MIZUHO CHINA WEEKLY NEWS 第 564 号 (2014 年 3 月 11 日号) み ず ほ 銀 行 中国営業推進部 今週の NEWS <経済関連> ▶ ▶ ▶ ▶ ▶ 経済関係者、「今年の GDP 成長率目標は 7.5%」についてコメント 中国、14 年の投資目標引き下げ=投資依存から消費主導型へ 7.5%の成長目標、エコノミストが実現性を判断 中国のオンライン通販市場、世界最大規模に 中国新車販売、好調続く=2 月は 17.8%増 <企業関連> ▶ ▶ ▶ 米フォード、2 月の中国販売 67%増 英 TI オートモーティブ、広州に車載燃料タンク工場 蘭アクゾノーベル、上海で塗料増産へ=新工場が稼働 <地域関連> ▶ ▶ ▶ FTZ 建設推進を=中央本気度、上海はお墨付き−習中国国家主席 経済競争力ランキング、江蘇省が広東省抜きトップに 珠江デルタ、世界水準のブロードバンドネット都市群を建設 <社会関連> ▶ ▶ ▶ <政府活動報告解読>「3 つの 1 億人問題」解決で新型都市化推進 中国の煙霧発生、間もなく転換点を迎えるか 環境保護法、現実的問題に有力規定 中国会計・税務の現場から 人民元為替ウィークリー (今週はお休みさせていただきます) 【ご注意】 1. 法律上、会計上の助言:本誌記載の情報は、法律上、会計上、税務上の助言を含むものではありません。法律上、会計上、税務上 の助言を必要とされる場合は、それぞれの専門家にご相談ください。 2. 秘密保持:本誌記載の情報の貴社への開示は貴社の守秘義務を前提とするものです。当該情報については貴社内部の利用に限定さ れ、その内容の第三者への開示は禁止されています。 3. 著作権:本誌記載の情報の著作権は原則として弊行に帰属します。いかなる目的であれ本資料の一部または全部について無断で、 いかなる方法においても複写、複製、引用、転載、翻訳、貸与等を行うことを禁止します。 4. 免責: 本誌記載の情報は、弊行が信頼できると考える各方面から取得しておりますが、その内容の正確性、信頼性、完全性を保証するも のではありません。弊行は当該情報に起因して発生した損害については、その内容如何にかかわらずいっさい責任を負いません。 5.本誌は金融資産の売買に関する助言、勧誘、推奨を行うものではありません。 今週の NEWS <経済関連> (「人民日報」(j.people.com.cn) 2014.3.6) 経済関係者、 「今年の GDP 成長率目標は 7.5%」についてコメント 国務院の李克強総理は 5 日、第 12 期全国人民代表大会(全人代)第 2 回会議で政府活動報告を行い、今 年の経済目標は去年とほぼ同じで、国内総生産(GDP)増加率の目標は 7.5%前後とし、消費者物価指数(CPI) 上昇率を 3.5%前後に抑え、広義マネーサプライ(M2)の伸び率目標を 13%前後に定めると述べた。ある業 界関係者によると、GDP 成長率の目標達成は難 2000年以降の中国GDPの推移動向 しく、改革によって緩やかに成長していくのが、 今年の政府活動報告の中心的な考え方だという。 「中国証券報」が伝えた。 7.7% 8% ) た報告によると、政策の目標は基本的に市場の 前 14 年 比 12 増 加 10 率 ( 中国国際金融有限公司(中金公司)のまとめ 16 予測と一致するが、一部の機関の予測を上回っ 6 たため、7.0%に引き下げ調整される可能性があ 4 る。政府は経済構造のモデル転換を推進したい 2 考えだが、経済成長率が著しく鈍化すれば、一 0 7.5% 資料)中国国家統計局発表 及び本記事報道より作成。 2014年は本記事報道の政府 目標値。 年 14 20 年 13 20 年 12 20 年 11 20 年 10 20 年 09 20 年 08 20 年 07 20 年 06 20 年 05 20 年 04 20 年 03 20 年 02 20 年 01 20 年 00 20 連の社会問題を引き起こすことになる。政府の 今年の目標は都市部で新たに 1 千万人以上の雇 用を生み出すことで、そのために安定した経済成長の環境を維持することが、政府が各種の改革や経済構造 の調整を進める上でプラスになるという。 ある業界関係者の見方によると、CPI 上昇率を 3.5%前後に抑えることは、インフレに強い力で対抗しよ うとする方針の現れだ。一方では国内で労働力や土地などの生産要素の価格上昇に後押しされ、もう一方で は主要先進国が量的金融緩和政策を採用しているという背景の下、海外の輸入型インフレが中国の物価情勢 に大きな圧力を与えている。CPI 上昇幅を 3.5%前後にコントロールするとの目標は昨年と変わらないが、 昨年の実質上昇率は 2.6%だった。ここから要素価格の改革に一定の余地があることがわかるという。 (「時事速報」(jijiweb.jiji.com/asia_info.html) 2014.3.6) 中国、14 年の投資目標引き下げ=投資依存から消費主導型へ 中国政府は 2014 年の経済成長率目標を 7.5%前後に据え置いたが、投資に関する目標 投 資 500,000額 固定資産投資額 固定資産投資の前年比 ( 400,000 平国家主席、李克強首相らの指導部は、深刻な 大気汚染などを招いた投資型経済成長からの 転換を、徐々に進める決意だ。 20 300,000 15 200,000 10 中国経済の専門家らが注目したのは、14 年 の「全社会固定資産投資額」の想定値が 17.5% 100,000 資料)国家統計局発表「統計公報」 (2012年と2013年)より作成。2014年 は本記事報道の中国政府による目 標値。 増と、13 年の 18.0%増から引き下げられた点。 これは公共投資を含む広範囲の投資動向をカ 25 ) ている」 (エコノミスト)と指摘される。習近 % 億 元 ) 主導型に切り替えたい政府の意向が反映され 35 前 年 比 30 ( は引き下げた。 「投資依存の経済構造から消費 近年における中国固定資産投資の推移 600,000 0 2008年 1 2009年 2010年 2011年 5 0 2012年 2013年 2014年 バーするもので、13 年実績は 19.3%増だった。 投資の数字が引き下げられたのに対し、消費は 14.5%増の高い伸びに据え置かれた。13 年実績は 13.1% 増と目標に届いておらず、農村からの出稼ぎ者を中間層に取り込んでいくことなどを通じ、社会の消費全体 を押し上げたい意向だ。 (「人民日報」(j.people.com.cn) 2014.3.10) 7.5%の成長目標、エコノミストが実現性を判断 ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)は 3 月 5 日、 「エコノミストの反応、中国が達成できない目標?」 と題する記事を掲載し、 「中国の立法機関が北京で会議を開くと、出席者らは今年の各種目標を発表し、珍しい ことに一連の記者会見によりメディアに公開した」と報じた。環球時報が伝えた。 同記事の内容は下記の通り。 海外の注目の焦点は、 (中国の)総理が発表した GDP 成長率、就職率、物価上昇率の目標に集中している。今 年の GDP 成長目標が約 7.5%で据え置かれると、市場のムードが盛り上がった。しかし専門家はすぐに、 「この 成長率は実現できるのだろうか。総理が口にした『約』とは何を意味するのだろうか」と議論を開始した。 仏ソシエテ・ジェネラルのエコノミストの姚偉氏は、 「新指導部は改革の加速、債務リスクのコントロール、 大気汚染対策を約束しながら、7.5%という成長目標を維持した。これは非常に挑戦的だ。目標が実現されない 可能性に注意したのか、政策決定者は『経済運営を合理的な区間内に』 、 『フレキシブルな成長目標』といった 新しい表現を使い、一定の余地を残した」と指摘した。 スタンダードチャータード銀行のエコノミストの魏利氏と王志浩氏は、 「経済成長率がさらに低下すれば、同 目標の達成にはさらなる政策支援が必要になる。改革の提唱者は 7−7.5%という目標を提案したが、最終的な決 定は、ある程度の経済成長率がなければ、政府が改革を進められないことを示した。7.5%という目標は、各地 方に強いシグナルを発した。これは、中央政府は痛みを伴う改革を推進しているが、一定の経済成長を維持す るというシグナルだ」と分析した。 JP モルガン・チェースのエコノミストの朱海斌氏は、 「7.5%の成長目標は、構造改革にさらなる圧力をもた らす。この目標は、短期間内に中性的もしくは積極的な影響をもたらす改革の推進が加速されることを意味す る。これには行政改革、財政改革、金融改革、重要産業への個人資本投資の奨励、計画出産政策の緩和などが 含まれる」と予想した。 キャピタル・エコノミクスのエコノミストの洪雅克氏とプリチャード氏は、 「同目標は海外の多くの予想と一 致している。総理は地方政府の債務リスクをコントロールし、 「影の銀行」 (シャドーバンキング)への管理を 強化し、固定資産投資の増加を抑えると繰り返した。これらの目標は矛盾しているように見えるが、これは政 策決定が犠牲を惜しまず成長目標を維持しようとしなくなったことを示している」と分析した。 ロイヤル・バンク・オブ・スコットランドのエコノミストのルイス・クイジス氏は、 「成長モデルのリバラン スの措置には、改善があったようだ。政府は内需拡大による消費促進を呼びかけ、同時に投資の重要な役割を 全面的に発揮しようとしており、投資を経済の安定成長を維持するカギとしている」と指摘した。 香港上海銀行(HSBC)のエコノミストの屈宏斌氏と孫俊偉氏は、 「成長目標が据え置かれたことに失望し、改 革よりも成長維持の方が優先されるべきと感じている人がいるかもしれないが、私達はこれに同意できない。 改革と成長は支え合う関係だ。一部の改革措置は短期的な痛みを伴うが、安定的な経済・労働・市場条件は、 改革の徹底を促す。改革が徹底されれば、効率を高め、長期的な成長の流れを改善するはずだ」と指摘した。 (「人民日報」(j.people.com.cn) 2014.3.10) 中国のオンライン通販市場、世界最大規模に 中国商務部(省)電子商務司副司長の張佩東氏は 9 日、第 12 期全国人民代表大会第 2 回会議の開催期間にネッ 2 トユーザーと交流し、 「中国の 2013 年の電子商取引(EC)の取引額は、2013 年に推計で 10 兆元(約 165 兆円)に 達し、5 年間で 4 倍となった」と語った。 張氏は、 「中国の 2013 年のオンライン通販取引額は約 1 兆 8500 万元(約 30 兆 5250 億円)に達し、5 年間の平 均増加率は 80%となった。中国のオンライン通販の市場規模が昨年の段階で米国を上回り、世界最大のオンライ ン通販市場になったとする楽観的な声もある」と話した。 電子商取引には詐欺や品質不良といった問題が存在するとのネットユーザーからの声に対し、張氏は「業界全 体で法規・基準の制定を強化・推進していく必要がある。現在、電子商取引に関する立法作業がすでにスタート している」と語った。 中国国家郵政局市場監管司副司長の劉良一氏は、 「中国の宅配業は近年、当初の予想を上回る急速なペースで発 展している。2006 年の郵政体制改革の時点で、宅配便の年間業務量は 10 億件、ネット通販の規模は 500 億元(約 8250 億円)のみだった。昨年の宅配便の業務量は 92 億件に達し、そのうち 6 割以上はネット通販の宅配便であっ た」と指摘した。 (「時事速報」(jijiweb.jiji.com/asia_info.html) 2014.3.11) 中国新車販売、好調続く=2 月は 17.8%増 中国自動車工業協会が 10 日発表した 2 月の同国新車販売台数は、前年同月比 17.8%増の 159 万 6400 台 となった。春節(旧正月)の時期が毎年ずれる影響を取り除くため 1、2 月を通して見ても、前年同期比 10.7% 増と好調ぶりが示された。 2 月の販売台数のうち、乗用車は前年同月比 18.0%増の 131 万 2200 台。日系車の市場シェアは 13.4%と、2 カ月続けて、外資系首位のドイツ(23.4%)に及ばなかった。 日系上位 3 社の 1、2 月の新車販売台数は、いずれも全体を上回る伸びを確保。日産自動車は前年同期比 17.8%増、トヨタ自動車は 26.4%増、ホンダは 31.3%増だった。 中国政府は、投資依存型の経済成長から消費主導型への転換を目指し、取り組みを進めている。今年は、 投資を抑制気味にする方針で、自動車販売の好調持続は、成長率目標「7.5%前後」の達成に追い風となり そうだ。一方で、自動車の急速な普及は、大気汚染悪化の一因となっている。 <企業関連> (「時事速報」(jijiweb.jiji.com/asia_info.html) 2014.3.7) 米フォード、2 月の中国販売67%増 米自動車大手フォード・モーターは 6 日、中国での 2 月の新車販売台数が前年同月比 67%増の 7 万 3040 台となったと発表した。1∼2 月の累計販売台数は前年同期比 59%増の 16 万 7506 台だった。 合弁会社別の販売台数は、長安フォードが小型乗用車「フォーカス」が引き続き好調で、81%増の 5 万 3272 台。商用車の江鈴汽車は 22%増の 1 万 6756 台だった。 (「時事速報」(jijiweb.jiji.com/asia_info.html) 2014.3.7) 英TI オートモーティブ、広州に車載燃料タンク工場 中国のポータルサイト捜狐網が 6 日伝えたところによると、イギリス自動車部品大手 TI オートモーティ ブは 5 日、広東省広州市に建設した小型車用樹脂製燃料タンク工場を稼働させた。プラスチック射出成形 タイプを主力製品とし、日産やトヨタ、プジョー・シトロエン・グループ(PSA)の現地工場、中国の新興 自動車メーカーの観致汽車(クォロス・オート)への納入を目指す。 新工場の敷地面積は 6200 平方メートル。従業員数は 40 人。吉林省長春市に次ぐ中国 2 カ所目の燃料タン ク工場となる。同社は 1985 年に中国に進出。燃料やブレーキ用金属配管などを手掛け、顧客には上海通用、 上海大衆、長安福特、一汽大衆など中国の主要完成車メーカーが名を連ねる。 3 (「時事速報」(jijiweb.jiji.com/asia_info.html) 2014.3.10) 蘭アクゾノーベル、上海で塗料増産へ=新工場が稼働 7 日付の中国紙・中国証券報(A9 面)によると、オランダ化学大手のアクゾノーベルは 6 日、上海市松江 区に建設した塗料の新工場が稼働したことを明らかにした。松江工場の年産能力はこれにより倍増し、同 社最大の塗料工場となる。投資額は 1400 万ユーロ。新工場では原料のエポキシ樹脂やポリエステル樹脂も 生産する。 アクゾノーベルは、中国で積極的に事業を展開しており、2013 年の中国売り上げは 16 億ユーロに達し た。また、松江工場には研究開発センターを置いている。 <地域関連> FTZ 建設推進を=中央本気度、上海はお墨付き−習中国国家主席 (「時事速報」(jijiweb.jiji.com/asia_info.html) 2014.3.7) 6 日付の解放日報などによると、中国の習近平国家主席は全国人民代表大会(全人代=国会)初日の 5 日、北 京市内の人民大会堂で上海市代表団と会い、「(上海は)全国の改革・開放の先陣であり続け、(昨年上海に開 設された)自由貿易試験区(FTZ)の建設を進めるよう希望する」と述べ、FTZ での経済改革を深化させるよう 求めた。 5 日の政府活動報告にも上海 FTZ の推進が盛り込まれたが、トップ自らが語ることで、FTZ への本気度を 内外に示した形。上海市としても、既得権益層の抵抗が強い中、中央のお墨付きをアピールできた。 習主席は「FTZ 建設は党中央が新しい状況下で改革開放を進めるために提示した重大措置だ」と強調。 「大 胆に突っ込み、試し、自ら改める」よう指示した。 さらに他の地区でも FTZ 設置が見込まれていることも念頭に、 「船が競うときには、最もオールをこいだ 者が先を行く」という成語を引用して、上海の指導部に一層の努力を促した。 習主席はかつて上海で党書記を務めたことがあり、代表団と親しく意見交換したという。 (「人民日報」(j.people.com.cn) 2014.3.7) 経済競争力ランキング、 江蘇省が広東省抜きトップに 2014 年版の「中国省域競争力青書」が 6 日、北京で発表された。同報告書によると、中国の省別マクロ 経済競争力ランキングで、江蘇省が初めて広東省を抜いてトップに立った。中国新聞社が伝えた。 報告書は、福建師範大学と中国社会科学文献出版社が共同で発表したもの。研究チームは、 「経済実力競 争力」「経済構造競争力」 「経済外向度競争力」の 3 つを根拠として、2011 年から 2012 年までの中国の 31 省(直轄市、自治区)のデータを整理・分析した。統計によると、2012 年の全国経済総合競争力でトップ 10 入りした省は順に、江蘇、広東、北京、上海、浙江、山東、天津、遼寧、福建、四川だった。2011 年と 比べると、広東と江蘇のランキングが入れ替わった。 江蘇省の経済総合競争力が広東省を超えてトップに立ったことについて、中国社会科学院数量経済・技 術経済研究所の李雪松・副所長は、新たなランキング結果は中国の地域経済の変化の傾向を反映したもの だと解説している。2012 年の欧州債務危機は、中国の対外貿易に予想以上の影響を与えた。沿海地区への 影響はとりわけ大きく、広東省のランキングが下がったのはこれによるものと見られる。 報告書によると、2011 年に比べて、経済競争力のポイントが上昇傾向を示した省は 21 省にのぼり、こ のうち西蔵(チベット)自治区や甘粛省などはポイントの上昇幅が最大となった。2011 年と比べてランキ ングが上がった省は 11 省あり、このうち安徽省と吉林省、湖北省のランキングの上昇幅が最大となった。 「十二五」 (第 12 次 5 カ年計画、2011-2015 年)中期の各省の総合競争力は、それぞれ一定程度の向上 4 と回復を見せているが、地区ごとの経済発展の不均衡は依然として際立っており、最下位の西藏自治区の ポイントは 27.49 ポイントにとどまり、江蘇省の半分に満たなかった。 地域ごとの経済発展の格差を見ると、 「十二五」中期、中国の中西部地区の発展速度は東部を上回ってお り、地域間の絶対的な格差は依然として大きいものの、相対的な格差はいくらか縮小している。2012 年の 中国の 4 大地域経済競争力は、東部が 47.22 ポイント、中部が 36.05 ポイント、西部が 31.46 ポイント、 東北部が 37.93 ポイントで、2011 年と比べると、西部と東部、東部と中部とのポイントの差は縮小してお り、中国の各地域経済の協調発展は新たな時期に入ったものと考えることができる。 珠江デルタ、世界水準のブロードバンドネット都市群を建設 (「人民日報」(j.people.com.cn) 2014.3.10) 広東省の朱小丹省長は広東代表団全体会議で、 「広東省は『広東省ブロードバンドネットワークのインフ ラ整備の全面的な推進に関する意見』 (以下、同意見)を正式に通達し、両会(全国人民代表大会・全国政 治協商会議)後にブロードバンドネットワーク広東省発展計画を直ちに発表する」と表明した。人民日報 が伝えた。 広東省は今年、全省のブロードバンドおよび珠江デルタのスマート都市群の建設計画を開始し、情報化 施設の建設、ビッグデータ・クラウドコンピューティング・インターネット技術の普及、製造業のスマー ト化と「恵民工程(省エネ製品の普及プロジェクト)」に取り組み、新たな国際競争の中で有利な地位を占 める。ブロードバンドネットワーク発展計画の中で、広東省は珠江デルタで真っ先に世界クラスのブロー ドバンド都市群を建設する。 同意見は 6 部分・21 項目に分かれ、▽次世代情報インフラの建設を加速し、2020 年までに全省の情報化 水準を世界先進レベルにし、 「スマート広東」の建設を完了する▽光ファイバによるブロードバンドネット ワーク、通信基地局、通信ルートなどの情報通信インフラの整備を、各地政府の都市部・農村部建設全体 計画に盛り込む−−など、広東省の情報化について全面的な手配を行った。 同意見はまた、情報通信インフラを、交通・水利・市政など大型公共施設の重要関連設備とし、主体プ ロジェクトと同時に計画・設計を進めるよう求めた。 深セン市の許勤市長は、 「深セン市は今年、公益性を持つ重要な公共の場で、無料 Wi-Fi の全面的なカバ ーを実現する。深セン市は 2015 年までにワイヤレス都市というモデル都市を建設し、全市の 3G ワイヤレ ス・ネットワークのカバー率を 99%以上に、4G を 90%以上にする」と語った。 <社会関連> <政府活動報告解読>「3 つの 1 億人問題」解決で新型都市化推進 (「人民日報」(j.people.com.cn) 2014.3.6) 李克強国務院総理は 5 日午前 9 時、第 12 期全国人民代表大会(全人代)第 2 回会議において政府活動報 告を発表、体系的な対策を講じた 2014 年の政府活動について報告した。人民網の時事評論掲示板「強国論 壇(フォーラム)」の特別ゲストとして招かれた中国社会科学院の汪同三・学部委員は、習近平新体制のも とでの政府「活動報告」の特徴や今年の改革の新たな方向性をテーマに、ネットユーザ―とオンライン交 流を行った。人民網が伝えた。 オンライン交流での汪氏の発言内容は以下の通り。 都市化は、中国政府が差し当たり取り組むべき重要任務のひとつである。都市化の推進は、中国経済発展 の潜在的問題を解決できるだけでなく、さまざまな社会問題も解決する。このような背景から、第 18 期中 央委員会第 3 回全体会議(三中全会)と今回の「政府活動報告」の中で、都市化建設の推進をどのように 進めていくかが、大きくクローズアップされることになった。 「政府活動報告」で言及されているのは、 「新 5 型都市化」であり、これは、従来の「都市化」の概念とは一線を画している。 では、 「新型都市化」とは何か?「政府活動報告」では、 「人間本位の都市化」と定義されている。都市化 の推進は、国民の生活水準を高める目的で行われ、それによって「人間本位の社会」における数々の問題 の解決が可能となる。 「人間本位の都市化」の具体的内容については、 「政府活動報告」で詳細に述べられ ている。李総理は、 「1 億人の農業人口を都市部に定住させる」、 「1億人が住む都市部のスラム街や城中村 (都市部に取り残された環境の劣悪な地域)を改善する」 、「中西部の 1 億人が住む地域の都市化を実現す る」という 3 点を、「3 つの 1 億人問題」として大きく取り上げた。 この「3 つの 1 億人問題」は、実際、解決しなければならない大きな課題である。最初の「1 億人の農業 人口を都市部に定住させる」問題については、すでに都市部で進められており、地方から都市部に出て働 いている人々の戸籍を都市に移し、都市に定住させる。これらは、特に、すでに都市部で就労している人 や農村から流入している人を対象としたものだ。2 番目の「1億人が住む都市部のスラム街や城中村(都 市部に取り残された環境の劣悪な地域)を改善する」の 1 億人は、すでに都市部に移り住んでいるものの、 居住環境が極めて劣悪である人々の住宅環境の改善を目指す。最後の「中西部の 1 億人が住む地域の都市 化を実現する」については、農村部、特に中西部に居住する人々の問題解決を図るためには、都市化がか なり立ち遅れている中西部住民に焦点を当て、都市化が全国でバランスの取れた発展を実現するよう促進 する方針だ。政府活動報告において、李総理が新型都市化の問題について、大変アグレッシブに方針を語 っていることは、誰の目から見ても極めて明らかだ。 (「人民日報」(j.people.com.cn) 2014.3.6) 中国の煙霧発生、間もなく転換点を迎えるか 中国国民が最も注目している煙霧解消の時期について、全国人民代表大会代表、中国科学院副院長の丁仲礼 氏は 4 日に北京で、 「大気汚染対策の『国 10 条』の公布後、各地が排出削減を強化している。煙霧発生の頻度 は、すでに転換点に近づいている可能性がある」と指摘した。中国新聞社が伝えた。 中国の 2013 年の煙霧発生日数は、過去 52 年間で最多となった。午年の新年早々、中国は広範囲の煙霧に見 舞われた。中央気象台は「黄色警報」を発令し、各都市で重度汚染が発生した。 丁氏は、 「中国東部の 10 省・直轄市、北京市・天津市から海南省までの計 92 万平方キロの土地は、世界の土 地面積の 0.6%しか占めていない。この狭い範囲内で、2013 年の 1 人平均の石炭消費量が全世界の 21%を占め た。人口、工業の密集、エネルギー消費量により、同地域は単位面積当たり汚染物排出量で世界のトップにな っている」と指摘した。 長期的に環境変化を研究している専門家の丁氏は、煙霧防止の「転換点」について触れたが、これは中国国 務院が昨年「大気汚染防止 10 条の措置」を発表してから、各都市の排出削減が強化され続けたからだ。丁氏は、 「この『国 10 条』が徹底されれば、石炭・自動車という二つの主要汚染物質排出源が抑制され、硫化物、窒化 物、極小微粒子などの量が減少し、大気汚染の強度も頻度も低下するだろう」と予想した。 しかし丁氏は、 「煙霧を一発で治療する『特効薬』はなく、長期的な過程を経ることになる。当然ながら、政 府の力強い管理の下で進める必要がある」と強調した。 丁氏は、 「北京市の先週の悪天候に、市民は焦りを感じた。このような天気の流れについて、科学界には『超 長期安定型天気』という言葉がある。北京市で 1 周間にわたり北風が吹かず、南風が時おり逆に吹きつけたた め、都市全体の汚染物質が拡散されず、北京南部の汚染源からも汚染物質を運んできたほどだ。汚染物質が増 加を続け、2 月 26 日の大気中の PM2.5 の濃度は 500μg/㎥に達した」と説明した。 丁氏は、 「この超長期安定型天気は、1949 年に気象記録が始まってから 5 回しか発生したことがないが、昨年 と今年に 1 回ずつ発生している」と述べた。 6 丁氏は、 「この極端な気象状況は今後増加する可能性がある。これは地球温暖化を背景とするものだ。自然界 の気象要素と人為的な汚染物質の排出が共に作用するため、これに対する心の備えが必要だ。煙霧の除去、も しくは発生の大幅な減少には長い時間がかかる。いつになれば徹底的に解決されるかについては、現時点で答 えを出せることではない」と話した。 (「人民日報」(j.people.com.cn) 2014.3.10) 環境保護法、現実的問題に有力規定 今年の深刻な煙霧を受けて、両会では環境問題が代表、委員、市民が最も注目する問題の 1 つとなっている。 全人代常務委員会法制工作委員会行政法室の袁傑室長は 9 日「水質汚染対策と大気汚染対策の法案はすでにま とめられ、立法計画に組み込まれており、関係方面が修正を急いでいる」と説明した。中国新聞網が伝えた。 袁室長は「法案は政府の責任を強化した。例えば地方人民政府には現在の環境悪化状況を抑え込む措置を講 じる義務があるとの規定、政府は経済・技術政策の策定時に環境への影響を十分に考慮する必要があるとの規 定だ。また、環境保護の取り組みの考課制度を明確にし、環境保護の取り組みの良し悪しを、政府および責任 者に対する考課の重要な根拠にするとした。さらに法的責任追及制度を強化し、行政機関に違法行為があり、 深刻な結果をもたらした場合は、主たる責任者は引責辞任しなければならないと定めた」と説明。 「環境保護において法を破る代償が安く、法を守るコストが高いという問題を集中的に解決する必要がある。 監督・管理を逃れて汚染物質を排出した人員は勾留することができる。許可を得ずに事業を始める行為に対し ても、的確な規定を設けた。環境アセスメント機関などが偽りのアセスメントをした場合は、連帯民事責任を 追及する。また、汚染物質排出設備の差し押さえ権を環境保護機関に与える」と表明した。 7 CaN International グループ (星海財務コンサルティング) 公認会計士 星野 海 info@starsea.asia 中国会計・税務の現場から 「増値税・営業税の四半期申告納税」 公認会計士 大久保昭平 info@caninternational.co 【はじめに】 増値税や営業税の申告納税は多くの現地法人で毎月行われていると思いますが、 規定上はそうは 定められておりません。 「増値税の納税期限は、それぞれ 1 日、3 日、5 日、10 日、15 日、1 ヶ月あるいは 1 四半期とす る。納税人の具体的な納税期限は、主管税務機関が納税者の納税額の大小に応じて決定する。納税 人が 1 ヶ月あるいは 1 四半期を 1 納税期間とするとき、期間満了の日から 15 日以内に申告・納税 を行う。」(増値税暫定施行条例 23 条) 「営業税の納税期限は、それぞれ 5 日、10 日、15 日、1 ヶ月あるいは 1 四半期とする。納税人 の具体的な納税期限は、主管税務機関が納税人の納税額の大小に応じて決定する。納税人が 1 ヶ月 あるいは 1 四半期を 1 納税期間とするとき、期間満了の日から 15 日以内に申告・納税を行う。」 (営 業税暫定施行条例 15 条) 一般的には四半期の申告納税の対象となる範囲について余り理解はされておらず、中国税務に関 する日本語の解説でも「増値税・営業税は月次申告を行います。」というようなものが広く流布さ れているようです。それが、増値税・営業税の申告が四半期でよいのであれば、現地法人の会計・ 税務実務の労力も当然緩和されるかもしれません。本号では関連規定の説明を行い、四半期申告納 税の対象となる納税人の範囲について解説をしていきます。 【暫定施行条例実施細則】 上記の規定に基づき、増値税・営業税の暫定施行条例実施細則では次のように定められています。 「条例第 23 条の 1 四半期を納税期限とする規定を活用できるのは小規模納税人に限られる。小規 模納税人の具体的な納税期限は主管税務機関がその納税額の大小に基づいてそれぞれ決定する。」 (増 値税暫定施行条例実施細則 39 条) 2008 年の増値税暫定施行条例の修正に伴い、増値税の申告頻度として季度が定められ、増値税暫定 施行条例実施細則により小規模納税人が対象となることが明示されました。 「銀行、財務公司、信託投資公司、信用社、外国企業の常駐代表機構の納税期限は 1 四半期とする。」 (営業税暫定施行条例実施細則 27 条) 2008 年の営業税暫定施行条例の修正に伴い、営業税の申告頻度として季度が定められ、営業税暫定 施行条例実施細則によりその範囲が定められました。 【上海における申告納税制度改革】 2012 年末、温家宝首相(当時)が主導で景気対策や政府業務効率化を進め、物流コストの低減 8 策などを実施したと報じられています。それと時を同じくし、納税者の負担を軽くするためとして、 申告納税制度改革が行われています。上海市では、「本市範囲内の申告納税制度改革の実施に関する 公告」 (上海市国家税務局 上海市地方税務局公告 2012 年第 9 号)、次いで「<本市範囲内の申告納税 制度改革の実施に関する公告>の貫徹実施に関する意見」 (沪 国税征科〔2013〕3 号)が発表されまし た。 これによると、内容は次の通りです。 下記の条件の一つを充たす納税者は、増値税、消費税、営業税と付加税の納税期限は四半期にな ります。 (一) 増値税あるいは消費税のみを申告する増値税の小規模納税人。 (二) 営業税課税項目を兼営する増値税の小規模納税人で、税務登記・開業から満一年 を経過しており、かつ、前年度の実際の営業税納付額が 10 万元以下(10 万元を含む)である者。 (三) 税務登記・開業から満一年を経過しており、かつ、前年度の実際の営業税納付額 が 10 万元以下(10 万元を含む)である営業税の納税人。 本改革の対象となる納税人は毎年 1 月、4 月、7 月、10 月に税法規定の期限に基づいて 1 四半期の 増値税、消費税、営業税と付加税の申告・納税を行い、納税額を完納しなければなりません。また、 申告納税表は四半期分をまとめて作成・報告し、財務会計報告書や税務機関が要求する納税人が報告 するその他の納税資料は月ごとに作成し四半期ごとに報告を行う、とされています。ここでのポイン トは、四半期申告納税の対象者であっても、財務諸表は月ごとに作成しなければならない、という ところでしょう。 また、企業所得税と個人所得税など他の税目の申告納税は以前の規定どおりに実行することも明 示されています。 また、自社がこの申告納税改革制度の対象となっているかどうかについては、市局が毎年一月の徴 税機関から対象となる企業のリストを総合徴税管理ソフトウェアから抽出するとされており、実際実 務上も自社の申告納税システムなどに新たに対象となった企業について通知が来る仕組みになって いるようです。上海市の分税務局が照合確認後はこのリストは 1 年間は変動がありませんが、以下の 状況においては年内の増減変動が認められます。 (一)、新たに開業した会社(新たに認定されたことを含む)で増値税あるいは消費税のみの申告 納税を行う増値税の小規模納税人。及び本市内に転入した納税人。 (二)、年内に税務登記の抹消を行った者。あるいは増値税の一般納税人に認定された者。 【シンセンにおける四半期申告納税の開始】 シンセン市国家税務局は 2013 年 5 月、 「シンセン市国家税務局小規模納税人の季度増値税・文化 事業建設費申告・納付に関する公告」 (2013 年 8 号)を発表し、2013 年 7 月 1 日より小規模納税人は 増値税の納税期限を 1 ヶ月から 1 四半期に調整する、と定められ増値税暫定施行条例実施細則と符合 9 を取っています。 また、シンセン市地方税務局は「シンセン市地方税務局小規模微細企業の営業税及びその付加税 に関する四半期申告納税に関する通告」 (公告[2013]12 号)を発表し、以下の企業に対して営業税及 びその付加である都市建設維持税、教育費付加、地方教育付加の納税人に対して四半期納税を認める としています。 (一)、前年の営業額が 500 万元以下(500 万元を含む)である営業税納税人。 (二)、地税部門コントロールシステム上正常な経営状態となっている営業税納税人。 (三)、税収調整方式が査帳徴収方式である営業税納税人。 星野 海 星海財務コンサルティンググループ 代表 /CaN International China 代表 日本国公認会計士、日本証券アナリスト協会検定会員 大手総合商社を経て、KPMG(東京)で米系メガ金融機関や上場会社等の 監査における主査業務を歴任。シンガポールで資産運用会社を設立、CFO 業務の経験もある。アジアの最前線で働く日本人の力になりたく、華東で 会計税務と許認可関係のコンサルティング会社を設立運営。 ホームページアドレス: http://www.starsea.asia/ 大久保 昭平 CaN International グループ代表 日本国公認会計士 新日本監査法人、SCS Global を経て、CaN International グループ代表就任。 CaN International では、グループ経営管理、クライアント開発、各種コンサ ルティング業務に従事する。これまでに関与した企業は数百社、10 年を超 える豊富なコンサルティング経験を有する。 専門はコーポレート・ファイナンスで、多数のクロスボーダーM&A に関与 する。 ホームページアドレス: http://www.caninternational.co/ 10 みずほ銀行の中国ビジネスネットワーク みずほ銀行(中国)有限公司 ◎ 上海本店 ● 大連支店 ● 青島支店 上海市浦東新区世紀大道100号 上海環球金融中心 21階(業務窓口)、23階(来賓受付) 遼寧省大連市西崗区中山路147号 森茂大厦6階 Tel:(86-411)83602543 山東省青島市市南区香港中路59号 青島国際金融中心44階 Tel:(86-532)80970001 ● 大連経済技術開発区出張所 遼寧省大連市大連経済技術開発区 紅梅小区81号ビル古耕国際商務大厦22階 Tel:(86-411)87935670 ● 広州支店 ● 無錫支店 ● 武漢支店 ● 深圳支店 ● 蘇州支店 広東省深圳市福田区金田路 皇崗商務中心1号楼30楼 Tel:(86-755)82829000 江蘇省蘇州市蘇州工業園区 旺墩路188号建屋大厦17階 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