【PDF】6月号「月間人材教育」 - Precena Strategic Partners

プレセナ・
ストラテジック・
には、どのような力が求められてい
るのか。
「グローバル人材に絶対に必要な
能力は、数字でバックデータを示す
ことができる『ファクト・ベース・
/
/
MBA
コミュニケーション』の能力と、議
思考力
強化
論を書きながら整理する『ファシリ
問題解決を核に、集合研修、研修内製化支援、e ラ
ーニングなどを通して企業の成長を支援するプレ
セナ・ストラテジック・パートナーズ。トヨタ、
三菱商事などの一流企業を顧客に持つ同社が新た
に開発したグローバル人材育成プログラムは、大
手企業からも注目を集め、導入社数も増加してい
る。そもそも同社がなぜグローバル人材育成に関
わったのか、同社のプログラムの特徴は何か、創
業者の高田貴久氏にお話を伺った。
当社の考える「グローバルリーダー」の階層別・スキルマップ
組織牽引力
強化
パートナーズ
世界で求められる能力とは何か?
真のグローバル人材を育む
プレセナ社の育成プログラム
テーション』の能力です」
KPI
あるロジカルシンキングは必須の能
にはファクト・ベース・コミュニケー
仕事の基本
強化
力だが、グローバルで活躍するため
伝える力
強化
コミュニケーションの基礎言語で
PDCA
ションとファシリテーションが絶対
に欠かせない。日本人にとって母
高田貴久氏
創業者
元ボストン・コンサルティング・グループ
シンガポール国立大学 アジアパシフィック EMBA コース在学中
国語ではない英語で議論し、バック
く業務配分やチーム運営、コミュニ
さらに研修講師は 100% 自社講師
ボーンの異なる相手を説得すること
ケーションを行うものだ。生まれも
であり、海外における研修でも外部
はかなり難しい。
育ちも異なり、言葉も十分には通じ
の委託講師を使わない点もプレセナ
しかし、数字で根拠を示したり、
にくい現地メンバーを理解するには
社の特徴だ。日本とシンガポールの
必須のスキルである。
拠点から、あたかも人工衛星のよう
人「Precena Strategic Partners Pte.
ション力、リーダーシップ……どれ
ホワイトボードや紙を使って議論を
Ltd.」を設立し、日系企業へのヒアリ
もよく耳にしますよね。否定はしま
書きながらまとめることができれば
ングを行いつつ、同時にシンガポール
せんが、実は案外、もっと重要な能
強力な武器となる。
今年、創業 10 周年を迎えたプレセ
国立大学のEMBAコースにも通う。
力があるんですよ」
「もちろん語学力を高めることも
ナ・ストラテジック・パートナーズ
「グローバル・スキルとは一体何
高田氏によると「国内リーダー」
必要ですが、相手の語学力が高いと
イオン・アジアでは、プレセナ社
を仕入れた講師陣が情報を共有し、
(以下、プレセナ社)
。全てのビジネ
なのか。自分がよく分からないもの
と「グローバル・リーダー」には大
も限らないんです。空中戦で口だけ
のグローバル・リーダー研修を導入。
それぞれの講師が顧客に新たな提案
ス・パーソンに必須のビジネス・ス
を、お客様には提供できませんから
きな違いがあるという。それは情報
で話しても噛み合わなくて当然で
3日間の研修を4回行う4カ月間
ができる点も強みである。
キルである問題解決研修を軸に経営
ね。英語に自信のない日本人がグ
量とメンバーの差だ。
す。
口だけで説得できないなら、
デー
のプログラムで、アジア各国のリー
プレセナ社では本年中にインドネ
人材の育成を行う企業だ。現在の
ローバルで活躍しようとするときに
例えば、
本社でのマネジメントは、
タを出す、紙を出す。私は前職のコ
ダー候補 20 名に対し、経営理念の浸
シアに現地法人を立ち上げる予定
社員数は 48 名。マッキンゼー、マー
どんな苦労をするか、自ら体験して
「会社方針は明確」
「メンバーの方針
ンサルティング会社で身につけてい
透と今後のイオンの成長に向けた提
で、
さらに中∼長期的には中国、
北米、
サー等のコンサル出身者や一流事業
みたわけです」笑いながら高田氏は
理解度も高い」
「ビジネス環境の変
たこれらの能力が、海外では非常に
言を作成するワークショップを実施
欧州への進出も視野に入れている。
会社出身者が講師に名を連ね、
米国、
こう語った。その後、ビジネスを軌
化は遅い」
「戦略は確立済みで、問題
使える武器だと実感しました。こ
した。
自ら世界に打って出るプレセナ社
シンガポール、インドネシア等の外
道に乗せるまでに高田氏本人が体験
解決には前例がある」といった中で
れができるだけでも、コミュニケー
日本市場を開拓したいというドイ
は、グローバル人材育成に悩む企業
国籍を持つ正社員も多く、10 年連続
したさまざまな課題を元にグローバ
行うこととなる。
ション力、説得力が全く変わってき
ツの企業インフィニオンに対して
にとって、
心強い「ストラテジック・
で成長を続けている。
ル・スキルを定義し、プログラムの
しかし、海外拠点では「会社方針
ます」
は、インフィニオン・ジャパン主導
パートナー」だといえそうだ。
プレセナ社はここ数年、グローバ
開発に生かしていったという。
は不明瞭」
「メンバーの理解度は低
また現地メンバーの特徴を客観的
で「ドイツ本社に日本企業の文化・
い」
「ビジネス環境の変化は急激」
「戦
に理解し生かす
「ストレングス・ベー
仕事の進め方を理解させる」研修を
略は構築途上で、問題解決は前例が
ス・マネジメント」も有用だ。これ
実施している。企業の求める形に応
「グローバル・スキル」の勘所
ル人材育成のニーズを強く感じてい
たという。創業者の高田氏はグロー
「案外必要な能力」とは
バル・プログラムの開発にあたり、
に世界を飛び回る
「サテライト講師」
大企業が続々導入中
®
出している。世界各地で最新の情報
ない」といった“ないない尽くし”
はストレングス・ファインダー とい
じて、自由に研修のカスタマイズを
国内の経営を他の取締役に任せて
「グローバル・リーダーに必要な
の中でのマネジメントを強いられ
う診断ツールを用いてメンバーの
行うことができるのがプレセナ社の
自らがシンガポールに移住。現地法
能力は、
異文化理解力、
コミュニケー
る。こうした中でも活躍できる人材
強みを客観的に理解し、それに基づ
強みだ。
人 材 教 育 June 2016
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がプレセナ社独自の付加価値を生み
●お問い合わせ先
株式会社プレセナ・ストラテジック・パートナーズ
〒 102-0072
東京都千代田区飯田橋 4-7-10
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TEL:03-5856-8859
E-mail:info2006@precena.com
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