超学際 - 福島県地球温暖化防止活動推進センター

超
超学
学際
際的
的研
研究
究機
機構
構
N
N EE W
W SS LL EE TT TT EE RR
超学際
2005
OCTOBER
Vol.6
2005.10.10.発行
C
C O
O N
N TT EE N
N TT SS
●トピックス
●寄稿
東邦銀行の「地域密着型金融」への
取り組み ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1
超学際的視点で横の連携を!
! 3
福島県企画調整部首都機能移転・超学際グループ ●オピニオン
●事業報告・新会員紹介・業務日誌・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
地域再生とまちづくり
福島大学教授 鈴 木 浩
主 査 半 澤 浩 司・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
4
7
●イベント情報・事務局からのお知らせ
寄 稿
東邦銀行の
「地域密着型金融」
への取り組み
9
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
8
11
12
C ONTRIB UTION
再生・中小企業金融の円滑化」
「経営力の強化」
「地域
の利用者の利便性の向上」を図るために、引き続き積
極的な取り組みを展開しています。
特に、県内経済が回復し長期安定的に発展していく
ためには、担い手となる県内企業の着実な成長・発展が
不可欠であることから、
これまで培ってきた組織体制や
当行は、金融庁が平成15年3月に発表した「リレー
人材、あるいは産学官等とのネットワークを有効活用し
ションシップバンキング(間柄重視の地域密着型金融)
た「事業再生」および「企業支援」への取り組みを重点
の機能強化に関するアクションプログラム」を受け、平
課題として位置づけています。
成15年8月に「創業・新事業支援機能やお取引先企業
に対する経営相談・支援機能の強化」
「早期事業の再
事業再生への取り組み(温泉街再生)
生や、新しい中小企業金融への取り組み強化」を中心
とした「リレーションシップバンキングの機能強化計画」
融資管理部内にある企業経営支援室を中心として、
(15∼16年度)を策定、計画期間の2年間を集中改善
この厳しい経済環境下、地域の疲弊を最小限にとどめ
期間として捉え、中小企業の再生と地域経済の活性化
るため、再生・再建の可能性のある個別の企業や様々
等に向けた取り組みを行ってきました。
な地場産業に対し、多様なスキームを駆使しながら経
また、今年3月には、
これまでの「リレーションシップ
営支援、早期事業再生に向けた取り組みを行っています。
バンキングの機能強化に関するアクションプログラム」
その中でも観光産業の大きな担い手であり、観光立
を承継する新たなアクションプログラムが公表され、
こ
県福島の重要な地場産業である温泉旅館業の再生の
れを踏まえ、さらなる機能強化に向けた「地域密着型
取り組みを積極的に進めてきました。個々の温泉旅館
金融推進計画」
(17∼18年度)を8月に策定し、
「事業
の再生に取り組む中で、温泉街全体や街づくりの視点
1
寄 稿
からの活性化や再生への検討が必要であるとの判断に
での再生を意識したものであり、複数の旅館を統合す
立ち、地域をある程度範囲を広げた「面」として捉えた
る事で経営資源を集中し、一体で再生を図り、最終的に
上で、都市工学や経営学などの大学の専門家の協力を
地域の事業価値を守ることを主眼としています。この
仰ぎ、各分野から多くの意見を取り入れながら、約2年
取り組みは、温泉街に限らず他の地域、さまざまな業種
間にわたり温泉街に於ける「面」での再生を検討して
においても再生のヒントになるものではないかと考え
きました。 ています。
そうした取り組みの中で、平成16年5月には会津芦
こういった事業再生は、一朝一夕にできることではな
ノ牧温泉の「大川荘」が温泉旅館業として初めて産業
く、個別の案件に対する各担当者の“地域の雇用を守り、
再生機構の支援決定を受けました。これは、単に一旅
多くの取引先を守り、地域事業価値を守る”という強い
館の再生ではなく、地域再生の視点で持ち込んだこと
使命感や熱意、そして多くの関係者の方々の協力・理
が支援第一号となった理由の一つであると考えてい
解のもとで成り立っています。東山温泉の再生につい
ます。 ては、取り組み開始から2年以上の月日をかけてようや
また、今年3月には「21世紀の東北の温泉街を考え
く対外公表に至りました。しかし、
これはあくまでも事
るシンポジウム」を開催し、
東北地方の26の温泉街の方々
業再生のスタートラインに立ったにすぎず、事業再生の
をはじめ約500名以上の参加を得、
「今温泉街の活性
最終的なゴールは、
「面」の事業価値の向上であり、
こ
化に何が求められるか」をメインテーマとして議論を
のような地道な取り組みが地域経済の安定的な発展に
交わしました。
つながるものと確信し、その取り組みを一層強化して
さらに、先般支援決定を発表した東山温泉三旅館の
いきます。
同時一体再生という全国でも例を見ない手法は、
正に「面」
▼21世紀の東北の温泉街を考えるシンポジウム
2
超 学 際 的 研 究 機 構
6
N E W S L E T T E R
CONTRIB UTIO N
■ビジネスサポートチームのイメージ図■
行政面
学術面
(財)福島県産業振興センター
福島大学地域創造支援センター
会津大学
「循環型社会対応産業振興プロジェクト」
研究会
東北大学
いわきグリーンプロジェクト研究会
日本大学工学部
福島県産業廃棄物再資源化研究会
福島高専 等
福島県エコビジネス研究会 等
地域中小企業支援センター
中小企業・ベンチャー総合支援センター
(財)
郡山地域テクノポリス推進機構
中小企業団体連合会、
各商工会議所、各商工会
情報収集・提供
案件相談・対応
政府系
金融機関
ベンチャー
キャピタル
各種情報
提供機関
東北産業クラスター計画
連
携
・
活
用
外部
アドバイザー
ビジネス
サポートチーム
連
携
・
活
用
本
部
支援
営
業
店
地
元
の
お
取
引
先
企
業
質の高い、豊富な情報をスピーディーに提供する「とう
企業支援への取り組み
ほうビジネス情報サービス」や、東北最大の商談会であ
る「ビジネスクリエーション東北」にも参加し、経営情報
営業推進部内に「ビジネスサポートチーム」という専
の提供やビジネスマッチングの仕組みづくりに取り組
担部署を設置し、地域経済を担う創業・新事業を目指す
んでいます。
企業を積極的に発掘・育成支援し、既取引先企業に対す
さらに、企業経営全般について体系的に学んでいた
るコンサルティング機能、情報提供機能の強化を図って
だくための「東邦ビジネスカレッジ」を開催し、地元中
います。
小企業の後継者育成・支援を行い、側面からのサポート
創業・新事業支援機能強化については、日本政策投
も積極的に展開しています。
資銀行等との連携や産学官とのネットワーク構築に向
けた各種取り組みの展開等体制面を整備し活動の充実
を図るとともに、将来有望な未公開企業への戦略的投
当行は、地域のリーディングバンクとして地域のお客
資を目的とした「東北インキュベーションファンド」へ
さまとの確固としたリレーションシップ(信頼関係)を
の出資や、スコアリングを活用した融資商品の創設、審
築き、幅広い金融ニーズにお応えすることにより社会
査能力向上に向けた人材育成等、投資・融資両面にお
的責任を果たしていくことを経営の基本としています。
ける資金供給機能を強化しています。
今後とも地域経済活性化のために「産・学・官」等さま
また、経営相談・支援機能の強化については、法人・
ざまな分野との連携強化に努め、福島県発展のために
個人の事業主の皆さまに必要な金融・経営・営業等の
貢献したいと考えています。
3
オ ピ ニ オ ン
う。もちろん、限られた紙枚なので、全面的というわけに
地域再生とまちづくり
はいかないが、できるだけ包括的に、そして、基本的な
課題に肉薄してみたい。
● なぜいま「地域再生」か ●
福島大学教授 鈴 木 浩
わが国で、地域再生が大きな課題として、声高に叫ば
れてきた背景には、いくつかの事情が関わっている。
● はじめに ●
つまり、①90年代以降のバブル崩壊と経済の長期低
迷、②地方分権と行財政改革、③グローバリゼーション、
4
中心市街地問題や地域再生問題で、全国各地のまち
④「市場原理」、「競争原理」、そして「一人勝ち社会」へ
を訪れる機会が多いが、それぞれに「目抜き通りはどこか」
の進行、⑤少子高齢社会、⑥地方都市や農村の衰退、な
と尋ねることにしている。
どであるが、もちろん、それぞれが密接に関わっている。
すると、ひと頃までの「目抜き通り」が、賑わいを失っ
グローバリゼーションは、世界を貫く潮流である。しか
てしまって、「目抜き通り」とは、程遠い現状になっている。
し、注意深くみると、EUの諸国は、都市やコミュニティ
この「目抜き通り」は、単に、そのまちの中心商店街と
再生の政策をいち早く掲げ、取り組んできた。
いうことではなくて、そのまちの産業・経済は、もちろん、
たとえば、1997年、政権についたイギリス労働党、ト
文化や伝統、そして、新しい情報の発信地でもあった。
ニー・ブレア政権が真っ先にやった国内課題の一つは、
だから、「目抜き通り」が、それとして、地域の人々から意
コミュニティ再生であり、そのためのキャパシティ・ビル
識されなくなるということは、そのまちの求心力が弱まっ
ディング(Capacity Building)つまり、地域力の形成で
ていることを意味する。郊外型の大型店が、車社会の中
あった。
で、それなりの利便性の高い施設として受け止められ
また 、政府内に、社会的排除対策 の 部局(Social
ているとしても、それが、そのまち独自の文化や情報を
Exclusion Unit)を設置した。それは、国内で生起する
発信しているかといえば、そもそも、そういうものでは
社会的排除、つまり、不登校問題、ホームレス問題、疲弊
ない。それによって、知らないうちに、そのまちの誇りや
した公営住宅団地問題などに、いち早く取り組んだの
特質を見失ってしまうことになることがこわい。
だった。
地方都市における、中心市街地空洞化が指摘されて
これに対して、わが国が取り組んだのは、「市場原理」、「競
久しい。長い間、地域経済が低迷する中で、「中心市街
争原理」そのための「規制緩和」、つまり、手放しでグロー
地活性化基本計画」を策定し、TMOを発足させ、空洞化
バリゼーションを受け入れるための措置だった。その結
に歯止めをかけようと奮闘している地方都市も圧倒的
果が、東京「一人勝ち」の趨勢として現れてきたし、市場
に多い。
主義を唱える経済学者が、さらなる東京への重点投資
にもかかわらず、このような動きとはうらはらに、郊外
を煽って、政府に働きかけるという構図になっている。
に大型店が進出し、中心市街地の商店街の再生とは程
そして、金、人、情報、資源など、あらゆるものが東京
遠いのが実情である。
に吸い上げられる仕組みが、出来上がってきて、地方都
このような地方都市や地域社会の激動の次に待ち受
市や農村は、文字通り地盤沈下を引き起こしてきたの
けているものは何なのだろうか。時代の趨勢や、世界の
だった。
動き、そして、地域の課題を的確にとらえ、自分たちの
わが国における、地方都市や地域社会再生の課題は、
住むまちを豊かにしていく道筋を見つけることが、今ほ
それぞれの地域社会が、独自に取り組めば、展望が引き
ど、切実なときはない。
出せるというレベルではない、きわめて構造的な課題
この小論では、そういう諸課題を整理してみたいと思
である。
超 学 際 的 研 究 機 構
6
N E W S L E T T E R
OPINION
● 地域再生の基本視角 ●
よい。特に、地方の地域社会は、もう、車なしでは生活が
できない、車社会の真っ只中である。
わが国における地域再生の課題は、衰退している地
70年代、多くの地方都市には、郊外型のニュータウ
方都市や地域社会だけで、何とかなるというような課題
ンが開発された。鉄道路線が敷設されている都市であっ
ではない。克服し、解決しなければならない課題が、縦
ても、ニュータウンは、その鉄道駅を避けて、丘陵地に
横に重なり合って存在している。
開発を進めた。車社会を前提にした開発だった。道路の
時折、地域の「自立」という表現に触れることがあるが、
交通負荷は、さらに増える一方で、鉄道の利用客は減少
筆者は地域の「自律」という。全国的な位置づけ、地域間
し、無人駅が増加していった。地域社会を成り立たせる
の連携など、その地域が成り立つためには、さまざまな
インフラ・ストラクチュアの非効率性を示す事例の典型
関連性の中で成り立っていることを前提にしなければ
である。
ならないからである。
そして今、世界中で環境に対する関心が深まり、地球
そして、そういう関連の中で、地域が、いかに独自の
資源の枯渇が深刻になってきている。各国が車社会の
方向を見出すか、特色を見出すか、という、自らの律し方
軌道修正を進めている中で、わが国、とりわけ、地方では、
こそが重要であると考えている。
その取り組みは、きわめて低調としか言いようがない。
さて、地域再生に向けて、最も大きな課題の一つが、
都市の構造や社会のシステムを改革するというよりも、
高度経済成長期に蓄積され、われわれの生活、あるいは、
環境負荷を少なくする技術開発に重きがおかれている
価値観の中にも刷り込まれてきた社会システムの克服
と言えよう。
である。
さらに、四つには、農業、農村、そして、自然の軽視で
1960年代から80年代までの、およそ30年間が高
ある。わが国の高度経済成長は、これらを軽視しながら
度経済成長の時代、今日のわが国の経済基盤を作り上
進められてきたといっても過言ではあるまい。高い金を
げた時代であった。そして同時に、この時代に築き上げ
払って、国内の農業を維持し、発展させるよりも、安い農
た社会システム、あるいは、社会的な価値観は、計り知
作物を買ったほうがよいとする政策展開が、農村や中山
れないほどの深さと広がりで浸透してきた。それは、個
間地域の疲弊を決定的にしてきた。
人の考え方の中にも刷り込まれてきたといってよい。
五つには、「多数決」という民主主義である。ノーベル
一つは、スピードとスケールを競うという考え方。た
経済学賞を受けたアマルティア・セン教授の著作などを
とえば、人口10万人のまちは、12万人にすることが地
読むと、教育水準の高さが、わが国の高度経済成長に、
域の発展であると、ほとんど疑うことなく考えてきた。
大きな役割を果たしてきたと言われる。そして、注意深
経済成長率は高ければ高いほど、良いと考えてきた。
くみると、その教育水準の高さは、「読み・書き・そろばん」
二つには、物質的な豊かさを徹底的に追求してきたし、
と言われた初等教育の充実であった。初等教育は、統一
それが、エコノミック・アニマルとさえ揶揄されてきた。
的な方向づけをする上でも、きわめて有効に働いてき
長い間、子どもたちが物質的な豊かさの犠牲になって
たのであろう。
いるのではないかと思う。頻繁に発生する子供たちに
戦後の民主主義の潮流とともに、民主的な決定方法
よる凄惨な事件や、学力低下の問題が取りざたされる
としての「多数決」が、多方面で活用され、それがいつの
たびに、政府や財界などから、学校教育と家庭教育が批
間にか、民主主義の「権化」のようになってしまった。多
判にさらされる。しかし、子供たちをモノ漬けにし、子供
数派が少数派にどのようなふるまい方をするか。国会な
たちをターゲットにした商品の氾濫、それによる深刻な
どの様子を見ていれば、おおよそ見当はつく。
影響などについて、世論を喚起することには、あまり積
子どもたちが小学校に入って以来、この多数決を刷り
極的ではない。
込まれているから、ほとんどの場面で、多数決の決定方
三つには、車社会。これは、わが国の社会システムや
法に従うことになる。
地域のあり方を根本的に変えたものであるといっても
しかし、この「多数決」は、現実社会では、大きな声の、
5
オ ピ ニ オ ン
影響力のある、男性を中心とした、多数派によって、運営
る。「地域力」、つまり、地域社会の相互扶助の力などに
されてきた。その結果が、今日の地域社会や都市の姿で
大きく委ねているのが発展途上国、「市場力」と「市民力」
ある。まちづくりにとって、「多数決」は有害ですらある場
の緊張関係が卓越しているのが欧米諸国。それに比べて、
合もあることを肝に銘ずるべきである。
わが国は「市場力」と「公共力」が、卓越して「地域力」や「市
価値観の多様化ということが言われるようになって
民力」は、衰退、もしくは、未熟という状況である。
から、少しずつ少数の意見も汲み上げる場面が増えて
ここでいう「市民力」や「地域力」に相当する活動の動
きている。さまざまな意見が存在することに、創造的で
きが、最近、活発になっているし、研究論文でも、「ソーシャ
豊かな考え方やアイディアが生まれてくる経験を蓄積し
ル・ガバナンス」論が目立ってきている。わが国の、今後
ていくことが、今後のまちづくりでは重要である。
の社会システムを展望する時に、この「地域力」と「市民
さて、戦後60年が過ぎ、市場経済の成長とともに、そ
力」の力量をどう高めていくかが、課題になっていると
こに生起する諸問題を克服するために、公共の役割が
言えるだろう。
重視されることもあった。しかしまた、公共政策の失敗
地域再生の基本視角として、もう一点、提起しておき
が社会全般の停滞をもたらし、市場重視への回帰が起
たい。〈図2〉によって、説明しよう。
きたりする。
この図では、まず左側に地域社会が取り組むべき課
いずれにせよ、こういう市場と公共、それぞれの役割
題対象の領域が書かれている。一般的には、地方自治体
が社会の変化とともに、変化してきたが、それでも、この
が行政課題として取り組んでいる課題群である。これら
二つのセクターが、わが国のほとんどの社会システムを
の課題群に対して、地域住民や産業界などは、どのよう
形成し支えてきたのだった。
な活動や行動をしているかを示したのが右側の枠で
ところが、90年代後半から、社会を支えるセクターと
ある。
して、NPOやコミュニティの役割などが注目されるよう
ここでの活動や行動のカテゴリーは、十分吟味された
になってきた。あるいは、欧米における60年代以降の
ものではないので、わかりにくいかもしれないが、おお
消費者運動や市民権運動などが示してきたような市民
よそ、日常的に、これらの活動や行動を自ら積み重ねていっ
の力が、注目されるようにもなってきた。筆者はこれらを、「公
たり、行政に働きかけていることはイメージできるであ
共力」、「市場力」、「地域力」、「市民力」という四つのセク
ろう。
ターのパワーバランスとして説明している。
そして、中央の三つの双方向の矢印は,
これらの活動
〈図1〉は、この四つのセクターのバランスが、世界の
や行動が、どのような場・セクターと結びついて展開さ
国々では、どうなっているかを類推して示したものであ
れるかを示している。すでに述べてきたように、その大
半は、市場と公共を通して、さまざまな課題に取り組ん
〈図1〉
地域社会を支える
四つの力
でいるが、最近では、NPOの台頭などによって、共同の
取り組みが注目されつつある。
地域力
さて、筆者が注目しているのは、下段に記載した、地
域社会の諸課題に取り組む社会システムが、全国的ネッ
トワークによるものなのか、地域内循環のシステムなの
かということである。
市場力
市民力
「市場原理」、「競争原理」、そして、そのための規制緩
和は、結局、全国を視野に入れた市場力が、
全国津々浦々
の地域をターゲットにして展開しているというのが、今
公共力
6
発展途上国
日の姿である。これの典型的な事例が、大型ショッピン
欧米諸国
グセンターの立地であり、中心市街地の空洞化をもたら
日本
している姿である。
超 学 際 的 研 究 機 構
6
N E W S L E T T E R
OPINION
菜などの農作物を、東京など
〈図2〉地域を支える社会システムの転換(地域循環型システムへ)
大都市に集荷する制度が整
えられていった。それまで、
産業・経済
市場
地方都市の中心市街地と周
投資・生産
辺農村部とは、経済はもちろ
労働・消費
ん、生活、文化、教育、医療、
教育・文化
環境・資源
公共
休養・学習
医療・福祉
行政・財政
有機的な連携の下に成り立っ
参画・協働
ていた。
権利・義務
しかし、この農産物が大都
防災・防犯
共同
福祉など、あらゆる分野で、
市に直結するようになって、
この有機的な結合が次第に
弱まっていったのである。そ
の結果、中心市街地活性化に
全国ネットワークand/or地域循環型
向けて、行政や商工界がさま
ざまな取り組みをしようとす
る時に、その課題が、農村部
地域再生の最も基本的な視点が、この全国ネットワー
にとっても、重要な課題として受け止められなくなって
クの進展によって、地域経済が東京に吸い上げられてい
きている。
く、いわゆる、東京一極集中の弊害をどう克服するか、そ
それどころか、郊外部に進出しようとする大型ショッ
のための地域循環型の経済システムを、どう再構築す
ピングセンターの用地提供に期待することに繋がって
るかにかかっているのではないかと考えている。
いるケースも多い。
つまり、中心市街地再生が、周辺の農村部にとっても
● まちづくりの基本課題 ●
重要な課題として受け止められない限り、このような課
題を地方自治体として積極的に展開することは難しく
現在のまちづくりは、何はさておき、“まちこわし”の
なるであろう。
現状を阻止しなければならない。
したがって、中心市街地への新鮮な農作物や魚介類
そのためにも、地域再生と中心市街地再活性化に向
の供出と販売を展開する市・バザールなどの開設は、重
けたグランドデザインについて、合意形成を図ること、
要なきっかけになるのではないかと思う。
具体的な取り組みを適切な段取りで実施していくこと
最後に、地域再生に向けて、地域社会における合意形
が必要である。ここでは、前項で述べた、地域循環型経
成の場を積極的に形成していく課題である。それは、先
済システムを中心に、検討していこう。
に指摘した、「地域力」と「市民力」を高めていくことにも
地方都市や地域社会にとって、地域循環型経済シス
結びついていくはずである。
テムを考えた場合、最も重要な課題の一つは、市街地と
行政と産業界だけでなく、NPOや市民各層、そして、
農村の連携である。
大学などの専門家などが連携した合意形成と協働のた
高度経済成長期を通して、地方都市周辺に広大に広
めの場が、早急に立ち上がっていくことを期待したい。
がる農村部は、市街地の拡大の受け皿になっていった。
筆者も、まだ緒についたばかりであるが、地元で、行政、
この傾向に拍車をかけたのが、農業そのものの衰退で
商工会議所・経済同友会や農協などの、経済界、市民、NPO、
あった。
そして、研究者などによるラウンド・テーブルの運営を、
さらに、60年代から70年代にかけて、地方の新鮮野
試行錯誤しながら始めているところである。 7
TOPICS
超学際的視点で
横の連携を!
!
佐藤知事の講話内容(抜粋)
20世紀型の経済の論理、競争の論理を重視する社
福島県企画調整部首都機能移転・
超学際グループ
主 査 半
澤 浩司
会が、開かずの踏切や、六本木のビルの回転ドアの事故、
ヒートアイランド問題など、様々な問題を引き起こして
きています。
それらをもう一度考え直そうということで、
「自然と
福島県では、昨年9月に策定した「超学際的取組み推
の共生」、
「世代間の共生」、
「人と人との共生」、
「地域
進指針」に基づき、それぞれの分野・領域を超えて多様
間の共生」、
「価値観の共生」という5つの共生を提唱し、
な知恵を結集するとともに、産学民官の各主体が幅広く
21世紀を真に豊かな社会としていくため、過疎地も福
連携する「超学際的視点」を導入した取組みを推進して
島も東京も共生できる「持続可能な共生社会」を実現
います。
していく必要があります。
今年度は特に、
「総合安全管理」、
「子どもに関する施
そのためには、国から住民へというベクトルを、住民
策」、
「まちづくり推進」など5つのテーマで、各部局の
から国へと変え、福島県だけしかできない創造的なも
業務の垣根を取り払い、有機的に連携した取組みを推
のの考え方で問題解決に取り組むことが重要です。 進することとしています。
例えば、
きれいな水で安全な福島県にしていくために、
このような中県では、
「超学際」という考え方につい
福島県独自の水管理の総合計画をつくろうとしている
ての理解をより一層深めてもらうため、幹部職員向け研
のもそのためです。
修会を実施しました。
専門分野が細分化している今、一人や担当グループ
6月9日(木)の本庁研修会では、各部局長から参事ま
のみで問題を解決するには限界があります。文殊の知
で約220名が参加し、知事から「超学際」についての講
恵ではありませんが、関係部局が情報を共有し知恵を
話がありました。当初予定の10分間を大きくオーバー
出し合って、
問題を解決していく、
そしてその際には市民・
し30分にわたり、
「超学際」の意義や重要性について、
民間・NPOの皆さんと一緒に考え行動していこうとい
熱く語っていただきました。
うことが超学際の基本的な部分です。
講話に続いて、担当グループからは、
「超学際」の考え
この研修が県政の本当の意味での体質改善につな
方、超学際的取組みの具体的な事例の紹介、
また5つの
がることを期待します。
テーマについて、担当理事の設置など
組織面から部局連携の取組みを進めて
いること、さらにその中の1つのテーマ
として、過疎中山間地域の振興に向け
た戦略についての説明がありました。
特に、問題解決のための体制や仕組
みは整いつつあるが、最後は職員一人
ひとりの意識が大事であることが強調
されました。
その後、
6月28日(火)∼7月28日(木)
にかけて県内7方部で、同様の研修会を
実施し、本庁と出先機関とで、500名を
超える職員が研修に参加しました。
8
▼知事の講話に聞き入る幹部職員
超 学 際 的 研 究 機 構
事業報告
6
N E W S L E T T E R
MACHINERY INTRODUCTION
平成17年度第2回理事会を開催しました。
平成17年7月29日(金)午前10時から、
コラ
ッセふくしま3階会議室301において、平成17
年度超学際的研究機構第2回理事会を開催しま
した。
角山・鈴木両代表理事と理事3名が出席、下記
の議事について審議しました。
〈議案第1号〉平成17年度事業計画及び
収支予算の変更(案)について
事務局長が説明、原案のとおり可決承認され
ました。
FSC森林認証セミナーを
東北森林認証制度普及会と共催で開催しました。
9月13日、郡山市のビックアイにおいて、森林の適
早水林業代表の早水亨氏、
(株)吉本岩泉事業所長の
正管理を認証する「FSC森林認証制度」を紹介する
畠山信一氏、東京電力(株)の小暮義隆氏がパネリス
セミナー「消費から考える森林保全」を東北森林認証
トを務めました。
普及会と共催で開催しました。
森林認証制度を取り入れた経緯や地域をあげた活動、
県内外から地方自治体、
NPO、林業関係者など
尾瀬ブランドを活用した尾瀬の木道エコペーパーの
150名が出席しました。
開発と活用などの具体的実践例を紹介しながら、木材
第1部は、
「持続可能な森林資源の活用を考える」 利用と森林保護を融合させた先進的な試みを発表し
∼責任ある林産物の調達∼と題し、同普及会の丸岡
ました。
一志を司会に、WWFジャパンの那須嘉明氏、三菱製
最後に、会場との意見交換も活発に行われ、予定の
紙(株)の桂 徹氏、富士ゼロックスオフィスサプラ
終了時間をオーバーするなど、盛会でした。
イ(株)の大堀光喜氏がパネリストを務めま
した。
森林保全への新しい取り組みである森林
認証制度の仕組みや森林破壊の現状等につ
いて紹介、林産物の中で、特に紙製品に着目
し、環境に配慮した紙の調達法から森林保全
の取り組みなどについて解説しました。
第2部では、
「地域における森林資源の有
効活用」∼地方、民間企業の事例と取り組み
∼をテーマに事例発表、討論が行われました。
福島県森林計画グループの宗形芳明氏、
9
事業報告
都道府県地球温暖化防止活動推進センター支援措置に関する
要望活動
8月23日、都道府県地球温暖化防止活動推進センター連絡会と
して、福島県に対し地球温暖化防止対策にかかる地域支援措置の強
化・拡充についての要望活動を展開しました。齋藤センター長、八
巻副センター長及び油井事務局長が福島県を訪問、野地総務部長、
根本生活環境部長と面談し、
「センターが安定的、持続的、効果的な
活動が可能となるよう、政策上の位置づけの強化や都道府県独自
の予算の確保等、実行ある支援措置を講じられよう要望しました。
平成17年度うつくしまエコリーダー養成講座を
開催しました
環境美化活動や環境調査、
リサイクル活動などの環
な影響、温暖化防
境保全活動を、地域のリーダーとして積極的に行う「う
止に向け た 世 界
つくしまエコリーダー」(環境保全推進員)の養成講座
的な対策、WWF
を、平成17年9月17日(土)午後1時から福島市杉妻
とし て の 取り組
町の杉妻会館にて開催しました。
みなどについて、事例を交えてお話いただきました。
講師の鮎川ゆりか氏(WWFジャパン 気候変動日
当日は、同時開催となった地球温暖化防止活動推
本担当シニア・オフィサー)より、
「地球温暖化の影響
進員養成研修の参加者とあわせて、102名の参加が
今何が起きているか」をテーマに講演をいただきま
ありました。講演後の質疑応答では、時間をオーバー
した。地球温暖化の現状や、すでに現れている具体的
して、活発な意見交換が行われました。
平成17年度うつくしま地球温暖化防止活動推進員養成研修を
開催しました。
福島県では、地域での地球温暖化防止に向けた実
演いただきました。
践活動の促進を図るため「うつくしま地球温暖化防止
地球の気温上昇
活動推進員制度」を設けています。新たに推進員に
とその原因、温室
なることを希望する方を対象に、地球温暖化に関する
効 果ガス排 出 の
最新の情報や対策等の知識や技術を学ぶ養成講座を、 現状と対策などに
10
平成17年9月17日(土)午前10時から福島市杉妻町の
ついてわかりやすくお話をいただきました。
杉妻会館にて開催しました。当日は、定員の30名を大
午後の第2部は、エコリーダー養成講座との同時開
きく上回る83名の参加者がありました。
催で、WWFジャパンの鮎川ゆりか氏よりお話をいた
午前の第1部では、全国地球温暖化防止活動推進セ
だきました。
ンター前事務局長 中村裕氏より「地球温暖化最新
いずれの講演でも活発な質疑応答が行われ、参加
事情 温暖化の現状と対策について」をテーマに講
者の関心の高さを伺わせました。
超 学 際 的 研 究 機 構
新会員紹介
MACHINERY INTRODUCTION
「地域資源を生かした
新たな戦略」をテーマに
第1回超学際セミナーを
開催しました。
6 N E W S L E T T E R
以下の皆様に、新規入会をいただきました。あ
りがとうございました。
また、機構では、随時新規会員を募集していま
す。多くの皆様のご入会をお待ちしております。
個人正会員/新 妻 久 雄 準 会 員/田 崎 由 子 (敬称略)
業務日誌
9月22日
平成17年度 第1回超学際セミナー
於:田島町御蔵入交流館多目的ホール
平成17年度 うつくしま地球温暖化防止活動
平成17年9月22日(木)、南会津郡田島町の御
9月17日
蔵入交流館において、
「地域資源を生かした新た
な戦略」と題して第1回超学際セミナーを福島県
9月17日
と共催で開催しました。分野や領域を超えて多様
9月13日
の考え方への理解を深め、地域で活動する方々
とのネットワークの拡大を図るもので、南会津、会
9月 8日
8月23日
全国地球温暖化防止活動推進センター
小林氏・太田氏来訪
都道府県地球温暖化防止活動推進センター
支援措置に関する要望活動 於:県庁
地球温暖化防止活動推進員研修企画検討会
ディネーターに、大玉村の遊休ロッジで採りたて
8月 4日
民話茶屋店主後藤みづほ氏、川内村で商工会の
女性部を中心に企業組合を設立、梅、シミモチ、
於:ビックアイ7階大会議室(郡山市)
●齋藤センター長・油井事務局長出席
●齋藤センター長、八巻副センター長、油井事務局長出席
福島大学経済経営学類の西川和明教授をコー
の食材の手料理と民話の読み聞かせなどを行う
於:杉妻会館「牡丹の間」
於:事務局内 ●油井事務局長、高田コーディネーター出席
津地方を中心に自治体関係者や市民の方々約
80名が参加しました。
平成17年度 うつくしまエコリーダー養成講座
FSC森林認証セミナー(東北森林認証制度普及会と共催)
な知恵を結集し、産学民官が連携することにより
複雑で広範な諸問題の解決を図っていく「超学際」
推進員養成研修
於:杉妻会館「牡丹の間」
8月 3日
於:ホテルグリーンパレス2F桐の間
●東理事、齋藤センター長、油井事務局長、
小椋コーディネーター、高田コーディネーター出席
グリーン購入ネットワーク打合せ
於:県庁会議室 ●油井事務局長出席
そば等々特産品の開発、販売を手がけ、ムラおこ
しをしている新妻幸子氏、福島市で農業を目指す
7月29日
人と農山村を結ぶ農山村定住促進研究所を主宰
している吉沢保貴氏、中小企業診断士で自然豊
かな都路村(現:田村市)に首都圏からIターンされ
7月27日
農業も始められた浅田正文氏らがパネリストを務
め、
コミュニティビジネスが都市と農山村の交流
平成17年第2回超学際的研究機構理事会
於:コラッセふくしま3F 会議室301
東北地区環境パートナーシップオフィス検討会
於:ホテル白萩(仙台市)●齋藤センター長出席
社会保険総合調査
7月27日
於:東北福島社会保険事務所2F会議室
●油井事務局長出席
7月10日
機関誌「超学際」第5号発行(1000部)
7月 8日
都道府県地球温暖化防止活動推進センター
連絡会第4回総会
人口を増やしたり、
コミュニティビジネスに携わる
人たちや地域を元気にしている先進的な事例が
紹介されました。最後に、会場との意見交換も活
発に行われました。
於:ホテル国際21(長野市)●油井事務局長出席
11
超学際的研究機構 6 N E W S L E T T E R
INFORMATIONS
超
学
際
イベント情報
1
超学際セミナーの開催
当研究機構では、県内の4大学と連携し「超
2005
OCTOBER
Vol.6
2005.10.10.発行
N E W S
LE T T E R
【基調講演】
「地球温暖化問題とその防止対策」
学際」の考え方や超学際的取組み・研究につい
いわき明星大学科学技術学部教授 東 之弘氏
て普及啓発を図るため「超学際セミナー」を開 【事例発表】
催しています。
「地球温暖化防止に対する小学校の取り組み」
平成17年度第2回の「超学際セミナー」は、 いわき市立中央台東小学校 校長 石川 哲夫氏
「地球温暖化防止に対する地域の取り組み」
相馬市にて開催します。多くの皆様のご参加を
國分農場有限会社(大玉村)研究主任 國分 俊江氏
お待ちしております。
【参加申込み】
住所(団体名)、お名前、連絡先(電話、
FAX、メー
■日 時■平成17年10月18日(火) ルアドレス等)を記入し、郵便又はFAX、
Eメール
13:30∼16:00
でお申し込みください。
■場 所■相馬市コミュニティセンター
【問い合わせ・申込み先】
(相馬市中村字北町55−1)
特定非営利活動法人 超学際的研究機構
■テーマ■
〒960-8053 福島市三河南町1番20号 「地球温暖化防止のために私たちができること」
コラッセふくしま7階
地球温暖化問題の重大性を正しく認識、理解し、
電話024-535-9520 FAX024-535-9521
地球温暖化防止のための行動を実効性あるも
メール info@chogakusai.ecnet.jp
のとするための方策を探ります。
【主 催】
基調講演・事例発表終了後、参加者と意見交換
福島県・特定非営利活動法人超学際的研究機構
等を行います。
2
地球温暖化防止シンポジウムの開催
【参加申込み】
住所(団体名)、お名前、連絡先(電話、
FAX、メー
ルアドレス等)を記入し、郵便又はFAX、
Eメール
でお申し込みください。
【問い合わせ・申込み先】
福島県地球温暖化防止活動推進センター
(特定非営利活動法人 超学際的研究機構)
〒960-8053 福島市三河南町1番20号 コラッセふくしま7階
電話024-535-9520 FAX024-535-9521
メール info@chogakusai.ecnet.jp
【主 催】福島県地球温暖化防止活動推進センター
(特定非営利活動法人超学際的研究機構)
INFORMATIONS
事務局からのお知らせ
●「超学際的研究機構」会員募集 皆様のご入会を心からお待ちしています。
当研究機構では、
福島県が提唱している「超学際」という新しい考え方を踏まえ、
循環型社会の形成に向け
た研究などを行い、その成果を地域社会に還元することを目的としています。当研究機構の活動は、皆様か
らの会費によって支えられています。多くの皆様のご入会をお待ちしています。
[年会費]正会員(個人・団体)/個人1口1万円、
団体1口3万円
準 会 員
/1口5,000円
賛助会員
/1口10万円
■「超学際的研究機構」会員の申込書はホームページよりダウンロードできます。
http://www.chogakusai.ecnet.jp/pdf/kikou_apply.pdf
●研究ネットワーク研究員募集
当研究機構では、大学の先生方や研究機関等と研究ネットワークを形成し、共同で調査研究を実施してい
ます。ご賛同いただける研究者を募集しています。
■研究ネットワーク研究員の申込書はホームページよりダウンロードできます。
http://www.chogakusai.ecnet.jp/pdf/network_permit.pdf
●施設利用のお知らせ
「うつくしま超学際ネットワーク」では、
市民の方やNPO団体が自由に使える交流、
打ち合わせスペースを
提供しております。また、
情報収集や簡単な資料作成のための機器も貸し出しております。是非ご利用ください。
12
e-mail : info@chogakusai.ecnet.jp URL http://www.chogakusai.ecnet.jp/
■日 時■平成17年12月1日(木) 13:30∼16:30(13:00開場)
■会 場■福島県文化センター 小ホール
(定員350名)
(福島市春日町5-54)
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行
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特
定
非
営
利
活
動
法
人
超
学
際
的
研
究
機
構
●
発
行
責
任
者
/
代
表
理
事
角
山
茂
章
・
鈴
木
浩