JMSL ライブラリ Ver7.x JMSL ライブラリ Ver. 7.x インストールガイド ローグウェーブ ソフトウェア ジャパン株式会社 カスタマーサポートセンター TEL:03-5211-7761 FAX:03-5211-7769 E-mail:support@roguewave.com 2016 年 3 月 10 日 JMSL ライブラリ Ver7.x 目次 1. 環境・注意事項 ............................................................................................................. 1 2. インストール方法 ............................................................................................................. 1 3. クラスパスの設定 ............................................................................................................. 6 4. ライセンスファイルの設定 ..................................................................................................... 7 5. 動作確認 .................................................................................................................... 8 6. Gallery デモについて ...................................................................................................... 10 7. ドキュメンテーション ......................................................................................................... 10 8. IMSL 製品に関するお問い合わせ........................................................................................ 11 JMSL ライブラリ Ver7.x 1. 環境・注意事項 ・このドキュメントは JMSL7.x(7.0, 7.1, 7.2…)の共通のインストールガイドです。ドキュメント内で<Ver>、<VER>と記述 されていた場合は、バージョン番号がそこに入ります。 ・JMSL7.x のご使用には、ご利用の環境に対応した Java SDK7.0 もしくは 8.0 が必要です。JMSL のインストーラも Java ベースですので、事前の SDK の導入をお薦めします。 ・ このインストールガイドの英語版は zip 解凍フォルダのトップディレクトリにある readme.html 内の、一番上のリン ク ”installation” です。readme.html にはオンラインマニュアルやデモの説明のリンクもあります。 2. インストール方法 1) インストール前処理 以下の手順で JMSL ライブラリをダウンロードし、ファイルを展開します。 A) 弊社のダウンロードサイト(http://ftp.roguewave.com/WebInterface/login.html)にアクセスし、弊 社からのダウンロードサイトのご連絡に書かれている Username、Password でログインして下さい。 B) イ ン ス ト ー ル す る 製 品 の フ ォ ル ダ を チ ェ ッ ク し 、 左 上 の ”ZipDownload” を ク リ ッ ク し て 下 さ い。”ftp.roguewave.com から archive.zip を開くか、または保存しますか?”とメッセージが出るので、”保存 (S)”ボタンをクリックすると、ダウンロードが開始されます。 C) チェックしたフォルダは archive.zip ファイルという zip ファイルにまとめられてダウンロードされます。インストールを行 うマシンの任意のフォルダ/ディレクトリに zip ファイルを置き、Windows の場合は解凍ツールで、Linux/Unix の 場合は次のコマンドで解凍して下さい。 Linux/Unix の場合: unzip archive.zip D) 解凍されたフォルダ内の zip ファイルをさらに展開して下さい。 Linux/Unix の場合: unzip jmsl_<Ver>.zip ※ <Ver>はバージョン番号。7.0, 7.1, 7.2 など ※ 2) トライアル(評価)版の場合、ファイル名は jmsl_<Ver>_eval.zip インストーラの起動 ① Windows の場合 A) 『スタート』→『プログラム』→『アクセサリ』からコマンドプロンプトを開きます。 ※(注) C:\Program files や C:\Program files(x86)に JMSL をインストールする場合は、コマンドプロンプト起動の際 に右クリックして『管理者として実行』を選択して下さい。 B) cd コマンドで zip を解凍したフォルダに移動します。 例:C:\Temp\jmsl_7.2 に解凍した場合 cd C:\temp\jmsl_7.2 C) 次のいずれかのコマンドを入力して下さい。 GUI モード立上げの場合: コマンドモード立上げの場合: java -jar setup.jar と入力 java -jar setup.jar -cli と入力 1 JMSL ライブラリ Ver7.x ② Linux/Unix の場合 A) cd コマンドで zip を解凍したディレクトリに移動します。 例:ホームディレクトリ/ jmsl_7.2 に解凍した場合 cd ~/jmsl_7.2 B) 次のいいずれかのコマンドを入力して下さい。 GUI モード立上げの場合: コマンドモード立上げの場合: java -jar setup.jar と入力 java -jar setup.jar -cli と入力 3)インストール ① GUI モードの場合 A) 下記ウィンドウが立ち上がります。”Install JMSL Numerical Library”をクリックして下さい。 B) “Accept License Agreement”をチェックして”Next>”をクリックして下さい。 2 JMSL ライブラリ Ver7.x C) ライセンス番号(”LIC-“+以下 12 桁の数字)を入力して下さい。ライセンス番号はお送りした「ライセンス証書」 にあります。不明な場合やトライアルの場合は、999999 と入力して下さい。”Next>”をクリックで先に進みます。 D) インストール先を選択して下さい。新しくフォルダを作成する場合は右上のボタンをクリックし、フォルダ名を入力して リターンを押して下さい。”Next>”をクリックで先に進みます。 新規フォルダ作成の時クリック 3 JMSL ライブラリ Ver7.x E) “Install” をクリックするとインストールが開始されます。 インストール中… 4 JMSL ライブラリ Ver7.x F) “Finish”をクリックして終了します。 ② コマンドモードの場合 A) LICENSE AGREMENT が表示されるので、お読みください。リターンキーで次のページに進みます。 B) “Do you accept the license agreement [yes or no]: と表示されるので、了承する場合は yes とタイ プしてリターンを入力して下さい。 C) “Enter destination directory:” と表示されるので、インストール先のディレクトリ(フォルダ)のフルパスを入 力します。そのディレクトリが存在しない場合は、自動的に作成されます。 D) Enter your JMSL license number:” と表示されるので、LIC-+12 桁のライセンス番号を入力します。トラ イアルの場合やライセンス番号がわからない場合は、999999 と入力して下さい。 インストールが開始され、プロンプトに戻るとインストーラは終了です。 5 JMSL ライブラリ Ver7.x 3. クラスパスの設定 インストール後、以下のフォルダに jar ファイルがあります。 <MAINDIR>\imsl\jmsl<VER>\lib (Unix,Linux の場合は¥を/に変更) ※ <MAINDIR>は JMSL のインストールフォルダ <VER>は.なしの三ケタのバージョン番号。700, 710, 720 など。 jmsl.jar JMSL クラス jmslchart.jar JMSL 描画機能クラス jmslnumerics.jar JMSL 数値計算・統計クラス servlet.jar Java servlet パッケージ gallery.jar demo 実行ファイル(executable) sp500hst.jar demo 使用の jar ファイル JMSL を動作するためには、jmsl.jar を環境変数の CLASSPATH に追加していただく必要があります。JMSL 描画クラス を必要とされない場合は、jmslnumerics.jar のみを CLASSPATH にご指定ください。gallery.jar、sp500hst.jar はデ モ用のパッケージであり、JMSL 本体の動作には関係ありません。これらデモ用のパッケージを CLASSPATH に追加されない ようにご注意ください。 1) Windows での CLASSPATH 設定方法 「コントロールパネル」→「システム」→「詳細」または「詳細設定」→「環境変数」を選択して、「システム環境変数」または 「ユーザー環境変数」に次の値を設定して下さい。 変数名 CLASSPATH 変数値 .\; <MAINDIR>\imsl\jmsl<VER>\lib\jmsl.jar (設定の例) .\;c:\RW\imsl\jmsl720\lib\jmsl.jar 環境変数 CLASSPATH がすでに存在している場合は、変数値の先頭に上記の変数値をセミコロン(;)でつないで追加 して下さい。 2) UNIX、Linux での CLASSPATH 設定方法 ① CLASSPATH の有無を確認 echo $CLASSPATH 何も出力されない場合は、クラスパスは設定されていません。 ③ 次のいずれかのコマンドを入力して下さい。 ・シェルが csh で、クラスパスが指定されていない場合 setenv CLASSPATH .: <MAINDIR>/imsl/jmsl<VER>/lib/jmsl.jar ・シェルが csh で、クラスパスが指定されていた場合 setenv CLASSPATH .: <MAINDIR>/imsl/jmsl<VER>/lib/jmsl.jar:$CLASSPATH ・シェルが sh または bash で、クラスパスが指定されていない場合 CLASSPATH=.: <MAINDIR>/imsl/jmsl<VER>/lib/jmsl.jar export CLASSPATH 6 JMSL ライブラリ Ver7.x ・シェルが sh または bash で、クラスパスが指定されていた場合 CLASSPATH=.: <MAINDIR>/imsl/jmsl<VER>/lib/jmsl.jar:$CLASSPATH export CLASSPATH クラスパスの設定は、.cshrc、.bashrc などに登録することをお薦めします。 4. ライセンスファイルの設定 トライアル(評価)版の場合は、弊社よりメールでお送りした期限付きのライセンスファイルの設定が必要です。 正式版の場合は特にライセンスの設定は必要ありません。「5.動作確認」に進んで下さい。 1) ライセンスファイルをファイルに保存 弊社からお送りしたライセンスファイルを、Linux/Unix の場合は<MAINDIR>/license ディレクトリ、Windows の場合 は<MAINDIR>\license フォルダに imsl_eval.dat のファイル名で書き込んで下さい。 ライセンスファイル例: # Rogue Wave ID/License: JMSLN 7.2 Nov-09-2015 1DD5GPOM2KK74G2EE6CC78JVMHAI4NVUSEJ 2) JMSL の実行方法 トライアルライセンスで JMSL を使用しているクラスを実行する場合は、次の形で行って下さい。 UNIX、Linux の場合: java -Dcom.imsl.license.path=<MAINDIR>/license/imsl_eval.dat メインクラス名 Windows の場合: java -Dcom.imsl.license.path=<MAINDIR>\license\imsl_eval.dat メインクラス名 ただし、カレントディレクトリに imsl_eval.dat ファイルがある場合は、-Dcom.imsl.license.path オプションを指定する 必要はありません。 7 JMSL ライブラリ Ver7.x 5. 動作確認 1) jar ファイル実行 (Windows の場合) java -jar <MAINDIR>>\imsl\jmsl<VER>\lib\jmsl.jar ※ フォルダ名にブランクが使用されている場合はフォルダパスを” ”で囲んで下さい。 (UNIX、Linux の場合) java –jar <MAINDIR>/imsl/jmsl<VER>/lib/jmsl.jar OS や JAVA の実行バージョンが出力されたら正常動作です。 2) 例題の実行 ① <MAINDIR>\imsl\jmsl<VER>\readme.html(Unix,Linux の場合は¥を/に変更)をブラウザで立ち 上げ、下記画面から HTML の『API Documentation』をクリックして下さい。 ② 左上のボックスの Packages “com.imsl.chart”をクリックし、左下のボックスを下にスクロールして Class の” Bar” をクリックして下さい。 8 JMSL ライブラリ Ver7.x ③ 右側のウィンドウを下にスクロールし、”Example” をクリックして下さい。例題が表示されます。 ④ さらに右画面をスクロールし、一番下の”Link to Java source”をクリックすると、例題のソースのみを表示できます。 ソースはエディタにコピー&ペーストして、BarEx1.java の名前で任意のフォルダに保存して下さい。 9 JMSL ライブラリ Ver7.x ⑤ Windows マシンの場合はコマンドプロンプトを立ち上げ、Unix、Linux の場合はターミナルウィンドウから、保存した 例題をコンパイル・実行します。 ディレクトリ移動:cd コンパイル: 実行: 保存先ディレクトリ javac java BarEx1.java BarEx1 前頁の真ん中のグラフが出力されたら正常動作です。 JMSL のインストール作業はこれで終了となります。 6. Gallery デモについて JMSL7.x には Gallery デモというデモプログラムがあります。 デモプログラムの<MAINDIR>\imsl\jmsl<VER>\lib\gallery.jar(Unix, Linux の場合は\を/に変更)は executable ファイルとなっており、ダブルクリックすることで起動可能です。 gallery がライセンスエラーで立ち上がらない場合は、<MAINDIR>\imsl\jmsl<VER>\lib にライセンスファイルをコ ピーするか、コマンドプロンプトを開いて、以下のコマンドで起動して下さい。 java -Dcom.imsl.license.path=<MAINDIR>\license\imsl_eval.dat (次行に続く) -jar <MAINDIR>\imsl\jmsl<VER>\lib\gallery.jar demo コンテンツについては、<MAINDIR>\imsl\jmsl<VER>\manual\JMSL_Eval_Guide.pdf の”Demo Gallery Profile Addendum”をご参照ください。 尚、Gallery の Sparse Matrix は 3D 描画機能を使用していますので、動作させるには Java 3D 拡張 API がイ ンストールされている必要があります。 7. ドキュメンテーション <MAINDIR>\imsl\jmsl<VER>\readme.html (Unix, Linux の場合は\を/に変更)から Javadoc 型式 の html ドキュメントや PDF のドキュメントがリンクされています。 PDF のドキュメントは機能に沿った JMSL クラスマニュアルです。 10 JMSL ライブラリ Ver7.x 8. IMSL 製品に関するお問い合わせ 本インストールガイドに関するご質問及び IMSL 製品のインストールトラブルに関する ご質問は下記まで、E-mail、弊社ホームページの技術サポートフォーム、または FAX にてお問い合わせください。 尚、その際弊社発行のライセンス番号をお知らせくださいます様お願いいたします。 [お問い合わせ先] ローグウェーブ ソフトウェア ジャパン株式会社 カスタマーサポートセンター 技術サポートフォーム http://www.roguewave.jp/help-support/support-request E-mail support@roguewave.com FAX (03)5211-7769 [受付時間] 年末年始 (12/30~1/3)、祝祭日、弊社創立記念日(7 月第 2 月曜日)を除く 月曜日~金曜日の 10:00~17:00 [お知らせ頂く内容] ・ ライセンス番号 ・ 所属機関、部署名 ・ ご担当者名 ・ ご連絡先:E-mail、電話番号 ・ お問い合わせの内容、トラブル内容 ・ ご使用環境(OS の種類、バージョン) 以上 11
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