海外安全対策情報(ウルグアイ) 平成27年第1四半期 1 社会・治安関係 ⑴ 刑務所内発砲事件 Santiago Vazquez 刑務所(別名:COMCAR で、国内最大)内中庭で、収容者の1人 がいきなり銃を発泡。その場に居た他の収容者2人が腕や脚に銃弾を受け負傷した。 同事件を受け同刑務所内で緊急に持ち物検査が行われたが、当事者や銃がどのよう に持ち込まれたかなどは判明していない。 ⑵ 立てこもり事件 セントロ地区の宝石店に対して強盗を試みた(植木鉢でガラスを割ろうとした)男が、警 ら中の警察官2人に追跡、発砲され、近くの民間アパートに逃げ込んだ。男は同アパート 内にいた12歳の少女を人質に取り、立てこもったが、30分後に治安部隊により身柄を拘 束された。人質の少女も無事に保護されている。 ⑶ ウルグアイ・ソリアノ県庁のホームページ乗っ取り 西サハラ自治州のハッカーが、ソリアノ県庁のホームページを乗っ取り、独立などを 要求した動画が一時的に掲載された。同ホームページは大統領府のホームページと 連動しており、侵入経緯を捜査中である。 ⑷ ウルグアイ国内において司法官権に勤務する女性の活躍 ウルグアイ国内において司法官権で勤務する女性の65%が40歳以上の女性であ り、女性が活躍する職場として期待される。さらに、アンケート調査会社による司法官 権の信頼性の調査において、南北アメリカ内の国でウルグアイはカナダに次いで2番 目に信頼度が高い。以下、コスタ・リカ、アメリカ合衆国、ベリースと続き、最も司法に 信頼がないのがパラグアイである。 ⑸ 8人の裁判官が警察の保護下にある 刑事事件等を担当する裁判官に対し、身体等に危険を及ぼす恐れのあるケースに ついて、警察官が24時間・50人体制で保護するシステムが活用されており、現在8 名の裁判官が警察により保護されている。 ⑹ シリア人がイスラエルの偽造パスポートでウルグアイへ入国していた スペインからの通報により発覚した事実であるが、イスラエルの偽造パスポートを所 持したシリア人がウルグアイへ入国し、約1週間滞在後、スペインへ入国した。その際、 パスポートが偽造であることが判明、ウルグアイ当局へ通報があった。 ⑺ 裁判ミスにより凶悪犯罪により少年院へ収容された多数の年少者の釈放 モンテビデオ市以外の地方の裁判所において、裁判手続きミス等により、凶悪犯罪 で少年院に収容されている年少者多数が釈放される見込みとなり、治安悪化が懸念 される事態となった。 ⑻ ボノミ内務大臣が、治安維持のための方策として、警察官の勤務時間を変更する方 策を打ち出したところ、一部の警察官から反対の声が上がり、勤務を拒否し、モンテビ 1 デオ海岸部の警らに一部支障を来した。 本件は、反対をしている警察官が222サービス(勤務時間外におけるアルバイト可 能な制度)におけるアルバイト時間に支障を来す、という理由であった。 なお、反対している警察官は警察官全体に占める割合からすれば、多くない。そして、 警察官の給料は数年前に比して数倍増加しており、警察官の生活支援のための222 サービスが必要か否かの議論に発展している。 ⑼ ラジェラ・モンテビデオ県警察本部長は、偽の誘拐事件を語り、電話をしてくる犯罪が あると公表し、もしこのような電話がかかってきても、冷静に対応するよう呼びかけた。 本件は、犯人が家族を誘拐したと自宅へ電話をかけ、身代金を要求する方法で、誘 拐の事実はない。 ⑽ 内務省の「グアルディアン計画」が進行中である。3年ほど前から計画されており、当 時は国民等からの大反対があり、計画が中断していたが、通信(固定式電話、携帯電 話)、インターネット等の情報網を管理し、不審な動き(アクセス)のあるものを抽出し、 テロや一般犯罪に関係している等の捜査を行うものである。 ⑾ 警察はコルドン地区等に見られる「タティトス」(犯罪集団)対策として、騎馬警察隊を投入 した。騎馬は小回りがきき、パトカーやバイクでは通行できない場所でも警らすることがで きるメリットがある。 ⑿ ウルグアイはラテンアメリカ諸国内で国民の数に比して警察官の数が最も多い。ウルグ アイは人口10万人当たり、809人の警察官がいる。ラテンアメリカ諸国の平均数は人口1 0万人当たり、368人である。警察官の数に比べ、近年治安が悪化しており、治安向上が ウルグアイの課題である。 ⒀ 女性警察官が拳銃を強奪されそうになり怪我をした事件に関し、犯人である不良グルー プは、警察官を1人殺すことによってトロフィーを1つ得たと同じ価値がある、と豪語してお り、警察官の身の安全の確保について課題となっている。 2 一般犯罪、凶悪犯罪の事例 ⑴ 強盗 日本人の被害は報告されていないが主な事例は以下の通り。 ア バス対象 ・ 1月27日、カサバシェ地区において、バスが停留所に着いた時、犯人 1 人が運転 手に対して銃で脅して売上金を強奪した。 ・ 2月5日早朝、ラ・ブランケアーダ地区において、30歳の男が、バスの中で強盗をし ようとして2人の女性に怪我をさせた。男は何も盗らずに逃走した。 ・ 3月4日、コンシリアシオン地区において、バスが運行中、犯人が運転手に近付き、 銃で脅して売上金を強奪した。 2 ・ 3月20日、レシカ地区において、バス運転手に対し、犯人が武器で運転手を脅し、 売上金を強奪した。 イ タクシー対象 ・ 1月21日、セロ地区において、タクシーが客に指示された場所へ着いたところ、2人 の犯人が売上金等を強奪して逃走した。 ・ 1月28日、マルコーニ地区において、バイクに乗った2人の犯人が、タクシー運転 手から現金と携帯電話を強奪して逃走した。 ・ 1月30日、ラバジェハ地区において、客がタクシーに乗り、目的地に着いた途端、 運転手を脅して売上金と携帯電話を強奪した。 ・ 2月2日、ヌエボ・パリス地区において、強盗犯人はラ・テハ地区でタクシーに乗り込 み、目的地に着いたところ銃を取り出し、運転手から売上金を強奪して徒歩で逃走 した。 ・ 2月17日、カサバシェ地区において、女性タクシー運転手がラ・ウニオン地区で3人 の客を乗せ目的地に着いたところ、犯人は武器で運転手を脅して売上金を強奪し た。 ・ 2月18日、プラド・ノルテ地区において、タクシー運転手が午前10時30分ごろ、客 を乗せ、目的地に着いたところ、犯人が武器を取り出し、売上金を強奪した。 ・ 2月20日、カサバシェ地区において、プラド地区から乗ったタクシーの乗客が目的 地に着いたところ、銃で運転手を脅し、売上金を強奪した。 ・ 2月21日未明、ピエドラス・ブランカス地区において、3人組の犯人がタクシーに客 として乗車、目的地に着いたところ、運転手をナイフで脅し、売上金を強奪した。 ・ 3月20日、ラ・テハ地区において、アグアダ地区から乗った乗客が、タクシー強盗が 現金を強奪した。 ウ ガソリンスタンド対象 ・ 1月27日、カラスコ地区において、2人組犯人が、ガソリンスタンドに併設のミニマ ーケットで従業員を脅して現金を強奪した。 ・ 2月2日、プンタ・デ・リエレス地区において、車に乗った3人組の犯人がガソリンス タンドにおいて従業員を脅して売上金を強奪して逃走した。 ・ 2月5日カプーロ地区において、犯人はガソリンスタンドで店員にたばこの火を貸し てほしいと申し述べて、武器を取り出し、店員を脅して現金を強奪し、逃走した。 ・ 2月21日、プラド地区において、バイクに乗った犯人がガソリンスタンドで店員を武 器で脅し、売上金を強奪した。 ・ 2月25日、ポシートス地区において、犯人1人がガソリンスタンドの店員を銃で脅し、 財布を強奪して逃走した。 3 ・ 3月3日、マルビン・ノルテ地区において、2人の犯人が目出し帽を被り銃を持ち、ガ ソリンスタンドに押し入り、売上金を強奪して逃走した。 ・ 3月11日、ラ・パス市において、ガソリンスタンドで従業員に銃を突きつけ売上金を 強奪した。犯人は従業員の頭に銃を突きつけ、引き金を引いたが、弾が発射されな かった。 エ 住宅対象 ・ 2月4日、カサバシェ地区において、男性が帰宅したところ2人の犯人が武器を持っ て男性を脅し、金品を強奪しようとしたが未遂に終わったことから犯人は銃を発射し て逃走した。 オ 店舗対象 ・ 1月21日、ブランケアーダ地区において、3人の強盗犯人がタクシー運転手を誘拐 し、薬局まで運転させてそこで強盗をした。 ・ 1月21日、ベルベデーレ地区において、スカーフで覆面をした犯人1人が薬局に侵 入し、武器で従業員を脅して売上金を強奪し、徒歩で逃走した。 ・ 1月21日、カサバシェ地区において、武器を持った2人の犯人が薬局の店員等3人 を脅して現金を強奪し、16歳の少年に対して銃尾で殴りつけて怪我をさせて逃走し た。 ・ 1月21日、マルビン・ノルテ地区において、犯人2人がピザ屋に強盗に入り、売上 金を強奪した。客がいる中での犯行であり、犯人はバイクで逃走した。 ・ 1月23日、アグアダ地区において、2人の男と 1 人の女が携帯電話販売店に押し 入り、店員を銃で脅して現金と商品の携帯電話を強奪して徒歩で逃走した。 ・ 1月27日、カラスコ地区において、2人組犯人が銃を手にピザ屋に押し入り、店主 や従業員を脅して売上金を強奪して逃走した。 ・ 1月30日、ポシートス地区において、犯人 1 人が銃を持って、スーパーマーケットに 入り、現金、携帯電話を強奪して逃走した。 ・ 2月2日、コロン地区において、商店で男が値段を尋ねる振りをして従業員に近付 き、武器を取り出して売上金を強奪し、徒歩で逃走した。 ・ 2月4日、コルドン地区において、2人の犯人が商店に押し入り、店主を脅して売上 金を強奪して徒歩で逃走した。 ・ 2月8日、セリート地区において、銃を持った男が商店に押し入り、売上金を強奪し て逃走した。 ・ 2月13日、バリオ・カサボ地区において、62歳の商店主が彼の娘を人質に銃を頭 に突きつけ脅し、金を強奪しようとした。 ・ 2月20日、シウダ・デ・ラ・コスタ地区において、複数の犯人が商店主をトイレに押し 4 込め椅子にくくりつけ、緊縛強盗の事件があった。犯人は逮捕され、起訴された。 ・ 2月21日、ラ・ブランケアダ地区において、3人の犯人が銃を持ってスーパーマーケ ットに押し入り、1万5千ペソを強奪して逃走した。 ・ 2月26日、セロ地区において、刃物を持った覆面をした4人組犯人が、パン屋に強 盗に入り、売上金を強奪した。 ・ 2月26日、セリート地区において、2人組犯人が自動車販売店に客を装い侵入、武 器を取り出し、販売員を脅して現金を強奪して逃走した。 ・ 3月4日、ブセオ地区において、2人の武装した犯人が牛乳配達店に押し入り、現 金を強奪して逃走した。 ・ 3月29日、ウニオン地区において、犯人 1 人がパン工場に強盗に押し入り、現金等 を強奪した。 カ その他 ・ 1月2日明け方2時50分、2台の車に分乗した7人の犯人が、パンド(モンテビデオ 市郊外)の料金所に押し入り、2百万ペソ(1千万円)を強奪した。犯人はそれぞれ武 器を持ち、運転手は車で待機していた。 ・ 1月13日、コロン地区において、配達人が強盗傷害事件にあった。 ・ 1月13日、プラド、コルドン地区のスーパーマーケット強盗に1月2日の料金所の事 件の犯人が関与している可能性があり、さらに現役警察官の関与が疑われる。 ・ 1月13日午後4時頃、カラスコ地区の路上で公共料金取扱店経営者が現金を預け るために銀行にむかっている途中、バイクに乗った男1人に襲われ、銃で脅された 上 現金120,000ペソを奪われた。 ・ 1月21日、コロン地区において、バイクに乗った銃を持った犯人2人が路上で現金 を強奪、腹に発砲して逃走した。 ・ 1月23日、カネロネス県において、14歳の少年が携帯電話を強奪しようとして逮捕 された。 ・ 1月23日、カラスコ・ノルテ地区において、2人の犯人が家族連れに対して強盗をし ようとして、79歳男性を銃で撃った。 ・ 1月25日、パルケ・バシェ地区において、2人の犯人がトラックに乗っていた女性を 脅して車を奪い、逃走した。 ・ 1月25日、ラス・アカシアス地区において、男性が突然2人の犯人に銃で脅され、 現金や所持品を強奪された上、足に銃弾を受けた。 ・ 1月28日、セロ・ノルテ地区において、若者が友人と歩いていたところ、犯人 1 人が 近付き、路上に倒して殴る蹴るの暴行を加え、携帯電話を強奪して逃走した。 ・ 1月28日、ピエドラス・ブランカス地区において、トラック運転手が道を尋ねたところ 犯人が銃を取り出し、運転手から現金と携帯電話を強奪して逃走した。 5 ・ 1月30日、セリート地区において、2人の犯人がキオスクに対して強盗をしようとし、 従業員の女性を殴って現金を強奪し、逃走した。 ・ 2月4日、カラスコ地区において、48歳男性が車を駐車していたところ、武器を持っ た2人の犯人が近付いてきて運転手から現金を強奪した。 ・ 2月4日、ペレス・カステシャノ地区において、2人の店員が働いている屋台で銃で 店員を脅して売上金を強奪した。 ・ 2月5日、コルドン地区において、バイクに乗った男性が信号待ちをしていたところ、 犯人が近付いてきてバイクを奪って逃走した。 ・ 2月13日、カラスコ地区において、女性がバス停留所で待っていると、自転車に乗 ったナイフを持った男が所持品を強奪した。 ・ 2月24日、セントロ地区において、2人の犯人がNGOセンターに銃を持って侵入し、 貴重品を強奪して逃走した。 ・ 2月25日、プラド・ノルテ地区において、覆面をした4人組の犯人が家族連れで車に 乗っていた男性を武器で脅し、車を奪い去った。 ・ 2月25日、ブセオ地区において、29歳女性が2県の銀行から現金を引き下ろした ところ、犯人が女性を道路に押し倒し、財布を強奪して逃走した。 ・ 2月26日、セントロ地区において、オーストラリア人観光客が歩いていたところ、若 い男が財布をひったくって走り去った。後刻財布は見つかったが金は抜かれてい た。 ・ 2月27日、コロン地区において、武器を持った犯人 1 人が配達人を脅してバイクを 強奪した。 ・ 2月27日、カラスコとマローニャスの間で、8人の覆面をした銀行強盗を追いかけて いた警察が運転を誤りパトカーが転倒した。 ・ 3月3日、ビクトリア地区において、2人の犯人が銃で運転手を脅して食品配達車を 強奪し、逃走した。 ・ 3月3日、プンタ・ゴルダ地区において、車の運転手が4人の男に車を強奪された。 ・ 3月29日、ラ・パロマ地区において、2人の犯人が往診中の女医を拳銃で脅し、強 盗した。犯人はバイクで逃走した。 ⑵ 殺人 日本人の被害は報告されていないが主な事例は以下の通り。 ア 既遂 ・ 1月23日、71歳の男性が自宅において銃で撃たれて死亡しているところを発見さ れた。強盗殺人の犯人として2人が逮捕された。 ・ 1月24日、セロ地区において、7日前に鶏肉配達人が強盗にあった件で警察官が 殺害された。 6 ・ 1月25日、カサボ地区において、殺し屋が警察官を殺害した。15歳と17歳の少年 によるパスタバセが関係する事件を捜査中であった。 ・ 1月25日、ミナス市において、40歳の男性が胸と首に銃弾を受けて死亡している のが見つかった。 ・ 1月25日、サルト県において、バイクに乗った2人の犯人が32歳の男性を銃撃し て殺害した。 ・ 1月26日、ラス・ピエドラス地区において、女性が自宅にいたところ、強盗が侵入し 現金を強奪された上、殺害された。 ・ 2月5日、サルト県において、薬物についてのトラブルで、犯人は男性を拷問したう え殺害、遺体を水瓶に押し込み隠蔽しようとした。 ・ 2月21日、ラ・ウニオン地区において、90歳の老女が自宅で強盗犯人に殺害され た。 ・ 2月27日、タクアレンボ県において、45歳の男が38歳の元義兄弟を銃で胸や腹を 撃って殺害して刑務所へ収容された。 ・ 3月4日、カサバシェ地区において、27歳の若者が妻によって、自宅庭で膝に銃弾 を受けて血まみれで倒れているところを発見された。 イ 未遂 ・ 2月26日、ラ・テハ地区において、被害者が数人の友人といたとき、バイクが近付 き、男が発砲した。足に怪我をした。 ・ 2月27日、サンティアゴ・バスケス地区において少年が胸に銃弾を受けて怪我をし た。 ・ 2月27日、フロリダ県において、男が妻、息子、義理の娘をナイフで刺し、怪我をさ せた。 ・ 3月3日、プンタ・デ・リエレス地区において、7歳の子供が自宅の庭で遊んでいると バイク集団から発砲され、怪我をした。 ・ 3月20日、イポドロモ地区において、30歳の男性が屋台で食事をしていたところ、 灰色の車に乗った男から銃撃され怪我をした。 ⑶ 強姦 日本人の被害は報告されていないが主な事例は以下の通り。 ・ 3月29日、マルドナド県において、70 歳代の男性が近所に住む16歳の少女を強 姦した罪で起訴された。 3 薬物犯罪発生状況 日本人が関係している報告はされていないが主な事例は以下の通り。 7 ・ 1月23日、ベルベデーレ地区において、別件で起訴された男が、自宅を捜索したと ころ、コカインと銃が発見された。 ・ 1月27日、タクアレンボー県において、交通警察が交通取締中、216パックの大麻 をブラジルから運搬しているのを発見、押収した。 ・ 2月4日、カネロネス県パンドにおいて、52歳の男と25歳の息子が様々さサイズの 大麻100鉢を所持していたとして刑務所に収容された。 ・ 2月12日、マルドナード県において、薬物取締があり、13人が起訴された。 ・ 2月14日、セロ・ノルテ地区において、薬物犯罪を端緒としておおがかりな取締が 実施された。 ・ 2月27日、サンタ・ロサ市において、薬物密売所を壊滅した。大麻、パスタ・バセ、1 万ペソを押収した。 4 テロ・爆発事件発生状況 日本人が関係している報告はされていない。 5 誘拐・脅迫事件発生状況 日本人の被害は報告されていないが主な事例は以下の通り。 ・ 1月21日、ブランケアーダ地区において、3人の強盗犯人がタクシー運転手を誘拐 し、薬局まで運転させてそこで強盗をした。 6 日本企業の安全に関わる諸問題 モンテビデオ市近郊において銃を使用した強盗事件が多発している。当地では日本 人は一般的に「裕福」と見られており、日本企業及びその関係者が強盗や誘拐の標的と なる可能性は排除できない。 また、労働者の権利意識が高く、労働争議が過激に行われることから注意を要する。 (了) 8
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