenerを起動する前に、GDGデータセットの少なくとも1つの世代を作成して割 り当てる必要があります。 - データセットの割り当てを操作するサードパーティの手順を使用する場合は、そ れらの製品がVIEW=Y処理を妨げる可能性があります。 例えば、その製品が SYSDSN ENQをEXCLUSIVEモードに変更することにより、データセットの表示が妨 げられる場合があります。 - データセットを開く操作と閉じる操作が頻繁に要求されることにより、データを 代替ログデータセットに書き込むPowerExchangeジョブのパフォーマンスが低下 する可能性があります。 パフォーマンスの低下を最小限に抑えるには、FLUSHパ ラメータでデフォルト値の99を使用します。 デフォルトはNです。 使用上の注意: ¨ 例えば継続モードで実行されるPowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)プ ロセスのように長期間にわたって実行されるジョブについてログに記録されるデータの 量をカスタマイズし、ロギングのパフォーマンスを向上させるために、代替ログを使用 します。 DBMOVER文 175 ¨ 動的代替ログが有効になっている場合、PowerExchangeプロセスごとに別々のディレク トリの中に代替ログファイルのセットが作成されます。 場所、ログファイルの数、およびログファイルのサイズ(MB単位)を指定できます。 使用中のログファイルが指定されたサイズに達すると、PowerExchangeは次のログファ イルに切り替えて、そのファイルの中のデータを上書きし始めます。 ¨ TRACING文を定義した場合は、LOGPATH文も定義して、Linux、UNIX、またはWindowsシ ステム上で代替ログファイルが保存されるディレクトリを指定します。 ¨ PowerExchangeジョブまたは開始済みタスクにJCLでDTLLOG nn DD文を定義した場合を除 き、PowerExchangeは代替ログデータセットを動的に割り当てます。 ¨ z/OSでは、メッセージを発行するすべてのPowerExchangeジョブまたは開始済みタスク に対して、JCLで使用するDTLLOG01 DD文でSYSOUT=*を指定することをお勧めします。以 下に例を示します。 //DTLLOG01 DD SYSOUT=* このストラテジでは、単一のSYSOUTオプションが指定された1つのDTLLOG01 DD文のみを 定義するため、設定が簡単になります。 また、このストラテジにより、特定のジョブ 実行またはタスク実行のメッセージ出力の検索が容易になります。PowerExchangeがす べてのメッセージ出力を、他のジョブ出力で利用できる単一のSYSOUTデータセットに書 き込むためです。 ¨ z/OSで代替ログ用にGDGを使用する場合は、PowerExchange Listener JCLのDTLLOGnn DD 文でGDG(0)を指定します。 以下に例を示します。 DTLLOG01 DD DSN=USER1.V901.TRCGDG(0),DISP=SHR GDG(0)を使用することにより、APPEND=Yを使用して現行世代へのメッセージの書き込み を再開することができます。 また、VIEW=Yを使用して、PowerExchange Listenerタス クがアクティブな間にGDG内のログレコードを表示することもできます。 APPEND=Nを指 定すると、PowerExchange Listenerが起動したときに新しい世代が作成されるようにな ります。 代わりにGDG(+1)を使用する場合は、TRACING文のAPPEND、およびVIEWパラメータが無視 され、PowerExchange Listenerが起動するたびに新しい世代が作成されるようになりま す。 また、GDGを使用している場合、PowerExchange Listenerを起動する前に、GDGの少な くとも1つの世代を作成して割り当てる必要があります。 ¨ z/OSでは、代替ログ用にGDGを使用する場合、またはPowerExchangeジョブまたは開始済 みタスクに対してJCLでDTLLOG01 DD文を指定する場合、FILENUMパラメータは無視され ます。 GDGの例: z/OSでGDGの現行世代にメッセージを追加し(GDG(0))、定期的にメッセージを表示できる ようにするには、以下の手順を実行します。 1. 以下のようなJCL文を含むバッチジョブを実行して、少なくとも1つの世代別データセ ットをGDG内に割り当てて作成します。 //DJEGDG@ JOB (ACCOUNT),'GDG',NOTIFY=&SYSUID //JSTEP01 EXEC PGM=IDCAMS //SYSPRINT DD SYSOUT=* //SYSIN DD * DEFINE GDG(NAME(USER1.V901.TRCGDG)- 176 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル LIMIT(4)NOEMPTYSCRATCH) //STEP2 EXEC PGM=IEFBR14 //DLLOG01 DD DSN=USER1.V901.TRCGDG(+1),DISP=(NEW,CATLG), DCB=(BLKSIZE=32718,LRECL=132,RECFM=VB), SPACE=(CYL,(1,1)) 2. DBMOVERコンフィギュレーションメンバで、VIEW=YおよびAPPEND=Yを含むTRACING文を 定義します。 以下に例を示します。 TRACING=(PFX=PWX,APPEND=Y,VIEW=Y) この文は、GDGの現行世代の末尾にメッセージを追加し、メッセージを表示できるよう にするために定期的に世代別データセットを閉じてまた開くように、PowerExchangeを 設定します。 3. GDGの現行の世代別データセットを参照するように、PowerExchange Listener JCL内の DTLLOGnn DD文を設定します。以下に例を示します。 DTLLOG01 DD DSN=USER1.V901.TRCGDG(0),DISP=SHR この文の中でDISP=SHRを使用します。 4. PowerExchange Listenerを起動します。 PowerExchangeが、現行の世代別データセットの末尾にメッセージを追加し始めます。 現行世代が存在しない場合はJCLエラーが発生し、PowerExchange Listenerは起動し ません。 関連項目: ¨ 「PowerExchangeのメッセージログオプション」 (ページ182) ¨ 「z/OS上の代替ログデータセット用の割り当てオプション」 (ページ184) UNIT文 UNIT文は、z/OS上でPowerExchangeがターゲットデータセットを動的に割り当てるときに、 UNIT情報が指定されなかった場合に使用する汎用または非公式の単位名を指定します。 オペレーティングシステム: z/OS 関連する文: BS、DISP、LRECL、RECFM、RELEASE、SPACE、VOLSER 必須: 不要 構文: UNIT=unit 値: unit変数には、z/OS上でPowerExchangeがターゲットデータセットを動的に割り当て るときに、UNIT情報が指定されなかった場合に使用する汎用または非公式の単位名を入力 します。 有効な値は、1~8文字の英数字文字列です。 USE_TYPE1_FALLBACKS文 USE_TYPE1_FALLBACKS文は、すべてのコードページに対して、タイプ1のフォールバックマ ッピングを有効にします。 タイプ1のフォールバックマッピングは、Unicode文字から出力 コードページの文字への片方向のマッピングです。 DBMOVER文 177 タイプ1のフォールバックマッピングを有効にするために、PowerExchangeは使用している すべてのコードページに対してucnv_setFallback() APIを呼び出します。 オペレーティングシステム: すべて 関連する文: ICUCNVPROPERTY 必須: No 構文: USE_TYPE1_FALLBACKS={N|Y} 有効な値: ¨ N。タイプ1のフォールバックマッピングがグローバルに有効になりません。 ¨ Y。タイプ1のフォールバックマッピングがすべてのコードページで有効になります。 デフォルトはNです。 使用上の注意: PowerExchangeがUnicodeとソースまたはターゲットコードページの間で データを変換するとき、タイプ1のフォールバックマッピングはデフォルトでは無効になり ます。 すなわち、コードページ変換ルーチンにおいてUCMファイル内で精度インジケータ が1の文字マッピングが検出されると、マッピングは実行されません。 file, the mapping is not executed. 代わりに、代替出力文字が生成されます。 タイプ1のフォールバックマッピングを有効にするには、DBMOVERコンフィギュレーション ファイルでUSE_TYPE1_FALLBACKS=Yを定義します。 または、DBMOVER ファイル内の ICUCNVPROPERTY文のUSE_TYPE1_FALLBACKSオプションを使用して、特定のコードページに 対してタイプ1のフォールバックマッピングを有効にすることができます。 PowerExchangeセッションでは、データをターゲットに書き込むときに、コードページ変換 ルーチンでタイプ1のフォールバックマッピングが使用される場合があります。 PowerExchangeソースからデータを読み取るときに、タイプ1のフォールバックマッピング は通常は使用されません。 PowerExchangeを使用してマルチバイトデータをターゲットに書き込むときは常に、タイプ 1のフォールバックマッピングを有効にすることをお勧めします。 USESUP文 USESUP文は、zIIPが有効になったPowerExchange Listener関数に対して、PowerExchange がzIIPを使用するかどうかを制御します。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: すべて 必須: 不要 構文: USESUP={N|Y} 有効な値: ¨ N。zIIPが有効になったPowerExchange Listener関数に対して、PowerExchangeはzIIP を使用しません。 178 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル ¨ Y。 zIIPが有効になったPowerExchange Listener関数に対して、PowerExchangeはzIIP を使用します。 デフォルトはNです。 VOLSER文 VOLSER文は、z/OS上でPowerExchangeがターゲットデータセットを動的に割り当てるとき に、VOLSER情報が指定されなかった場合に使用するボリュームシリアル番号を指定しま す。 オペレーティングシステム: z/OS 関連する文: BS、DISP、LRECL、RECFM、RELEASE、SPACE、UNIT 必須: 不要 構文: VOLSER=volume_serial 値: volume_serial 変数には、z/OS上でPowerExchangeがターゲットデータセットを動的 に割り当てるときに、VOLSER情報が指定されなかった場合に使用するボリュームシリアル 番号を指定します。 有効な値は、1~8文字の英数字文字列です。 VSAM文 VSAM文は、PowerExchangeがVSAMデータセットの処理中にデータおよびインデックスコント ロールインターバルのために使用するバッファの数を指定します。 パフォーマンスの最適化とシステムによって管理されるバッファリングの詳細は、DFSMSの マニュアルに記載されています。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: VSAMデータセット 必須: 不要 構文: VSAM=([BUFNI=index_buffers] [,BUFND=data_buffers] ) パラメータ: BUFNI=index_buffers オプション。PowerExchangeがVSAMインデックスコントロールインターバルのために 使用するI/Oバッファの数。 バッファとは、インデックス内のコントロールインター バルのサイズです。 index_buffers変数には、以下のいずれかの値を入力します。 ¨ 0: オペレーティングシステムのデフォルトを使用する場合 ¨ 1から255までの数値 DBMOVER文 179 BUFND=data_buffers オプション。PowerExchangeがVSAMデータコントロールインターバルのために使用す るI/Oバッファの数。 バッファとは、データコンポーネント内のコントロールインタ ーバルのサイズです。 data_buffers変数には、以下のいずれかの値を入力します。 ¨ 0: オペレーティングシステムのデフォルトを使用する場合 ¨ 2から255までの数値 注: BUFNDには1は指定できません。 使用上の注意: ¨ インデックスバッファを追加すると、高レベルインデックスの一部または全部が常駐す ることにより、パフォーマンスが向上します。 バッファを追加すると、キーダイレク ト処理のために高レベルインデックスレコードがDASDから取得される回数が最小限に抑 えられます。 ヒント: 通常は、PowerExchangeがデータおよびインデックスコントロールインターバ ルのために使用するバッファの数は、グローバルVSAM文を使って設定するのではなく、 データマップで個々のバルクデータ移動操作について設定します。 ¨ データバッファの数を増やすほど、制御領域が分割されているときのダイレクト挿入ま たは更新、およびスパンレコードへのアクセスのパフォーマンスが向上します。 ¨ 指定可能なバッファの最大数は、255(254個のデータバッファと1個の挿入バッファ) です。 WAITDSN文 WAITDSN文は、Netportジョブが使用中のデータセットを待つかどうかを制御します。 オペレーティングシステム: z/OS 関連する文: GDGLOCATE、NETPORT、TAPEWAIT 必須: 不要 構文: WAITDSN=Y 値: Yを入力します。PowerExchangeは動的割り当て(SVC99)要求を受けると、S99FLAG2 インジケータのS99WTDSNビットを指定することによって、使用中のデータセットを待ちま す。 使用上の注意: ¨ デフォルトでは、PowerExchangeは使用中のデータセットを待ちません。 ¨ この文を使用するには、Netport JCLのSTEPLIBの中のライブラリをAPF許可する必要が あります。 ¨ PowerExchangeは、PowerExchange Listenerを初期化するときにはこの文を無視しま す。 180 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル WORKCLASS文 PowerExchange zIIPの利用が有効になっているときに、Workload Managerの分類のトラン ザクション名を定義します。 オペレーティングシステム: z/OS データソース: すべて 必須: 不要 構文: WORKCLASS=transaction_name 値: 最大8文字の名前を入力します。 デフォルトはPWXWORKです。 WRT_ERROR_HANDLING文 WRT_ERROR_HANDLING文は、書き込みモード接続属性が書き込みの確認はオンに設定されて いる場合に、ライタのパーティション化を使用するバルクデータ移動セッションについ て、PowerExchange Listenerから返されるエラーメッセージの処理に代替方法を使用する かどうかを指定します。 オペレーティングシステム: Linux、UNIX、またはWindows(PowerCenter Integration Serviceが実行されている場所) データソース: すべて データターゲット: VSAMデータセットおよびシーケンシャルファイル 必須: 不要 構文: WRT_ERROR_HANDLING={N|Y} 有効な値: ¨ N。 ターゲット上のPowerExchange Listenerから返されたエラーメッセージの処理にデ フォルトの方法を使用します。 ¨ Y。 これらのエラーメッセージの処理に代替方法を使用します。 代替方法は、特定の 状況ではより効率的な場合があります。 Yは、以下の状況でのみ指定します。 - ライタのパーティション化が有効になっている。 - 書き込みモード接続属性が書き込みの確認はオンに設定されている。 - ライタパーティションに対する入力データに多くのエラーが含まれている。 デフォルトはNです。 使用上の注意: PowerCenterで、ライタパーティションを使用するバルクデータ移動セッシ ョンに関するこのWRT_ERROR_HANDLINGの設定をオーバーライドできます。 PWX NRDBバッ チアプリケーション接続のPWXオーバーライド属性に、WRT_ERROR_HANDLING設定を入力しま す。 それには、このDBMOVER文と同じ構文を使用します。 DBMOVER文 181 WRT_ERROR_HANDLING=Yを指定し、書き込みモード接続を書き込みの確認はオフに設定した 場合、この文は無視されます。 PowerExchangeのメッセージログオプション PowerExchangeは、ログファイルを使用して、バルクおよび変更データキャプチャ(change data capture:CDC)操作に関する情報メッセージおよびエラーメッセージを格納します。 以下のログファイルを使用するようにPowerExchangeを設定できます。 ¨ PowerExchangeログファイル。 PowerExchangeログファイルは、PowerExchangeメッセ ージ用のデフォルトのログファイルです。 このログファイルが存在しない場合、 PowerExchangeはファイルを作成します。 PowerExchangeログファイルが一杯になった 場合、ログファイルをクリアする必要があります。 PowerExchangeは、メッセージが生 成されると、この単一のログファイルに各メッセージを書き込みます。 ¨ PowerExchange代替ログファイル。 DBMOVERコンフィギュレーションファイルでTRACING 文をコード化することにより、PowerExchangeで代替ログファイルを使用するように要 求できます。 これらの代替ログファイルが存在しない場合、PowerExchangeはこれらの ファイルを作成します。 PowerExchangeは、代替ログファイルを順に切り替えるので、 空き領域不足になりません。 また、PowerExchangeはメッセージをバッファし、カスタ マイズしたフラッシュ間隔に基づいてディスクファイルに書き込むため、これらのファ イルのI/Oアクティビティを軽減できます。 PowerExchangeメッセージログファイル デフォルトで、PowerExchangeは、すべてのメッセージをPowerExchangeメッセージログフ ァイルに書き込みます。 ログファイルが存在しない場合、PowerExchangeはファイルを作成します。以下の表に、 PowerExchangeメッセージログの名前とデフォルトの場所をオペレーティングシステム別に 示します。 182 システムタ イプ ファイル名 場所 i5/OS datalib/ LOG(DTLLOG) PowerExchangeがインストール中に作成す る、PowerExchangeデータライブラリ、 datalibでのLOGファイルのメンバ。 Linux、 UNIX、およ びWindows detail.log 稼働しているPowerExchangeプロセスの現在 の作業ディレクトリ内のファイル。 z/OS DTLLOG DD文 PowerExchangeジョブのDTLLOG DD文に割り 当てられるデータセット。 このDD文は、永 続データセット、またはSYSOUTデータセット を指し示すことができます。 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 単一のファイルにメッセージを書き込むと、手動で操作しなければ、PowerExchangeメッセ ージログファイルが一杯になるまでデータの容量は増大し続けます。 この空き領域不足 は、通常、PowerExchange Listenerなどの実行時間の長いPowerExchangeタスクで起こり ます。 また、PowerExchangeは、各メッセージを書き込むために、PowerExchangeメッセ ージログファイルを開いて閉じる必要があります。 メッセージ容量が大きくなると、この 開いて閉じるというアクティビティによって、パフォーマンスが低下し、リソース使用率 が増大することがあります。 PowerExchange代替ログファイル PowerExchange代替ログファイルは、元のPowerExchangeログファイルよりも優れた柔軟性 とパフォーマンスをもたらします。 代替ログファイルを使用するようにPowerExchangeを設定した場合、PowerExchangeは、こ れらのログファイルにほとんどのメッセージを書き込みます。 PowerExchangeは、元の PowerExchangeログファイルに、初期スタートアップメッセージを書き込みます。 PowerExchangeは、トレースサブタスクを初期化した後、代替ログファイルだけにメッセー ジを書き込みます。 PowerExchange代替ログファイルは、元のPowerExchangeログに比べ以下のような利点をも たらします。 ¨ PowerExchangeがメッセージのロギングに複数のファイルを使用できる。 現在のログフ ァイルが一杯になると、PowerExchangeは、次のログファイルに切り替えるので、ログ 満杯状況を防止します。 ¨ 代替ログファイルを開いた後、PowerExchangeは、指定された間隔でログファイルに書 き込めるように、メッセージをバッファする。 このバッファ処理により、ファイルを 開き、閉じ、書き込むというアクティビティの回数が減少し、パフォーマンスおよびリ ソース使用率が改善します。 ¨ 代替ログファイルのサイズおよび数と、PowerExchangeがログレコードをファイルにフ ラッシュする頻度を制御できる。 代替ログファイルを使用するには、DBMOVERコンフィギュレーションファイルでTRACING文 を指定します。 z/OSでの代替ログデータセットのサイズの決定 PowerExchangeはDCB属性を使用して、z/OSで代替ログデータセットを割り当てます。 PowerExchangeは以下のDCB属性を使用して、z/OSで代替ログデータセットを割り当てま す。 ¨ ブロックサイズ(BLKSIZE)は27,998です。 ¨ データセット編成(DSORG)はPSです。 ¨ レコード形式(RECFM)はVBです。 ¨ レコード長(LRECL)は、TRACING文のRECLENパラメータの値です。 以下の式を使用して、代替ログデータセットのプライマリおよびセカンダリ領域をブロッ ク単位で計算できます。 primary space = log_size / 27998 secondary space = primary_space / 10 PowerExchangeのメッセージログオプション 183 これらの式には、以下の変数が含まれます。 ¨ log_sizeは、TRACING文のSIZEパラメータに対して指定する値です(MBからバイトに変 換します)。 ¨ 27998はバイト単位でのブロックサイズです。 ¨ primary_space は、log_sizeを27,998で割って計算した値です。 例えば、SIZEパラメータに100と指定し、以下の計算を実行します。 primary space = 104,857,600 / 27,998 = 3745 blocks secondary space = 3745 / 10 = 374 blocks z/OS上の代替ログデータセット用の割り当てオプション DBMOVERコンフィギュレーションファイルでTRACING文を指定すると、PowerExchangeは代 替ログデータセットを使用してPowerExchangeのジョブおよび開始タスクからのメッセージ をログに記録します。 代替ログデータセットを割り当てるためのオプションがいくつか用 意されています。 以下のいずれかの割り当てオプションを使用します。 ¨ 動的割り当て。 PowerExchangeのジョブまたは開始タスクのJCLでDTLLOG nn文を指定し ない限り、PowerExchangeはログデータセットを動的に割り当てます。 ログデータセッ トに名前を付けるために、PowerExchangeはTRACING文でPFXパラメータ値を使用しま す。 ログデータセットの数を決定するために、PowerExchangeはTRACING文でFILENUM パラメータ値を使用します。 ¨ SYSTOUT=*が指定された単一のDTLLOG01 DD文。 設定を簡単にし、特定のジョブ実行の メッセージ出力を検出しやすくするために、PowerExchangeジョブのJCLのSYSOUT=*を参 照する単一のDTLLOG01 DD文と、メッセージを発行する開始タスクを定義することをお 勧めします。 これらのジョブまたはタスクのいずれかを実行すると、そのメッセージ 出力がすべて単一のSYSOUTデータセットに書き込まれます。 この場合、PowerExchange でPFX、APPEND、FILENUM、およびVIEWパラメータは使用されません。 ただし、動的割 り当てが使用される他のジョブおよび開始タスクがある場合、PowerExchangeでは、そ れらのジョブおよびタスクに対して、PFX、APPEND、FILENUM、およびVIEWパラメータ (定義されている場合)が優先されます。 ¨ 異なるデータセット名のDTLLOGnn DD文。 PowerExchangeジョブまたは開始タスクのJCL で、DTLLOGnn DD文を異なるデータセット名で指定できます。 TRACING文でPFXパラメー タを指定する必要がありますが、PowerExchangeはそれを無視します。 また、 PowerExchangeは、DTLLOG nn DD文を含むすべてのジョブでFILENUMパラメータを無視し ます。 PowerExchangeは、ログデータセットに、動的に割り当てられたログデータセッ トの場合と同じラウンドロビンアルゴリズムを使用します。 変数nnは01~99の数値です。 最大99個のDTLLOG nn DD文を指定できます。 184 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル ¨ GDGを指定する単一のDTLLOG01 DD文。 z/OSで代替ログ用にGDGを使用するには、 PowerExchange Listener JCLの単一のDTLLOG01 DD文でGDG(0)およびDISP=SHRを指定し ます。 また、PowerExchange Listenerを起動する前に、GDGの世代を少なくとも1つ割 り当て、作成します。 GDG(0)を使用することにより、TRACING文でAPPEND=Yを使用してPowerExchangeを有効 にし、現行世代へのメッセージのログ記録を再開することができます。 また、VIEW=Y を使用して、PowerExchange Listenerタスクがアクティブな間にGDG内のログレコード を表示することもできます。 APPEND=Nを指定すると、PowerExchange Listenerが起動 したときに新しい世代が作成されるようになります。 PowerExchangeは、GDGの世代数を制限しません。 TRACING文の FILENUMパラメータは 無視されます。 代わりに、GDG定義内のLIMIT値によって世代数が制限されます。 この 制限に達すると、オペレーティングシステムは最も古い世代をGDGから自動的に除去 し、GDGに対してSCRATCHパラメータが定義されている場合はその世代を削除します。 制限: 代替ログデータセットに対してDFSMS圧縮を使用することはできません。 DTLLOGnn DD文を使用する前に、以下の考慮事項を確認します。 ¨ 以下の目的で、DTLLOG DD文を引き続き指定する必要があります。 - 初期スタートアップメッセージを書き込むため - PowerExchangeに、代替ログデータセットへの割り当てまたは書き込みエラーが発生 した場合に、メッセージを書き込むため DTLLOG DD文は、永続データセットまたはSYSOUTデータセットを示すことができます。 代替ログファイルでのあらゆる障害に対する防御として、または空き領域不足を防止す るために、use SYSOUT=*を指定することをお勧めします。 ¨ JCLでDTLLOGnn DD文を指定しない限り、PowerExchangeは代替ログファイルを動的に割 り当てます。 ¨ PowerExchangeログおよびトレース情報の損失を防止するため、DTLLOG nn DD文で PowerExchangeジョブごとに一意のデータセット名を使用します。 ¨ 代替ログ記録にGDGを使用する場合は、GDG(0) を指定する単一のDTLLOG01 DD文をJCLに 追加します。 ¨ 代替ログファイルに書き込むPowerExchangeのジョブおよび開始タスクには、 PowerExchange Listener、PowerExchange Condense、PowerExchangeエージェント、お よびNetportジョブが含まれます。 また、Adabas、Datacom、IDMS、およびIMSログベー スECCRも、代替ログファイルを使用できます。 ただし、PowerExchangeロッガー、バッチVSAM ECCR、CICS/VSAM ECCR、およびIMS同期 ECCRは、PowerExchangeのメッセージログファイルにも代替ログファイルにもメッセー ジを書き込みません。 PowerExchangeのメッセージログオプション 185 関連項目: ¨ 「TRACING文」 (ページ170) コンシューマ API(consumer API:CAPI)接 続文 CAPI接続文は、PowerExchangeが、データベースインスタンスの変更ストリームから変更デ ータをキャプチャし抽出する方法を設定します。 変更ストリームを処理するPowerExchangeインストールのDBMOVERコンフィギュレーション ファイルでCAPI接続文を指定します。 抽出処理をオフロードする場合、いくつかの設定に 関する追加の考慮事項が適用されます。 詳細については、『PowerExchange CDCガイド(Linux、UNIX、Windows用) 』と 『PowerExchange CDCガイド(z/OS用) 』を参照します。 ソースタイプごとに、少なくとも1つのソース固有のCAPI_CONNECTION文を定義する必要が あります。 z/OSソースおよびOracleの場合、UOW Cleanserに対してUOWC CAPI_CONNECTION 文を指定する必要があります。 必要に応じて、同じDBMOVERファイルで、同じタイプまたは異なるタイプの複数の CAPI_CONNECTION文を指定します。 複数のCAPI接続とオーバーライド PowerExchangeは、単一のPowerExchange ListenerおよびDBMOVERコンフィギュレーション ファイルを単一のサーバーで使用して、複数のソースタイプの変更をキャプチャできま す。 DBMOVERコンフィギュレーションファイルでは、最大8個のCAPI_CONNECTION文を定義でき ます。 CAPI_CONNECTION文は、TYPEパラメータで示したように、同じタイプでも混在したタイプで も構いません。 各文のNAMEパラメータは一意の名前を指定する必要があります。 1つのソースタイプに対して複数のCAPI_CONNECTION文を定義した場合、オプションで CAPI_SRC_DFLT文を定義して、そのソースタイプのデフォルトのCAPI_CONNECTIONを特定で きます。 また、オプションで、DBMOVERファイルで定義されたすべてのCAPI_CONNECTION 文から全般的なデフォルト文を指定するCAPI_CONN_NAMEパラメータを指定できます。 デフォルトを指定する代わりに、以下のCAPI接続名オーバーライドを使用して、特定の CAPI_CONNECTION文を示すことができます。 ¨ CDCセッションの場合、PowerCenter PWXアプリケーション接続の[CAPI接続名オーバー ライド]属性。 ¨ PowerExchange NavigatorでCAPXRTデータベース行のテストを行う場合、[CAPXRT詳細 パラメータ]ダイアログボックスの[CAPI接続名]値。 リスタートトークンの生成用 にSQL文を追加する場合、オーバーライドCAPI_CONNECTIONを示すCONNAMEパラメータを 含めます。 186 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル ¨ DTLUAPPLを使用してリスタートトークンを生成する場合、DTLUAPPL制御文のCONN_OVRパ ラメータ。 ¨ PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)の場合、pwxccl.cfgコンフィギュ レーションファイルのCONN_OVRパラメータ。 ¨ PowerExchange ODBC接続の場合、odbc.iniファイルまたはSQLエスケープシーケンスオ ーバライドDTLCONNOVRでDTLCONN_OVRパラメータ。 以下のオーバーライドを使用することをお勧めします。 ¨ Linux、UNIX、およびWindowsソースから変更データを抽出する場合は、CDCセッション のアプリケーション接続で、[CAPI接続名オーバーライド]値を指定します。 ¨ PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)を使用する場合は、pwxccl.cfgフ ァイルでCONN_OVRパラメータを指定します。 以下のサンプル文には、全般的なCAPI_CONN_NAMEデフォルトとDB2用のCAPI_SRC_DFLTデフ ォルトを使用した、DB2およびOracle用の複数のソース固有のCAPI_CONNECTION文が含まれ ています。 CAPI_CONN_NAME=DTLUDB1 /* CAPI_CONNECTION=(NAME=DTLUDB1,TYPE=(UDB,CAPINAME=CAPIUDB1)) CAPI_CONNECTION=(NAME=CAPIUDB1,TYPE=(UDB, DATABASE=SAMPLE1,DBCONN=SAMPLE1,PASSWORD=user,USERID=password, CCATALOG=DTLCCATLAOG)) /* CAPI_CONNECTION=(NAME=DTLUDB2,TYPE=(UDB,CAPINAME=CAPIUDB2)) CAPI_CONNECTION=(NAME=CAPIUDB2,TYPE=(UDB, DATABASE=SAMPLE2,DBCONN=SAMPLE2,PASSWORD=password,USERID=user, CCATALOG=DTLCCATLAOG)) /* CAPI_CONNECTION=(NAME=DTLUDB,TYPE=(UDB,CAPINAME=CAPIUDB,)) CAPI_CONNECTION=(NAME=CAPIUDB,TYPE=(UDB, DATABASE=SAMPLE,DBCONN=SAMPLE,PASSWORD=password,USERID=user, CCATALOG=DTLCCATALOG)) CAPI_SRC_DFLT=(UDB,DTLUDB2) /* ORACLEID=(OEMCAP,OEMDB,OEMDB.INFORMATICA.COM,OEMDB.INFORMATICA.COM) CAPI_CONNECTION=(NAME=CAPIUOWC,TYPE=(UOWC,CAPINAME=CAPIORA)) CAPI_CONNECTION=(NAME=CAPIORA,TYPE=(ORCL,ORACOLL=OEMCAP)) CAPI_SRC_DFLT文 ソースタイプごとにCAPI_SRC_DFLT文を指定して、そのソースタイプのデフォルトの CAPI_CONNECTION文を特定できます。 CAPI_SRC_DFLT文の構文は次のとおりです。 CAPI_SRC_DFLT=(source_type,capi_connection_name) CAPI_SRC_DFLT文の2番目のパラメータは、互換タイプのCAPI_CONNECTION文を示す必要が あります。 以下の表に、CAPI_SRC_DFLTソースタイプごとに、互換性のある CAPI_CONNECTIONタイプを示します。 CAPI_SRC_DFLTタイプ CAPI_CONNECTION文タイプ AS4 UOWC CAPX CAPX コンシューマ API(consumer API:CAPI)接続文 187 CAPI_SRC_DFLTタイプ CAPI_CONNECTION文タイプ DB2、IMS、ADA、IDM、VSAM、VSM、DCM、お よびIMLまたはIDL UOWC ORA UOWC MSS MSQL UDB UDB 例えば、以下の文は、DB2 for Linux、UNIX、およびWindows用とOracle用のデフォルトの CAPI_CONNECTION文を特定します。 CAPI_SRC_DFLT=(UDB,DTLUDB2) CAPI_SRC_DFLT=(ORA,CAPIORA) 関連項目: ¨ 「STATS文」 (ページ159) CAPI文とオーバーライドの優先順位 PowerExchangeは、使用するCAPI接続情報を決定するときに、以下の優先順位を使用しま す。 1. CAPI接続名オーバーライドは、CAPI_SRC_DFLT文およびCAPI_CONN_NAME文より優先さ れます。 2. 特定のソースタイプのCAPI_SRC_DFLT文は、そのソースタイプのCAPI_CONN_NAME文よ り優先されます。 3. CAPI接続名オーバーライドまたはCAPI_SRC_DFLT文を指定しない場合、PowerExchange はCAPI_CONN_NAME文を使用します。 4. ソースに対してCAPI接続名オーバーライドまたはCAPI_SRC_DFLT文を指定せず、 CAPI_CONN_NAME文も使用できない場合、PowerExchangeは、DBMOVERコンフィギュレー ションファイルのソースタイプに対して、最初のCAPI_CONNECTION文を使用します。 ヒント: 最も効率的にCAPI処理を行えるように、CAPI接続名オーバーライドを指定するこ とをお勧めします。 ソース固有のCAPI_CONNECTION文 すべてのPowerExchange CDCシステムで、キャプチャおよび抽出処理にCAPI_CONNECTION文 が必要になります。 これらの文はDBMOVERコンフィギュレーションファイルで定義します。 定義する CAPI_CONNECTION文のタイプはソースタイプおよびシステムごとに異なります。 以下の表 188 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル に、必須およびオプションのCAPI_CONNECTION文タイプをオペレーティングシステムごとに 特定します。 ソースシステ ム CAPI_CONNECTIONタイプ すべてのz/OS ソース - PowerExchangeロッガー(MVS用)ログファイルから変更デ ータを抽出するログ読み取りAPIのLRAP CAPI_CONNECTION (必須) - UOW Cleanser用のUOWC CAPI_CONNECTION(必須) DB2 for i5/OS - DB2ジャーナルから変更データを抽出するジャーナルリーダ ー用のAS4J CAPI_CONNECTION(必須) - UOW Cleanser用のUOWC CAPI_CONNECTION(必須) DB2 for Linux、UNIX、 およびWindows - DB2リカバリログからの変更抽出用のUDB CAPI_CONNECTION (必須) - 継続抽出モードを使用する場合、CAPX CAPI_CONNECTION (オプション) Microsoft SQL Server - Microsoft SQL Serverディストリビューションデータベー スからの変更抽出用のMSQL CAPI_CONNECTION(必須) - 継続抽出モードを使用する場合、CAPX CAPI_CONNECTION (オプション) Oracle - Oracle REDOログからの変更抽出用のORCL CAPI_CONNECTION (必須) - UOW Cleanser用のUOWC CAPI_CONNECTION(必須) - 継続抽出モードを使用する場合、CAPX CAPI_CONNECTION (オプション) PowerExchangeアプリケーションサービスの DBMOVER文 PowerExchange Listenerまたはロッガーサービスを作成する前に、DBMOVERや他の構成文 を定義する必要があります。 PowerExchangeアプリケーションサービスの作成および設定の詳細については、 『Informatica管理者ガイド 』を参照します。 PowerExchange Listenerサービスを設定するには、以下のシステムで以下のDBMOVER文を 定義します。 文 説明 定義する場所 参照 LISTENER 必須。指定され た PowerExchange Listenerプロセ PowerExchange Listenerプロセスが 稼働しているすべての システム。 「LISTENER 文」 (ページ 121) PowerExchangeアプリケーションサービスのDBMOVER文 189 文 説明 定義する場所 参照 スが作業要求を リスンする TCP/IPポートを 定義します。 190 service_name パラメータを 付けたNODE オプション。 Listenerサービ スから PowerExchange Listenerプロセ スに接続するよ うに、 PowerCenter Integration Serviceを設定 します。 PowerCenter Integration Service システム。 「NODE文」 ージ132) SECURITY オプション。 PowerExchange が、 PowerExchange へのユーザーア クセスを認証 し、特定の infacmd pwxコ マンドを発行す る権限をユーザ ーに与えるかど うかを制御しま す。 ターゲット PowerExchange Listenerプロセスが 稼働しているすべての システム。 「SECURITY 文」 (ページ 221) SVCNODE 必須。 PowerExchange Listenerプロセ スがコマンドを リスンするTCP/ IPポートを指定 します。 Listenerサービ スは1つ以上の PowerExchange Listenerプロセ スにコマンドを 発行するので、 この文は必須で す。 ターゲット PowerExchange Listenerプロセスが 稼働しているすべての システム。 「SVCNODE文」 (ページ163) 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル (ペ ロッガーサービスを設定するには、ロッガーサービスが稼働しているシステムで以下の構 成文を定義します。 文 コンフィギュ レーションフ ァイル 説明 参照 CONDENSENAME pwxccl.cfgフ ァイル 必須。PowerExchangeロッ ガープロセスのコマンドハ ンドラの名前を定義しま す。 『PowerExcha nge CDCガイ ド(Linux、 UNIX、 Windows 用)』 SECURITY DBMOVERコンフ ィギュレーショ ンファイル オプション。 PowerExchangeが、 PowerExchangeへのユーザ ーアクセスを認証し、特定 のinfacmd pwxコマンドを 発行する権限をユーザーに 与えるかどうかを制御しま す。 「SECURITY 文」 (ペー ジ221) SVCNODE DBMOVERコンフ ィギュレーショ ンファイル 必須。PowerExchangeロッ ガープロセスのコマンドハ ンドラがコマンドをリスン するTCP/IPポートを指定し ます。 Listenerサービス はPowerExchangeロッガー プロセスにコマンドを発行 するので、この文は必須で す。 「SVCNODE 文」 (ペー ジ163) pwxcmdプログラムから発行されたコマンドの DBMOVER文 pwxcmdのコマンドを、アプリケーションサービスが管理しないPowerExchangeプロセスに送 信するには、pwxcmdのコマンドを受信するようにPowerExchangeプロセスを設定します。 また、pwxcmdのコマンドの発行元のLinux、UNIX、またはWindowsシステムで、 PowerExchangeプロセスへの接続を設定します。 pwxcmdコマンドの設定タスクの詳細につ いては、『PowerExchangeコマンドリファレンス 』を参照します。 pwxcmdプログラムから発行されたコマンドのDBMOVER文 191 pwxcmdコマンドを受信するようにPowerExchange Listenerを設定するには、 PowerExchange Listenerプロセスが稼働しているノードで以下のDBMOVER文を定義します。 文 説明 参照 LISTENER 必須。指定されたPowerExchange Listenerプロセスが作業要求をリスン するTCP/IPポートを定義します。 「LISTENER文」 (ページ121) SECURITY オプション。PowerExchangeが、 PowerExchangeへのユーザーアクセス を認証し、特定のpwxcmdコマンドを発 行する権限をユーザーに与えるかどう かを制御します。 「SECURITY文」 (ページ221) SVCNODE 必須。PowerExchange Listenerプロ セスがコマンドをリスンするTCP/IPポ ートを指定します。 「SVCNODE文」 (ページ163) pwxcmdコマンドを受信するようにPowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)プ ロセスを設定するには、PowerExchangeロッガープロセスが稼働しているノード上で、以下 の構成文を定義します。 192 文 コンフィギュ レーションフ ァイル 説明 参照 CONDENSENAME pwxccl.cfgフ ァイル 必須。pwxcmdコマンドのタ ーゲットである PowerExchangeロッガープ ロセスのコマンド処理サー ビスの名前を定義します。 オペレーティ ングシステム 用のCDCガイ ド SECURITY DBMOVERコンフ ィギュレーショ ンファイル オプション。 PowerExchangeが、 PowerExchangeへのユーザ ーアクセスを認証し、特定 のpwxcmdコマンドを発行す る権限をユーザーに与える かどうかを制御します。 「SECURITY 文」 (ペー ジ221) SVCNODE DBMOVERコンフ ィギュレーショ ンファイル 必須。PowerExchangeロッ ガー(Linux、UNIX、 Windows用)プロセスがコ マンドをリスンするTCP/IP ポートを指定します。 「SVCNODE 文」 (ペー ジ163) 第 2章: DBMOVERコンフィギュレーションファイル 最後に、pwxcmdコマンドを送る送信先のPowerExchangeプロセスへの接続を設定します。 以下の表では、pwxcmdコマンドの発行元のLinux、UNIX、またはWindowsシステムで定義す るDBMOVER文について説明します。 文 コンフィギュレ ーションファイ ル 説明 参照 CMDNODE dbmover.cfgフ ァイル 必須。pwxcmdコマンドの ターゲットである PowerExchangeプロセスの 接続情報を指定します。 「CMDNODE 文」 (ペー ジ86) サンプルのDBMOVERコンフィギュレーション ファイル PowerExchangeには、システムごとにサンプルのDBMOVERコンフィギュレーションファイル が用意されています。 コンフィギュレーションファイルを作成するときに、サンプルファイルを出発点として使 用します。 サンプルファイルは以下の場所にあります。 ¨ i5/OSでは、datalibライブラリのCFGファイルのDBMOVERメンバ ¨ Linux、UNIX、およびWindowsでは、PowerExchangeインストールディレクトリの dbmover.cfg_sampleファイル ¨ z/OSでは、RUNLIBライブラリのDBMOVERメンバ 注: z/OS DBMOVERメンバには、山かっこ< >で囲まれた変数が含まれます。これは、 Installation Assistantを使用してインストールを完了するときに、PowerExchangeが 特定の値に置き換えます。 サンプルのDBMOVERコンフィギュレーションファイル 193 第 3 章 Netportジョブ この章では、以下の項目について説明します。 ¨ Netportジョブの概要, 194 ページ ¨ Netportジョブの設定, 195 ページ ¨ Netportジョブの説明, 195 ページ ¨ Netportジョブ用のPowerExchange置換変数, 196 ページ ¨ Netportジョブとオフロード処理, 199 ページ ¨ NetportジョブとDB2バルクデータロード, 199 ページ ¨ 世代別データセット用のNetportジョブの使用, 200 ページ Netportジョブの概要 PowerExchangeは、DBMOVERコンフィギュレーションファイルのパラメータを使用して、 Netportジョブと呼ばれるJCLストリームをポートにリンクします。 Netportジョブはいく つかの状況で有用です。 Netportジョブを使用する場合は、以下の点を考慮してくださ い。 ¨ DLIBATCHまたはIMS BATCHが実行されるIMSアクセスなどの、PowerExchange以外の特定 のモジュールを介してアクセスする必要があります。 ¨ 過度の待機時間が生じる可能性があります。例えば、データがテープ上にある場合、テ ープのマウントを待機することによって、大幅な遅延が生じる可能性があります。 ¨ NetportジョブでGDGを使用する場合、十分な考慮を払う必要があり、特殊な構成要件が 適用されます。 ¨ ユーザーIDの完全チェックを必要とする(DBMOVERコンフィギュレーションファイルの SECURITYパラメータが2,xに設定されている場合など)ときに、IDMSデータにアクセス する場合は、Netportジョブを使用する必要があります。 194 関連項目: ¨ 「世代別データセット用のNetportジョブの使用」 (ページ200) Netportジョブの設定 Netportジョブを設定するには、次の手順を実行します。 1. Netportジョブ要求を待機するポートを割り当てます。 2. NetportジョブJCLを含むデータセットをそのポートに関連付けます。 DBMOVERコンフィギュレーションファイルにより、テープおよびGDG用のNetportジョブが構 成され、IMSが不要でない限りIMS用の別のNetportジョブが構成されます。 以下のパラメ ータが、IMS Netportのインストール時に含められます。 LISTENER=(node1,TCPIP,12480) NETPORT=(node1,12480,,,"DTLUSR.V800B11.RUNLIB(IMSJCL)",PSB1) PowerExchange Navigatorから行のテストを実行してIMSデータを読み込むには、Windows 上のdbmover.cfgファイルに以下のようにノードを追加する必要があります。 NODE=(imsnet,TCPIP,12.34.56.78,12480) IMS行テストをデータマップに対して実行する場合は、ノード名(前の例では、 「imsnet」)を使用してデータにアクセスします。PowerExchange Listenerにより、ジョ ブIMSJCLがサブミットされ、パラメータとしてPSB名(PSB1)がJCLに渡されます。 新規のNetportジョブの場合は、DBMOVERメンバに新しいLISTENER文とそれに関連付けられ たNETPORT文を入力する必要があります。 TAPEJCLメンバ用のLISTENER文とNETPORT文をテ ンプレートとして使用します。 NETPORT文で、適切なポートをNetportジョブに割り当てま す。 定位置カンマが残っていることを確認してください。 LISTENERおよびNETPORT文の最初のパラメータ(前の例では「node1」)は、この PowerExchange ListenerがリスンするポートのLISTENER文内のノード名をポイントする必 要があります。デフォルト構成では、node1および2480が使用されます。 Netportジョブの説明 PowerExchangeでは、以下のRUNLIBライブラリメンバ内にNetportジョブのサンプルが用意 されています。 ¨ CAPXJCL(CDCデータソース用) ¨ IMSJCL(IMSバルクデータソース用) ¨ GDGJCLおよびTAPEJCL(IMS以外のバルクデータソース用) ¨ NETJCL(置換変数の例) 注: CAPXJCL、GDGJCL、およびTAPEJCLメンバは、NetportジョブDTLLST3にPowerExchange Listenerを実行します。 IMSJCLメンバは、IMS PROC、DLIBATCHを実行します。 NETJCLは IEFBR14を実行します。 Netportジョブの設定 195 他のNetportジョブが必要な場合は、サンプルメンバうちの1つのJCLをテンプレートとして 使用して作成します。 サンプルメンバは、64MB(IMS以外のジョブ用)または128MB(IMSジョブ用)のメモリを割 り当てるREGION文を含んでいます。 Netportジョブ用のJCLが環境内でのPowerExchange処 理に十分なメモリを割り当てていることを確認する必要があります。 PowerExchangeがICU ベースのコードページ変換を実行する必要がある場合は、メモリ使用量が特に問題になり ます。 IDMSアクセスが必要な場合にDBMOVERコンフィギュレーションファイルのSECURITYパラメー タが2に設定されている場合は(IDMSアクセスをサブミットするすべてのユーザーについ て、関連するセキュリティパッケージでユーザーIDおよびパスワードをチェックする必要 がある)、Netportジョブを使用する必要があります。 関連性のある新しい名前でTAPEJCL メンバをコピーします。PowerExchangeで、IDMS.LOADLIBおよびIDMS.DBA.LOADLIBが STEPLIBライブラリにコピーされることを確認してください。作成したJCLに、以下のDD文 をコーディングします。 //SYSIDMS // DD DSN=&HLQ..RUNLIB(DTLDMCL), DISP=(SHR) セントラルバージョンのJCLに関連するSYSCTL文が含まれているか、以下のDD文が含まれて いることを(ローカルで実行する場合)確認します。 //IDMSDCT //IDMSFIL INCLUDE MEMBER=IDMSDICT INCLUDE MEMBER=IDMSFILE これらのメンバには、関連するディクショナリ定義とデータベースファイル定義が必要で す。 注: 新しいNetportジョブを検出するために、PowerExchange Listenerをリスタートする 必要があります。 関連項目: ¨ 「Netportジョブの設定」 (ページ195) Netportジョブ用のPowerExchange置換変数 PowerExchangeには、Netportジョブの制御とカスタマイズのための置換変数が用意されて います。 PowerExchangeは、Netportジョブをz/OSへサブミットする前に、スケルトン Netport JCLの中で定義された置換変数を適切な値を使って解決します。 スケルトンJCLメ ンバは、DBMOVERコンフィギュレーションファイル内のNETPORT文の5番目の位置パラメータ によって特定されます。 RUNLIBライブラリのNETJCLメンバの中にあるサンプルJCLは、置換変数を入力して一意のデ ータセット名を形成する方法を示しています。 サンプルのCAPXJCL、GDGJCL、IMSJCL、ま たはTAPEJCL JCLに基づくNetportジョブに、変数を含めることができます。 196 第 3章: Netportジョブ 以下の表に、置換変数を示します。 置換変数 JCL内で使用され る場所 説明 %CLIENT PARMS文の1行目の 4番目の位置パラ メータ PowerExchange Listenerのジョブ 名を含む、16進数形式の16バイト の一意の識別子。 %CPNODE PARMS文の1行目の 先頭の位置パラメ ータ PowerExchangeがNetportジョブを サブミットするために使用した、 NETPORT文からのcpnodeパラメータ 値。 %CPPORT PARMS文の1行目の 3番目の位置パラ メータ PowerExchangeがNetportジョブを サブミットするために使用した、 NETPORT文からのcpportパラメータ 値。 %DATE_YYMMDD DD文 グレゴリオ暦での現在の日付。 %DATE_YYYYDDD DD文 ユリウス暦での現在の日付。 %DMX_ECSA PARMS文の2行目に あるキーワードパ ラメータ DATAMAPSファイルに対する最新の 更新の時刻が格納されているECSA メモリの16進数形式のアドレス。 DMX_ECSAキーワードパラメータ は、この置換変数をPARMS DDの2行 目に入力するために、次のように 使用する。 DMX_ECSA=%DMX_ECSA このパラメータはオプションであ る。データマップキャッシングを 使用していて、APF許可が使用でき ない環境でNetportジョブを素早く 初期化できるようにする必要があ る場合に、このパラメータを含め る。 例えば、IMSデータベースへ のアクセスがDL/Iを通じて行われ る環境では、このパラメータを使 用する。 データマップキャッシングを使用 していない場合、このパラメータ は無視される。 %Nn JOB文 長さがnの数値カウンタの値。 長 さの有効な値は、1~7である。 PowerExchange Listenerは、存在 し得る数値カウンタそれぞれにつ いて別々の値を保持し、各数値カ ウンタが使用されるたびにその値 を1ずつ増分する。 例えば、 Netport JCLがJCL内の2か所で%N3 を指定した場合、最初の%N3は値 001を割り当てられ、2番目の%N3は Netportジョブ用のPowerExchange置換変数 197 置換変数 JCL内で使用され る場所 説明 値002を割り当てられる。 次に%N3 を参照するNetportジョブは値003 を割り当てられ、その後も同様に 割り当てられていく。 %PWD JOB文 PowerExchange Listenerに接続し たユーザーIDのパスワード。 パス ワードの開示を防ぐために、この 置換変数はJOBカードのPASSWORDパ ラメータでのみ使用する。 %SOCKNO PARMS文の1行目の 2番目の位置パラ メータ PowerExchange Listenerへの接続 に使用されたソケットの番号。 %SMFTASK 198 DBMOVERメンバ内のSTATS文でSMFへ の記録が指定されている場合、こ の変数はPowerExchangeのタスク番 号になる。 それ以外の場合、値は 00000になる。 %TIME_HHMMSS DD文 24時間形式で示される現在の時 刻。 %USER JOB文 PowerExchange Listenerに接続し たユーザーID。 %1 RUNLIBライブラリのサンプル IMSJCLメンバがDLIBATCH PROC内の PSBパラメータに値を代入するため に使用する、オプションの置換変 数。 この変数は、DBMOVERメンバ 内のNETPORT文の6番目の位置パラ メータとして入力する。 %2 オプションの置換変数。 この変数 は、DBMOVERメンバ内のNETPORT文 の7番目の位置パラメータとして入 力する。 %3 オプションの置換変数。 この変数 は、DBMOVERメンバ内のNETPORT文 の8番目の位置パラメータとして入 力する。 %4 オプションの置換変数。 この変数 は、DBMOVERメンバ内のNETPORT文 の9番目の位置パラメータとして入 力する。 第 3章: Netportジョブ 置換変数 JCL内で使用され る場所 説明 %5 オプションの置換変数。 この変数 は、DBMOVERメンバ内のNETPORT文 の10番目の位置パラメータとして 入力する。 %6 オプションの置換変数。 この変数 は、DBMOVERメンバ内のNETPORT文 の11番目の位置パラメータとして 入力する。 %7 オプションの置換変数。 この変数 は、DBMOVERメンバ内のNETPORT文 の12番目の位置パラメータとして 入力する。 %8 オプションの置換変数。 この変数 は、DBMOVERメンバ内のNETPORT文 の13番目の位置パラメータとして 入力する。 Netportジョブとオフロード処理 Netportとオフロード処理を一緒に使用している場合は、PowerExchange Listenerと Netportジョブが同じデータマップファイルをポイントしていることを確認する必要があり ます。 このデータマップは、PowerExchange ListenerとNetportジョブのJCL内で// DATAMAP DD文を使用して指定されます。 NetportジョブとDB2バルクデータロード NetportジョブからDB2バルクデータロード操作を実行する場合は、そのロードを、個別に サブミットされたジョブではなく、Netportジョブのタスクとして実行します。 このようなNetportジョブを作成するためのテンプレートとして、CAPXJCLなどのNetportジ ョブのサンプルを使用できます。 サンプルジョブを編集して、通常はDB2 LOAD JCL内にあ るDD文を追加する必要があります。 以下に例を示します。 //SORTOUT //SORTWK01 //SYSDISC //SYSERR //SYSMAP //SYSUT1 //UTPRINT DD DD DD DD DD DD DD UNIT=SYSDA,SPACE=(4000,(20,20),,,ROUND) UNIT=SYSDA,SPACE=(4000,(20,20),,,ROUND) UNIT=SYSDA,SPACE=(4000,(20,20),,,ROUND) UNIT=SYSDA,SPACE=(4000,(20,20),,,ROUND) UNIT=SYSDA,SPACE=(4000,(20,20),,,ROUND) UNIT=SYSDA,SPACE=(4000,(20,20),,,ROUND) SYSOUT=* Netportジョブとオフロード処理 199 注: Netportジョブに、SYSPRINTのDD文を指定することはできません。 この出力は、DB2 LOAD用のファイルに割り当てられます。 世代別データセット用のNetportジョブの使 用 z/OS上の世代別データグループ(GDG)は、データにアクセスするための独自で柔軟な手法 を提供します。 相対世代番号を使用すると、固定データセット名を使用してGDG内の最新 の世代別データセットを参照できます。 この方法は、PowerExchangeデータマップおよびパートナETLツールに特に便利です。GDG名 は、データマップのデータセット名を動的に更新せずに単一のデータマップに配置できま す。また、相対世代番号を使用してGDGデータセットに書き込むこともできます。 バッチジョブを実行し、AAA.BBB.CCC(0)などの相対世代番号を使用してGDGデータセットに アクセスする場合、最新の世代が存在しているかどうかにかかわらず、バッチジョブ内の 同じ世代別データセットにアクセスすることになります。この方法は、z/OSバッチジョブ の処理に適しています。 長時間実行されるバッチジョブや、PowerExchange Listenerな どの開始されたタスクでは、相対参照を使用して現行世代のデータセットにアクセスする のが一般的です。 デフォルトでは、PowerExchange Listenerは、最初に世代別データセットを参照した後、 世代テーブルはリフレッシュされません。相対世代番号を使用してPowerExchange Listenerが世代別データセットにアクセスした後で行うすべてのGDG参照では、最初の参照 と同じ世代にアクセスされます。したがって、新しく作成された世代は参照できません。 相対世代番号を使用しているときにPowerExchange Listenerで世代テーブルをリフレッシ ュできるようにするには、以下のいずれかのオプションを選択します。 ¨ DBMOVERコンフィギュレーションメンバにGDGLOCATE=Yと入力します。 この設定によ り、GDGへのアクセスが要求されたとき(既存のデータセットの読み取り時またはデー タセットの新規作成時)にカタログが参照されるため、最新の情報が使用可能になりま す。この機能では、PowerExchange Listenerをリサイクルする必要はありません。 ¨ GDGタイプのNETPORTジョブを設定して、最新のGDGを参照できるようにします。これ は、IMSを処理する方法に似ています。ファイルにアクセスするたびにNETPORTジョブが シャットダウンし、それ以降の呼び出しで別のNETPORTジョブが起動されます。すべて のGDGが意図したとおりに認識されます。 NETPORTジョブは、IMS、IDMS、および長いマウント時間を要するテープへのアクセスに 使用されます。 ソケットAPI呼び出しの制約を満たすため、NETPORTジョブがPowerExchange Listener と同じz/OSイメージ上で実行されていることを確認します。 そうでない場合、ジョブ がタイムアウトになる可能性があります。 ¨ PowerExchangeを使用してGDGを作成する回数または作成の必要がある回数よりも頻繁 に、PowerExchange Listenerを定期的にリサイクルします。 200 第 3章: Netportジョブ GDG用のNetportジョブの設定 GDG用のNetportジョブを設定するには、次の手順を実行します。 GDG用のNetportジョブを設定する手順: 1. Netportジョブで使用する、使用可能なz/OSポートの番号(この例では「7777」)を 特定します。 2. 以下のように、ソースおよびターゲットのDBMOVERコンフィギュレーションファイルに NODE文を追加します。 NODE=(MVS,TCPIP,mvs1,2480) NODE=(MVSGDG,TCPIP,mvs1,7777) ODBCドライバを使用してパートナソフトウェアからポイントする場合は、この新しい 場所のドライバを追加する必要があります。 3. z/OS上のRUNLIBライブラリのDBMOVERコンフィギュレーションファイルを更新しま す。 LISTENER=(node1,TCPIP,2480) LISTENER=(node1,TCPIP,7777) 2番目のポートが標準的でないことを/OS PowerExchange Listenerに対して指定する ために、適切なノード名とポート番号を指定したNETPORT文を追加します。 以下に例 を示します。 NETPORT=(node1,7777,,,"INFA.Vxyz.RUNLIB(GDGJCL)",,,,,,,,) 4. TAPEJCLメンバをテンプレートとして使用して、GDGJCLというメンバをRUNLIBライブ ラリ内に作成します。 z/OS PowerExchange Listenerは、Netportでアクティビティを検出すると、それを直 接処理するのではなく、NETPORT文の5番目のトークンで指定されたJCLファイルをJES 内部リーダーにサブミットしようとします。 JCLの読み込みおよびサブミットの完了 後、トークン%x(xは1~8の数値)のすべてのJCL行がスキャンされます。 NETPORT文 のパラメータ6~13から取得された適切な値で、これらのトークンが置き換えられま す。 %xトークンと%Nxトークンは違うものです。 %Nxトークンは、長さがxの増分値を 生成するために使用されます。 TAPEJCLジョブからGDGJCLジョブを作成するには、ジョブカード(「%N5」を付加した ままにして)と、PowerExchange Listenerジョブに必要な他のDDを追加します。 これ で、Netportジョブに割り当てられたポートから要求を受け取るたびに、GDGJCLジョブ をサブミットできるようになります。 これにより、z/OS上で、ジョブを終了して別の ジョブを開始し、GDGを適切に処理できるようになります。 5. z/OS上のPowerExchange Listenerを停止して、リスタートします。 GDGにアクセスするたびに、z/OSの場所ではなくz/OS GDGの場所をポイントします。 世代別データセット用のNetportジョブの使用 201 第 4 章 PowerExchangeメッセージ取 得先の優先 この章では、以下の項目について説明します。 ¨ PowerExchangeメッセージ取得先の優先の概要, 202 ページ ¨ DTLMSGOファイル, 203 ページ PowerExchangeメッセージ取得先の優先の概 要 大半のPowerExchangeメッセージのテキストはDTLMSGファイルに格納されています。このフ ァイルは、インストール処理中に、出荷時に製品に組み込まれているコンテンツを使用し て作成されます。PowerExchangeでは、これらのメッセージが以下のいくつかの場所に表示 されます。 ¨ PowerExchangeログファイル(DTLLOGまたは代替ログファイル) ¨ 標準出力(stdout) ¨ システムオペレータコンソール(z/OSおよびi5/OSのみ) メッセージ取得先の優先機能を使用すると、これらの場所(存在する場合)に特定のメッ セージをルーティングできます。この機能は、インストール済み環境に固有の出力処理標 準を自動化または固守できるようにする場合に、デフォルトの出力先以外の場所にメッセ ージをリダイレクトするのに役立ちます。また、この機能を使用して、特定のメッセージ を抑止することもできます。メッセージを抑止する前に、その影響について考慮してくだ さい。出力先オーバーライドは、少数のメッセージに対してのみ使用するのが一般的で す。 メッセージ取得先の優先を構成するには、DTLMSGOと呼ばれるファイルを作成します。この ファイルで、メッセージ番号に続きメッセージの書き込み先を指定します。DTLMSGOファイ ルの場所をPowerExchangeに指定する方法は、システムによって異なります。 202 注: z/OS上では、DTLMSGファイルに含まれるもの以外のメッセージを発行できます。 こ れらのメッセージは、EDMMSG DD文を使用して以下のPowerExchangeコンポーネントによっ て書き込まれたメッセージで構成されます。 ¨ PowerExchangeエージェント(一部のメッセージはDTLMSGファイルから発行されま す。) ¨ PowerExchangeロッガー ¨ ログ読み取りAPIおよびログ書き込みAPI ¨ バッチVSAM、CICS/VSAM、Datacom、DB2 for z/OS、IDMS同期、IMS同期ECCRなどの、環 境変更キャプチャルーチン(ECCR) 関連項目: ¨ 「DTLMSGOファイル」 (ページ203) DTLMSGOファイル DTLMSGOファイルの場所は、システムによって異なります。 ¨ z/OS上では、シーケンシャルデータセットまたはPDSメンバをポイントするDTLMSGO DD 文がJCLに含まれている必要があります。 サンプルファイルは、RUNLIBライブラリの DTLMSGOメンバに用意されています。 ¨ i5/OS上では、DTLMSGOメンバが dtllib/DTLMSGファイルにあります。 ¨ Linux、UNIX、およびWindows上では、dtlmsgo.txtファイルがPowerExchangeのインス トールディレクトリにあります。インストールディレクトリには、サンプルファイル dtlmsgo_sample.txtが格納されています。 DTLMSGO文の構文規則 DTLMSGO文を定義する場合、以下の構文を使用してください。 ¨ コメント行は、カラム1で「/*」で始める必要があります。 ¨ 同じメッセージがDTLMSGOファイル内に複数回出現する場合は、最後に出現したメッセ ージが使用されます。 DTLMSGO文の構文 DTLMSGO文には、以下の構文を使用してください。 msg_number,{msg_dest},{msg_dest}, ... | msg_number DTLMSGO文の必須パラメータ 以下のパラメータはDTLMSGO文で必須です。 DTLMSGOファイル 203 msg_number DTLMSGファイル(UNIX/Windows上ではdtlmsg.txt)から取得したメッセージ番号で す。メッセージ番号は、プレフィックスのない5桁の数字です。 先行するゼロを指定する必要はありませんが、完全なメッセージ番号を指定する必要 があるため、包括機能またはマスキング機能はありません。 DTLMSGO文のオプションパラメータ 以下のパラメータはDTLMSGO文でオプションです。 msg_dest このパラメータの有効な値は、以下のとおりです。 ¨ Null。 出力先を指定しないと、メッセージは別の出力先に再ルーティングされま せん。DTLMSGOファイルに含まれていない場合と同様に処理されます。 ¨ LOG。 メッセージがPowerExchangeログにダイレクトされるように指定します。 これはDTLLOGファイルか代替ロギングファイルのどちらかです。代替ロギングファ イルが使用されており、メッセージが代替ロギングサブタスクが初期化される前に 発行された場合は、メンバがDTLLOGファイルにリダイレクトされることがありま す。 ¨ NONE。メッセージが抑制されるように指定します。 メッセージは他のどの場所に も表示されません。 このパラメータは、他の msg_dest値とは互いに排他的です。 ¨ STDOUT。 メッセージが標準出力の場所にダイレクトされるように指定します。標 準出力の場所はシステムによって異なります。 z/OS上では、STDOUTは、指定されている場合はSYSPRINT DDに送信され、指定され ていない場合は動的に割り当てられた一時JES SPOOLデータセットに送信されま す。 i5/OS上では、STDOUTは、PowerExchangeがバックグラウンドジョブとして実行し ている場合はQPRINTに送信され、対話型で実行している場合は端末に送信されま す。 UNIXとWindows上では、STDOUTは、端末以外の場所にリダイレクトするように指定 しないかぎり、デフォルトで端末に送信されます。 ¨ SYSCONS。 z/OS上では、メッセージがWrite-To-Operator(WTO)マクロによって 表示されるように指定します。 ルーティングコードはWTOに関連付けられていない ため、ルーティングにはCONSOLxxのDEFAULT文で指定されたROUTCODE値が使用され ます。 i5/OS上では、SYSCONSによりメッセージがオペレータのメッセージキューに送信さ れます。 Linux、UNIX、およびWindows上では、SYSCONSは無視されます。 204 第 4章: PowerExchangeメッセージ取得先の優先 DTLMSGOファイルの例 以下のDTLMSGOファイルの例に、先行ゼロのないメッセージ(594および607)、出力先に変 更のないメッセージ(00595)、および複数の出力先があるメッセージ(00650、00651、 607)のコーディング方法を示します。 /* /* Sample file to change message destinations /* /* region size msg to console 594,SYSCONS /* use pwx defaults 00595 /* multiple destinations 00650,SYSCONS,LOG 00651,SYSCONS,LOG,STDOUT /* suppress stats msg 00408,NONE /* 607,STDOUT,LOG /* DTLMSGOファイル 205 第 5 章 SMFを使用した統計ロギング この章では、以下の項目について説明します。 ¨ SMFを使用した統計ロギングの概要, 206 ページ ¨ z/OSでのSMFロギングの設定, 207 ページ ¨ ファイルへのSMFロギングの設定, 207 ページ ¨ SMFレコード形式, 209 ページ SMFを使用した統計ロギングの概要 z/OSの場合、PowerExchangeはIBMのシステム管理機能(SMF: System Management Facilities)を使ってログに記録できる統計レコードを提供します。 以下のタイプの統計レコードが提供されます。 ¨ PowerExchange Listenerが使用する接続レコード ¨ PowerExchangeプロセス、Netport、PowerExchange Listener、およびサブタスクが使 用する開始レコード ¨ すべてのプロセスのインターバル統計レコード ¨ 異常終了したプロセスも含めたすべてのプロセスの終了レコード 次の情報が収集されます。 ¨ 全般的な接続情報 ¨ 全般的なリソース測定値 ¨ アクセス方式固有の情報 ¨ アクセス方式固有の測定値 統計データをログに記録するレコード番号を、DBMOVERコンフィギュレーションファイルの STATS文で設定します。 このレコード番号の選択については、システムプログラマまたは キャパシティプランニングチームに相談する必要があります。 統計データは、SMFに書き込むことも、テストのためにフラットファイルに書き込むことも できます。 PowerExchangeは、インターバル統計レコードを通じてインターバルロギングを提供しま す。 このレコードは、指定された時刻にアクティブになっているすべてのタスクに関する 206 累積統計を示します。 この統計情報は、長時間実行されるタスクのアクティビティと進捗 状況を監視するために使用します。 特定のタスクに関して2つのインターバルレポートで 統計情報を調べることで、指定された時間間隔におけるそのタスクのアクティビティを判 断できます。 インターバルロギングでは、PowerExchangeがインターバル統計を報告したときにアクティ ブだったタスクについて統計の合計が報告されます。 インターバルロギングでは、以下の タイプのアクティビティは報告されません。 ¨ 2つのインターバルレポートの間に開始され完了したタスクによるアクティビティ ¨ 最後のインターバルレポートの後で終了したタスクによるアクティビティ z/OSでのSMFロギングの設定 z/OS上でSMFロギングを実行するには、z/OS上のDBMOVERコンフィギュレーションファイル でSTATS文にSMFパラメータを指定します。 その後、PowerExchange Listenerをリスター トします。 デフォルトでは、PowerExchangeは統計情報を収集しません。 SMFパラメータを含むSTATS文の構文を次に示します。 STATS=(SMF,record_number,{interval|0}) 次の表に、これらのパラメータについて説明します。 パラメータ 説明 record_numb er SMFレコード番号。 interval 間隔(分単位)。 有効な値は128~255です。 有効な値は、0と5~120です。 間隔処理を無効にするには、0を指定する。 PowerExchangeは、 PowerExchange ListenerがシャットダウンしたときにSMFレコー ドを書き込む。 デフォルトは0です。 以下に例を示します。 STATS=(SMF,255,0) 注: PowerExchangeでSMFへの書き込みを有効にするには、PowerExchange Listenerの STEPLIBにあるすべてのライブラリをAPF許可する必要があります。 ファイルへのSMFロギングの設定 テスト中に統計情報を素早く入手するために、SMFではなくファイルに統計レコードを書き 込むことができます。 z/OSでのSMFロギングの設定 207 統計情報をファイルに記録するには、DBMOVERコンフィギュレーションファイルでSTATS文 にFILEパラメータを指定します。 その後、PowerExchange Listenerをリスタートしま す。 デフォルトでは、PowerExchangeは統計情報を収集しません。 FILEパラメータを含むSTATS文の構文を次に示します。 STATS=(FILE,filename,{interval|0}) 次の表に、これらのパラメータについて説明します。 パラメー タ 説明 filename 統計情報の書き込み先となるファイルの名前。 interval 間隔(分単位)。 有効な値は、0と5~120です。 間隔処理を無効にするには、0を指定する。 PowerExchangeは、 PowerExchange ListenerがシャットダウンしたときにSMFレコード を書き込む。 デフォルトは0です。 以下に例を示します。 STATS=(FILE,DTLUSR.V800.SMFFILE,0) ファイルに書き込まれた統計情報の表示 サンプルのpwxstat.fileデータマップを使用して、ファイルに書き込む統計情報を表示す ることができます。 pwxstat.fileデータマップファイルは、PowerExchange Navigatorシステム上の PowerExchangeインストールディレクトリのexamples\datamapsサブディレクトリにありま す。 ファイルに書き込まれた統計情報を表示する手順 1. z/OSで、PowerExchange Listenerを停止し、DBMOVERコンフィギュレーションファイ ルを編集してFILEパラメータを指定したSTATS文を含めます。 STATS文で、統計情報 の書き込み先となるz/OSデータセットの名前を指定します。 以下に例を示します。 STATS=(FILE,DTLUSR.V800.SMFFILE,0) その後、PowerExchange Listenerを起動します。 208 2. PowerExchange Navigatorで、pwxstat.fileデータマップを開きます。 3. リソースエクスプローラの[データマップ]タブでpwxstat.fileを右クリックし、 [プロパティ]をクリックします。 4. [データマップのプロパティ]ダイアログボックスで[SEQアクセス方式]タブをクリ ックします。 5. [ファイル名]ボックスに、z/OS上のDBMOVERコンフィギュレーションファイルの STATS文で指定したz/OSデータセットの名前を入力します。 6. [OK]をクリックします。 第 5章: SMFを使用した統計ロギング 7. 統計情報を生成するために、z/OS上でPowerExchange Listenerを停止して起動しま す。 8. PowerExchange Navigatorで、pwxstat.fileデータマップ内の任意のテーブルに対し てデータベース行のテストを実行します。 9. [データベース行のテスト]ダイアログボックスで、[DBタイプ]ボックスから [NRDB]を選択します。 [場所]リストで、z/OSのノードの場所を選択します。 10. [実行]をクリックします。 警告:: 単一のシーケンシャルファイルまたはGDGに統計情報を直接書き込むと、 PowerExchange環境で運用上の問題が発生する可能性があります。 SMFレコード形式 統計をSMFにログすると、各統計レコードにサブタイプIDなどの標準SMFヘッダが含まれま す。 統計をファイルにログすると、各統計レコードに整合性などのSMFヘッダが組み込まれま す。 ただし、このレコードにある詳細には制限があります。 両方のフォーマットにはPowerExchangeヘッダが含まれ、すべてのレコードセクションにつ いて発生数、長さ、オフセットを定義するトリプレットがこのヘッダにあります。 以下の 表で、PowerExchangeログのコンテンツのタイプをレコードサブタイプごとに示します。 サブタイプ コンテンツ 全般セクション 拡張セクション 関数/アクセス方式 セクション 1 X 2 X 3 X X X 4 X X X 13 X X X 14 X X X X SMFレコード形式 209 サブタイプを含む標準SMFヘッダー サブタイプを含む標準SMFヘッダーセクションの各フィールドについて、次の表で説明しま す。 フィー ルド オフセ ット 長さ 形式 説明 SMFxLE N 0 2 バイナ リ レコード長。 00 SMFxLENフィールドとSMFxSEGフィール ドは、合計4バイトのレコード記述子ワ ード(record descriptor word: RDW)を形成する。 最初の2バイト(SMFxLEN)には論理レ コード長が格納される。 SMFxSE G 2 02 2 バイナ リ さまざまなブロックスパンレコードに 使用されるセグメント記述子。 レコー ドがスパンされていない場合、この2バ イトは16進数のゼロに設定される。 SMFxFL G 4 04 1 バイナ リ ヘッダフラグバイト。 SMFxRT Y 5 05 1 バイナ リ レコードタイプ。 SMFxTM E 6 バイナ リ レコードがSMFバッファに移動された時 刻を示す、午前0時からの経過時間(単 位は100分の1秒)。 06 4 16進値は0~FF。 レコードタイプ2および3では、このフ ィールドはレコードがダンプデータセ ットに移動された時刻を示す。 SMFxDT E 10 0A 4 PACKED レコードがSMFバッファに移動された日 付(形式は00 yyddd Fまたは0 cyyddd F)。 説明: - cの値は、19xxの場合は0、20xxの場 合は1。 - yyは、現在の年を示す0から99までの 値。 - dddは、現在の日を示す1から366まで の値。 - Fは記号。 レコードタイプ2および3では、このフ ィールドはレコードがダンプデータセ ットに移動された日付を示す。 SMFxSI D 210 14 0E 4 EBCDIC 第 5章: SMFを使用した統計ロギング システムID(SIDパラメータから取得さ れる)。 フィー ルド オフセ ット 長さ 形式 説明 SMFxSS I 18 12 4 EBCDIC サブシステムID。 このフィールドは、 SMFマクロのSUBSYS=オプションによっ て設定される4バイトの文字値である。 SMFxST Y 22 16 2 バイナ リ レコードサブタイプ。 16進値は0~FF。 レコードサブタイプを含む標準SMFヘッダーの詳細は、IBMのガイド 『z/OS V1R7.0 MVSシス テム管理機能(SMF)』に記載されています。 PowerExchangeヘッダー/記述子 以下の表に、PowerExchangeヘッダー/ディスクリプタセクションのフィールドを示しま す。 フィールド オフセ ット 長さ 形式 値 説明 アイキャッチャ 0 0 8 文字 PWXHDR_ アイキ ャッチ ャ。 開始時計時刻 8 8 8 バイナ リ 開始時 計時 刻。 終了時計時刻 16 10 8 バイナ リ 終了時 計時 刻。 拡張セクション 番号 24 18 4 バイナ リ 拡張セ クショ ン番 号。 先頭の拡張セク ションへのオフ セット 28 1C 4 バイナ リ 先頭の 拡張セ クショ ンへの オフセ ット。 SMFレコード形式 211 拡張セクションの記述子 以下の表に、拡張セクションのディスクリプタのフィールドを示します。 フィール ド オフセ ット 長さ 形式 値 説明 セクショ ンタイプ 0 4 バイ ナリ 1 PowerExchange Listener セクション。 2 例外セクション。 3 ファイルセクション。 4 DB2セクション。 5 クライアントセクション。 0 セクショ ン数 4 4 4 バイ ナリ 数値。 後に続く同一タイプのセク ション数。 セクショ ン長 8 8 4 バイ ナリ 数値。 後に続くセクションの長 さ。 全般セクション 以下の表に、全般セクションのフィールドを示します。 フィールド オフセ ット 長さ 形式 値 説明 サブタイプ 0 2 バイナ リ x'0001' 接続要求。 x'0002' 開始。 x'0003' 間隔。 x'0004' 終了。 x'0013' PowerExchange Listenerの間 隔。 x'0014' PowerExchange Listenerの終 了。 0 標準SMFヘッダー と同じ。 製品 212 2 2 14 第 5章: SMFを使用した統計ロギング 文字 PowerExcha nge PowerExchange製 品。 フィールド オフセ ット 長さ 形式 値 説明 バージョン 16 10 10 文字 Result=dtl infoGetBui ldVersion( ) PowerExchangeの バージョンとビ ルド。 コンポーネン ト 26 1A 16 文字 文字列(例 えば Listener) コンポーネント の名前(例えば Listener)、ユ ーティリティ名 など。 ジョブ名 42 2A 8 文字 PowerExchange Listenerまたは プロセスの名 前。 ノード名 50 32 8 文字 ノード名(該当 する場合)。 タスクまたは プロセスID 58 3A 5 文字 予約済み 63 3F 3 バイナ リ クライアント セッションID 66 42 8 文字 1から99999 までの値 タスクまたはプ ロセスID。 将来の使用のた めに予約済み。 接続パラメ ータの SESSIDパラ メータから の値。 クライアントの セッションID。 ODBCの場合 は、 DTLSESSID SQLエスケ ープシーケ ンス。 クライアント IPアドレス 74 4A 4 バイナ リ pucwからの 値 クライアントの IPアドレス。 クライアント ユーザーID 78 4E 128 文字 dbcbからの 値 クライアントの ユーザーID。 開始時刻 20 6 CE 20 タイム スタン プ タイムスタン プ。 DB2の場合 の形式は次のと おり。 YYYYMMDDHHMMSSNNNNNN SMFレコード形式 213 フィールド オフセ ット 長さ 形式 値 説明 予約済み 22 6 E2 2 バイナ リ アライメント フ ィールド。 終了時刻2 22 8 E4 20 タイム スタン プ 終了時刻。 DB2 の場合の形式は 次のとおり。 YYYYMMDDHHMMSSNNNNNN 予約済み 24 8 F8 2 バイナ リ アライメント フ ィールド。 戻りコード 25 0 FA 8 文字 戻りコード。 理由コード 25 8 10 2 8 文字 理由コード。 追加情報 26 6 10 A 24 文字 戻りコードがゼ ロ以外の場合 の、エラーに関 する追加情報。 予約済み 29 0 12 2 32 バイナ リ 将来の使用のた めに予約済み。 CPU時間 31 8 13 E 8 バイナ リ CPU時間(マイク ロ秒単位) ディスクリプ タ長 32 6 14 6 4 バイナ リ ディスクリプタ セクションの長 さ。 PowerExchange Listener用の拡張セクション 以下の表に、PowerExchange Listener用の拡張セクションのフィールドを示します。 214 フィール ド オフセ ット 長さ 形式 説明 Job/STC名 0 0 8 文字 ジョブまたは開始タスクの名前。 ノード名 8 8 8 文字 ノード名 IPアドレ ス 16 10 16 文字 IPアドレス。 第 5章: SMFを使用した統計ロギング フィール ド オフセ ット 長さ 形式 説明 開始時刻 32 20 タイム スタン プ タイムスタンプ。 DB2の場合の形 式は次のとおり。 終了時刻 52 20 34 20 タイム スタン プ YYYYMMDDHHMMSSNNNNNN 終了時刻。 DB2の場合の形式は次 のとおり。 YYYYMMDDHHMMSSNNNNNN STCK開始 72 48 8 バイナ リ 開始時刻(STCK)。 STCK終了 80 50 8 バイナ リ 終了時刻(STCK)。 ポート番 号 88 58 4 バイナ リ ポート番号。 接続数 92 5C 4 バイナ リ 接続の数。 予約済み 96 60 4 バイナ リ 将来の使用のために予約済み。 受け付け 接続数 10 0 64 4 バイナ リ 受け付けられた接続の数。 接続数 10 4 68 4 バイナ リ メモリサイズを超えたため拒否さ れた接続数。 接続数 10 8 6C 4 バイナ リ タスク制限のため拒否された接続 数。 CPU時間 11 2 70 8 バイナ リ タスクのCPU時間(マイクロ秒単 位)。 送信バイ ト数 12 0 78 4 バイナ リ 送信されたバイト数。 送信メッ セージ数 12 4 7C 4 バイナ リ 送信されたメッセージの数。 受信バイ ト数 12 8 80 4 バイナ リ 受信されたバイト数。 受信メッ セージ数 13 2 84 4 バイナ リ 受信されたメッセージの数。 SMFレコード形式 215 PowerExchangeクライアント用の拡張セクション 以下の表に、PowerExchangeクライアント用の拡張セクションのフィールドを示します。 フィールド オフセ ット 長さ 形式 説明 STCK開始 0 0 8 バイナ リ 開始時刻(STCK)。 STCK終了 8 8 8 バイナ リ 終了時刻(STCK)。 CPU時間 16 10 8 バイナ リ タスクのCPU時間(マイクロ秒 単位)。 送信バイト数 24 18 4 バイナ リ 送信されたバイト数。 送信メッセー ジ数 28 1C 4 バイナ リ 送信されたメッセージの数。 受信バイト数 32 20 4 バイナ リ 受信されたバイト数。 受信メッセー ジ数 36 24 4 バイナ リ 受信されたメッセージの数。 RC 1 40 28 4 バイナ リ 戻りコード。 RC 2 44 2C 4 バイナ リ 戻りコード。 RC 3 48 30 4 バイナ リ 戻りコード。 データアクセス用の拡張セクション 以下の表に、データアクセス用の拡張セクションフィールドを示します。 216 フィールド オフセッ ト 長さ 形式 説明 AMタイプ 0 0 1 文字 アクセス方式のタイプ。 予約済み 1 1 7 バイナ リ 将来の使用のために予約 済み。 読み込み行数 18 12 4 バイナ リ 読み込んだ行の数。 第 5章: SMFを使用した統計ロギング フィールド オフセッ ト 長さ 形式 説明 読み込みバイト 数 22 16 8 バイナ リ 読み込まれたバイト数。 書き込み行数 30 1E 4 バイナ リ 書き込まれた行の数。 書き込みバイト 数 34 22 8 バイナ リ 書き込まれたバイト数。 アクセス方式 42 2A 20 文字 アクセス方式の名前。 関数/アクセス方式セクション(DB2) 以下の表に、関数/アクセス方式セクションのフィールドを示します。 フィールド オフセ ット 長さ 形式 値 DB2時間 0 0 8 バイナ リ CPU時間(マイクロ秒 単位) いいえ。文 8 8 4 バイナ リ 実行されたDB2文の 数。 いいえ。数 12 C 4 バイナ リ 返された行の数。 SSID 16 10 4 文字 DB2 SSID。 DB2プラン 名 20 14 8 文字 DB2プラン名。 接続タイプ 28 1C 8 文字 認証ID 36 24 8 文字 相関ID 44 2C 32 文字 - RRSAF - CAF 説明 接続タイプ。 認証ID。 PWXnnnn n 次の形式の相関ID。 PWX nnnnn nnnnnは、 PowerExchange Listenerが生成する一 意の番号である。 PowerExchangeは、 PowerExchange Listenerが生成する各 SMFレコード形式 217 フィールド オフセ ット 長さ 形式 値 説明 サブタスクごとに相関 IDを生成する。 218 SQLコード 76 4C 4 バイナ リ SQLコード。 理由コード 80 50 4 バイナ リ 理由コード。 更新済み 84 54 4 バイナ リ 更新された行の数。 削除済み 88 58 4 バイナ リ 削除された行の数。 挿入済み 92 5C 4 バイナ リ 挿入された行の数。 第 5章: SMFを使用した統計ロギング 第 6 章 PowerExchangeのセキュリテ ィ この章では、以下の項目について説明します。 ¨ PowerExchangeのセキュリティの概要, 219 ページ ¨ SECURITY文, 221 ページ ¨ i5/OSでのセキュリティ, 225 ページ ¨ Linux、UNIX、およびWindowsでのセキュリティ, 231 ページ ¨ z/OSでのセキュリティ, 234 ページ ¨ PowerExchange選択的サインオン, 253 ページ ¨ PowerExchangeサインオンファイル, 254 ページ PowerExchangeのセキュリティの概要 PowerExchangeのセキュリティオプションを使用して、PowerExchange Listenerへの接続 に対してユーザーを認証したり、PowerExchangeジョブおよびタスクで必要なリソースに対 するユーザーのアクセスを許可したりすることができます。 PowerExchangeのセキュリティオプションは、すべてのオペレーティングシステムで使用で きます。 一部のセキュリティオプションは、特定のオペレーティングシステムまたはデー タソースタイプ専用です。 DBMOVERコンフィギュレーションファイル内のSECURITY文は、PowerExchangeが提供するセ キュリティのレベルを決定します。 必要に応じて、すべてのオペレーティングシステムで、PowerExchangeは選択的サインオン 機能を使用してPowerExchangeへのユーザーの接続を許可します。 PowerExchange ListenerがTCP/IPでの接続を受け付けるときに、PowerExchangeはサインオンファイルを チェックして、ユーザーIDとIPアドレス(オプション)に基づいてアクセスを検証しま す。 219 i5/OSの場合、PowerExchangeは以下のセキュリティオプションを提供します。 ¨ PowerExchangeは、PowerExchangeにアクセスするユーザーIDおよびパスワードを認証 するために、オペレーティングシステムの機能を利用できます。 また、入力されたユ ーザーIDを使って、PowerExchangeジョブおよびタスクが使用する必要のあるリソース に対する権限をチェックすることもできます。 ¨ PowerExchangeプロセスがpwxcmdコマンドのターゲットである場合、PowerExchangeは そのコマンドに対して、有効なオペレーティングシステムユーザーIDおよびパスワード を要求することができます。 PowerExchangeは、pwxcmdプログラムの使用に関してユー ザーIDおよびパスワードを認証するために、ターゲットシステムのオペレーティングシ ステムの機能を利用できます。 ¨ PowerExchangeは、iSeries SNDLSTCMDインタフェース、PowerExchange Navigator、ま たはDTLUTSKユーティリティを通じてi5/OS上のPowerExchange Listenerに対して発行 されるLISTTASKおよびSTOPTASKコマンドへのアクセスを、セキュリティオブジェクトを 使って制御することができます。 ¨ PowerExchangeは、i5/OS上で実行されているPowerExchangeプロセスに対して発行され るpwxcmdコマンドへのアクセスを、セキュリティオブジェクトを使って制御することが できます。 注: PowerExchangeは、i5/OS上で実行されているPowerExchangeプロセスに対して発 行されるpwxcmdコマンドへのアクセスを制御するために、サインオンファイルは使用し ません。 Linux、UNIX、およびWindows上で、PowerExchangeは以下のセキュリティオプションを提 供します。 ¨ PowerExchangeプロセスがpwxcmdコマンドのターゲットである場合、PowerExchangeは そのコマンドに対して、有効なオペレーティングシステムユーザーIDおよびパスワード を要求することができます。 PowerExchangeは、pwxcmdプログラムの使用に関してユー ザーIDおよびパスワードを認証するために、ターゲットシステムのオペレーティングシ ステムの機能を利用します。 ¨ InformaticaドメインのPowerExchangeアプリケーションサービスがinfacmd pwxコマン ドのターゲットである場合、PowerExchangeはそのコマンドに対して、有効なオペレー ティングシステムユーザーIDおよびパスワードを要求することができます。 PowerExchangeは、infacmd pwxプログラムの使用に関してユーザーIDおよびパスワー ドを認証するために、ターゲットシステムのオペレーティングシステムの機能を利用し ます。 アプリケーションサービスの詳細は、『 Informatica管理者ガイド』に記載され ています。 infacmd pwxコマンドの詳細は、『 Informaticaコマンドリファレンス 』に 記載されています。 ¨ PowerExchangeは、サインオンファイルでAUTHGROUP文とUSER文を使用して、infacmd pwxコマンドおよびpwxcmdコマンドへのアクセスを制御することができます。 infacmd pwxコマンドはPowerExchangeアプリケーションサービスに対して送信し、pwxcmdコマン ドはアプリケーションサービスによって管理されていないPowerExchangeプロセスに対 して送信します。 ¨ Windowsでは、サインオンファイルでAUTHGROUP文とUSER文を使用して、PowerExchange Navigatorを通じて発行されるPowerExchange ListenerのLISTTASKおよびSTOPTASKコマ ンドの使用を許可することができます。 220 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ z/OSで、PowerExchangeは以下のセキュリティオプションを提供します。 ¨ PowerExchangeは、PowerExchangeにアクセスするユーザーIDおよびパスワードを認証 するために、オペレーティングシステムの機能を利用できます。 また、入力されたユ ーザーIDをRACFやACF2などのz/OSのセキュリティ製品と共に使って、PowerExchangeジ ョブおよびタスクで必要なリソースに対する権限をチェックすることもできます。 Adabas、Datacom、DB2、およびIMSに対応する、ソース固有のセキュリティオプション も提供されています。 ¨ PowerExchangeプロセスがpwxcmdコマンドのターゲットである場合、PowerExchangeは そのコマンドに対して、有効なオペレーティングシステムユーザーIDおよびパスワード を要求することができます。 PowerExchangeは、pwxcmdプログラムの使用に関してユー ザーIDおよびパスワードを認証するために、ターゲットシステムのオペレーティングシ ステムの機能を利用します。 ¨ PowerExchangeは、PowerExchange NavigatorまたはDTLUTSKユーティリティを通じてz/ OS上のPowerExchange Listenerに対して発行されるLISTTASKおよびSTOPTASKコマンド へのアクセスを、リソースプロファイルを使って制御することができます。 ¨ PowerExchangeは、z/OSシステム上で実行されているPowerExchangeプロセスに対して 発行されるpwxcmdコマンドへのアクセスを、リソースプロファイルを使って制御するこ とができます。 注: PowerExchangeは、z/OS上で実行されているPowerExchangeプロセスに対して発行 されるpwxcmdコマンドへのアクセスを制御するために、サインオンファイルは使用しま せん。 SECURITY文 SECURITY文は、PowerExchangeユーザーの認証およびリソースやコマンドへのアクセスを制 御します。 DBMOVERコンフィギュレーションファイルでSECURITY文を使用して、以下のタイプのセキュ リティを設定します。 ¨ PowerExchangeにアクセスするためのユーザー認証 ¨ z/OSおよびi5/OS上での、PowerExchangeジョブおよびタスクによる、ファイルやデータ セットへのアクセス ¨ Informaticaドメイン内のPowerExchangeアプリケーションサービスにinfacmd pwxコマ ンドを発行するためのユーザー認証 ¨ PowerExchangeプロセスにpwxcmdコマンドを発行するためのユーザー認証 ¨ PowerExchange NavigatorからPowerExchange Listener LISTTASKおよびSTOPTASKコマ ンドを発行するためのユーザー認証 オペレーティングシステム: すべて 関連する文: DM_RESOURCE、MVSDB2AF、RACF_CLASS 必須: 不要 SECURITY文 221 構文: SECURITY=({0|1|2} ,{N|Y} ) パラメータ: {0|1|2} 最初の位置パラメータには、以下の有効な値があります。 PowerExchangeがオペレーティングシステムの有効なユーザーIDとパスワードをユー ザーに要求するかどうかを制御します。 また、PowerExchangeがユーザー入力資格情 報をチェックして、ファイルおよびデータベースリソースへのアクセスおよび特定の PowerExchangeコマンドの発行を制御するかどうかも制御します。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ 0。PowerExchangeは、オペレーティングシステムの有効なユーザーIDとパスワード を指定することをユーザーに要求せず、ユーザーが入力した資格情報を無視しま す。 z/OSおよびi5/OSでは、PowerExchangeはPowerExchange Listenerまたは PowerExchange Condenseタスクを実行するユーザーIDを使用してファイルリソー スへのアクセスを制御します。 PowerExchangeはこのユーザーIDをデータベースシ ステムに渡します。 Linux、UNIX、およびWindowsでは、PowerExchangeはPowerExchange Listenerタス クを実行するユーザーIDを使用してファイルリソースへのアクセスを制御します。 RDBMSセキュリティはデータベースリソースへのPowerExchangeアクセスを、ユー ザーがPWX接続時に、またはPowerExchangeロッガーCAPTURE_NODE_UIDパラメータ で指定したユーザーIDに基づいて制御します。 すべてのオペレーティングシステムで、PowerExchangeはコマンドを発行するユー ザー認証をチェックしません。 すべてのユーザーがコマンドを発行できます。 ¨ 1。z/OSおよびi5/OSでは、PowerExchangeはユーザーにオペレーティングシステム の有効なユーザーIDとパスワードを指定することを要求し、PowerExchangeタスク の開始時にこれらの資格情報をチェックします。 ただし、その後は、 PowerExchangeはファイルリソースへのアクセスを、オプション0と同じ方法で制御 します。 ファイルアクセスについては、PowerExchangeはPowerExchange Listener またはPowerExchange Condenseタスクを実行するユーザーIDを使用し、このユーザ ーIDをデータベースシステムに渡します。 Linux、UNIX、およびWindowsでは、PowerExchangeはファイルまたはデータベース リソースへのアクセスに、オペレーティングシステムの有効なユーザーIDとパスワ ードを指定することをユーザーに要求せず、これらの資格情報をチェックしませ ん。 オプション0では、PowerExchangeはPowerExchange Listenerタスクを実行す るユーザーIDを使用してファイルリソースへのアクセスを制御します。 RDBMSセキ ュリティはデータベースリソースへのPowerExchangeアクセスを、ユーザーがPWX接 続時に、またはPowerExchangeロッガーCAPTURE_NODE_UIDパラメータで指定したユ ーザーIDに基づいて制御します。 すべてのオペレーティングシステムで、PowerExchangeはコマンドを発行するユー ザー認証をチェックしません。 すべてのユーザーがコマンドを発行できます。 222 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ ¨ 2。最も厳密なレベルのセキュリティを提供します。 - z/OSでは、オプション2を使用することをお勧めします。 PowerExchangeは、MVS ユーザーID/パスワードおよびRACFやACF2などz/OSのセキュリティ製品のアクセ ス制御機能に基づいてアクセスを制御します。 変更ストリームから変更データを読み取るには、ECCRはz/OSの有効なユーザーID とパスワードを使用する必要があります。 PowerExchange Listenerは、ECCRタ スクまたはジョブの開始時にこれらの資格情報をチェックします。 データベー スにアクセスしてデータを読み取るために、PowerExchangeはデータベース固有 のセキュリティチェックのためにz/OSのユーザーIDとパスワードをデータベース システムに渡します。 z/OSのセキュリティ製品とMVSシステム許可機能(SAF)を 組み合わせて、PowerExchangeはCAPX.REG.*リソースプロファイルと照合してz/ OSのユーザーIDおよびパスワードをチェックし、キャプチャ登録へのアクセスを 制御します。 変更データを抽出するには、z/OSの有効なユーザーIDとパスワードを指定する PWXPC接続でPowerCenter CDCセッションを実行します。 抽出マップにアクセス するセッションでは、これらのユーザークレデンシャルはPowerExchange Listener JCLのDTLCAMAP DD文で定義されたPowerExchangeデータセットへのREAD アクセスを持っている必要があります。 注: 呼び出し接続機能(CAF)を使ったDB2 for z/OSへの接続は、セキュリティ の設定に関係なく、PowerExchange ListenerのユーザーIDを使って実行されま す。 DB2は、接続タイプがRecoverable Resource Manager Service接続機能 (RRSAF)である場合、またはオフロード処理が有効な場合にのみ、接続時に指 定されたユーザーIDを使用します。 また、PowerExchangeはリソースプロファイルを使用して、以下のタイプのコマ ンドを実行できるユーザーを制御します。 - Linux、UNIX、Windowsシステムから発行されるPowerExchange Listenerまたは PowerExchange Condenseプロセス用のpwxcmdコマンド - PowerExchange NavigatorまたはDTLUTSKユーティリティから発行される PowerExchange Listener LISTTASKおよびSTOPTASKコマンド - i5/OSでは、PowerExchangeはユーザーにオペレーティングシステムの有効なユー ザーIDとパスワードを指定することを要求し、PowerExchangeタスクの開始時に これらの資格情報をチェックします。 PowerExchange Listenerサブタスクプロ セスは、指定されたユーザーIDとパスワードで実行されます。 PowerExchangeは このユーザーIDとパスワードを使用して、PowerExchangeファイルへのアクセス を制御します。 また、PowerExchangeはこのユーザーIDとパスワードをデータア クセスのためにデータベースシステムに渡します。 PowerExchangeはセキュリ ティオブジェクトを使用して、以下のタイプのコマンドを実行できるユーザーを 制御します。 - Linux、UNIX、Windowsシステムから発行されるPowerExchange Listenerまたは PowerExchange Condenseプロセス用のpwxcmdコマンド - SNDLSTCMDインタフェース、PowerExchange Navigator、またはDTLUTSKユーテ ィリティから発行されるPowerExchange Listener LISTTASKおよびSTOPTASKコ マンド SECURITY文 223 - Linux、UNIX、およびWindowsでは、PowerExchangeはPowerExchangeファイルまた はデータベースへのアクセスに、オペレーティングシステムのユーザーIDとパス ワードを指定することをユーザーに要求しません。 PowerExchangeは、 PowerExchange Listenerを実行するユーザーIDおよびパスワード、または PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)が使用するユーザーIDおよ びパスワードを使用して、PowerExchangeファイルへのアクセスを制御します。 RDBMSセキュリティは、データベースへのアクセスを制御します。 ただし、以下のタイプのコマンドを実行するには、オペレーティングシステムの 有効なユーザーIDとパスワードを指定する必要があります。 - Informaticaドメイン内のPowerExchangeアプリケーションサービスへのinfacmd pwxコマンド - PowerExchangeプロセスへのpwxcmdコマンド PowerExchangeはサインオンファイルのUSERおよびAUTHGROUP COMMANDS文と照合 してこれらのユーザークレデンシャルをチェックし、ユーザーがinfacmd pwxま たはpwxcmdコマンドを発行する権限を付与されているかどうかを判断します。 この場合、SECURITY文の2番目の位置パラメータは無視されます。 デフォルトは0です。 2番目の位置パラメータには、以下の有効な値があります。 {N|Y} PowerExchange Listenerへの接続をユーザーに許可するための、PowerExchangeの選 択的サインオンファイルの使用を制御します。 次のいずれかのオプションを入力します。 ¨ N。PowerExchangeは選択的サインオンファイルを使用しません。 ¨ Y。PowerExchangeは選択的サインオンファイルでALLOWおよびIPサブパラメータを 指定してUSER文を使用し、PowerExchange Listenerに接続できるユーザーを制限 します。 注: Yを指定して、SECURITY文の最初のパラメータを1に設定した場合、 PowerExchangeはサインオンファイルのUSER文でTASKCNTRLパラメータを使用し て、PowerExchange Navigatorから発行されたPowerExchange Listener LISTTASK およびSTOPTASKコマンドへのアクセスを制御します。 デフォルトはNです。 使用上の注意: ¨ z/OS Installation Assistantの[汎用パラメータ]ページで[詳細パラメータ]をク リックすると、SECURITY_LEVELおよびSECURITY_PWXパラメータを定義できます。 SECURITY_LEVELパラメータは、SECURITY文の最初のパラメータに対応します。 SECURITY_PWXパラメータは、SECURITY文の2番目のパラメータに対応します。 ¨ z/OSで、SECURITY文の先頭のパラメータを1または2に設定した場合は、PowerExchange ListenerおよびNetportジョブについて、STEPLIBをAPF許可する必要があります。 そ うしないと、PowerExchangeがユーザー認証またはリソースアクセスの制御を実行でき ず、このパラメータが0に設定されたかのように動作します。 ¨ z/OSデータソースのカラムレベルの処理をPowerCenter Integration Serviceが実行さ れているLinux、UNIX、Windowsシステムにオフロードする場合、PowerCenter CDCセッ 224 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ ションは接続時に指定した[マップの場所のユーザー]および[マップの場所のパスワ ード]の値を使用して、すべてのリソースへのアクセスを制御します。 接続はオフロ ード処理が有効になっているPWX NRDB CDCアプリケーション接続またはPWX DB2zOS CDC アプリケーション接続であることが必要です。 ¨ z/OSデータソースから取得したデータをリモートのPowerExchangeロッガー(Linux、 UNIX、Windows用)ログファイルに記録する場合、z/OS上のDBMOVERコンフィギュレーシ ョンメンバでSECURITYオプションを2に設定します。 PowerExchangeロッガー(Linux、 UNIX、Windows用)のコンフィギュレーションファイル(PWXCCL)のユーザーIDとパス ワードが、z/OSセキュリティチェックに合格できるz/OSの有効なユーザーIDとパスワー ドであることを確認します。 z/OSでPowerExchangeロッガー(MVS用)ログファイルか らキャプチャされたデータを読み取るには、これらのユーザークレデンシャルが FACILITYクラスのCAPX.REG.*リソースプロファイルへのREADアクセスを持っている必要 があります。これは、z/OSのセキュリティ製品によって管理されます。 また、CDCセッ ションでログファイルからデータを抽出するには、PWXPC接続時に[マップの場所のユ ーザー]および[マップの場所のパスワード]接続属性でz/OSのユーザーIDとパスワー ドを指定する必要があります。 これらのユーザークレデンシャルは、CAPX.CND.*リソ ースプロファイルへのREADアクセスを持っている必要があります。 関連項目: ¨ 「i5/OSでのセキュリティ」 (ページ225) ¨ 「Linux、UNIX、およびWindowsでのセキュリティ」 ¨ 「z/OSでのセキュリティ」 (ページ231) (ページ234) ¨ 「PowerExchange選択的サインオン」 (ページ253) i5/OSでのセキュリティ i5/OSでは、DBMOVERコンフィギュレーションファイルの中のSECURITY文を使用して、 PowerExchangeのセキュリティを設定します。 i5/OSでは、以下のタイプのPowerExchangeセキュリティを設定するためにSECURITY文を使 用します。 ¨ ユーザー認証。SECURITY文の先頭のパラメータに1または2を指定した場合は、 PowerExchangeに接続して使用するユーザーを認証するために、オペレーティングシス テムの機能が使用されます。 さらにPowerExchange選択的サインオンも設定すると、選 択的サインオンによるチェックの後で、オペレーティングシステムユーザーIDおよびパ スワードがチェックされるようになります。 ¨ リソースアクセス。SECURITY文の先頭のパラメータに2を指定した場合は、 PowerExchangeが使用するリソースへのアクセスを許可するために、接続ユーザーIDが 使用されます。 それ以外の場合、リソースアクセスはPowerExchangeジョブおよびタス クの実行に使用されるユーザーIDによって制御されます。 ¨ PowerExchange Listenerのコマンド。 SECURITY文の先頭のパラメータに2を指定した 場合は、iSeries SNDLSTCMDインタフェース、PowerExchange Navigator、または DTLUTSKユーティリティを通じて発行されるPowerExchange ListenerのLISTTASKおよび i5/OSでのセキュリティ 225 STOPTASKコマンドへのユーザーアクセスを制御するために、セキュリティオブジェクト が使用されます。 それ以外の場合、PowerExchangeは、iSeries SNDLSTCMDインタフェ ース、PowerExchange Navigator、またはDTLUTSKユーティリティを通じて発行される コマンドを制御しません。 ¨ pwxcmdプログラムに関するユーザー認証。SECURITY文の先頭のパラメータに1または2を 指定した場合は、pwxcmdプログラムのユーザーを認証するために、オペレーティングシ ステムの機能が使用されます。 さらにPowerExchange選択的サインオンも設定すると、 選択的サインオンによるチェックの後で、オペレーティングシステムユーザーIDおよび パスワードがチェックされるようになります。 ¨ pwxcmdコマンドを実行するための許可。コマンドのターゲットであるマシンでSECURITY 文の先頭のパラメータに2を指定した場合、PowerExchangeはPowerExchangeデータライ ブラリ内のセキュリティオブジェクトをチェックして、pwxcmdプログラムに指定された ユーザーIDがコマンドの実行を許可されているかどうか調べます。 それ以外の場合に は、pwxcmdコマンドを実行する権限はチェックされません。 ¨ 選択的サインオン。SECURITY文の2番目のパラメータにYを指定すると、PowerExchange に接続するユーザーを制限するために選択的サインオンファイルが使用されます。 Yを 指定しなかった場合は、あらゆるオペレーティングシステムユーザーIDが PowerExchangeに接続できます。 関連項目: ¨ 「i5/OSでのリソースアクセス要件」 (ページ226) ¨ 「Linux、UNIX、およびWindowsでのpwxcmdまたはinfacmd pwxプログラムに関するユー ザー認証」 (ページ233) ¨ 「i5/OSでpwxcmdコマンドを実行するための許可」 ¨ 「PowerExchange選択的サインオン」 (ページ229) (ページ253) i5/OSでのリソースアクセス要件 i5/OSシステムで、SECURITY文の先頭のパラメータに2を指定すると、リソースへのアクセ スを制御するために接続ユーザーIDが使用されます。 このユーザーIDは、特定のPowerExchangeリソースに対するアクセス権とPowerExchangeが 使用するリソースに対するアクセス権を持っている必要があります。 PowerExchangeを使用するユーザーには、以下の権限レベルが必要です。 ¨ メッセージをPowerExchangeログファイルに書き込むには、ユーザーが datalibライブラ リに対する*CHANGE権限を持っている必要があります。 デフォルトでは、 PowerExchangeはデフォルトのパブリック権限である*USEを設定して datalibライブラリ を作成します。 ¨ データマップを読み取るには、ユーザーがデータマップライブラリに対する*USE権限を 持っている必要があります。 デフォルトでは、このライブラリはSTDATAMAPSと呼ばれ ます。 別の名前を指定するには、CFGファイルのDBMOVERメンバでDMX_DIRパラメータを 設定します。 ¨ データマップの追加、削除、または変更には、*CHANGE権限が必要です。 ¨ PowerExchangeを通じて、その他のライブラリ、ファイル、およびDB2テーブルに対する 読み取りと書き込みを行うには、ユーザーが適切な権限を持っている必要があります。 226 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ PowerExchangeジョブのアクセス要件 バルクデータ移動およびCDC操作を実行するために、PowerExchangeジョブおよびタスクは 特定の権限を必要とします。 以下の表に、PowerExchange Listenerがバルクデータ処理のために必要とするアクセス権 限の一覧を示します。 ライブラリおよびファイル名 必要な権限 datalib/CFG *USE datalib/LOG *CHANGE datalib/Pnnnnn 注: PowerExchangeの代替ロギングを使用する場合は、 PowerExchange ListenerがPnnnnnという名前のファイ ルをデータライブラリ内に作成する。nnnnnは PowerExchange Listenerのポート番号。 *CHANGE dtllib/DTLMSG *USE dtllib/LICENSE *USE stdatamaps *CHANGE 以下の表に、PowerExchange ListenerとPowerExchange Condenseがバルクデータおよび CDCの処理に必要なアクセス権限の一覧を示します。 ファイル名 PowerExchange Listener権限 PowerExchange Condense権限 cndlib/CFGCOND *USE *USE cndlib/PWXJRNLCKP *CHANGE *CHANGE cpxlib *CHANGE 該当なし datalib/CCT *CHANGE *USE datalib/CDCT *USE *CHANGE datalib/CDEP *CHANGE *CHANGE datalib/CFG *USE *USE datalib/LOG *CHANGE *CHANGE datalib/Pnnnnn 注: PowerExchangeの代替ロギングを使用 する場合は、PowerExchange Listenerが Pnnnnnという名前のファイルをデータラ *CHANGE 該当なし i5/OSでのセキュリティ 227 ファイル名 PowerExchange Listener権限 PowerExchange Condense権限 datalib/JOBnnnnn 注: PowerExchangeの代替ロギングを使用 する場合は、PowerExchange Condenseジ ョブがJOBnnnnnという名前のファイルを データライブラリ内に作成する。nnnnnは PowerExchange Condenseジョブのジョブ 番号。 該当なし *CHANGE dtllib/DTLMSG *USE *USE dtllib/LICENSE *USE *USE stdatamaps *CHANGE 該当なし イブラリ内に作成する。nnnnnは PowerExchange Listenerのポート番号。 PowerExchangeは、キャプチャ登録やデータマップなどの他のオブジェクトを動的に作成し ます。 PowerExchange ListenerおよびPowerExchange Condenseの実行に使用されるユーザ ーID以外のユーザーの場合、これらのオブジェクトにアクセスするためのデフォルトの権 限は、以下の権限設定によって決まります。 ¨ Create Authorityシステム値のQCRTAUT。この値は、システム全体における新規オブジ ェクトのパブリック権限を決定します。 ¨ そのオブジェクトが収められているライブラリのデフォルトのパブリック権限。 ジャーナルとファイルのアクセス要件 PowerExchange ListenerおよびPowerExchange Condenseを実行するユーザーIDは、 PowerExchangeにとって必要なジャーナルおよびファイルにアクセスするための適切な権限 レベルを持っている必要があります。 以下の表に、各オブジェクトタイプの権限要件の一覧を示します。 228 オブジェクト 権限 ジャーナル *OBJEXIST ジャーナルライブラリ *EXECUTE ジャーナルレシーバ *USE ジャーナルレシーバが収められているライブラ リ *EXECUTE ファイル *USE ファイルが収められているライブラリ *EXECUTE 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ i5/OSでPowerExchange Listenerコマンドを実行するた めの許可 i5/OSで、ユーザーがiSeries SNDLSTCMDインタフェース、PowerExchange Navigator、お よびDTLUTSKユーティリティを通じてPowerExchange ListenerのLISTTASKコマンドおよび STOPTASKコマンドを発行することを許可するように、PowerExchangeを設定することができ ます。 それには、PowerExchange Listenerコマンドのターゲットとなるi5/OSシステムのDBMOVER コンフィギュレーションファイルで、SECURITY文の先頭のパラメータを2に設定します。 PowerExchangeは、PowerExchangeデータライブラリ内のセキュリティオブジェクトをチェ ックして、LISTTASKまたはSTOPTASKコマンドに指定されたユーザーIDがLISTTASKおよび STOPTASKコマンドの実行を許可されているかどうかを調べます。 PowerExchangeはインストールプロセス中に、LISTTASKおよびSTOPTASKコマンド用のセキ ュリティオブジェクトを、デフォルトのパブリック権限*EXCLUDEを設定して作成します。 LISTTASKおよびSTOPTASKコマンドの発行をユーザーに許可するには、これらのコマンドの セキュリティオブジェクトに対する*USE権限をユーザーに付与します。 例えば、i5/OSシ ステム上で実行されているPowerExchange Listenerに対してLISTTASKコマンドを発行する ことをユーザーに許可するには、そのシステム上の datalib/AUTHTSKLSTセキュリティオブ ジェクトに対する*USEアクセス権を、そのユーザーに付与します。 以下の表に、PowerExchange ListenerのLISTTASKコマンドとSTOPTASKコマンドを実行する ために必要なアクセス権限の一覧を示します。 PowerExchange Listenerのコマンド ライブラリおよびファイル名 必要な権限 LISTTASK datalib/AUTHTSKLST *USE STOPTASK datalib/AUTHTSKSTP *USE i5/OSでのpwxcmdプログラムに関するユーザー認証 pwxcmdプログラムの使用を制御するために、オペレーティングシステムユーザーIDおよび パスワードを認証するようにPowerExchangeを設定することができます。 pwxcmdプログラムの使用についてユーザークレデンシャルを検証するには、pwxcmdプログ ラムからのコマンドのターゲットとなる各PowerExchangeインストールに、以下のコンフィ ギュレーションタスクを実行します。 ¨ コマンドのターゲットとなるシステムにあるDBMOVERコンフィギュレーションファイル で、SECURITY文の先頭のパラメータを1または2に設定する。 ¨ オペレーティングシステムのユーザークレデンシャルを認証するために必要な権限を設 定する。 i5/OSでpwxcmdコマンドを実行するための許可 pwxcmdプログラムを使用するためのユーザークレデンシャルを認証するだけでなく、特定 のpwxcmdコマンドの実行をユーザーに許可するように、PowerExchangeを設定することがで きます。 i5/OSでのセキュリティ 229 それには、pwxcmdコマンドのターゲットとなるシステムで、SECURITY文の先頭のパラメー タを2に設定します。 その後、セキュリティオブジェクトを以下のように作成します。 ¨ 初めてのインストールの場合は、セキュリティオブジェクトが自動的に作成されます。 ¨ 以前のリリースから移行した場合は、次のアップグレードコマンドを実行してセキュリ ティオブジェクトを作成します。 CALL PGM(dtllib/CRTDTLENVA) PARM('datalib') 説明: - dtllibは、インストール時に入力されたPowerExchangeソフトウェアライブラリの名 前です。 - datalibは、インストール時に入力されたPowerExchangeデータライブラリの名前で す。 ユーザーが特定のpwxcmdコマンドを発行することを許可するために、pwxcmdコマンドのタ ーゲットとなるシステムでSECURITY文の先頭のパラメータを2に設定します。 その後、そ のコマンドのセキュリティオブジェクトに対するユーザーアクセス権を付与します。 例え ば、i5/OSシステム上で実行されているPowerExchange Listenerに対してpwxcmd closeforceコマンドを発行することをユーザーに許可するには、そのシステム上の datalib/LCLOSFRCEセキュリティオブジェクトに対するユーザーアクセス権を、そのユーザ ーに付与します。 以下の表に、pwxcmdコマンドとそれに対応するセキュリティオブジェクトの一覧を示しま す。 pwxcmdコマンド セキュリティオブジェクト PowerExchange Listenerのコマンド close LCLOSE closeforce LCLOSEFRCE listtask LLISTTASK stoptask LSTOPTASK PowerExchange Condenseのコマンド condense CCONDENSE displaystatus CDSPSTATUS fileswitch CFILSWITCH shutcond CSHUTCOND shutdown CSHUTDOWN ユーザーがpwxcmdコマンドを発行すると、PowerExchangeは、PowerExchangeデータライブ ラリ内のセキュリティオブジェクトをチェックして、pwxcmdプログラムに指定されたユー ザーIDがコマンドの実行を許可されているかどうかを調べます。 230 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ 注: pwxcmdコマンドを実行するユーザーを認証するには、pwxcmdプログラムについてユー ザークレデンシャルをチェックするようにPowerExchangeを設定します。 関連項目: ¨ 「i5/OSでのpwxcmdプログラムに関するユーザー認証」 ¨ 「PowerExchangeサインオンファイル」 (ページ229) (ページ254) Linux、UNIX、およびWindowsでのセキュリテ ィ Linux、UNIX、およびWindowsでPowerExchangeのセキュリティを設定するには、 dbmover.cfgコンフィギュレーションファイルの中のSECURITY文を使用します。 Linux、UNIX、およびWindowsでは、以下のタイプのPowerExchangeセキュリティを設定で きます。 ¨ PowerExchange Listenerのコマンド。 Windowsの場合、SECURITY文の先頭のパラメータ を1に設定して2番目のパラメータをYに設定すると、PowerExchange Navigatorを通じ て発行されるPowerExchange ListenerのLISTTASKおよびSTOPTASKコマンドへのアクセ スを制御するために、サインオンファイル内のUSER文のTASKCNTRLパラメータが使用さ れます。 それ以外の場合、PowerExchangeはPowerExchange Navigatorを通じて発行さ れたコマンドへのアクセスを制御しません。 ¨ pwxcmdおよびinfacmd pwxプログラムに関するユーザー認証。 SECURITY文の先頭のパ ラメータを1または2に設定すると、pwxcmdおよびinfacmd pwxプログラムのユーザーを 認証するために、オペレーティングシステムの機能が使用されます。 PowerExchange選択的サインオンを設定すると、選択的サインオンによるチェックの後 で、オペレーティングシステムユーザーIDおよびパスワードがチェックされるようにな ります。 ¨ pwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドを実行するための許可。 SECURITY文の先頭のパラ メータを2に設定すると、PowerExchangeサインオンファイルに基づいて、特定のpwxcmd コマンドおよびinfacmd pwxコマンドを実行するユーザー権限がチェックされるように なります。 それ以外の場合には、これらのコマンドを実行する権限はチェックされま せん。 ¨ 選択的サインオン。 SECURITY文の2番目のパラメータをYに設定すると、PowerExchange に接続するユーザーを制限し、Windows上でPowerExchange Navigatorを通じて PowerExchange Listenerコマンドを発行するためのユーザー権限をチェックするため に、選択的サインオンファイルが使用されます Yを指定しなかった場合は、どのユーザ ーIDでも、PowerExchangeに接続することができ、Windows上でPowerExchange Navigatorを通じてPowerExchange Listenerコマンドを発行することができます。 関連項目: ¨ 「i5/OSでのpwxcmdプログラムに関するユーザー認証」 (ページ229) ¨ 「Linux、UNIX、およびWindowsでpwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドを実行するための 許可」 (ページ232) Linux、UNIX、およびWindowsでのセキュリティ 231 ¨ 「PowerExchange選択的サインオン」 (ページ253) WindowsでPowerExchange Listenerコマンドを実行する ための許可 Windows上でPowerExchange Navigatorを通じてPowerExchange ListenerのLISTTASKおよび STOPTASKコマンドを発行するための許可をユーザーに与えるように、PowerExchangeを設定 できます。 PowerExchange Navigatorシステム上のdbmover.cfgコンフィギュレーションファイルで、 SECURITY文の先頭のパラメータを1に設定し、2番目のパラメータをYに設定します。 PowerExchangeは、サインオンファイル内のUSER文のTASKCNTRLパラメータをチェックし て、そのユーザーがPowerExchange Navigatorを通じてLISTTASKおよびSTOPTASKコマンド を実行することを許可されているかどうかを調べます。 詳細は、「PowerExchangeサイン オンファイル」 (ページ254)に記載されています。 Linux、UNIX、およびWindowsでpwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドを実行するための許可 pwxcmdおよびinfacmd pwxプログラムを使用するためのユーザークレデンシャルを認証する だけでなく、特定のpwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドの実行をユーザーに許可するよう に、PowerExchangeを設定することができます。 それには、pwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドのターゲットとなるシステムで、SECURITY 文の先頭のパラメータを2に設定します。 次に、pwxcmdまたはinfacmd pwxのターゲットと なるPowerExchangeシステムで、サインオンファイルを設定します。 PowerExchangeサインオンファイルでは、1つ以上のpwxcmdまたはinfacmd pwxコマンドの 実行をユーザーに許可するためにユーザー定義と組み合わせて使用される、許可グループ を作成することができます。 ユーザーにコマンドの発行を許可するために特定の許可グル ープを作成しない場合は、コマンドの発行先となるすべてのターゲットシステムで、サイ ンオンファイルに以下の文を含める必要があります。 AUTHGROUP=(ANY,COMMAND=(*)) USER=(*,ALLOW=Y,AUTHGROUP=ANY) ユーザーがコマンドを発行すると、PowerExchangeはPowerExchangeサインオンファイルを チェックして、コマンドに指定されたユーザーIDがそのコマンドの実行を許可されている かどうかを調べます。 注: pwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドを実行するユーザーを認証するには、pwxcmdおよ びinfacmd pwxプログラムについてユーザークレデンシャルをチェックするように PowerExchangeを設定します。 関連項目: ¨ 「z/OSでのpwxcmdプログラムに関するユーザー認証」 ¨ 「PowerExchangeサインオンファイル」 232 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ (ページ254) (ページ252) LinuxおよびUNIXでのユーザー認証 LinuxおよびUNIXシステムでPowerExchangeがユーザークレデンシャルを認証するには、オ ペレーティングシステムがシャドウパスワードを使用する必要があります。 PowerExchangeは、ユーザーIDおよびパスワードを/etc/passwdファイルと/etc/shadowフ ァイルから読み取ります。 PowerExchangeは暗号機能を使用して、pwxcmdコマンドまたは infacmd pwxコマンドに指定されたパスワードがユーザーIDのパスワードと一致するかどう かを検証します。 制限: PowerExchangeでのユーザークレデンシャル認証では、シャドウパスワードファイ ルおよび暗号機能で後方互換性のないセキュリティを使用しているLinuxおよびUNIXシステ ム(HP1、HP-UXなど)はサポートされません。 1. pwxauth.exeのオーナーをrootに変更します。 2. pwxauth.exeのグループをPowerExchange Listenerのグループに変更します。 3. pwxauth.exeのsetuidビットを設定します。 PowerExchangeのインストールディレクトリには、pwxauth.exeに必要な変更を加える setup_pwxauthという名前のサンプルスクリプトが用意されています。 このスクリプトを 実行するには、以下のコマンドを実行します。 setup_pwxauth listener_primary_group listener_primary_group 変数には、PowerExchange Listenerのグループ名を指定します。 指定したグループの中で、PowerExchange Listenerが唯一のUIDでなければなりません。 Windowsでのユーザー認証 PowerExchangeでは、Windowsシステムでユーザークレデンシャルを検証するために LogonUser APIが使用されます。 Windows 2000およびそれ以前のリリースでは、PowerExchange ListenerのユーザーIDが SE_TCB_NAME特権を持っている必要があります。 ユーザーマネージャでは、この特権は 「オペレーティングシステムの一部として機能」権と呼ばれます。 Windows Server 2003 以降のリリースとWindows XP以降のリリースでは、Windowsの追加設定は必要ありません。 LogonUser APIの詳細は、Microsoftサポートオンラインの記事「Microsoftオペレーティ ングシステムでユーザー資格情報の認証を行う方法」 (http://support.microsoft.com/kb/180548)に記載されています。 制限: Windows上でpwxcmdコマンドおよびinfacmd pwxコマンドのセキュリティが有効に なっている場合、PowerExchangeはguestを許可されたユーザーアカウントとして受け付け ません。 Linux、UNIX、およびWindowsでのpwxcmdまたはinfacmd pwxプログラムに関するユーザー認証 pwxcmdまたはinfacmd pwxプログラムの使用を制御するために、オペレーティングシステム ユーザーIDおよびパスワードを認証するようにPowerExchangeを設定することができます。 Linux、UNIX、およびWindowsでのセキュリティ 233 pwxcmdまたはinfacmd pwxプログラムの使用についてユーザークレデンシャルを検証するに は、pwxcmdまたはinfacmd pwxコマンドのターゲットとなる各PowerExchangeインストール に、以下のコンフィギュレーションタスクを実行します。 ¨ コマンドのターゲットとなるシステムにあるdbmover.cfgファイルで、SECURITY文の先 頭のパラメータを1または2に設定する。 ¨ オペレーティングシステムのユーザークレデンシャルを認証するために必要な権限を設 定する。 z/OSでのセキュリティ z/OSでのセキュリティを設定するには、DBMOVERコンフィギュレーションメンバでSECURITY 文を定義すると共に、オペレーティングシステムの機能、リソースプロファイル、選択的 サインオンファイルなど他のセキュリティ手段も使用します。 次のタイプのPowerExchangeセキュリティを設定できます。 注: z/OSで、SECURITY文の先頭のパラメータを1または2に設定した場合は、 PowerExchange ListenerおよびNetportジョブについて、STEPLIBをAPF許可する必要があ ります。 そうしないと、PowerExchangeがユーザー認証またはリソースアクセスの制御を 実行できず、SECURITY文の先頭のパラメータが0に設定されたかのように動作します。 ¨ ユーザー認証。 SECURITY文の先頭のパラメータを1または2に設定します。 PowerExchangeでは、MVSユーザーIDおよびパスワードを使用して、PowerExchangeに接 続して使用するユーザーが認証されます。 さらにPowerExchange選択的サインオンも設 定すると、選択的サインオンによるチェックの後で、オペレーティングシステムユーザ ーIDおよびパスワードがチェックされるようになります。 ¨ PowerCenter CDCセッションへのアクセス。 PowerCenter CDCセッションを有効にし、 PWXPC接続上で指定したz/OSユーザーIDおよびパスワードを使用してデータを抽出する には、SECURITY文の先頭のパラメータを2に設定します。 接続ユーザーIDおよびパスワ ードには、PowerExchange Listener JCLのDTLCAMAP DD文で定義されたデータセットに 対するREADアクセス権が必要です。 注: 呼び出し接続機能(CAF)を使ったDB2 for z/OSへの接続は、セキュリティの設定 に関係なく、PowerExchange ListenerのユーザーIDを使って実行されます。 DB2で は、接続タイプがRecoverable Resource Manager Service接続機能(RRSAF)である場 合またはオフロードが有効になっている場合にのみ、接続時に指定されたユーザーIDが 使用されます。 Integration Serviceが実行されるLinux、UNIX、またはWindowsシステムに、z/OSデー タソースのカラムレベルの処理をオフロードする場合、PowerExchangeは、接続に対し て指定されたMap Location User値とMap Location Password値を使用して、すべての リソースに対するアクセスを制御します。 この接続は、オフロード処理が有効になる PWX NRDB CDCアプリケーション接続またはPWX DB2zOS CDCアプリケーション接続です。 ¨ キャプチャ登録へのアクセス。 CAPX.REG.*リソースプロファイルに対するREADアクセ ス権のある有効なz/OSユーザーID値およびパスワードを要求して、キャプチャ登録への ユーザーアクセスを制御するには、SECURITY文の先頭のパラメータを2に設定します。 別のオプションを指定すると、z/OSセキュリティ製品により、データセットレベルでの み、キャプチャ登録へのアクセスが制御されます。 234 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ ¨ 抽出マップへのアクセス。 PowerExchange Listener JCLのDTLCAMAP DD文で定義され たデータセットに対するREADアクセス権のある有効なz/OSユーザーID値およびパスワー ドを要求して、抽出マップへのユーザーアクセスを制御するには、SECURITY文の先頭の パラメータを2に設定します。 ¨ データマップへのアクセス。 PowerExchangeが、FACILITYクラスプロファイルを使用し て、データマップへのユーザーアクセスを制御するには、SECURITY文の先頭のパラメー タを2に設定し、DBMOVERコンフィギュレーションファイルでDM_SUBTASK=Yと入力しま す。 別のオプションを指定すると、z/OSセキュリティ製品により、データセットレベ ルでのみ、データマップへのアクセスが制御されます。 ¨ PowerExchange Listenerのコマンド。 PowerExchangeが、FACILITYクラスプロファイ ルを使用して、PowerExchange NavigatorまたはDTLUTSKユーティリティから発行された PowerExchange Listenerコマンドに対するユーザーアクセスを制御するには、SECURITY 文の先頭のパラメータを2に設定します。 別のオプションを指定すると、 PowerExchangeはPowerExchange NavigatorまたはDTLUTSKユーティリティから発行され たコマンドへのアクセスを制御しません。 ¨ 変更キャプチャのためのソースデータベースへのアクセス。 データをキャプチャする には、z/OS ECCRが、データベース固有のセキュリティ要件を満たし、PowerExchange Listenerのセキュリティチェックを通った有効なz/OSユーザーIDおよびパスワードで実 行される必要があります。 ¨ リモートのPowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)のログ記録のための z/OSデータへのアクセス。 z/OSデータソースからリモートのPowerExchangeロッガー (Linux、UNIX、Windows用)のログファイルにデータをログ記録する場合は、z/OSシス テム上のDBMOVERコンフィギュレーションファイルでSECURITYオプションを2に設定しま す。 PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)のコンフィギュレーション ファイル、pwxcclのユーザーIDおよびパスワードが、z/OSのセキュリティチェックを通 ることができる、有効なz/OSユーザーIDおよびパスワードであることを確認します。 また、キャプチャ登録にアクセスするには、このユーザーIDおよびパスワードに、 FACILITYクラスのCAPX.REG.*リソースプロファイルに対するREADアクセス権があること を確認します。 ¨ Adabasファイルへの書き込みアクセス。 PowerExchangeデータマップで、Adabasファ イル用のパスワードを指定できます。 SECURITY文の先頭のパラメータを2に設定しま す。 PowerExchangeは、FACILITYクラスプロファイルを使用してAdabasファイルへの 書き込みアクセスを制御します。 2に設定しなかった場合、PowerExchangeはAdabasフ ァイルへの書き込みアクセスを制御しません。 ¨ Datacomテーブルへのアクセス。 PowerExchangeが、FACILITYクラスプロファイルを使 用して、Datacomテーブルへの読み取りアクセスを制御するには、SECURITY文の先頭の パラメータを2に設定します。 2に設定しなかった場合、PowerExchangeはDatacomテー ブルへの読み取りアクセスを制御しません。 ¨ DB2 for z/OSへのアクセス。 PowerExchangeが接続ユーザーIDを使用してDB2リソース にアクセスするには、SECURITY文の先頭パラメータを2に設定し、DBMOVERコンフィギュ レーションメンバでMVSDB2AF=RRSAFと入力します。 設定しなかった場合は、 PowerExchange Listenerの実行に使用したユーザーIDが使用されます。 ¨ IMSデータベースへの書き込みアクセス。 PowerExchangeが、FACILITYクラスプロファ イルを使用して、IMSデータベースへの書き込みアクセスを制御するには、SECURITY文 の先頭のパラメータを2に設定します。 2に設定しなかった場合、PowerExchangeはIMS データベースへの書き込みアクセスを制御しません。 z/OSでのセキュリティ 235 ¨ PowerExchangeエージェントのサービスとコマンドの許可. PowerExchangeが PowerExchangeエージェントのサービスの初期化やPowerExchangeエージェントのコマ ンドの発行を行うユーザー要求を許可するには、AGENTCTLパラメータファイルで InitAuthCheckパラメータをYESに設定します。 詳細については、『PowerExchange CDC ガイド(z/OS版)』を参照してください。 ¨ pwxcmdプログラムに関するユーザー認証。 PowerExchangeが、オペレーティングシステ ムの機能を使用して、pwxcmdプログラムのユーザーを認証するには、SECURITY文の先頭 のパラメータを1または2に設定します。 PowerExchange選択的サインオンを設定する と、選択的サインオンによるチェックの後で、オペレーティングシステムユーザーIDお よびパスワードがチェックされるようになります。 ¨ pwxcmdコマンドを実行するための許可。 コマンドのターゲットとなるシステム上で、 SECURITY文の先頭のパラメータを2に設定します。 PowerExchangeは、pwxcmdプログラ ムに指定されたユーザーIDがコマンドの実行を許可されているかどうかを調べるため に、リソースプロファイルをチェックします。 それ以外の場合には、pwxcmdコマンド を実行する権限はチェックされません。 ¨ 選択的サインオン。 PowerExchangeがPowerExchangeに接続するユーザーを制限するた めに選択的サインオンファイルを使用するには、SECURITY文の2番目のパラメータをYに 設定します。 Yを指定しなかった場合は、あらゆるオペレーティングシステムユーザー IDがPowerExchangeに接続できます。 関連項目: ¨ 「z/OSでのpwxcmdプログラムに関するユーザー認証」 ¨ 「z/OSでpwxcmdコマンドを実行する許可」 ¨ 「PowerExchange選択的サインオン」 (ページ252) (ページ252) (ページ253) z/OSでのリソースアクセス要件 z/OS上のDBMOVERコンフィギュレーションメンバでSECURITY文の先頭パラメータを2に設定 した場合、PowerExchangeのユーザークレデンシャルがz/OSのセキュリティチェックを通る 必要があります。 ユーザーIDには、PowerExchange関数の実行に必要な特定のPowerExchangeリソースに対す るアクセス権が必要です。 例えば、ユーザーに以下のレベルのアクセス権が必要です。 ¨ ソースから変更データを読み取るには、ユーザーに、キャプチャ登録のために、 APX.REG.*リソースプロファイルへのREADアクセス権が必要です。 ¨ PowerCenter CDCセッション中に変更データを抽出するには、ユーザーに、抽出マップ にアクセスするために、PowerExchange Listener JCLのDTLCAMAP DD文で定義されたデ ータセットに対するREADアクセス権が必要です。 ¨ PowerExchange Listenerが、DTLLOG DD文またはDTLLOG nn DD文で指定された PowerExchangeメッセージログファイル用のデータセットを使用する場合、ユーザーは そのファイルに対するUPDATEアクセス権を持っている必要があります。 ¨ データマップの作成、更新、または削除を行うには、ユーザーが、PowerExchange Listener JCLのDATAMAP DD文で指定されたVSAMデータセットに対するUPDATEアクセス 権を持っている必要があります。 236 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ PowerExchangeジョブのデータセットアクセス要件 PowerExchangeジョブと開始されたタスクが実行するユーザーIDは、バルクデータ移動や CDC処理に対してPowerExchangeが割り当てるデータセットにアクセスするための適切な権 限が必要です。 PowerExchangeジョブと開始されたタスクは、それぞれのJCL内のDD文を使用してデータセ ットを割り当てます。 また、実行時にはデータセットを動的に割り当てます。 以下の表に、バルクデータ処理にPowerExchange ListenerとNetportジョブが必要とする アクセス権を一覧に示します。 DD名 PowerExchange Listener権 限 Netportジョブ権限 STEPLIB READ READ DATAMAP UPDATE READ DTLCFG READ READ DTLKEY READ READ DTLLOG UPDATE UPDATE DTLLOGnn UPDATE UPDATE DTLMSG READ READ DTLSGN READ READ 以下の表に、CDC処理にPowerExchange Listenerジョブと開始したタスクが必要とするア クセス権を一覧に示します。 DD名 PowerExcha nge Listener権 限 PowerExcha ngeエージェ ント権限 PowerExcha ngeロッガー 権限 PowerExcha nge Condense権 限 STEPLIB READ READ READ READ DATAMAP UPDATE 該当なし 該当なし READ DTLAMCPR UPDATE 該当なし 該当なし READ DTLCACDC READ 該当なし 該当なし UPDATE DTLCACDE UPDATE 該当なし 該当なし READ DTLCACFG 該当なし 該当なし 該当なし READ DTLCAMAP UPDATE 該当なし 該当なし READ z/OSでのセキュリティ 237 DD名 PowerExcha nge Listener権 限 PowerExcha ngeエージェ ント権限 PowerExcha ngeロッガー 権限 PowerExcha nge Condense権 限 DTLCFG READ READ 該当なし READ DTLKEY READ READ 該当なし READ DTLLOG UPDATE UPDATE 該当なし UPDATE DTLLOGnn UPDATE UPDATE 該当なし UPDATE DTLMSG READ READ 該当なし READ DTLSGN READ 該当なし 該当なし READ EDMMSG 注: 動的割り当 てられたSYSOUT データセット。 UPDATE 該当なし UPDATE UPDATE EDMPARMS READ READ READ READ EDMSCTL 該当なし READ 該当なし 該当なし EDMSLOG 注: 動的割り当 てられたSYSOUT データセット。 該当なし UPDATE 該当なし 該当なし ERDS01 該当なし 該当なし UPDATE 該当なし ERDS02 該当なし 該当なし UPDATE 該当なし 以下の表に、システムが生成したDD名に動的に割り当てられるデータセットに対して、 PowerExchange CDCジョブと開始したタスクが必要とするアクセス権を一覧に示します。 ジョブまた は開始され たタスク データセット 必要な権限 PowerExchan geエージェ ント キャプチャ登録を含むCCTデータ UPDATE PowerExchan geロッガー PRILOGおよびSECLOGログデータセット UPDATE アクティブなログデータセット ALTER チェックポイントデータセット ALTER PowerExchan ge Condense 238 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ ジョブまた は開始され たタスク IMSログベー スECCR データセット 必要な権限 圧縮ファイル ALTER IMSログベースECCRが処理するRECONデータセッ ト READ IMSログベースECCRが処理するRECONデータセッ トに含まれる、IMSシステムログデータセット (SLDS)とIMS DL/1バッチログデータセット(// IEFRDR) READ 関連項目: ¨ 「キャプチャ登録と抽出マップのデータセットレベルでのセキュリティ」 (ページ 242) PowerExchange ECCRのデータセットアクセス要件 PowerExchange ECCRによって使用されるデータセットへのアクセス権限を、ECCRを実行す るユーザーIDに付与する必要があります。 PowerExchangeECCRは、JCL内のDD文を使用してデータセットを割り当て、また、実行時に データセットを動的にも割り当てます。 以下の表に、Adabas、DB2、およびIMS ECCRがデータセットに対して、DD名別に、必要とす るアクセス権を一覧に示します。 DD名 Adabas ECCR権限 Adabas User Exit 2 Job権限 DB2 ECCR 権限 IMS LogBased ECCR権 限 IMS Synchronou s ECCR権限 STEPLIB READ READ READ READ READ DATAMAP READ 該当なし 該当なし READ 該当なし DDASSOR1 UPDATE 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし DDCARD READ 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし DDDATAR1 UPDATE 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし DDWORKR1 UPDATE 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし DTLADKSD READ 該当なし 該当なし 該当なし 該当なし DTLAMCPR READ 該当なし 該当なし READ 該当なし z/OSでのセキュリティ 239 DD名 Adabas ECCR権限 Adabas User Exit 2 Job権限 DB2 ECCR 権限 IMS LogBased ECCR権 限 IMS Synchronou s ECCR権限 DTLCACDC 該当なし 該当なし 該当なし READ 該当なし DTLCACFG READ 該当なし 該当なし READ 該当なし DTLCACHG 該当なし 該当なし 該当なし READ 該当なし DTLCCADA 該当なし UPDATE 該当なし 該当なし 該当なし DTLCCPLG 該当なし READ 該当なし 該当なし 該当なし DTLCFG READ READ 該当なし READ 該当なし DTLKEY READ READ 該当なし READ 該当なし DTLLOG UPDATE UPDATE 該当なし UPDATE 該当なし DTLMSG READ READ 該当なし READ 該当なし EDMPARMS READ 該当なし READ READ READ REPL2CTL 該当なし 該当なし READ 該当なし 該当なし REPL2OPT 該当なし 該当なし READ 該当なし 該当なし 以下の表に、バッチVSAM、CICS/VSAM、およびDatacom同期ECCRがデータセットに対して、 DD名別に、必要とするアクセス権を一覧に示します。 240 DD名 Batch VSAM ECCR権限 CICS/ VSAM ECCR権限 Datacom Change Collecto r権限 Datacom Change Controll er権限 Datacom Log Feeder権 限 STEPLIB READ READ READ READ READ DFHRPL 該当なし READ 該当なし 該当なし 該当なし DTLAMCPR 該当なし 該当なし 該当なし READ 該当なし DTLCACFG 該当なし 該当なし 該当なし READ 該当なし DTLCFG 該当なし 該当なし 該当なし READ 該当なし DTLLOG 該当なし 該当なし 該当なし UPDATE 該当なし DTLLOGnn 該当なし 該当なし 該当なし UPDATE 該当なし 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ DD名 Batch VSAM ECCR権限 CICS/ VSAM ECCR権限 Datacom Change Collecto r権限 Datacom Change Controll er権限 Datacom Log Feeder権 限 DTLMSG 該当なし 該当なし 該当なし READ 該当なし EDMPARMS READ READ 該当なし 該当なし READ 以下の表に、DatacomテーブルベースおよびIDMSログベースECCRがデータセットに対して、 DD名別に、必要とするアクセス権を一覧に示します。 DD名 Datacomテーブルベース IDMSログベース STEPLIB READ READ DTLAMCPR READ READ DTLCACFG READ READ DTLCFG 該当なし READ DTLLOG UPDATE UPDATE DTLLOGnn UPDATE UPDATE DTLKEY READ READ DTLMSG READ READ EDMPARMS READ READ z/OS上でのキャプチャ登録と抽出マップのセキュリテ ィ z/OSシステム上で、データセットとRACFクラスの両レベルでキャプチャ登録および抽出マ ップへのアクセスを制御します。 キャプチャ登録を削除する機能など、一部のアクセスタイプでは、データセットとRACFク ラスのレベルでUPDATEアクセスが必要です。 データを抽出する機能など、他のアクセスタ イプでは、データセットとRACFクラスのレベルでREADアクセスが必要です。 データセットレベルでアクセスを制御するには、PowerExchange Listener JCL内の DTLCAMAP名およびDTLAMCPR DD名に割り当てられたデータセットへのREADまたはUPDATEア クセスを付与します。 RACFクラスレベルでアクセスを制御するには、DBMOVERコンフィギュレーションファイルに あるSECURITY文の最初のパラメータで2を指定し、CAPX.REG.*およびCAPX.CND.* リソース プロファイルを作成してから、これらのプロファイルへの適切なアクセスレベルを付与し ます。 z/OSでのセキュリティ 241 キャプチャ登録と抽出マップのデータセットレベルでのセキュ リティ キャプチャ登録および抽出マップへのアクセスをデータセットレベルで制御できます。 PowerExchange Listener JCLでDTLAMCPR名とDTLCAMAP DD名に割り当てたデータセットへ の特定のレベルのアクセスを付与することで、データの抽出やキャプチャ登録と抽出マッ プの表示、追加、編集、削除を行うことを許可できます。 注: 上記のタスクの一部に対するセキュリティを追加するには、SECURITY文の最初のパラ メータで2を指定し、CAPX.REG.*およびCAPX.CND.* リソースプロファイルを作成してか ら、これらのプロファイルへの適切なアクセスレベルを付与します。 詳細は、「キャプチ ャ登録と抽出マップ向けのRACFクラスセキュリティ」 (ページ242)に記載されていま す。 データセットレベルで、次のように、キャプチャ登録と抽出マップへのアクセスを制御し ます。 ¨ キャプチャ登録の表示を許可するには、PowerExchange Listener JCL内のDTLAMCPR DD 名に割り当てられたデータセットへのUPDATEアクセスを付与します。 ¨ キャプチャ登録の追加、編集、または削除を許可するには、PowerExchange Listener JCL内のDTLAMCPR DD名に割り当てられたデータセットへのUPDATEアクセスを付与しま す。 ¨ 抽出マップの表示を許可するには、PowerExchange Listener JCL内のDTLCAMAP DD名に 割り当てられたデータセットへのREADアクセスを付与します。 ¨ 変更データの抽出を許可するには、PowerExchange Listener JCL内のDTLCAMAP DD名に 割り当てられたデータセットへのREADアクセスを付与します。 ¨ 抽出マップの追加、編集、および削除を許可するには、PowerExchange Listener JCL内 のDTLCAMAP名およびDTLAMCPR DD名に割り当てられたデータセットへのUPDATEアクセス を付与します。 関連項目: ¨ 「PowerExchangeジョブのデータセットアクセス要件」 (ページ237) ¨ 「キャプチャ登録と抽出マップ向けのRACFクラスセキュリティ」 (ページ242) キャプチャ登録と抽出マップ向けのRACFクラスセキュリティ PowerExchangeは、PowerExchange固有のリソースプロファイルをチェックして、キャプチ ャ登録と抽出マップへのアクセスを許可するかどうかを決定します。 RACFクラスセキュリティチェックを有効にするには、DBMOVERコンフィギュレーションファ イルにあるSECURITY文の最初のパラメータで2を指定し、リソースプロファイルを作成して から、これらのプロファイルへの適切なアクセスレベルを付与します。 PowerExchangeはMVS System Authorization Facility (SAF)インタフェースを使用して、 次のリソースプロファイルをチェックします。 ¨ CAPX.REG.*リソースプロファイルは、キャプチャ登録を追加および編集する機能など、 キャプチャ登録へのアクセスを制御します。 ¨ CAPX.CND.*リソースプロファイルは、データの抽出は制御しますが、抽出マップを追 加、編集および削除する機能は制御しません。 242 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ デフォルトで、PowerExchangeはFACILITYクラスのCAPX.REG.*およびCAPX.CND.*リソース プロファイルをチェックします。 DBMOVERコンフィギュレーションファイル内の RACF_CLASSパラメータを使用して、セキュリティプロファイルのチェックに別のクラスを 指定します。 別のクラスを指定した場合は、最大128バイトの長さのリソース名を用い て、そのクラスをRACFで定義するか、または別のセキュリティ製品で定義する必要があり ます。 RACFクラスレベルで、次のように、キャプチャ登録と抽出マップへのアクセスを制御しま す。 ¨ キャプチャ登録の表示を許可するには、SECURITY文の最初のパラメータで2を指定し、 CAPX.REG.*リソースプロファイルを作成してから、これらのプロファイルへのREADアク セスを付与します。 ¨ キャプチャ登録の追加、編集、または削除を許可するには、SECURITY文の最初のパラメ ータで2を指定し、CAPX.REG.*リソースプロファイルを作成してから、これらのプロフ ァイルへのUPDATEアクセスを付与します。 ¨ 変更データの抽出を許可するには、SECURITY文の最初のパラメータで2を指定し、 CAPX.CND.*リソースプロファイルを作成してから、これらのプロファイルへのREADアク セスを付与します。 ¨ 抽出マップの追加、編集、または削除を許可するには、SECURITY文の最初のパラメータ で2を指定し、CAPX.REG.*リソースプロファイルを作成してから、これらのプロファイ ルへのREADアクセスを付与します。 制限: SECURITY文の最初のパラメータで2を指定した場合は、キャプチャ登録と抽出マッ プ向けのリソースプロファイルを作成しなければなりません。 それ以外の場合は、 PowerExchangeはこれらのリソースへのアクセスを拒否します。 キャプチャ登録と抽出マップ向けのリソースプロファイル データの抽出、キャプチャ登録の表示、キャプチャ登録と抽出マップの追加、編集、およ び削除を許可するには、リソースプロファイルを作成してから、これらのプロファイルへ の適切なレベルのアクセスを付与します。 キャプチャ登録の場合、リソースプロファイルは次の形式です。 CAPX.REG.dbtype.dbid.registration_name 以下の表に、キャプチャ登録リソースプロファイルの変数を示します。 変数 説明 dbtype データベースタイプ(次のいずれかです)。 - dbid ADA。 DB2。 DCM。 IDM。 IMS。 VSM。 Adabas。 DB2。 Datacom。 IDMS。 IMS。 VSAM。 キャプチャ登録を含む、登録グループ内で指定された インスタンス、データベースID、またはコレクション ID。 z/OSでのセキュリティ 243 変数 説明 有効な値は文字列です。 registration_name キャプチャ登録の名前。 有効な値は文字列です。 抽出マップの場合、リソースプロファイルは次の形式です。 CAPX.CND.dbid.extraction_map_name 以下の表に、抽出マップリソースプロファイルの変数を示します。 変数 説明 dbid 抽出マップを含む、抽出グループ内で指定されたイン スタンス、データベースID、またはコレクションID。 有効な値は文字列です。 extraction_map_name 抽出マップの名前。 有効な値は文字列です。 汎用リソースプロファイルを定義して定義数を最小限に抑えることができます。 例えば、 RACFによる次の汎用プロファイルは、キャプチャ登録および抽出マップのプロファイルす べてを扱います。 CAPX.** キャプチャ登録と抽出マップへのアクセスの付与 変更データの抽出、キャプチャ登録と抽出マップの表示、追加、編集、および削除を許可 するには、データセットレベルとRACFクラスレベルで適切なアクセスを付与します。 前提条件:アクセスを付与する前に、データセットとリソースプロファイルが閉じているこ とを確認します。 この操作を行うには、データセットとCAPX.*リソースプロファイル向け のルールをUACC (NONE)で作成します。 データセットとリソースプロファイルへの次のレベルのアクセス権を付与して、以下のタ スクの完了を許可します。 タスク 必須のデータセットア クセス権 必須のリソースプロフ ァイルアクセス権 PowerExchange Listener JCL内の DTLAMCPR DD名に割り当 てたデータセットへの UPDATEアクセス CAPX.REG.*リソースプロ ファイルへのREADアクセ ス キャプチャ登録 キャプチャ登録の表示。 244 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ タスク 必須のデータセットア クセス権 必須のリソースプロフ ァイルアクセス権 キャプチャ登録の追加。 PowerExchange Listener JCL内の DTLAMCPR DD名に割り当 てたデータセットへの UPDATEアクセス CAPX.REG.*リソースプロ ファイルへのUPDATEアク セス 抽出マップの表示。 PowerExchange Listener JCL内の DTLCAMAP DD名に割り当 てたデータセットへの READアクセス なし 変更データの抽出。 PowerExchange Listener JCL内の DTLCAMAP DD名に割り当 てたデータセットへの READアクセス CAPX.CND.*リソースプロ ファイルへのREADアクセ ス 抽出マップの追加。 - PowerExchange Listener JCL内の DTLAMCPR DD名に割り 当てたデータセットへ のUPDATEアクセス - PowerExchange Listener JCL内の DTLCAMAP DD名に割り 当てたデータセットへ のUPDATEアクセス CAPX.REG.*リソースプロ ファイルへのREADアクセ ス 選択したカラム、登録ス テータス、または圧縮の 種類を変更するためのキ ャプチャ登録の編集。 キャプチャ登録の削除。 抽出マップ 抽出マップの編集。 抽出マップの削除。 キャプチャ登録と抽出マップのセキュリティ - 例 さまざまなタイプのユーザーにデータセットとRACFクラスレベル権限を付与できます。 スーパーユーザーは、キャプチャ登録と抽出マップの追加と編集、データをプレビューす るための抽出マップに対するデータベース行のテストの実行、および変更データの抽出を 行えます。 上記のタスクの完了を許可するには、以下のレベルのアクセスをすべてユーザ ーに付与します。 ¨ PowerExchange Listener JCL内のDTLAMCPR DD名に割り当てたデータセットへのUPDATE アクセス ¨ PowerExchange Listener JCL内のDTLCAMAP DD名に割り当てたデータセットへのUPDATE アクセス ¨ CAPX.REG.*リソースプロファイルへのUPDATEアクセス ¨ CAPX.CND.*リソースプロファイルへのREADアクセス z/OSでのセキュリティ 245 抽出マップに対するデータベース行のテストの実行、ワークフロー抽出の実行など、キャ プチャ登録と変更データの抽出の表示を許可するには、以下のレベルのアクセスをユーザ ーに付与します。 ¨ PowerExchange Listener JCL内のDTLAMCPR DD名に割り当てたデータセットへのUPDATE アクセス 注: このレベルのアクセスは、キャプチャ登録の作成または変更機能をユーザーに付 与しません。 ¨ PowerExchange Listener JCL内のDTLCAMAP DD名に割り当てたデータセットへのREADア クセス ¨ CAPX.REG.*リソースプロファイルへのREADアクセス ¨ CAPX.CND.*リソースプロファイルへのREADアクセス 例えば、DB2サブシステムDB2PからキャプチャされたデータにプレフィックスCIW*を付けた 抽出マップ名に対してデータベース行のテストの実行を付与するには、以下のリソースプ ロファイルへのREADアクセスをユーザーに付与します。 CAPX.CND.DB2P.CIW* 抽出マップに対するデータベース行のテストの実行とワークフロー抽出の実行を許可する が、キャプチャ登録の表示を許可しないためには、以下のレベルのアクセスをすべてユー ザーに付与します。 ¨ PowerExchange Listener JCL内のDTLCAMAP DD名に割り当てたデータセットへのREADア クセス ¨ PowerExchange Listener JCL内のDTLAMCPR DD名に割り当てたデータセットへのUPDATE アクセス ¨ CAPX.CND.*リソースプロファイルへのREADアクセス データマップのセキュリティ PowerExchangeは、PowerExchange固有のリソースプロファイルをチェックして、データマ ップへのアクセスを許可するかどうかを決定します。 このセキュリティチェックを行う場 合は、DBMOVERコンフィギュレーションファイルで次のパラメータを指定しなければなりま せん。 ¨ SECURITY文の最初のパラメータで2を指定する ¨ DM_SUBTASKパラメータにYを指定する これで、PowerExchangeはMVS System Authorization Facility (SAF)インタフェースを使 用してリソースプロファイルへのアクセスをチェックします。 デフォルトで、PowerExchangeはFACILITYクラスのリソースプロファイルをチェックしま す。 DBMOVERコンフィギュレーションファイル内のRACF_CLASSパラメータを使用して、セ キュリティプロファイルのチェックに別のクラスを指定します。 別のクラスを指定した場 合は、最大128バイトの長さのリソース名を用いて、そのクラスをRACFで、または使用する セキュリティ製品で定義する必要があります。 制限: SECURITY文の最初のパラメータで2を指定し、DM_SUBTASKパラメータにYを指定した 場合は、データマップ向けのリソースプロファイルを指定しなければなりません。 それ以 外の場合は、PowerExchangeはアクセスに失敗します。 246 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ データマップのリソースプロファイル データマップ向けにリソースプロファイルを構成し、アクセス権を設定します。 データマップへのアクセス向けのリソースプロファイルには以下の形式があります。 DTL.DATAMAP.resource_name resource_name変数は、リソースプロファイルのサフィックスを指定します。 このサフィ ックスは、DBMOVERコンフィギュレーションファイルのDM_RESOURCEパラメータに指定する 変数で、DM_RESOURCEが指定されていない場合は、DATASETのデフォルトです。 データマップへのアクセスを制御するには、以下のアクセス権を使用します アクセスタ イプ 説明 READ データマップの読み取りを許可する UPDATE データマップの定義、削除、および修正を許可する データマップのリソースプロファイルをいずれのも定義しない場合、PowerExchangeはアク セスを拒否します。 汎用リソースプロファイルを定義して定義数を最小限に抑えることができます。 例えば、 以下のRACFによる汎用プロファイルは、すべてのDM_RESOURCE変数を扱います。 DTL.DATAMAP.** PowerExchange Listenerのコマンドのセキュリティ PowerExchangeは、PowerExchange固有のリソースプロファイルをチェックして、 PowerExchange NavigatorまたはDTLUTSKユーティリティから発行するPowerExchange Listenerへのアクセスを許可するかどうかを決定します。 このセキュリティチェックを行 う場合は、DBMOVERコンフィギュレーションファイルにあるSECURITY文の最初のパラメータ で2を指定しなければなりません。 これで、PowerExchangeはMVS System Authorization Facility (SAF)インタフェースを使用してリソースプロファイルへのアクセスをチェック します。 デフォルトで、PowerExchangeはFACILITYクラスのリソースプロファイルをチェックしま す。 DBMOVERコンフィギュレーションファイル内のRACF_CLASSパラメータを使用して、セ キュリティプロファイルのチェックに別のクラスを指定します。 別のクラスを指定した場 合は、最大128バイトの長さのリソース名を用いて、そのクラスをRACFで、または使用する セキュリティ製品で定義する必要があります。 制限: SECURITY文の最初のパラメータで2を指定した場合は、PowerExchange Listenerコ マンドのリソースプロファイルを指定しなければなりません。 2を指定しない場合、 PowerExchange NavigatorまたはDTLUTSKユーティリティから発行されるPowerExchange ListenerコマンドはPowerExchangeで失敗します。 PowerExchange Listenerのコマンドのリソースプロファイル PowerExchange Listenerのコマンドのリソースプロファイルを構成し、アクセス権を設定 します。 z/OSでのセキュリティ 247 LISTTASKコマンドのリソースプロファイルは次の形式です。 DTL.TASKCTRL.DISPLAY STOPTASKコマンドのリソースプロファイルは次の形式です。 DTL.TASKCTRL.STOPTASK リソースプロファイルへのREADアクセスを持つユーザーは、PowerExchange Navigatorまた はDTLUTSKユーティリティを使用してLISTTASKまたはSTOPTASKコマンドを発行することが できます。 それ以外の場合は、これらのコマンドへのアクセスは拒否されます。 いずれ のリソースプロファイルも定義しない場合、PowerExchangeはこれらのコマンドへのアクセ スを拒否します。 汎用リソースプロファイルを定義して定義数を最小限に抑えることができます。 例えば、 RACFによる以下の汎用プロファイルは、PowerExchange NavigatorまたはDTLUTSKユーティ リティから発行できるPowerExchange Listenerのコマンドすべてをカバーします。 DTL.TASKCTRL.** Adabasセキュリティ 以下のAdabasセキュリティオプションはPowerExchangeで使用できます。 ¨ パスワードセキュリティ ¨ SAFセキュリティ ¨ 値によるセキュリティ Adabasパスワードセキュリティを使用するには、PowerExchangeデータマップでファイルパ スワードを指定します。 Adabas SAFセキュリティまたは値によるセキュリティを使用する には、PowerExchangeでのアクションは不要です。 制限: PowerExchangeは、Natural Security(Naturalアプリケーション)をサポートし ません。 PowerExchangeは、アプリケーションレイヤを介してではなく、Adabasデータア クセスをサポートします。 PowerExchangeは、PowerExchange固有のリソースプロファイルをチェックして、Adabasフ ァイルへの書き込みアクセスを許可するかどうかを決定します。 このセキュリティチェッ クを行う場合は、DBMOVERコンフィギュレーションファイルにあるSECURITY文の最初のパラ メータで2を指定しなければなりません。 これで、PowerExchangeはMVS System Authorization Facility (SAF)インタフェースを使用してリソースプロファイルへのアク セスをチェックします。 デフォルトで、PowerExchangeはFACILITYクラスのリソースプロファイルをチェックしま す。 DBMOVERコンフィギュレーションファイル内のRACF_CLASSパラメータを使用して、セ キュリティプロファイルのチェックに別のクラスを指定します。 別のクラスを指定した場 合は、最大128バイトの長さのリソース名を用いて、そのクラスをRACFで、または使用する セキュリティ製品で定義する必要があります。 248 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ Adabasファイルへの書き込みアクセス制限向けのリソースプロ ファイル Adabasファイルへの書き込みアクセス向けのリソースプロファイルを構成し、アクセス権 を設定します。 Adabasファイルへの書き込みアクセスを制御するためのリソースプロファイルは次の形式 です。 DTL.DBWRITE.ADABAS.DBdbid.FNfile_num 説明: ¨ dbidはファイルが含まれているデータベースの物理データベースIDです。 この値は 「DB」で始まり、その後にデータベースIDが続きます。データベースIDは、左側にゼロ が埋め込まれて、常に5桁の数値となリます。 有効な値は00001~99999です。 ¨ file_numはファイル番号です。 この値はFNで始まり、その後にファイル番号が続きま す。ファイル番号は、左側にゼロが埋め込まれて、常に5桁の数値となリます。 有効な 値は00001~99999です。 リソースプロファイルへのUPDATEアクセスを持つユーザーは、PowerExchangeを使用して、 Adabasファイルにデータを書き込むことができます。 それ以外の場合は、アクセスは拒否 されます。 リソースプロファイルを定義しない場合、PowerExchangeは書き込みアクセス を制御しません。 汎用リソースプロファイルを定義して定義数を最小限に抑えることができます。 例えば、 RACFによる以下の汎用プロファイルは、すべてのデータベースにあるすべてのAdabasファ イルを扱います。 DTL.DBWRITE.ADABAS.** 以下のRACFによる汎用プロファイルは、1,000~1,999のデータベースにあるすべての Adabasファイルを扱います。 DTL.DBWRITE.ADABAS.DB01*.** Datacomセキュリティ PowerExchangeは、PowerExchange固有のリソースプロファイルをチェックして、Datacom テーブルへの読み取りアクセスを許可するかどうかを決定します。 このセキュリティチェ ックを行う場合は、DBMOVERコンフィギュレーションファイルにあるSECURITY文の最初のパ ラメータで2を指定しなければなりません。 これで、PowerExchangeはMVS System Authorization Facility (SAF)インタフェースを使用してリソースプロファイルへのアク セスをチェックします。 デフォルトで、PowerExchangeはFACILITYクラスのリソースプロファイルをチェックしま す。 DBMOVERコンフィギュレーションファイル内のRACF_CLASSパラメータを使用して、セ キュリティプロファイルのチェックに別のクラスを指定します。 別のクラスを指定した場 合は、最大128バイトの長さのリソース名を用いて、そのクラスをRACFで、または使用する セキュリティ製品で定義する必要があります。 z/OSでのセキュリティ 249 Datacomテーブルへの書き込みアクセス制限向けのリソースプロ ファイル Datacomテーブルへの書き込みアクセスのためのリソースプロファイルを構成し、アクセス 権を設定します。 Datacomテーブルへの書き込みアクセスを制御するためのリソースプロファイルは次の形式 です。 DTL.DBREAD.DATACOM.Ddatabase_id.short_table_name 説明: ¨ database_id は、先頭が「D」で始まり後に5桁の数値が続くデータベース識別子(ID) です。 データベースIDは、左側にゼロが埋め込まれて、常に5桁の数値となリます。 PowerExchangeは、リソースプロファイル内のデータベースIDを、実際のDatacomデータ ベースのデータベースIDに突き合わせます。 有効な値は00001~99999です。 ¨ short_table_name は、Datacomでテーブルに定義された短テーブル名です。指定された 短テーブル名をDatacomの短テーブル名に突き合わせ、Datacomの長テーブル名にも間接 的に突き合わせて、RACFが読み込みアクセスを制限するテーブルを特定します。 長テ ーブル名に別のRACFリソースプロファイルを定義する必要はありません。長テーブル名 に対してのみリソースプロファイルを作成すると、RACFが保護するテーブルを、 PowerExchangeが短テーブル名に突き合わせて識別できなくなります。 リソースプロファイルへのREADアクセスを持つユーザーは、PowerExchangeを使用して Datacomテーブルからデータを読み込む、またはテーブル向けのメタデータを取得すること ができます。 それ以外の場合は、アクセスは拒否されます。 リソースプロファイルを定 義しない場合、PowerExchangeは読み込みアクセスを制御しません。 例えば、データベー スIDが23、短テーブル名がSTLの場合、以下のリソースプロファイルを作成します。 DTL.DBREAD.DATACOM.D00023.STL 汎用リソースプロファイルを定義して定義数を最小限に抑えることができます。 例えば、 RACFによる次の汎用プロファイルは、すべてのデータベースにあるすべてのDatacomテーブ ルを扱います。 DTL.DBREAD.DATACOM.** 許可されていないユーザーが、PowerExchange Navigatorでデータマップまたは抽出マッ プのデータベース行テストなどのタスクを実行しようとすると、PowerExchangeから以下の メッセージが表示されます。 PWX-00243 Userid user_id not authorized to access resource DTL.DBREAD.DATACOM.Ddatabase_id.short_table_name req=R by RACF. このメッセージの要求値「R」は、READアクセスを表します。 許可されていないユーザーが、キャプチャ登録またはデータマップの作成などのタスクを 実行しようとすると、PowerExchangeから以下のメッセージが表示されます。 PWX-02530 The metadata requested was not available, please check your parameters. DB2 for z/OSセキュリティ DB2テーブルおよびリソースへの接続ユーザーID制御アクセスを使用するには、z/OSシステ ムでDBMOVER構文ファイルにある以下の文とパラメータを指定する必要があります。 ¨ SECURITY文の最初のパラメータで2を指定する 250 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ ¨ MVSDB2AFパラメータでRRSAFを指定する それ以外の場合は、PowerExchangeは、DB2テーブルおよびリソースへのアクセスを制御す るためにPowerExchange ListenerまたはNetportジョブを実行しているユーザーIDを使用 します。 注: MVSDB2AFパラメータでRRSAFを指定するには、z/OSのResource Recovery Services (RRS)コンポーネントをアクティブにする必要があります。 IMSセキュリティ PowerExchangeは、PowerExchange固有のリソースプロファイルをチェックして、IMSデー タベースへの書き込みアクセスを許可するかどうかを決定します。 このセキュリティチェ ックを行う場合は、DBMOVERコンフィギュレーションファイルにあるSECURITY文の最初のパ ラメータで2を指定しなければなりません。 これで、PowerExchangeはMVS System Authorization Facility (SAF)インタフェースを使用してリソースプロファイルへのアク セスをチェックします。 デフォルトで、PowerExchangeはFACILITYクラスのリソースプロファイルをチェックしま す。 DBMOVERコンフィギュレーションファイル内のRACF_CLASSパラメータを使用して、セ キュリティプロファイルのチェックに別のクラスを指定します。 別のクラスを指定した場 合は、最大128バイトの長さのリソース名を用いて、そのクラスをRACFで、または使用する セキュリティ製品で定義する必要があります。 IMSデータベースへの書き込みアクセス制限向けのリソースプロ ファイル IMSデータベースへの書き込みアクセスのためのリソースプロファイルを構成し、アクセス 権を設定します。 DL/Iバッチを介したIMSデータベースアクセスへの書き込みアクセスを制御するためのリソ ースプロファイルは次の形式です。 DTL.DBWRITE.IMS ODBAを介したIMSデータベースアクセスへの書き込みアクセスを制御するためのリソースプ ロファイルは次の形式です。 DTL.DBWRITE.IMS.ims_id ims_id変数はPowerExchange Navigatorの[データマッププロパティ]ダイアログボック スで指定するIMS SSID値を指定します。 PowerExchange Navigatorを介してDL/1バッチの IMS SSID値を指定することもできますが、この値はDL/1バッチのリソースプロファイル指 定では使用できません。 リソースプロファイルへのUPDATEアクセスを持つユーザーは、PowerExchangeを使用して IMSデータベースにデータを書き込むことができます。 それ以外の場合は、アクセスは拒 否されます。 リソースプロファイルを定義しない場合、PowerExchangeは書き込みアクセ スを制御しません。 汎用リソースプロファイルを定義して定義数を最小限に抑えることができます。 例えば、 RACFによる次の汎用プロファイルは、DL/IバッチまたはODBAでIMSデータベースへの書き込 みを扱います。 DTL.DBWRITE.IMS.** z/OSでのセキュリティ 251 このタイプの汎用プロファイルを使用して、一般的な書き込みアクセスを防止できます。 z/OSでのpwxcmdプログラムに関するユーザー認証 pwxcmdプログラムの使用を制御するために、オペレーティングシステムユーザーIDおよび パスワードを認証するようにPowerExchangeを設定することができます。 pwxcmdプログラムの使用についてユーザークレデンシャルを検証するには、pwxcmdプログ ラムからのコマンドのターゲットとなる各PowerExchangeインストールに、以下のコンフィ ギュレーションタスクを実行します。 ¨ コマンドのターゲットとなるシステムにあるDBMOVERコンフィギュレーションメンバ で、SECURITY文の先頭のパラメータを1または2に設定する。 ¨ オペレーティングシステムのユーザークレデンシャルを認証するために必要な権限を設 定する。 z/OSでpwxcmdコマンドを実行する許可 pwxcmdプログラムを使用するためのユーザークレデンシャルを認証するだけでなく、特定 のpwxcmdコマンドの実行をユーザーに許可するように、PowerExchangeを設定することがで きます。 pwxcmdコマンドのターゲットであるシステム上で、SECURITY文の最初のパラメータを2に設 定します。 続いて、ターゲットシステム上でリソースプロファイルを指定して、特定の pwxcmdコマンドの実行を許可します。 PowerExchangeは、リソースプロファイルをチェックして、pwxcmdプログラムで入力された ユーザーIDがコマンドを実行することを許可されているかどうかを決定します。 リソースプロファイルで、RACFクラスは、デフォルトのFACILITYクラス、またはDBMOVERコ ンフィギュレーションファイル内のRACF_CLASSパラメータで指定された値のいずれかで す。 pwxcmdコマンドの発行を許可するには、適切なリソースプロファイルへのREADアクセスを 付与します。 それ以外の場合は、アクセスは拒否されます。 pwxcmdコマンドへのアクセスを制御するリソースプロファイルは、次の形式です。 DTL.CMD.service_type.service_name.command_name 252 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ 以下の表で、pwxcmdコマンド向けのリソースプロファイル内の変数について説明します。 変数 説明 service_typ e PowerExchangeサービスタイプ。 次のオプションがあります。 - LISTENER。 PowerExchange Listener。 - CONDENSE。 PowerExchange Condense。 service_nam e DBMOVERコンフィギュレーションファイルのCMDNODE文で指定し たサービス名。 command_nam e pwxcmdコマンド。 pwxcmdプログラムを介して以下の PowerExchange Condenseコマンドを発行できます。 - 圧縮 - displaystatus - fileswitch - shutcond - shutdown pwxcmdプログラムを介して以下のPowerExchange Listenerコマ ンドを発行できます。 - close - closeforce - listtask - stoptask 汎用リソースプロファイルを定義して定義数を最小限に抑えます。 例えば、以下のプロファイルは、pwxcmdプログラムを介して発行するすべての PowerExchange Condenseコマンドへのアクセスを付与します。 DTL.CMD.CONDENSE.** 以下のプロファイルは、MY_CONDサービス名を指定するpwxcmdプログラムを介して発行する すべてのPowerExchange Condenseコマンドへのアクセスを付与します。 DTL.CMD.CONDENSE.MY_COND.** 注: pwxcmdコマンドを実行するユーザーを認証するには、pwxcmdプログラムについてユー ザークレデンシャルをチェックするようにPowerExchangeを設定します。 PowerExchange選択的サインオン PowerExchangeの選択的サインオンを使用して、PowerExchangeへの接続アクセスを制御で きます。 選択的サインオンでは、指定されたユーザーIDおよびIPアドレス(オプション) のアクセス権を確認するために、PowerExchangeサインオンファイルがチェックされます。 PowerExchangeが選択的サインオンチェックを実行するのは、PowerExchange Listenerが TCP/IPでの新しい接続を受け付けてから、その要求に対してサブタスクを開始するまでの 間です。 ヒント: On z/OSとi5/OSでは、PowerExchangeがOn z/OSおよびi5/OSオペレーティングシ ステムの機能を利用してユーザーを認証することもできます。 PowerExchangeの選択的サ インオンは、SECURITY文のユーザー認証オプションと共に使用します。 選択的サインオン ではパスワードの検証は行われず、最小限のセキュリティしか提供されません。 PowerExchange選択的サインオン 253 PowerExchange選択的サインオンの設定 PowerExchangeの選択的サインオンは設定できます。 1. DBMOVERコンフィギュレーションファイル内のSECURITY文で、2番目のパラメータを2 に設定します。 注: SECURITY文の先頭のパラメータの値は、PowerExchangeがPowerExchangeへの接 続アクセスや、PowerExchange Navigatorを通じて発行されるPowerExchange Listenerコマンドへのアクセスを制御するために、PowerExchangeサインオンファイ ルを使用するかどうかに影響しません。 ただし、PowerExchangeがpwxcmdおよび infacmd pwxコマンドの使用を許可するためにサインオンファイルを使用するかどうか は制御します。 infacmd pwxコマンドはPowerExchangeサービスに対して送信し、 pwxcmdコマンドはアプリケーションサービスによって管理されていない PowerExchangeプロセスに対して送信します。 2. PowerExchangeサービスまたはPowerExchangeプロセスが実行されているLinux、 UNIX、またはWindowsシステムで、PowerExchangeサインオンファイルを設定します。 このファイルでは、許可されたユーザーを指定しますが、オプションで、そこを接続 元とするユーザーがアクセスを許可されるIPアドレスを指定することもできます。 3. PowerExchange Listenerを起動またはリスタートします。 関連項目: ¨ 「PowerExchangeサインオンファイル」 (ページ254) PowerExchangeサインオンファイル PowerExchangeサインオンファイルは、PowerExchangeへの接続とコマンドの発行をユーザ ーに許可するために使用します。 PowerExchangeサインオンファイルは、ユーザーが以下のタスクを完了することを許可しま す。 ¨ 特定のIPアドレスからPowerExchangeシステムに接続する。 ¨ 特定のpwxcmdコマンドおよびinfacmd pwxコマンドを発行する。 infacmd pwxコマンド はPowerExchangeサービスに対して発行し、pwxcmdコマンドはアプリケーションサービ スによって管理されていないPowerExchangeプロセスに対して発行します。 コマンド は、Linux、UNIX、またはWindowsシステムで実行されるPowerExchangeサービスまたは プロセスに対して発行できます。 ¨ Windowsでは、PowerExchange Navigatorを通じて、PowerExchange Listenerに対して PowerExchange Listenerコマンドを発行する。 PowerExchangeサインオンファイルの構文 サインオンファイル文には以下の構文を使用します。 [AUTHGROUP=(group_id,COMMANDS=(command1,command2,...))] USER=(user_ID[@domain] 254 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ ALLOW={F|N|Y} [AUTHGROUP=group_id] [IP=nnnn.nnnn.nnnn.nnnn] [TASKCNTRL={D|S}] ) 以下のルールおよびガイドラインが適用されます。 ¨ 文の最大長は64文字です。 ¨ 文はどのカラムで始めても構いません。 ¨ 文を複数行にまたがらせることはできず、1行の中にコーディングしなければなりませ ん。 ¨ 1行の中に、1つ以上のAUTHGROUP文またはUSER文を指定できます。 ¨ PowerExchangeは、ユーザーIDの全体または一部と一致するUSER文に遭遇すると、サイ ンオンファイルの読み込みを停止します。 ¨ コメント行は、/*で始めなければならず、どの文からも独立した行でなければなりませ ん。 ¨ Linux、UNIX、またはWindowsシステムで、ユーザーにpwxcmdおよびinfacmd pwxコマン ドの発行を許可するために特定の許可グループを作成しない場合は、コマンドの発行先 となるすべてのターゲットLinux、UNIX、またはWindowsシステムで、サインオンファイ ルに以下の文を含める必要があります。 AUTHGROUP=(ANY,COMMAND=(*)) USER=(*,ALLOW=Y,AUTHGROUP=ANY) PowerExchangeでは、必要な場所にサンプルのサインオンファイルが用意されており、その ファイルをカスタマイズできます。 以下の表に、サインオンファイルの名前と必要な場所 をオペレーティングシステム別に示します。 オペレーテ ィングシス テム サインオンファイルの名前と場所 i5/OS datalib/CFGファイル内のSIGNONメンバ Linux、 UNIX、およ びWindows PowerExchangeインストールディレクトリ内のsignon.txtファイ ル z/OS PowerExchange Listener JCL内のDTLSGN DDが指し示すRUNLIB内 のSIGNONメンバ PowerExchangeサインオンファイルで使用される文 サインオンファイルでは、選択的サインオン、PowerExchange Navigatorを通じた PowerExchange Listenerコマンド、infacmd pwxコマンド、またはpwxcmdコマンドを許可 するための文を定義します。 次の文を定義します。 ¨ 選択的サインオンとPowerExchange Listenerコマンドの許可には、USER文を使用しま す。 PowerExchangeサインオンファイル 255 ¨ Linux、UNIX、またはWindowsシステムでのpwxcmdコマンドとinfacmd pwxコマンドの許 可には、AUTHGROUP文とUSER文を使用します。 AUTHGROUP文 Linux、UNIX、およびWindowsで、指定されたpwxcmdコマンドおよびinfacmd pwxコマンド へのアクセスを、許可グループに属するユーザーだけに制限します。 AUTHGROUP文の構文は次のとおりです。 AUTHGROUP=(group_id,COMMANDS=(command1,command2,...)) AUTHGROUP文には、以下のパラメータがあります。 group_id 必須。指定されたpwxcmdコマンドおよびinfacmd pwxコマンドへのアクセス権を持つ 許可グループの名前を指定します。 この名前は、1つ以上のユーザーIDを許可グルー プに関連付ける、対応するUSER文の中の許可グループ名と一致しなければなりませ ん。 COMMANDS=(command1,command2,...) 必須。この許可グループに属するユーザーが実行を許可される1つ以上のpwxcmdおよび infacmd pwxコマンドを指定します。 すべてのpwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドの実行をユーザーに許可するには、コマ ンドの代わりにアスタリスク(*)を指定します。 PowerExchange Listenerの場合は、以下のコマンドを1つ以上指定します。 コマンド 対応するinfacmd pwxコマン ド 対応するpwxcmdコ マンド CLOSE CloseListener close CLOSEFORCE CloseForceListener closeforce LISTTASK ListTaskListener listtask STOPTASK StopTaskListener stoptask PowerExchange Condenseの場合は、以下のコマンドを1つ以上指定します。 256 コマンド 対応するinfacmd pwxコマン ド 対応するpwxcmdコ マンド CONDENSE 該当なし 圧縮 DISPLAYSTATUS 該当なし displaystatus FILESWITCH 該当なし fileswitch 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ コマンド 対応するinfacmd pwxコマン ド 対応するpwxcmdコ マンド SHUTCOND 該当なし shutcond SHUTDOWN 該当なし shutdown PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)の場合は、以下のコマンドを1つ 以上指定します。 コマンド 対応するinfacmd pwxコマン ド 対応するpwxcmdコ マンド CONDENSE CondenseLogger 圧縮 DISPLAYALL DisplayAllLogger displayall DISPLAYCHECKPOINT S DisplayCheckpointsLogger displaycheckpoint s DISPLAYCPU DisplayCPULogger displaycpu DISPLAYEVENTS DisplayEventsLogger displayevents DISPLAYMEMORY DisplayMemoryLogger displaymemory DISPLAYRECORDS DisplayRecordsLogger displayrecords DISPLAYSTATUS DisplayStatusLogger displaystatus FILESWITCH FileSwitchLogger fileswitch SHUTCOND 該当なし shutcond SHUTDOWN ShutDownLogger shutdown pwxcmdのhelpコマンドとバージョンコマンドの実行には、許可は必要ありません。 使用上の注意 Linux、UNIX、およびWindowsで、SECURITY文の先頭のパラメータを2に設定し、pwxcmdコ マンドおよびinfacmd pwxコマンドを制御するための特定のAUTHGROUP文とUSER文をサイン オンファイルに含めない場合は、デフォルトのAUTHGROUP文とUSER文を含める必要がありま す。 pwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドのターゲットとなるすべてのLinux、UNIX、および Windowsシステム上のサインオンファイルに、以下のデフォルト文を含めます。 AUTHGROUP=(ANY,COMMAND=(*)) USER=(*,ALLOW=Y,AUTHGROUP=ANY) PowerExchangeサインオンファイル 257 USER文 USER文は、指定されたユーザーおよびIPアドレス(オプション)がPowerExchangeに接続す ることを許可するために使用します。 オプションで、Linux、UNIX、およびWindowsでは、指定されたユーザーがpwxcmdおよび infacmd pwxコマンドを発行することを許可するためにUSER文を使用します。 Windowsで は、ユーザーがPowerExchange Navigatorを通じてPowerExchange Listenerコマンドを発 行することを許可するためにUSER文を使用します。 文の最大長は64文字です。 USER文の構文は次のとおりです。 USER=(user_ID[@domain] ALLOW={F|N|Y} [AUTHGROUP=group_id] [IP=nnnn.nnnn.nnnn.nnnn] [TASKCNTRL={D|S}] ) USER文には、以下のパラメータがあります。 user_id[@domain] 必須。ユーザーのユーザーIDを指定します。 オプションで、Windowsではドメイン名 を指定できます。 ユーザーIDのチェックでは大文字と小文字が区別されます。 ユーザーIDの中では以下のワイルドカード文字を使用できます。 ¨ アスタリスク(*): 0個以上の文字を表します。 ¨ 疑問符(?): 正確に1個の文字を表します。 ユーザーIDに、IDの一部としてアスタリスク(*)または疑問符(?)が 含まれている 場合は、それらの文字の前にエスケープ文字の波形符号(~)を付けます。 pwxcmdコマンドでのユーザー指定とサインオンファイル内のUSER文でのユーザー指定 は、一致しなければなりません。 サインオンファイルでユーザーIDの一部としてドメ インを指定した場合は、infacmd pwxまたはpwxcmdコマンドを発行するときのユーザー IDにもそのドメインを指定する必要があります。 infacmd pwxまたはpwxcmdコマンドでユーザーIDの一部としてドメインが指定されな かった場合、PowerExchangeはそのユーザーIDがローカルであるか、PowerExchange Listenerの実行に使用されているユーザーIDと同一ドメインのメンバであるものと想 定します。 PowerExchange ListenerがWindowsサービスとして実行されていて、その サービスがローカルユーザーによって実行されている場合は、infacmd pwxまたは pwxcmdコマンドでユーザーIDの一部としてドメインを指定する必要があります。 ALLOW={F|N|Y} 必須。次のいずれかの値を指定します。 ¨ F。 後続のALLOWパラメータがあることを示します。 ¨ N。 ユーザーはPowerExchangeに接続できません。 IPアドレスが指定された場合 は、そのIPアドレスからのユーザーだけに限定されます。 ¨ Y。 IPパラメータで特定のIPアドレスが指定されていない限り、ユーザーはどのIP アドレスからでもPowerExchangeに接続できます。 258 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ AUTHGROUP=group_ID Linux、UNIX、またはWindowsで、このユーザーが割り当てられる許可グループの名前 を指定します。 この名前は、対応するAUTHGROUP文で指定されている許可グループ名 と一致しなければなりません。AUTHGROUP文は、指定された許可グループに属するユー ザーが1つ以上のpwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドを発行することを許可します。 IP=nnnn.nnnn.nnnn.nnnn オプション。ユーザーのIPアドレスを指定します。 IPアドレスの値 nnnn(オクテット と呼ばれます)は、数値0~255です。 IPアドレスの最後のオクテットがゼロの場合、PowerExchangeは0から255までの数値 をカバーするオクテット値を使用します。 例えば、次のIPパラメータ指定は、 10.10.10.0から10.10.10.255までのすべてのIPアドレスをカバーします。 IP=10.10.10.0 オクテットがゼロで始まる場合、PowerExchangeは指定された値が8進数であるものと 想定します。 例えば、0120を指定すると、PowerExchangeはこの値を80に変換しま す。 一般に、オクテット値には10進値を指定します。 TASKCNTRL={D|S} オプション。Windowsで、ユーザーがPowerExchange NavigatorからLISTTASKまたは STOPTASKコマンドを発行することを許可します。 有効な値は以下のとおりです。 ¨ D。 ユーザーはPowerExchange NavigatorからLISTTASKコマンドを発行できます。 ¨ S。 ユーザーはPowerExchange NavigatorからSTOPTASKコマンドを発行できます。 このオプションは、DBMOVERコンフィギュレーションファイルでSECURITY=(1,Y)が指 定されている場合にのみ有効です。 PowerExchange Navigatorからコマンドを発行するには、[データベース行のテスト] ダイアログボックスの[DBタイプ]リストで[TASK_CNTL]をクリックします。 PowerExchangeサインオンファイルの例 以下の例は、PowerExchangeへの接続とpwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドへのアクセスを 制御するためにPowerExchangeサインオンファイルを定義する方法を示しています。 PowerExchange選択的サインオンの例 以下のサインオンファイル内のUSER文の例は、ユーザーIDとIPアドレスに基づいて PowerExchangeへの接続を制御する方法を示しています。 すべてのユーザーがPowerExchangeに接続できるようにするには、以下のUSER文をサインオ ンファイルに含めます。 USER=(* ALLOW=Y) PowerExchangeへのアクセスをSYSで始まるユーザーIDだけに限定するには、以下のUSER文 をサインオンファイルに含めます。 USER=(SYS* ALLOW=Y) USER=(* ALLOW=N) PowerExchangeサインオンファイル 259 複数のIPアドレスからのサインオンを許可するには、ALLOW=Fパラメータを指定した複数の USER文をコーディングします。 PowerExchangeは、ALLOW=YまたはNが指定された最初の USER文と、それに一致するユーザーIDに遭遇すると、サインオンファイルの読み込みを停 止します。 以下の文は、USER1が3つの異なるIPアドレスからPowerExchangeに接続できるようにしま す。 USER=(USER1 ALLOW=F IP=10.7.16.25) USER=(USER1 ALLOW=F IP=10.7.16.26) USER=(USER1 ALLOW=Y IP=10.7.16.30) 以下の文では、2番目と3番目のUSER文にALLOW=Yパラメータがあるため、USER1はIPアドレ ス10.7.16.25と10.7.16.26からしかサインオンできません。 USER=(USER1 ALLOW=F IP=10.7.16.25) USER=(USER1 ALLOW=Y IP=10.7.16.26) USER=(USER1 ALLOW=Y IP=10.7.16.30) pwxcmdコマンドおよびinfacmd pwxコマンドの許可の例 Linux、UNIX、およびWindowsでは、特定のpwxcmdコマンドおよびinfacmd pwxコマンドの 実行をユーザーに許可するために、サインオンファイルでAUTHGROUP文とUSER文を定義しま す。 これらの文は次のように定義します。 ¨ AUTHGROUP文は、許可グループに属するユーザーが1つ以上のpwxcmdおよびinfacmd pwx コマンドを発行することを許可します。 ¨ USER文は、1つ以上のユーザーIDを許可グループに関連付けます。 また、USER文の中の ALLOWパラメータは、ユーザーがPowerExchangeへの接続を許可されるかどうかを指定し ます。 以下の文は、ユーザーops99をADMIN許可グループに割り当て、ops99がPowerExchangeに接 続できるようにし、ops99がすべてのpwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドを実行することを 許可します。 AUTHGROUP=(ADMIN,COMMANDS=(*)) USER=(ops99 ALLOW=Y AUTHGROUP=ADMIN) 以下の文は、SYSで始まるユーザーIDを持つユーザーをOPER許可グループに割り当て、それ らのユーザーがPowerExchangeに接続できるようにし、指定されたpwxcmdおよびinfacmd pwxコマンドをそれらのユーザーが実行することを許可します。 AUTHGROUP=(OPER,COMMANDS=(close,closeforce,listtask,stoptask)) USER=(SYS* ALLOW=Y AUTHGROUP=OPER) 以下の文は、すべてのユーザーに対して、PowerExchangeへの接続と、infacmd pwxコマン ドListTaskListenerとpwxcmdコマンドlisttaskの実行を許可します。 AUTHGROUP=(BASIC,COMMANDS=(LISTTASK)) USER=(* ALLOW=Y AUTHGROUP=BASIC) 260 第 6章: PowerExchangeのセキュリティ 第 7 章 Secure Sockets Layerのサ ポート この章では、以下の項目について説明します。 ¨ PowerExchangeネットワーク上のSSLのセキュリティ, 261 ページ ¨ PowerExchange SSLのアーキテクチャ, 262 ページ ¨ FIPS 140-2への準拠, 263 ページ ¨ PWXUSSLユーティリティ, 265 ページ ¨ PowerExchange SSLの設定手順, 265 ページ ¨ z/OS上でのSSLサーバーの設定, 266 ページ ¨ Linux、UNIX、およびWindows上のSSLクライアントおよびサーバーの設定, 271 ページ ¨ 接続の確認, 277 ページ PowerExchangeネットワーク上のSSLのセキュ リティ PowerExchangeネットワークでSSL(Secure Sockets Layer)通信を設定すると、セキュア な通信を確保できます。 SSL通信を設定するには、システム間のセキュアな接続の許可と データの暗号化および解読を可能にする証明書とキーを作成します。 各サーバまたはクライアントマシンには、SSL非公開鍵とSSL証明書の各コンポーネントが あります。PowerExchangeを構成することによって、これらのコンポーネントをアクティブ にすることができます。 構成の後で、SSLハンドシェイクと受け入れによってセキュアな接続が設定されます。 個 々のデータメッセージは、ハンドシェーク中にエンコードおよび交換されたセッションキ ーを使用して暗号化されます。 PowerExchangeでは、以下のオペレーティングシステムのSSL通信がサポートされます。 ¨ Linux ¨ UNIX 261 ¨ Windows ¨ z/OS 注: 特に記載のない限り、SSLという用語は、SSL(Secure Sockets Layer)およびTLS (Transport Layer Security)プロトコルの両方を指すために使用されます。 PowerExchange SSLのアーキテクチャ PowerExchange SSLのアーキテクチャには、以下のコンポーネントが含まれます。 ¨ Linux、UNIX、またはWindows上の各SSLクライアントおよびサーバーにインストールさ れるOpenSSL ¨ Linux、UNIX、またはWindows上の各SSLクライアントおよびサーバーで設定される PowerExchange SSL ¨ z/OS上の各SSLサーバーのPowerExchangeに対してインストールおよび設定されるAT- TLS ¨ z/OS上で設定されるPowerExchange Listener ¨ 各SSLクライアントおよびサーバーにインストールされるX.509証明書 以下の図に、PowerExchange SSLのアーキテクチャを示します。 SSL通信は、PowerExchangeネットワーク上の接続の一部またはすべてに対して使用するこ とも、どの接続に対しても使用しないこともできます。 262 第 7章: Secure Sockets Layerのサポート 例えば、以下のように接続を設定できます。 ¨ SSL接続と非SSL接続に別々のポートを使用するようにPowerExchange Listenerを設定す る。 ¨ PowerExchange Listenerに対してSSL接続を使用するようにPowerCenter Integration Serviceクライアントを設定する。 ¨ PowerExchange Listenerに対して非SSL接続を使用するようにPowerExchange NavigatorおよびPowerCenterクライアントを設定する。 FIPS 140-2への準拠 適切な環境のSSLは、FIPS(連邦情報処理規格)140-2に準拠しています。 PowerExchange を適切に設定し、必要な証明書を作成し、適切なアルゴリズムを選択することによって、 PowerExchangeネットワーク上でFIPS 140-2のセキュリティレベル1への準拠を実現するこ とができます。 PowerExchangeネットワークでFIPS 140-2の準拠要件が満たされるように するには、セキュリティ管理者に相談してください。 FIPS 140-2に準拠した暗号群 SSLハンドシェーク中に、クライアントとサーバーは、セッション中にデータを暗号化する ために使用する対称アルゴリズムについて一致します。 クライアントが暗号群のリストを 提供し、サーバーはそのリストから暗号群を選択します。 PowerExchangeネットワークが FIPS 140-2に準拠するために、選択した暗号群はFIPS 140-2に準拠する必要があります。 Linux、UNIX、またはWindowsクライアントまたはサーバー上で、PowerExchangeはOpenSSL のランタイムエンジンを使用します。 クライアントとサーバーの両方でOpenSSLが使用さ れている場合、PowerExchangeで選択される暗号群はFIPS 140-2に準拠しています。 z/OSで、AT-TLSはSSLセッションを管理します。 AT-TLSポリシーファイル内の TTLSCipherParms文の暗号群の順序が重要です。 サーバーは、クライアントによって提供 される暗号群と一致する、リスト内の最初の暗号群を選択します。 このプロセスで、暗号 は暗号群の16進数の数字を使用して識別されます。 z/OSサーバーでFIPS 140-2に準拠した暗号群が確実に選択されるようにするために、 TTLSCipherParmsリスト内の最初の暗号群がOpenSSLでサポートされるFIPS 140-2に準拠し たいずれかの暗号に一致することを確認してください。 以下の表は、OpenSSLおよびAT-TLSの両方でサポートされるFIPS 140-2に準拠した暗号群 のリストの一部です。 OpenSSLの暗号群名 AT-TLSの暗号群名 16進数値 DHE-RSA-AES256-SHA TLS_DHE_RSA_WITH_AES_256_CBC _SHA 39 DHE-DSS-AES256-SHA TLS_DHE_DSS_WITH_AES_256_CBC _SHA 38 FIPS 140-2への準拠 263 OpenSSLの暗号群名 AT-TLSの暗号群名 16進数値 AES256-SHA TLS_RSA_WITH_AES_256_CBC_SHA 35 EDH-RSA-DES-CBC3SHA TLS_DHE_RSA_WITH_3DES_EDE_CB C_SHA 16 EDH-DSS-DES-CBC3SHA TLS_DHE_DSS_WITH_3DES_EDE_CB C_SHA 13 DES-CBC3-SHA TLS_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SH A 0A DHE-RSA-AES128-SHA TLS_DHE_RSA_WITH_AES_128_CBC _SHA 33 DHE-DSS-AES128-SHA TLS_DHE_DSS_WITH_AES_128_CBC _SHA 32 AES128-SHA TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA 2F AT-TLSでサポートされる全アルゴリズムのリストについては、AT-TLSのマニュアルを参照 してください。 OpenSSLでサポートされるアルゴリズムの完全なリストについては、 PWXUSSLユーティリティを実行してください。 PWXUSSLの詳細については、 『PowerExchangeユーティリティガイド 』を参照してください。 注: IBM System zマシンで使用可能な、オプションの無料のCPACF機能は、機械語命令を提 供して、SSLで使用されるハッシュアルゴリズムと対称鍵暗号化および解読を高速化しま す。 パフォーマンスの理由から、ハードウェア支援が使用可能なこれらの暗号群のみを使 用したいという場合があります。 例えば、CPACFはz9以降のマシンでAES-128をサポート し、z10およびz196マシンで AES-256をサポートします。 z/OSでのFIPS 140-2への準拠に関する考慮事項 z/OS System SSLでのFIPS 140-2レベル1では、APAR OA26457の修正が適用されたz/OS 1.10、またはz/OS 1.11以降が必要です。 他の修正およびz/OSの構成変更も必要です。 特に、オペレーティングシステムには、z/OS System SSLのCryptographic Servicesセキ ュリティレベル3(FMID JCPT391)コンポーネントが含まれている必要があります。 z/OS AT-TLSではz/OS System SSLが使用されます。 z/OS 1.12以降のAT-TLSには、FIPS 140-2への準拠のために以下の機能が用意されています。 ¨ System SSLでFIPS 140-2に準拠した暗号方式のみが使用されるように要求するための設 定パラメータ ¨ AES-256ビットの暗号化を使用する暗号化方式など、最新の暗号化方式のシンボリック 名 以前のバージョンのz/OSの場合は、候補となる暗号化方式をシンボリック名ではなく16進 数コードとして指定することによって、FIPSに準拠した暗号化が強制的に使用されるよう にすることができます。 264 第 7章: Secure Sockets Layerのサポート FIPS 140-2レベル1への準拠の実現の詳細については、以下のIBMの出版物を参照してくだ さい。 ¨ 『Cryptograhpic Services System SSL(Secure Sockets Layer)プログラミング』 ¨ 『APAR OA26457 System SSL(Secure Sockets Layer)プログラミング』 PWXUSSLユーティリティ Linux、UNIX、およびWindows上でSSLライブラリと証明書に関するレポートを生成するに は、PWXUSSLユーティリティを使用します。 以下のレポートを生成できます。 ¨ バージョンレポート。 暗号ライブラリの構築に使用されたOpenSSLのバーションをレポ ートします。 ¨ 暗号レポート。 OpenSSLの暗号ライブラリで使用可能な暗号群をレポートします。 ¨ 証明書レポート。 証明書チェーンファイルの情報をレポートします。 PWXUSSLの詳細については、『 PowerExchangeユーティリティガイド』を参照してくださ い。 PowerExchange SSLの設定手順 PowerExchangeにSSLのサポートを実装するには、以下のタスクを実行します。 1. 2. 各z/OSサーバーを設定します。 a. AT-TLSポリシーファイルを更新します。 b. 個人証明書を作成します。 c. DBMOVERファイルでPowerExchange Listenerを設定します。 Linux、UNIX、またはWindowsの各クライアントおよびサーバーを設定します。 a. CA証明書を作成します。 b. 個人証明書を作成します。 c. クライアントまたはサーバー上でDBMOVERコンフィギュレーションファイルをカ スタマイズします。 3. 認証が必要なクライアントまたはサーバーで証明書を使用可能にします。 4. 接続を確認します。 PWXUSSLユーティリティ 265 z/OS上でのSSLサーバーの設定 z/OS上でSSLサーバーを設定するには、以下のタスクを実行します。 ¨ AT-TLSポリシーファイルを更新します。 ¨ 個人証明書を作成します。 ¨ PowerExchange Listenerを設定します。 AT-TLSポリシーファイルの更新 z/OSリリース1.7以降の場合、Application Transparent - Transport Layer Security (AT-TLS)は、通信サーバポリシーファイルを使用して、どのセッションがSSLプロトコル を使用するかを判定します。 ポリシーファイルは、SSLの使用が許可されるz/OSジョブを指定します。 SSLリスナと通信 するジョブもポリシーファイル内で許可する必要があります。AT-TLSポリシーファイルに は複数のジョブ名を追加できます。 AT-TLS for PowerExchangeに対してAT-TLSを設定するには、AT-TLSのインフラストラクチ ャが設定されていることを確認し、ポリシーファイルにルールを追加します。 AT-TLSの詳細については、IBM AT-TLSのマニュアルを参照します。 AT-TLSインフラストラクチャの設定 AT-TLSインフラストラクチャがまだ設定されていない場合は、iPowerExchange SSL用にカ スタマイズする前に設定する必要があります。 1. Communications Serverポリシーエージェントをアクティブにします。 2. PowerExchangeのAT-TLSポリシーファイルを作成し、ポリシーエージャントがそれを 使用できるようにします。 IBMは、AT-TLSのコンフィギュレーションファイルとポリシーファイルの作成を支援するた めに、Network Configuration Assistantツールを提供しています。これは、IBM z/OSの サポートWebサイトからダウンロードできるグラフィカルユーザインタフェースです。 PowerExchange環境でSSL接続を使用するすべてのマシンのSSL証明書を取得します。 シス テム管理者がこれらの証明書を提供します。 関連項目: ¨ 「PowerExchangeのAT-TLSポリシーファイルの例」 (ページ268) AT-TLSルールの追加 ルールを追加するには、ポリシーファイルを編集するか、z/OS Communications Serverの IBM Configuration Assistantを使用します。 IBM Configuration Assistantは、IBMのz/OSのサポートWebサイトからダウンロードできま す。 266 第 7章: Secure Sockets Layerのサポート 以下の表に、ルールを追加するときに含める文を示します。 文 値 LocalPortRange PowerExchange Listenerのポート番号。 Jobname PowerExchange Listenerのジョブ名。 Direction 通信の方向。 クライアントからListenerに進 む通信を示すには、Inboundを指定する。 TTLSGroupActionRef ポリシーファイルの別のセクションで定義され ている既存のgroup_actionを参照する。 TTLSEnvironmentActionRef environment_action ポリシーファイルの別のセクションで定義され ている既存のenvironment_actionを参照する。 サンプルルール 以下の文は、サンプルルールです。 TTLSRULE JOB_JBBV861 { LocalPortRange Jobname Direction TTLSGroupActionRef TTLSEnvironmentActionRef 13132 JBBV861 Inbound gActEnableTTLS eActServerDefault } ポリシーファイルの既存セクションの参照 以下の表に、ルールが参照するポリシーファイルの既存のセクションを示します。 文 部分文 値 TTLS Group Action TTLSEnabled On CtraceClearText Off Trace 7 HandshakeRole サーバーに対して、以下の いずれかの値を指定する。 - Server。 ListenerがSSL サーバーのように機能 し、クライアント認証は 要求されない。 - ServerWithClientAuth。 ListenerがSSLサーバーの ように機能し、クライア ント認証が要求される。 TTLSCipherParmsRef TTLSCipherParms文を参照す る。 TTLSEnvironmentAction z/OS上でのSSLサーバーの設定 267 文 部分文 値 TTLSKeyRingParmsRef TTLSKeyRingParms文を参照 する。 TTLSCipherParms V3CipherSuites サポートされる対称暗号 群。 TTLSKeyRingParms Keyring 個人証明書およびCA証明書 が含まれるキーリング。 以下の文に、参照されるポリシーファイルのサンプルセクションを示します。 TTLSGroupAction gActEnableTTLS { TTLSEnabled On CtraceClearText Off Trace 7 } TTLSEnvironmentAction eActServerDefault { HandshakeRole Server TTLSCipherParmsRef cipher1~AT-TLS__Silver TTLSKeyringParmsRef kATTLSkeyring } TTLSCipherParms cipher1~AT-TLS__Silver { V3CipherSuites TLS_RSA_WITH_DES_CBC_SHA V3CipherSuites TLS_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA V3CipherSuites TLS_RSA_WITH_AES_128_CBC_SHA } TTLSKeyRingParms kATTLSkeyring { Keyring ATTLS_keyring } PowerExchangeのAT-TLSポリシーファイルの例 以下の例に、PowerExchangeの完全なAT-TLSポリシーファイルを示します。 ## ## ## ## ## ## ## ## ## ## ## ## ## ## ## ## ## ## ## ## ## ## ## 268 AT-TLS Policy Agent Configuration file for: Image: MHZ2 Stack: TCPIP This is a sample AT_TLS Policy Agent Configuration file for Power Exchange, based on a subset of a file originally created by the IBM z/OS Network Security Configuration Assistant application. It defines a listener (jobname PWXSSL85) which acts as SSL server (Direction=inbound) and a second listener (PWXSSLMX) which acts as SSL server only when connected via its port 18501. TLSRule 0-1 defines listener with jobname PWXSSL85 which as as SSL server for all connections (connection direction is inbound - from client to listener). - IpAddrSet addr1 specifies that the rule applies to any IP address and port. - Group Action gAct1 specifies that SSL is to be enabled for this connection. - Environment Action eAct1 specifies that the listener acts as SSL server, with keyring defined by the keyR-MHZ2 TTLSkeyRingPArms statement. - Connection Action cAct1 specifies that encryption parameters defined by TTLSCipherParms statement cipher1~AT-TLS__Silver, and that the listener is to act as SSL server (without client certificates). TLSRule 0-5 defines a similar listener with jobname PWXSSLMX which has more than one 第 7章: Secure Sockets Layerのサポート ## listener port. It is to use SSL only if communicating via its port 18501 (portrange ## statement portR1. ## ## TTLSCipherParms cipher1~AT-TLS__Silver shows a list on Cipher Suites which can be used ## for the connections. ## TTLSRule 0~1 { LocalAddrSetRef addr1 RemoteAddrSetRef addr1 Jobname PWXSSL85 Inbound Direction Priority 255 TTLSGroupActionRef gAct1 TTLSEnvironmentActionRef eAct1 TTLSConnectionActionRef cAct1 } TTLSRule 0~5~ { LocalAddrSetRef addr1 RemoteAddrSetRef addr1 LocalPortRangeRef portR1 Jobname PWXSSLMX Direction Inbound Priority 251 TTLSGroupActionRef gAct1 TTLSEnvironmentActionRef eAct1 TTLSConnectionActionRef cAct1 } TTLSGroupAction gAct1 { TTLSEnabled On Trace 7 } TTLSEnvironmentAction eAct1 { HandshakeRole Server 0 EnvironmentUserInstance TTLSKeyringParmsRef keyR~MHZ2 } TTLSEnvironmentAction eAct2 { HandshakeRole Client EnvironmentUserInstance 0 TTLSKeyringParmsRef keyR~MHZ2 } TTLSConnectionAction cAct1 { HandshakeRole Server TTLSCipherParmsRef cipher1~AT-TLS__Silver Trace 7 } cAct2 TTLSConnectionAction { HandshakeRole Client TTLSCipherParmsRef cipher1~AT-TLS__Silver Trace 7 } TTLSKeyringParms keyR~MHZ2 { Keyring ATTLS_keyring } TTLSCipherParms cipher1~AT-TLS__Silver { V3CipherSuites TLS_RSA_WITH_DES_CBC_SHA V3CipherSuites TLS_RSA_WITH_3DES_EDE_CBC_SHA } IpAddrSet addr1 { Prefix 0.0.0.0/0 z/OS上でのSSLサーバーの設定 269 } PortRange { Port } portR1 18501 z/OS上での個人証明書の作成 個人証明書を作成するには、RACFまたはACF2やTopSecretなどの別の機能を使用します。 以下の手順では、RACFを使用していて、RACF管理者が適切なCA(サイト)証明書をすでに 作成していることを前提としています。 1. キーリングを作成します。 2. 個人証明書を作成します。 3. 個人証明書をキーリングに接続します。 4. CA証明書をキーリングに接続します。 以下の例に、これらの手順を示します。 /* Create a Keyring for the application RACDCERT ID(MYUSERID) ADDRING(ATTLS_keyring) SETROPTS RACLIST(DIGTCERT,DIGTNMAP) REFRESH */ /* Create a certificate for the Server application RACDCERT ID(MYUSERID) GENCERT SUBJECTSDN ( O('MyCompany') CN('MYUSERID.mymachine.myorganization.com') OU('myorganizationunit') C('GB') ) WITHLABEL('MYUSERIDCert1')SIGNWITH(CERTAUTH LABEL('LOCALCA')) SETROPTS RACLIST(DIGTCERT,DIGTNMAP) REFRESH */ /* Connect the server certificate to the server’s keyring.*/ RACDCERT ID(MYUSERID) CONNECT(ID(MYUSERID) - LABEL('MYUSERIDCert1') – RING(ATTLS_keyring) – DEFAULT – USAGE(personal)) SETROPTS RACLIST(DIGTCERT,DIGTNMAP) REFRESH /* Connect the CA certificate to the server's keyring RACDCERT ID(MYUSERID) CONNECT(CERTAUTH – LABEL('LOCALCA') – RING(ATTLS_keyring) - USAGE(certauth)) SETROPTS RACLIST(DIGTCERT,DIGTNMAP) REFRESH */ z/OSのSSLサーバーでのPowerExchange Listener JCLの 構成 DBMOVERコンフィギュレーションファイルには、AT-TLSポリシーファイル内の PowerExchange Listenerタスクと関連付けたポートのLISTENER文を含めます。 z/OS上で、 LISTENER文にはSSL処理の他のどのパラメータも含まれません。 SSLモードと非SSLモードでPowerExchange Listenerを分けることができます。 例えば、 ポート13131上の非SSLモードでPowerExchange Listenerを実行してPowerExchange NavigatorおよびPowerCenter Developerに接続し、ポート13132上のSSLモードで PowerCenter Integration Serviceに接続することができます。 この場合、AT-TLSポリシ 270 第 7章: Secure Sockets Layerのサポート ーファイルには、ポート13132でSSLを使用するListenerジョブのルールが含まれ、 DBMOVERファイルには次の文が含まれます。 LISTENER=(node1,TCPIP,13131) LISTENER=(node1,TCPIP,13132) 注意: PowerExchangeではApplication Transparent-TLSを使用してz/OS上にSSLが実装さ れるため、z/OS上のDBMOVERファイル内のLISTENER文にSSLパラメータを含めないでくださ い。 さらに、SSL_REQ_CLNT_CERTなどのSSL関連の文をDBMOVERファイルに含めないでくだ さい。 SSL関連のパラメータまたは文をDBMOVERファイルに含めると、処理が失敗します。 Linux、UNIX、およびWindows上のSSLクライ アントおよびサーバーの設定 Linux、UNIX、またはWindows上でSSLクライアントまたはサーバーを設定するには、以下の タスクを実行します。 ¨ 必要に応じて、OpenSSL操作を確認します。 ¨ CA証明書を作成します。 ¨ 個人証明書を作成します。 ¨ DBMOVERコンフィギュレーションファイルをカスタマイズします。 PowerExchange SSL環境でのOpenSSL OpenSSLは、SSLおよびTLSプロトコルのオープンソース実装です。 PowerExchangeは、 Linux、UNIX、およびWindows上でOpenSSLのランタイムエンジンを使用します。 OpenSSL システムの一部であるopensslプログラムを使用して、CA証明書と個人証明書を作成するこ ともできます。 32ビットWindowsでは、PowerExchangeに証明書の生成に必要なすべてのコンポーネント (openssl.exe、ssleay32.dll、およびpmlibeay32.dll)が含まれます。 Linux、UNIX、および64ビットWindowsでは、PowerExchangeにopensslプログラムは含まれ ません。 ただし、LinuxおよびUNIX上ではOpenSSLがプレインストールされています。 64 ビットWindowsにOpenSSLをインストールするには、Webサイトhttp://www.openssl.orgか らダウンロードします。 opensslプログラムがインストールされていて証明書の作成に使用できることを確認するに は、OpenSSLを起動して以下のコマンドを発行します。 OpenSSL> version OpenSSLはバージョン番号を表示します。 PowerExchangeは、どのバージョンのOpenSSLで も動作します。 Linux、Unix、および64ビットWindows上でopensslプログラムを使用して証明書を作成す るときに使用されるライブラリは、PowerExchangeでセキュアな接続を処理するために使用 されるライブラリとは異なります。 ただし、証明書は互換性があります。 Linux、UNIX、およびWindows上のSSLクライアントおよびサーバーの設定 271 OpenSSLを使用したCA証明書の作成 Linux、UNIX、またはWindows上での個人証明書の署名に使用できるCA証明書を作成しま す。 個人証明書の署名に使用できるCA証明書がある場合、この手順はスキップします。 1. コマンドプロンプトで、以下のコマンドを入力します。 openssl OpenSSL>プロンプトが表示されます。 2. CA証明書のプライベートキーと要求を生成するには、OpenSSL reqコマンドを発行しま す。 OpenSSL> req -newkey rsa:2048 -sha1 -keyout rootkey.pem -out rootreq.pem -newkey rsa:2048 新しい証明書要求と2048ビットのRSAプライベートキーを要求します。 -sha1 SHA-1ハッシュ関数を使用して要求に署名するように指定します。 -keyout rootkey.pem CA証明書のプライベートキーを書き込むファイル名。 -out rootreq.pem CA証明書の証明書要求を書き込むファイル名。 3. OpenSSLが表示する一連のプロンプトに応答します。 ほとんどのプロンプトで、デフォルトを受け入れることができます。 [共通名]に は、サーバー名を使用できます。 4. パブリックCA証明書を生成するには、OpenSSL x509コマンドを発行します。 OpenSSL> x509 -req -in rootreq.pem -sha1 -extensions V3_CA -signkey rootkey.pem -out rootcert.pem -req 入力が証明書ではなく証明書要求であることを指定します。 -in rootreq.pem 前の手順で作成した入力証明書要求ファイルの名前。 -sha1 SHA-1ハッシュ関数を使用して要求に署名するように指定します。 -extensions V3_CA V3_CAを証明書拡張の追加元のセクションとして指定します。 CAの拡張を使用し て証明書要求を自己署名証明書に変換するには、このオプションを使用します。 -signkey rootkey.pem 前の手順で作成したプライベートキーを使用してこの証明書に署名するように指 定します。 272 第 7章: Secure Sockets Layerのサポート -out rootcert.pem CA証明書を書き込むファイル名。 認証が必要な場合は、DBMOVERファイル内のSSL 文のCALISTパラメータに対してこの値を指定できます。 OpenSSLを使用した個人証明書の作成 個人証明書を作成するには、OpenSSL reqおよびx509コマンドを発行し、これらのコマンド が作成する2つのファイルを連結します。 または、以下のいずれかの方法を使用して個人証明書を作成することもできます。 ¨ 既存のWindows証明書をエクスポートし、OpenSSLを使用してそれを.pem形式に変換す る。 ¨ RACFを使用してメインフレーム上で個人証明書を生成し、OpenSSLを使用してそれ を.pem形式に変換する。 OpenSSLを使用して個人証明書を作成するには、以下の操作を実行します。 1. OpenSSLプログラムがまだ実行されていない場合は、コマンドプロンプトで以下のコマ ンドを入力します。 openssl OpenSSL>プロンプトが表示されます。 2. 個人証明書のプライベートキーと要求を生成するには、OpenSSL reqコマンドを発行し ます。 OpenSSL> req -newkey rsa:2048 -sha1 -keyout personalkey.pem -out personalreq.pem -newkey rsa:2048 新しい証明書要求と2048ビットのRSAプライベートキーを要求します。 -sha1 SHA-1ハッシュ関数(メッセージダイジェスト)を使用して要求に署名するように 指定します。 -keyout personalkey.pem 個人証明書のプライベートキーを書き込むファイル名。 -out rootreq.pem 個人証明書の証明書要求を書き込むファイル名。 3. パスフレーズのプロンプトで、CA証明書の作成時に指定したパスフレーズを入力しま す。 4. PEMパスフレーズのプロンプトで、2番目のパスフレーズを入力します。 このパスフレ ーズは、DBMOVERコンフィギュレーションファイル内のSSL文のPASS=パラメータで指 定します。 5. OpenSSLが表示する一連のプロンプトに応答します。 CA証明書要求に対して指定した のと同じ応答を使用できます。 6. 個人証明書を生成するには、OpenSSL x509コマンドを発行します。 OpenSSL> x509 -req -in personalreq.pem -sha1 -CA rootcert.pem -CAkey rootkey.pem CAcreateserial -out personalcert.pem Linux、UNIX、およびWindows上のSSLクライアントおよびサーバーの設定 273 -req 入力が証明書ではなく証明書要求であることを指定します。 -in personalreq.pem 前の手順で作成した入力証明書要求ファイルの名前。 -sha1 SHA-1ハッシュ関数(メッセージダイジェスト)を使用して要求に署名するように 指定します。 -CA rootcert.pem 前の手順で作成したCAルート証明書のファイル名。 -CAkey rootkey.pem 前の手順で作成したCAプライベートキーを使用してこの証明書に署名するように 指定します。 CAcreateserial CAシリアル番号ファイルを作成します。 -out personalcert.pem 個人証明書を書き込むファイル名。 7. 個人キーと個人証明書を連結します。 Windowsでは、以下のコマンドを使用します。 type personalcert.pem personalkey.pem > personalcertkey.pem LinuxまたはUNIXでは、以下のコマンドを使用します。 cat personalcert.pem personalkey.pem > personalcertkey.pem この手順で、ファイルpersonalcertkey.pemが作成されます。 この値は、DBMOVERコ ンフィギュレーションファイル内のSSL文のPASS=パラメータで指定します。 SSLサーバー上でのDBMOVERコンフィギュレーションフ ァイルのカスタマイズ SSL通信用にSSLサーバー上でDBMOVERコンフィギュレーションファイルをカスタマイズしま す。 LISTENER文 LISTENER行で、SSLモードで動作するPowerExchange Listenerのパラメータを次のように 指定します。 LISTENER=(node,TCPIP,port_number,,,,,,,SSL) 注: コマンドエラーを防ぐために、SSLパラメータの相対位置を維持します。ポート番号 パラメータとSSLパラメータの間には、空のパラメータが6つあります。 SSLモードと非SSLモードでPowerExchange Listenerを分けることができます。 例えば、 ポート13131上の非SSLモードでPowerExchange Listenerを実行してPowerExchange NavigatorおよびPowerCenter Developerに接続し、ポート13132上のSSLモードで 274 第 7章: Secure Sockets Layerのサポート PowerCenter Integration Serviceに接続することができます。 この場合、DBMOVERファ イルには次の文が含まれます。 LISTENER=(node1,TCPIP,13131) LISTENER=(node1,TCPIP,13132) SSL文 SSL文は、SSL接続を確立するために使用するSSL証明書を指定します。 SSL=(PASS=passphrase,KEY=personalkey.pem),CALIST=calist 認証文 SSLサーバーのDBMOVERファイル内のSSL_REQ_CLNT_CERT文により、サーバーがクライアン ト認証を要求するかどうかが決まります。 クライアント認証を要求するようにSSLサーバ ーを設定すると、サーバーはCA証明書を署名するときにクライアントの個人証明書を要求 します。 サーバーは、クライアントの個人証明書が有効期限内であり、サーバーのCAリス トの認証機関によって署名されていることをチェックます。 以下の構文を使用します。 SSL_REQ_CLNT_CERT={N|Y} クライアントがサーバー証明書の認証を要求すると、SSL_ALLOW_SELFSIGNED文が自己署名 証明書がサーバーを認証するのに十分であるかどうかを示します。 以下の構文を使用しま す。 SSL_ALLOW_SELFSIGNED={N|Y} クライアント証明書の認証を要求するようにサーバーを設定する場合は、サーバーでCA証 明書が使用可能であるようにする必要があります。 以下のアクションを実行します。 ¨ サーバーマシンに証明書をコピーします。 ¨ OpenSSLなど、適切なプログラムを使用して証明書をインストールします。 ¨ DBMOVERファイルで、CA証明書を参照するようにSSL文のCALISTパラメータまたはCAPATH パラメータを更新します。 関連項目: ¨ 「LISTENER文」 (ページ121) SSLクライアント上でのDBMOVERコンフィギュレーショ ンファイルのカスタマイズ SSL通信用にSSLクライアント上でDBMOVERコンフィギュレーションファイルをカスタマイズ します。 NODE文 NODE文は、SSLモードでの接続先のサーバーを指定します。 NODE=(server_listener,TCPIP,remote_host,port_number,,,,,,{SSL|ZOSSSL}) Linux、UNIX、またはWindowsシステムにアクセスするには、SSLパラメータを使用します。 z/OSシステムにアクセスするには、ZOSSSLパラメータを使用します。 ただし、PTF UK26131(z/OS 1.8)またはUK26132(z/OS 1.9)がz/OSマシンにインストールされている Linux、UNIX、およびWindows上のSSLクライアントおよびサーバーの設定 275 場合は、ZOSSSLパラメータではなく、SSLパラメータを使用します。 これらのPFFにより、 APAR PK46403が修正されます。 注: コマンドエラーを防ぐために、SSLまたはZOSSSLパラメータの相対位置を維持しま す。ポート番号パラメータとSSLまたはZOSSSLパラメータとの間には、空のパラメータが5 つあります。 SSL文 SSL文は、SSL接続を確立するために使用するSSLキー、パスフレーズ、証明機関リスト (CALIST)を指定します。 以下に例を示します。 SSL=(PASS=passphrase,KEY=personalkey.pem,CALIST=root.pem) CALISTはCAPATHで置き換えることができます。 以下に例を示します。 SSL=(PASS=client,KEY=client.pem,CAPATH=/pwx/certs/) パフォーマンスを最適化するには、CAPATHを使用して複数の証明書の場所を指定します。 LinuxまたはUNIX上でOpenSSLインストールの信頼されたCAディレクトリを指定するには、 CAPATHを使用します。 WindowsでOpenSSLインストールの「certs」ディレクトリを指定するには、CAPATHを使用 します。 認証文 SSLクライアントのDBMOVERファイル内のSSL_REQ_SRVR_CERT文により、クライアントがサ ーバー認証を要求するかどうかが決まります。 サーバー認証を要求するようにSSLクライ アントを設定すると、クライアントは、サーバーの個人証明書が有効期限内であり、クラ イアントのCAリストの認証機関によって署名されていることをチェックします。 以下の構文を使用します。 SSL_REQ_SRVR_CERT={N|Y} クライアントがサーバー証明書の認証を要求すると、SSL_ALLOW_SELFSIGNED文が自己署名 証明書がサーバーを認証するのに十分であるかどうかを示します。 以下の構文を使用しま す。 SSL_ALLOW_SELFSIGNED={N|Y} サーバー証明書の認証を要求するようにクライアントを設定する場合は、クライアントで CA証明書が使用可能であるようにする必要があります。 以下のアクションを実行します。 ¨ クライアントマシンに証明書をコピーします。 ¨ OpenSSLなど、適切なプログラムを使用して証明書をインストールします。 ¨ DBMOVERファイルで、CA証明書を参照するようにSSL文のCALISTパラメータまたはCAPATH パラメータを更新します。 276 第 7章: Secure Sockets Layerのサポート 関連項目: ¨ 「NODE文」 (ページ132) 接続の確認 PowerExchangeの設定後、リモートのPowerExchange Listenerをpingして接続を確認する ことができます。 PowerExchange SSLクライアントマシンから、以下のDTLREXEコマンドを発行します。 DTLREXE PROG=PING LOC=sslnode 接続が機能している場合、Listenerは以下のメッセージを発行します。 PWX-00755 DTLREXE Command OK! 接続の確認 277 第 8 章 PowerExchange暗号化 この章では、以下の項目について説明します。 ¨ PowerExchange暗号化のモード, 278 ページ ¨ DBMOVERコンフィギュレーションファイルでの暗号化デフォルトの設定, 279 ページ PowerExchange暗号化のモード PowerExchangeでは、データを移動するときに以下のデータ暗号化モードを使用できます。 ¨ 暗号化なし ¨ PowerExchange暗号化 ¨ DES 暗号化 ¨ RC2 暗号化 PowerExchange暗号化標準 PowerExchange独自の暗号化アルゴリズムです。 DES暗号化標準 DES(Digital Encryption Standard)は、米国商用暗号化規格であり、15 年以上前から 一般に使用されています。このアルゴリズムについては、連邦規格文書 FIPS PUB 46-2 に 記述されています。キーは、56ランダムビットおよび8パリティビットで構成された64ビッ ト(8バイト)キーです。 Triple DES暗号化標準 Triple DES では、DES を 3 回実行して、暗号化キーのビット数を 3 倍にします。 この機能は、いくつかの方法を組み合わせて実現されます。この手法は、EDE( EncryptDecrypt-Encrypt:暗号化-解読-暗号化 )と呼ばれます。Triple DES 暗号化の中期段階に 実行される解読プロセスにより、DES との互換性が得られます。3 つのキーが同じ場合、 この Triple DES 操作は 1 回の DES 暗号化に相当します。このようにして、DES 機能し かないアプリケーションでも、Triple DES を使用するアプリケーションと通信することが 278 できます。3つのキーが異なる場合は、中期段階の解読でメッセージをさらにスクランブル 処理します。初期段階の暗号化の解読は行いません。Triple DES 解読では、前とは逆の操 作を行います。つまり、DES 解読を行い、次に DES 暗号化、その次に別の DES 解読を行 います。 RC2暗号 RC2暗号は、DES暗号化に代わるものとして、Ronald Rivestによって開発されました。RSA Security独自の暗号化技術です。RC2 入力キーは、1~128 バイトの任意の長さにすること ができます。アルゴリズムは入力キーを使用して、実際に暗号化目的で使用される有効な キーを生成します。内部では、アルゴリズムはキーデータのビット数に基づいてキーテー ブルを作成します。有効なキービット数を選択して、保持可能なキーテーブル数を制限し ます。有効なキーサイズは、1~1024 ビットの可変値を取ります。 RC2 暗号は、可変キーサイズブロック暗号です。DESキーは正確に8バイトでなければなり ませんが、RC2キーは1~128バイトの範囲でかまいません。 キーを長くすると、セキュリ ティが向上します。RC2 暗号は、8 バイトのブロックを暗号化するので、ブロック暗号と 呼ばれます。 DBMOVERコンフィギュレーションファイルで の暗号化デフォルトの設定 PowerExchangeがデフォルトで使用する暗号化を設定するには、データ移動プロセスを実行 するシステム上のDBMOVERコンフィギュレーションファイルでENCRYPT文とENCRYPTLEVEL文 を定義します。 注: PowerCenterセッションの暗号化を有効にするには、暗号化タイプおよび暗号化レベル 接続属性を設定する必要があります。 これらの接続属性は、DBMOVERコンフィギュレーシ ョンファイルのENCRYPT文とENCRYPTLEVEL文をオーバーライドします。 DBMOVERコンフィギュレーションファイルでの暗号化デフォルトの設定 279 関連項目: ¨ 「DBMOVER文」 280 (ページ39) 第 8章: PowerExchange暗号化 第 9 章 PowerExchange非リレーショ ナルSQL この章では、以下の項目について説明します。 ¨ PowerExchange非リレーショナルSQLの概要, 281 ページ ¨ PowerExchange非リレーショナルSQL構文, 281 ページ ¨ DTLDESCRIBEメタデータ構文, 286 ページ ¨ DTLDESCRIBE修飾子, 305 ページ ¨ PowerExchange非リレーショナルSQLに対する制限, 307 ページ PowerExchange非リレーショナルSQLの概要 IMSデータベースまたはVSAMファイルなどの非リレーショナルソースにアクセスするには、 PowerExchange Navigatorを使用して様々な物理レコードおよび論理レコードを定義しま す。PowerExchangeは、クライアントから通常の方法でSQL文を受け付けて、 PowerExchange Listenerに渡します。PowerExchange Listenerは、データベースにアクセ スし、行を取得します。 PowerExchangeは、広範囲にわたるSQL構文のサブセットのみを受 け付けます。SQL要求が受け付けられるようにするためPowerExchangeでサポートしている SQLのみを使用する必要があります。 PowerExchange非リレーショナルSQL構文 非リレーショナルデータソースでサポートされている基本的な構文は以下のとおりです。 select col_a, col_b, ... col_n from schema.map_name.table_name [where condition] schema.map_nameは、データマップ命名規則に基づいたデータマップ名です。 table_name は、データマップで定義されるユーザー定義の名前です。 WHERE句はオプションです。WHERE 条件は、単純な比較または他の種類の条件を指定する1つ 以上の句で構築できます。 これらの句は、1つ以上のブール演算子AND、OR、NOTを使用し 281 て結合できます。 括弧を使用して評価順序を指定しない場合は、デフォルトの順序である NOT > AND > ORが使用されます。 単純な比較は以下のいずれかのタイプにすることができます。 ¨ 基本 ¨ LIKE ¨ 範囲 ¨ Null 基本比較のSQL構文 基本比較では、カラムが別のカラムまたは定数と比較されます。 (col1 + col2)または(col1 * 3)などの複合式はサポートされて いません。以下に例を 示します。 col1 = '123' 有効な演算子の一覧を次の表に示します。 名前 演算子 = 等しい <> 等しくない != > より大きい >= 以上 < より小さい <= 以下 ¨ 文字定数は、単一引用符で囲む必要があります。 ¨ バイナリ定数は、単一引用符で囲み「X」を先頭に付ける必要があります(例: X'00')。 ¨ 数値定数は、オプションの先頭の正負記号と小数点を付けた状態で指定できます。指数 の浮動小数点フォーマットは許可されています。 比較は、類似したタイプのオペランド間でのみ可能です。 ¨ 数値オペランドは、別の数値オペランドとのみ比較できます。 ¨ 文字オペランドは、文字またはバイナリオペランドと比較できます。 ¨ バイナリオペランドは、文字またはバイナリオペランドと比較できます。 ¨ 日付、時刻、およびタイムスタンプ(日付時刻)オペランドは、同じ種類のカラムまた は正しいフォーマットの文字定数とのみ比較できます。 282 第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL 日付時刻定数には、以下のフォーマットを使用する必要があります。 ¨ DATE YYYY-MM-DD DDとMMには、1桁の値も指定できます。 日付の下位順位部分を省略した場合は、使用さ れているデータマップ内の[データのデフォルト値]として指定された値が、デフォル ト値として使用されます。 ¨ TIME HH.MI.SS HH、MI、およびSSには、1桁の値も指定できます。 時刻の下位順位部分を省略した場合 は、デフォルト値として MI=00、SS=00が使用されます。 ¨ TIMESTAMP YYYY-MM-DD HH.MI.SS.NNNNNN NNNNNNの値は、秒の小数部分です。 DD、MM、HH、MI、SS、およびNNNNNNには、1桁の値 も指定できます。 日付と時刻のデフォルト値は次のとおりです。 MI=00、SS=00、 HH=00、NNNNNN=000000 ¨ 他のコンポーネントのデフォルト選択では、日付のみまたは時刻のみを入力できます。 情報が足りなくて、どちらを入力したか推定できない場合は、日付と見なされます。 異なる長さの文字フィールドを比較した場合、比較前に短いオペランドにスペースがパデ ィングされ、オペランドの長さが合わせられます。 バイナリフィールドでも同様で、異なる長さのフィールドを比較した場合、比較前に短い オペランドに null(X'00')がパディングされ、オペランドの長さが合わせられます。 文字カラムまたはバイナリカラムに関する比較は、長さが 256 バイト未満のカラムに制限 されています。 LIKE比較 これは、パターンマッチ比較です。カラム名とパターンが一致すると、比較が真になりま す。 例: col1 [NOT] LIKE pattern パターンは、任意の文字の組み合わせを含む文字定数です。その中で、パーセント記号 (%)とアンダースコア文字(_)には、特別な意味があります。 ¨ %は、一連のゼロまたは任意の文字を表します。%%と入力することは、%と入力すること と同じです。 ¨ _は、1つの任意の文字を表します。 ¨ %または_以外の文字は、それ自体を表します。 ¨ カラムまたはパターン内の末尾の空白は、比較では無視されます。 PowerExchange非リレーショナルSQL構文 283 以下に例を示します。 パターン%TAB% 次のパタ ーンと一 致しま す。 TAB、ATAB、TABULAR、およびMY_TABLE MY_TAABLE しかし、 次のパタ ーンとは 一致しま せん。 パターンTA% 次のパタ ーンと一 致しま す。 TABまたはTABULAR ATABまたはMY_TABLE しかし、 次のパタ ーンとは 一致しま せん。 パターンTA_LE 次のパタ ーンと一 致しま す。つの み 上記の例からのTABLE ESCAPE句を使用して、LIKE文で「%」および「_」文字をエスケープするために使用するエ スケープ文字を定義し、それらを明示的に一致させることができます。 ESCAPE「\\u300dを使用すると、「A%\_」を持つ文字列のすべての戻り値が「A」で始まり 「_」で終わるようにすることができます。 例えば、前述の表のパターンをエスケープするには、次のように指定します。 パターン%\_TAB % 次のパタ ーンと一 致しま す。 MY_TABLE MYTABLE しかし、 次のパタ ーンとは 一致しま せん。 BETWEEN比較 この比較は、カラムが値の範囲内または(NOT を使用して)範囲外にあるかをテストしま す。 例: col1 [NOT] BETWEEN 284 valueA AND valueB 第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL この例でvalueAとvalueBは、別のカラム、または比較対象のカラムと同じ種類の定数にす ることができます。以下の 2 つの単純な条件を記述するのと同じ結果を得られます。 [NOT] (col1 >= valueA AND col1 <= valueB) NULL比較 この比較は、カラムがNULLであるか非 NULLであるかをテストします。NULLカラムは、その 他のあらゆる値より小さい値として扱われます。したがって、別のNULLカラム以外と等し くなることはありません。 例: col1 IS [NOT] NULL SQL構文で許可されたキーワード 指定可能なキーワードの例としては、次のものがあります。 ALL DISTINCT SQLキーワードと同じカラム名を持つデータへのアクセ ス カラム名を一重引用符で囲んでSQLキーワードと同じカラム名を持つデータにアクセスでき ます。以下に例を示します。 SELECT ‘DISTINCT’ FROM TABLE ユーザー定義フィールドでのSQLの使用 データマップにユーザー定義フィールドが含まれている場合、SQLキーワード「DISTINCT」 は使用しないでください。ユーザー定義フィールドと共にDISTINCTを使用しようとする と、ログファイルに「式ではSELECT DISTINCTは保証されません」と言うメッセージが示さ れます。 DISTINCTがクエリにおいて重要な場合、最も良い方法は、そのクエリが実際に必要とする フィールドのみを含む別のテーブルを作成することです。 IMS呼び出しに関する考慮事項 HDAMデータベース、DEDBデータベース、およびPHDAMデータベースでは、データを非シーケ ンシャル順に格納する可能性があるため、データ範囲を処理する場合に問題が発生しま す。理想的には、valueAからvalueBの範囲の値を検索する場合、valueAから検索を開始し て、valueBまでGet Next呼び出しを発行します。このような処理は、インデックス付きシ ーケンシャルフォーマットの場合でのみ可能です。キーがシーケンシャル順でない場合、 valueAの位置が候補セグメントを超えている可能性があります。この場合、結果セットが 不完全になります。次の例でこの問題を示します。 Select * from IMSSC1.IMSMP1.IMSDEMOS Where KEY >= 'A' and KEY <= 'D' PowerExchange非リレーショナルSQL構文 285 この例では、ランダマイザは、以下のキーシーケンスでレコードを物理的に配置していま す。 C A D E B H F 最初の値の位置(この例ではA)に移動し、最後の値DまでGet Next呼び出しを発行する と、AとDのみが返されます。これは、候補値Cがデータセット内で物理的にAの前、また候 補値BがDの後にあるためです。 以下のようなSELECT文でも同じ問題が発生します。 Select * from IMSSC1.IMSMP1.IMSDEMOS Where KEY = 'D' or KEY = 'B' or KEY = 'A' この場合、範囲(>='B'および<='D)を指定した1つのGNの代わりに3つのGU要求が必要にな ります。範囲要求の場合、IMSは'B'セグメントに移動し、ツインポインタを介して前方を 読み取り、'C'および'D'セグメントを読み取れません。これは、これらのセグメントが物 理的に'B'セグメントより前に格納されているためです。GU要求の数は、問い合わせ内の述 語の数によって異なります。 したがって、HDAMデータベース、DEDBデータベース、またはPHDAMデータベースの範囲が要 求された場合、PowerExchangeは、必要なレコードが検出されたら、すべての必要なレコー ドの選択を解除して、強制的にデータベース全体をシーケンシャルに処理します。 DTLDESCRIBEメタデータ構文 PowerExchangeには、メタデータにアクセスするためのDTLDESCRIBEと呼ばれる特殊なSQL 構文があります。 DTLDESCRIBE構文には修飾子があります。 これらの修飾子の意味は、ソ ースデータベースによって異なります。 DTLDESCRIBE TABLES修飾子 使用可能なテーブルを一覧表示できます。 以下の構文を使用します。 dtldescribe tables, [qualifier1], [qualifier2], [tablename], [comments], [ORDER], [escape_character], [respectcase1], [respectcase2], [respectcase3], [extended_information], [access_method] 基本構文であるdtldescribe tablesの後にある括弧[ ]内のパラメータはすべて省略可能で す。どれかをコーディングする場合は、その前までのカンマも指定して、指定されたフィ ールドをパーサが特定できるようにしてください。 286 パラメータ 説明 修飾子1 第1および第2データマップ修飾子を返します。 第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL パラメータ 説明 修飾子2 tablename プライマリテーブル修飾子です。テーブル名を返します。 空欄の場合は、すべてのテーブルを返します。 comments Yに設定すると、データベースで見つかったコメントデータ をすべて返します。 ORDER このフィールドは空白のままにします。後続のフィールド の位置を保持するには、カンマが必要です。 escape_characte r エスケープ文字として使用する文字を指定します(デフォ ルトは~)。 respect case1 Yに設定すると、それぞれ修飾子1、修飾子2、テーブル名の 大文字と小文字が区別されます。Yに設定しない場合は空欄 にします。 respectcase2 respectcase3 extended_inform ation Yに設定すると、追加情報が格納された以下のフィールドが 返されます。NRDB、NRDB2、およびCAPXにのみ適用されま す。デフォルトはNです(追加張情報不要)。 access_method NRDB、NRDB2、CAPX、およびCAPXRTの場合のみ、次のとおり です。 情報を返す対象となる有効なアクセス方式を指定します。 DTLDESCRIBE の結果はフィルタ処理され、指定したアクセ ス方式に関する情報のみが返されます。特定のアクセス方 式に適用されるデータマップのリストを返す場合に便利で す。アクセス方式の識別子はいくつ組み合わせてもかまい ません(OS、AKTMなど)。値の指定がない場合、 DTLDESCRIBEはすべてのアクセス方式に関する情報を返しま す。 - ADABAS - A - CAPX / RT - C - DATACOM - X - DB2 - Z - DB2390IMG - G - DB2UNLD - W - DL1 - D - ESDS - E - IDMS - I - ISAM - M - KSDS - K - MQ - Q - ODBA - O - RRDS - N - SEQ - S - TAPE - T - USER - U DTLDESCRIBEメタデータ構文 287 パラメータ 説明 以下の抽出マップアクセス方式は、CAPXおよびCAPXRTのみ に適用できます。 - XDB2 - B - XMSSQL - L - XORACLE - P 関連項目: ¨ 「DTLDESCRIBE修飾子」 (ページ305) DTLDESCRIBE TABLESの戻り情報 次の表で、カラムについて説明します。 288 カラム名 説明 追加情報 qualifier_1 クリエータ/スキーマ名。 いいえ qualifier_2 PowerExchangeデータマップ名が 返されるか、NRDB2の場合はヌルが 返されます。 いいえ テーブル名 戻りテーブル名 いいえ コメント コメントカラムは常に存在しま す。コメント情報は、describe で コメントインジケータを指定して 要求した場合にのみ、含まれま す。 いいえ タイプ TABLEまたはMATERIALIZED VIEWな ど、メタデータが戻された対象の オブジェクトのタイプ。 いいえ Acc_mth (データマップからの)アクセス 方式 はい Acc_mths01 Adabas データベース ID SEQ、KSDS、ESDS MapFileName IDMS MapSubSchemaName ODBAまたはDL/I DBDName Datacom データベース ID CAPX または CAPXRT 元のデータマップのアク セス方式 第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL カラム名 Acc_mths02 Acc_mths03 Acc_mths04 Acc_mths05 説明 追加情報 その他のアクセス方式 NULL Adabas ファイル番号 ODBAまたはDL/I DBDType Datacom テーブルレコード長 IDMS または VSAM C(テーブルがデータキ ャプチャに有効な場合) または NULL CAPX 圧縮オプション(フル、 部分、なし) DB2UNLD Null インジケータ値 その他のアクセス方式 NULL Datacom テーブル ID IDMS または VSAM データベース名 CAPX または CAPXRT キャプチャ登録のクリエ ータ DB2 DB2サブシステムID DB2UNLD アンロードの種類 その他のアクセス方式 使用せず。(これ以降の フィールドの位置を維持 するためにカンマが必 要)。 Datacom バージョン CAPX または CAPXRT 登録のソーステーブルの 名前 DB2 または DB2UNLD DB2 テーブル名 その他のアクセス方式 使用せず。(これ以降の フィールドの位置を維持 するためにカンマが必 要)。 Datacom リカバリ(Y/N) DB2UNLD アンロードファイル名 DTLDESCRIBEメタデータ構文 289 カラム名 説明 追加情報 その他のアクセス方式 使用せず。(これ以降の フィールドの位置を維持 するためにカンマが必 要)。 ベースレコード テーブルの依存関係の記 述。以下に例を示しま す。 ROOT(SEG2(SEG3,SEG4),SEG5) Datacomの場合、ベース レコードは短テーブル名 を返します。 関連項目: ¨ 「DTLDESCRIBE修飾子」 (ページ305) DTLDESCRIBE PROCEDURES修飾子 使用可能なストアドプロシージャをリストできます。 dtldescribe procedures, [qualifier1], [qualifier2], [procedurename], [escape_character], [respectcase1], [respectcase2], [respectcaseprocname] 基本構文である DTLDESCRIBE procedures の後のパラメータ [] はすべて省略可能です。 どれかをコーディングする場合は、その前までのカンマも指定して、指定されたフィール ドをパーサが特定できるようにしてください。 290 パラメータ 説明 修飾子1 カタログ名。 修飾子2 スキーマ名。 procedurename プロシジャ名 escape_character エスケープ文字として使用する文字を指定します。デフ ォルトは~です。 respect case1 respectcase2 Yに設定すると、それぞれ修飾子1/修飾子2の大文字と小 文字が区別されます。Yに設定しない場合は空欄にしま す。 respect caseprocname Yに設定すると、プロシージャ名の大文字と小文字が区別 されます。Yに設定しない場合は空欄にします。 第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL DTLDESCRIBE PROCEDURESの戻り情報 次の表で、カラムについて説明します。 カラム名 説明 PROCEDURE_CAT プロシージャカタログ、ない場合はヌル。VARCHAR。 PROCEDURE_SCHEM プロシージャスキーマ、ない場合はヌル。VARCHAR。 PROCEDURE_NAME プロシージャ名、ヌル以外。VARCHAR。 NUM_INPUT_PARAMS 入力パラメータ数、ヌル以外(SQL Serverは該当せ ず)。INTEGER。 NUM_OUTPUT_PARAMS 出力パラメータ数、ヌル以外、(SQL Serverは該当せ ず)。INTEGER。 NUM_RESULT_SETS 結果セット数、ヌル以外(SQL Serverは該当せず)。 INTEGER。 REMARKS コメント。VARCHAR。 PROCEDURE_TYPE プロシージャ型。 DTLDESCRIBE PROCEDURESは、DB2400CとMSSQLに実装されています。 DTLDESCRIBE PROCEDURECOLUMNS修飾子 指定されたストアドプロシージャで使用可能なカラムと情報をリストできます。 dtldescribe procedurecolumns, [qualifier1], [qualifier2], [procedurename], [columnname], [escape_character], [respectcase1], [respectcase2], [respectcaseprocname], [respectcasecolname] 基本構文である DTLDESCRIBE procedurecolumns の後のパラメータ [] はすべて省略可能 です。どれかをコーディングする場合は、その前までのカンマも指定して、指定されたフ ィールドをパーサが特定できるようにしてください。 パラメータ 説明 qualifier1 カタログ名。 qualifier2 スキーマ名。 procedurename プロシージャ名。 columnname カラム名。 escape_character エスケープ文字として使用する文字を指定します。デフ ォルトは~です。 DTLDESCRIBEメタデータ構文 291 パラメータ 説明 respect case1 respectcase2 Yに設定すると、それぞれ修飾子1/修飾子2の大文字と小 文字が区別されます。Yに設定しない場合は空欄にしま す。 respect caseprocname Yに設定すると、プロシージャ名の大文字と小文字が区別 されます。Yに設定しない場合は空欄にします。 respect casecolname Yに設定すると、カラム名の大文字と小文字が区別されま す。Yに設定しない場合は空欄にします。 DTLDESCRIBE PROCEDURECOLUMNS の戻り情報 次の表で、カラムについて説明します。 カラム名 説明 PROCEDURE_CAT プロシージャカタログ。ない場合はヌル。VARCHAR PROCEDURE_SCHEM プロシージャスキーマ。ない場合はヌル。VARCHAR PROCEDURE_NAME プロシージャ名。VARCHAR COLUMN_NAME カラム名。VARCHAR COLUMN_TYPE カラムの種類、ヌル以外。SMALLINT 有効値: 0 - SQL_PARAM_TYPE_UNKNOWN 1 - SQL_PARAM_INPUT - 入力パラメータ 2 - SQL_PARAM_INPUT_OUTPUT - 入出力パラメータ 3 - SQL_RESULT_COLUMN - パラメータはカラム入力セッ ト 4 - SQL_PARAM_OUTPUT - 出力パラメータ 5 - SQL_RETURN_VALUE - カラムはプロシージャの戻り値 292 DATA_TYPE SQLデータ型、ヌル以外。SMALLINT TYPE_NAME 型名、データタイプを表す文字列、ヌル以外。VARCHAR COLUMN_SIZE カラムサイズ。INTEGER BUFFER_LENGTH バッファ長。カラムデータの保存に必要なバイト数。 INTEGER DECIMAL_DIGITS スケール。該当しない場合は NULL。SMALLINT NUM_PREC_RADIX 精度。SMALLINT 第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL カラム名 説明 NULLABLE ヌルにできるかどうか、ヌル以外、カラムにヌル値を指 定できるかどうかの指定。SMALLINT。 有効値: 0 - SQL_NO_NULLS 1 - SQL_NULLABLE REMARKS 注釈。VARCHAR COLUMN_DEF カラムのデフォルト値。VARCHAR SQL_DATA_TYPE SQLデータ型、ヌル以外。SMALLINT SQL_DATETIME_SUB 日付と時刻のサブタイプ。有効値: 1 - SQL_CODE_DATE 2 - SQL_CODE_TIME 3 - SQL_CODE_TIMESTAMP CHAR_OCTET_LENGTH 文字タイプカラムのバイト長の上限。INTEGER ORDINAL_POSITION 結果セットのカラム名パラメータに指定がある場合は序 数位置。INTEGER IS_NULLABLE カラムにヌルを指定できるかどうか。カラムにNullを指 定できる場合は「YES」。できない場合は「NO」。 VARCHAR DTLDESCRIBE PROCEDURECOLUMNSは DB2400CとMSSQLに実装されています。 DTLDESCRIBE COLUMNS修飾子 使用可能なカラムを一覧表示できます。 dtldescribe columns, [qualifier1], [qualifier2], [tablename], [comments], [ORDER], [escape_character], [respectcase1], [respectcase2], [respectcase3], [extended_information], [access_method] 基本構文であるdtldescribe columnsの後のパラメータ[]はすべて省略可能です。どれかを コーディングする場合は、その前までのカンマも指定して、指定されたフィールドをパー サが特定できるようにしてください。 パラメータ 説明 qualifier1 qualifier2 NRDB2を使用してdescribeを実行している場合は、常に NULLです。それ以外の場合は、PowerExchangeデータマッ プ名となります。 DTLDESCRIBEメタデータ構文 293 パラメータ 説明 tablename プライマリテーブル修飾子です。テーブル名を返します。 空欄の場合は、使用可能なすべてのテーブルのカラムを返 します。 comments Yに設定すると、データベースで見つかったコメントデータ をすべて返します。 ORDER 省略可能な引数です。Yを指定するとカラム番号順になり、 空欄にするとカラム順は未定義になります。 escape_character エスケープ文字として使用する文字を指定します。デフォ ルトは~です。 respect case1 Yに設定すると、それぞれ修飾子1、修飾子2、テーブル名の 大文字と小文字が区別されます。Yに設定しない場合は空欄 にします。 respectcase2 respectcase3 extended_informa tion Yに設定すると、データアクセスの種類によって追加情報を 返します。 NRDB、NRDB2、DB2 for z/OS、およびi5/OSにのみ適用され ます。 デフォルトはNです(拡張情報不要)。 access_method 294 NRDB、NRDB2、CAPX、およびCAPXRTの場合のみ。情報を返 す対象となる有効なアクセス方式を指定します。 DTLDESCRIBEの結果はフィルタ処理され、指定したアクセ ス方式に関する情報のみが返されます。この方式を使用し て、特定のアクセス方式に適用されるデータマップのリス トを返します。 アクセス方式の識別子はいくつ組み合わせ てもかまいません。 値の指定がない場合、DTLDESCRIBEは すべてのアクセス方式を返します。 - ADABAS - A - CAPX / RT - C - DATACOM - X - DB2 - Z - DB2390IMG - G - DB2UNLD - W - DL1 - D - ESDS - E - IDMS - I - ISAM - M - KSDS - K - MQ - Q - ODBA - O - RRDS - N - SEQ - S - TAPE - T - USER - U 第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL 関連項目: ¨ 「DTLDESCRIBE修飾子」 (ページ305) DTLDESCRIBE COLUMNSの戻り情報 次の表で、カラムについて説明します。 カラム名 説明 追加情報 修飾子1 クリエータ/スキーマ名。 いいえ 修飾子 2 PowerExchangeデータマップ名が返されるか、 NRDB2の場合はヌルが返されます。 いいえ テーブル名 戻りテーブル名 いいえ Column_name カラム名。 いいえ タイプ フィールドフォーマット。 いいえ 精度 フィールドの長さ。 いいえ スケール 小数点の位置。 いいえ NULL可能 NULL可能。 いいえ Detail_type 内部カラム型表現。 いいえ コメント コメントカラムは常に存在します。コメント情 報は、describeでコメントインジケータを指定 して要求した場合にのみ、含まれます。 いいえ Key_type 将来の使用のために予約済みです。 いいえ Ref_qualifie r_1 将来の使用のために予約済みです。 いいえ Ref_qualifie r_2 将来の使用のために予約済みです。 いいえ Ref_table_na me 将来の使用のために予約済みです。 いいえ Ref_column_n ame 将来の使用のために予約済みです。 いいえ ベースレコー ド テーブルの依存関係の記述します。例: NRDB ベースフィー ルド ROOT:ROOTKEYなど、カラムベースフィールド。 ROOT(SEG2(SEG3,SEG4),SEG5)。 NRDB DTLDESCRIBEメタデータ構文 295 カラム名 説明 追加情報 ベースフィー ルドタイプ カラムのベースフィールドのフィールド型 (CHAR、VARCHARなど)。 NRDB ベースフィー ルドオフセッ ト レコード内のフィールドのオフセットを返しま す。オフセットが返されない場合があります。 フィールドの配列があり、テーブル生成時に配 列が折りたたまれていると、フィールドのオフ セットは 0 になります。 NRDB フィールドの 用途 フィールドの用途。例えば、CobolのCOMPまた はDISPLAY。 NRDB フィールドレ ベル Cobolコピーブックのフィールドのインデント レベル。 NRDB 元のフィール ド名 Cobolコピーブックに指定されているフィール ドの元の名前。 NRDB フィールドピ クチャ フィールドのCobolピクチャ形式。 NRDB CCSID CCSID。 DB2 Internal_cp 内部のコードページ。 DB2、 NRDB、 NRDB2、 CAPX、およ びCAPXRT Codepage_nam e コードページ名。 DB2、 NRDB、 NRDB2、 CAPX、およ びCAPXRT Powercenter_ name コードページのPowerCenter名。 NRDB、 NRDB2、 CAPX、およ びCAPXRT 関連項目: ¨ 「DTLDESCRIBE修飾子」 (ページ305) DTLDESCRIBE RECORDS修飾子 使用可能なカラムを一覧表示できます。NRDBおよびNRDB2に適用されます。 dtldescribe records,[qualifier1], [qualifier2], [tablename], [comments], [ORDER], [escape character], [respect case 1], [respect case 2], [respect case 3], [extended information], [access method] 296 第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL 基本構文であるdtldescribe recordsの後のパラメータはすべて省略可能です。どれかをコ ーディングする場合は、その前までのカンマも指定して、指定されたフィールドをパーサ が特定できるようにしてください。 パラメータ 説明 修飾子1/2 クリエータ/スキーマ名です。 テーブル名 プライマリテーブル修飾子です。空欄の場合は、使用可能なす べてのテーブルのレコードを返します。 コメント Y に設定すると、データベースで見つかったコメントデータを すべて返します。 ORDER このフィールドは空欄にしてください(これ以降のフィールド の位置を維持するためにカンマが必要です)。 エスケープ 文字 エスケープ文字として使用する文字を指定します。デフォルト は~です。 大文字と小 文字の区別 1/2/3 Y に設定すると、それぞれ修飾子1、修飾子2、テーブル名の大 文字と小文字が区別されます。Y に設定しない場合は空欄にし ます。 追加情報 Yに設定すると、データアクセスの種類によって追加情報を返し ます。 NRDB、NRDB2、DB2 for z/OS、およびi5/OSにのみ適用されま す。 デフォルトはNです(拡張情報不要)。 アクセス方 式 NRDB、NRDB2、CAPX、およびCAPXRTの場合のみ、次のとおりで す。 情報を返す対象となる有効なアクセス方式を指定します。 DTLDESCRIBE の結果はフィルタ処理され、指定したアクセス方 式に関する情報のみが返されます。特定のアクセス方式に適用 されるデータマップのリストを返す場合に便利です。アクセス 方式の識別子はいくつ組み合わせてもかまいません(OS、AKTM DTLDESCRIBEメタデータ構文 297 パラメータ 説明 など)。 値の指定がない場合、DTLDESCRIBE はすべてのアクセ ス方式に関する情報を返します。 - ADABAS - A - CAPX / RT - C - DATACOM - X - DB2 - Z - DB2390IMG - G - DB2UNLD - W - DL1 - D - ESDS - E - IDMS - I - ISAM - M - KSDS - K - MQ - Q - ODBA - O - RRDS - N - SEQ - S - TAPE - T - USER - U DTLDESCRIBE RECORDSの戻り情報 DTLDESCRIBE RECORDSは、以下の情報を含むフィールドを返します。すべてのフィールドは デフォルトでNに設定され、追加情報は不要です。 フィールド 戻り情報 レコード名 レコードの名前。 Acc_mths01 IDMS - IDMSレコード名。 ODBAまたはDL/1 - RecSegName。 その他のアクセス方式 - NULL Acc_mths02 ADABAS - ファイル番号。 ODBAまたはDL/1 - DBDType。 その他のアクセス方式 - NULL 298 Acc_mths03 使用せず。将来の使用のために予約済み。後続のフィールドの 位置を保持するには、カンマが必要です。 Acc_mths04 使用せず。将来の使用のために予約済み。後続のフィールドの 位置を保持するには、カンマが必要です。 第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL フィールド 戻り情報 Acc_mths05 IDMSログベース。IDMSがレコードタイプのオカレンスを物理的 に格納するのに使用する方法。 - C = CALC - D = DIRECT - V = VIA - VS = VSAM - VSC - VSAM CALC Acc_mths06 IDMS - レコードID。 Acc_mths07 IDMS - 圧縮済み。 Acc_mths08 IDMS - 変数。 Acc_mths09 IDMS - ページグループ。 Acc_mths10 IDMS - 基数。 Acc_mths11 IDMS - 領域名。 Acc_mths12 IDMS - 最小ルート長。 Acc_mths13 IDMS - データ長。 Acc_mths14 IDMS - プレフィクス長。 Acc_mths15 IDMS - 制御部分長。 Source Filename コピーブックのファイル名の格納。現在実装されていません。 DB Filename DBDソースファイルのファイル名の格納。現在実装されていませ ん。 DTLDESCRIBE PKEYS修飾子 dtldescribe pkeys, [qualifier1], [qualifier2], [tablename], [comments], [ORDER], [escape character], [respect case 1], [respect case 2], [respect case 3], [extended information],[access method] 基本構文であるdtldescribe pkeysの後のパラメータはすべて省略可能です。どれかをコー ディングする場合は、その前までのカンマも指定して、指定されたフィールドをパーサが 特定できるようにしてください。 パラメータ 説明 修飾子1/2 第1および第2データマップ修飾子を返します。 テーブル名 プライマリテーブル修飾子です。テーブル名を返します。 DTLDESCRIBEメタデータ構文 299 パラメータ 説明 コメント Y に設定すると、データベースで見つかったコメントデータを すべて返します。 ORDER このフィールドは空欄にしてください(これ以降のフィールド の位置を維持するためにカンマが必要です)。 エスケープ 文字 エスケープ文字として使用する文字を指定します。デフォルト は~です。 大文字と小 文字の区別 1/2/3 Y に設定すると、それぞれ修飾子1、修飾子2、テーブル名の大 文字と小文字が区別されます。Y に設定しない場合は空欄にし ます。 追加情報 このフィールドは空欄にしてください(これ以降のフィールド の位置を維持するためにカンマが必要です)。 アクセス方 式 NRDB、NRDB2、CAPX、およびCAPXRTの場合のみ、次のとおりで す。 情報を返す対象となる有効なアクセス方式を指定します。 DTLDESCRIBE の結果はフィルタ処理され、指定したアクセス方 式に関する情報のみが返されます。特定のアクセス方式に適用 されるデータマップのリストを返す場合に便利です。アクセス 方式の識別子はいくつ組み合わせてもかまいません(OS、AKTM など)。 値の指定がない場合、DTLDESCRIBE はすべてのアクセ ス方式に関する情報を返します。 - ADABAS - A - CAPX / RT - C - DATACOM - X - DB2 - Z - DB2390IMG - G - DB2UNLD - W - DL1 - D - ESDS - E - IDMS - I - ISAM - M - KSDS - K - MQ - Q - ODBA - O - RRDS - N - SEQ - S - TAPE - T - USER - U PKEYS は以下に実装されています。 ¨ ADABAS ¨ DB2 ¨ DB2390IMG ¨ DB2400C ¨ DB2UDB ¨ MSSQL 300 第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL ¨ NRDB/NRDB2(DL、ODBA、KSDS、DATACOMの各データマップ専用) ¨ ORACLE 関連項目: ¨ 「DTLDESCRIBE修飾子」 (ページ305) DTLDESCRIBE FKEYS修飾子 dtldescribe fkeys, [pk_qualifier1], [pk_qualifier2], [pk_tablename], [fk_qualifier1], [fk_qualifier2], [fk_tablename], [comments], [ORDER], [escape character], [respect case pk_1], [respect case pk_2], [respect case pk_3], [respect case fk_1], [respect case fk_2], [respect case fk_3],[extended information],[access method] パラメータ 説明 プライマリ キー修飾子 1/2 プライマリキー修飾子です。 プライマリ テーブル修 飾子 プライマリテーブル修飾子です。 外部キー修 飾子 1/2 外部キー修飾子を参照します。 外部テーブ ル名 外部テーブル修飾子です。 コメント Yに設定すると、データベースにあるコメントデータをすべて取 得します。 ORDER 空欄にしてください(これ以降の引数を使用する場合はカンマ が必要です)。 エスケープ 文字 エスケープ文字として使用する文字を指定します。デフォルト は~です。 プライマリ キー修飾子/ 外部キー修 飾子 1/2/3 の大文字と 小文字の区 別 Y に設定すると、プライマリキー修飾子 1/2、外部キー修飾子 1/2、プライマリキーテーブル名、外部キーテーブル名の対応す るパラメータで大文字と小文字が区別されます。Y に設定しな い場合は空欄にします。 追加情報 このフィールドは空欄にしてください(これ以降のフィールド の位置を維持するためにカンマが必要です)。 アクセス方 式 このフィールドは空欄にしてください(これ以降のフィールド の位置を維持するためにカンマが必要です)。 DTLDESCRIBEメタデータ構文 301 FKEYSは以下に実装されています。 ¨ DB2 ¨ DB2UDB ¨ DB2400C ¨ ORACLE ¨ DB2390IMG ¨ MSSQL 関連項目: ¨ 「DTLDESCRIBE修飾子」 (ページ305) DTLDESCRIBE FKEYS全般的な付記 メタデータ要求では、修飾子はデフォルトでソースデータベースで標準的な大文字または 小文字に変換されます。例えば、Oracleでは大文字に変換されます。したがって、scottま たはSCOTTという修飾子1フィールドを指定すると、どちらのフィールドも大文字として処 理されるため、同じ結果になります。 または、[大文字と小文字を区別する1]オプションをYに設定することで、このデフォル トでデータベース指定の大小への変換は行われません。よってscottという修飾子1フィー ルドでは結果が生成されず、SCOTTにすると結果が生成されます。 [修飾子2]には[大文字と小文字を区別する2]が対応し、[tablename]には[大文字と 小文字を区別する3]が対応します。 メタデータ修飾子は、以下のようなワイルドカードをサポートしています。 ¨ * - 1つ以上の一致する文字 ¨ ? - 1個の一致する文字 カラム名またはテーブル名内にいずれかのワイルドカード文字を使用している場合は、出 現するたびに名前の前にエスケープ文字を付けてください。 例えば、tab* を要求すると、tab で始まるすべてのテーブルが選択され、tab~* を要求す ると、tab* という名前のテーブルのみが選択されます。 したがって、小文字の s*ott というテーブルのみをリストして、コメントを返すには、次 の SQL を使用できます。 dtldescribe tables,s~*ott,,,Y,,,Y DTLDESCRIBE FKEYSテーブル情報の取得 例えば、SCOTTがアクセスできるすべてのテーブルを抽出するには、次のSQLを指定する必 要があります。 DTLDESCRIBE tables,SCOTT 302 第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL DTLDESCRIBE FKEYSカラム情報の取得 例えば、SCOTTが所有するEMPテーブルに関するすべてのカラム情報を抽出するには、次の SQLを指定する必要があります。予約済みフィールド以降のフィールド位置を維持するため にカンマを使用します。 DTLDESCRIBE columns,SCOTT,,EMP DTLDESCRIBE FKEYSプライマリキー情報の取得 例: テーブルMFERNANDEZ.T4では、カラムT41、T42でプライマリキー(PK4)が定義されていま す。 DTLDESCRIBE pkeys,mfernandez,,t4 結果: MFERNANDEZ||T4|T41|1|PK4| MFERNANDEZ||T4|T42|2|PK4| PK4の前の数字は、キー定義でのカラムの順序です。 DTLDESCRIBE FKEYS外部キー情報の取得 例1: テーブルがあり、そのテーブルで定義されているすべての外部キーを検索してください。 テーブルMFERNANDEZ.T2には2つの外部キーがあります。 (FK21)T1のカラムT21からT11 UPDATEルールはRESTRICTでDELETEルールはDELETE および (FK23)T3のカラムT22、T23からT31、T32 UPDATEルールはNOACTIONでDELETEルールは NOACTION DTLDESCRIBE fkeys,,,,mfernandez,,t2 例1の結果: MFERNANDEZ||T1|T11|MFERNANDEZ||T2|T21|1|RESTRICT|RESTRICT|FK21|SQL010827171053710| MFERNANDEZ||T3|T31|MFERNANDEZ||T2|T22|1|NO ACTION|NO ACTION|FK23|PK3| MFERNANDEZ||T3|T32|MFERNANDEZ||T2|T23|2|NO ACTION|NO ACTION|FK23|PK3| 例2: 「親テーブル」があり、そのテーブルを指すすべての外部キーを検索してください。 DTLDESCRIBE fkeys,mfernandez,,t1 例2の結果: MFERNANDEZ||T1|T11|MFERNANDEZ||T2|T21|1|RESTRICT|RESTRICT|FK21|SQL010827171053710| 以下のように、親テーブルと外部テーブルの両方に問い合わせることができます。 DTLDESCRIBE fkeys,mfernandez,,t*,mfernandez,,q* DTLDESCRIBEメタデータ構文 303 DTLDESCRIBE SCHEMAS修飾子 使用可能なスキーマを一覧表示できます。 dtldescribe schemas, [filter_pattern],,,,,,,,,, [access method] 基本構文であるdtldescribe schemasの後のfilter_patternおよびaccess_methodパラメー タは省略可能です。それ以外のパラメータはすべて無視されます。どれかをコーディング する場合は、その前までのカンマも指定して、指定されたフィールドをパーサが特定でき るようにしてください。 パラメータ 説明 filter_patt ern 指定した文字で始まるスキーマだけが返されるようにスキーマ をフィルタ処理するパターンを指定します。アスタリスク(*) を、任意の種類の 1 文字以上と一致するワイルドカードとして 使用できます。例えば、Dtldescribe schemas, d*からは dev_schemaは返されますが、eval_schemaは返されません。 アクセス方 式 NRDB,NRDB2の場合、次のとおりです。 情報を返す対象となる有効なアクセス方式を指定します。 DTLDESCRIBE の結果はフィルタ処理され、指定したアクセス方 式に関する情報のみが返されます。特定のアクセス方式に適用 されるデータマップのリストを返す場合に便利です。アクセス 方式の識別子はいくつ組み合わせてもかまいません(OS、AKTM など)。値の指定がない場合、DTLDESCRIBE はすべてのアクセ ス方式に関する情報を返します。 - ADABAS - A - CAPX / RT - C - DATACOM - X - DB2 - Z - DB2390IMG - G - DB2UNLD - W - DL1 - D - ESDS - E - IDMS - I - ISAM - M - KSDS - K - MQ - Q - ODBA - O - RRDS - N - SEQ - S - TAPE - T - USER - U 値の指定がない場合、DTLDESCRIBEはすべてのアクセス方式に関する情報を返します。 以下に例を示します。 Dtldescribe schemas, d* ,,,,,,,,,, R と指定すると、 dev_schemaは返されますが、eval_schemaは返されません。ただし、dev_schemaがCAPXRT アクセス方式を使用している場合に限ります。 この関数は、ADABASアンロード、CAPX、CAPXRT、DB2、DB2400C、IMSUNLD、INFORMIX、 MSSQL、NRDB、NRDB2、ORACLE、SYBASE、およびDB2390IMGに実装されています。 304 第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL DTLDESCRIBE修飾子 DTLDESCRIBEはデータソースに基づいた修飾子です。 DB2 for i5/OSソース向けのDTLDESCRIBE修飾子 以下の表は、DB2 for i5/OSソース向けのDTLDESCRIBE修飾子のリストです。 フィールド名 説明 修飾子 1 省略可能、スキーマ名 修飾子 2 省略可能、テーブル所有者 DB2 for z/OSソース向けのDTLDESCRIBE修飾子 以下の表は、DB2 for z/OSソース向けのDTLDESCRIBE修飾子のリストです。 フィールド名 説明 修飾子 1 省略可能、クリエータ 修飾子 2 省略可能、DB 名 DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsソース向けの DTLDESCRIBE修飾子 以下の表は、DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsソース向けのDTLDESCRIBE修飾子のリ ストです。 フィールド名 説明 修飾子 1 省略可能、スキーマ 修飾子 2 省略可能、定義元(クリエータ ID) DTLDESCRIBE修飾子 305 Informixソース向けのDTLDESCRIBE修飾子 以下の表は、Informixソース向けのDTLDESCRIBE修飾子のリストです。 フィールド名 説明 修飾子 1 省略可能、所有者 修飾子 2 使用せず NRDBソース向けのDTLDESCRIBE修飾子 以下の表は、IMS、VSAM、IDMS、Adabas、Datacom、およびシーケンシャルファイルなどの 非リレーショナルデータソース向けのDTLDESCRIBE修飾子のリストです。 フィールド名 説明 修飾子 1 省略可能、データマップ名の最初のトークン 修飾子 2 省略可能、データマップ名の2番目のトークン NRDB2ソース向けのDTLDESCRIBE修飾子 以下の表は、非リレーショナル2層データ形式向けのDTLDESCRIBE修飾子のリストです。 フィールド名 説明 修飾子 1 省略可能、データマップ名の最初のトークン 修飾子 2 使用せず Oracleソース向けのDTLDESCRIBE修飾子 以下の表は、Oracleソース向けのDTLDESCRIBE修飾子のリストです。 306 フィールド名 説明 修飾子 1 省略可能、スキーマ名 修飾子 2 使用せず 第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL Sybaseソース向けのDTLDESCRIBE修飾子 以下の表は、Sybaseソース向けのDTLDESCRIBE修飾子のリストです。 フィールド名 説明 修飾子 1 省略可能、所有者 修飾子 2 使用せず PowerExchange非リレーショナルSQLに対する 制限 PowerExchangeでは、非リレーショナルデータソースへのアクセスをサポートするSQLに一 定の制限が設定されます。 結果セットの再配列や集計はサポートされていません。 結果セット内のデータのシーケン スは、物理的シーケンスと、データがインデックスを介してアクセスされたかどうかに基 づきます。 以下のSQL式はサポートされていません。 サポートされていないSQL式またはキ ーワード コメント CREATE 非リレーショナルテーブルとインデッ クスの作成はサポートされていませ ん。 これらのオブジェクトは、基本 となる非リレーショナルシステムを使 用して定義します。 GROUP BY 集計はサポートされていません。 HAVING 集計はサポートされていません。 JOIN 複数のテーブル上のSQLはサポートさ れていません。 ORDER BY 結果セットの再配列はサポートされて いません。 SELECT * FROM TABLE1 副選択はサポートされていません。 WHERE COL1 IN SELECT COL2 FROM TABLE2 PowerExchange非リレーショナルSQLに対する制限 307 308 サポートされていないSQL式またはキ ーワード コメント SELECT COUNT(*) 集計はサポートされていません。 UNION 複数のテーブル上のSQLはサポートさ れていません。 第 9章: PowerExchange非リレーショナルSQL 第 10 章 PowerExchangeのグローバル 化 この章では、以下の項目について説明します。 ¨ PowerExchangeのグローバル化の概要, 309 ページ ¨ PowerExchangeでインストールされたデフォルトコードページ, 310 ページ ¨ PowerExchangeでインストールされた汎用コードページ, 310 ページ ¨ データソースによるデフォルトコードページ, 312 ページ ¨ ユーザー定義のコードページ, 316 ページ ¨ ICUCHECKユーティリティ, 322 ページ ¨ PowerExchangeと共に出荷されるコードページ, 331 ページ ¨ 変換エラーおよび特殊な状況の処理, 345 ページ ¨ タイプ1のフォールバックマッピングとマルチバイトデータ, 348 ページ PowerExchangeのグローバル化の概要 PowerExchangeには、International Components for Unicode(ICU)オープンソースソフ トウェアに基づいたデフォルトのコードページが用意されています。 PowerExchangeでは、以下のタイプのコードページ仕様が使用されます。 ¨ デフォルトコードページ。デフォルトコードページは、PowerExchangeのインストール 時に各PowerExchangeシステムのインストールディレクトリにインストールされます。 ¨ 汎用コードページ。PowerExchangeは、CODEPAGE構成パラメータを使用して、システム 間でのデータまたはメタデータの送受信に使用する汎用コードページを定義します。 ¨ データソース用コードページ。PowerExchangeは、データのコードページをデータベー スメタデータから可能な場合に派生させます。PowerExchangeは、ソース固有の構成パ ラメータを使用して、データソース間でのデータまたはメタデータの送受信に使用する コードページを定義します。 309 ¨ ユーザー定義のコードページ。必要なコードページを派生できない場合、またはデータ ベースメタデータで予期されるコードページと異なるコードページにデータがロードさ れる場合には、使用するデータベースのコードページを明示的に定義する必要がありま す。 PowerExchange Listenerが起動すると、使用するコードページが通知されます。 PowerExchangeでインストールされたデフォ ルトコードページ デフォルトコードページは、PowerExchangeのインストール時に各PowerExchangeシステム のインストールディレクトリにインストールされます。 以下の表に、各システムのデフォルトコードページを示します。 システム コードページ i5/OS IBM-037 UNIXおよびLinux ISO-8859 Windows ISO-8859 z/OS IBM-037 これらのコードページがPowerExchangeのインストール済み環境に十分の場合は、他のコー ドページを構成しないでください。一般に、デフォルトコードページは、以下の環境で使 用されます。 ¨ すべてのデータがシングルバイトのコードページに保持される場合 ¨ アクセント文字の使用が限られている場合 ¨ データベースおよびレガシーファイルのデータが同じコードページである場合 デフォルトコードページがPowerExchangeのインストール済み環境に不十分の場合は、 DBMOVERコンフィギュレーションファイルのCODEPAGEパラメータを使用して汎用コードペー ジを指定します。 PowerExchangeでインストールされた汎用コ ードページ PowerExchangeで提供されるデフォルトコードページがインストール済み環境に不十分の場 合は、汎用コードページを使用します。PowerExchangeは、システム間でのデータまたはメ タデータの送信に汎用コードページを使用します。 310 第 10章: PowerExchangeのグローバル化 一般に、汎用コードページは以下の環境で使用されます。 ¨ マルチバイトデータを処理する場合 ¨ Linux、UNIX、またはWindowsでデータがISO-8859の範囲外にあるか、i5/OSまたはz/OS でIBM-037の範囲外にある場合 DBMOVERコンフィギュレーションファイルのCODEPAGE文に汎用コードページを入力します。 CODEPAGEパラメータで、以下のタイプの汎用コードページを定義できます。 ¨ 制御コードページ ¨ データ制御コードページ ¨ SQLコードページ 以下の表に、CODEPAGEパラメータで指定できる各コードページの使用について説明しま す。 コードページ 使用 制御コードペー ジ - データベース、テーブルカラム、またはファイルの名 前。 - ユーザーIDまたはパスワード。 - エラーメッセージ。 データ制御コー ドページ - フィールドレベルまたはデータマップレベルなど、コー ドページが指定されていない非リレーショナルデータベ ースタイプで使用されるカラムデータまたはパラメータ データ。 - パラメータデータはサーバーに送信されるデータを参照 し、パラメータパターンが削除、選択、更新SQLに存在す る場合に置き換えられます。 SQLコードページ - データのアクセスに使用されるSQLのコードページ。 - 一般に、SQLコードページは制御コードページと同じで す。これは、どちらのコードページもテーブル名を処理 できるからです。 - SQLコードページには、どのリテラルも処理できるだけの 十分な精度が必要です。 制御コードページを指定して、データ制御コードページおよびSQLコードページを省略する と、PowerExchangeは、データ制御コードページおよびSQLコードページに制御コードペー ジを使用します。例えば、以下の文は同じものです。 CODEPAGE=(UTF8) CODEPAGE=(UTF8,UTF8,UTF8) Linux、UNIX、またはWindowsでCODEPAGEパラメータを省略すると、PowerExchangeは以下 のデフォルト値を使用します。 CODEPAGE=(ISO-8859,ISO-8859,ISO-8859) i5/OSまたはz/OSでCODEPAGEパラメータを省略すると、PowerExchangeは以下のデフォルト 値を使用します。 CODEPAGE=(IBM-037,IBM-037,IBM-037) 注: PowerExchange Navigatorは、すべての文字を処理できるようにするため、DBMOVER コンフィギュレーションファイルで指定されたコードページをオーバーライドします。 PowerExchangeでインストールされた汎用コードページ 311 PowerExchange Navigatorは、制御コードページ、データコードページ、およびSQLコード ページにUTF8を使用します。 データソースによるデフォルトコードページ 以下の表に、カラムのコードページがデータソースごとにどのように派生するかを示しま す。 データソース コードページの派生 i5/OS上のDB2 PowerExchangeは、カラムのCCSIDおよびコードページのエイ リアスから内部コードページ番号を特定します。 オプションのDB2_BIN_CODEPAGEおよびDB2_BIN_AS_CHAR構成 パラメータを使用して、CCSIDのないカラムを、コードページ を持つCHARカラムにオプションとしてマッピングできます。 この操作を行わない場合、これらのカラムはBINカラムにマッ ピングされ、16進形式でのみ処理できます。 312 z/OS上のDB2 オプションとして、PowerExchangeデータソースとしての役割 を果たすDB2サブシステムごとに、DBMOVERコンフィギュレー ションファイルでDB2CODEPAGEパラメータを指定します。 - PowerExchangeは、カラムのCCSIDおよびEBCDIC_CCSIDの SCCSIDからシングルバイトカラムの内部コードページ番号 を特定します。 - PowerExchangeは、カラムのCCSIDおよびEBCDIC_CCSIDの GCCSIDからダブルバイト(グラフィック)カラムの内部コ ードページ番号を特定します。 - PowerExchangeは、カラムのCCSIDおよびEBCDIC_CCSIDの MCCSIDから混在バイトカラムの内部コードページ番号を特 定します。 非リレーショナ ルバルクデータ 移動 PowerExchangeは、以下の順序で内部コードページ番号を特定 します。 1.カラムの派生元であるフィールドのコードページ。 このコ ードページおよびフィールドは、データマップで指定され ます。 2.データマップのコードページ。 3.NRDBアクセス方式が実行されるサーバー上のデータ制御コ ードページのCODEPAGEパラメータ。 非リレーショナ ル変更データキ ャプチャ PowerExchangeは、以下の順序で内部コードページ番号を特定 します。 1.カラムの派生元であるフィールドのコードページ。 このコ ードページおよびフィールドは、データマップで指定され ます。 2.データマップのコードページ。 3.NRDBアクセス方式が実行されるサーバー上のデータ制御コ ードページのCODEPAGEパラメータ。 第 10章: PowerExchangeのグローバル化 データソース コードページの派生 キャプチャ登録を作成すると、PowerExchangeは、CCTファイ ルのフィールドまたはデータマップのコードページを記録し ます。 Oracleバルク データ移動 PowerExchangeは、NLS_LANG環境変数の文字セット部分から内 部コードページ番号を特定します。 オプションとして、DBMOVERコンフィギュレーションファイル のORACLECODEPAGEパラメータを使用できます。 Oracle変更デ ータキャプチャ 変更のキャプチャ元となるカラム番号のPowerExchange内部コ ードページは、常にUTF-16LEです。 Microsoft SQL Server PowerExchangeは、データベースの照合シーケンスから内部コ ードページ番号を特定します。 DB2 for i5/OSコードページパラメータ データを、65535(X'FFFF')のCCSIDとしてテーブルで定義するシステムもあります。デフ ォルトでは、PowerExchangeはこのようなデータをバイナリとして処理するため、データを 変換できなくなります。バイナリデータをターゲットシステムにロードするのは困難で す。 オプションとして、DBMOVERコンフィギュレーションファイルで以下のパラメータを設定し て、DB2 for i5/OSのコードページ値を指定します。 ¨ DB2_BIN_AS_CHAR ¨ DB2_BIN_CODEPAGE DB2_BIN_AS_CHAR文 DB2_BIN_AS_CHAR構文を使用して、バイナリデータを文字データとして処理するかどうかを 指定します。 DB2_BIN_AS_CHAR={Y|N} DB2_BIN_CODEPAGE文 DB2_BIN_CODEPAGE構文を使用して、必要なシングルバイトまたはダブルバイトのCCSIDを関 連付けます。 DB2_BIN_CODEPAGE=(SBCS_CCSID,DBCS_CCSID) 以下の表に、DB2_BIN_CODEPAGE構文のパラメータを示します。 パラメータ 説明 SBCS_CCSID シングルバイトの文字セットを指定します。 DBCS_CCSID ダブルバイトの文字セットを指定します。 データソースによるデフォルトコードページ 313 注: PowerExchangeでは、ICUコードページをDB2 for i5/OS 5.1以降でのみサポートして います。 DB2 for i5/OS 4.5の場合、PowerExchangeはスタティックコードページを使用 し、CCSIDがICUコードページにマッピングされているカラムにはアクセスできません。 DB2 for i5/OS上のコードページに対応するため、DB2400Cアクセス方式ではなく、DB2ア クセス方式を使用します。 DB2 for z/OSコードページパラメータ DBMOVERコンフィギュレーションファイルのDB2CODEPAGEパラメータを使用して、DB2 for z/OSサブシステムのコードページパラメータを指定できます。 DSNHDECPモジュールを作成したインストールジョブを見つけて、DB2サブシステムの適切な CCSID値を判断してください。 DB2CODEPAGE文の構文 DB2CODEPAGE構文は、以下のとおりです。 DB2CODEPAGE=(ssid, EBCDIC_CCSID=(SCCSID,GCCSID,MCCSID), ASCII_CCSID=(ASCCSID,AGCCSID,AMCCSID), UNICODE_CCSID=(USCCSID,UGCCSID,UMCCSID), MIXED={Y¦N} ) SSIDおよびEBCDIC_CCSIDパラメータを含める必要があります。ASCII_CCSIDおよび UNICODE_CCSIDパラメータはオプションです。 CCSIDパラメータごとに、以下のタイプのエントリを以下の順序で指定してください。 1. シングルバイトデータのSCCSID。 2. グラフィックデータのGCCSID。 3. 混在バイトデータのMCCSID。 1つのPowerExchange Listenerに対して、最大24個のDB2CODEPAGEエントリを定義できま す。 対応するDB2CODEPAGE構成エントリなしでPowerExchangeがDB2サブシステムに接続してい る場合、PowerExchange Listenerのデフォルトコードページを使用してデータが処理され ます。PowerExchange Listenerは、使用されているコードページを通知します。 DB2またはPowerExchange Listenerがアクセスする他のファイルシステムでデータが複数 のコードページで格納されている場合、PowerExchangeからアクセスされるDB2サブシステ ムごとにDB2CODEPAGEパラメータを指定する必要があります。 DB2 CCSIDの詳細については、 『IBM DB2 for z/OSインストールガイド』を参照してくださ い。 DB2CODEPAGE文の例 以下の例に、DSNHDECPモジュールのDB2インストールジョブで日本語拡張カタカナの EBCDIC_CCSID CCSID値をルックアップしてから、これらのCCSID値をDB2CODEPAGEパラメー タで指定する方法を示します。 314 第 10章: PowerExchangeのグローバル化 インストールジョブには、以下のCCSID値が含まれます。 000273 //SYSIN DD 000274 DSNHDECM 000275 000276 000277 000278 000279 000280 000281 000282 000283 000302 END 000303 //* * CHARSET=ALPHANUM, ASCCSID=1041, AMCCSID=942, AGCCSID=301, SCCSID=290, MCCSID=930, GCCSID=300, USCCSID=367, UMCCSID=1208, UGCCSID=1200, X X X X X X X X X 以下に示すように、PowerExchangeでDBMOVERコンフィギュレーションファイルの DB2CODEPAGEパラメータにCCSID値を入力します。 DB2CODEPAGE=(D71G, EBCDIC_CCSID=(290,300,930), ASCII_CCSID=(1041,301,942), UNICODE_CCSID=(367,1200,1208) ) Oracleのコードページパラメータ Oracleは、文字データをNLS_LANG環境変数の文字セット部分からPowerExchangeに渡しま す。 NLS_LANG環境変数を定義する必要があります。 また、dbmover.cfgコンフィギュレー ションファイルのORACLECODEPAGE文も指定する必要があります。 ¨ NLS_LANG環境変数がUTF8、またはAL32UTF8を指定する場合、PowerExchangeは、接続文 字列、SQL文、カラムデータ、パラメータデータの処理に使用するコードページを特定 します。 ¨ NLS_LANG環境変数がUTF8またはAL32UTF8以外の文字セットを指定する場合、 dbmover.cfgコンフィギュレーションファイルのORACLECODEPAGE文を定義する必要があ ります。 ORACLECODEPAGE文は、バルクデータ移動操作時にOracleデータベース向けに PowerExchangeとPowerCenterが使用するコードページを特定します。 これらのコードペ ージは、NLS_LANG環境変数で指定される文字セットと一致する必要があります。 この文の入力には、以下の構文を使用します。 ORACLECODEPAGE=(tnsname_host,pwx_codepage,pc_codepage) この文には、以下の場所の位置パラメータが含まれます。 tnsname_host 必須。Oracleデータベース向けのOracle tnsnames.oraコンフィギュレーションファ イルのエントリ。 エントリは、PowerExchangeがデータベースへの接続に使用するデ ータベースアドレスを定義します。 pwx_codepage 必須。PowerExchangeがコードページの識別に使用するコードページ番号またはエイリ アス名。 有効なPowerExchangeコードページ値とエイリアス値を特定するには、 ICUCHECKユーティリティを使用して、レポート5、「PowerExchangeコードページ名と エイリアス」を生成します。 データソースによるデフォルトコードページ 315 注: PowerExchangeは、コードページへのエイリアスとして複数の共通のOracle文字 セット名をサポートします。 pc_codepage オプション。PowerCenterバルクデータ移動セッションに代わって、PowerExchangeが Oracleに渡すSQL文の処理を制御する名前。 PowerExchangeは、一般に適しているデ フォルトを指定します。 このパラメータは、デフォルトが機能しない特別の環境を除いて、指定しません。 例 えば、pwx_codepage パラメータにユーザー定義のICUコードページを指定する場合 は、このパラメータを指定する必要があります。 例えば、NLS_LANG環境変数がKorean_Korea.KO16MSWIN949を指定する場合は、dbmover.cfg ファイルで以下のORACLECODEPAGE文を定義します。 ORACLECODEPAGE=(KO102DTL,MS949) dbmover.cfgファイルで、別々のデータベースごとに、最大で20個のORACLECODEPAGE文を 指定できます。 PowerExchangeが同じNLS_LANG環境変数を使用して複数のOracleデータベースにアクセス する場合は、各データベースごとに別個のORACLECODEPAGE文を指定する必要はありませ ん。 代わりに、単一のORACLECODEPAGE文を指定して、 tnsname_hostパラメータを空白の ままにします。 これで、指定されたコードページは、tnsnames.oraファイルにエントリの ある、すべてのデータベースに適用されます。 以下の例に、 tnsname_hostパラメータなし の文を示します。 ORACLECODEPAGE=(,MS1252) 正しくないPowerCenterコードページ値を入力した場合、ODLNumResultColsルーチンは通 常、Oracle戻りコード911をレポートします。 関連項目: ¨ 「ICUCHECKユーティリティ」 (ページ322) ユーザー定義のコードページ PowerExchangeでは、以下のタイプのユーザー定義のコードページを使用できます。 ¨ ICU対応のコードページ。 これらのコードページは、ICU makeconvユーティリティを実 行するときにUCMファイルのソース定義から作成されるバイナリCNVファイルです。ICU では、マルチバイトのコードページを含む全タイプのコードページをサポートしていま す。 ¨ PowerExchangeスタティックコードページ。 これらのコードページは、16×16のマトリ ックスとしてテキストファイルに定義されます。PowerExchangeスタティックコードペ ージは、シングルバイトのコードページに限定されます。データをICUコードページに 変換することはできません。 注: PowerExchangeを9.0より古いリリースから9.0以降のリリースにアップグレードする場 合は、各プラットフォームでCNVファイルを作成しなおす必要があります。 CNVファイルを 作成しなおすには、V900以降のバージョンのICU makeconvユーティリティを実行します。 316 第 10章: PowerExchangeのグローバル化 ユーザー定義ICU互換コードページ 以下のタスクフローを使用して、カスタムICUコードページをPowerExchangeコードページ の内部スロットに追加します。 ユーザー定義のICU互換コードページを追加するには、次の手順に従ってください。 1. Unicode文字とコードページ文字間のマッピングを定義するUnicodeマッピング (UCM)ファイルを作成します。 2. ICU makeconvユーティリティを実行して、PowerExchangeがコードページを使用する システムでランタイムCNVファイルを構築します。 3. PowerExchangeのDBMOVER構成パラメータであるICUCONVERTER、ICUALIAS、および ICUDATADIRを使用して、新しいコードページを内部スロットに追加します。 4. PowerExchange Navigatorで、データベース行テストを実行してデータを表示しま す。 UCMファイルの作成 UCMファイルは、Unicode文字と16進値のリレーションをコードページにマッピングしま す。 テキストエディタでUCMファイルを編集します。ファイルには、Linux、UNIX、および Windowsシステムの場合は7ビットのASCII文字のみ、EBCDICシステムの場合は同等の文字が 含まれている必要があります。 以下の表に、精度インジケータの有効な値を示します。 精度イ ンジケ ータ 0 説明 通常、往復マッピング。 コードページからUnicodeにコピーされてからコードページに再びコ ピーされた後、文字が同じ16進値を保持します。 1 2 フォールバックマッピング。文字はUnicodeからコードページにコピ ーされますが、Unicodeには再びコピーされません。文字が再び Unicodeにコピーされた場合、新しいUnicode値になります。 無効な文字。 文字が代替文字で置き換えられます。 3 逆フォールバックマッピング。 文字はコードページからUnicodeにコピーされますが、コードページ には再びコピーされません。文字が再びコードページにコピーされた 場合、異なる16進値になります。 ほとんどの文字は往復マッピングとして定義され、Unicodeまたは16進値を持ちます。 ただし、片方向のマッピングを必要とすることもあり、その場合は文字間で重複が生じま す。例えば、文字がソースコードページには存在してもターゲットコードページには存在 しない場合、または文字が無効な場合には、その文字に逆フォールバックマッピングを定 ユーザー定義のコードページ 317 義できます。PowerExchangeがデータを読み込むとき、逆フォールバックマッピングによっ て、ほぼ一致しているUnicode文字に変更されます。 UCMファイル形式の詳細については、Webサイト http://icu.sourceforge.net/userguide/conversion-data.html#ucmformatを参照してく ださい。 ICU makeconvユーティリティの実行 makeconvユーティリティは、ソースコードページ定義をUCMファイルからバイナリCNVファ イルに変換します。 makeconvユーティリティは、ICU Webサイトから使用できるオープンソースプログラムで す。 makeconvユーティリティは、ICUバージョン番号をCNVファイル名に埋め込みます。 旧バージョンのICUでカスタムコードページを作成した場合、makeconvユーティリティの V900バージョンを使用してCNVファイルを再生成する必要があります。 以下の構文を使用して、makeconvユーティリティを実行し、コードページ xxxxのバイナリ CNVファイルを構築します。 makeconv -p ICUDATA xxxx.UCM makeconvユーティリティのV900バージョンを実行すると、生成された.cnvファイル名に文 字列PMのプレフィックスが付きます。 例えば、コードページ xxxx向けにmakeconvユーティ リティを実行した場合、生成されたファイルの名前はPM xxxx.CNVとなります。 makeconvユーティリティは、以下のシステムで使用できます。 ¨ i5/OS。 i5/OSで、makeconvユーティリティは*PGMとして実行します。 ¨ UNIXおよびLinux。 ¨ Windows。 ¨ z/OS。z/OSでは、makeconvユーティリティはHFS UNIXシステム内で実行されます。 詳細については、以下のWebサイトでICU makeconvユーティリティのマニュアルを参照して ください。 http://userguide.icu-project.org/icudata. カスタムICUコードページの追加 PowerExchangeは、コードページ番号(CPN)を使用してコードページを内部的に定義しま す。ICUCHECKユーティリティを使用すると、定義済みのCPNを一覧表示できます。 ユーザ定義のICUコードページは、スロット301~340で定義する必要があります。 PowerExchangeの変更データまたはバルクデータ移動に関係するシステムごとに、カスタム コードページを追加します。 例えば、z/OS上のデータソースからUNIX上のターゲットにデ ータを移動している場合、z/OSシステムおよびUNIXシステム上のDBMOVERコンフィギュレー ションファイルにコードページ定義を追加する必要があります。 また、行テストの実行中にPowerExchange Navigatorからデータを表示できるようにするた め、Windows上のdbmover.cfgファイルにも新しいコードページを追加する必要がありま す。 318 第 10章: PowerExchangeのグローバル化 カスタムICUコードページを追加するには、次のとおりにします。 1. 各システム上の必要なディレクトリにCNVファイルを移動します。 以下の表に、CNVフ ァイルの場所をシステムごとに示します。 システ ム CNVファイルの場所 i5/OS UNIXスタイルディレクトリです。 makeconvユーティリティは、QSHシェルから実行されます。 ICUDATADIRをディレクトリ名に設定します。 UNIXお よび Linux Window s CNVファイルは、PowerExchangeのインストールディレクトリにあ ります。 PowerCenterワークフローがマシンで実行されている場合、CNVフ ァイルをserver/binディレクトリにコピーする必要があります。 このディレクトリには、RESファイルも含まれます。 CNVファイルは、PowerExchangeのインストールディレクトリにあ ります。 PowerCenterワークフローがマシンで実行されている場合、CNVフ ァイルをserver/binディレクトリにコピーする必要があります。 このディレクトリには、RESファイルも含まれます。 z/OS UNIXスタイルディレクトリです。 makeconvユーティリティは、USSから実行されます。 ICUDATADIRをディレクトリ名に設定します。 2. ICUCHECKを実行して、定義済みのコードページを特定し、現在の構成およびダイナミ ックリンクライブラリが正しいことを確認します。ICUDATADIRパラメータをDBMOVER コンフィグレーションファイルに追加します。このファイルで、CNVファイルの場所を 指定します。 3. ICUCONVERTER(301,ADD...)パラメータをDBMOVERコンフィギュレーションファイルに 追加します。一般に、最初のユーザー定義のICUコードページはCPN 301を使用し、そ れ以降は302から順に使用します。 4. CCSIDをコードページにマッピングするためにDB2でコードページが使用される場合、 ICUALIAS=(301,ADD...)パラメータをDBMOVERコンフィギュレーションファイルに追加 します。 5. CCSIDをコードページにマッピングするためにDB2で使用されている既存のコードペー ジを置き換える場合、ICUALIAS=(xxx,DELETE...)パラメータをDBMOVERコンフィギュ レーションファイルに追加します。 既存のコードページのCPNを特定するには、ICUCHECKレポートを参照してください。 6. ICUCHECKを再度実行して、PowerExchange構成パラメータの構文が正しく、CNVファイ ルをロードできることを確認します。パラメータに構文エラーが含まれていると、 ICUCHECKは開始しません。 ユーザー定義のコードページ 319 関連項目: ¨ 「ICUCHECKユーティリティ」 (ページ322) PowerExchange Navigatorからのデータの表示 データベースタイプが非リレーショナルの場合、すべてのCHARおよびVARCHARカラムのデー タマップレベルまたはフィールドレベルのいずれかでコードページを定義します。 データベースタイプがDB2の場合、CP xxxエイリアスがCPN 301の新しいコードページをポイ ントしていることを確認し、異なるコードページをポイントしている既存のエイリアスを 削除します。 PowerExchange Navigatorからデータを表示する手順 1. [データベース行のテスト]ダイアログボックスで、[フェッチするカラム]および [拡張]を選択します。 2. データベース行のテストを実行します。 3. 内部CPN番号が301であることを確認します。 4. [データベース行のテスト]ダイアログボックスで、[フェッチするデータ]を選択 します。 5. データの行テストを実行します。データには、パーソナルメタデータまたはNRDBデー タマップからアクセスできます。 6. 予期したデータであることを確認します。 PowerExchangeスタティックコードページ 固定名を使用して、外部コードページを10個まで定義できます。コードページは、 PowerExchangeが実行時に読み込むシーケンシャルテキストファイルで定義されます。パラ メータは以下の形式で指定されます。 CODEPAGE=(,USRCPNN,) 変数NNは、00~09までの数値です(USRCP07など)。 以下の方法で、PowerExchangeスタティックコードページを追加します。 ¨ 制御コードページ、データコードページ、またはSQLコードページをDBMOVERコンフィグ レーションファイルに追加します。 ¨ 非リレーショナルデータベースソースの場合、データマップ内のフィールドレベルまた はマップレベルのコードページをPowerExchange Navigatorから追加します。 以下の表に、各システムで使用する必要があるコードページのファイル名および場所を示 します。 320 システム 場所およびファイル名 i5/OS DBMOVERコンフィギュレーションファイルのCODEPAGEパラメータ で指定されているUSRCPnnメンバ。 UNIXおよび Linux PowerExchangeのインストールディレクトリにあるUSRCPnn.cpフ ァイル。 第 10章: PowerExchangeのグローバル化 システム 場所およびファイル名 Windows PowerExchangeのインストールディレクトリにあるUSRCPnn.cpフ ァイル。 z/OS PowerExchange ListenerまたはClient JCLでUSRCPnn DDによっ て割り当てられたデータセット。 16行で256の16進文字を指定する必要があります。各行は16文字です。16進数の各文字ペア は、空白で区切る必要があります。以下の例に、外部コードページファイルのコードペー ジテーブルを示します。 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 4 0 4 F 7 F 7 B 5 B 6 C 5 0 7 D 4 D 5 D 5 C 4 E 6 B 6 0 4 B 6 1 F 0 F 1 F 2 F 3 F 4 F 5 F 6 F 7 F 8 F 9 7 A 5 E 4 C 7 E 6 E 6 F A C C 1 C 2 C 3 C 4 C 5 C 6 C 7 C 8 C 9 D 1 D 2 D 3 D 4 D 5 D 6 D 7 D 8 D 9 E 2 E 3 E 4 E 5 E 6 E 7 E 8 E 9 A E B E 9 E E C 6 D 8 C 8 1 8 2 8 3 8 4 8 5 8 6 8 7 8 8 8 9 9 1 9 2 9 3 9 4 9 5 9 6 9 7 9 8 9 9 A 2 A 3 A 4 A 5 A 6 A 7 A 8 A 9 8 E B B 9 C C C 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 A A B 0 B 1 9 F B 2 6 A B 5 B D B 4 9 A 8 A B A C A A F B C 9 0 8 F E A F A E 0 A 0 B 6 B 3 9 D D A 9 B 8 B B 7 B 8 B 9 A B 6 4 6 5 6 2 6 6 6 3 6 7 5 A 6 8 7 4 7 1 7 2 7 3 7 8 7 5 7 6 7 7 ユーザー定義のコードページ 321 7 C 6 9 E D E E E B E F 5 F B F 8 0 F D F E F B F C A D 4 A 5 9 4 4 4 5 4 2 4 6 4 3 4 7 D 0 4 8 5 4 5 1 5 2 5 3 5 8 5 5 5 6 5 7 7 9 4 9 C D C E C B C F A 1 E 1 7 0 D D D E D B D C 8 D C 0 D F 外部コードページファイルの指定方法の判断 外部コードページファイルの指定方法を判断できます。 外部コードページファイルの指定方法を判断するには: 1. ローカルの文字セットで1文字を選択します。 2. 選択した文字について、コードページISO-8859で同等の文字を見つけ、対応する16進 値をメモします。 3. この16進数値を使用して、作成中のコードページファイルに正しいオフセットを計算 します。 4. このオフセットで、文字の16進表現を格納します。 5. ローカルのz/OS文字セットで1を選択します。文字1は、16進形式のx'F1です。 6. コードページISO-8859で1を見つけ、対応する16進数値を探します。この値は31です。 7. 定義中のコードページでオフセットx'31'を見つけます。このオフセットの場所は行 4、文字2で、オフセットは1からの相対位置です。 8. その場所でF1を入力します。 Unicodeへのマッピングが存在しないため、定義したスタティックコードページを使用して 以下のタスクを実行することはできません。 ¨ PowerExchange Navigatorで行テストを実行してデータを表示する。 ¨ 文字をターゲットICUコードページに変換する。 ICUCHECKユーティリティ ICUCHECKは、PowerExchangeのインストール済み環境で定義されているすべてのコードペー ジおよびエイリアスを一覧表示します。PowerExchangeコードページ制御テーブルの内容を ICUデータライブラリに突き合わせてチェックし、違いを一覧表示します。 ICUCHECKを使用して、以下のタスクを実行します。 ¨ コードページ制御テーブルの内容を表示します。 ¨ 正しいバージョンのICUデータライブラリが使用されており、パスが正しいことを確認 します。 322 第 10章: PowerExchangeのグローバル化 ¨ PowerExchangeコードページ制御テーブル内のすべてのICUコードページを、ICUデータ ライブラリまたはICUデータディレクトリ内のCNVファイルのいずれかからロードできる ことを確認します。 ¨ UNIX上のODBC定義などの他の領域にコピーおよび貼り付けできるICUコンバータ名のス ペルを検出します。 ¨ DB2 CCSID処理にエイリアスが使用可能であることを確認します。 出力ファイルには、使用可能なコードページに関する情報を示すレポートが含まれます。 ICUから以下のレポートが表示されます。 ¨ レポート1。単純コードページ向けのPower Exchange制御テーブル ¨ レポート2。 ICUコードページのPowerExchange制御テーブル ¨ レポート3。 ICUで名前と文字サイズ情報の比較 ¨ レポート4。 PowerExchangeでICUコードページ情報の比較 ¨ レポート5。 PowerExchangeコードページ名とエイリアス ¨ レポート6。 PMlocaleコードページ ¨ レポート7。 制御カウント ¨ レポート8。 エラー ICUCHECK構文 以下のプログラムを使用して、情報を画面に表示します。 icucheck.exe Linux、UNIX、またはWindowsでは、以下の構文を使用して、ICUCHECKプログラムを実行し 結果をテキストファイルに書き込みます。 icucheck.exe > icucheck.txt i5/OSでは、SBMJOBコマンドを使用して、ICUCHECKプログラムを実行します。レポートは QPRINTファイルに書き込まれます。 z/OSでは、ICUCHECKプログラムを実行する文をジョブのJCLに追加します。レポートは SYSPRINTファイルに書き込まれます。 レポート1。 単純コードページのPower Exchange制御 テーブル このレポートには、単純なすべてのコードページのリストが表示されます。単純なコード ページは、高速変換機能が備えられたシングルバイトのスタティックコードページであ り、以下の制限があります。 ¨ スタティックコードページ間でデータを変換することはできますが、スタティックコー ドページとICUコードページ間では変換できません。 ¨ 文字間では1対1のマッピングのみを使用でき、1対多または多対1のマッピングは使用で きません。 シングルバイトのスタティックコードページは、1~40の範囲で定義されます。ユーザー定 義のスタティックコードページは、31~40の範囲で定義されます。 ICUCHECKユーティリティ 323 CPN 1「ISO-8859」からCPN 3「IBM-037」へなどのコードページ間の変換を行う場合、オ ペレーティングシステムによって適切なターゲット値を含む256バイトの変換テーブルが作 成されます。x'31'などの特定の値を変換するには、変換テーブルで値x'31'が検索され、 変換後の値x'F1'が格納されます。 ICU処理をサポートしないシステムでは、スタティックコードページにコードページ間の変 換機能が備えられています。 各スタティックコードページには、他のコードページがICU の場合に使用される同等のICUコードページが必要です。例えば、CPN 3「IBM-37」からCPN 41「UTF-16LE」にデータを移動する場合、CPN 183「ibm-37_P100-1995」からCPN 41 「UTF-16LE」に変換されます。 以下のレポートは、単純コードページレポート向けのPowerExchange制御テーブルの例で す。 Report 1 : Power Exchange control table for Simple code pages ============================================================= NUM_STATIC_CODEPAGES = 41 CPN Name PMlocale name --- ---------------------------001 ISO-8859 Latin1 ISO-8859-1 002 IBM-1047 IBM1047 ibm-1047_P100-1995 003 IBM-037 IBM037 ibm-37_P100-1995 .... PowerCenter name Space CPN2 ICU Converter ----------------- ----- ---- ISO 8859-1 Western European 20 057 IBM EBCDIC US English IBM1047 40 213 IBM EBCDIC US English IBM037 40 189 このレポートには、以下のカラムが含まれます。 カラム 説明 CPN PowerExchangeコードページ番号。 名前 コードページの名前。PowerExchangeとPowerCenterは、この コードページ名を使用してデータを交換します。 PMlocale 文字セットの名前。 Powercenter名 コードページの説明。 スペース CHARカラムの埋め込みに使用されるスペース文字の16進値。 CPN2 同等のICUコードページのPowerExchangeコードページ番号。 ICUコンバータ 名 同等のICUコードページのコンバータ名。 レポート2。 ICUコードページのPowerExchange制御テ ーブル このレポートには、PowerExchangeで認識されるすべてのコードページの詳細が表示されま す。 324 第 10章: PowerExchangeのグローバル化 以下のコードページ番号の範囲は、ICUコードページ用に確保されています。 ¨ CPN範囲41~269。このコードページ範囲は、PowerExchangeでサポートされているICUコ ードページ、およびICUデータライブラリicudt32.dllに存在するICUコードページに使 用されます。 ¨ CPN範囲270~300。 ¨ CPN範囲301~340。 カスタムICUコードページの作成 カスタムICUコードページを作成できます。 カスタムICUコードページを作成するには、次の手順に従ってください。 1. ICU UCMファイルでマッピングを定義します。 2. makeconvユーティリティを実行して、UCMファイルからバイナリCNVファイルを生成し ます。 3. DBMOVERコンフィギュレーションファイルのICUDATADIRパラメータに、バイナリCNVフ ァイルが存在するディレクトリの名前を入力します。 4. DBMOVERコンフィギュレーションファイルのICUCONVERTER=(301, ADD...)パラメータ を使用して、PowerExchangeコードページ制御テーブルにコンバータを追加します。 ICUコードページのPowerExchange制御テーブルのレポートの例 以下のレポートの例は、ICUコードページ向けのPowerExchange制御テーブルです。 Report 2 : Power Exchange control table for ICU code pages ========================================================== NUM_STATIC_CODEPAGES = 41 number of ICU code pages = 300 -----------------------------NUMBER_OF_CODEPAGES = 341 Min Max In : Minimum bytes per character : Maximum bytes per character : Increment to column size on top of standard formula column_size = to_max / (float)fr_min + 0.5) : Number of aliases Al L : Length of the space character Space : Hex of the space character used to pad CHAR columns Flag Flag Flag Flag Flag Flag 1 2 3 4 5 6 : : : : : : S U A P L X = = = = = = Are States Used Endianness Unknown ASCII, E = EBCDIC SQL is parsable without translation Lower case not standard for ASCII/EBCDIC SQL Supplemental characters beyond UCS_2 plain CPN Converter name --- -------------041 UTF-16LE 042 UTF-16 043 UTF-16BE Endian) .... Min Max In Al L Space Flags PMlocale PowerCenter Name --- --- -- -- - ----- ----- -----------------------1 3 0 10 1 20 A P X UTF-16LE UTF-16LE encoding of Unicode 2 2 2 0 2 0020 U X UTF-16 UTF-16 encoding of Unicode 2 2 0 11 2 0020 X UTF-16BE UTF-16 encoding of Unicode (Big ICUCHECKユーティリティ 325 レポートには、以下のフィールドが含まれます。 フィールド 説明 CPN PowerExchangeコードページ番号。 コンバータ名 ICUコンバータ名。 最小 文字あたりの最小バイト数。 最大 文字あたりの最大バイト数。 入力 標準式での計算値に加え、バッファサイズに追加される増 分。この増分により、コードページでの先行エスケープシ ーケンス用のスペースが有効になります。 Al このコードページのエイリアス数。 L スペース文字の長さ。 スペース CHARカラムの埋め込みに使用されるスペース文字の16進 値。 フラグ1:状態 状態バイトが使用される場合は、Sに設定します。以下に 例を示します。 - EBCDICにX'0E'、X'0F'が混在するコードページ - ISO2022、ISCIIなどのサブバージョンを持つコードペー ジ フラグ2:エンデ ィアンネス不明 整数のエンディアン形式に応じてコードページが異なる意 味を持つ場合は、Uに設定します。たとえば、Windows上の UTF-16はUTF-16LEを意味しますが、z/OS上のUTF-16は UTF-16BEを意味します。 フラグ3:ASCII / EBDIC 文字0~9およびA~Zが7ビットASCIIと互換性がある場合 は、Aに設定します。 文字0~9およびA~ZがIBM-37などの標準EBCDICと互換性が ある場合は、Eに設定します。 フラグ4:変換な しで解析可能 不変のSQL文字がASCII/EBCDICタイプの標準と一致してい る場合は、Pに設定します。 このフラグはODBCレイヤレイヤ内で使用され、そのシステ ム上でSQLを理解可能であるかどうかを判別します。 例え ば、PowerCenterがIBM EBCDIC Japanese CP939のSQLを、 コードページISO-8859でコンパイルされたWindowsプログ ラムに渡す場合は、SQLをASCIIコードページに変換してか らでないと、「select」、「from」、「where」などのキ ーワードを認識できません。 フラグ5:小文字 が非標準 326 小文字のa~zがIBM-37などの標準EBCDICと一致しない場合 は、Lに設定します。この問題は、一部の日本語コードペ ージに影響を及ぼします。変換前にSQLを強制的に大文字 にすることによって、この問題に対処できる場合もありま す。 第 10章: PowerExchangeのグローバル化 フィールド 説明 フラグ6:補足文 字 UCS_2を超える補足文字がコードページに含まれる場合 は、Xに設定します。 PMlocale PowerCenterで認識されるコードページ名。 Powercenter名 コードページのPowerCenter名。このコードページを使用 して、PowerExchangeとPowerCenterの間でデータを渡すこ とができます。 レポート3。 ICUで名前と文字サイズ情報の比較 このレポートには、PowerExchangeコードページ制御テーブルに定義されているコードペー ジごとに以下の情報が表示されます。 ¨ コンバータのタイプ。この値はICUから取得されます。 ¨ コンバータのカノニカル名。この値はICUから取得され、PowerExchangeコードページ名 と異なる場合に出力されます。 ¨ 各文字の最小バイト数および最大バイト数。これらの値はICUから取得されます。 PowerExchangeで使用される値と異なる場合は、差異にフラグが立ちます。 ICUデータライブラリのDLLにコードページが存在せず、カスタムICUコードページのCNVフ ァイルがICUデータディレクトリに存在しない場合は、エラーメッセージに U_FILE_ACCESS_ERRORが発行されます。 以下のレポートの例は、ICUでの名前および文字サイズ情報を比較します。 Report 3 : Comparing PWX name, character size information with ICU ================================================================== ICU version = 3.2 If different from control array... Min = I18N_min_char_size result Max = I18N_max_char_size result Canonical name = I18N_canon_conv_name result CPN Converter name --- -------------041 UTF-16LE 042 UTF-16LE 043 UTF-16LEBE .... Convert. type Min Max Supplementals ------------- --- --- ------------UTF8 contains supplementals UTF16 contains supplementals UTF16_BigEnd. contains supplementals レポートには、以下のフィールドが含まれます。 フィールド 説明 CPN PowerExchangeコードページ番号。 コンバータ 名 ICUコンバータ名。 ICUCHECKユーティリティ 327 フィールド 説明 コンバータ のタイプ ICUコンバータのタイプ。 最小 PowerExchangeの値と異なる場合の、ICU APIに従った各文字の最 小バイト数。 最大 PowerExchangeの値と異なる場合の、ICU APIに従った各文字の最 大バイト数。 補足 補足情報。 レポート4。 PowerExchangeでICUコードページ情報の 比較 このレポートには、ICUコンバータ数が表示されます。 ICUCHECK.EXEは、ICUINFO.EXEプログラムに似た方法を使用してICUデータライブラリ内の すべてのコードページを繰り返し渡します。コードページごとに、PowerExchangeコードペ ージ制御テーブル内で一致するエントリが検索され、CPNとPowerCenter名が表示されま す。 PowerExchange内で一致するエントリが見つからない場合は、以下のメッセージが表示され ます。 *** ICU converter not used 一致するエントリが見つかった場合は、以下のメッセージが生成されます。 Report 4 : Comparing ICU code page information with PWX ======================================================= Number of ICU converters=235 Converter name -------------UTF-16LE UTF-16LE UTF-16LEBE .... Min Max Converter type CPN --- --- ---------------1 3 UTF8 041 2 2 UTF16 042 2 2 UTF16_BigEndian 043 レポートには、以下のカラムが含まれます。 328 カラム 説明 コンバータ 名 ICUコンバータ名。 最小 PowerExchangeの値と異なる場合の、ICU APIに従った各文字の最 小バイト数。 最大 PowerExchangeの値と異なる場合の、ICU APIに従った各文字の最 大バイト数。 第 10章: PowerExchangeのグローバル化 カラム 説明 コンバータ のタイプ ICUコンバータのタイプ。 CPN PowerExchangeコードページ番号。 レポート5。 PowerExchangeコードページ名とエイリア ス このレポートには、コードページに関連付けられたPowerExchange番号が表示されます。こ のレポートは、エイリアス名別に昇順で配置されます。 PowerExchangeは、以下の場合にエイリアスを使用します。 ¨ DB2では、CCSIDメンバの先頭にプレフィックス「cp」を追加して、コードページの検索 に使用されるエイリアスを形成します。例えば、DB2のCCSIDが300の場合、それをエイ リアス「cp300」に変更してから、PowerExchange CPN 252を検索するエイリアスをル ックアップします。 ¨ エイリアスを使用したPowerExchange CODEPAGE構成パラメータを、以下のように指定で きます。 CODEPAGE=(IBM-37,CP930,CP930) このような状況でエイリアスを使用する場合は、「cp」形式のエイリアスまたは PowerCenter名をお勧めします。 EBCDICコードページはASCIIに比べて一般的ではありません。通常、EBCDICコードページに は、エイリアスにリテラル「EBCDIC」が存在します。以下の例に、デンマークEBCDICのデ ンマークコードページのエイリアスを示します。 191 EBCDIC-CP-DK 191 ebcdic-dk 225 ebcdic-dk-277+euro 複数のコードページで同じエイリアスを定義しないでください。低いCPN番号のコードペー ジのみが使用されます。 ICUALIASパラメータを使用して、エイリアス定義を変更できます。 以下のレポートの例は、PowerExchangeコードページ名とエイリアスです。 Report 5 : Power Exchange Code page Names and Aliases ===================================================== Number of Aliases = 1142 CPN Alias name --- ---------058 7-bit ASCII 171 Adobe Latin1 Encoding 171 AdobeLatin1Encoding 170 AdobeStandardEncoding .... Alias type ---------PM CP long description PM CP long description ICUCHECKユーティリティ 329 レポートには、以下のカラムが含まれます。 役職 説明 CPN PowerExchangeコードページ番号。 エイリアス名 ICUコンバータ名。 エイリアスタイプ コードページエイリアスのタイプ。 レポート6。 PMロケールコードページ 以下のレポートの例は、PMロケールコードページです。 Report 6 : PM locale Code Pages =============================== id -1 4 5 6 .... name ---US-ASCII Latin1 ISO-8859-2 ISO-8859-3 description ----------7-bit ASCII ISO 8859-1 Western European ISO 8859-2 Eastern European ISO 8859-3 Southeast European PWX codepages ------------US-ASCII ISO-8859,ISO-8859-1 ibm-912_P100-1995 ibm-913_P100-2000 レポートには、以下のカラムが含まれます。 カラム 説明 id コードページのID番号。 名前 コードページの名前。 説明 コードページの説明。 PWX codepages 同等のPowerExchangeコードページ。 レポート7。 制御カウント このレポートには、タイプ別のコードページ数のサマリ統計が表示されます。 以下のレポートは、制御カウントです。 Report 7 : Control counts ========================= 330 CPN 001-030: Simple code pages CPN 031-040: User-defined Simple code pages CPN 041-300: ICU code pages CPN 301-340: User-defined ICU code pages ----------------------------CPN 001-340: Total code pages 16 10 235 0 --261 Simple code pages with PMlocales ICU code pages with PMlocales ----------------------------Total code pages with PMLocales 16 212 --228 第 10章: PowerExchangeのグローバル化 Most aliases for a code page Code page with the most aliases 11 43 (UTF-16BE) PowerCenter PMLocales not mapped to PWX .... 32 レポート8。 エラー 以下のレポートは、エラーと警告です。 Report 8 : Errors ================= PWX PMLocales not in PowerCenter --------------------------------------------------Total errors --------------------------------------------------- : 3 : --: 3 : --- Return code set = 71 because errors were met PowerExchangeと共に出荷されるコードペー ジ 異なる言語をサポートするため、PowerExchangeと共に以下のタイプのコードページが出荷 されます。 ¨ シングルバイトのPowerExchangeスタティックコードページ ¨ ICUバージョン3.2.1のコードページ ¨ 追加の日本語ICUコードページ ICUは、IBMのオープンソース開発プロジェクトです。ICUの詳細については、ICUのWebサイ ト http://icu.sourceforge.net/userguide/icudata.htmlを参照してください。 PowerExchangeスタティックコードページ 以下の表に、PowerExchangeと共に出荷されるシングルバイトのスタティックコードページ を示します。 コードページ 一般的な使用 ISO-8859 UNIXおよびWindows IBM-037 米国、カナダ、ブラジル IBM-273 ドイツ、オーストリア IBM-277 デンマーク、ノルウェー IBM-278 フィンランド、スウェーデン PowerExchangeと共に出荷されるコードページ 331 コードページ 一般的な使用 IBM-280 イタリア IBM-284 スペイン、ラテンアメリカ諸国 IBM-285 United Kingdom IBM-297 フランス IBM-424 現代ヘブライ語 IBM-500 インターナショナル IBM-870 ポーランド語 IBM-1047 Latin 1/オープンシステム MS-1250 中央ヨーロッパ(ポーランド)向けの PC の地域オプション設 定 注: 「IBM-」で始まるコードページは、z/OSおよびi5/OSシステムに関係します。 すべてのサポートされるUnicode文字を処理するコード ページ 以下の表に、Unicodeでサポートされるすべての文字を処理するICUコードページを示しま す。 332 名前 一般的な使用 バイト単位の文字長 BOCU-1 電子メール 3+ CESU-8 圧縮 3+ IMAP-mailbox-name 電子メール 3+ SCSU 圧縮 3+ UTF-16LE 2 UTF16_OppositeEndian 2 UTF16_PlatformEndian 2 UTF-16LEBE データベース 2 UTF-16LELE データベース 2 第 10章: PowerExchangeのグローバル化 名前 一般的な使用 バイト単位の文字長 UTF-32 4 UTF32_OppositeEndian 4 UTF32_PlatformEndian 4 UTF-32BE 4 UTF-32LE 4 UTF-7 電子メール 3+ UTF-16LE データベース 3+ コードページUTF-16LEおよびUTF-32には、文字のバイトオーダーマーカ(BOM)シーケンス がデータの前に含まれます。これらのコードページは、ファイル全体のエンコードに便利 ですが、UTF-16LEBEおよびUTF-16LELEが一般的に使用されるデータベースまたは文字が16 ビットの整数で定義されるデータベースではほとんど使用されません。 LinuxおよびWindowsシステムでは、UTF-16LELEなどのリトルエンド(LE)コードページが 使用されます。 Unix、i5/OS、およびz/OSでは、UTF-16LEBEなどのビッグエンド(BE)コードページが使 用されます。 PowerExchangeでは、基本プレーンの上に定義される補足文字<U00FFFF>はサポートしてお らず、2つの代用NUM16整数で形成されます。PowerExchangeで補足文字が検出されると、無 効な文字として処理され、代替文字で置き換えられます。 ASCIIエンコードに基づいたコードページ 以下の表に、文字X'00'~X'7F'に7ビットのASCII値を使用するICUコードページを示しま す。 名前 一般的な使用 バイト単位の文字長 ibm-1089_P100-1995 アラビア語 1 ibm-1256_P110-1997 アラビア語 1 ibm-5352_P100-1998 アラビア語 1 windows-1256-2000 アラビア語 1 ibm-1257_P100-1995 バルト語 1 ibm-5353_P100-1998 バルト語 1 PowerExchangeと共に出荷されるコードページ 333 334 名前 一般的な使用 バイト単位の文字長 ibm-901_P100-1999 バルト語 1 ibm-914_P100-1995 バルト語 1 ibm-921_P100-1995 バルト語 1 ibm-9449_P100-2002 バルト語 1 ibm-1131_P100-1997 ベラルシア語 1 ibm-1250_P100-1995 中欧および東欧 1 ibm-912_P100-1995 中欧および東欧 1 ibm-913_P100-2000 中欧および東欧 1 ibm-5346_P100-1998 中欧および東欧 1 gb18030 中国語 3+ ibm-964_P110-1999 中国語 3+ HZ 中国語(簡体字) 3+ ibm-1381_P110-1999 中国語(簡体字) 1~2 ibm-1383_P110-1999 中国語(簡体字) 1~2 ibm-1386_P100-2002 中国語(簡体字) 1~2 ibm-5478_P100-1995 中国語(簡体字) 2 windows-936-2000 中国語(簡体字) 1~2 ibm-1373_P100-2002 中国語(繁体字) 1~2 ibm-1375_P100-2003 中国語(繁体字) 1~2 ibm-950_P110-1999 中国語(繁体字) 1~2 windows-950-2000 中国語(繁体字) 1~2 ibm-1251_P100-1995 キリル語 1 ibm-5347_P100-1998 キリル語 1 ibm-915_P100-1995 キリル語 1 ibm-902_P100-1999 エストニア語 1 第 10章: PowerExchangeのグローバル化 名前 一般的な使用 バイト単位の文字長 ibm-922_P100-1999 エストニア語 1 ibm-923_P100-1998 エストニア語 1 ibm-1098_P100-1995 ペルシア語 1 ibm-1253_P100-1995 ギリシア語 1 ibm-4909_P100-1999 ギリシア語 1 ibm-5349_P100-1998 ギリシア語 1 ibm-813_P100-1995 ギリシア語 1 ibm-1255_P100-1995 ヘブライ語 1 ibm-5351_P100-1998 ヘブライ語 1 ibm-916_P100-1995 ヘブライ語 1 ibm-9447_P100-2002 ヘブライ語 1 ibm-1006_P100-1995 インド 1 ibm-33722_P120-1999 日本語 3+ ibm-33722_P12A-1999 日本語 3+ ibm-942_P12A-1999 日本語 1~2 ibm-943_P130-1999 日本語 1~2 ibm-943_P15A-2003 日本語 1~2 ibm-954_P101-2000 日本語 3+ ibm-1363_P110-1997 韓国語 1~2 ibm-1363_P11B-1998 韓国語 1~2 ibm-949_P110-1999 韓国語 1~2 ibm-949_P11A-1999 韓国語 1~2 ibm-970_P110-1995 韓国語 1~2 ibm-971_P100-1995 韓国語 2 windows-1361-2000 韓国語 1~2 PowerExchangeと共に出荷されるコードページ 335 名前 一般的な使用 バイト単位の文字長 windows-949-2000 韓国語 1~2 ibm-1133_P100-1997 ラオス語 1 iso-8859_10-1998 スウェーデン語 1 ibm-1162_P100-1999 タイ語 1 ibm-874_P100-1995 タイ語 1 windows-874-2000 タイ語 1 ibm-1254_P100-1995 トルコ語 1 ibm-5350_P100-1998 トルコ語 1 ibm-920_P100-1995 トルコ語 1 ibm-1124_P100-1996 ウクライナ語 1 ibm-1125_P100-1997 ウクライナ語 1 ibm-1051_P100-1995 英語および国際語 1 ibm-1252_P100-2000 英語および国際語 1 ibm-367_P100-1995 英語および国際語 1 ibm-5348_P100-1997 英語および国際語 1 ISO-8859-1 英語および国際語 1 US-ASCII 英語および国際語 1 ibm-1129_P100-1997 ベトナム語 1 ibm-1258_P100-1997 ベトナム語 1 ibm-5354_P100-1998 ベトナム語 1 正式な7ビットのASCII文字は、コードページUS-ASCIIおよびibm-367_P100-1995で定義さ れます。 EBCDICエンコードに基づいたICUコードページ 以下の表に、以下のいずれかの条件を満たすICUコードページを示します。 ¨ 標準のEBCDIC範囲であるx'81~x'a9'、x'c1'~x'e9、x'f0~x'f9で、文字a~z、A~ Z、および0~9をサポートしていること。 336 第 10章: PowerExchangeのグローバル化 ¨ 標準のEBCDICコードページで使用されるダブルバイト文字であること。 名前 一般的な使用 バイト単位の文字長 ibm-16804_X110-1999 アラビア語 1 ibm-16804_X110-1999,swa plfnl アラビア語 1 ibm-420_X120-1999 アラビア語 1 ibm-918_P100-1995 アラビア語 1 ibm-1112_P100-1995 バルト語 1 ibm-500_P100-1995 ベルギー、スイス 1 ibm-1156_P100-1999 中欧および東欧 1 ibm-13124_P100-1995 中国語(簡体字) 1 ibm-1388_P103-2001 中国語(簡体字) 1~2 ibm-4933_P100-2002 中国語(簡体字) 2 ibm-836_P100-1995 中国語(簡体字) 1 ibm-837_X100-1995 中国語(簡体字) 2 ibm-935_P110-1999 中国語(簡体字) 1~2 ibm-1159_P100-1999 中国語(繁体字) 1 ibm-1371_P100-1999 中国語(繁体字) 1~2 ibm-835_X100-1995 中国語(繁体字) 2 ibm-937_P110-1999 中国語(繁体字) 1~2 ibm-1025_P100-1995 キリル語 1 ibm-1123_P100-1995 キリル語 1 ibm-1154_P100-1999 キリル語 1 ibm-1158_P100-1999 キリル語 1 ibm-1142_P100-1997 デンマーク語 1 ibm-1142_P100-1997,swap lfnl デンマーク語 1 PowerExchangeと共に出荷されるコードページ 337 338 名前 一般的な使用 バイト単位の文字長 ibm-277_P100-1995 デンマーク語 1 ibm-1137_P100-1999 デバナガリ文字 1 ibm-1122_P100-1999 エストニア語 1 ibm-1157_P100-1999 エストニア語 1 ibm-1097_P100-1995 ペルシア語 1 ibm-1147_P100-1997 フランス語 1 ibm-1147_P100-1997,swap lfnl フランス語 1 ibm-297_P100-1995 フランス語 1 ibm-1141_P100-1997 ドイツ語 1 ibm-273_P100-1995 ドイツ語 1 ibm-4971_P100-1999 ギリシア語 1 ibm-875_P100-1995 ギリシア語 1 ibm-12712_P100-1998 ヘブライ語 1 ibm-12712_P100-1998,swa plfnl ヘブライ語 1 ibm-424_P100-1995 ヘブライ語 1 ibm-4899_P100-1998 ヘブライ語 1 ibm-803_P100-1999 ヘブライ語 1 ibm-1149_P100-1997 アイスランド語 1 ibm-1149_P100-1997,swap lfnl アイスランド語 1 ibm-871_P100-1995 アイスランド語 1 ibm-1144_P100-1997 イタリア語 1 ibm-1144_P100-1997,swap lfnl イタリア語 1 ibm-280_P100-1995 イタリア語 1 第 10章: PowerExchangeのグローバル化 名前 一般的な使用 バイト単位の文字長 ibm-1390_P110-2003 日本語 1~2 ibm-1399_P110-2003 日本語 1~2 ibm-16684_P110-2003 日本語 2 ibm-290_P100-1995 日本語 1 ibm-5123_P100-1999 日本語 1 ibm-8482_P100-1999 日本語 1 ibm-930_P120-1999 日本語 1~2 ibm-939_P120-1999 日本語 1~2 infa-FujitsuJEF 日本語 1~2 infa-FujitsuJEF_kana 日本語 1~2 infa-HitachiKEIS 日本語 1~2 infa-HitachiKEIS_kana 日本語 1~2 infa-jipse 日本語 1~2 infa-jipse_kana 日本語 1~2 infa-jp_ebcdic 日本語 1~2 infa-jp_ebcdik 日本語 1~2 infa-melcom 日本語 1~2 infa-melcom_kana 日本語 1~2 infa-unisys 日本語 1~2 infa-unisys_kana 日本語 1~2 ibm-13121_P100-1995 韓国語 1 ibm-1364_P110-1997 韓国語 1~2 ibm-833_P100-1995 韓国語 1 ibm-834_P100-1995 韓国語 2 ibm-933_P110-1995 韓国語 1~2 PowerExchangeと共に出荷されるコードページ 339 340 名前 一般的な使用 バイト単位の文字長 ibm-1132_P100-1998 ラオス語 1 ibm-870_P100-1995 ポーランド語 1 ibm-1153_P100-1999 ルーマニア語 1 ibm-1153_P100-1999,swap lfnl ルーマニア語 1 ibm-1145_P100-1997 スペイン語 1 ibm-1145_P100-1997,swap lfnl スペイン語 1 ibm-284_P100-1995 スペイン語 1 ibm-1143_P100-1997 スウェーデン語 1 ibm-1143_P100-1997,swap lfnl スウェーデン語 1 ibm-278_P100-1995 スウェーデン語 1 ibm-1160_P100-1999 タイ語 1 ibm-838_P100-1995 タイ語 1 ibm-1026_P100-1995 トルコ語 1 ibm-1155_P100-1999 トルコ語 1 ibm-1146_P100-1997 英語(英国) 1 ibm-1146_P100-1997,swap lfnl 英語(英国) 1 ibm-285_P100-1995 英語(英国) 1 ebcdic-xml-us 英語および国際語 1 ibm-1047_P100-1995 英語および国際語 1 ibm-1047_P100-1995,swap lfnl 英語および国際語 1 ibm-1140_P100-1997 英語および国際語 1 ibm-1140_P100-1997,swap lfnl 英語および国際語 1 第 10章: PowerExchangeのグローバル化 名前 一般的な使用 バイト単位の文字長 ibm-1148_P100-1997 英語および国際語 1 ibm-1148_P100-1997,swap lfnl 英語および国際語 1 ibm-37_P100-1995 英語および国際語 1 ibm-37_P100-1995,swaplf nl 英語および国際語 1 ibm-1130_P100-1997 ベトナム語 1 ibm-1164_P100-1999 ベトナム語 1 コードページはIBM定義に基づいており、i5/OSおよびz/OSで使用されます。 IBMは、CCSID番号を使用してコードページを頻繁に記述します。PowerExchangeは、CPで 始まるエイリアスを使用してCCSIDと突き合わせます。例えば、「CP930」はCCSID 930およ びICUコンバータibm-930_P120-1999と一致します。 IBMは、CCSID番号に4096を追加して頻繁に改訂を示します。以下に例を示します。 CCSID 300 and CCSID 16684 are related (16684 = 300 + 4096 * 4) 以下の表の各行に、i5/OSまたはz/OS上の同じDB2テーブルで使用できるCCSIDを示します。 一般的な使用 シングルバイ トの ダブルバイト の 混在長の SCCSID GCCSID カラム カラム カラム 日本語 - 拡張英語 1027 300 939 日本語 - 拡張カタカナ 290 300 930 日本語 - カタカナ - 漢 字 8482 16684 1390 日本語 - ラテン語 - 漢 字 5123 16684 1399 韓国語 833 834 933 韓国語 13121 4390 1364 簡体字中国語 836 837 935 簡体字中国語 13124 4933 1388 MCCSID PowerExchangeと共に出荷されるコードページ 341 一般的な使用 シングルバイ トの ダブルバイト の 混在長の SCCSID GCCSID カラム カラム カラム 繁体字中国語 28709 835 937 繁体字中国語(IBM Big-5) 1114 947 950 MCCSID 特殊なICUコードページ 以下の表に、特殊なコンテキストで使用されるICUコードページを示します。 342 名前 一般的な使用 バイト単位の文字長 ibm-1276_P100-1995 Adobe 1 ibm-1277_P100-1995 Adobe 1 macos-0_2-10.2 Apple - 英語および国際語 1 macos-2566-10.2 Apple - 東アジア 1~2 macos-29-10.2 Apple - 中央および東ヨー ロッパ 1 macos-35-10.2 Apple - トルコ語 1 macos-6-10.2 Apple - ギリシャ語 1 macos-7_3-10.2 Apple - キリル語 1 ibm-437_P100-1995 DOS 1 ibm-850_P100-1995 DOS 1 ibm-851_P100-1995 DOS - ギリシャ語 1 ibm-852_P100-1995 DOS 1 ibm-855_P100-1995 DOS - キリル語 1 ibm-856_P100-1995 DOS - ヘブライ語 1 ibm-857_P100-1995 DOS - トルコ語 1 ibm-858_P100-1997 DOS 1 ibm-860_P100-1995 DOS - ポルトガル語 1 第 10章: PowerExchangeのグローバル化 名前 一般的な使用 バイト単位の文字長 ibm-861_P100-1995 DOS - アイスランド語 1 ibm-862_P100-1995 DOS - ヘブライ語 1 ibm-863_P100-1995 DOS - カナダフランス語 1 ibm-864_X110-1999 DOS - アラビア語 1 ibm-865_P100-1995 DOS - 北欧 1 ibm-866_P100-1995 DOS - ロシア語 1 ibm-867_P100-1998 DOS - ヘブライ語 1 ibm-868_P100-1995 DOS 1 ibm-869_P100-1995 DOS - ギリシア語 1 ibm-878_P100-1996 DOS - ロシア語 1 ibm-897_P100-1995 DOS - 日本語 1 ISCII,version=0 ISCII - デバナガリ文字 3+ ISCII,version=1 ISCII - ベンガル語 3+ ISCII,version=2 ISCII - グルムキー文字 3+ ISCII,version=3 ISCII - グジュラティ語 3+ ISCII,version=4 ISCII - オライ語 3+ ISCII,version=5 ISCII - タミル語 3+ ISCII,version=6 ISCII - テルグ語 3+ ISCII,version=7 ISCII - カナダ語 3+ ISCII,version=8 ISCII - マラヤーラム語 3+ ISO_2022,locale=ja,v ersion=0 ISO2022 - 日本語 3+ ISO_2022,locale=ja,v ersion=1 ISO2022 - 日本語 3+ ISO_2022,locale=ja,v ersion=2 ISO2022 - 日本語 3+ PowerExchangeと共に出荷されるコードページ 343 344 名前 一般的な使用 バイト単位の文字長 ISO_2022,locale=ja,v ersion=3 ISO2022 - 日本語 3+ ISO_2022,locale=ja,v ersion=4 ISO2022 - 日本語 3+ ISO_2022,locale=ko,v ersion=0 ISO2022 - 韓国語 3+ ISO_2022,locale=ko,v ersion=1 ISO2022 - 韓国語 3+ ISO_2022,locale=zh,v ersion=0 ISO2022 - 中国語 3+ ISO_2022,locale=zh,v ersion=1 ISO2022 - 中国語 3+ LMBCS-1 Lotus Notes 1~2 LMBCS-11 Lotus Notes - タイ語 1~2 LMBCS-16 Lotus Notes - 日本語 1~2 LMBCS-17 Lotus Notes - 韓国語 1~2 LMBCS-18 Lotus Notes - 中国語 1~2 LMBCS-19 Lotus Notes - 中国語 1~2 LMBCS-2 Lotus Notes - ギリシア語 1~2 LMBCS-3 Lotus Notes - ヘブライ語 1~2 LMBCS-4 Lotus Notes - アラビア語 1~2 LMBCS-5 Lotus Notes - キリル語 1~2 LMBCS-6 Lotus Notes - 中央および 東ヨーロッパ 1~2 LMBCS-8 Lotus Notes - トルコ語 1~2 第 10章: PowerExchangeのグローバル化 変換エラーおよび特殊な状況の処理 このセクションでは、変換エラーの処理方法およびデータベースで予期されるコードペー ジ以外のコードページの使用方法について説明します。この情報は、現実の状況に基づい ています。 コードページ変換エラー 文字を1つのコードページから別のコードページに変換できない場合、デフォルトにより ICUは現在のコードページの代替値で文字を置き換えます。一般に、この代替値はx'1A'ま たはx'3F'などの16進値です。 以下の場合には、文字の変換ができなくなります。 ¨ 文字がソースコードページに対して有効でない場合。誤ったコードページでデータ記述 すると、この状態になります。 ¨ 文字がソースコードページに対しては有効でも、同等の文字がターゲットコードページ に存在しない場合。マルチバイトの文字をシングルバイトのターゲットコードページに 変換する場合によく生じる状態です。 初期化時にコードページの変換エラーが発生すると、PowerExchangeはデータベースの接続 またはテーブルの記述を中断します。カラムまたはパラメータデータが変換されない場 合、PowerExchangeは代替文字を使用します。 以下の表に、コンテキストによる変換エラーをまとめます。 データタイプおよび コンテキスト 結果 アクション 初期化時のデータベ ース、テーブル、カ ラム、およびファイ ルの名前。 処理は中断されます。 制御コードページを 確認します。 接続処理時のユーザ ーIDおよびパスワー ド。 処理は中断されます。 制御コードページを 確認します。 記述処理時のSQL。 処理は中断されます。 SQLコードページを確 認します。 選択処理時のカラム データ。 認識されない文字が、16進値 のターゲットコードページの 代替文字と置き換えられま す。 データコードページ を確認します。 DTLDescribeカラムを 使用して、ソースデ ータが正しく記述さ れていることを確認 します。 変換エラーおよび特殊な状況の処理 345 データタイプおよび コンテキスト 結果 アクション 処理は継続します。 削除、挿入、選択、 更新処理時のパラメ ータ。 認識されない文字が、16進値 のターゲットコードページの 代替文字と置き換えられま す。 処理は継続します。 データコードページ を確認します。 DTLDescribeカラムを 使用して、ソースお よびターゲットデー タが正しく記述され ていることを確認し ます。 コードページ内の予期しないデータ データベースメタデータで指定されたコードページ以外のコードページにデータをロード すると、PowerExchangeまたはデータベースに備えられている変換ツールを使用してデータ を変換するときに問題が生じる可能性があります。コードページがすでにサポートされて いる場合は、ユーザー定義のコードページを追加する必要はありません。 PowerExchange Listenerが動作するシステム上のDBMOVERコンフィギュレーションファイル のICUALIASパラメータを使用して、デフォルトの内部コードページ番号を必要な内部コー ドページ番号に置き換えることができます。 この手順によって問題のCCSIDのすべてのデ ータが新しいコードページに再マップされるため、複数のコードページに問題のデータが ある場合は複数のポートで複数のPowerExchange Llistenerを実行する必要がある場合が あります。 データマップを個別に異なるコードページに関連付けることもできます。 その後、CDC処 理で、DB2データマップを対応する抽出マップに統合することができます。 この方法を使 用すると、複数のポートで複数のListenerを使用する必要はありません。 コードページマッピングをテストするには、最初にデータベース行のテストを実行しま す。 行のテストで予期した結果が得られたら、UTF8コードページのフラットファイルター ゲットでPowerCenterワークフローを作成できます。 ワークフローで求めた結果が得られ たら、リレーショナルターゲットでワークフローを作成できます。 例1: ICUALIASを使用したThai 878へのCCSID 37の再マップ この例では、データを異なる場所からDB2 for i5/OSテーブルに統合する必要があります。 CCSIDは37に設定されていますが、データは、ICUコンバータibm-838_P100-1995が使用さ れている、内部コードページ番号222のEBCDIC Thaiコードページにあります。 ICUALIAS文をDBMOVERコンフィギュレーションファイルに追加することによって、関連付け られているPowerExchange Listenerを使用してアクセスする、すべてのDB2テーブルのThai コードページにCCSID 37を再マップできます。 346 第 10章: PowerExchangeのグローバル化 データを再マップし、それをUTF8のフラットファイルに抽出するには、以下の手順に従い ます。 1. 問題のあるコードページごとに、別個のPowerExchange Listenerを作成します。 PowerExchange Listenerごとに異なるi5/OSポートおよびDBMOVER構成ファイルが存在 することを確認します。 2. Thaiデータへのアクセスに使用されるPowerExchange ListenerのDBMOVERコンフィギ ュレーションファイルに以下の文を含めます。 ICUALIAS=(003,DELETE,CP37) ICUALIAS=(189,DELETE,CP37 ICUALIAS=(222,ADD,CP37) これらの文はそれぞれ、以下の処理を行います。 ¨ IBM-037という名前の非ICUコンバータを使用して、CCSID 37と内部コードページ3 の間のデフォルトのマッピングを削除する ¨ ibm-37_P100-1995という名前のICUコンバータを使用して、CCSID 37と内部コード ページ189の間のデフォルトのマッピングを削除する ¨ ibm-838_P100-1995という名前のICUコンバータを使用して、CCSID 37と内部コー ドページ番号222の間にマッピングを追加する 3. PowerExchange NavigatorからDTLDESCRIBE COLUMNSコマンドを実行して、データが必 要な内部コードページ番号を使用して記述されていることを確認します。 4. PowerExchange Navigatorからデータベース行テストを実行して、データを表示しま す。 5. PowerCenterワークフローを作成および実行して、データをUTF-16LEのフラットファ イルにコピーします。 フラットファイルを表示して、文字が失われていないことを確 認します。 例2: DB2データマップを使用したThai CCSID 87へのCCSID 37の 再マップ この例では、前の例のように、データを異なる場所からDB2 for i5/OSテーブルに統合する 必要があります。 CCSIDは37に設定されていますが、データは、ICUコンバータ ibm-838_P100-1995が使用されている、内部コードページ番号222のEBCDIC Thaiコードペ ージにあります。 1. アクセス方式がDB2のデータマップを追加します。 [レコード定義のインポート]オ プションを選択して、テーブルのカラムをインポートします。 2. CHARカラムとVARCHARカラムそれぞれのコードページを必要なコードページに修正する か、マップ内のCHARカラムとVARCHARカラムに反映されるように、データマッププロパ ティ内の必要なコードページを設定します。 3. PowerExchange NavigatorからDTLDESCRIBE COLUMNSコマンドを実行して、データが必 要な内部コードページ番号を使用して記述されていることを確認します。 4. PowerExchange Navigatorからデータベース行テストを実行して、データを表示しま す。 5. PowerCenterワークフローを作成および実行して、データをUTF-16LEのフラットファ イルにコピーします。 フラットファイルを表示して、文字が失われていないことを確 認します。 変換エラーおよび特殊な状況の処理 347 6. DB2変更データをキャプチャする場合は、ユーザー定義の抽出マップを追加します。 ユーザー定義の抽出マップを追加するには、PowerExchange Navigatorで抽出グルー プを開きます。 リソースエクスプローラの[抽出グループ]タブで、抽出グループを 右クリックし、[抽出定義の追加]をクリックします。 抽出マップの追加後、データマップを抽出マップと統合します。 この方法では、変更 データで変更されたコードページも使用されます。 7. DB2変更データについて、手順3から5までを繰り返します。 タイプ1のフォールバックマッピングとマル チバイトデータ IBM以外のコードページのデータをz/OSまたはi5/OSターゲットシステムに書き込む PowerCenterセッションでは、タイプ1のフォールバックマッピングを有効にすることによ って、より正確な文字変換を実現することができます。 タイプ1のフォールバックマッピ ングを有効にするには、DBMOVERコンフィギュレーションファイルで USE_TYPE1_FALLBACKS=Yを定義します。 例えば、PowerCenterセッションがSQL ServerデータソースからPowerExchange z/OSター ゲットにデータを書き込む場合、半角チルダや半角ダッシュなどの句読文字に異なる Unicode値が使用されます。 タイプ1のフォールバックマッピングを有効にしなかった場合 は、z/OSターゲットで代替文字になる場合があります。 ただし、Linux、UNIX、または Windowsシステム上のDBMOVERファイルでUSE_TYPE1_FALLBACKS=Yを定義すると、z/OSター ゲットでは問題になる代替文字ではなく使用可能な最も近い文字になります。 348 第 10章: PowerExchangeのグローバル化 第 11 章 PowerExchange ODBCドライ バの使用 この章では、以下の項目について説明します。 ¨ PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ, 349 ページ ¨ Windows上でのODBCデータソースの作成, 365 ページ ¨ UNIX上でのODBCデータソースの作成, 367 ページ ¨ SQLエスケープシーケンス, 369 ページ PowerExchange ODBCドライバのデータソース パラメータ LinuxまたはUNIX上のODBC.iniファイル内でPowerExchange ODBCドライバパラメータを定 義して、PowerExchange ODBCドライバを定義します。 Windows上でPowerExchange ODBCドライバを定義する際は、 付録 A, 「PowerExchangeデ ータソースウィザード」 (ページ381)を参照してください。 全般的なPowerExchange ODBCドライバパラメータ LinuxまたはUNIX上で全般的なPowerExchange ODBCドライバパラメータをodbc.iniファイ ルに入力します。 以下の表に、これらの全般的なパラメータを示します。 パラメータ デフォ ルト トークン 使用方法 CAPXIMAGETYPE なし BA、AI、ま たはTU PowerExchange CDCまたはライブ データにアクセスするためのキャ 349 パラメータ デフォ ルト トークン 使用方法 プチャ画像タイプ。 次のオプショ ンがあります。 - BA。操作前の画像データ、最新 の変更の前、および操作後の画 像データ、最新の変更の後をキ ャプチャします。 操作前の画像 データは、レコードの削除を強 制するアクション文字が付属し ています。 操作後の画像データ (変更データを含む)は、挿入 操作の形式です。 - AI。操作後の画像のみをキャプ チャします。 - TU。操作前/操作後の画像をキャ プチャします(発生時)。 操作 前の画像データを使用すると、 アプリケーションは、要求以降 にレコード内で何も変更されて いないことを確認できます。 操 作後の画像データは、更新操作 として表示されます。 更新は完 全画像ですが、これを取得する アプリケーションは、BAで発生 する場合と同様に、ターゲット レコードを削除して新しく挿入 する代わりに、ターゲットレコ ードを変更することができま す。 350 CAPXTYPE なし COMPATIBILITY なし SLまたはRS 第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用 抽出のタイプ。 次のオプションが あります。 - SL。 z/OSのリスタートトークン またはi5/OSのチェックポイント タイムスタンプのいずれかによ って、直前の抽出が終了したポ イントから抽出を開始します。 - RS。前回の抽出の開始ポイント から抽出を再開します。 このオ プションを使用すると、同じ抽 出を複数回実行できます。 統合マスク。 以下のオプションが 含まれます。 - BINASCHAR。 ODBC SQLColAttributes()呼び出しに よって、BINまたはVARBINカラム がCHARまたはVARCHARカラムに変 更され、長さが2倍になるように します。 パラメータ デフォ ルト トークン 使用方法 BINASCHARオプションを有効にす るには、キーワードBINASCHARま たはILMBRIDGEを指定します。 - CLOSEDSTMREUSE。 文が読み取 りまたは選択モードで開かれ て、タイプSQL_CLOSEのODBC SQLFreeStmt()呼び出しの後で 保持されるようにします。 StmtKeepAliveのサブセット。 CLOSEDSTMREUSEオプションを有 効にするには、キーワード CLOSEDSTMREUSEまたは ILMBRIDGEを指定します。 - CPOOL。 接続プールを初期化し ます。 - DFN。 DFNを指定すると、 PowerExchangeデータソースタ イプが次のように返されます。 PWX:dbtype DFNを指定しなかった場合は、以 下の文字列が返されます。 PWX Informaticaでは、デフォルト値 の使用をお勧めします。 - ILMBRIDGE。 このキーワードを 指定して、オプション BINASCHAR、CLOSEDSTMREUSE、 NOFKEYS、NOUNDERSCORE、 SQLLEN4BYTES、および V3COLNAMESを有効にします。 Informatica Data Archive製品 がJDBC-ODBCブリッジ接続を介し てPowerExchange ODBCドライバ にアクセスする場合は、このキ ーワードを含めます。 - NOFKEYS。 SQLForeignKeys() ODBC呼び出しがPowerExchange Listenerを呼び出さずに空の結 果セットを返すようにします。 NOFKEYSオプションを有効にする には、キーワードNOFKEYSまたは ILMBRIDGEを指定します。 - NOUNDERSCORE。 DTLDescribe処 理でアンダースコア文字が%記号 に置き換えられないようにしま す。 このオプションを有効にす ると、PowerExchangeが単一の NRDB2テーブルを処理できるよう になります。 NOUNDERSCOREオプションを有効 にするには、キーワード PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ 351 パラメータ デフォ ルト トークン 使用方法 NOUNDERSCOREまたはILMBRIDGE を指定します。 - OWB。 各種SQL検証および文の再 利用プロパティを定義します。 Used by Oracle Warehouse Builderで使用されます。 - SQLLEN4BYTES。JDBC-ODBCブリ ッジがSQLGetDataを4バイトの整 数バッファで呼び出し、ターゲ ットデータの長さを返すことを 指定します。 SQLLEN4BYTESオプションを有効 にするには、SQLLEN4BYTESまた はILMBRIDGEキーワードを指定し ます。 - V30。 ODBC SQLColumns()呼び 出しがV3のカラム名を返すよう にします。 IBM DB2 Information Integrator(II) で使用されます。 - V3COLNAMES。 SQLTables()、 SQLColumns()、 SQLPrimaryKeys()など、すべて のメタデータ結果セットで、 ODBC V3の名前が返されるように します。 V30フラグのスーパー セット。 V3COLNAMESオプションを有効に するには、キーワード V3COLNAMESまたはILMBRIDGEを 指定します。 - VERBOSE。 互換性のオプション に関して、追加メッセージが生 成されるようにします。 COMPRESS N Y、N このパラメータをデータの圧縮に 設定します。 デフォルトはNです。 CONFIRMWRITE Y Y、N、また はT DB2、DB2UDB、DB2400C、MSSQL、 NRDB、NRDB2、ODBC、または ORACLEデータソースタイプの場合 のみ。 書き込みモード。 次のオプションがあります。 - Y。書き込み確認を有効にしま す。 PowerExchange ODBCドラ イバに送信されたデータがバッ ファされるのではなく、 PowerExchange Listenerに直接 送信されることを確認します。 さらに、success/no successの 352 第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用 パラメータ デフォ ルト トークン 使用方法 応答が送信され、エラーの回復 が改善されます。 ただし、応答 を送信すると、データ転送速度 が落ちる場合があります。 - T。フォールトトレランスを持つ 非同期書き込みを可能にしま す。 非同期書き込みの詳細につ いては、『PowerExchangeバル クデータ移動ガイド』を参照し てください。 - N。DB2、DB2 UDB、およびOracle データソースの場合のみ。 書き 込み確認を無効にします。 この 設定を使用する前に、 Informaticaグローバルカスタマ サポートにお問い合わせくださ い。 デフォルトはYです。 DATABASE DB2DEGREE DB2 for Linux、UNIX、および Windowsの場合のみ。 EMRの場合 のみに必要です。 PowerExchange 抽出マップで指定されたデータベ ース接続値をオーバーライドしま す。 なし テキスト文 字列(最大 30 文字) DB2 for i5/OSおよびDB2 for z/OS の場合のみ。次のSQLコマンドを DB2に送信して、DB2がパーティシ ョン間パラレル処理を使用するか どうかを指定します。 SET CURRENT DEGREE SQLコマンドにおける各値の影響の 詳細については、関連するIBM DB2 ドキュメントの「SET CURRENT DEGREE」コマンドおよび 「CHGQRYA DEGREE」コマンドを参 照してください。 kz/OSの場合のみは、以下のとおり です。 イコール記号(=)の後のテキスト は、「SET CURRENT DEGREE =」に続くテ キストとして使用されます。 例えば、DB2DEGREE=ANYを指定する と、「SET CURRENT DEGREE =「ANY」」文 が実行され、DB2がパラレル処理を 使用できるように設定されます。 i5/OSの場合のみ、次のとおりで す。 イコール記号(=)の後のテキスト は、「CHGQRYA DEGREE」文に続くテキ ストとして使用されます。 PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ 353 パラメータ デフォ ルト トークン 使用方法 例えば、DB2DEGREE=SYSTEMを指定する と、「CHGQRYA DEGREE(*SYSTEM)」文が実 行されます。 旧リリースとの互換性を維持する ため、パラメータが数字で始まる 場合は、「CHGQRYA DEGREE(*NBRTASKS)」 文に付加されます。 したがって、 「CHGQRYA DEGREE(*NBRTASKS 1)」文は、 DB2DEGREE=1またはDB2DEGREE="*NBRTASKS 1"文のいずれからでも生成できま す。 DBQUAL1 DBQUAL2 354 なし DBの種類 ファイル名 ADAUNLD i5/OSライ ブラリ/フ ァイル名 CAPX および CAPX/RT SSIDまたは DB名 DB2、DB2400C、およびDB2UDB 適用できま せん DB2390IMG ライブラ リ/ファイ ル名 EMR for i5/OS 適用できま せん IMSUNLD データベー ス INFORMIX DSN MSSQL 適用できま せん NRDBおよびNRDB2 SQL *Net 名 ORACLE サーバー SYBASE サブシステ ム Teradata なし 第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用 DBの種類 パラメータ デフォ ルト トークン 使用方法 データベー ス ADAUNLD アプリケー ション名 CAPX および CAPX/RT 適用できま せん DB2、DB2400C、およびDB2UDB SSID DB2390IMG 適用できま せん IMSUNLD サーバー INFORMIX データベー ス MSSQL 適用できま せん NRDBおよびNRDB2 適用できま せん ORACLE データベー ス SYBASE DBTYPE なし DB2など、 サポートさ れるデータ ソース ファイルまたはデータベースのア クセス方式。 DESCRIPTION なし テキスト 説明テキスト。 DRIVER なし パス/ファ イル PowerExchange ODBCドライバのパ スとファイル名。 実行中のUNIXの バージョンに応じて、ファイル名 にサフィックス.soまたは.slを付 けることができます。既存の PowerExchange共有ライブラリの 末尾の文字を確認して、正しい文 字を選択してください。 DTLAPP アプリケーション名。 抽出を識別 するアプリケーション名を指定す ると、単一接続の個々の使用を識 別する機能が強化されます。 これ は、その後、タスク制御で使用で きます。 PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ 355 パラメータ デフォ ルト トークン 使用方法 DTLCONN_OVR なし 適用できま せん 関連するデータソースをポイント するDBMOVERコンフィギュレーショ ンファイルのCAP_CONNECTION文内 の名前。 DTLIMGOV N YまたはN DB2390IMG の場合のみ。 イメージコピーデータセットを指 定した場合、PowerExchangeは、 イメージコピーファイルが存在 し、一貫性のあるイメージコピー が選択されていることをチェック します。 このいずれかが真ではな い場合(例えば、イメージコピー ファイルが存在しないか、一貫性 がない場合)、要求が拒否され、 メッセージが表示されます。 この動作は、DTLIMGOVパラメータ をYに設定してオーバーライドでき ます。この設定を行うと、一貫性 のないイメージコピーを読み取る こともできます。 ENCRYPT N N、Y、 DES、また はRC2 暗号化オプション。 次のオプショ ンがあります。 - N。データの移動時に暗号化を使 用しません。 - Y。データはPowerExchange Listener経由でアクセスされて いれば、Informaticaが開発した 特殊アルゴリズムを使用して暗 号化されます。 - DES。データは、DES (Digital Encryption Standard)アルゴリ ズムを使用して暗号化されま す。 - RC2。 データは、RSAセキュリテ ィアルゴリズムを使用して暗号 化されます。 暗号化オプションを指定する場合 は、ENCRYPTLEVELパラメータで暗 号化レベルも指定する必要があり ます。 ENCRYPTLEVEL 356 1、2、3 の いずれか。 第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用 暗号化レベル。 ENCRYPTパラメー タがDESまたはRC2に設定された 際、必須です。 パラメータ デフォ ルト トークン 使用方法 次のオプションがあります。 1.データは、以下を使用して暗号 化されています。 - DESの場合、次のとおりです。 56ビットキーの暗号化 - RC2の場合、次のとおりです。 56ビットキーの暗号化 2.データは、以下を使用して暗号 化されています。 - DESの場合、次のとおりです。 Triple DES 164ビットキーの 暗号化 - RC2の場合、次のとおりです。 64ビットキーの暗号化 3.データは、以下を使用して暗号 化されています。 - DESの場合、次のとおりです。 Triple DES 164ビットキーの 暗号化 - RC2の場合、次のとおりです。 128ビットキーの暗号化 INTERPRETASRO WS N Y、N ペーシングサイズ(行数またはキ ロバイト)を解釈するかどうかを 示す。 次のオプションがありま す。 - Y。ペーシングサイズ(行数)を 解釈します。 - N。ペーシングサイズ(キロバイ ト)を解釈します。 デフォルトはYです。 ISOLATION ジャーナル NONE ALL、CHG、 CS、NONE、 RRのいずれ か DB2 for i5/OSの場合のみ。 トラ ンザクションのコミット範囲。 こ のパラメータは通常CSに設定され ます。 LIBRARY/ JOURNAL i5/OSの場合のみ。 PowerExchange キャプチャ登録で指定されたもの の代わりに使用される完全修飾さ れたライブラリ名およびジャーナ ル名。 以下に例を示します。 STQA/NEWJOURNAL LIBRARYLIST 最大34ライ ブラリ。 各ライブラ リ名の最大 長は10文字 です。 選択、挿入、削除、または更新の 文で1番目のテーブル名を修飾する ために(テーブル名が修飾されて いない場合)、PowerExchangeが 検索するライブラリのリスト(ス ペース区切り)。 PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ 357 パラメータ デフォ ルト トークン 使用方法 注: LIBRARYLISTパラメータと OVRDBFパラメータの両方でライブ ラリリストを指定して、両方のリ ストでテーブルが見つかった場合 は、OVRDBFパラメータで見つかっ たテーブルが優先されます。 LOCALCODEPAGE NONE 使用されるコードページを識別す る番号。 例えば、41はUTF-8を表 します。 実行時にDBMOVERコンフィギュレー ションファイルで指定されるコー ドページ値を使用するにはNONEを 指定します。 icucheck.exeコマンドラインユー ティリティを使用して、対応する コードページ名の番号のルックア ップリストを生成できます。 ユー ティリティの結果は、次のような 方法でファイルにパイプすること ができます。 icucheck.exe > iculist.txt LOCATION なし NODE データソースの場所。 場所は、ローカルシステム上の dbmover.cfgコンフィギュレーシ ョンファイルのNODE文で定義され ています。 LOGSID MAXROWS MQGETOPT IDMS同期の場合のみ。 dbmover.cfgコンフィギュレーシ ョンファイル内のLOGSID文で指定 されたインスタンス値と、 PowerExchangeキャプチャ登録で 指定されたインスタンス値をオー バーライドします。 0 R 0~ 2147483647 取得できる最大行数。 B または R MQSeriesキューから実行する読み 取り操作のタイプ。 デフォルトは0で、無限の行数を示 します。 次のオプションがあります。 - B。参照。 キューのデータのコ ピーを読み取ります。 - R。読み取り。 データを読み取 り、キューからそのデータを削 除します。 デフォルトはRです。 358 第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用 パラメータ デフォ ルト トークン 使用方法 NOUPDATECDEP N YまたはN データベース行テスト出力を PowerExchange CDC監査証跡に追 加するかどうかを示す。 次のオプションがあります。 - Y。アプリケーションの PowerExchange CDC監査証跡か らデータベース行テスト出力を 省略します。 - N。アプリケーションの PowerExchange CDC監査証跡に データベース行テスト出力を組 み込みます。 ORACOLL DBMOVERコンフィギュレーションフ ァイル内のORCL CAPI_CONNECTION 文のORACOLLパラメータで指定した 値をオーバーライドする。 最大10個のOracleインスタンスか ら一度にデータをキャプチャする ときに単一セットのキャプチャ登 録の使用を有効にします。 ORACONN dbmover.cfgコンフィギュレーシ ョンファイル内のORACLEID文の第3 位置パラメータでOracle接続文字 列値をオーバーライドします。 以 下に例を示します。 ORACLEID=(coll_id, oracle_sid, connect_string, cap_connect_string) 複数のOracleインスタンスからデ ータをキャプチャするときに単一 セットのキャプチャ登録の使用を 有効にするために、ORACONN値との 組み合わせで使用します。 ORACONN値を指定するが、ORAINST 値は指定しない場合、Oracleキャ プチャは、dbmover.cfgファイル のORACLEID文で指定されたOracle 接続文字列値を使用します。 ORAINST dbmover.cfgコンフィギュレーシ ョンファイル内のORACLEID文の第2 位置パラメータでOracleインスタ ンス値をオーバーライドします。 以下に例を示します。 ORACLEID=(coll_id, oracle_sid, connect_string, cap_connect_string) 複数のOracleインスタンスからデ ータをキャプチャするときに単一 PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ 359 パラメータ デフォ ルト トークン 使用方法 セットのキャプチャ登録の使用を 有効にするために、ORACONN値との 組み合わせで使用します。 ORAINST値を指定するが、ORACONN 値は指定しない場合、Oracleキャ プチャは、dbmover.cfgファイル のORACLEID文で指定されたOracle 接続文字列値を使用します。 ORASCHEMA Oracleインスタンスに存在する可 能性のある複数のスキーマからデ ータをキャプチャするときに単一 セットのキャプチャ登録の使用を 有効にするために、 PowerExchange登録グループ内の Oracleスキーマ値をオーバーライ ドします。 OVRDBF PACESIZE 360 API rows_re quested パラメー タの値。 最大8ファ イル。 各 ファイル仕 様の最大文 字長は、以 下のよう に、43文字 です。 - filename 値に10文 字 - newlibra ry値に10 文字 - newfilen ame値に 10文字 - newmembe r値に10 文字(指 定する場 合) - スラッシ ュ(/)区 切り文字 に3文字 ファイルのスペース区切りリスト は、以下の形式でオーバーライド します。 Numeric 行数またはキロバイト数。 対話的 なアプリケーションなどのアプリ ケーションがPowerExchange Listenerからのデータフローに追 いつけないときに、このパラメー タを設定します。 第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用 filename/newlibrary/ newfilename/newmembername また、以下の形式も使用できま す。 filename/newlibrary/ newfilename/ この形式で、メンバは*FIRSTにデ フォルト設定されます。 このオーバーライドを使用する と、指定されたファイル名がSQL文 に出現すると、ファイルの修飾の 有無にかかわらず、newlibrary/ newfilename/newmembernameの組 み合わせでオーバーライドされま す。 これで、LIBRARYLISTオーバ ーライドで指定されたファイルは いずれも組み込まれます。 注: LIBRARYLISTパラメータと OVRDBFパラメータの両方でライブ ラリリストを指定して、両方のリ ストでテーブルが見つかった場合 は、OVRDBFパラメータで見つかっ たテーブルが優先されます。 パラメータ デフォ ルト トークン 使用方法 最大のパフォーマンスを実現する には、このパラメータを0に設定し ます。 PWXOVERRIDES なし バルクデータ移動およびCDCセッシ ョンのPowerExchange ODBC接続に 適用されるタイムアウトとハート ビートのオーバーライド。 - TCPIP_OP_TIMEOUT。 ネットワ ーク操作のタイムアウトを秒単 位で指定します。 クライアント 側アプリケーションのスレッド でネットワーク操作がこのタイ ムアウト間隔を超えたことが検 出されると、PowerExchangeは 接続を終了し、タイムアウトエ ラーメッセージを発行します。 - TCP_CON_TIMEOUT。 接続試行の タイムアウトを秒単位で指定し ます。 PowerExchangeがこの時 間間隔内にODBC接続を確立でき ない場合、PowerExchangeはエ ラーメッセージを発行します。 - TCPIP_HB_INTERVAL。ハートビ ート間隔を秒単位で指定し、デ フォルトのTCP/IPハートビート 間隔の507秒をオーバーライドし ます。TCP/IPハートビート間隔 が経過する前にPowerExchange がデータを受信しないと、 PowerExchangeはODBC接続と関 連するワークフローを終了し、 ハートビートタイムアウトエラ ーが発生します。このオーバー ライドを使用し、終了した接続 でTCP/IPハートビートタイムア ウトエラーが発生しないように できます。 以下の構文を使用します。 PWXOVERRIDES=TCPIP_OP_TIMEOUT=network_ope ration_timeout PWXOVERRIDES=TCPIP_CON_TIMEOUT=connection _timeout PWXOVERRIDES=TCPIP_HB_INTERVAL=nnnnn 複数のオーバーライドを指定する 場合は、区切り文字としてセミコ ロン(;)を使用します。例えば、 以下のように指定します。 PWXOVERRIDES=TCPIP_OP_TIMEOUT=nnn;TCPIP_C ON_TIMEOUT=nnn REJECTFILE なし 384文字ま で CONFIRMWRITEパラメータがTに設 定されている場合にのみ使用可 能。これで、フォールトトレラン PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ 361 パラメータ デフォ ルト トークン 使用方法 スを持つ非同期が有効になりま す。 非同期書き込み操作時に使用する 拒否ファイルの場所とファイル 名。 拒否ファイルロギングを無効にす るには値PWXDISABLEを入力しま す。 詳細については、 『PowerExchangeバルクデータ移 動ガイド』を参照してください。 STOPONERRORS 0 0~ 2147483647 CONFIRMWRITEパラメータがTに設 定されている場合にのみ使用可 能。これで、フォールトトレラン スを持つ非同期が有効になりま す。 処理の終了前に書き込みフェーズ で許される、致命的でないエラー の数。 詳細については、 『PowerExchangeバルクデータ移 動ガイド』を参照してください。 UAP なし DB2 for i5/OSデータソースの場 合のみ。 PowerExchangeキャプチ ャ登録で指定する、完全修飾され たライブラリ/ジャーナル名をオー バーライドします。 以下に例を示します。 STQA/NEWJOURNAL WAITTIME 0 2~86399 86400 XTRASCHEMA 362 128文字ま で(スペー スを含める 第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用 EOF(ファイルの終わり)を返す前 に、データを待機するおおよその 最長時間(秒単位)。 次のオプシ ョンがあります。 - 0。EOFは、現在のログの終端に 達すると返されます。 ログの終 端は、(実際の終端は絶えず移 動するので)抽出処理の開始で 判別されます。 - 2~86399。 EOF(ファイルの終 わり)を返す前に、データを待 機する秒数。 - 86400。EOFは返されません。 ジ ョブはいつまでも待機します。 抽出マップで定義されたスキーマ をオーバーライドします。 パラメータ デフォ ルト トークン 使用方法 ことはでき ません)。 DB2 for z/OSのバルクパラメータ向けのPowerExchange ODBCドライバ 以下の表で、DB2 for z/OSバルクロード処理に指定できるPowerExchange ODBCドライバパ ラメータについて説明します。 フィールド タイ プ サ イ ズ 有効な値 コメント BULKLOAD 文字 1 YまたはN DB2バルクロード処理を有効ま たは無効にします。 Yを指定した場合、以下のパラ メータを構成できます。 CTLTEMPLATE 文字 8 ユーザー 定義 PowerExchange Listenerが動作 しているシステムで定義された PDSのメンバである、ターゲッ トシステム上のDB2バルクロー ド制御ファイルテンプレートの 名前。 CTLテンプレートを指定する場 合、LOADOPTIONSパラメータは 無視されます。 CTLTEMPLATEをNONEに設定する 場合、DB2バルクロード制御フ ァイルテンプレートは指定され ません。 デフォルトはDB2LDJCL.です。 このJCLは、使用前にカスタマ イズする必要があります。 DELETETEMPFIL ES Numer ic 整 数 型 1 一時ファイルを削除しません。 2 ローダーの実行前に一時ファイ ルを削除します。 3 戻りコードが0の場合、ローダ ーの実行後に一時ファイルを削 除します。 MODETIME=1の場合に有効です。 4 ローダーの実行後に一時ファイ ルを削除します。 PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ 363 フィールド タイ プ サ イ ズ 有効な値 コメント MODETIME=1の場合に有効です。 FNAME JCLTEMPLATE 文字 文字 27 8 ホスト上 のファイ ル z/OS上で作成されるファイルの 軸として使用されます。 ユーザー 定義 PowerExchange Listenerが動作 しているシステムで定義された PDSのメンバである、ターゲッ トシステム上のJCLファイルテ ンプレートの名前。 以下のファイルが作成されま す。 - FNAME.DTLnnnnn.ロードのた めのデータ。 - FNAME.DTLnnnnn.CTL. Loadコ マンド。 - FNAME.DTLnnnnn.SQL. SQL テ ンプレート - テーブルの作 成。 - FNAME.DTLnnnnn.SYSPRINT. ローダーからの出力 デフォルトはDB2LDJCL.です。 このJCLは、使用前にカスタマ イズする必要があります。 LOADOPTIONS MODETIME Numer ic 整 数 型 1、4 のい ずれか。 INSERT (1)またはREPLACE (4)。 1 = WAIT 同期を選択します。最後に結果 を報告します。 MODETYPE=1またはMODETYPE=3が 指定されている場合にのみ適用 できます。 2 = NOWAIT 非同期。ジョブが送信されると きに OK を返します。 MODETYPE=3またはMODETYPE=2が 指定されている場合にのみ適用 できます。 3 = TIMED 同期を選択します。同期を選 択。指定した秒数を待機しま す。 MODETYPE=3が指定されている場 合にのみ適用できます。 4 = DATAONLY 364 第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用 データDB2ローダーファイルの みを作成します。 フィールド タイ プ サ イ ズ 有効な値 コメント すべてのモードタイプ値に適用 できますが、通常は、 NOSUBMIT、MODETYPE=2で使用さ れます。 MODETYPE Numer ic 整 数 型 1 = TASK PowerExchange Listenerのサブ タスクとしてサブミットしま す。 2 = NOSUBMIT サブミットしません。 代わり に、DB2ローダー固有の制御フ ァイルとデータファイルを作成 し、ターゲットシステムに保存 して、ディスク上に実行ファイ ルJCLデッキを生成します。 3 = JOB ジョブとして内部リーダーに送 信されます。 PRISPACE Numer ic 整 数 型 1、システ ム定義 z/OSファイル用のプライマリス ペースの量。 SECSPACE Numer ic 整 数 型 1、システ ム定義 z/OSファイル用のセカンダリス ペースの量。 SPACE 文字 1 T = トラ ック z/OSのスペース割り当て。 C = シリ ンダ TIME Numer ic 整 数 型 0~99999 0~99999の値(以下のとおり) です。 - 0。待機なし。 - 99999。待機。 - その他の任意の値。 待機秒 数。 MODE=(JOB,TIMED)との組み合わせで のみ使用します。 Windows上でのODBCデータソースの作成 PowerExchangeデータソースウィザードを使用して、Windows上でPowerExchange ODBCドラ イバを追加します。 Windows上でのODBCデータソースの作成 365 注: PowerExchange ODBCドライバは、Microsoft Vistaではインストールできません。 1. [コントロールパネル]で、[管理ツール]をダブルクリックします。 2. 管理ツールウィンドウで、[データソース(ODBC)]をダブルクリックします。 ODBCデータソースアドミニストレータウィザードが表示されます。 3. ODBCデータソースアドミニストレータウィザードの[システムDSN]タブで、[追加] をクリックします。 [データソースの新規作成]ダイアログボックスが表示されます。 4. [新しいデータソースの作成]ダイアログボックスで、使用可能なドライバのリスト からInformatica PowerExchangeドライバを選択し、[完了]をクリックします。 このドライバが使用可能でない場合は、『 PowerExchangeインストールガイド』を参照 してください。 PowerExchangeデータソースウィザードが表示されます。 5. PowerExchangeデータソースウィザードの[PowerExchangeデータソース]タブで、 ODBCデータソースを定義する情報を入力します。 選択したデータソースタイプに応じて、使用可能なプロパティのすべてに値を入力し ます。 6. すべてのデータソースタイプについて、[一般]タブで必要に応じて追加の情報を入 力できます。 7. 次のデータソースタイプについては、以下のタブで情報を入力します。 8. データソースタイプ 情報入力時 CAPX [CAPXプロパティ]タブ CAPXRT [CAPXRTプロパティ]タブ DB2 for i5/OS [AS/400プロパティ]タブ DB2 for z/OS [DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ [OK]をクリックします。 ODBCデータソース管理者ウィザードの[システムDSN]タブの[システムデータソー ス]リストにODBCデータソースが表示されます。 9. [OK]をクリックします。 関連項目: ¨ 「[全般]タブ」 (ページ385) ¨ 「[AS400プロパティ]タブ」 ¨ 「[CAPXプロパティ]タブ」 ¨ 「[CAPXRTプロパティ]タブ」 (ページ388) (ページ390) (ページ391) ¨ 「[DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ」 ¨ 「[PowerExchangeデータソース]タブ」 366 第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用 (ページ394) (ページ382) PowerExchange ODBCドライバを使用したマルチバイト メタデータへのアクセス PowerExchange ODBCドライバを使用してマルチバイトメタデータにアクセスすることがで きます。 1. 管理ツールウィンドウで、[データソース(ODBC)]をダブルクリックします。 ODBCデータソースアドミニストレータウィザードが表示されます。 2. ODBCデータソースアドミニストレータウィザードの[システムDSN]タブで、[追加] をクリックします。 [データソースの新規作成]ダイアログボックスが表示されます。 3. [データ ソースの新規作成]ダイアログボックスで、使用可能なドライバのリストか ら[Informatica PowerExchange Unicode]ドライバを選択し、[完了]をクリック します。 このドライバが使用可能でない場合は、『 PowerExchangeインストールガイド』を参照 してください。 PowerExchangeデータソースウィザードが表示されます。 4. PowerExchangeデータソースウィザードの[PowerExchangeデータ]タブで、以下の情 報を入力します。 ¨ [名前]ボックスで、データソースの名前を入力します。 ¨ [ローカルコードページ]リストで、[メタデータドライバ用のUnicode]オプシ ョンを選択します。 5. [OK]をクリックします。 ODBCデータソース管理者ウィザードの[システムデータソース]リストにODBCデータ ソースが表示されます。 6. [OK]をクリックします。 関連項目: ¨ 「[PowerExchangeデータソース]タブ」 (ページ382) UNIX上でのODBCデータソースの作成 UNIX上でODBCが必要な場合は、該当するodbc.iniファイルを更新します。 注: odbc.iniファイルの場所を指定するには、ODBCINI環境変数をフルパスおよびファイル 名に設定します。 関連項目: ¨ 「全般的なPowerExchange ODBCドライバパラメータ」 (ページ349) ¨ 「DB2 for z/OSのバルクパラメータ向けのPowerExchange ODBCドライバ」 (ページ363) UNIX上でのODBCデータソースの作成 367 PowerExchangeデータソース仕様の例 PowerExchange ODBCドライバデータソースはODBC Data Sourcesセクションで定義され、 PowerExchange ODBCドライバパラメータは個々に名前の付いたセクションで設定されま す。 例えば、infadb2データソースパラメータは[infadb2]セクションで定義されます。 [ODBC Data Sources] infadb2=INFA PWX850 DB2 infanrdb=INFA PWX850 NRDB infasybase=INFA PWX850 SYBASE loaddb2=INFA PWX850 DB2LOAD oracleunicode=INFA PWX850 UNICODE [infadb2] DRIVER=/usr/powerexchange/bin/libdtlodbc.sl DESCRIPTION='Descriptive Text for DB2 Data Source section' DBTYPE=db2 LOCATION=db2 DBQUAL1=dsn1 [infanrdb] DRIVER=/usr/powerexchange/bin/libdtlodbc.so DESCRIPTION='Freeform text for nrdb section' DBTYPE=nrdb LOCATION=laptop [infanrdb2] DRIVER=/usr/powerexchange/bin/libdtlodbc.so DESCRIPTION='Freeform text for nrdb2 section' DBTYPE=nrdb2 LOCATION=node1 [infasybase] DRIVER=/usr/powerexchange/bin/libdtlodbc.sl DESCRIPTION='This accesses myserv Sybase on my PC' DBTYPE=sybase LOCATION=mypc DBQUAL1=myserv [loaddb2] DRIVER=/usr/lw/stprod310/libdtlodbc.so DESCRIPTION=LoadDB2 DBTYPE=DB2 LOCATION=RemoteLOC DBQUAL1=SSID BULKLOAD=Y CTLTEMPLATE=DB2LDCTL JCLTEMPLATE=DB2LDJCL DELETETEMPFILES=2 FNAME=INFA.V310.ODBC LOADOPTIONS=4 MODETIME=1 MODETYPE=3 PRISPACE=1 SECSPACE=1 SPACE=t TIME=0 (From DBMOVER.CFG) (target database SSID) (BEFORE) (REPLACE) (WAIT) (JOB) [oracleunicode] DRIVER=/dtlqa2/v850/libdtlodbcu.so DESCRIPTION= DATABASE= DBTYPE=ORACLE LOCATION=tortilla DBQUAL1=TO101UTF MAXROWS=0 COMPRESS=N 368 第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用 ENCRYPT=N CONFIRMWRITE=N PACESIZE=0 INTERPRETASROWS=N BULKLOAD=N DELETETEMPFILES=0 LOADOPTIONS=0 LOCALCODEPAGE=41 MODETYPE=0 MODETIME=0 TIME=0 注: ODBC Driver Managerがインストールされていない場合は、PowerExchangeに付属の ものを使用できます。このコードは、既存のODBC Driver Managerに影響を与えないよう に、libdtlodbcinst.soまたはlibdtlodbcinst.sl(HPのみ)として用意されています。こ のコードを使用するには、以下のいずれかを実行する必要があります。 ¨ libodbcinst.soまたはlibodbcinst.slに名前を変更します(HPのみ)。 ¨ libodbcinst.soまたはlibodbcinst.slとしてハードリンクまたはシンボリックリンク を作成します(HPのみ)。 ODBCを使用したマルチバイトメタデータへのアクセス マルチバイトメタデータにアクセスする場合は、Informatica PowerExchange Unicodeド ライバおよびローカルコードページ41を使用する必要があります。odbc.iniファイルの例 では、oracleunicodeデータソースが定義され、次のパラメータが設定されます。 DRIVER=/dtlqa2/v850/libdtlodbcu.so LOCALCODEPAGE=41 関連項目: ¨ 「PowerExchangeデータソース仕様の例」 (ページ368) SQLエスケープシーケンス SQLエスケープシーケンスを使用して、PowerExchangeのデフォルト値をオーバーライドす ることができます。 PowerCenterでのSQLエスケープシーケンスの使用 PowerCenter Workflow Managerで、特定のタスクに対してSQLエスケープシーケンスを入 力できます。 注: 複数のエスケープシーケンスを入力する場合は、それぞれを中括弧で囲みます。 以下に例を示します。 {DTLXTYPE=RS}{DTLIMTYPE=BA}{DTLTIMEOUT=60}d8robora1 詳細については、『PowerCenter用のPowerExchangeインタフェース 』に記載されていま す。 SQLエスケープシーケンス 369 PowerCenterで使用できるSQLエスケープシーケンス 次のSQLエスケープシーケンスを使用できます。 ¨ 「{DTLADAPREFETCH=Y|N}エスケープシーケンス」 ¨ 「{DTLADAPWD= }エスケープシーケンス」 ¨ 「{DTLAPP= }エスケープシーケンス」 (ページ370) (ページ371) (ページ371) ¨ 「{DTLCONNOVR= }エスケープシーケンス」 (ページ371) ¨ 「{DTLCONFWRITE=N|Y|T}エスケープシーケンス」 ¨ 「{DTLDATAPWD= }エスケープシーケンス」 (ページ371) ¨ 「{DTLDB2DEGREE= }エスケープシーケンス」 ¨ 「{DTLDSN= }エスケープシーケンス」 (ページ371) (ページ371) (ページ372) ¨ 「{DTLEVENTTB= }エスケープシーケンス」 (ページ372) ¨ 「{DTLIMTYPE=BA|AI|TU}エスケープシーケンス」 ¨ 「{DTLIMGOV=Y|N}エスケープシーケンス」 (ページ372) (ページ373) ¨ 「{DTLINSMODE=LOAD|UPDATE}エスケープシーケンス」 ¨ 「{DTLJRNL= }エスケープシーケンス」 (ページ373) (ページ373) ¨ 「{DTLLIBRARYLIST= }エスケープシーケンス」 (ページ373) ¨ 「{DTLNOUPDATECDEP=Y|N}エスケープシーケンス」 (ページ373) ¨ 「{DTLORACOLL= }エスケープシーケンス」 (ページ374) ¨ 「{DTLORACONN= }エスケープシーケンス」 (ページ374) ¨ 「{DTLORAINST= }エスケープシーケンス」 (ページ374) ¨ 「{DTLORASCHEMA= }エスケープシーケンス」 ¨ 「{DTLOVRDBF= }エスケープシーケンス」 (ページ374) (ページ374) ¨ 「{DTLREJECTFILE= }エスケープシーケンス」 ¨ 「{DTLSESSID=}エスケープシーケンス」 (ページ375) (ページ375) ¨ 「{DTLSTOPONERRORS =}エスケープシーケンス」 (ページ375) ¨ 「{DTLSTRIPORDERBY=Y|N}エスケープシーケンス」 ¨ 「{DTLTIMEOUT= }エスケープシーケンス」 ¨ 「{DTLUDBDB= }エスケープシーケンス」 (ページ375) (ページ375) (ページ375) ¨ 「{DTLUPDELSEINS=Y}エスケープシーケンス」 ¨ 「{DTLWORKERS= }エスケープシーケンス」 (ページ376) (ページ376) ¨ 「{DTLXTRASCHEMA= }エスケープシーケンス」 ¨ 「{DTLXTYPE=RS|SL}エスケープシーケンス」 (ページ376) (ページ376) {DTLADAPREFETCH=Y|N}エスケープシーケンス Adabas。 Adabasにプレフェッチを設定できます。 370 第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用 {DTLADAPWD= }エスケープシーケンス Adabas専用。 ODBCでAdabasファイルパスワードをエスケープシーケンスとして指定できま す。 {DTLAPP= }エスケープシーケンス 抽出を識別するアプリケーション名を指定し、単一接続の個々の使用を識別する機能を強 化することができます。 これは、その後、タスク制御で使用できます。 {DTLCONFWRITE=N|Y|T}エスケープシーケンス 書き込みモードをオーバーライドします。 ¨ 書き込みの確認はオフ ¨ 書き込みの確認はオン ¨ フォールトトレランスを持つ非同期書き込み {DTLCONNOVR= }エスケープシーケンス DBMOVERコンフィギュレーションファイルで指定されたデフォルトのCAPI接続をオーバーラ イドします。関連するデータソースをポイントするために、DBMOVERコンフィギュレーショ ンファイルで必要なCAPI_CONNECTION文のNAMEパラメータの値を指定します。 {DTLDATAPWD= }エスケープシーケンス xxxxは、マシン上の物理データファイルへのアクセスに必要なパスワードです。ODBCでフ ァイルパスワードをエスケープシーケンスとして指定できます。これはDTLADAPWDと同じよ うに動作します。下方互換性のためにDTLADAPWDが同義語して保持されていますが、実際に はこのキーワードを使用することをお勧めします。NRDB アクセス方式および NRDB2 アク セス方式と共に使用されます。 {DTLDB2DEGREE= }エスケープシーケンス DB2 for i5/OSおよびz/OSのみ。SET CURRENT DEGREE SQLコマンドをDB2に送信し、DB2が パーティション間パラレル処理を使用するかどうかを指定します。30文字までの任意のテ キスト文字列を指定できます。 各値の実際の影響については、関連するIBM DB2ドキュメントの「SET CURRENT DEGREE」 コマンドおよび「CHGQRYA DEGREE」コマンドの説明を参照してください。 DB2 for z/OSでのDTLDB2DEGREEの使用 =の後のテキストは、「SET CURRENT DEGREE =」に続くテキストとして使用されます。 例えば、DB2DEGREE=ANYと指定すると、「SET CURRENT DEGREE = ‘ANY’」文が実行され、 DB2がパラレル処理を使用できるように設定されます。 SQLエスケープシーケンス 371 DB2 for i5/OSでのDTLDB2DEGREEの使用 =の後のテキストは、「CHGQRYA DEGREE」文に続くテキストとして使用されます。 例えば、DB2DEGREE=SYSTEMと指定すると、「CHGQRYA DEGREE(*SYSTEM)」文が実行されま す。 旧リリースとの互換性を維持するため、パラメータが数字で始まる場合は、「CHGQRYA DEGREE(*NBRTASKS)」文に付加されます。「CHGQRYA DEGREE(*NBRTASKS 1)」文は、 「DB2DEGREE=1」文または「DB2DEGREE="*NBRTASKS 1"」文のどちらでも生成できます。 {DTLDSN= }エスケープシーケンス SQLを使用して、データマップでコード化されている物理ファイル名をオーバーライドでき ます。 これにより、ODBCを使用して、ODBCデータソースを介してさまざまなファイルから NRDBおよびNRDB2データを読み取ることができます。ODBCの場合、これは{DTLDSN= xxx}と してSQLの任意の場所でコード化されます。 TABLE="{DTLDSN=filename}NRDBSchema.NRDBMapName.NRDBTableName" TABLE="{DTLDSN=filename}DB2Schema.DB2Table" ¨ filename は、ファイルが存在するシステムで有効なファイル名です。 NRDBおよび NRDB2の場合、filenameは、PowerExchangeデータマップ NRDBSchema.NRDBMapName.NRDBTableNameで指定されたファイル名をオーバーライドし ます。 ¨ DB2バルクロードの場合、filenameは、ODBCセットアップ(ODBC.INI)で指定された値 FNameをオーバーライドします。 ¨ i5/OSの場合は、PowerExchange変更データキャプチャ登録で指定されたライブラリ名お よびテーブル名の代わりに使用される、完全修飾されたライブラリ名およびテーブル 名。 以下に例を示します。 {DTLDSN=STQA/NEWTABLE} 複数のライブラリにテーブルが存在する場合、ライブラリ名の代わりにアスタリスク (*)を使用して定義できます。すべてのライブラリのマッチングテーブルが使用され ます。 以下に例を示します。 {DTLDSN=*/NEWTABLE} {DTLEVENTTB= }エスケープシーケンス イベント処理をアクティブ化します。イベントテーブルの抽出マップ名を指定します。 {DTLIMTYPE=BA|AI|TU}エスケープシーケンス ODBC経由でPowerExchange変更データキャプチャにアクセスする場合にキャプチャ画像タイ プを指定できます。 ¨ BA。 操作前の画像(最後の変更の前)と操作後の画像(最後の変更)を配信します。 操作前の画像には、レコードの削除を強制するアクション文字が付属しています。 操 作後の画像(変更データを含む)は、Insertの形式です。 ¨ AI。更新の操作後の画像だけを配信します。 372 第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用 ¨ TU。 データの操作前の画像と操作後の画像を、発生と同時に配信します。操作前の画 像は、要求の後で、そのレコードが何も変更されていないことをアプリケーションが確 認できるようにするために付属しています。 操作後の画像は変更(または更新)レコ ードとして取り込まれます。 更新は完全イメージですが、これを取得するアプリケー ションは、BAの使用中のように、ターゲットレコードを削除して新しく挿入する代わり に、ターゲットレコードを変更することができます。 {DTLIMGOV=Y|N}エスケープシーケンス DB2イメージコピーのアクセス方式(DB2390IMG)のみ。イメージコピーデータセットを選 択した場合、PowerExchangeは、イメージコピーファイルが存在し、一貫性のあるイメージ コピーが選択されていることをチェックします。このいずれかが真ではない場合(例え ば、イメージコピーファイルが存在しないか、矛盾している場合)、要求が拒否され、メ ッセージが表示されます。 この動作は必要に応じて、パラメータ{DTLIMGOV=Y}を指定してオーバーライドすることが できます。これによって、矛盾したイメージコピーを読み込むこともできます。 {DTLINSMODE=LOAD|UPDATE}エスケープシーケンス このエスケープシーケンスの目的は、空のVSAMファイルをロードおよび更新できるように することです。 LOADは、デフォルトで、すべての動作がINSERTである必要があります。 入力ファイルに挿入と、その後の挿入されたレコードに対する更新の両方が含まれる場合 は、DTLINSMODE=UPDATEを指定します。 {DTLJRNL= }エスケープシーケンス i5/OS専用。 使用する完全修飾されたライブラリ名およびジャーナル名。PowerExchange DBMOVERコンフィギュレーションファイルで指定されたライブラリ名やジャーナル名ではあ りません。 以下に例を示します。 {DTLJRNL=STQA/NEWJOURNAL} {DTLLIBRARYLIST= }エスケープシーケンス i5/OS専用。 Select、Insert、Delete、またはUpdate文の最初のテーブル名を検出するた めに、PowerExchangeが検索するライブラリのスペース区切りリスト。 最大34個のライブラリを指定でき、それぞれ最大で10文字の長さを持つことができます。 注: ライブラリリストのオーバーライド(LIBRARYLIST)とファイルリストのオーバーラ イド(OVRDBF)がどちらも指定され、テーブルがLIBRARYLISTとOVRDBFに存在する場合、 OVRDBFが優先されます。 {DTLNOUPDATECDEP=Y|N}エスケープシーケンス Yに設定されている場合は、アプリケーションのPowerExchange CDEPファイルを更新しませ ん。 SQLエスケープシーケンス 373 {DTLORACOLL= }エスケープシーケンス Oracle CDC専用。PowerExchange Listenerが、別々のOracleインスタンスに接続できる複 数のOracleキャプチャプロセスを同時に送信できるようになります。 Oracleキャプチャで は、接続先のインスタンスを特定するために、dbmover.cfgのCAPI_CONNECTION TYPE=ORCL 文のORACOLLキーワードではなくオーバーライドが使用されます。 これによって、顧客は単一のPowerExchange Listenerを使用して、同時に10個までの Oracleインスタンスからデータをキャプチャできます。 {DTLORACONN= }エスケープシーケンス Oracle CDC専用。所定のOracleコレクションIDについて、Oracle接続情報をユーザーが上 書きできます。 つまり、ユーザーは単一セットの登録を使用して、複数のOracleインスタ ンスからデータをキャプチャできます。 これにより、dbmover.cfgにあるORACLEID文の4番目の値がオーバーライドされます。以下 に例を示します。 ORACLEID=(coll_id,oracle_sid,connect_string,cap_connect_string) Oracleインスタンスと共に使用されます。 インスタンス/接続文字列のいずれかまたは両方を指定できます。どちらかのキーワードを 指定しない場合、Oracleキャプチャは他方の値をdbmover.cfgファイルから取得します。 {DTLORAINST= }エスケープシーケンス Oracle CDC専用。所定のOracleコレクションIDについて、Oracleインスタンス情報をユー ザーが上書きできます。 つまり、ユーザーは単一セットの登録を使用して、複数のOracle インスタンスからデータをキャプチャできます。 これにより、dbmover.cfgにあるORACLEID文の2番目の値がオーバーライドされます。以下 に例を示します。 ORACLEID=(coll_id,oracle_sid,connect_string,cap_connect_string) Oracle接続文字列と共に使用されます。 インスタンス/接続文字列のいずれかまたは両方を指定できます。どちらかのキーワードを 指定しない場合、Oracleキャプチャは他方の値をdbmover.cfgファイルから取得します。 {DTLORASCHEMA= }エスケープシーケンス Oracle CDC専用。キャプチャ登録のグループのスキーマ名をオーバーライドできます。つ まり、単一セットの登録を使用して、所定のOracleインスタンスに存在する複数のスキー マからデータをキャプチャできます。 {DTLOVRDBF= }エスケープシーケンス i5/OS専用。 データベースファイルのオーバーライドを使用して、指定されたファイル名 が任意のSQL文で発生すると、新しいライブラリ/ファイル/メンバの組み合わせに置き換え られます。オーバーライドは、ファイルが修飾されているかどうかにかかわらず発生し、 DTLLIBRARYLISTを使用して修飾されたファイルがすべて含まれます。 374 第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用 次の形式を使用します。 from_file/to_library/to_file{/to_member} 説明: ¨ from_file。 オーバーライドされるファイル。 ¨ to_library。 新しく使用されるライブラリ。 ¨ to_file。 使用する新しいライブラリに存在するファイル。 ¨ to_member。 オプション。使用する新しいライブラリおよびファイルに存在するメン バ。 何も指定されない場合、*FIRSTが使用されます。後者の場合、メンバ*FIRSTと見 なされます。 注: ライブラリリストのオーバーライド(DTLLIBRARYLIST)とデータベースファイル のオーバーライドがどちらも指定され、テーブルがDTLLIBRARYLISTとDTLOVRDBFに存在 する場合は、DTLOVRDBFが優先されます。 {DTLREJECTFILE= }エスケープシーケンス 非同期書き込み拒否ファイルをオーバーライドします。拒否ファイルの詳細は、 『PowerExchangeバルクデータ移動ガイド 』に記載されています。 {DTLSESSID=}エスケープシーケンス ユーザー指定の文字列(最大8文字)。SMFまたはファイルに書き込まれた統計にタスクを リンクするために使用されます。 {DTLSTOPONERRORS =}エスケープシーケンス エラー時の停止カウンタをオーバーライドします。許容範囲は、0~2147483647です。 {DTLSTRIPORDERBY=Y|N}エスケープシーケンス Y に設定されている場合、SQL 内の次の Order By 句をすべて取り除きます。また、 PowerExchange は、SQL 内の "--" 文字をコメントインジケータとして扱い、コメントイ ンジケータとその後の SQL テキストを取り除きます。 {DTLTIMEOUT= }エスケープシーケンス EOF を返す前にキュー上でデータを待機するおおよその最長時間を(秒単位で)設定しま す。 0 は、現在のログの終端に到達したら直ちに EOF を返すことを意味します。ログの終端 は、(実際の終端は移動するターゲットなので)抽出処理の START で判別されます。 86400 は EOF を返さないことを意味します。ジョブはいつまでも待機します。 {DTLUDBDB= }エスケープシーケンス DB2 for Linux、UNIX、およびWindows専用。 このパラメータは、抽出マップから取得し たデータベース接続をオーバーライドします。 SQLエスケープシーケンス 375 {DTLUPDELSEINS=Y}エスケープシーケンス Yに設定すると、更新(または挿入)モードが有効になります。 {DTLWORKERS= }エスケープシーケンス このエスケープシーケンスは廃止されました。 {DTLXTRASCHEMA= }エスケープシーケンス このパラメータは、抽出マップで定義されたスキーマをオーバーライドします。 {DTLXTYPE=RS|SL}エスケープシーケンス ODBC経由でPowerExchange Change Data Capture(CDC)にアクセスする場合にキャプチャ 抽出タイプを指定できます。 376 第 11章: PowerExchange ODBCドライバの使用 第 12 章 PowerExchangeデータタイプ 変換マトリックス この章では、以下の項目について説明します。 ¨ PowerExchangeデータタイプ変換, 377 ページ ¨ ODBCおよびPowerExchangeデータタイプの同値, 378 ページ PowerExchangeデータタイプ変換 PowerExchangeは、以下の表に一覧で示した変換をサポートします。 表のセル内のXは、変換がサポートされることを示します。 すべてのシステムで64ビット 整数をサポートしているわけではありません。 サポートされていない場合、 PowerExchangeは、浮動小数点変換を使用したエミュレーションを提供します。 この精度 は最高でも約15桁です。64ビット整数の完全な18桁にはなりません。 以下の表に、BIN、DATE、DBL、FLT、TIME、TIMESTAMP、およびVARBINデータタイプについ て、サポートされる変換を一覧に示します。 開始 BIN 終了 BIN CHAR X X DATE DBL FLT STRING TIME TIMESTAMP X DATE X X X DBL X X FLT X X TIME X X X VARBIN VARCHAR X X X X X X X X X X X 377 開始 終了 BIN TIMESTAMP VARBIN X CHAR DATE X X DBL FLT X STRING TIME TIMESTAMP X X X VARBIN VARCHAR X X X X 以下の表に、CHAR、NUMCHAR、NUM xx、PACKED、STRING、UPACKED、UZONED、VARCHAR、およ びZONEDデータタイプについて、サポートされる変換を一覧に示します。 開始 終了 CHAR DBL NUMCHAR NUM xx PACKED STRING VARCHAR UPACKED ZONED UZONED CHAR X X X X X X X X NUMCHAR X X X X X X X X NUMxx X X X X X X X X PACKED X X X X X X X X STRING X X X X X X X X UPACKED X X X X X X X X UZONED X X X X X X X X VARCHAR X X X X X X X X ZONED X X X X X X X X ODBCおよびPowerExchangeデータタイプの同 値 以下の表に、ODBCおよびPowerExchangeデータタイプの同値を示します。 ODBC SQLデータ型 ODBC SQL Cデータ型 SQL_BINARY 378 第 12章: PowerExchangeデータタイプ変換マトリックス PowerExchangeデータ型 DTLNET_BIN ODBC SQLデータ型 ODBC SQL Cデータ型 PowerExchangeデータ型 SQL_BIT SQL_C_BIT DTLNET_BIT SQL_CHAR SQL_DATE DTLNET_CHAR SQL_C_DATE DTLNET_DATE SQL_DECIMAL SQL_DECIMAL DTLNET_MONEY SQL_C_ULONG DTLNET_NUM32U SQL_DECIMAL DTLNET_NUM64 SQL_DECIMAL DTLNET_NUM64U SQL_DECIMAL DTLNET_NUMCHAR SQL_DECIMAL DTLNET_PACKED SQL_DECIMAL DTLNET_UPACKED SQL_DECIMAL DTLNET_UZONED SQL_DECIMAL DTLNET_ZONED SQL_DOUBLE SQL_C_DOUBLE DTLNET_DOUBLE SQL_INTEGER SQL_C_USHORT DTLNET_NUM16U SQL_INTEGER SQL_C_LONGおよびSQL_C_SLONG DTLNET_NUM32 SQL_REAL SQL_C_FLOAT DTLNET_FLOAT SQL_SMALLINT SQL_C_SHORTおよび SQL_C_SSHORT DTLNET_NUM16 SQL_SMALLINT SQL_C_UTINYINT DTLNET_NUM8U SQL_TIME SQL_C_TIME DTLNET_TIME SQL_TIMESTAMP SQL_C_TIMESTAMP DTLNET_TIMESTAMP SQL_TINYINT SQL_C_TINYINTおよび SQL_C_STINYINT DTLNET_NUM8 SQL_VARBINARY SQL_C_BINARY DTLNET_VARBIN ODBCおよびPowerExchangeデータタイプの同値 379 ODBC SQLデータ型 ODBC SQL Cデータ型 PowerExchangeデータ型 SQL_VARCHAR SQL_C_CHAR DTLNET_STRING SQL_VARCHAR 380 第 12章: PowerExchangeデータタイプ変換マトリックス DTLNET_VARCHAR 付録 A PowerExchangeデータソース ウィザード この付録では、以下の項目について説明します。 ¨ PowerExchangeデータソースウィザードの概要, 381 ページ ¨ [PowerExchangeデータソース]タブ, 382 ページ ¨ [全般]タブ, 385 ページ ¨ [AS400プロパティ]タブ, 388 ページ ¨ [CAPXプロパティ]タブ, 390 ページ ¨ [CAPXRTプロパティ]タブ, 391 ページ ¨ [DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ, 394 ページ PowerExchangeデータソースウィザードの概 要 PowerExchangeデータソースウィザードを使用して、Windows上でPowerExchange ODBCドラ イバを追加します。 PowerExchangeデータソースウィザードで定義するドライバのプロパティは、データベース タイプによって異なります。 以下のトピックでは、PowerExchangeデータソースウィザー ドのタブについて説明します。 LinuxまたはUNIX上でODBCドライバを追加するには、ODBC.iniファイルにパラメータを追加 します。 詳細については、「PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ」 (ページ349)を参照してください。 381 [PowerExchangeデータソース]タブ PowerExchangeデータソースウィザードの[PowerExchangeデータソース]タブでは、プロ パティを入力してPowerExchangeデータソースを定義します。 名前 データソースの名前。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。ODBC.iniファイルのエントリ 場所 データソースの場所。 場所リストに表示される場所は、ローカルマシン上のdbmover.cfgコンフィギュレーシ ョンファイルのNODE文で定義されています。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。LOCATION タイプ データソースタイプ。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBTYPE ローカルコードページ 使用可能なコードページ。 デフォルトはDefaultです。これで、コードページに対して、PowerExchangeコンフィ ギュレーションファイル内のコードページ値またはシステムのデフォルトコードペー ジが使用されることになります。 ファイル名 ADAUNLDデータソースタイプのみ。 Adabasアンロードファイルの名前。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL1 データベース ADAUNLD、INFORMIX、MSSQL、ODBC、またはSYBASEデータソースタイプのみ。 データベースの名前。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。INFORMIXまたはSYBASEデータソースタ イプの場合、DBQUAL1。 ADAUNLD、MSSQL、またはODBCデータソースタイプの場合、DBQUAL2。 DB修飾子2 CAPXまたはCAPXRTデータソースタイプのみ。 アプリケーション名。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL2 SSIDまたはDB名 DB2、DB2UDB、またはDB2400Cデータソースタイプのみ。 382 付録 A: PowerExchangeデータソースウィザード DB2 SSIDまたはデータベース名。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL1 書き込みモード DB2、DB2UDB、DB2400C、MSSQL、NRDB、NRDB2、ODBC、またはORACLEデータソースタイ プのみ。 書き込みモード。 次のオプションがあります。 ¨ 書き込み確認オン。 書き込み確認を有効にします。 PowerExchange ODBCドライ バに送信されたデータがバッファされるのではなく、PowerExchange Listenerに 直接送信されることを確認します。 さらに、success/no successの応答が送信さ れ、エラーの回復が改善されます。 ただし、応答を送信すると、データ転送速度 が落ちる場合があります。 ¨ 書き込み確認オフ。 DB2、DB2 UDB、およびOracleデータソースの場合のみ。 書 き込み確認を無効にします。 この設定を使用する前に、Informaticaグローバルカ スタマサポートにお問い合わせください。 ¨ フォールトトレランス付き非同期。 フォールトトレランスを持つ非同期書き込み を可能にします。非同期書き込みの詳細については、『 PowerExchangeバルクデー タ移動ガイド』を参照してください。 デフォルトは、書き込み確認オンです。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。CONFIRMWRITE 拒否ファイル 書き込みモードリストで[フォールトトレランス付き非同期]オプションを選択した 場合にのみ使用できます。 非同期書き込み操作時に使用する拒否ファイルの場所とファイル名。 拒否ファイルロギングを無効にするには値PWXDISABLEを入力します。 最大長は384文字です。 詳細については、『PowerExchangeバルクデータ移動ガイド 』を参照してください。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。REJECTFILE エラー時の停止 書き込みモードリストで[フォールトトレランス付き非同期]オプションを選択した 場合にのみ使用できます。 処理の終了前に書き込みフェーズで許される、致命的でないエラーの数。 有効な値は0~2147483647です。 詳細については、『PowerExchangeバルクデータ移動ガイド 』を参照してください。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。STOPONERRORS SSID DB2390IMGデータソースタイプのみ。 DB2 SSID。 [PowerExchangeデータソース]タブ 383 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL1 アプリケーション名 EMRデータソースタイプのみ。 データ抽出に使用するアプリケーション名。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL2 待ち時間 EMR、NRDB、またはNRDB2データソースタイプのみ。 EOF(ファイルの終わり)を返す前に、データを待機するおおよその最長時間(秒単 位)。 次のオプションがあります。 ¨ 0。EOFは、現在のログの終端に達すると返されます。 ログの終端は、(実際の終 端は絶えず移動するので)抽出処理の開始で判別されます。 ¨ 2~86399。 EOF(ファイルの終わり)を返す前に、データを待機する秒数。 ¨ 86400. EOFは返されません。 ジョブはいつまでも待機します。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。WAITTIME サーバー INFORMIXまたはSYBASEデータソースタイプのみ。 データベースが配置されているサーバー。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL2 DSN MSSQLまたはODBCデータソースタイプのみ。 DSN名。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL1 SQL *Net名 ORACLEデータソースタイプのみ。 SQL *Net名。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL1 関連項目: ¨ 「Windows上でのODBCデータソースの作成」 (ページ365) ¨ 「PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ」 ¨ 「[AS400プロパティ]タブ」 ¨ 「[CAPXプロパティ]タブ」 (ページ388) (ページ390) ¨ 「[CAPXRTプロパティ]タブ」 (ページ391) ¨ 「[DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ」 ¨ 「[全般]タブ」 384 (ページ385) 付録 A: PowerExchangeデータソースウィザード (ページ394) (ページ349) [全般]タブ PowerExchangeデータソースウィザード内の[全般]タブで、PowerExchangeデータソース 定義に以下のオプションのプロパティを入力します。 統合マスク 統合マスク。 以下の値のカンマ区切りのリストを入力します。 ¨ BINASCHAR。 ODBC SQLColAttributes()呼び出しによって、BINまたはVARBINカラ ムがCHARまたはVARCHARカラムに変更され、長さが2倍になるようにします。 BINASCHARオプションを有効にするには、キーワードBINASCHARまたはILMBRIDGEを 指定します。 ¨ CLOSEDSTMREUSE。 文が読み取りまたは選択モードで開かれて、タイプSQL_CLOSEの ODBC SQLFreeStmt()呼び出しの後で保持されるようにします。 StmtKeepAliveの サブセット。 CLOSEDSTMREUSEオプションを有効にするには、キーワードCLOSEDSTMREUSEまたは ILMBRIDGEを指定します。 ¨ CPOOL。 接続プールを初期化します。 ¨ DFN。 DFNを指定すると、PowerExchangeデータソースタイプが次のように返されま す。 PWX:dbtype DFNを指定しなかった場合は、以下の文字列が返されます。 PWX Informaticaでは、デフォルト値の使用をお勧めします。 ¨ ILMBRIDGE。 このキーワードを指定して、オプションBINASCHAR、 CLOSEDSTMREUSE、NOFKEYS、NOUNDERSCORE、SQLLEN4BYTES、およびV3COLNAMESを有 効にします。 Informatica Data Archive製品がJDBC-ODBCブリッジ接続を介して PowerExchange ODBCドライバにアクセスする場合は、このキーワードを含めます。 ¨ NOFKEYS。 SQLForeignKeys() ODBC呼び出しがPowerExchange Listenerを呼び出さ ずに空の結果セットを返すようにします。 NOFKEYSオプションを有効にするには、キーワードNOFKEYSまたはILMBRIDGEを指定 します。 ¨ NOUNDERSCORE。 DTLDescribe処理でアンダースコア文字が%記号に置き換えられな いようにします。 このオプションを有効にすると、PowerExchangeが単一のNRDB2 テーブルを処理できるようになります。 NOUNDERSCOREオプションを有効にするには、キーワードNOUNDERSCOREまたは ILMBRIDGEを指定します。 ¨ OWB。 各種SQL検証および文の再利用プロパティを定義します。 Used by Oracle Warehouse Builderで使用されます。 ¨ SQLLEN4BYTES。JDBC-ODBCブリッジがSQLGetDataを4バイトの整数バッファで呼び 出し、ターゲットデータの長さを返すことを指定します。 SQLLEN4BYTESオプションを有効にするには、SQLLEN4BYTESまたはILMBRIDGEキーワ ードを指定します。 [全般]タブ 385 ¨ V30。 ODBC SQLColumns()呼び出しがV3のカラム名を返すようにします。 IBM DB2 Information Integrator(II)で使用されます。 ¨ V3COLNAMES。 SQLTables()、SQLColumns()、SQLPrimaryKeys()など、すべてのメ タデータ結果セットで、ODBC V3の名前が返されるようにします。 V30フラグのス ーパーセット。 V3COLNAMESオプションを有効にするには、キーワードV3COLNAMESまたはILMBRIDGE を指定します。 ¨ VERBOSE。 互換性のオプションに関して、追加メッセージが生成されるようにしま す。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。COMPATIBILITY 最大行数 取得できる最大行数。 有効な値は0~2147483647です。 デフォルトは0で、無限の行数を示します。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。MAXROWS ペーシングサイズ 行数またはキロバイト数。 対話的なアプリケーションなどのアプリケーションが PowerExchange Listenerからのデータフローに追いつけないときに、このプロパティ を設定します。 最大のパフォーマンスを実現するには、このプロパティを0に設定します。 デフォルトは、API rows_requestedパラメータの値です。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。PACESIZE As KB ペーシングサイズをキロバイトで指定するには、このオプションを選択します。 デフォルトは、As KBです。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。INTERPRETASROWS As Rows ペーシングサイズを行数で指定するには、このオプションを選択します。 デフォルトは、As KBです。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。INTERPRETASROWS 圧縮 データを圧縮するには、このオプションを選択します。 このオプションはデフォルトではクリアされます。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。COMPRESS 暗号化 データを暗号化するには、このオプションを選択します。 386 付録 A: PowerExchangeデータソースウィザード このオプションはデフォルトではクリアされます。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。ENCRYPT(以下のとおりです)。 ¨ このオプションが選択されている場合、ENCRYPT=N。 ¨ このオプションがクリアされている場合、ENCRYPT=Y。 オプション 暗号化オプション(以下のいずれかです)。 ¨ DES。 データは、DES (Digital Encryption Standard)アルゴリズムを使用して暗 号化されます。 ¨ RC2。 データは、RSAセキュリティアルゴリズムを使用して暗号化されます。 暗号化オプションを選択する場合は、レベルリストで暗号化レベルを選択する必要が あります。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。ENCRYPT(以下のとおりです)。 ¨ DESオプションを選択した場合、ENCRYPT=DES。 ¨ RC2オプションを選択した場合、ENCRYPT=RC2。 レベル DESまたはRC2暗号化オプションを選択する場合は、必須です。 暗号化レベル。 次のオプションがあります。 ¨ 1. データは、以下を使用して暗号化されています。 - DESの場合、次のとおりです。56ビットキーの暗号化 - RC2の場合、次のとおりです。56ビットキーの暗号化 ¨ 2. データは、以下を使用して暗号化されています。 - DESの場合、次のとおりです。Triple DES 164ビットキーの暗号化 - RC2の場合、次のとおりです。64ビットキーの暗号化 ¨ 3. データは、以下を使用して暗号化されています。 - DESの場合、次のとおりです。Triple DES 164ビットキーの暗号化 - RC2の場合、次のとおりです。128ビットキーの暗号化 DESまたはRC2暗号化オプションを選択する場合、デフォルトは1です。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。ENCRYPTLEVEL MQ取得オプション MQSeriesキューから実行する読み取り操作のタイプ。 次のオプションがあります。 ¨ BROWSE。 キューのデータのコピーを読み取ります。 ¨ READ。 データを読み取り、キューからそのデータを削除します。 デフォルトは、READです。 [全般]タブ 387 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。MQGETOPT アプリケーション 抽出を識別するアプリケーション名。 アプリケーション名を指定すると、単一接続の 個々の使用を識別する機能が強化されます。 これは、その後、タスク制御で使用でき ます。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DTLAPP PWXオーバーライド オプション。バルクデータ移動またはCDCセッションのPowerExchange ODBC接続に適 用される以下のいずれかまたは両方のタイムアウトオーバーライド。 TCPIP_OP_TIMEOUT=network_operation_timeout TCPIP_CON_TIMEOUT=connection_timeout 両方のオーバーライドを指定する場合は、区切り文字としてカンマ(,)を使用しま す。例えば、以下のように指定します。 TCPIP_OP_TIMEOUT=nnn,TCPIP_CON_TIMEOUT=nnn TCPIP_OP_TIMEOUTは、ネットワーク操作のタイムアウトを秒単位で指定します。 ク ライアント側アプリケーションのスレッドでネットワーク操作がこのタイムアウト間 隔を超えたことが検出されると、PowerExchangeは接続を終了し、タイムアウトエラー メッセージを発行します。 TCP_CON_TIMEOUTは、接続試行のタイムアウトを秒単位で指定します。 PowerExchangeがこの時間間隔内にODBC接続を確立できない場合、PowerExchangeはエ ラーメッセージを発行します。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。PWXOVERRIDES 関連項目: ¨ 「PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ」 ¨ 「[AS400プロパティ]タブ」 ¨ 「[CAPXプロパティ]タブ」 ¨ 「[CAPXRTプロパティ]タブ」 (ページ349) (ページ388) (ページ390) (ページ391) ¨ 「[DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ」 ¨ 「[PowerExchangeデータソース]タブ」 (ページ394) (ページ382) [AS400プロパティ]タブ PowerExchangeデータソースウィザードの[AS/400プロパティ]タブで、プロパティを入力 してPowerExchange DB2 for i5/OSデータソースを定義します。 分離レベル トランザクションのコミット範囲。 388 付録 A: PowerExchangeデータソースウィザード 次のオプションがあります。 ¨ ALL ¨ CHG ¨ CS ¨ NONE ¨ RR このオプションは一般にCSに設定されます。 デフォルトは、NONEです。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。ISOLATION ライブラリリスト(非修飾テーブル) 選択、挿入、削除、または更新の文で1番目のテーブル名を修飾するために(テーブル 名が修飾されていない場合)、PowerExchangeが検索するライブラリのリスト(スペー ス区切り)。 指定できるライブラリ数は最大34ライブラリです。 各ライブラリ名の 最大長は10文字です。 注: ライブラリリスト(非修飾テーブル)ボックスおよびテーブル/ファイルオーバー ライドボックスの両方でライブラリリストを指定して、両方のリストでテーブルが見 つかった場合は、テーブル/ファイルオーバーライドリストで見つかったテーブルが優 先されます。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。LIBRARYLIST テーブル/ファイルオーバーライド ファイルのスペース区切りリストは、以下の形式でオーバーライドします。 filename/newlibrary/newfilename/newmembername また、以下の形式も使用できます。 filename/newlibrary/newfilename/ この形式で、メンバは*FIRSTにデフォルト設定されます。 指定できるファイル数は最大8ファイルです。 各ファイル仕様の最大文字長は、以下 のように、43文字です。 ¨ filename値に10文字 ¨ newlibrary値に10文字 ¨ newfilename値に10文字 ¨ newmember値に10文字(指定する場合) ¨ スラッシュ(/)区切り文字に3文字 このオーバーライドを使用して、指定されたファイル名がSQL文で発生すると、ファイ ルの修飾の有無に関係なく、 newlibrary/newfilename/newmembernameの組み合わせに 置き換えられます。 これで、ライブラリリスト(非修飾テーブル)オーバーライドで 指定されたファイルはいずれも組み込まれます。 注: ライブラリリスト(非修飾テーブル)ボックスおよびテーブル/ファイルオーバー ライドボックスの両方でライブラリリストを指定して、両方のリストでテーブルが見 [AS400プロパティ]タブ 389 つかった場合は、テーブル/ファイルオーバーライドリストで見つかったテーブルが優 先されます。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。OVRDBF 関連項目: ¨ 「PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ」 ¨ 「[CAPXプロパティ]タブ」 (ページ390) ¨ 「[CAPXRTプロパティ]タブ」 (ページ391) ¨ 「[DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ」 ¨ 「[全般]タブ」 (ページ349) (ページ394) (ページ385) ¨ 「[PowerExchangeデータソース]タブ」 (ページ382) [CAPXプロパティ]タブ PowerExchangeデータソースウィザードの[CAPXプロパティ]タブで、プロパティを入力し てPowerExchange CAPXデータソースを定義します。 抽出の種類 抽出の種類。 次のオプションがあります。 ¨ SL。 z/OSのリスタートトークンまたはi5/OSのチェックポイントタイムスタンプの いずれかによって、直前の抽出が終了したポイントから抽出を開始します。 ¨ RS。 前回の抽出の開始ポイントから抽出を再開します。 このオプションを使用す ると、同じ抽出を複数回実行できます。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。CAPXTYPE 画像タイプ キャプチャ画像タイプ。 次のオプションがあります。 ¨ BA。操作前の画像データ、最新の変更の前、および操作後の画像データ、最新の変 更の後をキャプチャします。 操作前の画像データは、レコードの削除を強制する アクション文字が付属しています。 操作後の画像データ(変更データを含む) は、挿入操作の形式です。 ¨ AI。操作後の画像のみをキャプチャします。 ¨ TU。操作前/操作後の画像をキャプチャします(発生時)。 操作前の画像データを 使用すると、アプリケーションは、要求以降にレコード内で何も変更されていない ことを確認できます。 操作後の画像データは、更新操作として表示されます。 更 新は完全画像ですが、これを取得するアプリケーションは、BAで発生する場合と同 様に、ターゲットレコードを削除して新しく挿入する代わりに、ターゲットレコー ドを変更することができます。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。CAPXIMAGETYPE 390 付録 A: PowerExchangeデータソースウィザード AS400ライブラリ/ファイル名 PowerExchangeキャプチャ登録で指定する、完全修飾されたDB2 for i5/OSライブラリ/ テーブル名をオーバーライドします。 以下に例を示します。 STQA/NEWTABLE 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL1 AS400インスタンス PowerExchangeキャプチャ登録で指定する、DB2 for i5/OSインスタンス名をオーバー ライドします。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL2 CAPI接続 DBMOVERコンフィギュレーションファイルのCAPI_CONNECTION文で指定されたデフォル トのデータベース接続をオーバーライドします。 関連するデータソースを指すには、DBMOVERコンフィギュレーションファイルにある CAPI_CONNECTION文のNAMEパラメータの値を指定します。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DTLCONN_OVR 抽出スキーマ 抽出マップで指定されたスキーマ名をオーバーライドします。 最大長は128文字です。空白は使用できません。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。XTRASCHEMA 関連項目: ¨ 「PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ」 ¨ 「[AS400プロパティ]タブ」 ¨ 「[CAPXRTプロパティ]タブ」 (ページ388) (ページ391) ¨ 「[DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ」 ¨ 「[全般]タブ」 (ページ349) (ページ394) (ページ385) ¨ 「[PowerExchangeデータソース]タブ」 (ページ382) [CAPXRTプロパティ]タブ PowerExchangeデータソースウィザードの[CAPXRTプロパティ]タブで、プロパティを入力 してPowerExchange CAPXRTデータソースを定義します。 [CAPXRTプロパティ]タブ 391 抽出の種類 抽出の種類。 次のオプションがあります。 ¨ SL。 直前の抽出以降のすべてのデータを抽出します。 ¨ RS。 前回の抽出または指定された抽出を再開します。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。CAPXTYPE 画像タイプ 画像タイプ。 次のオプションがあります。 ¨ BA。操作前の画像データ、最新の変更の前、および操作後の画像データ、最新の変 更の後をキャプチャします。 操作前の画像データは、レコードの削除を強制する アクション文字が付属しています。 操作後の画像データ(変更データを含む) は、挿入操作の形式です。 ¨ AI。操作後の画像のみをキャプチャします。 ¨ TU。操作前/操作後の画像をキャプチャします(発生時)。 操作前の画像データを 使用すると、アプリケーションは、要求以降にレコード内で何も変更されていない ことを確認できます。 操作後の画像データは、更新操作として表示されます。 更 新は完全画像ですが、これを取得するアプリケーションは、BAで発生する場合と同 様に、ターゲットレコードを削除して新しく挿入する代わりに、ターゲットレコー ドを変更することができます。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。CAPXIMAGETYPE AS400ライブラリ/ファイル名 PowerExchangeキャプチャ登録で指定する、完全修飾されたDB2 for i5/OSライブラリ/ テーブル名をオーバーライドします。 以下に例を示します。 STQA/NEWTABLE 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DBQUAL1 AS400ライブラリ/ジャーナル PowerExchangeキャプチャ登録で指定する、完全修飾されたライブラリ/ジャーナル名 をオーバーライドします。 以下に例を示します。 STQA/NEWJOURNAL 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。UAP Oracleインスタンス dbmover.cfgコンフィギュレーションファイル内のORACLEID文の第2位置パラメータで Oracleインスタンス値をオーバーライドします。 以下に例を示します。 ORACLEID=(coll_id,oracle_sid,connect_string,cap_connect_string) 複数のOracleインスタンスからデータをキャプチャするときに単一セットのキャプチ ャ登録の使用を有効にするために、Oracle Connection String値との組み合わせで使 用します。 392 付録 A: PowerExchangeデータソースウィザード Oracle Instance値を指定するが、Oracle Connection String値は指定しない場合、 Oracleキャプチャは、dbmover.cfgファイルのORACLEID文で指定されたOracle接続文 字列値を使用します。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。ORAINST Oracle接続文字列 dbmover.cfgコンフィギュレーションファイル内のORACLEID文の第3位置パラメータで Oracle接続文字列値をオーバーライドします。 以下に例を示します。 ORACLEID=(coll_id,oracle_sid,connect_string,cap_connect_string) 複数のOracleインスタンスからデータをキャプチャするときに単一セットのキャプチ ャ登録の使用を有効にするために、Oracle Instance値との組み合わせで使用します。 Oracle Connection String値を指定するが、Oracle Instance値は指定しない場合、 Oracleキャプチャは、dbmover.cfgファイルのORACLEID文で指定されたOracle接続文 字列値を使用します。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。ORACONN Oracleスキーマ Oracleインスタンスに存在する可能性のある複数のスキーマからデータをキャプチャ するときに単一セットのキャプチャ登録の使用を有効にするために、PowerExchange登 録グループ内のOracleスキーマ値をオーバーライドします。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。ORASCHEMA IDMS LOGSID IDMS同期の場合のみ。 dbmover.cfgコンフィギュレーションファイル内のLOGSID文で 指定されたインスタンス値と、PowerExchangeキャプチャ登録で指定されたインスタン ス値をオーバーライドします。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。LOGSID DB2 UDBデータベース DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsの場合のみ。 EMRの場合のみに必要です。 PowerExchange抽出マップで指定されたデータベース接続値をオーバーライドします。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DATABASE CAPI接続 DBMOVERコンフィギュレーションファイルのCAPI_CONNECTION文で指定されたデフォル トの データベース接続をオーバーライドします。 関連するデータソースを指すには、DBMOVERコンフィギュレーションファイルにある CAPI_CONNECTION文のNAMEパラメータで指定されている値を使用します。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DTLCONN_OVR 抽出スキーマ PowerExchange抽出マップで指定されたスキーマ名をオーバーライドします。 最大長は128文字です。空白は使用できません。 [CAPXRTプロパティ]タブ 393 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。XTRASCHEMA 関連項目: ¨ 「PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ」 ¨ 「[AS400プロパティ]タブ」 ¨ 「[CAPXプロパティ]タブ」 (ページ388) (ページ390) ¨ 「[DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ」 ¨ 「[全般]タブ」 (ページ349) (ページ394) (ページ385) ¨ 「[PowerExchangeデータソース]タブ」 (ページ382) [DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ DB2データソースの場合のみ。 PowerExchangeデータソースウィザードの[DB2/S390バル クロードプロパティ]タブで、プロパティを入力してPowerExchange for DB2バルクロード 処理を定義します。 バルクロード このページでの入力を有効にするには、このオプションを選択します。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。BULKLOAD ロードオプション ロードオプション。 次のオプションがあります。 ¨ INSERT。 挿入。 ¨ REPLACE。置換。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。LOADOPTIONS(以下のとおりです)。 ¨ INSERTはLOADOPTIONS=1と等価です。 ¨ REPLACEはLOADOPTIONS=4と等価です。 一時ファイルの削除 一時ファイルを削除するかどうかを指定します。 次のオプションがあります。 ¨ NO。一時ファイルは削除されません。 ¨ BEFORE。 一時ファイルは、ローダーの実行前に削除されます。 ¨ AFTER SUCCESS ONLY。 モードの種類JOBの場合のみ。 戻りコードが0の場合、一 時ファイルはローダーの実行後に削除されます。 ¨ AFTER。 モードの種類JOBの場合のみ。 一時ファイルは、ローダーの実行後に削除 されます。 394 付録 A: PowerExchangeデータソースウィザード 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。DELETETEMPFILES(以下のとおりで す)。 ¨ NOはDELETETEMPFILES=1と等価です。 ¨ BEFOREはDELETETEMPFILES=2と等価です。 ¨ AFTER SUCCESS ONLYはDELETETEMPFILES=3と等価です。 ¨ AFTERはDELETETEMPFILES=4と等価です。 JCLテンプレート PowerExchange Listenerが動作しているシステムで定義されたPDSのメンバである、 ターゲットシステム上のJCLファイルテンプレートの名前。 デフォルトはDB2LDJCLです。このJCLは、使用前にカスタマイズする必要があります。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。JCLTEMPLATE CTLテンプレート PowerExchange Listenerが動作しているシステムで定義されたPDSのメンバである、 ターゲットシステム上のDB2バルクロード制御ファイルテンプレートの名前。 CTLテンプレートを指定する場合、Load Optionsオプションは無視されます。 デフォルトはDB2LDJCLです。このJCLは、使用前にカスタマイズする必要があります。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。CTLTEMPLATE モードの種類 モードの種類。 次のオプションがあります。 ¨ JOB。 内部リーダーへのジョブとしてサブミットします。 ¨ NOSUBMIT。 サブミットせず。 代わりに、DB2ローダー固有の制御ファイルとデー タファイルを作成し、ターゲットシステムに保存して、ディスク上に実行ファイル JCLデッキを生成します。 ¨ TASK。 PowerExchange Listenerのサブタスクとしてサブミットします。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。MODETYPE(以下のとおりです)。 ¨ TASKはMODETYPE=1と等価です。 ¨ NOSUBMITはMODETYPE=2と等価です。 ¨ JOBはMODETYPE=3と等価です。 モードの時間 モードの時間。 次のオプションがあります。 ¨ WAIT。同期を選択します。 モードの種類JOBまたはTASKの場合のみ。 ジョブまた はタスクが終了すると、結果をレポートします。 ¨ NOWAIT。非同期。 モードの種類JOBまたはNOSUBMITの場合のみ。 ジョブが送信さ れるときにOKを返します。 ¨ TIMED。 同期を選択します。モードの種類JOBの場合のみ。 指定した秒数を待機し ます。 [DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ 395 ¨ DATAONLY。 すべてのモードの種類に使用するが、一般にはNOSUBMITモードの種類 で使用します。 データDB2ローダーファイルを作成します。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。MODETIME(以下のとおりです)。 ¨ WAITはMODETIME=1と等価です。 ¨ NOWAITはMODETIME=2と等価です。 ¨ TIMEDはMODETIME=3と等価です。 ¨ DATAONLYはMODETIME=4と等価です。 時間 モードの種類JOBおよびモードの時間TIMEDの場合のみ有効です。 0~99999の値(以下のとおり)です。 ¨ 0. 待機なし。 ¨ 99999. 待機。 ¨ その他の任意の値。 待機秒数。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。TIME スペース z/OSのスペース割り当て。 次のオプションがあります。 ¨ TRACK。 トラック。 ¨ CYLINDERS。 シリンダ。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。SPACE プライマリスペース z/OSファイル用のプライマリスペースの量。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。PRISPACE セカンダリスペース z/OSファイル用のセカンダリスペースの量。 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。SECSPACE FName ホストシステム上のファイル名。 z/OS上で作成されるファイルの軸として使用されま す。 以下のファイルが作成されます。 ¨ FNAME.DTLnnnnn ロードのためのデータ。 ¨ FNAME.DTLnnnnn.CTL Loadコマンド。 ¨ FNAME.DTLnnnnn.SQL SQL テンプレート - テーブルの作成。 396 付録 A: PowerExchangeデータソースウィザード ¨ FNAME.DTLnnnnn.SYSPRINT ローダーからの出力 対応するODBCパラメータは、次のとおりです。FNAME 関連項目: ¨ 「PowerExchange ODBCドライバのデータソースパラメータ」 ¨ 「[AS400プロパティ]タブ」 ¨ 「[CAPXプロパティ]タブ」 (ページ388) (ページ390) ¨ 「[CAPXRTプロパティ]タブ」 ¨ 「[全般]タブ」 (ページ349) (ページ391) (ページ385) ¨ 「[PowerExchangeデータソース]タブ」 (ページ382) [DB2/S390バルクロードプロパティ]タブ 397 付録 B PowerExchange用語集 A access method: アクセス方式 テーブル、データセット、変更ストリーム、圧縮ファイル、フラットファイルなどのデー タソースから、バルクデータまたは変更データを抽出するためにPowerExchangeで使用され るソース固有のプログラムインタフェース。 active logs: アクティブログ キャプチャされた変更データをPowerExchangeロッガーが格納するためのディスクデータセ ット。archive logs: アーカイブログ (ページ399)も参照してください。 after image: 操作後の画像 挿入または更新操作が行われた後のソースレコードまたは行の表現。PowerExchangeは、特 定の状況下で変更データストリームの一部として後のイメージを保存することができま す。before image: 操作前の画像 (ページ400)も参照してください。 Agent: エージェント PowerExchangeエージェント (ページ414)を参照してください。 APF authorized program facility (APF): 許可プログラム機能(APF) (ページ399)を参照 してください。 application group: アプリケーショングループ PowerExchange Navigatorの場合、特定の場所でキャプチャされたデータに対して実行す る抽出処理の、一連のアプリケーション名。アプリケーショングループは、登録グループ を定義するときに生成されます。アプリケーショングループは、PowerExchange Navigator で表示するためにCDEPファイルのデータのフィルタ処理に使用されます。 application name: アプリケーション名 PowerCenterを使用して変更データを抽出する場合に、抽出処理に割り当てる一意の名前。 PowerExchange Navigatorでは、変更データの抽出元となる場所のアプリケーショングル ープの下にアプリケーション名が表示されます。 application service: アプリケーションサービス Informaticaドメインにある1つ以上のノードで実行するサービス。 Informatica Administrator内またはinfacmdコマンドプログラムを使用して、アプリケーションサービ スを作成および管理します。 各アプリケーションサービスは、環境の要件に基づいて設定 します。 Application Transparent - Transport Layer Security (AT-TLS) file: Application Transparent - Transport Layer Security(AT-TLS)ファイル Secure Sockets Layer(SSL)セキュリティの使用が許可されたz/OSジョブを指定するた めに定義できるポリシーファイル。 archive logs: アーカイブログ PowerExchangeで、アクティブログが満杯になった場合にオフロードされる変更データを保 持するために、ディスクまたはテープにPowerExchangeロッガーが生成するバックアップデ ータセット。データがオフロードされると、アクティブログへのデータのロギングを再開 できます。 asynchronous capture: 非同期キャプチャ トランザクションが発生したときにソースデータベースから変更を直接読み込むのではな く、データベースログファイルから読み込む、変更データキャプチャの種類。この方法 は、すべてのリレーショナルデータベースソースおよびログベースのキャプチャで使用さ れます。synchronous capture: 同期キャプチャ (ページ420)も参照してください。 asynchronous write: 非同期書き込み クライアントがデータブロックをPowerExchange Listenerに送信し、応答を待たずに別の データブロックを送信する、データベースへのデータの書き込みモード。関連項目: synchronous write: 同期書き込み (ページ421) authorized program facility (APF): 許可プログラム機能(APF) 制約された機能をプログラムで使用することを許可するためにPowerExchangeで使用でき る、z/OS環境におけるIBM機能。 B batch extraction mode: バッチ抽出モード PowerExchange Condenseの圧縮ファイルまたはPowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、 Windows用)のログファイルから変更データを、バッチモードで抽出する方法。 抽出ジョ ブが開始されたときに閉じている圧縮ファイルのみが処理されます。 抽出ジョブは、これ らの圧縮ファイルまたはログファイルからの変更の読み取りを完了すると、終了します。 関連項目: continuous extraction mode: 継続抽出モード (ページ403)およびrealtime extraction mode: リアルタイム抽出モード (ページ418) 用語集 399 Batch Message Processing (BMP): バッチメッセージ処理(BMP) オンラインデータベースとメッセージキューに対してアクセス権がありJCLで開始される、 IMSバッチ処理プログラム。PowerExchangeのIMS同期ECCRは、BMPセッションから変更デー タをキャプチャできます。 before image: 操作前の画像 削除または更新操作が処理される前のソースレコードまたは行の表現。PowerExchangeは、 特定の状況下で変更データストリームの一部として前のイメージを保存することができま す。after image: 操作後の画像 (ページ398)も参照してください。 BMP Batch Message Processing (BMP): バッチメッセージ処理(BMP) (ページ400)を参照し てください。 bulk data extraction: バルクデータ抽出 ターゲットをマテリアライズするか特定の時点でターゲットデータとソースデータを同期 させるために行う、ソースデータのバルク移動。 C CAPI: CAPI consumer API (CAPI): コンシューマAPI(consumer API:CAPI) (ページ403)を参照し てください。 CAPI connection: CAPI接続 DBMOVERコンフィギュレーションファイルで定義され、特定ソースの変更ストリームからキ ャプチャ済み変更データを抽出するためにPowerExchangeで使用される、コンシューマAPI 接続。 CAPTPARM configuration member: CAPTPARMコンフィギュレーションメンバ i5/OSおよびz/OSでPowerExchange Condenseのコンフィギュレーションパラメータを定義 するメンバ。 i5/OSでは、このメンバは datalibライブラリのCFGファイルと、condlibラ イブラリのCFGCONDファイルの中にあります。 z/OSでは、このメンバはRUNLIBライブラリ にあります。 Linux、UNIX、およびWindowsでのPWXCCLコンフィギュレーションファイル に対応します。 関連項目: PowerExchange Condense (ページ415) capture catalog table: キャプチャカタログテーブル 変更データキャプチャ用に登録された、DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsテーブルに 関する情報を格納するために作成する、カラム定義および有効なログ位置を含むテーブ ル。キャプチャカタログテーブルは、登録されたテーブルと同じデータベースに存在して いる必要があります。DTLUCUDBユーティリティのSNAPSHOTコマンドを発行して、キャプチ ャカタログテーブルを初期化します。 400 用語集 capture directory tables: キャプチャディレクトリテーブル 変更データキャプチャ用に登録されたDB2 for z/OSテーブルに関する情報を追跡するため にDB2 ECCRで使用するテーブルのセット。これらのテーブルはPowerExchangeのインストー ル時に作成され、変更データキャプチャ用に登録されたテーブルと同じDB2サブシステムに 存在する必要があります。 capture registration: キャプチャ登録 PowerExchangeで変更キャプチャの対象となるソースデータの名前付き定義。 PowerExchange Navigatorで、登録グループの下でキャプチャ登録を定義します。登録によ り、単一のテーブルまたはデータセットがアドレス指定され、変更キャプチャの対象とな るカラムまたはフィールド、使用する要約オプション、および登録ステータスが指定され ます。 関連項目: registration group: 登録グループ (ページ418) CAPX バッチ抽出モードで、PowerExchange Condenseの圧縮ファイルまたはPowerExchangeロッ ガー(Linux、UNIX、Windows用)のログファイルの中の変更データにアクセスするため に、PowerExchangeが使用するアクセス方式。 また、Linux、UNIX、またはWindowsシステ ム上のリレーショナルデータベースソースに関するdbmover.cfgファイルで定義される CAPI_CONNECTION文のタイプの1つでもあります。 この文は、圧縮ファイルまたは PowerExchangeロッガーログファイルから継続抽出モードで変更データを抽出するためのパ ラメータを指定します。 CAPXRT 変更ストリームから変更データにアクセスするためにPowerExchange Listenerが使用する アクセス方式。 CCT ユーザーがPowerExchange Navigatorで定義したキャプチャ登録に関する情報を PowerExchangeで格納するファイル。 CDC change data capture (CDC): 変更データキャプチャ(change data capture: CDC) (ペ ージ402)およびPowerExchange Change Data Capture (CDC): PowerExchange Change Data Capture(CDC) (ページ415)を参照してください。 CDCT: CDCT i5/OSまたはz/OSでPowerExchange Condenseが生成する各圧縮ファイルに関する情報が保 存されるファイル。または、PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)が生成 する各ログファイルに関する情報が保存されるファイル。 この情報には、ファイル名、開 始時刻と終了時刻、要約タイプ、およびレコード数が含まれます。 CDEP: CDEP アプリケーション名および実行された抽出処理に関する情報(入力やタイミングなど)を PowerExchangeで格納する制御ファイル。 application name: アプリケーション名 (ペー ジ398)も参照してください。 用語集 401 Change Collector: Change Collector 変更が生じるとキャプチャしてChange Controllerに渡す、DatacomおよびIDMSソース用の PowerExchangeコンポーネント。Change Controllerは、変更がPowerExchangeロッガーに 送信されるまで格納されるデータスペースに変更を渡します。Datacomソースの場合にの み、より効率的な直接ログ書き込み方法を使用して変更をキャプチャすることができま す。この場合、Change Controllerは、変更をPowerExchangeロッガーに直接渡します。 Datacom Change CollectorはDatacom MUFアドレススペースで実行され、IDMS Change ControllerはIDMS CVアドレススペースで実行されます。 Change Controller: Change Controller (ページ402)およびLog Feeder: Log Feeder (ページ411)を参照してくだ さい。 Change Controller: Change Controller Change Controllerのキャプチャ登録を管理する、DatacomおよびIDMSソース用の PowerExchangeコンポーネント。変更キャプチャの直接ログ書き込み方法を使用 しないIDMS ソースおよびDatacomソースの場合でも、Change Controllerはキャプチャされた変更を暫 定データスペースに格納します。Log Feederは、このデータスペースから変更を取得しま す。 Change Controllerは、Change Controllerのアドレススペースとは別個のアドレス スペースで実行されます。 Change Collector: Change Collector (ページ402)およびLog Feeder: Log Feeder (ページ411)を参照してください。 change data capture (CDC): 変更データキャプチャ(change data capture: CDC) PowerExchangeの場合、ソースデータベース、テーブル、およびリレーショナルターゲット または非リレーショナルターゲットに送信するデータセットに加えられた変更のキャプチ ャ処理。data extraction: データ抽出 (ページ404)およびPowerExchange Change Data Capture (CDC): PowerExchange Change Data Capture(CDC) (ページ415)を参照してく ださい。 change stream: 変更ストリーム PowerExchangeが以下の種類のソースの1つから読み取った変更データ。 ¨ PowerExchangeロッガー(z/OS用)のログファイル ¨ PowerExchange Condenseの圧縮ファイル(i5/OSまたはz/OSシステムの場合) ¨ RDBMSログファイル(i5/OS、Linux、UNIX、Windowsシステムの場合) ¨ PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)のログファイル checkpoint files: チェックポイントファイル PowerExchange Condense(i5/OSまたはz/OSの場合)またはPowerExchangeロッガー (Linux、UNIX、またはWindowsの場合)のチェックポイント情報を保存するために PowerExchangeが生成するファイル。 この情報は、PowerExchange Condenseまたは PowerExchangeロッガーの処理を中断されたポイントから正しく再開するために、ウォーム スタートの最中に使用されます。 402 用語集 CmdPrefix PowerExchangeエージェントコマンドを指定するときに使用するz/OSコマンドプレフィク ス。 このプレフィクスは、PowerExchangeエージェントのAGENTCTL構成パラメータで定義 されます。 commit record: コミットレコード UOWが終了し、UOW内の変更がコミットされたことを示す、変更ストリーム内のレコード。 コミットレコードを生成しないデータソースの場合は、PowerExchangeが変更データをキャ プチャしたときにコミットデータを生成します。 UOWの終わりの同義語です。 複 複雑なテーブル 2つ以上のレコードに基づくデータマップにあるテーブル。 C Condense: 圧縮 PowerExchange Condense (ページ415)を参照してください。 condense files: 圧縮ファイル i5/OSまたはz/OSで、PowerExchange Condenseプロセスがキャプチャした変更データを保 存するファイル。 関連項目: PowerExchange Condense (ページ415) consumer API (CAPI): コンシューマAPI(consumer API:CAPI) 特定のソースタイプのキャプチャ済み変更データをPowerExchangeで抽出する場合に使用さ れるAPI。 continuous extraction mode: 継続抽出モード PowerExchange Condenseの圧縮ファイルまたはPowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、 Windows用)のログファイルに変更データが書き込まれるにつれて、そのデータを抽出する 方法。 抽出は、停止するまで引き続き実行されます。 batch extraction mode: バッチ抽 出モード (ページ399)およびreal-time extraction mode: リアルタイム抽出モード (ページ418)を参照してください。 cross-system coupling facility (XCF): クロスシステムカップリング機能 (cross-system coupling facility:XCF) シスプレックス内で動作する許可プログラム間における提携をサポートする機能を備えた z/OSコンポーネント。 PowerExchangeでは、ログ作成後の統合環境で単一または複数のz/ OSシステム上にあるPowerExchange変更データキャプチャコンポーネント間で制御情報を交 換するためにXCFが使用されます。 用語集 403 D data extraction: データ抽出 データをターゲットの場所に移動できるようにするため、変更ストリームからキャプチャ 済み変更データを抽出する処理。 change data capture (CDC): 変更データキャプチャ (change data capture: CDC) (ページ402)およびPowerExchange Change Data Capture (CDC): PowerExchange Change Data Capture(CDC) (ページ415)を参照してください。 data map: データマップ PowerExchangeでリレーショナルデータベースのSQL言語を使用してデータにアクセスでき るようにするための、非リレーショナルレコードからリレーショナルテーブルへのマッピ ング。および、複数のフィールドを含むカラムのデータを別個のフィールドに分割できる ようにするための、DB2フィールドのマッピング。 data replication: データレプリケーション replication: レプリケーション (ページ419)を参照してください。 data source: データソース PowerExchangeで変更データキャプチャまたはバルクデータ移動の元となり得るデータベー ス単位またはファイル。ソースとしては、リレーショナルデータベーステーブル、非リレ ーショナルデータベース要素、フラットファイルなどがあります。 data target: データターゲット PowerExchangeでキャプチャされたデータの書き込み先となり得るデータベース単位または ファイル。PowerExchangeは、PowerCenterと共に動作して、キャプチャデータをターゲッ トにロードします。また、PowerExchangeには、非リレーショナルターゲットにデータを書 き込む方法も備えられています。ターゲットとしては、リレーショナルデータベーステー ブル、非リレーショナルデータベース要素、フラットファイルなどがあります。 datatype conversion: データタイプ変換 格納されたデータを1つのリレーショナルまたはプログラムデータ型から別のリレーショナ ルまたはプログラムデータ型に変換する処理。 DBMOVER configuration file: DBMOVERコンフィギュレーションファイル PowerExchangeの各種機能を実行するためにPowerExchange Listenerが使用する主要なコ ンフィギュレーションファイル。 このファイルには、PowerExchangeが処理のためにリモ ートシステムから要求を受信するために必要な文が含まれます。 また、ソースまたはター ゲットデータベースに接続するために必要な文も含まれています。 Direct Log Write: 直接ログ書き込み Datacomソースの変更をキャプチャする場合の推奨される方法。この方法では、Datacom Change Collectorは、変更が生じた時点でとキャプチャしてPowerExchangeロッガーに直 接渡します。Change Controllerで使用されるキャプチャ登録は、Change Controllerで管 理されます。この直接ログ書き込み方法は、Change Controllerが変更を暫定データスペー スに格納しLog FeederがデータスペースからPowerExchangeロッガーに変更を渡すという 404 用語集 従来の代替方法に比べて効率的です。 Change Collector: Change Collector (ページ 402)、Log Feeder: Log Feeder (ページ411)、およびChange Controller: Change Controller (ページ402)を参照してください。 DTLCCADW utility: DTLCCADWユーティリティ 変更データを処理するためPowerExchange PCAT制御ファイルを管理するAdabas ECCRが透 過的に実行されるPowerExchangeユーティリティ。ユーティリティを手動で実行し、必要に 応じてデフォルト処理をオーバーライドすることができます。Adabas PCATユーティリティ とも呼ばれます。 DTLCUIML utility: DTLCUIMLユーティリティ IMSログベースECCRで使用するためIMSログ内のマーカを定義するために使用できる PowerExchangeユーティリティ。ECCRでマーカが検出されると、影響を受ける登録タグのリ スタートトークンを指定するメッセージがPowerExchangeロッガーから発行されます。これ らのトークンをDTLUAPPLユーティリティへの入力として使用して、抽出処理の開始ポイン トを定義できます。DTLCUIMLユーティリティは、IMSバッチメッセージ処理(BMP)ジョブ として実行されます。IMSログマーカユーティリティとも呼ばれます。 DTLINFO utility: DTLINFOユーティリティ PowerExchangeまたは特定のPowerExchangeモジュールのバージョン、リリース、ビルドレ ベルを表示するPowerExchangeユーティリティ。リリース情報ユーティリティとも呼ばれま す。 DTLMSG file: DTLMSGファイル さまざまなタスクおよびプロセスに関するメッセージが収められ、そこからPowerExchange がメッセージを読み取るファイル。 DTLREXE utility: DTLREXEユーティリティ リモートz/OSイメージまたはz/OS以外のシステムからz/OSジョブをサブミットしたり、 PowerExchange Listenerの接続をテストするために使用できるPowerExchangeユーティリ ティ。 リモート実行ユーティリティとも呼ばれます。 DTLUAPPL utility: DTLUAPPLユーティリティ すべてのPowerExchange変更データキャプチャソースの抽出リスタートトークンを設定また はリセットするPowerExchangeユーティリティ。このユーティリティを使用すると、CDEPフ ァイル内のアプリケーション名エントリの追加または編集、リスタートトークンの生成、 リスタートトークンおよびアプリケーション名エントリの印刷を行うことができます。 リ スタートトークンユーティリティとも呼ばれます。 DTLUCBRG utility: DTLUCBRGユーティリティ 既存の一連のテーブルまたはデータマップに対してキャプチャ登録および抽出マップをバ ッチモードで作成するために使用できるPowerExchangeユーティリティ。このユーティリテ ィには、汎用的な設定に基づいて特定の場所にあるPowerExchange Listenerでこれらの項 目を作成する方法が備えられています。バッチ登録ユーティリティとも呼ばれます。 用語集 405 DTLUCDEP utility: DTLUCDEPユーティリティ CDEPファイルの内容を編集または印刷するために使用できるPowerExchangeユーティリテ ィ。このファイルには、実行済みの抽出処理に関して入力やタイミングなどの情報が含ま れます。別の抽出処理が実行されると、このファイルが読み込まれて開始ポイントが設定 されます。このユーティリティを使用して、古いデータをファイルから削除しファイルが 大きくなりすぎることを防ぐことができます。CDEPユーティリティとも呼ばれます。 DTLUCSR2 utility: DTLUCSR2ユーティリティ データベース再編成によってIDMS SR3レコードが対応するSR2レコードから分離されたなど のイベントが発生した後で、IDMS SR3レコードの場所を識別するPowerExchangeユーティリ ティ。変更データキャプチャ用にSR2およびSR3レコードを正しくスキャンするため、IDMS ECCRではSR2レコードの場所が必要です。 DTLUCUDB utility: DTLUCUDBユーティリティ DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsソースのPowerExchangeキャプチャカタログテーブ ルを初期化するため、インストールの直後およびキャプチャ登録の作成前に実行する PowerExchangeユーティリティ。このユーティリティを実行して、データキャプチャの問題 をトラブルシューティングするために診断情報を生成することもできます。DB2 CDCユーテ ィリティとも呼ばれます。 DTLULCAT and DTLULOGC utilities: DTLULCATおよびDTLULOGCユーティリティ IDMSログベースの変更データキャプチャに使用されるIDMSログカタログを更新するための PowerExchangeユーティリティ。DTLULCATは、DTLULOGCへの入力を準備します。DTLULOGC は、処理するログに関する更新情報をログカタログに追加します。 DTLURDMO utility: DTLURDMOユーティリティ データマップ、キャプチャ登録、および抽出マップを別の場所にコピーするために使用で きるPowerExchangeユーティリティ。このユーティリティには、スキーマ名やテーブル名な どの、登録およびデータマップの属性をコピー処理中に変更する方法も備えられていま す。データマップユーティリティとも呼ばれます。 DTLUTSK utility: DTLUTSKユーティリティ アクティブなPowerExchangeテーブル、場所、割り当て済みのデータセットをすべて一覧表 示するために使用できるPowerExchangeユーティリティ。必要に応じてタスクを停止するこ ともできます。タスク制御ユーティリティとも呼ばれます。 E ECCR Environmental Change Capture Routine (ECCR): 環境変更キャプチャルーチン (Environmental Change Capture Routine: ECCR) (ページ408)を参照してください。 406 用語集 EDMC: EDMC CICS/VSAM処理を制御するCICSトランザクション。このトランザクションは、ECCRの初期 化、処理の終了、処理に関与するファイルの表示、ECCRのヘルプパネルの表示に使用され ます。 EDMLUCTR utility: EDMLUCTRユーティリティ PowerExchangeロッガーのログおよびログ内のキャプチャ済み変更データに関する情報を表 示するために使用できるPowerExchangeユーティリティ。この情報には、登録タグ別のデー タソースに関するサマリ情報、変更レコードおよびUOWレコードの詳細、未終了のUOWのリ ストが含まれます。スキャンおよび印刷ユーティリティとも呼ばれます。 EDMMSG data set: EDMMSGデータセット PowerExchangeエージェント、ECCR、PowerExchangeロッガー、ログ読み取りAPI(Log Read API:LRAPI)、およびログ書き込みAPI(Log Write API:LWAPI)からのメッセージ が収められる、z/OS上のSYSOUTデータセット。 EDMNAME: EDMNAME CDC処理のために関係のある変更レコードを識別する目的で、PowerExchangeが生成して登 録済みz/OSソースセグメント、テーブル、データベース、またはデータセットに割り当て る名前。 z/OSデータソースの場合、「EDMNAME」という用語と「登録タグ」という用語は 同じものであり、同じ意味で使用されます。 EDMNAMEは、EDMMSG SYSOUTデータセット内の ECCR出力に表示されます。 代わりに、PowerExchange Navigatorで、キャプチャ登録内の 同等のタグ名を見るという方法もあります。 EDMSDIR options module: EDMSDIRオプションモジュール z/OSシステムにおけるPowerExchange変更データキャプチャコンポーネントのコンフィギュ レーションオプションが含まれるPowerExchangeモジュール。 EDMUPARM options module: EDMUPARMオプションモジュール z/OSシステムで、PowerExchangeロッガーのパラメータを含むPowerExchangeモジュール。 EDMXLUTL utility: EDMXLUTLユーティリティ z/OSシステムで、PowerExchangeロッガーのログ内にイベントマーカーを作成する PowerExchangeユーティリティ。 イベントマーカーユーティリティとも呼ばれます。 emergency restart data set (ERDS): 緊急リスタートデータセット(ERDS) 抽出をリスタートするためにPowerExchangeロッガーが使用する、z/OSシステム上のブート ストラップデータセット。 データセットには、アクティブログデータセットとアーカイブ ログデータセットのインベントリ、およびPowerExchangeロッガー用のその他の制御情報が 含まれます。 encryption mode: 暗号化モード データの移動時にPowerExchangeで使用されるデータ暗号化の種類。暗号化モードは、 DBMOVERコンフィグレーションファイルで設定します。暗号化モードには、PowerExchange 用語集 407 アルゴリズム、デジタル暗号化規格(DES)、Triple DES、RSA SecurityのRC2がありま す。ネットワーク内のPowerExchangeシステム間でSecure Sockets Layer(SSL)プロトコ ルを使用してセキュア通信を行う場合は、SSLを設定してデータの暗号化および復号化を行 うこともできます。 end-UOW: UOWの終わり commit record: コミットレコード (ページ403)の項目に説明があります。 Environmental Change Capture Routine (ECCR): 環境変更キャプチャルーチ ン(Environmental Change Capture Routine: ECCR) ソースデータベース、テーブル、またはデータセットから変更をキャプチャし、それをロ グファイルに書き込むPowerExchangeコンポーネント。ログファイルには、将来の抽出処理 のための変更が格納されます。PowerExchange変更キャプチャには、サポートされているソ ースごとに別個のECCRが用意されています。 ERDS: ERDS emergency restart data set (ERDS): 緊急リスタートデータセット(ERDS) (ページ407) を参照してください。 error action file: エラーアクションファイル PowerExchangeで、エラー処理におけるフォールトトレランス動作のカスタム指定が含まれ るファイル。カスタマイズしたエラーアクションファイルの場所を、ターゲットデータシ ステム上のPowerExchange DBMOVERコンフィギュレーションファイルで指定する必要があり ます。 event marker: イベントマーカー PowerExchangeロッガーで、変更ストリームの特定のポイントを表すレコード。イベントマ ーカは、抽出の再起動ポイントを指定するために使用できます。 extended recovery facility (XRF): 拡張リカバリ機能(extended recovery facility:XRF) z/OS、VTAM、ホストプロセッサ、または高可用性アプリケーションと指定端末との間のセ ッション時の高可用性アプリケーションで、障害または停止による影響を最小限に抑える ためのIMS機能。この機能には、障害が発生したサブシステムからセッションを引き継ぐこ とができる代替のIMSサブシステムが備えられています。 extraction: 抽出 data extraction: データ抽出 (ページ404)を参照してください。 extraction group: 抽出グループ PowerExchange Navigatorで、特定のアクセス方式を使用して特定のデータソースインス タンスおよびノードの場所からキャプチャされたデータを抽出するための一連の抽出マッ プ。 抽出グループは、登録グループを定義するときに生成されます。抽出グループは、 PowerExchange Navigatorで表示するためにDTLCAMAPファイル(z/OSシステムの場合)ま 408 用語集 たはCAMAPSファイル(z/OS以外のシステムの場合)のデータのフィルタ処理に使用されま す。 extraction map: 抽出マップ ソーステーブルまたはデータセットの変更データ抽出の定義。抽出マップは、定義するキ ャプチャ登録ごとにPowerExchangeで生成されます。生成された抽出マップを編集して、カ ラムを追加または削除することができます。また、キャプチャ登録用に他の抽出マップを 作成することもできます。PowerExchange Navigatorでは、データの抽出元であるデータ ベースインスタンスおよびノード位置の抽出グループの下に抽出マップが表示されます。 extraction mode: 抽出モード 変更ストリームから変更データを抽出する方法の1つ。 関連項目: batch extraction mode: バッチ抽出モード (ページ399)、continuous extraction mode: 継続抽出モード (ページ403)、real-time extraction mode: リアルタイム抽出モード (ページ418) F Flexible Target Key Custom Transformation: Flexible Target Keyカスタ ムトランスフォーメーション PowerExchange変更データキャプチャのソース用にPowerCenterで定義できるトランスフォ ーメーションの種類。このトランスフォーメーションは、UPDATE SQLコマンドの対象とな るキーカラムがソーステーブルに含まれ、そのソースカラムにマップされたキーカラムが ターゲットに存在する場合に便利です。このトランスフォーメーションでは、更新文を使 用する代わりに、削除および挿入文のペアが生成されてターゲットが更新されます。 full condense: 完全要約 i5/OSまたはz/OSで、PowerExchange Condenseが使用できる要約のタイプ。 この要約タイ プでは、古い変更より新しい変更が優先されるという形で、変更データがキー付きの圧縮 ファイルに蓄積されます。 例えば、insert1、update1、およびupdate2がこの順番でソー スフィールドに書き込まれた場合、各変更は圧縮ファイルに渡されますが、抽出処理に使 用できるのはupdate2だけです。 この要約タイプを使用するには、PowerExchange Navigatorでキャプチャ登録を定義するときに、[抽出]オプションで[完全]を選択する 必要があります。 この要約タイプでは、トランザクションの一貫性は保持されません。 関連項目: partial condense: 部分圧縮 (ページ414) G group definition file: グループ定義ファイル PowerExchange Condense group definition file: PowerExchange Condenseグループ定義 ファイル (ページ415)またはPowerExchange Logger group definition file: PowerExchangeロッガーグループ定義ファイル (ページ416)の項目に説明があります。 group source: グループソース PowerCenterワークフローでPWXPC接続を使用する場合、PowerExchangeが物理ソースから1 回の操作ですべてのデータを読み込む方法。変更データの場合は、マッピングで定義され 用語集 409 たすべてのテーブルに対して、データが変更ストリームから読み込まれます。複数レコー ドのVSAM、IMSアンロード、およびシーケンシャルデータセットの場合は、データセットが 1回読み込まれてすべてのレコードタイプが取得されます。 グ グループターゲット PowerCenterワークフローでPWXPC接続を使用する場合、PowerExchangeが1回の操作で物理 ターゲットにすべてのデータを書き込む方法。PowerExchangeは、全レコードタイプのデー タセットを一度に書き込みます。 H HOSTENT utility: HOSTENTユーティリティ システムのTCP/IPホスト名とアドレスを表示して、PowerExchangeの通信およびライセンス に関する問題を診断するために使用できるPowerExchangeユーティリティ。TCP/IPアドレス レポータユーティリティとも呼ばれます。 I ICU: ICU International Components for Unicode(ICU): International Components for Unicode(ICU) (ページ410)を参照してください。 in-doubt UOWs: インダウトUOW ソースデータベースにまだコミットされていない作業単位。 International Components for Unicode(ICU): International Components for Unicode(ICU) PowerExchangeで提供されるUnicodeサポート、ソフトウェアの国際化対応(I18N)、およ びグローバル化対応(G11N)のコードページサポートを行うためのC/C++およびJavaライブ ラリの移植可能セット。 K key range partitioning: キー範囲パーティション化 PowerExchangeのバルクデータ移動セッションでリーダーパーティションポイントに使用で きる、PowerCenterのパイプラインパーティション化のタイプ。 PowerCenter Integration Serviceは、パーティションキーとして定義されたポートまたはポートのセッ トに基づいて、データ行を振り分けます。 各ポートについて、値の範囲を定義します。 PowerCenter Integration Serviceは、キーと範囲を使用して適切なパーティションに行 を送ります。 410 用語集 L listener: リスナ PowerExchange Listener (ページ415)を参照してください。 local mode: ローカルモード プロセスとPowerExchangeが同じシステムで動作している場合、抽出処理などのプロセスが PowerExchangeと通信するために使用する方法。この方法では、IPは使用されません。 location: 場所 PowerExchangeで、リモートシステム上のPowerExchange Listenerを識別するDBMOVERコン フィギュレーションファイル内のユーザー指定のノード文。 ノード文には、リモートソー スまたはターゲットシステムのポート番号およびIPアドレスまたはホスト名が含まれま す。 Log Feeder: Log Feeder Change Controllerが変更を格納しそれをPowerExchangeロッガーのログファイルに渡すデ ータスペースから、キャプチャされた変更を読み込むDatacomおよびIDMSソースの PowerExchangeコンポーネント。Log Feederは、他の変更データキャプチャコンポーネン トのアドレススペースとは別個のアドレススペースで実行されます。直接ログ書き込み方 法を使用してDatacomソースの変更をキャプチャする場合、変更データのキャプチャにLog Feederは使用されません。 Change Collector: Change Collector (ページ402)および Change Controller: Change Controller (ページ402)を参照してください。 Log Read API (LRAPI): ログ読み取りAPI(Log Read API:LRAPI) ログファイルからキャプチャ済み変更データを読み込むPowerExchangeロッガーに接続する PowerExchange API。 Log Write API (LWAPI): ログ書き込みAPI(Log Write API:LWAPI) ECCRによってキャプチャされた変更データをログファイルに書き込むPowerExchangeロッガ ーに接続するPowerExchange API。 log-based capture: ログベースのキャプチャ ログファイルから変更データを読み込む非同期の方法。 Logger: ロッガー PowerExchange Logger for Linux, UNIX, and Windows: PowerExchangeロッガー(Linux、 UNIX、Windows用) (ページ415)またはPowerExchange Logger for MVS: PowerExchange ロッガー(MVS用) (ページ416)の項目に説明があります。 logger token: ロッガートークン restart tokens: リスタートトークン (ページ419)を参照してください。 用語集 411 low-watermark: ローウォーターマーク Oracle Streams処理の場合は、データベース変更に関するすべてのLCRメッセージがOracle 適用プロセスによってどこまで適用されたかを示すシステム変更番号(SCN)。 Oracle XStream処理の場合は、クライアントアプリケーションがXStreamアウトバウンドサーバー に接続するときにLCRメッセージを要求できる最も古いSCN。 このSCNは、XStreamアウトバ ウンドサーバーがデータを処理または再処理するためにそこまで戻れる、ログ内の最も古 い位置を示します。 LRAPI: LRAPI Log Read API (LRAPI): ログ読み取りAPI(Log Read API:LRAPI) (ページ411)を参照 してください。 LWAPI: LWAPI Log Write API (LWAPI): ログ書き込みAPI(Log Write API:LWAPI) (ページ411)を参照 してください。 M makeconv utility: makeconvユーティリティ ソースコードページ定義をUnified Change Management(UCM)ファイルからバイナリCNV ファイルに変換する、International Component for Unicode(ICU)で提供されるオープ ンソースプログラム。 materialization: 実体化 ターゲットへのバルクデータの初期ロード。データがロードされると、ターゲットがマテ リアライズされます。その時点で、変更データのみを伝搬して更新できます。 message destination override: メッセージ取得先の優先 ユーザーがPowerExchangeメッセージを抑止するか、メッセージを特定の場所に誘導する方 法。 MUFplex: MUFplex Datacomソースの場合、データを共有できるマルチユーザー機能(MUF)システムの集ま り。 N Navigator: ナビゲータ PowerExchange Navigator (ページ416)を参照してください。 near real time: 近似リアルタイム 変更が行われた時点でにPowerExchangeが変更データを提供するモード。 412 用語集 netport job: Netportジョブ PowerExchangeで、特殊な状況に対応するためポートに関連付けることができるJCLストリ ーム。 例えば、Netportジョブを使用してIMS DLIBATCHなどのPowerExchange以外のモジ ュールを介してソースにアクセスすることによって、テープマウントの過度な待機時間の 緩和、GDG処理の実行、またはユーザーIDをフルチェックするIDMSアクセスの提供を行うこ とができます。 DBMOVERコンフィギュレーションファイルでパラメータを設定して、 Netportジョブをポートにリンクします。 node: ノード PowerExchangeで、接続可能なリモートPowerExchange Listener。 nonrelational source: 非リレーショナルソース PowerExchangeで、変更をキャプチャしたりバルクデータを移動したりできる、 PowerExchange内のリレーショナルデータベース以外のデータベースの単位。非リレーショ ナルソースには、IMSセグメント、IDMSレコード、Adabasファイル、VSAMデータセット、お よびフラットファイルがあります。 relational source: リレーショナルソース (ページ 419)も参照してください。 nonrelational target: 非リレーショナルターゲット PowerExchangeで、キャプチャされた変更またはバルクデータを書き込むことができる、リ レーショナルデータベース以外のデータベース内の単位。非リレーショナルターゲットに は、IMSセグメント、IDMSレコード、Adabasファイル、VSAMデータセット、およびフラット ファイルがあります。relational target: リレーショナルターゲット (ページ419)も 参照してください。 normalization: 正規化 論理リレーショナルデータベースを設計するときにデータの関係を最も単純な形にするこ とによってデータモデルを再構成するプロセス。正規化は、データの冗長および不整合を 避けるのに役立ちます。 O ODBC Open Database Connectivity(ODBC) (ページ413)を参照してください。 Open Database Connectivity(ODBC) 使用するデータストレージ形式およびプログラムインタフェースが異なる、リレーショナ ルおよび非リレーショナルのデータベース管理システム(DBMS)で、データにアクセスす るためにデータベースアプリケーションで使用できる標準API。キャプチャデータを PowerCenterで読み込み各種ターゲットに書き込むことができるようにするため、 PowerExchangeには、PowerCenterに接続するシンODBCドライバが備えられています。ただ し、PowerExchangeとPowerCenterを統合するには、ODBCドライバの代わりに PowerExchangeクライアントをPowerCenter(PWXPC)に使用することをお勧めします。 PowerExchange Client for PowerCenter (PWXPC) (ページ415)も参照してください。 用語集 413 open UOW: UOWの開始 PowerExchangeが変更ストリームからUOWの先頭を読み取っているが、コミットレコード (UOWの終わり)をまだ読み込んでいないUOW。 P partial condense: 部分圧縮 PowerExchange CondenseおよびPowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)で使 用できる要約タイプの1つ。 この要約タイプでは、UOW内で登録済みソースに対して正常に 完了した変更が、UOWの終わりの時刻に基づいて、PowerExchange Condenseの圧縮ファイ ルまたはPowerExchangeロッガーのログファイルに発生順に書き込まれます。 PowerExchangeは、対象となるカラムについて、最新の変更だけでなくすべての変更を書き 込みます。 部分要約を使用するには、PowerExchange Navigatorでキャプチャ登録を定義 するときに、[抽出]オプションで[部分]を選択する必要があります。 この要約タイプ では、トランザクションの一貫性が保持されます。 関連項目: full condense: 完全要約 (ページ409) pass-through partitioning: パススルーパーティション化 PowerExchangeのバルクデータ移動セッションで使用できる、PowerCenterのパイプライン パーティション化のタイプ。 PowerCenter Integration Serviceは、1つのパーティショ ンポイントからのすべての行を、パーティション間でデータを再配分することなく、次の パーティションポイントに渡します。 ある1つのパーティション内の行はすべて、パーテ ィションポイントを通過した後も同じパーティション内に留まります。 personal metadata: パーソナルメタデータ 目的のバルクデータソースおよび変更データソースに関するメタデータにアクセスするた めに、PowerExchange Navigatorで定義するパラメータ。この情報を使用して、それらの ソースからデータを表示することもできます。これらのパラメータは、再利用するために パーソナルプロファイルに保存されます。 Post-Log Merge: ログ作成後の結合 複数のPowerExchangeロッガーによってロギングされたデータの抽出ジョブを使用する PowerExchange構成。ロギングされたデータは、抽出処理用に発生順に結合されます。この 構成は、複数のz/OSイメージおよび複数のPowerExchangeロッガーを使用するサイトに適応 します。 PowerExchangeエージェント グローバルキューの取得および管理、アドレススペースの作成、キャプチャ登録の管理な どのサービスを他のPowerExchangeコンポーネントに提供するPowerExchangeコンポーネン ト。 414 用語集 PowerExchange Call Level Interface (SCLI): PowerExchange Call Level Interface(SCLI) データの読み込みおよび書き込みにPowerExchangeで使用するインタフェース。データの読 み込みにはSQL SELECT文が使用されます。データの書き込みにはSQL INSERT文が使用され ます。 PowerExchange Change Data Capture (CDC): PowerExchange Change Data Capture(CDC) ソースデータベース内のデータに加えられた変更をキャプチャするPowerExchange機能。 PowerExchange client: PowerExchangeクライアント リモートコンピュータからPowerExchangeを使用できるようにするPowerExchangeソフトウ ェア。クライアントは、異なるコンピュータ上のPowerExchange Listenerと通信します。 PowerExchange Client for PowerCenter (PWXPC) PowerExchangeで制御されるデータにPowerCenterからアクセスし、各種ターゲットに書き 込みできるようにするために、PowerCenterとPowerExchangeを完全に統合する PowerCenterコンポーネント。この目的のためにPowerExchangeで提供される代替のODBCド ライバに比べ、PWXPCにはいくつかの利点があります。 PowerExchange Condense i5/OSまたはz/OS上のデータソース用の、オプションのPowerExchangeプロセス。 PowerExchange Condenseは、キャプチャされた変更データを要約し、そのデータを圧縮フ ァイルに格納します。 圧縮ファイルは、正常に完了したUOWのみを、終了時間に基づく時 系列順に格納します。 抽出セッションが実行されている場合、データは、変更ストリーム からではなく、圧縮ファイルから抽出されます。 PowerExchange Condense group definition file: PowerExchange Condense グループ定義ファイル PowerExchange Condenseが登録済みテーブル用の変更データを別々の圧縮ファイルに書き 込むために使用する、キャプチャ登録のグループが定義されたオプションのファイル。 グ ループ内の各テーブルに対してそれぞれ独立した圧縮ファイルを使用することにより、デ ータの抽出処理の効率が向上します。 グループ定義ファイル名は、dtlca.cfgファイルの GROUPDEFSパラメータで定義する必要があります。 PowerExchange Listener システム全体にわたるアクティビティの調整、要求の開始、サードパーティのアプリケー ションからの要求の処理を行うPowerExchange機能。 システム全体にわたってデータを移 動する場合は、PowerExchange Listenerが起動されている必要があります。 PowerExchange Logger for Linux, UNIX, and Windows: PowerExchangeロッ ガー(Linux、UNIX、Windows用) Linux、UNIX、およびWindows上のデータソースを対象とする、オプションの PowerExchangeプロセス。 PowerExchangeロッガーは、変更データをキャプチャして 用語集 415 PowerExchangeロッガーログファイルに保存します。 ログファイルには、正常にコミット されたUOWだけが、終了時間に基づく時系列順に格納されます。 抽出セッションが実行さ れるときに、データベースログからではなく、PowerExchangeロッガーログファイルから変 更データが抽出されます。 PowerExchange Logger for MVS: PowerExchangeロッガー(MVS用) z/OS上のデータソースについて変更データのキャプチャを実行するために必要な、 PowerExchangeコンポーネント。 PowerExchangeロッガーは、キャプチャされた変更データ をECCRから受け取り、そのデータの永続的なコピーを作成して、それをインベントリに保 存します。 抽出セッションの実行時、PowerExchangeロッガーは、ターゲットデータベー スへのレプリケーションのために、オンデマンドでデータを供給します。 PowerExchange Logger group definition file: PowerExchangeロッガーグ ループ定義ファイル PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)が登録済みテーブル用の変更データ を別々のログファイルに書き込むために使用する、キャプチャ登録のグループが定義され たオプションのファイル。 グループ内の各テーブルに対してそれぞれ独立したログファイ ルを使用することにより、データの抽出処理の効率が向上します。 ファイル名は、 pwxccl.cfgファイルのGROUPDEFSパラメータで定義する必要があります。 PowerExchange Navigator 変更データとバルクデータ移動を定義および管理するPowerExchange Windowsクライアン ト。データソースのキャプチャ登録を作成するには、PowerExchange Navigatorを使用す る必要があります。また、PowerExchange Navigatorを使用して、抽出マップ、データマッ プ、パーソナルメタデータプロファイルを作成および編集することもできます。 PWXCCL configuration file: PWXCCLコンフィギュレーションファイル PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)を設定するためのパラメータを定義 するファイル。 i5/OSおよびz/OSでのCAPTPARMメンバに対応します。 PWXPC PowerExchange Client for PowerCenter (PWXPC) (ページ415)を参照してください。 PWXUCDCT utility: PWXUCDCTユーティリティ PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)が使用するCDCTファイルおよび他の ファイルを管理するための、PowerExchangeユーティリティ。 このユーティリティは、 Linux、UNIX、およびWindowsシステムで動作します。 ユーティリティを使用して、以下の タスクを実行します。 ¨ CDCTファイルが損傷したり削除されている場合に、CDCTファイルを再生成する。 ¨ CDCTファイルをバックアップ、復元、および保守する。 ¨ 期限切れのCDCTレコードと、もはやCDCTファイルによって参照されていない PowerExchangeロッガーログファイルを削除する。 ¨ PowerExchangeロッガーのpwxccl.cfgコンフィギュレーションファイル、CDCTファイ ル、チェックポイントファイル、およびログファイルに関するレポートを出力する。 416 用語集 PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用)ユーティリティとも呼ばれます。 PWXUCREGユーティリティ 一時停止期間中はPowerExchange ECCRがこれらの登録を使用してデータベースの変更をキ ャプチャしないようにするため、1つ以上のキャプチャ登録を一時的に一時停止するのに使 用できる、PowerExchangeユーティリティです。また、このユーティリティは登録を再びア クティブにし、変更データキャプチャが再開されるようにします。 このユーティリティは、z/OSシステム上でのみ動作し、登録を以下のECCRタイプに対して のみ処理します。 ¨ Adabas ECCR ¨ DatacomテーブルベースECCR ¨ IDMSログベースECCR ¨ IMSログベースECCR ユーティリティを使用して、以下のタスクを実行します。 ¨ キャプチャ登録を一時停止し、一時停止ウィンドウ中は登録されたソースのアクティビ ティの変更のキャプチャを一時的に停止します。 ¨ 一時停止されたキャプチャ登録を一時停止の後で再びアクティブにし、変更データのキ ャプチャを再開します。 ¨ キャプチャ登録のステータス設定を表示し、ステータスの変更を確認します。 ¨ PowerExchange Navigatorから初めてアクティブにされた登録の変更キャプチャを開始 する場合は、現在のシステム時刻よりも古いタイムスタンプを持つ変更ストリームの変 更レコードをすべてスキップします。 また、キャプチャ登録一時停止ユーティリティとも呼ばれます。 PWXUDMXユーティリティ データマップファイルに対して最後に行われた更新のタイムスタンプを保持するECSAメモ リの割り当て、表示、および削除や、ファイルの使用カウントの変更を行う、 PowerExchangeのユーティリティ。 この処理は、DBMOVERコンフィギュレーションファイルにDMXCACHE_MULTIPLEJOBS=Yを定義 することによって複数のジョブモードのデータマップキャッシュを設定する場合に関連し ます。 PWXUDMXユーティリティを使用して、以下のタスクを実行できます。 ¨ システムによって動的に割り当てられるECSAメモリ(4096バイト)よりも少なく割り当 てる。 ¨ ECSAメモリを削除する。 ¨ ファイル名およびタイムスタンプと共に、ECSAメモリのコンテンツを読みやすい形式で 表示する。 ¨ ECSAメモリのコンテンツを16進形式で表示する。 ¨ ファイルの使用カウントを減らす(PowerExchange ListenerまたはNetportジョブが正 常にシャットダウンしない場合)。 ¨ ファイルの使用カウントを増やす。 用語集 417 PowerExchange ECSAメモリユーティリティも呼び出されます。 PWXUSSLユーティリティ Linux、UNIX、およびWindows上でSSLライブラリと証明書に関するレポートを生成するため に使用する、PowerExchangeユーティリティ。 以下のレポートを生成できます。 ¨ 証明書レポート。 証明書チェーンファイルの情報をレポートします。 レポートは、 PEMチェーンファイルに複数の証明書を含めることができます。 ¨ 暗号レポート。 OpenSSLの暗号ライブラリで使用可能な暗号群をレポートします。 レ ポートには、z/OS上でOpenSSLの暗号群をAT-TLSの暗号群に相互に関連付けるために使 用できる16進数コードが含まれます。 ¨ バージョンレポート。 暗号ライブラリの構築に使用されたOpenSSLのバーションをレポ ートします。 LinuxおよびUNIXでは、暗号ライブラリファイルにlibpmcryptoという名 前が付けられます。 Windowsでは、ファイルにPMLIBEAY32.DLLという名前が付けられま す。 このレポートには、構築日とコンパイラの設定が含まれます。 PowerExchange SSL Reportingユーティリティも呼び出されます。 R reader partitioning: リーダーのパーティション化 PowerExchangeバルクデータ移動セッションにおいて、セッションのパフォーマンスを向上 させるためにソース修飾子(つまりリーダー)パーティションポイントでパススルーまた はキー範囲パーティション化を使用すること。 データソースのタイプに応じて、異なるパ ーティション化スキームを使用できます。 real time: リアルタイム PowerExchangeで、ソースデータベースに変更が加えられた時点でPowerExchangeがデータ の変更を受け取る変更データのキャプチャ方法。 real-time extraction mode: リアルタイム抽出モード PowerExchangeで、変更が加えられた時点で変更ストリームから近似リアルタイムで変更デ ータを抽出する方法。 抽出は、停止するまで引き続き実行されます。 batch extraction mode: バッチ抽出モード (ページ399)およびcontinuous extraction mode: 継続抽出モー ド (ページ403)を参照してください。 register: 登録 PowerExchangeで、データプロパゲーションで使用するソースデータリソースを定義するこ と。これらの定義は、PowerExchange CCTファイルに保存されます。PowerExchangeでは、 登録したソースデータのみが認識されます。 registration group: 登録グループ PowerExchange Navigatorで、ソースデータをキャプチャするためのキャプチャ登録の名 前付きセット。登録グループは、データソースの場所、データソースタイプ、コレクショ 418 用語集 ン識別子、および(オプションで)ソースデータにアクセスするためのユーザーIDとパス ワードを定義します。 登録グループは、PowerExchange Navigatorでの表示用にCCTファ イルのデータをフィルタ処理するために使用されます。 登録グループを定義すると、対応 するアプリケーショングループおよび抽出グループが生成されます。関連項目: capture registration: キャプチャ登録 (ページ401) registration tag: 登録タグ CDC処理のために関係のある変更レコードを識別する目的で、PowerExchangeが生成して登 録済みソースセグメント、テーブル、データベース、またはデータセットに割り当てる名 前。 タグ名は、PowerExchange Navigatorからキャプチャ登録を開くと表示されます。 関連項目: EDMNAME: EDMNAME (ページ407) reject file: 拒否ファイル 拒否され、ターゲットデータベースまたはフラットファイルに書き込まれないデータ行が 収められるPowerExchangeファイル。PowerExchange拒否ファイルは、非同期書き込み操作 用にターゲットシステム上に作成されます。 relational source: リレーショナルソース PowerExchangeで変更キャプチャまたはバルクデータ移動の元となり得る、DB2または Oracleなどのリレーショナルデータベース内のテーブル。 nonrelational source: 非リレ ーショナルソース (ページ413)も参照してください。 relational target: リレーショナルターゲット PowerExchangeで、キャプチャされた変更またはバルクデータの書き込み先となり得る、リ レーショナルデータベース内のテーブル。 nonrelational target: 非リレーショナルター ゲット (ページ413)も参照してください。 replication: レプリケーション 複数の場所で同じデータを保持する処理。PowerExchangeはPowerCenterと一緒に動作し て、指定内容に応じてソースデータベースからデータをコピーし、そのデータをターゲッ トデータベースに適用することによってデータのレプリケーションを行います。 repository: リポジトリ PowerExchangeで、特定のPowerExchangeエージェントによって管理される、z/OSデータソ ースのすべてのキャプチャ登録の集まり。 restart tokens: リスタートトークン PowerExchange抽出のために変更ストリームの開始ポイントを特定する識別子。リスタート トークンは、シーケンストークン(RESTART1)とロッガートークン(RESTART2)で構成さ れます。これらのトークンの形式とコンテンツは、システムおよびソースタイプによって 異なります。 row test: 行のテスト PowerExchange Navigatorでデータマップ、抽出マップ、またはパーソナルメタデータプ ロファイルをテストする処理。テストでは、データソース内のカラムにアクセスし、それ 用語集 419 を表形式で表示します。テスト結果は、PowerExchangeが実行時に受け取る変更データまた は受け取り済みの変更を示します。 S schema: スキーマ 特定のセグメント、レコード、テーブル内のフィールドまたはカラムの記述。この記述に は、データタイプ、長さ、精度などの特性が含まれます。 SCLI: SCLI PowerExchange Call Level Interface (SCLI): PowerExchange Call Level Interface (SCLI) (ページ415)を参照してください。 sequence token: シーケンストークン restart tokens: リスタートトークン (ページ419)を参照してください。 Shadow MUF: Shadow MUF Datacomソースの場合、パートナMUFシステムが失敗した場合に処理を引き継ぐことができ るMUFplex内のマルチユーザー機能システム。 MUFplex: MUFplex (ページ412)も参照して ください。 単 単純なテーブル 単純なレコードに基づくデータマップのテーブル。 S source: ソース data source: データソース (ページ404)を参照してください。 SQL escape sequence: SQLエスケープシーケンス 実行時にPowerExchange ODBC設定をオーバーライドする方法。 synchronization: 同期 データレプリケーション環境において、ある時点でターゲットデータベース内のデータセ ットがソースデータベース内の対応するデータセットを正確を表現していることを確認す る処理。変更データをリアルタイムで移動することにより、PowerExchangeでデータの同期 が取りやすくなります。 synchronous capture: 同期キャプチャ 変更が加えられた時点でPowerExchange ECCRがソースから変更をキャプチャし、抽出に使 用可能なPowerExchangeロッガーのログに直接送るという変更データキャプチャのタイプ。 420 用語集 このタイプのキャプチャは、Datacom、IDMS同期、IMS同期、バッチVSAM、およびCICS/ VSAMソースで使用されます。IMSおよびIDMSのログベースのソースでは、非同期キャプチャ が使用されます。 関連項目: asynchronous capture: 非同期キャプチャ (ページ399) synchronous write: 同期書き込み PowerExchangeを使用してデータをリアルタイムでデータベース、テーブル、またはファイ ルに書き込むモード。次のレコードまたは行が書き込まれる前にレコードまたは行を正常 に書き込む必要があります。関連項目: asynchronous write: 非同期書き込み (ページ 399) T tag: タグ registration tag: 登録タグ (ページ419)を参照してください。 target: ターゲット data target: データターゲット (ページ404)を参照してください。 U Unit of Work(UOW) 一貫している2点間でアプリケーションによって実行される回復可能な操作シーケンス。作 業単位は、トランザクションが開始した時点またはユーザーが要求した同期ポイントで開 始し、トランザクションが終了した時点またはユーザーが要求した同期ポイントで終了し ます。 UOW Unit of Work(UOW) (ページ421)を参照してください。 UOW Cleanser 終了時刻の発生順に、変更ストリームから完全な連続するUnit of Work(UOW)を再構築す るPowerExchangeコンポーネント。 UOWスピルファイル メモリキャッシュが不足してUOW全体を保持できない場合に、UOW Cleanserが処理中のUOW に対する変更内容を保存するファイル。 UOWC UOW Cleanserの頭字語。CAPI接続文のタイプでもあります。DBMOVERコンフィギュレーシ ョンファイルでCAPI UOWC接続文を定義して、z/OS、DB2 for i5/OS、およびOracleソース から変更をキャプチャする場合のUOW Cleanserのパラメータを指定できます。 用語集 421 W writer partitioning: ライタのパーティション化 PowerExchangeバルクデータ移動セッションにおいて、セッションのパフォーマンスを向上 させるためにターゲットインスタンス(つまりライタ)パーティションポイントでパスス ルーパーティションを使用すること。 ライタパーティションはSQLの挿入を同時処理し、 それらのSQL文をVSAMまたはシーケンシャルファイルターゲットに書き込みます。 X XCF cross-system coupling facility (XCF): クロスシステムカップリング機能(crosssystem coupling facility:XCF) (ページ403)を参照してください。 XRF cross-system coupling facility (XCF): クロスシステムカップリング機能(crosssystem coupling facility:XCF) (ページ403)を参照してください。 422 用語集 索引 A C ABEND_SW文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 39 ADA_L3_ALLOW文 DBMOVER 構成ファイル 40 Adabas セキュリティ 248 ADABAS_DEFAULT文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 41 ADABAS_PREFIX文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 42 ADABASCODEPAGE文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 43 Adabas DBMOVER文 24 ADAOPT文 DBMOVER 構成ファイル 43 ADAPREFETCH文 DBMOVER構成ファイル 44 ADASTATS文 DBMOVER 構成ファイル 45 ADAUSER文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 46 APPBUFSIZE文 DBMOVER 構成ファイル 46 [AS/400プロパティ]タブ PowerExchangeデータソースウィザード 388 AS400EVENTMSGQ文 DBMOVER構成ファイル 47 AS400USRJRNCODE文 DBMOVER構成ファイル 48 AS4J CAPI_CONNECTIONパラメータ パラメータと構文 50 AT-TLS PowerExchangeのポリシーファイル 268 インフラストラクチャの設定 266 概要 266 ログの追加 266 AUTHGROUP文 サインオンファイル 255, 256 CA IDMS/DB文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 26 CAPI_CONN_NAME文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 49 CAPI_CONNECTION - AS4J文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 50 CAPI_CONNECTION - CAPX文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 55 CAPI_CONNECTION - ORCL文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 66 CAPI_CONNECTION - UDB文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 73 CAPI_CONNECTION - UOWC文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 77 CAPI_CONNECTION - LRAP文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 58 CAPI_CONNECTION - MSQL文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 60 CAPI_SRC_DFLT文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 82 CAPI_CONNECTION - ORAD文 DBMOVER構成ファイル 64 CAPI 接続文 MSQL文 60 CAPI文 優先順位 188 CAPI接続文 AS4Jパラメータ 50 CAPXパラメータ 55 LRAPパラメータ 58 ORADパラメータ 64 ORCLパラメータ 66 UDBパラメータ 73 UOWCパラメータ 77 概要 186 複数 186 CAPT_PATH文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 84 CAPT_XTRA文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 85 CAPX CAPI_CONNECTIOパラメータ パラメータと構文 55 [CAPXRTプロパティ]タブ PowerExchangeデータソースウィザード 391 [CAPXプロパティ]タブ PowerExchangeデータソースウィザード 390 CA証明書、作成 272 CMDNODE文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 191 B BS文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 48 423 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 86 CODEPAGE文 DBMOVER構成ファイル 87 COLON文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 88 COMPRESS文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 88 CONSOLE_CODEPAGE文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 88 CONSOLE_TRACE文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 89 CONVCHAR文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 89 CPX_DIR文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 90 CREDENTIALS_CASE文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 91 D Datacom セキュリティ 249 DATAMAP_SERVER文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] DATERANGE文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 93 DB2 for i5/OS DBMOVER文 DBMOVER構成ファイル 26 DB2 for Linux、UNIX、およびWindows文 DBMOVER構成ファイル 27 DB2 for z/OS セキュリティ 250 DB2 for z/OS DBMOVER文 DBMOVER構成ファイル 28 DB2_BIN_AS_CHAR文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] DB2_BIN_CODEPAGE文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] DB2_ERRORFILE文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] [DB2/S390プロパティ]タブ PowerExchangeデータソースウィザード 394 DB2CODEPAGE文 DBMOVER構成ファイル 95 DB2DEF_ENCODING文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] DB2ID文 DBMOVER 構成ファイル 98 DB2PLAN文 DBMOVER構成ファイル 99 DBMOVER構成ファイル 概要 4 例 193 DBMOVER文 ABEND_SW 39 ADA_L3_ALLOW 40 ADABAS_DEFAULT 41 ADABAS_PREFIX 42 ADABASCODEPAGE 43 Adabasデータソース用 24 ADAOPT 43 ADAPREFETCH 44 ADASTATS 45 424 索引 92 93 94 94 98 ADAUSER 46 APPBUFSIZE 46 AS400EVENTMSGQ 47 AS400USRJRNCODE 48 BS 48 CA IDMS/DBデータソース 26 CAPI_CONN_NAME 49 CAPI_CONNECTION - AS4J 50 CAPI_CONNECTION - CAPX 55 CAPI_CONNECTION - ORCL 66 CAPI_CONNECTION - UDB 73 CAPI_CONNECTION - UOWC 77 CAPI_CONNECTION - LRAP 58 CAPI_CONNECTION - MSQL 60 CAPI_SRC_DFLT 82, 187 CAPI_CONNECTION - ORAD 64 CAPI接続 186 CAPT_PATH 84 CAPT_XTRA 85 CMDNODE 86, 191 CODEPAGE 87 COLON 88 COMPRESS 88 CONSOLE_CODEPAGE 88 CONSOLE_TRACE 89 CONVCHAR 89 CPX_DIR 90 CREDENTIALS_CASE 91 DATAMAP_SERVER 92 DATERANGE 93 DB2 for i5/OSデータソース用 26 DB2 for Linux、UNIX、およびWindowsデータソース用 27 DB2 for z/OSデータソース用 28 DB2_BIN_AS_CHAR 93 DB2_BIN_CODEPAGE 94 DB2_ERRORFILE 94 DB2CODEPAGE 95 DB2DEF_ENCODING 98 DB2ID 98 DB2PLAN 99 DECPOINT 100 DEFAULTCHAR 100 DEFAULTDATE 100 DISABLE_PARTITIONS 101 DISP 101 DM_RESOURCE 102 DM_SUBTASK 103 DMX_DIR 107 DMXCACHE_DELETEECSA 104 DMXCACHE_MAX_MEMORY_MB 105 DMXCACHE_MULTIPLEJOBS 105 DTLMSG_CODEPAGE 107 ENABLE_AUTOCOMMIT 108 ENCRYPT 108, 279 ENCRYPTLEVEL 109, 279 ENQMAJORNAME 109 ENQSYSTEMS 110 ERRROWNOTFOUND 111 EXT_CP_SUPPT 111 GDGLOCATE 112, 200 GSBUFSIZE 113 i5/OSオペレーティングシステム用 32 ICUALIAS 114 ICUCNVPROPERTY 115 ICUCONVERTER 117 ICUDATADIR 119 IMSID 119 IMSデータソース用 29 JOBCLASS 120 Linux、UNIX、およびWindowsデータソース用 33 LISTENER 121, 189, 191 LOADCTFILE 123 LOADJOBFILE 123 LOG_CODEPAGE 124 LOGPATH 125 LOGSID 125 LOWVALUES 126 LRECL 126 MAXTASKS 126 Microsoft SQL Serverデータソース用 29 MSGPREFIX 127 MSGPREFIX-HYPHEN 128 MSS_ERRORFILE 128 MVSDB2AF 129 NEGSIGN 130 NETPORT 130 NODE 132 NOGETHOSTBYNAME 134 NRDB_WRITE_CHAR_NULL_FILL 135 NRDB_WRITE_NUM_NULL_FILL 135 NUMERICSIGN 135 ODBASUPP 136 ORA_ERRORFILE 136 ORACLE_CAPTURE_TYPE文 137 ORACLECODEPAGE 139 ORACLEID 140 ORACLE_UNHANDLED_NUMASCHAR文 138 Oracleデータソース用 30 OUSP 143 PC_AUTH 143 PIPE 144 POLLTIME 144 PRGIND 144 PRGINT 145 PWXSOMAXCONN 145 RACF_CLASS 146 RDBMSINSRTDFLT 146 RECFM 147 REJECT_FILE_DELIMITER 147 RELEASE 148 RMTRDBDIRE 148 RMTSYSNAME 149 SECURITY 149, 189, 221, 242 SERVICE_TIMEOUT 153 SESSID 153 SHOW_THREAD_PERF 154 SPACE 155 SSL 155 SSL_ALLOW_SELFSIGNED 156 SSL_CIPHER_LIST 157 SSL_CONTEXT_METHOD 158 SSL_REQ_CLNT_CERT 158 SSL_REQ_SRVR_CERT 159 STATS 159 SUBMITTIMEOUT 161 SUP_FUNC 161 SUP_REQUEST 162 SUP_SSNAME 162 SUP_SSTYPE 162 SUPPRESS_DATA_LOGGING 163 SVCNODE 163, 189, 191 SYB_ERRORFILE 165 Sybaseデータソース用 31 SYSOUT_TIMESTAMP 165 TAPEWAIT 166 TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE 166 TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE_SZ 167 TCPIP_SHOW_POOLING 167 TCPIPBUFSIZE 168 TCPIPVER 168 TEMPHLQ 168 TEXT_EOF_FOR_BINARY 169 TIMEZONE 169 TRACE 170 TRACING 170, 182, 183 UNIT 177 USE_TYPE1_FALLBACKS 178 USESUP 178 VOLSER 179 VSAM 179 VSAMデータソース用 32 WAITDSN 180 WRT_ERROR_HANDLING 181 z/OSオペレーティングシステム用 34 オペレーティングシステム固有の要約 32 構文ルール 38 サービス名パラメータを指定したNODE 189 すべての文の要約 5 ソース固有のCAPI_CONNECTION 188 表記規則 38 非リレーショナルデータソース用 29 複数のCAPI接続 186 要約 5 例 193 DECPOINT文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 100 DEFAULTCHAR文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 100 DEFAULTDATE文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 100 DES 暗号化 278 Digital Encryption Standard(DES) 暗号化 278 DISABLE_PARTITIONS文 DBMOVER構成ファイル 101 DISP文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 101 DM_RESOURCE文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 102 DM_SUBTASK文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 103 DMX_DIR文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 107 DMXCACHE_DELETEECSA文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 104 DMXCACHE_MAX_MEMORY_MB文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 105 DMXCACHE_MULTIPLEJOBS文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 105 DTLADAPREFETCH 370 索引 425 DTLADAPWD 371 DTLAMCPR DD名 242 DTLAPP 371 DTLCAMAP DD名 242 DTLCONFWRITE 371 DTLCONNOVR 371 DTLDATAPWD 371 DTLDB2DEGREE 371 DTLDESCRIBE COLUMNS 293, 295 FKEYS 301 PKEYS 299 PROCEDURECOLUMNS 291, 292 PROCEDURES 290, 291 RECORDS 296, 298 SCHEMAS 304 TABLES 286, 288 修飾子 305 メタデータ構文 286 DTLMSG_CODEPAGE文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 107 DTLMSGOファイル 概要 203 例 205 DTLMSGO文 概要 202 E ENABLE_AUTOCOMMIT文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 108 ENCRYPTLEVEL文 DBMOVER構成ファイル 279 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 109 ENCRYPT文 DBMOVER構成ファイル 279 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 108 ENQMAJORNAME文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 109 ENQSYSTEMS文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 110 ERRROWNOTFOUND文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 111 EXT_CP_SUPPT文 DBMOVER構成ファイル 111 F FIPS 140-2への準拠 263 G GDGLOCATE文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 112, 200 GSBUFSIZE文 DBMOVER構成ファイル 113 426 索引 I i5/OS セキュリティ 225 i5/OS DBMOVER文 DBMOVER構成ファイル 32 i5/OSでのセキュリティ リソースアクセス要件 226 ICUALIAS文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 114 ICUCNVPROPERTY文 DBMOVER構成ファイル 115 ICUCONVERTER文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 117 ICUDATADIR文 DBMOVER構成ファイル 119 ICU対応コードページ 追加 317 IDMS Netportジョブ 194 Netportジョブの要件 195 IMS Netportジョブ 194 セキュリティ 251 IMS DBMOVER文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 29 IMSID文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 119 IMS呼び出しに関する考慮事項 非リレーショナルSQL 285 infacmd pwxコマンド コマンド処理サービスの設定 163 サインオンファイルの例 260 セキュリティの設定 189 ユーザーによる実行の許可(Linux、UNIX、Windows) 232 ユーザーによる実行の許可 149, 221 infacmd pwxプログラム セキュリティ 234 セキュリティ(Linux、UNIX、Windows) 231 International Components for Unicode(ICU) 309 J JOBCLASS文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 120 L Linux セキュリティ 231 Linux、UNIX、およびWindowsのDBMOVER文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 33 LISTENER文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 189, 191 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 121 LOADCTFILE文 DBMOVER構成ファイル 123 LOADJOBFILE文 DBMOVER構成ファイル 123 LOG_CODEPAGE文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 124 LOGPATH文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 125 LOGSID文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 125 LOWVALUES文 DBMOVER構成ファイル 126 LRAP CAPI_CONNECTIONパラメータ パラメータと構文 58 LRECL文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 126 M makeconvユーティリティ 318 MAXTASKS文 DBMOVER構成ファイル 126 Microsoft SQL Server DBMOVER文 DBMOVER構成ファイル 29 MSGPREFIX-HYPHEN文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 128 MSGPREFIX文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 127 MSQL CAPI_CONNECTIONパラメータ パラメータと構文 60 MSS_ERRORFILE文 DBMOVER構成ファイル 128 MVSDB2AF文 DBMOVER 構成ファイル 129 N NEGSIGN文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル Netportジョブ IDMS 194 作成 195 使用する理由 194 設定 195 NETPORT文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル NODE文 DBMOVER 構成ファイル 132 DBMOVERコンフィギュレーションファイル NOGETHOSTBYNAME文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル NRDB_WRITE_CHAR_NULL_FILL文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル NRDB_WRITE_NUM_NULL_FILL文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル NUMERICSIGN文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 130 130 189 134 135 135 135 O ODBASUPP文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 136 ODBC PowerExchangeデータソースウィザードの[全般]タブ 385 PowerExchangeデータソースウィザードの[AS/400プロ パティ]タブ 388 PowerExchangeデータソースウィザードの[CAPXRTプロ パティ]タブ 391 PowerExchangeデータソースウィザードの[DB2/S390バ ルクロードプロパティ]タブ 394 [PowerExchangeデータソース]タブ 382 ODBC SQL Cデータタイプ SQL_C_BINARY 378 SQL_C_BIT 378 SQL_C_CHAR 378 SQL_C_DATE 378 SQL_C_DOUBLE 378 SQL_C_FLOAT 378 SQL_C_LONG 378 SQL_C_SHORT 378 SQL_C_SLONG 378 SQL_C_SSHORT 378 SQL_C_STINYINT 378 SQL_C_TIME 378 SQL_C_TIMESTAMP 378 SQL_C_TINYINT 378 SQL_C_ULONG 378 SQL_C_USHORT 378 SQL_C_UTINYINT 378 ODBC SQLデータタイプ SQL_BINARY 378 SQL_BIT 378 SQL_CHAR 378 SQL_DATE 378 SQL_DECIMAL 378 SQL_DOUBLE 378 SQL_INTEGER 378 SQL_REAL 378 SQL_SMALLINT 378 SQL_TIME 378 SQL_TIMESTAMP 378 SQL_TINYINT 378 SQL_VARBINARY 378 SQL_VARCHAR 378 ODBCデータソース Windows上での作成 366 作成(UNIX) 367 ODBCドライバ PowerExchange 381 OpenSSL 271 ORA_ERRORFILE文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 136 ORACLE_CAPTURE_TYPE文 DBMOVER構成ファイル 137 ORACLECODEPAGE およびグローバル化 315 ORACLECODEPAGE文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 139 Oracle DBMOVER文 DBMOVER構成ファイル 30 ORACLEID文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 140 ORACLE_UNHANDLED_NUMASCHAR文 DBMOVER構成ファイル 138 ORAD CAPI_CONNECTIONパラメータ パラメータと構文 64 ORCL CAPI_CONNECTIONパラメータ パラメータと構文 66 索引 427 OUSP文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 143 P PC_AUTH文 DBMOVER 構成ファイル 143 PIPE文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 144 POLLTIME文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 144 PowerExchange ODBCドライバ 381 暗号化 278 オペレーティングシステムの認証の設定 149, 221 概要 1 コンポーネント 2 PowerExchange Listener 概要 2 PowerExchange Condense 概要 2 PowerExchange ECCR 概要 2 PowerExchange Listenerサービス 設定 189 PowerExchange Listenerのコマンド セキュリティ(Linux、UNIX、Windows) 231 ユーザーによる実行の許可(Windows) 232 ユーザーによる実行の許可(i5/OS) 229 PowerExchange Navigator 概要 2 PowerExchange ODBCドライバ 349 PowerExchange ODBCドライバパラメータ DB2 for z/OSバルク 363 Linux 349 UNIX 349 全般的なパラメータ 349 PowerExchangeエージェント 概要 2 PowerExchangeサインオンファイル セキュリティ 254 PowerExchangeジョブ データセットアクセス要件 237 PowerExchangeのセキュリティ 219 PowerExchange選択的サインオン セキュリティ 253 PowerExchange代替ログファイル 183 PowerExchangeデータソースウィザード [全般]タブ 385 [AS/400プロパティ]タブ 388 [CAPXRTプロパティ]タブ 391 [CAPXプロパティ]タブ 390 [DB2/S390プロパティ]タブ 394 [PowerExchangeデータソース]タブ 382 概要 381 [PowerExchangeデータソース]タブ PowerExchangeデータソースウィザード 382 PowerExchangeデータタイプ DTLNET_BIN 378 DTLNET_BIT 378 DTLNET_CHAR 378 DTLNET_DATE 378 DTLNET_DOUBLE 378 428 索引 DTLNET_FLOAT 378 DTLNET_MONEY 378 DTLNET_NUM16 378 DTLNET_NUM16U 378 DTLNET_NUM32 378 DTLNET_NUM32U 378 DTLNET_NUM64 378 DTLNET_NUM64U 378 DTLNET_NUM8 378 DTLNET_NUM8U 378 DTLNET_NUMCHAR 378 DTLNET_PACKED 378 DTLNET_STRING 378 DTLNET_TIME 378 DTLNET_TIMESTAMP 378 DTLNET_UPACKED 378 DTLNET_UZONED 378 DTLNET_VARBIN 378 DTLNET_VARCHAR 378 DTLNET_ZONED 378 PowerExchangeプロセス pwxcmdコマンドを受信する設定 191 PowerExchangeメッセージログ オプション 182 PowerExchangeメッセージログファイル 182 PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用) 概要 2 PowerExchangeロッガー(MVS用) 概要 2 PowerExchangeロッガーサービス 設定 189 PRGIND文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 144 PRGINT文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 145 pwxcmdコマンド コマンド処理サービスの設定 163 サインオンファイルの例 260 設定 191 ユーザーによる実行の許可(Linux、UNIX、Windows) 232 ユーザーによる実行の許可(i5/OS) 230 ユーザーによる実行の許可(z/OS) 252 ユーザーによる実行の許可 149, 221 pwxcmdプログラム 使用に関するユーザー認証(i5/OS) 229 使用に関するユーザー認証(z/OS) 252 セキュリティ 234 セキュリティ(Linux、UNIX、Windows) 231 PWXSOMAXCONN文 DBMOVER構成ファイル 145 R RACF_CLASS文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 146 RACFクラスのセキュリティ キャプチャ登録の 242 抽出マップの 242 RC2 暗号化 279 RDBMSINSRTDFLT文 DBMOVER構成ファイル 146 RECFM文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル REJECT_FILE_DELIMITER文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル RELEASE文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル RMTRDBDIRE文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル RMTSYSNAME文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 147 147 148 148 149 S SECURITY文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 189, 242 DBMOVER構成ファイル 149, 221 SERVICE_TIMEOUT文 DBMOVER構成ファイル 153 SESSID文 DBMOVER構成ファイル 153 SHOW_THREAD_PERF文 DBMOVER 構成ファイル 154 SMF PowerExchange Listenerの拡張セクション 214 PowerExchangeクライアントの拡張セクション 216 PowerExchangeヘッダー/記述子 211 SMFサブタイプを含む標準SMFヘッダー 210 拡張セクションの記述子 212 関数/アクセス方式セクション(DB2) 217 設定 207 全般セクション 212 データアクセス用の拡張セクション 216 統計ロギング 206 レコード形式 209 SPACE文 DBMOVER構成ファイル 155 SQLエスケープシーケンス DTLDSN 372 DTLEVENTTB 372 DTLIMGOV 373 DTLIMTYPE 372 DTLINSMODE 373 DTLJRNL 373 DTLLIBRARYLIST 373 DTLNOUPDATECDEP 373 DTLORACOLL 374 DTLORACONN 374 DTLORAINST 374 DTLORASCHEMA 374 DTLOVRDBF 374 DTLREJECTFILE 375 DTLSESSID 375 DTLSTOPONERRORS 375 DTLSTRIPORDERBY 375 DTLTIMEOUT 375 DTLUDBDB 375 DTLUPDELSEINS 376 DTLXTRASCHEMA 376 DTLXTYPE 376 ODBC 369, 370 PowerCenterでの 369 SSL PowerExchangeネットワーク上のセキュリティ 261 アーキテクチャ、PowerExchange 262 サポート 261 SSL_ALLOW_SELFSIGNED文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 156 SSL_CONTEXT_METHOD文 DBMOVER構成ファイル 158 SSL_REQ_CLNT_CERT文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 158 SSL_REQ_SRVR_CERT文 DBMOVER構成ファイル 159 SSL_CIPHER_LIST文 DBMOVER構成ファイル 157 SSL文 DBMOVER構成ファイル 155 STATS文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 159 SUBMITTIMEOUT文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 161 SUP_FUNC文 DBMOVER構成ファイル 161 SUP_REQUEST文 DBMOVER構成ファイル 162 SUP_SSNAME文 DBMOVER構成ファイル 162 SUP_SSTYPE文 DBMOVER構成ファイル 162 SUPPRESS_DATA_LOGGING文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 163 SVCNODE文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 189, 191 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 163 SYB_ERRORFILE文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 165 Sybase DBMOVER文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 31 SYSOUT_TIMESTAMP文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 165 T TAPEWAIT文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 166 TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE _SZ文 DBMOVER構成ファイル 167 TCPIP_DIAGNOSTICS_TRACE文 DBMOVER構成ファイル 166 TCPIP_SHOW_POOLING文 DBMOVER構成ファイル 167 TCPIPBUFSIZE文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 168 TCPIPVER文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 168 TEMPHLQ文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 168 TEXT_EOF_FOR_BINARY文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 169 TIMEZONE文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 169 TRACE文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 170 TRACING文 DBMOVER 構成ファイル 170 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 182, 183 索引 429 triple DES 暗号化 278 暗号化のモード 278 暗号群、FIPS 140-2への準拠 263 U お UDB CAPI_CONNECTIONパラメータ パラメータと構文 73 UNIT文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 177 UNIX セキュリティ 231 UOWC CAPI_CONNECTIONパラメータ パラメータと構文 77 USE_TYPE1_FALLBACKS文 DBMOVER構成ファイル 178 USER文 サインオンファイル 255, 258 USESUP文 DBMOVER構成ファイル 178 オペレーティングシステム固有のDBMOVER文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 32 オペレーティングシステムの認証 PowerExchangeに関する 149, 221 V VOLSER文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 179 VSAM DBMOVER文 DBMOVER構成ファイル 32 VSAM文 DBMOVER 構成ファイル[DBMOVERこうせいふぁいる] 179 W WAITDSN文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 180 Windows セキュリティ 231 WRT_ERROR_HANDLING文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 181 か 概要 PowerExchange 1 PowerExchange Listener 2 PowerExchange Condense 2 PowerExchange ECCR 2 PowerExchange Navigator 2 PowerExchangeエージェント 2 PowerExchangeロッガー(Linux、UNIX、Windows用) 2 PowerExchangeロッガー(MVS用) 2 カスタムICUコードページ 追加 318 き キャプチャ登録 RACFクラスのセキュリティ 242 z/OSでのセキュリティ 241 アクセス権の付与 244 セキュリティの例 245 データセットレベルのセキュリティ 242 リソースプロファイル 243 け 決定 z/OS上の代替ログデータセットのサイズ 183 Z z/OS DBMOVER文 DBMOVER構成ファイル 34 z/OS上の代替ログデータセットのサイズ サイズ 183 z/OS セキュリティ 234 あ アクセス ODBCを使用してマルチバイトメタデータに 369 暗号化 DBMOVERコンフィギュレーションファイルでのデフォル トの設定 279 DES 278 PowerExchange 278 RC2 279 triple DES 278 概要 278 430 索引 こ 構文 PowerExchangeサインオンファイル 254 構文ルール DBMOVER文 38 コードページ カスタムICU 318 ユーザー定義ICU対応 317 個人証明書、作成 273 コンポーネント PowerExchange 2 さ サインオンファイル AUTHGROUP文 255, 256 USER文 255, 258 セキュリティ 254 文の構文 254 例 260 作成 ODBCデータソース(UNIX) 367 ODBCデータソース(Windows) 366 し 証明書、作成 272, 273 せ セキュリティ Adabas 248 Datacom、テーブルレベル 249 Datacomテーブルレベル 249 DB2 for z/OS 250 i5/OS 225, 226 IMS 251 infacmd pwxプログラム 234 infacmd pwxプログラム(Linux、UNIX、および Windows) 231 Linux 231 PowerExchange 219 PowerExchange Listenerコマンド(Linux、UNIX、およ びWindows) 231 PowerExchangeサインオンファイル 254 PowerExchange選択的サインオン 253 pwxcmdプログラム 229, 234, 252 pwxcmdプログラム(Linux、UNIX、およびWindows) 231 UNIX 231 Windows 231 z/0Sでのキャプチャ登録 241 z/0Sでのキャプチャ登録の例 245 z/OSでの抽出マップ 241 z/0Sでの抽出マップの例 245 z/OS 234 選択的サインオン(Linux、UNIX、およびWindows) 231 データマップ 246 設定 PowerExchange Listenerサービス 189 PowerExchange選択的サインオン 254 PowerExchangeロッガーサービス 189 pwxcmdコマンドを受信するPowerExchangeプロセス 191 Windows、UNIX、またはLinux上のSSLクライアント 275 Windows、UNIX、またはLinux上のSSLサーバー 274 z/OS上のSMF 207 z/OS上のSSLサーバー 270 ファイル出力用のSMF 207 選択的サインオン セキュリティ 253 設定 254 そ た 代替ログの形式 182 代替ログファイル 183 ち 抽出マップ RACFクラスのセキュリティ 242 z/OSでのセキュリティ 241 アクセス権の付与 244 セキュリティの例 245 データセットレベルのセキュリティ 242 リソースプロファイル 243 つ 追加 カスタムICUコードページ 318 ユーザー定義ICU対応コードページ 317 て データセットアクセス要件 PowerExchangeジョブの 237 データセットレベルのセキュリティ キャプチャ登録の 242 抽出マップの 242 データタイプ変換 概要 377 マトリックス 377 データマップ セキュリティ 246 と 統計ロギング SMFを使用した 206 に 認証 ユーザークレデンシャル(LinuxおよびUNIX) 233 ユーザークレデンシャル(Windows) 233 ひ 非リレーショナルDBMOVER文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 29 非リレーショナルSQL IMS呼び出しに関する考慮事項 285 概要 281 サポートされている構文 281 ソース固有のCAPI_CONNECTION文 DBMOVERコンフィギュレーションファイル 188 索引 431 め り メタデータ構文 DTLDESCRIBE 286 メッセージ取得先の優先 202 リソースアクセス要件 i5/OS 226 リソースプロファイル キャプチャ登録 243 抽出マップ 243 ゆ ユーザークレデンシャル 認証(LinuxおよびUNIX) 233 認証(Windows) 233 優先順位 CAPI文 188 よ 要約 DBMOVER文 5 432 索引
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