Rio Tinto plc 5 Aldermanbury Square London EC2V7HR United Kingdom T +44 (0) 20 7781 2000 F +44 (0) 20 7781 1800 Press release 2008 年第 2 四半期営業報告 2008 年 7 月 16 日公表 リオティント最高経営責任者(CEO)の Tom Albanese は、当第 2 四半期の生産結果を 振り返り、以下の通りコメントしました。「この堅調な結果は、発展する世界における 急激な需要の増加に対応するため、引き続き拡張を行っているということを示すもので す。鉄鉱石、銅鉱石、及びアルミナの四半期の生産量は、過去最高となりました。これ は、成長プロジェクトへの投資を増やしていることや、安全面とコスト面に焦点をあて つつも、より多くの数量をより速く供給していくという経営陣のコミットメントが寄与 したためです。」 「Alcan との統合は計画通り進んでおり、操業も引き続き順調に進んでいます。特に 喜ばしいことは、豪州での石炭事業において、第 1 四半期に発生した洪水からいち早く 回復できたことです。」 「中国の GDP は引き続き年間 10%近くで成長しており、需要は旺盛な一方で供給は 引き続き制約を受けています。金融面での投機ではなく、ファンダメンタルズによって、 アルミニウム、銅、鉄鉱石、及び石炭で見られるように価格が過去最高水準にまで押し 上げられていますが、我々は将来にわたっても同じようなトレンドが続くものと見てい ます。」 • 全世界における当四半期の鉄鉱石生産量は過去最高で、前年同期比 13%の増加と なり、第 1 四半期に発生したサイクロンによる生産不足分をいくらか補うことが できました。 • 豪州における当四半期の鉄鉱石生産量は過去最高の 4,800 万トンとなり、前年同 期比で 14%増加しました(同一の生産ベース比較)。これは、鉄鉱石の操業におい て継続的に能力を拡大しているためです。 • 2008 年度契約の Pilbara からの出荷分について、アジア顧客との交渉の結果、加 重平均鉄鉱石価格は 85.7%増となりました。 • 銅鉱石生産量(既存の操業分)は前年同期比で 15%増となり、四半期ベースで過去 最高となりました。 • Rio Tinto Alcan の操業は引き続き良好であり、生産量は前年同期比で、ボーキサ イトが 100%増、アルミナが 231%増、アルミニウムが 374%増でしたが。これは、 2007 年の第 4 四半期に Alcan を買収したことを反映したものです。(Alcan の昨年 の生産量を含んだ)想定比較ベースでは、ボーキサイト、アルミナ、及びアルミニ ウムの生産量増加は、それぞれ 11%、9%、1%となっています。 • オマーンにある Sohar アルミニウム製錬所は予定されたスケジュールとコストの 通り、6 月に操業が開始され、最初のホットメタルが生産されました。 • 第 1 四半期の大雨からの回復が順調に進み、豪州の一般炭及び原料炭の生産は前 年同期比でそれぞれ 15%及び 25%増加しました。 Continues Page 2 of 9 • 産業用鉱産物事業における操業は非常に良好で、ホウ酸塩の生産量は前年同期比 で 18%増、酸化チタン原材料は 10%増となりました。 • リオティントグループ全体の目標資産売却額 150 億ドルの一部として、西豪州に ある Kintyre ウラン鉱床の売却(4.95 億ドル)に関する契約書にサインがされました。 この報告書に記載されている通貨は、別途記載がない限り全て米ドルです。同様に説明文に関し ても、別途記載がない限り、リオティントの持分に関するものとなります。 鉄鉱石 リオティントの生産シェア 08 年 2Q Hamersley 29,994 Hope Downs 1,732 Robe River 7,212 IOC 2,402 07 年 2Q 比 +7% n/a +4% +39% 08 年 1Q 比 +11% +222% +0% +13% (単位:千トン) 08 年上半期 07 年上半期 57,011 +10% 2,270 n/a 14,401 +8% 4,521 +44% Pilbara における操業 リオティントは 2008 年度の鉄鉱石ベンチマーク価格交渉を、過去最高のレベルで決 着いたしました。主要顧客との間で合意を得ており、塊鉱に関しては 96.5%増、粉鉱に 関しては 79.88%増加し、加重平均で 85.7%の増加となりました。 2007 年の生産量に基づいた、粉鉱と塊鉱の比率は大まかに以下の通りとなります。 粉鉱 Hamersley (Yandicoogina 含む) Robe River (Mesa J を含む) 塊鉱 70% 80% 30% 20% リオティントは第 2 四半期も引き続き、鉄鉱石をスポットマーケットへ販売しており、 2008 年のスポット販売目標である 1,500 万トン達成のめどが立っています。(2/3 につ いては 100%保有している操業から、1/3 については合弁事業からのものです。) Pilbara における操業では四半期ベースの生産(100%ベース)は過去最高を達成し、 前年同期比で 14%増となりました。これは、Yandicoogina の能力拡張による年間 5,200 万トンへの増産、50%リオティントが保有している Hope Downs の開発によるものです。 Hope Downs は当四半期において 350 万トン生産しましたが、2009 年初めを目標に年間 合計能力を 3,000 万トンにまで段階的に増やしていく予定です。 リオティントのピルバラにおける 2/3 のガス供給を担っている Apache の処理プラン トにおいて 6 月に大きな火事が発生し、大規模なガス供給停止があったにも拘わらず、 過去最高の生産量を達成することができました。リオティントはメンテナンスの見直し、 代替サプライヤーの確保及び、より価格が高いディーゼル発電機の利用によって、この 影響を緩和させました。出荷数量に大きな影響を与えないよう、省エネルギーも最優先 されました。ガスの供給が完全復旧するには 6 ヶ月までの期間を要する見通しであり、 継続的に状況を監視していくべきと考えています。 拡張工事中のプロジェクトは Apache からのガス供給停止や、悪天候による困難な状 況にも拘わらず、引き続きスケジュール通りかつ、予算内で収まっています。特に、第 1 四半期で発生したサイクロンにより海が荒れ、Cape Lambert 港におけるバースの拡張 工事に影響を与えました。Hope Downs South 及び Mesa A の開発は順調に進んでおり、 2008 年の下半期には Brockman 4 の開発速度が速められると期待されます。 Continues Page 3 of 9 ピルバラ地域での合計年間能力を 3.2 億トンに増強にするためのいくつかの主要拡張 投資が当四半期に承認されました。3.71 億ドルの投資(リオティント持分は 3.50 億ド ル)は鉄道の自動化に充てられ、ピルバラにおけるリオティントの鉄道ネットワークほ ぼ全てにおいて、運転手のいない電車が稼動することになります。拡張のための重要な インフラ設備の早期調達、及び Western Turner Syncline 鉱床にある新しい鉱山に関する 早期調査開発の資金として 6.67 億ドル(リオティント持分 4.92 億ドル)が承認されま した。5.03 億ドル(リオティント持分は 3.97 億米ドル)が港湾や鉱山での操業用電力を 供給する電力発電所の更新に充てられ、この最新設備は二酸化炭素排出量削減の効果が あります。 HI Smelt 第 2 四半期においては、HIsmelt の溶融還元プラントの増産が続いている中、著しい改 善並びに操業実績の更新ができました。第 1 四半期における大規模なメンテナンスによ り、操業の安定性が改善し溶銑生産量が過去最高水準となりました。 Iron Ore Company of Canada Iron Ore Company of Canada におけるペレット及びコンセントレートの生産は、工場 でのボトルネックをなくす努力を継続的に行っていることと、2007 年の様なストライキ がなくなったため、引き続き堅調です。 アルミニウム リオティントの生産シェア 08 年 2Q Rio Tinto Alcan Bauxite 8,567 Alumina 2,226 Aluminium 1,014 07 年 2Q 比 08 年 1Q 比 +100% +231% +374% -2% +2% -1% リオティントの生産シェア 07 年 2Q Rio Tinto Alcan 想定¹ Bauxite 7,713 Alumina 2,078 Aluminium 1,008² 07 年 2Q 比 想定¹ +11% +9% +1%² (単位:千トン) 08 年上半期 07 年上半期 17,324 4,486 2,039 07 年上半期 想定¹ 15,063 4,095 2,012² +103% +233% +380% (単位:千トン) 07 年上半期比 想定¹ +15% +10% +1%² ¹ 2007 年 1 月 1 日以降の Alcan のデータを含む。 ² 2007 年上半期に売却した Vlissingen(オランダ)及び 2008 年第 1 四半期に閉鎖した Lannemezan(フランス)を除く。 Alcan 買収に伴い、アルミニウム商品グループ全体で、半期の生産は過去最高となり ました。Alcan の買収によって、第 2 四半期におけるボーキサイト、アルミナ、アルミ ニウムの生産量は前年同期比で急増しました。リオティントは 2007 年 10 月 24 日付けで、 Alcan の事業資産を取得しており、生産についてもこの日から含まれています。2007 年 における Rio Tinto Alcan の想定(2007 年初頭から Alcan 生産分を含めた想定ベースの数 字)による生産量データは、2008 年 3 月 12 日に公開され、リオティントのホームページ より入手できます。 ボーキサイト 第 2 四半期のボーキサイトの生産量は、前年同期比で 100%増となり、(Alcan の昨年の 生産量を加味した)想定比較ベースでも 11%増加しています。第 2 四半期の Weipa におけ るボーキサイトの生産は、前年同期比で 14%増となりましたが、これは、2 基目のシップ ローダーの導入に伴う能力増を反映したものです。 第 2 四半期にリオティントは、Weipa の現行のボーキサイト鉱区や港から南に向かっ て、新規にボーキサイトの採鉱を進めるための 3 千万ドルの事業化調査(Feasibility Study)が承認されたことを発表しました。新規のオペレーションの承認によって、 Weipa におけるボーキサイトの合計生産量は、2007 年の年間 1,800 万トンから年間 3,500 万トンまで増加することになります。 Continues Page 4 of 9 アルミナ 第 2 四半期におけるアルミナ生産量は、前年同期比で 231%増となり、想定比較ベース でも 9%増加しています。 Yarwun アルミナ精製所の拡張については、予算通りで順調に進んでおり、アルミナの 最初の出荷は、2010 年下半期を予定しており、2011 年下半期に完了する計画となってい ます。生産の段階的増加には、完工後 12 ヶ月かかると見込まれています。この 2007 年 7 月に発表された 18 億ドルのプロジェクトは、2011 年までに年間の能力を 140 万トンか ら 340 万トンに増加させます。 Gove 精製所における年間 180 万トンの拡張は既に開始され、段階的な生産増加が続い ており、2008 年には 260 万トンが生産される予定です。2009 年末には、目標の操業能力 である年間 340 万トンから 380 万トンが実現できると期待されています。 アルミニウム 第 2 四半期のアルミニウム生産量は、前年同期比で 374%増となり、想定比較ベースで はほぼ前年同期と同じになりました。当四半期において、リオティントは Tiwai Point 製 錬所の生産量を 10%減産することを発表しました。これは降水量が少ないためで、毎月 の生産量が 2,900 トン減少することになります。この状況は 2008 年第 3 四半期において も続くと見込まれています。6 月に Wales にある Anglesey 製錬所において、小規模の火 事が発生し、それにより製錬所全体で停電が起こったことから、現状は、能力を下げた 形で操業を行っております。上記 2 点による不足分は、グループ内の他の製錬所、特に カナダの製錬所の多くでの能力増加分により補填することができました。 オマーンにある Sohar 製錬所は、予定のスケジュールとコストの通り 6 月から操業を 開始しており、最初のホットメタルが同じく 6 月に生産されています。 4 月にリオティントは、ケベックの Saguenay-Lac-Saint-Jean 地域にある Alma 製錬所 の拡張に関する予備事業化調査(pre-feasibility study)を速めることを発表しました。この 予定された拡張により、Alma 製錬所における現状の 40 万トン強の生産量に約 17 万トン が加わることになります。 銅 リオティントの生産シェア 08 年 2Q KUC ¹ 60.2 銅採鉱量 49.3 銅地金生産量 2.2 モリブデン 92 金採鉱量 73 金地金生産量 Escondida 銅採鉱量 銅地金生産量 Grasberg JV 銅採鉱量 金採鉱量 07 年 2Q 比 (単位:千トン/金=千オンス) 08 年 1Q 比 08 年上半期 07 年上半期 +8% -27% -41% -24% -50% +35% -5% -35% +34% -9% 104.9 101.4 5.7 161 154 -4% -26% -33% -29% -41% 128.1 21.0 +22% +7% +9% +34% 245.3 36.8 +13% -7% 7.1 0 +27% -100% +10% N/A 13.6 0 +19% -100% ¹KUC (Kennecott Utah Copper) Kennecott Utah Copper 銅の品位は第 2 四半期に回復し、それによって銅採鉱量が、2007 年の前年同期比でも 前四半期と比べても増加しました。採鉱手順(Mining sequence)の変更により、金とモリ ブデンの品位や生産量が、前年同期比で減りました。 Continues Page 5 of 9 Bingham Canyon の銅品位は下半期には、より高い水準まで戻ると予想されています。 (2006 年と同水準)より高い品位の鉱石の昇が、地金になるまでには 2-3 ヶ月掛かりま す。2008 年のモリブデンの生産量は、2007 年の水準と比較して大よそ 20%減少する見 込みで、これは、品位と歩留の低下によるものです。モリブデンの歩留は、新しい浮選 機により操業が最適化される 2008 年下半期には改善する見込みです。 2007 年から 2008 年における製錬所及び精錬所での生産減は、2008 年第 1 四半期にお ける粗鉱品位と銅精鉱の生産が、減少したことに起因します。26 日間に及ぶ精錬所の操 業停止は 2008 年 7 月に予定されており、11 日間に及ぶ製錬所の炉修に伴う操業停止は 2008 年 8 月に予定されています。 リオティントは、MAP (Molybdenum Autoclave Process) 施設を建設するための 2.7 億 ドルの投資を 6 月に承認しました。MAP 施設は、2010 年第 3 四半期から操業開始予定 で、2011 年頃にフル生産に達成することができると見込んでいます。これにより、現在 の鉱山寿命である 2020 年までに追加で 21,500 トンのモリブデンを回収できると考えて います。Bingham Canyon 鉱山において鉱山寿命を 2036 年にまで延ばすための検討が遂 行中です。 Escondida 当四半期における銅採鉱量は、リーチングする鉱石の増加により、前年同期比で 22% 増となりました。Escondida における生産は、トラック及びショベルカーの修理及び不 足の問題による影響を受けました。 Grasberg Grasberg における銅品位は前四半期より改善しましたが、一方で、金の品位が下がっ たため、2008 年第 2 四半期におけるリオティントの金の生産持分は、ゼロにまで減少し ました。 2008 年の下半期においては、Grasberg の露天掘りにおいて品位が高い区域に移行す ると予定されています。 その他の操業 Northparkes における銅及び金の生産量低下は、露天掘りから採鉱された低品位の在庫 を処理したことに起因します。E26 Lift2 North における坑内掘りがフル生産に達し露天 掘りの低品位のものと置き換わることで、品位は上昇してくると予想しております。 2008 年における Northparkes の生産量は、前年と比べて 40%以上減少する予定です。 Palabora における銅採鉱量は、2 次原料の再処理に伴う歩留の増加により、前年同期 比で約 50%近く増加しました。 暫定価格 リオティントグループの当四半期末において、2.73 億ポンドの銅売上分が、ポンドあ たり 3.89 米セントの暫定価格を用いて計算されました。最終的な価格は、2008 年の下 半期に決定されます。これと比べ、2007 年 12 月 31 日までに 2.70 億ポンド船積みされ た分で用いられた暫定価格は、ポンドあたり 3.04 米セントでした。 ダイヤモンド リオティントの生産シェア 08 年 2Q Argyle 2,992 Diavik 1,513 07 年 2Q 比 -32% -23% 08 年 1Q 比 +38% +41% (単位:千カラット) 08 年上半期 07 年上半期 5,164 -35% 2,584 -27% Continues Page 6 of 9 第 2 四半期における Argyle の生産量は、前四半期と比較して改善しましたが、前年同 期比では 32%減少しました。品位が高い鉱山エリアへのアクセスが、地質工学的な問題 により制限されていたことや、年初において雨が多かった状態から当四半期の中ほどか ら回復することができ、その結果、粗鉱品位の改善と粗鉱処理量も上昇しました。露天 掘りの寿命が終わりに近づいており、坑内掘りの操業に移行するにあたり、粗鉱品位及 び生産率の変動は継続します。 Diavik における第 2 四半期の生産量は、第 1 四半期と比較して大幅に回復しましたが、 前年同期比では 23%減少しました。主な原因は、A154S pipe における品位の低下による ものです。また、A418 pipe の頂上からの鉱石を使用開始したことで、歩留が低下しま した。 当四半期においてリオティントは、Diavik におけるスモールダイヤモンドプロジェク トを 5,000 万ドルの資本コスト(リオティント負担分は 3,000 万ドル)で承認しました。 このプロジェクトは、非常に小さなダイヤモンドを鉱石から抽出できるようにするため に、鉱石の加工工場の拡大や改修を行うもので、この商品に対するマーケットの良好な 需要を反映した投資となります。非常に小さなダイヤモンドを初めて抽出できるように なるのは、2009 年末を予定しています。 エネルギー 米国一般炭 リオティントの生産シェア 08 年 2Q RTEA ¹ 30,947 ¹ Rio Tinto Energy America 07 年 2Q 比 +2% 08 年 1Q 比 +1% (単位:千トン) 08 年上半期 07 年上半期 61,578 +1% 第 2 四半期の生産は、前四半期と同じ水準となりました。Jacobs Ranch における陸上 コンベアのランプアップが成功したことによる生産量の増加は、中西部における鉄道が 深刻な洪水により、被害を受けて遅延が発生したことで、相殺されました。 豪州石炭 リオティントの生産シェア 08 年 2Q RTCA ¹ 2,038 強粘結炭 5,542 その他石炭¹ ¹ Rio Tinto Coal Australia 07 年 2Q 比 08 年 1Q 比 +25% +15% +95% +2% (単位:千トン) 08 年上半期 07 年上半期 3,082 10,990 +0% +8% Queensland の石炭操業における強粘結炭の生産は、第 1 四半期の洪水から大幅に回復 しました。 Hunter Valley においては、価格上昇のメリットを得るために非微粘結炭の生産量は増 加しました。New South Wales における滞船は減少し、港の割当数量に沿った生産とな りました。 豪州東海岸側の石炭港湾施設である Newcastle 及び Dalrymple Bay では、所有者及び 運営者による投資プログラムにより、2008 年後半から 2009 年にかけて徐々に、能力が 増加することが期待されています。その後、2010 年には Newcastle における石炭の船積 能力の大幅な拡張が期待されています。 ウラン リオティントの生産シェア 08 年 2Q ERA ¹ 1,643 Rössing 1,505 ¹Energy Sources of Australia 07 年 2Q 比 -26% +55% 08 年 1Q 比 -18% +13% (単位:千ポンド) 08 年上半期 07 年上半期 3,654 -2% 2,841 +26% Continues Page 7 of 9 ERA の Ranger 鉱山においては、前年同期比で 26%減少しました。2007 年において は大雨が発生していたため、より高品位の鉱石にアクセスできず、その後 ERA は高品位 の鉱石在庫が通常よりも低い状態で、2008 年の雨季に突入しました。 Rössing においては、より高品位の鉱石になったため、2008 年第 2 四半期は、剥土を 行っていた 2007 年と比較して、生産量が 55%増加しました。 産業用鉱産物 リオティントの生産シェア 08 年 2Q ホウ酸塩 171 酸化チタン原材料 405 07 年 2Q 比 +18% +10% 08 年 1Q 比 +12% +14% (単位:千トン) 08 年上半期 07 年上半期 324 +18% 761 +6% ホウ酸塩の第 2 四半期における生産量は、アジアパシフィック及び欧州における旺盛 な需要により、加工工場においてフルキャパシティーで操業し、前年同期比で 18%増加 しました。 酸化チタン原材料の生産は、RBM 及び QIT の双方で増加しました。 探鉱及び評価 2008 年上半期の探鉱及び評価に関する税前の費用は、損益勘定に 4.01 億ドル費用計 上され、前年同期においては 1.94 億ドル費用計上されました。増加分のほとんどは、主 要な成長プロジェクトに関する評価調査の研究が進んできていることに起因します。 Resolution (銅・金/米国) 、La Granja (銅/ペルー)、Potasio Rio Colorado (カリウム/ アルゼンチン)、Simandou (鉄鉱石/ギニア)及び、ピルバラにおけるいくつかの鉄鉱石 鉱床を含む、数多くのプロジェクトにおいては、予備事業化調査(pre-feasibility study) 又 は、事業化調査(feasibility study) が進行中です。 インドネシアにある Sulawesi ニッケルラテライトの鉱床(1.62%のニッケル、0.08%の コバルトを含む 1.62 億トンの鉱資源:弊社 2008 年 5 月 28 日のプレスリリース参照)が 公表され、リオティントの銅事業部へ引き渡されました。 ミネソタにある広範囲に渡る Lakeview ニッケル/銅プロジェクトにおいて、優先度の 高い目標が見つかりました。初期のドリル調査において、かなり大規模に分散した硫化 物鉱産資源が特定されためです。冬のプログラムにおける最終調査で、138m 部分には 1.6% のニッケル、1.1%の銅が、またその途中の 28m 部分には 3.6%のニッケル、2%の 銅が報告されています(弊社 2008 年 5 月 29 日の Rio Tinto Value & Growth セミナー参 照)。このプロジェクトについて、初期的事業価値(Order of Magnitude)の検討が進められ ることとなりました。 6 月にリオティントは、インドの Bunder ダイヤモンドプロジェクトについて鉱山リー ス権の申請を提出したことを発表しましたが、インドで初めての世界レベルのダイヤモ ンド鉱山となり得る鉱山の開発にとって重要な一歩と言えます。更に、Bunder Project におけるダイヤモンド鉱資源の探鉱目標を、トン当たり 0.3~0.7 カラットの品位のもの で 4,000 万~7,000 万トンとしたことを発表しました(弊社 2008 年 6 月 23 日のプレスリ リース参照)。 当四半期において、セルビア jadar のリチウムホウ酸塩プロジェクトに対する初期的 事業価値(Order of Magnitude)検討が加速されました。このプロジェクトの目標採鉱量は、 1.8%~2.2%の Li2O 及び 13.5~16.5%の B2O3 で 0.8 億~1 億トンです(弊社 2008 年 5 月 29 日の Rio Tinto Value & Growth セミナー参照)。 Continues Page 8 of 9 今期の活動をまとめた表は以下の通りとなります。 商品事業部 アルミニウム 銅及びダイヤモンド エネルギー及び産業 用鉱産物 鉄鉱石 進行したプロジェクト Sulawesi ニッケル インド ネシア:プロジェクトは銅 事業部へ移行 Lakeview ニッケル/銅 米 国:鉱石品位の幅の広さを 区切る Bunder ダイヤモンド イン ド:探鉱目標を公表 Altai Nuur 石炭 モンゴル: 初期的事業価値の検討 (Order of magnitude) の着 手 Landazuri 石炭 コロンビ ア:探査により炭層の存在 を確認 Chilubane 及び Mutamba イルメナイト モザンビー ク:Jadar リチウムホウ酸 塩、セルビア:引き続き初 期的事業価値の検討(Order of magnitude)を継続 ピルバラ、豪州:ある程度 調査が進んでいるいくつか の採掘有望地において採掘 ドリル調査 新規プログラム ブラジル、コロンビア、豪州 チリ:CODELCO 合弁事業に おいて継続的な調査 銅・ニッケルプログラムが以 下の場所で継続:ロシア(Rio Nor 合弁)、カザフスタン、米 国、メキシコ、ペルー、アル ゼンチン、アフリカ南部・中 部 ダイヤモンドプログラムが以 下の場所で継続:インド、カ ナダ、ロシア、及びモーリタ ニア コロンビア、カナダ、米国、 南アフリカ、アルゼンチン、 ロシア、及びモンゴル(石 炭)豪州、カナダ、トルコ、 セルビア(産業用鉱産物)ザ ンビア(ウラン) ブラジル、アルゼンチン、ギ ニア、及びガボン 鉱山リースによる探鉱については、Kennecott Utah Copper、Northparkes、Rössing、 Argyle、Diavik、及び豪州の Rio Tinto Ion Ore を含む、リオティントの数多くの事業で引 き続き行われています。 資産売却 資産売却は順調に進んでおり、リオティントは 2008 年における目標資産売却額であ る 100 億ドルを引き続きコミットしています。 2008 年 3 月にリオティントは、ネバダにある Cortez 金鉱山の権益 40%を 16.95 億ド ルで売却完了しました。 2008 年 4 月にリオティントは、アラスカにある Greens Creek 銀・鉛・亜鉛鉱山の権益 70.3%について Hecla Mining Company の関連会社への売却を完了し、これにより Hecla が 100%所有権を有することになります。売却価格は、7 億ドルの現金と 0.5 億ドルの Hecla 株式となります。 2008 年 7 月 10 日にリオティントは、西豪州の Kintyre ウランプロジェクトを 4.95 億 ドルで Cameco Corporation と Mitsubishi Development Pty Ltd の合弁事業へ売却する契 約書にサインしたことを発表いたしました。 Continues Page 9 of 9 【本件に関するお問い合わせ先】 豪州 Media Relations Amanda Buckley 電話:+61-3-9283-3627 携帯:+61-419-801-349 ロンドン Media Relations Christina Mills 電話:+44-20-7781-1154 携帯:+44-7825-275-605 Ian Head 電話:+61-3-9283-3620 携帯:+61-408-360-101 Nick Cobban 電話:+44-20-7781-1138 携帯:+44-7920-041-003 アメリカ Media Relations Nancy Ives 携帯:+1-619-540-3751 豪州 Investor Relations Dave Skinner 電話:+61-3-9283-3628 携帯:+61-408-335-309 ロンドン Investor Relations Nigel Jones 電話:+44-20-7781-2049 携帯:+44-7917-227-365 Simon Ellinor 電話:+61 -7 3867-1068 携帯:+61-439-102-811 David Ovington 電話:+44-20-7781-2051 携帯:+44-7920-010-978 アメリカ Investor Relations Jason Combes 電話:+1-801-685-4535 携帯:+1-801-558-2645 メール:questions@riotinto.com ウェブサイト:www.riotinto.com 高画質な映像は右のリンク先より参照可能です:www.newscast.co.uk 日本 財務業務部 植松 健 電話:03-3222-2440 携帯:090-4012-5960 メール:Ken.Uematsu@riotinto.com 大木 龍 電話:03-3222-2440 携帯:090-8847-0607 メール:Ryo.Ohki@riotinto.com
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