T O P I C S ㈱大門様よりACT-CS導入プロジェクトで感謝状(2000年6月5日) ㈱大門様は、酒類のディスカウント店『マインマート』 をFC展開されている年商約130億円のお客様です(ACT E W Vol.15 S 方のスキルが非常に高かった。 ユーザー)。新会計システムを、ACT-CSをベースに構 ・結果として、予定通りの短期導入が実現できた。 築される事を決定され、昨年10月よりプロジェクトが また、お客様からは導入後の効果といたしまして 開始されました。結果、本年 4 月に、成功裡に本稼働 ・ 伝票入力業務の工数削減ができた。 いたしました実績を踏まえて、特に以下の点での評価が ・ 経理部社員の経理コア業務への集中が可能になった。 高く感謝状を頂きました。 という声も頂いております。 ・ACT-CSの品質が非常に高く、不具合などが極めて少 これからも、更に品質の高いサービスをお客様へ提供し、 なかった。 N ・BBSの参画メンバーは、会計業務とシステム面の両 お客様の満足を高めたいと考えております。 GSX設立のご紹介 ㈱ギャブコンサルティング(GAB)のネットワークセ 力をつけるためといった事情があります。 キュリティコンサルティング部門であったシステム監査 また、セキュリティ市場の立ち上がりとともに、大手 事業部が、本年 4 月よりグローバルセキュリティエキス 通信会社、警備保障会社、大手コンピュータベンダー等 パート株式会社(略称GSX)として新たにスタートしま の大手資本の本格的参入が始まりました。こうした状況 した。従来から提供してきたネットワークセキュリティ の中、大量の良質な技術者の確保が急務ですが、非常に の診断業務「タイガーチームサービス」に加えコーポレ 厳しい人材獲得競争が繰り広げられています。競争に勝 ート・レベルのセキュリティポリシーの作成や各企業に ち抜くためにも資本の充実等を図っていく必要があり、 おいて情報セキュリティの向上を支援するセキュリティ 株式の公開も視野に入れ業容の拡大に努めて参ります。 組織のアウトソーシング・サービスを提供して参ります。 今後ともみなさんのご支援、ご協力をお願いいたします。 今回の新会社設立の背景には、ベンダーからのより中 立な立場でのコンサルティングに対するお客様からの強 グローバルセキュリティエキスパート株式会社 い要望と、激化するセキュリティビジネス市場での競争 専務取締役 山崎 文明 <日比谷夜景> 黒姫ハイドファーム(ビッグハウス)竣工なる! 昨年11月改修工事に着手した「黒姫ハイドファーム」 のメイン研修棟(ビッグハウス)は本年 5 月初めに竣 ゲストル−ム( 2 室)と宿泊室(移動式ベッド30名収 I T時代に相応しい極めてユニークな研修センターとし 美しい幾何学的な曲線を見せる薄緑色の屋根が 5 月 て今後内外を問わず利用が高まるものと期待されます。 の陽の下で美しく映えるのが印象的です。 は約60坪で研修室はDVDも映写出来る電動スクリーン や、30人が同時に研修出来る可動式テーブルを配置、 また厨房室と中ホールも具備しています。2 階は約70坪、 日銀が発表した 6 月の企業短期経済観測調査(短観)によ 容)があり、ゆったりとした設計となっています。 工し同23日現地にて竣工記念パーティが行われました。 完成した研修棟は 2 階建て敷地面積約300坪です。1 階 ご 挨 拶 特 集 【ご連絡先】 ㈱ビジネスブレイン太田昭和 担当:社長室 春国 勝靖 TEL:03(3595)1581 「連結会計の仕組み」 (事例:GMS-X ) TM <事例紹介> 株式会社 ナムコ様 『制度連結対応ソフトの選定・ 導入、そして管理連結へ…』 <セミナーリポート> 『e-business時代の革新経営管理セミナー開催報告』 編集後記 今回の誌面の都合上、掲載しきれない記事が続出し、選定に非常に悩 みました。また、弊社ホームページをリニューアルし、最新情報を逸 早くお伝え出来る運びとなりましたので、こちらも是非ご活用くださ い。これからも、皆様のお役に立てる記事を掲載できるよう、努力を 続けていきたいと存じます。 最後にご寄稿頂きました株式会社ナムコ 経理部管理会計課長 柴田 隆司様をはじめ、ご協力・ご支援頂きました方々に厚く御礼申し上げ ます。 ㈱ビジネスブレイン太田昭和(BBS) ㈱ギャブコンサルティング(GAB) ㈱ファイナンシャルブレインシステムズ(FBS) ㈱ファイナンシャルブレイン太田昭和(FBO) ㈱アイ・エス・エス(ISS) ㈱ミックス(MICS) ㈱ビジネス・トレーニング太田昭和(BTS) 日本セキュアジェネレーション㈱(SecuGen) グローバルセキュリティエキスパート㈱(GSX) 発 行 ● BBS GROUP NEWS編集室 〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-3 日比谷国際ビル18F Tel(03) 3595-1581 URL http://www.bbs.co.jp <2000年 8 月> <グループリポート> 『監査法人太田昭和センチュリーとの協業による システムリスクの監査・コンサルティング綜合 サービス』 BBSグループ営業支援 公認会計士 大和田 淳 BBSグループ営業支援 金融担当 神村 昌宏 <トピックス> ● ㈱大門様よりACT- CS導入プロジェクトで感謝状 ● GSX設立のご紹介 ● 黒姫ハイドファーム (ビッグハウス)竣工なる! ると企業の景況観を示す業況判断指数が製造業、非製造業と も大幅に改善し、売上高や経常利益も総じて上方修正となり ました。( 7 月 4 日付日経朝刊) しかしながら景気の動向が明確となるのは、連結元年とい われる2000年 3 月期の決算が発表されてからのことと思われ ます。会社ビッグバンの先陣を飾る新連結会計制度により 「経営の視点」がグループ企業を包括した連結会計制度に向け られることになります。また企業グループの全身を透明で詳 細に写し出す仕組みに対して関係者からも熱い視線が寄せら れています。当社は早くから実務対応として「連結会計ソリ ューション」に力を注いでまいりました。今回はグループ経 営管理に焦点を合わせた特集記事を掲載いたしました。御社 の「連結会計」の取り組みに是非ともご活用くださいますよ うお願い申し上げます。 2000年 7 月 取締役社長 堀 内 英 紀 (事例:GMS-X ) 『連結会計の仕組み』 TM 1. 連結の意味 4. GMS-X のコンセプトと特徴 「連結」という言葉は、企業活動に従事する人々の立場 によって、以下のように意味が異なるといえるでしょう。 制度連結 利 用 者 経 理 部 管理連結 グループ統括部・ 事業部管理室 グループ経営管理 社長室・経営企画室 連結情報 利用の目的 制度連結による 財務諸表作成目的 管理連結による 部門管理目的 ■業績・予算管理 ■資金繰りなど 管理連結による 全社またはグループ管理目的 ■グループの経営効率向上 ■グループの競争優位確保 連結情報 利用の頻度 半期決算・ 年次決算の年2回 月次・週次 適 時 分析 シミュレーション の有用性 【ご連絡先】 ㈱ビジネスブレイン太田昭和 担当:コンサルティング事業本部 営業部 松岡 照夫 TEL:03(3595)2644 TM TM 特 集 低 高 制度連結とは、半期と年次の年2回に連結財務諸表を作 成することを目的としています。従って、制度連結を実現 するシステムの機能としては、連結会計基準を満たしてい るかどうか、監査証跡が確保されているかなどに焦点が当 てられており、自由裁量の余地はあまり必要とされません。 主務部門は経理部です。 一方、管理連結は、日次・週次・月次などの自由な管理 スパンで、連結ベースの計数管理を行うことが目的となり ます。主務部門は、グループ統括部・財務部・事業部門の 管理部など様々で、連結の対象範囲や管理スパンも、それ らの管理目的に応じて様々なものとなります。 また、グループ経営管理は、総合企画部門・社長室など において、必要なときに随時計数管理を行うことで、グル ープ全体の経営効率と競争優位の視点で進出・撤退・M&A といったグループ企業の価値を高めるための将来像を描い ていくことを目的としています。 従って、管理連結やグループ経営管理を実現するシステ ムの機能としては、会計情報と非会計情報の両面において、 様々な管理スパンで様々な管理目的(視点)に対応できる 柔軟性が求められています。さらに、過去情報を扱うだけ でなく、将来像を模索できるような仕組み(シミュレーシ ョン機能)も必要とされます。 2. グループ経営管理における管理の対象範囲 グループ経営管理においては、制度連結と比較すると、 管理の対象範囲を広く捉える必要があります。図のように、 連結子会社の対象範囲には含めないような協業他社や提携 先も、グループの企業価値を高めていくシナリオを模索す る(シミュレーションする)上では、視野に入れなくては なりません。 GMS-X は、以上のような管理連結とグループ経営管理 のニーズに焦点をあて、経営意思決定者に有益な情報を提 供することを目的としています。 TM 子会社 関連会社 制度 連結 (グ 直営店 制度連結 グループ ルー 営 プ経 管理 提携・協力 グループ 競争優位 TM TM ■レポート→分析→シミュレーション→プランニングとい う経営意思決定サイクルを踏まえて、意思決定を、迅速 にサポートできるか? ■必要な情報が、必要な時に、必要な人がいつでも利用で きるか? ■事業や組織の構造変革などにも、柔軟に対応できるか? ■システム構築および導入・メンテナンスのコストは最小 限で、効果が得られるか? ■グループ会社各社の多様な既存システムに対して、柔軟 であるか? ■様々な情報収集手段を有しているか? ■地理的な問題を無視できるような機能を有しているか? ■EUC指向であるか? ■様々な管理目的と、様々な管理のスパンに対応できるか? これらの要素に応えるべく、GMS-X は次のようなコン セプトと特徴を備えています。 TM キーコンセプト Multi Speed Dimension MODEL GMS-XTMの特徴 ■経営意思決定の迅速なサポート neXt View ■多面的な分析情報を管理 ■様々なマネジメントの要求に対応 PLAN ■マネジメントコンソリデーション ■バーチャルアカウンティング ■バジェットコントロール ■キャッシュフローマネジメント ■リスクマネジメント ■多様な情報収集手段を確保 REPORT ■システム構築・メンテナンスの経済性を考慮 ■全世界的な組織の構造変革にも柔軟に対応 ANALYZE グループ経営管理に求められる < > マネジメント・サイクル <GMS-XTM SYSTEM ARCHITECTURE> 必要に応じて 経営管理ツールを アドオン グループ連結・ 分析/シミュレーション バランス スコアカード ツール ABC/ABM ツール 予算編成 ツール Hyperion Essbase 国内A社 Hyperion Enterprise VER.5 Local RDBLocal RDB Local RDB Local RDB Webを利用して 情報を開示 Hyperion's Spider-ManTM WIRED for OLAPTM Internetテクノロジー 国内B社 Local RDB 海外C社 海外D社 Local RDB Local RDB OLAPツールで 多面的・視覚的な 分析をする 既存資源を そのまま活用 まず、GMS-X の中核機能としては多次元データベース のHyperion Essbaseが揚げられます。 多次元データベースとは、経営に必要な管理の視点を “軸”(=次元)として捉え、それらを多数の組み合わせ (=多次元)で構成し、高速に検索できるように工夫された メタデータの格納庫です。このような、多次元データは、 Hyperion Wired For OLAPなどのOLAPツールを利用して 様々な分析をすることが可能となります。例えば、グラフ 上で軸を入れ替えたり、ドリルアップ・ドリルダウンをす ることで、セグメント別・地域別で分析していた売上や在 庫の情報を、瞬時に製品別・店舗別の情報に切り替えると か、さらに時系列毎の予実差異分析に切り替えるなどが、 マウスの操作だけで簡単に行えます。 また、Hyperion Enterpriseを利用することで、経営企画 室やグループ統括部の担当者は、目的に応じたアプリケー ションを自由に構築し、グループ全体の予実分析などはも ちろんのこと、事業構造の組替えや為替変動が財務情報に 与える影響などのシミュレーションをも行うことが可能で す。さらに、Hyperion Reportingを利用することで、 EssbaseのデータやEnterpriseのデータを必要に応じて(情 TM 協力会社 Global TM EAI ツール ) 時 間 GMS-XTM これまで述べてきたGMS-X という概念がどのように具 現化されているのかを示したのが下図です。 経営効率 協業他社 業務提携会社 経営の視点 TM <Forecasting the Future with GMS-XTM> グループ企業 全体の総合力 情報技術 5. GMS-X のシステムアーキテクチャー 必要な データを 取りに行く 3. GMS-X に求められる要素 今までみてきたような、管理連結あるいはグループ経営 管理を達成するために、GMS-X には次のような要素が求 められています。 Global Management Solutions neXt(GMSX )とは、最適なビジネス・プロセスと先進 のITを統合したグループ経営管理のためのシス テム・アーキテクチャーの総称です。ここでい うシステムとは、単にソフトウェアの集合体と いう事ではなく、グループ全体としての競争優 位の確立と経営効率の追求を実現する業務運用 と情報技術の両面からみた仕組み全体を指して います。 TM 報システム部門の手を介することなく)、各自で手軽にレポ ート(帳票化)することが可能です。Hyperion Enterprise やReportingはEUC/EUD指向に則ったソフトウェアであり、 Excelとの高い親和性も確保しています。例えば、Excel上 の定型帳票に、ダイレクトにEnterpriseから情報を取得し たり、Excelを入力シートとして利用し、Enterpriseのデー タをダイレクトに更新することなどが可能です。この機能 を利用することで、例えば、海外に立ち上げたばかりで基 幹系システムの整備が進んでいないような現地法人からは、 財務情報をExcelで取得すれば即座にデータの格納が行える わけです。 一方、Hyperion Spider-Manを利用することで、グループ 内の様々な管理者に向けて必要な情報のみを、WEBを通じ て開示することが可能です。さらにはブラウザから Hyperion Enterpriseに情報を入力することも可能です。こ のような機能を組み合わせることで、前記“3. GMS-X に 求められる要素”の項でみてきたような要求に具体的に応 えていくことが可能となりました。 GMS-X のもう一つのポイントは、ETLツールの採用にあ ります。ETLツールは、データの抽出→クレンジング→ロ ードの一連の作業を自動化するツールです。この機能を利 用することで、各社のデータベースとEssbaseとがシーム レスに結ばれます。ツールの構成によっては、Essbaseか ら各社のデータベースに向けてドリルスルーし、メタデー タの内訳となるトランザクションデータを瞬時に取得する ことも可能となります。 最後になりますが、ABC/ABMやバランス・スコアカード などの最近発表された新しい経営管理ツールは、この GMS-X の一部に組み込むことができ、拡張性も確保して います。いわば、GMS-X は、情報技術の発達に伴って、 常に変革できる発展性を有しています。 なお、このようなGMS-X の短期的・経済的な導入を達成 す る た め の 手 法 と し て は 、 Accelerated Systems Integration Service(ACCSIS)が最適です。 TM TM TM TM TM (事例:GMS-X ) 『連結会計の仕組み』 TM 1. 連結の意味 4. GMS-X のコンセプトと特徴 「連結」という言葉は、企業活動に従事する人々の立場 によって、以下のように意味が異なるといえるでしょう。 制度連結 利 用 者 経 理 部 管理連結 グループ統括部・ 事業部管理室 グループ経営管理 社長室・経営企画室 連結情報 利用の目的 制度連結による 財務諸表作成目的 管理連結による 部門管理目的 ■業績・予算管理 ■資金繰りなど 管理連結による 全社またはグループ管理目的 ■グループの経営効率向上 ■グループの競争優位確保 連結情報 利用の頻度 半期決算・ 年次決算の年2回 月次・週次 適 時 分析 シミュレーション の有用性 【ご連絡先】 ㈱ビジネスブレイン太田昭和 担当:コンサルティング事業本部 営業部 松岡 照夫 TEL:03(3595)2644 TM TM 特 集 低 高 制度連結とは、半期と年次の年2回に連結財務諸表を作 成することを目的としています。従って、制度連結を実現 するシステムの機能としては、連結会計基準を満たしてい るかどうか、監査証跡が確保されているかなどに焦点が当 てられており、自由裁量の余地はあまり必要とされません。 主務部門は経理部です。 一方、管理連結は、日次・週次・月次などの自由な管理 スパンで、連結ベースの計数管理を行うことが目的となり ます。主務部門は、グループ統括部・財務部・事業部門の 管理部など様々で、連結の対象範囲や管理スパンも、それ らの管理目的に応じて様々なものとなります。 また、グループ経営管理は、総合企画部門・社長室など において、必要なときに随時計数管理を行うことで、グル ープ全体の経営効率と競争優位の視点で進出・撤退・M&A といったグループ企業の価値を高めるための将来像を描い ていくことを目的としています。 従って、管理連結やグループ経営管理を実現するシステ ムの機能としては、会計情報と非会計情報の両面において、 様々な管理スパンで様々な管理目的(視点)に対応できる 柔軟性が求められています。さらに、過去情報を扱うだけ でなく、将来像を模索できるような仕組み(シミュレーシ ョン機能)も必要とされます。 2. グループ経営管理における管理の対象範囲 グループ経営管理においては、制度連結と比較すると、 管理の対象範囲を広く捉える必要があります。図のように、 連結子会社の対象範囲には含めないような協業他社や提携 先も、グループの企業価値を高めていくシナリオを模索す る(シミュレーションする)上では、視野に入れなくては なりません。 GMS-X は、以上のような管理連結とグループ経営管理 のニーズに焦点をあて、経営意思決定者に有益な情報を提 供することを目的としています。 TM 子会社 関連会社 制度 連結 (グ 直営店 制度連結 グループ ルー 営 プ経 管理 提携・協力 グループ 競争優位 TM TM ■レポート→分析→シミュレーション→プランニングとい う経営意思決定サイクルを踏まえて、意思決定を、迅速 にサポートできるか? ■必要な情報が、必要な時に、必要な人がいつでも利用で きるか? ■事業や組織の構造変革などにも、柔軟に対応できるか? ■システム構築および導入・メンテナンスのコストは最小 限で、効果が得られるか? ■グループ会社各社の多様な既存システムに対して、柔軟 であるか? ■様々な情報収集手段を有しているか? ■地理的な問題を無視できるような機能を有しているか? ■EUC指向であるか? ■様々な管理目的と、様々な管理のスパンに対応できるか? これらの要素に応えるべく、GMS-X は次のようなコン セプトと特徴を備えています。 TM キーコンセプト Multi Speed Dimension MODEL GMS-XTMの特徴 ■経営意思決定の迅速なサポート neXt View ■多面的な分析情報を管理 ■様々なマネジメントの要求に対応 PLAN ■マネジメントコンソリデーション ■バーチャルアカウンティング ■バジェットコントロール ■キャッシュフローマネジメント ■リスクマネジメント ■多様な情報収集手段を確保 REPORT ■システム構築・メンテナンスの経済性を考慮 ■全世界的な組織の構造変革にも柔軟に対応 ANALYZE グループ経営管理に求められる < > マネジメント・サイクル <GMS-XTM SYSTEM ARCHITECTURE> 必要に応じて 経営管理ツールを アドオン グループ連結・ 分析/シミュレーション バランス スコアカード ツール ABC/ABM ツール 予算編成 ツール Hyperion Essbase 国内A社 Hyperion Enterprise VER.5 Local RDBLocal RDB Local RDB Local RDB Webを利用して 情報を開示 Hyperion's Spider-ManTM WIRED for OLAPTM Internetテクノロジー 国内B社 Local RDB 海外C社 海外D社 Local RDB Local RDB OLAPツールで 多面的・視覚的な 分析をする 既存資源を そのまま活用 まず、GMS-X の中核機能としては多次元データベース のHyperion Essbaseが揚げられます。 多次元データベースとは、経営に必要な管理の視点を “軸”(=次元)として捉え、それらを多数の組み合わせ (=多次元)で構成し、高速に検索できるように工夫された メタデータの格納庫です。このような、多次元データは、 Hyperion Wired For OLAPなどのOLAPツールを利用して 様々な分析をすることが可能となります。例えば、グラフ 上で軸を入れ替えたり、ドリルアップ・ドリルダウンをす ることで、セグメント別・地域別で分析していた売上や在 庫の情報を、瞬時に製品別・店舗別の情報に切り替えると か、さらに時系列毎の予実差異分析に切り替えるなどが、 マウスの操作だけで簡単に行えます。 また、Hyperion Enterpriseを利用することで、経営企画 室やグループ統括部の担当者は、目的に応じたアプリケー ションを自由に構築し、グループ全体の予実分析などはも ちろんのこと、事業構造の組替えや為替変動が財務情報に 与える影響などのシミュレーションをも行うことが可能で す。さらに、Hyperion Reportingを利用することで、 EssbaseのデータやEnterpriseのデータを必要に応じて(情 TM 協力会社 Global TM EAI ツール ) 時 間 GMS-XTM これまで述べてきたGMS-X という概念がどのように具 現化されているのかを示したのが下図です。 経営効率 協業他社 業務提携会社 経営の視点 TM <Forecasting the Future with GMS-XTM> グループ企業 全体の総合力 情報技術 5. GMS-X のシステムアーキテクチャー 必要な データを 取りに行く 3. GMS-X に求められる要素 今までみてきたような、管理連結あるいはグループ経営 管理を達成するために、GMS-X には次のような要素が求 められています。 Global Management Solutions neXt(GMSX )とは、最適なビジネス・プロセスと先進 のITを統合したグループ経営管理のためのシス テム・アーキテクチャーの総称です。ここでい うシステムとは、単にソフトウェアの集合体と いう事ではなく、グループ全体としての競争優 位の確立と経営効率の追求を実現する業務運用 と情報技術の両面からみた仕組み全体を指して います。 TM 報システム部門の手を介することなく)、各自で手軽にレポ ート(帳票化)することが可能です。Hyperion Enterprise やReportingはEUC/EUD指向に則ったソフトウェアであり、 Excelとの高い親和性も確保しています。例えば、Excel上 の定型帳票に、ダイレクトにEnterpriseから情報を取得し たり、Excelを入力シートとして利用し、Enterpriseのデー タをダイレクトに更新することなどが可能です。この機能 を利用することで、例えば、海外に立ち上げたばかりで基 幹系システムの整備が進んでいないような現地法人からは、 財務情報をExcelで取得すれば即座にデータの格納が行える わけです。 一方、Hyperion Spider-Manを利用することで、グループ 内の様々な管理者に向けて必要な情報のみを、WEBを通じ て開示することが可能です。さらにはブラウザから Hyperion Enterpriseに情報を入力することも可能です。こ のような機能を組み合わせることで、前記“3. GMS-X に 求められる要素”の項でみてきたような要求に具体的に応 えていくことが可能となりました。 GMS-X のもう一つのポイントは、ETLツールの採用にあ ります。ETLツールは、データの抽出→クレンジング→ロ ードの一連の作業を自動化するツールです。この機能を利 用することで、各社のデータベースとEssbaseとがシーム レスに結ばれます。ツールの構成によっては、Essbaseか ら各社のデータベースに向けてドリルスルーし、メタデー タの内訳となるトランザクションデータを瞬時に取得する ことも可能となります。 最後になりますが、ABC/ABMやバランス・スコアカード などの最近発表された新しい経営管理ツールは、この GMS-X の一部に組み込むことができ、拡張性も確保して います。いわば、GMS-X は、情報技術の発達に伴って、 常に変革できる発展性を有しています。 なお、このようなGMS-X の短期的・経済的な導入を達成 す る た め の 手 法 と し て は 、 Accelerated Systems Integration Service(ACCSIS)が最適です。 TM TM TM TM TM 事例紹介 株式会社 ナムコ 様 『制度連結対応ソフトの選定・導入、 そし て管理連結へ』 制 度連結から管理連結へ 制度連結から管理連結へ 従来、当社㈱ナムコは10社対応の簡易連結決算パッケー ■ナムコグループ(海外) パッケージの選定基準 ジ(1997年 1 月573千円で購入)により、国内 2 社、海外 新連結基準に完全対応しているもの 5 社(欧米は各 1 社と見なす)を連結しておりました。こ 大手監査法人の関与により、専門的なアドバイスが れは、連結対象子会社の財務諸表を取り寄せ、親会社で統 中・長期的に受けられること 一エクセルシートに入力し、開始仕訳、消去仕訳をすべて 制度面ならず、経営管理ツールとしてグループ管理 起票・入力するもので、セグメントの集計は別途手作業で に適しているもの 行っておりました。 当初は制度連結、次に管理連結といった段階的導入 ■欧州 ●ナムコ・ヨーロッパLTD.(アミューズメント機器の生産・販売) ●ナムコ・オペレーションズ・ヨーロッパLTD.(アミューズメント施設経営) ●ナムコ・オペレーションズ・スペインS.L.(アミューズメント施設経営) ●ナムコ・オペレーションズ・フランスS.A.(アミューズメント施設経営) ●ナムコ・オペレーションズ・ジャーマニーGmbH(アミューズメント施設経営) ■米国 ●ナムコ・ホールディングCORP.(米国子会社の統括管理・知的財産権の保全) ●ナムコ・アメリカINC.(アミューズメント機器の開発・生産・販売) ●ナムコ・ホームテックINC.(家庭用ゲームソフトの開発・生産・販売) ●ナムコ・サイバーテインメントINC.(アミューズメント施設経営) ●エクセス・エンターテインメントINC.(アミューズメント施設経営) ●ミュージックプレイグラウンドINC.(インターネットによるインタラク ティブ・ミュージック配信事業) が可能で、二重投資を回避できるもの 1997年 6 月企業会計審議会から「連結財務諸表の見直し 得られる効果に対して安価であること に関する意見書」が公表され、個別決算中心から連結決算 中心への転換、連結キャッシュフロー計算書の導入、中間 一方、年初よりBBSさんのGMS-X (グループ経営管理 連結決算の実施といった連結ベースのディスクロージャー ソリューション)への第 1 フェーズとして月次連結の導入 の充実が図られたこと、さらに持株基準から支配力基準・ にも着手しました。従来、子会社月次を統括・管理してい 影響力基準への変更による連結範囲の拡大、税効果会計適 るグループ統括部が子会社別の月次決算を報告しておりま 用、親子会社間における会計処理統一等の連結財務諸表規 した。若干の工夫はするものの、基本的にはこの既存月次 則の改訂は、当社にとって従来の連結業務のあり方を抜本 データを生かすことで、経理 的に見直すことを強いられるすさまじいものでありました。 部およびグループ統括部の業 TM さらに、このような企業会計の変化と共に、国際化、規 務重複を避けるとともに、子 制緩和の進展、コーポレートガバナンスといった世界的な 会社側の大幅な作業負担増も 流れの中で、ますます重要視される連結ベースでのディス 避けられるわけで、結果的に クロージャー、また同業他社に対する競争力を強化するた データ一元化がグループ全体 めのグループ管理・グループ経営・戦略に、いかに迅速か での業務の効率化にもなるわ つ的確に対応していくかも急務で大きな課題となっており けです。 ました。 今後第 2 フェーズとして、 ㈱ナムコ ■アジア ●ナムコ・エンタープライゼズ・エイシアLTD.(アミューズメント施設経営) ●ナムコ台湾有限公司(アミューズメント施設経営) ●上海ナムコ有限公司(アミューズメント施設経営、アミューズメント 機器の生産・販売) このような状況の中で、急激に変化している企業環境の 連結予想、連結予算への取り いかなる変化にも対応しうるようなシステム構築をするた 組み、さらに第 3 フェーズと め、当社は1998年 7 月から連結パッケージソフトの選定に して現在Eメールにておこな 着手しました。 っているデータの授受をWEB BBSさんとの出会いは、紹介がきっかけでし 方式(スパイダーマン)での た。その後、デモンストレーションを見せて 9 月までに当社は 6 つのパッケージを 7 社から説明を受 データ授受に変更、また親・ もらったり、導入診断を受けていくうちに、 けて検討し、最終的には㈱ビジネスブレイン太田昭和さんの 子会社の月ずれ連結の修正等 導入診断を参考に、ハイペリオンを利用したソリューション の課題にも積極的に取り組ん た時は駆けつけてくれて、本当に心強いパー を選定、導入することを12月 2 日に決定、1999年 1 月より でいくつもりです。 トナーを得たと評価するとともに感謝してい うに思います。また、休日でも夜間でも困っ ができれば、こんな嬉しいことはありません。 ータをもとにテストを実施、 9 月中間期のテストを経て、記 ㈱ナムコ 株式会社ナムコ様 概要(2000年 3 月期連結) 徐々にお互いの信頼関係が築かれていったよ ます。今後は仕事上だけではないお付き合い 導入準備に入りました。さらに同年 6 月に1999年 3 月期デ 念すべき2000年 3 月期の連結業務をこのほど終了しました。 BBSさんへ一言 ※ミュージックプレイグラウンドINC.(旧社名:バーチャル・ミュージッ ク・エンターテインメントINC.)は、ナムコ・ホールディングCORP.を 通じて平成12年 4 月 7 日付で買収が完了し、当社子会社となった会社です。 ※上海ナムコ有限公司は、持分法適用会社です。 ※上記のほか、事業活動休止中の連結子会社が 3 社あります。 株式会社 ナムコ 経理部管理会計課長 柴田 隆司 様 創 業 ●昭和30年 6 月 1 日 資本金 ● 27,368百万円 売上高 ● 148,065百万円 社員数 ● 4,090名 主な事業内容 ●「遊び」を文化ととらえ、最先端技術 を駆使し、顧客の満足を第一に考えたエンターテイン メント事業を展開 ①業務用機器の開発・生産・販売 ②家庭用ゲームソフト等家庭用製品の 開発・生産・販売 ③アミューズメント施設の経営 ④アミューズメント機器、家庭用ゲーム ソフトの生産・販売の許諾および商品化許諾 事例紹介 株式会社 ナムコ 様 『制度連結対応ソフトの選定・導入、 そし て管理連結へ』 制 度連結から管理連結へ 制度連結から管理連結へ 従来、当社㈱ナムコは10社対応の簡易連結決算パッケー ■ナムコグループ(海外) パッケージの選定基準 ジ(1997年 1 月573千円で購入)により、国内 2 社、海外 新連結基準に完全対応しているもの 5 社(欧米は各 1 社と見なす)を連結しておりました。こ 大手監査法人の関与により、専門的なアドバイスが れは、連結対象子会社の財務諸表を取り寄せ、親会社で統 中・長期的に受けられること 一エクセルシートに入力し、開始仕訳、消去仕訳をすべて 制度面ならず、経営管理ツールとしてグループ管理 起票・入力するもので、セグメントの集計は別途手作業で に適しているもの 行っておりました。 当初は制度連結、次に管理連結といった段階的導入 ■欧州 ●ナムコ・ヨーロッパLTD.(アミューズメント機器の生産・販売) ●ナムコ・オペレーションズ・ヨーロッパLTD.(アミューズメント施設経営) ●ナムコ・オペレーションズ・スペインS.L.(アミューズメント施設経営) ●ナムコ・オペレーションズ・フランスS.A.(アミューズメント施設経営) ●ナムコ・オペレーションズ・ジャーマニーGmbH(アミューズメント施設経営) ■米国 ●ナムコ・ホールディングCORP.(米国子会社の統括管理・知的財産権の保全) ●ナムコ・アメリカINC.(アミューズメント機器の開発・生産・販売) ●ナムコ・ホームテックINC.(家庭用ゲームソフトの開発・生産・販売) ●ナムコ・サイバーテインメントINC.(アミューズメント施設経営) ●エクセス・エンターテインメントINC.(アミューズメント施設経営) ●ミュージックプレイグラウンドINC.(インターネットによるインタラク ティブ・ミュージック配信事業) が可能で、二重投資を回避できるもの 1997年 6 月企業会計審議会から「連結財務諸表の見直し 得られる効果に対して安価であること に関する意見書」が公表され、個別決算中心から連結決算 中心への転換、連結キャッシュフロー計算書の導入、中間 一方、年初よりBBSさんのGMS-X (グループ経営管理 連結決算の実施といった連結ベースのディスクロージャー ソリューション)への第 1 フェーズとして月次連結の導入 の充実が図られたこと、さらに持株基準から支配力基準・ にも着手しました。従来、子会社月次を統括・管理してい 影響力基準への変更による連結範囲の拡大、税効果会計適 るグループ統括部が子会社別の月次決算を報告しておりま 用、親子会社間における会計処理統一等の連結財務諸表規 した。若干の工夫はするものの、基本的にはこの既存月次 則の改訂は、当社にとって従来の連結業務のあり方を抜本 データを生かすことで、経理 的に見直すことを強いられるすさまじいものでありました。 部およびグループ統括部の業 TM さらに、このような企業会計の変化と共に、国際化、規 務重複を避けるとともに、子 制緩和の進展、コーポレートガバナンスといった世界的な 会社側の大幅な作業負担増も 流れの中で、ますます重要視される連結ベースでのディス 避けられるわけで、結果的に クロージャー、また同業他社に対する競争力を強化するた データ一元化がグループ全体 めのグループ管理・グループ経営・戦略に、いかに迅速か での業務の効率化にもなるわ つ的確に対応していくかも急務で大きな課題となっており けです。 ました。 今後第 2 フェーズとして、 ㈱ナムコ ■アジア ●ナムコ・エンタープライゼズ・エイシアLTD.(アミューズメント施設経営) ●ナムコ台湾有限公司(アミューズメント施設経営) ●上海ナムコ有限公司(アミューズメント施設経営、アミューズメント 機器の生産・販売) このような状況の中で、急激に変化している企業環境の 連結予想、連結予算への取り いかなる変化にも対応しうるようなシステム構築をするた 組み、さらに第 3 フェーズと め、当社は1998年 7 月から連結パッケージソフトの選定に して現在Eメールにておこな 着手しました。 っているデータの授受をWEB BBSさんとの出会いは、紹介がきっかけでし 方式(スパイダーマン)での た。その後、デモンストレーションを見せて 9 月までに当社は 6 つのパッケージを 7 社から説明を受 データ授受に変更、また親・ もらったり、導入診断を受けていくうちに、 けて検討し、最終的には㈱ビジネスブレイン太田昭和さんの 子会社の月ずれ連結の修正等 導入診断を参考に、ハイペリオンを利用したソリューション の課題にも積極的に取り組ん た時は駆けつけてくれて、本当に心強いパー を選定、導入することを12月 2 日に決定、1999年 1 月より でいくつもりです。 トナーを得たと評価するとともに感謝してい うに思います。また、休日でも夜間でも困っ ができれば、こんな嬉しいことはありません。 ータをもとにテストを実施、 9 月中間期のテストを経て、記 ㈱ナムコ 株式会社ナムコ様 概要(2000年 3 月期連結) 徐々にお互いの信頼関係が築かれていったよ ます。今後は仕事上だけではないお付き合い 導入準備に入りました。さらに同年 6 月に1999年 3 月期デ 念すべき2000年 3 月期の連結業務をこのほど終了しました。 BBSさんへ一言 ※ミュージックプレイグラウンドINC.(旧社名:バーチャル・ミュージッ ク・エンターテインメントINC.)は、ナムコ・ホールディングCORP.を 通じて平成12年 4 月 7 日付で買収が完了し、当社子会社となった会社です。 ※上海ナムコ有限公司は、持分法適用会社です。 ※上記のほか、事業活動休止中の連結子会社が 3 社あります。 株式会社 ナムコ 経理部管理会計課長 柴田 隆司 様 創 業 ●昭和30年 6 月 1 日 資本金 ● 27,368百万円 売上高 ● 148,065百万円 社員数 ● 4,090名 主な事業内容 ●「遊び」を文化ととらえ、最先端技術 を駆使し、顧客の満足を第一に考えたエンターテイン メント事業を展開 ①業務用機器の開発・生産・販売 ②家庭用ゲームソフト等家庭用製品の 開発・生産・販売 ③アミューズメント施設の経営 ④アミューズメント機器、家庭用ゲーム ソフトの生産・販売の許諾および商品化許諾 <セミナーリポート> <グループリポート> 『e-business時代の 革新経営管理セミナー』 開催報告 監査法人太田昭和センチュリーとの協業による システムリスクの監査・コンサルティング綜合サービス BBSグループ営業支援 公認会計士 大和田 淳 BBSグループ営業支援 金融担当 神村 昌宏 株式会社ギャブコンサルティング 営業部 部長 小林 隆久 2000年 7 月 6 日(木)津田ホール(東京・千駄 ヶ谷)において、GAB主催の「e-business時代の 革新経営管理セミナー」を開催しました。 e-businessの急速な普及をはじめ、企業を取り 巻く環境が急速に変化し、事業への取り組み、企 業間の取り組みも大きく変わっています。その中 で、真に企業価値を創造する経営(企業価値創造 経営)が要求されています。 そのような状況下で、本セミナーは、企業価値創 造経営を実現する経営管理の仕組みを平易に解説 し、また事例を通して具体的なソリューションを 紹介するものです。 出席者はいずれも経営管理の仕組みを模索されて いる方々であり、真剣に受講されていました。 プログラムは次の通りです。 1. 基調講演 ―― GAB 公認会計士 大和田 淳 TM …A社事例 2. 企業価値創造経営実現の手法 (GMS-X ) ―― BBS コンサルタント 佐々木 達人 3. 新経営管理手法ABC/ABMの導入…B社事例 ―― GAB コンサルタント 大窪 孝之 講演は次のような内容でした。 ■企業価値創造経営が必要とされる背景 ■新経営管理の仕組み ・ 事業単位の編成と責任の明確化 ・ 各事業を評価する仕組みの構築 ・ 経営コミットメントと情報の共有化 ・ 企業価値に連動した報酬制度 ・ 企業価値に基づく戦略の体系化 ・ その他 4. iモードを活用したモバイル支援システム (社内情報の共有化)… C社事例 ―― BBS SI事業部長 本田 猛志 講演終了後のアンケートでは、各プログラムに対 する関心は非常に高く、また、コンサルティング 会社に対する期待も大きいことが判りました。 ■新経営管理の仕組みの中核となる ソリューショ ンの解説とその適用事例 <今なぜ、ABC/ABMは新経営管理手法なのか> <ABC/ABMの適用> e-business急進 規制緩和による競争の激化 選択と集中 スピード 価格破壊 間接業務BPRの部分でABC/ABMを適用 ABCとは? Activity Based Costingの略で、活動基準原価計算と訳される コスト・ダウン 競争力のある価格設定 ローコスト・オペレーションの徹底 製・配・販 を通じた商品の コスト構造の分解・明確化 QC型BPR 業務の集中化 アウトソーシング 様々な商品・サービス・顧客・販売チャネルなどの対象物に使われ ているコストについて、人材、資金等の消費資源をアクティビティ を基準にして、適切にコスト再配分を行なう計算手法 @単価 × 時間 × 回数 精緻なプロセスモデルの必要性 ( ) Σ 標準リソース単価 標準消費量 ネットワークやインターネットの普及、またコンピ ュータ性能アップのスピード化は、従来の情報処理の 考え方を一変させています。即ち、単に早く、正確に、 信頼性の高い情報処理が求められるだけでなく、この 安全性の高さ、リスク管理能力の高度化が要求されて います。 新聞紙上を賑わすハッカーによるホームページの改 ざん、社員やパートナーの顧客データの漏出は会社の イメージの低下を招くばかりでなく、大きな賠償を背 負うことにもなりかねません。今や“セキュリティと リスク管理は収益である”と言っても過言ではありま せん。実際、米国の金融機関ではCIO(Chief Information Officer) と は 別 に CISO( Chief Information Security Officer)を置く企業が増えてい ます。 また日本でも金融機関へのシステム監査やセキュリ ティポリシーの策定が単なる指導から、義務化され、 国による評価がなされてきます。 そのような時、BBSグループは監査法人太田昭和 センチュリーと共同で、『システムリスクの監査、コ ンサルティングの綜合サービス』を開始いたしました。 BBSグループは、中核企業である株式会社ビジネ スブレイン太田昭和以外にコンピュータやネットワ ークのセキュリティ事業を行うGSX、金融分野の金 融事業部FBS、FBO、バイオ指紋認証のSecuGen社 等、様々なI Tおよび業務のノウハウを蓄えています。 また監査法人太田昭和センチュリーは、2000年 4 月 1 日に太田昭和監査法人とセンチュリー監査法人が 合併し、新たな仕組みの中でクライアントへのコン サルティングや公会計サービスの展開を行い、従来 より蓄積していた監査ノウハウに加えたサービスを 図っています。 監査法人、コンサルティング会社およびセキュリ ティ専門会社がコラボレーションサービスを展開す ることにより、クライアントは窓口を一つにして、 様々なサービスを重ね合わせるOne Stop Serviceが 受けられる訳です。 サービス内容は以下の通りです。 2. I T戦略・システム統合支援サービス ① I T 戦略コンサルティング ②システム統合計画コンサルティング ③大規模開発プロジェクトのプロジェクト管理コン サルティング 3.情報の電子化拡大に伴うリスク管理サービス ①顧客情報等重要情報の漏洩リスク管理コンサル ティング 4.ネットワーク拡大に伴うリスク管理サービス ①ネットワークセキュリティ監査 5.関連会社・アウトソーシング等の拡大に 伴うリスクに対するサービス ①委託先管理コンサルティング ②関連会社・アウトソーシング先への監査代行 ③金融関連子会社等の監査 6.システム停止に伴うリスクに対するサービス ①コンティンジェンシープラン策定コンサルティング ②コンティンジェンシープラン見直しコンサルティング 7.ネットワーク全般に関するセキュリティ支援サービス ①セキュリティクリニックサービス ②スキャニングサービス ③リアルアタックサービス ④モニタリングサービス ⑤リスクアナリシスサービス ⑥セキュリティポリシー作成支援サービス ⑦教育・定着化サービス 投資家へのディスクローズとマーケットへのスピ ードある対応をするために、経営上の大きな課題で あるシステムリスク管理は、必要不可欠な要素です。 是非、監査法人とBBSグループが共同で提供する 新たなサービスのご活用をお願い申し上げます。 標準活動回数 アクティビティ毎のコスト ⇒ 業務全体のコスト 1.システムリスク管理体制の確立サービス ①システム監査 ②内部監査体制構築コンサルティング ③監査体制支援 【ご連絡先】 ㈱ビジネスブレイン太田昭和 担当:グループ営業支援 神村 昌宏 TEL:03(3595)1581 E-Mail:mkamimur@bbs.co.jp <セミナーリポート> <グループリポート> 『e-business時代の 革新経営管理セミナー』 開催報告 監査法人太田昭和センチュリーとの協業による システムリスクの監査・コンサルティング綜合サービス BBSグループ営業支援 公認会計士 大和田 淳 BBSグループ営業支援 金融担当 神村 昌宏 株式会社ギャブコンサルティング 営業部 部長 小林 隆久 2000年 7 月 6 日(木)津田ホール(東京・千駄 ヶ谷)において、GAB主催の「e-business時代の 革新経営管理セミナー」を開催しました。 e-businessの急速な普及をはじめ、企業を取り 巻く環境が急速に変化し、事業への取り組み、企 業間の取り組みも大きく変わっています。その中 で、真に企業価値を創造する経営(企業価値創造 経営)が要求されています。 そのような状況下で、本セミナーは、企業価値創 造経営を実現する経営管理の仕組みを平易に解説 し、また事例を通して具体的なソリューションを 紹介するものです。 出席者はいずれも経営管理の仕組みを模索されて いる方々であり、真剣に受講されていました。 プログラムは次の通りです。 1. 基調講演 ―― GAB 公認会計士 大和田 淳 TM …A社事例 2. 企業価値創造経営実現の手法 (GMS-X ) ―― BBS コンサルタント 佐々木 達人 3. 新経営管理手法ABC/ABMの導入…B社事例 ―― GAB コンサルタント 大窪 孝之 講演は次のような内容でした。 ■企業価値創造経営が必要とされる背景 ■新経営管理の仕組み ・ 事業単位の編成と責任の明確化 ・ 各事業を評価する仕組みの構築 ・ 経営コミットメントと情報の共有化 ・ 企業価値に連動した報酬制度 ・ 企業価値に基づく戦略の体系化 ・ その他 4. iモードを活用したモバイル支援システム (社内情報の共有化)… C社事例 ―― BBS SI事業部長 本田 猛志 講演終了後のアンケートでは、各プログラムに対 する関心は非常に高く、また、コンサルティング 会社に対する期待も大きいことが判りました。 ■新経営管理の仕組みの中核となる ソリューショ ンの解説とその適用事例 <今なぜ、ABC/ABMは新経営管理手法なのか> <ABC/ABMの適用> e-business急進 規制緩和による競争の激化 選択と集中 スピード 価格破壊 間接業務BPRの部分でABC/ABMを適用 ABCとは? Activity Based Costingの略で、活動基準原価計算と訳される コスト・ダウン 競争力のある価格設定 ローコスト・オペレーションの徹底 製・配・販 を通じた商品の コスト構造の分解・明確化 QC型BPR 業務の集中化 アウトソーシング 様々な商品・サービス・顧客・販売チャネルなどの対象物に使われ ているコストについて、人材、資金等の消費資源をアクティビティ を基準にして、適切にコスト再配分を行なう計算手法 @単価 × 時間 × 回数 精緻なプロセスモデルの必要性 ( ) Σ 標準リソース単価 標準消費量 ネットワークやインターネットの普及、またコンピ ュータ性能アップのスピード化は、従来の情報処理の 考え方を一変させています。即ち、単に早く、正確に、 信頼性の高い情報処理が求められるだけでなく、この 安全性の高さ、リスク管理能力の高度化が要求されて います。 新聞紙上を賑わすハッカーによるホームページの改 ざん、社員やパートナーの顧客データの漏出は会社の イメージの低下を招くばかりでなく、大きな賠償を背 負うことにもなりかねません。今や“セキュリティと リスク管理は収益である”と言っても過言ではありま せん。実際、米国の金融機関ではCIO(Chief Information Officer) と は 別 に CISO( Chief Information Security Officer)を置く企業が増えてい ます。 また日本でも金融機関へのシステム監査やセキュリ ティポリシーの策定が単なる指導から、義務化され、 国による評価がなされてきます。 そのような時、BBSグループは監査法人太田昭和 センチュリーと共同で、『システムリスクの監査、コ ンサルティングの綜合サービス』を開始いたしました。 BBSグループは、中核企業である株式会社ビジネ スブレイン太田昭和以外にコンピュータやネットワ ークのセキュリティ事業を行うGSX、金融分野の金 融事業部FBS、FBO、バイオ指紋認証のSecuGen社 等、様々なI Tおよび業務のノウハウを蓄えています。 また監査法人太田昭和センチュリーは、2000年 4 月 1 日に太田昭和監査法人とセンチュリー監査法人が 合併し、新たな仕組みの中でクライアントへのコン サルティングや公会計サービスの展開を行い、従来 より蓄積していた監査ノウハウに加えたサービスを 図っています。 監査法人、コンサルティング会社およびセキュリ ティ専門会社がコラボレーションサービスを展開す ることにより、クライアントは窓口を一つにして、 様々なサービスを重ね合わせるOne Stop Serviceが 受けられる訳です。 サービス内容は以下の通りです。 2. I T戦略・システム統合支援サービス ① I T 戦略コンサルティング ②システム統合計画コンサルティング ③大規模開発プロジェクトのプロジェクト管理コン サルティング 3.情報の電子化拡大に伴うリスク管理サービス ①顧客情報等重要情報の漏洩リスク管理コンサル ティング 4.ネットワーク拡大に伴うリスク管理サービス ①ネットワークセキュリティ監査 5.関連会社・アウトソーシング等の拡大に 伴うリスクに対するサービス ①委託先管理コンサルティング ②関連会社・アウトソーシング先への監査代行 ③金融関連子会社等の監査 6.システム停止に伴うリスクに対するサービス ①コンティンジェンシープラン策定コンサルティング ②コンティンジェンシープラン見直しコンサルティング 7.ネットワーク全般に関するセキュリティ支援サービス ①セキュリティクリニックサービス ②スキャニングサービス ③リアルアタックサービス ④モニタリングサービス ⑤リスクアナリシスサービス ⑥セキュリティポリシー作成支援サービス ⑦教育・定着化サービス 投資家へのディスクローズとマーケットへのスピ ードある対応をするために、経営上の大きな課題で あるシステムリスク管理は、必要不可欠な要素です。 是非、監査法人とBBSグループが共同で提供する 新たなサービスのご活用をお願い申し上げます。 標準活動回数 アクティビティ毎のコスト ⇒ 業務全体のコスト 1.システムリスク管理体制の確立サービス ①システム監査 ②内部監査体制構築コンサルティング ③監査体制支援 【ご連絡先】 ㈱ビジネスブレイン太田昭和 担当:グループ営業支援 神村 昌宏 TEL:03(3595)1581 E-Mail:mkamimur@bbs.co.jp T O P I C S ㈱大門様よりACT-CS導入プロジェクトで感謝状(2000年6月5日) ㈱大門様は、酒類のディスカウント店『マインマート』 をFC展開されている年商約130億円のお客様です(ACT E W Vol.15 S 方のスキルが非常に高かった。 ユーザー)。新会計システムを、ACT-CSをベースに構 ・結果として、予定通りの短期導入が実現できた。 築される事を決定され、昨年10月よりプロジェクトが また、お客様からは導入後の効果といたしまして 開始されました。結果、本年 4 月に、成功裡に本稼働 ・ 伝票入力業務の工数削減ができた。 いたしました実績を踏まえて、特に以下の点での評価が ・ 経理部社員の経理コア業務への集中が可能になった。 高く感謝状を頂きました。 という声も頂いております。 ・ACT-CSの品質が非常に高く、不具合などが極めて少 これからも、更に品質の高いサービスをお客様へ提供し、 なかった。 N ・BBSの参画メンバーは、会計業務とシステム面の両 お客様の満足を高めたいと考えております。 GSX設立のご紹介 ㈱ギャブコンサルティング(GAB)のネットワークセ 力をつけるためといった事情があります。 キュリティコンサルティング部門であったシステム監査 また、セキュリティ市場の立ち上がりとともに、大手 事業部が、本年 4 月よりグローバルセキュリティエキス 通信会社、警備保障会社、大手コンピュータベンダー等 パート株式会社(略称GSX)として新たにスタートしま の大手資本の本格的参入が始まりました。こうした状況 した。従来から提供してきたネットワークセキュリティ の中、大量の良質な技術者の確保が急務ですが、非常に の診断業務「タイガーチームサービス」に加えコーポレ 厳しい人材獲得競争が繰り広げられています。競争に勝 ート・レベルのセキュリティポリシーの作成や各企業に ち抜くためにも資本の充実等を図っていく必要があり、 おいて情報セキュリティの向上を支援するセキュリティ 株式の公開も視野に入れ業容の拡大に努めて参ります。 組織のアウトソーシング・サービスを提供して参ります。 今後ともみなさんのご支援、ご協力をお願いいたします。 今回の新会社設立の背景には、ベンダーからのより中 立な立場でのコンサルティングに対するお客様からの強 グローバルセキュリティエキスパート株式会社 い要望と、激化するセキュリティビジネス市場での競争 専務取締役 山崎 文明 <日比谷夜景> 黒姫ハイドファーム(ビッグハウス)竣工なる! 昨年11月改修工事に着手した「黒姫ハイドファーム」 のメイン研修棟(ビッグハウス)は本年 5 月初めに竣 ゲストル−ム( 2 室)と宿泊室(移動式ベッド30名収 I T時代に相応しい極めてユニークな研修センターとし 美しい幾何学的な曲線を見せる薄緑色の屋根が 5 月 て今後内外を問わず利用が高まるものと期待されます。 の陽の下で美しく映えるのが印象的です。 は約60坪で研修室はDVDも映写出来る電動スクリーン や、30人が同時に研修出来る可動式テーブルを配置、 また厨房室と中ホールも具備しています。2 階は約70坪、 日銀が発表した 6 月の企業短期経済観測調査(短観)によ 容)があり、ゆったりとした設計となっています。 工し同23日現地にて竣工記念パーティが行われました。 完成した研修棟は 2 階建て敷地面積約300坪です。1 階 ご 挨 拶 特 集 【ご連絡先】 ㈱ビジネスブレイン太田昭和 担当:社長室 春国 勝靖 TEL:03(3595)1581 「連結会計の仕組み」 (事例:GMS-X ) TM <事例紹介> 株式会社 ナムコ様 『制度連結対応ソフトの選定・ 導入、そして管理連結へ…』 <セミナーリポート> 『e-business時代の革新経営管理セミナー開催報告』 編集後記 今回の誌面の都合上、掲載しきれない記事が続出し、選定に非常に悩 みました。また、弊社ホームページをリニューアルし、最新情報を逸 早くお伝え出来る運びとなりましたので、こちらも是非ご活用くださ い。これからも、皆様のお役に立てる記事を掲載できるよう、努力を 続けていきたいと存じます。 最後にご寄稿頂きました株式会社ナムコ 経理部管理会計課長 柴田 隆司様をはじめ、ご協力・ご支援頂きました方々に厚く御礼申し上げ ます。 ㈱ビジネスブレイン太田昭和(BBS) ㈱ギャブコンサルティング(GAB) ㈱ファイナンシャルブレインシステムズ(FBS) ㈱ファイナンシャルブレイン太田昭和(FBO) ㈱アイ・エス・エス(ISS) ㈱ミックス(MICS) ㈱ビジネス・トレーニング太田昭和(BTS) 日本セキュアジェネレーション㈱(SecuGen) グローバルセキュリティエキスパート㈱(GSX) 発 行 ● BBS GROUP NEWS編集室 〒100-0011 東京都千代田区内幸町2-2-3 日比谷国際ビル18F Tel(03) 3595-1581 URL http://www.bbs.co.jp <2000年 8 月> <グループリポート> 『監査法人太田昭和センチュリーとの協業による システムリスクの監査・コンサルティング綜合 サービス』 BBSグループ営業支援 公認会計士 大和田 淳 BBSグループ営業支援 金融担当 神村 昌宏 <トピックス> ● ㈱大門様よりACT- CS導入プロジェクトで感謝状 ● GSX設立のご紹介 ● 黒姫ハイドファーム (ビッグハウス)竣工なる! ると企業の景況観を示す業況判断指数が製造業、非製造業と も大幅に改善し、売上高や経常利益も総じて上方修正となり ました。( 7 月 4 日付日経朝刊) しかしながら景気の動向が明確となるのは、連結元年とい われる2000年 3 月期の決算が発表されてからのことと思われ ます。会社ビッグバンの先陣を飾る新連結会計制度により 「経営の視点」がグループ企業を包括した連結会計制度に向け られることになります。また企業グループの全身を透明で詳 細に写し出す仕組みに対して関係者からも熱い視線が寄せら れています。当社は早くから実務対応として「連結会計ソリ ューション」に力を注いでまいりました。今回はグループ経 営管理に焦点を合わせた特集記事を掲載いたしました。御社 の「連結会計」の取り組みに是非ともご活用くださいますよ うお願い申し上げます。 2000年 7 月 取締役社長 堀 内 英 紀
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