INSいわて金型研究会秋季講演会 in 宮古 テーマ「金型とCAE」 ●日 時 2009年10月16日(金) ●場 所 シートピアなあど(岩手県宮古市臨港通 1-20)http://www2.ocn.ne.jp/ seatopia/ ●内 容 開会挨拶 14:00∼14:05 解析塾紹介 14:05∼14:15 特別講演1 14:15∼14:55 14:00∼18:00 「量子論に基づく超精密加工プロセスのマルチフィジックスシミュレーション」 東北大学大学院工学研究科 附属エネルギー安全科学国際研究センター 教授 久保 百司 氏 世界に先んじた次世代の超精密加工プロセス技術を創造するためには、電子・原子レベルでの化学反応の制御が 必須である。特に、超微細化が急速に進む近年の超精密加工プロセス技術は、「化学反応」に加えて「摩擦、衝 撃、応力、流体、伝熱、光、電場」などが複雑に絡み合ったマルチフィジックス現象プロセスであるため、化学 反応の解明のみならず、これらマルチフィジックス現象の深い理解が不可欠である。これに対し、従来の機械工 学は、巨視的あるいは連続体としての取り扱いを中心として発展してきたために、「化学反応」を含むマルチフ ィジックス現象には対応できていない。そこで著者らは、量子論に基づき「化学反応」を含むマルチフィジック ス現象を解明可能な新規計算科学手法を開発し、超精密加工プロセスに対して、「化学反応」を含むマルチフィ ジックス現象の電子・原子レベル制御を実現してきた。さらに、これら研究成果を未来産業技術の創生、さらに は日本発の新しい市場・産業創出のために大きく展開したいと考えている。 分科会 1.事例紹介 15:05∼17:10 2.解析塾 15:00∼17:00 ①「高精度歯車の成形金型技術とマイクロアクチュエータの 応用」 ㈱アイカムス・ラボ 代表取締役 片野 圭二 氏 当社はモジュール 0.1 以下のプラスチック射出成形歯車を用 いた歯車減速機によるマイクロアクチュエータを主力製品 としている。この歯車は、精密射出成型加工とプラスチック 歯車の高強度・高寿命成形が重要技術である。これらの技術 をベースにして、最近一眼レフカメラのオートフォーカス機 構として開発・商品化したので紹介する。 ②「樹脂流動解析を活用した腕時計用地板金型のコストダウ ン」 盛岡セイコー工業㈱ 型技術部 型技術1課 渡辺 龍治 氏 当社は腕時計用ムーブメントの製造を行っている。本テーマ は事前に成形材料の測定や型内圧の計測を行い、その結果を 解析条件に展開して種々の解析結果を製品形状や金型構造に 反映した。効果として付加価値の向上と金型の大幅なコスト ダウンを実現した。今回はその事例と概要を紹介する。 ③「CAEによるプレス加工金型の最適設計」 岩手大学 工学部機械システム工学科 准教授 西村 文仁 氏 多段プレス加工金型の設計においては、実験的あるいは解析 的なアプローチを用いた試行錯誤が必要とされる。CAEを 用いた最適設計により、形状精度や成形不良を改善すること が可能になってきている。これに加えて成形後の製品の高信 頼性化も重要な課題であるため、加工中に材料に生じる損傷 を低減することを目的として、加工履歴を考慮した最適設計 を行った事例を紹介する。 ①「射出成形CAE“Timon Mold Designer”の 操作体験」 東レエンジニアリング㈱ CAE ソフト事業部 技術課 結城 高志 氏 射出成形 CAE は成形不良を金型製作前に予測し トライ回数を削減するためのツールです。プラス チック製品の開発・製造にかかわる多くの企業で 活用されています。解析塾では、射出成形に必要 不可欠な樹脂の特性や射出成形 CAE 活用のポイ ントを解説し、操作体験を通して射出成形 CAE のメリットを実感して頂きます。 参加者は、ノートPCをご持参下さいますよう お願い致します。 ※ノートPCの必要スペック OS:WindowsXP 限定、 CPU:Pentium4-1GHz以上、 メモリ:1GB 以上 ④「金属加工技術を支える解析技術−実現象と解析の紹介−」 ㈱大塚商会 CAD プロモーション部 解析プロモーション課 成田 裕威 氏 金属加工の加工現場とその解析事例を見ながら、各金属加工 分野の様子を直感理解しましょう。金属の成形方法として、 ・溶かした金属を型(金型・砂型・フォーム・ワックス等)に 流し込む鋳造 ・金属の塊に圧力を加え塑性変形させる鍛造加工(冷間・熱 間) ・転造金属の板を金型で押して塑性変形させるプレス加工 これら 3 種類の加工方法について基礎となる理論と解析結果 評価について理解を深めます。 ②「メタルフォーミングプロセスシミュレーショ ンの紹介」 ㈱NTTデータエンジニアリングシステムズ PLM 事業本部 開発統括部 成田 忍 氏 金属加工プロセスシュミレーション simufact.forming の機能概要説明、例題を用い た操作手順をご紹介させて頂き、使いやすさやプ ロセスシュミレーションの活用をご紹介させて 頂きます。 ⑤「アルプス電気における金型設計とCAE」 アルプス電気㈱ HMI事業本部 第 5 技術部 技術開発 G 寺尾 博年 氏 アルプス電気ではものづくりの加工現場にてCAEを活用し ている。CAEの目的は製品形状の最適化や短納期・高品質 な金型を製作するための金型デザインの最適化、そして部品 加工性評価として材料限界、加工の妥当性を評価し安定した 加工を実現することにある。今回の報告では弊社での金型設 計におけるCAE適用事例について概要を紹介する。 特別講演2 17:20∼18:00 「MEMS・マイクロTASの研究の現状と研究事例」 京都大学 大学院工学研究科 機械工学専攻 教授 小寺 秀俊 氏 これまで 20 年間の日本の MEMS 研究の経過および現状を述べ、現在の研究開発事例をあげて近未来の MEMS・マイ クロ TAS への夢を語る。 交流会 18:00∼19:00 同会場内 ●参加費 ●主 催 講演会 無 料(非会員 2,000 円) 交流会 2,000 円(非会員 4,000 円) INSいわて金型研究会、東北CAE懇話会 INSデジタルエンジニアリング研究会 ●申し込み先 http://www.cae21.org/ http://www.ins.ccrd.iwate-u.ac.jp/ INSいわて金型研究会事務局(北上市相去町山田 2-35) TEL:0197-67-0585 ★締め切り FAX:0197-67-0586 E-mail:kanagata@kitakami.ne.jp 10月9日(金) ================INSいわて金型研究会秋季講演会 in 宮古参加申込書================= 所 属 氏 名 特別講演1 申し込む ・ 申し込まない 分 1.事例紹介 ・ 2.解析塾 科 会 特別講演2 申し込む ・ 申し込まない 交 申し込む ・ 申し込まない 流 会
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