音声チェッカー

デジタル地上波放送対応
音声チェッカー
本装置は、放送局マスターにおいてアナログ放送とデジタル放送のサイマル音声を比較監視する
装置です。放送局マスターではデジタル音声はアナログ音声との同時モニタリング(デジタル音
声をアナログより小さいレベルとしている)
声をアナログより小さいレベルとしている)による監視、
による監視、ヘッドホンによる監視、
ヘッドホンによる監視、レベルメータ
レベルメータ
による監視等が行われています。いずれにしても監視者の負担を増やすものとなり、放送事故の
要因となります。本音声チェッカーはアナログ放送とデジタル放送のいずれか一方の音声を人間
がモニタリングし、他方は本音声チェッカーにより自動監視することを目的としております。こ
れにより放送局マスターでの音声監視の人間の負荷の低減を実現いたします。
■ システムの特長
1)パソコンおよびパソコンの周辺装置として市販されている音声ボードおよ び接点出力ボー
ドを使用することにより、低価格を実現
ドを使用することにより、
低価格を実現
2)新規に開発したアルゴリズムにより、アナログおよびデジタルのマトリックススイッチの
切り替えタイミングやファイリング時のタイミングの違いにより発生する音声のジッタを 吸収し正しく監視を行います。
3)エラーおよび無音状態が発生したときは
3)
エラーおよび無音状態が発生したときは BEEP 音および接点によりお知らせします。
■ 監視構成例
結果
表示
アナログTV
(VTR)
デジタルTV
(STB)
汎用PC
L
Line Out
Line In
Audioボード
1
Line In
Audioボード
2
R
L
Line Out
R
接点出力ボ
ード
Error
無音
→アラ監へ
■音声チェッカー監視画面
1 入力音声表示
・ 周波数表示
・ 時間軸表示
・ 無音期間表示
(緑色部分)
1
2
3
2 結果表示
3 調相ステータス表示
・ 結果ステータス表示
・ 相関係数および分散表示
・ エラー限界設定値表示
・ エラー回数設定値表示
・ 補正位置候補表示
・ 補正位置での相関値表示
・ ピークレベル表示
・ 決定補正位置表示
■設定項目画面例
■設定表示画面例
■ Rch チェック禁止設定
アナログ2ヶ国語放送、
アナログ2ヶ国語放送、デジタル複数音声
デジタル複数音声 PES 放送時に
Rch のアナログ放送とデジタル放送の音声に矛盾が生じ
エラーが発生してしまいます。
Rch チェック禁止設定を使用することにより、
チェック禁止設定を使用することにより、指定した
指定した
日時の Rch の音声チェックを停止いたします。
■接点出力設定
各種エラーを任意の接点出力にアサインすることが可能
です。
です。また、
また、複数のエラーを同一の接点出力に振り分け
複数のエラーを同一の接点出力に振り分け
る事も可能です。
■音声チェッカー調相技術
■
音声の比較監視を行う場合には2つの音声をサン
プルベースで正確に調相(同期)させる必要がありま
す。そのためには、マーカー信号を利用する方法が一
般的ですが、放送ではマーカー信号を埋め込むことが
出来ないため、比較する2つの音声を直接比較して合
わせこむ必要があります。
本音声チェッカーではサンプリングした2つの音声
の一方をサンプリング点毎にずらしながら、すべての
相関係数を求めて最大となる位置を検出します。さら
に、偽相関を除去するためサンプリングした音声を3
つに分けてそれぞれにおいて相関係数の最大となる位
置を求めて、多数決で最終的な位置を決定します。
直接比較して調相する方式では、無音が発生すると
調相が取れなくなります。無音時には通常と異なる処
理が必要となります。さらに、演出やCMの入りの固
定遅延の無音だけでなく、マトリックススイッチのタ
イミングやファイリング時のタイミングにより、ジッ
タとして無音が発生する事があります。よって、無音
を正確に判別することが非常に重要となってきます。
本音声チェッカーでは演出やCMの入りで発生する無
音やシステムのジッタとして発生する無音はエラーと
せずに、機器の障害で発生した無音を検出することが
可能です。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・位置をずらしながら相関係数を求める
すべての位置における相関係数表示
■その他の技術
音声の相関係数を放送局マスターの監視者の主観評価
に近づけるため、エラーを判断する最終的な相関係数は
に近づけるため、エラーを判断する最終的な相関係数は
サンプリングしたデータを FFT により、
により、周波数ドメイン
周波数ドメイン
に変換したレベルで相関を求めております。
これにより、放送局のシステムで利用されている音声
これにより、放送局のシステムで利用されている音声
コンプレッサーの特性に影響されにくく、
コンプレッサーの特性に影響されにくく、より主観的な
より主観的な
結果に近い判断が可能です。
時間ドメイン表示
周波数メイン表示
エラーログだけでなく、
エラーログだけでなく、相関係数のトレンドをログと
相関係数のトレンドをログと
して残すことができます。
また、エラーが発生した時点から前10秒間、
また、エラーが発生した時点から前10秒間、後ろ30
後ろ30
秒間の音声を記録することが可能です。
秒間の音声を記録することが可能です。音声は
音声は w a v e
ファイルフォーマットで記録されており、
ファイルフォーマットで記録されており、Windows
Windows Media Player や各種サウンドプレイヤーで再生すること
が可能です。
エラー発生ポイント
遅延
w a v e ファイル
■ 仕様
(1) 音声入力 (SOUND CARD 1、
1、2 2 Line
Line In
1) 最大入力レベル :1 Vrms(0dB)以下 Vrms(0dB)以下 2) 測定時最大入力レベル 測定時最大入力レベル :
:500mVrms(-6dB)
3) 入力インピーダンス
3)
入力インピーダンス
:10K Ω以上
4) 入力端子
4)
入力端子
: 3.
3.5Φ ミニジャック 5Φ ミニジャック (EIAJ
(EIAJ RC6701A 準拠品)
(2) 接点出力
1) 出力回路
右図による
2)接点仕様
項目
仕様
最大許容電圧
125V(AC),30V(DC)
最大開閉電流
2A(Max)
機械的寿命
2000 万回以上
万回以上(開閉頻度
(開閉頻度 180 回/分)
電気的寿命
10 万回以上
万回以上(開閉頻度
(開閉頻度 20 回/分)
使用リレー
Pals・
Pals
・5V
3) 使用コネクタおよび適合コネクタ
【使用コネクタ】
37
37 ピン D-SUB コネクタ
コネクタ[F(
[F(雌
雌)タイプ]
タイプ] 【適合コネクタ】
17 JE-23370-02(D8C)[DDK 製、
製、MM(雄)
(雄)タイプ
タイプ]]
■ 予定価格
項目
音声チェッカー
内容
PC、
PC
、モニター
価格
315,000-
音声ボード
キーボード、マウス
キーボード、
マウス
インストールおよび初期設定
(ワンセグ TV
TV、
、デジタル TV は含みません)
接点出力
35,000-
(オプション)
設置費用
別途ご相談
このカタログの内容は 2005 年 10 月 1 日現在のものです。
日現在のものです。記載内容はお断り無く変更することがありますので、
記載内容はお断り無く変更することがありますので、ご了承ください。
ご了承ください。
メタデータ
山梨県南アルプス市バラ沢 1 0 7 7
Tel
:055-282-9330 :055-282-9330 e-mail :s_yazaki@cream.plala.or.jp