2016年 3月18日(金)16:00〜17:30 兵庫医療大学 オクタホール 参加費無料 文部科学省だけでなく全国の大学からも 共愛学園前橋国際大学 副学長 大森 昭生 先生 注目を集めている共愛学園前橋国際大学の 素晴らしい大学・教育改革から 私たち4大学も学びましょう! 《参加大学》 ・神戸学院大学 参加申し込みは下記へ直接お申込みください ・神戸女子大学/短期大学 Mail: chi-ki@ml.huhs.ac.jp Fax: 078-304-2713 ・夙川学院短期大学 ①氏名 ②連絡先電話番号 ③大学名 ・兵庫医療大学 本講演会に関するお問いるお問い合わせは 兵庫医療大学 社学連携推進機構 (078-304-3021) まで 神戸市中央区港島1-3-6 【大森昭生先生の主なご略歴】 ・共愛学園前橋国際大学 副学長、地域共生研究センター長 (なお、2016年4月から、同大学の学長にご就任されます。)http://www.kyoai.ac.jp/?p=14502 ・文部科学省地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)責任者 ・文部科学省地(知)の拠点形成事業(COC)責任者 ・文部科学省経済社会の発展を牽引するグローバル人材育成推進事業(GGJ)責任者 ・大学教育再生加速プロジェクト(AP) ・群馬県青少年健全育成審議会長・県都まえばし創生本部有識者会議員 など、文科省関連の事業を含む、大学教育改革に関わる多くの要職に就かれ、地域教育等の社会活 動にも積極的に活動されています。 【共愛学園前橋国際大学における大学改革の概要】 共愛学園前橋国際大学は、1999年に短大を改組してできた新設の大学で、しかも群馬県前橋市と いう地方都市にあり、さらに1学部1学科(国際 社会学科)で入学定員225名の小規模の大学です。 (http://www.kyoai.ac.jp/) このように、定員割れを起こす3要素(新設、地方、小規模)を備え ながら、志願者は増え続け、10年間で倍増し、偏差値も上昇しているといいます。 このような大学に成り得た背景として、以下のような大学改革や教育への取り組みがあります。 第1は、大学のモットーとして、「①学生中心主義」、「②地域との共生」、「③ちょっと大変だけ れど実力の着く大学」、これらは、建前でなく、確かな実践で裏打ちされている。 第2に、教職協働で、大学が運営されている。教授会ではなく、教員と職員の合同のスタッフ会議で、 重要なことが決まるという。 第3に、在籍学生の85%が群馬県出身、70%が群馬県内に就職するという地域特性が生かされてい て、小規模ながら、文部科学省「スーパーグローバル大学等事業経済社会の発展を牽引するグロー バル人材育成支援(GGJ)」の全国42拠点大学の一つに選定され「次世代の地域社会を牽引する グ ローカルリーダーの育成」に取り組む。また、同省「地(知)の拠点整備事業(COC)」や「大学教 育再生加速プロジェクト(AP)」にも 選定され、グローカル人材育成と教育質転換を先進的に進めて いる。上記3事業(GGJ、COC、AP)の同時採択は、同大学を含め全国で4大学のみある。 第4に、アクティブラーニング(AL)が盛んであり、授業の75%がAL関連科目である。大学の 中心に、アクティブラーニングやそこから生まれる学生の主体的な学びや活動があり、それが、学 生の大学生活満足度や充実感を高め、大学に誇りを持つ仕組みを作りだし、好循環を起こしている。 地域密着型のPBLなど、教育の質転換と少人数教育を通じて、地域人材育成に取り組まれている。 第5に、大学の入試戦略が、大学教育と連動している。つまり大学開設当初は、応募者は少なく、 定員割れを起こしていたが、それでも、入学水準を下げず(推薦基準3,5を維持)、一般入試も厳し くして、その大学で教育できる学生を入学させたという。また、資格(たとえば英検2級)を持った 学 生を、授業料免除の特待生で入れるも、入学後の高いGPAの基準をその学生たちに課し、勉強 の意欲を高く維持させる仕組みを作っている。また成績 優秀者の表彰制度があり、それで学生の勉 学を鼓舞している。 入学させる学生の水準を一定以上に保つことにより、大学の教育や教室の雰囲気をよいものにし、 学生が熱心に学び、その大学で学ぶことを誇りに思うようになれば、その評価は自然と外部に伝わ り、大学の名声も高まることになる。その逆に、学力の意欲もない学生を入学定員確保の為に入れ ると、そ れは「バイ菌」のように学内に広がり、学園を荒廃させる。 18歳人口の減少という社会的状況の中、定員割れからの回復を実現した背景とその秘訣を、大森先 生にお話しいただきます。
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