2015年 8月

東海市国際交流協会会報(No.126)
)
(岩屋古墳)
)
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モンゴルの学生とハシャさん
久田 洋子
7 月 9 日から1週間、協会等仲間8
ィーでは一人ずつ挨拶をし、お互いの
人でモンゴルへ行ってきました。
国歌を歌い、協会恒例の「ダンシング
この旅行は渡辺名誉会長が星城大
ヒーロー」も一緒に踊りました。
学の卒業式で牧原さん(モンゴル出身) 又、佐藤純二さんは牧原さんの畑で野
と隣席し、モンゴル旅行を勧められた
菜作りのアドバイスをしてきました。
のが発端で、牧原さんの経営する「シ
やさしかったチャガさん、「お母さ
リンボラグキャンプ」でゲル(モンゴ
ん」と呼んでくれたトゥーメンさん、
ルの移動住居)に泊まり、乗馬体験、 いつも笑顔のチョコちゃん… 皆親
らくだの試乗をして来ました。
切でしたが、一番お世話になったのは、
このキャンプでは「モンゴル文化教
いつも同行してくれて通訳、ガイドを
育大学」の学生さん達が私達の世話を
してくれたハシャさんです。
してくれました。大学では日本語が必
彼女はモンゴル文化教育大学卒業
修で、まだ1年生ですが(9月から2
後、国士舘大学の 21 世紀アジア学部
年生)よく話が通じ言葉の心配は全然
に留学し、現在は学長秘書、流暢な日
ありませんでした。
不安な初乗馬でしたが、初日は一人
ずつ学生さんが(私はチャガさん)
手綱を持って付き添ってくれ、2日目
は乗馬で遠出(片道3時間、しかも手
綱は自分で持って)しました。川原へ
出かけバーべキューをし、「青空トイ
レ」も経験しました。
思い出すのは、学生さん達との交流
です。仲間の今野さんが抹茶道具を持
参し「お茶会」を開き、お別れパーテ
本語で「キャンプ」でもマネージャー
として働いています。色白で、スタイ
ルも笑顔も素敵でした。
私達は「ナーダム」を見て馬頭琴の
演奏、モンゴルの踊りと歌を鑑賞し、
買い物にデパートにも行きましたが、
すべてハシャさん頼りの行動でした。
本当に有り難うございました。モン
ゴルがとても身近になりました。
又笑顔で必ず会いましょうね。
「一緒に出かけない?」と誘う場合に、
「今日はバーベキュー日和だよ」などと一言添えて
“Why don’t you come with us?”
“It’s a perfect day for BBQ.”
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東海市国際交流協会は
会員が主役です
協会活動あれこれ1
運営委員会紹介・・・今年度は 12 の委員会があります。その中から今回は4つ
の委員会を運営委員長からご紹介していただきました。
皆様も運営委員に参加しませんか!
☆ティフ事業
佐藤美知子運営委員長
※ティフ=Tokai Youth for International Understanding = 青少年の国際理
解、子供たちの国際交流、国際理解を深めるための事業
<英語スピーチフェスティバル>
未来ある子ども達に国際交流、国際理解を深めてもらうとともに、英語の楽
しさを伝えようと、小学生と中学生を対象に、「英語スピーチフェスティバル」
を毎年夏に開催しています。小学生には、すべて英文で書かれた賞状と参加賞
を全員に授与します。中学生には賞状・First Place・Second Place・Third Place・
Judge’s Prize を各 1 名にトロフィーと共に授与します。
☆交流バスハイク
神田茂子運営委員長
今年のバスハイクの委員長をさせていただくことになりました神田です。日本
語教室の外国人とボランティアスタッフ、国際交流の会員を中心に楽しく日本
文化に触れあえるプランを考えています。また、お勧めの場所、ご意見あれば
是非お声かけください。
☆日本語教室
久田洋子運営委員長
月に4回、商工センター3階で「日本語教室」を開いています。学習者の国
はベトナム、フィリピン、中国など様々ですが、お互いのコミュニケーション
はやはり日本語。楽しく学べるように「バーベキュー」
「餃子パーティー」等も
考えています。
協会の各行事(クリスマス、バスハイク、新春のつどい)にも参加し、日本
文化も体験しています。その時は、いっしょに話をしていただけるとうれしい
です。
☆会報
桜井敏彦運営委員長
会報委員会は創刊より一度も欠かすこと年6回の「ハート&ハート」を発行
し、すでに第 125 号を数えました。会員の皆様のご協力あってこその快挙とい
えましょう。企画編集から印刷依頼までを委員が担当し、毎回楽しく進めてい
ます。これからも色々と幅広い情報を掲載したく思いますので、当委員会に参
加し新たな企画を進めていただけませんか?興味のある方はもちろん、未経験
でも大丈夫です。お待ちしています。
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協会活動あれこれ 2
ノーステキサス大学生のホストファミリー体験・・・・感想
ホストファミリーを体験して
富田 泰代
今回初めて学生を受け入れました。家族全員でとてもいい経験ができたと思
っています。ことのほか中学2年生の娘はとても喜んで、学生たちが東海市に
着く日をいまかいまかと待っていました。娘はテスト中だったにも関わらず、
リンさんと色々な話をしたり、一緒に映画を観たり、プリクラを撮りに行った
りして楽しそうに過ごしていました。リンさんも、忙しい毎日を過ごして疲れ
ている様子でしたが、私たち家族との時間をとても大切に思ってくれていたよ
うで、それが本当に嬉しかったです。一日フリーの日には、彼女のおばあさん
の出身地である岐阜へ一緒に行きました。自分のルーツを感じ、感動している
様子で、連れて行ってあげることができて良かったです。また、浴衣を着せて
あげたらすごく喜んでいました。私たちはとても濃い4日間を過ごし、別れが
とても辛かったです。もう少し長く、せめて週末も一緒
に過ごすことができたら、もっと良かったと思いました。
初めてホストファミリー
蟹江
知恵
初めてホストファミリーをやらせていただきました。
とても興味があったので、すぐに受け入れたいと思いましたが、いざ受け入れ
が決まると、英語は得意ではないのに本当に大丈夫なのかと不安もありました。
8人の大家族の我が家に来てくれたクアン君。とても緊張した様子の彼を、楽
しみにしていた家族みんなが取り囲み、単語だらけの片言の英語で次々と話し
かけ、さぞ困惑したことと思います。こちらのありったけの単語で、クアンも
ありったけの日本語で一生懸命会話をしました。英語力のなさを痛感するも、
言葉は通じなくても気持ちは通じるのだと思いました。
せっかくなので、日本ならではのものを体験してもらいたいと花火、流しソ
ーメン、たこやき、習字など我が家にできることは何かを考えている私が一番
楽しんだように思います。
本当にあっという間の5日間でしたが、家族みんなに素敵
な思い出を残してもらいました。本当に貴重な体験をさせて
いただいたと思っております。
ありがとうございました。
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国際理解講座「タイってどんな国?」
2015.7.26(日)の要旨
於:東海市商工センター
山田規康
1 年 2 ヶ月のタイ滞在の報告(2014.4.9~2015.6.9)
東海市日本語教室での 10 年間の経験を生かし、外国で日本語を指導したいと
考え、タイの国立パトゥムワン工科大学の日本語教師として赴任した。
以来1年2ヶ月、週3~5日勤務し、約 60 人のタイ人に日本語を教えた。そ
の間、バンコク市内を中心にワット(寺院)や市場、ビーチなどを訪れた。ま
た、スコータイやチェンマイなど東北タイへ、さらにラオスやスリランカへも
足を伸ばした。それらの見所について紹介した。
大学の寮で暮らしながら体験したタイでの生活で感じたこと、下町の様子、
食生活、クーデター等についても報告した。
“個電”世代
“個電”などという言葉は聞いたこともないが、家で使うものが家電である
なら携帯電話やスマホなどのように個人使用のものをこのように呼ぶ時代が来
るかもしれない。というのも、今年 6 月に迎えたノーステキサス大学の学生た
ちを見てこんな思いがした。数年前までは暗記やアドリブだったりメモ用紙を
見ながら挨拶するのが一般的だったが、彼らがスマホを片手に自己紹介をした
り、日本語のスキットを語ったりしていたのには驚かされた。
私がギターの調弦をするのに音さ代わりのハーモニカで合わせていると、学
生は調弦用の小さな機具を取り出して合わせ始めた。音を出しながら弦の張り
を調整し小さな赤いランプが緑色に変わる音域で調弦が完成するようだ。これ
を第1弦から第6弦まで繰り返すのだが、私の学生時代には音さと弦の音を耳
で交互に聴いて微妙な違いを判断していたのだが、今はランプの色を見るだけ
なので随分簡単にできる。ただ、心配なのは機具による簡素化、便利化が人の
能力を低下させないかである。パソコン、携帯の普及が暗記や記憶能力を劣化
させるように、そのうちに“個電”がなければ何もできない人々をニュースに
取り上げる日が来るのでは・・・と改めて時代の変化を痛感した。
会報委員
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桜井敏彦
世界の国を知る『わたしたちの地球と未来』から
シンガポール共和国
クイズ1・・・シンガポールでは、道ばたでツバを
吐いたら罰金を払わなければならない!?
答え・・・ホント
ウソ
クイズ2・・・シンガポール人は、自分たちの英語を作り出した!?
答え・・・ホント
ウソ
クイズ3・・・シンガポールは、果物の王様ドリアンが有名。
ドリアンの形をした建物がある!?
答え・・・ホント
ウソ
クイズ4・・・シンガポールの地下鉄切符は、日本と同じように
半額が子ども料金である!
答え・・・ホント
ウソ
クイズ5・・・シンガポールでは日本のアニメが人気!?
答え・・・ホント
ウソ
答えと解説
1・・・ホント・・・シンガポールは憲法によって数多くの罰金ルールが定め
られています。罰金は大体500~10,000シンガポールドル
を科せられるため注意が必要です。
2・・・ホント・・・周辺国から移民が多かったシンガポールでは英語を共通
語として話します。それぞれの母国語のなまりが英語の
発音に影響し、シンガポール独特のなまりができました。
それをシングリッシュと言います。
3・・・ホント・・・エスプラネードというドリアン型のホールが2002年にオ
ープンしました。
4・・・ウソ・・・シンガポールの地下鉄料金に子ども料金はありません身長
90㎝以上であれば大人同等の料金が必要です。また地下
鉄の切符はリユースになり、返却すると1ドル戻ってく
る仕組みです。
5・・・ホント・・・毎年AFA(Anime Festival Asia)が開催され、日本のア
ニメ文化がシンガポールでは支持を集めています。
『わたしたちの地球と未来』は(財)愛知県国際交流協会と市町村や国際交流協会が協力して、
愛知万博で体験したことなどをもとに作成した冊子です。下記、HP で閲覧できます。
http://www2.aia.pref.aichi.jp/topj/indexj.html
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国際交流フェスタ「はーと&はーと 2015」
10 月 26 日(日)、太田川駅前どんでん広場で東海市国際交流フェスタ「はー
と&はーと 2015」が開催されます。昨年、一昨年ともに好天に恵まれ、大勢の
来場者がありとても盛況でした。
第 3 回の今年はイベントブースも一部入れかわり、アメリカ、ネパールが新
しく加わります。昨年同様いろいろな国の試飲、試食もありますので楽しみに
していてください。各ブースには外国の方たちもたくさんいらっしゃるので、
皆さんとの交流の場にもなることでしょう。
屋外ステージでは、さまざまな国の踊りや歌、演奏などが披露されます。今
年は特にプロのオカリナ奏者の宗次郎さんが出演されます。あまり聴く機会の
ないオカリナ演奏を楽しんでみてはいかがでしょう。他にも楽しいフィリピン
のバンブーダンス、ウクライナの歌と舞踊、ペルーの伝統舞踊、モンゴルの歌
など盛りだくさんです。
キッチンカーも昨年より多い 7 台が出ます。珍しい外国の料理も楽しみです
ね。皆さん東海市国際交流フェスタ「はーと&はーと 2015」に出かけて、すば
らしい秋の 1 日を楽しんでみてください。
実行委員 築波 敬子
イベントブース参加(予定)国
ウクライナ、ペルー、中国、ネパール、ベトナム、ブラジル、フィリピン、
韓国、オーストラリア、トルコ、アメリカ、モンゴル他
屋外ステージ出演(予定)者&グループ
上野台幼稚園のメロディオン隊、ペルー人のピエロ、ウクライナの歌と舞踊、
モンゴルの歌、マザーズバンドらんらん、子どものハワイアンフラ&タヒチア
ンダンス、ベリーダンス、宗次郎のオカリナ演奏、へいしゅうくん、
らんラン東海、東海市の民謡(踊)保存会、ペルーの伝統舞踊、フィリピンの
バンブーダンス
キッチンカー
インド、タイ、ベトナム、トルコ、ドイツ、ロシア、モロッコ
ミクロの発見隊
数年前、子どもと一緒に見ていた「NHK 教育」番組の中で、「海外では通じ
ない和製英語」の歌を聴きました。例えば、「コンセント」は英語で「outlet」
だったり、「モーニングコール」は「wake-up call」。「(ねじ回し)ドライバー」
は「screw driver」で「driver」だけだと「運転手」になってしまうなど、アニ
メと歌で面白おかしく且つ、分かりやすく歌っていました。英語に堪能な方は
「そんな事知ってるよ。」と云われるかも知れませんが、もし興味がありました
ら You Tube「https://youtu.be/iWAeFCkdy-U」で見てください。面白いですよ。
7
=INFORMATION=
第 12 回 英語スピーチフェスティバル
英語に親しみ、将来国際社会の一員として活躍できる
子どもたちを応援するために開催します。
日
時:平成 27 年 8 月 23 日(日)13:30~16:00
場
所:東海市立商工センター 4F 大会議室
内
容:小学生は英語の絵本や子守唄などの一部や自作の寸劇など、中学
生は将来の夢や社会問題、体験記などを英語で発表します。
どなたでも参観できますので、是非ご来場ください。
運営委員募集
インターナショナルデー
第1回運営委員会9月2日(水)13:30~事務室
当日スタッフ募集
開催日 10 月 25 日
はーと&はーと 2015
事務室まで連絡ください
日本語教室 ところ:東海市立商工センター3階 中会議室他
日曜日 14:00~16:00 8 月 2 日、16 日
9 月 6 日、20 日
月曜日 19:00~20:30 8 月 10 日、24 日
9 月 14 日、28 日
詳しくは事務室またはホームページでご確認ください。
子どもといっしょに日本語教室
8月はありません。
ところ:しあわせ村研修室他
第 1・3木曜日 午前 10:00~12:00
※託児を希望される方は事前にご連絡ください。
在住外国人生活相談 英語またはタガログ語による生活一般相談
平成 27 年9月8日(火)
事前にご連絡ください。8月はありません。
お問い合わせ等は協会事務室まで
発行日
平成 27 年8月1日
open
編
東海市国際交流協会会報運営委員会
月~金曜日 9:00~16:00(祝日はお休み)
集
協会事務室が留守の場合は市役所秘書課
発行者
TEL 052-603-2211、0562-33-1111
〒476-0013
ホームページ
TEL 0562-32-5339
E-mail
http://www.medias.ne.jp/~tia/
tia@ma.medias.ne.jp
東海市国際交流協会
東海市中央町四丁目2番地
FAX 0562-33-9029
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