鳥取大学 研究シーズ -環境- テーマ 沿岸域における漂砂と海浜変形問題に関する研究 研究者 松原 雄平、黒岩 正光 (工学研究科 社会基盤工学専攻) キーワード 概 漂砂、海浜変形、海岸侵食、航路埋没、海浜変形予測 要 我が国は四方を海で囲まれた島国であるため、海岸侵食や漁港や河口における土砂堆砂の問題が多くある。このような沿岸域の問題を解決するため に、砂浜と海底地形変化の調査を行ったり、模型実験やコンピュータによるシミュレーションを行うことで沿岸域の波と流れ、砂浜や海底地形変化のメカ ニズムを明らかにする研究を行っている。また、将来の砂浜の保全、港湾・漁港を維持管理のために、コンピュータを用いた波と流れによる海浜変形を 解析するシミュレーションモデル開発も行っている。本研究では、数か月から数年間の地形変化予測に対する3次元海浜変形モデルと数年から数十年 後の地形変化予測に対する等深線変化モデル開発を行っている。 概要図 優位性(従来・競合技術との比較) ・海岸工学研究室有する小型ボートによる海底調査、地形変化解析が可能 ・コンピュータによる3次元海浜変形解析・予測が可能 応用分野 ・海岸侵食対策、砂浜の維持管理 ・河口閉塞対策、河口の維持管理 ・港の泊地および航路の堆砂対策 関連特許・論文 ・人工リーフ開口部における地形変化に関する研究(2012):黒岩正光,松原雄平,他4名,土木学会論文集B2(海岸工学),Vol. 68 (2012) No. 2 p.I_566-I_570. ・岩礁域を考慮した3 次元海浜変形モデルに関する研究(2011):黒岩正光,松原雄平,他6名,土木学会論文集B2 ( 海岸工学), 第67 巻,pp.155-160. ・粗粒材を用いた沖合養浜の効果とその影響に関する実験的研究(2011),澁谷容子,八尾規子,松原雄平,黒岩正光,砂後聡子,土木学会論文集B2 ( 海岸工学) ,第67 巻, pp.671-675. その他の関連研究内容 ・サンドリサイクルに関する研究 ・津波による土砂移動・海底地形変動解析 ・シミュレーションモデルによる沿岸域における流動解析 保有研究装置 ・現地調査:小型ボート、深浅測量機器、サイドスキャンソナー、流速計、砂面変動計測装置 ・模型実験:鉛直2次元不規則波造波実験装置、多方向不規則波造波実験装置 ・数値解析:3次元海浜変形解析ソフト 担当CD 産学・地域連携推進機構 准教授 長島正明 連絡先 E-MAIL: nagashima@cjrd.tottori-u.ac.jp 電話:0857-31-6716
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