「改正大阪府Q&A」について説明~銭湯介助以外は

よりよい介護をめざすケアマネジャーの会ニュース
NO.67 (2010.7.26)
事務局/大阪社保協(電話 06-6354-8662/ファックス 06-6357-0846)
アドレス osakasha@poppy.ocn.ne.jp
ホームページ http://www2.ocn.ne.jp/~shahpkyo/
7 月 14 日、東大阪が居宅介護事業者との意見交換会で
「改正大阪府Q&A」について説明~銭湯介助以外は「個
別の保険者確認は不要」との文書も作成。
東大阪市は、7月14日「平成22年度第1回 東大阪市と介護支援専門員との意見交換会」を開催
し、大阪府「訪問介護サービス内容に関するQ&A」改正版を初めて配布し、その説明を行いました。
★個別の保険者確認は不要
大阪府Q&Aでは、個別事例については、
「保険者に確認すること」とされていますが、東大阪市と
しては、銭湯介助以外は、
「介護支援専門員が適切なケアマネジメントに基づき、当該利用者の心身の状
況や当該サービスの必要性、合理的理由等を勘案し、サービス担当者会議等を経て、ケアプランに位置
付ければ、介護給付費の算定は可能」との見解を文書で示しました。
★「通院帰りの立ち寄り」
「散歩同行」 可能との説明
改正府Q&Aについては、
「通院帰りの立ち寄り」
「散歩同行」について、従来は給付の対象と認めら
れなかったものについて、適切なマネジメントにより給付対象となることを説明しました。銭湯での入
浴介助については、個別確認を求める説明を行い、
「同居家族がいる場合の共有部分の掃除」
「院内介助」
についての説明では、大阪府Q&Aと同水準の説明を行いました。
★通知文書でなく口頭で説明
東大阪市では、昨年4月に改正された「訪問介護サービス内容に関する大阪府Q&A」の内容が周知
されず、旧来の厳しいサービス制限が続いていました。大阪社保協は、地元のケアマネジャー・ヘルパ
ー事業所や東大阪社保協とともに是正を求め、本年5月13日の東大阪市との話し合いの席で、
「東大阪
市として独自の制限は付けていない」
「府Q&Aで『保険者の判断を得て』とされているものでも個別に
市の判断を得る必要はない」と回答しました。
大阪社保協は、東大阪市が回答した内容を「通知文書」にするよう求めてきましたが、東大阪市は「介
護支援専門員との意見交換会で説明する」と答えていました。
この意見交換会では、改正大阪府Q&Aを踏まえて給付が可能になった通院帰りに立ち寄りや散歩同
行について説明するとともに、
「保険者の個別確認」は不要と明記したことは評価できます。
しかし、院内介助では、見守りの必要な利用者の待ち時間が給付対象にならないような説明を行い、
同居家族の居る利用者への生活援助では、本人が汚した場合に限られるかような説明でした。
5月13日の話合いの席上では、
「個別の事例で市がそのケアマネジメントが適切かどうかを判断す
るという考え方はもっていない」と、ケアマネジャーの専門性や裁量を尊重する考え方を示し、訪問介
護サービス内容について「府のQ&Aが変わったことで東大阪市の考え方もこれまでと変わった」とい
う答弁をおこなっていましたが、今回の意見交換会での説明ではそうした前向きな姿勢から後退したも
のでした。
大阪社保協が求めた「通知文」を出すことを拒否したまま「口頭説明」にとどまっていることもあり、
今後、東大阪市の運用をチェックしていく必要があります。
1
「保険者の個別確認不要」との東大阪市の説明文書
大阪府の訪問介護サービス内容に関するQ&A(平成21年4月改定版)の説明にあたり、文中、「具体の個別事例
によっては保険者の見解及び取扱いが異なる場合があるので、保険者に確認すること」となっていますが、17番の銭湯
介助以外は各介護支援専門員が適切なケアマネジメントに基づき、当該利用者の心身の状況や当該サービスの必要
性、合理的理由等を勘案し、サービス担当者会議等を経て、ケアプランに位置付けていただければ、保険者への確認は
いりません。ただ、判断に迷う場合は、本市に相談してください。
以下、改正府Q&A等についての東大阪市の説明と質疑応答です。これは録音にもとづき内容を要約
しています。
1 通院帰りの立ち寄り
通院の帰りの立ち寄りについては、以前は立ち寄った場合はその間は介護給付費算定はできないと回
答をしていたが、当日の心身の状況から必要となる立ち寄りは一連の行為とみなして介護給付費の算定
はできる。また、目的及び目的地が複数ある場合については、一連のサービス行為と見なしえるか個別
のケースによって異なるため、
「保険者の判断を得て」とされているが、保険者の判断ではなく、介護支
援専門員が適切なマネジメントを経てケアプランに位置付けられたい。ただし、通院等乗降介助は別で
ある。
【質問】
通院帰りの立ち寄りについて、要介護3で全盲の利用者で独居の利用者。家の近くの病院への通院帰
りにスーパーに立ち寄って買物をしたいが、今までは、いったん家に帰って再度買い物に出直していた。
合理的理由があるので、1回で行きたいが、ヘルパー事業所から、通院介助と買い物はつなぎで行って
はいけない、と言われている。
【回答】
改正前の大阪府のQ&Aでは、病院帰りに買い物については、その間は算定できませんとされていた
ので、そのように事業所が言っているかもしれない。しかし、改正後のQ&Aでは、必要性、合理的理
由があり妥当とケアマネジャーが判断すれば算定できる。
2 散歩同行
散歩同行については、以前は、給付対象と認められないとされていたが、平成21年4月以降は、
「適
切なケアマネジメントに基づき、自立支援、日常生活活動の向上の観点から、安全を確保しつつ常時介
助できる状態で行うものについては、介護報酬の算定は可能」とされた。また、厚生労働省の事務連絡
では、適切ケアマネジメントに基づくもので、保険者の個別具体的な判断により保険給付の対象となる
とされている。これについてもケアマネジャーが適切なケアマネジメントによりケアプランに位置付け
ていただいて結構である。
なお、
「散歩同行は認知症の利用者に限られるか」という質問があったが、認知症に限定されるもので
ない。
3 銭湯介助
銭湯介助については、市に個別にケアプラン等を持って相談をしていただきたい。風呂がないなど居
宅において入浴介助ができない場合は訪問入浴や通所介護を検討すべきだが、
これによりがたい場合は、
適切なアセスメントに基づき必要性、合理的理由等について明確にした上で、保険者の判断を得てケア
プランに位置付けることにより介護給付費の算定が可能である。
2
なお、
「銭湯までの同行だけ認められないか」という相談があるが、入浴介助するために銭湯に行くの
であって、銭湯に行くまでの同行だけというのは対象とならない。
4 昼間独居の利用者の共有部分の掃除
昼間独居の利用者の共有部分の掃除については、
「直接本人の援助に該当せず、家族が行うことが適
当」とされている「主として利用者が使用する居室等以外の掃除」
(厚生労働省通知)に該当するため、
基本的には介護給付費を算定することはできない。ただし、本人が汚してしまった場合のやむをえない
掃除などは「直接本人の援助」であり、介護給付費の対象となる。
なお、要介護者夫婦の共有部分の掃除について質問があったが、算定基準で「生活援助については、
要介護者間で適宜所要時間を振り分ける」とされている。
【質問】
同居家族が居る方の掃除について、トイレと浴室はダメと思っていたが、先ほどの説明だと本人
が汚した場合は、給付の対象となる場合があるとあった。トイレで、家族は昼夜仕事をしていて、
夜にだけ家族が使う場合があるが、どうなのか。
【回答】
基本は家族が掃除すべきであるが、人によって本人がトイレを汚してしまう頻度が高い場合まで家族
がやりなさいということにならないので必要に応じて掃除することは可能である。本人が入浴する際の
浴室の掃除もそうである。通知には、
「主として家族の利便に供する行為又は家族が行うことが適当であ
ると判断される行為」とあり、どこまで必要かによるが、基本は家族がやるべきところは家族にやって
いただくことになる。
5 院内介助
院内介助について、厚生労働省の事務連絡で、
「院内であることをもって、一概に算定しない取扱い
とすることのないよう」とされ、大阪府では、①適切なアセスメントに基づく院内介助が必要な理由 ②
必要と考えられる具体的なサービス内容 ③介護支援専門員によって医療機関により院内介助が得られ
ないことが確認された経緯の記載が必要とされている。また、診察時間と単なる待ち時間を除くとされ
ている。これに基づき適切にお願いしたい。
【質問】
院内介助について、要介護3の利用者(車いす使用で酸素使用の厳しい状況で移動すべてに介助
の必要な人)が、昨年、総合病院の眼科にかかることになった。行きと帰りの通院介助は介護保険
でとったが、私の去年の理解では、院内の介助はダメと思い、全て自費にした。今の時点で「院内
の移動」介護保険の給付があるということだが、総合病院で長く待たされるため合計すると「身体
8」くらいの時間の付き添いが必要だが、ケアプランを作成するときにどこで移動と待ち時間の区
別をすべきなのか。
【回答】
院内での必要な介護の部分(トイレに行く、診察室に行くなど)がある場合は、その部分を足して算
定可能である。
★大阪社保協・よりよい介護をめざすケアマネジャーの会と東大阪市のケア
マネ・ヘルパーのたたかいの経過
東大阪市は「報酬返還」というやり方で事業者を指導し、文書は全く作らずに東大阪市独自のローカ
ルルール
3
押しつけてきた自治体です。
昨年から東大阪市内のたたかうケアマネジャー・ヘルパーと東大阪社保協と共同し「東大阪市ローカ
ルルール問題検討会」を毎月開催し、以下の取り組みを重ねてきました。
・ 2009 年 7 月 30 日「2009 年度第 1 回居宅介護支援事業所との意見交換会」
* ここでは、「大阪府訪問介護に関するQ&A」が改正されたとしながら、
特に全面的に OK となった「散歩同行」については、
「東大阪市としてはなるだけしていただきたくない」「気分転換のための散歩は不可」
「閉じこもり予防に効果的、デイにいけないとか代替サービスがないときのみ」と説明しており、
さらに、「近隣の公園、短時間であること」「散歩ルートまで詳しく書け」とまでいっています。
・ 2009 年 9 月 29 日東大阪市キャラバンで質問状提出
・ 2010 年 1~2 月市内事業所(380 か所)アンケート
・ 2 月東大阪市に要望書提出
・ 3 月 7 日ケアマネジャー・ヘルパー市内学習会(100 人参加)
*なぜか毎年 3 月に行われる「意見交換会」が中止に。
・ 5 月 13 日東大阪市との懇談
・ 7 月 5 日市内全事業所に 5 月 13 日の懇談会議事録(大阪社保協ですべてテープおこし)を発送
この議事録は大阪社保協ホームページでアップしています。
http://www2.ocn.ne.jp/~syahokyo/local-rule/higasioosaka.pdf
・ 7 月 14 日東大阪市と居宅介護支援事業所との意見交換会
こうした中で、記事に書いているとおり、14 日の意見交換会では「口頭」ではあるものの東大阪市
は大阪府のQA通りだということは伝えられました。そうしたことを評価しながらも、やはり「口頭伝
達」
ではケアマネジャーに伝わっていないという実態もあり、
次の動きをつくっていく必要があります。
「介護保険活用ブックレット~ここまでできるホームヘルプ
サービス!!」を日々の実践に生かすために~6 月 26 日
の学習会に 180 人が参加。
6月26日、大阪社保協が開催した学習会には、大雨にもかかわらず180人ものケアマネジャー、
ヘルパーたちが続々と集まってきました。私たちが発行した「ここまで出るホームヘルプサービス」の
内容を学び、“利用者の望む暮らし”を実現するために。
大阪社保協介護保険対策委員の日下部さんからは法令通知を正しく学ぶための講義。冒頭、参加者に
「介護保険法をよんだことのある人?」という問いかけがあったのですが、ただ一人からも手があがる
ことはありませんでした。介護現場が法律も通知も知らないで仕事しているという事実はショックでは
ありましたが、法令通知を知り尽くすことは自治体を相手にするためには何よりも大切なことです。
後半はよりよい介護をめざすケアマネジャーの会・内海事務局長が自身の事例を詳しく紹介しながら
利用者にとっての「その人らしい日常生活」の考え方とその生活を実現するためのアセスメントとプラ
ン作りの視点とそしてヘルパーの仕事の意義を語りました。(その内容はこれまでのこの連載でも紹介し
ています)
会場からたくさんの質問がありましたので一部紹介します。
以下はすべて大阪市のケースで大阪市にも確認済です。自治体に問い合わせるポイントは、区役所や出
先ではなく、
本庁の責任ある立場の人に根拠法令を正しながら自治体としての考え方を尋ねることです。
なお、大阪府内市町村のローカルルール調査結果は大阪社保協ホームページ「データのページ」にア
4
ップしています。
●特別調理食は身体介護にあたらないのか
Q 腎臓病の特別食調理の依頼をうけた。家族は昼間仕事が忙しく特別食のお弁当は高値なのでヘルパ
ーに作ってほしいという要望で栄養士からもすでに指導をうけている。特別食の調理は身体介護にあ
たると思い区役所(大阪市)に確認したら “身体に触れていることではない”ので身体介護に入ら
ないとの返答だが。
A 区役所の明らかな間違い。もちろん身体介護となる(老計第 10 号 1-身体介護-1-3 特段の専門的配慮をも
って行う調理)。その場合、担当者会議を開催し、主治医からの指示や必要性について記録として残しておくこ
とが必要。
● 同居家族がいると生活援助はできないのか
Q 利用者(寝たきり)
、は夫と母(97 歳・認知症)
、障害を持つ娘の 4 人暮らし。利用者も難病で寝
たきり、母親は認知症で目が離せない状況。夫は1人で3人の介護をしており、介護疲れが強い。夫
が倒れると一家はどうしようもない状態。区役所に訪問介護での生活援助(掃除)は可能か電話で問
い合わせるが、夫ができない理由がないといわれサービスの利用ができないと言われたが。
A 同居家族がいても夫の介護疲れがひどくこのままでは共倒れになることも予想でき、生活援助ができるのは厚
生労働省の通知通り。
●院内介助
Q 病院への通院介助で認知症や様々な障害があったりして待ち時間もそばにいて声かけや介助などを
してあげなければならない利用者の場合は待ち時間も介護保険で算定できるか。
A 大阪市としては、診察室・処置室・レントゲン室等以外の待ち合い室での付き添いについては、その利用者の
個々の状況に応じ、医療機関側の対応ができないことを確認した上で、サービス担当者会議で利用者の状態
等から院内での介助が必要であることの判断がなされた場合、記録にその旨を明記しておけば介護保険で認
めている。
★あなたの地域でも「『介護保険活用ブックレット ここまでできるホーム
ヘルプサービス』を学ぶ学習会」を開きませんか?
「介護保険活用ブックレット ここまでできるホームヘルプサービス」を読んだ方から「目からうろ
こ」「自治体から言われていることと全然違う」「本当にこういうサービスができるんですか?」など
という感想や問い合わせが次々と寄せられています。
でも、驚いている場合ではありません。介護保険で使えるサービスは介護保険で100%使うこと。自
費の導入などは決してやるべきことではありません。なぜならば、65歳から高い介護保険料を無理や
り年金から理不尽にも天引きされているのです。
そして、利用者が生きがいを持ち、自宅で暮らしていけるのかどうかは、ケアマネジャーやヘルパー
が法令通知・大阪府Q&Aを正しく学び、利用者にとっての「自立した日常生活とは何か」を考え、ア
セスメントをし、プランニングできるかどうかにかかっています。
あなたも、地域の仲間たちと一緒にブックレットを学ぶ学習会を企画しませんか?ぜひご相談くださ
い。
5
あなたも、ローカルルールに負けず、適切なケアマネジメント
により必要なサービスを保険給付で保障できるケアマネジャ
ー・ヘルパーになるための実践力をつけよう~
2010 年度「マスターケアマネ・ヘルパー養成講座」にあなた
も参加しませんか。
大阪社保協・よりよい介護をめざすケアマネジャーの会はこの間、「大阪府訪問介護に関するQ&A」を
全面改正させ、堺市、和泉市、東大阪市をはじめ、大阪各地でローカルルールをただすための学習会などの
取り組みをすすめてきました。
さらには、「ここまでできるホームヘルプサービス」の出版は全国各地で大きな反響をよんでいます。
しかし、プランを立てるのはケアマネジャー、現場でサービス提供を行うのはホームヘルパーであり、適
切なアセスメントとは何か、利用者にとってどんなサービスが必要なのかを考え、ケアプラン、訪問介護計
画書に書けなければなりません。
こうした実践的な力をつけるために少人数のグループワーク中心の養成講座を開催いたします。ぜひご参
加ください。
★ 日時 いずれも午前 9 時 30 分~4 時 30 分 (必ず二回通しでご参加ください)
第1回講座
9 月 12 日(日)
大阪府保険医協会
オリエンテーション
講義 生活アセスメントについて
事例報告 グループワーク アセスメント実践 ケアプラン・訪問介護計画書作成
講師 大野勇夫先生(日本福祉大学元教授)
第2回講座
9 月 19 日(日)
大阪民医連
グループワーク 自身のケースを相互でケアプランチェック
訪問介護計画書チェック・実践報告・行動提起
講師 交渉中
★受講料
6000 円 (よりよい介護をめざすケアマネジャーの会会員は半額)
★定員(先着順)
ケアマネジャー ・ヘルパー(主としてサービス提供責任者) 各 15 名ずつ
※原則 1事業所1名でお願いします。
★別紙申し込み用紙にもれなくご記入の上faxで大阪社保協まで送付ください。受講される方には改めて受
講料振込用紙と会場地図等を送付いたします。
★主催・申し込み先
大阪社会保障推進協議会・よりよい介護をめざすケアマネジャーの会
Tel) 06-6354-8662 fax) 06-6357-0846 メール)osakasha@poppy.ocn.ne.jp
6
大阪社保協「2010 年度自治体キャラバン行動」展開中。訪
問介護ローカルルールや要介護認定なども話し合っています。
自治体との懇談の機会にあなたも参加しませんか。
大阪社保協では6月29日から、大阪府内 42 市町村と大阪市内 24 区役所との社会保障に関する懇談(通
称「自治体キャラバン行動」)を実施しています。
要望項目は①国民健康保険・健診・後期高齢者医療②高齢者・介護保険・障害者施策③生活保護④子育て
支援となっており、介護保険等の項目は以下です。
★介護保険・高齢者・障害者施策について
① 介護保険料減免制度の要件は本人のみの収入に着目し 150 万円以下で医療費・介護費用・家賃等
困窮した状況を反映した控除を設定し、預貯金は 350 万円以下とすること。
② 今年度 64 歳までの障害者は自立支援法で非課税世帯まで利用料無料となったことと整合性をもたせ、
介護保険でも独自に同様の利用料無料制度を創設すること。
③ 介護認定者に対する「障害者控除」認定については、認定のための基準を明確にし、市民や介護支
援事業所などにも広報し、担当者が住民に対して正しくアドバイスできるように教育を徹底すること。
④ 法令通知・大阪府Q&A以下の勝手な市町村ローカルルールを是正し、不当なサービス制限をしない
こと。特に院内介助では一律の給付制限により報酬のつかない「中抜き」が行われており、医療を受け
る権利がはく奪されている。こうした実態を深刻にうけとめ、高齢者の個別の状況に応じ適切なケアマ
ネジメントによりサービス提供ができることを自治体として通知を作り全事業所に配布、説明すること。
⑤ 要介護認定調査の写しを認定結果送付時に必ず同封すること。
⑥ 施設整備が全くすすんでいないために、介護殺人、介護心中、貧困ビジネスなどの問題が深刻にな
っている。さらに課税世帯では費用負担(ホテルコスト含)が最低 15 万から 20 万円かかるため入所でき
ないケースも多々ある。年金の範囲での利用負担ができる制度とすることと施設整備を進めるために、
自治体として国に対して制度改善を強く要求すること。
⑦ 肺炎球菌ワクチン・新型インフルエンザワクチンに補助を行うこと。
★どなたでも参加できます!!
この自治体キャラバン行動には担当課の課長・課長補佐・係長などが必ず出席します。日頃感じているこ
と、疑問に思っていることをぶつけてみませんか?各地域では事前学習会も行っています。ぜひご参加くだ
さい。すでに終わっているスケジュールも含めて今日現在の日程をお知らせします。
なお、文書回答については、大阪社保協ホームページ「自治体キャラバン行動のページ」にすでにアップ
していますのでぜひご覧ください。
2010 年度自治体キャラバン行動スケジュール表
本日現在決定している府内キャラバン行動日程で確定しているところをお知らせします。
地域社保協で集合時間場所などを決めておられましたら至急 Fax またはメールでお知らせください。(全コース
に寺内が参加いたします。また、大阪社保協ホームページ上でもオープンにしますので、どなたでも参加できる形に
します)
事前学習会予定がすでに決定しているところは、スケジュール表の下に記載しています。
〔2010-07-23 現在〕
日
懇談時間
自治体名
集合時間/場所
会場/担当課
9:30 市職労組合事 本館 2 階正庁会議室北側
6 月 29 日(火)
①10:00~12:00
高石市
務所前
秘書課 森本
7
6 月 30 日(水)
7 月 6 日(火)
②13:40~15:00
②14:00~16:00
能勢町
柏原市
7 月 7 日(水)
②14:00~16:00
枚方市
7 月 8 日(木)
②14:00~16:00
摂津市
7 月 9 日(金)
①10:00~12:00
富田林市
7 月 12 日(月)
①10:00~12:00
岸和田市
7 月 13 日(火)
①10:00~12:00
大東市
②14:00~16:00
四条畷市
7 月 14 日(水)
②14:00~16:00
阪南市
7 月 15 日(木)
①10:00~12:00
箕面市
②13:30~15:00
豊能町
7 月 20 日(火)
①10:00~12:00
泉佐野市
7 月 22 日(木)
①10:00~12:00
和泉市
②14:00~16:00
忠岡町
7 月 23 日(金)
①10:00~12:00
寝屋川市
7 月 26 日(月)
①10:00~12:00
高槻市
②14:00~16:00
島本町
7 月 27 日(火)
①10:00~12:00
松原市
②14:00~16:00
河南町
①10:00~12:00
貝塚市
②14:00~16:00
熊取町
7 月 29 日(木)
①10:00~12:00
門真市
7 月 30 日(金)
①10:00~12:00
東大阪市
7 月 28 日(水)
役場一階ロビー
13:30 市役所 1 階ロ
ビー
13:30 市民会館 2 階
第 6 集会室
13:30 市役所1階ロ
ビー
9:30 市役所地下市
職労会議室
9:30 市役所 4 階第
2 委員会室
9:30 市職労
9:00 会場集合
役場/住民福祉課 瀬川
教育センター3 階会議室
まちづくり室西野課長
市民会館 2 階第 6 集会室
健康総務課 谷崎(内 254)
市役所隣水道部大会議室
地域福祉課 仲野
市役所 2 階 201 会議室
情報公開課 武田
市役所 4 階第 2 委員会室
広報公聴課 井畑
市役所厚生棟 2 階 A 会議室
秘書広報峯瀬 072-870-0403
東別館 303 号会議室
秘書広報課 板谷
別棟 1 階第 2 会議室
まちづくり振興課 吉田
上下水道局庁舎 3 階第 1 会議
室/市民サービス政策課韮澤
072-724-6717(3349)
役場 2 階/秘書広報課 田家
072-739-3413
市役所 3 階 302 会議室/自治
推進課 福岡
第 2 職員会館 1 階
市民相談室 平松(内 1033)
役場 3 階研修室
秘書課 柏原
議会棟 5 階第 2 委員会室
広報公聴課 上堀(内 2276)
市役所総合センター6 階 C601
会議室/広報公聴課 北原
福祉保健課 原山
市役所 8 階大会議室 A
福祉総務課 松田
カナンピア 2 階会議室
保険年金課 福瀬
9:30 市 民 福 祉 セ 市民福祉センター4 階中会議
ンターロビー
室/社会福祉課 南
13:45 ふれあいセン
ターロビー集合
年金保険課 松浪
9:30 市 役 所 地 下 総合政策部 秘書広報課 広報
市職労組合事務所
公聴グループ山口 勘治郎別
館 3 階第二会議室
9:30 市役所 1 階ロビ 市役所 18 階大会議室
8
②14:00~16:00
羽曳野市
8 月 4 日(水)
8 月 5 日(木)
①10:00~12:00
①10:30~12:00
吹田市
守口市
8 月 6 日(金)
①10:00~12:00
堺市
8 月 9 日(月)
①10:00~12:00
泉南市
②14:00~16:00
泉大津市
①10:00~12:00
藤井寺市
②14:00~16:00
大阪狭山市
①10:00~12:00
交野市
②14:00~16:00
くすのき連合
①10:00~12:00
太子町
②14:00~16:00
千早赤阪村
8 月 13 日(金)
②14:00~16:00
茨木市
8 月 16 日(月)
①10:00~12:00
河内長野市
8 月 25 日(水)
①10:00~12:00
阿倍野区
8 月 26 日(木)
①10:00~12:00
旭区
9 月 3 日(金)
②14:00~16:00
北区
9 月 8 日(水)
②14:00~16:00
東住吉区
9 月 9 日(木)
①10:00~12:00
福島区
8 月 10 日(火)
8 月 11 日(水)
8 月 12 日(木)
ー
13:30 市役所本館ロ
ビー
10:00 市職労会議室
*池田市、豊中市、田尻町、岬町は 9 月に延期
*城東区、淀川区は延期
*八尾市は地域社保協が独自キャラバンを実施。
9
市政情報相談課 上村
市役所 A 棟中東会議室
市民協働ふれあい課 高田
市役所内
3 号別館第 1,第 2 会議室
広報公聴山下 06-6992-1356
本館 6 階会議室/健康福祉総
務課 岡 072-228-7212
大会議室
秘書課 船附 072-483-0002
市役所南東ベルセンター2 階
会議室/高齢介護課 三井
市民会館別館 305
地域振興課 藤井
市役所 3 階第 1 会議室
人権広報グループ 楓
別館 3 階中会議室
広報公聴課 桜井
守口市民センター3 階視聴覚
教室/総務課 谷沢
自然休養村センター1 階研修
室/総務政策 G 正野
プレハブ 2 階第二会議室/住
民課・前川
福祉文化会館 3 階 303 号室
地域福祉課 沢田
市役所 301 会議室
広報公聴課 梶本
区役所 2 階会議室 1.2
総合企画担当 中村
6622-9894
区役所 3 階第一会議室
総合企画担当 早川
6957-9683
区役所 402 会議室
広報課 室田
6313-9548
区役所 502 会議室
市民協同 西島・矢後
4399-9683
区役所 501 会議室
総 合 企 画 担 当
平 山
6464-9909
自治体キャラバン行動事前学習会
□6 月 19 日(土)忠岡社保協定例会(是枝)
□6 月 22 日(火)枚方社保協 10 時半~ 市民会館 (寺内)
守口社保協 (別所)
□6 月 23 日(水)摂津社保協 19 時~ 摂津民商 (寺内)
□6 月 29 日(火)岸和田社保協 18 時半~ 福祉会館 (寺内)
□7 月 6 日(火)富田林社保協 18 時~ 市役所地下女子休憩室(寺内)
□7 月 7 日(水) 大東社保協 20 時~ 保健生協 3 階組合員ホール
□7 月 14 日(水)泉佐野社保協 17 時半~ 市職労(寺内)
□7 月 16 日(金)高槻社保協 18 時半~JR 交流センター第 4 会議室(寺内)
□7 月 17 日(土)門真社保協総会 (寺内)
忠岡社保協定例会(是枝)
□7 月 20 日(火)寝屋川社保協 19 時~ 市民会館第9会議室(寺内)
□7 月 21 日(水)和泉社保協 18 時半~ 市職労組合事務所(寺内)
□7 月 23 日(金)松原社保協 19 時~ 松原図書館2階(寺内)
□7 月 27 日(火)守口社保協 18 時半~ 橋本クリニック(寺内)
□7 月 27 日(火)吹田社保協 19 時~ 吹田市総合福祉会館
□7 月 28 日(水)東大阪社保協 18 時半~ 東大阪市民会館2階第 2 集会室(寺内)
□8 月 2 日(月)交野社保協 19 時~ 交野市役所地下市職労事務所(寺内)
□8 月 4 日(水)堺社保協 18 時半~(寺内)
□8 月 5 日(木)大阪市内ブロック 18 時~ 大阪民医連 (寺内)
□8 月 7 日(土)茨木社保協 10 時~ (寺内)
□9 月 1 日(水)北区社保協 18 時半~ 北区民商(寺内)
介護保険以外のことも勉強しませんか?「2010 年度大阪社
会保障学校」が開催されます。
大阪社保協では、「学び」を重視しています。けれども介護保険だけを勉強していても人間力は尽きませ
ん。様々な分野を学ばなければ専門性は高まりません。
今年の社会保障学校のテーマは「マスコミとの共同」そして「消費税とのたたかい」です。
ご存知のように「無保険のこども問題」は大阪社保協発信でひろがり、毎日新聞によって社会問題化さ
れました。来月 7 月からは高校生まで 6 カ月短期保険証発行となり、これにリンクして「こどもの医療
費助成」制度が加速度的に拡充しています。毎日新聞はこの一連の報道で 2009 年度新聞協会賞を受賞
されましたが、中心的に取材をしていたのが平野記者です。その後もこどもの貧困問題や介護保険はじ
め様々な報道を精力的にされておられます。さらに、菅政権となり、
「強い経済、強い財政、強い社会保
障」というスローガンが掲げられていますが、これは社会保障を市場化し、その原資を消費税に求める
ということであり、逆進性が強く、所得の再分配機能が社会保障であることを考えるとあり得ない財源
です。山家先生には日本の国家財政・経済、そして消費税についてお話いただく予定です。
2010 大阪社会保障学校
□日時
□場所
□企画
2010 年 8 月 22 日(日)10 時~16 時
大阪民医連
記念講演①「新聞記者からみた現代の貧困と社会保障運動~無保険のこども報道から」
毎日新聞大阪本社社会部記者 平野光芳氏
記念講演②「日本の国家財政のウソ・ホント~社会保障財源は消費税しかないのか」
くらしと経済研究所 山家悠紀夫氏
□参加費 1000 円
□規 模 150 人
□別紙申し込み用紙にご記入のうえ上、大阪社保協まで fax してください。
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