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カレブ通信
2012 年 6 月 1 日
第 14 号
内容
1各地のカレブの会の予定
2
星野隆三さん
カレブ
ストーリー1
「栄光の失敗」
香川和生さん
4
カレブ
各地カレブの会の予定
●東京カレブの会
ミニ報告
「地元密着型宣教」
3
1
ストーリー2
「人の願いと神様の計画」
横倉順治さん
「カレブ ストーリーとは」
「今や私 は、き ょうでもう
85 歳になります。・・・
モーセが私を遣わした日のよ
うに、今も壮健です」
(ヨシュア記 14 章)と、信
仰によって主の御心を 成し
遂げたいと願うカレブの熱い
思いが「カレブの会」のスピ
リットです。
「カレブ通信」には、現代の
カレブとして歩む人々のさま
ざまな日常の物語りが綴られ
ています。
次回 2012 年6月 22 日(金) OCC402 集会所 午後 6:00 から 8:30
お話し:好士信之さんは横浜でファミリーグループホーム(小規模住居型児
童養育事業)を 15 年されてきました。その信仰の歩みと夢をお聞きします。
●宇都宮カレブの会
次回 2012 年 6 月 3 日 宇都宮シャローム 午後 3:00~5 時半
「マルコによる福音」の学びと分かち合い
●宇都宮大学 OB カレブの会
次回
2012 年 6 月 30 日「福音のためのインサイダー」日光市 入江宅
●仙台カレブの会
次回
2012 年6月 30 日
根田宅
2 メンバーのミニ報告
星野隆三さん
この津久井の地に25年。20回引っ越しをしてきた私としては、人生で最も
長く住んでいることになります。近年、地元密着型の宣教活動に力を入れていま
す。これはとても大切なことだ!と益々思わされています。私たち夫婦は、この
10年余「ハウスチャーチ」に取り組んできました。教会堂を建てるのではな
く、身近な会場を借りて、祈りつつ聖霊に委ねつつ集会を続けることを心がけて
きました。その限界を感じながらも、最近は夫婦で集えるような集会をはじめて
います。また、未信者とは個人的な聖書の学びをデニーズで続けています。ま
た、某会社を訪ねて、クリスチャンの集まりを昼休みにしています。いずれもほ
ぼ毎週でたいへんですが、楽しんでやっています。
山 中 湖 に あ る 「 ト ー チ ベ ア ラ ー ズ 山 中 湖 」 http://www.torchbearersyamanakako.org/ は、東京より我が家からは身近です。車ですと約1時間で行
けます。先般のゴールデンウイークに「25周年感謝記念会」があり、25 年間
ディレクターを務めてきた棚沢さんご夫妻の退任式と新しいディレクターの就任
式がありました。トーチベアラーズは、1947 年イアン・トーマス少佐によってイ
ギリスで始められた、クリスチャンの交わりと訓練を主な使命とした「キリスト
教の超教派バイブル&ホリデーセンター」です。イアン・トーマス師がよく言わ
れたことばが「EXCHANGE」です。キリストが自分の内に入って自我と入れ替わ
る。そして日々イエス様と共に生きる。聖霊のすばらしい働きですね。私も多大
な影響を受けましたし、山中湖に行くたびにその信仰を新たにされるのです。
トーチベアラーズ山中湖は、この5月から一般社団法人としてスタートし、新
ディレクターはカナダ人の Frentz 夫妻です。私は理事としての役割がありま
す。皆さまも新しいトーチベアラーズ山中湖を、リトリートや教会のキャンプに
ご利用くださるようお奨めいたします。
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カレブ通信
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カレブ
ストーリー(1)
栄光の失敗
昭和二十六年九月六日東京生
まれ。JTBに二十八年間勤
務。レビ記二十五章十節ヨベ
ルの年のみことばにより五十
歳で早期退職。JAPANの
JならぬJESUSトラベル
に転身したつもりで新しい歩
みを続けています。(香川)
私もアルコール依存症という
絶望的な病気を主から頂いて
失敗した半生ですが、その病
気を通して救われ、家族も主
のもとに来ることができまし
た。「私もまた、いったい何
が自分を家路に導いてくれる
のかわからないものです」と
感謝しています。私とイエス
様との出会いは、道に迷い酒
色に溺れ不品行の限りを尽く
す廃人同様の私に、被害者で
あるはずの妻が「私のせいで
す」と泣いて謝った時でし
た。私は罪という自分の不治
の病を自覚し「よくなりたい
か?」のイエス様の問いに
「はい」とお答えすることが
できました。
香川和生さんへの
お問い合わせメール:
kohitsujinoie@nifty.com
千葉県市川市在住
香川和生
酒で失敗した半生であり、会社生活でした。実話に基づいたアメリカ映画に
アポロ十三号という映画がありました。テーマは栄光の失敗という不思議なテ
ーマでした。事故で地球に帰還することが絶望的になった宇宙船が、無事生還
を果たすという内容でしたが、船長が宇宙船から地球にこのようなメッセージ
を送るのです。「昔、戦闘機乗員であった私は或る時、戦闘でレーダーを失い真
っ暗な海上を、帰るべき空母を発見できずに絶望的な飛行を続けていました。
最後の手段として前照灯を点灯して肉眼で空母を捜そうと、スイッチを操作し
たところなんと電気回路が焼損して操縦室の計器類の明かりまでも失ってしま
いました。『もう駄目だ』覚悟して目を閉じ、再び目を開けた時、真っ暗な海上
にまるで家路に導くかのように、ひと筋の光を見つけたのです。それは空母の
スクリューが夜光性の藻を攪拌して光る航跡でした。操縦室の明かりが消え、
死を覚悟して目を閉じたおかげで暗やみに目が慣れ、空母の航跡の光を発見で
きて私は家に帰ることができました。 いったい何が自分を家路に導くかわか
らないものです」アポロ十三号の月面着陸は失敗しましたが、事故により人々
の祈りと願いが一つになったということで、栄光の失敗と呼ばれたのだそうで
す。
私もアルコール依存症という絶望的な病気を主から頂いて失敗した半生です
が、その病気を通して救われ、家族も主のもとに来ることができました。「私も
また、いったい何が自分を家路に導いてくれるのかわからないものです」と感
謝しています。私とイエス様との出会いは、道に迷い酒色に溺れ不品行の限り
を尽くす廃人同様の私に、被害者であるはずの妻が「私のせいです」と泣いて
謝った時でした。私は罪という自分の不治の病を自覚し「よくなりたいか?」
のイエス様の問いに「はい」とお答えすることができました。「この人が罪を犯
したのでもなく、両親でもありません。神のわざがこの人に現われるためです
。ヨハネ九章三節」救いの結果、酒害から解放され、社会との関係も回復に恵
まれて喜びの日々を送るようになりました。
NY9.11 事件を契機に旅行会社を五十歳で退職の導きとなりましたが、その
後、伝道の働きを与えられるようになり、息子の学校のPTA会長にも推薦さ
れました。公立校での聖書伝道は難しい面がありましたが、主は祈りに答えて
下さり国語の教科書の中に福音書のみことばを示して下さったのです。学校で
すから教科書を用いて話をするのに反論はありませんでした。
退職後の歩み、これからのこと、心配があったとしても全ては主の御手の中
にあり、神のご計画による召しは全てを働かせて益の約束なので信頼してゆだ
ねるのみです。「光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。
ヨハネ一章五節」証しの機会を頂き、やみの中に光を見いだしたあの時と同じ
希望が与えられ、主の愛のうちに心から感謝して徴しました。
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カレブ通信
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カレブ
ストーリー
人の願いと神様の計画
(2)
横倉順治
わたしは 1951 年生まれ、61 歳になります。宇都宮大学在学中に国際ナビ
ゲーターと出会い、イエスキリストを信じました。大卒後都内の建設系コンサ
ルタントに 4 年務めたあと、途上国への開発援助を行う機関に転職し、ここに
26 年間いました。仕事の内容はアジア、アフリカ、中南米の国々への経済・技
術協力です。海外への出張と駐在を繰り返し、土木分野を中心にしたプロジェ
クトに従事して充実した日々を過ごすことができました。この中で、他組織へ
の出向と定年退職による再就職をとおして神様がわたしに示されたことを書き
たいと思います。
26 年間務めた職場では、退職前に他の組織へ 2 年間の出向を命ぜられまし
た。サラリーマンですので出向は当たり前と受け止めましたが、ここで社会的
不祥事があり(2006 年当時農水大臣が関係したと疑惑をもたれた事件です)、
2007 年に組織が解体されました。出向を逆に機会としてとらえ努力していた中
で、失望が大きかったです。その後元の組織に戻りましたが、1 年半後には 58
歳で定年退職となりました。再就職先として、できるだけ条件のよい、面白い
仕事のできる職場を探したのですが、結局第 3 志望に落ち着きました。このよ
うに、退職直前の出向と再就職に関しては、自分の希望と現実に大きな隔たり
がありました。
ここで両親についての話です。父は 2008 年に召されましたが、召天の直前に
イエスキリストを信じました。それまで父の救いのために数年間祈り続けてい
ました。祈るだけでなく、車による教会への送迎、実家に牧師先生をお連れし
て聖書の話していただく、など行いました。最後には身体が不自由となったた
め施設に入院したのですが、入院先を訪ねて福音を伝えるよう試みました。幸
いにもその施設は出向先の近くにあり、バス一本で行くことができる便利な場
所でした。父が最後に信仰をもつことができたのは、この施設に頻繁に訪ねる
ことができたことが布石としてあったと思います。母は気丈ですが、やはり体
が弱っており、施設に入院しています。母にも信仰を持って欲しいと願ってい
ます。入院先を訪ね、一緒に祈り、み言葉を伝えようとしています。この施設
も今の会社からバス一本で通勤定期を使用して行ける便利な場所にあります。
出向、再就職に関して、神様は祈りとは異なる答えを出されました。なぜかと
思いめぐらす中、父母の入院先が偶然にも職場の近くであることに気づきまし
た。しかし実は、この偶然は両親の信仰のための神様の計画であると考えまし
た。私の祈り求めたことは社会的評価と仕事の価値でしたが、神様はそれより
もまことの命のために働くよう示されたのです。福音は人から人に伝えられる
のです。「人はたいと全世界を手に入れても、まことの命を損じたら何の得があ
りましょう。その命を買い戻すのには、人は一体何を差し出せばよいのでしょ
う(マタイ)」。私の思いを遥かに超えた計画を持たれる神様の前に、身を低くす
るのみです。最善をなしてくださる神により毎日生かされていることを感謝し
ています。
横倉順治さんは大学卒業後、
独立行政法人 国際協力機構
JICA 気候変動対策室に長年
勤務され、世界各地の気候
変動対策の専門家として
奉仕されてきました。
私の祈り求めたことは社会
的評価と仕事の価値でした
が、神様はそれよりもまこ
との命のために働くよう示
されたのです。福音は人か
ら人に伝えられるのです。
「人はたいと全世界を手に
入れても、まことの命を損
じたら何の得がありましょ
う。その命を買い戻すのに
は、人は一体何を差し出せ
ばよいのでしょう(マタ
イ)」。私の思いを遥かに超
えた計画を持たれる神様の
前に、身を低くするのみで
す。
、
横倉順治さんへの
お問い合わせメール
yokokura.family@jcom.h
ome.ne.jp
東京都杉並区在住
「カレブ通信」●2012 年 6 月 1 日第 14 号●カレブ・インターナショナル