所属： 函館工業高等専門学校 物質環境工学科
研究タイトル：
環境中の放射能分析
氏名：
小林 淳哉／KOBAYASHI Junya
E-mail：
kobayasi@hakodate-ct.ac.jp
職名：
教授
学位：
博士（工学）
所属学会・協会：
日本化学会，触媒学会，石油学会，日本工学教育協会
キーワード：
放射能，微量元素分析
技術相談
提供可能技術：
・環境や食品中の放射能分析
・環境中の微量元素分析・構造解析
研究内容：
食品や環境中の放射能測定は我が国の食の安全への保証のために重要である。
本校では所有するＮａＩ型の放射能測定では，測定下限は約 2Bq/kg と高感度である。この装置を活用した公定
法による食品の放射能分析はもちろん，教育機関の実験への協力に対応している。
また，汚染水の固化に関する研究にも取り組んでいる。
一例として，以下に現在の基準値とバナナの測定結果を示したが，基準値に収まっていることがわかる。なお，
Cs-134 は検出限界の数値を考慮すれば，「測定されず」としてもよいレベルであり，Cs-137 も検出限界を参考に
した 3σ法に従えば（おおよそ，検出限界の 3 倍の数値以上でその測定値を有意とする），ノイズレベル範囲といえ
る。
表１ 食品の放射性セシウムの基準値(Bq/kg)
食品群
基準値
一般
乳児用
食品
食品
100
50
牛乳
飲料水
50
10
（※平成 25 年 4 月現在の基準）
表 2 バナナの測定結果
放射能
誤差
検出限界
Bq/kg
Bq/kg
Bq/kg
Cs-137
3.43
0.71
1.42
Cs-134
1.53
0.65
1.10
核種
図 装置外観
提供可能な設備・機器：
名称・型番（メーカー）
NaI 型放射能測定装置ＧＤＭ20
（ガンマデータ・インストゥルメント社製）
‐41‐

福島第一原子力発電所事故による鳥類の生息環境へ

（生）の放射能濃度測定結果

温泉旅館の皆様へ：風評被害でお困りではありませんか？

ユダヤ系アメリカ文学に関する研究

「原子力発電におけるリスク管理」

福島原発事故における燃料および核分裂生成物の挙動

ホットスポット探査システムの開発に成功

「放射能（Bq：ベクレル）」から「被ばく量（Sv：シーベルト）」へ の変換について

放射能、放射線の基礎知識 ---人体への影響

高専生のための専門知識に基づいた英語専門語彙学習システムの構築

チェルノブイリ地区の放射性物質からの開放

チェルノブイリ地区の放射性物質からの開放

セシウム137吸着剤を用いた学生実験用教材の開発

日本における放射線リスク最小化のための提言

平成24年度我が国情報経済社会における基盤整備事業 放射線測定

放射線測定機器の性能チェックシート - JEMIMA｜一般社団法人 日本

インタビューフォーム

J. Jpn. Biochem. Soc. 87(4): 438-444 (2015)