開催要項 - 日本広報学会

日本広報学会20周年記念大会
(第21回研究発表全国大会)
開催要項
統一論題 「リスクマネジメントと組織コミュニケーション」
2015年9月11日(金)10:30~20:30(懇親会を含む)
9月12日(土)10:00~18:00(懇親会を含む)
東京大学大学院情報学環
総合防災情報研究センター
日本広報学会 事務局
〒101-0064 東京都千代田区猿楽町2-2-7第二浦野ビル402
TEL:03-5283-1104 FAX:03-5283-1123
E-mail:jsccsty@gamma.ocn.ne.jp
1. 統一論題 「リスクマネジメントと組織コミュニケーション」
近年、危機時の広報が重要となってきています。災害、事件や事故、不祥事など危機時のコミュニケーション
だけではなく、ソーシャルメディアの炎上、広報それ自体への批判など広報それ自体がリスクとなるような事例
も増えてきています。またCSRからCSVへという組織と社会とのかかわりの変化の中で、組織におけるコミュニ
ケーションの意味も大きく変化してきています。そこで本大会では、二つのシンポジウムを行います。
1つは「災害復興と情報発信」です。今年は東日本大震災から5年目になります。災害時、復興時にどのよう
な広報を行うべきか、また、震災にかんする広報の課題、行政・企業・組織のかかわり方などについて議論しつ
つ、危機時に求められる組織のコミュニケーションを考えます。
今1つは、「リスク社会における政治行政広報」です。現在、広報実務の領域は、従来の企業広報から、
NGO、政治、政党などその幅が広がってきています。特に、近年のメディアの変化と政治活動の変化は大きな節
目を迎えています。元内閣官房内閣広報室、元衆議院議員秘書の方々と現代の政治行政広報のトレンドと課題に
ついて考えます。
日本広報学会20年の節目にあたり、よりよい社会づくりに向けたコミュニケーション、パブリック・リレーショ
ンの実践における、リスクとの関係性を整理し、今後の広報研究、広報実務を展望します。
2.会 期
2015年9月11日(金)10:30~20:30(懇親会を含む)
9月12日(土)10:00~18:00
3.会 場
東京大学大学院情報学環福武ホール(〒113-0033 文京区本郷7-3-1)
http://www.iii.u-tokyo.ac.jp/ http://fukutake.iii.u-tokyo.ac.jp/
4.大会の参加申込要領
大会参加申込は別紙「第21回研究発表全国大会<参加>申込書」に必要事項を記入の上、所定の期日までに
学会事務局にご提出ください。
(1)参加費・懇親会費
参加費 前納:5,500円 当日:6,500円 (学生会員 前納:3,500円 当日:4,000円)
懇親会費 前納:5,000円 当日:6,000円 (学生会員 前納:2,500円 当日:3,000円)
★ 予稿集は参加者に1部配布。追加分は1部1,000円で販売します。
(2)振込み先は以下の通りです。
銀行振込:みずほ銀行丸ノ内支店 /普通口座2453666 /口座名義 日本広報学会
郵便振替:口座番号 00150-6-540368 /加入者名 日本広報学会
★ 複数名での同時振込は、明細が不明になりますので、ご遠慮願います。
★ 法人会員代表でない登録者のお振込みに際しては、個人名を先頭に記してください。
★ 振込手数料は本人のご負担とさせていただきます。
5.そのほか
・弁当は手配致しません。学内の食堂、近隣の飲食店、コンビニエンスストア等をご利用ください。
・宿泊先は各自でご手配ください。
・今年度より、大会プログラム・パンフレットの印刷・事前配布は致しません。
・プログラムの詳細はホームページ、メールでお知らせします。
6.地図
日本広報学会20周年記念大会(第21回研究発表全国大会) 第1日目
<午前の部> 開会式・日本広報学会20周年記念特別セッション
第一会場(福武ラーニングシアター)
10:30~10:40 開会挨拶 日本広報学会副会長 上野征洋
10:40~12:00 日本広報学会20周年記念特別セッション 日本広報学会賞 発表・表彰式/20周年功労者表彰/『日本広報学会史』紹介
<昼の部> 発表I ポスター発表/研究会・研究部会ポスター発表
研究会・研究部会ポスター発表(ホワイエ)
国家ブランディング広報の戦略的意義と課題
――近代オリンピック・パラリンピックの広報事例から学ぶ
山﨑 聖子(電通)
関西部会におけるコーポレート・コミュニケーション(CC)の課題解決のた
12:50~
めのディスカッションとプレゼンテーション交流部会
13:20
(コアタイ 石橋 陽(国際CCO交流研究所)
企業の事業継承とコーポレート・コミュニケーション(CC)に関する研究
ム)
石橋 陽(国際CCO交流研究所)
1日目
企業の情報発信手法に関する事例研究会
12:00~
田代 順(スペインクラブ)
18:30
デジタルPR研究部会
2日目
平田 大治(シックス・アパート)
10:00~
中部圏企業における広報課題研究会
13:30
犬飼 貴俊(INUKAI)
(掲出) グローバル理論研究部会
国枝 智樹(大正大学)
地(知)の拠点である大学のコーポレート・コミュニケーション戦略研究
小野 豊和(東海大学)
海外の大学PR
三宅 貴也(電気通信大学アドミッションセンター)
日本的経営とスポーツ広報
黒澤 寛己(京都市立塔南高等学校)
公共コミュニケーションを担う人材育成への提案
――インターナルコミュニケーションへのメディア活用戦略モデルの適用
河井 孝仁(東海大学)
ポスター発表(ホワイエ)
広報組織・人材論から考える“日本型”広報の可能性の検討
――広報機能評価への定量的アプローチの試み
宮部潤一郎(北海道大学)
非言語コミュニケーションとリスクマネジメントの関係性について
――外見リスクマネジメントは確立できるか
石川 慶子(シン)
新しいCCを考える会 第2次調査研究
インターナル・コミュニケーションと企業価値向上
清水 正道(CCI研究所)
山村 公一(TSコミュニケーション)
雨宮 和弘(クロスメディア・コミュニケーションズ)
大川 陽子(電通パブリックリレーションズ)
北見 幸一(電通パブリックリレーションズ)
齋藤 智文(組織と働きがい研究所)
柴山 慎一(NRIみらい)
薗部 靖史(東洋大学)
中村 昭典(名古屋大学大学院)
大和佐智子(日本能率協会)
<午後の部> 発表II 口頭発表
第一会場(福武ラーニングシアター)
リスクマネジメントと組織コミュニケーション
企業危機とステークホルダーのネガティブ感情の関係性を表すモデルの検討
13:20~13:40 片方 恵子(慶應義塾大学大学院)
高野 研一(慶應義塾大学)
企業危機管理力評価モデルに関する一考察
13:40~14:00 北見 幸一(電通パブリックリレーションズ)
阪井 完二(電通パブリックリレーションズ)
国内における「炎上」現象の発生とその展開
14:00~14:20 ――「炎上」はどのように認識されているかを中心に
吉野ヒロ子(帝京大学)
企業経営における新しい価値創造フレームワーク「PFECサイクル」
14:20~14:40 ――中小企業経営にパブリック・リレーションズとリスクマネジメントを定着させるために
荒木 洋二(AGENCY ONE)
科学・技術報道と広報の変遷と現状、課題
――報道機関と企業は、それぞれ何を発信しようとしているのか
佐桑 徹(経済広報センター)
磯部 勤(経済広報センター)
リスクマネジメントと組織コミュニケーション
科学技術分野におけるCSR理念型の探究
15:10~15:30 ――マルチステークホルダー志向CCの類型化を通して
田柳恵美子(公立はこだて未来大学)
14:40~15:00
ハード・パワーが災害時のスマート・パワーになる時
15:30~15:50 ――パブリック・ディプロマシーとパブリック・リレーションズの比較研究
和田 仁(東京国際大学)
CSV経営に向けたスポーツ広報の可能性
15:50~16:10 米村 真悟(同志社大学大学院)
横山 勝彦(同志社大学)
16:10~16:30
CSRコミュニケーション効果の多面的考察
――企業リソースを活かした三井物産「サス学」アカデミーを事例に
杉浦正吾(武蔵野大学)根本和宜(国立環境研究所)岸和幸(Cremony)
斉藤 整(三井物産) 森 朋子(東京大学大学院)
第二会場(福武ラーニングスタジオ)
行政・自治体広報
行政広報による市民の協働意識の醸成
野口 将輝(北海道大学大学院)
伊藤 直哉(北海道大学)
地方創生と刺さる広報
――おんせん県おおいたの事例
渡辺 善敬(大分県市町村振興課)
自治体におけるステークホルダーとの複数チャネルを介した関係構築
本田 正美(島根大学)
地方議員の政治広報とSNS活用による可能性と変容
――川崎市議会議員アンケートに見る市民との接触と民意の反映
服部智恵子(早稲田大学大学院)
地方自治体広報のコミュニケーション戦略の一考察
――パブリック・アクセスを活用したスポーツ広報を視点に
小林 塁(同志社大学大学院)
横山 勝彦(同志社大学)
歴史・理論他
アメリカにおける広報と広告、初期の発展
――エドワード・バーネイズとJ.W.トンプソンの研究
村尾 俊一(ニューパラダイム・マーケティング・コミュニケーション研究所)
世界のPRの潮流と未来
――カンヌライオンズ2015日本代表審査員の目を通して
中島 和哉(ドリル)
新たな効果測定手法の開発と発信
――「バルセロナ宣言」の再検討を中心に
高田 倫子(内外切抜通信社) 他9名
ジャーナリスト取材活動の定量分析
――ニュース・バリュー知覚と情報源利用度や広報努力重視度との関係
川北眞紀子(南山大学)
薗部 靖史(東洋大学)
広報と民主主義の協立不可能性への挑戦
――世紀的第2ラウンドの行方
鈴木 幹久(放送大学大学院)
16:30~16:50
非営利組織の広報
地域包括ケア時代の病院広報
島津英昌(脳医療センター大田記念病院)
17:00~17:20
大田章子(脳医療センター大田記念病院)
菅原正博(プロトビジョン)
会場
インターナル・コミュニケーション・戦略広報
BtoB企業におけるインターナル・コミュニケーションの研究
山﨑 方義(京都産業大学大学院)
17:20~17:40
非営利サービスセクターにおける広報基礎理論の試み
築地 達郎(龍谷大学)
チームマーケティングによる組織風土改革について
――160を超える事例から理論構築
嶋谷 光洋(アイマム)
17:40~18:00
大学理念の教職員に対する効果的な浸透策に関する研究
谷ノ内 誠(追手門学院)
組織の目標達成を支援する機能としての広報の評価モデルの構築
須田比奈子(北海道大学大学院)
箱根駅伝優勝による大学評価への影響について
18:00~18:20 ――世間の誤解と広報視点からの課題
榊原 康貴(東洋大学総務部広報課)
戦略的広報とチーフ・オフィサーの役割の変化
――2014年度自由研究A報告書を中心にして
菅原正博(プロトビジョン)CCO大島一豊(マーケティングソッド研究所)
石橋 陽(国際CCO交流研究所)野口 淳(国際CCO交流研究所)
<夜の部> 懇親会
18:40~20:30
懇親会場(本郷キャンパス内 Capo PELLICANO本郷店)
開催校挨拶 田中淳(東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター長) / 次期開催校挨拶 伊藤直哉(北海道大学)
日本広報学会賞 受賞挨拶
日本広報学会20周年記念大会(第21回研究発表全国大会) 第2日目
<午前の部> シンポジウムII・閉会式
第一会場(福武ラーニングシアター)
シンポジウムII
リスク社会における政治行政広報
パネリスト
伊藤和徳(株式会社ワカゾウ最高広報責任者/元衆議院議員秘書)
高橋 伸(株式会社パイプドビッツ執行役員/政治山カンパニープレジデント)
10:00~12:30 田幸大輔(政策分析ネットワーク事務局長/元総理官邸広報官室・内閣官房内閣広報室)
コーディネーター
本田正美(島根大学戦略的研究推進センター特任助教)
12:30~12:45 閉会挨拶 日本広報学会理事長 小早川護
第2日目<午後の部> シンポジウムI
第一会場(福武ラーニングシアター)
公開シンポジウム
災害復興と情報発信
共催:日本災害情報学会、日本災害復興学会、地域安全学会、東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター
後援:日本地震工学会
13:30~14:30
基調講演
岡本 全勝(復興庁事務次官) 「東日本大震災からの災害復興と情報発信」
パネルディスカッション
パネリスト
桜井 誠一(元神戸市代表監査委員/元神戸市広報課長)「阪神・淡路大震災における広報の課題」
小山 良太(福島大学うつくしまふくしま未来支援センター副センター長・教授)「福島の食・農業の再生と情報発信」
14:40~17:50
江尻 哲生(いわき市役所 元見せます!いわき情報局見せる課主査)「いわき市における風評被害払拭と地域の再生」
コーディネーター
関谷 直也(東京大学大学院情報学環総合防災情報研究センター特任准教授)