第 24 回EMFキリスト者医療・看護・福祉系学生国外研修募集要項 近年、わが国では物質文明の繁栄により、保健医療水準は世界で最も高くなったものの、他の経済発展国と同様に 人間性の喪失が叫ばれて久しく、老人問題や心の病が次第に重大になってきています。しかし、その一方では世界の 人口の過半数は貧困の中にあり、栄養失調、病気に苦しんでいます。 キリスト者は「地球を管理する(創世記 1 章)」、「隣人を愛する(ル カ 10 章)」そして、「あらゆる国の人々に福音を 宣 べ伝える(マタイ 28 章)」等の使命を与えられています。 私達は開発途上国の問題をもっと身近なものとして、とらえて よいのではないでしょうか。 EMF はこれまで、最初の 1985 年はタイに、次年度以降はフィリピンに 20 余年にわたって学生を派遣してきました。 1989 年以降はセブ島、離島や農漁村部、都市部のスラム地域で研修を重ねています。最近は①農村部の保健医療 事情を知り、クリスチャンと交わりのときを持つ。②宣教師田原先生がされている教会活動の一環としてのスラム地域で の里親制度、家族ぐるみで福祉と伝道活動で支援する。と③ブオット医師ご夫妻の NGO 活動、地域に農業・保健・自 立支援と福音を伝える働き人を派遣してボランティアを育てるプログラム、の 3 活動に焦点をあてています。過去 6 年 間は 医師、看護師の参加を得てスラム地域および農村部でフリークリニックを開催し、たとい年 1 回であっても重症の 肺炎患者などが発見され、日本人クリスチャンがフィリピンの方に仕える姿を見ていただき、喜んでいただいています。 また、それによって参加者も医療の原点を知り、魂の触れ合う経験をいたしております。 参加者募集 1. 医療・看護・福祉系学生 (まだ EMF に入会していただいていない方は入会していただきます。) 2. 上記専門系以外の KGK 学生 3. 医療・看護・福祉系卒業生(フリークリニックを 3 回開催する予定ですので、毎回 4 名以上の参加をお願いします。 EMF 会員または EMF 会員が推薦する方。クリスチャンでない場合は、教会に出席している方で祈りやクリスチャン の交わりに違和感なく参加できる方に限ります。)部分参加も可能。 今年度の研修事業は以上の趣旨にそって別記のように企画しました。なおこれまでの国外研修の報告が、EMF ジャー ナルにのっていますのでご参考にして下さい。(1冊 500 円で販売していますので事務局に申し込んで下さい。) 2009/02/21 EMF キリスト者医科系学生国外研修委員 福音主義医療関係者協議会(EMF)会長 下内 昭 副会長 森 清 研修担当幹事 青戸 雄司 寺口 顕子 渋谷 真理 国外 記 (目的) この事業はキリスト者医科系学生が、開発途上国における保健医療の必要性、霊的必要性を体験的に知る ことにより、これらの地域に対する関心を深め、重荷を持ち、また同時にわが国の状況も省み、それぞれのあるべき姿 を考慮し、それを踏まえて、職業人として自らの将来の方向及びあり方を考えることを目的とする。 (研修申請者の資格) 研修申請者は原則として EMF 会員であるキリスト者医科および福祉系(医・歯・薬・看護・臨床検査・社会福祉等)学 生(大学院生を含む)(EMF 入会申請と同時に研修申請も可能)及び KGK 学生に限る。なお同じ学生の参加は 2 回 までとする。英語である程度コミュニケーションできることが研修に効果的である。未成年の場合は、研修生として採択 が決定した時点で、保護者の承諾書を提出する。 (研修スケジュール) 場所:フィリピン国セブ島セブ市、マンダウエ市、ネグロス島カバクンガン村 期間:2009 年 8 月 21 日(金)-8 月 31 日(月) 内容:フィリピンにおける保健医療福祉及び宣教の実情、特に農村部での生活体験。現地のクリスチャンとの交わり。 Dr. Buot のトータルミニストリーに関する研修、セブ市の福祉活動見学。田原宣教師のマンダウエ市でのコンパッショ ンの働き(貧困家族への支援プログラム)の見学。スラム地域でのフリークリニック奉仕、マンダウェ市バプテスト教会活 動見学、ネグロス島での学校における健康教育、フリークリニック、地域訪問。 研修受け入れ側:カバクンガン第一バプテスト教会(ネグロス島)、田原宣教師およびマンダウェ市バプテスト教会 (マン ダウェ市)、Buot 医師(セブ市)。 指導および付き添い:前半:下内 昭(医師)、根来詩子(助産師)後半:小向 潤(医師)付添は前半後半の間で数日 重なり引き継ぎは十分行います。 (研修生の義務) 研修生は研修期間中は指導者および受け入れ団体の監督の下に活動し、研修終了後 9 月 15 日までに EMF に報告 書を提出する。 (必要経費) 旅費:成田空港-セブ(直行往復)あるいは関西空港-セブ(マニラ経由往復) 70000 円程度(変動あり)。 現地宿泊費・食費:全期間で約 1 万円(自己負担)。現地活動費・保険:EMF が負担。 (研修予定人員) 学生は 7 名程度。 フリークリニック参加の医師・看護師等は別枠。 (応募締切) (選考結果発表) 2009 年 5 月 29 日(必着) 2009 年 5 月 30 日(FAX・電話・メールで) (応募先及び連絡先) 〒658-0003 神戸市東灘区本山北町 5-21-11 下内 昭 電話 & FAX:078-431-2690, e-mail:ashimouchi@kcc.zaq.ne.jp (第 1 回~第 22 回研修報告)EMF ジャーナルにのっています。入手希望の方は 1 冊につき 80 円切手 7 枚同封の上、 第 23 回(2008 年)から、何回まで、さかのぼって希望するか明記の上、下記連絡先に御請求下さい。 〒590-0976 堺市大浜南町 2-8-23 にしきこどもクリニック内 福音主義医療関係者協議会 また、国外研修応募用紙は「福音主義医療関係者協議会」のホームページ http://www.emf.jp からダウンロードしてください。 2 第 24 回 EMF キリスト者医科系学生国外研修応募用紙 氏名: 氏名のローマ字綴り(パスポート記載とおり): 性別: 生年月日(年号は西暦)および年齢 年 月 日 才 受洗年 年 現住所と電話番号: TEL 連絡先と電話番号:〒 (住所と異なる場合)TEL 研修期間中の緊急時連絡先:氏名 TEL 旅券番号とその発行年月日、発行地: (有効な旅券をお持ちの方は記入して下さい) 発行 所属大学(学校) 学校名: 専攻: 学年: 所属教会: 研修を希望する理由(将来の希望なども含む): 年 月 日 署名 3 自己評価用質問:あなたのできる範囲で、可能なかぎり正直に正確に答えて下さい。 4. あなたは、自分の英語の能力について、どの程度であると判断しますか。 5. 今までに困難や変化に出会ったときのあなたの反応を思い出すままに書いて下さい。(どんな時にどんな反応があ りましたか。) 6. 上記の経験は現在のあなたにどんな影響を与えていますか?(肯定的ですか、否定的ですか、その他自由に書 いて下さい。) 7. 人とコミュニケートする能力をあなたはどう評価していますか? 8. あなたの海外に対する関心、または重荷について、現在のあなたの考えをできるだけ具体的に書いて下さい。今 後どう関わっていきたいですか。 9. 海外に行ったことがありますか。行った人はいつ、どの国に、何日間、その時の経験は、良かった点、きびしかった (つらかった)点を書いて下さい。 用紙が足りない場合は自由に足して書いてください。 4 第 24 回 EMF国外研修事業支援のための献金のお願い 主の御名がほめたたえられますように。 厳しかった冬から急に暖かくなり、各地から桜の開花だよりが今日この頃です。地球温暖化を心配しつつも、春の訪 れは心もなごみ、神の創造のわざを感じます。 EMF におきましては、これまで好評の内に実施され、参加者が大きな祝福を受け、信仰を確立する方が続いていま す。昨年ははじめてネグロス島に渡りました。は伝道地域およびスラム地域におけるフリークリニックが現地で評価され ていますが、やや奉仕が多すぎるという反省もあり、今年は学生の参加者中心のプログラムに戻し、見学活動をふやし ます。そしてフリークリニックは 2 日だけに限ります。 フリークリニックの日程の調整はもうしばらくかかりますが、決まり 次第お知らせしますので、卒業生の医師、看護師の方々の参加を今年も期待しております。 2009 年度も、フィリピン・セブ島の都市部、セブ市、マンダウェ市および隣のボホール島の農村部での活動に専念いた します。スラム地域で福祉活動を、農村部で伝道活動を見学し、同時にフリークリニックを開催します。参加者には将 来の日本と途上国の関係に少しでも興味を持っていただき、ともに祈りと喜びを分かち会いたいと存じます。 なお、研修全体のオリエンテーション、公衆衛生の指導および前半の付き添いは下内医師、全期間の指導および付き 添いは小向潤医師および根来詩子助産師が担当いたします。つきましては、付き添い兼指導者の必要経費の一部及 び現地活動費等として、約 15 万円が必要となります。これは EMF の通常予算だけでは賄えないため、別に定められ た内規に基づき、特別基金制度が設けられております。EMF会員諸兄姉には、ぜひともこの事業の意義をお認め下 さいまして、お祈りと献金によって御援助下さいますようお願い申し上げます。 なお献金は下記へ御送金下さい。 郵便振替:口座番号 00940-2-264400 口座名「下内 昭」 現在、郵便振替では法人でなければ、団体名で振替口座は開設できませんので、個人名です。 銀行口座:三菱東京 UFJ 銀行 東神戸支店 岡本出張所 普通預金 口座番号 4647686 口座名「EMF 会員 下内 昭」 口座名義人住所 658-0003 神戸市東灘区本山北町 5-21-11 2009/03/14 福音主義医療関係者協議会(EMF)会長 下内 昭 幹事(副会長) 森 清 国外研修担当幹事 青戸 雄司、寺口 顕子、渋谷真理 5
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