Guide to Scientific Writing Bring Your Best to the Table 科学論文作成

Guide to Scientific Writing
Bring Your Best to the Table
Thomas M. Annesley*
University of Michigan Health System, Ann Arbor, MI.
* Address correspondence to the author at: University of Michigan Health System, Rm. 2G332, 1500 East
Medical Center Dr., Ann Arbor, MI 48109-5054. Fax 734-763-4095; e-mail annesley@umich.edu.
科学論文作成の手引き
表を上手に活用せよ
“表を上手く活用すること”-言い換えれば、考えや結果をベストに表現することの重要性について、過去に
教わったことがあるだろう。実際に、それは成功への重要なカギである。しかし表に、どのような考えや結果
を持ってくるかだけでは不十分である。あなたを有名にし、成功を決定付ける考えや結果を、どのように表現
するかが重要である。
科学論文を書きながら別のタイプの表-あなたのデータを記載している論文の表を、ベストな形で表現したい
時-を考慮せざる得ないことも事実である。このタイプの表では、データの提示の仕方によって、論文の成功
が影響されるということを理解することも重要である。この論文では、明快かつ視覚的にアピールする方法で、
データを示す表の作成方法についての基本的なヒントを示す。
表とグラフ
データはグラフか表のどちらかで示すことができるが、科学論文を記載する際にどちらが適しているのか、ど
のように選択しているだろうか?2 つを比較してみよう。グラフは視覚的なインパクトを与えることができ、
傾向やパターン、データセット間の特徴的な違いを示す際に適している。グラフ中のデータは定量的であるが、
データの正確性や精度が重要な場合、グラフは適していない。
一方、傾向よりも個々のデータや要約したデータが重要な場合、表が適している。表は定量的かつ定性的なデ
ータを示す際に用いることができる(1)。表には言葉や記号、数字またはこれら 3 つ全てを含めることがで
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きる(2)。2 種類の分析方法で被分析物濃度が一致しない場合のように、表によってデータ間の比較をする
ことができる(3)。表に記載されている変数の間に、直接的な関係性がある場合があるが(例えば、死亡ま
たは心筋梗塞対シスタチン C 濃度の三分位値)、表中の変数が直接的な関係を持っている必要はない。文章で
説明するには複雑すぎて、混乱を招く恐れがあるような大量の情報(例えば、毒物学的スクリーンで調査され
ている 20 種類の薬物の大量遷移)を示す際にも、表は有用である。
良い表は、良いグラフと異なる目的で用いられるが、同じ特徴が沢山ある(4)。表は、表自体ではなく、デ
ータに重点を置く。言い換えれば、表中のデータは注目されやすく、言葉や数字による説明があまりなくても
見落とされない。表ごとに明快かつ簡潔な表題をつけるべきである。本文に何度も戻って参照する必要がない
よう、表は独立していた方が良い。最後に、データは本文よりもむしろ表に記載されなければならない。
表の構成
科学論文の表には、5 つの主要な構成要素がある(図 1):表題、縦列の見出し、スタブ(横列の見出し)、
データフィールド(データを記載するカラムのスペース)、脚注(2)。縦列の見出しの上に位置する水平線
によって分けられている見出しであるスパナが表にある場合がある。スパナは、下に位置する縦列の見出しが
一緒のグループに属していることを示している。編集者や印刷会社が、これらの表の構成要素について筆者に
問い合わせをすることがあるので、それぞれの構成要素がデータの提示にどのように合うのかを理解すること
が重要である。
図 1. 科学論文の表の主要な構成要素
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表題は、読者が論文を参照することなく実験データを理解することができるよう、十分な情報を与えるものが
良い。下記の 3 つの例題の表題について考えてみよう:
例 1:スタチン療法と癌の再発
例 2:前立腺癌および乳癌の再発に関する primvastatin または dorvastatin の 4 年間のオッズ比に対する経口投
与による効果
例 3:前立腺癌および乳癌の再発に関する primvastatin または dorvastatin の 4 年間のオッズ比(OR)に対する
経口投与による効果は、dorvastatin (OR=6.8)よりも primvastatin(OR=2.3)を投与された患者での乳癌再発
が 3 倍低かった。
表の見出しや脚注に、実験したスタチン系薬物の名前や癌の種類、研究の期間、評価項目が無い限り、例 1 の
表題では、読者は表中のデータ背景を理解するために、文献に記載されている実験方法へ戻る必要があるだろ
う。例 2 の表題は、読者に研究デザイン(4 年間追跡する研究)や評価項目(再発のオッズ比)、研究目的の
疾患(前立腺癌および乳癌)、研究される治療薬について、より多く情報を読者に与える。例 3 の表題は例 2
と同じ有益な情報を含んでいるが、データと結果を同じように記載している点が間違っている。表題には実験
の詳細やデータ、結果を入れない方が良い。データは表のデータフィールドに記載する。結果や研究の詳細は
本文に記載する。
スタブを含む左側の列は 1 つ以上の変数、たいていは独立変数(複数の場合もある)の一覧を記載する。スタ
ブの右側にある全ての縦列は、横列にリンクしている必要がある。スタブの意味が明らかな場合、最初の縦列
にヘッダーは必要ない(表 1)。もし変数に単位がある場合(例えば、時間や濃度、割合)、これらの単位は
括弧内またはコンマの後ろに記載する必要がある。もし全ての変数が同じ単位の場合、共通する単位はスタブ
の上にあるメインヘッダーの後に記載することができる。
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測定単位を記載する場合、ジャーナルが求めるフォーマットを用いる。Clinical Chemistry などの多くのジャー
ナルは、科学論文に SI 単位を用いることを要求している。本文では、SI 単位の後ろに従来の単位を括弧で追
加する場合もあるが、異なるフォーマットは、表の中で使用されるべきである。表では、表の本体内に主要な
単位を使用し、脚注で副次単位(例えば、従来の単位)への換算係数を記載すべきであり、これについては下
記で述べる。
残りの縦列には通常、従属変数を表し、それぞれに簡潔な見出しを記載する。縦列の各データフィールド内の
単位は一般的に同じなので、各データの後に単位を繰り返すよりも、むしろ縦列のヘッダーや括弧内またはコ
ンマの後ろに一度だけ記載する方がよい。もし、データフィールド内のデータや該当項目がない場合、空欄と
なっている理由が読者には分からないかもしれないので、空欄のままにはしない。データがない場合、使用可
能なデータがないことが分かるよう、全角ダッシュ(―)や省略記号(…)を記入することができる。略語の
NA も使用可能であるが、NA は“該当なし”や“利用不可”、“分析していない”などと解釈することができ
るので、脚注で定義する必要がある(2)。
それぞれの脚注は行を分けて、表の下に記載する必要がある。ほとんどのジャーナルは、脚注を指定する際に
数字よりも上付き文字を使用することを推奨している。脚注を指定する際、数字よりも記号を使用することを
好む文献もあるので、選択したジャーナルの提出要件を読むことが賢明である。脚注を指定している文字(ま
たは数字、記号)はアルファベット順(または数字順)に書かれ、表題から始まり、文章を読む時のように左
から右に行き、下に向かって配置される。表全体に適用される脚注を指定する記号は、表題の後ろに配置すべ
きである。横列または縦列全体に適用される脚注を指定する記号は、横列または縦列の見出しの後ろに配置す
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べきであり(図 1)、単一のデータフィールドに適用される脚注は、そのフィールドの入力項目の後ろに配置
すべきである(2)。
表の配置
筆者としてもし、書式設定や配置に関する一般的なルールに従えば、視覚的効果のある表を作成し、読みやす
い表を作成することができる。
•
スタブは全て左揃えにする
•
カラム/データフィールドでは単語は左揃えにし、全ての数字は右揃えにする
•
小数点やプラス/マイナス記号、スラッシュ、ハイフン、括弧を含むデータフィールドでは、これらの
要素に揃える
•
スタブ内の文章が 2 行になるとき、対応するデータフィールドはスタブの一番上の行に揃える
いくつかの例によって、これらの配置に関するルールにより、どのように表の明瞭さが向上するのかを説明す
る。表 1 は、各国の 1 人当たりの年間医療費を示している。スタブに記載されている国名とカラムに記載され
ている数字が、ドラフトの論文で良く見られるように中揃えになっている場合と比較し(表 1B)、適切に揃
えられている場合が(表 1A)、どれほど読みやすいか注意してほしい。スタブの意味は明確であるので、ス
タブに見出しを加える必要はない。データフィールドの全てに適用される単位は同じなので、データの単位
($)が縦列の見出しの後ろに記載されているということにも着目してほしい。
シスタチン C の三分位値に関する長期的な成果について表 2 に示している。スタブの意味は明確であるので、
見出しは必要ない。スタブのカラムの項目は左に揃えられている。データフィールド内の数字(パーセンテー
ジ)は小数点を含んでいる;それゆえ、最後のカラムに記載されている P 値を含めて、各カラムの数字は少数
点に揃えられている。スタブのカラムの幅に収まるように、4 行目の文章が改行されているが、行に対応する
データフィールドはスタブの一番上の行に揃えたままであることに着目してほしい。
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表 3 にも前述した、効果的な表を作成するためのコンセプトを多く示している。表題は行った実験と、そこか
ら導かれたデータについて、読者が理解できるよう十分な情報を与えている。スタブは左に揃えられ、表題か
らスタブの意味は明確なため見出しは必要ではない。縦列のデータ全てに単位が適用されるため、単位は縦列
の見出しに記載されている。カラム 2 と 3 では、2 つの異なった形式で、平均と SD を示している。カラム 2
は、Clinical Chemistry の形式であり、データは小数点で揃えられている。カラム 3 に示した形式を許可するジ
ャーナルもあり、この形式ではデータは共通要素である(±)に揃えられている。最後のカラムでは、数字が
正か負かに関わらず、右に揃えられている。各整数の後ろに小数位があり、小数位で数字を揃える場合に役立
つかもしれない。
表型リストと 2 段組みの表
臨床試験の除外基準や機器の設定、PCR アッセイに用いたプライマーの配列などの情報の一覧を表で表すこと
ができる。そのような一覧の項目には特有の優先順位や順序はないが、順序の決め方は読者が推論することに
影響するだろう(3)。表 4 では、大気環境が良い上位 10 の州の一覧を、2 つの方法で示している。表 4A は
アイダホから始まり、テネシーで終わっている。読者として、この表のポイントは、アイダホの大気環境が最
も良く、テネシーは 50 州の中で 10 番目だと示している点だと私は推察するが、もし州がアルファベット順で
記載されている場合(表 4B)、私はこの表のポイントは、どの州の大気環境が良いかについての関連性はな
く、単純に上位 10 の州を記載した点であると推察するだろう。
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2 段組みの表では(表 1)、スタブかデータフィールドのどちらを優先するか選択する。Lang はこの選択を、
読者が特異的な情報(表を外側から内側へ作成する)を理解する際の手助けとなるか、または読者が傾向(表
を内側から外側へ作成する)を理解する際の手助けになるか参照する(5)。表 1A において、国名はアルフ
ァベット順で記載されており、読者はデータから傾向を見出すことはない。むしろ、読者は興味のある国を探
し、その国に対するドル経費を見つける必要がある。この配列であると、読者は特異的な情報をみつけやすい。
表 1C のレイアウトでは、読者は傾向を読み取りやすい。データフィールド内のドル値が、最も高い国から低
い国の順番で記載されており、読者は国名よりもデータの傾向を読み取る。もう一度言うが、どのような表を
作成するかは、読者が読み取り、推察することに影響する。
最高のヒント:表を小さくする
筆者が陥りやすい失敗は、得られた全てのデータを表に記載すべきと考えることである。情報を提供する際、
多くのものを入れようとし、とても大きく複雑なため、次から次へとやってくるカラム(または横列)のなか
で重要なデータ、そしてメッセージ-を見失ってしまうような表を作成するだろう。表に付属するデータは、
読者に見てもらいたい結果を伝えるために必要なデータである。
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それでは、表の正しい大きさはどれくらいだろうか?Huth により示された有用なルールでは(6)、半ページ
に渡る表の横列の最大幅は 60 文字分の文字とスペースであり、全ページに渡る表では 120 文字分の文字とス
ペースとしている。Clinical Chemistry のような 2 段組みの雑誌では、幅が 110 文字分の文字とスペースの表が
縦置きに作られているページに合うだろう。それ以外の場合、ジャーナルが表を横長形式(横向き)で公開す
ることを検討するかもしれないが、この形式は読者にとって読みづらく、またページ上での見栄えも悪い(表
5、6)。
幸いなことに、表を濃縮する方法がいくつかある。1 つ目の方法として、表 7 に示したように、変数が表中で
反転するように表の向きを変えることである(6、7)。この表は表 5 と同じデータを含んでいるが、幅は半分
である。雑誌のページの縦向きのレイアウトにも合っている。もし、縦列と横列の数の比が 2:1 より大きい
場合、表の向きを変えることにより、データをより良く提示できる可能性があるか検討すべきである(6)。
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もう 1 つの方法は、全ての縦列または横列が表に必要であるか、不必要なデータを削除することが可能である
かを検討することである。例えば表 6 において、最初の 3 つの縦列のデータと文章は全て必要だろうか?第一
執筆者とリファレンス番号は研究を特定するのに十分だろうか?もし、参照文献で同じ情報を見つけることが
できるのであれば、患者の数と性別を入れるための強い理由があるだろうか?(例えば、患者数の違いがあな
たの議論にとって重要である。)一般的に 100 %と考えられている白血球数などの変数の初期値は必要だろう
か?1 番目の縦列を濃縮し、2 番目と 3 番目の縦列を削除した表は(表 8)、印刷されたページ上で、より小
さくすっきりして見える。削除したり、脚注によって説明することができるデータの列は、単一のデータポイ
ントを含んでいたり、全ての値が同じである列であったり、多数の値のうち 1 つまたは 2 つだけが他と異なる
列である(例えば、陽性が 9 例であり陰性は 1 例のみ)。もし、列に統計学的に有意であることを示す P 値を
含んでいる列が 1 つまたは 2 つである場合、この列は脚注に有意差や説明を記載し、値の後に上付き文字や記
号を記載することで置き換えることができる。
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長い名前の代わりに略語を用いることによっても、実質的に表の幅を減らすことができる。定義は脚注に提示
することができるので、ジャーナルは表に略語を使用し、より余裕を持たせることを許可している。この方法
の例として、表 5 の急性白血病の種類を短くしてみよう(例えば、UL、未分化白血病;MML、骨髄単球白血
病;EL、赤白血病)。これをやり、こうすることでどれくらい表を小さくすることができるのか確認してほし
い。
もし、大きな表から削除することが可能であるが、読者があなたのメッセージをちゃんと理解するためには重
要なデータがある場合、論文中の表には最も重要な結果を示しているデータを載せ、補足資料やオンラインの
表に副次的な重要データを載せることを考慮した方がよい。電子出版という現在では、論文に割り当てられて
いるページのスペースを最大限に利用するための方法として、ほとんどのジャーナルは補足的な電子ファイル
を活用しており、さらにこのファイルは筆者が容易にアクセスできる形式で、副次的な詳細やデータを提供す
ることができる。
大きな表を 2 つの表に分けることが最善策となることもある。筆者は、表や図がジャーナルの制限内に収まる
ように、大きく複雑な表を 1 つの表として数えようとし、この制限を避ける傾向がある。しかし、この企みは
裏目にでる場合の方が多い。査読者が大きな表を理解しようとする際に多くの時間が必要となり、編集者やコ
ピーエディターが表の再設定をするのに、より多くの時間とお金が必要となる。費やされた努力は良い印象を
残さない。私のアドバイスは、前もって表を分割する努力をするということである。
練習問題
表 9 を見て欲しい。より明確かつ有益なものにするための方法によって、この表をより良くすることができる。
あなたが提案する修正と、この論文の最後に提示している修正を比較してほしい。
最終的考察
あなたが論文を書くとき、印刷上または文法上の誤りは最終的な編集過程の間に修正されると思っている。そ
れにもかかわらず、纏まっておらず、出来の悪い文章はレビューの際に良い印象を与えないので、あなたはい
つも綴りや文法の確認をする必要がある。表にも同じことが言える。編集者や印刷業者は印刷の前に、あなた
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の表が形式に合っているか確認するが、良い印象を与えるのはレビューの間である。読みやすいだけでなく、
あなたが示そうとしているポイントを強調している表は、内容をより強固なものにする。
練習問題の答え
1.
タイトルの中に使用した分析技術やアッセイ方法が含まれていると、タイトルはより有益なものとな
る。
2.
最後のカラムにダッシュを加える。
3.
それぞれの濃度の単位は同じなので、対応するカラムの最初に 1 度だけ記載すればよい。
4.
P 値を含む数字は、小数点に合せて整列する。
5.
2 行目および 3 行目のスタブの中の情報は 2 行に纏める。縦列の項目中のデータは対応するスタブの一
番上の行に揃える。
6.
1 つの P 値だけが統計学的に有意なので、最後の列を削除し、同じ情報を脚注に記載することができる。
(訳者:間下
有子)
謝辞
Author Contributions: All authors confirmed they have contributed to the intellectual content of this paper and have
met the following 3 requirements: (a) significant contributions to the conception and design, acquisition of data, or
analysis and interpretation of data; (b) drafting or revising the article for intellectual content; and (c) final approval of
the published article.
Authors' Disclosures of Potential Conflicts of Interest: Upon manuscript submission, all authors completed the
Disclosures of Potential Conflict of Interest form. Potential conflicts of interest:
Employment or Leadership: T.M. Annesley, Clinical Chemistry, AACC.
Consultant or Advisory Role: None declared.
Stock Ownership: None declared.
Honoraria: None declared.
Research Funding: None declared.
Expert Testimony: None declared.
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Role of Sponsor: The funding organizations played no role in the design of study, choice of enrolled patients, review and
interpretation of data, or preparation or approval of manuscript.
Received for publication July 14, 2010. Accepted for publication July 22, 2010.
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