平成19年度 山形県立農業大学校『公開講座』 ∼ 新 農 業 戦 略 研 修 ∼

平成19年度 山形県立農業大学校『公開講座』
∼ 新 農 業 戦 略 研 修 ∼
山形県立農業大学校
■ 目
的
これから、本県の地域農業をリードする農業経営者には、高度で専門的な技術に加え、戦略的視野に
立って経営を実践して、地域社会との調和にも配慮した幅広い資質が求められている。
本校では、本県農業を担う経営者の知識向上を支援するため、経営展開に必要なキーワードとなる課
題を学ぶ公開講座を開催する。
■ 会
場
山形県立農業大学校 研修施設「緑風館」
(山形県新庄市大字角沢 1366/TEL:0233-22-8794)
■ 公開講座の概要
環境保全型農業講座
美味しくて、安全・安心な農産物の生産や環境と調和した農業のあり方について考える講座です。
(1)日
時 平成20年1月16日(水)10:30∼15:00
(2)日
程
①講
演 「J−GAP(適正農業規範)の概要とあらまし」
〔10:35∼12:00〕
講 師:武田 泰明 氏(NPO 法人日本GAP協会 事務局長)
・大学卒業後、農業情報コンサルティング㈱を経て、三菱商事に入社し、食品工場の QC(品
質管理)などを担当。18 年から現職としてJ−GAPの推進役として活躍。
②実践事例 「りんご生産でのJ−GAP(適正農業規範)の取り組み」〔13:00∼14:00〕
講 師:片山 寿伸 氏(NPO 法人日本GAP協会 理事長、片山りんご有限会社執行役・弘前市)
・大学卒業後、りんご出荷業を営む父のもとで働き、その後、片山りんご(有)を立ち上げ、
りんご栽培を開始。11 年にイギリス・16 年に中国へ商社を介さない直接貿易でりんごの
輸出を開始。また、日本GAP協会の設立に尽力され、現在、理事長として活躍。
③討
論 「これからのJ−GAP(適正農業規範)の方向」
〔14:10∼15:00〕
講師、事例紹介者との討論、参加者との質疑応答。
農業国際化基礎講座
農業の国際情勢の理解を深め、国際化に対応した農業の展開方向について考える講座です。
第1回目:平成20年1月21日(月)10:30∼15:00
①講
演「アジアへの農産物輸出の最新事情」
〔10:30∼12:00〕
講 師:伊藤 亮一 氏(日本貿易振興機構 海外調査部アジア大洋州課長、同機構 元山形事務所長)
・日本貿易振興機構山形事務所長在職中、本県物産品の積極的な輸出事業を展開し、なかで
も県の統一ブランド「山形讃香」を高級酒として売り出し、県物産の海外輸出事業の礎を
築く。現在は、急速な勢いで発展しているアジア大洋州の日本企業の商流・物流のマネジ
メントで活躍。
②先進事例 「安代りんどうの輸出の取り組み」 〔13:10∼14:10〕
講 師:日影 孝志 氏(八幡平市花き研究開発センター所長)
・転作作目として、りんどうの産地化を推進し、独自品種の育成とともに、14 年に「ASHIRO
RHINDO」の名称でオランダへ輸出を開始。また、南半球での契約栽培を組み合わせ、
世界への周年出荷体制を確立し、現在 45 万本を全世界に輸出。さらに、ニュージーラン
ドの提携先との新品種の日本での独占栽培・販売権の締結や、合同による育種会社を開
設して新品種の育成など、知的財産の育成・保護にも積極的に事業展開。
③討
論「これからの農産加工品輸出ビジネスの方向」
〔14:20∼15:00〕
講師と事例紹介者との対談、参加者との質疑応答。
第2回目:平成20年2月5日(火)13:30∼15:30
①講
演 「本県輸出農産物の最新事情」〔13:35∼15:00〕
講 師:漆原 意 氏(山形県経済国際化推進協議会 山形県貿易コーディネーター)
・米国ニューヨーク市立ラガーディア大学卒業後、米国にて商社勤務。現在は、海外取引
を希望する企業の海外でビジネスパートナーとのマッチング、輸出実務全般についての
アドバイス活動を実施。農業関係では、りんご・もも等の輸出実務等をサポート。
②質疑応答 〔15:00∼15:15〕
参加者との質疑応答。
農業総合産業化支援講座
これからの本県の新たな農業の展開方向及び農村社会の活性策について考える講座です。
(1)日
時 平成20年1月31日(火)10:30∼15:00
(2)日
程
①講
演 「農業の総合産業化最前線 」〔10:35∼12:00〕
講 師:金子 弘道 氏(鳥取環境大学 教授、元日本経済新聞社論説委員)
・早稲田大学卒業後、日本経済新聞社に入社し、米州総局(ニューヨーク)編集次長、編
集委員、論説委員として活躍。現在、鳥取環境大学環境政策学科教授として教鞭に立つ。
ジャーナリストとして、農業・食品流通業を見詰め、農政ジャーナリストの会メンバー
として活躍される一方、食品表示問題懇談会、農村環境センター中央委員会の委員を歴
任。
②実践事例 「農業を食業に変える総合ビジネスの展開」
〔13:00∼14:00〕
講 師:伊藤 秀雄 氏((有)伊豆沼農産代表取締役社長・宮城県登米市)
・水稲単作経営から養豚を開始し、手作りハム・ソーセージの伊豆沼農産を創業。その後、レスト
③討
ラン・直売所事業を展開。現在は、宮城県が系統造成した「しもふりレッド」を「伊達の純粋
赤豚」
(登録商標)のブランド化や商品の輸出促進にも積極的に取り組んでいる。
論 「これからの農業総合ビジネス」
〔14:10∼15:00〕
講師と事例紹介者との討論、参加者との質疑応答。
■ 応募資格
農業者 ※ 本校の学生も参加します。
■ 募集定員
30名(先着順)
■ 参加経費
無 料
■ 申込・問い合せ方法
「山形県立農業大学校公開講座 参加申込書」をFAX又はメールで、1月11日(金)まで提出して
下さい。
<申込・問い合わせ先>
山形県立農業大学校 研修部
〒996-0052 新庄市大字角沢 1366
TEL&FAX 0233-22-8794
E-mail ryokuhuu@amber.plala.or.jp
・E-mail:ryokuhuu@amber.plala.or.jp
担当:農業大学校 研修部「緑 風 館」
今 田・安 藤
〒996-0052 山形県新庄市大字角沢 1366
TEL&FAX 0233-22-8794
E―mail
ryokuhuu@amber.plala.or.jp