雪 3 版 う瓦 ごろ 周年記念 雪・特・集 ふわふわファンタジー chapter.2 ある冬の日 第十二号 平成十七年一月十五日 市民手づくり新聞 (記事*wako) 大晦日に都会に雪が降りました。 そのとき私たち家族 毎年、 帰省する際にはたいてい雪が積もっている。 豪雪地、 尾花沢で生まれ育 は、 31日の買い物に、近くのスーパーにいました。 った私としては 「あんまり降ってないとイイな」 とか想って帰ってくる。 降雪量 最初は、 いつものように小さい雪がハラハラ集まって が多ければフットワークも鈍くなる。 それに冬の大人としての当然の労働責務 いました。 尾花沢生まれの私は、積もる雪ではないから 「雪かき」 が面倒だからだ。 大丈夫!!と言って、 ゆっくり買い物をしていたのです。 一 だが、 横浜で暮らす私の子供 (小学5年) にとっては雪はまだまだ新鮮な遊びの 方、 沖縄生まれの主人は、 本当に大丈夫なの?と心配そ アイテム。 たくさん積もっていれば積もっているほど良いようだ。 雪の中で笑い うでした。 ながら、 ころげまわり、 はしゃぎまくり、 全身がずぶ濡れになろうが、 おかまいなし。 いざ帰ろうと外に出てみると、 そこは別世界。 いつの 私にしても雪の面白さを知っている。 例え誰ひとり遊び相手がいなくとも、 も 間にか大きなボタ雪になり、道路は真っ白!!車で10分ぐ くもくと雪を相手に遊んでいられた。 子供時代は 「そこにある雪」 が喜びの対象 らいの距離なのに…坂道の多い所で、 ましてや夏タイヤ。 になっている訳で、 それだけでもかなりの時間を外で過ごせるものだ。 案の定、 坂道で止まってしまいました。 1年の終わりに 夢中で遊んでいる間は、 津々と降り続いていた雪がいつのまにか止んでいた こんな所で家族みんなで遭難? のにも気付かない。 見渡せば、 あたりは既に薄暗くなりつつある。 そんな時、 なに 冬に免許を取ったのを思い出しつつ、 ゆっくりゆっく げに遠くの山々などに目を向ければ、 夕闇せまる黄昏時の空が赤く綺麗に色づ り、 極力ブレーキをかけないようにして、 家に無事たど いてきている。 シーンとした音までもが聞こえてきそうな静けさの中にいると り着きました。 まるでこの世界に自分だけにでもなってしまったような気分になり、 現実と不 何とか駐車場に着いてホッとしていると、 家の前の坂 思議の境界線が曖昧になる。 道で止まりきれなかった車がぶつかって 「バーン!」 と 子供の頃のそういう感覚は今の自分に少なからず影響を与えている。 いわば いうものすごい音が。 坂道を上がれなくてキュルキュル 尾花沢の冬は、幻想の扉が開かれた瞬間にめぐりあえ タイヤを鳴らしている車がいたり、 遠くで救急車の音が る場所でもあるのだ。 したり…大騒ぎな1年のしめくくりでした。 だからこそ共に遊べば自分の中の雪感覚もリアルに 尾花沢ではたいしたことのないたった数センチの雪 蘇ってくるのだ。 なのにネ。 (記事*kiriko) (記事*ZUKA) 締切!! http://www.city.obanazawa.yamagata.jp ∼scene 012∼ 葉たばこの産地をめざして 今とっ とっておきの ておきの昔の風景 なつかしいなぁ この写真は昭和13年ごろの我が家の祖母と曾祖父の写真 である。撮影したのは、当時写真機をもっていた祖母の兄 (東根在住)。祖母は病気がちな曾祖母の代わりに尋常小学 校時代から農作業を手伝っていたと語る。貧しい農家で、 荒れ地を耕し、土地にあった作物をあれこれ栽培していた らしく、少しでも収益の見込める「葉たばこ」の普及に力 をつくしたと言う。 先祖は富山の薬売りだが、行商の中この尾花沢の土地が 気に入り住み着いたと聞く。当時の尾花沢は他所よりは魅 力ある場所だったのだろう。これから新しく誕生しようと している「はながさ市」は、200万人の観光人口をめざして いるという。この1割の人間が住み着きたいと思える町に なれば、単純計算で人口が2万人増えるではないか。 地名を捨てての大改革である。近隣の市町村のもの真似 でない新しい町づくりを今こそ考える時ではないか! とりあげ 写真:市内取上のたばこ畑にて(昭和13年ごろ撮影) 避 け て く だ さ い 。 う な る の か 、 外 か ら 眺 め て い き た い と タ イ ム リ ミ ッ ト ま で あ と わ ず か 。 ど た い で す 。 わ け で す か ら 、 ぜ ひ 推 し 進 め て も ら い 得 で き る く ら い 環 境 等 の 管 理 が で き る 無 駄 を な く す 。 せ っ か く い の で あ れ ば 、 適 材 適 所 に 配 置 し を て 取 ISO14001 ︵ 記 事 * ム コ 殿 ︶ 思 い ま す 。 悪 い 方 向 に 向 か う の だ け は よ う に リ ス ト ラ を 断 行 す る の が 難 し み ま す 。 人 も 、 物 も 。 一 般 企 業 の 思 い ま す 。 自 治 体 の ス リ ム 化 を 望 て い る 方 た ち に 委 ね る し か な い と や は り 自 治 体 に 従 事 し て い た だ い れ ば ? と い う こ と に な り ま す が 、 到 底 考 え ら れ ま せ ん 。 で は ど う す (記事*sakurako) ら と い っ て 、 劇 的 に 改 善 す る と は 全 と は 思 え ま せ ん し 、 合 併 し た か 尾 花 沢 ・ 大 石 田 と も 財 政 状 況 は 健 し い と い う こ と で す 。 残 念 な が ら 自 治 体 が 基 盤 か ら し っ か り し て ほ し た い で す し 、 そ れ を 支 え て く れ る 11号の特集記事 反響あれこれ 理 由 は や は り 住 む 以 上 、 快 適 に 過 ご き れ ば 、 合 併 を し て 欲 し い と 思 い ま す 。 田 で は 住 民 投 票 を 行 う よ う で す が 、 で 注 目 は や は り 大 石 田 と の 合 併 。 大 石 の 尾 花 沢 の 動 向 が 大 変 気 に な り ま す 。 よ う と は 思 っ て お り ま す 。 ゆ え に 今 後 が 2 階 に 用 事 が あ る 時 は 、 わ ざ わ ざ 2 階 か ら 担 い の で 、 2 階 に 行 く の が 不 便 で す 。 車 い す の 人 心 は ﹁ お ば ね 人 ﹂ を 忘 れ な い よ う に し 沢 を 離 れ る の は 残 念 で は あ り ま す が 、 し ま い ま し た 。 長 年 慣 れ 親 し ん だ 尾 花 昨 年 、 と あ る 事 情 で 尾 花 沢 を 離 れ て まだまだ言い足りない方はご意見およせ下さい。 考 え た 街 づ く ︵ り 記 を 事 希 * 望 コ し ア ま ラ す 21.。 ︵ T S 21 。 改 め ︶ ︶ 使 い や す く て 便 利 な ﹁ ユ ニ バ ー サ ル デ ザ イ ン ﹂ を は な が さ 市 新 庁 舎 が 完 成 す る ま で の 間 、 も っ と こ と が 考 え ら れ ま す 。 合 同 で シ ョ ッ プ を オ ー プ ン さ せ る と か 、 い ろ ん な ・ 空 き ス ペ ー ス に は 、 尾 花 沢 と 大 石 田 町 の 商 工 会 し ょ う か 。 ヒ ー & お 茶 で サ ー ビ ス し て も い い の で は な い で yukigoro@city.obanazawa .yamagata.jp チ 入 ︽ を り ・ は 2 ー ダ い 市 ・ に 議 ・ ダ 置 口 ロ 必 階 が イ す 役 エ 乗 会 バ イ ビ 要 い の あ エ の 所 レ っ が ス エ て の ー で 課 り ー 人 は ベ て あ タ ー 、 ロ が す に ま 跡 や い ー 大 る ー 跡 書 ビ 広 。 用 す 時 ミ 地 ベ ろ タ 石 、 ナ 地 類 ー い 田 の 事 。 に ビ ん ー 作 で こ こ ル が は ー な が 庁 こ が 利 成 色 と あ 荷 カ 市 あ 舎 か あ 点 な ん 。 る 物 ー 民 る に ら る ︾ な ど 行 場 搬 で が こ く 議 こ 順 展 と 来 合 入 や 番 示 こ 員 と 、 用 る っ 。 と さ 。 待 を エ の 人 て ち し が ん レ エ も き た の 出 た い ベ レ ま ま 人 り 来 ち ー ベ す す を 、 ま は タ ー 。 。 コ ベ す バ タ ー ー ン 車 。 ス エ ー 跡 地 ﹄ を 希 望 し ま す 。 間 、 今 の 尾 花 沢 庁 舎 を 使 用 す る 代 わ り に ﹃ ダ イ そ こ で 私 は 、 新 ・ 市 庁 舎 が 完 成 す る ま で の 期 当 者 を 呼 ん で も ら わ な け れ ば な り ま せ ん 。 尾 花 沢 庁 舎 は エ レ ベ ー タ ー が 設 置 さ れ て い な そ の 前 に 私 に も 言 わ せ て く だ さ い 。 ﹃ は な が さ 市 ﹄ に な り ま す 。 今 年 の 10 月 に 尾 花 沢 市 と 大 石 田 が 合 併 す れ ば 外 か ら 見 た 尾 花 沢 ふ る さ と じつは750カラット指輪型ペーパーウェイト 新春コラム 年賀状 2005 初夢に出てくると縁起の良い「一富士・二鷹・三 なすび」には続きがある、ということを知っていま すか?「四扇・五煙草・六座頭」というのを私はつ い最近知りました。この四以下は実は、江戸時代の 庶民の娯楽に欠かせないものであり、これらがそろ うと縁起が良いということで、それ以来初夢デビュ ーしたのです。江戸時代、庶民が娯楽に必要として いたものが初夢の縁起の良いものに含まれるのは不 思議な気もしますが、入手困難のものであったこと を考えると、おのずと納得することができます。 でも、これら一∼六の縁起の良いものが一気に出 てくる夢を、みなさんは想像することができます か?……ちょっと無理ですよね。みなさんはどんな 初夢を見ましたか?それがどんなものであったにせ よ、今年一年がとても良い年になると いいですね。 (記事*サムライ…k) 今年2005年、年賀状何通届きましたか? 年賀状といえば、小さい頃サインペンや色鉛筆などでアニ メキャラクターや干支を描いて友達に出したりしたもので す。それが、いつからか家族の写真を撮って印刷屋さんでプ リントしてもらうようになりました。 ・家族が全員集合した写真年賀状 ・子供だけを撮った写真年賀状 ・結婚写真、ふたりだけのラブラブ年賀状 ・赤ちゃん誕生をお知らせする写真年賀状・・・。 写真を撮って年賀状にするのがあたり前になった今日、新 たに、パソコンでオリジナル年賀状を作ろう!と、本屋さん には、CD付「パソコンでカンタンに作れる年賀状」の本が 山積みに売られています。 確かに、印刷屋さんに頼んだ年賀状、仕上がりがきれい! でも、デザインが指定されているので、元日・届いた年賀状 が○○さんのと同じデザイン(^_^;) それだったら、オリジナル年賀状を作りたくなりますよね (^_^)v さて、今年・あなたはどんな年賀状が届きましたか? m(__)m 【今年もよろしくお願いします。】 (記事*コアラ21.) ◆今号のニューメンバー◆ 雪ごろう瓦版は、市報編者とはまったく別働の 10∼40代の市内在住有志の手によって作られてい ます。その雪ごろう瓦版製作チームの新メンバー に今回も以下の質問をしてみたいと思います。 (1)出身地と家族は? (2)好きなことは? (3)尾花沢以外に住むなら? (4)取材のテーマは? ******* s a s a ******* (1)5人家族・尾花沢出身 (2)可愛いアクセサリーつくり (3)天童か東根あたり (4)愛と平和 ∼TOKYOクリスマスイヴ∼ 人込みの中、美しさに泪が出た、ためらいもなく…。そこでは光 が祈りのカタチをしていた。私は仏教徒なのに、12月24日の夜、こ の得体のしれない光のアーチの下で心から世界の平和と希望に輝く 未来を祈った。そして隙間のない人込みの中、圧倒的な幸福感に包 まれた。首都TOKYOに全国からこの美しい光を見るためだけに人々 が列をなす日本。幸福な国に暮しているのだと感じずにはいられな い瞬間だった。2004年、地震のため多くの犠牲者が出た地域の皆様 に祈りを捧げます。 ******* Z U K A ******* (1)おばね出身横浜市在住(家族3人) (2)犬の首をなでること (3)南の国 (4)ふるさとの風景 ******* ム コ 殿 ******* (1)市内出身近郊の市在住(家族4人) (2)くるま (3)高速回線の利用できるエリア (4)外から見たおばね ********************** 写真:「東京ミレナリオ」東京丸の内の仲通り で12月24日∼元旦まで点灯。 (記事*sakurako) “古い写真を囲んで尾花沢の昔を知る会” 近日企画中!興味のある方は上記連絡先へ 編集後記 気が付けば今月号の12号で満3才になった。 この市民新聞は毎号編集長が変わり、長が決 まらない時は発行しない。市民(市民になりた い人)なら誰でも投稿自由。記事は、メールや FAX・封書などで投稿され、市報の発行時に 不定期で折り込みされる。11号発行の後「得 体のしれないけしからん怪文書」「検閲が必要 だ!」「編集長、責任者はだれだ!」「実名を 出せ!」と怒鳴りこんでくる人々がいた。ま た取材したいからと、新聞社やTV局からの依 頼もあった。なにはともあれ11号の「言いた い放題」の記事をきっかけに、瓦版はようや く認知されたようだ。 最近多くなったのは、「瓦版さよぉ、書いで けろちゃ∼」といって熱く語る人々がいるこ と。市報では表現できない市民の声を拾い上 げる市民の手作り新聞は、日々の声を拾い上 げ3年目にしてようやくその存在が活きてき たようである。いつも気負わず、発言形式は 自由でありたい。「はながさ市」になっても投 稿される記事があり、発行を待つ市民がいれ ば、きっと編集長をかってでる有志が出てく るはずである。 (12号編集長 sakurako) 【訛魂・なまりだま】辞書に載らない おばね弁 時に粗野にさえ聞こえる 愛すべきおばね弁たちを取り上げる おばね弁では男の子を「やろこ」 、 女の子を「へなこ」と言う。 「やろこ」が「野郎の子」から転じたのは想像できるにしても「へな こ」はなんだろう? 変な子なのか?それとも雛人形の雛あたりから来たのだろうか? その辺りは謎だが、どちらも語感からして、手塩にかけた印象を受け ないのがミソである。もちろん、尾花沢でも子供は大切にするが「やろ こ」「へなこ」と呼ばれながらたくましく育てられ、いわゆるお坊ちゃ んやお嬢様よりも、芯の強い大人になるのだ。 ちなみにこういう言葉は表裏があるもので、親しみを込めて使う場合 と、子供に限らず、しょうもない人物に対しても使う場合がある。 芯の強い大人になれなかったら、いつまでたっても「やろこ」や「へ なこ」と呼ばれるのだろう。 (記事*peki) 雪ごろう瓦版11号の読者から、お便りをいただきました。 以下そのまま紹介します。 雪ごろう(十月十五日号) の中で非常に興味ありましたのが 「んだがした」……納得をこめた 『過去形』 (遠い過去と、たった今の過去) ×「んだが」を「する」のか? ○「そうなのか?」の過去形なのか? 例えば小さい作り事をしていてなかなか上手に出来なくて、試行錯誤 の後やっと出来たときの言葉が「やっとでだでだ。これでいいの(な)だ がした!!」と言います。 ※「なまりだま」とはお見事でした。オバネことばを早口で言うと粗野 になります。ゆっくり話してみるとやさしさと田園風景が見えてきます。 私は民話の語り部なので割と人様より方言を勉強しています。他県、他 市町村の方言にはとてもわからないものもあります。オバネはいい方な んですよ。 (仲町の読者より)
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