アメリカにもある、自転車の聖地 ポートランド - Green Mobility(グリーン

Vol.10
アメリカにもある、
自転車の聖地
ポートランド
橋本 和典 Photo Message
【つながる #1】
撮影地:スリランカ・コロンボ近郊の街
橋本和典(kazufoto)
写真家、日本中で家族のありのままの素顔にシャッターを切る
「kazufoto 野外親子撮影」を展開。
2つのブログ「明日もカメラ」
「暑いくに熱いひと温かいこころ」で毎日1枚の写真を発信中。
www.kazufoto.com/
3
表紙撮影:坂本喜秀
ワイルドでクレイジーな
バイクイベントを主催す
る BMX グループ「ズー・
ボム(Zoo Bomb)
」が
市内に作るバイクモニュ
メント
自転車生活と人と地球の応援マガジン
Vol.10
www.green-mobility.jp
CONTENTS
6 Weird, wet, and wonderful, Portland is the capitol of U.S. biking
アメリカにもある、自転車の聖地
20 King's Passion for Cycling
〝サイクリング王国・台湾〟の姿が見えはじめた
~「自転車伝道師」劉金標氏の軌跡~
新連載 城田 純 26 24
3
Mi Camino 「世界を変えるデザイン展」 疋田 智 連載第五回
新連載 橋本 和典
Photo Message 【つながる #1】
34 バイオマス事業の可能性を探る
「バイオトイレ」
が、地球の未来を救う
19 世界のスローカフェ in CAFÉ
37 晴れ、ときどき旅
29 那須田淳の blog エッセイ「青熊ラジオ」
39 理想をかなえる逸品 30 なぜ、CO2 排出量を軽減しなければならないのか?
42 読者プレゼント
~ from Venezia in Italy ~
カサノヴァが愛した場所
高原の湖とジャンプする猫の寺
ミャンマー、インレー湖
ちょっとそこまで 第 10 回 空飛び犬
第 10 回
クマスコミ報道と国際政治の中の温暖化論
HEVEA・roadfiy ロードフライ
33 サイクリストのための高機能ソックス
全国 紀伊國屋書店、丸善 丸ノ内本店、三省堂書店 本店、リブロ 池袋本店、書泉グランデ、書泉ブックマート、芳林堂書店、
配布場所
発行日
新栄堂書店、青山ブックセンター、SPORTS AUTHORITY 全国各支店、フィットネスクラブ ティップネス全国各支店、ビッ
クカメラ本店及全国各支店、東急ハンズ、ジョイフル本田、THE NORTH FACE 、エーグル、ヴィクトリア、ヴィエント、
doux pedale ドゥ・ペダーレ、図書館(東京都)、サイクルショップ(全国)他
ホームページに配布窓口一覧を掲載しております http://www.green-mobility.jp
発行日:隔月偶数月 25 日
発行・編集・制作 株式会社インタープレス
編集長 坂本 喜秀
発行:平成 22 年 6 月 25 日
5
デザイン
有限会社 オーブル
ジョー・スズキ
前田 利幸
ライター
青木 康洋
秋津 あらた
柏原 文
印刷・製本
株式会社 廣済堂
株式会社インタープレス GREEN MOBILITY 事業部
〒 113-0033 東京都文京区本郷 3-23-1 クロセビア本郷3F
TEL:03-5803-1755(代) FAX:03-5803-1759
E-mail:info@green-mobility.jp
*無断転載・複製を禁じます。
離された自転車専用道路は、既存のバイクロード(指
比べるとはるかに少ない。さらに自動車と完全に切り
町として尊敬の眼差しを向けられるため、その理想に
「それは高々
市長が本誌に語ったところによると、
と鳴り響く警鐘であった」という。
「地元には過度に
テルダムやコペンハーゲンなど、自動車利用を軽減す
応えると同時に、実際には理想図に見合っていない部
自転車を支持する擁護者がたくさんいると見る向きが
るために自転車専用道路を全面的に打ち出している自
スであった。その理由として、
「雪や厳しい気温をも
あるにもかかわらず、あたかも『ほら、見ろ! 実際
は他の都市の方がもっとちゃんとやっているじゃない
転車大都市とは全く異なっている。市の交通担当者は
のともしない熱心なライダーや市政府が、真剣かつ迅
か!』と言われたも同然だった。なぜか。それはイン
もちろん、自転車交通の概念と実際のギャップを埋め
分に焦点を当ててはならないというプレッシャーに晒
フラが十分に整っていないからだ。予算も削っている。
る必要性を認識している。彼らは自転車交通の未来に
されているというのである。
そしておそらく、自転車に乗ることで命も環境も健康
ついて、非常に野心的なビジョンをもっているからだ。
速に市内に自転車レーン付道路を設けている」ことを
も守れるという、基本的なところをうまく伝えてこな
市が初めて「自転車マスタープラン」を採択したの
は1996年のこと。このプランは市長によれば、
「そ
挙げた。サム・アダムズ・ポートランド市長はこれを、
かったせいだろう」
。
の後 年にわたり自転車道路を拡張し、自転車利用を
たとえば市の交通関連予算のうち、自転車インフラ
改良のために割り当てられているものはヨーロッパに
というポー
バイク・ポートランド (BikePortland.org)
トランドの自転車事情を伝えるブログの主催者ジョナ
定が見込まれているものも含む)のごく一部。アムス
サン・マウス氏によれば、
「ポートランドは日常的に
欠如しているという深刻な問題もある。自己満足も多
決してない。都市の中心部でありながら、インフラが
で、
「ポートランドは皆が思うようなユートピアでは
はナンバーワンブランドだといえる」
。だがその一方
ポートランドのブランドとなっている。中でも自転車
れているのはそのためで、サーモンやビールと並んで
くいっている。自転車都市の見本のひとつとして知ら
ナーが良く、車や歩行者との道路の共有は非常にうま
うではない」という。
「ここのサイクリスト達は皆マ
てまだ自転車生活を始めていない人々にとってはそ
かし、年輩者や子供といった自転車に乗るのが怖く
自転車に乗っている人にとっては非常に快適な町。し
現在の8%から に引き上げることを目指している。
動を展開した上で、自転車利用率を2030年までに
動やバイクシェアリングシステム、その他広報宣伝活
も魅力あるものにしようとしている。そして、啓蒙活
動であれば自転車を使った方が、自動車での移動より
車レーン付道路を建設。最終的には3マイル以内の移
イルに延長するべく、毎年少なくとも マイルの自転
マイル=約 1
.6km)から2030年までに962マ
かれた。まず、自転車道路網を現在の630マイル(1
ていない人々(約半数)に働きかけることに主眼が置
は自転車利用に関心はあるものの実際にはまだ利用し
プランの更新作業は2006年に開始され、その内容
着実に促進するなど有効なもの」であった。マスター
25
%
15
2010年春、米国屈指の自転車にや
さしい都市オレゴン州ポートランドに、
警鐘が重々しく鳴り響いた。同市は今年
2月、メディアと広報部門間で熾烈な戦
いが行われた末、世界レベルの自転車道
路網を独自のスタイルで建設しアメリカ
北西部随一の持続可能なサイクリング都
市を目指す計画を、予算6億ドルを投じ
ることで採択した。
こ の 歴 史 的 計 画 が 採 択 さ れ た 直 後、
バ イ シ ク リ ン グ・ マ ガ ジ ン (Bicycling
誌が年に一回発表するベス
Magazine)
ト・サイクル・シティの2010年ラン
キ ン グ で、 例 年 首 位 を キ ー プ し て い た
ポートランドは2位に転落。代わって首
ポートランド最大のバイクブログ
の主催者ジョナサン・マウス氏
位に躍り出たのがミネソタ州ミネアポリ
サム・アダムズ
ポートランド市長
アメリカにもある、
自転車の聖地
d, w
Weir
分にあるだろう」
。国内(および海外)から自転車の
朝の自転車通勤の風景、ヘルメット使用率は高い
文 エイプリル・ストリーター/坂本喜秀 写真 坂本喜秀(© 表記のものを除く)
ond
w
d
n
a
et,
警鐘と見たのだ。
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6
7
10
全米 No 1のプライドを取り戻すために
右折の車線がある場合、自転車は中央の専用レーンを通る
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P
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S
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apitol
〝自転車の町〟というと、ヨーロッパであればいくつかの都市が思い浮ぶ。ではアメリカでは?アメリカ人の生活自体に自転車が根付
いていない印象を持っている方がほとんどなのではないだろうか。だが、アメリカにも確かにある……これは決して本誌独自の形容で
はなく、アメリカ国内で確固たる〝自転車の聖地〟なる地位にある町が……。
オレゴン州最大の都市であり、自然と文化が調和する美しい都市としても知られるポートランドが今人気であり、移り住もうと考える
人は後を絶たないという。地産地消、そして LOHAS 生活が浸透しているなど、他のアメリカにはない、今最も理想的といえる生活が
〝なんとなく〟形成されていったものではないようだ。努力の末に築き上げられた理想郷だと言ったほうが正しいのかもしれない。そ
ここにあるからなのだろうか。そう考えれば確かに、自転車生活も馴染んで当たり前なのかもしれない。しかし自転車の聖地は決して、
して理想郷が理想郷である続けるために、今もなお変化を続けている。現地在中のライター、エイプリル・ストリーター氏と本誌編集
長・坂本喜秀がポートランドの自転車環境に関する近況をレポートする。
なっている各要素の種が撒かれた成長計画を
はないといった、今やポートランドの象徴と
ティックが並び、かといって決して排他的で
しく公園の多い市街地、高級レストランやブ
とで治めたのである。加えて、歩行者にやさ
府 が ヴ ォ ル テ ッ ク ス・ ワ ン( Vortex)
1と い
う大掛かりなロックコンサートを主催するこ
瞬間は1970年に訪れた。反戦運動を市政
含まれる。同市にとって極めて重要となった
しやすく歩きやすい都市を目指している姿が
サイクリングはポートランドのブランドで
あり、これには、市全体が一丸となって暮ら
け に は い か な い こ と。 も う 1 つ は、 市 内 の
は、「バイクシティUSA」の称号を失うわ
由 か ら 間 違 い な く 前 進 す る と 言 え る。 1 つ
ド だ が、 2 0 3 0 年 自 転 車 計 画 は 2 つ の 理
る政治的ないざこざも絶えないポートラン
実に広がっている」。たしかに自転車に関す
は な く、 楽 し さ を 知 っ た 一 般 の 人 た ち に 確
やこの町で自転車に乗っている人たちは先
に乗る楽しさの部分である」と語る。「もは
先 行 し て い る 分 野 は 文 化、 す な わ ち 自 転 車
ポ ー ト ラ ン ド 市 交 通 局 の 交 通 安 全 専 門 家
であるグレッグ・ライ ズマ ン氏 は、「 我々 が
転 車 利 用 を 促 進 す る こ と が、 市 が 掲 げ る 健
通 り を よ り 自 転 車 に や さ し く し、 市 民 の 自
駆けて自転車に乗り出したマニアばかりで
年代中
に中心街を貫いていた高速道路を廃止し、川
康 や 温 室 効 果 ガ ス 排 出 削 減 に 関 す る 目 標 や、
策定し始めたのもこの時期である。
に面したリバーフロントパークに作り変え(そ
う目標に合致しているということだ。
また広い意味で持続可能な都市になるとい
の後この公園は自転車・歩行者専用路となる)
、
ぶすに至った。
路の建設を押しつ
心街を貫く高速道
更には、市内南東部に計画中だったやはり中
どこか奇妙で型破りな文化
ポートランドの生命力は自転車文化に始ま
り、地ビール産業、野性味を帯びた都市庭園、
ファーマーズマーケット、エコビルの外観に
至るまで、どこか奇妙、突飛、型破りなので
ある。そして市民誰もがこれらすべてを必ず
しも大切にしているわけではないが、少なく
とも損なうことなく維持したいと思っている。
2008年に始まった景気後退によりポー
トランドはかなりの打撃を受けた。失業率は
に上り、全国平均の 弱を上回った。
にもかかわらず、LOHAS(健康で持続可
能なライフスタイル)ブームや、緑豊かな住
環 境、 比 較 的 手 ご ろ な 住 宅 価 格 が 功 を 奏 し、
ポートランドに移り住む人は絶えない。実際、
ポートランド市政府は、中心地の人口は自転
8
9
車計画の目標年となっている2030年まで
髪の毛をピンクに染めた女性が、いかにもポートランドらしい
60
m
)
し
か
な
く
、
に300万人まで増えると予測している。
ファーマーズマーケットにあるゴミ箱。今年より分別が実施され、ボランティア
が分別のサポートをしている
住宅地と市街地を結ぶ橋
の下にもうけられた自転
車専用道路。ツーキニス
トが便利に利用している
な
け
れ
ば
な
ら
な
い
。
こ
れ
は
、
心
地
10
.
6
%
ポートランド市交通局の
グレッグ・ライズマン氏
廃材を利用したり天井から自然光を取り込むなど
工夫されている、LEED 水準を満たしたエコビル
子
供
向
け
自
転
車
関
連
イ
ベ
ン
ト
な
ど
、
自
転
車
は
利
用
し
た
い
が
乗
り
越
え
る
べ
き
障
壁
が
多
い
人
々
を
自
転
車
通
勤
に
移
行
さ
せ
る
施
策
に
焦
点
を
当
て
る
計
画
を
立
て
る
。
一
方
、
市
は
バ
イ
ク
る
つ
も
り
で
あ
る
。
今
後
5
年
の
間
に
、
市
内
の
9
割
以
上
の
住
宅
か
ら
0
.
5
マ
よ
う
と
し
て
い
る
。
る
た
め
に
は
す
ば
ら
し
い
手
段
で
あ
る
つ
健
康
な
移
動
手
段
に
す
る
た
め
に
は
、
よ
り
利
用
し
や
す
い
も
の
に
し
な
け
れ
ば
な
ら
な
い
」
と
語
る
。
最
近
の
調
査
で
、
自
転
車
購
入
代
金
・
維
持
費
が
大
明
確
な
文
化
こ
そ
が
、
イ
ン
フ
ラ
を
前
ブレックファースト・オン・ザ・ブリッジズ。毎月第 4 金
曜日に住宅地とダウンタウンを結ぶ橋の上で、ボランティ
アグループによりコーヒーとドーナツがふるまわれる
中
で
は
最
も
貧
弱
と
さ
れ
て
い
る
。
こ
社
会
経
済
的
多
様
性
が
豊
か
な
地
域
の
の
自
転
車
網
は
、
人
口
が
多
く
、
人
種
・
「すべての子供たちに自転車を」という標語を掲げる CCC
70
の
た
め
C
C
C
は
、
自
転
車
修
理
制
度
、
ド
に
お
い
て
社
会
正
義
目
標
を
叶
え
る
し
や
す
い
も
の
に
し
な
け
れ
ば
な
ら
な
た
め
に
は
、
多
種
多
様
な
市
民
、
所
得
手
法
は
、
ア
ム
ス
テ
ル
ダ
ム
や
コ
ペ
ン
10
%
近隣の農家で取れたてのオーガニック野菜やチーズ、ジャム、花などが
並ぶファーマーズマーケット
ストリートで出会った若者達、気さくにポーズをとってくれた
自
転
車
を
手
ご
ろ
か
つ
健
康
な
移
動
手
段
と
す
る
た
め
に
の
な
い
ア
ム
ス
テ
ル
ダ
ム
と
は
全
く
異
道
路
が
少
な
い
の
は
、
費
用
が
高
く
つ
く
と
い
う
こ
と
で
は
な
く
、
自
転
車
専
用
道
路
の
安
全
を
保
つ
こ
と
が
難
し
い
か
ら
で
あ
る
。
地
の聖
車
自転
、
る
もあ
tland
に
r
o
P
カ
メリ
ア
目で見た理想郷、ポートランド
文・写真/本誌・編集長 坂本喜秀
あ い い
る に る
。 安 。
心 す
し べ
て て
乗 は
れ 自
る 分
よ た
う ち
に の
と 安
い 全
う の
配 た
慮 め
か 、
ら お
で 互
い
。
反
対
側
を
通
る
時
は
歩
道
を
押
し
て
歩
く
。
こ
て
い
る
人
た
ち
が
、
後
か
ら
乗
り
始
め
た
人
た
ち
へ
当
た
り
前
、
車
道
を
逆
走
す
る
人
な
ど
一
人
も
い
な
車
に
乗
る
人
た
ち
が
自
然
に
身
に
つ
け
て
い
る
か
の
か
な
自
然
を
愛
し
、
自
分
た
ち
の
街
を
愛
し
、
自
転
い
て
最
も
感
銘
を
受
け
た
の
は
、
効
率
的
に
作
ら
れ
車
利
用
促
進
活
動
に
従
事
す
る
N
P
O
の
人
た
ち
、
移
し
て
い
る
市
交
通
局
の
担
当
者
か
ら
街
の
自
転
車
る
。
そ
し
て
市
長
を
始
め
、
自
転
車
政
策
を
実
行
に
を
考
え
乗
用
環
境
が
作
ら
れ
て
い
る
事
が
実
感
で
き
よ
り
安
全
に
、
効
率
良
く
自
転
車
で
生
活
で
き
る
か
」
滞
在
中
ほ
ぼ
毎
日
が
「
雨
、
時
々
曇
り
、
ほ
ん
の
少
自
転
車
だ
か
ら
こ
そ
よ
り
多
く
の
も
の
に
気
づ
け
る
し
、
そ
れ
が
私
に
わ
ち
、
自
転
車
に
非
常
に
熱
心
な
住
民
と
奇
抜
さ
を
組
み
合
わ
せ
た
も
の
す
べ
て
で
あ
る
。
の
で
あ
る
。
こ
れ
に
は
、
小
学
生
を
対
象
と
し
た
自
転
車
の
乗
り
方
講
る
イ
ベ
ン
ト
が
、
市
の
至
る
と
こ
ろ
で
2
6
2
個
も
開
催
さ
れ
て
い
る
車
文
化
の
突
飛
か
つ
多
様
か
つ
統
一
感
の
な
い
性
格
を
盛
大
に
賞
賛
す
て
い
る
も
の
が
、
数
多
く
の
サ
イ
ク
リ
ン
グ
イ
ベ
ン
ト
が
開
催
さ
れ
利
用
が
増
加
し
て
い
る
理
由
の
ひ
と
つ
は
、
自
転
車
を
バ
ス
や
市
電
に
交
通
手
段
と
の
接
続
も
、
徐
々
に
改
善
し
て
い
る
。
オ
レ
ゴ
ン
交
通
委
多
い
。
サ
イ
ク
リ
ン
グ
は
社
会
に
定
着
し
て
お
り
、
ま
た
、
他
の
公
共
そ
し
て
お
そ
ら
く
自
転
車
都
市
と
し
て
の
王
座
に
返
り
咲
く
と
い
う
課
相互通行の自転車専用道路
トラムの最後尾に設置されてい
るバイク用キャリア
い
て
で
あ
る
。
そ
し
て
自
転
車
は
そ
の
す
べ
て
に
貢
献
で
き
る
、
最
社
会
が
す
で
に
で
き
て
い
る
の
で
あ
る
。
そ
の
中
で
、
自
転
車
は
ま
Buy local
ア
ダ
ム
ス
の
言
葉
で
あ
る
。
ス
ト
ラ
ン
の
大
半
が
オ
レ
ゴ
ン
州
内
で
採
れ
た
食
材
し
か
扱
わ
な
い
オ
レ
ゴ
ン
の
豊
か
な
自
然
に
恵
ま
れ
元
々
自
然
保
護
の
意
識
が
高
い
ン
ド
市
民
が
車
中
心
社
会
か
ら
自
転
車
中
心
へ
シ
フ
ト
す
る
こ
と
の
が
選
挙
対
策
で
市
の
中
心
政
策
に
「
持
続
可
能
な
街
作
り
」
を
唱
え
、
を
主
張
し
、
世
界
的
な
環
境
保
全
意
識
の
向
上
に
と
も
な
い
政
治
家
軋
轢
、
戦
い
が
繰
り
広
げ
ら
れ
て
い
る
し
、
危
険
な
と
こ
ろ
も
多
い
。
の
何
者
で
も
な
い
。
実
際
多
く
の
都
市
で
今
で
も
、
自
転
車
と
車
の
の
日
本
と
同
じ
く
、
車
道
を
と
ろ
と
ろ
走
る
自
転
車
は
邪
魔
者
以
外
や
理
由
が
あ
れ
ば
別
だ
。
元
々
車
社
会
で
あ
る
ア
メ
リ
カ
で
は
、
今
う
。
し
か
し
そ
れ
が
本
当
に
必
要
な
こ
と
で
、
き
ち
ん
と
し
た
根
拠
ア
メ
リ
カ
人
は
上
か
ら
押
し
つ
け
ら
れ
て
何
か
を
す
る
こ
と
を
嫌
循
環
型
社
会
トラムが停車時でもスムーズに走行できるよ
うに設計されている
当然トラムにも自転車と一緒に
乗車できる
ア
メリ
バスで人も自転車も移動できる
カに
もあ
る、
Portland
自転
車の
聖地
自転車専用信号機
11
10
アメ
リカに
もある
、自転
車の聖
地
Portland
市の最南部にある大きな洞窟のような所で木材と竹で自転車を作っているケン・ウィーラー
(Ken Wheeler)氏。CAD/CAM で作動する機械とボートに使われているエポキシ樹脂(寸法安
定性や耐水性、耐薬品性、電気絶縁性が高く、接着剤としても利用)の技術、そして入念な手
作りという 3 つのコンビネーションを駆使し、美しい空洞チューブの自転車・レノボ(Renovo)
を作り出す。レノボにはロード用・通勤用の 2 つのスタイルがある。フレーム部分に使われて
いるブビンガ(アフリカ産の木で日本の和太鼓にも使用)などの再生木材は持続性が高く、カー
ボン・ファイバーと同レベルの強度でショックをよく吸収するという特長がある。そして何より、
木のやさしさ、温もりが多くの人を惹きつける。注文は世界中から殺到する。
木のやさしさ、温もりが多くの人を惹きつける
サタデーマーケットの自転車ギャラリー 地元のアーティストの作品を売っている
~木製自転車・レノボ~
を
語
り
合
う
と
き
、
成
功
者
の
手
本
と
し
て
必
ず
あ
が
る
の
が
ホ
ワ
イ
ト
氏
の
36
人
い
る
が
、
彼
ら
が
自
分
た
ち
の
手
作
り
製
品
の
素
晴
ら
し
さ
す
る
注
文
に
対
応
し
き
れ
ず
、
現
在
は
5
年
も
待
た
な
い
と
入
手
で
き
な
い
と
る
手
作
り
自
転
車
を
年
間
40
り
$
4
0
0
0
以
上
す
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た
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で
、
1
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当
た
ジ
オ
(
最
初
は
本
当
の
の
よ
う
な
空
間
の
ス
タ
ビールサーバーと木のカウンターを備えたカーゴバイク
親子でナットケースのヘルメット
)
」
。
ホ
ワ
イ
ト
ⓒ Vanilla Bicycles
ナットケース社の創業者マイケル・モ
ロー氏
13
ト
ラ
ン
ド
ス
タ
イ
ル
だ
と
い
う
。
ト
ラ
ン
ド
の
個
性
的
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を
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こ
と
が
で
き
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。
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た
ち
は
小
さ
な
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間
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業
ブ
ラ
ン
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従
業
員
が
い
る
の
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。
市
内
南
東
部
の
工
業
地
域
で
さ
さ
や
か 5
に
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営
さ
れ
て
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名
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。
氏 の
は 「
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ニ
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・
バ
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ク
ル
ズ
(
Vanilla Bicycles
ⓒ Vanilla Bicycles
る
も
の
す
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て
を
魅
了
す
る
。
そ
の
評
判
は
徐
々
に
広
ま
り
、
今
で
© Elly Blue
)
社
ぐ
ら
い
で
あ
る
。
こ
の
会
社
は
人
気
商
品
で
あ
る
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ブ
レ
イ
ン
・
( は
0 90
人
僅
も
か
の
な
人
も
々
の
に
だ
仕
が
事
、
を
そ
与
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で
て
も
い
9
る
千
と
万
い
ド
う
ル
。
ず
ら
り
と
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ん
だ
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ク
関
連
ビ
ジ
ネ
ス
。
1
人
、
ま
た
は
数
人
で
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営
さ
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て
い
る
小
規
経
済
が
確
立
し
始
め
て
い
る
の
で
あ
る
。
最も人気のあるバイクデリバリー会社ビー・ライン
12
同 じ く、 バ イ ク ビ
ルダーであるエイ
ハ ー ン・ バ イ セ ク ル
ズ( Ahearne Bicycles
)
のジョセフ・エイハー
ン( Joseph Ahearne
)
氏 は、 こ の 商 売 は 簡
単に始められるもの
で は な い と い う。 現
在の手作りフレーム
以 下。 手
の売上は全自転車の
売上の2
作り自転車の市場と
な る と、 ど れ ほ ど 売
れるか誰も想像がで
き な い か ら だ。 救 い
移動販売には法的ハードルが
箇
) ポ ー ト ラ ン ド 市 と し て も、 自 転 車 と 経 済、
ペ デ ィ キ ャ ブ( Pedicab
と 呼 ば れ る 三 輪 自 転 車 の タ 健康をリンクさせる事業がいろいろと始めら
れている。その一つの例が、市内にある
所の駐車場を取り除き、すべて自転車置き場
クシー会社「キャスキャディ
ア・ キ ャ ブ 」 の オ ー ナ ー で
車
氏は毎年3 月から9 月の期
の 囲 い は 改 装 費 に $3 0 0 0 ~ $4 0 0 0 か
の自転車が駐車できるラックを設置。これら
~
に変えたというもの。
間、 ア イ シ ク ル・ ト ラ イ シ
されていた。しかし、実際にはリクエストが
つの囲いに
あ る ラ イ ア ン・ ハ シ ュ ゲ ン
ク ル( icicle Tricycle
)とい
う、 三 輪 の カ ー ゴ バ イ ク で
殺到、さらに
箇所の改装が予定されている
かるため、ビジネスとして成り立つか疑問視
アイスクリームを販売する
また、通常のアメリカ人の家族が使う交通
ビ ジ ネ ス も 展 開 し て い る。 という。
ハシュゲン氏はこの業界の
強化のために、バイシクル・ 費が平均して家計の ~ であるのに対し、
ビ ジ ネ ス・ リ ー グ( Bicycle ポートランド市の人々が使う交通費は家計の
億ドル
。つまり、ポートランド市の人々は年間
億ドル(1200 億円)もの額を他市の人々
市によって元々駐車スペースだったところに設置
された駐輪場
があるとしたら、ポー
)を立ち上げた 人だ。彼は「自
Business league
転車をベースとしたビジネスには越えなけれ
ばならないハードルがいくつかある」という。 より使っていないことになる。年間
特に、自転車を実際に走らせなければならな (800 億円)もの金額が地域内で別の用途に
不自由なく生活している。
ト ラ ン ド に は「 地 域
40
12
使われている計算だ。ポートランドでは、自
うな面倒な手続きは一切不要。車は小型車からピックアップトラッ
のものを買う」とい
1
17
車は会員カードをかざせば自動で解錠されるので、レンタカーのよ
う精神が根強くある
い場合がそうだ。移動販売をするには、法的
う会社のシステムが、市全体に張り巡らされている。iPhone などで
こ と ぐ ら い だ ろ う。
いうことだ。
ともある。ポートランドではジップ・カー(www.zipcar.com/)とい
エイハーン氏はもと
50
今使える車の場所をいつでもチェックでき、そのまま予約もできる。
にまだまだ制限されている部分も数多くあり、 転車が地域経済を数々の形で援助していると
ても、例えば大きなものの運搬など、どうしても車が必要になるこ
それが店頭販売を脅かす可能性がある場合な
は明らかに貢献している。いくら自転車で大概のことができるといっ
もと自転車のラック
どはさらに厳しくなる。これからさまざまな
気に飲み干した。
の 販 売 を し て い た。
形でバイクビジネスを広げていく上でも、越
いてるよ」とお気に入りの IPA(インディア・ペールエール:中程度か
その後、通勤自転車とカーゴバイクの中間的なポジショ
作られるビールはもう、質も量もビール王国ドイツのミュンヘンを抜
えていかなければならない問題は山積みであ
るようだ。
ドールという、醸造所を兼ねたビアパブの常連客は「ポートランドで
ンの頑丈なバイク(彼はサイクル・トラックと呼ぶ)の
10
8
12 15
%
ペディキャブ (Pedicab) と呼ばれる三輪自転車タクシー
あんたみたいに皆しばらく突っ立っているわ」
。またラッキーラブラ
販売を始めた。エイハーン氏の自転車の価格は$250
んなたくさんの中から皆、どうやって選ぶの?」と聞くと「そうね。
0。オレゴン州のユージーン市より少し南に位置する
会社と、共同で製作を開始する予定であるという。そ
うすることにより、毎月もっと多くの製品が生産でき、
地域産業も守ることができると考える。彼はこのサイク
ルトラックが自転車産業に活気を与えると信じている
が、ビジネスとして成り立つかどうかはまだわからない
なったパブがたくさんあり、地元のスーパーでは選べないほどの種類
14
15
ⓒ www.portlandtricycles.com
カーシェアリング
アイシクル・トライクルと呼ば
れるアイスクリーム売り用カー
ゴバイク
車から自転車に乗り換えることに、
「カーシェアリングシステム」
という。
「目立つ存在として何かをアピールするのが困
では、ざっと 200 種類ほどが当たり前のようにあった。店員さんに「こ
Portland
ル(www.portlandbeer.org)という専門サイトによると現在 359 のポー
難な時代。時間をかけて評判を上げていくしかないね」
。
ストリーターさん一家は自家用車を売り払い、今はこのシステムで
カーシェアリング用
車、なぜか欧州車の
ミニが多かった
困るということはあまりないようだ。ちなみに今回執筆のライター、
Joe Doebele
のビールが並ぶ。ニューシーズンという大手のオーガニックスーパー
聖地
にも
19
%
クまで、用途に合わせて借りられ、台数も多い。必要な時になくて
サイクルトラック
ShuttleBug
自転車以外に見る
カ
アメリ
を付けてしまうほどポートランドの人はビール好き。ポートランドビー
%
ⓒ Joe Bike
ドービル氏制作のシャトルバグ
1
それよりもやや高いアルコール度数をもつエール)をおいしそうに一
醸造所を兼ねたビアパブ、
カウンターの裏が醸造所
Vol.9
倉庫の隅に作られた作業場で “ シャトル
バグ ” のアイデアを説明するドービル氏
トランドオリジナルのビールがあるそうだ。市内には醸造所と一体に
スーパーの売場にズラリと並んでいる地ビール
で
紹
介
)
転車の
自
、
る
あ
12P でも紹介しているが、自転車にビールサーバーと木のカウンター
エイハーン・バイシクルズのジョセフ・エイハーンとサイクルトラック
)
と
い
う
手
作
り
の
ハ
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エ
ン
ド
・
ル
・
バ
グ
(
ビ
ル
氏
の
作
業
場
所
は
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騒
々
し
い
金
属
く
ず
の
リ
サ
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ク
ル
セ
ン
ク
を
輸
入
販
売
す
る
と
い
う
ビ
ジ
理
し
て
、
強
化
し
て
、
地
域
に
再
販
し
て
い
た
。
そ
う
し
た
行
程
の
ム
に
メ
ン
テ
ナ
ン
ス
の
い
ら
な
い
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ル
ト
・
ド
ラ
イ
ブ
を
採
用
す
る
な
ど
。
し
か
し
彼
が
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4
0
0
0
で
販
売
す
る
ア
イ
デ
ア
商
品
は
「
す
ぐ
に
中
国
で
模
倣
さ
れ
、
よ
り
安
価
で
販
売
さ
れ
発
明
は
多
い
ほ
ど
い
ま
す
。
た
だ
、
新
し
い
製
品
が
出
て
く
る
の
は
、
私
が
抱
え
て
い
る
請
求
書
の
支
払
い
が
済
ん
で
か
ら
に
し
て
ほ
し
い
も
の
で
す
ね
」
。
トールバイク
フォルムのヘルメットを被りト
レーニングに精を出す。また自
転車通勤者はその大半が男性で、
アイアンデルズ率いるスカ
イ・ブルー嬢
遠目にも目立つ蛍光色ベストを
身にまとい、ハンドルバーのみ
ならずヘルメットにまで明るい
クリップライトをつけている。
そして、その一方でポートラン
ドには、いくつかの特有なサイ
る。チリのサンティアゴからニューヨークに至るま
で世界各地で真似されており、
「パークウェイズ」
、
ジされたもの。自転車用トレーラーに子供用のハ
あるものやオランダのバックフィッツ風にアレン
を乗せて走る。本体前後に子供用の安全シートが
ひとつは、最近拡大しつつある都会派ママ軍団。
彼女たちは、様々なタイプのカーゴバイクに子供
慢を披露するイベントのひとつであるが、ポートラ
自転車サブカルチャーが表に出てきてそれぞれの自
トである。サンデーパークウェイズは、いろいろな
トボーダー天国にする、というわかりやすいイベン
行者、サイクリスト、ローラースケーター、スケー
「 Ciclovias
」
、
「 Sunday Street
」など名称もさまざま。
一部の道路から原動機付きの乗り物を締め出し、歩
ンドルバー、シート、チェーンが繋がったおまけ
ンドが他と違うところは、その背後に「ファミリー
要なポート
ル バイ ク も 重
ないが、 ト ー
することは
そ れ ほ ど 目に
そ の パーク
ウェイ ズ で は
した運動もできる。自転車は、
ホームレスに力を与える格好のツー
りも早く移動し、食料品用のカートを押すこともでき、ちょっと
自転車を持つホームレスは幸運である。自転車とトレーラーら
しきものを使って、所持品を肌身離さず持ち運び、街中を徒歩よ
他の所持品に加えて、ほぼ全員が自転車を持っている。
る。しかし現代のポートランドの放浪者はテントやベッド、その
メリカ西部をさまよい歩いた家なき立派な放浪者を髣髴とさせ
自転車
サ イ ク リ ス ト 集 団 が い る。 彼 ら は 日
ごろ、自転車の利用法についてメディ
アの取材を受けることなどないホーム
レスの男女で構成され、正式な名称す
ら持たない。しかし、橋に通じるコン
クリートの高架下に半永久的な自転車
キャンプを張っており、間違いなく1つのグループだと言える。
ランドのサ
ルだといえる。自転車は移動手段と
「 Bear(
クマ)
」や「 Gumby(
トンマ)
」といった苗字のない名前で
呼び合うこのグループのメンバーは、前世紀の世界恐慌の際、ア
ブ カ ル チャー
なり、仕事場への足となり、しかも
操作にコストがかからない。ホーム
の ひ と つ だ。
「
C.H.U.N.K
レスに自由を与える、利点だらけの
転車があれば、彼らにとっての安全
である。2つのフレームを溶接し、地上から5フィート(約1 5
トを置く、いわば、2階建て自転車に乗るという発想は、一世代超えた今、誇るべき歴
圏が若干広がるともいえる。
ともなっていない。
彼らは、奇抜かつ往々にして大ら
かなポートランド自転車文化の一部
と化しているのだ。
エイプリル・ストリーター
の車輪とペダルが付いていて、子供が推進力を手
ポートランド南東地区中心地にあるクレバー
サイクル (Clever Cycle)
という自転車ショップは、
バ ッ ク フ ィ ッ ツ か ら 始 ま り、 オ ー プ ン プ ラ ッ ト
フォームスタイルのカーゴバイク・エクストラサ
イ ク ル (Xtracycle)
の 販 売 も 行 っ て い る。 こ れ ま
で顧みられることのなかったニッチ市場である
考えたのだ。だが、ここまで有名になるとは思っ
「ファミリーサイクリスト」の要望を満たそうと
てもみなかったという。創業 年が過ぎた今、土
ポートランドでは毎年、 週連続で日曜日に「サ
ンデーパークウェイズ」というイベントが催され
緒に見つけようと開店を待ちわびている。
の前に列をなし、我が家に最も適した自転車を一
曜日の朝にはいつもパパとママ、子供たちが店舗
3
ホームレス
5
史と新たな信奉者を得ている。 この愛好家グループは小規模ながらも複数存在し、 出
人の女性サイクリスト集団は最も有名だ。
ルバイクを作る、という精神を共有している。その中でも「アイアンデルズ( Irondelles
)
」
という
アイアンデルズは、 まさに、「奇抜な」 ポートランドの自転車文化の典型といえる。
彼女達は少し大胆で、 少し風変わりだが、 少し尊敬にも値する。 なぜなら、 トールバ
イクに乗り降りするのは簡単な芸当ではないからだ。
クレバーサイクル共同経営者の
マルティナ・ファーナーさん
ポートランドで最も有名な自転車通
行橋であるホーソン橋の麓にも、ある
©Bikeportland
にやさしい」というテーマが流れている点である。
ママ軍団
助けするようなものもある。
カーゴバイクの
ツールなのだ。交通事故による死亡
サーはエアロダイナミックス
」は1992年にその原型が形成された、ポートランドのサイクルリストグループ。
666
自転車をチョッパースタイルや、トールスタイルに改造することに熱心な人々の集まり
クにまたがり、前傾姿勢のレー
者の中にはホームレスが多いが、自
車キャップを被ってピストバイ
来合いの市販品を買うのではなく自分自身で好みの(多少危なっかしい見た目の)トー
m
サンデーパークウェイズ
アメリカにもある、自転車の聖地
多面的だ。流行の最先端を行く
©Irondelles
ホーソン通りのホームレスはこれ
までのところ、それほど市民の迷惑
.
Xtracycle のお問い合わせ モトクロスインターナショナル www.ride2rock.jp
ポートランド在住のデジタルジャーナリス
ト。自家用車を持たず仕事・プライベート
全てに自転車を活用するフルタイムサイク
リスト。現在、環境問題や LOHAS を扱うブ
ロ グ サ イ ト “Tree hugger.com” や “Portland
Enzyme” に執筆中。
ベアと呼ばれるリーダーの語り口からは知性と威厳が漂っていた
ポートランドの自転車文化は
愛好家たち
)以上の高さにシー
ライダーはピッタリとした自転
8
16
Portland
17
トールバイク 100 マイルレース
©Gabriel Amadeus
クリング集団が存在する。
エクストラサイクルで通学する親子
アメリカ
らしさの中にある
自転車文化
Caffe Florian Piazza San Marco, Venice, Italy http://www.caffeflorian.com/
珈
琲
一
杯
の
価
値
が
違
う
の
だ
。
世
界
中
う
簡
単
に
は
望
め
な
い
。
創
業
当
時
と
は
に
は
妙
な
一
体
感
が
あ
る
。
ん
な
会
話
を
心
で
交
わ
し
な
が
ら
客
の
間
け
て
い
る
。
お
互
い
に
場
違
い
な
処
に
来
好
で
華
奢
な
椅
子
に
落
ち
着
き
な
く
腰
か
は
み
な
観
光
客
の
特
権
で
あ
る
ラ
フ
な
格
か
。
最
初
は
そ
の
値
段
に
た
じ
ろ
い
だ
が
、
い
わ
れ
て
い
る
の
で
あ
る
。
致
し
方
あ
る
一
体
ど
ん
な
珈
琲
が
飲
め
る
の
だ
ろ
う
ん
び
り
す
る
と
も
な
く
、
自
然
な
身
の
こ
る
歴
史
的
著
名
人
は
数
多
い
。
に
は
少
し
の
か
げ
り
も
み
ら
れ
な
い
。
白
マ
ル
コ
広
場
の
回
廊
に
、
1
7
2
0
年
の
ト
に
、
今
も
そ
の
豪
奢
な
雰
囲
気
の
内
装
世
界
で
最
も
美
し
い
と
い
わ
れ
る
サ
ン
・
い
続
け
た
と
い
う
。
や
脱
獄
の
経
験
も
あ
る
破
天
荒
な
プ
レ
イ
パ
の
社
交
界
や
政
界
を
渡
り
歩
き
、
投
獄
そ
ん
な
言
葉
で
世
を
挑
発
し
た
カ
サ
ノ
さ
れ
る
こ
と
に
一
生
を
さ
さ
げ
た
―
―
女
性
を
愛
す
る
こ
と
と
、
女
性
に
愛
世界のスローカフェ in CAFÉ
~ from Venezia in Italy ~
文 / 写真 柏原 文
想
的
想
像
力
と
懐
が
豊
か
な
折
に
は
、
ぜ
を
し
て
い
る
か
も
し
れ
な
い
。
そ
ん
な
妄
●柏原 文●
19
一
生
を
通
し
て
終
の
住
処
を
得
ら
れ
な
に
は
見
え
な
い
ひ
と
の
気
配
を
感
じ
た
ら
、
り
も
な
く
。
楽
し
そ
う
に
。
任
を
引
き
受
け
て
き
た
の
だ
か
ら
。
性
懲
を
繰
り
返
し
、
そ
の
つ
ど
無
様
に
そ
の
責
性
、
感
性
全
て
を
備
え
て
生
ま
れ
て
き
た
で
は
な
い
か
。
完
璧
な
ま
で
の
美
貌
と
知
と
い
う
が
、
彼
こ
そ
は
ひ
と
の
人
生
を
素
な
恋
愛
論
を
展
開
し
て
い
る
カ
サ
ノ
バ
。
後
年
に
著
し
た
本
の
中
で
、
そ
ん
な 粋
―
女
は
一
冊
の
本
の
よ
う
な
も
の
。
内
か
、
そ
れ
と
も
…
。
気
配
す
ら
感
じ
ら
れ
て
く
る
。
こ
れ
は
カ
ら
よ
い
か
。
次
第
に
目
に
見
え
な
い
人
の
客
の
間
に
は
な
い
も
の
、
そ
れ
は
過
去
何
を
眺
め
て
い
る
と
、
と
た
ん
に
違
う
空
気
ら
消
し
、
ガ
ラ
ス
で
覆
わ
れ
た
古
い
絵
画
と
こ
ろ
が
ひ
と
た
び
客
の
姿
を
意
識
か
ど
で
も
な
い
。
味
に
つ
い
て
は
と
り
た
て
て
言
及
す
る
ほ
姿
は
滑
稽
で
さ
え
あ
る
。
こ
こ
は
実
は
カ
で
美
味
し
い
珈
琲
を
安
く
味
わ
え
る
21
世
京都生まれ。外資系旅行会社に 17 年勤務の後独立。現在はトラベルコンサルタント、
フリーライターとして活躍。2003 年よりベルリン在住。
http://www.berlincafe.info / Email:aya@berlincafe.info
せ
る
た
め
の
環
境
整
備
が
必
要
不
可
欠
市
場
の
健
全
な
成
長
と
そ
れ
を
実
現
さ
化
団
体
を
指
向
し
て
2
0
0
0
年
6
公
共
交
通
機
関
へ
の
自
転
車
持
ち
込
こ
ぎ
つ
け
た
。
地
下
鉄
や
バ
ス
な
ど
の
い
文
化
を
形
成
す
る
た
め
に
も
、
国
内
に
も
、
ま
た
自
転
車
先
進
国
に
相
応
し
を
直
に
製
品
開
発
へ
反
映
さ
せ
る
た
め
一
企
業
の
自
転
車
啓
蒙
活
動
に
と
ど
氏
が
「
財
団
法
人
捷
安
特
体
育
基
金
に
協
力
を
呼
び
か
け
07
年
、
実
現
に
に
つ
い
て
も
自
転
車
新
文
化
基
金
会
る
の
は
ご
存
じ
の
と
お
り
。
し
か
し
国
か
ら
21
年
前
の
1
9
8
9
年
に
、
劉
「
自
転
車
新
文
化
基
金
会
」
は
今
見
え
て
く
る
は
ず
だ
。
台
湾
が
中
・
高
級
自
転
車
の
供
給
で
、
自
転
車
の
世
界
だ
け
で
な
く
、
こ
の
国
導
入
に
つ
い
て
自
転
車
新
文
化
基
金
行
わ
れ
て
い
る
も
の
だ
が
、
台
湾
で
の
車
新
文
化
基
金
会
」
の
活
動
を
中
心
心
に
世
界
各
地
で
毎
年
9
月
22
日
に
情
報
や
乗
り
方
指
導
な
ど
ソ
フ
ト
面
に
こ
れ
ら
は
、
ほ
ん
の
10
年
前
に
は
想
像
陳
列
さ
れ
、
さ
ら
に
自
転
車
に
関
す
る
垣
間
見
え
は
じ
め
た
。
ま
ず
は
劉
氏
が
設
立
し
た
「
自
転
も
と
も
と
1
9
9 02
7
年
に
フ
ラ
ン
ス
こ
と
で
、
交
通
や
環
境
に
つ
い
て
改
め
自
動
車
を
使
わ
な
い
日
を
設
け
る
ま
ら
ず
各
方
面
か
ら
高
い
評
価
を
得
も
サ
イ
ク
ル
ラ
イ
フ
を
想
定
し
た
ア
ク
門
店
も
目
立
つ
。
そ
し
て
ど
の
売
場
に
活
動
を
続
け
て
き
た
。
未
だ
そ
の
途
上
の
必
要
性
を
説
き
、
率
先
し
て
地
道
な
れ
は
、
政
府
機
関
や
産
業
界
に
と
ど
き
た
の
で
あ
る
。
言
う
ま
で
も
な
く
こ
車
や
折
畳
み
自
転
車
、
女
性
向
け
の
お
力
を
発
揮
し
G
I
A
N
T
を
世
界
一
ら
、
20
年
以
上
も
前
か
ら
自
転
車
文
化
て
新
た
な
需
要
を
生
み
出
す
と
と
も
ど
。
自
転
車
産
業
の
振
興
を
目
指
し
ま
た
サ
イ
ク
リ
ス
ト
の
み
な
ら
ず
街
ト
の
姿
が
急
速
に
増
え
て
い
る
と
い
う
。
を
果
た
し
た
劉
氏
。
卓
越
し
た
経
営
能
成
と
い
う
、
い
ず
れ
も
大
き
な
役
割
G
I
A
N
T
に
歩
調
を
あ
わ
せ
た
イ
ベ
ン
ト
や
な
ど
世
界
有
数
の
自
転
車
ブ
ラ
ン
ド
を
ツ
車
を
駆
り
颯
爽
と
走
る
サ
イ
ク
リ
ス
「
G
I
A
N
T
」
や
「
M
E
R
I
D
A
」
今
日
の
台
湾
自
転
車
産
業
の
発
展
た
イ
ベ
ン
ト
を
数
多
く
実
施
し
て
き
今
、
世
界
中
で
見
直
さ
れ
て
い
る
。
す
さ
)
と
し
て
、
自
転
車
の
魅
力
が
(
m
o
b
i
l
i
t
y
に
変
化
を
見
せ
た
。
「
G
I
A
N
T
」
の
台
湾
国
内
の
自
転
車
事
情
は
こ
の
よ
う
い
。
だ
が
あ
る
人
物
の
尽
力
に
よ
り
、
向
上
に
貢
献
す
る
こ
と
を
目
的
と
し
の
普
及
活
動
を
通
じ
、
生
活
文
化
の
康
増
進
に
も
大
い
に
役
立
つ
自
転
車
環
境
に
や
さ
し
い
乗
物
と
い
が
簡
単
に
国
を
動
か
せ
る
も
の
で
は
な
以
降
、
環
境
に
優
し
く
、
か
つ
健
月
に
、
名
称
を
変
更
し
た
。
姿
が
見
え
は
じ
め
た
第 1 回自転車ディー(2007 年)
o
i
s
as
P
s
'
ng
Ki
g
n
i
l
yc
C
r
o
nf
自転車成人式典出発、台湾一周へ!
自転車成人式典!自転車台湾一周が成功!
八里の自転車専用道路
21
20
出発前、馬英九総統(当時は台北市長)も応援に駆けつけた
市
が
昨
年
、
敦
化
南
化
自
転
車
道
を
敷
23
と
が
で
き
た
。
自
分
の
走
り
が
全
島
民
の
と
思
い
直
し
、
最
後
ま
で
登
り
き
る
こ
許
さ
な
い
の
だ
ろ
う
か
。
と
し
て
の
使
命
が
、
と
ど
ま
る
こ
と
を
自
転
車
を
使
お
う
か
と
一
瞬
考
え
て
し
は
、
念
の
た
め
用
意
し
て
お
い
た
電
動
路
の
、
21
km
の
距
離
の
km 上
の り
と 坂
こ が
ろ 一
で 番
だ
。
走
り
終
え
て
劉
氏
は
、
「
南
公
廻
G
I
A
N
T
0
km
サ
イ
ク
リ
ン
グ
に
挑
む
。
世
界
の
月
、
台
湾
の
政
治
家
た
ち
を
引
き
連
れ
日
で
成
し
遂
げ
た
。
さ
ら
に
は
今
年
6
行
距
離
は
実
に
9
2
7
km
に
も
及
ん
km
走
破
を
20
た
の
が
5
月
21
日
。
そ
の
間
15
日
。
走
新
た
な
街
づ
く
り
を
推
進
す
る
壮
大
な
せ
、
中
国
で
自
転
車
生
活
を
核
と
し
た
か
ら
南
廻
公
路
で
中
央
山
脈
を
越
え
て
台
南
、
高
雄
と
西
海
岸
を
南
下
。
楓
港
北
の
中
正
記
念
堂
前
を
出
発
し
台
中
、
G
I
A
N
T
の
新
工
場
の
建
設
と
併
も
目
を
向
け
て
い
る
。
昨
年
5
月
に
は
変
え
た
劉
氏
だ
が
、
す
で
に
国
外
に
年
前
の
07
年
5
月
7
日
午
前
7
時
。
台
こ
う
し
て
自
ら
の
行
動
力
で
台
湾
を
い
う
タ
イ
ト
ル
で
出
版
さ
れ
て
い
る
。
プ
し
て
い
る
と
こ
ろ
だ
。
劉
金
標
73
歳
。
自
行
車
還
島
日
記
』
と
つ
い
て
も
積
極
的
で
あ
る
。
自
転
車
専
用
道
建
設
の
面
で
は
台
北
生
す
る
「
自
転
車
王
国
」
目
指
し
、
着
進
み
始
め
た
。
ま
さ
に
今
、
自
然
と
共
記
は
そ
の
年
の
12
月
に
『
我
的
環
台
夢
。
の
情
熱
と
実
行
力
だ
ろ
う
。
こ
の
走
行
れ
る
な
ど
、
自
転
車
の
普
及
や
啓
蒙
に
ン
ス
な
ど
も
シ
ス
テ
ム
化
さ
れ
て
お
り
、
「
今
や
ら
な
け
れ
ば
一
生
で
き
な
く
台
湾
は
確
実
に
環
境
先
進
国
の
道
を
に
感
嘆
す
る
の
は
、
73
歳
と
い
う
高
齢
で
周
サ
イ
ク
リ
ン
グ
を
や
り
遂
げ
た
、
そ
で
は
、
修
理
・
メ
ン
テ
ナ
ン
ス
・
レ
ン
安
全
で
正
し
い
乗
り
方
の
指
導
も
行
わ
に
展
開
し
て
い
る
G
I
A
N
T
販
売
店
ス
を
開
始
し
て
い
る
。
並
行
し
て
全
島
て
尽
力
し
て
き
た
。
い
や
、
そ
れ
以
上
の
が
実
感
で
き
る
。
こ
こ
で
は
メ
ン
テ
ナ
い
く
こ
と
に
な
る
の
だ
ろ
う
。
生
活
の
一
部
と
し
て
定
着
し
て
き
て
い
る
ク
リ
ス
ト
も
多
く
、
自
転
車
が
確
実
に
だ
。
こ
う
し
た
一
つ
一
つ
の
積
み
重
ね
が
、
文
化
形
成
に
、
劉
氏
は
20
ビ
ス
は
じ
め
、
台
湾
一
周
走
破
の
証
明
書
し
て
、
大
い
に
注
目
さ
れ
て
い
る
と
こ
ろ
G
I
A
N
T
象
こ 的
の だ
後 。
自
転
車
新
文
化
基
金
会
で
に
代
わ
る
新
し
い
都
市
型
交
通
機
関
と
い
た
だ
け
た
よ
う
に
、
自
ら
の
企
業
性
の
利
用
も
増
え
て
き
た
。
ま
た
自
分
の
サ
イ
ク
リ
ン
グ
を
楽
し
ん
だ
り
、
女
ば
し
ば
で
あ
る
。
も
ち
ろ
ん
子
供
た
ち
乗
り
捨
て
も
O
K
と
い
う
シ
ス
テ
ム
。
車
も
の
だ
が
、
管
理
は
す
べ
て
I
T
化
さ
れ
に
伴
い
市
内
13
こ
こ
ま
で
を
読
ん
で
理
解
し
て
れ
な
い
わ
け
に
は
い
か
な
い
。
こ
と
で
も
、
今
や
ら
な
け
れ
ば
一
生
で
校
が
課
外
授
業
で
利
用
す
る
こ
と
も
し
実
に
歩
を
進
め
て
い
る
と
こ
ろ
で
も
あ
な
が
ら
。
走
る
前
に
見
た
映
画
『
練
習
台北のレンタサイクルステーション
ん
、
自
転
車
新
文
化
基
金
会
。
ま
た
島
た
も
の
だ
。
全
島
で
感
動
を
呼
ん
だ
こ
市
だ
け
で
な
く
新
店
市
な
ど
周
辺
の
学
も
サ
イ
ク
リ
ン
グ
が
取
り
入
れ
ら
れ
る
リ
ア
ル
・
イ
ベ
ン
ト
と
し
て
、
国
が
プ
さ
を
再
認
識
し
て
も
ら
う
た
め
の
メ
モ
0
円
)
。
最
近
は
小
中
学
校
の
授
業
に
ん
で
も
ら
い
、
か
つ
台
湾
の
素
晴
ら
し
の
勇
気
や
か
け
が
え
の
な
い
友
情
を
育
し
、
様
々
な
困
難
に
立
ち
向
か
う
た
め
れ
て
お
り
、
休
日
に
は
レ
ン
タ
ル
の
待
ま
で
を
含
む
い
ろ
ん
な
車
種
が
揃
え
ら
つ
い
昨
日
の
よ
う
に
思
い
出
さ
れ
る
。
そ
し
て
、
忘
れ
ら
れ
な
い
の
が
昨
出
し
台
数
は
約
5
0
0
台
。
タ
ン
デ
ム
ア
ウ
ト
さ
れ
て
い
る
。
八
里
站
の
貸
し
も
専
用
道
が
伸
ば
さ
れ
、
サ
イ
ク
リ
ン
設
さ
れ
、
対
岸
の
台
北
縣
や
台
北
市
に
大
漢
渓
・
新
店
渓
自
行
車
道
な
ど
が
敷
岸
自
動
車
道
や
二
重
環
状
自
行
車
道
、
ル
。
沿
道
の
観
客
を
熱
狂
さ
せ
た
の
が
水
河
の
河
口
に
面
し
た
風
光
明
美
な
ロ
ス
で
は
、
台
湾
の
梁
麒
富
選
手
が
日
自転車専用道路(台北市)
し
、
風
薫
る
並
木
道
で
の
サ
イ
ク
リ
ン
に
つ
い
て
も
、
自
転
車
新
文
化
基
金
会
で
の
市
民
1
0
0
0
名
以
上
が
参
加
の
設
置
や
、
全
長
2
6
0
0
km
に
も
及
イ
ク
に
幼
児
か
ら
70
歳
の
高
齢
者
ま
観
光
地
で
の
レ
ン
タ
サ
イ
ク
ル
施
設
り
の
仁
愛
路
で
行
わ
れ
た
自
転
車
ハ
れ
た
。
そ
の
中
、
台
北
市
の
自
転
車
決
し
て
無
縁
で
は
な
い
。
加
す
る
盛
大
な
イ
ベ
ン
ト
と
し
て
行
わ
催
で
、
台
湾
全
土
25
の
縣
と
市
が
参
73
歳
で
9
2
7
km
に
及
ぶ
台
湾
サ
イ
ク
た
の
は
、
初
開
催
の
2
年
前
に
劉
氏
が
め
自
転
車
新
文
化
基
金
会
な
ど
の
主
そ
し
て
、
こ
の
イ
ベ
ン
ト
が
実
現
し
月
5
日
、
行
政
院
体
育
委
員
会 07
は 年
じ 5
情
の
絆
が
結
ば
れ
る
に
違
い
な
い
。
し
、
再
び
幾
多
の
ド
ラ
マ
が
生
ま
れ
友
ん
だ
の
だ
。
力
を
尽
く
し
て
き
た
こ
と
が
実
を
結
車
に
関
連
す
る
環
境
改
善
と
促
進
に
み
に
つ
い
て
働
き
か
け
る
な
ど
、
自
転
で
い
る
。
2
回
目
と
な
る
今
年
も
新
成
G
I
A
N
T
が
全
面
協
力
態
勢
で
臨
ん
内
1
0
0
0
km
伝自
劉 道転
金
標師車
氏
の
軌
跡
台湾一周サイクリングをやり遂げた劉金標氏
22
疋
田
こ
と
は
間
違
い
な
い
の
だ
。
智
ひ
き
た
さ
と
し
一
歩
で
も
街
に
出
て
み
れ
ば
、
誰
に
文学部卒。TBS 情報制作局のプ
ロデューサーで、自転車に関す
る著述活動で知られる。
「自転車
ツーキニスト」を名乗り、自転
車で通勤する人を意味するこの
言葉を広めた。都市交通の中で
自転車を活用することを説き、
本業の傍ら、特定非営利活動法
人自転車活用推進研究会の理事
と、学習院生涯学習センター非
き
ち
ん
と
手
信
号
を
出
し
、
車
道
を
走
た
こ
と
が
あ
る
。
官
が
、
何
の
疑
い
も
も
た
れ
ず
善
玉
と
1966 年宮崎県生まれ。東京大学
た
危
な
い
法
律
か
と
思
う
。
こ
れ
に
関
し
か
し
な
が
ら
、
と
り
あ
え
ず
こ
こ
で
ラ
マ
や
推
理
小
説
な
ど
の
中
で
、
警
察
で
も
通
じ
る
愛
称
を
も
ち
、
テ
レ
ビ
ド
持
つ
と
思
い
ま
す
ぞ
。
常勤講師を務めている。著書に
『自転車の安全鉄則』『自転車生
活の愉しみ』
『それでも自転車に
乗り続ける 7 っの理由』他、多
数雑誌、講演会など幅広く活動。
写真 山口 和幸
25
だ
ろ
う
か
。
キ
助
長
す
る
よ
り
も
、
ま
ず
は
、
こ
の
遣
い
ば
か
り
を
指
摘
し
続
け
、
バ
ラ
マ
い
や
、
な
ん
と
ま
あ
、
現
状
を
無
視
し
交
法
五
三
条
)
と
規
定
し
て
い
る
の
だ
。
図
を
継
続
し
な
け
れ
ば
な
ら
な
い
」
(
り
す
る
こ
と
)
が
終
わ
る
ま
で
当
該
道 合
い 指 て と 「
く 導 は は そ
」 し 、 、 う
て こ ま し
き れ こ た
た ま と 警
し で に 察
、 も 遺 官
今 道 憾 が
後 交 。 い
も 法 警 た
指 の 察 と
導 遵 庁 い
し 守 と う
て を し こ
機
能
し
、
「
お
巡
り
さ
ん
」
と
い
う
誰
に
う
も
の
が
、
町
社
会
や
村
社
会
の
中
で
を
や
め
、
手
信
号
を
出
す
よ
う
に
な
る
、
道
に
降
り
、
左
側
通
行
を
遵
守
し
、
併
走
新
政
権
は
、
つ
ま
ら
な
い
税
金
無
駄
「
交
番
(
派
出
所
)
」
や
「
駐
在
」
と
い
と
い
う
こ
と
を
、
も
の
す
ご
く
分
か
り
は
「
手
信
号
出
す
べ
し
」
と
規
定
し
て
の
目
の
前
で
指
摘
す
る
と
、
彼
ら
は
こ
こ う い う
こ ♤
と
を
警
察
の
エ
ラ
い
人
が
高
く
、
モ
ラ
ル
を
守
り
、
フ
レ
ン
ド
こ
の
日
本
社
会
に
存
在
し
て
い
る
。
と
い
う
こ
と
な
の
で
は
な
い
か
?
う
答
え
る
。
日
本
の
警
察
は
、
世
界
の
あ
ら
ゆ
る
し
か
し
、
こ
の
項
目
に
関
し
て
、
法
律
は
い
わ
な
い
の
だ
。
た だ し 、 こ
れ ♤
を
逆
に
見
る
な
ら
ば
、
囲
に
見
せ
つ
け
れ
ば
、
社
会
も
変
わ
る
、
常
に
身
近
な
も
の
だ
け
に
「
社
会
が
(
良
い
る
。
し
か
も
出
し
方
に
つ
い
て
も
「
こ
し
か
も
自
転
車
と
い
う
も
の
が
、
非
果
も
絶
大
。
健
康
(
医
療
費
削
減
)
に
対
し
て
の
効
対
す
る
効
果
は
絶
大
。
さ
ら
に
は
、
環
境
、
い
な
い
の
だ
。
い
ま
す
か
?
て
こ ば
の 。
民
主
主
義
の
世
の
中
、
自
分
た
ち
本
の
警
察
に
モ
ラ
ル
が
な
い
か
ら
」
と
ら
な
い
。
そ
れ
な
の
に
、
交
通
安
全
に
差
点
を
曲
が
る
際
、
曲
が
り
は
じ
め
か
ら
せ
る
こ
と
な
ど
、
誰
に
も
で
き
な
い
。
延
し
て
い
る
わ
け
だ
。
ら
、
曲
が
り
終
わ
り
ま
で
、
片
手
で
手
車
デ
タ
ラ
メ
現
象
が
、
日
本
国
内
に
蔓
こ
れ
な
ら
ば
ほ
と
ん
ど
お
金
も
か
か
の
だ
し
、
そ
う
あ
る
べ
き
な
の
だ
。
得
が
い
か
ん
。
一
般
市
民
が
知
る
わ
け
が
な
い
の
だ
。
に
自
転
車
の
乗
り
方
の
「
お
手
本
」
な
思
え
な
い
。
そ
う
で
な
け
れ
ば
到
底
納
見
た
こ
と
が
あ
り
ま
す
か
?
を
出
さ
な
い
。
特
に
交
て
言
わ
れ
た
く
は
な
い
。
そ
の
あ
ん
た
そ
こ
の
自
転
車
!
よ
う
と
し
て
、
そ
う
し
て
い
る
と
し
か
さ
な
い
。
警
察
全
体
と
し
て
、
そ
う
し
違
反
だ
ぞ
」
な
ん
か
の
よ
う
に
、
歩
道
を
走
り
、
併
走
し
、
そ
う
す
べ
き
モ
デ
ル
が
目
の
前
に
あ
は
置
い
て
お
こ
う
。
は
、
日
々
、
我
々
の
目
の
前
で
交
通
法
そ
う
い
う
警
察
官
た
ち
に
「
自
転
車
な
す の
べ だ
て 。
の
警
察
官
は
、
当
然
で
あ
る
自
転
車
は
本
来
こ
う
使
わ
れ
な
く
て
た
の
だ
け
ど
、
こ
の
際
、
そ
ん
な
こ
と
な
い
。
だ
か
ら
、
か
く
も
デ
タ
ラ
メ
な
こ
れ
は
一
般
市
民
も
そ
う
で
、
警
察
る
と
い
う
こ
と
が
重
要
な
の
だ
。
も
と
を
取
り
締
ま
れ
」
と
い
う
の
は
、
あ
か
左
右
を
考
え
ず
に
走
り
、
手
信
号
を
出
こ ま れ だ は あ 殊 る
更 ぞ ♤
に 。
「
守
れ
」
と
言
う
つ
も
い
い
の
で
は
?
」
と
い
う
程
度
の
優
先
そ
れ
で
も
、
自
転
車
関
連
、
つ
ま
り
、
自
転
車
は
あ
あ
い
う
風
に
運
転
し
な
け
こ
う
し
て
、
警
察
官
た
ち
の
自
転
車
で
も
分
か
る
。
「
そ
う
し
た
警
察
官
」
は
、
で
は
な
く
、
例
外
ゼ
ロ
、
総
員
す
べ
て
違
い
な
く
「
知
ら
な
い
か
ら
」
な
の
だ
。
他
に
な
い
。
さ
れ
て
い
る
「
自
転
車
通
行
可
の
歩
道
」
二
人
の
併
走
。
平
和
で
、
頼
も
し
い
風
れ
る
よ
り
む
し
ろ
感
心
し
た
も
の
だ
。
た
し
か
に
道
交
法
六
三
条
四
項
に
示
則
」
か
ら
し
て
「
自
転
車
は
車
道
通
行
警
察
官
は
そ
に
併
走
す
る
の
だ
。
お
巡
り
さ
ん
時
ば
か
り
は
「
よ
く
も
こ
こ
ま
で
」
と
呆
て
い
る
く
ら
い
だ
。
り
て
い
く
の
を
見
た
こ
と
が
あ
る
。
こ
の
こ
と
」
を
求
め
ら
れ
て
い
る
か
ら
な
ん
う
論
理
は
通
用
し
な
い
。
彼
ら
は
絶
対
ど
、
麻
布
十
番
の
下
り
坂
を
車
道
右
側
通
の
が
、
私
の
結
論
で
あ
る
。
つ
い
先
日
な
つ
い
て
何
も
考
え
て
い
な
い
」
と
い
う
警
察
官
は
「
二
人
一
組
で
行
動
す
る
察
官
は
、
自
転
車
の
走
る
方
向
な
ど
に
い
る
。
当
の
警
察
庁
発
行
の
「
交
通
の
教
も
ち
ろ
ん
法
律
は
そ
の
逆
を
定
め
て
併
走
し
て
い
る
。
な
い
。
彼
ら
は
そ
の
歩
道
上
を
、
必
ず
な
い
、
と
。
左
右
両
側
50
%
。
つ
ま
り
「
警
転
車
の
進
行
方
向
に
、
有
意
の
偏
差
は
ど
こ
で
も
そ
う
な
の
だ
。
す
る
こ
と
が
で
き
る
。
全
国
の
警
察
自
違
反
を
犯
し
♤ て
い
る
わ
け
だ
。
の
六
割
は
、
そ
も
そ
も
道
交
法
六
三
条
浦
々
、
ほ
ぼ
す
べ
て
の
地
域
を
自
転
車
な
い
。
私
は
、
こ
れ
ま
で
、
全
国
津
々
外
な
く
歩
道
を
走
る
、
と
い
う
事
実
だ
。
リ
な
ど
と
言
い
ま
す
ね
)
が
、
ほ
ぼ
例
な
ん
て
こ
と
は
決
し
て
な
い
。
こ
と
を
確
か
め
て
、
車
道
か
ら
上
が
る
」
「
ヒ
キ
タ
調
べ
」
と
い
う
言
葉
は
多
少
、
お
お
む
ね
50
%
(
ヒ
キ
タ
調
べ
)
で
あ
る
。
見
る
こ
と
が
で
き
ま
す
。
な
い
。
皆
さ
ん
、
街
に
出
れ
ば
す
ぐ
に
い
る
率
が
、
お
お
む
ね
50
%
(
ヒ
キ
タ
中
で
も
圧
倒
的
に
不
思
議
で
な
ら
な
い
リ
は
、
絶
対
に
、
ど
ん
な
道
路
で
も
、
ど
調
べ
)
で
、
右
側
通
行
を
し
て
い
る
率
が
、
て
憚
ら
な
い
、
と
い
う
不
可
解
事
だ
。
な
ど
で
見
か
け
る
と
よ
く
分
か
る
。
大
き
な
特
徴
で
、
こ
れ
は
地
方
の
路
地
転
車
通
行
不
可
」
な
わ
け
だ
。
事
欠
か
な
い
。
つ
ま
り
、
日
本
の
歩
道
の
6
割
は
「
自
さ
ら
に
い
う
な
ら
、
進
行
方
向
が
左
不
思
議
な
事
象
、
い
わ
ゆ
る
「
日
本
の
「
世
界
の
中
で
も
日
本
だ
け
!
」
と
い
う
割
合
は
、
わ
ず
か
に
4
割
で
し
か
な
い
。
そ
の
自
歩
道
、
全
歩
道
の
中
に
占
め
る
道 い
)
」 わ
と ゆ
い る
「
う 自
も 歩
の 道
は (
あ 自
る 転
。 車
し 歩
か 行
し 者
、
含
む
)
の
併
走
禁
止
」
が
明
記
し
て
あ
る
。
る
。
一
九
条
に
「
軽
車
両
(
自
転
車
を
も
ち
ろ
ん
こ
れ
ま
た
道
交
法
違
反
で
あ
景
に
見
え
る
か
も
し
れ
な
い
。
し
か
し
、
疋田 智 連載第五回
「
警
察
自
転
車
こ
そ
が
、
る
の
だ
。
自
転
車
乗
り
は
お
ろ
か
、
ド
24
純 城田 音楽ユニット Alma で活動する他、モデルや俳優
もこなす城田純。彼の姿をテレビや雑誌で見かけた
ことのある方も多いだろう。華やかな世界に身を置
き、事務所からはタクシー移動が許されているもの
の、都内の移動なら晴れた日は必ず自転車を利用し
歳だ。この連
ているバイカーでもある。しかも環境問題に関心を
持ち、普段の食生活にまで気を遣う
載は、そんな彼と環境問題などに取り組む現場を実
際に訪れレポートしていくものである。第一回目の
午 後。 う っ す ら 汗 を か い た 城 田 は、 愛
ね。」夏が近いことを思わせるある日の
「ここまで自宅から
に渡ってからにしています」とことも
タ ー ン す る 時 も、 交 差 点 な ど で 反 対 側
道 を 走 る も の と 考 え て い ま す か ら。 U
車 は オ ー ト バ イ や 自 動 車 と 同 じ で、 車
走 っ た り し な い か ら 大 丈 夫 で す。 自 転
う。 そ う 聞 く と「 僕 は 自 転 車 で 歩 道 を
越えて来るのはさぞや大変だっただろ
ス の ヘ ル メ ッ ト を 被 る か ら、 息 が 苦 し
は 顔 に 怪 我 し な い よ う に、 フ ル フ ェ イ
キ を 掛 け っ ぱ な し で す か ら。 し か も 僕
体 力 的 に き つ い で す よ。 ず っ と ブ レ ー
で 降 り て く る ん で す。 実 は 降 り る 方 が
もある。「3時間かけて登って、1時間
ンヒルを楽しんでいる自転車愛好家で
のないオフの日は仲間とMTBでダウ
分くらいですか
車センチュリオンに乗って教会にやっ
なげに応えた。
広報担当の鈴木紗栄さんから
一 通 り 話 を 聞 い て、 城 田 純 の 発
し た 言 葉 は、「 こ う し た も の を 寄
随 分 と 多 い だ ろ う。 当 企 画 で は、
今 後 も こ う し た 展 覧 会・ イ ベ ン
ト や 企 業 を 訪 れ、 レ ポ ー ト し て
い く こ と を 予 定 し て い る。 楽 し
みにして頂けたらと思う。
くて……」と楽しそうに話す。
て き た。 こ れ か ら 声 楽 家 の 折 田 真 樹 先
た め だ。 途 中、 大 き な タ ー ミ ナ ル 駅 を
「世界を変えるデザイン展」を訪問
付 す る 場 合、 ど う し た ら い い ん
か言える台詞ではない。かなりで
で し ょ う か 」。 こ の 年 齢 で な か な
き た 青 年 で は な い か。 も っ と も、
日で終了)。開発途上国の人々ために、
変えるデザイン展」(6月
まだまだ
歳。 知 ら な い 世 界 は
デザインの力で出来ることを示した展覧会だ。今回は東京ミッドタ
プログラムに、とても心を打たれました。恵まれない人々
報酬を得る。犠牲者の意識の向上や自立を支援するという
も与えられるだけでなく、当事者自らが作り、仕事として
の中で危険にさらされている地域があるんです。その義足
足を失う人が後を絶たない現実。大勢の人が、普段の生活
ゴ ム 製 の 義 足 に は、 特 に 深 い メ ッ セ ー ジ を 感 じ ま し た。
今でも地雷があちこちに埋められていて、知らずに踏んで
学校に通えるようになったそうです。
トル 100 本分を運ぶことができ、時短した分、子供達が
よりもはるかに効率的です。一度に 500ml のペットボ
ま ず 目 に 留 ま っ た の が、 水 を 運 ぶ ド ー ナ ツ 型 の タ ン ク。
コロコロと転がせば、重いバケツを頭に乗せて何往復する
料の駐輪場があるので便利なんです。
ずっと気になっていた「世界を変えるデザイン展」に行っ
てきました。会場の東京ミッドタウンには、3 時間まで無
声をお届けする。
ウンの会場、デザインハブを訪れ話を伺った。以下、城田純の生の
そんな城田純が興味を持っていたのが、六本木の東京ミッドタウ
ンとAXISギャラリーの2会場を使って開催されていた「世界を
し か も 都 心 の 移 動 だ け で な い。 仕 事
生によるボイストレーニングを受ける
都内の移動はたいてい自転車
今回は、まず城田純の素顔を紹介したい。
事抜きで貧しい国の惨状を伝えるビデオを見
の兄弟は、食事中に騒いでいると叱られ、食
両親の教育は相当に厳しかったようだ。城田
すが、子供の頃、あれは嫌だったなぁ」と笑う。
菜カレーで。今では母の教育に感謝していま
レーが緑色だったんですよ。健康を考えた野
境 に 対 す る 考 え 方 も そ う だ。「 子 供 の 頃、 カ
実は城田純の母親はスペイン人。母親が彼
に与えたのは整った顔だけではない。食や環
で」と、意外な素顔を明かした。
す。母親の影響で、食べ物には拘っているん
メニューです。ドレッシングも自分で作りま
かけて、あとはボール一杯のサラダが普段の
このご飯に納豆2パックとオリーブオイルを
ま せ ん が、 栄 養 バ ラ ン ス が い い と い う の で。
れないと炊けないし、けして美味しくはあり
のこと)を炊いているんです。お酒や塩を入
「 普 段 は 活 青 米( い き あ お ま い・ 早 採 り 玄 米
仕事柄どうしても外食が多くなってしまう
城 田 だ が、 自 炊 に は こ だ わ り が あ る と 言 う。
幼い頃からの教育の賜物。
Vol.1
新連載
せ ら れ た と 言 う。「 だ か ら 環 境 に も 関 心 が あ
に対して、同情と提供だけでは何も変わらない。
エコな現場募集中!
ズキ
るんです。道にゴミが落ちていたら、つい拾っ
25
写
・文・
ンハブ
「世
てしまいますね」と話す。
義足をアメリカで作ると 8000 米ドルもするが、現地で作
ると 30 米ドルで済む。
レンズを誂えなくてもいい眼鏡。眼鏡の左
右のねじで油圧シリコンの量を調節し、よ
く見えるようになる。
alma ニューシング
ル 「I- ありがとう -」
c/w「Brand Ne
w Star」
7 月 21 日リリー
ス
写真は初回限定盤
・DVD 付
ボイストレーニングを行う教会まで、城田純はいつものように自転車でやってきた。 26
城田君に来て!見て!感じて欲しい、環境関連の
イベント・展示会がありましたらご覧楽下さい。
株式会社 インタープレス
グリーン・モビリティ事業部 03-5803-1755 まで
27
本人がその現実を受け入れ、一歩踏み出す勇気も大切な
んだと。
自分にはいったい、何ができるんだろう。
ニット alma(ア
1984 年生。音楽ユ
で「魂」の意味)
ルマ・スペイン語
作曲も手がける。
のボーカル。作詞
ても活躍中。日本
モデル・俳優とし
。
ン人の母親を持つ
人の父親とスペイ
。
弟は俳優の城田優
New Disk
じゅん 城田 純 しろた
身長 185 センチの城田純の横だと小さ
く見えるが、水を入れると重さが 50 キ
ロにも。転がせば子供でも運ぶことが
できる。水を運ぶのは子供の仕事。
ー・ス
ジョ
真 / 企画
デザイ
JUN
Mi Camino
SHIROTA
ボイストレーニングを指導する声楽家
の折田真樹先生と談笑。
15
え
ウン・
ミ・カミーノ
ッドタ
東京ミ
於:
」
ザ
デ
る
変
界を
25
13
展
ン
イ
ベルリン在住の作家・那須田淳の blog エッセイ「青熊ラジオ」ペーパー版
第 10 回
空 飛 び 犬
けられているのである。
た な こ と で は 吠 え な い。 そ う 厳 し く 躾
あ る の だ け れ ど。 実 際 に 犬 た ち は め っ
い主たちがちゃんとしているせいでも
も と 犬 は 飼 い や す い。 た だ、 一 方 で 飼
よ り ペ ッ ト に 寛 容 な 社 会 な の で、 も と
を 買 え ば そ の ま ま 乗 せ ら れ る と い う、
を 連 れ て 入 れ る し、 電 車 に も チ ケ ッ ト
思 う。 そ れ に ド イ ツ は、 カ フ ェ に は 犬
暮 ら す こ と が 悪 い は ず は な い、 と 僕 も
情 緒 の 面 か ら も、 命 を 大 切 に す る と
い う 意 味 か ら も、 子 ど も が、 ペ ッ ト と
と、娘たちがやかましい。
ベルリンのわが家では、最近、
「ねえ、チワワを飼おうよう」
「 私 が、 毎 日、 散 歩 連 れ て い く か ら、
け。
だ が、 一 度 イ ン プ ッ ト さ れ て し ま っ た
い い し、 猫 や ウ サ ギ で も か ま わ な い の
チ ワ ワ な ら 空 を 一 緒 に 飛 べ る。 も ち
ろん小さければいいのでパヒヨンでも
僕らの論拠がくずれた瞬間だった。
を輝かせたのである。
「 え っ … そ う な ん だ 」 と 顔 を あ げ、 目
が、同じく、
横 で、 チ ワ ワ く ん と じ ゃ れ て い た 長 女
「 え っ … そ う な ん だ 」 と、 驚 く 僕 ら の
るとのこと。
定 の ワ ク チ ン な ど の 証 明 書 が あ れ ば、
ち 込 め る の だ と い う。 し か も ユ ー ロ 規
省するだろ? そのときどうするの?」
と、 説 明 し て き た の で あ る。 さ す が に
そ し て 娘 た ち に は、「 う ち は 一 年 に
一 ヶ 月 以 上 は、 家 族 み ん な で 日 本 に 帰
無理としてきた。
と し て、 こ れ ま で わ が 家 で は ペ ッ ト は
ち ょ っ と な あ 」 と、 夫 婦 間 の 了 解 事 項
と り あ え ず 苦 し 紛 れ に、 長 女 が ひ と
りで散歩に連れていっても大丈夫にな
ていたりする。
の 次 女 も、 絵 日 記 に、 将 来、 う ち に チ
どちらかというと動物を触るのが苦手
いいでしょ」とねだる長女のうしろで、
せ い か、 な ぜ か も う 娘 た ち は チ ワ ワ だ
一 ヶ 月 も 誰 か に 預 け ら れ な い し、 連 れ
ら ね 」 と い う こ と に し た が …。 今、 僕
ればと言い、それって? ときかれて、
「じゃあ、身長が百四十センチになった
は 東 京 に い て、 先 日、 ベ ル リ ン の 長 女
の 編 集 者 が、 奥 さ ん と 愛 犬 の チ ワ ワ と
なんだか自分の発言に追いつめられ
る 政 治 家 の 気 持 ち が わ か る、 こ の ご ろ
と、つっこまれた。
背 が 伸 び ち ゃ っ た ら、 チ ワ ワ、 日 本 で
一 緒 に ベ ル リ ン に 遊 び に き た。 そ の と
Nasuda,Jun
那須田 淳
でなら手荷物として小動物は客室に持
で も、 は た し て 僕 ら に、 そ ん な 厳 し
い 躾 が で き る か ど う か …。 そ れ と や は
簡単な手続きで一緒に旅行が続けられ
り 世 話 の 大 変 さ を 考 え る と「 う ー む、
て 行 く に し て も、 飛 行 機 の 貨 物 室 に 閉
検疫もたいへんそうだし、と…。
「 ね え、 パ パ、 こ の 夏 に ば き ば き っ と
ワ ワ が き た と き の よ う す、 な ど と 書 い
じ 込 め ら れ る か ら、 か わ い そ う だ し、
それで娘たちもあきらめてくれてい
たのである。昨年の夏までは。
探すんだよね?」
とスカイプをしていたら、
と こ ろ が、 昨 年 の 8 月 に、 ド イ ツ に
研究のためしばらく滞在していた知人
き 教 え て も ら っ た の だ が、 ド イ ツ の 航
である。
29
空 会 社 だ と、 鞄 な ど を 入 れ て 8 キ ロ ま
ベルリンに遊びに来
たワンちゃん。路面
電車の中で、ちょっ
と緊張気味。
作家、日本ペンクラブ会員。
95 年からベルリン在住。
『一億百万光年先に住むウサ
ギ 』( 理 論 社 )、『 ペ ー タ ー と
いう名のオオカミ』(小峰書店・
産経児童出版文化賞、坪田譲
治 文 学 賞 ) な ど の YA 小 説 や
童話が多数ある。また『ちい
さなちいさな王様』
(ハッケ著、
ゾーヴァ絵・講談社)などの
翻訳も多い。
公式 Web、「青熊ラジオ」
www.aokumaradio.com
もよろしく。
、
ぜ
な CO
グリーン・エコロジー入門
2
第 10 回
も ち ろ ん 脅 威 派 は、 ど ん な 科 学
的結論も疑うことが必要だとい
は世界のどこにもない、と言う。
本がこんなに書店に並んでいる国
の よ う に、 温 暖 化 を 疑 う 懐 疑 派 の
認 知 さ れ て い る こ と で あ り、 日 本
パネル)の評価報告書で世界的に
P C C( 気 候 変 動 に 関 す る 政 府 間
れ て い る の だ と 言 う。 そ れ は、 I
対 す る 政 治 的・ 経 済 的 対 策 が 問 わ
で は 決 着 済 み で、 い ま は 温 暖 化 に
の 正 し さ に つ い て は、 科 学 者 の 間
この一〇〇年間は人為的要因に
よるCO の増大で地球が温暖化し
ことがずっと気になっていた。
の 側 は 不 利 だ と 言 っ て い る。 そ の
相手側が優遇されていて自分たち
ゆ る「 懐 疑 派 」 も「 脅 威 派 」 も、
地球温暖化問題についてのマス
コ ミ の 取 り 上 げ 方 に つ い て、 い わ
無ということはもちろん無い。
あ る か ら、 海 外 で 懐 疑 派 の 本 が 皆
し、 懐 疑 派 の 本 の 中 に は 翻 訳 書 も
も な い 人 の 本 も 刊 行 さ れ る。 し か
ば気候科学や地球科学の専門家で
い う 傾 向 が あ る。 面 白 く さ え あ れ
取り上げてベストセラーを狙うと
日 本 の 出 版 界 の 一 部 に は、 異 説 を
マ ス コ ミ の う ち 出 版 に つ い て は、
脅 威 派 の 批 判 の 方 が 正 し い だ ろ う。
たいどちらが正しいのだろう。
方 は お か し い、 と 批 判 す る。 い っ
双 方 と も、 欧 米 な ど の 外 国 と 比
べ て、 日 本 の マ ス コ ミ の 報 道 の 仕
と批判する。
て い た、 こ ん な 国 は 日 本 し か な い、
コばかりがヒイキされて報道され
大 変 だ と、 地 球 に 優 し い エ コ、 エ
く な る、 都 市 が 水 没 す る、 大 変 だ
氷が溶けてシロクマが生きられな
三 四 年 前 ま で は、 温 暖 化 で 北 極 の
取 り 上 げ ら れ る よ う に な っ た が、
一 方、 懐 疑 派 は、 最 近 で こ そ、
自分たちの主張も新聞やテレビで
学者によるデータ捏造の証拠は認
員 会 を 設 置 し、 委 員 会 は、 気 候 科
化 対 策 の 根 幹 に 関 わ る。 こ と の 重
し か し、 こ と は I P C C の 報 告
書 の 真 偽 に か か わ り、 世 界 の 温 暖
のようだ。
通じて知ったという人がほとんど
マ ス コ ミ か ら で は な く、 ネ ッ ト を
て い る 人 も、 新 聞 や テ レ ビ な ど の
知っている人は少数だろうし、知っ
クライメートゲート事件のことを
ら れ て い な い。「 ウ ォ ー タ ー ゲ ー ト
のマスコミではそれほど取り上げ
欧米では大新聞の一面に何度も
取 り 上 げ ら れ た こ の 事 件 が、 日 本
この欄でも紹介した。)
P C C ゲ ー ト 」 と 呼 ば れ た。( 前 回
も間違いが見つかり、こちらは「I
ヤ氷河の消滅時期の予想など)に
I P C C の 報 告 書 の 一 部( ヒ マ ラ
ゲート」と呼ばれた。その直後には、
た。 事 件 は「 ク ラ イ メ ー ト( 気 候 )
のではないかという疑惑が広まっ
が地球温暖化のデータを捏造した
ル が リ ー ク さ れ、 気 候 科 学 者 た ち
う こ と を 認 め て い る。 し か し、 地
他 方、 新 聞 や テ レ ビ に つ い て は、
懐 疑 派 の 批 判 の 方 が 正 し い だ ろ う。
脅威派
球科学や気候科学の専門家の間で
そ れ は「 ク ラ イ メ ー ト ゲ ー ト 事 件 」
懐疑派
は、 懐 疑 派 の 数 は、 せ い ぜ い 五%
め ら れ な い が、 元 デ ー タ の 公 開 を
た と 主 張 す る 脅 威 派 は、 そ の 主 張
告書の執筆や編集に関わった人も
講 師・ パ ネ リ ス ト に は I P C C 報
ス カ ッ シ ョ ン と い う 構 成 だ っ た。
公 開 シ ン ポ ジ ム は、 四 人 の 講 師
の講演と七人のパネリストのディ
任を果たそうとしたのだろう。
ニティとして社会に対する説明責
て い る こ と に 対 し、 科 学 者 コ ミ ュ
ら ぎ、 温 暖 化 問 題 の 前 提 が 問 わ れ
開 催 し た。 科 学 に 対 す る 信 頼 が 揺
課題」と題する公開シンポジムを
PCC問題の検証と今後の科学の
日 本 で は、 I A C の メ ン バ ー で
あ る 日 本 学 術 会 議 が 四 月 末 に「 I
頼回復に努めている。
デ ミ ー カ ウ ン シ ル ) に 依 頼 し、 信
査 を 外 部 の I A C( イ ン タ ー ア カ
と批判する。
違 っ た メ ッ セ ー ジ を 与 え て い る、
ら、 と い う こ と な の だ。 報 道 の 自
の方針が温暖化阻止と決まったか
記 者 の 見 識 と い う よ り、 会 社 や 国
載 さ れ て こ な か っ た。 そ の 理 由 は、
懐 疑 派 が 指 摘 す る よ う に、 確 か
に懐疑派の主張は新聞にあまり掲
きり聞くと、やはりちょっと驚く。
た が、 当 事 者 の 記 者 の 口 か ら は っ
社の方針に沿って書くという事
情があるだろうとは予想はしてい
なる、と答えた。
というのは書きづらいという話に
う と、 な か な か そ れ に 対 す る 異 論
会社の方針等で方向を決めてしま
キ ャ ン ペ ー ン を や っ て い た の で、
日経新聞の記者の発言はもっと
率 直 だ っ た。 日 本 は ず っ と 温 暖 化
答えた。
ハッキングされてオフレコのメー
昨 年 月 に、 イ ギ リ ス の 大 学 の
気候研究ユニットのサーバーが
な っ た 外 交 力 が、 温 暖 化 交 渉 に 向
国際政治の空間で瞬間的に過剰と
し た こ と を 指 摘 し た。 冷 戦 終 結 で
の議題として地球環境問題が浮上
が な く な っ た 分、 国 際 政 治 の 次
先の公開シンポジウムで米本昌
平 氏 は、 冷 戦 終 結 で 核 戦 争 の 脅 威
正しさからだけもたらされたと考
し か し、 こ れ ら の 成 果 が、 科 学 的
がノーベル平和賞受賞を受賞した。
〇 七 年 に は﹃ 不 都 合 な 真 実 ﹄ の ア
対 策 は 国 家 予 算 に も な っ た。 二 〇
と 研 究 費 が 取 り や す い し、 温 暖 化
に も 勝 利 し た。 エ コ と か ら め る
温暖化論は、科学者コミュニティ
で 勝 利 し た だ け で は な く、 社 会 的
造疑惑を言挙げしている。
の 後 も、 鬼 の 首 を 取 っ た よ う に 捏
一 匹 だ っ た。 し か し、 懐 疑 派 は そ
と 調 査 報 告 を 出 し た。 大 山 鳴 動 鼠
拒 ん で い る 姿 勢 は 改 め る べ き だ、
大 性 か ら、 イ ギ リ ス 議 会 は 調 査 委
事 件 」 は、 日 本 で も 常 識 だ ろ う が、
か、 も し か す る と 百 人 に 一 人 ぐ ら
の報道の仕方で顕著に表われた。
温暖化問題を取り上げるときに
は 、「 両 論 併 記 」 の 形 で 、 双 方 の
論 者 に 同 等 の ス ペ ー ス を 与 え る。
そ の た め、 一 般 社 会 に、 科 学 者 の
い て、 ア ジ ア の 章 の 査 読 編 集 を 担
由 が、 マ ス コ ミ と い う 組 織 の 論 理
えたら勘違いのようだ。
ル・ ゴ ア 元 米 副 大 統 領 と I P C C
だろうか。
に対する驕りが生まれてはいない
I P C C も、 自 ら の 報 告 書 作 成
のプロセスと手続きについての審
当 し た 人 は、 ヒ マ ラ ヤ 氷 河 の 間 違
毎 日 新 聞 の 記 者 は、 自 分 は 担 当
で は な い の で 推 測 だ が、 連 日 一 面
かったのか、と質問があった。
方たちはどういう意識で報道しな
む べ し 」 を 思 い 出 す、 マ ス コ ミ の
こ れ に 対 し て は 会 場 か ら、 江 戸
時 代 の「 知 ら し む べ か ら ず 由 ら し
本のメディアの見識だと称賛した。
大 き く 報 じ ら れ て い な い の は、 日
ラ イ メ ー ト ゲ ー ト 事 件 が、 あ ま り
科学コミュニケーションが専門
の パ ネ リ ス ト の 一 人 は、 日 本 で ク
の 当 事 者 た ち の よ う に、 反 対 意 見
ろ う が、 ク ラ イ メ ー ト ゲ ー ト 事 件
に な っ た の は、 議 論 の 正 し さ 故 だ
一 方、 脅 威 派 に つ い て も、 そ の
主張が科学者コミュニティで主流
とがある。
大な妄想を嘲笑しているだけのこ
と を 批 判 し た り、 温 暖 化 被 害 の 過
派 は、 脅 威 派 が 言 っ て も い な い こ
懐 疑 派 が 正 し い は 言 え な い。 懐 疑
マスコミで懐疑派の主張が抑え
ら れ て い る の は 事 実 だ が、 だ か ら
冷戦終結と地球温暖化の関係
うだ。
という側面を忘れてはいけないよ
と し て 温 暖 化 論 が 浮 上 し て き た、
た 後、 国 際 政 治 が 必 要 と し た 脅 威
地球温暖化論の科学的正しさと
は 別 に、 核 戦 争 の 脅 威 が な く な っ
終結があるというのだ。
れ た。 こ の 背 景 に 八 九 年 の 冷 戦 の
トで気候変動枠組み条約が採択さ
成 さ れ、 九 二 年 の 国 連 地 球 サ ミ ッ
I P C C は、 一 九 八 八 年 に 設 立
さ れ、 九 〇 年 に 第 一 次 報 告 書 が 作
け ら れ、 通 常 で は 考 え ら れ な い ス
トップで報道するような話ではな
だ、と。
ピードで国際条約が締結されたの
い と 判 断 を し た の で は な い か、 と
していた。
に縛られているのは事実らしい。
11
いを見過ごした責任を率直に反省
間でも意見は半々なのだという間
な ぜ 日 本 で は「 ク ラ イ メ ー ト
ゲート」の報道が少ないのか
い な の に、 新 聞 な ど の マ ス コ ミ が
vs
2
30
31
排出量を
軽減しなければならないのか?
マスコミ報道と国際政治の中の温暖化論
文 秋津あらた
より足にフィットする
よう、左右はそれぞれ
専用となる
かかとの部分が、立体
製法により、履く前の
段階ですでに、足の形
に近い形状
~R×L SOCKS TBK 2
- 56N~
%ほどしか発揮でき
アスリートたちの道具へのこだ
わりは半端ではない。人は本来持っ
ている力の
な い な ど と よ く 言 わ れ る が、 そ こ
か ら 1 % で も 上 げ て い く た め に、
何 物 に も 妥 協 を 許 さ な い。 特 に 全
体重を支える〝足〟は、どのスポー
ツにおいても重要。スポーツシュー
ズ の 進 化 の 目 覚 し さ は、 よ く 感 じ
る と こ ろ で あ る。 カ テ ゴ リ ー 別 に
専用シューズが存在するのははる
か 昔 か ら の こ と。 今 で は、 能 力 を
左右する大きな要素のひとつとま
で な っ て い る。 同 様 に、 シ ュ ー ズ
の 影 に 隠 れ て は い る が、 ソ ッ ク ス
も重要であることに変わりはない
はずだ。
〝こだわりのソックス〟という存
在にはあまり出会ったことがない。
と こ ろ が や は り、 あ る と こ ろ に は
あ る。 2 0 0 8 年 発 売 の ラ ン ニ ン
グ専用ソックスで脚光を浴びた「武
田 レ ッ グ ウ ェ ア ー」 が、 今 度 は サ
イ ク リ ス ト 専 用 の ソ ッ ク ス「 R ×
L S O C K S T B K ー 25 6 N 」
SOCKSシリーズの大き
このR×L
な特長はまず、左、右がそれぞれ専用の
立体設計になっているところ。ソックス
で〝フィット感〟は重要なポイントだが、
伸縮性能の高さだけでそれを得ようとす
ると、足の形は複雑であるため部分的に
緩かったり、逆に圧迫感がある部分が出
来たり、ストレスになってしまうことも
ある。より足の形に近づけようとするこ
とでストレスをなくす……この発想は従
来なかったもので、確かなコンセプトを
感じる。特に土踏まずのカーブにピッタ
リと沿うようになっている部分は、何と
もいえない安定感。もちろん形状だけで
なく、足の各部分の動きに合わせ編み方
を変えるなどの細かいこだわりも効いて
いる。
この基本性能に加えサイクリング専用
のTBKー256Nには、さらにペダリ
ン グ 効 率 を 高 め る 構 造 が 施 さ れ て い る。
より素足に近い感覚でのペダリングが可
能になるのだという。素足からのパワー
が ペ ダ ル へ 無 駄 な く 伝 わ る こ と で、 ス
ポーツとしてのサイクリングだけではな
く趣味の自転車だとしても、今以上の心
地よさをきっと演出してくれるはずだ。
33
検索
gm-style
掲載の製品は GM-Style でご購入できます。
30
を生み出したという。
つま先、踵以外は全てメッシュ構造で通気性を確保。他にも随
所に機能が盛り込まれている
サイクリストのための高機能ソックス
文 前田 利幸/写真 武田レッグウェアー株式会社
の
事
業
活
力
は
、
こ
の
事
実
に
支
え
ら
れ
て
い
る
。
き
と
な
れ
ば
事
情
は
異
な
る
。
こ
こ
か
ら
全
国
各
地
で
普
ト
イ
レ
が
活
躍
す
る
。
「
バ
イ
オ
ト
イ
レ
が
一
台
増
え
る
名
誉
教
授
)
。
レ
を
購
入
し
さ
ら
に
は
世
間
に
推
薦
。
専
門
家
の
推
薦
付
環
境
対
策
と
し
て
オ
ガ
屑
で
生
ゴ
ミ
を
資
は
、
北
海
道
大
学
農
学
部
教
授
の
寺
沢
実
氏
(
現
・
北
大
レ
に
変
え
よ
う
と
考
え
る
人
は
、
環
境
に
関
心
が
高
く
と
と
こ
ろ
が
そ
こ
に
救
世
主
が
現
れ
る
。
購
入
者
第
一
号
の
場
は
皆
無
。
す
で
に
あ
る
水
洗
ト
イ
レ
を
バ
イ
オ
ト
イ
造
先
、
販
売
先
を
飛
び
回
ら
な
け
れ
ば
な
ら
な
い
卸
業
以
イ
オ
ト
イ
レ
も
実
際
販
売
と
な
る
と
、
当
初
は
思
う
よ
う
同
時
に
体
の
自
由
が
病
気
前
よ
り
も
利
か
な
く
な
り
、
製
気
を
し
た
こ
と
で
環
境
や
健
康
の
重
要
性
に
目
覚
め
る
。
に
設
立
。
環
境
事
業
に
着
手
し
た
の
は
1
9
9
4
年
の
こ
地バ
球イ
のオ
水ト
がイ
浄レ
化が
に一
向台
か増
うえ
る
ご
と
に
、
正
和
電
工
は
照
明
器
具
の
卸
問
屋
と
し
て
1
9
7
4
年
バイオマス事業の可能性を探る
「バイオトイレ」が、地球の未来を救う
文 / 写真 前田 利幸
地球の未来は……、人類の未来は一体……。環境面における現状から、明るい未来を想像
する者は今、そう多くはあるまい。様々な分野で環境を守るための技術が開発されるニュース
を聞けども、成果が実感できない限り不安は拭えない。ただ、拭えないなりに本誌では環境保
全のために生まれた〝バイオマス〟技術を例にとり、そんな中でも一筋の光を見出そうと説いて
きた。バイオマスから生まれるエネルギーやプラスチックは、CO2 削減に確かな効果を生むだ
ろう。だが問題はそれだけではない。大気と同様、人類にとって重要な〝水〟についても危機
が叫ばれている。今回は、バイオマス技術で〝水〟を守ることに取り組む企業に目を向ける。
誰もがそう意識せず大量の水を消費する……それがトイレ。水洗トイレにおける水の使用量
は一回あたり約 15 ~ 20 リットル。一日に個人がトイレに行く回数が 7 ~ 8 回だとすれば、一
年間で一人あたり3トン近い汚水を下水道から川へ海へと流していることになる。世界の約 70
億人がまんべんなく、である。この数字を知れば、トイレの事情次第で水の環境がドラスティッ
クに変化することはお解りいただけると思う。
経済産業省第二回ものつくり日本大賞 「優秀賞」 他、数々
の表彰を受けているバイオトイレ。このノウハウを生かし
正和電工では、生ゴミ処理機他派生製品も多く手がける。
ペット用バイオトイレ
介護用家具調イス式バイオトイレ
無電源タイプバイオトイレ
コスト高とは別の、普及へのハードル
旭山動物園に設置された正和電工(株)製
のバイオトイレ、「バイオラックス」を本誌
でも一度紹介した。このバイオトイレは、水
を 使 わ な い、 臭 い が し な い、 く み 取 り 不 要
と い う 画 期 的 な も の だ が、 決 し て 最 先 端 の
化学技術がつぎ込まれているわけではない。
特別な加工など何もない、産業廃棄物の〝オ
10
ガ屑〟が便器の中にあるだけだ。オガ屑自体
3
が非常に優れた性質を持っているのである。
2
糞尿の成分は殆どが水分。その水分をオガ屑
多
機
能
水
洗
ト
イ
レ
か
ら
、
バ
イ
オ
ト
イ
レ
へ
…
…
。
屎
に 保 水 さ せ、 加 熱 し、 ス ク リ ュ ー で 撹 拌 さ
35
尿
を
肥
料
と
し
て
リ
サ
イ
ク
ル
さ
せ
て
い
た
時
代
は
そ
う
昔
% の 固 形 分 は、 オ ガ 屑
お問い合わせ 正和電工株式会社
北海道旭川市工業団地 1 条 1 丁目 3-2 TEL:0166-39-7611 http://www.seiwa-denko.co.jp
う
に
感
じ
る
人
も
多
い
だ
ろ
う
。
し
か
し
考
え
て
ほ
し
い
。
せ 蒸 発。 残 っ た 約
車
で
は
な
く
い
か
に
環
境
に
貢
献
出
来
る
か
、
開
発
は
そ
こ
の 特 性 に よ り 微 生 物 分 解 さ れ る。 若 干 分 解
に
重
点
が
置
か
れ
て
い
る
。
も
は
や
機
能
面
の
最
先
端
技
術
されない無機成分が残るも、それらは粉状と
が
求
め
ら
れ
る
時
代
で
は
な
い
の
だ
。
な り オ ガ 屑 に 吸 着。 そ し て 使 用 後 の オ ガ 屑
施
設
や
自
然
公
園
な
ど
が
主
な
設
置
場
所
。
ま
た
、
阪
神
は理想的な有機肥料となり再生利用される。
で
、
こ
れ
を
教
訓
に
多
数
の
自
治
体
が
興
味
を
示
し
始
め
て
これぞエコロジーの究極だといえるのだ。
い
る
と
い
う
。
多
く
の
バ
イ
オ
マ
ス
の
普
及
を
妨
げ
る
コ
ス
この能力は最近発見されたものではなく、
日本では昔からある先人たちの知恵だった。
ト
高
の
問
題
も
バ
イ
オ
ト
イ
レ
に
関
し
て
は
む
し
ろ
逆
。
障
宮大工達は、用を足した後にオガ屑をかけて
策
と
し
て
「
ト
イ
レ
の
水
洗
化
」
が
推
し
進
め
ら
れ
て
お
り
、
おけば臭いもせずいずれなくなってしまう
イ
オ
ト
イ
レ
を
置
く
こ
と
が
許
さ
れ
て
い
る
の
は
下
水
道
が
ことを知っていた。ただ、その後トイレとし
整
備
さ
れ
て
い
な
い
地
域
に
限
ら
れ
て
い
る
。
下
水
道
整
備
て実用可能な状態を作り上げようとする者
あ
り
、
国
を
挙
げ
て
環
境
保
全
に
取
り
組
ん
で
い
る
の
だ
か
がいなかった。正和電工は、オガ屑にどうい
ら
法
改
正
す
れ
ば
い
い
は
ず
な
の
だ
が
、
長
き
に
渡
り
下
水
う 条 件 を 与 え れ ば い い の か、 ど れ く ら い の
道
に
関
わ
る
企
業
、
労
働
者
の
こ
と
を
考
え
て
も
一
筋
縄
で
量が適量なのか、など相関関係を突き詰め、
は
い
か
な
い
の
か
も
し
れ
な
い
。
橘
井
氏
も
実
に
こ
こ
ま
で
回の交換で済む実用型バイオト
10
度
も
国
に
規
制
緩
和
を
求
め
た
と
い
う
が
、
日
の
目
は
見
~
て
い
な
い
。
だ
が
決
し
て
諦
め
る
こ
と
は
な
く
、
今
後
も
交
年に
渉
は
続
け
ら
れ
る
だ
ろ
う
。
企
業
の
成
功
だ
け
が
目
的
で
は
イレを開発したのである。
な
い
。
「
バ
イ
オ
ト
イ
レ
が
一
台
増
え
る
ご
と
に
、
水
が
き
先人達の知恵がもたらしたもの
ら
だ
。
広大な自然を抱えた都市公園、神
奈川県の津久井湖城山公園では
2006年から導入開始。現在6台
のバイオトイレが設置され、好評を
得ている。また使用後のオガ屑は園
内の麦畑で肥料としてリサイクル。
イベント時にはこの小麦が手打ちう
どんとなりふるまわれる。
34
第3回
青木康洋の
インレー湖
ネピドー★
ヤンゴン
●
ミャンマー、インレー湖
文/写真 青木 康洋
カ
月
程
度
の
海
外
一
人
旅
を
し
て
い
る 1
。
1
37
1 青
9 木
6
8 康
洋
あ
お
き
や
す
ひ
ろ
日
々
が
そ
ろ
そ
ろ
10
日
に
な
ろ
う
は
、
そ
ん
な
代
わ
り
映
え
の
な
い
を
揺
り
起
こ
し
、
輪
で
喉
元
を
そ
し
て
寝
て
い
た
猫
の
う
ち
一
匹
る
猫
と
の
い
輪
う T く
話
ぐ
で
り
あ
イ
る
ラ
。
ス
ト
を
あ
し
の
連
続
で
、
時
間
だ
け
が
ゆ
る
ゆ
や
が
て
、
寺
の
子
供
が
針
金
を
合
。
た
だ
そ
れ
だ
け
で
あ
る
。
そ
丸
々
と
肥
え
太
り
、
優
雅
に
惰
眠
が
猫
だ
ら
け
で
あ
る
。
ど
の
猫
も
る
と
、
い
る
わ
い
る
わ
、
床
一
面
そ
く
舟
を
降
り
て
中
に
入
る
。
す
て
猫
を
仕
込
ん
だ
の
だ
ろ
う
。
こ
が
…
…
要
す
る
に
ヒ
マ
に
あ
か
せ
ぶ
こ
と
を
覚
え
た
と
い
う
の
だ
た
ら
、
も
が
い
て
い
る
う
ち
に
跳
読
み
か
け
の
本
を
開
く
。
日
中
の
や
り
過
ご
し
、
そ
し
て
夕
暮
れ
に
猫
の
寺
―
禅
を
組
み
な
が
ら
猫
を
抱
い
て
い
僧
た
ち
の
説
明
に
よ
れ
ば
、
座
朝
起
き
て
朝
食
を
摂
る
。
湖
畔
れ
考
え
て
い
た
。
た
い
何
を
平
和
と
い
う
の
か
。
と
い
う
そ
の
寺
の
こ
と
を
あ
れ
こ
を
す
る
わ
け
で
は
な
い
。
言
う
も
の
の
、
と
り
た
て
て
何
か
文
字
通
り
沈
没
し
て
い
た
。
と
は
意
味
す
る
く
ら
い
な
の
だ
が
、
イ
て
く
る
涼
し
い
風
を
頬
に
受
け
つ
こ
と
が
あ
る
。
日
本
人
の
長
期
旅
の
だ
。
単
語
が
そ
の
ま
ま
「
心
配
事
」
を
釣
ら
れ
た
よ
う
に
他
の
猫
た
ち
も
ず
る
ず
る
と
長
逗
留
し
て
し
ま
う
く
ぐ
り
成
功
!
そ
し
て
そ
れ
に
と
跳
ん
だ
の
で
あ
る
。
見
事
、
輪
一
人
旅
を
し
て
い
る
と
、
時
々
の
だ
。
長
居
を
し
て
い
た
の
で
あ
る
。
涼
な
気
候
に
惚
れ
て
、
つ
い
つ
い
寺
の
名
を
告
げ
た
。
こ
こ
で
は
カ
に
あ
る
細
長
い
湖
だ
。
海
抜
9
0
晩
と
て
も
涼
し
い
。
僕
は
そ
の
冷
と
に
し
た
。
安
宿
で
ゴ
ロ
ゴ
ロ
し
て
い
た
と
き
は
、
や
や
バ
ツ
の
悪
さ
を
感
じ
て
毎
日
昼
寝
ば
か
り
し
て
い
た
僕
そ
ん
な
、
の
ん
き
な
噂
を
耳
で
」
と
教
え
て
く
れ
た
の
で
あ
る
。
ガーペー寺院の名物、猫の輪くぐり
な
日
本
人
に
あ
き
れ
た
の
か
、
「
こ
を
す
る
寺
が
あ
る
。
文 前田 利幸/写真 吉岡 真稔
理想をかなえる逸品 HEVEA・roadfiy ロードフライ
リサイクル品だと知らなくても、個性や機能面で非常に魅力的なバッグ
クリーンディーゼル、ハイブリッド、
電 気 と、CO 2削 減 の た め の 対 策 が 進
製品が開発されていけば打開策のひと
廃材のリサイクルを主な生業とする
株 式 会 社 コ ー ハ ン が 最 近 出 し た、 廃 タ
つとなるのだが……。
イヤから生まれたバッグはまさにその
む自動車業界。しかし CO2 はなかな
ン の 進 化 が も た ら し た 代 償 は、 こ と の
お 手 本 と い え る 逸 品 だ と 思 う。「 ユ ー
か 減 ら な い。 急 激 な モ ー タ リ ゼ ー シ ョ
外 大 き い と い う こ と だ。 そ し て 問 題 は
ザ ー が 本 当 に『 欲 し い 』 と 思 う、 新 し
いものをリサイクルから生み出した
動 力 だ け で は な い。 動 力 部 分 で は 将 来
い」。あらゆるリサイクルが必須のこの
の 展 望 が 見 え る も、 4 つ あ る タ イ ヤ の
数が減っていくという話はまだ聞いた
時 代、 そ の イ メ ー ジ を 変 え な け れ ば 未
ことがない。
況 も 重 な る 今、 こ の ま ま で は 歯 止 め が
部 分 が 多 分 に あ る と 思 わ れ る。 経 済 不
に は、 環 境 に 貢 献 す る と い う 自 己 犠 牲
れたその手の商品を購入するユーザー
望 み は 薄 い。 実 際、 環 境 問 題 か ら 生 ま
質自体も向上するわけでない現状では
つ き ま と う 上、 出 来 上 が っ た 製 品 の 品
良 い の だ が、 こ れ は こ れ で コ ス ト 高 が
リアルリサイクルに置き換えられれば
CO 2が 排 出 さ れ る こ と に な る。 マ テ
サイクルが進んだとしても逆にここで、
の ほ と ん ど が サ ー マ ル リ サ イ ク ル。 リ
ヤはリサイクル可能とされているがそ
け に、 よ り 事 態 は 深 刻 だ。 現 在 廃 タ イ
100年やそこらでは分解されないだ
ヤ は 非 常 に 優 れ て お り、 土 に 埋 め て も
棄 の 問 題 も 起 こ っ て し か り。 今 の タ イ
ば、 こ れ は 当 た り 前 の 数 字 だ。 不 法 投
が約8千万台走っている現状を考えれ
会い、未来が少し明るく見えてきた。
多 い。 そ の 理 想 が 現 実 に な っ た 例 と 出
ど う せ な ら「 カ ッ コ 」 よ く「 エ コ 」
で き た ら ……。 こ ん な こ と を 思 う 人 は
クスもできる。
ないため、より愛着も持てるし、リラッ
気にならず使用場面を限定する必要が
に は な か っ た も の。 し た が っ て 汚 れ も
も ち ろ ん 防 水 性、 耐 久 性 に 優 れ て い
るというタイヤから来る特性も従来品
外の何物でもなかった。
れまで手にしたが、〝新たな出会い〟以
も な い、 人 生 で た く さ ん の バ ッ グ を こ
手 に 取 る と 確 か に、 皮 で も な い、 布 で
不思議なことにゴムの匂いはほぼせず、
れがコーハン〝HEVEA〟シリーズだ。
て 手 作 り で 行 っ た と い う 一 点 も の。 こ
す べ て の 製 作 工 程 を 日 本 国 内 で、 す べ
だ わ り 抜 い た 素 材 を 使 用 し、 さ ら に は
生 地 の 成 形 を 実 現。 他 の パ ー ツ に も こ
使 用 済 み タ イ ヤ を 粉 砕 し、 溶 融 材 で
包み込む独自の技術で全く新しいゴム
来はない、とコーハンは考えた。
かかってしまう。〝エコ〟でありながら
国内での廃タイヤの総発生本数は2
0 0 8 年 時 点 で 約 9、 6 0 0 万 本。 車
も 機 能 面、 フ ァ ッ シ ョ ン 面 で 魅 力 あ る
39
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