2015年1月5日 プレスリリース - 株式会社CSイノベーション 宇宙技術の

2015 年 1 月 5 日
株式会社 CS イノベーション
報道関係者 各位
プレスリリース
小型最薄キューブ型アルミニウム空気電池を開発
株式会社 CS イノベーション(代表取締役:筒井 雅夫)はこのたび、小型最薄キューブ型
アルミニウム空気電池を開発しました。携帯電話用充電装置・非常用バックアップ電源(医
療機器・通信機器等)に適した高エネルギー密度の 1 次電池です。安価で入手しやすいアル
ミニウムを主材料とし、水(塩水)を入れるだけで発電するので環境的にもクリーンな電池
です。本製品は株式会社 CS イノベーションより平成 27 年秋頃からの販売・出荷開始を予
定しています。
【商品名】キュービックアルミニウム空気電池
【出力】(0.7V, 50mA)/㎠≦~ ※時間実証済 【発電時間】メカニカルチャージ方式
【反応部質量】0.2g/㎠ ※反応に使用する水の重量は除く。
必要容量や用途に応じてカスタマイズ致します。
【製品外観イメージ図】
【発電イメージ図】
【商品の特徴】
・本製品は、正極を空気中の酸素、負極をアルミニウムとした電池で、電解液として塩
化ナトリウム(塩水)、空気極に特殊カーボン材料を採用しています。水をいれるだけ
で発電可能です。
・超小型軽量ながら高い発電効率を実現 (当社比 40 倍)
・メカニカルチャージ(アルミニウムの板)のソケットを抜くことで発電を停止できます
・空気極側の炭素シートは半永久的に使用でき、金属極はメカニカルチャージ(アルミニ
1
ウムの板を交換)することで何度でも使用可能です
・金属材料として使用されているアルミニウムの板はリサイクルしやすく環境にやさし
いです
・製品の主な原料であるアルミニウムは安価な材料なため、お求めやすい製品価格でご
提供できます
【開発の経緯】
弊社では東日本大震災の復興のため、災害用の線量計や UAV を開発してきました。UAV の
動力源として燃料電池を取り扱う中で燃料電池の課題に気が付き、よりエネルギー密が高
い電池として空気電池に着目してきました。将来的に空気電池を UAV の採用することを考
えていますが、その途上で非常用バックアップ電源などに使える十分な発電能力を持った
空気電池の開発に成功しました。
空気電池は理論的にはあらゆる電池の中で最もエネルギー密度の高い電池として知られ
てきましたが、発電効率や安定性の低さなどが理由で実用化が遅れてきました。弊社では
発電効率を向上させるため、空気極側に特殊なカーボンシートを採用し、発電量を低減さ
せる原因となる物質の生成を抑制する技術を開発しました。また特殊なセパレータを採用
することで空気極材料を半永久的に使用することも可能です。各構成材料の積層化をユニ
ーク且つ最大効率を引き出せる設計思想でまとめ上げました。今後はくりかえし使える 2
次電池化を目指して開発を進めて参ります。※空気電池の構想は特許出願中
【本件に関するお問い合わせ先】
株式会社 CS イノベーション
代表:筒井 雅夫
〒230-0073 横浜市中区山下町 24-8 SOHOSTATION1005
担当:筒井・山谷
MAIL: cs-i@cs-i.co.jp
TEL:045-228-8701
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WEB:http://www.cs-i.co.jp