研修№11 海外研修 海外のエネルギー情勢を学ぶ ~原発の安全対策と

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*本研修はホームページ内でも
ご案内しています。
[研修№11]海外研修
外
海外のエネルギー情勢を学ぶ
~原発の安全対策と再生可能エネルギーを活用したまちづくり~
<研修のポイント>
東日本大震災後、我が国ではエネルギーの安定供給や地球温暖化問題を踏まえたエネルギー政策の見直しが検討され
ています。
本研修では、海外における原子力発電所の安全対策や再生可能エネルギーを活用したまちづくりの先進地を視察し、
その取り組みを学びます。
期
エストハンマル中低レベル放射性廃棄物処分場
10 月 7 日(日)~13 日(土)
間:平成 24 年
7 日間
訪 問 国:スウェーデン、デンマーク、フランス
参 加 対 象:電源地域の市町村・都道府県等の行政職員、各種団体、事業者、
NPO、個人、電力会社等で電源地域の振興に関わっている方
定
員:10 名
参 加 費:700,000 円(エコノミークラス席、およびホテルを 2 名 1 室利用の場合)
※ビジネスクラス席、およびホテルを 1 名 1 室利用の場合は、1,193,000 円
エストハンマル中低レベル放射性廃棄物処分場
○参加費には、日程表記載の航空運賃、宿泊代、朝食代、団体行動中の交通費および視察諸経費を含みま
す。なお、発地~成田空港間の旅費および前泊代、渡航期間中の昼食代、夕食代は含んでおりません。
○参加される方を対象として事前研修を実施する予定です(詳細は裏面をご覧ください)。
○参加者が定員に満たない場合や、国際情勢等により実施への影響が懸念される場合は、研修を中止また
は変更することがあります。
○成田出発後に、国際情勢等当財団の責めとならない理由により研修が中止・変更となった場合、参加費
の返金はいたしかねますのでご了承ください。
○視察先の都合等により、カリキュラムの調整および内容を変更する場合があります。
ミドルグロン洋上風力発電所
研修日程
月日(曜)
1
2
3
4
5
6
10月 7日
(日)
10月 8日
(月)
10月 9日
(火)
10月10日
(水)
10月11日
(木)
10月12日
(金)
都市名
研
修
内
成 田 空 港
コペンハーゲン
ストックホルム
【ご集合】成田空港 午前 8 時頃予定
ストックホルム
エストハンマル
ストックホルム
ストックホルム
エストハンマルへ(約 130 ㎞)
研修 1 「中低レベル放射性廃棄物処分場」 視察
エストハンマル
ストックホルム
ストックホルム
ストックホルム
コペンハーゲン
コペンハーゲン
コペンハーゲン
パ
リ
パ
リ
パ
リ
コペンハーゲン
─✈
成田発(11:40 ※予定)
─✈
容
宿 泊 地
(コペンハーゲン乗継 ※予定)
ストックホルム着(18:20 ※予定)
10月13日
(土)
成
田
空
港
朝:×
昼:✈
夕:×
─✈
<所要:13 時間 40 分/時差-7 時間>
ストックホルム
朝:○
昼:×
夕:×
研修 2 「地元自治体」 訪問
ストックホルム
ストックホルム
視察先へ
研修 3 「ロイヤル・シーポート地区(ストックホルム市スマートグリッド実証実験施設)」 視察
研修 4 「ハンマビーショースタッド地区(循環型都市プロジェクト・ハンマビーモデル)」 視察
ストックホルム発(18:05)
─✈
コペンハーゲン着(19:20)
朝:○
昼:×
夕:×
コペンハーゲン
コペンハーゲン
視察先へ
研修 5 「コペンハーゲン環境・エネルギー事務所」 または「地元自治体」訪問
研修 6 「ミドルグロン洋上風力発電所」 視察(陸上より)
コペンハーゲン発(17:40)
─✈
パリ着(19:35)
パ
パリ
視察先へ
研修 7 「AREVA(アレバ)本社」 訪問
研修 8 「フランス原子力・代替エネルギー庁(CEA)」 訪問
研修 9 「地方情報委員会(CLI)」 訪問
パリ発(11:10 ※予定)
<時差+7 時間>
─✈
朝:○
昼:×
夕:×
(コペンハーゲン乗継 ※予定)
─✈
リ
朝:○
昼:×
夕:×
パ
リ
─✈
機
7
食事
中
朝:○
昼:×
夕:✈
朝:✈
成田着(9:35 ※予定) 入国・通関後、解散
<所要:15 時間 25 分>
z 記載例 : ─✈飛行機
貸切バス
z この日程表は最も新しい資料に基づいて作成しておりますが、交通機関等の都合により、発着時間の変更が生じることがあります。
(研修先の概要、およびお申し込み方法等については裏面をご覧ください。)
研 修 先 の 概 要
研修 1 「中低レベル放射性廃棄物処分場(SFR)」→処分場視察及び意見交換
スウェーデンでは原子力発電によって発生する使用済燃料は、再処理せずに高レベル放射性廃棄物として処分することになっている。SFR1 処分場は 1988 年から
操業している世界で最も実績のある処分場で、スウェーデンで発生する中低レベル放射性廃棄物の処分場で、原子力発電所の運転廃棄物に加え、医療・産業・研
究分野からの低レベル及び中レベルの放射性廃棄物も処分されている。
研修 2 「エストハンマル自治体」→自治体幹部と処分場受け入れの経緯等ヒアリング及び意見交換
面積約 2,800 平方㎞、人口約 22,000 人の自治体で、森林が全面積の約 70%を占める。以前は漁業、農業、製鋼などが盛んであったが、現在は切削工具のサンドビ
ック社とフォルスマルク原子力発電所の 2 社が産業の中心である。使用済燃料の最終処分場については、1990 年代から実際の処分場を前提としたサイト選定が開
始され、2009 年 6 月にエストハンマル自治体のフォルスマルクを処分場建設予定地に選定し、2011 年 3 月に処分場建設等の許可申請を行い、2025 年頃からの操
業開始を計画している。住民の 85%が誘致に賛成を示した。
研修 3 「ロイヤル・シーポート地区(スマートグリッド実証実験施設)」→ストックホルム市よりプレゼンテーション及び視察
ロイヤル・シーポート地区は王室領地をストックホルム市が継承した地域で、市中心部から公共交通機関で約 15 分の場所にある。ハンマビーショースタッド地区開
発での経験も活かしながら、太陽光・風力・バイオマス等の再生可能エネルギーを活用し、ITを使って電力を効率的に供給する次世代送電線網であるスマートグリッ
ドプロジェクトは今後 20 年間でスウェーデンにおける最大の地域開発となる。
研修 4 「ハンマビーショースタッド地区(循環型都市プロジェクト・ハンマビーモデル)」→臨港都市再開発地区視察
ストックホルム中央駅から電車で 15 分のハンマビー港は、工業専用港として 1930 年代から繁栄し、周辺には町工場などの軽工業があったストックホルム最大の汚
染地区であった。1999 年度の都市計画の一環として行われているハンマビー臨港都市地区の住宅を中心とする再開発は、スウェーデン最大級の循環型都市建設
プロジェクトで、最終的完成は 2015 年の予定。「環境に優しく、持続可能な社会」がキーワードで、エネルギー、廃棄物、水質管理を含むトータルな環境対策は「ハン
マビーモデル」と呼ばれ、その最大の特徴は、太陽光・風力等の自然エネルギーと廃棄物の徹底利用にある。
研修 5 「コペンハーゲン環境・エネルギー事務所」または「地元自治体」→風力協同組合等についてヒアリング及び意見交換
ミドルグロン風力発電所は、地元の NPO「コペンハーゲン環境・エネルギー事務所」と組合員約 8,500 人を有する「ミドルグロン風力協同組合」により 50%(10 基)ずつ
所有されている。同協同組合員は、風力発電所の建設に出資することでその所有権を得られるほか、出資額に応じて生産される電力を享受することができる。地域
住民の投資によって風力発電所を所有するという「ローカルオーナーシップ」を採用することで成功した事例。
研修 6 「ミドルグロン洋上風力発電所」→対岸より発電所視察
コペンハーゲン港の 3km 沖合いの世界最大級(2000 年建設当時)の洋上風力発電所で、2MW のタービン 20 基を緩やかな曲線状に配置。市内の電力の約 4%、4 万
世帯分以上を賄う。
研修 7 「AREVA(アレバ)本社」→原発の安全対策や新型原子炉(EPR)についてヒアリング及び意見交換
AREVA 社はフランスに本社を置く世界最大の原子力産業複合企業で、傘下に複数の原子力産業企業を有する。福島第一原発事故では汚染水処理装置を提供し、
プルサーマル用の MOX 燃料を製造する等、日本との関わりは深い。
研修 8 「フランス原子力・代替エネルギー庁(CEA)」→原発の安全対策や再生可能エネルギーの取り組み等についてヒアリング
CEA は、1945 年に「原子力庁」として創設され、2010 年に「原子力・代替エネルギー庁」に名称変更された。商工業活動を許された公共機関として多岐に亘る原子力
エネルギー技術の研究開発(炉、核燃料サイクル、廃棄物処理処分、除染技術)を実施し、その他の低炭素エネルギー(再生可能エネルギー)、情報技術・ライフサ
イエンス、大規模研究インフラ、国防・安全保障の分野でも研究開発、技術革新を担うフランスの主要機関。2012 年 4 月現在、フランス全土に 10 ヶ所の研究拠点を
持ち、15,867 名の技術者、エンジニア、研究者を擁している。
研修 9 「地方情報委員会(CLI)」→活動状況等についてヒアリング及び意見交換
地方情報委員会(CLI)は、1981 年からエネルギー関連重要施設立地地域に設置された機関で、原子力施設周辺の環境影響評価や事業者から得た情報を住民に
伝える役割を担ってきたが、2006 年に制定された「原子力安全・情報開示法」で明確にその役割等が法制化・義務化された。委員会には事業者、安全当局、地元議
員、市民団体、メディア、組合代表等、さまざまな主体が参加し活動している。
事前研修 <参加者全員受講>
研修先のポイントを学ぶために、事前研修を行います。
1.日時
2.場所
3.内容
平成 24 年 9 月 7 日(金)13:30~17:00(予定)
(一財)電源地域振興センター 会議室(予定)
①欧州のエネルギー事情および海外研修先のポイント
②海外情報・渡航説明
※講師の都合等により、内容を変更することがあります。
ストックホルム ハンマビーショースタッド(提供:スウェーデン大使館)
事 前 研 修 会 場
お問い合わせ・お申し込み先
■交通手段
・東京メトロ日比谷線(地下鉄)
「人形町」駅(A4、A5出口)
「小伝馬町」駅(1番、2番出口)
・都営浅草線(地下鉄)
「人形町駅」(A4、A5出口)
各出口より徒歩約4分
※セブンイレブン(1F)が目印です。
会場は、その建物の7Fになります。
一般財団法人電源地域振興センター
地域振興部 研修派遣課
〒103-0012
東京都中央区日本橋堀留町 2 丁目 3 番 3 号
堀留中央ビル 7 階
T E L:(03)6372-7300
F A X:(03)6372-7301
e-mail:jinzai@dengen.or.jp
U R L:http://www2.dengen.or.jp
お申し込み・お支払い方法
①お 申 込 方 法:当財団ホームページより「海外研修参加申込書」をダウンロードし、必要事項をご記入のうえ、上記までメールまたはFAX
でご送付ください。
②参 加 費 の お 支 払:申込締切日後、当財団から「参加決定通知 兼 請求書」を申込書記載の連絡責任者様宛に送付いたしますので、請求書到着次
第、指定期日までに参加費をお振り込み下さい。
申込締切日:平成 24 年 8 月 17 日(金)