2003年3月発行 MF030301 OEM22/OEM24L(バックライト付き) 31/2桁LCDデジタル電圧計 Instruction Leaflet RS品番260-325 特徴 ・31/2桁、文字高12.7mmのLCD電圧計 ・200mVのフル スケール感度 ・自動ゼロ設定と自動極性表示 ・電池残量不足表示(9Vモード選択時のみ) ・10個のオプション記号 ・簡単な小数点選択 電気特性 TA=25℃ 製品説明 OEM22はフラット バック タイプの電圧計モジュールです。サブパネルに 直接取り付けるか、オプションのベゼル(MB11)を使用して取り付けること ができます。9Vで動作するように設定されていますが、5V用に調整するこ とも可能です。電池残量不足(BAT)表示は標準装備(9Vモード時のみ)。緑 色のLEDバックライトが付いたOEM24Lもあります。 外部部品 (OEM24Lのみ) 寸法(mm) 特性 供給電圧 (VDD) 供給電流 (IDD) フルスケール 入力インピーダンス 基準電圧 ROH 過負荷電圧 ゼロI/P読出 精度 (FSD時) 分解能 同相除去比 (CMRR) 温度係数 電池残量不足表示 ランプ電圧 ランプ電流 条件 9V 5V 9V 5V 最小 7 4.8 代表値 9 5 300 5 最大 10 6 500 199.9 100 9V 100 9V 5V 0 +1 +1 9V時のみ OEM24L 5V時 100 70 100 7.25 5 40 6.75 - 20 +1 +2 +4 150 7.75 60 単位 V V μA mA mV MΩ mV V カウント カウント カウント μV dB ppm/℃ V V mA ピッチ ピン機能 ピン VDD VSS INHI INLO RFH RFL ROH ROL HOLD COM TST 説明 +側電源端子 -側電源端子 (9Vモードのみ) +側入力端子 -側入力端子 基準入力HIGH端子 基準入力LOW端子 基準出力HIGH端子 基準出力LOW端子 未接続 アナログ コモン 全セグメント(オプション記号を除く)の試験用 端子。VDDに数秒間接続(9Vモード)、5V電源の 場合は-側電源端子にも接続。 XBP オプション記号表示用 BP LCDバック プレーン 小数点選択。VDDピンに接続した場合、ピンに対 D1、 D2、 D3 応した小数点を表示。 AB、 B3、 E3、 G3 外部オートレンジ回路に使用 BAT、℃、° F、∼、m、μ、M、 オプション記号(「使用説明」を参照)。BATは自 Ω、KΩ、V、A、HOLD 動表示。5VモードではV2の調整によりBATを非 表示に設定。 LMP+ +側バックライト端子 (DC +5V) 、 OEM24Lのみ LMP-側バックライト端子 (DC 0V) 、 OEM24Lのみ パネル切欠部 動作仕様 動作温度 保存温度 動作相対湿度 0℃ to 50℃ -20℃ to 70℃ 80% オーダ情報 OEM22 31/2桁、200mV LCD電圧計 OEM24L 31/2桁、バックライト付き200mV LCD電圧計 MB11 取付ベゼル(オプション) 1/2 使用説明 接続図(基本構成) 図1 9V電源使用時 図2 5V電源使用時 OEM22/24Lは、9Vまたは5V電源用に設計されています。電源の極性を誤る とモジュールが故障しますので注意してください。9V電源の場合、一般的 には図1のように接続します。5V電源の場合は、使用前に次の手順でモジュー ルを較正する必要があります。まずモジュールを図2のように接続した後、 較正を行う電源から入力端子に100mVの電圧を印加し、表示値が1000にな るようにVR1を調節します。 入力レンジは0∼200mVです。オーバレンジの場合は、下位3桁には何も表 示されず最上位桁に「1」が表示されます。 9Vモードで使用する場合には9V電池の使用を推奨します。入力は電源に対 してフローティングするように設計されていますが、フローティングしな い場合はVDDまたはVSSから1.5Vの範囲(VDD-1.5V、VSS+1.5V)に入らな いようにします。ノン フローティング入力回路については下の回路図を参 照してください。電池残量不足(BAT)を表示するときの電圧はVR2を調整 して設定します。ただし、7V未満の供給電圧での使用は推奨していません。 表示しないオプション記号はすべてBPに接続します。表示する場合はオプ ション記号パッドとBPトラックの間のトレースを切断し、オプション記号 パッドを隣接するXBPパッドにはんだ接続します。 5Vモードで使用する場合、ノン フローティング入力を行うときはINLOを TSTに接続し(図2を参照)、フローティング入力を行うときはアナログ コ モン ピン(COM)に接続する必要があります。この場合はVR2を調整して 電池残量不足(BAT)記号をオフにします。 DC電圧測定 マルチレンジDC電圧測定 ジャンパ 1&2 オープン 入力 入力 200mVを超える電圧を測定する場合にはア ッテネータが必要です。 VIN=VD x R1+R2 R2 マルチレンジ電圧測定では、2 極、4回路のロータリ スイッチ を使用します。1つの極はレンジ 選択に、もう1つの極は任意の小 数点をXBPに接続するために使 用します。 VD max. is 199.99mV 例 VIN Display VD 2V 1.999V R1 R2 199.9mV 1MΩ 110KΩ 150mV 1MΩ 15KΩ 10V 1500rpm ジャンパ 1&2 ショート 入力インピーダンスはR1+R2になります。正確で安定した抵抗を使用して ください。通常はR1=1MΩになります。実用上の上限値は9MΩです。 DC電流測定 マルチレンジDC電流測定 Vs マルチレンジ電流測定では、 2極、 5回路のロータリ スイッチを使 用します。1つの極はレンジ選択 に、もう1つの極は任意の小数点 をXBPに接続するために使用し ます。 RS = IIN Ω 電流シャントの許容損失を考慮した 抵抗値を選択することが重要です。 シャント抵抗 Shunt resistance Vs シャント 抵抗 2 2 PS= IIN = IIN RS Ω 例 Current RS 負荷 200mV 以下 PS 200mA 1Ω 0.04W 2A 0.1Ω 0.4W DC電圧オフセット 入力電圧 DC電圧比測定 0V以外の入力時に 「0」 を表示するには、 COMとINLO間にオフセット電圧を 印加します。 プラス オフセットを行う場合は、 COMに対するプラス信号をINLOに 印加します。入力信号はINHIとCOM 間に印加します。 2つの電圧間の比を求めるには、以下の ように入力を印加します。 入力 V1 200mV以下 入力 V2 200mV以下 表示値 V2 = V1 X 1000 V2 の場合はオーバ レンジとな V1 > 2 ります。 オフセット電圧 ノン フローティング入力(a) ノン フローティング入力(b) 5V単電源では適切ではないが、入力 信号のグラウンドをモジュールの電 源グラウンドに接続する必要がある 場合には、 ( a) ( b)のフローティング 入力回路のどちらかを使用します。 その場合、モジュールは9V電源モー ドに設定してください。 以下の式により正しい抵抗を選択し、ア ナログ入力の値がVDDまたはVSSから 1.5Vの範囲(VDD-1.5V、VSS+1.5V)に 入らないようにします。 RS技術資料記載の情報については正確を期していますが、RS Componentsは、記載内容の誤り、遺漏、および情報の使用について何ら責任を負うもので はありません。情報の利用は全てユーザーの責任において行うものとします。RS Components社は、使用によって生じる特許およびその他の権利の侵害 について何らの責任も負いません。 RS Componentsの技術資料に記載された仕様は、予告なしに変更されることがあります。 2/2 © RS Components 2003
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