VG InLine 3.0 CT データの検査・解析を簡単に自動化 スキャン-解析-評価-繰り返し… 検査項目を一目で閲覧 ボリュームグラフィックスの VG InLine 3.0 は、生産ラインで 産業用 CT を利用した非破壊検査を可能にします。 セットアップはシンプルで、市場のほぼ全ての CT システム に対応しています。 箱から出してすぐ使えます。 VG InLine 3.0 でできること 全(半)自動の CT 検査 幅広い機能のセット VG InLine 3.0 は繰り返し行う部品検査を自動または半自動 で行います。お手持ちの CT スキャナが製造ライン内にある (インライン)かまたは製造ラインの傍(アットライン)に あっても。 例:品証ラボ等。 VG InLine 3.0 コンプリートでは VGStudio MAX 3.0 の機能がフル に使えます。例えば肉厚計測、設計値/実測値比較、繊維 配向解析、欠陥検出(空隙、ボイド、介在物)*。お手持ちの CT システムを汎用的な計測・非破壊検査ツールにします。 VG InLine 3.0 は VGStudio MAX と同様にボクセル、点群、メッ シュ、CAD データでネイティブに作業が行えます。 最大限の柔軟性 現在出回っているカスタムビルト式のソリューションとは 違い、VG InLine 3.0 はとてもフレキシブルです。他のインラ イン CT 検査システムは、限られたタスク向けの仕様にな っていることが多く、変更をすることは通常困難で、新た に機能を開発するには非常にコストがかかります。一方 VG InLine 3.0 だと、ユーザー自身で設定のやり直しが簡単に 行えます。例:製品デザインを少し変えるので調整する必 要がある、あるいは全く異なる製品を検査するのに CT シス テムを使いたい、等。 高い互換性 VG InLine 3.0 は再構成された CT ボリュームのほぼ全ての形 式に対応しています。CT システムが独自のフォーマットであ っても、VG InLine 3.0 はプリプロセッサ * * を用い、通常扱う ことができます。VG InLine 3.0 はまた、点群やメッシュとネイ ティブで作業が行えるので、必要に応じて接触式の測定器 や光学式スキャナと使うことも可能です。 * 鋳造部門向けには、座標計測、設計値/実測値比較、肉厚解析、アドバンスド欠陥/介在物解析(P202/VW50093、P201/VW50097)を含む VG InLine 3.0 幾何形状プラス 2 を提供しています。 ** 弊社にてプリプロセッサに関するご相談に対応いたします。詳細につきましてはお問い合わせください。 VG InL ine VG INLINE での検査シナリオ VG InL ine 品証ラボ/サービスプロバイダー 生産ライン 5 4 1 2 + 3 オプション:myVGL または VGStudio MAX で結果を確認し、 レポートデータを保存 VG 5 合否判定 InL ine 4 3 2 1 事前設定した評価項目を実施 プロジェクトデータフォルダを VG InLine で管理 プロジェクトデータを専用のフォルダに保存 複数のアイテムをインラインでスキャン(ラボの場合はアットライン) 自動化の構成要素 シンプルなアイディア VG InLine 3.0 はシンプルな考えに基づいています:CT デー タを格納するディレクトリを監視し、データが入ってくるの を認識すると、事前に設定された検査を自動的に実施し ます。必要なのは、VG InLine 3.0 が監視する特定のディレク トリにデータが保存されるように CT スキャナで設定する だけです。 例えば、CT スキャナが部品 1 のデータをあるディレクトリ に保存し、部品 2 のデータを別のディレクトリに保存した とします。事前設定に応じて、VG InLine 3.0 は部品 1 では欠 陥解析を実施し、部品 2 では計測テンプレートの適用と設 計値/実測値比較を実施します。 複雑な検査 VGStudio MAX でよく知られているマクロやテンプレートの概 念が、VG InLine 自動化の基礎となっています。VG InLine 3.0 での解析ジョブは、これらで構成されています。 if-then 形式の分岐を新たにジョブに設定することによっ て、VG InLine 3.0 でより複雑な検査が可能となります。例え ば、パーツ A なのか B なのかによって、実施される解析を 決めたり、または、最初の解析で、例えば肉厚が不十分で あるとわかった場合、その先の解析は不要、等。 概略手順: ■■ ■■ ■■ ■■ VG InLine 3.0 でジョブを実施する CT データを設定します。 マクロとテンプレートを組み合わせてゼロから新しいジ ョブを作るか、既存のジョブを複製して変更します。 VGStudio MAX 3.0 を使って、全解析機能 * のマクロとテン プレートが作成できます。 初回では、if-then 形式の分岐ジョブを VG InLine 3.0 に含 めることもできます。 ■■ ■■ ■■ ■■ 繰り返し行う検査工程を 1 度ソフトウェアに指示するだ けですので、時間を節約できます。 より重要な評価タスク(ジョブ)は始めに計算できま す。例えば、さまざまな部品をいくつかの CT スキャナで スキャンし、それぞれの検査工程に異なる優先度を割 り当てることができます。 検査が終了できなかった場合(例コンピュータやネット ワークの問題により)、VG InLine は再検査を確実に行い ます。 検査状況と結果は部品ごとにダッシュボードでいつで も確認できます。気になるところがあれば、結果の詳細 をリアルタイムで表示します- 読み取り専用ですので 絶対に安全です。 簡単なセットアップ マクロとテンプレートは VGStudio MAX 3.0 で作成できるので、 VG InLine 3.0 で特別な知識は必要ありません ジョブの作成はソフトウェアがお手伝いします。ジョブウィ ザードでガイドするほか、高度な編集機能を使うとドラッ グ&ドロップするだけで if-then ジョブが作成できます。また これらの機能でジョブやマクロ内の矛盾する箇所を事前 に見つけ、操業中に発生しないようにします。 VG InLine 3.0 の通常のセットアップ手順は直観的です。 ■■ ■■ ■■ ■■ ■■ ■■ ■■ * ライセンスに依存(VG InLine 3.0 コンプリートか VG InLine 3.0 幾何形状プラス2) 高度な編集機能を使って if-then ジョブをドラッグ&ドロップで容易に作成 VG InLine 3.0 をインストール マクロとテンプレートを VGStudio MAX 3.0 で作成 VG InLine 3.0 でジョブを作成 それぞれのジョブに入力ディレクトリを定義 処理した入力データの扱いを定義 結果データの扱いを定義 VG InLine のスタート インラインまたはアットライン 繰り返し行う解析を格納データに自動的に行うシンプル なもので、ソフトウェアはフレキシブルに使えます。 想定されるシナリオ: ■■ ■■ ■■ インラインでの全自動化:生産ラインでの 100 % 検査 アットラインでの全(半)自動化:生産現場や品証ラボ での小ロット検査 半自動化:品証ラボやサービスプロバイダ => プロバイ ダーでのサンプルテスト 学習性 検査タスクの自動化において、部品を理想的な設計品と比 較することは難しいことが多く、代わりに、平均的な"良品" パーツとはどのようなものであるか、また"通常"のずれと はどの程度であるかをソフトウェアに教えます。このため には、"良品"として分類される実際の部品から参照ボリュ ームを計算する必要があります。* 参照ボリュームを元に、 VG InLine 3.0 は設計値/実測値比較を行います。またはグレ イバリューを比較したり、繊維配向のような複雑なものも 比較します。参照ボリュームを使用することは、従来の解 析と比べて単に速いだけではありません。精度が高い上 にエラーが起きにくく、自動化テストに最適な選択です。 接続性 VG InLine 3.0 はより幅広い処理ををシームレスに統合しま す。格納される CT データは効率的に即座に再構成されま す。ハードドライブへ保存したり、リロードの必要はありま せん。 統計や解析といった出力データは、ビルトインインターフ ェイスを介して他のソフトウェアへ渡されます。SDK を利用 すると生産現場の制御装置といった外部のソフトウェア に VG InLine 3.0 をつなげることが可能です。 安全性 ボリュームグラフィックスのソフトウェアで、常にシス テムとデータの総合的な管理を行うことができます。 VG InLine 3.0 に指示しない限り、ファイルが削除されること はありません。 監査ログとセキュリティーの向上のため、ソフトウェアは Windows のイベントログをビルトインサポートしており、全 てのファイル動作を記録しています。VG InLine 3.0 で入出力 に使用されるディレクトリのデータ読み書き権限は、シス テム管理者によって設定されます。 * 現在、この機能のご利用には、ボリュームグラフィックスによる作業が必要となり、別 途費用が必要となります。 VG InLine 3.0 では、記録保存用のデータの出力で、データ の完全性を確保します。例えば、検査で使った CAD ファイ ルと結果は出力時に一緒に保存されます。 リビジョンにより、概要を保ったままジョブの変更ができ ます。入力ディレクトリ内への新しい処理項目は、現在選 択しているリビジョンで処理されます。透明性を保つため に、適用されたリビジョンが結果に記載されます。ジョブ 内でいつでもリビジョン間を行き来することができます。 ニーズとともに能力は上がってもコストは上 がらない VG InLine 3.0 は、ニーズが変わったり増えたとしても、ユー ザーの味方です。VGStudio MAX 3.0 で新たな解析を準備す るか、今あるジョブを再利用するだけです。カスタムビルト 式のインライン検査ソリューションではこの柔軟性には敵 いません。 スケーラブルかつフェールセーフ VG InLine 3.0 はフレキシブルでスケーラブルなだけでなく、 フェールセーフでもあります。必要な検査タスクは複数の ワークステーションに容易に振り分けることができます。 これにより、計算の負荷を均一にしたり、プロセスにおけ る冗長性を確保することができます。より多くのワークス テーションが必要になった場合は、追加するだけです。 さらに、追加の場合も価格で支援します。追加ワークステ ーション用のライセンスには大幅な値引きが適用されま す。お気軽にお問い合わせください。 サポート 現在の生産工程が産業用 CT を使ったインラインやアット ラインの検査に適しているのか、あるいは検査シナリオで VG InLine 3.0 をどのように使うのか。導入検討から立ち上げ まで、ボリュームグラフィックスがお手伝いします。導入後 は、検査工程が更に最適なものになるよう支援いたしま す。お気軽にお問い合わせください。 ボリュームグラフィックス ボリュームグラフィックスは 1997 年に設立され、産業用 CT データの解析および可視化ソフトウェアを開発しています。現在、多 岐にわたる産業において、多数の企業がボリュームグラフィックスのソフトウェアを、研究開発、生産および品質保証で分析、検 査、計測のために使用しています。お客様より、ボクセル、点群、メッシュ、CAD データを単一アプリケーションで可視化・解析で きると評価をいただいています。 VGStudio MAX は拡張可能なハイエンドソフトウェアであり、VGStudio は CT データ解析と可視化の世界へ踏み出す際のエントリー 製品です。VG InLine は生産現場の中または側での産業用 CT の利用を可能とし、VGMetrology は CT スキャナーを包括的かつ精密な 計測装置へと変貌させます。また、myVGL は VG 製品を通じてユニバーサルに CT データを閲覧するためのフリービューアーです。 お客様はサポート以上のものを得ることができます:ボリュームグラフィックスは、トレーニングやパートナー認定、産業用 CT の 全てに関するコンサルティングサービスおよび解析、可視化ボリュームデータ処理に関するカスタマイズ開発を提供しています。 ソフトウェア製品、 サポート、トレーニング、カスタマイズ開発、コンサルティングサービスに関する詳細はウェブサイトをご覧ください。 ボリュームグラフィックス 株式会社 〒 462-0837 名古屋市北区大杉 1-3-19 電話: 052-508-9682 ファックス: 052-508-9689 sales@volumegraphics.jp www.volumegraphics.jp Volume Graphics, Inc. 415 Minuet Lane, Suite C Charlotte, NC 28217, USA 電話: +1 704 248 7736 ファックス: +1 704 248 0558 sales-us@volumegraphics.com www.volumegraphics.com VG-017-JA-v04_B | 12.2016 Headquarters Volume Graphics GmbH Speyerer Straße 4 – 6 69115 Heidelberg, Germany 電話: +49 6221 73920-60 ファックス: +49 6221 73920-88 sales@volumegraphics.com www.volumegraphics.com © 2016 Volume Graphics GmbH、VGL は Volume Graphics GmbH の登録商標です。本カタログに記載されている会社、製品またはサービスの名称はすべて識別の目的でのみ使用されており、それらは 各所有者の登録商標である場合もあります。
© Copyright 2024 Paperzz