水土里ネット長崎 管理指導課だより 発 平成 24 年 1 月 10 日 行: 長崎県土地改良事業団体連合会 管理指導課 長崎市大黒町9番17号 TEL:095-823-3101 FAX:095-820-6836 発行責任者:野田 和幸 編集:前田 正樹(maeda@ntr.or.jp) 第 029 号 ∼経営安定対策基盤整備緊急支援事業(7年事業)∼ ∼土地改良負担金償還特別緊急支援対策事業(3年事業)∼ ∼土地改良施設管理円滑化事業∼ 土地改良事業に関する相談を随時受付ています。 【助成金交付申請時期について】 相談窓口は、管理指導課及び換地課、各支所です。 本年も水土里ネット長崎 管理指導課をよろしく お願いいたします 平成 24 年 元旦 ∼土地改良施設維持管理適正化事業∼ 課員一同 本会の診断指導が 必要となります。 加入要件等を別紙 1 に記載しました。再確認をお願いします。 加入地区事例 助成金交付申請書(土地改良区→県土地連)の提出期限日は以下のとおりです。 助 成 月 交付申請提出期限日 助成金交付予定日 2月助成 H24年1月10日(火) H24年2月 2日(木) 3月助成 H24年2月 3日(金) H24年3月 2日(金) 【相談内容】 ・土地改良事業に関する苦情・紛争 ・実施主体の組織運営上の問題に関すること ・土地改良施設の管理及び農業水利に関すること ・土地改良法令に関すること ・土地改良事業計画書の作成・工事の実施に関すること ・換地処分その他農用地集団化に関すること 土地改良施設の診断・指導 【助成金使途・要件の継続確認等の検査について】 担当:前田 12 月末現在 本会は毎年度、償還事業加入土地改良区へ伺い、助成金の使途内容や要件の継 続確認等を実施しております。本年度も同様に2月∼3 月にかけて伺う予定と しています。後日、文書によりご連絡致しますので、必要書類(関係諸帳簿及 び通帳(写し)、要件に関する資料等)の準備をよろしくお願いします。 ・定期診断 38 施設の内 26 施設行しました。 ・要請診断 21 施設行いました。 要請診断は随時申し込み受付けております。 担当:森田 ・A 地区 工種:畑地かんがい 造成事業主体:団体営 ∼非補助土地改良事業等推進支援∼ ※診断時には業務多忙の中、立会ありがとうございました。 加入内容:送水管(SGP 鋼管)約 1km のうち 790m 区間が至ったところ 定期診断を済んでいない施設については、管理者の皆様へ後日診断日をご 10 月 5 日に本会 6 階会議室で、農業基盤整備資金担当者研修会を開催し、34 名の で、管の腐食により漏水が起き、補修が必要となった。 連絡しますので立会の程よろしくお願いします。 担当:田浦 出席がありました。 補修内容:送水管(SGP 鋼管)790m の更新を行う。 ∼農地・水保全管理支払交付金∼ ・農業基盤整備資金の制度について ・B 地区 工種:ため池 造成事業主体:県営(S61 年)改修 会議内容 ・資金融資事務手続きについて 加入内容:ため池上流の畑地から土砂がため池へ流入しているため、 向上活動では、水路・農道・ため池等施設の補修、更新等が行えます。 浚渫を行い貯水能力を回復する。 資料が必要な場合は、本会管理指導課へ連絡ください。 採択申請書(活動計画書)作成業務も本会で行っております。 補修内容:浚渫量 3000m3 を行う。 農業基盤整備資金貸付金利率 12 月 19 日現在 ・C 地区 工種:用水路 造成事業主体:県営 工事の発注に必要な測量、設計、積算に係る経費は本事業の対象と 区 分 貸付金利率 加入内容: U 型溝 360m のうち 150m が、地盤沈下等により水路のズレ、 なっており、外部委託もできますので是非ご連絡ください。 都道府県営補助残 1.55% 目地の破損、開きが発生し、一部で漏水している。また、 工事発注のための設計積算については 11 件お手伝いしております。 三面張水路 240m のうち 40m で躯体に亀裂が発生し、漏水が 団体営補助残及び非補助一般 1.40% 単年度予算となるため、H24 年 4 月 1 日以降の支払ができませんので、年 しているため、補修が必要となった。 担当:森田 度内に工事完了及び工事変更契約完了を行えるように処理をお願いします。 補修内容:U 型溝 150m 及び三面張水路 40m の補修を行う。 担当:野田 ∼施設賠償責任保険の案内∼ H23年度事業実施地区について ∼市町村・土地改良区等役職員研修会∼ 未加入土地改良区宛てに農業施設管理者賠償責任保険内容を送付します。 12 月 8 日、本会 6 階会議室におきまして「市町村・土地改良区等役職員研 本年度は、22 土地改良区が加入し、A タイプに 23 件、B タイプに 9 件加入して 下記の内容の確認をお願いします。 修会」を開催しましたところ、市町、土地改良区、連絡協議会より約 100 名 います。 (道路・水路とため池・ダムの重複加入あり) の参加がありました。 ・本事業は繰越ができませんので、必ず年度内完了をお願いします。 保険の種類は以下のとおりです。(保険料は H23 年の金額です) 年末のご多忙の中、出席ありがとうございました。 ・入札が完了した地区は、 「入札結果報告書(様式 7 号) 」の提出をお願 賠償保険金額 保険料 また、講師の方講演ありがとうございました。 いします。 (道路・水路 1km、た 保険の種類 ・工事完了後に本会管理指導課による確認検査を 3 月上旬から下旬にか め池・ダムは周囲長さ 対人 対物 ※この研修会のアンケート結果の一部を紹介します。 1km につき) けて行う予定です。 Aタイプ 1億円/1事故当り 1,000 万円/1事故当り 2,680 円 複数回答 ・確認検査実施後に交付請求事務手続きを行います。(交付金交付まで 2 【回収率:76%】 Bタイプ 1億円/1事故当り ― 2,530 円 週間程度の日数を要します) ・講師の説明が解り易やすかった・・・・54%(平均) ・全土連からの請求締切は基本的に火曜日で、翌火曜日に支払と通知が 担当:前田 ・今回の研修が今後の参考になった・・・51%(平均) あります。 ・今後の研修課題項目について、多かったのは ∼農道台帳管理業務∼ 1 位:施設の維持管理(39 回答) H24年度事業実施地区について 2 位:賦課金問題(22 回答) ・1月初旬に、本年度の延長総括表を国、県へ報告します。 担当:野田 3 位:合併について(18 回答) ・追加・修正があった場合、随時農道台帳の修正を行っております。 来年度の新規加入地区については、H24 年 1 月 13 日に九州農政局、H24 以上の結果となり、今後の研修の参考にさせていただきます。 担当:山 年 2 月 16 日に全土連でヒヤリングがあります。 ∼ 上記に関するお問合せは 長崎県土地改良事業団体連合会 総務部管理指導課・各支所へ ∼ 担当:山 管理指導課・県北支所 島原支所 TEL(095)823-3101・FAX(095)820-6836 県央支所 TEL(0957)62-6424・FAX(0957)65-0618 五島支所 TEL(0957)23-7645・FAX(0957)27-0025 TEL(0959)72-5007・FAX(0959)75-0114 壱岐・対馬支所 ホームページ ∼ http://www.ntr.or.jp/ ∼ TEL(0920)47-0408・FAX(0920)48-1011 別紙 1 ∼土地改良施設維持管理適正化事業加入要件∼ 土地改良施設維持管理適正化事業とは ・数年に 1 回行うような施設の整備補修に対して補助する制度である。 ・団体営、県営、国営事業で造成された、農業用水利施設が対象となる。 農業用水利施設とは 揚水機場、ダム・頭首工・樋(水)門、ため池、用排水路、畑地かんがい施設 適正化事業の範囲 ① 揚排水機場の場合:ポンプ・電動機のオーバーホール、電気系統の補修 ② ダム・頭首工・樋(水)門の場合:門扉・開閉装置の塗装・補修、巻上機の整備調整、電気系統の補修 ③ ため池の場合:堤体の補修、堆積土砂の浚渫、取水ゲート・開閉装置等の塗装・補修、建屋、ネット フェンスの補修 ④ 用排水路:護岸、底張、分水工、落差工の補改修、堆積土砂の浚渫、管水路の破損部分の交換・補修・ 塗装 ⑤ 畑地かんがい施設の場合:揚水機・徹水制御装置の機器類及び電気系統の補修、送水管・給水栓・電 磁弁の補修・更新 農業水利施設の付帯施設の整備補修 1)揚水機場 ・建屋は、ポンプ、機器類の錆、腐食等を防止する施設であるため、建屋のみの整備補修は可能と なる。 ・除塵機は、ごみ等によるポンプの羽根車の摩耗・損傷を防ぐ装置であるため、除塵機のみの整備 補修は可能となる。 2)水路 ・防護柵(フェンス)は、破損等に起因する事故が発生した場合、管理責任が問われるため、防護 柵(フェンス)のみの整備補修であっても可能となる。 ・開水路は 1 路線を 1 施設としているため、本線と支線の複数路線を合わせて加入することはでき ない。 ・パイプライン等の圧送している管水路は、管路網全体でその機能が発揮されるため、当該管路網 を 1 施設とする。 ・パイプラインの整備補修で、現存位置における整備補修を行うより、公道下等へルート変更した ほうが経済的に有利となる場合は、本事業でルート変更が可能となる(ルート変更に伴う用地買収 費は、本事業補助の対象外となる) 。 ・排水路複断面の土羽部の装工は整備可能となる。 3)ため池 ・防護柵(フェンス)は、破損等に起因する事故が発生した場合、管理責任が問われるため、防護 柵(フェンス)のみの整備補修であっても可能となる。 1 施設としての考えかた 事業費 ・揚排水機場は、揚排水機及び除塵装置等の付帯施設を一体とする。 ・ダム・頭首工・樋(水)門は、これらの施設の機能を保持するために設置された、除塵装置等の付帯 施設を一体とする。 ・ため池は、ため池本体及びため池の機能を保持するために設置された、除塵装置等の付帯施設を一 体とする。 ・用排水路は、1 路線を 1 施設とし、分水工等付帯構造物を一体とする。 ・畑地かんがい施設は、同一配水系統に属する送水管、徹水制御装置、揚水機等を一体とする。 ※経常的なもの、付帯施設 1 か所当りの補修費が小額なものは対象外 定期的な整備補修を必要とする数個の施設の組合わせ 1. 揚水機場と揚水機場 2 段階の揚水が必要である複数箇所の揚水機場を連動して操作する構造、システムとなっている こと。 2. 頭首工と頭首工 同一河川に設置されている頭首工と頭首工を連動して操作する構造、システムとなっていること。 ・1地区(1 施設)当たりの事業費が 200 万円以上 注意事項 ・この事業を実施するには、本会が行う「診断・管理指導」を必ず受けなければいけない。 ・整備補修内容の変更及び整備補修対象施設の追加の場合は、本会が行う定期診断及び要請診断の「診断・ 管理指導」を必ず受けなければいけない。 ・耐用年数を大幅に経過した施設の全面的な撤去及び更新をすることは本事業ではできない。 ・水路の断面積の増、ポンプ揚水量の増、頭首工の取水量増に伴う改修は本事業ではできない。 ・水路の全線改修は水路の更新となるため本事業では全線改修はできない。 ・1 箇所 100 千円程度のゲート等の塗装を 20 施設で合計 2,000 千円(少額の補修の複数組合せ)とし、 適正化事業に加入することはできない。 ∼土地改良施設維持管理適正化事業実施年度∼ 3. 樋水門と樋水門 同一の水路系に設置されている複数の樋門を連動して操作する構造、システムとなっていること。 4. 頭首工と揚水機場 頭首工から取水した用水を直接揚水機場から送水する等、頭首工と揚水機場を一体的に操作する 構造、システムとなっていること。 5. 頭首工と樋水門 頭首工から取水した用水を水路の樋水門から取水する等、頭首工と樋水門を連動して操作する構 造、システムとなっていること。 6. 揚水機場と樋水門 揚水機場から送水した用水を水路の樋水門から取水する等、揚水機場と樋水門を連動してして操 作する構造、システムとなっていること。 ※経常的なもの、付帯施設 1 か所当りの補修費が小額なものは対象外 一つの計画に基づく同一地区における2カ年以上にわたる整備補修の実施は、半製品となるような整備補 修や、入札、発注等の事務経費、一般管理費等の諸経費が増加し事業費が割高となるため、事業費の大小 にかかわらず相当の理由がない限り実施できない。 以下の例のような実施はできない 例 1)34 期生で総延長 800m の内、600m の水路を 3 カ年 200mづつに分割し改修する 例 2)34、35 期生で総延長 800m の内、600m の水路を 300m づつに別加入し改修する
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