平成十年十二月十六日第三種郵便物認可 第八十一号 平成二十七年六月一日発行 年四回(六月・九月・十二月・三月の一日)発行 SHINGON [特集] お盆に“仏さまと出会う” Vol. 81 真言宗智山派 Vol. 81 SHINGON 目 次 仏教について 仏教と文化 お知らせ お く 奥田 隆 淳 だ ぶ っ しょう かんのん じ ぼ だいしん (宮城県石巻市・観音寺) りゅうじゅん 希望とは何だろう? だいにちにょらい それは私たちの仏性を信じる心―菩提心 うれ それは生命の輝き―大日如来 心の太陽とは何だろう? く 過去に悔いがあろうと、未来に憂いがあろ うと、今ここに、生きていることは有り難い。 も うこ う 感謝はしなやかな調和をもたらし、それが 明るさとなって、一々の毛孔からにじみ出る。 ことば・表情・態度に明るさがあらわれる と、毎日が楽しくなる。皆うれしくなる。 私たちは仏さまの大いなる働きに身をゆだ 目次写真 初夏。とある滝を撮影するために、山梨県の 森を訪れた。芽吹いたばかりの柔らかい緑の葉 っぱが眼の前に広がっていた。 清々しい気持ちで深呼吸し、ふと頭上を見上 げると、ミズキの新緑が日の光を透過して輝い ていた。 撮影・解説/竹本 りか ねて、今を朗らかに生きれば、それがよい。 表紙写真 の と 石川県は能登半島にある白米千枚田。日本海 に雪崩れ込むように無数の田んぼが広がる棚田 だ。 春の終わりに水がはられると、田んぼは空の 色を鏡のように映す。落日の時に見られる、空 と海と田んぼが織りなす壮大な風景は、息を飲 むほど美しい。 「希望は心の太陽だ」 わたしたちの生活と仏教 特集 お盆に“仏さまと出会う” …6 佐藤秀仁 …10 山の祈り自然の響き 図解・仏教ガイド 「興教大師伝」 え・悟東あすか…12 小峰彌彦…24 曼荼羅の仏たち ! 刮目 仏教体験記 内藤理恵子…26 阿部宏貴…29 地獄はコワイ !? 智山寺院探訪 金峯山 長谷寺………3 ゆーけいの写仏をするよろこび 牧 宥恵…14 新堀歓乃…20 仏さまの心を詠う 花に聞く 仏に聞く 佐々木隆元…28 柳田栄萬…30 やきものをたのしむ 飯島太千雄…31 この書の弘法大師 奥田隆淳 …2 今日の法語 音羽和紀…11 いただきますの心 日本の四季を切り取る十七文字 星野高士…15 総本山の便りをお知らせします…16 大塚哲子…18 私の夫はお坊さん 三遊亭竜楽…19 ごくらくらくご 読者アンケートから・おしらせ・編集後記…22 …23 智山派刊行物のご案内 2 き は せ かんのん 日本三所長谷観音 信濃三十三観音第十八番札所 ん ぽ う さ ん は せ で 金峯山 長谷寺 い しおざき 高く積み上げられた石垣の上にそびえ建つ珍しい姿の長谷寺のシンボル観音堂。平成18年に大改修を終えて ら 僕は今、クシナガラの あかり の終るその時まで、精一杯よく生きよ。 これからは、私が説いた教えを燈としてそ ね はん 地でまさに涅槃に入らん の道をゆくがよい。 しゃ か アーナンダよ、覚えておくがよい、おまえ た。お前の真心、忘れはせぬぞ。 アーナンダよ、長い間よく私に仕えてくれ とするお釈迦さまの最後 の法を聞いている。 アーナンダよ、ここか る。顔を上げなさい。 はすでに大きな功徳を積んでいる。必ず、 らは、私独りの旅であ 悲しんではならぬ。全 悟りに達することができる。 ね はん ず しゃ か おきて てのものは必ず滅ぶ、 230cm)には、お釈迦さま入 滅の場面が描かれる。 当寺ではかつ にゅう めつ それがこの世の掟で て江戸時代にもこの涅槃図で絵解きが行われていたという。 さあ、皆が別れにやってくるようだ。 平成10年に修復された江戸時代の「 釈 迦 涅 槃 図 」(230cm × あったね。 だからこそ、自分の旅 3 智山寺院探訪 しの の 長野県長野 市 篠 ノ 井 塩 崎 いる。ご本尊「十一面観世音菩薩」は秘仏。 じゅういちめんかん ぜ おん ぼ さつ だい ね はん ず い や、 “クシナガラの地”と思ったのは僕 の間違いだ。でも、この寺に伝わる大涅槃図 今日は長谷観音「絵解き」の日 僕 が 訪 ね た こ の 日、 二 台 の バ ス が 麓 か ら あふ を前に、臨場感溢れる語り口でお釈迦さま入 登ってくると、まず、住職がにこやかに参詣 り 子夫人が温かいお茶と飴でもてなす。住職が く 滅のシーンを聞いていると、枕を北にして横 すけの ぎょう 者を境内に迎え入れ、観音堂の前で縁起をお いん たわるお釈迦さまを取り囲むようにしてそこ しら 話しする。住職の話に聞き入る群衆からは時 まつ に描かれる大勢の弟子たちや動物たちと、ま かい き でん しゃ か ね はん ず 和やかな“マエセツ”で聴衆の心を解きほぐ ろすと、再び恭子夫人が登場し、幽玄な篠笛 しのぶえ 今度は夢枕に十一面観音さまが立って「目が の調べが流れ始めると、静かだが、力強い声 ゆうげん し、一団全てが「釈迦涅槃図」を前に腰を下 覚めたら山を下り、最初に出会った女人を妻 天皇の六代の子孫にあたる。 翁 」。 白助翁は、大和朝廷第十九代に数えられる允恭 おきな 折笑声が起こる。こうして長谷寺ツアー御一 けい だい 境 内 の「 開 基 殿 」 に 祀 られる 物 語 の 主 人 公 「 白 助 るで一緒になってその場面に立ち会っている い しおざき 行は、次に庫裏へととおされる。そこでは恭 しの の か の よ う に 錯 覚 し て、 い つ し か 目 頭 が 熱 く なっていた。 と そう僕は今、長野市篠ノ井塩崎の長谷寺で え 絵解き「お釈迦さま最後の旅」を聞いている。 しらすけ で「お釈迦さま最後の旅」を語り始める。 ふもと とせよ」とおっしゃった。翌日、白助は麓の こうしてこの寺を訪れるものは時に笑い、 白助と信州長谷観音 里で一人の少年を連れた美しい女人に出会 ちょう 時に涙し、そして観音さまに祈り、寺を後に おかざわけい この長谷寺の縁起は、住職岡澤慶澄師と住 う。その女人を妻とし、少年を連れて故郷信 こ する。 きょう 職夫人恭子氏の手により絵本となって現代に 濃に戻った白助は、不思議な力を持つ妻と少 しらすけ よみがえった『白助ものがたり』で、今日も な の こく ぼ じょ めい り、 こ の 地 に お 寺 を 建 て た。 舒 明 九 年 (六三七)のことであった。 傾 げ た 後 に「 お 寺 ( の こ と )だ け か な 」 と 答 話 題 が 趣 味 に お よ ぶ と、「 う ~ ん 」 と 首 を この地の信仰を護り継ぐ夫妻 年 に 助 け ら れ、 つ い に は 殿 様 と な る。 そ し しゅう し ば て、 夢 に 現 れ た 十 一 面 観 音 さ ま の 像 を つ く 語り継がれている。 しん 昔、 信 州 信 濃 国 塩 崎 の 山 里 に 両 親 を 亡 く と し、貧しい暮らしをしていた白助という若者 そ がいた。毎日毎日卒塔婆を削っては父母の菩 え た ご 住 職。 こ こ を 訪 れ る 人 々 と の 交 流 が とむら 以来、そして今日では、この長谷寺は、真 だい ぶ ざん 提を弔っていた信心者の白助に、ある時、善 にょらい 根 っ か ら 好 き な の だ。 そ し て、「 わ た し は 入 だ 言宗豊山派の総本山である奈良の長谷寺と大 み 口。親しみやすい絵解きをきっかけに仏さま や ま と あ 光寺の阿弥陀さま“善光寺如来さま”が現れ 仏で有名な鎌倉の長谷寺に並ぶ“日本三所長 とお寺に興味を持ってもらえたら。もしもっ せ て、 「大和 (奈良)の長谷に行きなさい」と告 谷観音”として、長い石段を登り十一面観音 と深く知りたいという人があれば、そこには は げる。お告げに従って大和の国へと旅した白 さまの浄土を訪れる者が後を絶たない。 住職がいてくれる」という恭子夫人。 助は、長谷の地で卒塔婆を建て、香を焚き、 花を飾り、来る日も来る日も祈った。すると 4 物語のつづき 伝えていきたい」と熱い思いを内 といってしまえばそれまでなのだが……、物 にかえった白助が、妻の残した に舞い上がり去って行った。我 信州長谷観音「白助ものがたり」のつづきを。 そう僕は今、物語のつづきを聞いている。 撮影/棚沢幸夫) (智山教化センター所員/佐藤英順 と、形見として片腕を残して天 す。けれど、われわれはもう行 腰が柔らかだが、「当寺に伝えら 語のつづきをみているような気がして……。 れてきたもの大切にし、今の世に この仲の良いお二人の、先程の息が合った たく 巧 み な 連 携 プ レ ー を 思 い 浮 か べ な が ら、 今 白助がお寺を建てた九年後のある日、観音 さまの左手が突然消えてしまう。気づいた白 ひ て長い石段を登ってくるのだ、と納得し、そ 助が振り返ると、妻が黒い雲の中に白い光を 日、長谷寺を訪れる人々はこの二人に惹かれ う思った僕は、いつしか白助夫妻と千四百年 放ちながら立っている。そして「私は、大和 たきのく ら ご ん げ ん 後の今、僕の目の前にいる住職夫妻、この二 に秘め、日々奮闘されている。 ふんとう せい おん 左腕を観音さまの左腕に合わせ こん じき て み る と、 腕 は 金 色 に 輝 き 始 幹線 長野新 し な の鉄 道線 千 曲 川 屋代 め、いつまでも人肌の温もりが 残っていたそうだ。 と、すると……、いつか恭子 か 夫人が左腕を残して……、など と縁起でもない妄想に駆られて 77 しまった僕は、でも、それくら い、観音さまに導かれこの寺を 長野 自動車道 篠ノ 井線 77 やまぐち の長谷の土地の神、瀧蔵権現。少年と見えた への入口でもあった。 おか ざわ けい ちょう かねばなりません」と告げる して、そなたのもとに来たので 組のカップルをダブらせていた。そして、物 材に仏教をわかりやすく説く絵解きは、インドで生まれ、平安時代には日本に伝えられてい のは、山口の神。我らは観音さまのお使いと たとか。文字の読めない人々や仏教知識のない人々にとっては、娯楽であるとともに信仰 ご住職の岡澤慶澄師。 静穏で物 金峯山 長谷寺 長谷寺へは、上信越道更植ICより10分。しなの鉄道 「屋代」 駅からは車で約15分です。 〒388-8014 長野県長野市篠ノ井塩崎878番地 TEL 026-292-2102 ホームページアドレス http://www.hasedera.net アクセス AC C E S S 訪れる人々の幸せを日々祈るご 住職と、それを支える住職夫人 を 物 語 に 重 ね 合 わ せ て い て、 「すべては観音さまのお導き」 5 77 に く び 上信越自動車道 稲荷山 長谷寺 とく ど 語にあった白助のその後を思い出していた。 絵解きをする“平成の絵解き比丘尼”こと岡澤恭子氏(ご本人は得度をされている)。絵を題 昔からお盆には、ご先祖さまの供養のためにさ まざまな行事が行なわれてきました。そして今 でも多くの方が家族みんなでご先祖さまをお迎 えし、手を合わせます。 イラスト/川上秀行 お盆に 特集 “仏さまと出会う” 6 皆さんのお住まいの地域では“お盆”はい つ行われますか。 一ヶ月遅らせて“八月十五日” をお盆とした 3、今までどおりに“旧暦七月十五 どうやら、現在の日本では、地域により三 つの時期に“お盆”が行われているようです。 日”をお盆とした。新暦を採用 している現在では毎年、お盆の 七月十五日頃を中心とするお盆、八月十五 日 頃 を 中 心 と す る お 盆、 そ し て 旧 暦 の 七 月 時期が異なることになった。 ことを ナ カ レ ン ダ ー といいます。 lunar calendar ル 話はそれますが、英語では旧暦の お盆と月 のは戦後のことです。 しかしこの八月のお盆も、定着した が一番多いのではないでしょうか。 全 国 的 に は、“ 八 月 十 五 日 お 盆 ” 十五日頃を中心とするお盆の三つです。では な ぜ、 こ の よ う な 時 期 の 違 い が で き た の で しょうか。 お盆の時期が決まった経緯 これは、明治の初めに旧暦から新暦に切り 替 え ら れ た 時 に、 全 国 各 地 域 で、 “お盆をい つにするのか”ということへの対応により違 いが生じてきたようです。 新暦になって困ったのは、各地で行われて というのは「月の~」を意味 lunar し ま す。“ 月 ” の 満 ち 欠 け は、 昔 か きたお祭や年中行事の日程です。この問題に ついては、それぞれの地域で独自に対応する ら人々の生活に密着していました て、興味深いことを述べられている民俗学の う優しい心遣いがあるのかもしれません。ご せめて月明りで道を照らしてあげよう、とい 旧暦の“お盆”七月十五日は、必ず満月に ということもよくいわれますが、ご先祖さま 先祖さまは、提灯の明かりを道しるべにする 多くの地域が“八月のお盆 (旧暦の七月十五 なる日なのですが、ご先祖さまは、お盆にな という説があるそうです。そこには、ご先祖 へのさまざまな心遣いが見て取れます。 2、新暦に変更はしたが、できるだけもとの ” を 採 用 し た の は、 梅 雨 日前後の時期に近い) ると月の光りを頼りにこの世に帰ってくる、 ちょうち ん 先生がいらっしゃいます。 が、“ お 盆 ” と“ 月 ” の 関 係 に つ い ことになったのです。 1、 新 暦 に 変 更 し、 “七月十五日”という以 前のお盆の日取りをそのまま使った結 果、以前よりも早い時期にお盆を迎える ざまな風習がありますが、ご先祖さまを大切に思い、おもてなしする心に変わりはありません。 さまに暗い夜道を歩かせるのは申し訳ない、 ことになった。 しつら お盆の時期に合わせるために、日取りを 7 お盆になるとご先祖さまを自宅にお招きし、精霊棚にお迎えします。精霊棚の設えは各地域でさま ことを実感します。その無限に広がる心こそ、 隔たりはなく、無限に広がっていくものである 戻ってきやすい、という理由もあったようで す。 ご先祖さまをお迎えすることは “仏さまと出会う”こと さ て、 “ お 盆 ” は、 仏 さ ま の 世 界 か ら ご 先 まに見守ら いつも仏さ すなわち、 かもしれ ませんが、〝月輪観 〟は満月を 心に すから、なかなか気軽に取り組めないと思う れない梵字の阿字を心に思い浮かべる瞑想で 必ず行う瞑想 です。〝阿字観 〟はあまり見 な を紹介しましょう。これは“阿字観”の前に れていると 思い浮かべる比較的イメージのしやすい瞑想 す。それは いうことで ですので、実践してみてはいかがでしょうか。 安らかなる心を感じる。それはすでに自身 の中に仏さまがいらっしゃるということを実 感することでもあるのです。 が ち り ん か ん “ 仏さまと出会う”実践“月輪観” さ ま と 出 会 う ” こ と を 実 感 し ま す、 私 た ち お盆はご先祖さまをお迎えすることで“仏 祖さまを自宅の精霊棚にお迎えして、数日の も、月光の美しいお盆の夜に、内なる自分の しょうりょうだ な 間一緒に過ごします。そしてご先祖さまと一 “仏さまと出会う”宗教的体験をしてみませ じ 緒に過ごすことで、私が今生きていることは あ んか。真言宗には、ありのままに自分の心を めい そう ご先祖さまのおかげであることを実感し、ご かん 知 り、 そ こ に 仏 さ ま を 観 じ る 瞑 想 法“ 阿 字 ぼん じ もあるので に見守られ い大きな力 目に見えな す。そして、 仏さまの心なのです。 ていることを実感することで、日々の生活に の前行として行うのが月輪観で、白く清らか 空 の 七 月 よ り、 月 光 の 美 し く な る 八 月 の 方 な月を自分の心に見立てて、自身の心には 安らかな心が生まれてくるのです。 のへと振り向けられていきます。その阿字観 が、ご先祖さまが月の光りを頼りにこの世に 言宗の瞑想です。その仏さまの功徳は、い 先祖さまへの感謝の意を表す時でもありま パネル型ご本尊............ 3,500円 仏さまの心と同じであるということを感じる真 観”があります。 掛け軸立て........................... 3,000円 宗務出張所 出版係 Tel. 03-3431-7828 掛け軸型のご本尊...... 27,000円 つしか自分自身から生きとし生けるすべてのも がちりん *** お問い合わせは宗務出張所 出版係まで 分の心は本来清らかであり、それはすなわち 今 回 は、“ 阿 字 観 ” の な か で も、 自 分 の 心 二種類ご用意しています。 阿字の仏さま、すなわち大日如来を感じ、自 に光輝く月 (月輪)をイメージする“月輪観” 阿字観のご本尊を パネル型 真言宗智山派では、 じ かん あ がちりんかん す。その心を持ち続けることで、実は私たち は、お盆の時期だけではなく、いつもご先祖 さまに見守られていることを実感するので 掛け軸型 月輪観ご本尊 阿字観は、自分自身の心に 8 メージを心に投影して、心が月の光のように んに知られていないかもしれませんが、真言 阿 字 観 ( 月 輪 観 )は、 禅 宗 の 坐 禅 ほ ど 皆 さ ことができるのです。 無限に広がり、清らかであることを観じるも 宗の寺院では実修できる道場が増えてきてい この“月輪観”は、お月さまの真ん丸のイ のです。 綺麗に私たちを照らし、ご先祖さまの足元を 尊 を ご 用 意 し て い ま す が、今 回 は お 盆 の 夜、 真言宗智山派では“阿字観”の実修用ご本 います。お近くの方はぜひご参加ください。 真福寺でも定期的に〝阿字観会〟を開催して ださい。東京都港区にある総本山智積院別院 ます。ぜひ、菩提寺のご住職さまにご相談く ち さん は 照らす月をご本尊として瞑想してみましょう。 一緒に〝仏さまと出会う〟体験をしてみませ 総本山智積院別院真福寺 (智山教化センター所員/磯山正邦) 最初に、目を半眼にして月を眺め、月輪を んか。 どなたでも参加できます。詳しくはホームページをご確認いただくか、別院真福 胸の中でイメージできるようにします。そし 別院真福寺にて開催している真福寺阿字観会の様子。月に1回程度開催さ て、静かに目を閉じて、自分の胸の中に月輪 れ、多くの方に真言宗の瞑想を体験していただいています。参加費は無料で、 を観じます。次に、その月が 〒105 - 0002 東京都港区愛宕1‐3‐8 Tel. 03-3431-1081 真ん丸になって、段々と大き じ しん 寺にお電話でお問い合わせください。 くなっていくのを観じていき こう ぼう だい し くう かい ます……。 にょ じつ ち 弘法大師空海は御著書で http://www.chisan.or.jp/chisanha/shinpukuji/ おっしゃ ▼別院真福寺のページ 〝如実知自心〟が大切である と仰られました。これは「あ りのままに自分の心を知る」 ということで、仏さまと自分 の心は本来一体であると観じ ることです。月輪観を修する ことで、自分の心というのは 本来、お月さまのように欠け ることなく真ん丸で澄みきっ て光り輝いている、と観じる ことができるでしょう。内な る自分の“仏さまと出会う〟 9 表紙 中身 教化年次テーマ説明パンフレット「阿字観」 真言宗の瞑想を分かりやすく解説したものです。お問い合わせは、宗務出張所 出版係まで。(1部30円) 宗務出張所 出版係 Tel. 03-3431-7828 館をご利用ください。朝、静寂に包ま 宿坊智積院会館 れた名勝庭園があなたをお待ちしてお http://www.chisan.or.jp/sanpai/kaikan/ 京都へお越しの際には、宿坊智積院会 (ご予約・お問い合わせ) をぜひ体験してください。 京都 - - 5541- 京都市東山区東大路 七条下ル東瓦町九六四 きょう 東京 東京都港区愛宕一︱三︱八 総本山智積院別院 真福寺 〒 あた ご やく し TEL 03-3431FAX 03-3431-0203 愛宕薬師ご縁日 月 日(水) ・大護摩供法要 時より ・写経会(納経料千円) 時より 日( 月 ) は 施 餓 鬼 会 時より)のためご縁日はお 月 日(金) 月 ※ 休みです。 ( じ かん え 真言宗智山派HP http://www.chisan.or.jp 総本山智積院 〒 しゃ TEL FAX 日 時より 写経のつどい 毎月 於 金堂 納経料 千 円 分 やすらぎ寄席 毎月第 木曜日 時 分より 日(木)三遊亭 日(木)談志一門会 あ 日(木)三遊亭 時・ 時より 於 本堂(無料) 月 日(火) 真福寺阿字観会 月 月 月 於 本堂(木戸銭千五百円) 30 分 1 0 8 1 14 12 18 13 ・JR京都駅よりバス約 8 8 3 6050951 ・京阪七条駅より徒歩約 7 6 20 16 18 23 19 21 1050002 7 5 3 6 1 10 10 8 0 7 0 7 5 5 4 1 5 3 6 4 真言宗智山派 ホームページ 15 6 7 8 6 15 【ご宿泊料金】◦6,670円(朝食付き・坊入り灯明料・税込) ◦ご夕食は1,620円より別途承ります。 ります。そして、宿坊ならではの魅力 TEL:075―541―5363 mail:kaikan@chisan-ha.org 平成十年十二月十六日第三種郵便 物 認 可 「 生 き る 力 」第八十一号 平成二十七年六月一日発行 年四回(六月・九月・十二月・三月の一日)発行 定価一〇〇円(本体九三円) SHINGON 発行人/小宮一雄 編集/智山教化センター 発行所/〒 京都市東山区東大路七条下ル東瓦町九六四 総本山智積院内 真言宗智山派宗務庁 605 0951
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