核兵器廃絶に向けた科学者と宗教者との対話集会

核兵器廃絶に向けた科学者と宗教者との対話集会
~世界パグウォッシュ会議をうけて~
1.趣旨
原爆投下から 70 年の月日が経ちました。この原爆投下は一瞬にして数十万人
の尊いいのちを奪い、また今尚、数十万人の被爆者がこの被爆による後遺症に
苦しんでいます。多くの人々が残虐で非人道的である核兵器の廃絶を願うもの
の、力の支配を奉ずる国際政治において利用され、未だ世界には1万6千個も
の核兵器が存在しております。そしていつまた筆舌に尽くし難い悲劇を人類の
うえにもたらしかねない恐怖を与え続けています。
こうした現状に対し、本年、長崎にて「核兵器と戦争の根絶」を原点にする
国際的な科学者が集う「世界パグウォッシュ会議」が開催されます。このパグ
ウォッシュ会議では、核兵器の非人道性の議論を含め、その廃絶に向けた科学
的・客観的な議論が行われる予定です。
一方、宗教者もこの非人道的な核兵器の廃絶に向け、国際的な連帯のもと、
長年に渡る懸命な行動を続けてまいりました。
そこで戦後 70 年を迎えた本年、世界パグウォッシュ会議が開催されるこの機
に、核兵器廃絶の歩みをより確かなものにするために科学者と宗教者との対話
集会を開催することになりました。国内外の科学者と宗教者が、核兵器廃絶へ
の道筋を共有し、共に求められている取り組みについて語り合います。そして
この対話集会で見出された行動を、より多くの人々と分かち合い、その実行を
呼びかけます。
2.共催:長崎県宗教者懇話会
(公財)世界宗教者平和会議(WCRP)日本委員会
3.日時:2015 年 11 月6日(金)13:30 ~ 17:00
4.場所:長崎カトリックセンター
(長崎市上野町 10-34
2F 講堂
TEL: 095-846-4246)
5.主な参加者:国内外の宗教者、科学者、市民、専門家、NGO、メディア等
6.言語:日本語・英語(同時通訳)
7.参加申し込み:
参加にあたりましては、事前に申込みをお願い致します。
①お名前
②ご所属
③ご連絡先
をご記載の上、10 月 31 日(土)までに、本集会の事務局(WCRP 日本委
員会)まで Email(info@wcrp.or.jp) にて送付下さい。
8.受 付
11 月6日(金)13:00 より、長崎カトリックセンター2F 講堂前にて受
付を開始します。集会は 13:30 から開始します。
9.問い合わせ
【事務局】
(公財)WCRP 日本委員会:
〒166-0012 東京都杉並区和田 2-6-1 普門館 5 階
TEL:03-3384-2337
FAX:03-3383-7993
Email: info@wcrp.or.jp
核兵器廃絶に向けた科学者と宗教者との対話集会
プログラム
(敬称略)
13:00
受付・参加登録
13:30
開会
平和の祈り(黙祷)
開会挨拶:野下千年(長崎県宗教者懇話会会長、カトリック長崎大司
教区エキュメニズム・諸宗教委員会委員)
歓迎挨拶:田上富久(長崎市長)(依頼中)
被爆者証言:中島正德(長崎県被爆者手帳友愛会会長)
14:00「核兵器なき世界に向けて―科学者と宗教者の責任」
基調発題:クリストファー・ワトソン(パグウォッシュ会議国際評議員、
オックスフォード大学名誉評議員)
杉谷義純(WCRP 日本委員会理事長、天台宗宗機顧問)
14:30
パネルディスカッション「科学者と宗教者との対話」
コーディネーター:高原孝生(明治学院大学国際学部教授、
同国際平和研究所所長)
登 壇 者 :カレン・ホールバーグ(パグウォッシュ会議国際評議員、
バルセイロ大学院物理学部教授、
国立科学技術評議会研究員)
レベッカ・E・ジョンソン
(アクロニム軍縮外交研究所所長)
楠達也(長崎県宗教者懇話会理事、
浄土真宗本願寺派玄成寺住職)
三鍋裕(WCRP 日本委員会核兵器廃絶・軍縮タスクフォース、
日本聖公会横浜教区主教)
杉野恭一(WCRP 国際委員会副事務総長)
フロアーディスカッション
16:40
核兵器廃絶へのアピール
閉会挨拶:WCRP 日本委員会
平和の祈り(黙祷)
17:00
対話集会終了
交通アクセス
最寄りの駅
JR 九州長崎本線浦上駅下車
最寄りのバス停
長崎県営バス 本原一丁目経由のバス(毎時 10 本程度)
「カトリックセンター前」バス停下車すぐ
最寄りの電停
長崎電気軌道(路面電車)
赤迫行き「松山町電停」下車、徒歩約 12 分