「ブラジル千葉県人会設立50周年記念事業」への ご協賛のお願い 1908年6月18日、夢を抱き、 ブラジルでの新しい可能性を求めて、笠戸丸に乗った781人が、 サントス港に上陸したことから開始されたブラジル移住は、2008年に100周年を迎えます。 また、2007年、 ブラジル千葉県人会では設立50周年を迎えることから、設立50周年記念事業 を実施し、 その記念事業の一環として、 ブラジル移住の歴史の記録を収集・保存し、文化を 伝承するとともに、今後の千葉県とブラジルとの交流拠点となる「ブラジル千葉県人会館」を 建設することとなりました。 そこで、私たち千葉県議会ブラジル友好議員連盟、 ブラジル移住家族及び千葉県経済 関係団体の有志は、 ブラジルと千葉県との今後の更なる協力・友好関係の発展に寄与する ことを目的として、 「ブラジル千葉県人会設立50周年記念事業協賛会」を設立し、記念事業 に向けた募金活動を実施することといたしました。 つきましては、本協賛会の活動の趣旨にご賛同いただき、何卒ご支援を賜りますよう心より お願い申し上げます。 ブラジル千葉県人会設立50周年記念事業協賛会 代 表 千葉県議会ブラジル友好議員連盟 会 長 八代 俊彦 ブラジル移住家族の会 代 表 円藤 章 千葉県経済関係団体 千葉県商工会議所連合会 会 長 千葉 滋胤 千葉県商工会連合会 会 長 磯村 貞雄 千葉県中小企業団体中央会 会 長 坂戸 誠一 千葉県経済同友会 代表幹事 早川 恒雄 千葉県経済同友会 代表幹事 勝又 基夫 千葉県経営者協会 会 長 大塚 弘 千葉県農業協同組合中央会 会 長 林 茂壽 千葉県漁業協同組合連合会 会 長 安室 宏 千葉県生活協同組合連合会 会長理事 田島 博良 特別顧問 千 葉 県 知 事 堂本 暁子 千葉県市長会 会 長 川井 敏久 千葉県町村会 会 長 林 和雄 ブラジル千葉県人会 設立50周年記念事業 募金趣意書 ブラジルへの日本人の移住は、1908年6月18日、夢を抱き、 ブラジルでの新しい可能性を求めて、笠戸丸 に乗った168家族、781人が、 サントス港に上陸したことから開始されました。 ブラジル移住者の多くは当初コーヒー農園の集団労働に雇用されましたが、必ずしも順調ではなく、多く の方々のご苦労は筆舌に尽くしがたいものでした。その後も、 ブラジル国内における排日運動、第2次世界 大戦などに伴う混乱もあり、移住者の方々は、多くの苦難に耐え、 それを乗り越えなくてはなりませんでした。 戦後、再開されたブラジル移住は、農業移住のみならず、 ブラジルの工業化に伴い技術者の需要も増加 し、多種多様な移住が行われるようになりました。現在、 日本人の移住者はブラジル社会に確固たる地位を 築き、 日本及び日本人の国際的名声を高め、 日本の国際的地位の向上に貢献しています。 千葉県からも相当数の方々がブラジルに移住しました。事業で成功された人々のほか、多くの無名の人々 がブラジルの大地で血と汗と涙を流したのです。現在、千葉県出身のブラジル移住者及びその子孫が ブラジル千葉県人会を組織し、概ね300家族ほどの会員を擁しているところです。 これまでブラジル千葉県人会では、在外千葉県人会移住者子弟等への支援事業を始めとした各種 公益事業を実施してまいりましたが、今後は、千葉県内に在住している約6,000人のブラジル人への支援・ 協力等にもご尽力いただくなど、千葉県とブラジルの草の根の国際交流・国際協力を積極的に担って いただけるものと考えています。 ブラジルの日系社会では、各都道府県人会の活動が会館を拠点として活発に行われていますが、千葉 県人会においては、いまだ会館を所有していません。そのため、会館建設が長年の夢でありました。この 会館においては、千葉県出身の先人達の開拓の記録を収集・保存するとともに、千葉県の情報の提供・ 文化の継承等の交流の場としようとするものです。 特に父祖の記憶が希薄となりがちな3世、4世を中心とする日系ブラジル人のアイデンティティの確認の場 となることが期待されています。 2007年にブラジル千葉県人会設立50周年、2008年にはブラジル移住100周年を迎えるこの機会に、 私たち千葉県議会ブラジル友好議員連盟、 ブラジル移住家族及び千葉県経済関係団体の有志は、 ブラジルにおいて活躍する本県出身者の長年のご労苦に思いを及ぼし敬意を表するとともに、本県出身 の日系ブラジル人の方々の積年の思いに応え、 このたび、会館の建設を始めとしたブラジル千葉県人会 設立50周年記念事業に資することを目的として、広く県民の皆様に呼びかけ寄附を募ることといたしました。 つきましては、県民の皆様には、 この趣旨に深いご理解とご賛同をいただき、格別のお力添えをいただ けますよう、切にお願い申し上げます。 (会館イメージ図) 1.ブラジル千葉県人会の概要 設 立 1957年(昭和32年)8月 会員数 約300家族 会 長 原島義弘(平成12年4月就任) ブラジル千葉県人会館 建築概要 敷地面積 300㎡ 建築面積 204㎡ 延床面積 776㎡ 建築構造 鉄筋コンクリート造 (地上3階地下1階建) 2.日系ブラジル人 世界最大のブラジル日系社会(約140万人) 在日日系ブラジル人(約27万人) 千葉県在住日系ブラジル人(約6千人) 3.ブラジルへの移住について 明治41年(1908年) 日本から初めての移住 笠戸丸に乗った168家族781人が、 サントス港に上陸 ブラジル移住者総数(外務省,国際協力事業団資料) ・戦 前(1908年∼1941年) (全 国) 188,985人 ※参考 千葉県からの海外移住者数1,948人 ごあいさつ (1899年∼1941年) ・戦 後(1952年∼1993年) (千葉県) 563人 (全 国) 53,657人 ブラジル千葉県人会では、会館建設が長年の夢 でありました。この会館においては、移住の記録を 収集・保存するとともに、千葉県の情報の提供・文化 の継承等の交流の拠点として活用してまいります。 本会の活動の趣旨にご賛同を賜り、特段のご支援 を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。 ブラジル千葉県人会会長 原島 義弘 ブラジル移住年表 年 暦年 1908 明治41年 1925 大正14年 日本政府の渡航費補助開始 1928 昭和3年 アマゾン地域への移住開始 1934 昭和9年 ブラジル政府が「外国移民二分制限法」 を公布 1937 昭和12年 ブラジル政府が新移民法を施行、 日本語 学校を閉鎖 第1回ブラジル移民を乗せた「笠戸丸」が サントス港到着 1941 昭和16年 太平洋戦争勃発 1942 昭和17年 ブラジル政府が日本との国交を断絶、 日本 大使館および領事館を閉鎖 1943 昭和18年 ブラジル政府が枢軸国民の立ち退き命令 を発する 1945 昭和20年 ブラジル政府対日宣戦布告、 ポツダム宣言を受諾し、 日本降伏 1951 昭和26年 戦後初の日本汽船「神戸丸」がサントス 港に到着 1952 昭和27年 対日講和条約が発効し日本人の海外移 住が再開 1957 昭和32年 ブラジル千葉県人会設立 1960 昭和35年 日本とブラジルが移住協定を締結 1965 昭和40年 外務省に中南米移住局を設置 1973 昭和48年 移住者輸送最終船「にっぽん丸」が横浜を出 航、以降移住者輸送に航空機が利用される 1990 平成2年 日本政府が出入国管理法を改正し日系 人の在留条件を緩和 1998 平成10年 ブラジル日本移民90年祭 2008 平成20年 ブラジル移住100周年 ▲ブラジルの表玄関「サントス港」に到着した日本人 移住者たち (1960年) 写真提供:JICA横浜 海外移住資料館 ▲コーヒー園の作業風景。収穫は5月から9月頃まで (1964年) 写真提供:JICA横浜 海外移住資料館 ▲現在のサンパウロは、ブラジル経済の中枢となる 南米最大の都市。人口は約1800万人。 ブラジル千葉県人会設立50周年記念事業協賛会事務局 〒261-7114 千葉市美浜区中瀬2-6 WBGマリブイースト14F(ちば国際コンベンションビューロー内) TEL:043-297-0245 FAX:043-297-2753 U R L : http://www.ccb.or.jp/ E-mail : ied@ccb.or.jp ▲ブラジル千葉県人会定期総会(平成18年3月)
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