GyaO を対象としたインターネット CM の広告投下モデルを検証 (第二弾

平成 18 年 11 月
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社
GyaO を対象としたインターネット CM の広告投下モデルを検証 (第二弾)
∼フリークエンシー(*1)を考慮したインターネット CM の
認知効果を検証する為、USEN と共同調査を実施∼
デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:矢嶋弘毅、以下 DAC)は、イ
ンターネット CM の専門部署である「i−TV 室」を中心に、広告業界全体の発展に必要なインターネット CM の利用指針の提言、
広告効果を最大化/最適化するプランニング手法の開発・サービス化、新たな広告商品開発などを行っております。
この度、「i−TV 室」では、株式会社 USEN(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:宇野康秀、以下 USEN、サービス名:
完全無料ブロードバンド放送「GyaO」)と共同で行っている、インターネット CM の認知効果を最大化/最適化する広告商品の
開発及び提案を目的としたプロジェクトにおいて、半年前に実施した調査に引き続き、視聴登録者数 1,200 万人(2006 年 10
月 30 日現在)を有する GyaO を対象に広告効果検証を実施しました。
インターネット CM は、これまでのバナー広告と比べて、TVCM 等を活用した音声や映像による高度な表現が可能な広告で
あり、今後の大きな成長が期待されております。一方で、インターネット CM の効果を計測・最適化するための指標はなく、そ
のプランニング手法の開発、広告商品開発は市場において大きな課題となっております。
DAC と USEN は、今回の調査結果に基づいて GyaO が提供する「スポット CM」、「スポット CM セグメント(属性)配信サー
ビス」を対象に、フリークエンシーを考慮した、インターネット CM の認知率の検証を引き続き行い、今後も新たな広告商品開
発及び提案に向けて、本プロジェクトを推進してまいります。
(*1)フリークエンシー ・・・ ユーザーの広告への接触頻度
■ 調査概要
調査手法
: インターネットにおけるモニター(GyaOモニター)を使った定量調査。
調査エリア
: 全国
対象広告
: 「GyaO」スポットCM
サンプル数
: 27,170 サンプル(合計 12 調査)
調査実施期間
: 2006 年 1 月 ∼ 2006 年 9 月(合計 12 調査)
GyaO広告出稿期間 : 2005 年 12 月 ∼ 2006 年 8 月(合計 12 案件)
調査主体
: 調
査
企
画: デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(株)、(株)USEN
実
査
: (株)USEN
集
計
: デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(株)
結果報告書作成 : デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム(株)
■ 調査結果のあらまし
(1) 視聴態度: 『 GyaO ユーザーの 75%以上が、GyaO を集中して視聴しているという結果となった 』
たいてい他のことはせず、見ることだけに集中している
どちらかというと他のことはせず、見ることだけに集中している方が多い
どちらともいえない
どちらかというと、他の事をしながら見ている方が多い
たいてい他の事をしながら見ている
無回答
0.0%
50.0%
36.2
G yaO
インターネット
※G yaOの視聴は除く
テレビ
39.2
28.8
9.0
100.0%
37.9
24.1
8.1
12.5
17.2
14.3
な
が
ら
視
聴
計
(75.3) (16.5)
17.4
38.3
集
中
視
聴
計
3
(66.7) (20.8)
11.4
(33.1) (49.7)
※全体ベース( N = 27170 )
※「集中視聴計」 = 「たいてい他のことはせず見ることだけに集中している」+「どちらかというと他のことはせず見ることだけに集中している方が多い」のスコア
※「ながら視聴計」 = 「どちらかというと、他の事をしながら見ている方が多い」+「たいてい他の事をしながら見ている」のスコア
(2) インターネット CM で想起すること
: 『 過半数のユーザーが、「テレビ CM を思い出す」、「すぐに情報へアクセスできる」と回答 』
とてもそう思う
あまりそう思わない
ややそう思う
まったくそう思わない
0.0%
じっくり見て しまう
商品の内容を
理解しやすい
どちらともいえない
無回答
50.0%
1 1.4
7.7
インターネットCMを
見ると
テレビCMを思い出す
16 .7
すぐに気に
な った情報に
アクセス で きて 良い
17 .1
32 .9
100.0%
2 6.2
28.5
21 .4
40.5
41.8
38.9
※全体ベース( N = 27170 )
※「そう思う計」 = 「とてもそう思う」+「ややそう思う」のスコア
※加重値はTop(×5) ・ 2nd(×4) ・ 3rd(×3) ・ 4th(×2) ・ 5th(×1)
8.1
17 .8
そ う思
う
計
加 重平
均
値
(44.3) (3.1 8)
5 .5
(36.2) (3.1 5)
24 .2
12.6
5
(58.5) (3.5 3)
28.0
1 1.3
5
(56.0) (3.5 3)
(3) CM の認知: 『 CM の認知率は 74.0%であり、そのうち、GyaO でのみ CM を見たユーザーは 13.9% 存在 』
CM認知
CM認知経路
11.8%
確かに見た
見たことはない
0.0%
見たような気がする
無回答
50.0%
54.0
100.0%
20.0
26.0
0.4%
13.9%
認
知
計
34.7%
(74.0)
39.3%
※全体ベース( N = 27170 )
※「認知計」 = 「確かに見た」または「見たような気がする」と回答した人
※CM = GyaOやテレビで流れて いる動画広告
GyaOで見たことはあるが、テレビでは見たことがない
テレビで見たことはあるが、GyaOでは見たことがない
GyaOでもテレビでも見たことがある
覚えていない
無回答
※CM認知者ベース( N = 2 0 11 9 )
(4) CM 認知者の視聴経路別テレビ視聴時間
: 『 GyaO での み CM を 見 たユ ー ザー の 、テ レビ 視 聴 時 間 は 1.68 時 間 と 、他 の 場 合 と 比 較 し て少 ない 』
N
0.00
G yaOで見たことはあるが、
2791
テレビでは見たことがない
0.50
1.00
1.50
2.00
2.50
時間
1.68
テレビで見たことはあるが、
7897
GyaOでは見たことがない
GyaOでもテレビでも
6980
見たことがある
見たことはあるが、
2451
どこで 見たのかは覚えていない
見たことはない 7051
3.00
2.40
2.19
2.15
2.05
(5) フリークエンシー別 CM 認知 −全体−: 『 認知率は、フリークエンシーとともに上昇し、最大約 87%まで上昇した 』
インターネットCM接触 回数とC M認知率<To p1 認知>
- 移動平均 ( JI AAが採用して いる移動平均 法によるグラフ) 全体( N = 27170 )
(%)
100.0
90.0
80.0
C
M
認 70.0
知
率
60.0
50.0
インターネットCM 接触回数
40.0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20 以上
(6) フリークエンシー別 CM 認知 −男性−
: 『 男性の CM 認知率は、年齢では大きな違いが見られず、フリークエンシーとともに上昇する傾向にあり、最大 91%ま
で上昇した 』
インターネッ トC M接触回数とC M認知率< Top1認知>
- 移動平均( JI AAが採用している移動平均法によるグラフ) 男性計( N = 12560 )
(%)
100.0
男性20∼34歳( N = 4326 )
男性35∼49歳( N = 5727 )
90.0
80.0
C
M
認 70.0
知
率
60.0
50.0
インターネットCM 接触回数
40.0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20 以上
(7) フリークエンシー別 CM 認知 −女性−
: 『 女性の CM 認知率は、同じフリークエンシーにおいても、F1 層の方が高い傾向にある 』
インターネッ トCM接触回数とCM認知率< Top1 認知>
- 移動平均( JIAAが採用している移動平均法によるグラフ) 女性計( N = 14610 )
(%)
100.0
女性20∼34歳( N = 6586 )
女性35∼49歳( N = 6086 )
90.0
80.0
C
M
認 70.0
知
率
60.0
50.0
インターネットCM 接触回数
40.0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20 以上
(8) フリークエンシー別 CM 認知 −業種別−
: 『 業種により違いは見られるが、フリークエンシーを重ねると CM 認知率は上昇している 』
インターネッ トC M接触回数 とC M認知率< Top 1 認知 >
- 移動平均( JI AAが採用して いる移動平均法によるグラフ) 飲料( N = 2740 )
(%)
100.0
化粧品( N = 8234 )
電気製品( N = 5847 )
90.0
80.0
C
M
認 70.0
知
率
60.0
50.0
インターネットCM 接触回数
40.0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20 以上
(9) フリークエンシー別 CM 認知 −GRP別−
: 『 GRP の量により CM 認知の違いが見られた。また、インターネット CM のみでも CM 認知率の上昇は見られる 』
インターネッ トC M接触回数とC M認知率<Top1 認知>
- 移動平均(J IAAが採用している移動平均法によるグラフ) 0∼500GRP( N = 6436 )
(%)
100.0
501∼1500GRP( N = 6026 )
1501∼3000GRP( N = 11932 )
90.0
80.0
70.0
C
M
認 60.0
知
率
50.0
40.0
30.0
インターネットCM 接触回数
20.0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20 以上
お問い合わせ先 : デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社
i-TV 室
担当: 田中、永松
TEL: 03-5449-6290
Email: research-inf@dac.co.jp