[早稲田大学川口芸術学校シンポジウム] 大 学で映像クリエイターは育つのか? − ハリウッドと日本の現 場から − リピット水田堯 急速なデジタル化が進んだ 2000 年代、廉価なPCによる映 像編集とネットワークを使った配信が実現されると共に、 Akira Mizuta Lippit 数多くの映像系大学・専門学校が設立されました。しかし 南カリフォルニア大学 映画芸術学部 映画批評科長。 映画、批評理論、日本の映画と文化、実験映像、視覚芸術 現在、就学人口の減少やメディア環境の変化等から見直し を 専 門 と す る。著 書 に、「Atomic Light (Shadow Optics) 」 や再編を迫られています。その反面、映画・映像産業界では、 (2005、2013 に「原 子 の 光 ( 影 の 光 学 )」と し て 邦 訳 )、 長引く不況から人材育成にかけるコストを減少せざるを得 「Electric Animal: Toward a Rhetoric of Wildlife」(2000)、 ず、新人教育を産学どちらも担えない状況に陥ろうとして 「Ex-Cinema: From a Theory of Experimental Film and Video (2012)」。 います。 2014 年夏の 4K 放送開始、また 2020 年に予算倍増を予定す 原田 眞人 る文化庁の文化芸術立国プランなど、日本の映像ソフトウェ Masato Harada ア産業への需要が高まりつつある中で、映画・映像教育は 映画監督、映画評論家。早稲田大学川口芸術学校 客員教授。 どのように在るべきか。日米の教育・育成プロジェクトの 『わが母の記』(2012)で第 35 回モントリオール世界映画祭 審 査 員 特 別 グ ラ ン プ リ。ほ か に『金 融 腐 蝕 列 島〔呪 縛〕』 現状と課題を確認し、今後の展望について議論を行います。 (1999)、 『突入せよ ! あさま山荘事件』(2002)、 『クライマー P R O G R ズ・ハイ』(2008)など多数。翻訳に『ケーブル・ホーグの A M 男たち』(1991・めるくまーる)、『ノーツ』(1992・マガジ ※各報告のタイトルは変更される場合があります。予めご了承ください。 第 1 部 基調報告 [13 : 00 -14 : 45 ] 「ハリウッドの映像教育」リピット 水田 堯 「日本の映画・映像教育」原田 眞人 第2部 活動報告 [14 : 45-15 : 45 ] ンハウス /『コッポラの黙示録』として 1993 再刊行)など。 富山 省吾 Shogo Tomiyama 日本アカデミー賞協会事務局長。元東宝映画代表取締役社長。 1975 年東宝株式会社に入社、宣伝部で、黒澤明監督『影武者』など 20 本を超える映画の パブリシティと宣伝プロデュースを担当する。1983 年東宝スタジオの製作プロダクショ ン・株式会社東宝映画の企画部でプロデューサーとして映画製作を始め、2010 年までに 「若手映画作家育成プロジェクトの展開」富山 省吾 30 本の映画をプロデュースする。主な作品は『ゴジラ vs ビオランテ』以降のゴジラシリー 「映像クリエイターの育成」岡本 美津子 ズ 12 作品や『恋する女たち』、また日本アカデミー賞を複数受賞した『誘拐』 『赤い月』など。 「早稲田大学川口芸術学校の取り組み」瀧 健太郎 第3部 パネルディスカッション [16 : 00-17 : 30] 岡本 美津子 Mitsuko Okamoto 東京藝術大学大学院 映像研究科長。同アニメーション専攻教授。 リピット水田堯 1987 ∼ 2008 年、日本放送協会(NHK)にて、編成、番組開発、番組制作、イベント制作、 原田 眞人 デジタル TV・インターネット関連業務に従事。2008 年より現職。代表的な番組に 『デジタル・ スタジアム』 『 、デジスタ・ビギナーズ』 『 、テクネ 映像の教室』 『E テレ 0655』 『E テレ 2355』など。 富山 省吾 岡本 美津子 齋藤 秀夫 Hideo Saito 前 NHK エグゼクティブ・カメラマン。 (株)映像工房 隗 取締役。 山本 一郎 『シルクロード』 『大黄河』 『21 世紀は警告する』 『アインシュタイン・ロマン』 『チベット死者の書』 黒田 昌郎 『未来の教室』など、数々の NHK 番組のカメラマンを務める。カナダアカディミー年間最優 モデレーター:高橋 恭子(早稲田大学川口芸術学校長) 終了後 レセプション(会費制) [18 : 00-20: 00] 2 014 齋藤 秀夫 3 15(土) 早稲田大学 大隈記念講堂 [ お申込みは Web サイトにて ] http://wasedaart.waseda.ac.jp/ 秀ドキュメンタリー撮影賞、朝日賞、ギャラクシー賞、映画テレビ技術賞など受賞多数。 山本 一郎 Ichiro Yamamoto 松竹株式会社 メディア事業部。 『た そ が れ 清 兵 衛』 (2002) 、 『珈 琲 時 光』 (2003) 、 『おとうと』 (2009) 、 『京 都 太 秦 物 語』 (2010) など数々の作品にプロデューサーとして携わる。 『武士の一分』 (2006) では脚本も兼務。 近年は、小津安二郎作品のデジタル修復など、松竹作品のアーカイヴ事業にも参加。 黒田 昌郎 Yoshio Kuroda アニメーション映画監督・演出家。 東映動画・日本アニメーションの演出・絵コンテとして、『狼少年ケン』(1963)、『ゲゲゲ の鬼太郎』 (1967)、 『アルプスの少女ハイジ』 (1974)、 『母をたずねて三千里』 (1976)、 『ペリー ヌ物語』 (1978)など数多くの作品に参加。監督としても『フランダースの犬』 (1975、1997)、 『いぬのえいが』(2005)など多数。 主催 早稲田大学川口芸術学校/協力 映像産業振興機構、早稲田大学文化推進部文化企画課、早稲田大学演劇博物館/お問い合わせ 早稲田大学川口芸術学校(TEL:048-269-7961)
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