ページ2 - お母さん大学

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一人ひとりの共感を力に!
南アルプス支部・河口緩美
横浜市港北区日吉に本社を構
える食品メーカー、トオカツフー
を食べている計算になります。
要になってきます。このライン
るパートや派遣社員の働きが重
め、事業所の生産ラインを支え
第一に、お母さんは真面目で働
﹁お母さ
この﹁人﹂の部分が、
ん力﹂を最大に生かせるところ。
るかがポイントです﹂
。
げ、生産性や質の向上につなげ
﹁商品の製造時間が限定されて
いるため、ラインをフル稼働さ
んにとっても子どもにとっても、
大きな安心になっています﹂
。
そのほか現状としては、こん
な課題もあるそうです。
と榎本さん。
が働いていますが、日によって
200∼700人のパートさん
ほか。当然、商品の安心・安全
加減な仕事をするなどもっての
から人に迷惑をかけたり、いい
し か も、 そ の 根 本 の 目 的 は、
子どもの﹁未来﹂のため。です
ないでしょうか。
アリング﹂での対応も可能では
いるし、母親同士の﹁ワークシェ
親に子どもを見てもらえる人も
ません。けれども、中には夫や
地下鉄ブルーライン
「北新横浜駅」下車徒歩5分
地下鉄お仕事体験など、この日限りのイベ
どものこと。ましてや未就学児
こそが﹁お母さん力﹂を発揮す
き者です。365日、子どもや
さまざまな人たちと日々コミュ
出勤人数も食数も違うため、判
には気を配るでしょう。もちろ
また、季節の行事など、職場
を楽しくするイベントを、お母
はまりんフェスタ in 新羽 開催!
の場合、病気やケガなど、いざ
成長を遂げ、かつ今後も、さら
ざまな時代背景とともに著しい
るにふさわしい仕事。というこ
家族のために、ごはんの支度を
他業態や新ジャンルにもビジネ
時︶に、戦力である
ニケーションしています。
時∼
ラインごとに生産スケジュール
で押したようにはいきません。
ん、納品先のコンビニや、そこ
お問合せ 横浜市交通局総務課 TEL045-326-3826 http://www.city.yokohama.lg.jp/koutuu/
という時にどうするかが、一番
の課題になってきます。
﹁その点、トオカツフーズの場
合は心配無用です。なぜなら当
社は、 年以上も前から社内に
託児所を設け、専門スタッフが
従業員の子どもたちを見ている
からです。工場に託児所を併設
しているところ、託児所から複
なる発展が期待、いえ、約束さ
とで、トオカツフーズ株式会社
せなければならない夕方の時間
数の事業所へ送迎バスを出して
れている分野でもあります。
人事総務部次長の榎本一之さん
はじめ家事全般をそつなくこな
お母さんが手薄になることです﹂
︵
こ れ ら は﹁ 中 食 ﹂ と い っ て、
少子高齢化をはじめとするさま
先頃は、中国の食品加工会社
るフレッシュ惣菜事業を基盤に、
における衛生問題の惨状が取り
けに商品を開発・製造・販売す
沙汰されるなど、何かとお騒が
︵右︶に話を聞きました。
しています。さらに、家族や親
いるところがあり、働くお母さ
スを展開する同社は、ファミリー
せな食品業界だからこそ、安心・
戚、学校関係者や地域住民など、
調理パンやおにぎり、お弁当
など、コンビニエンスストア向
マートやミニストップなどに、
﹁毎日たくさんの種類の商品を
時間内に納品するために、製造
ズ株式会社︵反田英樹代表︶に
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安全な食品を消費者に届けるた
おじゃましました。
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おにぎりやサンドイッチ、お弁
及び人員管理、技術指導が行わ
また当社は、ラインといっても、
で商品を買う人々にまで思いを
お母さんと子どもの日常を考
えれば、なるほどそうかもしれ
すべてを機械で行うのではなく、
さんに任せてみてはどうでしょ
れています。各事業所には1日
人の手を使った工程も多いため、
う。通常のお金のためだけの仕
事ではなく、楽しさややりがい
馳せることができるのです。そ
が加わった時にはじめて﹁お母
れらはすべて、仕事という責任
感の領域を超えた、母性とも人
さん力﹂が上がり、結果として
類愛ともいえる、やさしさや思
いい仕事につながるのだと思い
ます。
これからも、さまざまなカタ
チでお母さん力を生かした企業
「はまりん」に会いに来てくださいね!
止
荒天中
応募方法●「映画観賞券希望」とタイトルし、以下をメー
ルに書いて info@30ans.com まで送ってください。
①氏名(ふりがな)、②〒住所、③ケータイ番号、④メー
ルアドレス、⑤お母さん業界新聞定期購読者か否か。
※ペア観賞券は大人も子どもも使えます。
※締切 9 月 15 日(当選者にメール後、発送します)。
いやりにほかなりません。
そして、お母さんのモチベー
ションがマックスになるのは、
をレポートしていきます。問い
仕事のノルマを達成した時、あ
るいはそれ以上の成果を生み出
合 わ せ は、
﹁お母さん大学
母
ジョブ﹂サイトか、編集部まで。
︵打海可奈子・青柳真美︶
ントがいっぱい!キャラクターステージで
施
雨天実
開業当時の地下鉄車両やバスの展示のほか、
料
入場無
賞券
ペア観
0 名様
2
組
0
1
ント
プレゼ
トオカツフーズ株式会社● http://www.tokatsu.co.jp/
横浜市港北区日吉 7-15-14 TEL045-564-5100
新羽車両基地
場所
日時
当などを1日3回、365日フ
この夏、お母さん大学は、職業紹介・人材派遣会社 FUN to FUN
ル稼働で製造・出荷しています。
と共同で、子育てをしながら自分らしく輝きたい、社会とつなが
りたい、もっと子育てを楽しみたい、こんな働き方をしたい、地 同 社 が 生 産 す る こ れ ら の
食 数 は、 年 間 で な ん と、 約
域で仕事がしたい⋮そんなお母さんの夢を叶え、子どもたちが生
きる 年後の未来を意識した﹁仕事プロジェクト﹂をスタート。 3億1700万食! グループ
ここでは、お母さんを単なる﹁労働力﹂としてとらえるのではな
全体では5億食を超え、日本の
く、日々の﹁お母さん業﹂を称え、なおかつ、そこで培われる﹁お
∼ 歳人口約8200万人に
母さん力﹂を生かした仕事、
﹁お母さん力﹂をさらにアップする
対し、1人当たり平均1年間に
仕事を実践している企業をレポートしていきます。
2食はトオカツフーズのお弁当
南アルプス講演会への道②
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したり、やりがいを見出したり
した時。
そ れ に は、 同 僚 は も と よ り、
上司を含む職場の人間関係、一
方、働く環境をつくるという意
味で、家族をはじめ、保育スタッ
フなど、周囲の人間関係すべて
が良好であればこそ。
c 2014 ぼくらは動物探険隊
○
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いかにしてスタッフの意識を上
講演会「お母さんはスゴいんだ!」藤本裕子/参加費 500 円
10 月 15 日(水)10 時∼/南アルプス市市民活動センター
申込み okaasan.univ.yamanashi@gmail.com 090-2230-6116(河口)
横浜市営交通お客様感謝祭 日本一の名山、富士のふもとに広が
るサファリパークを舞台に、ワクワク、
ドキドキ大冒険! ぼくらの探険隊
は、トラバスに乗って出発するぞ。 ちょっと恐がりのレオンと、しっか
り者のウサコと一緒に、出てくる動物
たちをよーく見て、動物マップを完成
させるんだ。動物のヒミツがたくさん
の「なぞなぞタイム」
、ミニチュアホー
スが競争する「サファリダービー」
、
君は当てることができるかな? 一度は行ってみたい、富士サファリ
パークが全面協力。動物たちとふれあ
う「なかよしゾーン」
、夜の動物を観
察する「ナイトサファリ」
、動物の赤
ちゃんたち、大好きな動物たちの「こ
んなの見たことない」映像が盛りだく
さん。大きなスクリーンで、みんな楽
しく、動物探険の冒険に出よう! この秋は、動物探険隊に入隊だ!
声の出演:瑞木にょこ・鈴木大輔 特別協力:富士サファリパーク
http://www.tankensafari.com
どんな映画?
9 月 20 日(土)より全国のイオンシネマにて独占上映!
トオカツフーズ株式会社
人事総務部 次長 榎本一之さん
ただでさえ、お母さんが外で
働く時の一番の気がかりは、子
打海可奈子
お母さんも安心して働ける
託児所付きのトオカツフーズ
子どもは 3 人、ごくフツーのお母さんである私
が「お母さん業界新聞南アルプス版」を始めて半年になります。
1 月のこと。子育て支援センターの先生方に、
「お母さん業界
新聞」を見せました。
「お母さんはスゴい!を伝え、お母さんた
ちが意識したら子育て支援の形が変わります!」偉そうに熱弁
し、藤本裕子さんの講演会をしたいと伝えました。子育て支援
センターの先生に言うなんて、ケンカを売ってるみたいですね。
でも、子育てをしているお母さんはスゴイ。子育ては未来を
つくる大事業…この本質を理解してくださった先生方。私に
とっては心強い味方であり、同時に、たくさんのお母さんを本
当の意味でサポートしてくれる、最強の応援団になりました。
とはいえ、次は、何をどうすればいいのかわからないまま、
ココ!と思う所へ行き、たくさんの人に講演会のことを話して
います。何度もいうけど、フツーのお母さんでしかない私。テ
リトリーは子連れで行ける範囲内だし、
「応援するよ」と言われ
ても、
私が行動しなきゃ誰も動いてくれない。人とつながるのっ
て、社会とのつながりを意識するのって、意外と難しい。
それでも少しずつですが、毎月、新聞でつながりをつくって
います。何より大切なのが共(響)感。共感しなきゃ人は動か
ない。そうですよね。自分に置き換えてみれば、すぐにわかる。
特にしゃべりが得意ではない私が伝えるのって至難の業。
言葉足らずですが、私の説明と「お母さん業界新聞」を読む
ことで、一緒に動いてくれる仲間ができました。巻き込まれた
とでもいうのでしょうか。純粋な思いに共感すると言ってくれ
る志乃さん。自分にとっても学びだよと言ってくれる葉子さん。
がんばっている人を応援したいと言ってくれる珠貴さん。
「スゴ
いね∼」といつも新聞を読んでくれる万里子さん…。
毎月新聞を読み、あたたかさを共に伝えてくれている方がい
ます。新聞を置いてくれている場所があります。そこは子育て
を応援し、地域のつながりをつくる場所。そこからあたたかい
お母さんの心が広まっていく…。私は、お母さんの心で溢れる
地域をつくり、子どもたちに残したいのです。
講演会では、藤本さんの言葉でお母さんはスゴいを伝え、お
母さんたちを笑顔に元気にします。そして、つながります! 子
どもたちをあたたかく見つめる地域を一緒につくりませんか?
2014 年(平成 26 年)9 月号 < 2 >
お母さん業界新聞