アプリケーションノート ALPHA PROJECT Co.,LTD. AN1005 ALPHA PROJECT Co.,LTD. μST Series スタッキング接続について 1版 2007年12月14日 1. 概要 μST-SH2 に拡張ボードや、ユーザ回路基板を 2 枚以上スタッキング接続する方法について解説します。 2. 組み合わせ例 拡張ボードは、それぞれ一つの CS 空間を専有します。拡張ボードには、2 本の CS 信号が接続されており、SW でいずれか一つ の CS 空間を選択できます。 CS4 空間 CS5/CS5B 空間 ● ○ μST-USB μST-ADIO ● μST-VCP ○ CS6/CS6B 空間 ○ ● 拡張ボードの CS 空間の割り当て(●は出荷時設定) Table 2.1-1 拡張ボードを 2 枚以上接続する場合には、同じ CS 空間に割り当たらないようにそれぞれのボードの CS 空間の設定をする必要 があります。 弊社の拡張ボードは最大で 3 枚までの接続が可能です。また、同一拡張ボードは最大で 2 枚接続が可能です。 以下に拡張ボードの 2 枚以上の組み合わせ例を示します。 CS4 空間 μST-SH2 + CS5/CS5B 空間 CS6/CS6B 空間 μST-USB μST-ADIO 未使用 μST-USB 未使用 μST-VCP 未使用 μST-ADIO μST-VCP μST-USB μST-USB 未使用 未使用 μST-ADIO μST-ADIO μST-VCP 未使用 μST-VCP μST-USB μST-ADIO μST-VCP μST-USB μST-USB μST-ADIO μST-USB μST-USB μST-VCP μST-USB μST-ADIO μST-ADIO μST-VCP μST-ADIO μST-ADIO μST-VCP μST-USB μST-VCP μST-VCP μST-ADIO μST-VCP Table 2.1-2 拡張ボードの 3 段以上の組み合わせ例 1 備考 3 段接続 4 段接続 アプリケーションノート ALPHA PROJECT Co.,LTD. AN1005 3. スタッキング方法 下図はスタックスルーコネクタ(別売り 拡張コネクタセット 7)を利用して拡張ボードを 2 枚、または 3 枚スタッキング接続 した例です。 * μST-SH2 にはスタックスルーコネクタを実装できません。 * μST-SH2/USB、μST-SH2/ADIO、μST-SH2/VCP は、コネクタ実装済みとなっておりますので、2 枚以上のスタッキングはで きません。 HIF3H-40PB-2.54DSA/ヒロセ μST-SH2 スタックスルーコネクタ HIF3H-40DA-2.54DSA/ヒロセ μST-ADIO 16.0mm μST-USB Table 3.1-1 13.24mm 拡張ボード 2 枚のスタッキング接続例 1 HIF3H-40PB-2.54DSA/ヒロセ μST-SH2 スタックスルーコネクタ HIF3H-40DA-2.54DSA/ヒロセ μST-USB 16.0mm ユーザ増設基板 Table 3.1-2 13.24mm 拡張ボード 2 枚のスタッキング接続例 2 2 アプリケーションノート ALPHA PROJECT Co.,LTD. AN1005 HIF3H-40PB-2.54DSA/ヒロセ スタックスルーコネクタ μST-SH2 スタックスルーコネクタ HIF3H-40DA-2.54DSA/ヒロセ μST-VCP 16.0mm μST-ADIO 15.24m μST-USB 13.24mm Table 3.1-3 拡張ボード 3 枚のスタッキング接続例 3 アプリケーションノート ALPHA PROJECT Co.,LTD. AN1005 4. 3 段以上のスタッキング接続時の注意点 拡張ボードを 2 枚以上スタッキング接続した場合や、ユーザ回路によりバスを引き出す場合、バス長が長くなり、ノイズなど の影響を受けやすくなります。プルアップ抵抗の追加やバスバッファを挿入する等の対策を行ってください。 VCC A[16..0] A16 A15 A14 A13 A12 A11 A10 A9 A8 A7 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 D[15..0] VCC 5 10 5 10 RA1 RA2 D15 D14 D13 D12 D11 D10 D9 D8 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 /WE0 /WE1 /RD RD/WR CKIO 1 2 3 4 6 7 8 9 1 2 3 4 6 7 8 9 4.7K * 8 4.7K * 8 J1 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 CON40 Table 4.1-1 プルアップ抵抗の追加例 4 アプリケーションノート ALPHA PROJECT Co.,LTD. AN1005 μST シリーズ D[7..0] DB[15..0] A B DIR RD/WR OE D[15..8] A B J 1 拡 張 コ ネ ク タ DIR OE CS HD74LVC245A(RENESAS)等 拡 張 コ ネ ク タ ユーザ増設回路 Table 4.1-2 J 2 バスバッファの挿入例 5. 拡張コネクタセット 弊社では下記の商品を取り扱っております。 商品名 梱包内容 拡張コネクタセット 4 HIF3H-40PB-2.54DSA、HIF3H-40DA-2.54DSA(ヒロセ) 各 2 個 拡張コネクタセット 7 40 ピン スタックスルーコネクタ 2 個 5 アプリケーションノート ALPHA PROJECT Co.,LTD. AN1005 ご注意 ・本文書の著作権は(株)アルファプロジェクトが保有します。 ・本文書の内容を無断で転載することは一切禁止します。 ・本文書の内容は、将来予告なしに変更されることがあります。 ・本文書に記載されている内容についての質問等のサポートは一切受け付けておりませんのでご了承ください。 ・本文書の内容については、万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点、誤りなどお気付きの点がありましたら弊社までご連絡 下さい。 ・本文書の内容に基づき、アプリーケーションを運用した結果、万一損害が発生しても、弊社では一切責任を負いませんのでご了承下さ い。 ・その他の会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。 ALPHA PROJECT Co.,LTD. 株式会社アルファプロジェクト 〒431-3114 静岡県浜松市東区積志町 834 http://www.apnet.co.jp E-MAIL : query@apnet.co.jp 6
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