レジスタック

レジスタック
RESISTACK(レジスタック)は、ポリマーコーティングの下地となる特殊皮膜に微細な凹
凸を形成し、密着力を強化する事により従来の表面処理では得ることができなかった優れた性能を、
長期間にわたって維持できる新しい表面処理です。
特長
・特殊皮膜にポリマーをより深く含浸コーティングする事により、非常に滑らかで硬い表面になります。
・複雑な形状の部品でも均一な皮膜が得られます。
・潤滑性、耐摩耗性に優れた皮膜です。
・素材との強い密着性があり、剥離することがありません。
・従来のテフロン塗装の難点であったハガレがありません。
レジスタックの主な用途
◆包装機械用部品
ヒートシール、ホッパー、シュート、ヒーターブロック、マンドレル、ローラー、エンドシーター、プレート、
シリンダー、カッター、等
◆食品機械部品
攪拌軸、シリンダー、スリーブ、リングノズル、等
◆製薬機械部品
ポケットローラー、ディスク、トレイ、スラットバー、錠剤計数器、等
◆電子機械部品
ウエハーキャリア、ウエハーテーブル、プレート、シューター、等
◆その他
印刷機器用部品
株式
会社
旭プレシジョン
本社工場
〒602-8176 京都市上京区下立売通智恵光院西入
TEL 075-842-0023
FAX 075-821-1944
URL http://www.akg.co.jp/ E-mail asapre@akg.co.jp
京都西工場
〒617-0004 京都府向日市鶏冠井町十相 30-5
TEL 075-925-1251 ・ 075-925-1252
FAX 075-932-3368
04.05.06 作成
レジスタックのテストデータ
摩擦係数と耐磨耗性
【試験方法】10mm の鋼球に 300gの荷重を負荷し、処理面上のボールを 500 回/分で 50mm の長さで往復
させた。その時に鋼球を支持する固定棒に生じる歪量から摩擦係数及び、耐磨耗性を測定した。
【結果】
摩擦係数
処理名
レジスタック
テクノフォス
テクノマイト
無電解ニッケル
硬質アルマイト
摩擦係数
0.08∼0.15
0.1∼0.2
0.1∼0.2
0.2∼0.3
0.5
非粘着性
【試験方法】各々の処理面に1×5cm の粘着テープを貼り、炉中で加熱した後放冷する。
そのテープをはがし処理面に残ったテープの大きさを調べた。
【結果】
●テープ面積5cm2
レジスタック
テクノフォス
テクノマイト
無電解ニッケル 硬質アルマイト
0.0cm2
0.0cm2
0.0cm2
5.0cm2
5.0cm2
100℃→5分
0%
0%
0%
100%
100%
2
2
2
2
0.0cm
0.0cm
0.0cm
5.0cm
5.0cm2
180℃→5分
0%
0%
0%
100%
100%
2
2
2
2
0.0cm
3.0cm
4.0cm
5.0cm
5.0cm2
250℃→5分
0%
60%
80%
100%
100%
●cm2=テープの残存面積 ●%=テープ面積に対する残存面積比 ●値が小さい程非粘着性が良好
耐食性
【試験方法】試験片を蒸留水又は脱イオン水で洗浄し柔らかい布で拭って乾燥させた後、JIS Z 2371塩
水噴霧法に従って5%塩水噴霧試験を200時間行った。ただし有効面を垂直から6度傾ける。
【結果】
200時間腐食なし 200時間連続処理で腐食が見られない。