スーパービジョンについて考えるーその機能と質ー

開業臨床心理士協会主催第 16 回「心理臨 床 セ ミ ナ ー 」 のご 案 内
2014,12,10
主催:開業臨床心理士協会
〒446-0031 愛知県安城市朝日町 2-1
Email:koizumi0@amber.plala.or.jp
※1997 年に東海地区限定で組織された私共の協会は、2013 年に 2 月に開業臨床心理士協会と改名して、
全国に開かれた職能団体として再出発することになりました。
【全体テーマ】
『スーパービジョンについて考えるーその機能と質ー』
心理臨床のトレーニングとして、スーパービジョンは必須のものです。特に排他的な二人の関係の中で実践されることの多い臨床実践においては、みずか
らの実践の妥当性を検証する上でも重要です。その一方で、臨床実践の多様化に伴い、コンサルテーションや学校への危機介入など、標準的な心理療法やカ
ウンセリングの設定とは異なる仕事も増えてきています。しかしその一方で、スーパービジョンを受けない臨床心理士の数も増えてきており、臨床心理士の
臨床実践の理論的根拠の希薄化や妥当性の疑問視、臨床心理士の専門性の低下などが危惧される事態も広まっているのも事実です。こうした現状の背景には、
標準的な心理療法を仕事として実践できない職場環境の増加していることもあるかもしれません。あるいはスーパービジョンが臨床家に提供するトレーニン
グとしての質・・・「そもそもスーパービジョンとは何か?」・・・が十分に熟慮されていないか、この種の問題にスーパーバイザー自身も無自覚な状況が推測で
きます。
今回のセミナーでは、スーパービジョンについて深く掘り下げ、臨床家に必要なスーパービジョンの実質に迫ります。スーパーバイザーとスーパーバイジ
ー、スーパービジョンを受けたことがない臨床家とともに、「スーパービジョンとは何か?」をディスカッションし、ともに振り返り、学ぶ機会になれば幸
いです。
日 時
会 場
2015 年 2 月 11 日(祝日・水曜日)9時 30 分~16 時 45 分
名古屋駅前 ウインクあいち 1202 号室
【プログラム】
(協会員敬称略)
9時 10 分~
受付開始
9時 30 分~
開会のご挨拶
9時 50 分~10 時 50 分 各論
会
長
鈴木
誠
(くわな心理相談室)
「私説;精神分析的心理療法におけるスーパービジョンの機能と質」
司
会
中村
勝治(中村心理カウンセリング)
話題提供 小泉規実男(小泉心理相談室)
11 時 00 分~12 時 00 分 各論
「児童虐待・児童福祉臨床におけるスーパービジョンの経験から」
司
会
堀
恵子
(ながら心理相談室)
話題提供 平井正三先生(御池心理療法センター)
12 時 00 分~13 時 00 分
昼食
13 時 00 分~15 時 30 分 【公開スーパービジョン・セッション】
1セッションずつの報告につき、3方のバイザーからスーパービジョン的コメントをパフォーマンスしていただきます。
司
会
浅井真奈美(小泉心理相談室)
鈴木
誠
(くわな心理相談室)
バイジー 早川すみ江(日本福祉大学・小泉心理相談室)
バイザー1;精神分析的心理療法の立場から
栗原和彦先生(代々木心理相談室)
バイザー2;ユング心理学の立場から
亀井敏彦(はこ心理教育研究所)
バイザー3;対話的心理療法の立場から
手束邦洋(手束心理言語臨床研究所)
15 時 40 分~16 時 40 分【まとめの講義】
「どんなスーパービジョンが心理臨床のトレーニングになるのか?ースーパービジョンの教育的メカニズムー」
司
16 時 40 分~
開会のご挨拶
会
宮地幸雄(岐阜カウンセリング研究所)
講
師
渡辺
雄三(人間環境大学大学院・渡辺雄三分析心理室)
会
長
鈴木
誠
(くわな心理相談室)
参加資格・参加費:臨床に携わっている専門家(9,000 円)、臨床系大学院生(6,000 円)。
申込方法;参加を希望される方は、住所、氏名、所属、職種、臨床心理士資格の有無、パソコン・メールアドレス、電話番号を明記の上、事務局までパソコ
ン・メールにてお申し込み下さい。仮受諾返信と共に参加費の振込先をお知らせします。定員(90 名)に達し次第、締め切らせていただきます。
日心臨認定協会への研修申請を予定しています。
※当協会へのご入会を検討されている方は事務局までお問合わせ下さい。次回の入会審査日は 2015 年 2 月 10 日火曜日 19 時~を予定しています。