キヤノンユーザーリポート No.392 旭日産業株式会社 Web会議活用の成功事例 iPadを使った「高音質Web会議」で 社内コミュニケーションが活性化 お客様プロファイル 法 人 名 :旭日産業株式会社 U R L :http://www.asahi-san. co.jp/ iPadを営業支援ツールとして活用している企業は多い。その手軽さを 住 うまく生かして、Web会議に使っているのが中堅総合商社の旭日産業 株式会社だ。同社は過去にiPad用Web会議システムを導入したが、音 声の途切れやハウリングなどからWeb会議がほとんど行われない事 所 :〒103-0021 東京都 中央区日本橋本石町1-1-6 設 立 :1949年3月5日 従業員数 :340名 事業内容 :・非鉄金属製品、化成品、 態に直面。音声品質のよさを最優先にWeb会議システムを選び直し 金属加工品製品、高度技 た。旭日産業は複数の製品をトライアルで無料契約し、すべての拠点 等) 関連機器及び部品、住 にiPadをつないで1カ月間検証と試用を行った。各拠点の社員にアン ケートを取った結果、キヤノンソフトウェアのWeb会議システム「IC3 (アイシーキューブ) for iPad」が圧倒的に高い評価を得たので、そ 術(輸送・通信・エネルギー 環境機器及び管工機材の 卸売並び小売業、並びに 輸出入業 ・土木、建築等の工事請負 業 の導入を決定。導入後は、出張費などの削減効果があっただけでな ・生命保険の募集に関する く、導入当時は予想できなかった社内コミュニケーションの活発化へ ・損害保険の代理店業務 の貢献があった。 業務 ・前各号に掲げるものの付 帯事業 ○優れた商品サービスを提供し、豊か な社会づくりに貢献することを経営 理念としている。 お客様が実現できたこと Web会議の音声品質が高まったことで、海外も含め た拠点間の情報共有の頻度が増えた。 出張移動の時間とコストが削減できただけでなく、 ランニングコストも約半減した。 Web会議の活用アイデアが次々と生まれ、社内コ ミュニケーションが活発化した。 お客様の声 お客様のご要望 情報共有を強化するため、国内 17 拠点、海外 8 拠点す べてでストレスなく Web 会議を行いたい Web 会議の途中で音声が途切れたり、ハウリングしたり しない Web 会議システムがほしい Web 会議システムのランニングコストをできる限り削減 したい 経営企画室 総 務・人 事 部 課 長 黒田 真 樹 様 「変化が激しいビジネス環 境の 中で、 1週 間もたつと状 況が全く 導入前の課題と背景 約2年間使われなかった Web会議システム 変わってしまうことがあります。 総合技術商社として現在、どのような課題があるのかお聞かせください。 日々変化する状 況に素早く対応 「当社は1949年創業の非鉄金属製品や工業薬品、機械金属加工品、合成樹脂 するには、 いちいち会議を開いて いては間に合いません。海 外も 製品、住宅機器などを扱う中堅総合商社です。東京本社のほか、札幌から鹿児島 含めてスピーディーに事 業を展 まで国内に17拠点、アジアを中心に海外に8拠点を設け、事業を行っています。 開するために、Web会 議は欠か 市場環境の変化は激しく、国内、海外を問わず、環境変化に柔軟に対応するために せません。将 来的にはPCと同じ は、会社の柱となる新規事業をつくっていかなければなりません」 ように 社 員に1台ず つiPadを持 たせるようにして、何かあったらす Web会議システムを導入した経緯をお聞かせください。 ぐにIC 3 for iPadを使って、Web 「変化が激しいビジネス環境の中では、1週間もたつと状況が全く変わってしま 会 議 が できるようにしていきた うことがあります。海外も含めてスピーディーに事業を展開するために、2012 いと考えています」 年、Web会議システムを導入しました。フェイスツーフェイスでの会議と併用し たのです。移動の時間とコストの削減も見込んでいました。 ところが、導入から約2年間、Web会議システムはほとんど使われなかったので す。社員に聞くと、機能はたくさん付いているが、音声が途切れたり、聞こえづら かったりするので使わないという声が圧倒的でした。会議中にハウリングしたり、 相手の発言の途中でプツプツ音声が切れてしまったりして、『もう一度言ってくだ さい』と聞き直さなければならず、会議が成り立たなかったのです」 導入の必然性 海外との会議で 社長も驚いた圧倒的な音質のよさ Web会議システムのリプレースには何を最も重視しましたか。 「当社ではWeb会議システムを選び直すことにして、複数の製品をトライアルで 無料契約し、すべての拠点にiPadをつないで検証を行いました。そこで最も重視 したのは、耳を傾けて聞こうとしなくても、相手の声が聞こえ、自然な会話が成り 立つかどうかです。聞き取らなければならないという部分に意識が集中してしまう と、会議に身が入りません。社員がストレスなく自然に使うことができれば、Web 会議システムのよさが分 うようにしました。大阪からであれば、往復5時間ほど かり、利用のハードルも かかっていたわけですが、その時間がすべて要らなくな 下がって、利用の場が広 りました。また、これまではメンバーに事前に連絡して がっていきます。音声品 日程を調整して会議を行っていましたが、今では『これ 質のよさを最優先にして からやろう』といって、空いている時間を見つけて随時 検討しました。 Web会議を行うようになりました」 検証を始めた直後、社 長が候補の一つのWeb会 取り組みの成果 議システムを使って、タ イ現地法人の社員と話し たのですが、声が途切れ 海外も含めた 拠点間コミュニケーションが活発化 情 報システム部 課 長 鈴 木 正己 様 ることもなく、普通に話 Web会議システムを入れ替えたことで、どのような効果 すことができるとびっくりしました。そして、1カ月間検 がありましたか。 証と試用を行って、各拠点の社員にアンケートを取った 「拠点間のコミュニケーションも活発になってきまし 結果、キヤノンソフトウェアのWeb会議システム『IC3 た。中四国支店(広島市)には岡山、山口のサテライトオ (アイシーキューブ) for iPad』が非常に高い評価を得 フィスが、福岡支店には鹿児島にそれぞれサテライトオ たのです」 フィスがあります。毎週定例の朝会では支店とサテライ 具体的にどのような評価だったのでしょうか。 トオフィスをIC3 for iPadでつないで情報共有を行ってい 「音声評価では94%、映像評価でも78%が、IC3 for ます。 iPadが最もよいと感じるというアンケート回答でした。 さらに海外拠点とのやり取りも気軽に行われるように 総合評価でも、94%がIC3 for iPadを使いたいと答え、 なりました。海外拠点では日本人社員が1人か2人ずつし 圧倒的に高い評価を得ました。こうしてIC for iPadの導 かいないため、従来から拠点間の横のつながりが強いで 入が決まったのです」 す。そうした中、IC3 for iPadで手軽にコミュニケーショ 3 ンを取れるようになったため、各拠点の日本人社員同士 運用の工夫 オンプレミスで ランニングコストが約半額に が交流する機会が増えています。今後は現地ローカル社 員を含めたコミュニケーションも充実させたいです。 こうした定例的な会議のほかに、緊急避難的な使い方も されています。先日も定例で行われている経営会議にベト コスト面での効果をお聞かせください。 ナム現地法人の責任者が急に参加できなくなってしまい 「社員全員が使うことができるようにするには、操作 ました。そこで、IC3 for iPadで急きょ加わってもらって、 も直感的に行えるものであることが求められます。IC3 経営会議を行いました。Web会議をバックアップとして for iPadは機能面でもシンプルで、誰でも簡単に使える 持つことで、経営判断の迅速化にもつながっています。 という評価もありました。さらに、今回はオンプレミス 出張費などの削減効果はもちろんですが、IC3 for iPad で導入したため、ランニング費用はこれまで使っていた の利用が定着した Web会議システムの約半額になり、コスト面でも大きな 結果、導入当時は メリットを得ることができました。 予想できなかった IC3 for iPadの導入後、当社では重要な会議がいくつも 社内コミュニケー Web会議になりました。営業部では3〜6人ほどの社員で ションの活発化へ タスクチームを組んで、営業活動を展開している場合があ の貢献があり、試 ります。チームメンバーは週に1回ほど、大阪などの拠点か 算をはるかに超え ら東京に集まって、1〜2時間の会議を行っていました。 る効果が上がって これらのほとんどをIC for iPadによるWeb会議で行 います」 3 利 用者のITスキルを選ばない シンプルな操 作も好評です。 打ち合わせの場でもIC3 for iPadを使って本社や支店とや 将来の展望 り取りし、顧客の要請に即答できるようにして、課題の Web会議の活用アイデアが 次々と生まれる 持ち帰りをなくしたいと考えています。社内報の編集会 議にも本社以外の拠点の社員に参加してもらい、企画の 今後の取り組みについてお聞かせください。 アイデア出しにIC3 for iPadを活用する案も出ています。 「日々変化する状況に素早く対応するには、いちいち Web会議での音声品質の課題を解決したことが、Web 会議を開いていては間に合いません。将来的にはPCと同 会議の活用場面を積極的に広げることにつながりまし じように社員に1台ずつiPadを持たせて、何かあったら た。当社では経営判断の迅速化から営業活動、管理業務 すぐにIC3 for iPadを使って、Web会議ができるように まで、今後も様々な業務にWeb会議を役立てていく計画 していきたいと考えています。そのほか、顧客企業との です」 iPad を使ったスムーズな多拠点会議 A 拠点 B 拠点 C 拠点 iPad を利用しても複数人の声を拾い、 会話できる 高音質でストレスなくコミュニケーションが取れる IC3 for iPad 拠点によっては IC3 for iPad とテレビモニターをつないで複数人で会議に参加することもあります(A 拠点) 。左 の女性ほど iPad と離れた位置で発言しても、別拠点の相手に十分聞き取れる声が届きます。 iPad なので準備も片付けも簡単で、必要なタイミングですぐに会議を始められます。音声がよくなったことで、十 分に業務に役立てられるようになり、Web 会議の活用場面が広がっています。 IC3 ホームページ www.canon-soft.co.jp/product/ic3/ cs.canon-its.co.jp/product/ic3/ キヤノンITソリューションズ株式会社 キヤノ ンソフトウェア株式会社 パッケージソリューション事業本部 東 京 〒140-8526 東京都品川区東品川2-4-11野村不動産天王洲ビル TEL(03)6701-3577 大 阪 〒541-0059 大阪市中央区博労町2-2-13大阪堺筋ビル TEL(06)6125-4820 〒 140-8526 東京都品川区東品川 2-4-11 野村不動産天王洲ビル ●本事例の提案・販売:キヤノンマーケティングジャパン株式会社 ● iPad は、米国およびその他の国で登録されている、Apple Inc. の商標です。その他、 記載されている会社名、商品名は、一般に各社の登録商標または商標です。 ● 本文中に表記される「キヤノンソフトウェア」株式会社について、2015年4月1日より、 本製品の開発・販売元はキヤノンITソリューションズ株式会社に移管されました。 Copyright© 1999-2015 Canon rights reserved. reserved. 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