専 門 日本 語 教 育 研 究 第7号2005 報告 理 工 系 留学 生 のた めの化 学 の専 門語 ―高 校教 科 書 の 索 引調査 に基 づ く選 定― 小宮千 鶴子 化学 の専 門語 は、 「 水」 「 空気 」 な どの 日常 語 を 除 く と、 日本語 教 育で は ほ とん ど指導 され ず 、専 門教 育 を受 け始 め た段 階 の 留 学生 に は専 門語不 足 の問題 が ある。そ こで 、 日本 で 高校 卒 業 まで に学習 す る化 学 の基 本 的 な専 門語 を留学 生 が効 率 よ く学習 す るため に、2002年 度 のす べ ての 高校 化 学教 科 書25冊 の索 引に掲 載 され る専 門語 の調査 を行 い 、得 られ た2658語 か ら半数 以 上 の 索引 に現れ た740語 を選 定 して 「 理 工 系留 学 生 のた めの化 学 の専 門語 」 と した。 キー ワー ド:化 学 1.は 専 門語(専 門用語)高 校 教科 書 索引 使 用頻 度 る 「 化学 の基本 的な専 門語 」 を理工 系留学生 が効 率 よ じめ に 専門語(専 門用語 とも)は 、狭義 には学術 用語 に代 表 く学習 でき るよ うに 「 理 工系留 学生 のた めの化 学の専 され る術語、広義 には職業語 を さす1)。専 門語 は 日常 門語」の特定 を試 み る注2)。 手順 と しては、まず 、前者 語 よ りも使用頻度 が低い が2)、専 門分 野 の学 習 には欠 の調査 を行い 、 次 いで、それ を基に後者 の特 定を行 う。 かせ ない重要 な語 で ある。 日本語の化学 の専門語 には、漢語 が圧倒 的 に多 く、 2.「 化 学 の 基 本 的 な 専 門 語 」 の調 査 基 本語彙か らの隔た りが大 きい2)。そのた め、一般 的 本 調 査 は 、 日本 人 が 高 校 卒 業 ま で に 学 習 す る 「 化学 な 日本語教育 で指導 され る化学 の専門語 は、 「 水」 「 空 の基 本 的 な 専 門語 」 とは 何 か を 具 体 的 に明 らか に す る 気」 な ど日常語 に限 られ 、 「 亜鉛 」 「 塩酸 」な ど日本 人 も の で あ る。 そ の た め 、留 学 生 用 の 専 門 用 語 辞 典7)の が高校卒業 までに学習す る基本的 な専 門語 の多 くは、 「あ とが き」 に あ る採 録 語 の① に な ら っ て 高校 教 科 書 指導 され ない注1)。 大学在籍 の留学 生が理 解で き る理科 の索 引 を 資 料 と し、 進 学 用 の 高 校 化 学 教 科 書2科 用語数 の平均値 は、中学生 のそれ よ りも低 い3)と の報 全 教 科 書 の 索 引 に 掲 載 され る 語 句 を 調 査 した 。 告 もあ り、留学 生の専 門語 不足 の問題 は深 刻 であ る。 2.1.方 理工系 の専 門教育 の前 提 となる化 学 の基本 的な専 門 目の 法 1)2002年 度用 の高校化 学教科 書 の、 「 化 学IB」 注3) 語 を効率 よ く学ぶ には、学習すべ き語 の特定 が必要 だ 15冊 と 「 化 学 皿」10冊 の 索 引 に 掲 載 され る 語句 を索 引 が、管見 ではその よ うな調 査 はまだ行 われて いない。 の とお りの 表 記 で 入 力 し、仮 名 で 読 み をつ け 、 索 引 ご 学術用語集4)に は化 学の標準 的 な専 門語 が掲 載 され とに フ ァイ ル を 作 成 した 。 人 名 と単位 名 は 、 項 目を 立 てい るが、基本 語か否 かの 区別 は ない。 高校 の化学 教 て て チ ェ ック した 。 「らせ ん(ヘ 科書 には化学 の基本 的な専門語 が数 多 く掲載 され てい うに 複 数 の語 が ま とめ られ て い る 項 目は 分 割 した 。「 砂 る と予想 され 、語彙調 査 も行 われ て い る。 だが5)6)、 糖 → ス ク ロ ー ス 」 の よ うに別 項 目参 照 の指 示 が あ る場 その資料 は 「 化学IA」1科 合 は 、 別 項 目の 語 の み 入 力 した 。 物 質 名 索 引 が 別 に あ 目のみ1冊 の本文 な ので、 リ ック ス)構 造 」 の よ 高校化学教科 書全体 の一般的 な傾 向を知 る ことはでき る場 合 は 、 そ れ も入 力 した 。 ない。留 学生用 の専 門語 辞典7)や 用語 集8)、化 学教材 2)教 科 書 索 引 ご と の フ ァイ ル を科 目 ご とに 「 化 学IB」 9)-12)には 、選 定 された専 門語 が掲載 され て いるが、 と 「 化 学H」 の2つ その選定方 法や基準 に関す る記述 はほ とん どない。 イ 砂 」 の よ うな 異 表 記 を ま と め た 。 科 目 ご とに異 な り そ こで、小稿 で は、 日本人 が高校 卒業ま でに学習す に ま と め た 。そ の 際 、 「け い砂 」 「 ケ 語 数 を求 め 、 出 現 頻 度 を計 算 した。 3)「 化 学IB」 と 「 化 学II」 の科 目ご との フ ァ イ ル を 次 に、各専 門語の 「 化 学IB」 「 化 学II」 の 索 引へ の 1つ に ま とめ 、 「 化 学 」全 体 の フ ァ イ ル を作 成 した。そ 出現 頻 度 を調 査 した 。 「 化 学IB」 の 際 、2)と 出現 した 頻 度15の 同様 に異 表 記 を ま と め 、全 体 の異 な り語 数 を求 めた 。 語 は165語 の 場 合 は、 全 索 引 に で 、全 体 の1割 以下だ っ た。 不 明 な点 は 、 教 科 書 本 文 や 他 の 索 引 、 学 術 用 語 集 、 表2「 化 学IB」 の 専 門語 の 出現 頻 度 専 門 語 辞 典15)16)な どで 確 認 し、誤 植 な ど の 明 らか な 誤 りは訂 正 した 。 2.2.調 査結果 「 化 学IB」 「 化 学II」 の 教 科 書 索 引 か らは 、 「 酸素 」 の よ うな 単 語 、 「 質 量 保 存 の法 則 」 の よ うな句 、 「 メタ (m-)」の よ うな接 辞 が 得 られ た。小 稿 で は そ れ ら をす べ て 化 学 の 専 門 語 と呼 び 、 「 語 」 で数 え る。 高 校 化 学 教 科 書 の 索 引 に 収 録 され た 専 門 語 の延 べ 語 数 は 、「 化 学IB」 が10103語 両 者 の合 計 は13371語 、「 化 学II」 が3268語 だ った 。 「 化 学IB」 数も 「 化 学II」 の1.5倍 、1索 語数 も 「 化 学II」 の 約2倍 で、 は、教科書 引 あ た りの 平 均 の 専 門 あ っ た 。 た だ し、 両 科 目 と も索 引 間 で 掲 載 す る専 門 語 数 の 差 が 大 き く、「 化 学IB」 で は 最少 の429語 と最 多 の851語 との 間 に 約2倍 、同 様に 「 化 学II」 で は 最 少 の247語 と最 多 の449語 との 間 に 約1.8倍 の 開 きが あ っ た 。 高 校 化 学 教 科 書 の 索 引 に収 録 され た 専 門 語 の 異 な り 語 数 は、「 化 学IB」 が1827語 化 学 全 体 で は2658語 、「 化 学II」 が1325語 で、 「 化 学II」 の場 合 は 、全 索 引 に 出 現 した 頻 度10の 語 は59語 で 、 全 体 の5%以 だ った。 表3「 表1「 化 学IB」 下だ った。 化 学 皿」の専 門語 の出現頻 度 「 化 学II」 の 専 門 語 得 られ た 高 校 化 学 の 専 門 語 は 、意 味 の 面 か ら 「 硫黄 」 「 イ オ ン式 」 な どの 「 一 般 」、 「 人名 」 「 単位 」 「 他 注4)」 の4種 に分 け た 。 「 化 学IB」 語も 「 一 般 」 が96%を も 「 化 学IB」 「 化 学II」 の い ず れ の 専 門 超 え て 大 半 を 占 め た。 「 人名」 「 化 学II」 の ほ ぼ す べ て の索 引 に見 られ たが 、 「 単位 」は 「 化 学IB」 が 中 心 だ っ た。 専 門語 は 大 半 が名 詞 と言 わ れ る が1)2)、 本 調 査 に お い て も接 辞 の 「 他 」 以 外 は 、 名 詞 ま た は名 詞 句 で 、 他 の 品詞 は な か っ た 。 「 化 学IB」 と 「 化学II」 の全 教科 書の索 引か ら得 ら れ た専門語は 、文 部科 学省 の学 習指 導要領 に従 って執 筆 されてい るにもかかわ らず 、多 くの索 引に共通す る ど、 他 の造 語 成 分 と結 合 す る場 合 に 限 っ て 造 語 成 分 と 専門語は多 くなかった。そ の原 因 と して は、各索 引に 認 めた。 掲載 され る専 門語数 の違 い、教科 書の難易 度の差 、専 そ の結 果 、「ブ ラ ウン/運 動 」な ど造 語 成 分 を2つ 持 つ 専 門語 が300語(42.9%)と 門語 の ゆれ な どが考 え られ る。 な ど造 語 成 分 が1つ 3.「 理工系留学生 のための 化学 の専門語 」 前 節 の調 査 結 果 を 基 に 、「 化 学 の 基 本 的 な専 門語 」を 構成す る 「 化 学IB」 「 化 学II」 の 専 門語 の うち 、 い ず の257語(36,7%)、 圧 」な ど造 語 成 分 が3つ ガ ン/酸/カ の選定 最 も多 く、以 下 、 「 塩酸 」 の107語(15.3%)、 リ ウ ム」 な ど造 語 成 分 が4つ (4.7%)、 「 無 機/高/分 が5つ 「 飽 和/蒸 の3語(0.4%)の 子/化 合/物 気/ 「 過/マ ン の33語 」 な ど造 語 成 分 順 だ っ た 。 造 語 成 分 が2つ の れ か 一 方 の索 引 の 半 数 以 上 に収 録 され た 専 門語 を 「 理 語 と1つ の 語 を 合 わせ る と、全 体 の 約8割 工 系 留 学 生 の た め の 化 学 の 専 門語 」とす る こ とに した 。 工系 留学生 のた めの化学 の専門語 」は、語構 成の面 か そ の 条件 に該 当 した の は 、 「 化 学 の 基 本 的 な 専 門語 」 らは複 雑 で は な か っ た 。 2658語 中 の740語 740語 の約3割 注5)で 、 全 体 の28,8%に に 当た る224語 相 当 した。 が 「 化 学IB」 「 化 学II」 4,お の い ず れ か の 全 索 引 に 出 現 した 専 門語 で あ る。 大半 を 占 め、 「 質 量保 存 の 法 則 」 の よ うな 句 形 式 の 専 門語 は28 語(3.8%)、 基本 的 な専 門語 を理工 系留学生 が効率 よ く学習す るた めに、高校 のす べての化 学教科書 の索 引を資料 として 「 化学 の基 本的 な専門語 」 を調査 し、 その うち 「 化学 中 IB」 と 「 化学II」の いず れ か一 方の索 引の半数 以上 に 一 般 の 専 門 語 で 、「ア ボ ガ ドロ」 な 掲載 され てい た740語 を 「 理 工系留学 生のた めの化学 接 辞 は0だ 696語(94.1%)が わ りに 小稿で は、 日本 人が高校 卒業 まで に学習す る化学 の 「理 工 系 留 学 生 の た め の化 学 の 専 門 語 」740語 の 内 訳 は 、 語 形 式 の 専 門語 が712語(96.2%)で に達 し、「 理 どの 人 名 は12語(1.6%)、 っ た 。 語 形 式 の 専 門712語 「 モ ル 」 な ど の 単位 は4語 の専 門語 」 として選 定 した。 この特定 は、理工 系の専 門教育 の前 提 とな る化学 の (0.5%)の み だ っ た 。 「 理 工 系 留 学 生 の た め の 化 学 の 専 門語 」 の語 種 に つ い て は 、全 体 の740語 か ら句 形 式 の 専 門語28語 と人 名 基本 的な専 門語 の学習 の効 率化 に向けて一定 の成果 を 挙 げた とい え る。 しか し、特定 され た専門語 には、 化 12語 と を除 い た700語 を 対 象 に調 査 を行 っ た。結 果 は 、 学 の多 くの分 野 にお いて広 く使 用 され る専 門語 もあれ 漢 語 が372語(53,2%)と 最 多 で 、 以 下 、 外 来 語168 ばそ うで ない語 もあ り、基本度 には幅が あ る と考 え ら 語(24.0%)、 混 種 語155語(22.1%)、 和 語5語(0.7%) れ るが、そ の分析 はまだ行 われ てい ない。また 、「 アル の順 だ っ た。 漢 語 の 多 さは 前 述 の とお りだ が 、 そ の他 カ ン/メ タ ン系炭化 水 素」の よ うな同一事 物 を さす専 は外 来語 と混 種 語 とで ほ ぼ2分 門語14)が未 整理 であ る点な ど化 学教育 の観 点 か らの検 し、 和 語 は1%に も満 た な か っ た。 化 学 分 野 に お け る外 来 語 の 多 さ は、 既 に 討 も必要 であ る。それ らはす べて今 後の課題 としたい。 指 摘 が あ るが2)、 混 種 語 の 多 さは 予 想 以 上 だ った 。 「 理 工 系 留 学 生 の た め の化 学 の 専 門 語 」 の 語 構 成 に つ い て は 、 全 体 か ら句 形 式 と人 名 の 専 門語 を除 い た 注 注1国 費の予備 教育 な ど特殊 なプ ログ ラムでは 日本 語に よ 700語 を対 象 に調 査 を行 っ た。造 語 成 分 の認 定 基 準 は 、 る化 学教育 が行 われ てい るが、その よ うな教育 が受 け られ 学 術 用 語 の 語 構 成 の 調 査 に使 用 され た 先 行 研 究13)に従 る留学生 は全 体か ら見れ ば少 数で 、一般 的 とは いえな い。 っ た 。 和 語 と外 来 語 につ い て は 、 「 水」 「 イオ ン」な ど 注2学 部留学 生 と大 学院留 学生 とでは 、専門教育 の内容や 意 味 を担 う最 小 の 語 彙 的 単位 を造 語 成 分 と し、 漢語 に レベル 、 日本 語の必 要 性も異 な るが 、小 稿で は高校 レベ ル ついて は 「 液 体 」 な ど 二字 漢 語 を も っ て 一 つ の 造 語 成 の基本的 な専門語 を扱 うた め、 両者 を区別 しない。 分 と した 。1字 の 漢 語 は 「陰/イ オ ン」 「 化 学/式 」な 注3「 化学IA」 「 化 学IB」 の 区別 は、2003年 度 以降 な く な り、 「 化学1」 となった。 注4分 16)長 倉 三 郎 他 編:岩 波 理 化 学 辞 典 第5版,(1998) 子式や 化学反応式 に添 える接辞4種 を含 めた。 注5740語 の うち 「 化 学IB」 か ら は569語 、「化 学II」 〈付録 〉 「 理 工 系 留 学 生 の た め の 化 学 の 専 門 語 」740語 「化 学II」 に重 み *表 記 は 「 化学IB」 「 化学II」 の索引 にあ った表記 を採用 した。同一 付 けす る こ と も考 え られ る が 、 い ず れ も 高 校 レベ ル 語の表記 が複数 あ る場 合は 、同一 科 目内では多数 の表記 に従い、異 で 学 習 の 必 要 な 語 で あ り、適 切 に 重 み 付 け を行 うの な る科 目間で は、学術 用語集や 専門語 辞典 を参 考 に表 記 を決 めた。 か ら171語 が得 られ た。 「 化 学IB」 も 困難 な た め 、 客 観 的 なデ ー タ の ま ま と した 。 *太 字 は 「 化学IB」 か 「 化 学II」 のいずれ かの全 索引 にあった224 語 を示 す。 参考文 献 ① 単位4語 1)野 元 菊 雄:専 門 語,国 語 学 大 辞 典,東 京 堂 出版,pp,562 クー ロン(C),ケ ∼564(1980) ル ビン(K),パ スカル(Pa),モ ル(mol) ② 人名12語 2)宮 島 達 夫:専 門語 の 諸 問 題 国 立 国語 研 究 所 報 告68, ア ボガ ドロ,ア レニ ウス,ウ ェー ラー,カ ロザース,ゲ ー リュサ ック, チ ー グラー,ド ル トン,ハ ーバー,プ ル ー ス ト,ボ イル,メ ンデ レー 秀 英 出版(1981) 3)長 谷 川 正 ・オ ボ ッ ド,E.N.:留 学 生 の 基 礎 的 な理 科 用 語 の理 解 度 と学 習 支 援 方 策 留 学 生 教 育,8,pp,141 ∼152(2003) エフ,ル シャ トリエ ③ 一般724語 アイ ソ トー プ,亜 鉛,ア ク リル繊 誰,ア ク リロニ トリル ー ブ タジエ ン 4)文 部 省 ・日本 化 学 会:学 術 用 語 集 化 学 編(増 訂2版), ゴム,ア ジピ ン酸 アセ チルサ リチル酸,ア セ チルセル ロー ス,ア セ チ レン,ア セ チ レン系炭化 水素,ア セテ ー ト繊維,ア セ トアニ リ ド, 南 江 堂(1986) 5)土 屋信 一 他:高 校 教 科 書 の 語 彙 調 査,国 所 報 告76,秀 立 国語 研 究 ア ニ リンブ ラ ック,ア ボ ガ ドロ数 英 出 版(1983) 6)土 屋 信 一 他:高 究 所 報 告81,秀 校 教 科 書 の 語 彙 調 査2,国 立 国 語研 アボ ガ ドロ定数,ア ボ ガ ドロの法 則,ア マ ルガ ム,ア ミ ド,ア ミ ド結 合,ア ミノ基,ア ミノ酸 ア ミノ 樹脂,ア ミラーゼ,ア ミロー ス,ア ミロペクチ ン,ア ミン,ア ラニ ン, 英 出版(1984) 7)文 部 省:外 国 人 の た めの 専 門 用 語 辞 典(自 然 科 学 系), アル カ リ金 属,ア ル カ リ性,ア ル カ リ土類金属,ア ル カン,ア ル キ ド 樹脂,ア ルキ ル基,ア ル キン,ア ル ケン,ア ル コール,ア ル コール発 文 部 省(1966) 8)早 稲 田 大 学 語 学 教 育 研 究 所 日本 語 教 室 編:外 学 生用 物 理 化 学 用 語 集,早 国人 留 稲 田大 学 語 学 教 育 研 究 所 酵,ア ル ゴン,ア ル デ ヒ ド,ア ルデ ヒ ド基,α-ア ミノ酸,α-グ ル コ ース ,ア ル ブ ミン,ア ルマ イ ト,アル ミナ,ア ル ミニ ウム,安 息香酸 ア ンモニア,ア ンモ ニア ソー ダ法,硫 黄,イ オン,イ オ ン化エネ ルギ (1970) 9)田 辺 清 一:留 学 生 の 化 学,東 海 大 学 出版 会(1988) 10)松 井 信 行:留 学 生 の た め の 化 学I,東 京 外 国語 大 学 留 学 生 日本 語 教 育 セ ン タ ー(1992) 11)松 井 信 行:留 アセ トアルデ ヒ ド,アセ トン,ア ゾ化 合物,ア ゾ基,圧 九 アニ リン, 学 生 の た め の 化 学II:,東 京 外 国語 大 学 留 学 生 日本 語 教 育 セ ン ター(1993) 12)石 川 洋 三 ・小 林 邦 雄:進 学 す る 人 の た め の 化 学,国 イオ ン化傾 向,イ オン化列,イ オ ン結 合,イ オ ン結 晶,イ オン交 換樹脂,イ オ ン交換 膜法,イ オ ン式,イ オン反応式,異 性 体,イ ソプ レン,一 次 電池,一 酸化 炭素,一 酸化窒 素,陰 イオ ン,陰 イオ ン交換 樹脂,陰 極,イ ンス リン,陰 性,イ ンベ ル ター ゼ,雲 母,エ ー テル, エー テル結 合,液 体,エ ス テル,エ ステル 化,エ ステ ル結合,エ タノ ール ,エ タ ン,エ チル 基,エ チ レン,エ チ レング リコール,エ チ レン 系炭 化水素,エ ボナイ ト,塩,塩 化銀,塩 化水素,塩 化 ナ トリウム, 際 学 友 会 日本 語 学 校(2004) 13)石 井 正 彦:専 門 用 語 の語 構 成,日 本 語 学,16-2,pp,21 ∼30(1997) 塩化 ビニル,塩 化ベ ンゼ ン ジアゾニ ウム,塩 基,塩 基性,塩 基 性塩, 塩基性 酸化物,塩 基の価 数,塩 酸,炎 色反応,延 性,塩 析,塩 素,塩 14)村 田 英 昭:高 校 化 学 教 科 書 に お け る用 語 の 検 討,化 学 辞 典,東 の加 水分解 、王 水,黄 リン,オ キ ソ酸 オ キ ソニ ウムイオ ン,オ ス ト ワル ト法,オ ゾ ン,カ ーバ イ ド,開 環 重合,化 学 式,化 学反応,化 学 学 教 育,27-4,pp,238∼245(1979) 15)大 木 道 則 他 編:化 「 京 化 学 同 人(1994) 反応 式,化 学平衡,化 学平 衡の法則,化 学変 化,可 逆反応,拡 散,隔 膜法,化 合物,過 酸化 水素,加 水 分解,価 数 カタ ラーゼ,活 性化 エ 水 和,水 和 水,ス ネル ギー,活 性 化状態,価 電子,果 糖,価 標,カ プ ロラクタム,過 マ ゴ ム,ス テ ア リン酸,ス ンガン酸 カ リウム,ガ ラク トー ス,ガ ラス,カ リウム,加 硫,カ ル シ 生 成 物,生 ウム,カ ルボ キシル 基,カ ルボ ニル基,カ ル ボ ン酸,還 元 還 元剤, セ ッ コ ウ,接 触 法,絶 環式 炭化 水素,緩 衝液,緩 後詐 用,乾 性油,乾 電 池,官 能基,幾 何異 ル ロー ス,セ ロハ ン,セ 性 体,希 ガス,ギ 酸,キ サ ン トプ ロテイ ン反応,キ シ レン,気 体,気 オ ン,族,疎 水 コ ロ イ ド,組 成 式,ゾ 体 定数,気 体 の状態 方程 式,気 体 反応の法 則,起 電力,逆 反応,吸 熱 ール ク ラ ー ゼ,ス 石 灰,正 ク ロー ス,ス ル ホ 基,ス 反 応,石 強 酸 共重合,凝 縮,凝 析,共 有 結合,共 有結 合の結 晶,共 有電子 対, シ ウ ム,炭 極 性,極 性 分子,銀,銀 ウ ム,炭 酸 水 素 ナ トリ ウム,炭 化 水 素,炭 ク質,炭 グル タ ミン酸,グ ル テ リン,ク レゾール,グ ロブ リン,ク ロマ トグラ 性,単 量 体,置 フィー,ク ロロプ レン,ク ロロプ レンゴム,ク ロロベ ンゼ ン,ケ イ酸 和,中 和 滴 定,中 ケイ酸 塩工業,ケ イ 酸ナ トリウム,ケ イ 素,結 合エネル ギー,結 晶, ル現 象 結晶格 子,ケ トン,ケ ラチ ン,ゲ ル,け ん 化,減 極剤,原 子,原 子 核, ン銅(1)イ 原子説,原 子番 号,原 子量,元 素,元 素記号,元 素の周 期表,元 素分 電 気 陰 性 度,電 気 泳 動 析,鋼,光 電子親和 九 合 金,合 成 ゴム,合 成樹 水 化 物,炭 素,単 和 点,中 オ ン,テ 子 化合物,黒 鉛,五 酸化 ニ リン,固 体,ゴ ム,ゴ ム状硫 黄,コ ラーゲ 位 体,透 析,同 ン,コ ロイ ド,コ ロイ ド溶液 コ ロイ ド粒子,混 合物,最 外 殻電子, ライ ア イ ス,ト 再結晶,再 生繊 維,最 適温度 最適pH,錯 ロー ス,ト 酸エチル,酢 酸 ビニル,鎖 式炭化 水素,さ らし粉,サ リチル酸 チル酸 メチル,酸,酸 化 酢 サリ 酸化 亜鉛,酸 化 アル ミニ ウム,酸 化カル シ ウム,酸 化 還元反応,酸 化剤,酸 化数,酸 化物,酸 化マ ンガ ン(IV), 三酸化硫黄,三 重結 合,酸 性,酸 性塩,酸 性酸化物,酸 素,酸 の価数 鉛,鉛 酸 化 炭 素,二 学 方 程 式,熱 可 塑 性,熱 ロヘ キサン,指 示薬,シ ステイ ン,シ スートラ ンス異性 体,示 性式, 池,濃 ボ ラ ッ ク,ハ 実験 式,実 在気 体,質 量作 用の法 則,質 量 数,質 量パー セ ン ト濃度 配位 数 質量 保存の法則,質 量モル 濃度,ジ ペ プチ ド,脂肪,脂 肪酸 ハ ロゲ ン化,ハ 銀 ウ酸 斜方硫 黄,シ ャル ルの法則,臭 化 臭化 水素,周 期,周 期表,周 期律,重 合,重 合 体,重 合度 シュ 十酸化四 リン,臭 素,充 電,自 由電子,縮 合,縮 合重合,シ ュ バ イツ ァー試薬,ジ ュラル ミン,純 物質,昇 華,蒸 気圧,蒸 気圧 曲線, 蒸 気圧降下,硝 酸,硝 酸銀,消 石灰,鍾 乳洞,蒸 発 触 媒,シ ョ糖 蒸発 熱,蒸 留, シ リカゲル,シ リコー ンゴム,親 水 コ ロイ ド,浸 透, 次 電 池,二 出,中 性 子,中 ロ シ ン,チ 鉄,テ ンダ トラア ン ミ 解 質,電 解 精 錬,転 化 糖, ン プ ン, ア ン モ ニ ア レー ヨ ン,同 電 点,糖 類,ト 重 結 合,二 タ ン,ド リニ トロセ ル 素 樹 脂,ニ ロゲ ン化 銀,ハ 硬 化 性 樹 脂,燃 熱 反 応,バ ロゲ ン 化 水 素,半 ッ ト反 応,非 共 有 電 子 対,非 金 属 元 素,ピ ス コー ス レー ヨ ン,必 須 ア ミ ノ酸,非 ニ ロ ン,氷 酢 酸,標 ェ ニ ル ア ラ ニ ン,フ 運 動,熱 電 解 質,ヒ リ ウム,ハ 化 位 子, ロゲ ン, 合 成 繊 維,半 透 膜, ウレ ビ ス コー ス,ビ ドロキ シ 酸,ヒ ァ ラ デ ー 定 数,フ フ ィ プ ロイ ン,風 解,フ ェ ノ ー ル,フ 酸 焼 熱,燃 料 電 位 結 合,配 ク リ ン酸 二 トロ 化,ニ 応 の 速 さ,反 応 物,pH,ビ 準 状 態,フ ァ ンデ ル ワー ル ス 九 酸 化ケイ素 オ ン,熱 ー バ ー ・ボ ッ シ ュ 法,配 芽 糖,発 ゴ ム, トロベ ン ゼ ン,乳 ン ヒ ド リン 反 応,ネ 可 塑 性 樹 脂,熱 イ ロ ン, フ タ レン,生 糖 類,ニ トロセ ル ロー ス,ニ 応 熱,反 グ液,フ 定 曲線 素 体,等 応 速 度 定 数,反 ,フ 化 カル 純 タ ンパ 天 然 ガ ス,天 然 ゴム,デ 反 応 速 度,反 ー の 法則 イヤ ンパク質 の変 リア セ チ ル セ ル ロー ス,ト 倍 数 比 例 の 法 則,麦 キ シル 基,ビ 解,チ ク ロ ム 酸 カ リ ウ ム,二 酸 化 硫 黄,二 ン銀(1)イ 炭化 水素,脂 肪 油,弱 塩基,弱 酸 マ ー ゼ,抽 離 平 衡,銅,銅 トロ 基,ニ 糖,尿 位 格 子,炭 斜 硫 黄,単 ト リ ウム エ トキ シ ド,ナ フ サ,ナ トロ 化 合 物,ニ 性イ 一級 ア ル コ ル エ ン,ド ル トン の 分 圧 の 法 則,ナ 酸 化 窒 素,二 度,ノ 池 族 体,同 乳 濁 液,乳 脂肪族 和 反 応,潮 離 度,電 酸無 水物,次 亜塩素 酸,ジ アセチ ルセル ロース,ジ ア ゾ化,ジ ア ン ミ オ ン,ジ エチルエー テル,式 量,シ ク ロアル カ ン,シ ク 和 熱,中 ラ ン ス形,ト 蓄 電 池,ニ 鉄,双 電 気 分 解,典 型 元 素,電 子,電 子 殻,電 子 式, 族 元 素,同 ナ トリ ウム,ナ 移 元 素,銑 原 子 イ オ ン,炭 酸 カ ル シ レ フ タ ル 酸,電 解,電 リプ シ ン,ト ッケ ン, ル ロ イ ド,セ ン パ ク 質,タ キ ス トリン,滴 成 熱, 二 級 ア ル コ ー ル,ダ 結 合,単 糖類,タ 極,生 ル ベ ー 法,第 素,チ 電 子 配 置,展 性,電 離 定 数,電 酢酸 ル,ソ 電 池,窒 定 比 例 の 法 則,デ 電 離,電 イオ ン,錯 塩 圧,遷 酸 ナ ト リウ ム,単 体,単 換 反 応,蓄 高分 子,高 分 脂,合 成繊 維,合 成 洗剤,酵 素,構 造異性 体,構 造 式 ル ラ ー ゼ,セ ニ エ ル 電 池,単 化 水 素 基,単 化列,ク メン法,グ リコー ゲ ン,グ リシン,グ リセ リン,グ ル コー ス, 学異性 体,硬 化油,高 級脂肪酸 リン,セ 糖 類,ダ 塩,正 リ ン,石 灰 水,セ ,第 三 級 ア ル コー ル,体 心 立 方 格 子,第 モ ン ド,多 原 子 イ オ ン,多 鏡反 応,金 属結 合,金 属元素,金 属のイ オ ン 油,赤 ロ ビオ ー ス,全 反応,キ ュプラ,強 塩 基,凝 固,凝 固点,凝 固点降 下,凝 固点降下度, チ レン ブ タ ジエ ン ル ホ ン化,正 英,石 対 温 度,セ ズ,ス ェ ノ ー ル 樹 脂,フ ドロ ァ ラデ ェ ー リン ェ ノー ル 浸透圧,水銀 水 酸化亜鉛,水 酸化ア ル ミニ ウム,水 酸化 カル シ ウム, フ タ レイ ン,フ ェ ノー ル 類,不 可 逆 反 応,付 加 重 合,付 加 反 応,負 極, 水 酸化鉄(III),水 酸化 鉄(II),水 酸化銅(II),水 酸 化ナ トリウム, 複 塩,複 合 タ ンパ ク 質,不 斉 炭 素 原 子,ブ 水酸化物イオ ン,水 素,水 素イ オ ン指数,水 素イオ ン濃度,水 素結 合, フ タル 酸,ブ タ ン,不 対 電 子,フ タ ジエ ン,ブ タ ジ エ ン ゴ ム, ッ化 水 素,フ ッ化 水 素 酸,物 質の三 態,物 質量,フ ッ素,沸 点,沸 点上昇,沸 点上昇度,沸 騰 物理 変化, ン,ポ 不 動態,ブ ドウ糖,不 飽和 炭化水 素,フ マル酸,ブ ラウン運動,プ ラ チ ル,ボ スチ ック,ブ リキ,フ ル ク トー ス,プ ロパ ン,プ ロピ レン,分 圧,分 マ ル タ ー ゼ,マ ル トー ス,マ 圧 の法則,分 極,分 子,分 子間 力,分 子結 晶,分 子 コロイ ド,分子式, 水 ガ ラ ス,水 分子説,分 子量,分 留,閉 殻,平 衡移 動,平 衡移 動の原理,平 衡状態, 物,無 平衡定数,β-グ ル コー ス,ヘ キサ メチ レンジア ミン,ヘ スの法則, メ タ ン系 炭 化 水 素,メ ペ プシン,ペ プチ ダーゼ,ペ プチ ド,ペ プチ ド結 合,ヘ モ グロ ビン, ン 樹 脂,面 ヘ リウム,変 色 域,変 性,ベ ンゼ ン,ベ ンゼ ン環,ベ ンゼ ンスル ホン 塩 電 解 、 融 解 熱,有 機 化合 物,融 酸,ヘ ンリーの法 則,ボ イル ・シャルル の法則,ボ イルの法則,芳 香 樹 脂,溶 族 ア ミン,芳 香族化 合物,芳 香族 カル ボ ン酸,芳 香 族炭化水素,放 射 銀 性 同位 体,放 電,飽 和蒸気圧,飽 和炭化 水素,飽 和 溶液 ン 反 応,溶 ボーキサ イ リ プ ロ ピ レン,ポ ル タ 電 池,ホ リペ プチ ド,ポ リマ ー,ポ ル マ リ ン,ホ 極 性 分 子,無 解,溶 ヨ ウ化 水 素,陽 媒,ヨ ノ マ ー,モ 解 度,溶 極,陽 レン,ポ リエ ステル,ポ リエチ レン,ポ リエチ レンテ レフタラー ト, 酸 カ ル シ ウム,硫 ポ リ塩化 ビニル,ポ リク ロロプ レン,ポ リ酢酸 ビニル,ポ リスチ レン, 性 酸 化 物,両1生 水酸 化 物,リ ポ リテ トラフル オ ロ土チ レン,ポ リビニル アル コー ル,ポ リブ タジエ ヨ ン,ろ 子,溶 酸 銅(H)五 青,6-ナ 質,ヨ イ ロ ン,6,6-ナ 解 イ オ ン交 換 ウ化 ウ素デ ンプ ク トー ス,ラ テ ッ 化水素 酸 バ リ ウム,両 ン酸,ル ラミ 解,融 解 平 衡,ヨ ウ素,ヨ パ ー ゼ,硫 水 和 物,硫 ン,リ イ オ ン,陽 ク タ ー ゼ,ラ チ ウ ム,リ チ ル 基,メ ル 濃 度,融 解 熱,溶 タ ン, 硫酸 硫 性 元 素,両 シ ャ トリエ の原 理,レ イ ロ ン,六 ー 方最密 構造 著者紹介 度科 学研究費補 助金 (c)(2)「理 工系留学 生の ための 『 専 門連 語』集 の作成 」 お よび 同一テ ーマに よ る平成15∼16年 解 度 曲 線,溶 ー ドホル ム 反 応,ラ シ ン,理 想 気 体,リ 脂,陽 機高分 子化合 タ ノー ル,メ ノレ質 量,モ 点,油 極 泥,陽 ク ス,リ 謝辞:本 研究 は、平成14∼16年 タ ク リル 樹 脂,メ チ オ ニ ン,メ チ ル オ レ ン ジ,メ ト,保護 コロイ ド,ポ リア ク リロニ トリル,ポ リア ミ ド,ポ リイ ソプ 過,緑 マ ン ガ ン,マ ン ガ ン乾 電 池 水, ョ ウバ ン,無 機 化合 物,無 水 酢 酸,メ 心 立 方 格 子,モ 液,溶 ル ム ア ル デ ヒ ド,マ グ ネ シ ウ ム, レイ ン酸 の イオ ン積,ミ リメ タ ク リル 酸 メ 小 宮 千 鶴 子:早 度早稲 田大学 稲 田 大 学 大 学 院 日本 語 教 育 研 究 科 教 授,c.komiya@waseda.jp,早 稲 田大 学 大 学 院 文 学 特定課 題研 究助成 費(い ずれ も研究代 表者:小 宮千鶴 研 究 科 博 士 前 期 課 程 修 了,文 学 修 士,日 本 語 教 育, 子)の 助成 を受 けた。 日本 語 学(語 Basic Chemistry Selection Culled Vocabulary 彙 論,文 体 論) for International from the Indices Students: of High School A Textbooks KOMIYA, Chizuko *Graduate School ofJapaneseApplied Linguistics , Waseda University c.komiya@waseda.jp With the exception of such everyday terms as mizu (water) and kuki (air), Japanese-language courses provide virtually no instruction in the specialized terminology of chemistry, and international students encounter difficulties when they first embark on specialized degree programs owing to their lack of technical vocabulary. The present project was carried out with the aim of assisting international students in efficiently mastering the basic chemistry vocabulary that in Japan is acquired by the time of high school graduation. To that end, a survey was conducted of the specialized terms listed in the indices of all twenty-five high school chemistry textbooks used in Japan in the 2002-03 school year. Of the 2, 658 terms identified, 740 were found to occur in half or more of the indices, and these were compiled into a "Basic Chemistry Vocabulary for International Students." keyword : chemistry technical term high school textbooks indices frequency
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