Zato`s Report 政策紹介特別号Vol.1

沖縄を変える仕組みづくり。
「沖縄に電車が走る」。かつては「夢」と言われてきた事業が現実になりつつあります。
それが可能となったのは、政治が動いたからです。
政治が本気で課題に取り組めば、沖縄の在り方を変えることが可能となるのです。
そのために必要なのは有権者と政治家との共同作業です。私は、皆さんと一緒に考え、動きます。
個々の政策
政策コンセプト
01 未来を切り開く仕組みとは。 02 無所属。4年間。何ができるか。 03 計画的に。効果的に。
[ 問題意識 ]
[ 実行に必要なのは? ]
沖縄には県民の手で作り上げた「21世紀ビジョン」があり
無所属の県議1人が4年間でどれだけのことができるでしょ
ます。これまでも多くの取り組みや施策がこのビジョンに基づ
うか。思い描くことのうち、実現できることは当然限られてき
き実地されてきました。しかし一方で、現行の制度のもとでは
ます。必要なのは効果的な段取りを考え、焦点を絞り、挑戦し
解決が難しい課題が山積しているのも実情です。
続けることです。
問題を解決し、ビジョンを実現させるために必要なことは
日本、米国、アジア。沖縄を取り巻く状況は複雑です。また、
何か。それは、既成の枠にとらわれず、必要を見極めて柔軟に
現代は変化が激しく、確立された成功モデルもありません。だ
制度を変える発想、それを実行に移す力を持つことです。
からこそ、成功へ導くモデルを自ら作ることが大切です。
[ さあ、改革へ! ]
まず、柔軟で素早い課題解決が可能となるような
①「仕組み」を作る。(短期で素早く!)
望ましいポイントを探り、実行する。
②(中長期の視野を持ちつつ、急いで)
「強い経済、やさしい社会」に向けた統治機構改革
(長期的展望のもとに)
③
04 県民の「思い」を政策に変える。
[ これまでの取り組みも継続して ]
暮らし、経済、沖縄全体を良くするため、県民の皆さんのご
意見を踏まえ、実現に向け党派や所属を超え、協働し形にして
いきます。
01 待機児童解消。子どもの安心を確保します。
•保育士人材バンク(仮称)をつくり、保育士確保に努めます。
•保育士の働く環境を改善します。
•子どもたちに安全な食材を提供、支援します。
02 学齢期の子どもの育ちを守る。より多くのチャンスを!
•教育指導がより行き届くよう 30 人以下学級を推進します。
主要政策
[ 柔軟で素早い課題解決の 「 仕組み 」 を作る。 ]
短期
解決力を身につける
議会改革。
[ 望ましいポイントを探り、実行する。 ]
中期
学校外教育支援制度の
創設。
[「強い経済、やさしい社会」に向けた統治機構改革 ]
長期
政令指定都市なは ( 仮称 )
の実現。
•県予算と寄付でスポーツ・文化活動での派遣費用支援基金をつくり
ます。
•中高校生の修学旅行を体験教育旅行とし、負担軽減・無料化を進め
ます。
03 暮らしを豊かに、安全に。
•全電線の地中化を目指しつつ、即効的に台風に強い電柱を設置し
ます。
•民泊推進のための住宅建替え、リフォーム支援を行います。
•犬・猫殺処分ゼロを目指します。
•コールセンターで勤務する皆さんの働く環境を改善します。
課題
事業執行には予算や人手が必要ですから、議員一人の力
課題
子どもたちが夢の実現し、未来を切り開く力を身につけ
課題
那覇市及び周辺都市圏は子どもの貧困、待機児童、交通
であっという間に公約を実現させるのは難しいのですが、それで
る上で、スポーツ活動、習い事、学童保育などの学校外教育は
渋滞等、大都市特有の問題を抱えており、これらの解決には、
も任期中、公約実現にむけて努力を怠りなくするのが議員の務め
必要です。しかし実際には、親の経済的理由で本人が望む学校
現場により強い権限が必要です。他方、この都市圏は、県内で
です。やる気のある議員がこれまで以上に公約の実現に向けて力
外の教育に参加できない子どもたちがいます。これは教育の不
最も経済的成長力のある地域で、県全体を強くするためにも、
を発揮するためには、いくつかの議会改革が必要だと私は考えて
平等につながります。
那覇が「強い心臓」となる必要があります。
います。
①現在、年4回行われている定例議会を一年中開催させ
親の経済的負担軽減を図れるよう教育目的に特化した
クーポンを配布し、学校外教育活動へ支払えるようにします。
ます。②解決策を取りまとめる特別チーム(委員会)を発足さ
せ、議会自身が解決策を作れるようにします。
県民により近い議員一人ひとりの力が所属や党派を問わ
ず活用され、県民生活に反映されやすくなります。
対策
周辺の自治体の協力を得て、約 60 万人の人口を擁す
る政令指定都市 那覇(構想)を提唱し、実現に向けて働きか
けます。
効果
効果
国・県からの権限委譲で独自の産業、福祉政策の展開が
の貧困は根深い問題ですから、一括交付金等を活用し構造的な
しやすくなり活力ある街となるでしょう。そして県庁は全体の
対策を実現していきます。
戦略に集中できるという役割分担が行えます。
「道州制」や「一
国二制度」に通ずる統治機構の改革です。
• 議員一人ひとりの力を最大化!
• 会期にとらわれない特別チーム!
• 役所任せではなく政治の力で課題解決!
04 沖縄の文化を守り伝えます。
•王国時代等の文書を保存・修復し、沖縄史の再確認と再発見につ
なげます。
•首里地域に紅型、首里織の後継者育成、展示場を設置します。
• 子供の夢を支援!未来を切り開く力を!
• 人材育成産業の活性化!
• 一括交付金を人材育成へ活用!
ります。
05 世界水準の観光リゾート地を目指します。
•街路樹の剪定、除草を進め清潔感のある道路景観をつくります。
•那覇空港から2次交通への結節、周辺道路等を含めた利用環境を改
用途を学校外教育に限定したクーポン制度にすることで
目的外使用を防ぎます。全県的な支援は日本初の事業。子ども
効果
扱うよう国に求めます。
•しまくとぅば普及のため、幼児期にわらべうたに親しむ環境をつく
対策
対策
•那覇空港周辺住宅の防音工事補助を防衛省補助基準と同等に取り
• 市の現場力 UP で住民にやさしい社会を!
• 県のデザイン力 UP で強い経済を!
• 新たな統治モデルを沖縄から発進!
善します。
•観光人材育成・確保を促すため、託児所の設置等の就業環境の改善
を支援します。
06 沖縄の地理的優位を平和に活かします。
•6カ国協議を始め紛争解決、和平交渉等の国際会議を誘致します。
•国際会議誘致に向けての通訳士育成と確保のためのより良い待遇を
目指します。
•琉球親善センター(仮称)を各地に建設し、文化の発信と交流を通
して平和構築に貢献します。
政党への姿勢
政党の枠を超え、沖縄を動かす。
「沖縄のことは沖縄で決める」という地域主権改革を実現す
る上で、民主党政権に期待し、その一員となりました。
「私の
政策が党の沖縄政策」という気概で県連役員を務め、政権交代
を作るためには県民の意見をまとめ、自ら未来を切り開く強い沖
縄を目指すことが何より大事だということです。
民主党政権時に自由度の高い一括交付金などの制度を作りあげ
が実現した際は、一括交付金の導入、沖縄振興特別措置法の
たことで、「沖縄21世紀ビジョン」に掲げられた沖縄を目指す
制定、鉄軌道可能性調査事業、首里城正殿等の県への移管など、
ための環境は整いつつあります。これからは、県民の皆さんの意
これまでにない大きな改革を実現することができました。
見を聞き、まとめるために、政党の利害を超えることが必要です。
一方、基地問題で、党本部が「最低でも県外」という約束を
反故にし、県民の期待を裏切った際には、党本部と県連・県民
そんな折、私自身が党に所属をしたままでは、利害の調整は難し
いと考え、民主党を卒業することにしました。
のねじれを解消しようと再三党本部に要請をしましたが、実
任期中、政党には所属いたしません。
現できませんでした。そこで学んだことは、県民の望む未来
無所属での挑戦です。
軌跡
Ver.1.3
上里ただし活動報告
Zato’s Report
2016-2020
特別号
政策紹介
再始動。未来のために。
落選後の 4 年を振り返って。
走り続けた 2008 年から 2012 年までの任期中とは一転し、
落選中は沖縄のために何ができるかを深く問いながら活動して
り人の話を聞き、地域や学校などの様々な活動へ参加する時間を
得たことで、新たな知見を得て、熟考することができました。
きました。歩調を緩めたことで、走っている時にはなかなか出
沖縄は、多くの「世代わり」や「沖縄戦」のような悲惨な経験を
来なかった地道な活動に取り組むことができました。首里城の
してもなお、自らの力で苦難を乗り越え、道を切り開いてきました。
水辺空間の復元へむけての取り組み、本部町でのウミガメ産
私たちにもできる。
卵場所の整備活動、劣化の著しい古文書等の保存・修復事業等、
この思いを持って沖縄の未来を考え、沖縄自身が道を切り開く
身近な問題に身近な皆さんと共に取り組んできました。じっく
ことのできる体制づくりのため、再び走り続けます。
改めてのご紹介
「人の役に立ちたい。」
幼少期からの漠然とした思いが自分の生き方となったのは、小5の時、父が事業で失敗し
「辺野古」の「次」を、沖縄の未来を切り開く。
たことがきっかけです。困窮した我が家で、私は、人々が幸せに暮らせる社会を夢見るよう
になりました。
■辺野古のはじまり。県民の願い。
「社会のため、沖縄のために貢献したい」
辺野古移設は、95 年の少女暴行事件をきっかけに県民の反
しかし、
「考える」だけでは思想家の仕事。
■沖縄に必要な視点。何をすべきか。
このような状況の中、沖縄に何ができるでしょうか。沖縄戦や
基地感情の高まりを受けて、日米両政府が発表したことに始ま
その後の植民地的統治のため、沖縄には今なお多くの問題が残っ
だからこそ、政治を志しました。
りました。当時の県民は、
「日本の法で加害者を裁けない」と
ています。沖縄が、沖縄を取り巻く国際平和の構築に自ら動くこ
いう日米地位協定に見られる不条理さの解消を強く願っていま
とは重要です。そしてそれと同等に重要なのが足元の問題、つま
学び、考え、行動し続ける。
したが、時の県と政府は、普天間移設に代表される基地の負担
り経済問題や生活に関する対策です。子どもの貧困、失業率の高
軽減で決着をつけようとしたのです。県民が望む解決とは本質
さ、学力…あげればきりがありません。そして、これらの問題を
的にずれたものでした。
紐解いてゆくと、やはり沖縄独特の問題が絡む場合が多いのです。
行動がなければ何も変わりません。
上里 ただし
人はそれぞれの場でそれぞれの道を切り拓いて生きています。
私は政治の場で全力を尽くします。
•1973 年 2 月生まれ。開邦高校、明治大学卒。琉球銀行に勤務。
•国会議員秘書、松下政経塾を経て政治家に。
•那覇市議会議員を経て 2008年から沖縄県議会議員 1期を務める。
•2012年県議選に惜敗。
•家族は妻と小学生の息子 1 人。
•好きな木はがじゅまる。好物はカレーライス、カツカレー、ゆし豆腐。
•選挙区は那覇市、久米島町、渡名喜村、粟国村、渡嘉敷村、座間味村、
南大東村、北大東村
つまり、ここでも沖縄の未来を沖縄自身が創り出し、道を切り開
〒 903-0804 那覇市首里石嶺町 4-135-1くしばるビル 1F
電話098-917-1461
FAX098-917-1462
E-mail:info@uezato.com
公式 WEB サイト:http://www.uezato.com/
■沖縄の現状。残される課題。
辺野古移設は、貴重な自然を破壊し、加えて県民感情を無視
時に、自ら解決策を編み出し、新しい形を創り出すことが必要で
したもので、とても納得できるものではありません。辺野古の
はないでしょうか。問題の解決は簡単ではありませんが、本気で
問題は今、法廷闘争という政治的な交渉の及ばぬ段階に来てい
解決する!という姿勢を持ち続けなければなりません。
ます。反対運動は意義のあることだと思いますが、政治家には
それとは別にやらねばならないことがあります。
移設が撤回される、あるいは強行された後、基地の問題がど
うなるかを考えてみましょう。沖縄にはまだ米軍基地は残りま
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公式 BLOG
いていく力が必要なのです。県が国に対して問題解決を迫ると同
■再始動。未来のために。
こうした視点から、沖縄の未来のために何ができるのかを考え、
政策をまとめました。
すし、東シナ海での権益を巡る軍事的衝突リスクにさらされる
本パンフレットでは紙面の関係上、基本的な考え方を説明させ
ことで南西諸島へ新たな自衛隊基地が配備されることさえ現実
ていただきますが、今後は皆様に直接説明する機会を設けたり、
のものとなりつつあります。県民が辺野古移設問題にとらわれ
また、WEB サイト等を通じて皆様のご意見を伺いながら、でき
ているうちに、周辺地域のリスクが高まっていることに気づか
るだけ多くの考えを発信させていただく予定です。
ず、対応が遅れると悲劇につながります。