1 インターネットの進化と可能性 倉敷芸術科学大学の概要 岡山情報

倉敷芸術科学大学の概要
インターネットの進化と可能性
∼インターネットを利用した通信・放送融合の可能性∼
• 岡山県倉敷市に立地する私立大学
– 1995年 開学
– 3学部(7学科) 学生規模 約2000人
• 芸術学部(美術学科、工芸デザイン学科、映像デザイン学科)
• 生命科学部(生命科学科、健康科学科)
• 産業科学技術学部(コンピュータ情報学科、起業学科)
2004年
2004年5月10日
10日
倉敷芸術科学大学
小林 和真
kazukazu-k@cs.kusa.ac.jp
岡山情報ハイウェイ
• 岡山県による自設光ファイバープロジェクト
– http://www.okix.ad.jp
/
http://www.okix.ad.jp/
人口:
人口: 1,951,174
世帯数:
世帯数: 658,787
面積:
7,111k㎡
面積:
1
岡山県内の接続状況(高校&市町村)
• 県立高校の接続
– 79校
79校
• 岡山県内全市町村
の接続が完了
– 79市町村
79市町村
• そのほか
– 140を越える組織が
140を越える組織が
接続利用中
インターネットの進化と可能性
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情報化社会の到来とIT
化の潮流
情報化社会の到来とIT化の潮流
DSLによるブロードバンドアクセス
DSLによるブロードバンドアクセス
• 世帯普及率 81.4%
81.4% 企業普及率 98.4% 6942万人
6942万人
出典:平成15
年度 総務省 情報通信白書
出典:平成15年度
出典:平成15
年度 総務省 情報通信白書
出典:平成15年度
次世代を担う情報通信ネットワークの展望
• 次世代通信ネットワークで注目されるキーワード
–
–
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–
ユビキタス・ネットワーク
ホームネットワーク
無線LAN
無線LAN
ナビサービス
情報家電
無線タグ(RF
-ID、
無線タグ(RFID、AutoAuto-ID)
ID)
IPv6
通信・放送融合
光ルーティング
通信と放送の融合とインターネット
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放送って何?
通信・放送融合
• この法律において「放送」とは、公衆によって直接
受信されることを目的とする無線通信の送信を
いい、「有線放送」とは、公衆によって直接受信
されることを目的とする有線電気通信の送信を
いい、「放送番組」とは、放送及び有線放送の
放送番組をいう。
• 放送のデジタル化と高品質化
「放送番組素材利用促進事業の推進に関する臨時措置法」より抜粋
– 米国 2005年
2005年 地上波デジタル化
– 日本 2010年
2010年 地上波デジタル化
• デジタル放送による双方化
– アナログモデムによるアップリンク(たった2.4Kbps)
アナログモデムによるアップリンク(たった2.4Kbps)
– とても双方向とは言いたくない・・・
。
とても双方向とは言いたくない・・・。
• インターネットを利用した映像伝送
– Windows Media/Real/QuickTime etc.
通信・放送融合を目指した研究開発
インターネットによる放送の重要な視点
• 通信・放送融合技術の開発の促進に関する法
律(平成十三年六月八日法律第四十四号)
⇒ 通信・放送機構による支援(研究補助等)
• 放送と通信
– 不特定多数に対する同報通信が放送
– 多数であっても特定される二者間であれば通信
• 地上派(いわゆるテレビ)の再送信が可能か?
– 著作隣接権と難視聴対策
• 準拠するべき通信放送関連法は
– 放送法? 有線放送法?
– というわけで制定された法律が
「電気通信役務利用放送法」
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電気通信役務利用放送法
放送関連法案
• 平成十五年七月二十四日法律第百二十五号
• 放送法(昭和二十五年五月二日法律第百三十二号/
放送法(昭和二十五年五月二日法律第百三十二号/平成十
四年十二月六日法律第百三十四号)
• 有線テレビジョン放送法(昭和四十七年七月一日法律第百十
四号/
四号/平成十五年七月二十四日法律第百二十五号)
平成十五年七月二十四日法律第百二十五号)
• 有線電気通信法(昭和二十八年七月三十一日法律第九十
六号)
• 受信設備制御型放送番組の制作の促進に関する臨時措置法
(平成七年四月二十一日法律第七十七号/
(平成七年四月二十一日法律第七十七号/最終改正:平成
一五年五月三〇
一五年五月三〇日法律第五四号)
– 平成16
年4月1日改正案 施行
平成16年
• 事業者が地上波を再送信するには
– 再送信の同意を得ることが条件(有線テレビジョン放送法13
条2項、電気通信役務利用放送法12条)
• 同意を得ない場合には
– 地上波テレビ事業者の著作隣接権(著作権法99条1項、
有線放送権)を侵害
• 同意の範囲は
– 地上波テレビ事業者と実演家の許諾(再送信義務の場合の
判断がわかれている)
IPv6 Multicast を利用した放送利用実験
• 目的
– IPv6 Multicast の長距離、マルチベンダー運用の実証
– 地上テレビに映像中継に利用できることを実証
• 概要
– 札幌雪まつり(2004年2月5日∼11日)会場の映像を
複数拠点で同時受信し品質評価等の実証を行う
– もっとも長距離となる沖縄からテレビ生中継を実施
• 同時期に実施されるプロ野球春季キャンプの話題をクロストーク
するなど、日本の最北東の北海道と最南西の沖縄における生の
比較を番組に活かしながら放送に利用できることを実証する 。
– 放送中継活動に必須の連絡回線およびキャスター音声
送り返し回線をインターネット電話(VoIP
) 技術で伝送す
送り返し回線をインターネット電話(VoIP)
ることも実証する
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大通り公園の構成図(Network+
映像)
大通り公園の構成図(Network+映像)
インターネット放送用の機材 その1
インターネット放送用の機材 その2
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放送スケジュール
放送実施状況
1. アール・ケー・ビー毎日放送株式会社(RKB)
アール・ケー・ビー毎日放送株式会社(RKB)
–
2月5日 (木) 17:25
頃∼ 「今日感テレビ」内
(木) 17:25頃∼ 「今日感テレビ」内
2. 株式会社毎日放送 (MBS)
–
–
2月5日(木)18:48
頃∼「MBS
MBS VOICE」お天気コーナー内
日(木)18:48頃∼「
VOICE」お天気コーナー内
2月6日(金)18:48
頃∼「MBS
MBS VOICE」お天気コーナー内
日(金)18:48頃∼「
VOICE」お天気コーナー内
3. 山陽放送株式会社(RSK)
山陽放送株式会社(RSK)
–
–
2月5日 (木) 16:50
頃∼ 「イブニングワイド」第1部内
(木) 16:50頃∼ 「イブニングワイド」第1部内
2月5日 (木) 18:45
頃∼ 「イブニングワイド」第2部内
(木) 18:45頃∼ 「イブニングワイド」第2部内
4. 北海道放送株式会社(HBC)
北海道放送株式会社(HBC)
–
2月5日 (木) 18:35
頃∼ 「テレポート2000」内
(木) 18:35頃∼ 「テレポート2000」内
5. 琉球放送株式会社(RBC)
琉球放送株式会社(RBC)
–
–
2月4日 (水) 18:40
頃∼ 「RBC
RBCエリアレポート」内
エリアレポート」内
(水) 18:40頃∼ 「
2月5日 (木) 18:22
頃∼ 「RBC
RBCエリアレポート」内
エリアレポート」内
(木) 18:22頃∼ 「
中継現場でのVoIP
利用の試み
中継現場でのVoIP利用の試み
最新のインターネット放送技術(NAB2004)
最新のインターネット放送技術(NAB2004)
• 連絡系統と送り返し音声
– 遅延の少ない音声回線が必要
• DVoverIPでは約0.3秒の遅延が発生
DVoverIPでは約0.3秒の遅延が発生
– 中継車とスタジオの連絡回線
• 4W(全2重)回線で音声漏れの少ない品質が必要
– 現場リポータへの送り返し音声
• スタジオからリポータ音声を差し引いた音声(マイナスワン)
を伝送し、現場でリポータ音声と合成
– 放送システムとのインターフェースはPC
ベースのIP
IPソフ
ソフ
放送システムとのインターフェースはPCベースの
トフォーンを利用(PC
の音声入出力を利用)
トフォーンを利用(PCの音声入出力を利用)
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最新のインターネット放送技術(NAB2004)
最新のインターネット放送技術(NAB2004)
最新のインターネット放送技術(NAB2004)
最新のインターネット放送技術(NAB2004)
最新のインターネット放送技術(NAB2004)
最新のインターネット放送技術(NAB2004)
Kurashiki University of Science and the Art
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