立命館大学生存学研究センター・アフリカセミナー 2 目の前のアフリカ 病いと共にあるつながり――エイズ・人権・社会運動 対談 西 真如(京都大学学際融合教育研究推進センター特定准教授) × 斉藤 龍一郎 (NPO 法人アフリカ日本協議会事務局長) × 新山 智基(日本学術振興会特別研究員) 全地球規模で「障老病異」を観察と考察の対象に据えるには、欧米や東アジアとの連携以外に、途上国をまな ざす視点を研ぎ澄ますことが同じくたいせつだ。 第 2 回アフリカセミナーのテーマは「HIV・エイズ」。1980 年代まで知られることのなかったこの病気は、1996 年に治療方法が確立されると、世界各国で治療が進められるようになった。しかし、感染者の大多数を占める途 上国の貧しい人々に行き届くまでには、多くの時間を要した。現在、アフリカでは治療薬の服薬状況は先進諸国 と比べても優れており、アフリカにおける HIV 対策は成功として評価されることも珍しくはない。このきっかけ には、当事者である HIV 陽性者の「声」があった。 「絶望」から「希望」を取りもどした HIV 陽性者。彼らをめぐ る動きとつながりが、どのようにして病を生きる人々の状況を変えたのか。 グローバルな動向、アフリカ、そして日本国内の状況にも目を向けながら、エイズ・人権・社会運動という 3 つのキーワードをもとに「病いと共にあるつながり」を探ってみたい。 アフリカを目と鼻の先まで近づけてみよう。 2013 年 6 月 14 日(金) 17:00~ 17:00~18:30 対談(西真如・斉藤龍一郎・新山智基) 於:立命館大学衣笠キャンパス アカデメイア立命 21 2 階 ミュージアム会議室 西 真如「社会的つながりが感染症を治療する――エチオピアの HIV 感染症と釜ヶ崎の結核問題の経験」 斉藤 龍一郎「アフリカの HIV 陽性者運動に誰が応じたのか? 日本における課題」 新山 智基「アフリカの HIV 陽性者運動の役割」 18:30~ フリーディスカッション *事前参加申し込み不要 駐車場がございませんので、ご来場の際は公共交通機関をご利用下さい。 問い合わせ先:立命館大学生存学研究センター事務局 TEL: 075-465-8475 FAX: 075-465-8245 E-mail: ars-vive@st.ritsumei.ac.jp 主催:立命館大学生存学研究センター
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