日本の宅配すしが初進出

2010 年(平成 22 年)8 月 24 日(火)
香港商亜洲信息網絡有限公司台湾分公司
The Daily NNA 台湾版(Taiwan Edition) 第 02659 号 [1]
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日本の宅配すしが初進出
味ぎん、4年で50店目標
日本の宅配すしチェーンが台湾に初進出した。首都圏や関西エリアなどで「味ぎん」を中心に約 100 店を
展開する宅配すし業界2位のセブンオーシャン(本社:川崎市)が地場企業と合弁会社を設立、宅配すし
店「味楽」をオープンした。同社の海外進出は初めて。独自の流通網で食材を確保し、今後4年で 50 店
を出店する計画だ。【田村まどか】
高雄市に本社を置く住友水産と折半出資で6月に合
弁会社・住友七海を設立。主にすしの宅配業務を手がけ
る。
初の海外進出で台湾を選んだ理由について、上澤貴生
取締役は主に3点を挙げる。
まずは良きパートナーに恵まれたこと。住友水産の親
会社はマグロの遠洋漁業を手がけているため、生産者か
ら直接仕入れることが可能で、競争力が出せると判断し
た。「マグロのことを知り尽くしたプロのスタッフが選
定した食材を使用できるのが強み」という。
「食材はすべて日本から直輸入」とうたっているが、
これも独自の流通網があってのこと。同社の船舶を利用
して日本から食材を運ぶことで、品質の割に価格を安く
抑えられるという。
台湾の人が「一番日本に近いすしを食べている」こと
も大きい。味もそうだが、にぎりずしが中心であること
に着目。街中には回転すし店も多く、十分受け入れられ
るとみた。
(次ページへ続く)
NEWS HEADLINE
【商業】日本の宅配すしが初進出
【IT】友達の李董事長、幹部3人の保釈支援
【IT】大型パネル価格、今月下旬7%下落も
【IT】新生エイサー、中国2位を最優先=王董事長
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【運輸】台湾最大バスターミナル、台中にBOOで
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【金融】23日株式は反発、一時は8千P超え
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【日本の税務】出国後に支払う月給ベースアップの差額
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各地のコラム
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[2] The Daily NNA 台湾版(Taiwan Edition) 第 02659 号
また日本の宅配すし市場が縮小傾向にあることも海
外進出を後押しした。市場規模は 500 億~1,000 億円と
されるが、高齢化の進行に加え、長引く不況で“ハレの
日需要”が減退。さらに百貨店やスーパーなどが参入し
て競争が激しくなっているため、日本国内よりも市場と
して魅力的と感じた。
1号店、テイクアウトも
1号店は台北市の敦化南路沿いのオフィスビル内に
6月末にオープンした。ブランドイメージ浸透のため、
宅配のほかテークアウトも兼ねる。
ただ2店目以降は宅配専門店とする。2店目は来月内
湖地区で、3店目も年内に台北市内でオープンする計画
だ。
出店目標は4年で 50 店舗。台湾ですしの宅配を専門
に手がけるのは同社が初めてだが、ピザを中心に宅配の
2010 年(平成 22 年)8 月 24 日(火)
文化は定着しており、週末は家族で過ごす人も多いため
浸透できるとみる。台湾を皮切りに、シンガポールや香
港への出店も視野に入れる。
日本で 100 店、M&Aが奏功
セブンオーシャンは 2000 年の設立。日本ではフラン
チャイズ(FC)展開が中心の主力ブランド、味ぎんを
はじめ、同じく宅配すしの「大黒屋」とあなごめしの
「あなご屋南洲」
(いずれも直営店)を計約 100 店展開し
ている。
10 年で 100 店舗の“スピード展開”について、上澤氏
は「個人店のM&A(買収・合併)が奏功した」と説明
する。仕入れが安くでき、チラシの印刷コストも削減で
きると個人店にFC加盟を打診した。「FCのロイヤル
ティーを通常の5%から3%に引き下げて、加盟のハー
ドルを下げたことも出店増につながった」としている。
【台湾−IT】
友達の李董事長、幹部3人の保釈支援
米国での液晶パネルの価格カルテ
ルをめぐり、幹部3人が同国から出
国禁止となった問題で、友達光電(A
UO)の李焜耀董事長は 22 日、改め
て無罪を主張した。
「邪悪な勢力を打
ち倒す」と話し、3人の保釈を支援
する用意があることを明らかにし
た。
出国を制限されたのは陳来助執行
長と陳ゲン彬副董事長(ゲン=火へ
んに玄)、佳世達科技(Qisda)
の熊暉総経理(元友達執行副総経理)。
同社は「毎日連絡をとっており、組
織変更は考えていない」と説明して
いる。
台湾政府高官によると、連邦裁判
所は保釈金納付による保釈に同意し
ている。ただ額は熊総経理が 1,000
万米ドル、陳副董事長と陳執行長が
それぞれ 500 万米ドルと高額とされ
る。
経済部の施顔祥部長は 23 日、李董
事長に対し、政府としてできる限り
の支援をする方針を伝えたと明らか
にした。23 日付経済日報、工商時報
などが伝えた。
【台湾−IT】
大型パネル価格、今月下旬7%下落も
市場調査会社の米ディスプレイサ
ーチによると、8月下旬に大型液晶
パネルの価格は1~7%下がる見通
しだ。下落幅はこれまでより拡大し
ており、単価の高い 40 インチ、42
インチのテレビ向けLEDバックラ
イトパネルでは、20 米ドルの値下が
さらに弱含むとみて調達を先延ばし
していることも影響している。ただ、
第4四半期には需要期に入るため、
メーカーは今四半期後半から大量調
達を始めることも予想される。23 日
付経済日報が伝えた。
奇岩群で有名な観光地、台
北県の野柳地質公園もやはり
中国人観光客が多い。女性の
頭部に見える「女王頭」の前
では記念写真を撮ろうと行列
ができる。
ご多分に漏れず、ここでも
中国人客の割り込みは珍しく
ない 。変わったのは行列を整
理する台湾人管理者。以前は
穏やかに「並んでください」
と言うだけだったが、今は「ほ
ら、そこ、割り込みダメだよ!
後ろに行った行った」と語気
も荒い。言うことを聞かない
客にはそれなりの対応が必要
ということらしい。
もう一つ目立ったのは、後
方に並んでいた中国人客が割
り込みした別の中国人に対し
て「ちゃんと並びなさいよ。
同じ中国人でしょ、恥ずかし
くないの」と罵声(ばせい)
を浴びせていたこと。中国人
客は海外で己の姿を知り改め
ようとする。台湾人は適切な
対応を知る。観光を通じ双方
が変化の最中にある。(中)
子供が嫌いな食べ物ランク。上位
は苦ウリ、なす、山芋、ピーマン
= 23 日、台湾(中央社)
りになるとみられる。
値下がり加速の原因について、中
国市場での需要不足などに起因する
生産能力の過剰感、韓国メーカーに
よる積極的な値下げ戦略を挙げてい
る。
さらに、川下のメーカーが価格が
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