グリニッチ便り183最新号をお読みください。

■グリニッチ便り■ GOSPEL のススメ
No.183, 2016 年 9 月号 Japanese Gospel Church of Greenwich グリニッチ福音キリスト教会
激動する世界と聖書
牧師 立石尚志
●レーバーデー・ウィークエンドにニューヨークを中心とした米東海岸にある12
の日本語/日本人教会が一同に会し、2年に一度の合同ファミリーキャンプを行
いました。大人子供合わせ250人くらい集まり、それぞれの教会の多様性を持
ち寄って新旧さまざまな讃美歌を共に神さまに歌い、聖書からのメッセージに
耳を傾ける楽しく有意義なひと時を持ちました。メインゲストの黒田禎一郎先
生の話されたテーマがこの記事のタイトル、「激動する世界と聖書」でした。
● 先生はかつてヨーロッパが鉄のカーテンで二分されていた時代に共産圏伝
道をされており、ルーマニアのドイツ人集落に命がけでドイツ語聖書を届けて
いました。当時、ルーマニアでは一冊の聖書が2ヶ月分の給与に相当する価値
があったとのことであり、心の渇きを覚える人々にとって聖書が如何に大きな
意味を持っていたか思わされます。鉄のカーテンの崩壊前夜、東欧には苦難の
中にありながらもリバイバル(信仰復興)している大勢の人々がいたのです。
東西の壁が崩落し、ドイツは統合、東欧のドイツ人集落から多くの熱心なクリス
チャンたちが先祖の土地に帰還し、既存の旧西ドイツの教会は教会員が激減して
閑古鳥が鳴いている中、戻って来た人々の教会には考えられないほど多くの
人々が集い、キリストの愛と実践に生きているとのことです。
●ドイツはご存知の通り、今やイスラム教徒たちの移民・難民受け入れで国が
大きく揺れ動き、世論は割れ、憎しみが増しています。そのただ中で、信仰復
興したクリスチャンたちは黙々と難民たちに食事を与え、着せ、世話していま
す。その結果、驚くべき大きなうねりが生じているのです。それはイスラム教
徒たちがキリストの愛に触れ、真の神に立ち返りどんどん洗礼を受けるように
なっているのです。まさに激動の最中で起きている奇跡です。
● 世の中の混乱が大きくなればなるほど、心のうちに何があるかが露になりま
す。もしあなたの心に確固たる神のことば、聖書の言葉が据えられているなら、
激動の時代のただ中で、希望を失うことなく、キリストの愛を日々実践できる
器に変えられるのです。そのような生き方を求めませんか?■
あらわ
証し テーラー麻生子
(ハートフォード集会主催者/2016 年 8 月 28 日ウェルカム礼拝)
私が洗礼に導かれたのは今から27年前、中3の高校受験の時でした。私は生
まれつき高度の難聴ですが、私が通った聾話学校は手話を使わずに補聴器を最
大限に活用した口話法だったこと、それから幼稚園から普通校で健聴者と一緒
に教育を受けることを奨励していたこともあり、健聴者と同じ教育を受けてき
ました。授業中に先生が話すことはほとんど聴き取れないので、読唇か黒板に
書いてあることだけが頼りでした。それでも、小さい時から英語が好きで聴き
取りの部分はゼロに等しいにもかかわらず英語だけはよく勉強したものでした。
高校選びも英語に力を入れているミッションスクールを希望しました。
グリニッチ教会主催のゴスペルワークシ
ョップも今期で第五期を迎えます。ワー
クショップに先立ち9月 22、29 日にゴス
ペルをよりよく理解するためのゴスペル
聖書講座が行われ、10 月からいよいよ開
始となります。ふるってご参加ください。
ここにゴスペルのススメ、三点挙げます。 1)ゴスペルはとにかく健康にいい!
ゴスペルではしっかり横隔膜を動かして
大きな声で歌います。すると身体の中のリ
ンパの流れがよくなり、身体のあちこちに
たまった老廃物がどんどん排除され、免
疫がアップし、健康になります!聖書に
「陽気な心は健康を良くし、陰気な心は骨を
枯らす。(箴言 17:22)」とある通り、ゴスペルの
ポジティブで喜びにあふれたメッセージを
どんどん歌い、健康になりましょう! 2)ゴスペルは心を健全にします!
「人はパンだけで生きるのではなく、神の口
からでる一つ一つのことばによる (マタイ 4:4)」
と聖書に書いてある通り、霊的存在であ
る私たちは心の栄養を必要としていま
す。ゴスペルは聖書の言葉、聖書のメッセ
ージです。これを口に出し、心に語り、そ
の言葉を信じて行動する時、心が健康に
なり、生き方が変わっていくのです! 3)ゴスペルはハーモニー、親しい仲
間が生まれます! 聖書に「あなたがた
が心を一つにし、声を合わせて、私たちの主
イエス・キリストの父なる神をほめたたえる
ため (ローマ 15:6)」とあります。ゴスペルは仲
間と一緒に神さまを賛美する行為。一緒
に声と心を合わせ、神を見上げていく中
で、新しい、親しい友情が育まれて行き
ます!新しい土地で安全で楽しい仲間に
出会いたい方、ぜひご参加ください! 「わたしを呼べ。そうすれば、わたしは、あなたに答え、あなたの知らない、 理解を超えたおおいなる事を、あなたに告げよう。」エレミヤ書33章3節 入学試験の日、母にこの御言葉をもらい、たくさんの方に祈られて意気揚々と出かけました。にもかかわらず、想像以上
にできなかったので、がっかりしながら校門を出ようとした時に、ある女の子が声をかけてきました。試験の出来具合を
聞かれたので、できなかったことを話すと、彼女はこう言いました。「私もできなかった。でも、私たちはベストを尽くし
たのだから、後悔する事はないよ。なぜかわからないけど、貴女ならきっと受かるような気がする。」と。自分もできなか
ったのに、赤の他人である私を励ましてくれた彼女の優しさに私は心が暖かくなるのを感じました。
合格発表の日、見に行くと何と補欠でもなく、合格でした。どう考えても、点が足りなかったはずの私に合格が与えられ
ました。奇跡でした。神様に感謝しました。帰り道、あの女の子が声をかけてくれました。どうだったかと、明るく聞い
てくれた彼女に、私は合格したことを伝え、一緒に学校に行けるねと話すと、彼女はこう言いました。
「実は私は落ちたの
よ。でも、貴女が受かってくれて嬉しい。私の分も頑張ってね。」と眩しいほどの笑顔を見せて、去って行きました。そん
な彼女の後ろ姿に呆然と見入っていると、突然心の底から温かいものが溢れてきました。イエス様が彼女を通して私にご
自身を表してくださったのです。この出来事を通して私は生涯をイエス様と共に歩むことを決心しました。
しかし洗礼を受けてから本当の苦しみが始まりました。
健聴者の中で普通にしていることが多い私でしたが、心の
どこかでは難聴であるが故に自分に自信を持てませんでし
た。周りによく思われたいが為に、事実よりもさらに嘘を
重ねて格好良く聞こえるように話したものでした。そして、
毎回嘘を重ねる自分の醜い姿、罪深い姿に失望し、苦しみ
ました。そんなある時、青年会主催のスキーキャンプに出
かけました。そこで、たくさんの青年たちが主を賛美し、
証を分かち合い、スキーをしながらグループで楽しそうに
しているのを見て、彼らの話す事が聞こえない私は、孤独
感を味わい、複雑な気持ちでした。帰宅して、母に胸中に
ある思いを洗いざらい話したのですが、気分がよくならず、
聖書を手にとった私の目に最初に入った御言葉は詩篇77
篇1節 4節でした。自分が難聴であることを喜べないし、
喜ぶつもりもないし、受け入れるつもりもないとひたすら
拒んでいる自分がいました。このどうしようもない苦しみ
を主はちゃんとわかっておられることを、はっきりと悟り
ました。そして私に、神様はただ一言「それでいいのだよ。」
と言ってくださったような気がしました。神様にさえも見
栄を張っていたことに気付かされました。わたしの魂はど
んな慰めをも拒んでいたのです。主の慰めをさえも。モヤ
モヤしていた気持ちが晴れやかな気持ちになり、すっと落
ち着いていくのがわかりました。気負いが取れて真っ白に
なった私に主は静かに、かつ強く、詩篇77篇10節 1
2節を通して語って下さいました。大きな平安に包まれま
した。この時から私は神様にすべてを明け渡し、親密に語
り合うことができるようになりました。
神様の哀れみで、高校と短大を卒業し、希望のメーカー
の国際本部に就職も決まり、しかも、責任のある仕事が与
えられ、充実した日々を過ごすことができました。そんな
ある日、大きなプロジェクトが進行する中、私の仕事も関
わる必要が生じ、会議に出ることになりました。その頃ま
でには仕事の内容も把握しており、何を聞かれても答える
自信もありました。意気揚々とその会議に出ましたが、そ
こで何を聞かれたのかをきちんと理解できずに、あいまい
なまま会議が終わってしまい、相手の方に不信感を持たせ
てしまいました。本来ならきちんと理解するまで質問を書
いてもらうなり、主張する方法もあったのですが、周りに
合わせることに慣れ過ぎていた私は、そこまで強く出るこ
とができませんでした。私は悔しさと悲しさで一杯でした。
ちょうどその日はお祈り会で、御言葉の箇所がイザヤ書5
1章でした。「わたし、このわたしがあなたがたを慰める。
草にも等しい人の子を恐れるとは。」神様が私の魂をすっぽ
り包んで下さっているような、なんとも言えない大きな平
安を感じ、深く慰められました。人の目を恐れず、神に焦
点をあてることを教えられた時でした。
ここには書ききれませんが、他にもたくさん主に励まさ
れ、教えられ、また恵みを頂いてきました。障害があるた
めに苦しむことも多くあるけれど、その分神様と親しい交
わりをさせて頂けていることにも気づかされ感謝です。■
※ 下記以外にも週の間に入門クラス、聖書の学び
会等が行われています。お問い合せください。
■ 2016
年 秋の集会・行事予定■ 【 定 例 集 会 】 ★ 日曜礼拝/10:30 12:00 礼拝前 グループ会/9:45-10:20 ★ 祈り会/水曜日 10:00∼12:00 【 各 種 集 会 】 ★ スタンフォード 聖書を読む会 隔週水曜午後 1:15 場所:井上宅 ★ ハートフォード 聖書を読む会 隔週月曜、毎週木曜午前 要問合せ ★ クィーンズ家庭集会 月 1 土曜午後 1 3 時 場所:要問合せ ★ サラトガ家庭集会 月1回 10:30 場所:キャスパー宅要問合せ ★☆★ ハ リ ソ ン 英 会 話 ク ラ ス チラシ →
http://jgclmi.com/2016FALL-English.pdf
・ 毎週火曜、10:00 11:45 全12回 9月20日(開始) 12月13日(最終日) ※11/22はお休みになります ・ 講師:Ms. Erin Donaldson,
Assistant & Chapel Time : Rev. Hisashi Tateishi
・ 場所:Harrison Presbyterian Church 181 Harrison Ave. Harrison, NY 10528
・ 内容:初級 中級英会話、show & tell, topic of the day, specials, songs,
・ 毎回、最後に日本語によるチャペルタイムがあります。 ・ 定員&参加費:8名、講師の交通費として全12回で$40 ☆★☆ ゴ ス ペ ル 聖 書 講 座 (無料):9/22(木)、9/29(木)午前 10 時∼12 時 ★☆★ 秋 の ゴ ス ペ ル ワ ー ク シ ョ ッ プ チラシ ⇨ http://jgclmi.com/2016Fall-Gospel-Flier.pdf ・リハーサル:10月6、13、20、27日、11月3、10、17日、12月1日 毎週木曜日午前10時45分∼午後1時 ・本番:10/30(日)夕方∼ コンサートで数曲発表(ロングアイランドの大学にて)
12/04(日)夕方∼ グリニッチ福音キリスト教会「クリスマスの夕べ」 ★ 参加費:$170 ・リハーサル会場:St. Paul Lutheran Church (グリニッチ福音キリスト教会) ・ 参加資格:ゴスペルを歌いたい人なら誰でも ・講師:ティム・ライリー & グレッグ・ケリー ☆★☆ 秋 の キ ッ ズ ・ ゴ ス ペ ル チラシ
⇨ http://jgclmi.com/2016Fall-Gospel-Flier.pdf ・リハーサル8回(火曜日4:45∼6:00)+本番12月4日(日)夕方 10月11、18、25、11月1、8、15、22、29 ・ 場所:St. Paul Lutheran Church (グリニッチ福音キリスト教会) ・ 参加年齢:6歳∼12歳(それ以外も希望に応じます) ・講師:ティム・ライリー&グレッグ・ケリー
・ 参加者が12名以上になったら行います。 ★ 参加費:$150 ★☆★ Dr.和泉の秋 の 健 康 講 座 (無料) チラシ ⇨ http://jgclmi.com/2016FallHealth.pdf ・9月 11月、月1回(火曜日12:30∼2:00PM) 場所:SPLC (グリニッチ福音キリスト教会)
・ 9/27「良い油、悪い油」、10/25「今すぐ始めたい認知症予防」、11/22「糖尿病」 ・ 講師:Dr.和泉宏典(Westchester Family Chiropractic & Wellness) ★☆★以上、詳しくは教会のウェブページにチラシ、案内がありますので、そちらをご参照ください。 《教会住所》グリニッチ福音キリスト教会 (Japanese Gospel Church of Greenwich)、 牧師 立石尚志 c/o St. Paul Ev. Lutheran Church, 286 Delavan Ave. Greenwich, CT 06830 website: www.jgclmi.com 《問い合わせ》 教会 TEL/FAX(203)531-6450、 牧師宅 TEL/FAX (203)531-1609, e-mail: church@jgclmi.com