ご 挨 拶 会長 加地 理泰 - 名古屋工業大学生命物質工学科

平成16年5月 発行
名古屋市昭和区御器所町
名古屋工業大学・緑会
ご 挨 拶
加地 理泰(D30)
会長 次に緑会の財政健全化につきまして、皆様にお願いがあります。
平成14年度会計は、年間総予算約400万円に対して、収支約20万円
の不足となり、前年度繰越金約70万円から取り崩しました。
役員、幹事の皆様には、種々、経費節減にご努力ご協力を頂いて
おりますが、平成15年度は6年ぶりに緑会会員の名簿刊行も加わり、
約600万円の年間予算を組んでおります。幸い、諸先輩のご尽力の
お蔭で、約700万円の特別会計があります。
上記予算が不足する場合は、これで補填させて戴く所存です。緑
会の皆様には、上記財政事情をご理解下さいまして、昨年に引き続
き、寄付金の応募には、是非、積極的なご賛同を賜りますようお願
い申し上げてご挨拶とさせて頂きます。
緑会の皆様、日頃は当会へ一方ならぬご関心とご協力を賜り厚く
お礼を申し上げます。
「 名工大は大丈夫か?」
、
「緑会はどうなるのか?」など、皆様は、
色々とご不安をお持ちのことと存じます。このように厳しい雰囲気
の中、今年も2月13日(金)、名古屋市鶴舞公会堂で、恒例の名工大
緑会「講演会、(先輩と新卒業生との)懇談会」が盛大に開催され
ました。
新学長の松井先生にも、大変お忙しいところ、ご臨席を賜り、来
賓ご挨拶の中で「皆様ご安心下さい。」との暖かいお言葉を戴きま
した。
もう二度と失敗は許されないという自覚のもと学内外が一丸とな
って、独立法人化への道を邁進することが肝要と思います。
ご 挨 拶
山中 章右(D35)
幹事長 緑会の皆様にはご清祥のこととお喜びいたします。
緑会の15年度の行事も先生方の多大なご協力により総会、常任幹
事会、
「講演会・懇談会」
、さらには緑会名簿の発行と順調に進んで
おります。
これも、常日頃から皆様方のご協力ご支援のおかげと深く感謝い
たしております。
本年も下記の通り総会が企画されております。名古屋工業大学も
改革が進み、従来とは変わった姿になっていることと思います。ぜ
ひ皆様お誘い合わせの上多数の方にご出席いただき、確かめ、ご意
見を頂戴したいと思っております。
さて、世界の情勢はイラク戦争の終結宣言はあったものの、なか
なかイラクの治安が安定しません。わが国もイラクの復興支援とい
うお題目で自衛隊を派遣して以来、アルカイダ等のテロ集団の標的
にされる恐れがでてき、容易ならぬ情勢になってきています。
また、人類の最大の敵といわれているウィルスもBSE、SARZ、
鯉ヘルペス、鳥インフルエンザ、とつぎつぎに人間の生命を脅かす
ウィルスに進化し、さらにグローバル化してきており、島国であっ
ても予断を許さない状況になっています。
このような情勢の中で日本経済は若干の明るさが見えてきた気配
が感じられる様になってきましたが、本物かどうかは今後を見なけ
ればまだ分からない状況にあります。
一方混迷をしていた学校は松井新学長の選出により、落ち着きを
取り戻してきており、4月からは国立大学法人として順調にスター
トするものと信じております。
しかし、16年度の募集から、第一部は従来の応用化学科と材料工
学科の一部が生命・ 物質工学科という学科に編成されます。
第二部の応用化学科は物質工学科に名称変更されます。彼らが卒
業するまでには、緑会の進むべき方向をしっかりと定めなければな
りません。いずれにしても緑会を他の単科会も羨むものにするため
には会の活性化、財政の健全化は絶対です。そのためにも新入会員
の入会は重要であります。現応用化学系の先生の強力なバックアッ
プが唯一の頼みであることには間違いありません。絶大な協力をお
願いいたします。
この4年間、緑会の活性化を図る目的で、各種委員会を発足させ、
常任幹事の皆さんには活動をして頂き、それなりの成果はあったも
のの、まだやり残したことが有ると思っておられることと思います。
今後は新幹事長の下でいろいろな改革が進められることと思いま
すが、会員の皆様には私以上に暖かいご指導、ご鞭撻を新幹事長に
もお願いいたします。
最後になりましたが、4年間の任期中には皆様方の絶大なるご協
力を頂き、誠にありがとうございました。
平成16年度緑会総会のご案内
<寄付金のお願い>
会員の皆様には、日頃より緑会の活動にご協力をいただきま
ことに有り難うございます。緑会(同窓会)の財政は、収入の
多くを卒業生の入会金と資産の金利、事業収入等で運営してい
ます。しかしながら、卒業生の減少、金利収入の大幅減少等に
より財政は悪化の一途を辿っております。つきましては、この
状況をご理解いただき、会員の皆様からのお力添えを賜りたく
緑会への寄付をよろしくお願いいたします。
1口 1,000円(何口でも結構ですが、5口以上の皆様には名
簿を進呈いたします。
)
<緑会会員名簿(平成16年度版)ご購入のお願い>
緑会会員名簿(平成 16 年度版、送料込み 2,500 円)を発刊しま
す。是非申し込みして頂きますようお願い申し上げます。
寄付金申し込み及び名簿購入申し込み方法
同封してあります振込用紙にてお願い申上げます。
銀行をご利用になる場合は、下記口座に振込をお願いします。
三井住友銀行 上前津支店 普通口座 5166194
口 座 名 緑会
平成16年度緑会総会・講演会・懇親会を下記の通り開催いた
します。ぜひご出席ください。準備の都合上、出席を予定され
て い る 方 は 6 月 16 日 ( 水 ) ま で に 、 同 封 の は が き 又 は e-mail
(midori1@ach.nitech.ac.jp)にてご連絡ください。
なお、総会・懇親会にご欠席の場合は同封のはがきのご返
送は不要ですが、住所変更通知などに適宜ご利用ください。
日時:平成16年6月26日(土) 14時より
場所:名古屋工業大学応用化学科共DG教室19号館3階
(L字棟3階)
Ⅰ.総会など(14時∼16時20分)
総会議事
大学近況報告 生命・物質教育類長
学術講演「医療の歴史」
元 武田薬品工業㈱ 有田己一朗氏(D4
0)
Ⅱ.懇親会(16時30分∼18時)
場所:名古屋工業大学 大学会館3階
会費:4,000円(当日徴収)
−1−
ご 挨 拶
荒木 修喜(D48)
生命・物質工学教育類長 緑会の皆様には日頃より大学の教育研究に多大のご理解とご鞭撻
を頂き厚く御礼申し上げます。既にご案内のように、本年4月から
すべての国立大学は法人化され、我が名古屋工業大学も国立大学法
人として新しい歩みを始めました。時を同じくして学科の改組がお
こなわれ、従来の応用化学科は旧材料工学科(有機材料コース)や
旧システムマネジメント工学科の一部と統合し、新学科「生命・物
質工学科」として生まれ変わりました。第二部も「物質工学科」と
名称がかわりました。これによって、昨年度の領域の設置ならびに
大学院の改組と併せて3本柱の大改革が完了し、法人化にむけた体
制が完成したことになります。
新学科は工学的な立場から物質と生命や生体を探求するという他
大学には無い全く新しいコンセプトで設計されました。本学科には
「物質化学系プログラム」、
「生物生命系プログラム」、
「生体材料系
プログラム」が設けられ、学生は2年次からいずれかのプログラム
を選択し、それぞれの分野を深く勉強することになります。旧応用
化学科の教官が主として「物質化学系プログラム」
、
「生物生命系プ
ログラム」を担当し、旧材料工学科等の教官が「生体材料系プログ
ラム」を担当します。
さて昨年度は大きな教官の異動がありました。永らく本学科のた
めにご尽力いただきました新垣勉教授、津田孝雄教授、平岡節郎教
授ならびに前田益伸教授が3月末日をもってご退官になられました。
はからずも4名の先生すべてが本学科のご出身であり、このことも
今が時代の大きな区切り目であることを強く印象付けています。
100年の伝統を誇る本学科の歴史を継承しつつ、新生名古屋工業
大学 生命・物質工学科の新たな発展のためこれまで以上に粉骨砕
身する決意です。
緑会の皆様には引き続きかわらぬご支援を賜わりますようお願い
申し上げます。
2月13日講演会
新しい時代に向けての意識改革
岡本利郎(D44)
今、人類は重大な岐路に立っている。
即ち、物質文明に押し潰されて滅亡する
か、それとも物質文明偏重の悪弊を断ち
切って地上天国を築くかという岐路であ
る。但し、小生の集めた情報によれば、
人類はこの岐路における試練を乗り越え
てパラダイスに至るようである。しかし、
そのためには目前の諸々の課題を解決せ
ねばならない。その重要な鍵となるのが、
ものの見方、考え方(パラダイム)の転換(シフト)、即ち20世紀
までの古いパラダイムから新しい時代に相応しいパラダイムへの転
換である。このパラダイムシフトをスムーズに実現するには、まず、
過去の常識、定説、習慣などを再検討し、不要なもの、好ましくな
いもの、根拠が薄弱なものなどを放棄し、より確かな情報に基づく
パラダイムを構築せねばならない。しかし僅かな紙数でこのテーマ
について論じることは到底無理であるから、そのヒントとなる情報
を列挙して、後は諸賢に冷暖自知して貰うこととする。
★情報の信頼性について
・太陽の表面温度は通説では7000℃前後であるが、その根拠は地
球表面温度(約25℃)と地球と太陽の距離(1億5千万km)
から計算した推測値である。しかし、この計算法によれば地
球よりも遥かに太陽に近い水星の表面温度は約1680℃となり、
水星の現状を説明できない。
・血液は骨髄で作られるというのが定説であるが、この説では卵
から鶏の雛が誕生する際に骨がない段階で卵の周りに血管が
できるという現象を説明できない。実際には主な造血器官は
腸であることが森下博士等の研究で証明されている(千島学
説の実証)
。
・UFOは、宇宙旅行の父と言われた物理学者ヘルマン・オーベ
ルト博士が、ドイツ政府の依頼により集めた7万件のデータ
を分析し、その実在性や飛行原理を報告している。
・生体内で日常的に原子転換が行われていること(即ち常温核融
合)が、1975年のノーベル賞にノミネートされたルイ・ケル
ブランと小牧久時博士により証明されている。
・100年以上前に天才科学者ニコラ・テスラにより宇宙エネルギ
ー発電機(宇宙空間に充満するエネルギー(波動)から直接
電気エネルギーを得る発電機)が開発され、その後多数の研
究発表がなされてきたが、1991年からは米国のエネルギー変
換工学会議で公式に発表を認めている。即ち石油や原子力に
頼らなくてもエネルギーは無限である。
★無限性と緻密な秩序
・60億人の指紋は全て異なり、葉脈や雪の結晶に同一のものはな
く、周期律表には見事な秩序があり、地上の生物のDNAは
全てATCGという4種の共通の文字で書かれていること、
偶然である筈の株式の出来高、競馬の着順が全て緻密にコン
トロールされていることなどから、宇宙には人知を超えた巨
大な知性が存在すると認めざるを得ない。
★相対認識と絶対認識
・不確定性原理によって物質世界の客観的観測は厳密な意味では
不可能であることが証明され、クルト・ゲーデルの不完全性
定理によって論理学の絶対性は否定された。即ち、主体と客
体の二元論に基づく世界観は既に崩壊している。相対認識
(五感による認識)では全体を把握できず、直感による絶対
認識でなければ真実(真理)は解らない。
★物質時代から情報時代を経て意識の時代へ、物質科学から波動科
学、高次元科学、五感を超えた世界の存在を認める科学へ、エ
ゴ中心の時代からエヴァ(互恵、友愛、調和)の時代へと変化
していく。
16年2月13日懇談会
松井信行新学長 16年2月13日懇談会にて
16年2月13日懇談会
−2−
新任教官紹介
学内改革の経過
生命・物質工学科 副教育類長 就 任 挨 拶 川崎●晋
田中 俊樹
緑会の皆様におかれましては時下ますますご清栄のことと存じま
す。昨年末に大学の改革を推進的に進められて来られた柳田前学長
から松井学長に変わられました。皆様に心配をおかけしたことと存
じます。2月の緑会で学長は名工大の理念は一つであり安心して欲
しいと述べられています。4月の独立行政法人化に向けて全学が一
致して精力を注いでいる最中であります。改革路線を踏まえつつも、
各教官独自の基礎研究も大事であります。しかしその中から産業化
できる応用研究も常々考えていく必要があります。
昨年4月より教官組織が変わり、全教官がおもひ・つくり・しく
み・ながれの4つの大学院研究領域に所属しています。また昨年度
に学部組織の再編が行われました。各教官は領域から各学科に出向
し授業を行なうことになります。4月の新入生から応用化学科は材
料工学科の有機材料コースと合わせ、生命・物質工学科となります。
生命・物質工学科は授業内容により生体材料系プログラム、生物生
命系プログラム、物質化学系プログラムの三つにわかれます。応用
化学教育類の教官は生物生命系プログラムと物質化学系プログラム
に別れ、それぞれの授業を担当することになります。新1年生全員
には科学技術英語、人間文化などの共通科目の授業と同時に、理系
基礎として化学基礎、基礎有機化学、基礎無機化学、基礎物理化学
のこれからの基礎となる授業をしっかりと勉強します。導入科目と
して各プログラムからはそれぞれ生体材料工学概論、生命化学概論、
物質化学概論が行われます。新1年生はこれらの概論を聴講する事
でそれぞれのプログラムの概要をつかみます。そして2年生になる
とき上記の三つのプログラムのうち一つのプログラムを選択するこ
とで進路を選びます。その後は、各プログラムにそって学生は専門
の授業を学ぶことになります。2年生前期は基本科目、後期は準基
本科目、3年次は展開科目へと基礎から応用へと順に進んでいきま
す。これ以外に1年次と3年次では新しい分野を創造できる能力や
経営能力を身に付けるため、ものづくり、経営に関する内容の授業
を3科目選択で取得します。さらに学生に自立性を持たせるため、
自己設計科目として学生自らが授業科目を選択して学ぶことができ
ます。このようにより卒業後の進路にも考慮しつつ緻密な教育を施
すカリキュラムとなっています。応用化学科にあった2部学生は物
質工学科に属します。カリキュラムもほぼ一部と同じです。変わっ
た点として2部学生に対する学生実験がなくなります。従来、時間
の関係上、研究室配属になった5年次にも学生実験が行われていま
した。このような若干不自然な形でしたのでなくすことになりまし
た。成績評価は優、良、可から秀、優、良、可の4段階になりより
厳格な評価が行われます。来年度からは4月1日から授業が始まり、
7月末で授業が終わることになっています。大学院組織の改革、学
部組織の改変、この4月からは独立行政法人化となります。
このような改革の嵐の中でも学生に対する教育をしっかり見据え、
良い学生を輩出できるように精進していきます。
司
このたび、皆様のお仲間に加えさせていただくことになりました。
何卒よろしくお願い申し上げます。
専門は、フラーレンやカーボンナノチューブといったナノ炭素材
料の機能化および機能発現メカニズムの解明です。新しい発見をす
ると、後で考えるとたいしたことではないのに、そこを掘り下げた
くなり、研究がどんどんわき道にそれていく悪い癖があります。
愛知には少々縁があり、小学1年生まで豊川に住んでおりました。
その後、高校までの11年間を石川県で過ごしたのち、大阪で9年
(阪大基礎工・学生)
、北海道に2年(北大理・助手)
、信州に10年
(信州大繊維・助手)とあちこちを転々としています。久々に暖か
いところへの転居で、果たして夏の暑さに耐えられるか不安に感じ
ているところです。
趣味は将棋と体を動かすことです。前任地では職員野球チームに
入り、昼休みに楽しんでいました。テニスは、入らないとわかって
いるのにどうしてもファーストサーブはとりあえず上から打つとい
う腕前です。
いろいろなことを皆様から教えていただけることを楽しみにして
います。
就 任 挨 拶 長津雄一
郎
平成15年10月より応用化学科化学工学研究室の助手を務めさせて
いただくことになりました長津雄一郎と申します。私は平成10年3
月に慶應義塾大学理工学部機械工学科を卒業し、同年4月から平成
15年9月まで同大学大学院にて「化学反応を伴う Viscous fingering
(Viscous fingering とは多孔質媒質内や微小空間において高粘性流
体が低粘性流体に置換されるときに二流体の界面が指状に成長する
現象)の特性の解明」という研究テーマで流れと化学反応が共存す
る場を系統的に取り扱う学問である反応性流体力学の研究を行って
きました。学会活動を主に化学工学会にて行っていたこともあり、
機械工学科出身なのですが、この度応用化学科化学工学研究室の助
手に採用していただきました。博士課程終了後すぐに国立大学の助
手という職に就けたことを本当に幸運なことだと感じています。こ
の幸運に感謝し、思う存分、研究、教育に取り組んでゆく所存です。
そしてそのことが、私を採用していただいた名工大化学工学研究室
の先生方および応用化学科の先生方への恩返しに、また名工大応用
化学科の発展につながればと思います。よろしくお願いいたします。
就 任 挨 拶 堀 克
敏
教官の異動(昨年4月以降)
平成16年4月1日付けでながれ領域、物質工学専攻応用化学科
(新学科では生命・物質工学科)の助教授に着任致しました。化学
工学の森研究室で教育研究にあたらせていただきます。独立法人化
および学部組織の再編と重なり、この大きな大学改革の最中に本学
の教員となることに対し、喜びと同時に責務の大きさを感じており
ます。
私の専門は生物化学工学です。前任地の東京工業大学大学院生命
理工学研究科では、主として微生物の機能を利用して環境保全に役
立つ技術を開発するという研究に従事して参りました。本学におい
ても、環境微生物工学に焦点を当てた教育研究を展開していきます。
中でも、環境汚染物質の微生物分解除去技術の開発、バイオマスの
有効利用技術の開発、生体触媒を利用した省エネルギー・資源循環
型グリーンテクノロジーの開発を目指しています。教育におきまし
ては、将来社会のリーダーに成るような工学者を一人でも多く育て
ていきたいと思っております。そのために、自分自身で考える力、
(御退官)平成16年3月31日
新 垣 ● 勉 教 授 津 田 孝 雄 教 授
平 岡 節 郎 教 授 前 田 益 伸 教 授
(御転出)平成16年4月1日
宮 部 寛 志 助教授
(御昇任)平成16年4月1日
実川浩一郎 教 授 森 ● 秀 樹 教 授
奥 ● 淳 一 助教授 志 田 典 弘 助教授
出 羽 毅 久 講 師
(御新任)
長津雄一郎 助 手 (平成15年10月1日)
川 崎 晋 司 助教授 (平成16年4月1日)
堀 ● 克 敏 助教授 (平成16年4月1日)
−3−
調べる力、問題提議・解決能力、表現・コミュニケーション能力を、
工学を通して身につけさせることを重視しております。教育研究活
動に対し、緑会の皆様からご指導ご鞭撻を賜りますようよろしくお
願い申し上げます。
−4−
平成15年度卒業生就職先一覧 名簿順ではありません
博士後期課程
名古屋工業大学博士研究員
(株)
新東
現職
博士前期課程
タキロン(株)
日本カーボン(株)
ピアス(株)
東海ゴム工業(株)
(株)東レ
トヨタ自動車(株)
イビデン(株)
日揮(株)
JSR(株)
ニチハ(株)
飯田産業(株)
(株)ジーシー
本田技研(株)
アビームシステムズ(株)
エリエールテクセル(株)
パイロットインキ(株)
日本特殊陶業
敷島製パン(株)
松下エコシステムズ(株)
竹本油脂(株)
CKD(株)
名古屋工業大学研究生
ホーユー(株)
小林記録紙(株)
日本電気硝子(株)
名古屋大学医学部附属病院
ダイトーケミックス(株)
名古屋工業大学大学院
名古屋大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
(株)メニコン
三宝化学研究所
豊田紡織(株)
東邦ガス(株)
JSR(株)
日本放送協会(NHK)
トヨタ車体(株)
富士写真フイルム(株)
(株)ダリヤ
防衛庁
太平化学産業(株)
日東電工(株)
東亞合成(株)
二村化学工業(株)
リンナイ(株)
(株)
上村工業(株)
リスパック(株)
伊藤忠製糖(株)
(株)
(株)日東分析センター
(株)豊田合成
(株)
(株)
パイロットインキ(株)
トヨタ自動車(株)
スギムラ化学工業(株)
日華化学(株)
積水化成品工業(株)
小林記録紙(株)
林テレンプ(株)
(株)日本触媒
(株)日東分析センター
名
石原産業(株)
JSR(株)
キンセイマテック(株)
(株)INAX
宇部マテリアルズ(株)
愛三工業(株)
名古屋大学博士後期課程
(株)岐阜セラック製造所
日本メナード化粧品
豊田紡織(株)
日清食品(株)
NTN(株)
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋大学大学院
名古屋大学大学院
(財)日本食品分析センター
名古屋大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
オカモト(株)
名古屋工業大学大学院
奈良先端大学大学院
名古屋工業大学大学院
ゴムノイナキ(株)
東京工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
愛知県警察
名古屋工業大学大学院
東海染工(株)
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋パルプ(株)
エスケー化研(株)
パネフリ工業(株)
第一工業製薬(株)
本田技研工業(株)
東洋エンジニアリング(株)
神谷法律事務所
(財)日本化学繊維検査協会
アイカ工業(株)
三ツ星ベルト(株)
−5−
マルコ製薬(株)
名古屋工業大学研究生
(株)ナゴヤセーレン
大洋薬品工業(株)
名古屋工業大学大学院
名古屋大学大学院
名古屋市立大学大学院
名古屋大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学研究生
大阪大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋大学大学院
マリーンフーズ(株)
名古屋工業大学大学院
(株)
(株)
名古屋工業大学大学院
国土交通省
名古屋工業大学研究生
名古屋工業大学大学院
清田産業(株)
(株)足立ライト工業所
ゆうあい特許事務所
マクシス
名古屋工業大学大学院
ゴムノイナキ(株)
日本カラリング(株)
ナガオ(株)
名古屋大学大学院
三井屋工業(株)
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋大学大学院
名古屋大学大学院
(有)
日本リファイン(株)
エヌティ-システム(株)
日華化学(株)
パイロットインキ(株)
名古屋工業大学大学院
北海道大学大学院
萬有製薬(株)
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
カゴメ(株)
名古屋大学大学院
東山フイルム(株)
マルコ製薬(株)
名古屋大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
坂野 公美
竹本油脂(株)
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
一丸ファルコス(株)
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
中央発條(株)
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋大学大学院
名古屋工業大学大学院
大阪大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
ブリストル・マイヤーズ㈱
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
京都大学大学院
名古屋工業大学大学院
(株)オービック
サンショウ(株)
御国色素(株)
名古屋工業大学大学院
(株)ニューギン
化成工業(株)
名古屋大学大学院
名古屋工業大学大学院
理研産業(株)
日本アルシー(株)
日本デコラックス(株)
理科研(株)(H15.9卒)
ゴムノイナキ(株)
北陸先端大学大学院
キーウエア西日本(株)
北陸先端大学大学院
エリエールテクセル(株)
丸信製粉(株)
共栄(株)
三和油化工業(株)
名古屋地方検察庁(現職)
三木産業(株)
北陸先端大学大学院
ソニーEMCS
マルコ製薬(株)
東栄化工(株)
整体院吉根
奈良先端大学大学院
東レテキスタイル(株)
(株)三進製作所
岐阜県警
(株)
(株)ティエスティ
(有)
現職
第一衛材(株)
奈良先端大学大学院
理研産業(株)
(株)ティエスティ
近畿支部だより
愛知県
愛知県
(株)テイエステイ
(株)
名古屋工業大学大学院
名古屋工業大学大学院
アイシン化工(株)
名古屋工業大学大学院
(株)
(株)ダイセキ
奈良先端大学大学院
ミトクゴム(株)
(株)三和スクリーン銘板
県立愛知工業高校(現職)
(株)イケックス工業
(株)オンテックス
名古屋工業大学大学院
(社)
名古屋市立工業高等学校
名古屋工業大学大学院
ガスプラント(株)(現職)
理研産業(株)
日本ガイシ(株)
(株)ニチイ
東海油化学商事
ゴムノイナキ(株)
(株)高岳製作所
共同写真企画(現職)
名南工業高校
東京支部だより
斉藤忠夫(D31)
横田章宏(D33)
近畿支部長 東京支部長 平成15年度の近畿支部の活動をご報告いたします。今年度は2年
1回の支部総会年にあたるので、15年6月14日の土曜日にはじめて
大阪駅近くの神仙閣で名古屋の本部より加地会長と山中幹事長、大
学より平岡教授と荒木教授、工業会大阪支部より木越副支部長等に
ご出席を願って開催しました。なお今回初めて講演会(演題『人生
は短いです。か?』)も行いました。講師は有田己一郎氏(武田薬
品OB D40)にお願いしました。出席人数は41名でした。秋のゴ
ルフコンぺを15年9月18日(木)瀬田ゴルフクラブで開催しました。
16名の参加があり三村雅彦氏(C42)優勝されました。春のゴルフ
コンペは16年3月27日三重県のIGACCで開催します。今回は名
古屋よりの5名を含めまして20名で5組になりました。工業会大阪
支部の行事参加について、春のハイキングは15年5月18日に嵐山、
嵯峨野付近の散策と三船祭りの見学でした。秋のハイキングは15年
9月1日に高松塚古墳、橘寺、石舞台古墳、飛鳥寺跡等を散策し日
本民族の古代史を再考しました。春の見学会は15年5月24日滋賀県
にある日本電気硝子(株)能登川事業所見学でした。有岡雅行氏(G
47 日本電気硝子の取締役兼事業所長)に大変お世話になりました。
秋の見学会は15年11月8日大阪大学の森教授(K44)のお世話によ
り大阪大学超高圧電子顕微鏡センターの見学でした。ハイキング及
び見学会とも緑会会員は積極的に参加しています。近畿支部として
は今後とも親睦ゴルフコンペは春秋2回継続開催、工業会などとの
連携強化、会員間の情報交換の活発化、若年幹事を迎え若い会員の
参加を促進、などを図って行きます。
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緑会東京支部の活動は定例会議として年2回の幹事会と毎年11月
に名古屋工業会の総会に合わせて行われる「緑会・秋の集い」が主
な行事です。この他個別には名工会の「ごきそサロン・年2回」、
「ゴルフ会・年4回」、
「エクスカーション・年1回」等に積極的に
参加しております。平成15年度の幹事会は4月と9月に行いました。
1) 4月幹事会(出席者16名)
*平成14年度行事実施状況と決算報告
*平成15年度の行事計画と予算の説明と承認
*セミナー:「大型高温衝撃風洞の開発」
講師・宇宙開発事業団技術研究本部 宮島博氏(D37)
2) 9月幹事会(出席者17名)
*11月の「緑会・秋の集い」の準備と打ち合わせ
*セミナー:PE(プロフェショナルエンジニア)のご紹介
講師・日本プロフェショナルエンジニア協会(JSPE)
教育部会長 丹下稔章氏(D61)
3) 11月「緑会・秋の集い」と名工会総会 出席者30名
平成16年は役員改選期にあたり、平成16年4月1日より次の役員
となりました。
東京支部長:濟木良亮(D35)
、幹事長:藤井賢一(D36)
副幹事長:林滋雄(D37)
、岡本利郎(D44)
、角尾成基(D49)
かねてから支部の若返りを目指して少しずつですが実施して来ま
した。これが支部の活性化につながって行けばと思っています。少
しでも若い年代の方の参加が当面の最大の課題です。同窓での情報
交換、異業種間の交流等に緑会が有効な手段として積極的に活用さ
れるよう努力しています。ぜひ東京地区にお住まいの皆さん、特に
平成以降卒業年度の方々の参加をお待ちしております。
連絡先:済木(TEL 047-464-4233、E-mail : estxc@d9.dion.ne.jp)
藤井(TEL 047-491-2926、E-mail : fujiiken@pop21.odn.ne.jp)
活動と大忙しのようです。卒業する人も残る人も、自分に今できる
事を精一杯がんばって貰いたいと思います。以下は尾崎先生のグル
ープの研究室紹介です;尾崎先生のところでは、単純な分子の運動
を簡単なモデルで詳細に計算するという立場から、基本的な考え方
を大切にしています。そのため、量子力学や統計力学などの基礎物
理的な勉強に多くの時間を使っています。専門の論文は丁寧に読み
進め、研究の芽となることを多く導き出せるようにします。研究テ
ーマとして、表面上の分子回転に注目します。
(志田記)
研 究 室 紹
介
<物理化学分野>吉田研究室だより───
我々吉田研究室は、吉田忠義教授、多賀圭次郎助教授、山本靖助
手のもと、M2が1名、M1が1名、学部生が11名の計16名のメン
バーで構成されています。今年度は昨年度と比べて学部生の占める
割合が増え、研究室の若返りによるリフレッシュ効果が期待されま
す。研究内容として、吉田グループでは単分子膜についてのQCM
・QCI・表面電導測定、タンパク質水和に関するORD・DSC
・NMR測定、そして麻酔能に関する研究を行っています。多賀グ
ループでは界面活性能をもつ分子について赤外及びRamanスペクト
ルの測定、計算機による基準振動解析、これらをもとに分子の構造
及び物性に関する研究を行っています。これらの研究は、自分のテ
ーマについて日々討論し、学生一人一人の考えを尊重しながら行わ
れています。研究室の生活面では、メンバーそれぞれ個性豊かで先
輩・後輩の壁がないので、アットホームな雰囲気を醸し出していま
す。研究室の行事として、DG杯、ゼミ旅行、忘年会などを開いて
友好を深めており、研究面のみならず、生活面でも連帯感の強い研
究室です。
<計測分析センター>吉野研究室だより─
齋藤研究室だより───────────
我々齋藤研究室は、齋藤勝裕教授、大北雅一助教授、小野克彦助
手のもと、M2が4名、M1が3名、4年生が8名、 ( 二) 部生が4
人の計19人のメンバーで構成されています。メンバーが個性豊かな
ため、毎日楽しい雰囲気で研究を行なっています。最近の研究テー
マとしては、最先端のナノテクノロジーに応用される超分子化学的
アプロ−チを用いて、ナノサイズの螺旋型化合物、超分子ギア、ヘ
キサ−ペリ−ヘキサベンゾコロネン誘導体の合成研究を行なってい
ます。また、有機EL素子に用いられる材料の合成研究を行なって
います。これは、液晶に変わる次世代のディスプレイとして期待さ
れているものです。また研究だけでなく、楽しいコミュニケーショ
ンも欠かしません。日々の研究で培われた結束が、花見、ゼミ旅行、
クリスマス会といったイベントを盛大なものとし、飲み会も随時行
なっています。
神取研究室だより───────────
我々神取研究室は、神取秀樹教授のもと、ポスドクが2名、M2
が2名、M1が6名、そして3名の学部生で構成されています。研
究のゴールは「蛋白質が働くために形をどのように変えるのか、物
理化学計測により解明すること」です。特に光受容蛋白質に対する
世界最高の赤外分光測定を用いて光がどうやってエネルギーや情報
へと変換されるのか、そのしくみを明らかにしつつあります。我々
には「研究室のルール」が2つあります。1つは「ゼミ中に必ず質
問する」ことです。真剣に人の話を聞き質問する事により、発表者、
質問者にとって、人に分かりやすく説明する能力を高める良い練習
となるからです。もう一つは、「論文が通ったらワインを飲む」こ
とです。研究を世界に発信し認められる事は非常にやりがいのある
仕事です。その成果を皆で分かちあう事によって、団結力が養われ
ると考えています。毎月一回はワインが飲めるよう研究室全員で頑
張りたいと思います。
私たちの研究室は、吉野明広助教授のもとM2が1名、学部生一
部が3名、二部が1名で構成されています。
NMRでの構造解析に有効な応用技術を確立しよう!生体膜機能
の仕組みを理解しよう!などの目標に向かって日々研究を進めてい
ます。少人数ならではの機動力を生かし、比較的自由にマイペース
で研究が出来る環境です。また、企業からの受託研究員も在籍し、
研究活動にはとても良い刺激になっています。
年中行事は、毎週行われるゼミや報告会、中間報告、卒業研究・
修士論文発表会などがあります。
もちろん花見・旅行・忘年会などのレクリエーションも随時行っ
ています。
本研究室は、生物物理化学に関わる様々な事象の中で、興味のあ
ることに対して自分の目標をしっかり持ちつつ、積極的に取り組む
人には最適な研究室です。一人一人が自己責任の下に、研究・学習
・娯楽を問わず精一杯励み、充実した学生生活を送っています。
セラミックス基盤工学研究センターだより
環境素材研究グループ(小澤正邦教授)
環境浄化用の新素材を研究している。自己組織化メソポーラス触
媒、排ガス浄化用耐熱担体、複合微粒子の低温合成など無機材料学
をベースにしたテーマに取り組んでいる。
複合機能研究グループ(太田敏孝教授、安達信泰助教授)
セラミックスの高機能化、多機能化へのアプローチとして複合化
の手法を用い、単一の素材では得られない特性や新しい機能を持つ
材料の開発を行っている。
インテリジェントプロセス設計グループ
(高橋 実教授、藤 正督助教授)
既存プロセスを生かした新規製造プロセスの設計とインテリジェ
ント化、これらの知見に基づく機能性粒子合成、粒子自己組織化、
多孔体の作製およびその応用について研究している。
解析システム研究グループ(石澤伸夫教授、井田 隆助教授)
主にX線回折法によってセラミックスやその他の物質の結晶構造
を精密に決定したり、結晶の粒の大きさや配向、結晶構造の乱れに
ついて調べる研究を行っている。
<分析化学分野>北川グループ
(旧津田)研究室だより
平成16 年3月31 日をもちまして津田孝雄教授が退官され、宮部寛
志助教授が富山大学へ教授として転任となりまして、現在津田研究
室は北川グループとなりました。北川慎也助教授、大学院生 10 人
(博士課程3年生1人、博士課程2年生1人、博士課程1年生1人、
修士課程2年生5人、修士課程1年生2人)、学部生5人(Ⅰ部3
人、Ⅱ部2人)で構成されています。
研究テーマは多岐にわたっており、汗、血液、呼気及び皮膚ガス
中の成分の検出や電気クロマトグラフィーに関する研究、CMC
(カーボンマイクロコイル)に関する研究などを行っています。週
1回行われるゼミや月1回開かれる中間報告会では、先生方だけで
なく学生もそれぞれのテーマについて考え、活発な議論が行われて
います。研究以外でも、新歓コンパ、忘年会、バーベキューなどの
行事が行われ、とても雰囲気のいい研究室です。このように北川グ
ループでは真剣に研究に取り組み、行事などを通じて友好を深めて
尾崎・志田研究室だより────────
我々の研究室では、尾崎先生と志田の両教官が中心となり理論化
学の分野の研究を行っています。今年度は、5人の卒研生(内Ⅱ部
1名)と2名の修士課程の学生が卒業し、新たに8人の卒研生(内
Ⅱ部2名)と1人の修士課程(内部学)の学生が研究室に配属して
きました。それではそれぞれのグループの近況等を簡単に紹介しま
す。私(志田)の所は、M2の山本、滝本の両君が卒業しそれぞれ
新天地を目指す事となります。これまで研究室の主力部隊だった2
人がいなくなり、なんとなく研究室に穴があいたようです。同じく
卒業する卒研生の北島さんは、名古屋大学農学部の修士課程へ進学
予定です。Ⅱ部卒研生の梅村君も就職が決まり全員無事に落ち着く
先が決まりました。のんびり屋だったM1の大塚君も、研究、就職
−7−
おります。
山田・湯地研究室だより────────
山田・湯地研は、山田先生、湯地先生、安井先生、土井先生、小
沢技官をはじめ、大学院生8名(博士前期課程2年生6名、1年生
2名)
、学部生 12名(Ⅰ部9名、Ⅱ部3名)など総勢 25 名の研究室
です。
研究内容は多岐にわたっており、溶媒抽出、低有害性有機溶媒の
開発、アニオンセンサーの開発、金属イオンまたはアニオンの選択
的捕捉、フローインジェクション分析、高速液体クロマトグラフィ
ー、ガスクロマトグラフィー、新しい分析有機試薬の開発などを行
っております。ゼミや定期的な報告会を行い、日々学ぶ意欲を高め、
周りの研究にも視野を広げ、様々なものに興味をもって研究に取り
組んでいます。また、新歓、卒業生との交流会、ゼミ旅行、工大祭
やDG杯などのソフトボール大会、忘年会、追いコンなど様々な行
事や、昼休みを利用してのソフトボール、バレーボールなどのスポ
ーツも盛んに行っています。このように研究にも行事にも積極的に
取り組んでおり、 活気のある研究室です。
<化学工学分野>
今年3月で平岡節郎教授と新垣勉教授が退官され、4月からは多
田豊教授、森秀樹教授、加藤禎人助教授、新しく来られた堀克敏助
教授、岩田修一助手、長津雄一郎助手のご指導のもと、30人を超え
る大学院生・学部生が日々研究をがんばっています。多田研究室で
は物性推算、撹拌解析・開発等を、森研究室では蒸留解析・開発、
粘弾性流動解析等を行っています。化工研は花見、焼肉パーティー、
ゼミ旅行、忘年会、新歓・追いコンなど様々な行事があるので、先
生方との距離が近く、とても楽しい研究室です。化工研といえばや
はりスポーツ!昨年、DG杯では森研究室 (旧新垣研究室) が優勝し
ましたが、工大祭ソフトボールでは惜しくも優勝できず、悔しい思
いをしました。今年はみんなで有能な新人育成に注力し、優勝旗を
我が化工研に取り戻したいと思っています。
<無機化学分野>増田研究室だより───
本研究室は、増田秀樹教授、小澤智宏助手、舩橋靖博助手といっ
た3人の先生方に加え、PD ( 5人 ) 、D ( 4人 ) 、M (19 人 ) 、学部生
( 7人 ) を併せ38 人という非常に大人数の研究室です。基本的に自主
性を重んじる研究室ですので、ベースとなる生物無機化学を踏まえ
た上で研究内容は個々の裁量によりどんどん広がっています。その
証拠に、我々は無機化学の研究室ですが、有機合成をする人もいれ
ば、錯体を合成する人、菌体を培養する人など様々です。手広く研
究を行っているため、週2回のゼミでの論文紹介や研究紹介では他
のテーマについて勉強することができます。また増田先生の努力の
甲斐あって、測定機器もかなり充実しており、測定に困ることはあ
まりありません。また、研究ばかりではなく一年を通して多くの行
事を行っています。真面目なイメージを持たれがちですが、他の研
究室と同様に発散する機会もきちんとあり、人数が多い分楽しくや
っています。
ているため、学部生から研究生まで多種多様なテーマを選んでいま
す。そのため、常に「研究を行っている自分がこの研究室の中の第
一人者」との考えを持ち向上心あふれる研究を奨励しています。ち
ょっととぼけたところのある池田助教授ですが、「いざ」というと
きには適切な助言とその経験からさまざまな道具を準備してくれま
す。このような経緯で作られた装置はわが研究室にはたくさんあり
ます。そして、それらは先輩から後輩へ受け継がれ、なくてはなら
ないものになっています。
また、電気化学や固体イオニクスなどに関する学会での発表や論
文投稿も精力的に行っています。
<有機化学分野>川井研究室・
荒木研究室だより
川井研究室では川井正雄教授と山村初雄助教授を中心としてペプ
チドに関する研究とシクロデキストリン誘導体の研究を行っていま
す。現在、学生は院生が11人、卒業研究生12 人です。また荒木研究
室では荒木修喜教授と平下恒久助手を中心として、院生12人と卒業
研究生12人で、有機インジウム反応剤を用いた有機合成反応の開発
と複素五員環化合物であるメソイオン化合物の研究を展開していま
す。
両研究室はもともとひとつの研究室であったため、現在でも毎週
の雑誌会など各種行事は合同で行っています。最近では雑誌会はプ
ロジェクターを利用して行い、発表能力の涵養にも努めています。
人数が多いので幹事となる諸君は毎回大変ですが、M1を中心とし
て4月の新歓コンパ、7月のゼミ旅行、秋にはバーベキュー、1月
には新年会、そして3月の追いコンなど、お互い仲良く活発に研究
生活を行っています。
融研究室だより────────────
融健教授を中心に、柴田哲男助教授、越谷仁哉助手、中村修一助
手ら個性豊かなスタッフが、約30名の学生と共に日々研究に励んで
います。研究テーマは不斉合成法の開発から生理活性物質の設計と
合成まで幅広く展開しています。また、硫黄やフッ素といった特殊
な原子の性質に着目して新現象の発見にも挑んでいます。研究室の
一日は、朝九時半に始まります。そして午後六時半までは実験を行
います。しかし、毎日早く帰っていては満足のゆく結果を残すこと
は出来ませんので、学生の中には自らの判断に従い、夜遅くまで研
究を続けている人もいます。また文献紹介のゼミ、研究成果報告会
の機会も多く、たくさんのことを学ぶことが出来る魅力溢れる研究
室です。
花見、融杯(ボウリング大会)、バーベキュー、ゼミ旅行、忘年
会、追いコンとイベントも満載です。
<高分子化学分野>南後研究室だより──
實川研究室だより───────────
当研究室は、今年からできた新しい研究室で、4月から教授に昇
任された實川先生と、信州大学から赴任された川崎晋司助教授、前
田研に所属していた柳生助手がスタッフとしています。研究のコン
セプトは、「時間的、空間的に制御された特徴ある反応場の設計と
その応用」で、錯体の配位圏外部での各種相互作用や、カーボンナ
ノチューブなどの炭素材料の利用によってさまざまな機能性を持つ
反応場を構築し、その特性を利用した各種触媒反応を展開していく
予定です。できたての研究室でまだ学生も少ないですが、研究はハ
ードにその他は和気あいあいと、がんばっていこうと思っています。
池田研究室だより───────────
この研究室では、応用無機化学の中でも電気化学と密接なかかわ
りのある研究を行っています。現在は主に各種電池に関係のある物
質や現象について幅広い分野で研究しています。加えて、池田助教
授の柔軟な研究姿勢により、学生が自分で提案した題材を取り入れ
私達の研究室は南後守教授を筆頭に、山下啓司助教授、出羽毅久
講師、そして、6人のドクター、 16人のマスター、 12人の学部生で
構成されております。わが研究室のモットーは“研究はしっかりと、
そして遊ぶときも手を抜かずみんなでまとまって”となっておりま
す。これまでは多くの女性のおかげで、明るく華やかな研究室でし
たが、今年度はこの流れを引き継ぎながらも、更にアグレッシブな
研究室へと進化しています。研究のほうは、光エネルギーを化学エ
ネルギーに変換する光合成モデルの構築、高分子触媒や機能性ハイ
ドロゲルの構築をテーマに、皆昼夜を問わず真剣に取り組んでおり
ます。その中で毎週行われているゼミでは、プロジェクターを使い
自分の研究を持ち回りで発表する形式をとっております。これによ
って異なる研究チーム間の意見交換が出来ると共に、個々のプレゼ
ンテーション能力を高めることが出来ています。研究以外の行事と
しては4月の花見をはじめ、山登り、夏キャンプ、秋のゼミ旅行、
3月のスキーなどがあります。これらのイベントには卒業生の方も
参加され、いろいろお話を聞かせて頂いております。こういった行
事を通して私達は交流を深め、全員で協力してイベントを企画し盛
り上げていく楽しい研究室であります。
田中・青木・奥研究室だより──────
田中・青木・奥研究室は、田中教授、青木助教授、奥助教授、水
−8−
野助手らのスタッフと博士前期課程11名、卒研生15名より構成され
る賑やかな研究室です。研究テーマとしては、蛋白質のデノボデザ
イン、あるいはこれらのバイオデバイスへの応用といった生体分子
を扱う研究分野から、LB膜作成法を用いた超薄膜有機デバイスの
構築、アニオン重合法を用いたグラフト、多分岐ポリマーの合成、
新規液晶性分子の設計といった材料分野まで多岐に渡る分野を扱い、
専門的かつ幅広い知識を学ぶ、恵まれた環境にあります。
「何ごと
も一番を目指せ!」というモットーのもとに、研究に関しては各自
目標をもって各々の研究テーマに取り込み、一方で研究室対抗ソフ
トボール大会では、昨年の準優勝から今年こそは優勝をと、一丸と
なって練習に励んでおります。また私達は、毎年恒例のゼミ旅行を
はじめ、メンバー同士の交流も大切にしており、全員が一員である
ことを誇りに思える研究室です。
委 員 会 報 告
○財務委員報告
例年に従いました、新規会員入会、緑会ニュース「炎」の刊行、
講演会懇親会、常任幹事会、総会等に関する会計管理と共に、昨今
の緑会財政事情の悪化より同窓生の皆様にお願いさせて頂いており
ます「協力金」、及び新たに作成を予定しております「緑会名簿」
に関して、会計業務を担当して参りました。今後も財政の健全化に
務めて参る所存ではありますが、特に今年度は、新たな「緑会名
簿」の作成を予定しておりますことから、いっそうの同窓生の皆様
からのご支援を宜しくお願い申し上げます。
(会計幹事 水野)
○企画運営委員からのお知らせ
企画運営委員会では緑会会員のための企画を募集しています。新
企画希望の方はご連絡ください。昨年度は囲碁の会(年2回)、ダン
スの会(年8回)、旅行の企画(1回)、ゴルフの会などを行いました。
これらは緑会ホームページお知らせ欄で、参加者の募集とその運営
状況がご覧になれます。各地の会員皆様の連絡や新規イベントのた
めにこのお知らせ欄を活用していただけるよう願っています。東京
にお住まいの方々、大阪にお住まいの方々、各地方の方々の会員相
互の連絡や会合の案内など、地域を問わず広く募集しています。各
地のイベント情報を幅広く掲載して会員相互の親睦や人脈増強に活
用しましょう。掲載希望の方は緑会までご連絡ください。随時掲載
していきます。
○庶務委員会報告
本委員会は、名簿管理・データベース作成と管理・庶務管理(2
月の緑会講演会懇談会のための公会堂予約、案内状の発送、6月の
総会準備等の事務局的仕事)を担当しています。細かい事柄が多く、
不行届きな面が多々あって会員の皆様に御迷惑をおかけしたことも
あろうかと思いますが、何卒御容赦ください。また、これら活動に
おいて常任幹事ならびに役員の皆様には適宜お助けいただきありが
とうございました。次期庶務担当の加藤先生にも引き続き温かい御
支援と御協力を御願い申し上げます。
(文責 山村)
○名簿委員会報告
緑会では5、6年毎に卒業生名簿を発行している。今回平成16年
度版として緑会会員名簿を本年5月に発行できる目途がつきました。
その経緯・顛末を記しておく。
(1)名簿データ編集については、各研究室からデータを取り寄せて
工業会に更新を依頼し工業会から2月に返却されましたが、
修正(25%)を加える必要があり、学生バイトに依頼してやっ
と3月初旬に完成しました。
(2)広告募集では、前回広告を頂いた会社および緑会がおこなった
「講演会・懇談会」の案内会社に広告の募集をしましたが、
依頼会社が少数のため名簿より選定して再募集をおこないま
した。機械的に募集するだけでは集まらないことがわかった。
(3)会員名簿の販売についてのお願い。緑会会員名簿は、主に新卒
業生に配布していますが、OB(希望者)の方々の購入
(¥2500/1冊)による緑会の資金支援と、名簿の活用をお
願いしたい。
(4)名簿管理について、OBが名簿を有効に活用するためには、内
容を充実させることが必要である。データ管理の困難さも伴
−9−
うが、現データに加えて、勤務先電話、Eメールアドレスな
どの掲載も必要になってくると思われる。
なお、今回の名簿発行については、学内の研究室および諸先生
に多大のご支援を頂きました。紙面をお借りして厚く御礼申
しあげます。
(文責 水谷)
○広報委員会報告
昨年度は、緑会ニュ-ス「 炎」 を5,000部発行し会員の皆様にお届け
いたしました。
緑会の経費を抑える為に、「 炎」 を緑会ホームページにのせE-mail
での配信を検討していますが未だ時期が早いと言うことで郵送にて
行っています。
緑会のホームページアドレスは
です。
16年度緑会ニュース「 炎」 を発行後更新いたしますのでホームペー
ジへのアクセスを御願いいたします。会員の方の連絡や行事の企画
の掲示用に利用してください。併せて「 炎」 への投稿を御願いいたし
ます。(文責 伊藤)
○緑会囲碁懇親会
この懇親会は、緑会の囲碁同好の士(近畿支部からの参加あり)
が集い、毎年1∼2回、名工大境内にある、NITクラブで開催さ
れる。「へぼ碁、ざる碁は勿論、一杯やりながら観戦だけの方も大
歓迎!」というのがこの会の方針であり、囲碁三昧の一日を過ごし
ていただきます。
昨年は、第9回を緑会総会の翌日6月22日(日)に参加者15名で、
第10回を12月13日(土)に参加者12名で開催しました。今年も緑会
の行事として企画しますので多くの方々の参加をお願いします。
(文責:水谷)
○募金委員会及びE-mailアドレス収集委員会報告
募金委員会は、緑会の財政の健全化を図るため、緑会会則に則り、
寄付金を募ることとし、その収集方法について検討しました。
またE-mailアドレス収集委員会は、緑会の財政支出のうち、緑会
の会報の郵送費などの負担を軽減するため、E-mailでの配信を活用
しようと会員の皆さんのE-mailアドレスの収集方法について検討し
ました。
<E-mailアドレス登録のお願い>
緑会では財政支出のうち、緑会会報の郵送費などの負担を軽
減するため、E-mailでの会報配信及び通信手段としての活用を
計画しています。会員の皆様には、E-mailアドレスの登録にご
理解とご協力をお願いいたします。登録は緑会ホームページ
(http://www.ach.nitech.ac.jp/~midori/index.html)から行うことが
できます。
○名古屋工業会HPの紹介
名古屋工業会は会員のコミュニケーションの強化を重点方針の一
つにしておりその一環として会誌「ごきそ」の刊行とともにHPに
よる情報発信に力を入れています。
HPの基本構成は決まっていますが事務局連絡、各支部連絡、会
員からの発信、母校の動き、等の内容を毎週更新し内容の充実と情
報発信のスピード化を計っています。さらにHPの更新にあわせH
Pを補完するためにEメールを利用して月に一度、メールマガジン
を配信しています。会員で配信を希望される方に限定して、無料で
利用でき、HPの見所と会誌HPでは記載されない旬の情報を伝え
ています。
現在、約120名の方々が、配信希望登録をしていただいています。
今後は卒業生はもちろん学生、企業の参画を考えたいと思ってい
ます。
また、気楽に掲示板等を皆様が活用していただけることを期待し
ています。
名古屋工業会HPは http://www.nagoya-kogyokai.jp です。是非一
度ご覧ください。
−10−