Bento 4 for iPad エディトリアルレビュワーズガイド

Bento 4 for iPad
エディトリアルレビュワーズガイド
(Editorial Reviewers Guide ビデオの日本語翻訳スクリプト)
こんにちは。私はファイルメーカー社で
Bento for iPad のプロダクトマネージャーを
務めるデクスター・レスです。これから、こ
の Bento 4 for iPad エディトリアルレビュワ
ーズガイドをご案内していきたいと思います。
Bento for iPad についてさらに詳しく知りた
い場合は、FileMaker.co.jp の Bento プレス
ルームのセクションにアクセスしてください。
Bento 4 for iPad の新しい機能をいくつかご紹介する前に、まず基本のおさ
らいをしましょう。まずアプリを起動します。Bento for iPad を起動して最初に表
示されるのは、「テンプレートの選択」ウインドウです。このウインドウにはあら
かじめ作成された 25 のテンプレートが入っており、スクロールすれば全体を見る
ことができ、そこから好きなものを選べます。ここでは「レシピ」を選択します。
テンプレートを選ぶと、クイックツアーのウインドウが表示されます。クイ
ックツアーには、「ライブラリから開始する」、「フォームをカスタマイズする」、
「表形式で操作する」などの項目があり、さらにその他のオプションで「テーマの
選択」、「Bento for Mac と同期する」、「ヘルプを表示」などをご紹介していま
す。
Bento 4 for iPad の中に入ると、分割表示されたコントローラに気付くでし
ょう。左側にはライブラリリスト、右側にはメイン表示ウインドウがあります。
まずライブラリリストのパネルについて説明しましょう。ライブラリのパネ
ルには、すべてのライブラリが入っています。ライブラリというのは、自分だけの
アプリケーションと考えることができます。一番下に小さいボタン があります。
これをタップすると、「新規ライブラリ」「新規コレクション」「ライブラリを削
除」「ライブラリアイコンを選択」が表示されます。ここでは「新規ライブラリ」
を選択します。すると「テンプレートの選択」画面に戻ります。
今回は「連絡先」テンプレートを選択します。するとさきほど選択して新規
作成したテンプレートのすぐ下に表示されます。もう一度やってみましょう。もう
1 つ選択します。今度は「イベント」を選びます。これでライブラリリストに 3 つ
のライブラリが入りました。それぞれをタップすると、少し強調表示されて、どの
ライブラリを作業中かがわかります。タップして押さえたまま動かせば、ライブラ
リを上下に移動することもできます。こうして、自分の好きな順序にカスタマイズ
することができます。
「レシピ」に戻りましょう。ライブラリの名前を変えたければ、ダブルタッ
プするだけで、好きな名前に変えることができます。ここでは My Recipes に変え
ました。ボタンをもう一度タップして、新しいコレクションを追加することができ
ます。コレクションというのは、簡単に言うと、関連したデータをもつレコードの
集まりです。My Recipes のライブラリに、コレクションを追加してみましょう。
パンのコレクションを作成し、そこにバナナブレッドを追加することにします。
「OK」を選ぶと、新しいコレクションができ、その中にバナナブレッドが入ります。
ダブルタップして、「Bread Recipes」という名前を付けます。
これで出来上がりです。どんなパンのレシピでも、このコレクションに入れ
ることができます。いくつでもコレクションを作成できます。実にすばらしいです
ね。小さい矢印をタップすれば、表示が縮小します。
また別に、ライブラリを削除することもできます。それには 2 つの方法があ
ります。まず、ライブラリを選択してから、ライブラリパネルの一番下の をタッ
プし、「ライブラリを削除」を選びます。するとポップアップが現れて、このライ
ブラリを削除してよいかどうかを尋ねてきます。今のところは「いいえ」を選ぶこ
とにします。または、ライブラリの名前をスワイプしてから、削除をタップしても、
同じように削除することができます。
もう 1 つの便利な機能は(もう一度「My Recipes」に戻ります)、ライブラ
リウインドウに独自のライブラリアイコンを選択できるものです。たとえば、表示
されている小さいレシピの箱が気に入らないとしましょう。ライブラリパネル下の
をタップして「ライブラリアイコンを選択」を選ぶと、Bento に入っているたく
さんの作成済みアイコンが表示されるので、この中から好きなものを選べます。こ
れを選びましょう。私はこれのほうが好きです。さあできました。
次に、メイン表示ウインドウについても少し説明しましょう。メイン表示ウ
インドウは 4 つの部分に分かれています。一番上にナビゲーションバーがあります。
その下にはフォームバーがあります。その下にメイン表示ウインドウがあり、一番
下はレコードツールバーです。
まず一番上のナビゲーションバーから始めます。最初に、黒い円に入った小
さい矢印が見えますね。この矢印
をタップすると、フルスクリーンモードに入れ
ます。もう一度 をタップすれば、デフォルトの分割表示モードに戻ります。その
すぐ隣は表示コントローラです。これについては、もう少しあとで詳しく説明しま
す。中央にライブラリの名前があります。もっと右には円に入った小さい 「i」 の
文字( )があります。これでインスペクタウインドウを開きます。これをタップ
すれば、「テーマの選択」、「ライブラリをメールで送信」「同期」「設定」
「Bento の登録」などの操作を行うことができます。最初に見たクイックツアーを
もう一度表示することもできます。ヘルプも利用できます。
ここでは「テーマの選択」に進むことにしましょう。Bento では 40 以上の
テーマから好きなものを選ぶことができます。一番上まで行って、「ポートフォリ
オ」を選びます。これは私の好きなテーマの 1 つです。こうして、テーマが変更さ
れました。
インスペクタ の隣には iOS で基本の検索ボックスがあります。アップル
パイを焼くためのレシピを探しているものとします。“アップル” と入力して、「検
索」をタップします。するとアップルパイのレコードが見つかるまで、すべてのレ
コードが検索されます。見つかりました。該当するレコードがなければ、何も表示
されません。ただ、結果ゼロが示されるだけです。これが基本の検索ボックスです。
そのすぐ下に、フォーム表示バーがあります。フォーム表示バーでは 2 つの
ことがわかります。1 つは現在表示されているフォーム名、もう 1 つはこのライブ
ラリにあるすべてのフォーム名です。今のところ、My Recipes のライブラリには
フォームが 1 つだけ入っています。そのすぐ隣に小さい鉛筆アイコン が見えま
す。この鉛筆をタップするとデザインモードに変わります。デザインモードを終了
したければ、もう一度鉛筆をタップするだけで、またメイン表示モードに戻ります。
フルスクリーンで、メイン表示ウインドウを表示してみましょう。メイン表
示ウインドウでは、特定のフォームにあるすべてのデータを見ることができます。
画面はスクロールすることができます。画像をダブルタップすれば、フルスクリー
ンで表示され、タップして左上の「完了」をタップすれば、フルスクリーンからも
との表示に戻ります。フィールドをスクロールしたり、異なるオプションを選んだ
りすることもできます。
デフォルト表示に戻ります。一番下にレコードツールバーがあります。レコ
ードツールバーでは、レコードの追加や削除ができます。左の隅にある小さいプラ
ス記号
をタップすれば、こうして新しいレコードが表示されます。もしこのレコ
ードが気に入らないので削除したければ、小さいマイナス記号 をタップするだけ
です。「現在のレコードを削除してよろしいですか?」という質問が表示されるの
で、「レコードを削除」を選びます。そうするとまた元の画面に戻ります。
中央にはナビゲーションコントロールバーがあります。これをタップすると、
私のライブラリに入っているすべてのレコードをスクロールできます。これはとて
もパワフルな機能なので、あとから詳しく説明します。右端には、左と右の矢印
があります。この矢印を使うと、レコードを1つずつ移動できます。とても
便利ですね。以上が Bento for iPad の基本的な機能でした。
では次に、Bento 4 for iPad の新しい機能をいくつかご紹介していきましょ
う。 「ライブラリソース」ボタン( )を選択してから「新規ライブラリ」を選
ぶと、「テンプレートの選択」画面が表示されます。ここには 25 の組み込み iOS
テンプレートがありますが、どれも特に iPad 向けにデザインされたものです。ここ
に気に入ったものが見つからない場合は、ワンタップで、Bento テンプレートエク
スチェンジに進めます。それには、画面の右上隅にある「その他のテンプレート」
ボタンをただタップするだけです。 1,000 以上のテンプレートがあり、好きなもの
を選んで Bento 4 for iPad で使用することができます。ここでは左上の「完了」を
タップして戻り、「支出」のテンプレートを選択しましょう。するとライブラリに
「支出」が加わり、表示されます。
Bento 4 for iPad のもう 1 つの新機能は、ドラッグ&ドロップできるデザイ
ンモードです。 画面の右上隅にある鉛筆のアイコン をタップするだけで、この
モードにアクセスすることができます。メイン表示と同様、デザインモードも iOS
分割表示コントローラを使用します。左側には、フィールドを表示するウインドウ
があります。右側は、デザインフォームのウインドウです。
フィールドのウインドウに注目してみましょう。フィールドのウインドウは
3 つの部分に分かれています。「フィールドを表示」「新規フィールド」「オブジ
ェクトを追加」です。「フィールドを表示」をタップすると、現在はフォーム上に
ないすべてのフィールドが表示されます。フォームにフィールドを追加したければ、
そのフィールドをタップしてドラッグするだけです。やっぱりフィールドをそこに
入れたくないと思えば、フォーム上でタップし、ドラッグで戻します。「新規フィ
ールド」を選択すると、フォームに追加できるフィールドのリストが表示され、ス
クロールして見ることができます。フィールドがどんなものかよくわからない場合
は、一回タップすれば、そのフィールドについての簡単な説明を読むことができま
す。
“URL” を選んでみましょう。これを一番下に追加します。すると、フィール
ドに名前をつけるよう指示されます。これを「My URL」と呼ぶことにし、このよう
に作成します。こんなに簡単です。「オブジェクトを追加」もあります。 「オブジ
ェクトを追加」フィールドでも、オブジェクトをタップすれば、「新規フィール
ド」と同様にそのオブジェクトがどんなことをするか、簡単な説明が表示されます。
イメージボックスを追加したいものとしましょう。タップしてドラッグするだけで
す。これでイメージボックスがすべてのレコードに表示されるようになります。
デザインモードに追加されたもう 1 つの機能は、フォームバーです。フォー
ムバーでは、鉛筆 のすぐ隣にある小さいプラス記号をタップすると、新規フォー
ムを追加することができます。このフォームに「Details」という名前を付けます。
これでフォームが 2 つになりました。また「フィールドを表示」をタップすると、
このライブラリにこれまで作成したすべてのフィールドが表示されるので、すぐド
ラッグ&ドロップをして、まったく異なるフォームの作成を開始できます。説明を
追加できます。前に作成した URL も追加できます。それから、プロジェクト名を一
番上に追加しましょう。ハイライトやシェーディングを加えることもできます(フ
ィールドをタップして、「オプション」>「シェーディング」を選択)。ここには
薄い陰影(「明」を選択)を加え、URL には濃い陰影を加えて(「暗」を選択)、
バランスをとります。フィールドの左上隅にあるテキストボタン
をタップする
と、ラベルのサイズを小さくしたり、大きくしたり、中くらいにしたりできます。
今はこのままにしておきましょう。
フォームバーのもう 1 つの便利な機能として、タップすると、オプションが
表示されます。名称変更、コピー、隠す/表示、削除があります。「隠す」をクリッ
クすると、フォームのラベルがイタリック体に変わります。そして鉛筆 をもう一
度タップすれば、そのフォームが表示から消えます。けれども、もう一度デザイン
モードに戻って選択し直せば表示されるようになります。ただ「表示」を選ぶだけ
です。フォームの順序が気に入らない場合は、タップして押したままドラッグし、
並べ替えることができます。
デザインモードは、Bento 4 for iPad の実にパワフルなツールです。ここで
は詳細をすべて説明することはできません。ご自分で遊んで、実際に試してみるこ
とをお勧めします。今はこれでデザインモードを終了することにしましょう。
次に、テーマについて少しお話しします。Bento 4 for iPad には 40 にのぼ
る Retina ディスプレイ対応のテーマが組み込まれています。ここで、「連絡先」ラ
イブラリを選択します。 インスペクタ(
)のボタンをタップし、「テーマの選
択」を選びます。画面の左側で、Bento 4 for iPad で使用できるすべてのテーマを、
スクロールして見ることができます。ここではいくつかをタップして、どんなもの
かをお見せしましょう。テーマがすばらしいのは、デスクトップ用の Bento 4 にあ
るテーマがすべて Bento 4 for iPad にもある点です。次に「ガンメタル」を選んで
みます。これは私の好きなテーマの 1 つです。タップして終了します。実に簡単で
す。
ここで、情報を表示して操作する画期的な方法について説明します。Bento
には、メイン表示ウインドウのフルスクリーンアイコンの隣に、ナビゲーション表
示コントローラがあります。これ
を一度タップすると表形式になります。そこ
をもう一度タップすると分割形式になります。またそれ
をタップするとフォ
ーム形式になります。(分割形式が表示されないときは、インスペクタ
して「設定」>「分割形式を有効にする」を選択します)
をタップ
ここで表形式
にします。フルスクリーンアイコン
もタップします。表
形式では、すべてのレコードのすべてのデータを見ることができます。表形式の画
面を上下左右にスクロールできます。表形式モードで編集したい場合は、フィール
ドをダブルタップすれば、フィールドに直接入力できるようになります。画像を見
たければ、その画像をダブルタップし、「フルスクリーン」を選びます。すると画
像がフルスクリーンで表示されます。タップして左上の「完了」を選択し、画像を
終了します。ヘッダーバーをタップしてからヘッダーバーの右の”II”マーク をド
ラッグして、列幅のサイズを変更できます。タップして押さえたままドラッグすれ
ば、フィールドヘッダーの順序を入れ替えることもできます。
Bento には拡張検索機能もあります。検索ボックスをタップし、たとえば
“XYZ”と入力すると、Bento は“XYZ”が含まれているすべてのレコードを表示します。
本当に便利でパワフルな機能です。
Bento のもう 1 つの新機能は、レコードスライダです。レコードスライダは、
画面の一番下のレコードツールバーの中央にあります。レコードツールバーをタッ
プしてスクロールすると、3 つのことがわかります。まず、レコードツールバーが
ソートしているメインフィールドが表示されます。右上隅には、その時点のレコー
ド番号と、ライブラリ内にあるレコードの総数が表示されます。また、ソート中の
選択されたフィールドのデータが表示されます。これらは Bento 4 for iPad の重要
な機能です。
基本機能を離れ、Bento 4 for iPad に加えられた 4 つの新機能について、も
う少し説明したいと思います。デザインモードに入ります。「新規フィールド」を
選択します。Bento 4 for iPad には計算フィールドがあります。計算フィールドで
は、テキストのほかに、ライブラリ内の別のフィールドの値を入れて計算式を作成
することができます。Bento には GPS 位置情報を場所フィールドで格納する機能も
あり、現在の場所を手動で取り込むか、レコードが作成または変更されたときに自
動的に取り込むかを選択することができます。
フォーム上で、スプレッドシートような形式でデータを見たい場合、Bento
には簡易リストの機能もあります。簡易リストでは、データを直接入力することも、
自分の好きなスプレッドシートドキュメントからコピー&ペーストすることもでき
ます。
他の人には見せたくない機密のデータがある場合、Bento には暗号化データ
のためのフィールドがあります。暗号化フィールドを使用すると、データが安全に
データベースに保管されます。
以上が Bento 4 for iPad の新機能です。Bento for iPad のエディトリアルレ
ビュワーズガイドをご覧いただき、どうもありがとうございました。Bento for
iPad の詳細については、FileMaker.co.jp の Bento プレスルームのセクションにア
クセスしていただくようお願いいたします。
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